【試合結果Webニュースまとめ(3△3)】2022/5/18(水)19:30KO J1第11節 浦和レッドダイヤモンズvs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002


【試合結果Webニュースまとめ(3△3)】2022/5/18(水)19:30KO J1第11節 浦和レッドダイヤモンズvs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第11節 浦和レッズ vs 横浜F・マリノス 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】浦和vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年5月18日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 19,425人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]

見て分かるとおり、2つの面が見られました。前半は自分たちのサッカーで多くのチャンスを作り、素晴らしい内容でした。浦和のアウェイの地であのようなプレーができたことが素晴らしいです。ただ、失点は残念です。最初の2ゴールは似たような形でしたし、3点目は予測していれば防げたと思います。選手たちが一番悔しいでしょうし、ゲームを支配できたのですが、残念な結果に終わってしまいました。

--3点リードされている中、カウンターから2失点しました。
もちろん守備の改善はできるところはあります。最後の場面をフォーカスされるかもしれませんが、その過程も見る必要があります。後半立ち上がり早々にゴールを奪われ、うまくいかなくなりました。繰り返しますが、選手が一番悔しいはずですし、勝点3が取れた試合です。不思議な感覚ではありますが、アウェイの地でマリノスのサッカーを表現してくれました。自分が責任を負うべきですし、続けていくことも大事です。守備の改善を含め、次の準備をしていきたいです。

--1ゴール1アシストの宮市 亮選手の評価をお願いします。
宮市は日頃からハードワークをし続けてくれています。ゴールとアシストをマークし、良いパフォーマンスを見せてくれました。

選手コメント

宮市 亮

1ゴール1アシストは個人的にはうれしいですが、3点リードを追いつかれてしまったので、悔しさが残る試合になってしまいました。負けに等しい引き分け。シーズンが終わったときに「この引き分けがあったから」と言えるようにしたいです。

--得点とアシストのシーンを振り返ってください。
得点は日頃から練習している形です。(アンデルソン)ロペスから良いボールが来ました。アシストもロペスや(西村)拓真と日頃話し合っている形です。縦に行ったり、中に行ったりすることで対面のDFも迷ってくるので、良い形でゴールもアシストもできました。

--今季、プレー時間が伸びています。
まずはゴールできたので、マリノスのサポーターの方に「お待たせしました」と伝えたいです。自分はケガを繰り返してきたキャリアなので、出場機会を頂けていることが何よりありがたいことです。先を見ず、チームのために貢献できるよう、一日一日やっていきたいですね。

(昨夏)加入したときよりもコンディションが上がってきています。マリノスのメディカルが素晴らしいケアをしてくれています。大きなケガもなく、幸い出場機会も頂いています。コンディションが上がっている感覚があるので途切れさせないよう、ケガなくやっていけるのが一番です。

喜田 拓也

まだまだ未熟だということです。ゲームの流れを読む力も、ゲームの運び方も、チームとしての未熟さが出ました。マリノスの勝利を信じてくれた人に対し、申し訳なく感じています。ただ、見せたいのは謝る姿や下を向く姿ではありません。見せたいのは立ち上がる姿です。選手は全員、悔しいし、ふがいない気持ちでいるけど、その気持ちに圧しつぶされるのではなく、それでも前を向いて立ち上がる強さを見せたいです。自分たちがつかみたいものはそんなに簡単に手に入るものとは思っていません。そこへの道のりで思いどおりにいかないことはあります。そこで見せられるチーム力がこのチームにはあります。自分はこのチームを誇りに思っているし、それができるチームです。次のゲームまで短い時間ですが、立ち上がる姿を見せたいです。

--今日でJ1出場200試合になりました。
その数字は知らず、初めて聞きました。マリノスだけの200試合は、一緒に戦ってくれた選手、スタッフに恵まれて、支えられてやってきました。サポーターや家族、スポンサーの皆さんら周りの人に恵まれたので、自分が頑張ったという気持ちは1ミリもなく、周りへの感謝しかありません。一緒に戦ってくれているチームメートにすごく誇りを持っています。

全員がチームのために戦えるこんな仲間はほかにいません。彼らとだから、僕は上を目指したいと思います。勝ち取りたいモノもあります。そういう人が周りにいるのは当たり前でもありません。人に恵まれたことを忘れず、何か力になったり、返せるものがあるのであれば、自分の姿勢で返したいです。数字というよりかは、また新たな気持ちを持たせてくれるタイミングになりました。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 


 
 

ハイライト動画


【浦和レッズ×横浜F・マリノス|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第11節 | 2022シーズン|Jリーグ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 宮市が待望のJ1初得点も、後半3失点でまさかのドロー― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは18日、ACLに出場した4チームの未消化分となる2試合が行われ、横浜はアウェーで浦和と対戦し3―3で引き分けた。前半で3点のリードを奪ったが、後半にまさかの3失点。連勝は3で止まった。

 前半は圧倒的にゲームを支配した。12分にFW水沼宏太(32)の2戦連続ゴールで先制すると、19分にはFWアンデルソン・ロペス(28)が4戦連続ゴールを決めて加点。さらに30分にはFW宮市亮(29)が待望のJ1初ゴールを決めた。

 宮市はボックス内左でボールを受け、最後は右足でゴール右隅に流し込んだ。中京大中京高卒業後に海を渡り、昨年7月に約11年半に渡る欧州生活を終えて横浜入り。ケガに泣かされ続けた俊足は「最後の質がまだまだ」と課題を口にしていたが、公式戦ではドイツ2部ザンクトパウリ時代の19年9月以来、約3年ぶりのゴールを決めた。

 チームはこの宮市の得点で勢いに乗ったかに見えたが、後半に落とし穴が待っていた。ユンカーにハットトリックを許し、まさかのドロー。うち2失点は同じような形の速攻から奪われたとあって、マスカット監督は「勝ち点3を取れた試合だったけど、勝ち点3を逃してしまった。もちろん、自分が責任を負わなければいけない部分もある。選手たちにとっても残念な試合となった」と唇を噛んだ。

