月刊 栗原勇蔵-クラブシップ・キャプテン-(2021年7月号)


月刊 栗原勇蔵-クラブシップ・キャプテン-(2021年7月号)

2021/7/31 Google画像検索より

(´-`).o0(宮崎キャンプに同行していた模様)
 
 

Jリーグ「月間ベストディフェンシブプレーヤー」選出(2021/7/17)

【月間表彰】「まさに理想のDF」 栗原勇蔵×森重真人対談…対人の技術を磨いた”原動力”とは? | フットボールゾーン

— 6月のベストディフェンシブプレーヤーはFC東京の森重真人を選出

 スポーツチャンネル「DAZN」とパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との連動企画で、元日本代表DFとして活躍した栗原勇蔵氏は6月のJリーグ「月間ベストディフェンシブプレーヤー」に6月開催の3試合を無失点勝利で終えたFC東京の森重真人を選出。同じDFとして、日本代表でも一緒にプレーした栗原が森重の凄さを紐解いた。

  ◇   ◇   ◇

栗原 はじめまして! 今日は忙しいところありがとうございます。

森重 はじめまして!って(笑)。お久しぶりです。お元気ですか?

栗原 こうやってちゃんと仕事しているよ。今、DAZNとJリーグのメディアパートナーとで決める月間表彰を行っているんだけど、その「ベストディフェンシブプレーヤー」の表彰を担当させてもらっています。それで今回、6月の月間ベストディフェンシブプレーヤーに森重真人選手を選出させていただきました!

森重 ありがとうございます! うれしいですね。

栗原 6月のプレーで印象的だったのは、第18節の横浜FC戦の28分にゴールラインぎりぎりでクリアした、まさに1点を防いだシーンです。さすがは危機察知能力が高いなと。6月のFC東京の3試合はクリーンシートで勝利していて、若い選手が多く在籍していてメンバーが変わるなかで、このシーンにも象徴されるようにモリゲ(森重)の経験値、守備力の貢献度は非常に大きい。改めてモリゲに代わる選手はいないと感じたので、トータルでの選出になります。

森重 確かに5月末のサンフレッチェ広島戦からゼロが続きましたけれど、逆にその前の、4月の川崎フロンターレ戦からは5連敗していて、失点も多かったんです。僕自身も最初のほうはボランチをやっていて、ディフェンスラインが不安定だなと感じていたので、自分がセンターバックに戻った時に守備を立て直せるように、というのは考えていました。それが数字と結果で表れているのはうれしいですね。自分がセンターバックに戻って無失点が続いているのは、正直ホッとしています。

栗原 見ていて感じるのは、長谷川(健太)監督はいろいろな選手を起用しているけれど、やっぱり存在感っていう意味では「モリゲだよね」ってなっているのかなと。モリゲはボランチでももちろん機能していたけど、センターバックにいるとさらに安定している。ちなみにボランチをやってセンターバックに戻ってから、さらにプレーに余裕が生まれている気がするけど、実際はどうなの?

森重 まず運動量が全く違いますね。それにボランチは全方向からボールが来るので、それを経験したあとにセンターバックをやると落ち着いてプレーできるというのは感じますね。

栗原 よりパワーアップした感じがするんだよ。さすがです! モリゲも今年、34の年でしょ? 「年を取ったな」って感じることはあるの?

森重 年を重ねて、ムダなことは省いていくというか、若い時は全部自分がやろうとしていたんですけれど、そんなにいろいろやらなくてもセンターバックの仕事がきちんとできていれば、それで十分に評価されるんだなというのは、ここ数年やっていて分かった新しい発見でした。僕からすると、今までやっていたことをやらないでラクしている感じがありますし、今のほうが、よりセンターバックとしての仕事に集中できているという周りの評価もあったので、そこは年を重ねてから「これでいいんだ」ぐらいの感覚でできています。なのでここ数年は、いい方向にいってるなと自分でも感じています。

栗原 モリゲと言えばセンス抜群という印象で、なんでもできちゃうから、あれもこれもとやりすぎたんだろうね。

森重 基本的に欲張りな人間なんですよね(笑)。

— 森重が対戦して感じる嫌なFW、良いDFとは

栗原 効率良くやれるようになってきて、さらにセンターバックとしての味が出てきた感じもする。これまでモリゲとはサッカーの話をじっくりしたことがなかったけど、モリゲがこれまで長くJリーグでプレーしてきて「こいつ凄いな」と感じた選手っている?

