【試合結果Webニュースまとめ(5○0)】2021/8/21(土)18:00KO J1第25節 横浜F・マリノスvs.ベガルタ仙台@ニッパツ三ツ沢球技場


【試合結果Webニュースまとめ(5○0)】2021/8/21(土)18:00KO J1第25節 横浜F・マリノスvs.ベガルタ仙台@ニッパツ三ツ沢球技場

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1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第25節 横浜F・マリノス vs ベガルタ仙台 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 


 
 

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvs仙台の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2021年8月21日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 4,857人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]
良い試合ができました。ファン・サポーターに感謝していますし、気分よく帰っていただけたのではないでしょうか。
試合を振り返ると、前半はフラストレーションがたまる展開でしたが、信じる気持ちを持って自分たちのサッカーを徐々にできました。
後半は観ていて楽しいエキサイティングで、エンターテインメント性の高いサッカーができたと思います。

--ハットトリックを達成したレオ セアラ選手の評価をお願いします。
彼はビザの関係で来日が遅れ、合流後もケガがありました。
自分たちスタッフも彼をどう良くしていこうかと考えながら、練習から厳しく指導してきました。レオ(セアラ)自身も努力し、ものにしようとする姿勢も見ていたので、結果が出たことはうれしく思います。
あとはチームメートの助けがどれだけあったのか。チーム一丸のスタンスが結果につながったと感じています。

--出場停止1試合を除き、全試合フル出場していたチアゴ マルチンス選手が欠場しました。彼の現況を教えてください。
昨日の練習中に打撲があったので、リスクを負わず休ませました。
今日の練習でもしっかり走れていますし、大丈夫だとは思うのですが、そういう理由でメンバーから外しました。

--CBに入った岩田 智輝選手および畠中 槙之輔選手との連係面の評価をお願いします。
今夜はボールを握る時間帯が長い展開を予想していた中、岩田にしても畠中にしてもうまくやってくれました。
彼らだけの話ではなく、自分がマネジメントをする上で、選手たちがどれだけの時間出場して、どのようにマネジメントしていくのか、正直、選手を選ぶのが大変なぐらいみんな良い状態です。
今日もアグレッシブなサッカーを展開してくれましたし、またリカバーして次の試合に準備します。

選手コメント

レオ セアラ

--J1初のハットトリックとなりました。率直な気持ちを聞かせてください。
自分のパフォーマンスもチームのパフォーマンスも日々の練習でハードワークしているからこそ。マリノスの場合、勝つだけでなく勝ち方も大事になります。練習の成果が結果に表れ、うれしいです。

--ハットトリックのそれぞれのシュートを振り返ってください。
1点目は信じて勇気を持って入りました。2点目は良いシュートが打てました。3点目はマルコス(ジュニオール)との連係がゴールに結びつきました。(ミドルシュートを突き刺した)2点目の形は練習しているので、その成果が出ました。

--外国籍選手の家族の入国が認められたという報道がありました。それもプレーに好影響を及ぼしていますか。
その報道は僕の耳にも入っていますし、うれしく感じました。特に娘が生まれてすぐに来日しなくてはならなかったので、寂しく辛い時間を過ごしてきました。
その報道があったので、少し明るい未来が見え、楽しみにしています。もちろん、プレーにもメンタルにもプラスに働いたのですが、今日のハットトリックは攻守においてチームの助けがあるからこその結果だと思っています。

岩田 智輝

--久しぶりのCBで意識した部分と自己評価を聞かせてください。
攻撃はポジショニングといかにシンプルにパスを供給できるか、守備はリスク管理を意識しました。序盤パスミスが多かったのですが、徐々に試合に入れてCBの感覚を取り戻せました。

--複数ポジションをこなせる選手が多い横浜FMの強みが出た試合だったのではないでしょうか。
自分も他の選手もいろんなポジションができるのが強みとなっています。それが自分の良さにもつながっているので、これからも1つのポジションだけではなく、どんなポジションでもそれ以上のクオリティーを出せるようにやっていきたいです。

--横浜FMは監督交代しても、選手たちが“アタッキングフットボール”を自分たちのものにしているように感じます。
みんなで話し合って、攻撃も守備も話し合ってコミュニケーションをとり、良いイメージを持てていますし、マリノスのアタッキングフットボールを体現できていると感じています。

 
 

Twitter / Istagram


 
 

ハイライト動画


【横浜F・マリノス×ベガルタ仙台|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第25節 | 2021シーズン|Jリーグ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 川崎Fの背中見えた!最大21差から4差まで縮めた レオがハットで3連勝、12戦無敗― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは各地で9試合が行われ、首位の川崎Fを猛追する横浜がホームで仙台に5―0で圧勝した。FWレオ・セアラ(26)がハットトリックをマーク。チームは3連勝で12戦不敗とし、広島と1―1で引き分けた川崎Fとの勝ち点差を4に縮めた。神戸に加入した元日本代表FW武藤嘉紀(29)がチーム合流3日目で鹿島戦に後半開始から出場。決勝点をアシストして1―0の勝利に貢献した。

 首位に迫る勢いが止まらない。横浜がクラブタイ記録となる2戦連続5得点で大勝。6月に最大21あった首位・川崎Fとの勝ち点差を、怒濤(どとう)の追い上げで4にまで縮めた。マスカット監督体制では4勝1分け。5試合で17得点と攻撃的なスタイルをさらに進化させている新指揮官は「エンターテインメント性の多いゴールを奪ういいゲームとなった。正直(メンバーを)選ぶのが大変なくらい、みんないい」とうなずいた。

 アタッキング・フットボールを植え付けたポステコグルー前監督が6月にスコットランドの名門セルティックへと“移籍”。松永暫定監督を経て、7月に就任したマスカット監督は前指揮官の愛弟子だった。母国オーストラリアのメルボルンV時代にコーチとして師事しており、「大事なのはチームのアイデンティティー」と話し、軸はぶれさせない。

 FW仲川は「強化部がアンジェ(ポステコグルー)と関わっていたケビン(マスカット)を連れてきてくれたことが大事だった。監督が変わってもやることは変わらないと、はっきりと断言してくれたので」と選手側の心情を語る。

 新監督はミーティングで、練習や試合に対する姿勢、互いを信頼する気持ちの重要性を強調。途中出場でJ1通算300試合に到達したMF水沼は「それをやっていけばもっともっと上に行けるという気持ちにつながっている」と話す。士気の高いチームが、川崎Fの背中をくっきりと捉えた。

ニッカンスポーツ

横浜5発快勝 前田大然、オナイウに続きセアラも3発!川崎Fに並ぶ56点 – J1 : 日刊スポーツ

横浜はFWレオ・セアラ(26)のハットトリックで仙台に5-0と快勝した。前節3得点の東京五輪日本代表FW前田大然(23)に続く2戦連続で、欧州移籍した日本代表FWオナイウ含めると今季3人目の快挙。2戦連続の5得点で川崎Fと総得点56で並び、勝ち点差は4まで縮めた。

