月刊 栗原勇蔵-クラブシップ・キャプテン-(2022年12月号)

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月刊 栗原勇蔵-クラブシップ・キャプテン-(2022年12月号)

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「フットボールゾーン」コラム

2022/12/01 【W杯】運命のスペイン戦、日本代表OBが選ぶ「スタメン11人」 遠藤航の”強行起用”を予想「本人も志願するはず」 | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】欠場濃厚な酒井以外はベストメンバー勝負か

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は現地時間12月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦でスペイン代表(同7位)と対戦する。決勝トーナメント進出を懸けた大一番の見どころを日本代表DF栗原勇蔵氏に訊いた。

 日本はグループリーグ初戦のドイツ代表戦で2-1と大金星を収めたが、続く第2戦でコスタリカに0-1で敗戦。1勝1分の3位(勝ち点3/得失点差±0)で最終戦のスペイン代表戦に臨む。

 右太ももの違和感でコスタリカ戦を欠場したDF冨安健洋は11月29日に練習復帰したが、左太ももの違和感を抱えるDF酒井宏樹(浦和レッズ)、右膝の痛みを訴えたMF遠藤航(シュツットガルト)は前日練習に姿を見せていない。酒井の出場は難しそうだが、森保監督は遠藤が間に合う可能性も示唆しており、元日本代表DF栗原氏も「ここで負けたら終わり。守田は鉄板として、遠藤は使うと思いますし、本人も志願するでしょう」と予想している。できる限りのベストメンバーは、守備陣に関しても同様だという。

「3バックでスタートしてもしダメだったら万事休す。4バックでスタートして、3バックへのシフトを視野に入れると思います。冨安の状態次第ですが、練習に合流しているなら使うでしょう。好調な板倉(滉)を残す、冨安を右サイドバックに回す形もあるかもしれませんが、森保監督はこれまで慎重な采配をしてきたので、山根(視来)、冨安、吉田(麻也)、長友(佑都)、GKの権田(修一)を含めて順当なメンバーになると思います」

 2列目は右サイドのMF伊東純也(スタッド・ランス)、MF鎌田大地(フランクフルト)は有力。栗原氏は「鎌田は調子がそこまで良くない。(トップ下に)代わる選手がいれば別ですけど、南野(拓実)や久保(建英)も違うかなというところで、もう鎌田と心中ですね」と語り、左サイドと1トップの人選が鍵を握ると見解を述べた。

「前半はとにかく失点しない。0-0の展開で、後半途中にギアを上げる展開になる可能性があるので、ラスト30分なり、勝負どころで切り札を使いたいという思いがあると思います。そのなかで、困った時の頼れる存在は今、三笘(薫)しかいない。左サイドはスペインに免疫のある久保と予想します。1トップは上田綺世(セルクル・ブルージュ)と町野(修斗/湘南ベルマーレ)はないでしょうね。浅野(拓磨)が途中出場からいい働きを見せている気がするので、先に前田大然を使うのではないでしょうか」

 伊東らのサイド攻撃が「相手に止められた時点でもう詰んでしまう」と指摘した栗原氏。森保監督の采配が、勝敗を分けるキーポイントの1つになるのは間違いない。

 
 
2022/12/02 【W杯】優勝も夢じゃない? 戦術が確立された森保ジャパンを日本代表OBが評価「見ていて面白い」 | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】攻撃的なカードを次々と切る森保監督の采配は分かりやすい

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、現地時間12月1日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦でスペイン代表(同7位)に2-1で勝利し、決勝トーナメント進出を果たした。元日本代表DF栗原勇蔵氏は、スタートから3バックを採用し、選手交代も的中した指揮官の采配を称えている。

(中略)

「9月シリーズのアメリカ戦(2-0)くらいから戦術が固まったと思います。前田から浅野(拓磨)への流れも、三笘ら攻撃的な選手をガンガン入れていくというのも、分かりやすい。見ていて面白いですね」

 データ分析会社「オプタ」によれば、W杯の同一大会でドイツとスペインの両国から逆転勝利を挙げたのは日本が史上初。“死の組”と言われた激戦区で、鮮やかにグループ首位通過を果たした。

「今大会まで思うように結果が出ない時期もありましたけど、欧州5大リーグでプレーする選手も増えて、日本のレベルは上がっている。普段から世界の舞台で戦っているからこそ、慌てることも少ないというか、少しずつ強豪国との差が縮まっているのかなと思います。間違いなくドイツやスペインは世界トップクラスのチーム。こういうふうに結果を残すと、この戦いを続けることができれば優勝しても不思議はないはずです」

 決勝トーナメント1回戦で対戦するのはFIFAランキング12位のクロアチア。森保ジャパンがどのような戦いを見せるのか、注目が集まる。

 
 
2022/12/02 【W杯】コスタリカ戦から挽回 吉田麻也がスペイン戦”ゲームMVP”、日本代表OBが評価する理由は? | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】スペイン相手に守備でほぼノーミスでコスタリカ戦から挽回