森重 それぞれの時代によってありますけれど……。やっぱり自分が若い時の外国籍選手は衝撃的だった記憶がありますね。浦和レッズにいたワシントン、エメルソンは強烈だったなあと。

栗原 俺も彼らの名前を必ず出すんだけど、自分が若かったからなのか、そもそも彼らのプレーの質や能力が尋常なく高かったからなのか、どっちなんだろうって考えるんだよね。今、Jリーグでプレーしている外国籍選手ともちょっと違う気がしていて、もっと強烈だったイメージがあるんだ。川崎フロンターレのジュニーニョとかさ。

森重 ジュニーニョもそうですね。でも今、勇蔵さんが言ったみたいに、確かに自分自身が若かったから感じている部分もあるのかなと思いますね。

栗原 あとは、昔は守備が組織的じゃなかったのもあるのかもしれないよね。1対1の勝負みたいだったし。でも、FC東京にはディエゴ・オリヴェイラ選手をはじめ、強烈なFW陣もいるので、普段の練習でやはりディフェンスの質も上がっているのかな?

森重 それはあると思いますね。うちにはディエゴに加えて、レアンドロ、アダイウトンが前線にいて、3人で攻撃が完結してしまう。タイプは違いますけれど、攻撃で違いが生み出せる選手たちですからね。

栗原 じゃあ今、実際に対戦していて、凄いなと感じるFWって誰かいる?

森重 上田綺世選手(鹿島アントラーズ)かな。小さくて細い選手なのかなと思っていたら、背が高くてがっしりしている。常にセンターバックの嫌なところにいて、そこから動き出すんですよ。それを、1試合を通してやっていたので、パスが出てきたら点が取れる選手だなと対戦してみて感じました。

栗原 俺の目に狂いはなかったわ(笑)。俺も同じで、上田選手かなと思ってた。あの馬力ってなかなか日本人にはないものだし、そのうえでスピードも、ジャンプ力もある。確かになかなか他にいない選手だなって思うよ。

森重 身体能力が高いとどうしてもそこに頼り勝ちですけれど、ちゃんと嫌なところにポジションを取っていて、駆け引きも上手いなと感じますね。

栗原 センターバックではどう? 誰かいる?

森重 うーん、町田浩樹選手(鹿島)はいいんじゃないですかね? 僕はあまりサッカーの試合を見ないので、対戦した時の印象しかないですけど(苦笑)。ヘディングも強くて、スピードも遅い感じはしなかった。しかも190センチぐらいの身長。あの高さはやっぱり武器だし、それでいてボール扱いも上手いのは本当にいい選手だなと思った印象があります。

— 森重のDFとしての良さはサイズがないがゆえのプラスアルファ!?

――栗原さんが現役の時に何度も対戦してきましたし、日本代表でも一緒にプレーされた経験があると伺いました。お互いのプレーについてはどのような感想を持っていたのですか。

森重 勇蔵さんは代表の時から人に強いという印象がありますね。どちらかというと、自分にちょっと足りない部分を持っているとすごく感じていました。

栗原 そう? モリゲは対人がめちゃくちゃ強いイメージだよ。ディフェンスの上手さはもちろんあるし、ビルドアップやボールコントロールの上手さもある。点も取れるし、まさに俺の理想というか、なんでもできるDFでマツさん(松田直樹)に近いと思っている。それに代表で一緒だった時に感じたんだけど、体がめちゃくちゃごついわけじゃないのに当たり負けしない。セットプレーの練習の時に手で押さえられたことがあって、「こいつ、すげー手首強いな」と思ったことがある。ボンバー(中澤佑二)もそうだけど、相手をコントロールする腕の力が凄いなって。これは、FWも動けなくなるよって(苦笑)。

森重 僕は体の大きさがないので、空中戦の時にちょっとポジションでミスしたりすると、ヘディングが届かなったりするんですよ。だからサイズがないがゆえのプラスアルファみたいな感じなんです。僕からすれば、体のサイズ感はコンプレックスでもあるので、大きいセンターバックと比べられた時に引けを取らないようにしなきゃいけないという思いはずっとありました。だから恵まれていない分、当たり前のことをしっかりやっていましたね。

栗原 実際に大きい選手にも負けていないし。何が足りないんだ(笑)? 

