タイムスケジュール(予定)
14:30 キッチンカー オープン
16:30 開門
└ 再入場可
19:00 キックオフ
(´-`).o0(ロコさぬは、出席です。ライブ放送はDAZN)
天気予報
日産スタジアムの1時間天気 週末の天気【サッカー場の天気】 – 日本気象協会 tenki.jp ※2024/5/10 6:00発表
2024/5/11(土)19:00の予報
天気:晴れ
温度:20℃
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└ ペットボトル:OK
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サポーター情報
【告知】
2024.5.11 ACL決勝🇯🇵
バス待ちやります‼️16:40に東ゲート前集合でお願いします。
1人1人が12番目の選手となり
みんなで過去最高のホームを作るぞ💪🏻優勝するのは俺達だ!#fmarinos#アジアを勝ち獲ろう#横浜ゴール裏 pic.twitter.com/1MItColgK0
— 横浜ゴール裏 (@Marinos_no12) May 9, 2024
Webログ
大会概要:AFC CHAMPIONS LEAGUE (ACL) 2023-24 特集:Jリーグ.jp※一部抜粋
試合方式および勝敗の決定
■ノックアウトステージ
【1】ノックアウトステージの2試合目が終了しても勝者が決まらない場合は、前後半15分ずつの延長戦が行われる。
【2】延長戦でも勝者が決まらない場合は、PK戦を行い進出クラブを決定する。
【公式】横浜FMvsアルアインの見どころ(AFCチャンピオンズリーグ:2024年5月11日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
— アジアタイトルへの渇望は最高潮。頂に向け、まずはホームで“前半戦”
蔚山(韓国)との激闘から2週間余り。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝に初めてコマを進めた横浜FMの決戦が迫っている。西地区の雄・アルアイン(UAE)を迎え撃つ第1戦の舞台は、横浜国際総合競技場。クラブの悲願であるアジアの頂まであと1つ。2戦合計で争われるファイナルの“前半戦”は、11日の19時に火ぶたを切る。
振り返れば、横浜FMのここまでの道のりはけっして平坦ではなかった。昨年9月に開幕したグループステージはホームで仁川(韓国)に敗れ、まさかの黒星スタート。第5節も再び仁川にアウェイで敗れ、ノックアウトステージ進出の可能性を高めるには最終節で2点差以上の勝利、もしくは4得点以上での勝利が求められた。そんな崖っぷちな状況の中、ホームで山東泰山(中国)に3-0と会心の勝利を収め、2大会連続となるラウンド16進出を決めた。
準決勝までも山あり谷ありの連続だった。ラウンド16、準々決勝、準決勝すべてのステージで退場者を出した。特に決勝進出のために2点差以上の勝利が条件だった準決勝第2戦・蔚山戦は、30分までに3点のリードを奪ったにもかかわらず、上島 拓巳の退場もあり、前半のうちに2失点。アディショナルタイムを含めると90分間以上、数的不利の状況で戦ったものの、PK戦で勝利して決勝進出を決めた。
おそらく、この決勝2試合も一筋縄ではいかないだろう。横浜FMが出場した2020年以降の二度のACLでは戦ってこなかった西地区のクラブが相手という要素もある。「対策も違ってくる」と話すのは松原 健。それでも、未知の領域に挑み、その先にある歓喜をつかみ取りたい欲が先に立つ。松原はこう続ける。
「日本のクラブを代表して出る。この過密日程の中、本当に簡単なことではないとも感じた。そしてプロである以上、タイトルをいくつ獲るかはすごく重要。そして、(サッカー人生で)タイトルを獲るチャンスは何度も来るものではない。それをつかめるチャンスが目の前にある。それを全力でつかみにいくのがプロ」
松原だけではない。選手時代にUEFAチャンピオンズリーグのタイトルを獲った経験のあるハリー キューウェル監督の熱に感化され、トリコロールの面々のアジアタイトルへの渇望はいままさに最高潮に達している。
その士気高い横浜FMの前に立ちはだかるのがアルアイン。準決勝で今大会ダントツの優勝候補だったアルヒラル(サウジアラビア)を下し、決勝に勝ち上がってきた。特に準決勝第1戦で公式戦34連勝中だったアルヒラルを4-2で撃破したパフォーマンスは鮮烈だった。
エースとして君臨するのがモロッコ国籍のスフィアン ラヒミ。準決勝第1戦でハットトリックを達成し、得点ランクでは11得点でトップを独走している。[4-1-4-1]が基本布陣のアルアインのセンターFWまたは左サイドハーフを担う器用さを備えるアタッカーは、間違いなくチームの中心人物だ。
ただ、そのスフィアン ラヒミは6日に行われたUAEプロリーグではベンチ外。長距離移動となるこの日本遠征に帯同しているかどうか。この大一番を左右する注目点だろう。
[ 文:大林 洋平 ]
2024/05/08 「日本を代表するクラブに」横浜MF水沼宏太がACL決勝へ決意! 父・貴史とも「一緒に戦います」 | サッカーダイジェストWeb
— あまり意識をせず、いつも通りに