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、現地時間12月1日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦でスペイン代表(同7位)に2-1で勝利し、決勝トーナメント進出を果たした。元日本代表DF栗原勇蔵氏は、キャプテンとして、3バックのリベロとしてチームを支えたDF吉田麻也(シャルケ)をゲームMVPに選出している。

(中略)

「個人的には吉田を評価したい。すごく集中していたし、守備に関してはほぼノーミス。コスタリカ戦で失点に絡んでしまったのを帳消しにしたと言ってもいいでしょう。厳しい声もあったなかで、“手のひら返し”になる感じですけど、勝負の世界はミスを犯せば叩かれ、活躍すれば称賛される。世間もスペイン戦の吉田のプレーは認めるべきだと思います」

 酸いも甘いも知る吉田を中心に、日本は決勝トーナメント1回戦で強豪クロアチア代表に挑む。

 
 
2022/12/05 【W杯】クロアチアは「危険な相手」 3バック継続採用? 久保の代役は? 日本代表OBが大一番のスタメンを予想 | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】出場停止の板倉の代役は冨安で3バック継続起用か

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表(同12位)と対戦する。「新しい景色」となるベスト8を懸けた大一番の見どころを元日本代表DF栗原勇蔵氏に訊いた。

(中略)

「(3バックの一角である)板倉(滉)が累積警告による出場停止なので、そこにそのまま冨安(健洋)が入るかなと。板倉の不在はそんなに大きな問題じゃないと思います。吉田(麻也)、谷口(彰悟)、守護神の権田(修一)は変わらないと思います」

 スペイン戦では、右膝に不安を抱えるMF遠藤航(シュツットガルト)がスタメンから外れ、代わりに先発出場したMF田中碧(デュセルドルフ)が勝ち越しゴールを決める活躍を見せた。「遠藤が問題なく出場できるのなら」と断ったうえで、栗原氏はボランチと両ウイングバック(WB)に鉄板コンビを予想する。

「田中碧がスペイン戦でゴールを決めて調子は上向きだと思いますが、守備のことを考えてれば遠藤と守田の鉄板コンビでしょう。右WBは伊東、左WBは長友だと思います」

 栗原氏が「人選が難しい」と語ったのが、1トップ+2シャドーだ。スペイン戦でスタメン起用されたMF久保建英(レアル・ソシエダ)が前日練習に不在。MF鎌田大地(フランクフルト)を起用し続けるか、1トップにFW前田大然(セルティック)を入れてプレスでハメに行くかなど、ポイントが多い。栗原氏は「森保監督は鎌田と心中する覚悟な気がします。久保が使えないので、代役はスペイン戦でゴールを決めた堂安(律)ですかね」と語り、クロアチア戦で油断が生まれないように警鐘を鳴らしている。

「ドイツやスペインに比べたら……、と思ったら危険な相手。スペイン戦では(ポゼッションで)圧倒されましたけど、クロアチア戦では五分五分くらいでボールを持てるんじゃないかなと。コスタリカ戦同様、日本はブロックを作って守り、カウンターを仕掛けてくる相手が苦手。ましてや、クロアチアみたいな実力のあるチームだとかなり危険です。ボールを持って(ゴールに向かって)アタックはするけど、取られたらすぐ切り替えて、ハイプレスをかけていくことは絶対にやったほうがいい。そこがもう生命線ですね」

 今大会で采配が冴えわたる森保監督が、クロアチア戦でどのような采配を振るうのか注目だ。

 
 
2022/12/06 【W杯】「運だけでは片づけられない」 森保J、クロアチア戦のPK惜敗で日本代表OBが指摘 | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】「蹴りたい人」に蹴らすのではなく、綿密なアプローチをすべき

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、現地時間12月5日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表(同12位)と対戦し、120分間で1-1のまま決着が付かず、PK戦に突入してPKスコア1-3で敗れた。目標とする初のベスト8にまたもあと一歩手が届かなかったなか、元日本代表DF栗原勇蔵氏は、「PK戦は運だけでは片づけられない」と持論を展開している。

(中略)

「1つ言えるのは、PKはよく運だと言いますけど、運だけでは片づけられない。誰を責めるものでもないですけど、日本は完全にクロアチアのGKに引き込まれていた。自分のリズムが乱れていた感じですね」

 ボランチのMF遠藤航(シュツットガルト)は試合後のフラッシュインタビューで、PKキッカーは「蹴りたい人が蹴っていく感じ」だったことを明かしていた。コンディションや出場しているメンバーなどそれまでの過程もあるとはいえ、栗原氏は「実際、ベスト16で壁があるのだから、メンタル面を含めて綿密にキッカーを決めておいても良かった。ここで上(ベスト8)に上がれるのと上がれないのとでは雲泥の差」と見解を述べる。

「正直、(1人目の)南野は助走とかも見て、外す感じがしました。審判が笛を吹いてからの流れも慌てていたというか、そんなに早く短い助走で蹴っちゃうの、と。相手GKをしっかり見れば、簡単に逆を突けそうなのに、吸い込まれるように蹴っていたと思います。そして、南野が外したことで、三笘には『また外したらマズい』というプレッシャーもあったはずです」

