【スタジアム観戦情報まとめ】2023/9/15(金)19:00KO Ｊ１第27節横浜F･マリノスvs.サガン鳥栖＠ニッパツ三ツ沢球技場

— 会心の勝利をリーグ戦の勢いに。横浜FMはCBの人選が肝

インターナショナルマッチウィークを挟んで、約２週間ぶりのリーグ戦再開となる。横浜FMはAFCチャンピオンズリーググループＧ第１節・仁川戦が週明けの19日に組まれたことを受け、今節は『金Ｊ』としてニッパツ三ツ沢球技場に鳥栖を迎える。リーグ戦２連敗中の横浜FMは今季最後の開催となる“三ツ沢”で、2019年以降、公式戦無敗と相性の良い鳥栖相手に勝利を目指す。対する鳥栖も６戦未勝利と調子が上がらない。６月のＪリーグYBCルヴァンカップＡグループ第６節では“三ツ沢”で大敗しているだけに、リベンジと約２カ月ぶりの勝利を狙う位置づけとなる。

２位・横浜FMは前々節で横浜FCに１－４、前節で柏に０－２と下位相手にまさかの連敗を喫し、神戸に首位を譲った。リーグ戦中断期間中のルヴァンカップ準々決勝第１戦でも札幌に２－３と逆転負け。ところが、公式戦３連敗で迎えた10日の第２戦では、急きょ、CBに入った喜田拓也と水沼宏太の活躍もあって、３－０で快勝し、逆転で準決勝進出を決めた。

カップ戦で挙げた会心の勝利の余韻が漂う中、横浜FMとしてはリーグ戦に勢いをつなげたいところ。そのためにはCBの人選が肝となる。連敗中はCBのビルドアップからリズムを作れず、守備も崩壊して公式戦３戦で計９失点を喫した。ルヴァンカップ準々決勝第１戦で脳震盪のため交代した實藤友紀や第２戦を欠場した上島拓巳を戻す選択肢もあるが、本職はボランチながら第２戦で出色の出来だった主将・喜田を連続指名する一手も捨てがたい。また、８月に一度は復帰したものの、再び離脱している角田涼太朗の再復帰も近づいており、今後、中３～４日で続く連戦も考慮しながら慎重な起用が求められる。

CBと同様、右ウイングも注目ポジション。ふくらはぎに痛みを抱えるヤンマテウスが欠場した影響もあり、連敗中は機能しなかった印象が強い。ただ、水沼がルヴァンカップ準々決勝で４得点に関与し、絶大なインパクトを残した。その水沼は明治安田Ｊ１第11節・鳥栖戦以降、リーグ戦ではベンチスタートが続いており、約４カ月半ぶりに先発に戻ってくるかが焦点の１つとなる。

対する13位・鳥栖は低空飛行が続いている。前節・広島戦は入りからエンジンがかからないまま開始早々に失点を喫し、前半途中からカウンターなどで盛り返したものの、１点が遠く、逆に追加点を許して無得点で敗れた。直近６試合で奪った得点は『４』。一度も複数得点がなく、得点力不足にあえいでいる。

今節の相手はリーグ最多得点を誇る横浜FM。６月のルヴァンカップＡグループ第６節では１－６と大敗していることから、まずはハイプレスを軸としたソリッドな守備網を敷くことが最優先事項となる。その上でいかに決定機を確実にモノにするか。攻守両面でハイレベルなタスクが求められる中、それらを完遂したときに７試合ぶりの白星が待っている。

元来、高強度を売りにする両者。真っ向勝負で優ったチームが上昇へのきっかけをつかむはずだ。

［文：大林洋平］

　
　
【プレビュー】勝ち切れない両者が狙う勝点3。横浜F・マリノス対サガン鳥栖の見どころ｜日程・放送・配信予定｜Jリーグ | DAZN News JP

【国内サッカープレビュー】明治安田生命J1リーグは9月15日と16日と17日にかけて第27節が開催。ニッパツ三ツ沢球技場では、首位を追う横浜F・マリノスがサガン鳥栖と激突する。

インターナショナルマッチウィークを挟んで、約2週間ぶりの再開となるJ1リーグ。金曜日の夜にはニッパツ三ツ沢球技場で横浜FMと鳥栖が勝点3をかけて相対する。

横浜FMは負けられない試合となる。前々節の横浜FCとのダービーを1-4で落とし、前節の柏レイソル戦も下位相手にまさかの0-2の敗戦。ここで連敗を喫したことで神戸に首位を譲る形となった。周りも勝ち点を落としていることもあり大きな差はついていないが、ここからもう一度、這い上がっていく必要があるだろう。