    ◇    ◇    ◇

好調横浜の攻撃陣が止まらない。大分に5-1で大勝した前節に続く今季3度目の5得点で、この日引き分けた首位川崎Fに総得点56で並び、勝ち点差を4に詰めた。2戦連続のハットトリックや、12日名古屋戦でのFW杉本の初先発初ゴールなど、前線に明るい話題が多い。日本代表FWオナイウやポステコグルー前監督がチームを去ってなお、好調ぶりに拍車がかかっている。

展開の早い横浜のサッカーは、真夏でも落ちない走力がベースにある。この日チームの走行距離は131キロ超えと、5月以降のJ1全試合で初めて130キロ台を記録した。3得点のレオ・セアラは「日々の練習でハードワークしているからこそ、結果に表れている」と胸を張り、マスカット監督も「お客さんは気分よく帰れる。エンターテインメント性の高い試合ができた」と内容への手応えも口にした。

首位川崎Fとの勝ち点差は4になった。レオ・セアラは「他のチームのことは考えず、自分たちの攻撃的なサッカーをすることで勝利が見える。目の前の試合に勝てば、最後は自然とみんなが笑顔になるシーズンになる」と話した。勝利を重ねた先に、タイトルを信じて進む。【杉山理紗】

横浜また5発快勝で猛追4差 真夏でも落ちぬ走力で攻撃サッカーに拍車 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスはFWレオ・セアラ(26)のハットトリックでベガルタ仙台に5-0と快勝した。前節3得点の東京オリンピック日本代表FW前田大然(23)に続く2戦連続で、欧州移籍した日本代表FWオナイウ含めると今季3人目の快挙。2戦連続の5得点で川崎フロンターレと総得点56で並び、勝ち点差は4まで縮めた。

    ◇    ◇    ◇  

好調横浜の攻撃陣が止まらない。大分トリニータに5-1で大勝した前節に続く今季3度目の5得点で、この日引き分けた首位川崎Fに総得点56で並び、勝ち点差を4に詰めた。2戦連続のハットトリックや、12日名古屋グランパス戦でのFW杉本の初先発初ゴールなど、前線に明るい話題が多い。日本代表FWオナイウやポステコグルー前監督がチームを去ってなお、好調ぶりに拍車がかかっている。

展開の速い横浜のサッカーは、真夏でも落ちない走力がベースにある。この日チームの走行距離は131キロ超えと、5月以降のJ1全試合で初めて130キロ台を記録した。3得点のレオ・セアラは「日々の練習でハードワークしているからこそ、結果に表れている」と胸を張り、マスカット監督も「お客さんは気分よく帰れる。エンターテインメント性の高い試合ができた」と内容への手応えも口にした。

12戦負けなしで、首位川崎Fとの勝ち点差は4。レオ・セアラは「他のチームのことは考えず、自分たちの攻撃的なサッカーをすることで勝利が見える。目の前の試合に勝てば、最後は自然とみんなが笑顔になるシーズンになる」と話した。勝利を重ねた先に、タイトルを信じて進む。【杉山理紗】

▼ハットトリック 横浜FWレオ・セアラが仙台戦で達成。自身初。J1で今季6度目、通算247度目。横浜では通算22度目で、今季はFWオナイウ、FW前田に続き3人目。年間3度は93年以来28年ぶりクラブ2度目だが、93年はFWディアスが1人で3度。同一シーズンに3選手はクラブ史上初めてで、J1全体でも98年の磐田、04年の浦和、06年の鹿島に次いで15年ぶり史上4度目。

【アクシデント】VAR通信トラブルで5分間の試合中断 横浜-仙台  – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスとベガルタ仙台の試合では、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の通信トラブルによって、約5分間試合が中断するアクシデントがあった。

横浜がDFラインでボールを回していた前半9分40秒頃、中村太主審が試合を中断。第4審のもとに駆け寄った。音声トラブルと、主審がピッチサイドでリプレーを確認するモニターに映像が映らないトラブルがあったという。

中村主審は選手や両ベンチに状況を説明して回った。トラブルが解消された14分50秒頃、試合が再開された。この中断もあり、前半は6分のロスタイムが設けられた。

J1ではVARが採用されており、主審は試合中、通信機器を用いてVARと交信を行っている。VARのアドバイスを受けた主審がリプレー確認が必要と判断した場合は、ピッチサイドにあるモニターを確認することができる。

試合は無事終了し、横浜がFWレオ・セアラのハットトリックなどで5-0と大勝した。

【データが語る】横浜ハットトリック3人達成はクラブ史上初 J1で4度目 – データが語る – サッカーコラム : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスはFWレオ・セアラ(26)がハットトリックを決めて5-0と快勝した。ハットトリックはクラブ通算22度目。今季は5月1日の東京戦でのFWオナイウ阿道、前節8月15日の大分戦でのFW前田大然に続き3人目。

横浜で年間3度のハットトリックは93年以来、28年ぶり2度目だが、93年はJリーグ初代得点王に輝いたFWディアスが1人で3度達成した。同一シーズンに3選手が1試合3得点をマークしたのはクラブ史上初めてだ。

J1全体でも98年の磐田、04年の浦和、06年の鹿島に次いで15年ぶり史上4度目。日本代表FWオナイウがフランス2部トゥールーズに移籍したが、今季横浜の選手層の厚さを象徴する快記録となった。

チームは前節の大分戦に続いて5得点。2試合連続の5得点以上は、07年の第7、8節、18年の第15、16節に次いでクラブ3度目の最多タイ記録。連続試合5ゴール以上のJ1記録は、磐田が98年第1ステージの第6~8節にマークした3試合連続となっている。

〈同一シーズンに3人がハットトリックを達成したチーム〉

▼98年磐田
中山雅史 5度
奥大介 1度
高原直泰 1度

▼04年浦和
エメルソン 3度
永井雄一郎 1度
山瀬功治 1度

▼06年鹿島
柳沢敦 1度
フェルナンド 1度
野沢拓也 1度

▼21年横浜
オナイウ阿道 1度
前田大然 1度
レオ・セアラ 1度

サンケイスポーツ

レオ様3発!横浜M、12戦負けなし 首位・川崎と勝ち点4差 – サンスポ

明治安田J1第25節第1日(21日、横浜M5-0仙台、ニッパツ)2位の横浜MはFWレオセアラ(26)の3得点などで仙台に5―0で大勝し、3連勝で勝ち点59とした。

首位を射程圏内に捉えた。リーグ戦12戦無敗(10勝2分け)を決めると、ホームのサポーターが立ち上がって横浜Mイレブンに拍手を送る。これで川崎とは勝ち点4差、遠かった背中がそこまで近づいてきた。

