アンカー(目次)
1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など
横浜F・マリノス オフィシャルサイト
明治安田J1 第23節 横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
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Jリーグ.jp
【公式】横浜FMvs鹿島の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年7月30日):Jリーグ.jp
└ 入場者数 31,599人
監督コメント
[ ケヴィン マスカット監督 ]
パフォーマンスも、結果も素晴らしいです。2週間の準備期間も簡単ではありませんでした。7人が日本代表に招集されましたし、宮市(亮)は大ケガをしてしまいました。その中でチームに残って準備した選手も、代表に選ばれた選手もメンタルの強さを見せてくれた試合でした。選手たちのことを誇りに思います。
--宮市の大ケガをどう受け止めていますか。
彼のことを考えれば、感情的になってしまいます。彼がチームに戻ったときに話しました。内容はプライベートなことで多くは話せませんが、1つ言えるのは話して2、3分経ったときに、彼はもうチームのことを気にかけていました。あれだけの大ケガを負ったにもかかわらず、にです。彼は素晴らしいパーソナリティの持ち主です。「走ったり、ピッチに立つことはできないが、ピッチ外で最大限、貢献していきたい」と言ってくれました。「素晴らしい」の一言に尽きます。チームのことだけを考えて行動する彼がクラブにいることを誇りに思うべきです。--先日、横浜FM勢が中心の日本代表が韓国代表を下してEAFF E-1 サッカー選手権を制し、横浜FMもリーグ戦で首位に立っています。
素晴らしいプレーをして、結果を残してくれています。私は代表に選ばれた選手も、残って準備した選手も、全員を必要としています。代表スタッフと連係して、選手のデータを見ながら疲労度を把握し、出られるのか、出られないのかを見極め、選手を送り出しました。グラウンドコンディションが良くない中、3ポイントに値する素晴らしいパフォーマンスをしてくれたと感じています。
選手コメント
岩田 智輝
今日は(宮市)亮くんのために出し切り、どんな形でもいいので勝ち切ることだけを考えていたので、勝てて良かったです。亮くんのSNSでも「引退を考えた」といメッセージがありましたが、(代表で)ケガをした直後に話した中でもそのようなことを言っていたので、掛ける言葉がありませんでした。その中でも、復帰に向けてのリハビリを決断してくれたので、自分たちは良いサポートをして待つだけです。
--1点目は岩田選手のインターセプトからでした。
ゴールキックをエウベルにつなぐことができました。そこからはエウベルと(アンデルソン)ロペスが2人でうまくやってくれました。--2点目となったご自身のゴールを振り返ってください。
こぼれてきた瞬間、シュートを意識していました。あとはミートして枠内に飛ばすだけだったので、それが良いところに飛んで良かったです。--鹿島と勝点差8に開きました。
これからも一試合一試合、自分たちのスタイルでマリノスのサッカーをするだけです。結果を出すのがすべてだと考えています。
エドゥアルド
--CBが相手FWを抑え切ったことが勝利の要因の1つでした。
相手のストロングポイントである質の高いFWと、相手の特長であるロングパスから頭でそらしたり、セカンドボールを拾ってつなぐところは想定していました。もしセカンドボールを拾えなかったり、カバーが間に合わないなど、さまざまなシチュエーションに対しても準備していました。自分たちDF陣だけではなく、攻撃陣も何度もチャンスを作り、この結果につながりました。--鈴木 優磨選手を抑えたのが大きかったです。
GKからのロングフィードの空中戦の競り合いは良かったと感じています。ただ、ボールを持ったときのビルドアップはもう少しできる感触はありましたし、もっと伸ばせるとも感じています。--天王山のビッグマッチでの好パフォーマンスを今後どうつなげていきますか。
今日は素晴らしい結果でした。直接対決を制し、2位を突き放したのは大きな結果です。次の川崎F戦も上位対決になるので、勝てばまた差がつきます。そうすれば優勝も見えてきます。僕は伝統あるチームと戦うビッグマッチだけではなく、相手関係なく毎試合、ベストを尽くすだけです。これからもみんなで優勝を目指してやっていきます。
Twitter / Istagram
マリノスファミリー全員で掴んだ勝利🇫🇷⚓️
宮市亮 選手と横浜FMの選手たちが勝利を祝福します。@prompt_fmarinos pic.twitter.com/hgRqMomMN0
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) July 30, 2022
#fmarinos マスカット監督は試合後会見にも #宮市亮 選手のユニホームを着て登壇。宮市選手が「ピッチ外でできる最大限のことをやりたい」と話していたことなどを明かし、「素晴らしい人間性」とたたえていました。 pic.twitter.com/h2BWiNjdB4
— 神奈川新聞運動部 (@kanasports2020) July 30, 2022
/
喜田 拓也 選手
J1リーグ通算200試合出場を達成👏
\喜田選手、
おめでとうございます㊗️@takuya_kida0823 @prompt_fmarinos pic.twitter.com/FcLw5kEoYl— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) July 30, 2022
おお!
楽しみ!#命つなぐアクション#Forever3#シャレン
#fmarinos pic.twitter.com/Zo3nuG85lo— 家本政明 (@referee_iemoto) July 30, 2022
ハイライト動画
ハイライト|J1リーグ第23節|vs鹿島アントラーズ – YouTube
横浜F・マリノス30周年記念OBマッチsupported by #命つなぐアクション – YouTube
ネットニュース・Weblog
スポーツニッポン
横浜サポーターが負傷の宮市へメッセージ「再びピッチで輝け」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
E―1選手権の韓国戦で右膝前十字じん帯断裂の重傷を負った横浜のFW宮市亮(29)に向け、試合前にサポーターが「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」と熱いメッセージ入りの横断幕を披露した。
宮市はドイツ2部ザンクトパウリ時代に両膝の前十字じん帯断裂など度重なるケガに泣かされてきた。10年ぶりのA代表に復帰した直後にまたしても災難に見舞われたが、復帰を切望するサポーターから温かい声が相次いでいる。
横浜・宮市、右膝前十字じん帯断裂で長期離脱前にサポーターへあいさつ― スポニチ Sponichi Annex サッカー
E―1選手権の韓国戦で右膝前十字じん帯断裂の重傷を負った横浜FW宮市が試合後に登場し、「今日は最高の試合をありがとうございました」と目を赤くしながらあいさつした。
試合前にはチームメートが宮市の背番号17のユニホームを着用してウオームアップ。手術と長期離脱を前に「正直、こんなサプライズをしてくれてるとは思っていなかったので本当にうれしい」と涙ながらに感謝の言葉を口にした。
横浜・岩田、W杯へアピール E―1選手権代表効果でリーグ戦2年ぶりゴール― スポニチ Sponichi Annex サッカー
