【動画配信まとめ】2021/5/1(土)14:00KO J1第12節 FC東京vs.横浜F・マリノス@味の素スタジアム ※無観客試合(リモートマッチ)


タイムスケジュール(予定)

14:00 キックオフ ※無観客試合

▼ライブ配信
 DAZN(生中継) 13:50~
 解説:戸田和幸 実況:桑原学 インタビュアー:高木聖佳
 
 

天気予報

味の素スタジアムの1時間天気 週末の天気【サッカー場の天気】 – 日本気象協会 tenki.jp ※2021/4/30 4:00発表

2021/5/1(土)14:00の予報
天気:晴れ
温度:21℃
風 :南 5m/s
 
 

FC東京 オフィシャルホームページ

2021/04/25 緊急事態宣言に伴う試合開催方針について|ニュース|FC東京オフィシャルホームページ※一部抜粋

FC東京では、政府の緊急事態宣言発出およびJリーグの試合開催方針に基づき下記のホームゲームがリモートマッチ(無観客試合)での開催となりました。

□対象試合
2021明治安田生命J1リーグ第12節
2021年5月1日(土) FC東京 vs 横浜F・マリノス(14:00キックオフ/味の素スタジアム)

 
 

Weblog

【公式】FC東京vs横浜FMの見どころ(明治安田生命J1リーグ:2021年5月1日):Jリーグ.jp
 └ ユニフォーム情報:2nd(白)

— 打ち合い必至の熱戦。明るい材料を結果につなげたいFC東京

3連敗中のFC東京と、開幕戦で敗れて以降6勝3分と負けなしの横浜FM。チーム状態が対照的の両チームが味の素スタジアムで激突する。

ホームのFC東京は調子が下降気味である。初のJ1制覇に向けて大一番であったはずの明治安田J1第9節・川崎F戦を2-4で落とすと、そこから福岡戦、鳥栖戦と1点差でゲームを落として3連敗となった。90分の中でどこかスキが生まれてしまう戦いぶりが続く中で、長谷川 健太監督は「決めるべきところを決められていないこと。あとは粘り腰。点を取れないときに粘り切れない守備の部分など、攻守でかみ合いが少し悪い。そこのかみ合いを良くするためにいろいろと試行錯誤をしないといけない」と課題を指摘。「現状、うまく結果が出ない中で沈みがち。ここをみんなで力を合わせてしっかり乗り越えることが大事になってくる。長いシーズン、チームにこういう時期は1回や2回、必ず来る。ここをどうやって切り抜けていけるかが大事なポイントになる」と続け、苦境に立たされながらもそこから抜け出すためにチーム全員で戦っていくしかないと話した。

ミッドウィークにはJリーグYBCルヴァンカップBグループ第4節・徳島戦を戦い、リーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えた中でプレーオフステージ進出を決めた。リーグ戦で結果が出ていない中でも明るい材料はあるだけに、良い流れを今節にもつなげていきたい。その徳島戦で日本デビューを果たし、来日初ゴールとなる貴重な同点弾を決めたブルーノ ウヴィニのリーグ戦デビューにも注目が集まる。

一方、横浜FMは徐々に調子を上げ、現在は4位につけている。攻撃的なサッカーのイメージが強い中で今季は守備の安定が光り、ここまで8失点。1試合1失点ペースを切っている状態だ。加えて、ここ最近は攻撃陣にもエンジンがかかってきた。前々節・札幌戦で3ゴールを奪って逆転勝ちを飾ると、前節の横浜FC戦では5得点で完勝。“横浜ダービー”で力の差を見せつけた。さらにミッドウィークにはルヴァンカップDグループ第4節・仙台戦を戦い、ゴールラッシュを披露。ルーキーの樺山 諒乃介にプロ初ゴールが生まれるなど、公式戦2試合連続で5ゴールと勢いが止まらない状態になっている。

FC東京の長谷川監督、横浜FMのアンジェ ポステコグルー監督がともに2018年に就任して以降、両者の対戦は点の取り合いになる試合が多い。5-2でFC東京が制した初対戦を皮切りに、昨季までのリーグ戦6試合中5試合で3ゴール以上が生まれており、味の素スタジアムでの対戦では17ゴールも生まれている。