森重 やっぱりサイズですよね。

栗原 もちろんサイズはあるに超したことはないけど、あっても動けない選手もいるから。でも、モリゲの場合は体のサイズ以上にいろんなことができる。もし、誰かに変わっていいよって言われたら、間違いなく俺は「森重真人」って言うからね。

森重 うれしいですね。ありがとうございます!

栗原 まだまだコロナ禍でのシーズンは続くけど、昨年からなかなかファン・サポーターの皆さんとのふれあいがないじゃない? スタジアムにお客さんがいることとか、試合中の拍手とか、改めてファン・サポーターの存在の大きさを感じたんじゃない?

森重 いやー、それは本当にめちゃくちゃありがたいなと感じています。スタジアムや練習場に来られない状況でも、ファンレターや手紙が届きますし、SNSでたくさんコメントも届きます。僕は公式ブログをやっているので、そこでも交流があったりします。もともとファン・サポーターのありがたさというのは分かっていたつもりですけれど、コロナ禍になって改めて見てくれている、応援してくれる人が自分のモチベーションになっていたんだというのは、昨年は本当に感じましたね。

栗原 そうだね。応援してくれる人がいなかったら、ただ単にサッカーをやっているだけになってしまうからね。年を重ねてくると、より応援してくれる人の有難みを感じるよね。それが幸せなんだよ。

森重 僕自身、長く東京にいるので、いい時ばかりじゃなくて、迷惑をかけていた時期もあったので(苦笑)。応援してくれるファン・サポーターのためにも、次は僕らが与えるじゃないですけど、彼らへの恩返しのためにも、目に見える結果をチームに残したいなと思うようになりましたね。

栗原 じゃあ、あとはJ1でのリーグ優勝を勝ち取るだけだね。

森重 そうですね。僕自身、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)、天皇杯、J2リーグ優勝は経験しましたが、J1でのリーグ優勝だけがまだ手にしていないので、そこは狙いたいですね。リーグ優勝って、1年間結果を出し続けて最後に与えられるもので、継続してやり続けることや結果を出し続けることって難しいなと個人的にも感じていましたし、自分自身もそれが苦手なタイプだと感じています。

2019シーズンに横浜F・マリノスが優勝した時も、残り数試合で逆転できるチャンスがあったのに、他のチームに手こずってしまって苦しい状況で横浜FMとの最終戦を迎えました。あの時、自分のサッカー人生に置き換えても、結果を出し続けることの難しさを改めて突き付けられた感じがしたんです。まだまだ僕のサッカー人生は続くので、その課題にしっかりと向き合い、結果を出し続けて、Jリーグタイトルを取るところにチャレンジしていきたいですね。

栗原 引退するまでには最低でも1、2回は優勝してほしいな。期待しているよ!

 
 

宮崎キャンプ/横浜F・マリノス.vsヴェロスクロノス都農(2021/7/25)


 
 


 
 


 
 

Webログ

2021/07/22 「久保クラスならワンチャンスで十分」 元日本代表DF、殊勲の決勝弾の”間合い”を評価 | フットボールゾーン

— 栗原勇蔵氏が南アフリカ戦の決勝弾を解説、殊勲の一撃に隠された駆け引きとは?

 森保一監督率いるU-24日本代表は22日、東京五輪のグループリーグ初戦で南アフリカと対戦。引いて守る相手を崩しきれない時間が続いたが、後半26分にMF久保建英(レアル・マドリード)がカットインから鮮やかな一撃を決めて1-0で勝利した。元日本代表DF栗原勇蔵氏は、「上手く巻いて、隙を突いた素晴らしいゴール」と称賛している。

 前半から再三相手ゴールに迫った日本は、MF三好康児(アントワープ)が1対1の決定機を生かせないなど、守勢に回った南アフリカを攻めあぐねた。

 後半に入っても久保、堂安律(PSV)らを中心に攻勢を強めたなか同26分、MF田中碧(デュッセルドルフ)のサイドチェンジを起点にゴールが生まれる。久保がペナルティーエリア右でボールを受けると、カットインから素早く左足を一閃。ボールは南アフリカのDFスブシソ・マビリソとDFレポ・マレペの間を切り裂き、左ポストをかすめてゴールに吸い込まれた。