「監督は変わってもサッカーは大きく変わっていない。攻撃的なサッカーを継続できている」

ハットトリックのFWレオセアラは胸を張る。0-0の前半26分、相手GKとの競り合いを制して、頭でゴールに押し込み先制すると、後半17分にはミドルシュートで追加点。さらに3-0の同25分にカウンターから、スルーパスを受けるとゴール右隅に流し込んで3点目を奪った。

チームは2試合連続で5得点。ここ7試合連続で複数得点を奪い、総得点56は川崎に並んだ。8月から指揮を執るマスカット新監督も「エンターテインメント性の高い、たくさんのゴールを奪う試合ができた」と満足げな表情を浮かべた。

シーズン途中にポステコグルー監督をセルティック(スコットランド)に引き抜かれた。3年半の在任で独自路線の超攻撃的サッカーを確立し、選手からは「ボス」と呼ばれて慕われた指揮官が去り、チームは岐路に立たされた。それでも、このスタイルを継続すべく、クラブはポステコグルー監督の下でコーチ経験もある新指揮官を招聘(しょうへい)した。

ここ2試合で5得点と絶好調のレオセアラは「しっかりと目の前の試合を勝つことで最後にみんなが笑顔になるようなシーズンになる」。自分たちが信じる道を貫き、いまだ今季無敗を続ける王者を追い抜く。(山下幸志朗)

スポーツ報知

横浜FMレオセアラが3G1A!「練習でやってきたことが試合に出た」川崎との勝ち点差は4に : スポーツ報知

 横浜FMは本拠で仙台を5―0と下し、3連勝を収めた。FWレオセアラが先制点を含めハットトリックを達成。MFマルコスジュニオールが今季7ゴール目、MF天野純は3ゴール目を挙げた。

 前節2ゴールで5発大勝に導いたレオセアラが、今試合も絶好調だった。前半25分、相手GK、DFと交錯しながらDF小池龍太の浮き球パスに高い打点で頭を合わせて先制ゴール。「信じて勇気を持ってつっこんだ。入ってくれてよかった」と喜びに両拳を握りしめた。

 序盤は仙台の守備に苦戦していたが、この1点で攻撃陣が勢いづいた。1―0の後半17分には「練習通り」と鮮やかな右足ミドルシュート。3―0の同25分にはマルコスのパスに抜け出し、ハットトリックを達成した。「チームのパフォーマンスが良いのも、自分のパフォーマンスが良いのも、日々の練習でハードワークしているから。マリノスにとっては勝つだけでなく、勝ち方も大事。練習でやってきたことが試合に出て勝利できたのはうれしい」とかみ締めた。

 16年の琉球(当時J3)に次ぐ、2度目のJリーグ挑戦。新型コロナの影響から単身で来日し、当初は生まれたばかりのまな娘や家族と離れて「さみしさでいっぱい。つらい期間だった」と振り返る。けがで出遅れたこともあり、思うような結果を残せない日々が続いた。それでも折れることなく、日々の練習に正面から向き合った。マスカット監督も「努力して、もっとこのサッカーを自分のモノにしていくんだという思いが見えていた」とその姿勢を認める。

 前節の2ゴールは実に2か月半ぶりの得点。さらに日本政府が外国人選手の家族の来日に向けて動いており、「未来が明るくなった」。気持ちはグッと前向きになり、その実力を遺憾なく発揮する大きな要因ともなっている。この日も前線で攻守において献身的に走り、3得点1アシストという数字でもチームに貢献した。

 マリノス攻撃陣の勢いが止まらない。56得点という今季の総得点は、ついに1位の川崎に並んだ。川崎が引き分けたことで、勝ち点差は4。「引き続きチームの勝利に貢献できるプレーを見せたい」と意気込むレオセアラも、あくまで目の前の試合に集中するが、「我々のサッカーを見せていくことで勝利が見えてくる。目の前の試合に勝つことで、自然と最後にはみんなが笑顔になれるシーズンになると思う」と力を込めた。

横浜FM、首位川崎に4差接近…5発快勝!レオセアラがハットトリック、総得点56はフロンターレに並んだ : スポーツ報知

 2位の横浜FMはホームで仙台に5―0と大勝し、3連勝を飾った。今季加入のFWレオセアラ(26)がハットトリックを達成し、前節・大分戦の2ゴールに続き2戦5発と絶好調。チームは12戦負けなし(10勝2分け)で勝ち点を59とし、敵地で広島と引き分けた首位・川崎との差を4に縮めた。川崎は負けなしを30試合に延ばしたが、手痛い2戦連続ドローとなった。

 この日の主役はレオセアラだ。前半26分、好セーブ連発の相手GK、DFと交錯しながら空中戦を制した。浮き球パスに頭を合わせ、先制。仙台の守備に手を焼いていた横浜FM攻撃陣に一気にスイッチが入った。1―0の後半17分、右足で鮮やかなミドルを突き刺し、同25分にはMFマルコスのパスに抜け出してハットトリックを達成。「僕のポジションは点を決めないといけない。練習でハードワークしてきたことが試合に出て勝利できてうれしい」。強い責任感を抱くブラジル人助っ人の3得点1アシストで5発大勝。首位・川崎との勝ち点差は4に縮まった。

 ヒーローが1人でないのもチームの強さだ。東京五輪代表FW前田(13得点)を筆頭に、点取り屋がそろう。レオセアラ、マルコス、FWエウベルの外国人トリオで19得点を量産。19年得点王のFW仲川や新戦力のFW杉本らも控える攻撃陣の破壊力はリーグ屈指で、チーム内競争も激しさを増す。今夏フランス・トゥールーズへ移籍した日本代表FWオナイウ阿道(10得点)の穴は、まったく感じさせない。

 今季17試合で複数得点を奪い、無得点試合は2試合のみ。シーズン中にスコットランド1部セルティックに引き抜かれたポステコグルー前監督の意志を受け継ぎ、マスカット新監督体制でも、どれだけ大差でリードしようと「エキサイティングなサッカー」で最後の1秒まで全員が攻め続ける。ポジション関係なく、何人もの選手が絡んで生み出した総得点は56得点と、ついに1位の川崎に並んだ。「みんながポジションを勝ち取るために戦っている。状態のいい選手が多くて選ぶのが大変」と指揮官は目を細めた。

 19年シーズンは、終盤7連勝の快進撃で逆転優勝を成し遂げた。王座奪還へ、勢いを止めることなくチームのギアをさらに上げていく。目の前の一戦に徹する考えを示しつつも、優勝を「絶対に諦めない」と誓う指揮官。最終節に迎える川崎との直接対決まで、チーム全員の力で、ひとつずつ白星を積み上げる。(小口 瑞乃)