打ち合い必至のこのカード。青赤がファストブレイクでトリコロールを呑み込むのか、トリコロールがアタッキングフットボールで青赤をねじ伏せるのか。リモートマッチの静けさを忘れさせるくらい、今季も熱い攻防が待っていることだろう。

[ 文:須賀 大輔 ]

 
 
達成間近の記録について【明治安田J1 第12節】:Jリーグ.jp※一部抜粋

■個人記録■
<J1通算出場>
實藤 友紀(横浜FM)通算100試合まであと1試合

 
 
2021/04/29 打ち合い多いFC東京戦…横浜DF畠中「油断せず」強力攻撃陣封じ誓う― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 J1横浜は29日、来月1日のアウェーFC東京戦に向け、報道陣に練習を公開した。前日に敵地で5―2と快勝したルヴァン杯仙台戦の先発メンバー以外がミニゲームなどを敢行。MF喜田拓也とFW前田大然が居残りでシュート練習を行うなど、時折激しい雨が降り注ぐ中で余念のない準備が行われた。

 開幕戦で川崎Fに敗れて以降、チームは公式戦13試合連続で無敗。昨季より安定感のあるDFラインを支えるセンターバックの畠中槙之輔は、FC東京戦に向け「相手は前線に強力なアタッカー陣がいて最後まで粘り強い。油断せず戦いたい」とFWディエゴ・オリヴェイラら封じに気合を入れた。近年のFC東京とのリーグ戦は点の取り合いとなる試合が多く、18年以降は2チーム合計で1試合平均約4ゴールが誕生。守備陣の働きはカギを握る。

 一方、攻撃陣も直近の公式戦2試合連続で5得点を奪うなど、好調が続く。FWマルコス・ジュニオールは「個で打開できる選手がそろっているが、チームのために戦っているところが好調の理由。チームのためにみんながハードワークしているからこそ」と全員の献身的な姿勢がいいリズムを生んでいると強調。無観客のリモートマッチで挑むリーグ戦3連勝に向け「自分たちのサッカーをして試合を支配したい」と力を込めた。

 
 
2021/04/29 横浜FMのDF畠中槙之輔、5・1FC東京戦へ個の力を警戒「強力なアタッカー陣がいる」 : スポーツ報知

 横浜FMの日本代表DF畠中槙之輔は29日、練習後のオンライン取材に応じた。リーグ戦10試合8失点と安定ぶりを発揮している不動のセンターバックが、5月1日のFC東京戦(味スタ)で今季2度目の3連勝を目指す。

 9位に沈んだ昨季は34試合59失点と、守備面が反省材料として挙がった。今季はここまで選手同士の判断の共有や簡単なミスをなくすことを徹底し、公式戦13戦無敗を継続中。その中でも、4位につけるリーグ戦で全節フル出場している畠中とDFチアゴマルチンスのセンターバックコンビの貢献度は高い。畠中も「DFはよくできてる。良いチーム状況」と自信を深めている。MFマルコスジュニオールは「マリノスの哲学」と語る”攻守における献身的なハードワーク”こそが、好調を維持できている理由だと明かした。

 守備の要は、昨季1勝1敗だったFC東京との戦いへ「前線に強力なアタッカー陣がいる。点をいつでも取れる選手がたくさんいて粘り強く戦ってくる」と、今季5ゴールのFWディエゴオリベイラら前線の選手を警戒した。ポステコグルー監督も「カウンターは脅威」と鋭い眼光を見せる。

 無失点で守り切ることはもちろんだが、「攻撃のチャンスをつくれている場面もあるので継続していきたい」とチームの体現する攻撃サッカーへもハードワークで積極的に関わる意気込みを見せた畠中。決して隙を見せることなく、「責任感を持ってやるべきことを」と勝ち点3への集中を高めた。

 
 