 森保ジャパンの旅路は、ベスト16で奇しくも終わりを迎えた。次なる世界への挑戦は4年後。それまでに日本は、ベスト8の壁を打ち破る力をつけることが望まれる。

 
 
2022/12/06 【W杯】ベスト16敗退の森保ジャパン、今大会の「良かった選手」「悪かった選手」を日本代表OBが独自選定 | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】三笘は「日本の切り札」だったが、今後は連係強化も必要

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、現地時間12月5日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表(同12位)と対戦し、120分間で1-1のまま決着が付かず、PK戦に突入してPKスコア1-3で敗れた。目標とする初のベスト8にあと一歩手が届かず、またもベスト16で敗退となったなか、元日本代表DF栗原勇蔵氏が今大会計4試合を踏まえて、良かった選手・悪かった選手を選出した。

<良かった選手>
■三笘薫(ブライトン/MF)
ドイツ戦(〇2-1):後半12分から途中出場
コスタリカ戦(●0-1):後半17分から途中出場
スペイン戦(2-1):後半開始から途中出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):後半19分から途中出場
今大会通算:4試合0得点1アシスト

「言うまでもなく、三笘は日本の切り札でした。彼の個人技が世界でも通用するのは証明されたし、今大会でトップクラスのキレ味だったと思います。ただ、ベスト8以上を狙っていくうえでは、1人の力だけじゃダメということも裏付けされました。対策されて蓋をされてしまうと、強豪国を打ち破るのは難しいので、やはり2人、3人でのコンビネーションも積み上げて行かないといけないでしょう」

■権田修一(清水エスパルス/GK)
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):フル出場
スペイン戦(2-1):フル出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:4試合4失点

「GKは権田で良かったと思います。直前のテストマッチではクロスへの対応に不安があったりもしましたけど、W杯を通しては安定していたかなと。クロアチア戦のPKは彼を責められない。十分に評価していい大会だったと思います」

■浅野拓磨(ボーフム/FW)
ドイツ戦(〇2-1):後半12分から途中出場/1得点
コスタリカ戦(●0-1):後半開始から途中出場
スペイン戦(2-1):後半17分から途中出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):後半19分から途中出場
今大会通算:4試合1得点0アシスト

「浅野はグループリーグのドイツ戦で決勝ゴールを挙げたあのプレーが印象深いですよね。あまりに大きな仕事すぎて、あれだけでメンバーに選んで良かったと言えると思います。あの得点がなかったらグループリーグ敗退を喫していたかもしれないし、チームを活気づけてくれた。途中出場で前田大然の仕事を引き継ぐ役割もこなしたし、クロアチア戦でのPK戦できっちりと決めたのは浅野だけ。あれもドイツ戦のゴールによって生まれた心の余裕の影響もある気がします。大会前は叩かれることも多かったですが、やることはやったと思います」

■前田大然(セルティック/FW)
ドイツ戦(〇2-1):先発出場・後半12分までプレー
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):先発出場・後半17分までプレー
クロアチア戦(●1-1/1PK3):先発出場・後半19分までプレー/1得点
今大会通算:3試合1得点0アシスト

「前田のハードワークは、チームのスタイルを象徴していたと思います。その仕事はしっかりとこなしつつ、最後になったクロアチア戦でゴールも奪った。もし目に見える結果が伴わなければ、『FWとして、チェイシングだけでは……』と厳しい目を向けられていたかもしれません。でも、最終的に敗れた試合とはいえ、ゴールも挙げたわけなので、よくやったと評価していいと思います」

— 攻撃の中心として期待された鎌田、伊東は世界との差を痛感

<悪かった選手>
■鎌田大地(フランクフルト/MF)
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):フル出場
スペイン戦(2-1):先発出場・後半23分までプレー
クロアチア戦(●1-1/1PK3):先発出場・後半30分までプレー
今大会通算:4試合0得点0アシスト

「最後までパッとしなかった、と言わざるを得ないでしょう。(ドイツ1部)フランクルトで活躍してるだけあって、相手のマークが人一倍厳しいのはもちろんあります。今の日本のスタイルは速攻がほとんどで、遅攻が少ない。アジアレベルでは鎌田を経由して崩すこともできましたけど、やはり世界が相手となると、簡単にボールを持ったり、相手をいなすのは難しかったですね」

■伊東純也(スタッド・ランス/MF)
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):後半22分から途中出場
スペイン戦(2-1):フル出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:4試合0得点0アシスト

「W杯アジア最終予選から攻撃を牽引していたのは伊東でした。今大会も決してひどかったというわけではないですが、W杯優勝国のドイツやスペイン、強豪クロアチアが相手となると難しく、個人技だけで最後まで打開できないシーンが多かった。ビッグクラブに行くには、まだあと一歩埋めなければいけない差があるということでしょう」

■冨安健洋(アーセナル/DF)
ドイツ戦(〇2-1):後半開始から途中出場
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):後半23分から途中出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:3試合0得点0アシスト

「キャプテンの吉田麻也も奮闘していましたが、若い冨安がディフェンスラインの軸としてしっかりやってくれれば、もっと安定していたと思います。チームとしての失点自体はそこまで多くなかったとはいえ、コンディションを気にしながらの起用は後手を踏んだ印象を残してしまったと思います」