横浜は鹿島との首位攻防戦を2―0で制し、勝ち点差を8に広げた。E―1選手権に出場したMF岩田智輝(25)が右足で今季初ゴールをマークするなど全得点に絡む活躍。チームを19年以来の王座奪回へとまた一歩前進させた。
岩田がいきなり“代表効果”を発揮した。前半37分に相手ゴールキックを右足でつなげ、エウベルの先制点の起点になると、圧巻は後半6分。右CKのこぼれ球を右足ダイレクトでゴール右隅に叩き込んだ。リーグ戦では大分時代の20年12月以来、約2年ぶりとなる今季初得点。「代表で前への意識、サポートの意識が上がった」と満足げに振り返った。
東京五輪世代で、19年南米選手権でA代表デビュー。だが、昨夏の東京五輪はメンバー落ちの悔しさを味わった。それでも昨季加入した横浜でさらなる成長を遂げ、E―1選手権で代表復帰。フル出場した27日の韓国戦から中2日のハード日程だったが、後半36分からはセンターバックに移って攻守で勝利に大きく貢献した。
E―1でも一緒に戦った同僚の思いも背負って戦った。10年ぶりの代表復帰を果たした宮市が、韓国戦で右膝前十字じん帯を断裂。試合前には全選手が宮市の背番号17のユニホームを着てアップした。「今日は(宮市)亮君のためにどんな形でも勝ちたかった」。負傷直後は引退も考えたという快足FWへの思いが、プレーにも乗り移った。
チームはこれで9戦負けなし。鹿島との勝ち点差を8に広げた。横浜でボランチが得点を決めたのは実に2年ぶり。「海外組に追いつけるようにプレーの質を上げていかないと」と岩田。J屈指の万能MFが、チームを19年以来のリーグVに導き、W杯メンバー入りも手繰り寄せる。
首位の横浜が鹿島に完勝 MF岩田が先制点の起点に2点目のゴール「枠に飛ばすことだけを考えた」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
横浜がホームで鹿島との首位攻防戦を2―0で制し、首位をがっちりキープした。原動力となったのは、日本代表としてE―1選手権に出場したMF岩田。前半36分に相手ゴールキックを右足ダイレクトでつなぎ、エウベルの先制点の起点になると、後半6分にはCKのこぼれ球を右足でゴール右隅に叩き込んだ。リーグ戦では大分時代の20年12月以来となる今季初ゴール。「ミートすること、枠に飛ばすことだけを考えた」と納得の表情で振り返った。
東京五輪世代で、19年南米選手権でA代表デビュー。だが、昨夏の五輪本番ではメンバー落ちの悔しさを味わった。それでも昨季加入した横浜で成長を遂げ、E―1選手権で代表復帰を果たした。フル出場した27日の韓国戦からは中2日だったが、「体はしんどかった」と振り返りながらも、この日もフル出場でチームの勝利に大きく貢献。両親も応援に駆けつけた中、「ゴールを見せられて良かった」と喜びを爆発させた。
チームは岩田の活躍もあり3戦ぶりの白星。9戦負けなしで鹿島との勝ち点差を8に広げた。「マリノスのサッカーをして勝つだけなので、1試合、1試合大事に戦っていきたいです」と岩田。19年以来の王座奪回へまた一歩前進した。
ニッカンスポーツ
【横浜】西村拓真「自分の責任を果たすことが亮君のためになる」E1から中2日で先発、鹿島下す – J1 : 日刊スポーツ
首位横浜F・マリノスが2位鹿島アントラーズを2-0で下し、勝ち点差を8に広げた。
横浜はMF宮市亮(29)が、27日の東アジアE-1選手権の韓国戦で右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負った。試合前のアップでは、横浜の選手は「亮 どんな時も 君はひとりじゃない」とのメッセージが書かれた背番号「17」のユニホームを着て体を動かし、試合後の記者会見で、マスカット監督も同ユニホームを着ていた。
宮市とともに東アジアE-1選手権を戦ったFW西村拓真(25)は、韓国戦から中2日で先発出場し、後半41分までプレーした。西村は「(宮市)亮君に比べたら疲れたなんて言っていられない。このビッグマッチに出られる喜び、責任を感じていました」と振り返った。
西村は今季、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でも過密日程を経験。その中でも、持ち味の走力を生かしハードワークを続けている。「身近な人が一瞬でああいうことになってしまって…。自分も考えさせられたし。日々、サッカーができることに対して感謝しかない。自分は自分の仕事に集中して、自分の責任を果たすことが大事。それが(宮市)亮君のためになる」と話した。宮市へは直接、言葉をかけることはできなかったが、メールでメッセージは送ったという。
日本代表では3試合に出場し2得点。結果を残して鹿島戦のピッチに立った。代表活動では各選手の質、意識の高さに刺激を受けた。「プレッシャーはあまり感じないタイプ。自信はありますけど過大評価はしていない。地に足をつけて、少しずつ成長できればいいと思っている。まずは、マリノスでタイトルを取れるように頑張りたい」と、優勝への思いを口にした。
【横浜】鹿島との首位攻防戦2発で制し、V前進 FW宮市離脱も「亮君のために」MF岩田追加点 – J1 : 日刊スポーツ
宮市のために-。
一丸となった横浜が、鹿島との首位攻防戦を2-0と制した。前半37分にFWエウベルが先制点を奪うと、日本代表でも活躍したMF岩田が後半6分に右足のミドルシュートで追加点を奪った。リーグ戦9試合負けなし。残り11節で2位鹿島との勝ち点差を8に広げ、優勝へまた1歩前進した。
横浜には絶対に負けられない理由があった。前日、日本代表戦で負傷したFW宮市亮(29)の診断結果が「右膝前十字靱帯(じんたい)断裂」だった。選手生命を左右しかねない大けがの再発に、チームはショックを受けた。
試合前のアップでは、選手全員が宮市の背番号17の付いたユニホームを着用した。岩田がチームの思いを代弁する。「亮君のためにも出し切ると思っていたし、どんな形でもいいから勝つと思っていた」。
宮市は診断を受け、一時は現役引退に気持ちが傾いていた。「かける言葉も難しかったけど、復帰へ決断してくれた。自分たちは待つだけ」と岩田。韓国戦から中2日という強行軍にも疲れた様子を見せず、西村とともに先発出場。MF水沼、藤田も後半途中から出場し、宮市を思って懸命に体を張って戦った。
その宮市は、マスカット監督に「ピッチ外でできることを最大限やりたい」と伝えているという。試合後に17番のユニホーム姿で会見した同監督は目を潤ませながら「大けがなのに、もうチームのことを考えられる。素晴らしい人間。誇りに思う」。宮市に優勝カップを抱かせるため、チームの結束力はより強まった。
○…右膝前十字靱帯を断裂する大けがを負った宮市が、サポーターから温かい励ましのメッセージを受け取った。横断幕に力強い字体で「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け待ってるぞ」と書かれた。試合後の会場に姿を現した宮市はサポーターの声援に感謝し、目に涙を浮かべた。その後、横断幕を手に仲間やスタンドのサポーターたちと記念撮影に収まった。
【横浜】マスコットのマリノスくんJ1通算500試合出場を達成 互いに降格経験のない鹿島戦で – J1 : 日刊スポーツ
横浜F・マリノスのマスコット、マリノスくんが鹿島アントラーズ戦でJ1通算500試合出場を達成し、キックオフ前に花束贈呈のセレモニーが行われた。
モチーフはカモメで、水兵帽がトレードマーク。Jリーグが開幕した93年の開幕戦からホームゲームに登場しており、選手やサポーターに愛されてきた。
Jリーグ発足後、1度もJ2に降格したことがない2チームは横浜と鹿島。横浜対鹿島の試合で、節目の出場を迎えたことも不思議な縁となった。