■VAR機材トラブルで一時中断

〇…前半10分頃、VARの機材トラブルにより試合が一時中断した。運営側の説明によると、VAR自体は稼働していたものの、送信不良で第4審判の横にあるモニターに映像が届いていなかった。約5分ほどで復旧し、主審から監督や両キャプテンに説明があり、試合は再開。その後会場にもアナウンスで説明が入った。

横浜FMベンチ外のDFチアゴは前日練習で打撲…センターバック岩田智輝も完封勝利に貢献 : スポーツ報知

 横浜FMは本拠で仙台を5―0と下し、3連勝を収めた。FWレオセアラが先制点を含めるハットトリックを達成。MFマルコスジュニオールが今季7ゴール目、MF天野純は3ゴール目を挙げた。首位・川崎との勝ち点差は4に縮まった。

 出場停止の1試合をのぞき、フル出場を続けていたDFチアゴマルチンスがこの日はベンチ外。試合後、会見でマスカット監督は「昨日の練習で打撲するシーンがあった。リスクがあるので今日は休ませた。練習でも走ってたのでそこまで大きな問題はないと思う」と説明した。

 代わってセンターバック入ったDF岩田智輝のユーティリティー性が、チームの好調を支えている。2年越しのポステコグルー前監督のラブコールを受け、今季大分から加入した。右サイドバックやセンターバックを主戦場としてきたが、シーズン序盤にMF喜田拓也が負傷で戦線離脱していたこともあり、ボランチに挑戦。一気に力をつけ、今では中盤も層の厚いチームで、潰しのきくボランチとして主力を担うまでになった。5月の大分戦では今季リーグトップの走行距離(13・68キロ)を記録するなど、運動量も持ち味の一つだ。

 8月に入ってからもボランチでの出場が続いていたが、この日はセンターバックで緊急登板。「序盤パスミスは多かったけど、徐々に試合に入れて、(センターバックとしての)感覚が取り戻せた。攻撃はポジショニング、いかにシンプルに前にパスを供給できるか。守備は常にリスク管理を意識した」。チームがレオセアラの先制点で勢いづくとともに、岩田のプレーも力強さを増し、今季12度目の完封勝利に貢献した。

 再び連勝街道を走り始め、「いいイメージを持てている」とチームの状態にも手応え。岩田自身も試合を重ねるごとに存在感は増しているが、さらなる成長を見据える。どこのポジションであっても、もう一段階レベルアップすることが目標。「1つのポジションだけでなく、どこでも今以上のクオリティでやっていけるようにしたい」と現状に満足することはない。飽くなき向上心を持った24歳が、チームの快進撃に大きな力を与える。

サッカーダイジェスト

横浜、圧倒的な強さで3連勝&12戦無敗! L・セアラのハットトリックなど仙台に5発完勝! | サッカーダイジェストWeb

— 前半に1得点、後半も攻撃の手を緩めず3点を追加

 J1リーグは8月21日、第25節の計9試合を各地で開催。ニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜F・マリノス対ベガルタ仙台の一戦は、5-0で横浜が勝利した。

 両チームのメンバーは以下のとおり。

横浜/ホーム 監督:ケヴィン・マスカット
スタメン)
GK:高丘陽平 DF:小池龍太、岩田智輝、畠中槙之輔、和田拓也 MF:扇原貴宏、喜田拓也、マルコス・ジュニオール FW:エウベル、レオ・セアラ、前田大然
サブ)
GK:梶川裕嗣 DF:松原健、ティーラトン MF:天野純、渡辺皓太 FW:水沼宏太、仲川輝人

仙台/アウェー 監督:手倉森誠
スタメン)
GK:ヤクブ・スウォビィク DF:真瀬拓海、アピアタウィア久、福森直也、石原崇兆 MF:富田晋伍、上原力也、中原彰吾、関口訓充 FW:西村拓真、富樫敬真
サブ)
GK:ストイシッチ DF:吉野恭平、蜂須賀孝治 MF:氣田亮真、松下佳貴 FW:赤﨑秀平、フェリペ・カルドーゾ

 立ち上がりこそ互角の展開も、徐々にペースを掴んだのは横浜。スピーディなボール回しと素早い攻守の切り替えなど、攻守の両局面で自分たちのスタイルを存分に表現する。26分には先制点をゲット。ゴール前に上がったボールに対し、L・セアラがGKとの競り合い制し、ヘディングシュートを無人のゴールに流し込む。

 その後も前田や和田が決定的なシュートを放つも、惜しくもネットを揺らすことはできず。前半を1-0で折り返す。

 迎えた後半、1点ビハインドの仙台は劣勢を強いられながらも、ボールを奪えばシンプルかつ鋭い攻撃で敵陣への侵入を試みる。だが、もうひと押しが足りず、思うようにフィニッシュに持ち込めない。

 横浜は相変わらず連動したアタックを繰り出し、仙台ゴールに襲いかかる。そして62分、欲しかった追加点を奪う。スコアラーはまたもやL・セアラ。ペナルティエリア付近でボールを収めると、間髪入れずに右足を一閃。強烈なミドルシュートを突き刺す。

 さらに67分、3点目が生まれる。お得意のハイプレスからボールを奪うと、最後はL・セアラの横パスをM・ジュニオールが押し込む。その3分後、M・ジュニオールのスルーパスに抜け出したL・セアラが正確なショットでハットトリックを達成する。

 終了間際にも天野が加点し、試合は横浜が5-0で勝利。圧倒的な攻撃力で勝点3を積み上げて3連勝を飾る。これで12戦無敗と盤石の戦いぶりで首位・川崎フロンターレを猛追している。

 次節の第26節、25日に横浜は敵地でサガン鳥栖、仙台はホームでFC東京と戦う。

サッカーキング

レオ・セアラがハットトリック! 横浜FM、仙台に5得点快勝で12試合無敗に | サッカーキング

 21日、明治安田生命J1リーグ第25節で横浜F・マリノスとベガルタ仙台が対戦した。

 現在リーグ戦11試合無敗で2位につける横浜FMは、前節までの過密日程4連戦で3勝1分を収め首位・川崎フロンターレとの勝ち点差を「6」に詰めた。前節ハットトリックの活躍を見せたFW前田大然の活躍に今節も注目が集まる。一方J2降格圏内の18位に沈む仙台は、直近のリーグ戦8試合で未勝利。J1再開後は3試合連続で無得点に終わっており、途中加入し今節は古巣対戦となるFW富樫敬真のゴールが期待される。

