【試合結果Webニュースまとめ(3○0)】2021/3/14(日)13:00KO J1第4節 横浜F・マリノスvs.浦和レッドダイヤモンズ@日産スタジアム



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第4節 横浜F・マリノス vs 浦和レッズ 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvs浦和の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2021年3月14日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 4,864人

監督コメント

良いゲームができました。ハードワークをして前からプレスに行き、全体の意識の高さも感じられましたし、自分たちのサッカーを見せられました。もっと得点を取れた部分はありましたが、パフォーマンスには満足しています。選手たちはよくやってくれました。

--前田 大然選手が素晴らしい活躍でした。彼がチームに与えている影響を教えてください。
彼はハードワークをしてくれる選手の1人です。素晴らしいプレスをしてくれることで、チーム全体を助けてくれています。FWとしていいエリアに入り込めるのも彼の特長です。去年は途中に加入したこともあり、なかなか練習できず、自分たちのサッカーを理解するのが難しかったのですが、今年はプレシーズンから準備し、自分たちのサッカーへの理解が深まっていると感じています。ハードワークをした結果、ゴールがついてきているので、それもチームの助けになっています。

--マルコス ジュニオール選手の攻守の切り替えをどう評価していますか。
試合ごとに彼は良くなっています。マルコスのような選手がハードワークすることで、他の選手の助けになっています。彼は加入3年目ですが、止まっているわけではなく成長し続けていますし、強さを身につけています。ただ今日は彼だけでなく、全員からチームのためにハードワークをして戦う姿勢が見られました。今季は交代選手も含めてプラスの力を発揮してくれています。これからも昨年に比べてよりアグレッシブさを出せるように戦っていきたいです。

選手コメント

前田 大然

マリノスは上にいないといけないチームなので、貢献できていることはうれしいです。ただ、まだ始まったばかりです。個人としてもチームとしても続けることが大事なので、次も勝てるように頑張ります。

--2得点を奪い、3試合連続ゴールで勝利に貢献しました。
1点目はニアに入るふりをして、相手DFの背後を取れました。1、2点目ともにテルくん(仲川 輝人)から良いボールが来たので決めるだけでした。自分が決めて勝てたので良かったです。

--3試合連続ゴールと絶好調です。昨季と何が変わったのでしょうか。
自分でもよく分かっていないのですが、去年はサイドにずっと張っていてプレーしていました。今年はウイングでも中にどんどん入っていこうを思っていたのでそれがうまくハマっているのかなとは感じています。(ゴール数は)目標にしていた2ケタをまずはクリアしたいですね。

畠中 槙之輔

--相手の時間帯だった前半の終盤や後半の立ち上がりで失点しなかったことが、完勝を呼びました。
確かに相手にボールを持たれ、自分たちの時間帯ではありませんでした。ただ、自分たちの時間帯ではないときに守り切ることが大事だということを、去年思い知らされた試合ばかりでした。みんなで話し合っていましたし、うまく対応できて、チーム全体でゼロに抑えることができました。

DFとしてはゼロで抑えて勝つということがすごく気持ちいいことですし、うれしいことです。前の選手がいつも点を取ってくれるので、それを勝ちにつなげられて良かったです。

--個人でもインターセプトやカットが目を引きました。
危険な場面を作らないように、その芽をつぶすのが自分の仕事です。相手をゼロに抑えられたということはそれがうまくできたと感じています。欲を言えば、もっと攻撃参加して、もっと点を取れた試合だと思います。今度はもっと得点を増やせるようにパワーを使っていきたいです。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 

ハイライト動画


【横浜F・マリノス×浦和レッズ|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第4節 | 2021シーズン|Jリーグ – YouTube
 
 

【メモリアルゴールは小池選手!!】J1リーグクラブ通算1,500ゴール! – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜・前田大然“覚醒”3戦5発 止まらん五輪世代FW、大久保に並び得点ランク首位― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは各地で3試合が行われ、横浜はホームで浦和に3―0と勝利した。先発出場した東京五輪世代のFW前田大然(23)は、前半3分に3試合連続ゴールを決めると、同26分にも追加点をマーク。直近3試合5得点の活躍で、C大阪FW大久保嘉人(38)に並ぶJ1得点ランクトップに躍り出た。