【横浜】「再びピッチで輝け待ってるぞ」負傷の宮市亮、サポーターの励まし横断幕に涙 – J1 : 日刊スポーツ
大けがを負った横浜F・マリノスFW宮市亮(29)が、サポーターから温かい励ましのメッセージを受け取った。
横断幕に力強い字体で「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け待ってるぞ」と書かれた。試合後の会場に姿を現した宮市はサポーターの声援に感謝し、目に涙を浮かべた。その後、横断幕を手に仲間やスタンドのサポーターたちと記念撮影に納まった。
サンケイスポーツ
横浜M、〝不在〟宮市とともにVまっしぐら 鹿島との2強対決に2―0完勝(1/2ページ) – サンスポ
明治安田J1第23節第1日(30日、日産スタジアムほか)「明治安田生命Jリーグ」は2週間の中断期間を経て再開。首位横浜Mが2位鹿島に2―0で快勝し、勝ち点48として差を8に広げた。ウオーミングアップでは選手全員が、右膝の大けがで今季絶望となった日本代表FW宮市亮(29)の背番号17のユニホームを着用した。
チーム2点目のゴールを決めて喜ぶ岩田。無念の離脱となった宮市の思いを背負って、優勝を目指す
仲間の思いも背負って大きな勝利を手にした。1-0の後半6分、横浜MのMF岩田はFKのこぼれ球に反応し、右足を強振。低い弾道のシュートが密集を抜けてゴール右に決まると、両手を広げてガッツポーズを見せた。「亮くん(宮市)のために出し切る、どんな形でも必ず勝つと思っていた」
チームメートのFW宮市は、日本代表として参加した27日の東アジアE-1選手権・韓国戦で右膝前十字靱帯断裂の大けがを負った。過去にも両膝の前十字靱帯を断裂するなど度重なるけがを克服し、10年ぶりに代表復帰を果たした29歳は一転、今季絶望となった。現役引退も考えたという宮市に、自身も代表に選ばれていた岩田は「かける言葉が見つからなかった」と振り返った。
スポーツ報知
横浜FMが首位攻防戦で鹿島下し勝ち点8差に 日本代表MF岩田は移籍後初ゴール「亮くんの分まで…」 : スポーツ報知
首位の横浜FMはホームで2位の鹿島を2―0で下し、勝ち点を8差に広げた。前半36分にFWエウベルが先制点を挙げると、後半6分に日本代表MF岩田智輝が昨季加入後初ゴール。E―1選手権に参加した日本代表に7選手を送り込むなど、疲労面も心配されたが、タフさと層の厚さを発揮し、3試合ぶりの勝利をつかんだ。
後半6分、岩田はFKのこぼれ球を右足ミドルで突き刺した。これまでの試合でも前線へ走り込むプレーを繰り返し、「得点」へのこだわりを示し続けてきた。なかなか決まらずに悔しさをにじませることも多かったが、ついにシュート練習の成果も実を結んだ。「今日は気持ちが入った試合。一緒に代表に行っていた亮くんが大けがをしてしまって。亮くんの分までサッカーを楽しもうと思っていたし、絶対勝とうと思っていた」と29日に右膝前十字靱帯断裂と診断されたことを発表したFW宮市亮への思いを語り、うなずいた。
首位攻防戦を制し、対鹿島としては16年ぶりのシーズンダブルを奪った。3気ぶり優勝に大きく前進。マスカット監督は「パフォーマンス、結果、ともに素晴らしかった。この2週間の準備は代表に行っていた選手もいた中で簡単ではなかった。宮市は大けがをしてしまった。残ってる選手たちも代表に行っていた選手も、90分間メンタルの強さを示してくれた。選手を誇りに思う」と振り返った。
また、指揮官は宮市についても言及。宮市とは代表から帰ってきた後にも個人的に話をしたという。「自分があれだけの大けがをしたにも関わらず、彼はチームのことだけを考えていた。言ってくれたのは、『自分は走って、ピッチの上に立つことはできないけど、外からチームに対して自分ができることは最大限したい』ということ。こんな性格の持ち主はなかなかいないし、チームのことだけを考えて行動しているし、そういう選手がいることはクラブとして誇りに思う」と話した。
長期離脱の横浜FM宮市亮、2―0勝利の鹿島戦であいさつ「最高の試合をありがとうございました」 : スポーツ報知
首位を走る横浜FMはホームで2位・鹿島を2―0と下した。鹿島に対してのシーズンダブルは16年ぶり。首位攻防戦を制して勝ち点を8差に広げた。
この日の試合には、29日に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂のけがを負ったことを発表した日本代表FW宮市亮の姿もあった。日本代表として10年ぶりのピッチに立った中で再び襲った試練にも「また、這い上がっていこうと思います。ラストチャンスと、そういう覚悟で頑張ります」と復帰への決意を示していた。
試合前にサポーターの前に姿を現すと、「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」という横断幕に目を潤ませ、後押しに手を上げて応えた。また、選手がこの日の練習前には宮市の背番号17のユニホームを着用。前面には「亮 どんな時も 君は一人じゃないよ」とメッセージが記されていた。チーム2点目を挙げた日本代表MF岩田智輝も「一緒に代表に行っていた亮くんがけがをしてしまって、亮くんの分まで必ずサッカーを楽しもうと思っていたし、絶対に勝とうと思っていた」と強い思いを明かした。
試合後、宮市はピッチに姿を見せ、仲間の元へ。「みなさん、本当に今日は最高の試合をありがとうございました。こんなサプライズをしてくれるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。みんなが素晴らしいプレーをしていたのでそれに尽きる。サポーターの方も素晴らしい声援をありがとうございます。まだまだ長い道のりがありますけど、またみんなで頑張っていきましょう」。涙を浮かべながら仲間と勝利の喜びを分かち合っていた。
横浜FM、鹿島との直接対決完勝で8差 優勝に前進…岩田智輝、負傷の宮市亮にささげるゴール : スポーツ報知
首位の横浜Mはホームで2位の鹿島を2―0で下した。1―0の後半6分に日本代表MF岩田智輝(25)が昨季加入後の初得点。リーグ創設時から30年間唯一続く「オリジナル10」同士の戦いを制し、勝ち点差を8に広げた。
あふれる仲間への思いを、全員が体現した。1―0の後半6分、MF岩田は右足ミドルで鋭く突き刺した。昨季加入後初得点。「やっと取れて、うれしい。一緒に代表に行った亮くんが大けがをしてしまって…。亮くんの分までサッカーを楽しもうと、どんな形でもいいから絶対に勝とうと思っていた」。29日に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の診断を発表した日本代表FW宮市亮(29)にもささげるゴールだった。
中断明けの首位攻防戦で、スコア以上の差を見せた。横浜Mから7人が招集されたE―1選手権の韓国戦(27日)で先発出場した岩田、西村も中2日でスタートからピッチに立ち、タフさを発揮。欠かさず励んだシュート練習がついに実を結んだ岩田は「すごく大きい勝利」と優勝へ前進する白星にうなずいた。
負傷発表後の29日に「這(は)い上がっていこうと思います」と復帰への決意を示した宮市に、サポーターは横断幕を掲出し、選手は宮市の17番のユニホームを着用。「亮 どんな時も 君は一人じゃない」とメッセージが記された。岩田は「何と言葉をかけていいかわからなかった」と明かしたが、「ピッチの外で最大限のことをしたい」と語る宮市とのタイトル獲得に向け、チームは今まで以上に団結した。宮市は試合後、仲間の元へ。「最高の試合をありがとうございました」と涙を浮かべて喜びを分かち合った。
代表帰りの選手の疲労も考えられたが、層の厚さも見せつけ、3試合ぶりの勝利を飾った。2位・鹿島から2006年以来となる同一シーズンでのリーグ2勝を奪い、勝ち点差は8に。岩田は「このチームの強さはみんなが一つになれること。1試合1試合全員で勝って進んでいきたい」と力を込める。最大8連戦をこなす夏のヤマ場がスタート。首位独走へ、結束力は増すばかりだ。(小口 瑞乃)