 
 
2022/12/07 【W杯】森保ジャパン、今大会26人全査定 日本代表OBはFW陣の働きをどう見た? | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】前田&浅野を生かすサッカーで、万能型の上田は本領発揮ならず

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、現地時間12月5日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表(同12位)と対戦し、1-1のまま120分間で決着が付かず、PK戦に突入してPKスコア1-3で敗れた。目標とする初のベスト8入りにあと一歩手が届かず敗退となったなか、元日本代表DF栗原勇蔵氏が今大会計4試合を踏まえて全26選手と森保監督を10点満点で採点した。第1弾ではFW4人の査定を紹介する。

■浅野拓磨(ボーフム) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):後半12分から途中出場/1得点
コスタリカ戦(●0-1):後半開始から途中出場
スペイン戦(2-1):後半17分から途中出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):後半19分から途中出場
今大会通算:4試合1得点0アシスト

「浅野のドイツ戦のゴールは、勇気と期待感を与えたはずです。浅野で始まった大会だったと言ってもいいでしょう。その仕事ぶりは最大限評価されるべきです。ただ、結果だけを見れば、あの1得点のみ。劣勢の状況から出てきて、裏のボールを追いかけるようなパターンが多かったり、正直物足りなさは残りましたけど、ドイツ戦のあの得点があまりに大きかったので、及第点には値すると思います」

■上田綺世(セルクル・ブルージュ) 4.5点
ドイツ戦(〇2-1):出番なし
コスタリカ戦(●0-1):先発出場・ハーフタイムまでプレー
スペイン戦(2-1):出番なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):出番なし
今大会通算:4試合0得点0アシスト

「出場はコスタリカ戦の前半45分間のみで、出来も散々でした。今大会は前田(大然)や浅野(拓磨)のようなタイプを生かすサッカーをしていたので、実力云々以前の話で、正直不運だったと思います。本来、上田はポストプレーで身体を張れて、シュートも上手くて、サッカー関係者の評価はすこぶる高い。おそらくFW陣での能力はナンバーワンだと思います。4年後の大会に期待しているというか、もう一回り二回り大きくなって、日本代表を支えるようなストライカーになってほしいです」

■前田大然(セルティック) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):先発出場・後半12分までプレー
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):先発出場・後半17分までプレー
クロアチア戦(●1-1/1PK3):先発出場・後半19分までプレー/1得点
今大会通算:3試合1得点0アシスト

「あのスピードで、あれだけプレスをかけ続けられる選手は、世界を見渡してもそうそういません。ドイツ戦、スペイン戦で歴史的な金星を挙げられたのは、前田のハードワークによるところが大きいし、敗退決定後に海外メディアからも評価されていたことも忘れてはいけません。有能なファーストディフェンダーで終わらず、クロアチア戦ではFWとしてゴールという結果も残しました。メンバー選出の際は厳しい評価も散見されましたけど、存在感を示した大会だったと思います」

■町野修斗(湘南ベルマーレ) 評価なし
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):出場なし
今大会通算:――

「今大会は中山雄太の怪我に伴った追加招集でしたが、コスタリカ戦で上田が不発に終わったこともあって、前田、浅野以外で回す余裕がなくなり、出番が与えられませんでした。町野はサイズもあって、両足でシュートが打て、ディフェンスもできる万能型とはいえ、ドイツやスペインのような強豪国と戦う巡り合わせでは、使いどころが難しかった印象です。悔しいと思いますけど、まだ23歳。世界の雰囲気を肌で感じられたことは大きな財産、経験になったはずなので、W杯で戦えるレベルへの飛躍を期待しています」

 
 
2022/12/07 【W杯】森保ジャパン全26選手査定MF編 「最高点」、「最低点」と明暗が分かれたのは? | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】久保はクロアチア戦を欠場するなど不完全燃焼

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、現地時間12月5日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表(同12位)と対戦し、1-1のまま120分間で決着が付かず、PK戦に突入してPKスコア1-3で敗れた。目標とする初のベスト8にあと一歩手が届かず敗退となったなか、元日本代表DF栗原勇蔵氏が今大会計4試合を踏まえて全26選手と森保監督を10点満点で採点。ここではMF11人の査定を紹介する。

■遠藤 航(シュツットガルト) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):フル出場
スペイン戦(2-1):後半42分から途中出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:4試合0得点0アシスト

「W杯前にシュツットガルトで脳震とうもあって万全ではないなか、デュエルの強さ、球際でのプレーはワールドクラスでしたし、質の高い守備を見せてくれたと思います。遠藤でなければ、もっと失点していた可能性が高い。一方で、攻撃面でゴール前にも顔を出せる選手だと思いますけど、守備の負担が大きかった影響か、プラスアルファのプレーは少なかった気がします」

■久保建英(レアル・ソシエダ) 5.0点
ドイツ戦(〇2-1):先発出場・ハーフタイムまでプレー
コスタリカ戦(●0-1):出番なし
スペイン戦(2-1):先発出場・ハーフタイムまでプレー
クロアチア戦(●1-1/1PK3):ベンチ外
今大会通算:2試合0得点0アシスト