 前田の勢いが止まらない。1トップで先発し、3試合連続ゴールを含む2発。月末の代表活動を前に、東京五輪世代のFWが得点ランク首位タイに立った。「みんながハードワークしてこぼれてきているだけなので、本当にチームのおかげ」。交代する後半17分までのスプリント回数(時速24キロ以上の走行)は異次元の39回。献身的な守備でもリズムをつくった23歳は謙虚に振り返った。

 開始3分、「一回ニアに行くフリをして、うまく(DFの)背後を取れた」。FW仲川の右クロスに滑り込み、左足で先制点を決めた。同26分にも左クロスを仲川が胸で落とすと、右足ボレーでネットに突き刺した。昨季までのJ1通算は41戦5得点。今季は4節でもう同じ数になった。

 大阪府の出身。自身を含む5人きょうだいには全員、名前に自然に関する漢字が入っている。テレビゲームは全くせず、大自然の中で走り回って育った。「ずっと外で遊んでました。何時に帰っても怒られなかった」。子供だけでたき火をしたり、秘密基地を作ったり。「親に感謝です」と話す50メートル5秒8の快足は、そんな幼少期に原点がある。

 23戦3発と左ウイングで結果を残せなかった昨季とは一転、好調の理由を「(1トップで起用され)今年は中にどんどん入っていこうと自分なりに考えてやっている。それがうまくハマっている」と分析する。公式戦4試合連続で先発起用したポステコグルー監督も「本当に素晴らしいプレスをしてくれることでチーム全体を助けてくれる」と絶賛。本来の良さを生かせる最前線の位置で、のびのびと輝いている。

 ▽J1通算1500得点 横浜がDF小池のゴールで達成。鹿島(現在1645点)、G大阪(同1574点)に次ぎ3チーム目。

 ▽東京五輪世代主なFWの現状 昨年12月のU―23代表候補合宿に招集されたFWは、前田を含め4人。初招集だった浅野(広島)は、今季リーグ戦全4試合に出場して1得点。上田(鹿島)は開幕戦に出場し得点はなく、その後故障で離脱。一美(G大阪)は開幕戦ベンチ外で、現在チームが活動休止中。

ニッカンスポーツ

横浜が連勝、前田2発 浦和は完封負け/横-浦4節 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスは浦和レッズに快勝して、今季初の連勝を飾った。

開始3分、FW仲川輝人の右クロスをGKが少しはじいたところに、詰めていたFW前田大然が合わせて先制。26分にはMF扇原貴宏が敵陣でボールを奪ってFWマルコス・ジュニオールにつなげ、上がったクロスをFW仲川が胸で落とすと前田がハーフボレーを決めた。

後半10分には、負傷したDFティーラトンに代わって出場したDF小池龍太が、マルコス・ジュニオールのアシストを受けて、クラブのJ1通算1500点目となるメモリアル弾を決めた。

最後までゴールを狙い続けた横浜が、3-0で勝利を収めた。

 
 
横浜クラブ通算1500得点、史上3クラブ目 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスDF小池龍太(25)が、クラブのJ1通算1500点目となるメモリアル弾を決めた。

後半10分、DF岩田からパスを受けたFWマルコス・ジュニオールの右クロスに左足で合わせた。負傷したDFティーラトンに代わって前半25分から途中出場した小池が、記念ゴールを奪った。

1500得点を達成したのは、鹿島アントラーズ(1645点)、ガンバ大阪(1574点)に続く、史上3クラブ目。

横浜のクラブ初ゴールは、93年5月15日のJリーグ開幕戦、対ヴェルディ川崎戦でのMFエバートンの得点。500号は00年のDF小村徳男、1000号は11年のDF栗原勇蔵だった。

試合は開始2分、FW仲川の左クロスをGKが弾いたところに詰めていたFW前田が合わせて先制。

26分にはMF扇原が敵陣でボールを奪うと、FWマルコスジュニオールのクロスを仲川が胸で落とし、前田がハーフボレーで追加点を奪った。

後半には小池の得点も生まれ、横浜が3-0と快勝した。

 
 