サッカーダイジェスト
【J1採点&寸評】横浜2-0鹿島|韓国戦から中2日でフル出場し、豪快なミドルシュートも決めた岩田がMOM。ビッグチャンスを逃した土居は厳しく評価 | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋
【横浜|採点】
スタメン)
GK
高丘陽平 6.5
DF
松原 健 6.5
實藤友紀 6.5(80分 OUT)
エドゥアルド 6
永戸勝也 6.5
MF
喜田拓也 7(75分 OUT)
岩田智輝 7.5【MAN OF THE MATCH】
西村拓真 6.5(86分 OUT)
FW
仲川輝人 6.5
アンデルソン・ロペス 6.5(75分 OUT)
エウベル 7(80分 OUT)途中出場)
MF 藤田譲瑠チマ 6(75分IN)
FW レオ・セアラ 6(75分IN)
MF 山根 陸 -(80分 IN)
FW 水沼宏太 -(80分 IN)
FW マルコス・ジュニオール -(86分 IN)監督)
ケヴィン・マスカット 7【横浜|寸評】
鹿島のハイプレスを上手くかわしながらポゼッションし、サイド攻撃からリズムを作ると、37分に先制する。後半も早々に追加点を奪い、その後は丁寧にパスを繋いでゲームを支配。中盤の攻防もほとんど負けず、危なげない試合運びで天王山を制した首位チームは、2位鹿島との勝点差を「8」に広げた。E-1優勝を決めた韓国戦のピッチに立ち、中2日で迎えたこの鹿島戦にも先発した岩田をMOMに選出。序盤こそパスミスはあったものの、日本代表戦での疲れを感じさせない運動量で、中盤での強度の高いディフェンスとチーム2点目の豪快なミドルシュートは見事だった。先制弾のエウベルは持ち前のドリブルで何度も仕掛けるなど、積極性が光った。實藤は鈴木の対応に手を焼くシーンもあったが、競り合いでは簡単に負けず。8試合ぶりに先発出場した喜田は中盤での潰し役を担い、相手の攻撃を何度も摘み取った。
【鹿島|寸評】
序盤は相手DFの背後を狙いながらカウンターを仕掛け、横浜のゴールを脅かすシーンもあったが、ショートカウンターから一瞬の隙を突かれて失点すると、後半も早々に2失点目を喫し、守備に追われる時間が続いた。流れを変えるための交代も奏功せず、横浜のポゼッションサッカーの前に沈黙した。
鈴木は前線からハイプレスをかけ、攻撃時はボールを収めてサイドに展開するも、横浜のゴールを脅かすシュートは打てず。その鈴木とツートップを組んだ土居も、13分のゴール前でのビッグチャンスを空振り。あそこは決め切りたかった。三竿、関川の両CBは守備に奮闘するも、最初の失点は二人の間を突かれたもの。ポジショニングは改善したい。交代出場したD・ピトゥカやJ・アラーノらも目立った動きを見せることはできなかった。
横浜、鹿島に2-0完勝! エウベル&岩田弾で首位攻防戦を制し、勝点差「8」に広げる | サッカーダイジェストWeb
— 1点リードで迎えた後半に追加点をゲット
Jリーグは7月30日、J1第23節の8試合を各地で開催。日産スタジアムでは、勝点45で首位を走る横浜F・マリノスと、勝点5差で追う2位の鹿島アントラーズが対戦し、前者が2-0で勝利した。
(中略)
1993年にスタートしたJリーグで、初年度から続く唯一の“オリジナル10”同士の対決。「The CLASSIC」と銘打たれた伝統の一戦は、立ち上がりから両チームとも高いインテンシティでぶつかり合う。
5分には横浜の松原が、やや遠い位置から思い切りの良いミドルを放つが、これは大きく枠を外れる。9分、CKのこぼれ球に反応した鹿島の舩橋のシュートはGK高岳がしっかりキャッチする。
横浜はハイテンポかつ連動したパスワークで敵陣を崩しにかかる。鹿島はサイドからのクロス攻撃を軸に相手ゴールに迫っていく。
ポゼッションで上回る横浜が徐々にペースを握り、チャンスも多く作るなかで、ホームチームが37分、均衡を破る。エウベルが左サイドのA・ロペスに展開。ゴール前に走りこんだエウベルがA・ロペスの折り返しにダイレクトで合わせてネットを揺らす。
先手を取った横浜はさらに攻め立てるが、追加点は奪えず。試合は横浜の1点リードで前半を折り返す。
迎えた後半、横浜が追加点をゲット。51分、右CKのこぼれ球を岩田がハーフボレーで叩く。放たれたボールは相手に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。
2点を取っても横浜は攻撃の手を緩めない。個々の選手の動きはよりアグレッシブになり、西村や仲川、エウベルらが勢いよく仕掛けていく。
ビハインドを背負った鹿島は、エヴェラウド、D・ピトゥカ、常本、J・アラーノらを送り込んで反撃を試みるが、横浜の強度の高いディフェンスを前になかなかフィニッシュに持ち込めない。
攻守に隙のない戦いを見せた横浜が、最後まで危なげなくゲームをコントロールし、タイムアップを迎える。3試合ぶりの勝利を掴んだ横浜は、鹿島との勝点差を「8」に広げる。鹿島にとっては痛い敗戦となった。
宮市亮の目には涙…大怪我を負った仲間のために勝利を届けたかった岩田智輝「気持ちが入った試合。絶対に勝つ、と思っていた」 | サッカーダイジェストWeb
— 「一緒に代表に行っていた亮君が大怪我をしてしまって…」
試合後、チーム2点目を決めた岩田智輝が語る。
「今日はちょっと気持ちが入った試合で。上位対決ですし、一緒に代表に行っていた(宮市)亮君が大怪我をしてしまって、亮君の分まで、必ずサッカーを楽しもうと思っていましたし、絶対に勝つと思っていた」
首位の横浜対2位の鹿島の首位決戦。結果は横浜が2-0で勝利。エウベルが先制点を挙げ、岩田が追加点をゲットした。
先日のE-1選手権で日本代表は優勝。岩田とともに森保ジャパンで戦った宮市は、韓国戦で負傷交代。後日、右膝前十字靭帯断裂の診断が下された。
度重なる怪我に悩まされ続けた宮市が、またも負傷で戦線離脱。そんなチームメイトのために、岩田ほか、横浜の選手たちは気持ちを込めて戦ったのだろう。
試合後、宮市は選手たちのもとへ。涙を浮かべながら仲間と抱擁をかわし、健闘を称え合った。
“マリノスファミリー”の絆を改めて感じた鹿島戦。揺るぎない一体感が横浜の強さだ | サッカーダイジェストWeb
— ウォーミングアップ時や試合後に「17」のユニホームを着用
“マリノスファミリー”の絆を改めて感じた試合だった。
7月27日に行なわれたE-1選手権の韓国戦で、宮市亮が右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負った。3日後のホームで迎えた鹿島戦で、横浜の選手たちは宮市へのメッセージが記された「17」のユニホームを着用し、試合前のウォーミングアップでピッチに登場した。
そして、エウベルと岩田智輝の得点で2-0の勝利を収めたあとも、想いをこめたキットに再び、袖を通し、「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」というサポーターの横断幕を広げた。仲間たちと健闘を称え合った宮市の目には涙があった。
29歳のアタッカーはこれから手術を受ける予定だ。全治などは明かされていないが、今季はほぼ絶望だろう。だからこそ、選手たちの宮市への想いは強い。
試合後の会見で岩田智輝が「SNSで“現役引退も考えた”と言っていましたけど、復帰を決断してくれたから自分たちは待つだけですし、良いサポートをして、良い形で迎えたい」と語れば、水沼宏太も「(韓国戦で宮市と交代した)あの時は“頼むな!”と言って代わったので僕も悔しいし、辛いけど、その気持ちは亮のほうが強いはずなのに、みんなの前では明るく振る舞っている。僕らにできるのは勝ち続けて優勝すること。あいつに優勝カップを掲げさせてあげたい」と口にする。