 日本の“五輪第一号”にして、殊勲の決勝ゴールとなったが、栗原氏はあのシチュエーションでは対峙したマビリソもなす術がなかったとDF目線で分析する。

「南アフリカは5バック気味で引いて守り、あのゴールシーン以外は中を固めていました。ゴールの場面、久保のカットインに対して本来だったらボランチだったり、2列目の選手がカバーに来ないといけない。サイドの選手は基本、縦をやられるほうが印象が悪くなるので縦を切るもの。中は切っているけど、(マークに)ついていきづらい。そこで久保は中にカットインして、一番得意な形に持っていった。あの間合いになると(久保は)左利きなので中に行きやすいし、あの場所であれだけ足を振らせてもらえれば、久保クラスだったらワンチャンスで十分。上手く巻いて、完璧に隙を突いた素晴らしいゴールでした」

 栗原氏は、スコアレスの焦れる展開が続いていたなかで、後半26分に久保のゴールが生まれたことにも意味があったと語る。

「南アフリカが集中していたので、あと5分、10分(ゴールが)遅ければどんどん焦りになってくると思うし、あのゴールでまず負けはなくなった。このあともう1点獲りにいくのか、もしくはこのままクローズしにいくのか、試合展開を自分たちで作れました。あれ以上遅いと危なかったと思います。1-0というスコアを鑑みても、スーパーゴールに近い久保が贔屓目抜きに今日のMVPでしょう」

 日本が世界に誇る至宝は、南アフリカ戦でワンチャンスをモノにして強烈な輝きを放った。

 
 
2021/07/25 「メキシコを飲み込んだ」 堂安―久保のホットライン弾の”効果”を元日本代表DFが評価 | フットボールゾーン

— 栗原勇蔵氏は酒井―堂安で崩し、完璧な横パスから久保が仕留めた場面を称賛

 U-24日本代表は25日、東京五輪のグループリーグ第2戦で強豪のメキシコ代表と対戦。MF久保建英の2試合連続ゴール、“10番”のMF堂安律がPKで追加点を奪い、2-1で2連勝を飾った。元日本代表DF栗原勇蔵氏は、「完全に出鼻をくじいた」と先制点のシーンを高く評価している。

 日本は初戦の南アフリカ戦(1-0)でベンチスタートだったMF相馬勇紀を左サイドハーフに入れ、2列目中央に久保、右サイドハーフに堂安が並ぶ形となった。そして立ち上がりの前半6分、日本が誇るレフティーコンビが輝きを放つ。右サイドバックのDF酒井宏樹が縦パスを出すと、堂安が相手の背後を取って抜け出す。そして右足でマイナスのラストパスを送ると、走り込んできた久保がトーキックで相手のわずか前でシュートを放ち、2試合連続となる先制ゴールを決めた。

 さらに日本は同12分、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からの進言を受けた主審が突破を図った相馬を倒したメキシコのファウルを取ってPKを宣告し、これを堂安が中央に決めて2-0。後半に相手が1人退場者を出すなかで1点を返されるも、2-1と逃げ切ってグループリーグ突破へ前進した。

 栗原氏は「完全に出鼻をくじいた」と、ゴールを決めた時間帯、決めた選手、内容を称える。

「初戦は酒井と堂安のコンビネーションは不発気味だった気がしました。そのなかで、酒井―堂安ラインで縦に行って、そこから最高の横パス。そこに久保がちゃんと入ってきて、理想的な展開だったと思います。良い時間帯に、日本のストロングポイントと言われている2人で点を取ったし、崩しもすごく良かった。相馬がPKをもらって、堂安が決めた2点目を含めて、序盤でメキシコを飲み込む理想的な立ち上がりだったと思います」

— 数的優位に立ったあとのゲーム運びは修正点

 初戦では決勝点を挙げた久保が文句なしでMVPの活躍だったが、メキシコ戦に関しては「今日に限っては誰か1人を選ぶのは難しい」と栗原氏は全選手を高く評価する。

「前回よりもみんな持ち味を出していたと思います。1トップの林(大地)も攻守で良かったし、三好(康児)に代わって出場した相馬も得点に絡んだ。ダブルボランチも守備がかなり効いていたし、最終ラインも集中して守っていた。前半に関しては『日本強いな』『2試合目にしてギアが入ってきたな』と感じました」