横浜前田2発、直近3戦5発&脅威のスプリント数も – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスFW前田大然(23)が、2ゴールの活躍で勝利の立役者となった。直近3試合5得点と、月末に国際親善試合を予定している東京五輪世代U-24日本代表入りへ、好調をアピールした。

開始3分、FW仲川の右クロスに合わせて先制。同26分には、FWマルコス・ジュニオールのクロスをFW仲川が胸で落としたところを、ハーフボレーで仕留めた。

7日のサンフレッチェ広島戦で“プロ初”のマルチ弾を記録し、10日のアビスパ福岡戦ではダイビングヘッドを決めるなど、絶好調だ。

得点のみならず、スプリント数も広島戦で43回、福岡戦で42回と、リーグ1位、2位をマーク。この日の速報値では前半だけで31回と、脅威のスプリント数を記録した。

50メートル5秒8の俊足が持ち味。鋭いプレスで相手からボールを奪って、攻撃につなげるシーンも多い。労を惜しまない前線からの守備でも、チームに貢献している。

サンケイスポーツ

横浜M・前田大然が2発で得点ランク首位!3戦連発「ハマった」センターFW起用で浦和に完勝 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第4節第2日(14日、日産スタジアムほか)「明治安田生命Jリーグ」で横浜Mが東京五輪世代のFW前田大然(23)の2ゴールなどで浦和に3-0で快勝し、2連勝とした。前田は3戦連発で計5ゴールとし、得点ランキング首位に並んだ。開幕3連勝だった鳥栖は清水と0-0で引き分け、大分-FC東京は1-1で引き分けた。

 丸刈り頭の突貫FWがどうにも止まらない。横浜Mの前田が今季2度目の2ゴール。まずは前半3分。右サイドを突破したFW仲川のクロスに飛び込み、スライディングで押し込んだ。

 「ファー(遠いサイド)が空いていた。いいボールがきたので決めるだけだった」

 浦和DF陣が仲川に釘付けになった一瞬を逃さず加速し、背後を取った。同26分には仲川が胸で落としたボールに右足を強振し、ゴール右に蹴り込んだ。3戦連発で計5得点。C大阪のFW大久保に並び、得点ランキング首位に躍り出た。

 昨年8月、ポルトガル1部のマリティモから横浜Mに加入したが、わずか3得点。「去年はサイドに張っていた。今年は中にどんどん入っていこうと。それがうまくハマっているのかな」と好調の要因を挙げる。62分間の出場ながら39回と突出して多いスプリント回数をマーク。前田がセンターFWに定着して2連勝と勢いが出てきたポステコグルー監督は「前線からのプレスも素晴らしく、ハードワークでチームを助けている」と目を細めた。

 開幕4試合で、早くも目標とする2桁得点の半分に到達。「上方修正? まずは2桁をクリアしたい」。東京五輪代表入りも目指してアピールを続けるだけだ。(宇賀神隆)

スポーツ報知

【横浜M】DF小池龍太、クラブJ1通算1500得点決める 鹿島、G大阪に次いで史上3クラブ目 : スポーツ報知

 横浜Mはホームで浦和と対戦。DF小池龍太(25)が後半10分にチーム3点目を奪い、史上3クラブ目となるJ1通算1500得点に到達した。

 前半3分、26分にFW前田大然がゴールを奪って2点を先攻した。同23分にDFティーラトンが左太もも裏付近を負傷し、小池が左サイドバックで交代出場。後半10分、MF岩田智輝の縦パスを受けたMFマルコスジュニオールの右クロスを小池が左足で押し込み、チーム3点目を奪った。

 このゴールで、クラブのJ1通算1500得点を達成。鹿島(1645点)、G大阪(1574点)に次ぎ、史上3クラブ目となる大記録となった。

 
 
【横浜M】FW前田大然の2ゴールで昨季に続き浦和に3―0快勝 クラブ通算1500得点目はDF小池龍太 : スポーツ報知

 横浜Mは浦和を3―0で下した。前半のうちにFW前田大然が3戦連発となる2ゴールと挙げると、後半10分には途中出場のDF小池龍太がクラブ通算1500点目となるゴールを決めた。小池も10日・福岡戦に続く2戦連発。昨季ホームで6―2と大勝したお得意様相手にまたも攻撃陣が力を発揮し、ホームでの初勝利を飾った。