さらに、ケヴィン・マスカット監督も「17」のユニホームを着て会見に臨み、宮市の怪我について、「感情的になってしまう部分はある」と悔しさを滲ませた。チームに戻ってきた時に二人で話をしたことも明かし、「彼は話を始めて2、3分後にはチームのことを考えていた。走ったり、ピッチに立つことはできないが、チームに対してできることは最大限やりたい、とも話していた。こんなことが言えるのは素晴らしい」と称えた。
振り返れば、14節の福岡戦でアンデルソン・ロペスが唾吐き行為で退場となり、その後6試合の出場停止処分を受けた時も、小池龍太が「彼のために勝ちたかった」、松原健が「彼から離れることはない」と語っていた。そして今回も、負傷離脱した宮市のことを監督、選手たちがリスペクトし、彼の分まで戦う姿勢を見せる。これこそがチームの一体感をさらに醸成し、今の横浜の強さを支えている要因のひとつなのだろう。
今節の結果で2位鹿島との勝点差は「8」に広がり、リーグ優勝にまた一歩近づいた。残りの試合でも“マリノスファミリー”の絆を発揮して勝利を掴み取り、最後に宮市が銀色に輝くシャーレを掲げる姿が見たい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
サッカーキング
横浜FM、鹿島に16年ぶりシーズンダブル! 天王山制して勝ち点差は「8」に | サッカーキング
明治安田生命J1リーグ第23節が30日に行われ、首位の横浜F・マリノスと2位の鹿島アントラーズが対戦した。
勝ち点差「5」で迎えた『The CLASSIC』。リーグ戦での通算対戦成績は鹿島が38勝10分29敗でやや上回っているが、今年4月に行われた前回対戦は横浜FMが3-0で快勝していた。横浜FMは16年ぶりの鹿島戦シーズンダブルで勝ち点差を「8」に広げるべく、鹿島は前回対戦の雪辱を果たして勝ち点差を「2」に縮めるべく、『日産スタジアム』で火花を散らした。
頂上決戦にふさわしい手に汗握る攻防が続いたが、37分に試合の均衡が破れる。岩田智輝が相手GKクォン・スンテのゴールキックをインターセプトし、ボールを受け取ったエウベルは左に流れたアンデルソン・ロペスにスルーパスを通す。A・ロペスがペナルティエリア左から折り返し、ボックス中央に飛び込んだエウベルがダイレクトで合わせて押し込んだ。
1点リードで折り返した横浜FMは、51分に点差を広げる。右サイドから永戸勝也が供給したフリーキックは相手DFに跳ね返されるが、ペナルティエリア手前で岩田がこぼれ球に反応。ボールの落ち際に合わせて右足を振り抜くと、ボールはゴール前の密集をうまく通過し、ゴール右下に吸い込まれた。
横浜FMはその後も攻め手を緩めなかったが、次の1点は生まれずに試合は終了。横浜FMは3試合ぶりの白星、鹿島はリーグ戦7試合ぶりの黒星となり、両者の勝ち点差は「8」に広がった。
次節、横浜FMは8月7日に敵地で川崎フロンターレ、鹿島は同6日にホームでサンフレッチェ広島と対戦する。
マスカット監督、“背番号17”纏い会見に登場…宮市の人間性を絶賛「このクラブにいることは大きな誇り」 | サッカーキング
明治安田生命J1リーグ“優勝争い天王山”は、首位・横浜F・マリノスが2対0で2位・鹿島アントラーズを下し、勝ち点差を8に広げた。
今年で30年目を迎えたJリーグの歴史においてトップカテゴリーで戦い続ける横浜FMと鹿島の一戦は『The CLASSIC』と銘打たれ、日産スタジアムには31,599人が集結。横浜FM側のゴール裏には『誇り 魂 想いを紡ぎ 松田直樹 これからも共に』『トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ』という二つの横断幕が掲げられた。2011年に急逝した松田直樹さんの命日である8月4日に最も近いホームゲームであり、この一戦の前日に右ひざ前十字靭帯断裂が発表された宮市亮のためにも「出し切ろうと思っていましたし、どんな形であれ今日は絶対に勝つ(岩田智輝)」と選手たちは並並ならぬ決意に臨んだ。
2得点に絡み勝利の立役者となったのは、日本代表帰りの岩田だ。37分に自身のパスカットからエウベルの先制点をお膳立て。後半立ち上がりの51分にはクリアボールを拾うと、強烈なミドルシュートを突き刺し、待望の今季初得点を挙げた。「こぼれてきた瞬間、シュートは意識していました。あとはミートして枠内に飛ばすことだけだと思っていたので、いいところに行って良かった」と振り返った。
横浜FMを率いるケヴィン マスカット監督は、試合終了後の監督会見に背番号17・宮市のユニフォームを着用して登場。「この2週間は簡単ではなかったです。多くの代表選手がいて、宮市は残念なことに大きなケガをしてしまいました。残った選手たち、代表から帰ってきた選手がメンタルの強さを見せてくれた試合でした。選手たちのことを誇りに思います」と選手たちを称えた。また負傷した宮市と会談したことを明かし、その“人間性”を絶賛した。
「2、3分ほど話すと、彼はもう自分のことではなく、チームのことを考えていました。あれだけ大きなケガをしたのに、もうチームのことを考えられる素晴らしい人間です。『プレーはできないけど、ピッチの外からチームにできることは最大限していきたい』と言ってくれました。これだけのことを言える選手はいないですし、素晴らしいの一言です。悔しい思いをしたと思いますが、今はチームのことだけを考えて行動してくれていますし、彼がこのクラブにいることは大きな誇りです」
来週3日(水)にはルヴァンカップ準々決勝第1戦でサンフレッチェ広島戦、7日(日)には王者・川崎フロンターレとのアウェイ2連戦が控えている。タイトル獲得に向け、岩田は「一試合一試合マリノスのサッカーをするだけですし、自分たちのスタイルで結果を出すことが全てだと思います。相手がどうこうだけではなく、自分たちのサッカーをしたい」と自分たちにフォーカスする姿勢を強調した。
サッカーマガジンWEB
首位攻防の6ポイントマッチは横浜FMに軍配!『速度』で鹿島を上回り勝ち点を8差に広げる◎J1第23節 – サッカーマガジンWEB
— 徹頭徹尾、F・マリノスらしさを貫く
代表帰りが7人いる横浜FMは、そのうち畠中槙之輔、小池龍太、宮市亮(負傷で長期離脱)がベンチ外となった。藤田と水沼がベンチスタートとなり、一方で岩田、西村が先発。それでも十二分な陣容が組めるところが首位を走るゆえんだ。層の厚さは今季の横浜FMの大きな特徴でもある。対する鹿島もCBキム・スンテを出場停止で欠き、ボランチの舩橋は今季初先発だったが、こちらも層の厚さを感じさせるメンバーで注目の首位決戦に臨んだ。試合は序盤から首位攻防戦らしい激しい攻防が繰り広げられた。互いにボールに対して鋭いアプローチを披露し、プレーの連続性を示す中、ミスによって瞬時に攻守が入れ替わる展開となる。先制点も、素早い攻守の切り替えから生まれた。
37分、鹿島のGKクォン・スンテのゴールキックが味方に渡らず、直接、横浜FMのボランチ岩田の元へと届く。これを岩田がダイレクトでエウベルにはたき、その動きを見て左サイドに開いていたA・ロペスへとボールが渡る。エウベルはパスと同時に中央を疾走。左からのクロスを呼び込むとダイレクトで右足を合わせてネットを揺らした。
スムーズな切り替えと鮮やかな連動。瞬時に同じ絵を描ける横浜FMの選手たちの持ち味が出た先制ゴールだった。ホームチームの1点リードで折り返した後半、横浜FMはピッチで持ち味を出す回数を増やしていく。シンプルかつスピーディーなボールの運びとアタッキングサードでワンタッチパスで敵のマークを回避する攻め。後半開始直後から何度も相手を押し込むと、51分に追加点を奪うことに成功する。