横浜F・マリノスのMF水沼宏太が、5月11日に横浜国際総合競技場で行なわれるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグ、UAEのアル・アイン戦を前に、意気込みを語った。
横浜は準決勝で韓国の強豪・蔚山現代と対戦し、PK戦までもつれ込む激闘を制した。ただ、4月24日の第2レグから中2日でセレッソ大阪とのリーグ戦を控えていたため、水沼は決勝進出を決めてからの数日を「正直、実感が湧かなかった」と振り返ったが、決勝の第1レグに向けて「すごく楽しみ」と笑顔を見せる。
水沼個人ではリーグ戦、ルヴァンカップ、天皇杯で優勝を経験している。しかし過去に4度(16年、18年、20年、22年)出場したACLでは、いずれもアジアの頂点を掴むことができなかった。だからこそ、自身5度目の今大会に懸ける想いは強い。
「僕はACLのタイトルを獲っていないので、自分のサッカー人生のなかで、アジアのチャンピオンになることはすごく大きなこと。絶対に獲りたい」
横浜のアカデミー出身で、2008年にトップチームに昇格した水沼は、その後は栃木SC、サガン鳥栖、FC東京、セレッソ大阪を経て、20年から再び横浜でプレーしている。トリコロールを昔から知る選手のひとりとして、クラブがアジアのタイトルを獲る意味を、こう語る。
「変なプライドを持ってはいけないけど、クラブに携わる人にも、ファン・サポーターにも、より日本を代表するクラブ、自分たちは横浜F・マリノスなんだという意識の高さが生まれると思う。これまでJリーグでは積み重ねてきた歴史がありますけど、アジアや世界にはあまり知られていないチームかもしれないし、日本を代表するクラブになるためにも獲らないといけない」
決勝の相手はアル・アイン。ACLは決勝まで東アジアと西アジアに分かれて試合が行なわれていたため、東アジアを勝ち抜いてきた横浜は、西アジアのチームとは初めての対戦となる。
「僕自身は年代別の代表でアジアを2回優勝しているので、中東のチームのイメージはあります。そこから時間が経っているのでなんとも言えないですけど、少なからずみんなより経験しているところがあるので、気持ちの部分だったり、ここに隙があるとか、そういったことを話せたらいいなと思います。
久々に西アジアのチームと試合ができるのはすごく楽しみです。とにかくやってみないと分からないし、アウェーではとんでもないものが待っているかもしれないけど、自分たちはあまり意識をせず、いつも通りにやりたい」
かつて日産自動車や横浜マリノス(ともに現・横浜)、日本代表で活躍し、DAZNでACLの解説を務めている父・水沼貴史氏に対しても、特別な想いを口にする。
「父は日産でも代表でもアジアの大会を経験しているので、そういう意味では負けたくないというか、父と同じように歴史に名を刻めるという喜びがあります。現行のACLになってからマリノスは結果を残せていないので、肩を並べるためにもタイトルを獲りたい。父も絶対に優勝してほしいという想いなので、それに応えたいし、父も願っていると思うので、一緒に戦います」クラブ初のアジアのタイトル獲得へ。注目必至の第1レグは、5月11日の19時にキックオフ予定だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024/05/08 アジア王者に王手の横浜。水沼宏太は「必死にもがいてきた」歩みに胸を張る。指揮官の選手目線のアプローチに感謝も | サッカーダイジェストWeb
— 「楽しむ」を体現し、栄冠を掴みたい
横浜F・マリノスは5月11日、横浜国際総合競技場で行なわれるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグで、UAEのアル・アインと対戦する。
自身5度目のACLを戦う水沼宏太は、チームが決勝に進めた要因をこう語る。
「予選では同じチームに2敗してしまって、自分たちの弱さもありましたけど、その反省を踏まえて、しっかり自分たち(のサッカー)を体現しながら“勝ちたい”“諦めない”っていうところで必死にもがいてきたから、ここまで来れたと思います。
組み合わせとか、それこそ準々決勝の山東(泰山/中国)は予選でも勝っていたので、やりやすい相手だったのかもしれないですけど、ノックアウトステージで戦ったら、また別のチームだと思いましたし、それぞれのチームの懸ける想いを感じました。それを上回ることができたのも、一つの要因だと思います」
アンジェ・ポステコグルー監督(現・トッテナム)がアタッキングフットボールの礎を築き、それを継承・進化させたケヴィン・マスカット監督(現・上海海港)が今大会のグループステージ突破までチームを率いた。また、角田涼太朗(現・コルトレイク/ベルギー)や西村拓真(現・セルベッテ/スイス)、一森純(現・G大阪)など、今は別のチームで活躍している選手たちの貢献があったからこその決勝進出でもある。
水沼も「プレミアで活躍しているアンジェに、アジアのタイトルを獲れたニュースを送ることができれば、誇らしく思ってくれるはずです。ケヴィンだけじゃなくて、去年はいたけど今年はいない選手もいるし、今年から加わった選手もいる。いろんな仲間が携わった決勝だと思うので、去年からいる身としては気持ちが強い」と話す。