 前半3分、FW仲川輝人が上げた右クロスに前田が滑り込みながら左足で押し込み先制。得点後には、先日第一子誕生を発表した同い年のMF岩田智輝とゆりかごダンスで祝福した。同26分には敵陣でMF扇原貴宏とMFマルコスジュニオールがプレスから奪うと、マルコスがペナルティーエリア内の仲川に浮き球パス。仲川がトラップしたボールを走り込んだ前田が右足で蹴り込んだ。

 東京五輪世代の前田はJ2水戸に所属した2017年以来、J1では初の3戦連発ゴール。今季早くも5ゴールと、得点ランキングはC大阪のFW大久保嘉人に並ぶリーグトップタイとなった。

 2―0で折り返した後半10分、ボランチの岩田が右サイドに展開。マルコスからの中央へのパスを最後は左サイドから駆け上がっていた小池が流し込んだ。これがクラブ通算1500得点目となるメモリアルゴール。鹿島(現在1645点)、G大阪(同1574点)に次ぐ史上3番目での記録達成となった。

 DF陣も終始安定した守りを見せ、後半24分のセットプレーではGKオビ・パウエル・オビンナがボールをはじき出す好セーブ。交代で入ったメンバーも、後半アディショナルタイムにはMF水沼宏太からのマイナスパスにMF渡辺皓太がシュートを放つなど、果敢な攻撃でチャンスをつくった。3―0で試合を終え、リーグ戦では今季初の無失点勝利を収めた。

 
 
【横浜M】浦和に3―0、ホーム初勝利 東京五輪世代FW前田大然が2ゴール「マリノスは上にいないといけない」 : スポーツ報知

 横浜Mは浦和を3―0で下し、今季ホーム初勝利を収めた。前半3分と26分に東京五輪世代のFW前田大然が3戦連発となる2ゴール。後半10分には途中出場のDF小池龍太がクラブ通算1500点目となるゴールを決めた。小池も10日・福岡戦に続く2戦連発。昨季ホームで6―2と大勝したお得意様相手にまたも攻撃陣が力を発揮した。

 前半3分、FW仲川輝人の右クロスに前田が滑り込んで先制。同26分にはMFマルコスジュニオールの浮き球パスにペナルティーエリア内で仲川が胸トラップ。最後は走り込んだ前田が「冷静に当てるだけだった」と右足でネットを揺らした。

 2―0の後半10分には、マルコスからの中央へのパスを左サイドから駆け上がっていた小池が流し込んだ。これがクラブ通算1500得点目となるメモリアルゴール。鹿島(現在1645点)、G大阪(同1574点)に次ぐ史上3番目での記録達成となった。

 リーグ戦では今季初の完封試合。前田は「マリノスは上にいないといけないチーム。それ(勝利)に貢献出来てるのはうれしい」と喜びを口にした。J2水戸に所属した2017年以来、J1では初の3戦連発ゴール。今季早くも5ゴールと、得点ランキングはC大阪のFW大久保嘉人に並ぶリーグトップタイとなった。3月26日、29日にアルゼンチン代表との試合を控えるU―24日本代表入りもより現実的になってきている。

 公式戦4戦連続先発出場を果たしたが、疲れはまったく見えない。後半16分にピッチを退いたにも関わらず、この日も両軍トップのスプリント回数(39回)で攻守においてハードワーク。「前線で動き回って相手を攪乱(かくらん)させる。守備でも攻撃でもそれがうまくできてる」とまた一つ手応えをつかんだ。ポステコグルー監督は「プレスも素晴らしい。FWとしていいエリアにも走り込める。本当にチームの助けとなってくれている」と絶賛した。

 3月14日は、2011年の8月に急性心筋梗塞で34歳の若さをして亡くなったOB・松田直樹さんの誕生日。試合後は永久欠番となっている背番号3のユニホームを着用する選手の姿もあり、会心の笑顔で勝利を届けた。中2日で迎えるのは徳島。2ケタ得点を掲げる前田はチームの快進撃のため、「まだ始まったばかりなので、続けていくことが大事。次も勝てるように」とさらなるゴール量産を見据えた。