 
 
横浜・宮市 待望J1初ゴールも勝利逃し悔しさ吐露「負けに等しい引き分けだったのかな」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜の元日本代表FW宮市亮(29)が18日のアウェー浦和戦で待望のJ1初ゴールを決めた。2―0の前半30分、ボックス内左でボールを受け、右足でゴール右隅に流し込んだ。

 「あの形は日頃から練習している。(アンデルソン)ロペスからいいボールが来て、あとは決めるだけだった」。

 中京大中京高卒業後に海を渡り、昨年7月に約11年半にわたる欧州生活を終えて横浜入り。度重なるケガに泣かされてきたが、今年に入り復調の兆しを見せ、この日、待望の瞬間が訪れた。公式戦ではドイツ2部ザンクトパウリ時代の19年9月以来となるゴール。1―0の前半19分にはFWアンデルソン・ロペスの4戦連発となるゴールもアシストし「個人的にはうれしい」と振り返った。

 だがチームは後半に3失点を喫し4連勝を逃したとあって、俊足FWは「それよりも追いつかれた悔しさの方が残る試合となった」と悔しさを露わに。今後へ「負けに等しい引き分けだったのかなと思いますが、シーズンを終えて振り返ったときに、“あの引き分けがあったから”と思えるようなシーズンにしたい」と逆襲を誓っていた。 

 
 

ニッカンスポーツ

【横浜】宮市亮J1初ゴール!アウェー浦和戦右足でゴール右隅 アシストも決め前半で2点に絡む – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスのFW宮市亮(29)が、敵地の浦和戦で自身のJ1初ゴールを決めた。

2-0の前半30分、FWアンデルソン・ロペスのスルーパスを受けてペナルティーエリア内でボールを持つ。対峙(たいじ)したDFを落ち着いて見て右足を振り抜き、カーブをかけたシュートをゴール右隅へ決めた。

宮市は1-0の前半19分には、左サイドからのピンポイントクロスでアンデルソン・ロペスの追加点をアシストしていた。

中京大中京高から18歳で名門アーセナル入りした「ワンダーボーイ」。昨夏にブンデスリーガ2部ザンクトパウリから自身初めてとなるJリーグ入り。昨季は横浜でリーグ戦2試合の出場にとどまったが、今季は7試合目の出場となった。

この日は、前半19分にチーム2点目を左サイドからの正確なクロスでアシストするなど、前半だけで2点に絡む活躍を見せた。

試合は浦和FWユンカーに後半だけでハットトリックを許し、3-3の引き分けに終わった。

 
 
【横浜】宮市亮J1初ゴールとアシスト「サポーターのみなさんにはお待たせしましたと言いたい」 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスのFW宮市亮(29)が、アウェーの浦和レッズ戦でJ1初ゴールを決めた。

2-0の前半30分、FWアンデルソン・ロペスのスルーパスを受けてペナルティーエリア内でボールを持つ。対峙(たいじ)したDFを落ち着いて見て右足を振り抜き、カーブをかけたシュートをゴール右隅へ決めた。

「日ごろから練習している形でゴールできた。サポーターのみなさんには『お待たせしました』と言いたい」と振り返った。

宮市は1-0の前半19分には、左サイドからのピンポイントクロスでアンデルソン・ロペスの追加点をアシストしていた。「ロペスとも話し合っていた」と、これも練習を重ねてきた形だったと納得の表情を見せた。

中京大中京高から18歳で名門アーセナル入りした「ワンダーボーイ」。しかし、数多くのけがに悩まされた。19歳で、右足靱帯(じんたい)損傷を2度。15年からプレーしたブンデスリーガ2部ザンクトパウリでは1年目に左ひざ、2年目に右ひざの前十字靱帯(じんたい)を断裂した。他にも肩の負傷などもあり、シーズンを通じて満足にプレーできないことが多かった。

昨夏、ザンクトパウリから自身初めてとなるJリーグ入り。完全移籍した横浜で昨季はリーグ戦2試合の出場にとどまったが、今季は7試合目の出場だった。

「怪我をしてきたキャリアで試合時間をいただけていることはうれしい」と率直な心境を語り、「メディカルがすばらしいケアをしてくれた。けがもなく、幸いなことに時間をもらっていてコンディションも上がっている。先を見ずに1日1日やれることをやって。チームに貢献できるよう頑張りたい」と言葉似力を込めた。

この日は前半19分にチーム2点目を左サイドからの正確なクロスでアシストするなど、前半だけで2点に絡む活躍を見せた。一方でチームは後半に3点を返され、3-3の引き分け。後半途中に退いていた宮市は試合終了の笛がなると両手で頭を抱えた。

「追いつかれてしまった悔しさが残る。負けに等しい引き分けだが、最後に『この引き分けがあったから』と言えるシーズンを送りたい」

下を向くことなく、次のゴールと勝ち点3を目指す。【岡崎悠利】

 
 

サンケイスポーツ

横浜M・宮市が今季初ゴール 元アーセナルの快足アタッカー – サンスポ

明治安田J1第11節最終日(18日、浦和3-3横浜M、埼玉)横浜Mは29歳の宮市が今季初ゴールを挙げた。2―0の前半30分、ゴール左から巻くような弾道の右足シュートでネットを揺らした。守備陣のタイミングを外すように右足外側でボールに触れてから素早く振る駆け引きはさすが。同19分にはクロスでチームの2点目もアシストした。

日本の将来を背負うと期待された元アーセナル(イングランド)のアタッカー。欧州で負傷が続き、再起のために昨夏に横浜Mに加入した。出番を増やしている今季は復活を予感させ「(初得点は)お待たせしました、と伝えたい」と語る表情も明るかった。

 
 

スポーツ報知

横浜FM、3点リードを守れず浦和とドロー 4連勝逃しマスカット監督「勝ち点3が取れた試合」 : スポーツ報知

 横浜FMは敵地で浦和と1―1で引き分けた。前半12分にMF水沼宏太の右足で先制し、FWアンデルソンロペスが得点ランキング2位となる今季7ゴール目で加点。昨夏ドイツ2部・ザンクトパウリから加入したFW宮市亮もJ初ゴールを挙げた。しかし後半、浦和FWユンカーにハットトリックを許し、追いつかれた。連勝は3でストップした。

