【スタジアム観戦情報まとめ】2024/3/13(水)19:00KO AFCチャンピオンズリーグ2023/24 準々決勝第2戦横浜F･マリノスvs.山東泰山(サントウタイサン)足球倶楽部＠横浜国際総合競技場

— ４強への道を切り拓け。今度も先手必勝を

横浜FMにとってクラブ初となる“アジア４強”が懸かる、AFCチャンピオンズリーグ準々決勝第２戦。山東泰山（中国）の本拠地・済南で激闘を繰り広げた１週間前の第１戦から、舞台を横浜FMのホーム・横浜国際総合競技場に移して迎える。アウェイチームは９日に国内リーグ戦を戦ったため、長距離移動を伴う中３日の強行日程なのに対し、ホームチームは先週末にリーグ戦がなく、中６日と休養十分。第１戦を２－１で先勝した横浜FMは１点のリードに加え、コンディション、地の利など多くの要素で優位なだけに、このアドバンテージを生かして押し切りたい。

47,667人の大観衆が詰めかけた第１戦は、横浜FMのサポーターがチャントを歌うと激しいブーイングが浴びせられるなど、完全アウェイの中でキックオフを迎えた。山東泰山はエース・クリサンをベンチスタートにした影響もあり、５バックを選択。その急造システムによって守備が機能しない序盤に横浜FMのアンデルソンロペスが先制点を奪うと、69分にはヤンマテウスが追加点を挙げる。アディショナルタイムに１点を返され、両ベンチに退場者を出して荒れ模様となったが、横浜FMがアウェイで価値ある勝利を手にした。

横浜FMの準決勝への進出条件は勝利または引き分けとなる。90分間の１点差負けで延長戦に突入、２点差負けで敗退となり、まだまだ予断を許す状況ではない。主将・喜田拓也も勝って兜の緒を締める。

「まだ何も勝ち得ていないので、満足することは一切ない。（第２戦も）また自分たちの力で切り拓きたいし、良い準備をすることに尽きる。何もつかんでいないことをチームで共有しながら最高の準備をして、戦いに挑む」

第２戦でも先手必勝のスタンスで臨むことが重要だろう。その姿勢を支えるのが第１戦で好調だったGK、DF陣だ。第１戦から継続してソリッドな守備が求められるのは言うまでもない。上島拓巳は言う。

「DFとしては良い形で耐えられている。第１戦では相手のパワープレーに対し、自分とエドゥ（エドゥアルド）で強さを出せた。最後の失点は悔しいが、厳しいアウェイで勝利したのは非常に価値があるし、自信を持って次のホーム戦を迎えられる」

もちろん、第１戦のアディショナルタイムの失点は痛くないわけではないが、個の能力が高い外国籍選手を擁する山東泰山のアタッカー陣を抑え込めた手ごたえのほうが大きい。

そこで気になるのがクリサンの出場可否だろう。９日に開催された中国スーパーリーグ第２節・北京国安戦ではベンチ外になっており、間に合うか微妙な状況。また、第１戦で最も怖さを見せていたバレリカザイシュビリやフィニッシュシーンに絡んだマテウスパトはベンチスタートから途中出場しており、この第２戦を見据えてターンオーバーしている。

山東泰山は川崎Ｆとのラウンド16を逆転で勝ち上がってきており、地力は十分。第１戦でも互いに得点機会を作っていただけに、前線のタレントがそのチャンスを仕留められるかがポイントになりそうだ。

［文：大林洋平］

　
　
2024/03/12 中国・山東が仰天行動…公式練習参加は若手５人だけ、主力選手はどこへ？　１３日にＡＣＬ横浜ＦＭ戦 – スポーツ報知

　１３日に横浜ＦＭと準々決勝第２戦で対戦する中国の強豪・山東が、大胆不敵な行動に打って出た。

　１２日に日産スタジアムで行われた公式練習に参加した選手は５人だけ。地元記者によると「全員、ヤングプレーヤーズだ（苦笑い）」とのことで、横浜ＦＭ戦出場の可能性が限りなくゼロに近い選手たちだという。ピッチは使用せず、室内練習場での調整となった。