 
 
【横浜M】FW前田大然、3戦5発で得点トップ大久保嘉人に並んだ「続けていくことが大事」 : スポーツ報知

 横浜Mは東京五輪世代のFW前田大然(23)が2ゴールなどで、浦和を3―0で下し、ホーム初勝利を挙げた。前田は直近3戦で5得点と量産態勢で、C大阪のFW大久保嘉人(38)とともに得点ランキング首位に並んだ。開幕3連勝だった鳥栖は清水と0―0で引き分け、大分―F東京は1―1で引き分けた。

 前田の勢いが止まらない。前半3分、FW仲川の右クロスに滑り込みながら先制。同26分には仲川の落としたボールに素早く反応し、右足で強烈なボレーを蹴り込んだ。直近3試合で5得点を挙げ、得点ランク首位タイに。3戦連発はJ2水戸時代の17年に経験したが、J1では初。「マリノスは上にいないといけない」と今季初の連勝を喜んだ。

 7日の広島戦から先発全3試合でリーグトップのスプリント回数を誇る。50メートル5秒8の脚力やスタミナを武器に攻守でボールを追い続ける。ポステコグルー監督(55)も「本当にチームの助けになる」と称賛する。東京五輪代表候補のストライカーは、今月末にアルゼンチン代表と試合を控えるU―24日本代表入りへ再びインパクトを残した。

 大然という名前の由来は親から聞かされてないが「自然のように自由に外で遊んでほしいという意味じゃないですか」と推測する。5人きょうだいの2番目で姉は「千咲」、弟が「草原」、2人の妹は「野乃花」と「野原」と全員が自然にちなんだ名前。小さい頃からテレビゲームなどはせず、たき火や秘密基地作りなど自然と多く触れ合った。幼少期の過ごし方も、野性味あふれるプレーにつながっていると信じている。

 5位に浮上したチームは、DF小池の決めた3点目でクラブ通算1500得点を達成した。この日は11年8月4日に急性心筋梗塞で亡くなった松田直樹さん(享年34)の誕生日。永久欠番の背番号「3」と同じ3得点を奪い、亡きOBにも勝利を届けた。今季2ケタ得点を掲げ、勢いを加速させる前田は「続けていくことが大事」と次戦へ目を向けた。(小口 瑞乃)

 
 
【横浜M】採点&寸評 FW前田が直近3戦5発と絶好調 : スポーツ報知

 横浜Mは浦和を3―0で下し、ホーム初勝利を収めた。前半3分、26分に東京五輪世代のFW前田大然がともにFW仲川輝人のアシストからゴール。3戦連発で早くも今季5ゴール。得点ランク首位タイに並んだ。後半10分には途中出場のDF小池龍太がクラブ通算1500点目となるメモリアルゴールを決めた。小池も10日・福岡戦に続く2戦連発。昨季ホームで6―2と大勝したお得意様相手にまたも攻撃陣が力を発揮し、守備陣も大きな決定機をつくらせなかった。

 採点と寸評は以下の通り。

ポステコグルー監督【6・5】攻撃志向の監督対決で完成度の高さを見せつけた。3戦連続3得点と勢いにのってきた

GKオビ・パウエル・オビンナ【6・0】今季初のリーグ戦無失点勝利。攻撃の組み立てが加わればなおよし

DFティーラトン【5・5】前半25分に左太もも裏の負傷で交代。エウベルとの連係をより深めて…というタイミングだった
DF畠中槙之輔【6・5】空中戦、対人、3得点にも気を緩めず集中力をキープ。絶大な安心感を与えている。
DFチアゴマルチンス【6・5】大声でチームメートの名前を呼び的確な指示。ルヴァン杯も含めここまでチーム唯一のフル稼働
DF松原健【6・0】鋭いスルーパスからチャンスも。岩田と浦和GK西川とついに大分・宇佐市トリオの共演もかない「感慨深い」