 前半12分、DF小池龍太のグラウンダークロスに水沼が右足シュート。水沼の2戦連発で早い時間帯での先制に成功した。7分後には、宮市の左クロスにロペスが頭で合わせ、追加点を奪った。

 同30分には宮市が出場9戦目で待望のJ初ゴールを決めた。ペナルティーエリア左から右足を一閃(せん)。鮮やかなカーブを描き、ゴール右に突き刺さった。これまでの試合でも決定機を迎えながら仕留めきれないことがあり、「チームが勝つために力になりたい。胸を張ってマリノスの一員になりましたと言いたい」と語っていた宮市にとってうれしい初ゴールだ。

 しかし後半に入ると、攻勢を強めた浦和相手に大崩れ。DFラインを高く敷く中、後半2分、36分に背後を取られて失点。同44分には自陣右サイドから崩されて同点ゴールを許した。今季最多タイ失点で白星を取りこぼし、痛恨のドローとなった。

 マスカット監督は「後半早々にゴールを奪われて、そこからうまくできなかった。勝ち点3が取れた試合だったが、最終的に逃してしまった。自分たちのやろうとするサッカー、内容も見せられたけど選手たちも悔しいと思うし、残念な結果」と肩を落とした。「後半の失点は残念。2ゴールは似たようなやられ方で、3点目も予測の部分。守備の面は改善できると思う。点を取られた最後のところにフォーカスされるが、そこだけでやられたのではない。前の場面でどうボールにいったのかということ」と失点の場面を振り返った。

 それでも前半の戦いぶりを「多くのチャンスをつくって支配する展開。素晴らしい内容だった。アウェーという難しい地でああいうプレーができたのは素晴らしい」と選手をねぎらい、全得点に絡んだ宮市についても「ハードワークし続けて手を抜かず、いつでもいい状態でパフォーマンスしてくれた。ゴール、アシストという形で結果も出たが、それ以上に彼が結果について悔しい思いをしている」と語った。

 
 
横浜FM喜田拓也、J1通算200試合出場を白星で飾れずも「次につながる要素は見つけたい」 : スポーツ報知

 横浜FMは敵地で浦和と1―1で引き分けた。前半にMF水沼宏太の先制点からFW宮市亮も待望のJ初ゴールを決めるなど3点のリードを奪ったが、後半に3失点。4連勝を逃し、痛恨のドローを喫した。

 フル出場したキャプテンのMF喜田拓也は試合後の会見に応じ、「ゲームの流れを取り戻す力も、ゲームの運び方も、チームとしての未熟さが出た。マリノスの勝利を信じてくれたすべての人に申し訳なく思うし、見せたいのは下を向く姿ではなく立ち上がる姿。悔しさもあるけど、それに押しつぶされるのではなく、それでも前を向いて立ち上がっていく強さを見せていきたい」と結果を受け止めつつ、次への切り替えを強調した。

 前半の出来には一定の手応えを示したものの、後半開始早々の失点から流れを渡した。「プレッシャーのかけ方を変えてきたのは一つ。相手も出てくるしかなくなって前から勢いを持ってくるのは想定済みではあったけど、早い時間の失点でチームがバタバタした。入りの未熟さもあるし、会場の雰囲気や彼らのホームの力に多少巻き込まれる時間もあった」と振り返り「思い通りのビルドアップができたシーン、引っかかってカウンターを浴びたシーンも多かった。失い方やリスク管理の配置はもう少し修正しないといけなかった」と改善点についても言及。

 試合後ではなく試合中にピッチ内で修正する力が「勝ちきるために、上にいくためには必要」と説き、「感情的になるのではなくて、なぜこうなったのかを修正して積み上げられるチームだと思うので、次につながる要素は見つけたい」と中2日で迎える福岡戦(ベススタ)の勝利を見据えた。

 クラブ一筋の喜田にとって、この日がJ1通算200試合目の出場だった。白星で飾ることはできなかったが、どんな時もチームの先頭に立つキャプテンは「今まで一緒に戦ってくれたチームメート、スタッフに恵まれて支えられてやってきた。まわりのファンサポーターや家族、スポンサーのみなさん、まわりの人に恵まれてやってきたので感謝しかない。彼らとだから僕は上を目指したいし、勝ち取りたいものが強くある。そう思わせてくれるのは当たり前でない。そういった人たちに何か力を与えることができる、返せるものがあるなら姿勢で返したい」と感謝の言葉を力強く紡いだ。

 
 

サッカーダイジェスト

ユンカーが圧巻ハットトリック! 0-3から浦和が追いつき勝点1奪取、ドロー決着で横浜は4連勝ならず | サッカーダイジェストWeb

 Jリーグは5月18日、J1第11節の2試合を各地で開催。埼玉スタジアム2002では浦和レッズ対横浜F・マリノスの一戦が行なわれ、3-3の引き分けに終わった。

(中略)

 前半は横浜が圧倒。12分に小池龍のお膳立てから水沼が先制点を挙げると、19分に宮市のクロスからA・ロペスがヘディングシュートを叩き込む。さらに30分、宮市が鮮やかなコントロールショットを突き刺す。

 3点のビハインドを背負った浦和は、47分に1点を返す。岩波のロングボールに抜け出したユンカーが冷静なフィニッシュでネットを揺らす。

 その後はややオープンな展開となるなか、81分に浦和が1点差に詰め寄る。スコアラーはまたもやユンカー。相手の最終ラインの背後にタイミング良く抜け出し、正確なシュートでこの日、2点目を奪取した。

 そして89分、ユンカーがハットトリックを達成。大久保の果敢な突破から、最後は背番号7が丁寧なフィニッシュ。試合はそのままタイムアップ。浦和は6試合連続でドロー、4連勝がかかっていた横浜は悔しい引き分けとなった。

 
 