24年シーズンからはハリー・キューウェル監督が指揮を執る。そのマネジメントについては、こう言及する。
「これまでの監督と同様に、歴史を変えるため、チームにタイトルをもたらすために何をしなければいけないかは一緒です。ただ、ハリーは指導者目線というより選手目線で声をかけてくれる。現役時代にチャンピオンズリーグを獲っていることもあって、『(大舞台は)楽しい大会なんだ』『楽しむことが一番だ』というアプローチをしてくれる。それはアンジェともケヴィンとも違う」
オーストラリア人指揮官の言葉が、選手たちの背中を押しているという。
「リーグ戦とACLを並行して戦うのは大変ですけど、それは強いチームしか経験できないこと。蔚山とのPK戦は緊迫感がありながらも、楽しむ気持ちがあったと思いますし、センターサークルで肩を組んで並んでいる時、相手のほうがこわばっている感じもした。それは監督のアプローチがあったからだと思う。楽しもうと言われたことで、僕自身は楽しめた」
泣いても笑っても、あと2試合。水沼だけでなくチーム全員が「楽しむ」を体現できれば、クラブ初のアジアのタイトルに近づくはずだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024/05/09 いざアジア王者へ! マリノス宮市亮は“言い表わせないほどの感謝”を胸に、ACLファイナルに臨む「誰かがヒーローにならないと勝てない」 | サッカーダイジェストWeb
— ファン・サポーター、クラブの全員で勝ちにいく
「ここで勝つと負けるとでは、天と地の差がある。ファン・サポーターもそうですけど、クラブの全員で日本を代表して勝ちにいきたい」
アル・アイン(UAE)と激突するアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝に向けて、そう意気込んだのは横浜F・マリノスのFW宮市亮だ。
蔚山現代(韓国)との準決勝は、最終的にPK戦までもつれこむ死闘となった。決着がついたホームでの第2レグは平日開催で、天候はあいにくの雨。来場者数は、今季のJリーグの平均2万人を下回る1万6098人だった。
それでも「アジアを勝ち獲ろう」の大弾幕を掲げ、大声援を送り続けたファン・サポーターの存在は大きな力になったはずで、宮市もこう振り返る。
「あの試合の最後のほうは防戦一方でしたけど、(ゴールを)入れられる気がしなかった。雨の中でもあれだけ声を出してくれるのは、間違いなく僕らを上げてくれるひとつの要因でしたし、そういった人たちのためにも踏ん張らないといけないなって。
PK戦の時はセンターサークルからファン・サポーターを見ていましたけど、あの景色は今まで体感したことのないくらい、グッとくるものがありました」
そして決勝戦に関しても「アジアのナンバーワンを決める大事な試合ですから、みんなと勝利を分かち合いたいですし、少しでも時間があるなら足を運んでほしい。最後はアウェーですけど、ACLに関してはあと2試合なので、みんなで勝ちにいきたい」と後押しを呼びかける。
中京大中京高からJリーグを経由せず、プレミアリーグの名門アーセナルに加入した宮市は、フェイエノールト、ボルトン、ザンクトパウリなどを渡り歩き、2021年夏から横浜でプレーする。その翌年には2回目の右膝前十字靭帯断裂の大怪我をしたが、それを乗り越えてピッチに立っている。
「今、ここで言い表わせないくらいの感謝の想いであふれていますし、選手としてやれているのはマリノスにいたからだと思います。数々の怪我がありましたけど、それでもピッチに立たせてもらっているので、なんとしてもこのクラブに貢献したい」
宮市は今年に入ってから公式戦でのゴールがない。だが、背番号23は「誰かがヒーローにならないと勝てないので、結果的に僕が点を決めたり、アシストをできれば嬉しいです。でも、それよりもチームの勝利が大事なので、そこにフォーカスしてやりたい」と前を向く。
クラブ初のアジアの頂点へ――第1レグは5月11日、横浜国際総合競技場で開催。横浜は先勝できるか。トリコロールの快足ウインガーの躍動にも期待したい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024/05/09 「絶対に面白い試合に」ACL初制覇へ! 横浜のキューウェル監督が大一番へ意気込み「楽しみながら、みんなで戦いたい」 | サッカーダイジェストWeb
— 「どんな壁も乗り越え、全力を尽くすチームを見ることができるはず」
横浜F・マリノスは5月9日、公式Xでハリー・キューウェル監督のインタビュー動画を公開した。
11日にホームで行なわれるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグのアル・アイン戦を前に、キューウェル監督はエキサイティングな試合になると約束した。
「F・マリノスにとっては初めての挑戦で、誰も見たことも、プレーしたこともありません。F・マリノスのファン・サポーターでなくても、サッカーが好きなら一緒に見るべきだと思います。絶対に面白い試合になります。どんな壁も乗り越え、全力を尽くすチームを見ることができるはずです」
そして、全力のサポートを懇願した。