MF扇原貴宏【7・0】強度の高いプレスでマルコスとの連動も◎。2点目を生んだボール奪取にはどよめき。MOM
MF岩田智輝【7・0】ドッシリと広範囲の守備をカバーし、扇原の高い位置でのプレーを可能にした。右サイドへの展開も光る
MFマルコスジュニオール【6・5】正確なパスで3得点に絡んだ。前で厳しくプレス、守備でも走り相手の脅威となった

FWエウベル【6・0】左サイドから起点をつくり、オフザボールの動きも〇。決定機は得点に至らず、J1初ゴールはお預け
FW仲川輝人【6・5】前田の2ゴールをアシスト。2点目では胸トラップの後、よく相手DFを抑えた
FW前田大然【7・0】とにかく走る。恐ろしいほどのハイプレスで相手を惑わせた。直近3戦5発と絶好調。4試合連続先発だがスピードもスタミナも異次元

DF小池龍太【6・5】前半25分IN。突然の左サイドバック出場にも本領発揮。クラブ通算1500点目となるメモリアル弾に走り込んだ
MF渡辺皓太【6・5】後半17分IN。得点嗅覚の高さで絶好の位置に侵入。運動量、キープ力は言わずもがな。あとは決定力
MF水沼宏太【6・0】後半17分IN。シュート2本を放つもゴールならず。本人も言うように先発出場にはやはり数字が必要
FWオナイウ阿道【6・0】後半17分IN。途中出場の際は水沼と同時インが定番化。後半33分は惜しくもオフサイド
MF天野純【―】後半35分IN。開幕戦での負傷から復帰。出場時間短く採点なし

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜3-0浦和|仲川、M・ジュニオールらオフェンス陣に高評価!! MOMの前田の採点は… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 7
前線からのプレスがはまり、相手に何もさせなかったと言っていいほど満足のいくゲーム。スコア以上に差を見せつけた印象だ。

浦和 5
成す術なく完敗。相手のプレスをかわす策はなく、ミスから多くのピンチを招く。ロドリゲス戦術の浸透はまだまだか。

【横浜|採点・寸評】
GK
31 オビ・パウエル・オビンナ 6
ピンチらしいピンチはなく、ビルドアップでもほぼミスなくプレー。ハイボールへの対応も問題なし。

DF
4 畠中槙之輔 6.5
空中戦に強さを見せ、杉本を自由にさせなかった。クロスを跳ね返す力強さもあった。

5 ティーラトン 5.5 (25分OUT)
エウベルやM・ジュニオールとの連係でサイドの深い位置まで侵入。ただ、前半の飲水タイム直前に怪我し、本領を発揮できぬまま途中交代となった。

13 チアゴ・マルチンス 6.5
対人に強さを見せ、声で味方を鼓舞するなどキャプテンシーも発揮。安心して見ていられるパフォーマンスだった。

27 松原 健 6.5
攻撃的な山中にクロスを上げられることはあったが、全体を通して見れば抑えていた。鋭いスルーパスで好機も演出。

MF
6 扇原貴宏 6
岩田に比べてやや高めの位置取りで攻撃にも顔を出す。大きなミスはなく、的確にボールを散らし続けた。

10 マルコス・ジュニオール 6.5 (62分OUT)
前田とともにハイプレスのスイッチ役に。ゴール前のアイデアも豊富で、2点目につながるループパス、3点目のアシストは見事だった。

24 岩田智輝 6
不慣れなボランチでポジショニングに苦戦した印象も、要所を押さえた身体を張った守備で貢献した。

FW
7 エウベル 6 (80分OUT)
切れのあるドリブルに加え、正確なサイドチェンジでもチャンスを作り出す。決定機が複数あっただけに得点が欲しかった。

23 仲川輝人 6.5 (62分OUT)
右サイドからのクロスと、ペナルティエリア内の胸での落としで2アシスト。スピードのあるドリブルでも敵の脅威に。

MAN OF THE MATCH
38 前田大然 7.5 (62分OUT)
クロスに合わせて開始早々にネットを揺らすと、26分にも連係から加点。爆発的なスピードでかけるプレスも強烈で、攻守に存在感があった。