なぜ宮市亮は浦和戦で活躍できたのか。全3得点に絡むハイパフォーマンス。序盤に見せたふたつのプレーが伏線に | サッカーダイジェストWeb

— 3分に縦への突破を試み、11分には中に運んでアーリークロス

 若かりし頃と何ひとつ変わっていない。一瞬で振り切るスピードは錆び付いていないし、ボールを持った時のワクワク感は今も昔も同じ。何度も怪我に泣かされ、30歳目前にJの舞台に戻ってきたスピードスターがようやく本領を発揮した。

 J初得点を含む、全3ゴールに絡む大暴れ。5月18日に行なわれた11節・浦和戦の前半は、横浜の宮市亮のひとり舞台となった。

 この日の宮市は手が付けられなかった。4−2−1−3の左ウイングで先発出場を果たすと、横浜の攻撃を牽引する。タッチライン際にポジションを取り、得意の1on1で何度も相手を振り切った。

 足もとでボールを受ければ、スピードを生かした仕掛けでチャンスを演出。12分に先制ゴールの起点になると、19分には左サイドから中に切れ込んでアンデルソン・ロペスの追加点を右足のクロスからお膳立てした。

 そして、最大の見せ場は30分だ。左サイドに走り込み、A・ロペスのパスを受ける。前方にスペースがあったが、ファーストタッチでゴールに身体を向けると、相手DFと駆け引きしながら左斜め45度の位置から打ち込んだ。コースは限れていたが、ボールは逆サイドネットに吸い込まれる。宮市にとって、これがJ初得点。感情を爆発させ、仲間から祝福を受けた。

「個人的に(ゴールやアシストは)嬉しいけど、それよりも追いつかれてしまったほうの悔しさが残る試合だった」(宮市)。チームは3点のリードを守り切れず、3失点でドロー決着。宮市にとっては素直に喜べない結果かもしれない。だが、“完全復活”のきっかけになる活躍だったのは確かだろう。

 なぜ、宮市は浦和戦で活躍できたのか。ドリブルのキレはもちろんだが、ポイントは立ち上がりのプレーだろう。開始早々から積極的に仕掛けると、3分に縦への突破を試み、11分には中にボールを運んでアーリークロスを入れている。

 このふたつのプレーにより、DFの頭には複数の選択肢が浮かび、判断に迷いが出てしまったはず。もちろん、浦和守備陣の対応に問題はある。左SBとCBのスペースをうまく使ってきた宮市をケアしきれず、誰が対応に行くかはっきりしていなかったからだ。

 だが、序盤に見せたふたつのプレーが伏線となり、アシストと得点の場面では相手の対応が定まらない間にプレーを完結させている。「自分が縦や中央に仕掛けることにより、相手が迷う。中に行くのか外に行くのかというところで、良い形でゴールもアシストができました」と本人が振り返った通り、ふたつのプレーが相手の判断を鈍らせた要因だろう。

 後半は運動量が落ち、前半ほどのインパクトを残せなかったのは今後の課題だ。だが、前半の45分間に見せたパフォーマンスは目を見張る。11シーズンを過ごした欧州を離れ、昨年7月に加入してから約10か月。当初はコンディションが整わなかったが、今季は徐々に出場期間を伸ばしており、身体にキレも出てきた。体調面に不安はなく、あとは結果を継続して残すだけだ。

「ゴールを決められたので、マリノスサポーターの方々にお待たせしましたと言いたいですし、自分自身は怪我を繰り返してきたキャリアで、こうして出場機会を得られていることが何よりも嬉しい。あまり先を見過ぎずに1日1日にやれることをやって、チームに貢献したいですね」

 浦和戦のゴールは復活の序章にすぎない。ピッチに立てる喜びを噛み締めながら、宮市は一歩ずつ復活への道を歩んでいく。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

 
 
【J1採点&寸評】浦和3-3横浜|ハット達成のユンカーに最高評価「7.5」! 横浜の3トップも軒並み高採点 | サッカーダイジェストWeb

【横浜|採点】
スタメン)
GK
高丘陽平 5.5
DF
松原 健 5
畠中槙之輔 4.5
角田涼太朗 4.5
小池龍太 5.5
MF
渡辺皓太 5.5(69分OUT)
喜田拓也 5.5
西村拓真 5.5(81分OUT)
FW
水沼宏太 7(69分OUT)
アンデルソン・ロペス 7(77分OUT)
宮市 亮 7(69分OUT)

途中出場)
MF
吉尾海夏 5.5(69分IN)
MF
岩田智輝 5.5(69分IN)
FW
仲川輝人 5.5(69分IN)
FW
レオ・セアラ ―(77分IN)
MF
マルコス・ジュニオール ―(81分IN)

監督)
ケヴィン・マスカット 5.5

【横浜|寸評】
 前半は両サイドの使い方も、相手を引き寄せてスペースを突く攻撃も機能。後半、相手アタッカーの長所が速さにもかかわらず、背後のスペースをプレゼントしたことに罰を受けた。

 前半の3得点は3トップの絡み方が素晴らしく、それぞれのゴールへ向かう姿勢が機能した。それを支える中盤も、前線の機能性があって、高い位置でのポジショニングをキープすることに成功した。後半に入ると3点リードながら高いラインと攻撃性を維持したが、両CBはユンカーの裏抜けに対し劣勢に。どれだけ押し込んで相手を楽をさせないかという点でも息切れ。交代出場の選手たちも悪い流れを断ち切れなかった。

【浦和|寸評】
 前半は小泉の役割とプレーがハッキリせず、右サイドを中心に崩壊して3失点。後半はハイラインを続ける横浜の出方もあり、シンプルな背後への狙いが機能して爆発力を見せた。

 右サイドで馬渡と小泉の関係がハッキリしないところから2失点。相手の良さもあったが、ミスマッチを突かれた感もある。3点ビハインドで後半を迎えると、リスク覚悟でオープンな打ち合いを志向し、相手もそれに乗ってくれたことでユンカーが活きた。交代出場の松尾と大久保もゴールに絡み、スペースに対してシンプルな攻撃が功を奏した。しかし、劇的な展開であろうとなかろうと得られた勝点が1には変わりない。