「正直、今大会はいいところがなく、消化不良ですね。ドイツ戦、スペイン戦ともに前半45分のみのプレー。守備をこなしたと言えばそうかもしれませんが、彼に期待されるのはやはり攻撃での貢献。クロアチア戦は発熱で欠場したということで、パフォーマンス以前の話になってしまうので、厳しい評価にならざるを得ないところです」

■伊東純也(スタッド・ランス) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):後半22分から途中出場
スペイン戦(2-1):フル出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:4試合0得点0アシスト

「伊東は間違いなくW杯予選から森保ジャパンを引っ張ってきた選手。4年間の貢献度は一番高かったと思います。その分相手に研究されるなかで、最低限のプレーは見せてくれました。ただ、伊東のドリブルは三笘(薫)の細かいボールタッチと違って直線的なので、サイズがあってスピードがある外国籍選手でも割と対応しやすい。結果的に、そこで出来の差が生まれた気がします。世界に飛び出せば、スピード勝負をしても普通に付いてくる選手がゴロゴロいる。もちろん伊東もスピードだけの選手ではないですけど、もう1つ大きな武器を加えないと厳しい時代だと感じました」

■鎌田大地(フランクフルト) 5.0点
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):フル出場
スペイン戦(2-1):先発出場・後半23分までプレー
クロアチア戦(●1-1/1PK3):先発出場・後半30分までプレー
今大会通算:4試合0得点0アシスト

「9月シリーズでは、W杯は鎌田のチームになるくらいの勢いでした。相手のマークも厳しくなるなかで落差が激しかったというか、一番大事な本大会で失速する最悪なパターンになってしまいました。前(のポジション)で受けられないから、下がってきてしまう。それは周囲の問題でもありますけど、軸の選手だけに得点・アシストの結果を含めてもっとやらないといけない。最低1、2ゴールは取ってほしかったという思いがあります」

■田中 碧(デュッセルドルフ) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):先発出場・後半26分までプレー
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):先発出場・後半26分までプレー/1得点
クロアチア戦(●1-1/1PK3):延長後半開始から途中出場
今大会通算:3試合1得点0アシスト

「大会を通して徐々にコンディションが上がり、スペイン戦であの大きな勝ち越しゴールを挙げたのは、本当に持ってる選手ですよね。流れ的にはクロアチア戦も先発で行くところなんですが、どうしても遠藤、守田(英正)の双璧に阻まれてしまった。現段階では、森保監督の中で3番手の評価だったというもはっきりしたかなと思います」

■堂安 律(フライブルク) 6.5点
ドイツ戦(〇2-1):後半26分から途中出場/1得点
コスタリカ戦(●0-1):先発出場・後半22分までプレー
スペイン戦(2-1):後半開始から途中出場/1得点
クロアチア戦(●1-1/1PK3):先発出場・後半42分までプレー
今大会通算:4試合2得点0アシスト

「ドイツ、スペイン相手のゴールは、結果として大きな価値を持つもの。間違いなくチームにエネルギーを与えました。総合的なパフォーマンスが高ければ、『7点』以上もあり得たと思いますが、正直なところ得点以外の貢献はそこまで見られなかった。少し物足りなさは残るとはいえ、彼の気概を含めて、爪痕を残した点は評価したいです」

■三笘 薫(ブライトン) 7.0点
ドイツ戦(〇2-1):後半12分から途中出場
コスタリカ戦(●0-1):後半17分から途中出場
スペイン戦(2-1):後半開始から途中出場/1アシスト
クロアチア戦(●1-1/1PK3):後半19分から途中出場
今大会通算:4試合0得点1アシスト

「出場時間は短いですけど、インパクトは絶大でした。クロアチア戦に関しては、相手も中に1人置いて、カットインさせないように対策をとってきたほど、個で打開する力は驚異的でした。もう1つ、評価されるべきは守備です。反応速度が早くて、相手の切り返しにも身体を入れてしっかりと守れていました。日本にとっては、まさにオプション。劣勢でも、なんとかなると思わせてくれる存在で、今大会のチームMVPに相応しいでしょう」

■南野拓実(ASモナコ) 4.0点
ドイツ戦(〇2-1):後半30分から途中出場
コスタリカ戦(●0-1):後半37分から途中出場
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):後半42分から途中出場
今大会通算:3試合0得点0アシスト

「クロアチア戦で、PK戦のキッカー1人目で失敗してしまった印象は拭えないでしょう。南野は森保ジャパン発足当初のチームを牽引し、そういった実績もあって、今季所属チームで調子が上がらないなかでも、森保監督は爆発を期待して選んだのではないかと思います。ただ、最後までそれに応えることはできなかった。PKキッカーの1人目を買って出たということですが、厳しいようですが、外してしまうとそれもなんの意味も持たない。W杯は蹴る勇気云々を言う舞台ではないし、美談にしてはいけないと正直思います」

■守田英正(スポルティング) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):フル出場
スペイン戦(2-1):フル出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):先発出場・延長前半終了までプレー
今大会通算:3試合0得点0アシスト