 序盤からホームの横浜FMがボールを保持する展開となるも、仙台も素早いスライドの組織的な守備で応戦。互いに決定機を作れない時間が続く。

 それでも、先にチャンスを迎えたのは横浜FMだった。19分、敵陣深く右サイドでボールを持った前田が、前線で動き出したFWエウベルへスルーパス。エウベルはペナルティエリア右から右足で強烈なシュートを放つも、仙台のGKヤクブ・スウォビィクが立ちはだかり先制点には至らない。23分には横浜FMのFWレオ・セアラが強烈なミドルシュート。24分にはエウベルのクロスから前田がヘディングシュート。しかしいずれもスウォビィクの手によって防がれる。

 徐々にペースを掴んだ横浜FMは、25分に先制点を記録した。敵陣左サイドからFWマルコス・ジュニオールのパスをペナルティエリア左で受けたL・セアラが、ワンタッチで後方へ落とす。これに反応したDF岩田智輝もワンタッチで前方へ浮き球のパスを送ると、前に出てきたスウォビィクの姿にも怯まなかったL・セアラがヘディングでゴールネットを揺らした。L・セアラの2試合連続の5ゴール目で、横浜FMが先制に成功する。

 攻撃の手を緩めない横浜FMは、36分にもエウベルのクロスから前田が決定機を迎える。しかしペナルティエリア左から左足で放ったシュートは、枠の上へと外れる。

 仙台の反撃は前半アディショナルタイム、DFアピアタウィア久が敵陣中央から右足で強烈なミドルシュートを放つ。“ブレ球”が枠内を襲うも、横浜FMのGK高丘陽平が好セーブでゴールを守った。前半は横浜FMが1点リードで折り返す。

 迎えた後半の序盤は、互いに一進一退の攻防。ボールは横浜FMが保持するものの、仙台も粘り強い守備で対応していく。

 しかし、次にゴールを決めたのも横浜FMだった。62分、敵陣ペナルティエリア手前右で途中出場のFW水沼宏太からパスを受けたL・セアラが、ワントラップから強烈なミドルシュート。スウォビィクも反応できないボールは、左のサイドネットを揺らした。J1通算300試合出場を果たした水沼のアシストから、横浜FMが追加点を挙げる。

 リードを2点とした横浜FMだが、67分にも追加点を記録。前線から連動した守備で敵陣深く右サイドでボールを奪うと、ペナルティエリア右からL・セアラがラストパスを送る。これを中央で待っていたM・ジュニオールがワンタッチでゴールで流し込み、スコアは3-0となる。

 止まらない横浜FMは70分、相手のスローインからボールを奪うと、自陣から一気にカウンター。M・ジュニオールのスルーパスで抜け出しスウォビィクと一対一になったL・セアラが、右足で冷静にゴールネットを揺らした。L・セアラのハットトリックで横浜FMのリードは4点となる。

 一矢を報いたい仙台だったが、素早い攻守の切り替えを見せる横浜FMを相手に、ゴールを奪うには至らない。試合終盤にはセットプレーからも得点を狙うが、4試合連続の無得点に終わった。

 後半アディショナルタイムには右サイドからのクロスに合わせたMF天野純が5得点目を記録し、結局試合は5-0で終了。勝利した横浜FMはリーグ戦12試合無敗、一方の仙台は9試合未勝利となった。

サッカーマガジンWEB

【横浜FM】追撃のF・マリノスでマスカット監督が求める「フレッシュ」。「起用については答えは一つではない」 – サッカーマガジンWEB

— 「チームにとって何がベストなのか」

 8月の「4+3」連戦の合間、ケヴィン・マスカット監督が強調したのは「リカバー」である。中2日で続いた4試合は3勝1分け。清水エスパルス戦で2-2の引き分けに終わったのは残念だったが、ベンチ入りした選手を含めて21人で4試合を戦い抜いた。

「自分たちがやらなければいけないのはリカバリーです。10日で4試合をこなして、まずはリカバーしてからいい準備をしていくことが大事になってきます」

 選手の入れ替えもあり、監督自身も指揮を執り始めたばかりと変動の多かったこの夏だが、マスカット監督の最初の4試合では「技術の高い選手が多い」がJリーグの印象だという。

「これまでにJリーグのチームと対戦したことはありますが、実際に日本で指揮を執ることになったいまも、以前と同じように、技術に優れた選手が多いという印象を受けています。さらに、相手がいろいろなシステムや戦術で戦ってくるので、1試合1試合が簡単なものではないとわかります。このリーグのレベルの高さを感じていますし、非常に強度と質の高いサッカーを見ることができています」

 技術や強度、プレーの質という意味では、他のクラブよりも横浜F・マリノスは優れていると言っていいだろう。だからこそ、勝ち点6差で2位につけ、川崎フロンターレの尻尾を捕まえることができているのだ。

「各ポジションで非常に層が厚く、誰が出てもいい状態にしていくことを意識しています。フィジカル的にもそうですし、相手によってもメンバーは変わってきます。コンディションも考慮しながらの起用になりますが、大事にしているのはチームにとって何がベストなのか。それを見て判断していきたいですし、起用については答えは一つではないと思います」

 選手をローテーションさせながら勝利を手繰り寄せる。直近の第24節大分トリニータ戦は5-1で大勝し、前田大然のハットトリックとレオ・セアラの2ゴールが目を引いたが、例えば、試合の流れをコントロールしながら攻守に深く関与していく扇原貴宏のプレーも際立った。

「素晴らしい選手が多い中で、彼は彼の特徴をしっかりこの前の試合で出していました。動き方、前を向いてプレーする部分もそうですし、パスの種類も豊富な選手です。それがしっかり試合に出たと思いますし、ほかにも中盤の選手がたくさんいる中で、独特の感覚を持ついい選手の一人です」

 さらに、素晴らしいプレーをするのが一部の選手だけではないことが、マスカット監督にとっては心強いのだという。

「そして、彼に限らず、大分戦の前の試合ではほとんど出ていなかった選手、和田(拓也)レオも(小池)龍太もとてもフレッシュな状態で、いつ出てもいい状態を保っていることもいい結果につながったと思います」

 キーワードはフレッシュ。多くの質の高い選手を揃え、準備を整えて、川崎フロンターレをどこまでも追いかけていく。

【横浜FM】2戦5発でレオ・セアラが大ブレイク! ゴールの秘訣は「練習」と真面目一徹 – サッカーマガジンWEB

— 「自然と最後にはみんなが笑顔になる」

 練習は嘘をつかない。横浜F・マリノスのナンバー9、レオ・セアラは前節大分トリニータ戦の2ゴールに続き、8月21日の第25節ベガルタ仙台戦では日本で初めてのハットトリックだ。

 2戦5発の大ブレイクは、12戦無敗、3連勝で2位と好調のチームの象徴になっている。その秘訣は、と聞かれた答えが「練習です」とは、この人らしい真面目一徹の内容なのだ。