  
  

サッカーキング

白熱の一戦は浦和がユンカーのハットで3点差を追いつきドローに持ち込む…横浜FMは宮市が躍動もリードを守りきれず | サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ第11節(延期分)が18日に行われ、浦和レッズと横浜F・マリノスが対戦した。

 リーグ戦では5試合連続引き分け中と勝ちきれない試合が続く浦和が、リーグ戦3連勝中の横浜FMをホームに迎えての一戦。序盤からアウェイの横浜FMがボールを保持し、浦和を押し込む展開となった。

 12分、左サイドに展開されたボールを宮市亮がワンタッチで浦和ディフェンスの背後に落とすと、走り込んできた小池龍太がグラウンダーのクロスをゴール前に供給。このボールが誰も触れずにファーサイドに流れると、これを水沼宏太が押し込み、横浜FMが幸先よく先制する。19分には横浜FMに追加点。左サイドでボールを受けた宮市のクロスにアンデルソン・ロペスがヘディングで合わせてネットを揺らした。

 勢いに乗った横浜FMは30分、中央でボールをキープしたアンデルソン・ロペスが左サイドの宮市にボールを供給。カットインした宮市が右足でシュートを放つと、ボールは弧を描きながらゴール右隅に決まり、リードを3点に広げた。その後も横浜FMは浦和にチャンスを作らせず、3点リードで前半を折り返した。

 3点のビハインドを負って後半を迎えた浦和は47分、ボールをキープした岩波拓也が横浜FMのディフェンスラインの背後にロングパスを供給すると、抜け出したキャスパー・ユンカーが冷静に流し込み、浦和が1点を返した。61分には横浜FMにチャンス。FKのリスタートからボールを受けた水沼が右サイドから直接ゴールを狙うが、浦和のGK西川周作が左手一本でなんとかかき出した。

 81分、浦和は最終ラインからのロングボールを途中出場の松尾佑介がディフェンスの前で逸らすと、ディフェンスラインの背後に抜け出したユンカーがGK高丘陽平との一対一を制し、左足でゴールネットを揺らした。ユンカーのこの日2ゴール目となる得点で浦和が1点差に詰め寄ると、89分に左サイドでスローインを受けた途中出場の大久保智明がドリブルでペナルティエリア内に侵入。大久保のシュートをユンカーがコースを変え、同点に追いついた。

 試合はそのまま3-3で終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合う結果に。浦和はリーグ戦6試合連続の引き分けとなり、横浜FMは連勝が3でストップしている。

 次戦のリーグ戦第14節は21日に行われ、浦和レッズはホームで鹿島アントラーズと、横浜F・マリノスはアウェイでアビスパ福岡と対戦する。

 
 

サッカーマガジンWEB

横浜FMが水沼宏太2戦連発&A・ロペス4戦連発&宮市亮初ゴール! 浦和はユンカーハット! 興奮の3-3ドローに◎J1第11節 – サッカーマガジンWEB

— 「引き分けだが勝利に値する」とリカルド・ロドリゲス監督

 前半、浦和0-3横浜FM。後半、浦和3-0横浜FM。トータル浦和3-3横浜FM。両チームともゴールに突き進む戦いを仕掛け、引き分けは妥当だった。

 強い、速い、鋭い。前半は横浜FMのものだった。30分までに3ゴールを決めて、浦和を寄せつけなかった。

 ボールがあるところでとにかく横浜FMが優位だった。守備では相手の判断の時間を奪う速さで寄せきって引っ掛けて、そのまま鋭く攻めに移る。どのエリアでも相手よりも早く動いて早く判断して早く攻めて、3ゴールだ。

 12分、渡辺皓太が右サイドから大きく左に展開すると、宮市亮がヘッドで前へ、インサイドを走り抜けた小池龍太がニアに滑り込ませると、西村拓真は触れなかったが、そのまま逆サイドまで流れたボールを水沼宏太がプッシュして2試合連続ゴールで先制。19分の追加点も左から。角田涼太朗がワイドの宮市に渡すとそのままカットインして右足で鋭く曲げて落としたクロスを送ると、アンデルソン・ロペスがヘッドで押し込む4試合連続ゴールで2-0に。30分も水沼がこぼれ球を素早くアンデルソン・ロペスに預け、またも左に展開すると、宮市が対峙したDFの右を抜くコントロールショットをゴール右に送り込み、うれしい日本での初ゴールを決めてみせた。

 ボールホルダーへのサポートがままならない浦和は、やられっぱなし。しかし、ハーフタイムで生まれ変わる。

 後半のキックオフと同時に別人のように快活さを取り戻し、前半の横浜FMと同じように運動量を一気に上げると、開始から2分もたたないうちに1点を返す。岩波拓也の裏へのパスに抜け出したキャスパー・ユンカーが得意の左足でていねいにゴール右に流し込み、一気に仕掛けた。

 この超ハイテンポがどこまで続くかがカギになったが、両チームの監督が同じタイミングで交代を決断したのも興味深い。69分に浦和が2人交代すれば、横浜FMは3人替え、77分にも浦和が2人、横浜FMが1人を代えた。これで、一度落ちかけたテンポが、どちらのチームでもさらに高まっていく。

 すると81分、浦和がもう1点を追加した。岩尾憲の縦パスを松尾佑介がフリックして横浜FMの高いラインを破り、ユンカーが豪快に蹴り込んで2-3。これで勢いはさらに増し、89分に左深くのスローインから大久保智明がゴールライン沿いに突破してから中央の狭いコースに差し込むと、またもやユンカーが至近距離から蹴り込んでついに同点。交代選手が重要な仕事をやってのけて、ユンカーのハットトリックを演出した。