2021/04/30 【横浜FM】フル稼働中のCB畠中槙之輔。FC東京戦も「勝つためにどうすればいいか考えてプレーする」 – サッカーマガジンWEB

— 通算成績は20勝10分け20敗

 横浜F・マリノスが9戦負けなしと好調な理由の一つは、得点力だろう。すでに消化した10試合のうち半分の5試合で3得点以上を記録。アタック陣の破壊力はリーグ屈指だ。そしてもう一つ、勝ち点をしっかり積めている理由に、守備の安定が挙げられる。とりわけここまで10試合すべてに先発し、フル出場しているCBコンビは強力だ。5試合でクリーンシートを実現した。

 好調なチームのけん引車の一人、CBの畠中がFC東京戦を前に取材に応じた。

「自分が毎試合やらなければいけないことは分かっています。とにかくチームが勝つことを第一に考えて、自分がまずどうすればいいのかを考えてプレーしたい」

 点の取り合いになることもあるFC東京戦だが、気負うことはない。あくまで冷静に、自身の仕事を全うするつもりでいる。

「しっかり良い準備をしたい。相手は前線に強力なアタッカーがいて、いつでも点を取れる選手がたくさんいる。最後まで粘り強く戦ってくるので、そこは油断せずにいきたい」

 相手をリスペクトしつつも、その言葉には自信が宿る。

「みんながしっかりパスを受ける意識と、3人目の動きを意識ができるのでミスが減っている」

「僕だけじゃなくてみんなが正しい判断ができている」

 チームの好調を語る言葉は力強い。

 FC東京との過去の対戦成績は20勝10分け20敗。まったくの五分。勝てば通算成績で勝ち越せる。ただし、勢いは間違いなく横浜FMにあるものの、一筋縄ではいかないのが、この対戦だろう。

「(FC東京戦は)お互いのコンディション状況とか関係ないと思っています」

 全力を注ぐべき相手とのガチンコ勝負。畠中は今季6度目のクリーンシートの実現と、効果的なビルドアップで攻撃の第一歩となることを誓っている。

 
 
2021/04/30 【横浜FM】「いつもハードなFC東京戦」を「支配したい」。マルコス・Jは変わらぬ姿勢で敵地へ乗り込む – サッカーマガジンWEB

— FC東京には強いイメージを持っている

 順位の差はある。横浜FMが4位でFC東京は消化試合が一つ多いものの、10位。状況も横浜FMがリーグ戦で9戦負けなしで、FC東京は3連敗中だ。しかし、マルコス・ジュニオールに油断はない。

「すごく興味深い試合になるし、ハードな試合になると思っています。(FC東京は)これまで対戦するときにはいつも上位争いしているようなチームでしたし、強いチームだというイメージもあります。ですから、われわれは今まで通りのパフォーマンスを披露して試合を支配したいと思っています」

 今季、横浜FMは開幕戦で川崎フロンターレに敗れたが、以降はしり上がりの調子を上げて、無敗で勝ち点を積み上げてきた。マルコス・Jはその開幕戦に不在だったものの、2節以降7試合に出場し、チームの勝ち点の獲得に貢献。2ゴール2アシストという数字以上に、攻守に躍動感あるプレーを披露してきた。明日1日のFC東京との試合にもこれまで通り、全力で勝利をつかみにいくつもりだ。

「われわれのチームには個で打開する選手が前線にそろっています。そして、みんながチームのために戦い、チームに貢献している。それが今の好調の理由だと思います」

 チームファーストを体現してきたマルコス・Jらしい。その姿勢がある限り、現在の好調は続いていくのかもしれない。レオ・セアラが加入し、ケガ人も出ているが、チームの戦力は充実してきた印象を受ける。選手もそのことを実感している様子で、なおかつ結果を出すことでさらにその自信を膨らませるという好サイクルが生まれている。今回のFC東京戦は「難しい試合」になるかもしれないが、自信を携えて臨むことができるだろう。

「一人の選手の力で試合には勝てないですし、みんなが力を合わせることで点は取れるもの。全員がハードワークしていることが今の結果につながっている」

 ハマの10番は無敗継続、そして勝利を目指して、変わらぬスタンスで敵地に乗り込む。

 
 