 もっとも、後半40分に失点してしまったように、栗原氏は「ただ、選手交代もあったとはいえ、相手が(後半23分に)退場したあとのほうが少し止まってしまった感があった。そこはテンションを合わせて行かないと、今後痛い目に遭う可能性があります」と課題を指摘する。

「南アフリカに勝って、メキシコにもなんとか勝って、次もフランスと一つも気を抜けない。グループリーグ3戦全勝で行くのと行かないとではだいぶ違うので、(28日の)フランス戦は今日以上の試合を見せてほしいです」

 日本は次のフランス戦、引き分け以上で決勝トーナメント進出が確定する。

 
 
2021/07/28 「金メダルも現実味を帯びてきた」 元日本代表DFがフランス撃破に感じた”総合力” | フットボールゾーン

— 栗原氏は3戦連続弾の久保、そのゴールを引き出した上田の積極性を評価

 U-24日本代表は、東京五輪男子サッカーのグループリーグ第3戦でフランスと対戦し、MF久保建英の3戦連続ゴールなどで4-0と快勝した。全16チームで唯一の3連勝で決勝トーナメント行きを果たし、元日本代表DF栗原勇蔵氏も、「優勝の現実味を帯びてきた」とその充実ぶりを評価している。

 森保一監督は負傷で開幕2戦を欠場したDF冨安健洋をスタメン起用。左サイドハーフにはDF旗手怜央を配置し、1トップにはFW上田綺世が入った。

 立ち上がりから一進一退の試合は、どちらのチームもなかなかゴール前の場面を作れずに進んだ。しかし、迎えた前半27分、ペナルティーエリア内の右サイドから上田が思い切って右足を振り抜くと、相手GKが弾いたボールにMF久保が反応。シュートは相手に当たりながらゴールに吸い込こまれた。

 久保の3試合連続弾で先制した日本はさらに前半34分、久保のラストパスから上田がGKとの1対1のビッグチャンスでシュートをセーブされたが、そのこぼれ球を長年フランス1部マルセイユでプレーしたオーバーエイジのDF酒井宏樹が押し込んで追加点を挙げた。

 後半25分には途中出場のMF三好康児が3点目、終了間際にはFW前田大然がダメ押しゴールを決めて4-0で勝利した。栗原氏は先制点の場面、日本人史上初の五輪グループリーグ3戦連続弾をマークした久保を称賛するとともに、直前にシュートを放った上田も高く評価する。

「久保はあのポジションに入ってくる実力はもちろん、相手に少し当たりながらもネットを揺らす運をここに持ってこれるのが凄い。そういう星の下に生まれたものは、これまでの日本サッカーの歴史でもトップクラスだと思います。そして、上田はもともとスタメン候補だったなかで、怪我もあって出番が限られてきました。今日も100%じゃなかったかもしれないけど、体のバネを感じたし、やっぱり力強さがありますね。一瞬のスピードと、体を捻って逆サイドに打つ筋力は、日本人離れしている。林(大地)も良いプレーをしていたけど、2人ともタイプが違うので、次(準々決勝)はどちらを使うのか、難しい選択になるかもしれません」

— 「今の日本は歯が立たなそうなチームが見当たらないくらい」

 日本は各大陸を勝ち上がった強豪が揃うなかで、唯一3連勝で決勝トーナメント進出の切符を勝ち取った。ベスト8はB組2位のニュージーランドとの対戦となるが、今の日本は「金メダル」の目標にそのままの勢いで突き進むほどの勢いだと栗原氏は話す。

「国で言えば、フランスは格上。快勝だし、試合運びも盤石で、こんなに安心して見ていられる守備陣はあまりない。久保、堂安(律)とタレントが前にいる中で、吉田、冨安、酒井とどっしりしていて、崩されて失点したのは予選ではなかった。途中交代で出た選手も結果を出して、すべての流れが日本に向いている。今までは半信半疑の所があったけど、歯が立たなそうなチームが見当たらないくらいで、金メダルという目標も現実味を帯びてきた気がします」

 一発勝負となるニュージーランド戦は、酒井が累積警告で出場停止。森保監督が誰を代役に立てるのかも含めて、注目ポイントになりそうだ。

 
 

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