 ゴールの奪い合いは、1万9425人の両チームのサポーターを興奮させたが、横浜FMとしては悔やみきれないドローに。

 ケヴィン・マスカット監督は「前半は本当に素晴らしいサッカーだったが、後半の失点は残念な気持ちでいっぱい」と率直に本音を明かす。一方で、勝利を逃しつつも、前半の圧倒的な戦いについて「アウェーの難しい地でこのようなサッカーを選手たちが見せてくれたことに関しては、結果がついてこなかったから不思議な感覚ではあるけれど、しっかりマリノスのサッカーを表現してくれたと思う」と称えることも忘れなかった。

「引き分けだが勝利に値する」と振り返ったのは、浦和のリカルド・ロドリゲス監督。「マリノス相手に0-3のビハインドを追いつくことは簡単ではない」として、「チームがピッチの上で出し尽くしたことで実現してくれた」と後半のリカバーに感謝した。

 戦術的には「前半途中から左サイドで関根を下げて右の馬渡を含めて5バックにして、相手の前進を抑えた」と4失点目を防いだことをポイントに挙げた。これで6試合連続ドローになったが、3点を追いつく内容に「このスピリットを残りのシーズンで活用していければ」ときっかけのゲームにするつもりだ。

現地取材◎平澤大輔

 
 
【横浜FM】宮市亮のうれし悔しい日本初ゴール。「マリノスのサポーターにお待たせしましたと言いたいです」 – サッカーマガジンWEB

— 「試合時間をいただけていることは何よりうれしい」

「まずは、ゴールできたことで、マリノスのサポーターにお待たせしましたと言いたいです」

 横浜F・マリノスのウインガー、宮市亮がついに日本で初めてのゴールを記録した。J1第11節の浦和レッズ戦、30分のことだった。

 その記念すべきゴールの前に、キックオフから振り返ったほうがいいだろう。

 左ウイングとして先発し、12分に右からのサイドチェンジのパスをそのままヘッド、縦のスペースに届けて小池龍太を走らせた。小池のセンタリングが逆サイドまで流れていって、最後は水沼宏太が蹴り込む先制ゴールにつながった。19分には再び左サイドで角田涼太朗から預かると、中にドリブルしながら右足で高速カーブをかけたインスイングのキック、浦和DF岩波拓也の頭を超えてその向こう側に走っていてアンデルソン・ロペスの頭に落とすハイクラスのクロスを届けて、2点目を演出した。

 そんな「宮市ショー」のクライマックスにふさわしかったのが、30分のゴールシーンだ。

 自陣で松原健が相手から奪って水沼の足に収まり、すかさず前線中央のアンデルソン・ロペスへ縦パス。これでスピードアップのスイッチが入った。宮市は左へと走り、アンデルソン・ロペスからパスを受けた。ペナルティーエリア左でDFアレクサンダー・ショルツが立ちはだかる。

 顔を上げ、周囲の状況を確認する時間があった。「そこまでにも中に行ったり縦に行ったりすることで、対面するディフェンダーは迷ってくる」と踏んだ宮市の判断は、ボール1つ分、右にずらして抜き去らずにシュート。ボールはショルツの右を抜き、GK西川周作が伸ばした左手の先へ。ピンポイントフィニッシュが決まると、自然に雄叫びがあがった。

「あの形は日頃から練習していますし、ロペスからいい形でボールが来ましたから、いいゴールだったと思います」

 チームの2点目のアシストについても「あの形は(西村)拓真やロペスと日頃から話し合っている形でした」と、同じように振り返っている。練習は嘘をつかない。ケヴィン・マスカット監督も「ここまでハードワークを続けてきて、ずっと手を抜かずに練習していました。それが今日、しっかりゴールとアシストという形で出ました」と、その真摯な姿勢をずっと見ていた。

 宮市がそれでも笑顔を浮かべることができなかったのは、もちろん、前半でほとんど完璧な試合運びで3-0とリードしながら、後半に追いつかれて3-3で引き分けたからだ。「個人的にはうれしいところではありますけど、追いつかれてしまった悔しさが残る試合になった」。それを「負けに等しい引き分け」と表現した。

「最後にこのシーズン振り返ったときに、この引き分けがあったからよかった、と言えるようになりたい」

 負けに等しいとするのはエモーショナルな部分で、事実はアウェーで勝ち点1を手にしている。1得点1アシストでそこに貢献しているし、何より今季はプレー時間を増やし、これでリーグ戦は7試合、ACLでも4試合に出場している。

「ケガを繰り返してきたキャリアで、試合時間をいただけていることは何よりうれしいです。先を見ずに1日1日でやれることをやって、チームに貢献できるように頑張っていきたい」

 ヨーロッパで苦しんできたからこそ、ピッチに立つことの価値を深く理解する。その思いがようやく結実したファーストゴール。2点目は、勝利につなげて思いきり喜びたい。

取材◎平澤大輔

  
  

ゲキサカ

浦和FWユンカー、0-3から起死回生ハットトリック!! 横浜FMはFW宮市亮がJ初ゴール含む1G1Aも4連勝ならず | ゲキサカ

 J1リーグは18日、第11節延期分を行い、浦和レッズが横浜F・マリノスと3-3で引き分けた。横浜FMは前半にFW宮市亮がJリーグ初ゴールを含む1得点1アシストを記録し、全3ゴールに絡む大活躍。だが、浦和も後半だけでFWキャスパー・ユンカーがハットトリックを達成し、6戦連続ドローに持ち込んだ。

 ホームの浦和は5試合連続ドロー中。第13節の広島戦(△0-0)からの中4日で先発2人を入れ替え、MF伊藤敦樹とFWダヴィド・モーベルグに代わってMF柴戸海とユンカーが入った。対する横浜FMは第13節の湘南戦(○4-1)から中3日。先発5人を入れ替え、DF松原健、DF角田涼太朗、MF渡辺皓太、FW西村拓真、FW宮市亮が新たに入った。宮市は初の左ウイング起用となった。[スタメン&布陣]

 前半4分、浦和は左サイドでのボール奪取からユンカーが裏を取り、カバーに入った角田をかわしてゴール前にラストパス。だが、これは絞って対応したDF小池龍太にクリアされた。その後は横浜FMが一方的にボールを握り、同7分には厚みのある攻撃から宮市が左サイドから低い弾道のクロスを配給。西村が惜しくも合わせられず、ゴールにはつながらなかった。