中断期間中に行われたルヴァンカップ準々決勝では北海道コンサドーレ札幌に初戦こそ逆転負けを喫したが、第2戦では3-0で快勝して逆転で準決勝進出が決定。この勢いをリーグ戦に生かしていきたいところだ。

今節、ホームで行うニッパツ開催は今季最後となる。相手は相性の良い鳥栖だけに変わらず自分たちのスタイルを貫いていくことで、勝利を手繰り寄せたい。鍵を握るのは主将の喜田拓也。ルヴァンカップでは急遽CBを務めて無失点に貢献したが、今節はボランチとCBのどちらで起用されるかはポイント。最近なかなか後方から動かしがうまく行っていないため、ルヴァンカップ同様に喜田を後ろで使う可能性もあり得る。ビルドアップで相手の守備を攻略できるかに注目したい。

一方、鳥栖は直近6試合で勝利なしと苦しい状況が続く。勝ち点こそ最下位の湘南ベルマーレと「13」離れているため、そこまで大きな不安はないが、勝ち切れない試合が続くと最後に残留争いに巻き込まれる可能性もあるだけに勝ち点を積み重ねていきたいのは確かだ。前節のサンフレッチェ広島戦も一度追いついたものの、突き放されて敗戦と、なかなか攻撃で多くの得点を取れていないことは課題で、そこは改善していきたい。

ただ、横浜FM戦では守備面での集中もかなり重要度が高くなってくる。破壊力ある攻撃をいかに止めるかがまず第一の関門となることから、相手の攻撃をうまく抑えるハイプレスを生かしつつ、押し込まれた時には堅固な守備で跳ね返していきたい。その上で、素早い攻撃から得点を奪っていけるか。ここまでチーム最多得点を奪っている長沼洋一には攻守両面での活躍が求められそうだ。

互いになかなか勝ち星がついてこない中、ここで勝利を手にするのはどちらか。注目の試合は15日19時キックオフだ。

　
　
2023/09/14 横浜　20年以来のリーグ3連敗阻止へMF水沼「勢いだけじゃなかったんだなという証明ができれば」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

　横浜F・マリノスは14日、神奈川県横須賀市内で15日の鳥栖戦（ニッパツ）に向けて全体練習を行った。

　10日のルヴァン杯準々決勝第2戦の札幌戦では3―0で勝利し、2戦合計5－3で準決勝進出を決めた。ケビン・マスカット監督は「この（ルヴァン杯の）札幌戦の2試合はポジティブな部分が多く、特に攻撃では素晴らしい部分を見せてくれた」とチーム状態が上向いていることに手応えを示し、現在2連敗中のリーグ戦に向けては「鳥栖も相手によっていろいろ変化をしていい形でやっているので簡単な試合にはならない。自分たちがやってきた姿勢を崩さずにこの試合で出すことが大事。いいパフォーマンスを出したい」と話した。

　3連敗となれば、リーグ戦では20年以来3年ぶりとなる。10日の札幌戦で1得点1アシストの活躍を見せ、12～15年は鳥栖でプレーしたMF水沼宏太は「リーグ戦の悪い流れを断ち切るためにルヴァン杯があったと思う。あそこで勝ちきったのは間違いなく勢いが出ると思う。勢いだけじゃなかったんだなという証明ができれば」と4月29日の名古屋戦以来のリーグ戦先発が濃厚な一戦へ意気込んだ。

　
　
2023/09/15 横浜MF水沼　鳥栖戦で5カ月ぶりにリーグ戦先発へ　3連敗阻止へベテランの力に託す― スポニチ Sponichi Annex サッカー

　15日の鳥栖戦で横浜MF水沼が4月29日の名古屋戦以来、約5カ月ぶりにリーグ戦で先発することが濃厚となった。

　準決勝進出を決めたルヴァン杯準々決勝の札幌戦では2戦合計2得点2アシストと絶好調。

　リーグ戦は現在2連敗中で3連敗となれば20年以来3年ぶりとなるだけに、最終調整したベテランは「（ルヴァン杯で）勝ちきったのは間違いなく勢いが出る。勢いだけじゃなかったと証明できれば」と連敗阻止を誓った。