敵陣右サイドで得たFKの場面。永戸が入れたボールはDFに跳ね返されたが、ボックス外で待っていた岩田が右足を一閃。低い弾道のボールは相手に当たり、コースが変わってゴールイン。相手の攻め気を削ぐような岩田の今季初ゴールでリードを広げてみせた。
その後もベクトルを前に向け続けた横浜FMは鹿島陣内でプレーする機会を何度も作り出す。スペースを空ける意識と使う意識を複数人が瞬時に共有し、感じて実践するまで時間が、とにかく早い。あらゆる面の『速度』でまさる横浜FMが、ピッチ上で先手先手を取る流れは、その後も続いていった。
鹿島も土居に代えてエヴェラウドを投入するなど、流れを変えようと試みたものの、結局ペースをつかめず。スコアも変わらず2-0で試合終了。勝てば6ポイントを得るのと同じ価値があるとされる首位攻防戦は、横浜FMに軍配が上がった。両指揮官とも重要な試合と位置付けていたが、勝ち点差は「5」から「8」へと開いた。横浜FMは2019シーズン以来の優勝に向け、また一歩前進した。
取材◎佐藤 景
ゲキサカ
首位・横浜FM、鹿島との“天王山”制してV独走態勢へ!! E-1代表明けMF岩田が移籍後初ゴール | ゲキサカ
J1リーグは30日、第23節を各地で行い、首位の横浜F・マリノスが2位の鹿島アントラーズを2-0で破った。この結果、両者の勝ち点差が「8」に開き、横浜FMは3年ぶりの優勝に向けて独走態勢へ。一方の鹿島はFW上田綺世のベルギー移籍の影響か、4試合勝ちなし(3分1敗)と足踏みが続いている。
EAFF E-1選手権による中断明け最初のリーグ戦。横浜FMは日本代表に選出されていたMF岩田智輝、MF西村拓真が先発に入り、MF藤田譲瑠チマとFW水沼宏太はベンチに回った。対する鹿島は日本代表の選出選手はおらず、MF舩橋佑が今季のJ1リーグ戦初先発を果たした。
序盤の主導権を握ったのは鹿島。鋭い出足で相手を押し込み、前半9分には左CKのこぼれ球に反応した舩橋のボレーシュートがGK高丘陽平を強襲する。さらに同11分、左サイドで競り勝ったFW鈴木優磨のサイドチェンジが右に通り、オーバーラップしたDF広瀬陸斗が力強いクロスボールを送ると、鈴木のヘディングでの折り返しがゴール前へ。だが、FW土居聖真のボレーシュートは空振りに終わった。
対する横浜FMも徐々に勢いを出し、前半15分、FWアンデルソン・ロペスのポストプレーから西村が前を向いて左足ボレーシュート。これはわずかに枠を外れたが、同20分にはスローインの流れからFW仲川輝人がペナルティエリア右をえぐり、折り返しにFWエウベルが反応した。だが、ここは古巣対戦の広瀬に粘り強く対応され、シュートまで打ち切れなかった。
その後は一進一退の攻防が続く中、横浜FMは前半28分、岩田がエウベルとのパス交換からエリア内左をえぐり、グラウンダーでのクロスをゴール前に配給。これがゴールマウスに向かったが、ゴールライン際まで戻ったMF和泉竜司にクリアされる。同29分には鹿島にチャンス。カウンターからMFアルトゥール・カイキが抜け出したが、DF松原健にイエローカード覚悟のチャージで潰された。
そうして迎えた前半37分、先に試合を動かしたのは横浜FMだった。鹿島GKクォン・スンテのゴールキックを岩田が拾い、ワンタッチで縦に出すと、これを受けたエウベルが速攻を開始。左に開いたロペスに預けてゴール前に向かうと、リターンを受けてワンタッチでシュートを狙い、クォンの股下を通してゴールマウスを射抜いた。
互いに交代なしで迎えた後半6分、横浜FMは敵陣右サイドで仲川がファウルを受けてFKを獲得。これをDF永戸勝也がゴール前に送り込むと、ファーストボールは相手にクリアされたが、こぼれ球に反応した岩田がエリア外で右足を振り抜いた。目の前には相手選手が寄せてきていたが、力強く放たれたボールはグラウンダー軌道でゴール右隅へ。オフサイドチェックも切り抜け、岩田はこれが移籍後初ゴールとなった。
鹿島は後半13分、なかなか良い形をつくれなかった土居に代わってFWエヴェラウドを投入。それでも横浜FMの主導権は変わらず、左右のサイドからスピーディーな攻撃を展開する。そこで鹿島は同18分、舩橋とDF安西幸輝を下げてMFディエゴ・ピトゥカとDF常本佳吾を投入。常本が左SBに入り、広瀬が左SBに回った。
その後も横浜FMが攻め続けつつ、安定した守備を見せながら試合をシャットアウト。前半戦の3-0勝利に続いて鹿島相手にシーズンダブルを達成し、2019年以来3年ぶりのリーグ優勝に向けて価値ある勝ち点3を収めた。
(取材・文 竹内達也)
宮市亮が日産スに来場…サポ激励幕「待ってるぞ」選手も総出で“エール” | ゲキサカ
優勝争いの大一番となる横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ戦の試合前ウォーミングアップ、横浜FMの選手たちは背番号17のユニフォームに身を包んで日産スタジアムのピッチに立った。横浜FMの背番号17はFW宮市亮。日本代表戦で右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったチームメートに励ましのメッセージを送った。
宮市は今月27日、日本代表の一員としてEAFF E-1選手権の韓国戦に後半14分から途中出場。ところが同31分、右サイド深くで相手選手と競り合った際、着地で右膝を痛めてピッチに倒れ込み、途中交代していた。そして29日、横浜FMは宮市が右膝前十字靭帯断裂と診断され、近日中に手術を受けると公表していた。
名門アーセナルでのプロ入り後、負傷に泣かされ続けてきた宮市にとって、前十字靭帯断裂・損傷による長期離脱は今回が4回目。自身のインスタグラムでは「受傷直後『やってしまった』と同時に『もう現役を終えよう。』と思っていました。自分の職業はプロサッカー選手、プロアスリートです。これまでの怪我歴、稼働率、本当にプロアスリートとして褒められたものではありません。チームを離脱する期間も長く、その都度チームに迷惑も沢山かけてきました。多くの人に失望もさせました。だから辞めようと思いました」と悲痛な心中を明かしていた。
それでも宮市は「皆さんから沢山連絡を頂き、待ってる、一緒に頑張ろう、と言ってくださいました。ファン、サポーターの方々からも、同様のメッセージがたくさん届きました。そのとき、そのメッセージを重荷に感じたわけではなく、心から嬉しかった。多分自分は、やっぱりサッカーがやりたいんだなと、その時思い知らされました。サッカーが大好きだと。だからまた、這いあがっていこうと思います」と決意を表明。復帰に向け、リハビリに励んでいく姿勢を見せた。
この日はサポーターからも「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」という横断幕が掲げられ、手術に向かう宮市にエールが送られた。宮市自身もチームのジャージ姿でピッチに登場。時折足を引きずる仕草を見せていたが、目を潤ませながらサポーターからのメッセージに拍手で感謝を伝えていた。
(取材・文 竹内達也)
長期離脱の横浜FM宮市亮、サポーターに涙の挨拶「こんなサプライズをしてくれるとは…」 | ゲキサカ
横浜F・マリノスのFW宮市亮が30日のJ1第23節・鹿島アントラーズ戦の試合後、日産スタジアムのマイクを通してサポーターに涙の挨拶を行った。宮市は27日のEAFF E-1選手権の韓国戦で右膝前十字靭帯断裂の重傷を負い、長期離脱が決定的となっていた。
この日、横浜FMは2位の鹿島に2-0で圧勝。両者の勝ち点差は8に広がり、優勝に向けて大きく前進していた。代表活動中の宮市に向けては、試合前にサポーターから「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」という横断幕が掲げられ、ウォーミングアップに向かう選手たちも宮市の背番号17のユニフォームに身を包んでピッチに登場していた。