「怪我を抱えた遠藤がスタメンから外れたスペイン戦は中盤を支え、さすが海外組という安定したパフォーマンスは見せていたと思います。もちろんいい選手なのですが、左太もものコンディションが万全でなかったこともあってドイツ戦は欠場しているし、守田がもっとレベルを上げていかないと、W杯でもベスト8以上に勝っていくのは難しいでしょう」

■相馬勇紀(名古屋グランパス) 5.5
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):先発出場・後半37分までプレー
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):出場なし
今大会通算:1試合0得点0アシスト

「唯一出場したコスタリカ戦でチームが敗れてしまったのは不運でした。序盤は縦へ突破するシーンもいくつかあったと思いますが、相手の堅い守備に徐々に消えて行ってしまった。攻撃の選手はやはり結果を残せないと、必然と厳しい評価になってしまう。同じポジションで起用されていた三笘と比較してしまうと、大きな差を付けられる形になりました」

■柴崎 岳(レガネス) 評価なし
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):出場なし
今大会通算:――

「W杯登録メンバーに選ばれるかは当落線上だったなか、26人に名を連ねて、直前のテストマッチでもアシストで存在感を示していました。本人も試合に出たい思いはあったはずですけど、最低限引き分けでいいという状況では入れるのがリスクを伴うし、残念ながら今大会では出番が巡ってくる流れではなかった気がします」

 
 
2022/12/08 【W杯】森保ジャパン全26人査定、守備陣&監督編 日本代表OBが「世界的にもっと評価されていい」と称えたのは? | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】キャプテン吉田なくしてベスト16進出はなかった

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、現地時間12月5日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表(同12位)と対戦し、1-1のまま120分間で決着が付かず、PK戦に突入してPKスコア1-3で敗れた。目標とする初のベスト8にあと一歩手が届かず敗退となったなか、元日本代表DF栗原勇蔵氏が今大会計4試合を踏まえて全26選手と森保監督を10点満点で採点。最終回はDF&GKの守備陣11人と指揮官の査定を紹介する。

<DF>
■長友佑都(FC東京) 5.5点
ドイツ戦(〇2-1):先発出場・後半12分までプレー
コスタリカ戦(●0-1):先発出場・ハーフタイムまでプレー
スペイン戦(2-1):先発出場・ハーフタイムまでプレー
クロアチア戦(●1-1/1PK3):先発出場・後半12分までプレー
今大会通算:4試合0得点0アシスト

「36歳で自身4回目のW杯。今年に入って厳しい声に晒され続けるなかで、あの舞台に4試合立ったのは凄いと思います。ムードメーカーの1人でもありましたよね。ただ、プレー時間はフル出場しているわけではなく、全試合で交代枠を使っている。大会の登録枠が23人から26人に増え、交代枠もこれまでの3枠から5枠に変更されているレギュレーションに後押しされたとも言えます。ベテランの長友をベンチに追いやるくらいの生きのある選手が出てこなかったので、そこは今後の日本の課題なのは間違いありません」

■吉田麻也(シャルケ) 6.5点
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):フル出場
スペイン戦(2-1):フル出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:4試合0得点0アシスト

「GKやDFは1つのミスが大きくクローズアップされるので、本当に難しいポジションです。コスタリカ戦では、たしかに失点に直結するプレーがあったかもしれません。ただ、冨安(健洋)、酒井(宏樹)、板倉(滉)と怪我や出場停止で抜けるなか、34歳のベテランがコンディションを維持して、ディフェンスリーダーとして、キャプテンとしてチームを引っ張っていた。その影響力は、やはり吉田抜きではあそこまで行けなかったはずだし、最後の最後まで戦っていたので、評価に値すると思います」

■酒井宏樹(浦和レッズ) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):先発出場・後半30分までプレー
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):後半30分から途中出場
今大会通算:2試合0得点0アシスト

「左太ももの負傷もあって、本人は歯がゆい思いをしたと思います。フィジカルの強さは随所に発揮していましたけど、大きな破綻などはなかったとはいえ、全盛期から考えると少し物足りなさはあった気がします。攻撃面で要求したいところはありますが、右サイドの縦関係には前に伊東純也がいるので、ある程度任せていたのかなと。コンビネーションが確立されていれば、もっとバリエーションが増えてチームを助けられていたかもしれません」

■谷口彰悟(川崎フロンターレ) 6.5点
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):フル出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:2試合0得点0アシスト

「9月シリーズのエクアドル戦でPKを献上(GKシュミット・ダニエルがストップして無失点)して、少し自信がないようにプレーをしているように感じました。でも、3バック採用に伴って先発に抜擢されたスペイン戦では堂々としていましたよね。バックアップから、いきなり試合に出て結果を出すのはプレッシャーがあるものですけど、それを微塵も感じさせなかった。素晴らしいパフォーマンスでした。その谷口が、吉田や冨安、板倉に続く4番手。彼がいたからこそ、日本のディフェンスラインは安定していたと思います」

■山根視来(川崎フロンターレ) 5.0点
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):先発出場・後半17分までプレー
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):出場なし
今大会通算:1試合0得点0アシスト