2021/04/30 【横浜FM】「カウンターは脅威」。激闘必至のFC東京戦へポステコグルー監督「決め切れるかどうかでしょう」 – サッカーマガジンWEB

— チャレンジングな試合になる

 片や9戦不敗。こなた3連敗中。チーム状況の違いはあれど、横浜FM対FC東京は、直近の状態や成績とは無関係に常に熱く激しく、そして難しいものになるとポステコグルー監督は言う。

「(FC東京は)なかなか良い結果に恵まれていないように見えるかもしれません。ですが、いつもFC東京との試合は良い内容で良い試合が繰り広げられる。監督も本当に優れていますし、良い選手もそろっています。彼らのカウンターは脅威ですし、自分たちはしっかり準備をして、自分たちのサッカーをすることに集中したい」

 スキを見せれば、やられてしまう。就任後、過去3年間の対戦で嫌と言うほどをそのことを見せつけられてきた。スタイルのかみ合わせという側面もあるが、ハイラインで前からアグレッシブにプレッシャーをかける横浜FMは、結果的に背後を突かれ、相手の武器とするカウンターに苦しめられることになった。実際、対戦成績では2勝4敗と過去3年間では負け越している。

「FC東京は常にハードワークがして、カウンターに強みを持っている。だから自分たちはしっかり準備しなければいけない。チャンスが訪れたときに決め切れるかどうか。自分たちがどれだけ支配できるかになるでしょう。相手は個の力もあるし、全体がオーガナイズされたチーム。そういう相手に対して、どれだけのことをやれるのか」

 戦い方を変えることはないが、指揮官も警戒しているように安易なミスは命とり。たちまちカウンターのえじきになってしまう。横浜FMがボールを保持する展開が予想される中で、注意すべきはボールを失った直後だ。攻撃から守備への切り替えで後手を踏むことなく、素早く対応することが肝要だ。

「いつも簡単な試合にはならない。今回もチャレンジングな試合になるでしょう」

 現在4位につける横浜FMは首位川崎Fや2位名古屋よりも試合消化数が3試合少ない。きっちり勝利を重ねていけば、さらなる上位が望める状況だ。カウンターを許さず、敵地で難敵を破って勝ち点を積み上げることができるか。昨季のアウェーゲーム(28節)では、横浜FMが4-0で快勝しているがーー。

 
 
2021/04/28 「静寂の激突」FC東京vs横浜Fマリノス(1)無観客はもったいない「崖っぷちのプライド決戦」 | サッカー批評Web

■5月1日/J1第12節 FC東京―横浜Fマリノス(味スタ)

 5月の初日、味の素スタジアムで“崖っぷち”に立たされたチームが対戦する。ホームチームは首都チームであるFC東京。アウェイから乗り込むのは、横浜Fマリノスだ。両チームの今季の目標は「優勝」。しかし順位表を見れば、青赤もトリコロールもそれとは程遠い場所を染めている。まさに崖っぷち。負けるわけにはいかない。

 執筆時点で、調布市の天気予報は晴れのち曇り。気温は24度。サポーターにとってはGWのメインイベントとなるサッカー日和になるはずだった。サポーターでなくても、崖っぷちの両チームが激突する姿は、きっとエンターテインメントとして楽しめたはずだ。しかし、この試合は無観客で行われる。優勝を願うサポーターがいない静寂の中で、ボールと体がぶつかる音が、ピッチに響く。

 FC東京と横浜Fマリノスについて「崖っぷち」と表現したが、その意味合いは両者で異なる。4月28日時点での順位は、1位・川崎(勝ち点32)、2位・名古屋(同29)、3位・鳥栖(同23)となっている。2019年の王者で、優勝奪還を掲げる横浜F・マリノスは4位(同21)だ。

 マリノスの消化試合は、上位3チームより2試合少ない。仮に勝ち点「6」を積み上げたとすれば、12試合時点で勝ち点は27。4月29日と5月4日に川崎と名古屋が首位決戦2連戦を行うことを考えれば、この2チームにこれ以上離されないようにするにはギリギリの状態にある。