試合後、宮市は「みなさん、本当に今日は最高の試合をありがとうございました」と涙声であいさつ。「正直、こんなサプライズをしてくれるとは思っていなかったので本当に嬉しいです。みんなが素晴らしいプレーをしていたのでそれに尽きる。まだまだ長い道のりありますけど、みんなでがんばっていきましょう」とサポーターへの感謝と、今後のシーズンへの意気込みを語った。
(取材・文 竹内達也)
岩田智輝が横浜FM加入後J1初ゴール! E-1からの連戦フル出場も「出るからには責任を持って」 | ゲキサカ
待ちに待った横浜F・マリノス移籍後J1初ゴールは、鹿島アントラーズとの天王山で生まれた。「マリノスに来てからリーグ戦で点を取れていなかったので、やっとか……という気持ち」。MF岩田智輝は自らがボランチで勝負していくため、常々求め続けてきたゴールという結果を重要な一戦で叩き出した。
1-0で迎えた後半6分、DF永戸勝也のFKは相手にクリアされたが、エリア外でいち早く反応した岩田は果敢にダイレクトで右足を振り抜いた。「こぼれてきた瞬間、シュートは意識していて、ミートして枠に飛ばすことだけを考えた」。目の前には相手選手も寄せてきていたが、見事に捉えたボールは地を這う軌道でゴール右隅へ。加入初年度の昨季はルヴァン杯での1ゴールのみにとどまっていた24歳にとって、これが記念すべき横浜FMでのJ1初ゴールとなった。
27日にEAFF E-1選手権の韓国戦を戦い、中2日で迎えたJリーグ再開戦。難しいコンディション調整を強いられながらも、連続フル出場で結果を出した。「身体はしんどかったけど、出るからには責任を持って出ないといけないし、それをしっかり表現できたと思う」。大会期間中には森保一監督から得点力の課題を指摘されていただけに、自身の代表キャリアを切り拓く上でも大きな意味のあるゴールとなった。
また代表活動を通じては「ミスが多いところもあったけど、前への意識、サポートの意識はすごく上がったと思う」と手応えも得たという。この日の勝利により、横浜FMは2位鹿島との勝ち点差を8に広げ、堂々の独走態勢へ。「引き分け引き分けと来ていたのですごく嬉しい」と喜びを表現した岩田は「もう1点もう1点と、勝利につながる結果、ゴールやアシストを決められたら」と継続的な活躍を誓った。
(取材・文 竹内達也)
E-1韓国戦から連続先発…横浜FM西村拓真「亮くんに比べたら疲れたなんて言っていられない」 | ゲキサカ
日本代表の一員として全試合に出場したEAFF E-1選手権から中2日、FW西村拓真は横浜F・マリノスでもキックオフのピッチに立っていた。「ビッグマッチに出られる喜びしか感じていなかったし、その責任を感じていた」。2位鹿島アントラーズとの天王山でも豊富な運動量を披露し、後半41分までのプレーで勝利に大きく貢献した。
そんな西村にとって、この試合にかけるモチベーションはもう一つ大きなものがあったという。それは「亮くんに比べたら疲れたなんて言っていられない」というもの。ともに日本代表としてE-1選手権に参加し、27日の韓国戦で右膝前十字靭帯損傷の重傷を負ったFW宮市亮の存在だった。
宮市は無念の負傷交代となった韓国戦の試合後、近しい選手に現役引退の意向をこぼしていた様子。その時点では正式な診断が下りていなかったが、かつて3度経験した大怪我の重みを自覚していたからだろう。それでも宮市はその後、復帰に向けてリハビリに取り組むことを決意。その裏にはファン・サポーターをはじめ、さまざまなメッセージを受け取ったからだとSNSに綴っている。
韓国戦に先発していた西村もそんなメッセージを送った一人だった。「声がかけられなかったけど、メッセージを送った」という西村は「はずかしいので……」と内容こそ明かしはしなかったが、宮市への思いの一端を口にした。「亮くんに比べたらサッカーができるということが感謝だし、身近な人が一瞬でああいうことになってしまって、自分自身もあらためて考えさせられた。疲れたと言っていられないなと」。この日、疲れ知らずの連続先発を果たした西村を突き動かす思いがあったようだ。
A代表での経験を通じて「全選手のクオリティーが高いし、意識が高い」と刺激を受けたという西村は宮市の負傷にも心を寄せて「日々感謝しながらサッカーをやっていきたい」と宣言。「まず自分自身は自分の仕事に集中する、自分の責任を果たすことが大事。それが亮くんのためになる」と決意を新たにした。
(取材・文 竹内達也)
宮市亮の感涙メッセージに心打たれた横浜FM喜田拓也「必ず最後にシャーレを渡すと彼に誓いたい」 | ゲキサカ
J1リーグ優勝への天王山となった横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ戦。結果は2-0で完勝した横浜FMが大きくリードを広げる形となったが、この日の日産スタジアムでは結果以上にFW宮市亮(横浜FM)の存在が注目を集めていた。約10年ぶりの日本代表復帰戦で右膝前十字靱帯の再断裂——。そんな悲劇に見舞われた29歳がスタジアムに姿を現すと、サポーターも含めたクラブ総出で盛大な励ましのエールが送られていた。
大一番のキックオフ数十分前、横浜FMのサポーターが陣取るホームゴール裏には2枚の横断幕が掲出されていた。
一つは2011年8月4日に34歳の若さで亡くなった松田直樹さんに弔意を表するとともに、AED(自動体外式除細動器)の普及・活用を啓発する『命つなぐアクション』にちなんだ「誇り 魂 想いを紡ぎ 松田直樹 これからも共に」という文面。そしてもう一つは、長期離脱が発表されたばかりの宮市へのメッセージだった。
「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」
宮市は今月27日、地元愛知の豊田スタジアムで行われたEAFF E-1選手権・韓国戦で、相手選手とボールを競り合って右足を着地した際、右膝の関節辺りを押さえて転倒。スポンサー看板前で倒れ込み、プレーを続けることができないまま足を引きずってピッチを退いた。続く29日、クラブは右膝前十字靭帯断裂という診断結果を発表。これまで負傷に泣かされ続けてきた宮市にとっては、左右合計で4度目となる同箇所の大怪我だった。
宮市はクラブ公式発表の直後、自身のSNSを通じて声明を発表。受傷直後は現役引退の決断に気持ちが傾きながらも、さまざまな人々からの励ましのメッセージを受け、復帰に向けた手術・リハビリに取り組む意向が明かされた。この赤裸々な文面は多くの人々の心を打ち、クラブ内では次々に動きが出てきた。サポーターは宮市の復帰を待ち望む横断幕を作成。また選手たちは現場スタッフと協力し、「亮、どんな時も君は一人じゃない」と記した背番号17のユニフォームをウォーミングアップ時に着用するという粋な演出を発案した。
そして試合当日、スタジアムの光景は宮市の心を打った。キックオフ前、ゴール裏サポーターの前に姿を現した宮市は励ましのメッセージに拍手で応えたが、その目は潤んでいるように見えた。また試合後にはチームのジャージ姿で勝利後恒例の円陣に加わり、チームメートに促される形でサポーターに向けて涙ならがらのメッセージを送った。
「正直、こんなサプライズをしてくれるとは思っていなかったので本当に嬉しいです。何よりみんなが素晴らしいプレーをしていたのでそれに尽きると思います」。マイクを通じて口にしたのは、サプライズ演出への感謝とチームのパフォーマンスに向けたねぎらいのメッセージ。そしてさらに、負傷後の選手としては少々意外な言葉を続けた。
「サポーターの方も素晴らしい声援ありがとうございます。まだまだ長い道のりがありますけど、またみんなで頑張っていきましょう」。メッセージの中で宮市が“長い道のり”と述べたのは、目の前のチームが戦っているシーズンの行方。おそらくさらに長い戦いになるであろう自身のリハビリ生活ではなく、優勝争いを演じるチームのことを案じていたのだ。