「スタッフやコーチからの激励ももちろんですが、選手はファン・サポーターからの声援を楽しみにしています。コロナ禍において声援がない時期を経験しているからこそ、ファン・サポーターがいないとサッカーは成立しないことを知っています。スタジアムに満員のファン・サポーターが集まった時、選手やチームに与える高揚感は本当に大きいです。満員のスタジアムでプレーすると選手は最高の気分になります」
オーストラリア人指揮官は「決勝戦を楽しみながら、みんなで戦いたいと思います」と意気込んだ。
横浜のACL初制覇はなるか。注目の第1レグは11日の19時にキックオフ予定だ。
⚓━━━━
━━━━⚓️#ハリーキューウェル 監督
「満員のスタジアムでプレーすると選手は最高の気分になります」#ACL 2023/24 決勝 第1戦は、5/11 (土) 横浜国際総合競技場で19時キックオフみんなで、#獲るぞアジアの頂点を。#fmarinos #ACLFinal pic.twitter.com/S0RaXcEruE
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) May 9, 2024
2024/05/10 “韓国の視点”で見るACL決勝 横浜FMナム・テヒとアル・アインMFの「コリアン・ダービー」に注目!|スポーツソウル日本版
横浜F・マリノスとアル・アインによるACL決勝で「コリアン・ダービー」が実現する。
5月11日、横浜国際総合競技場では横浜FM対アル・アインのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦が行われる。
準決勝で蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)とPK戦までもつれる死闘を制し、クラブ初のアジア制覇まであと一歩に迫った横浜FM。対するアル・アインも2021年ACL王者アル・ヒラルを破り、2016年以来7大会ぶりの決勝進出を果たした。
そんなファイナリストの両クラブには、横浜FMにMFナム・テヒ(32)、アル・アインにMFパク・ヨンウ(30)とそれぞれ韓国人選手が在籍している。
ナム・テヒは昨年夏にアル・ドゥハイルを退団して横浜FMに完全移籍。パク・ヨンウも同年夏、蔚山からアル・アインへと移籍した。
ナム・テヒは準決勝第2戦で、ユース時代を過ごした“古巣”蔚山相手に2アシストの活躍を披露。パク・ヨンウもグループステージ2試合欠場を除き、準決勝まで10試合フル出場を果たすなど、いずれもチームのファイナル行きに貢献した。
— ACL決勝で実現する「コリアン・ダービー」
ともに母国のKリーグクラブではなく、他国クラブの一員として決勝の舞台に立つナム・テヒとパク・ヨンウ。
実は、Kリーグ勢以外の他国クラブに所属する韓国人選手同士がACL決勝で対戦するのが今回で2度目だということをご存じだろうか。
上記のケースが初めて実現したのは2015年大会。
当時は東地区から中国の広州恒大(現・広州FC)、西地区からUAEのアル・アハリが決勝に進出したが、広州にはDFキム・ヨングォン(34、現・蔚山HD FC)、アル・アハリにはDFクォン・ギョンウォン(32、現・水原FC)と、後にガンバ大阪でもプレーする韓国代表の左利きCBが両クラブに在籍していた。
韓国メディアからは「コリアン・ダービー」とも称された同大会決勝は、アル・アハリ・ホームの第1戦ではキム・ヨングォンが欠場するも、広州ホームの第2戦では2人とも先発フル出場し、韓国人選手対決が実現。
結果はキム・ヨングォン擁する広州が2戦合計スコア1-0で制し、クラブ史上2度目の優勝を果たした。
なお、アジアサッカー連盟(AFC)が発表した大会ベストイレブン「ACL2015ドリームチーム」では、キム・ヨングォンとクォン・ギョンウォンがともに選出され、CBコンビを組んでいた。
それから8大会ぶりに、今度はナム・テヒとパク・ヨンウがACL決勝の舞台に立つことになった。まずは横浜FMホームでの第1戦となるが、2度目の「コリアン・ダービー」を制してアジア王者に輝くのは一体どちらだろうか。
— 番外編:ACL決勝と韓国人選手の「関わり」
現行方式となった2002-2003シーズン以降、前回(2022年)まで行われたACLの20大会において、Kリーグ勢が決勝に進出したケースは10大会。
そのほかの10大会のうち、Kリーグ勢が決勝まで残らず、他国クラブ所属の韓国人選手が決勝を戦ったケースは5大会ある。
キム・ヨングォンとクォン・ギョンウォンが戦った前述の2015年のほか、2014年には元京都サンガF.C.のDFカク・テヒ(42)がアル・ヒラル所属で決勝を経験。
2018年には、GKクォン・スンテ(39、現・鹿島GKアシスタントコーチ)とDFチョン・スンヒョン(30、現アル・ワスル)が鹿島アントラーズのACL初制覇に貢献した。
直近では、元FC東京のDFチャン・ヒョンス(32、現アル・ガラファ)がアル・ヒラルの一員として2019年と2022年の決勝で浦和と対戦した。ちなみに、2021年も浦項(ポハン)スティーラーズとの決勝を戦っている。
逆に、現行ACLでファイナリスト両クラブに韓国人選手が在籍していなかったケースは5大会。2002-2003(アル・アイン優勝)、2005年(アル・イテハド優勝)、2007年(浦和優勝)、2008年(ガンバ大阪優勝)、2017年(浦和優勝)がそれだ。