　大会規定により、チームは前日練習の冒頭１５分間を報道陣に公開する義務があるが、５人の若手選手による談笑（と手遊びゲーム）に１０分、けだるそうなボール回しに５分を費やしただけで、公開時間が終了となった。チームはボールすら持ってきていなかったため、運営側が急遽貸し出した。

　天候不順を理由に主力組は別施設で調整を行ったとみられ、負傷状況が不明なエースのブラジル人ＦＷクリサンの状態など、主力選手のコンディションを隠すことに成功した形となる。

　山東のホームで行われた第１戦は横浜ＦＭが２―１で勝利しており、山東にとっては勝利のみが求められる一戦。ルールの盲点を突いた驚きの行動に、主催のＡＦＣ（アジア・フットボール連盟）関係者も苦笑いだった。

　公式会見に出席した元韓国代表指揮官の崔康熈監督は「必ず勝たなければならない」などと言い残し、とんだ茶番劇が繰り広げられた“公式練習”を見ることなく足早にスタジアムを去った。

　
　
2024/03/12 「100パーセントでやり切る」横浜DF永戸勝也が山東泰山とのACL第２戦に向けて意気込み！コンディションにも自信「怪我してからの状態では一番良い」 | サッカーダイジェストWeb

— 「ボールをコントロールして攻撃を活性化したい」

　横浜F・マリノスは３月12日、翌日に控える山東泰山（中国）とのアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）準々決勝第２戦に向けた前日会見を実施。ハリー・キューウェル監督とともに出席したDF永戸勝也が意気込みを語った。

　６日に行なわれた敵地での第１戦を２－１で勝利した横浜。クラブ初の４強進出に向け、永戸は「明日の試合は次のステージに進むためにすごく重要」とし、「簡単な試合にならないと思っているので、100パーセントでやり切ることがマスト。そこに向けて良い準備に努めたい」と強調した。

　昨年10月のACLグループステージ第３戦で右ハムストリングを負傷し、長期離脱を余儀なくされていた永戸は、２月21日のACLラウンド16のバンコク・ユナイテッド（タイ）戦で復帰。リーグ戦はまだ出場こそないが、山東泰山との第１戦にも途中出場して勝利に貢献している。

　自身のコンディションについて訊かれると、「間違いなく怪我してからの状態では一番良い」と不安を一蹴し、こう続けた。

「明日はボールを持てるシーンが多いと思うので、ボールを失わずにしっかりコントロールして攻撃を活性化したい。守備のところもロングボールからの守備が増えると思うので、そういった面で良さを出せたら」

　在籍３年目を迎えた29歳の、チームを勝利に導く活躍に期待だ。

取材・文●金子徹（サッカーダイジェスト編集部）

明日の #ACL 準々決勝山東泰山戦を前に #上島拓巳選手に意気込みをうかがってきました！

準決勝進出へ #マリノスファミリーみんなの力を結集して、スタジアムで選手たちを後押ししましょう✊#fmarinos #キクマリ #行くぞアジアの頂点へ #アジアを勝ち獲ろう pic.twitter.com/MZPjYWncor

— キックオフF•マリノス【キクマリ】 (@tvk_fmarinos) March 12, 2024

#横浜FM 初の“アジア4強”が懸かるACL準々決勝第2戦・山東泰山戦の前日会見。出席した #永戸勝也選手は「100％でやり切ることがマスト。（昨年10月に）ケガして以降、一番いい状態。恐れることなくプレーします」。イケメン度合いも頼もしさも増してます！

（エルゴラ横浜FM担当大林洋平）#fmarinos pic.twitter.com/WuwqTJPFB8

— 首都圏J1／サッカー新聞エルゴラッソ記者班 (@EG_shuto1) March 12, 2024