横浜FMのチームキャプテンであるMF喜田拓也に宮市のメッセージについて問うと、感激した様子で次のような言葉が返ってきた。
「ああいう選手とやれることが喜びでしかなくて、自分がああいう状況になってああいうことを言えるというのは普通ではないと思う。そういう仲間がいることをみんな幸せに思わないといけないし、勝っていくチーム、本当の意味で強いチームというのはああいう人がいるチームだと思う。彼の思いは絶対に無駄にしないし、今日だけの感情にするんじゃなくて、これからも彼の思いを持って進んでいきたい」
喜田自身もこの日までの間、右股関節内転筋肉離れによって約2か月間にもわたる戦線離脱を経験していた。キャプテンとして自らがピッチに立てないことには、おそらくもどかしい思いもあったであろう。しかし、そんな喜田にとってさえも、これまで負傷に苦しんできた宮市の再離脱には悲嘆を隠せなかった。
「僕らも泣きたくなるくらい、本当に悔しくて、悲しくて。ここ数日は感情を揺さぶられる時間を過ごしてきて……」。そこで提案したのがウォーミングアップで17番のユニフォームを着用するサプライズ演出だった。喜田自身は「僕の手柄にするつもりは一切ない」「僕とは言いたくないし、非常に難しいところ」と発案者であることを頑なに否定したが、宮市への思いに話が及ぶと、陣頭指揮を取っていたことが容易に想像できるほど感情のこもった言葉が次々に溢れ出した。
「亮くんにしかわからない気持ちがあるのも容易に想像できたし、僕らが軽々しく何か言葉をかけるのも……。大切に思うが故にそういうことを思ってしまう状況ではあったけど、それでもやっぱり声をかけたくなった。大事な仲間だから何かをしたくて、動きたくて、ああいうユニフォームもそうだし、少しでも彼のこれからの活力になるような言動、行動ができればなと思う」
「彼自身もチームが必ずタイトルを取るために表であろうが裏だろうが全力を尽くすと言ってくれた。それこそが彼がこれまで示してきたもの。これだけたくさんの人たちが激励してくれて、愛されているのは普通のことじゃない。もしかしたら彼自身も感じていることかもしれないし、僕が偉そうに言えるわけじゃないけど、これだけたくさんの人に響く人間性、彼自身が持つ魅力がそうさせているんだと思う。だからみんながついているのは忘れないでほしいと何度も伝えさせてもらった」
さらに喜田は「最後、一番上に自分たちが連れて行って、必ず彼にシャーレを渡すという僕らの使命ができた」というタイトル奪還に向けた並ならぬ決意も口にしていた。
2019年に15年ぶりのリーグ優勝を果たした当時もそうだったが、喜田はタイトルに話が及ぶたび、基本的に「目の前の試合」にフォーカスする姿勢を強調し続けてきた。この日も「自分たちには勝たなきゃいけない理由がある」としながらも「それがなくても勝ち続けなきゃいけないんだけど……」とプロフェッショナルとしての矜持をのぞかせつつ、言葉を選びながら発していた。
しかし、それでもなお「優勝」「シャーレ」という言葉を次々口にしたのは、それほどに宮市への思いを強く持っているという証であろう。
「最後、一番上に連れて行って、マリノスが優勝した時に彼自身の名前が残るということが彼が一番報われることだと思う。そこへの貢献は今日の試合だけじゃなく、絶対に忘れないし、彼の思いを持って戦い続ける。今日だけで忘れることは絶対にない」
「彼にとって何が一番報われるかというと、やっぱりたどり着くところはシャーレを渡すこと。先を見すぎているわけではないけど、目の前の試合を今まで通り全員で、全てをかけて準備して、戦って、行き着いた先がみんなの目指すところであれば、彼も必ず報われる気持ちになると思う」
試合後のサポーターへのメッセージに表れていたように、宮市自身もチームに対して「必ずタイトルを取るために表であろうが裏だろうが全力を尽くすと言ってくれた」(喜田)という。だからこそ、そういった宮市の思いに報いるため、選手たちは宮市の復帰への道のりに寄り添いつつ、まずはピッチ上でのパフォーマンスに磨きをかけていく構えだ。
「彼自身には僕らが想像もつかないような日々が待っていると思うけど、辛くなった時は僕らがついているということを思い出して頼ってほしいし、彼のモチベーションだとか希望になるような姿を見せ続けることがチームメートとして、仲間としてできることだと思う。絶対に一人にはしないと約束したいし、必ず最後にシャーレを渡すと彼に誓いたい」(喜田)
天王山となった鹿島戦の白星により、2位と勝ち点8差の独走態勢に入った横浜FM。残り11試合、試練と向き合う仲間の思いを背負い、勝たなければならない理由を胸に、覚悟を深めたトリコロールが3年ぶりの王座奪還に向けてラストスパートを仕掛けていく。
(取材・文 竹内達也)
Goal.com
横浜FM、鹿島との天王山を制してシーズンダブル | Goal.com 日本
明治安田生命J1リーグ第23節、横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズが日産スタジアムで開催された。
ここまで勝ち点45で首位を走る横浜FMと、同40で2位につける鹿島による天王山。右膝前十字靭帯断裂の重傷が発表された宮市亮がスタンドから見守った試合は、首位チームと2位チームの対戦らしく、序盤からアグレッシブな攻防が繰り広げられる。
ハーフタイムにかけては、徐々にリズムを掴んだ横浜FMが攻勢に出る。28分には、ボックス左奥でボールを受けた岩田智輝がシュート性のボールを中央へ。これがそのままファーのゴールマウスに吸い込まれそうになるが、ここは和泉竜司の好クリアリングに阻まれる。
それでも、37分には横浜FMが決めきる。バイタルエリアで仕掛けたエウベルが左サイドのアンデルソン・ロペスへ。すぐさま折り返しのボールが入ると、正面のエウベルがダイレクトシュートを流し込み、横浜FMが先手を取って試合を折り返した。
迎えた後半、攻める姿勢を崩さない横浜FMは51分に追加点を奪う。ゴール前に入れたFKはクリアされるも、ルーズボールをペナルティアーク手前の岩田がダイレクトで叩く。低い弾道の鋭いシュートがDFにディフレクトしてコースが変わると、これがそのままゴール右に吸い込まれた。
試合終盤は徐々に受ける形になった横浜FMだが、集中した守備を継続して相手に主導権を掌握させることなく時間を消費し、そのまま2-0で逃げ切り。3-0で勝利した今季初戦に続いて鹿島戦を制し、シーズンダブルを達成した。横浜FMは鹿島との勝ち点差を「8」まで広げ、3季ぶり優勝へ邁進している。
Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜
横浜F・マリノス 2022マッチレポート | 7月30日 vs 鹿島 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
SPORTERIA
J1 第23節 横浜FM vs 鹿島のデータ一覧 | SPORTERIA
こけまりログ
2022/07/29 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/7/30(土)19:00KO J1第23節 横浜F・マリノスvs.鹿島アントラーズ@日産スタジアム ※一部席種にて100%収容/全席指定
今週の他会場など
Jリーグ – J1日程・結果 リーグ戦 第23節 – スポーツナビ https://t.co/OhxIdBzy4M pic.twitter.com/NzXAhGZHp0
— ろこ@横浜F・マリノス系ブログ「こけまり」 (@kokemari) July 31, 2022
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横浜F・マリノスのタオルマフラーをブログで並べてみた。