ただ、2013~2022年の直近10大会で見ると、浦和が優勝した2017年以外の9大会で、Kリーグ勢が決勝に進むか、ファイナリストのクラブに韓国人選手が在籍していた。
2024/05/10 サッカーACL 決勝の第1戦を前に 横浜F・マリノスの選手が調整 | NHK | サッカー
サッカーのアジアナンバーワンクラブを決めるACL=アジアチャンピオンズリーグの決勝の第1戦が11日に行われるのを前に、初優勝を目指す横浜F・マリノスの選手たち調整を行いました。
ACLの決勝は、初優勝を目指すF・マリノスとUAE=アラブ首長国連邦の強豪、アルアインがホームアンドアウェー方式で2試合の合計得点を競います。
第1戦が11日にF・マリノスのホーム、日産スタジアムで行われるのを前に、選手たちは神奈川県横須賀市の練習グラウンドで調整を行い、冒頭の15分が報道陣に公開されました。
この中でキャプテンの喜田拓也選手やベテランの水沼宏太選手、それに準決勝の第2戦で2得点をマークした植中朝日選手などがパス回しの練習などで汗を流していました。
水沼選手は「ACLはチームの歴史にとって、とても重要なタイトルになると思うので、まずはあすのホームの試合で強さを見せられるように死に物狂いでやりたい」と意気込んでいました。
また、植中選手は「いい状態を保つことができているので、その勢いをあすの試合にぶつけたい。ACLで優勝すれば自分のサッカー人生で初めてのタイトルなのでゴールという結果で貢献したい」と話していました。
横浜F・マリノスに関わる
すべての人々で挑むアジアの頂点をかけた闘い
錨を上げろ。 さあ、新しい世界へ。
みんなで、#獲るぞアジアの頂点を。#ACL 2023/24 決勝 第1戦はいよいよ明日、横浜国際総合競技場で19時キックオフ。#fmarinos #ACLFinal pic.twitter.com/ICWXbhfjTu
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) May 10, 2024
これまで築いてきた栄光の数々
2024年、新たな歴史の1ページを頂点まであと一つ
いざ、悲願のアジア制覇へAFCチャンピオンズリーグ2023/24 決勝
横浜F・マリノス vs アルアイン@prompt_fmarinos#獲るぞアジアの頂点を#Jリーグ #ACL pic.twitter.com/1BR48z7Ogc— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 10, 2024
ACL決勝を控えた古巣 #横浜F・マリノス に向けて #エリキ 選手がエール。
「クラブの歴史を新たに塗り替える岐路に立つマリノスのアジア制覇を願っています。マツバラ(#松原健)やシン(#畠中槙之輔)には優勝の美酒を味わえるよう頑張ってほしいと伝えた」。
(エルゴラ町田担当:郡司聡)#fmarinos pic.twitter.com/ru4hGbCI0I— 首都圏J1/サッカー新聞エルゴラッソ記者班 (@EG_shuto1) May 9, 2024
日刊スポーツ「トリコロールの決戦」
2024/05/08 【ACL】横浜水沼宏太、34年越しの決勝勝利へ「父と一緒に闘う」貴史さんの期待背負い大一番 – ACL : 日刊スポーツ
<トリコロールの決戦1>
横浜がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で悲願の初優勝に挑む。
中東の強豪アルアイン(UAE)と11日にホーム、25日にアウェーで対戦する。「トリコロールの決戦」と題して、決勝に向けた話題を紹介する。第1回はMF水沼宏太(34)の思い。父貴史さん(63)は日産自動車(現横浜)時代にACLの前身、1989-90年アジアクラブ選手権で決勝まで勝ち上がったが敗れている。父の期待も背負い、大一番に向かう。
トリコロールを身にまとい、1980年代後半の日産自動車は国内タイトルを総なめにした。その当時の主力の1人が貴史さんだった。華麗なボールタッチで攻撃を組み立て自らも得点する。オスカー監督のもと89-90年の大会で決勝へ進出。遼寧東葯(中国)と戦い、1-2、1-1の2戦合計2-3と惜敗した。
宏太はその90年の2月生まれ。もちろん当時の記憶はない。「日産がアジアの大会で結果を残したと聞いていた。父はアジアをめちゃくちゃ経験しているし、結果も残している。父と同じように歴史に名を刻めるという喜びがあります」。
日産自動車はクラブ選手権に敗れた翌91年、各国のカップ戦王者が集うアジア・カップウイナーズカップで優勝している。ただシーズンを勝ち抜いた真の王者が集うクラブ選手権の方が価値は高い。だからこそクラブにとっても悲願のアジア制覇となってくる。
03年から大会はACLと変更されたが、前身大会も含めて横浜(日産自動車)は9回出場。決勝進出は貴史さんがいた時以来、34年ぶり2度目だ。16強が2回、1次リーグ敗退が5回と苦戦を強いられてきた。現地への移動、異なる文化や雰囲気。ピッチ外の要素がより多く絡むからこそ、たくましさが求められる。