 それでも前半12分、横浜FMが試合を動かした。最終ライン近くまで降りたMF喜田拓也が左サイドにロングパスを送り、宮市がヘディングで前に渡すと、小池龍が敵陣深くまで侵入。グラウンダーでのクロスボールはニアの西村には合わなかったが、そのままファーサイドまで抜け、走り込んでいたMF水沼宏太がワンタッチで押し込んだ。

 その後は浦和が一時攻勢を仕掛けたものの、次のゴールも横浜FMに入った。前半19分、角田のパスが左サイドの宮市に入り、宮市は対面のMF小泉佳穂をかわして右足でクロスボールを送ると、うまくDF岩波拓也の背後に入ったFWアンデルソン・ロペスが反応。力強いヘディングシュートがGK西川周作の手を弾き、ゴールマウスに吸い込まれた。

 なおも横浜FMは止まらない。前半30分、松原のボール奪取から水沼、A・ロペスとつないで左サイドに展開し、宮市がペナルティエリア内に侵入。宮市はDFアレクサンダー・ショルツと駆け引きしながら鋭く右足を振ると、鋭く曲がったボールがゴール右隅に吸い込まれた。

 昨年夏にドイツ・ザンクトパウリから加入した宮市はこれがJリーグ初ゴール。2019年9月22日のブンデスリーガ2部第7節オスナブリュック戦以来、2年8か月ぶりの公式戦ゴールとなった。

 そのまま試合は後半へ。すると2分、浦和がさっそく1点を返した。横浜FMのGK高丘陽平のロングキックを岩波が胸で収め、そのまま相手の最終ライン裏に蹴り込むと、これにユンカーが反応。ドリブルでゴール前に侵入し、高丘との1対1を制してゴールに流し込んだ。横浜FMの選手たちはオフサイドを主張したが、DF畠中槙之輔が残っており、VARの介入は行われなかった。

 その後も浦和は横浜FMの裏を攻め、後半8分にも小泉の浮き球パスにユンカーが抜け出すが、これは相手のカバーリングに遭う。すると徐々に試合は落ち着き、同16分には横浜FMにビッグチャンス。中盤でのクイックリスタートから水沼が縦に上がり、鋭いクロスボールがゴールマウスの方向へ。だが、これは西川の完璧なパンチングで阻まれた。

 後半24分、両チームとのポゼッションのせめぎ合いが続いた中、浦和がFWアレックス・シャルクのスルーパスからユンカーが抜け出し、またしてもGKとの1対1。だが、今度は高丘が股下のボールをしっかり防ぐ。そこで互いに選手交代を行い、浦和はMF大久保智明とFW松尾佑介、横浜FMはMF吉尾海夏、MF岩田智輝、FW仲川輝人を入れた。

 さらに後半32分にも両チームが同時に交代。浦和がMF岩尾憲とモーベルグ、横浜FMがFWレオ・セアラを投入した。すると同36分、浦和は岩尾が前線に浮き球のフィードを送り込むと、松尾が足先でわずかにそらし、ユンカーがゴール前に突破。GKとの1対1を冷静に決めて1点差に詰め寄った。

 そして後半44分、浦和がついに同点に追いついた。左サイドを攻め上がった大久保が鋭い切り返しでゴール前に侵入すると、右足でシュート性のボールを供給。これをユンカーがワンタッチで押し込んだ。ユンカーは0-3から起死回生のハットトリック。エースの神がかり的な大活躍で浦和が勝ち点1をもぎ取った。

(取材・文 竹内達也)

 
 
横浜FM宮市亮、待望J初ゴールなど3点導く大活躍も「悔しさが残る試合になった」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスのFW宮市亮が待望の日本復帰後初ゴールを決めた。敵地で迎えた浦和戦の前半30分、カウンターからゴール左斜め前に切り込むと、華麗に巻いたシュートをゴール右隅へ。「マリノスサポーターの方にお待たせしましたと言いたい」。自身にとっては2019年9月22日のブンデスリーガ2部第7節オスナブリュック戦以来、2年8か月ぶりの公式戦ゴールとなった。

 宮市は昨夏、ドイツ・ザンクトパウリから横浜FMに加入。中京大中京高を卒業後にイングランド・アーセナルに渡り、オランダやドイツでプレーしてきたウインガーのJリーグ初参戦は大きな話題となった。昨季は怪我の影響もあってなかなか出場機会を得られなかったが、今季は5試合の先発を含む7試合に出場。J1通算9試合目で待望の初ゴールを奪った。

 加入以来、右サイドでの起用が多かった宮市だが、この日は左ウイングで初先発。どちらのサイドでも「苦にしていることはない」と話すものの、左サイドならではと言える縦突破とカットインがいずれも相手の脅威になった。

 「中に行ったり縦に行ったりすることで対面するディフェンスも迷ってくる」。前半19分には鋭いクロスからFWアンデルソン・ロペスのゴールをアシストしたが、まさにその形。得点の場面ではDFアレクサンダー・ショルツ、アシストの場面ではMF小泉佳穂の狙いを絞らせない振る舞いが光った。

 宮市は前半12分にも、サイドチェンジを受けたヘディングパスでDF小池龍太の攻撃参加を導き、MF水沼宏太の先制ゴールをお膳立て。前半だけで3ゴールに絡む大活躍となった。しかし、チームは後半に3失点を喫し、圧巻のパフォーマンスは勝利にはつながらなかった。

 自身のゴールに対する質問にも「個人的には嬉しいけど、それよりも追いつかれてしまった悔しさが残る試合になった」と冷静に語った宮市。「いい形でゴール、いいアシストができたけど、負けに等しい引き分けだった。今季を振り返った時に、この引き分けがあったからと言えるようにシーズンを送っていきたい」。あくまでもチームの結果に焦点を当て、先を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)

 
 