「チームのパフォーマンスもそうですし、自分のプレーも、日々の練習でハードワークしているから結果に表れています。ゴールを決めているのも日々の練習からですし、チームが好調なのも練習のおかげだと思います」

 その真面目さには、プライドがある。

「勝つだけではなく、マリノスにとっては勝ち方も大事なのです。だから、練習でやっていることが結果に出ています」

 アタッキングフットボールの御旗を掲げるチームにあって、ただゴールを挙げれば満足ではないし、ただ勝てば納得するわけではない。攻撃的なスタイルを表現するためには、とにかく練習というわけだ。攻撃陣に限った話ではないが、ケヴィン・マスカット監督も「みんな調子が良くて誰を選ぶか悩む」とうれしい悲鳴をあげている。

 この日の1点目は上空に跳ねたボールにあきらめずに食らいついてヘッドで流し込んだもの、2点目は意外性のあるタイミングで右足を振った強烈なミドルシュート、3点目はカウンター気味の攻撃からGKとの1対1を冷静に流し込んだ。どれもタイプの違うフィニッシュであることからわかるように、ゴールに襲いかかるバリエーションは豊富だ。しかも、相手がつなごうとするボールへの迫力あるチェイシングもチームの助けになっている。

「もっともっと勝利に貢献したい」

 それが「真面目なレオ」の願いだ。そうすれば、頂上も見えてくる。首位の川崎フロンターレがサンフレッチェ広島に引き分けたため、勝ち点差はついに4にまで迫った。

「他のチームのことは考えず、自分たちが攻撃的なサッカーを見せていくことで勝利が見えてくると思います。『宿題』をしなければいけないと思うので、しっかり目の前の試合に勝つことが大事で、そうすれば自然と最後にはみんなが笑顔になるシーズンになると思います」

 ここ2試合は下位のチームが相手だった。次はサガン鳥栖、そして鹿島アントラーズと上位との連戦だ。ここでもしっかり決めて、名声を確かなものにしてみせる。

取材◎平澤大輔

「楽しくエキサイティングなサッカーができた」横浜FMまたも5ゴール! 仙台を寄せつけず3連勝で首位に接近◎J1第25節 – サッカーマガジンWEB

— 「2点目が痛かった」と手倉森監督

 またも5ゴール! 横浜F・マリノスが前節に続く大量ゴールで余裕の3連勝だ。

 ベガルタ仙台から奪った先制ゴール自体は、やや力技だったかもしれない。26分、左からのマルコス・ジュニオールのクロスをレオ・セアラが胸で落とし、小池龍太が相手と競り合いながら触ったボールが空中へ。なんでもないボールのように見えたが、DFアピアタウィア久が競りきれず、飛び出してきたGKヤクブ・スウォビクも触れずにレオ・セアラがヘッドで流し込んだ。

 逆に言えば、横浜FMにとってこれがゴールにつながったのは大きかった。それ以外でも圧倒的に攻めて、何度もビッグシーンを作りながら、ゴールネットを揺らすまではいかなかったからだ。

 後半は開始から仙台が見違えるように前への圧力を強めてボールを奪いに出る。しかし長くは続かず、横浜FMが披露したわずか8分間で3つのゴールショーによってすべてが霞んでしまった。

 62分、右サイドのスローインから最後はレオ・セアラが目の覚めるような強烈なミドルシュートを叩き込めば、仙台が3人を代えて反撃に出ようとした直後の67分には、その仙台のつなぎのミスを水沼宏太が奪ってレオ・セアラがマルコス・ジュニオールに渡し、難なく決めてあっという間に3-0。すると70分にマルコス・ジュニオールが中盤からスルーパスを流し込み、抜け出したレオ・セアラがGKとの1対1を落ち着いて決めてハットトリックを達成した。

 さらに強さを見せたのが、アディショナルタイムだった。左で細かくボールを動かして相手を集めておいてから、ボランチに回っていた和田拓也が右裏の松原健にスルーパス、折り返しを天野純がダイレクトで蹴り込んで、5-0としたのだ。交代選手がそれぞれに役割を果たしつつ、先発メンバーと同じように主導権を渡すことなく最後までゴールを狙って決めきる。そこに横浜FMの強さがにじみ出た。

 ケヴィン・マスカット監督は率直に大勝を称えた。「楽しくエキサイティングなサッカーを見せるんだと選手一人一人が意識した」ことを何より評価した。「来ていただいたお客さんたちは気持ちよく帰れると思います。エンターテインメント性の多いサッカーができたと思います」。首位の川崎フロンターレがサンフレッチェ広島に引き分けたため、勝ち点差は4に縮まった。

 仙台は右の中原彰吾、左の関口訓充とサイドハーフから中央の斜めのパスで活路を見出そうとしたが、なかなか合わずに試合を動かせず。ミス絡みでの失点が痛く、「ロースコアでいって焦れずに相手を焦らしていけば、勝機はある」という手倉森誠監督の狙いが崩れた「2点目が痛かった」と振り返った。

ゲキサカ

レオ・セアラがハット達成で2戦5発!! 横浜FMが2戦連続5ゴール白星、首位猛追3連勝&12戦負けなし | ゲキサカ

 J1リーグは21日、第25節を各地で行い、横浜F・マリノスがベガルタ仙台を5-0で下した。今季加入のFWレオ・セアラが3ゴール1アシストの大活躍。第11節・横浜FC戦でのデビュー戦初ゴール以降は12試合2ゴールにとどまっていた助っ人が、直近2試合では5ゴールの固め取りを見せ、ついに本領発揮の時を迎えている。

 横浜FMは今月15日の前節・大分戦(○5-1)から先発2人を変更。DFチアゴ・マルチンスがメンバーを外れ、DF岩田智輝が初めてセンターバックで起用された他、FW仲川輝人に代わってFWエウベルが入った。対する仙台は長崎から加入のFW富樫敬真が移籍後初先発。新戦力のDF福森直也も2試合連続でスタメンに名を連ねた。

 試合は一方的に横浜FMが攻め込む展開。前半10分ごろ、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)機器の不調で試合が約5分間中断したが、再開後もFW前田大然、エウベル、レオ・セアラの3トップが勢いよく攻め込み、MF喜田拓也、MFマルコス・ジュニオールら中盤の選手も次々とエリア内に侵入した。

 そして前半26分、横浜FMが試合を動かした。左サイドに開いたマルコスのクロスボールをレオ・セアラが胸で落とすと、DF小池龍太がゴール前に浮き球のボールを供給。仙台はGKヤクブ・スウォビィクとDFアピアタウィア久が競りに向かったが、その上を行くハイジャンプを見せたレオ・セアラがヘディングで押し込んだ。