宏太はアジアに強い。06年のアジアU-17選手権(シンガポール)で日本代表の主将として優勝し、W杯出場を手にした。10年にはU-21代表で臨んだアジア大会(中国)でも金メダルを獲得。決勝の相手は今回のACLと同じ「UAE」だった。「みんなより経験しているのはある。気持ちの部分とか、こういうところにスキがあるというのを話したい。アウェーではとんでもないものが待っているかもしれないが、あまり意識せずにやる」。
逆境、非日常が大好き。「“ど”アウェーは楽しい。高ぶる試合があれば黙らせたい。ACLも中国のアウェーは一番楽しかった。フィリピンもスタジアム、街の感じとかも」。Jリーグと並行する超過密日程にも「マインドを変える必要がある」と意に介さない。環境を受け入れ、ポジティブに捉えられるところは明るい父親譲りなのだろう。
貴史さんは解説者として見守る。「ACLなら完全にマリノスを応援できるからやりやすいって言われます。絶対に優勝してほしいと願っているので応えたい。ここは父と一緒に戦う。肩を並べるためにもこのタイトルは絶対に取らなきゃいけない」。34年の時を超える勝利へ、父と同じ右サイドをひた走る。【佐藤隆志】
◆トリコロール チームカラーは赤、白、青のトリコロール。フランスの三色旗を想起させるものだが、横浜の赤は「瞬発力と情熱」、白は「集中力と潔白さ」、青は「冷静さと港町・横浜の海」を表している。
○…横浜はACLを前にした浦和戦に1-2と敗れた。エースのA・ロペスが警告累積で不在となる中、攻めきれなかった。準決勝で蔚山(韓国)を下した後は、C大阪、磐田と引き分けるなど2分け1敗と勝ち星なし。キューウェル監督は「ファイナルサードの丁寧さが足りない。ただ中央のボールを収めるところが改善されればうまくいく」と悲観はしていない。今季は無得点が続くFW宮市も「信じてやり続けるしかない。ひたむきにゴールを目指す」と誓った。
2024/05/09 【ACL】「オズの魔法使い」キューウェル監督「この瞬間を楽しもう」抜群の勝負師が決戦に挑む – ACL : 日刊スポーツ
<トリコロールの決戦2>
「オズの魔法使い」。横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督(45)は現役時代そう異名を取った。見る者を魅了するボールテクニック。その「マジック」はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)という厳しい勝負の中で生きている。1月に監督に就任すると最初のミーティングでこう発した。
「ACLを取れるチャンスが今、目の前にある。絶対に取りに行きたい」
「人生の中でこういうチャンスはそうそう訪れることはないから、この瞬間を楽しもう」
名門リバプールで04-05年の欧州CLを制している。世界中のプロ選手が憧れる大会こそが「チャンピオンズリーグ」。アジアに舞台が変わっても思い入れは強い。その指導術は選手目線。勝負を楽しめ-。繰り返し選手にこう伝える。
「いい選手は笑ってプレーしている。笑顔を見せながらサッカーをしてほしいとよく言うんです」とは宮市の証言だ。プロの世界では想像以上の心理的重圧がかかる。ミスはできない。そんな心境に拍車がかかる。だからこそ自身の経験から気持ちを解きほぐす。10年間も欧州で戦った宮市をして「なかなかそういう言葉って監督から聞いたことはなかった。僕ら選手もちょっと肩の荷が下りるというか、本質であるサッカーを楽しまないといけないなと考えさせられる」。
ACLの決勝トーナメントはどれも紙一重の勝利だった。特に準決勝の蔚山(韓国)戦は前半にDF上島が退場となり、10人で延長戦まで戦い抜いた。防戦一方の中で耐え、PK戦で競り勝った。厳しい状況だからこそ、逆に楽しもうとする心理面が勝負を左右した。水沼はこう証言する。
「やってやろうぜ、みたいな。楽しいという気持ちがあった。向こうの選手は顔がこわばっている感じがした。監督のアプローチが違ったんじゃないかな。楽しもうと言われて振る舞いが違った」。PK戦4人目、水沼は楽しくて仕方がないというように「にやけた感じで」ゴールを決めた。
水沼が続ける。「ハリーはCLを取っている。難しいけど、めちゃくちゃ楽しいもんだよ、と指導者というより選手目線で伝えてくれる。楽しむことが一番なんだと。それはアンジェ(ポステコグルー監督)とかケビン(マスカット監督)と違っている」。
欧州1部リーグで監督経験はなく、当初は指導手腕に疑問符も付いた。だがふたを開けてみれば抜群の勝負師ぶり。決勝の相手アルアイン(UAE)は手ごわいが、恐れることはない。横浜には「魔法使いハリー」がいる。【佐藤隆志】
2024/05/10 【ACL】横浜の強さは「一体感」歌い続けるサポーターと選手の支え合いの連鎖が絆を強くする – ACL : 日刊スポーツ
<トリコロールの決戦3>
「タクミはどこだ?」
横浜F・マリノスがアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝でPK戦の末に蔚山(韓国)を下した直後、宮市は上島を探した。
CBとしてチームの躍進を支えた選手。だが前半39分、相手の突破を阻もうと滑り込んだ際、転がったボールが手に当たった。ぬれたピッチも災いした。意図的ではなかったが、決定機阻止のハンドと判定されて一発退場。追加タイムも含めれば延長まで90分ほどを10人で耐えた。「彼のパフォーマンスがあってのこの舞台、責任を感じるタイプだから」。宮市は気にするなと言わんばかりに、仲間の輪の中へ引き込んだ。