■すでに傷つけられたチームのプライド

 マリノスは、5月の31日間で、8つの公式戦を戦う。そのうち、リーグ戦は6試合。首位決戦の行方も含め、横浜Fマリノスにとっては5月が今季を占う分岐点になる可能性がある。だから、FC東京には負けられない。

 かたや、FC東京の“崖っぷち”はさらに深刻だ。11試合を消化した現時点で勝ち点は「15」の10位。優勝を目指したチームが2ケタ順位に沈んでいるのだ。しかも、17得点18失点と得失点差は-1。攻撃も守備も、機能しているとは言い難い。

 そんなFC東京にとって、“優勝奪還”を目指す横浜Fマリノスに負けるわけにはいかない。ここから優勝争いに加わることは至難の業だが、優勝を目指すとしていたライバルに負けることは、チームのプライドにかかわるからだ。こうしたゲームでプライドがズタズタにされることは、すでに“4月11日”にすでに味わっている。あの思いは、もうしたくない。

 “あの思い”というのは、“多摩川クラシコ”のことだ。昨年王者で連覇を目指す川崎を味スタに迎えた一戦は、2-4で屈した。やり合ったように見えるスコアだが、内容は悲惨だった。王者の王者たるゆえんを見せつけられた90分間で、試合後、青赤のユニフォームからは意気消沈した様子が感じられた。

■多摩川クラシコを繰り返してはいけない

 自信を失わせたのは、内容だけではない。試合に挑む時点で、すでに優勝を狙う心意気は削がれていた。FC東京の代名詞である4-3-3をこの一戦で捨て、長谷川健太監督は4-4-2を用いたのだが、指揮官はその選択背景として、こう話していたことはそれを物語る。

「(FC東京は川崎とは)がっぷり四つで戦えるほどの力はないと思っていた」

 アイデンティティを捨てての惨敗を、繰り返す必要はない。だから、横浜Fマリノスには、自分たちの形で圧倒する必要がある。

 だから、FC東京が用いるだろうシステムは、4-3-3。そして、トリコロールが用いるであるシステムも4-3-3。どちらが優れた4-3-3か、静寂の中で決めて見せる。ただし、同じ4-3-3でも、その構造はまったく別物だ。

2021/04/28 「静寂の激突」FC東京vs横浜Fマリノス(2)まったく異なる「4・3・3」の真っ向勝負 | サッカー批評Web

■5月1日/J1第12節 FC東京―横浜Fマリノス(味スタ)

 5月の初日、味の素スタジアムで“崖っぷち”に立たされたチームが対戦する。ホームチームは首都チームであるFC東京。アウェイから乗り込むのは、横浜Fマリノスだ。両チームの今季の目標は「優勝」。しかし順位表を見れば、青赤もトリコロールもそれから程遠い場所を染めている。まさに崖っぷち。負けるわけにはいかない。

 両チームが用いるシステムはともに「4-3-3」。FC東京は、4月11日の多摩川クラシコで4-4-2を用いたが、それ以外はすべて4-3-3で戦う。対するアンジェ・ポテスコグルー監督は時に3バックを併用するが、4-3-3が基本形だ。しかし、数字の配列は同じなれど、両チームの構造はまったく異なる。一言でいえば、FC東京がソリッドな鋭利さを特徴とするのに対し、横浜Fマリノスは相手を飲み込むようにしてなぶる。

 青赤の4-3-3のコンセプトは、堅い守備と、奪った瞬間から縦に速いソリッドな攻撃にある。そのため、前線3人はスピードとフィジカルに優れた選手を配する。中央にディエゴ・オリヴェイラ、左右にはアダイウトン、永井謙佑、田川亨介、レアンドロのいずれかが入る。前線の並びは、昨年からあまり変わりがない。直近の鳥栖戦では永井とアダイウトンという、スピードにより特徴のある2人を配していた。

■青赤の悩みどころは2つのポジション

 ただし、このチームの“後方”はやや形を変えることがある。カギを握るのは、森重真人だ。センターバックとして印象が強いこの元日本代表は、足元もうまくて配給もできる。そのため、最終ラインの前でアンカーとして置かれることが昨年末より増えていた。これによって、チームとしての守備力が格段に上がった。ソリッドなカウンターを発動するには、まず、相手のボールをうばう必要がある。その観点から、森重のアンカーは、青赤にとってとても有意義な選択肢なのだ。今季も、センターバックとアンカーの2つのポジションで起用されている。