Goal.com

浦和レッズ、3点差追いつき横浜F・マリノスとドロー! | Jリーグ | Goal.com

【Jリーグ(J1)結果】明治安田生命J1リーグでは5月18日に第11節が開催。埼玉スタジアム2002で浦和レッズと横浜F・マリノスが対戦した。

明治安田生命J1リーグは18日、第11節の浦和レッズvs横浜F・マリノスが行われた。

5試合連続ドローかつ直近3試合はスコアレスの浦和が、3連勝中の横浜FMをホームに迎えた一戦。浦和はキャスパー・ユンカーやアレックス・シャルク、関根貴大ら、横浜FMは宮市亮や水沼宏太、喜田拓也らを先発起用した。

試合は12分に動きを見せる。左サイド深い位置に入り込んだ小池龍太がグラウンダーのクロスを供給するとニアに西村拓真が走り込んだが触れられず。結果的に前に出て対処しようとしたGK西川周作を惑わす動きとなり、ファーに走り込んだ水沼が難なく押し込んだ。

さらに19分、左サイド浅い位置でボールを持った宮市が右足でクロスを供給。アンデルソン・ロペスが頭で合わせて追加点をマークした。

その後も横浜FMの勢いは止まらず、スルーパスに反応した宮市がボックス左でボールを持つ。対峙するアレクサンダー・ショルツをわずかに外して右足で丁寧にシュートを放ち、カーブをかけてゴール右端に流し込んだ。これが宮市にとってのJリーグ初得点となっている。

3点差をつけられて試合を折り返した浦和は後半開始早々に反撃に出た。47分、GK高丘陽平のゴールキックをセンターサークル付近で拾った岩波拓也が最終ラインの裏にパスを送る。走り出していたユンカーが左足で流し込んだ。

それから互いに選手を入れ替えながらも横浜FMが2点のリードを保ち続けるが、終盤に浦和が試合を分からなくする。81分、松尾佑介のパスを受けたユンカーがまたも最終ラインの裏に抜け出してGK高丘との一対一を制した。

極めつけは89分、左サイドで粘ってボックス内に侵攻した大久保智明が右足で中央にシュート性のボールを蹴り込む。待ち構えていたユンカーが合わせてハットトリックとなる同点弾をマークした。

そして、試合は同点で終了。この結果、横浜FMの連勝は「3」でストップさせられた。一方の浦和は6試合連続ドローも価値のある勝ち点1としている。

 
 

サカノワ

【浦和3-3横浜FM】ユンカー、エースの証明。0-3から衝撃ハットトリック! | サカノワ

— 6試合連続ドローに。

 J1リーグ11節、浦和レッズ対横浜F・マリノス戦、浦和が前半に3失点を喫したものの後半のキャスパー・ユンカーのハットトリックで3-3に追い付いてみせた。

 前半は横浜FMのペース。小泉佳穂と馬渡和彰のプレスがかからないサイドから立て続けに崩す。12分、水沼宏太が先制点を奪取。さらに19分、アンデルソン・ロペスも追加点を奪う。そして30分には、宮市亮の移籍後初ゴールも決まる。

 後半に入り、浦和は守備を修正する。ボランチの平野佑一が狙われた右サイドをケアし、岩波拓也も前でボールに向かうようにする。すると小泉が高い位置で仕事をできるようになり、攻撃も機能。そしてユンカーの高速アタックが、ことごとく横浜FMのハイラインの背後を攻略していく。

 すると47分、81分、そして89分とゴールを奪い、ハットトリックを達成! 

 浦和が0-3から追い付くドロー劇を演じてみせた。

 試合後、場内を一周するユンカーには温かな大きな拍手が送られた。

 それでも浦和は6試合連続ドローで、2勝7分4敗の勝点13で16位のまま。一方、横浜FMは7勝4分2敗の勝点25で3位キープ、首位・川崎フロンターレと4ポイント差となった。

 
 
【横浜FM】宮市亮が1得点1アシスト「嬉しいが悔しさのほうが残る試合に」。マスカット監督「ハードワーク続けていた」と称賛 | サカノワ

— 西村拓真、アンデルソン・ロペスとの連係に自信を深める。

 J1リーグ11節、横浜F・マリノス戦の宮市亮が加入後初ゴールを決めるなど、1得点・1アシストの活躍を見せた。試合は前半のうちに3点リードしながらも追い付かれる展開に。試合後の取材に応じたスピードスターは、複雑な心境を口にした。

「個人的には嬉しさはありますが、それよりも追い付かれてしまった、この悔しさのほうが残る試合になってしまいました」

 宮市はそのように唇を噛み、次のように得点シーンを振り返った。

「(得点シーンは)あの形は日頃から練習している形であり、(アンデルソン)ロペスからいいボールが来たので決められました。(アシストは)あの形も(西村)拓真、ロペスと話し合ってきたなかで、いい形を出せました。自分が中に行ったり、縦に行ったり、駆け引きすることで、対面するディフェンダーが迷ってくるのかなと思っていました。ただ……負けに等しい引き分けだったと思います。(優勝して)振り返る時、この引き分けがあったから、と言えるシーズンにしたいです」

 宮市にとっては、自信となる活躍になった。

「まずゴールできたことで、マリノスサポーターの方々に『お待たせしました』と言いたいです。ケガを繰り返してきたキャリアでしたが、こうしてプレー時間をいただけているのは何よりも嬉しいことです。あまり先を見ず、1日1日自分がやれることをして、チームのために貢献できるように頑張っていきたいです」

 またケヴィン・マスカット監督は宮市の活躍について、「ハードワークし、いいパフォーマンスを続けていました。それがゴールとアシストの結果につながったと思います」と喜んだ。

 むしろ、ここから――。悔しいドローゲームになったものの、F・マリノスの17番の活躍は、そんな楽しみを大いに抱かせてくれた。

[取材・文:塚越始]

 
 

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2022マッチレポート | 5月18日 vs 浦和 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

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J1 第11節 浦和 vs 横浜FMのデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2022/05/17 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/5/18(水)19:30KO J1第11節 浦和レッドダイヤモンズvs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002 ※観客収容制限なし
 
 

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