上島が言う。「勝利の時は(ベンチ裏の)階段のところで見ていたんですけど、うれしい気持ちと、みんなが喜んでいるところにはいられない悔しさがあった。複雑な感情、無力さがあった」。そこに宮市の行動だった。「1人の人間として気遣いのできる素晴らしい人だと感じました。みんなも迎えに来てくれて、マリノスって素晴らしいチームだなと思いました」。
感謝の言葉が向けられた宮市自身、仲間に支えられて今がある。22年7月の日本代表戦で右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂した。両膝合わせて4度の大けがを負った。引退を考えた。だが代表から戻った鹿島戦。日産スタジアムには「待ってるぞ」の横断幕があった。全選手が宮市の17番入りウエアで登場。心が突き動かされた。「数々のケガはありましたけど、今もこうやって選手でやっているのはマリノスの選手でいたからこそだと思います」。支え合いの連鎖がチームの絆を強くしている。
横浜の強さとは「一体感」。選手誰もがそう口をそろえる。それはチームだけの話でなくマリノスファミリーとして、だ。苦しい時こそスタンドにはサポーターがいる。雨でずぶぬれになっても、アウェーでブーイングに声をかき消されても、ひたすら歌い続ける。その声や姿は応援という領域を超え、会場全体を神々しく包み込んでいる。守護神ポープが言う。「声を切らさず応援してくれる声は、ピッチに立ちながらいつも感じている。疲れている選手には本当に心強いサポートになっています」。
ここまでは水曜夜の開催だったACLだが、ファイナル第1戦は土曜日開催。日産スタジアムはマリノスブルーで埋め尽くされる。会場全体が一体となり、アジアの頂点へと向かう。「今まで携わってきた人すべてでタイトルを取りに行く」。主将、喜田の言葉に力が入った。【佐藤隆志】
アルアイン情報
2024/05/07 UAEのアル・アインは強いのか? 警戒すべき左サイドこそ狙い目。シンプルなカウンターでヤン・マテウスのドリブルから好機を掴みたい【ACL】 | サッカーダイジェストWeb
— 11試合で11ゴール。準決勝・第1レグでハット達成
ACLのセミファイナルで、蔚山現代との死闘を制し、クラブ史上初となる決勝進出を果たした横浜F・マリノスだが、アジア王者への大きな難関が待っている。
現行のACLは準決勝まで東西に分かれて大会が行なわれており、ファイナルは東のチャンピオンと西のチャンピオンによるアジアの頂上決戦を意味する。
今回、西地区を勝ち上がったのは、UAEのアル・アイン。ノックアウトステージでは、クリスティアーノ・ロナウドを擁するサウジアラビアの名門アル・ナスル、さらに過去4大会で三度の決勝、二度の優勝を飾っているアル・ヒラルを破って、2016年以来となる決勝進出を決めた。
そのアル・ナスルやアル・ヒラルほど、法外な資金力でビッグネームを集めているわけではないが、元アルゼンチン代表FWのエルナン・クレスポ監督のもとで組織的にもまとまっている。
攻撃の中心を担うのは、モロッコ代表FWソフィアン・ラヒミと、10番を背負うレフティのパラグアイ代表FWアレハンドロ・ロメロだ。
鋭利なストライカーであるラヒミは母国の名門ラジャ・カサブランカで台頭し、当初は欧州での挑戦に意欲を示していたが、2021年にアル・アイン移籍を決断した。今シーズンのACLでは11試合で11ゴールという驚異的な得点力を発揮しているが、大きな話題を集めたのは、アル・ヒラルに挑んだ準決勝の第1レグだ。
開始早々、UAE代表のMFヤヒア・ナデルが上げようとしたクロスが相手ディフェンダーに当たってディフレクトし、そのボールに抜け出して先制点を挙げると、ロングボールに飛び出してPKを獲得し、これを決めて2点目。さらにPKで3点目と、ハットトリックを達成した。
武器はスピードだが、柔らかいボールコントロールからの狙いすましたフィニッシュは、蔚山現代の猛攻を度重なるビッグセーブでしのいだGKポープ・ウィリアムにとっても脅威となるだろう。
もう一人のロメロは、アルゼンチン出身のクリエイティブなアタッカーで、中盤から前線まで幅広くプレーできる。得点力もあるが、何と言っても仲間のゴールを演出する、左足のパスセンスが武器だ。
ロメロとラヒミのホットラインは横浜が最も警戒するべきアル・アインのストロングだが、その他にもアルゼンチン出身の小柄な俊足アタッカーであるマティアス・パラシオスなど、特長的なアタッカーが揃っている。
“飛び道具”として特に注意したいのは、左サイドバックから鋭い攻め上がりを見せるブラジル人DFエリキだ。そのエリキが準決勝の第2レグで決めたゴールは、アル・アインの理想的な形と言える。
左からエリキがドリブルを仕掛けて、ロメロ、ナデルと繋いで、タイミング良く飛び出したエリキが右足を一閃したのだ。
アル・アインは左からの攻撃に強みがあるのは間違いないが、言い換えれば守備の隙も生じやすい。横浜の基本スタイルとしては中盤でボールを動かして、良い形で3トップにボールを預けることが主眼となるが、アル・アインが前がかりになったところで、うまくインターセプトできれば、シンプルなカウンターから右ウイングのヤン・マテウスによるドリブルを活用して、ゴールを狙うシーンも出てきそうだ。