 とはいえ、今季はここまで4勝3分4敗と勝ち負けを繰り返している。17得点18失点という、守備の不安定さが結果にダイレクトに結びついている。元ブラジル代表のDFブルーノ・ウヴィニがすでにチームに合流しており、どの時点で先発起用するかにもよるが、森重の起用法は試合の行方を左右する大きなポイントだ。

 また、負傷で離脱した中村帆高の右サイドバックをどうするかも重要なポイントだ。本職としては中村拓海がいるが、中村拓の特徴は攻撃にある。守備から立て直しを図りたい中で、長谷川健太監督はどのような選択をするか。前節・鳥栖戦ではセンターバックが本職の岡崎慎をここで起用したが、まったく機能しなかった。結局、最初の45分で交代してしまっている。

 堅い守備と縦に速い攻撃は、言うほど単純ではない。

■サイド攻撃を彩る役者は揃った

 一方、横浜Fマリノスの4-3-3は相手陣地でボールを握ってゴールを量産する“アタッキングフットボール”がコンセプトにある。ボールをとことん保持し、最後はクロスから相手ゴールを陥れる。アンジェ・ポテスコグルー監督の練習の中で、サイドからクロスを上げて中の選手がコンビを組みながらするシュート練習に多くの時間を割くのは、そのためだ。

 現在8得点を奪って得点ランク2位の前田大然、強さを持つオナイウ阿道、ドリブラー・エウベルに水沼宏太、さらに、デビュー戦で早くも得点を決めたレオ・セアラ。強力な特徴を持つ前線の選手が、次々とゴールを奪う。FC東京戦を前に、チームが奪ったゴールは10試合で20。1試合平均2得点は、川崎フロンターレに次ぐ数字だ。

 ただし、サイドからのクロス攻撃という形に最後に持って行くチームの絶対的な形は、時に単調さを生む。そのため、ルヴァン杯・仙台戦ではブロックを組むリーグ戦で未勝利のチームに対して無得点という結果に終わってしまった。前線に強力な個を並べても、必ずしも得点できるわけではないのがサッカーの難しさだ。

 そんなマリノスで、違いを生み出すのがトップ下に入るMFマルコス・ジュニオールだ。10番を背負うこのブラジル人は、ボールを自在に操り、相手選手を引き付け、意表を突くボールを供給する。仙台戦ではこのファンタジスタを欠いていたが、すでに戦線に復帰している。すでにリーグ戦デビューしたレオ・セアラも含め、FC東京を圧倒する役者は揃った。

■昨年はアウェイチームがゴールを量産する1勝1敗

 昨年はリーグ戦で2戦して1勝1敗。互いにホームで苦杯をなめる結果となっている。味の素スタジアムではFC東京が0-4で敗戦し、日産スタジアムでは横浜Fマリノスが1-3で負けを喫した。どちらの試合も勝利チームがゴールを量産する結果となっている。どちらの試合も、制限付きではあるものの観客が入った試合で、無観客ではない。

 ソリッドな4-3-3か、それとも、アタッキングフットボールの4-3-3か。どちらが強い4-3-3か、5月1日に味の素スタジアムで決着がつけられる。無観客開催というもったいないシチュエーションではあるが、その対決は、画面越しにでも必見の価値がある。

 川崎と名古屋という優勝争いにトリコロールが食らいつくのか、それとも、連敗中のFC東京がホームスタジアムで自信を取り戻すきっかけとするのか。アイデンティティを懸けた戦いとなる。

 
 

こけまりログ

▼今季の対戦結果

初対戦
 
 
▼昨季の対戦結果

【試合結果まとめ(1●3)】2020/7/12(日)19:30KO J1第4節 横浜F・マリノスvs.FC東京@日産スタジアム>

【試合結果まとめ(0○4)】2020/10/24(土)15:00KO J1第28節 FC東京vs.横浜F・マリノス@味の素スタジアム
 
 

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