 なおも攻め込む横浜FMは前半40分、左サイドバックから攻め上がってきたDF和田拓也のミドルシュートが左ポストを直撃。仙台も同アディショナルタイム3分、ボールを持ち上がったアピアタウィアがロングレンジから強烈なシュートを放ったが、これはGK高丘陽平の安定したセーブに阻まれた。前半は横浜FMの1点リードで終わった。

 後半も横浜FMがアドバンテージを広げた。まずは16分、右サイドでのスローインを起点にMF天野純、MF水沼宏太とつないだボールがレオ・セアラの足元に入ると、振り向きざまに右足一閃。完璧なシュートをゴール左隅に突き刺した。レオ・セアラは大分戦に続いての2ゴール。2試合4発と絶好調っぷりを見せつけた。

 そして後半22分、右サイドでプレッシャーをかけた水沼が相手のビルドアップをかっさらうと、レオ・セアラにつないでゴール前にラストパス。フリーで飛び込んできたマルコスが落ち着いて押し込み、3-0とした。

 さらに畳みかける横浜FMは後半25分、味方のクリアボールを胸で収めたレオ・セアラが起点をつくると、このボールを受けたマルコスが前を向いてスルーパスを供給。これに抜け出したレオ・セアラがフリーで抜け出し、GKとの1対1を制した。レオ・セアラは来日後初の3ゴール。横浜FMは前節の前田に続いてのハットトリック達成となった。

 その後も攻め続けた横浜FMは仙台に自由な攻撃をさせず、シャットアウト。後半アディショナルタイム5分には右からのクロスを天野が押し込み、5-0とした。横浜FMは2試合連続の5ゴール白星。直近12戦負けなしの3連勝で首位の川崎フロンターレを猛追している。

サッカー批評

ついに本領を発揮した9番レオ・セアラが「口に出したこと」【横浜FM、2戦連続5得点!】(1) | サッカー批評Web

 横浜F・マリノスが2戦連続となる5得点を奪って、ベガルタ仙台に大勝した。
 25分にヘディングシュートで先制ゴールを奪ったFWレオ・セアラが、62分と70分にも得点を決めてハットトリックを達成。MFマルコス・ジュニオールとMF天野純もゴールを奪ってスタジアムを盛り上げた。攻撃だけでなく、仙台の攻撃をシャットアウトして守備陣も奮闘。これで12戦連続不敗としたマリノスは、ついに逆転優勝を射程圏内に捉えた。

 ニッパツスタジアム3連戦を5得点で締めくくった。とはいえ、開始直後はどちらに流れが傾いてもおかしくない展開だった。横浜がボールを支配したものの、仙台が築いた守備の壁をなかなか破れない状態が続く。その状況で、結果的にオフサイドではあったものの7分に仙台の富田晋伍が惜しいシュートを放つ。そしてマリノスもエウベルが決定的なシュートに持ち込むなどしたものの、いずれもスコアを動かすには至らなかった。

 ゲームの支配権を横浜がつかんだのは26分。FWレオ・セアラがゴールを決めたのだ。DF小池龍太がなんとか仙台のゴール前に送ったハイボールに、セアラと仙台DFアピアタウィア久、さらにGKヤクブ・スウォビィクの3人が競りに行く。そのボールに最初に触ったのが、セアラだった。連携が乱れた仙台の守備陣2人をあざ笑うかのように、ボールはゴールネット右隅を揺らしたのだ。勇気ある飛び込みが、先制弾を生んだのだ。

■伸び悩んでいた得点数

 そのセアラが、スーパーゴールで追加点を生み出した。62分、ペナルティエリア手前でボールを呼び込んだセアラは、パスをトラップすると右足を素早く振り抜く。名手・スウォビィクも見送るほどの強烈さと軌道を描いたボールは、ゴールネットに突き刺さったのだ。スタジアムを歓声とため息で包むゴラッソだった。

 そして70分のゴールは、カウンターからマルコス・ジュニオールからのスルーパスを受けたもの。仙台の裏に完全に抜け出すと、ボールを持ち出してポーランド人GKとの1対1の状況を作り、これを冷静に決めてみせたのだ。その後、9番は78分にお役御免。サポーターの拍手の中、ピッチを去った。

 トリコロール軍団の「9番」を背負うブラジル人FWは、今季、その得点力を見せることがなかなかできずに苦しんだ。しかし、前節の2得点を決め、今節はハット。調子を確実に上げてきている。FWオナイウ阿道にセンターフォワードの定位置を譲り、オナイウが12得点を決めるのを横目にゴールの数を伸ばせないでいた。4月24日のデビュー戦である横浜FCとのゲームで1得点を奪ったが、リーグ2得点目は5月30日。以降、アンジ・ポステコグルーの下でも、松永英機暫定監督の指揮下でも、ネットを揺らすことはできなかった。

 しかし、ここ2試合の躍動でリーグ得点数を「7」とした。現在もチームに所属するメンバーでは、13得点の前田大然に次ぐ2位タイの数字。今後、さらに得点数を伸ばしそうな予感を漂わせている。

■試合後に見せた「感謝」と「マジメさ」

 そんなセアラは、試合を振り返って語ったのは、「今日のハットトリックは攻守においてチームの助けがあるからこその結果」とあくまでもチームメイトへの感謝の気持ちだった。さらに、「自分のパフォーマンスもチームのパフォーマンスも日々の練習でハードワークしているからこそ」「練習の成果が結果に表れ、うれしい」とマジメな姿勢も見せた。時にエゴイストな一面も求められるストライカーだが、この9番の心にあるのは謙虚さなのだ。

 セアラの活躍もあってマリノスは勝ち点を3積み上げた一方で、川崎フロンターレがアウェイで広島に引き分けたため、その勝ち点差が「4」になった。残り13試合。逆転が現実的な目標となった。勢いから見ても横浜は川崎に有利な状況にある。今後の両チームを分けるものは、いったい何か――。

見えた逆転優勝!「勝ち点4差の川崎フロンターレ」より横浜F・マリノスが有利なワケ【横浜FM、2戦連続5得点!】(2) | 概要 | Jリーグ・国内 | 批評 | サッカー批評Web

 この試合で勝ち点3を積み上げたマリノスに対し、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦した川崎フロンターレは1-1で引き分け、積み上げた勝ち点は1。川崎の勝ち点が63になったのに対し、横浜の勝ち点は59。その差は4にまで縮まった。残り試合が13もあり、さらに最終節には直接対決も残しているため、逆転優勝がかなり現実的な目標となったといえる。

 首位チームを追いかける立場にありながら、アンジェ・ポステコグルー監督の突然の退任という難題を迎えたものの、現在のケヴィン・マスカット監督が指揮した5試合では4勝1分け。しかも、その5試合の総得点数は17で、1試合平均得点数はなんと「3.4」。まだ最初の5試合とはいえ、驚異の攻撃力を示している。最近の好調さによってリーグ得点数を56とし、首位・川崎の得点数に並ぶこととなった。