— 中盤の支配では横浜にやや分があるか
攻守のオーガナイズを司るのが、韓国代表MFパク・ヨンウ。アジアカップでは痛恨のパスミスからヨルダンにゴールを奪われて、ベスト4敗退の批判にあったが、中盤からの組み立てとバランスワークで、目立たないながらアル・アインの“心臓”として機能。準決勝の第2レグでは、自陣の守備で奮闘しながら時にカウンターの起点にもなっていた。
センターバックは、コートジボワール出身の大型DFクアメ・オートンが人に強く、UAE代表のDFハリド・アル・ハシェミが統率力とカバーリングに優れるタイプだ。
彼らが横浜のエースであるアンデルソン・ロペスを簡単にフリーにすることはないはずだが、二列目から植中朝日などがうまく絡んでいければ、マンツーマンに近い形になり、ロペスが一瞬の動き出しでフリーになりやすくなるはずだ。
アル・アインもしっかりとボールを回せるチームではあるが、中盤の支配権に関しては横浜にやや分があると見ている。ただ、アル・アインはここまでACLの戦いにおいて、システムも固定せずに戦ってきている。アル・ヒラルとの準決勝がそうであったように、決勝でも対横浜、さらに言えばアウェーとホームでシステムや選手の配置を変えてくる可能性も否定できない。
おそらく横浜での第1レグは0-0でも御の字というスタンスで来るかもしれないが、どんな形であろうと、ラヒミとロメロは常にゴールのチャンスをうかがっているので、ボールを握れている時間帯でも、一発の裏返しを警戒しながら、得意のハイラインでの戦いに持ち込みたい。
第2レグがアウェーというレギュレーションは不利になりやすい向きもあり、念願のファイナルということで、アル・アインのサポーターも熱狂的な応援で、チームを後押ししてくるはずだ。もっとも、横浜にとって有難いのは、オアシスに位置するアル・アインのピッチが比較的、良好なことだ。
横浜としては自分たちの強みを忘れることなく、しかし、準決勝の蔚山現代戦で見せた粘り強さをミックスして、アジア王者の座を掴み取ってもらいたい。
文●河治良幸
2024/05/09 アジアCL決勝、横浜F・マリノスが戦うアル・アインは「シュート打った数より打たれた数のほうが多い」チーム |Qoly サッカーニュース
11日にキックオフされるAFCチャンピオンズリーグ2023-24シーズンの決勝戦ファーストレグ。
ここまで勝ち上がってきた横浜F・マリノスは、この第1戦目をホームの日産スタジアムで戦う。相手はUAEの名門アル・アインである。
それを前に『theanalyst』はこの横浜F・マリノス対アル・アインの試合を分析しており、以下のように書いていた。
「横浜F・マリノスの強みはボールキープ力であり、過去2シーズンのAFCチャンピオンズリーグ東地区で最高の平均ポゼッション率を示している。昨季は66.2%、今季は61.2%だ。
ハリー・キューウェル率いるチームは今季の大会を通じて圧倒的な攻撃力を維持しており、1試合あたりのシュート数は18.6本とトップだ。全試合で10本以上のシュートを放っているが、その成功率は9.4%とベスト8のチームで最も低い。
ポゼッションの能力を誇る横浜F・マリノスと対戦するアル・アインは、守備が成功の鍵になるだろう。
アル・アインは決勝にまで進出したにもかかわらず、実はここまでの試合でシュート数より被シュート数のほうが多いという珍しいチームだ。144本のシュートを放った一方で、174本のシュートを撃たれている。
今季のAFCチャンピオンズリーグではボールをあまり持たず、平均ポゼッション率は50%で、敵陣でのパス率は39%に過ぎない。
横浜F・マリノスの平均ポゼッション率が61.2%であることを考えれば、それはかなり低い数字であることがわかる。
なお、Optaのスーパーコンピュータによる分析予想では、この11日に日産スタジアムで行なわれる試合で横浜F・マリノスが勝利する確率は46.4%となっている」
ボールをポゼッションできる横浜F・マリノスと、逆にボールをキープしないことで強みを発揮しているアル・アイン。互いに性格が違うチーム同士の対戦となりそうだ。
なお、引き分けになる確率は25.1%、アル・アインが勝利する確率が28.5%であるとのことだ。
こけまりログ:ACL2023/24 試合結果
【ノックアウトステージ】
R16 sec.1【スタジアム観戦情報まとめ】2024/2/14(水)日本時間21:00KO AFCチャンピオンズリーグ2023/24 ラウンド16 第1戦 バンコク・ユナイテッドFCvs.横浜F・マリノス@タマサートスタジアム
R16 sec.2【試合結果Webニュースまとめ(1○0)】2024/2/21(水)20:00KO AFCチャンピオンズリーグ2023/24 ラウンド16 第2戦 横浜F・マリノスvs.バンコク・ユナイテッドFC@横浜国際総合競技場
準決勝 sec.2【試合結果Webニュースまとめ(3○2(5PK4))】2024/4/24(水)19:00KO AFCチャンピオンズリーグ2023/24 準決勝 第2戦 横浜F・マリノスvs.蔚山現代(ウルサン ヒョンデ)@横浜国際総合競技場
【グループリーグ】
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