「酒井の代役としてプレーしたコスタリカ戦で62分間のプレーにとどまり、その後チームも3バックにシステムを変えました。W杯直前のカナダ戦で決勝PKを献上して、不安を抱えたまま入った大会だったので、周囲の見る目も厳しくなるのは致し方ないところがあります。酒井に匹敵するようなパフォーマンスをしていれば、また違った結果になったかもしれない。山根の良さは出し切れずに終わってしまったのは残念です」

■板倉 滉(ボルシアMG) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):フル出場
スペイン戦(2-1):フル出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):ベンチ外
今大会通算:3試合0得点0アシスト

「谷口のパフォーマンスが良く、冨安が間に合ったこともあって大きな痛手にはならなかったですけど、クロアチア戦の累積警告による出場停止はもったいなかった。9月に左膝内側靭帯を部分断裂して、W杯出場も危ぶまれたなかで、よくここまでやってくれたというのが一番の感想です。世界的にも、もっと評価されていい選手だと思います」

■冨安健洋(アーセナル) 6.0点
ドイツ戦(〇2-1):後半開始から途中出場
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):後半23分から途中出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:3試合0得点0アシスト

「冨安への期待値は、守備陣では一番というくらい高いです。だからこそ、コンディションに不安を抱えることは、マイナス査定になってしまう。それでも、右ウイングバックでの起用に応えたスペイン戦は、さすがだなと思いました。冨安が絶好調だったら、もっと面白い大会になっていたと思うと、残念なところはありますが、最低限の仕事はこなしたと思います」

■伊藤洋輝(シュツットガルト) 4.5点
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):後半開始から途中出場
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):出場なし
今大会通算:1試合0得点0アシスト

「コスタリカ戦の出来が良くなかったからこそ、スペイン戦で谷口を使うという決断に至ったと思います。3バックの一角、4バックの左サイドバック、センターバックと整理しきれない部分があったかもしれませんが、どうしても消極的なプレーが印象に残ってしまいました。大事な試合で不完全燃焼に終わり、評価もガクっと落ちてしまった気がします」

<GK>
■権田修一(清水エスパルス) 6.5点
ドイツ戦(〇2-1):フル出場
コスタリカ戦(●0-1):フル出場
スペイン戦(2-1):フル出場
クロアチア戦(●1-1/1PK3):フル出場
今大会通算:4試合4失点

「ドイツ戦でいきなりPKを献上して、波乱のスタートでした。そこから立て直したメンタルの強さは見事だし、守護神としてチームを支えたのは見事だと思います。クロアチア戦も結果的には負けてしまいましたが、権田の経験と熱いプレーは必要なピースでした」

■川島永嗣(ストラスブール) 評価なし
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):出場なし
今大会通算:――

「GKに限らずですが、最年長ですべてを知り尽くしてる男がいるのは、チームにとって大きかったはずです。クロアチア戦後に浮かべた涙を見ても、最後まで戦っていましたし、我々が見ることができない部分でも、声を出して周囲を引っ張っていたと思います」

■シュミット・ダニエル(シント=トロイデン) 評価なし
ドイツ戦(〇2-1):出場なし
コスタリカ戦(●0-1):出場なし
スペイン戦(2-1):出場なし
クロアチア戦(●1-1/1PK3):出場なし
今大会通算:――

「権田とのレギュラー争いは、紙一重の差だったと思います。結果的に1試合も出場できなかったわけで、少なからずフラストレーションもあったはずですが、ライバルの権田のことを盛り上げていた1人でした。権田もそんなシュミットに救われたところがあったでしょう」

<監督>
■森保 一 6.0点

「日本人らしい監督の代表格。システムや選手起用に関してW杯前は散々言われましたが、いざ大会が始まると交代やシステム変更もスムーズだった。しかも、あのドイツとスペインに勝って、“死の組”と言われたグループを突破したわけですから、評価されていい仕事ぶりだったと思います」

 
 
2022/12/22 2026年W杯の日本代表メンバーをOBが大予想 若返りを図る守備陣、軸が欲しいFWの顔ぶれは? | フットボールゾーン

— 【専門家の目|栗原勇蔵】GKは全員30代の今大会から20代中心の顔ぶれへ

 森保一監督率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)でドイツ代表とスペイン代表を破る大金星を挙げ、アジア勢では初となる2大会連続でベスト16に駒を進めた。決勝トーナメント1回戦でも最終的に3位に輝くクロアチア代表相手に、PK戦までもつれ込む健闘ぶりを見せた一方、目標に掲げていたベスト8にはまたしても手が届かなかった。次なる戦いの場は2026年のカナダ、メキシコ、アメリカの3か国共催大会。元日本代表DF栗原勇蔵氏に4年後の日本代表メンバーを占ってもらった。

【GK】
 カタールW杯ではGKが川島永嗣(ストラスブール/39歳)、権田修一(清水エスパルス/33歳)、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/30歳)と全員が30歳オーバーの顔ぶれでした。メンタル面のリーダーだった川島が代表引退を示唆、レギュラーだった権田も4年後は現役かも分からない年齢です。シュミット・ダニエルは残るかもしれませんが、大きく入れ替わるポジションの1つだと思います。