■助っ人外国人を補強も、合流までに時間がかかる見込み

 しかも、首位逆転を見据える横浜にとって、有利な状況がいくつかある。まずは、川崎フロンターレの選手層の問題だ。川崎は今夏、三笘薫と田中碧という主軸2人がチームを離れることとなった。さらに現在、10番・大島僚太と日本代表DF谷口彰悟の2人が負傷で戦列を離れている。大島と谷口はいずれ戻ってくるとはいえ、三笘と田中の穴は影響力が大きい。

 特に三笘の穴は大きい。分かっていても止められないドリブルはJリーグで“無双”を見せていた。現在、長谷川竜也が先発起用され、さらにACLで頭角を現した若きドリブラーのFW宮城天が存在感を強めているが、三笘のような活躍をすぐに見せるのは難しい状況だ。8月13日、ブラジル人FWマルシーニョの獲得を発表したものの合流まで時間がかかる見込みとなっている。

 川崎がチームとして掲げる目標は「1試合3得点」だが、5月22日の横浜FC戦以来、3得点を奪った試合はない。さらに、ここ2試合は今季初となる連続ドローとなっており、しかも前節・大分戦では今季初のノーゴールに終わっていた。広島戦では、らしくないパスミスを連発した他、以前であれば決まっていたコンビネーションが不発に終わる場面を何度も見せてしまっていた。

 一方、横浜も13得点を記録していたFWオナイウ阿道が海外移籍したものの、ハットトリックを決めるなど9番・レオ・セアラが本領を発揮しつつある。オナイウの移籍以降、得点力に陰りがあるどころか、むしろチーム全体で好調さを見せているだけに、勢いは横浜にありそうだ。

■川崎と横浜は4対1

 勢いだけでなく、試合数の面から見ても横浜は有利な状況にある。横浜がリーグ戦のみとなっているのに対し、川崎はリーグ戦に加え、ACL、天皇杯、ルヴァン杯と4つのコンペティションを同時に戦うこととなる。特にACLは、コロナ禍での海外往復などコンディション調整を難しくする。そのうえ、先述したように主力選手を移籍や負傷で欠く中での過密日程を戦い抜くことで、選手の負担も大きくなる。これ以上の負傷者を出さないうえで、鬼木達監督には難しいかじ取りが要求されることとなる。

 昨季、圧倒的な強さを見せて独走優勝を決め、今季もここまで無敗を継続している川崎。その背中を捕捉する横浜。そのし烈な優勝争いは、さらに白熱化することとなる。

横浜F・マリノス―ベガルタ仙台戦でまさかの試合中断アクシデント! 電光掲示板にも異例のアナウンス | サッカー批評Web

■8月21日/J1第25節 横浜F・マリノス5ー0ベガルタ仙台(ニッパツ)

 横浜F・マリノスがベガルタ仙台を迎えた試合で、まさかの事態が起きた。それは、間もなく前半10分になるというときだ。この時点でスコアはまだ動いておらず、両チームが試合のリズムを掴もうとしている状況だった。横浜陣内で2つのユニフォームがボールを競っている中、中村太主審が突然試合を止めたのだ。そして、第4審のもとへと向かったのである。

 当初は、どこかの場面でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が起きたかに思われたが、主審はVARシグナルをしておらず、電光掲示板にもそのような案内はない。選手たちは急きょベンチに戻って臨時の飲水タイムを取ることとなった。

 このとき起きていたのは、VARの通信トラブル。主審がピッチサイドでリプレーを確認するためのプレビューモニターに映像が映らないという問題が発生してしまい、試合中断を余儀なくされたのだ。その時間は5分。その間、主審は両チームに説明に行き、さらに両キャプテンにも説明することになった。

 今季、J1ではVARが導入されており、「得点かどうか」「PKかどうか」「退場かどうか」「警告退場の人間違い」の4つの事象に加え、主審が確認できなかった重大な事象のみに介入できることとなっている。15分頃に試合が再開したが、この時点でVARは復旧していなかったと思われ、異例の状況での試合となった。

■選手からも飛んだ質問

 VARが復旧したと思われるのは、26分頃のことだ。というのも、この時間にスタジアムの電光掲示板に、「VARの機材トラブルは解消しました これよりVARを適用します」とアナウンスがあったからだ。この間、およそ10分。異例続きの試合となった。

 後半が始まる際、また、セットプレーの際に、選手から主審に対してVARは使えるのかの質問が飛んだ。得点、PK、退場など、VARの介入は試合の行方を左右しかねないものだけに、選手としても気になったようだ。

 試合は、横浜が1点リードで折り返すと、後半に4点を奪って大勝。5-0で大勝を収めた。VARのトラブルが試合に影響を与えなかったことは、不幸中の幸いだった。

サカノワ

【横浜FM-仙台】VAR不調、主審が両チームに説明し再開。飲水タイムのあと復旧する | サカノワ

— システムトラブルにより。一時5分ほど中断される。

 J1リーグ25節、横浜F・マリノス対ベガルタ仙台戦で、前半途中に5分ほど中断する一幕があった。主審は耳に手を当てて、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のシステムにトラブルが生じたことを説明。システムは元に戻らず、主審はその状況を両チームに伝えて、試合が再開された。前半25分過ぎの飲水タイムのあと復旧したそうだ。

 前半9分過ぎ、横浜FMが自陣でボールをつないでいた際、主審が試合を止める。そして耳に手を当てて、VARとの交信が上手くいっていないことを、選手にも伝える。主審は選手たちに飲水を促した。

 しかし、そこからシステムは正常に戻らず。約5分後、主審と副審がそれぞれのベンチに理由を説明。VARなしのまま、試合が再開されることになった。

 横浜FMの説明によると、交信とともにピッチ横のモニターへの送信不備が発生していたということ。前半の飲水タイム明けには、復旧したそうだ。

 試合は26分、前節の大分トリニータ戦(〇5-1)で2ゴールを決めているレオ・セアラが、ジャンプヘッドでGKヤクブ・スウォビィクとDFアピアタウィア久に競り勝ち2試合連続ゴールを奪取! ホームチームが先制に成功している。

 さらにレオ・セアラは62分、70分にも追加点を奪ってハットトリックを達成。さらにマルコス・ジュニオール、天野純も決めて、横浜FMは5-0の大勝を収めた。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2021マッチレポート | 8月21日 vs 仙台 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第25節 横浜FM vs 仙台のデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2021/08/20 【スタジアム観戦情報まとめ】2021/8/21(土)18:00KO J1第25節 横浜F・マリノスvs.ベガルタ仙台@ニッパツ三ツ沢球技場 ※観客上限5,000人
 
 

今週の他会場など

(´-`).o0(日曜日のゲームの終了後に更新予定)
 
 

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