 期待したい選手の1人が、今年7月のE-1選手権でA代表デビューを飾った鈴木彩艶(浦和レッズ/20歳)です。今季はベテラン西川周作(36歳)の牙城を崩せませんでしたが、身体能力を含めたポテンシャルを考えれば、4年後には海外挑戦をしていてもおかしくない。スケールの大きさ的にも、日本が世界と渡り合ううえで対応してきてほしい逸材です。

 そのほかでは、A代表招集歴がある谷晃生(湘南ベルマーレ/22歳)、大迫敬介(サンフレッチェ広島/23歳)の東京五輪世代、あるいは今季Jリーグのベストイレブンに輝いた高丘陽平(横浜F・マリノス/26歳)も、サッカー界的に足元も備えたGKの必要性がさらに高まっていれば、自然と名前が挙がるかもしれません。

【DF】
 最終ラインも冨安健洋(アーセナル/24歳)を除くと、酒井宏樹(浦和レッズ/32歳)、吉田麻也(シャルケ/34歳)、長友佑都(FC東京/36歳)とレギュラーが高齢化していました。センターバック(CB)は、冨安と板倉滉(ボルシアMG/25歳)が軸になっていくのは間違いないでしょう。

 冨安と板倉が欠場した際の穴を埋めた谷口彰悟(川崎→未定/31歳)、サイドバックにも対応できる伊藤洋輝(シュツットガルト/23歳)もいますが、新戦力が出てきてほしいところです。身長187センチの高さとフィジカルの強さを備えながらも、スピード、アジリティーを兼ね備えたチェイス・アンリ(シュツットガルトⅡ/18歳)がどこまで伸びるか。ぜひA代表に上り詰めてほしい期待の選手です。

 サイドバック(SB)は正直、人材不足の印象です。左サイドは、今大会直前にアキレス腱の負傷で辞退を余儀なくされた中山雄太(ハダースフィールド・タウン/25歳)は“リベンジ”の思いが強いと思います。右サイドは、酒井のバックアップだった山根視来(川崎フロンターレ/28歳)が結果を残せなかったことも考えると、なかなか第1オプションで考えるのは難しいのかなと。オランダでプレーしている菅原由勢(AZ/22歳)は両サイドをこなせるユーティリティー性の面でも、重宝されていくかもしれません。橋岡大樹(シント=トロイデン/23歳)はフィジカルの強さだけでなく、ドリブルやクロス、メンタル面で酒井を超えるようなプレーを見せてほしいところです。

【MF】
 ボランチは遠藤航(シュツットガルト/29歳)、守田英正(スポルティング/27歳)が4年後もまだ動ける年齢ではありますけど、カタールW杯でも活躍した田中碧(デュッセルドルフ/24歳)を軸とした形になりそうな気がします。そこに、中井卓大(レアル・マドリード・カスティージャ/19歳)や松木玖生(FC東京/19歳)といった若手のホープが食い込んできたら面白いですよね。藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス/20歳)が遠藤航のようになっていてもおかしくない。ベスト8以上を目指すうえでは、夢や希望を抱かせてくれるような逸材が出てこないと難しいと思います。

 攻撃陣では、伊東純也(スタッド・ランス/29歳)がスピード系というプレースタイルを踏まえると、バリバリのレギュラーではなく、スーパーサブとかのほうが使い勝手がいいかもしれない。ベースは堂安律(フライブルク/24歳)、久保建英(レアル・ソシエダ/21歳)、三笘薫(ブライトン/25歳)、そこに4年後は中堅からベテランになる鎌田大地(フランクフルト/26歳)が入ってくる感じでしょうか。ただ、FWを含めて攻撃的な選手は“水もの”なので、例えば今季は怪我に苦しんだ荒木遼太郎(鹿島アントラーズ/20歳)のような若手が入って、ガラっと顔ぶれが変わっていても不思議はないと思います。

【FW】
 カタールW杯では、森保ジャパンを牽引してきた大迫勇也(ヴィッセル神戸/32歳)が外れ、スピードに特化した浅野拓磨(ボーフム/28歳)と前田大然(セルティック/25歳)、万能型の上田綺世(セルクル・ブルージュ/24歳)と町野修斗(湘南ベルマーレ/23歳)という顔ぶれでした。

 上田は先発出場したコスタリカ戦で結果を残せず、前半45分のみのプレーでしたが、身体の強さやシュートセンスは特筆すべきもの。彼が中心となってポジション争いが繰り広げられほしいところです。もし、今大会のドイツ戦やスペイン戦のような戦いをするなら、前田タイプは4年後もチャンスは巡ってくると思います。中島大嘉(北海道コンサドーレ札幌/20歳)は体格に恵まれていて、Jリーグでも才能の片鱗を見せていますけど、国内でアンストッパブルかと言えばまだ粗削りでそのレベルに至っていない。海外では彼のようなタイプはゴロゴロいるので、規格外をさらに突き抜けてくれると期待したいです。

 
 

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