交代出場
DF
25 小池龍太 6.5 (25分IN)
ティーラトンの怪我で急きょ出場。守備に重きを置きつつ機を見た攻め上がりからダメ押し点をゲットした。

MF
26 渡辺皓太 6.5 (62分IN)
2度の決定機は決めたかったが、至る所でボールを受けて前線に良質なボールを供給した。

FW
18 水沼宏太 6.5 (62分IN)
相手が前掛かりになった部分はあるが、広大なスペースで自由にパスやシュートを繰り出した。

FW
45 オナイウ阿道 6 (62分IN)
同じタイミングで入った渡辺、水沼と比べて存在感はあまり出せなかったか。それでもポストプレーや守備で勝利に貢献した。

MF
14 天野 純 ― (80分IN)
エウベルと代わって左ウイングで出場。うまく時間を使いながら、セットプレーのキッカーも務めた。

監督
アンジェ・ポステコグルー 6.5
スピードのある選手を前線に配置し、幸先よく点を奪うことに成功。交代で入った選手の活躍も顕著で、隙のない試合運びだった。

 
 
横浜が前田大然の3戦連発弾など3得点で浦和を撃破!リーグ戦初のクリーンシートも達成 | サッカーダイジェストWeb

— 小池が決めた3点目はクラブJ1通算1500得点目に

 J1リーグは3月14日、第4節の3試合を各地で開催。日産スタジアムで行われた横浜F・マリノスと浦和レッズの一戦は、3-0でホームの横浜が勝利を収めた。

 ともに前節リーグ初勝利を挙げた両クラブが連勝をかけて対戦した。

 ホームの横浜は前節・福岡戦から3選手を変更。松原健、岩田智輝、ティーラトンが出場。アウェーの浦和は前節・横浜FC戦と同じスタメンで試合に臨んだ。

 試合はホームチームが新ホットラインで2ゴールを先取。開始3分に右サイド深くまで抉った仲川輝人のクロスに前田大然が走り込み、ゴールへ押し込んで先制点をゲット。さらに26分、マルコス・ジュニオール、仲川と繋いだボールを受けた前田が右足を振り抜き、この日2点目を挙げる。前半は横浜の2点リードで折り返した。

 後半開始時に田中達也、金子大毅を投入し修正をはかった浦和は、徐々に相手のプレスを掻い潜り、シュートチャンスを創出し、反撃の色を強めていく。だが次の1点が生まれたのはホームチームのほうだった。

 先発していたティーラトンの負傷で25分からスクランブル出場となった小池龍太が55分、M・ジュニオールのクロスに走り込みネットを揺らし、横浜が3点目を獲得。このゴールで、Jリーグ史上3クラブ目となる、J1通算1500得点を達成。また、小池も2戦連続でのゴールとなった。

 後半の横浜は相手にボール保持を許す時間が増えたものの、鋭いショートカウンターから度々浦和ゴールに迫りチャンスの数でも圧倒。このまま終盤まで攻め続け、3-0で試合終了を迎えた。

 この結果、横浜は今季初の連勝。さらに3試合続けて3得点と自慢の攻撃力の充実ぶりがうかがえる。

 中2日の次節、横浜は徳島と、浦和は札幌とそれぞれホームで対戦する。

 
 
2ゴールの前田大然は「好きではない」守備でも貢献。横浜の今後を担うキーマンだ | サッカーダイジェストWeb

— 「FWとしていいエリアに入り込める」(ポステコグルー監督)

 横浜のCF前田大然とトップ下のマルコス・ジュニオールがプレスのスイッチ役となり、中盤、最終ラインの選手たちも連動して守備。浦和の選手たちに少しも考える時間を与えないような内容だった。

 横浜がスコア以上に差を見せつけた一戦で、最も輝いたのは2ゴールの前田だ。

 1点目は開始早々の3分。右サイドを抜け出した仲川輝人のクロスに合わせた得点で、「ニアに入るふりをして、DFの背後を取れた」。計算どおりだったと言う。

 2点目は26分。仲川の胸で落としたボールを右足で蹴り込んだもの。「良いボールが来たので決めるだけ」と味方のお膳立てに感謝を述べた。

 ともに難しい得点ではなかったかもしれない。それでもこの日の2ゴールで今季は5点目。すでに昨季の得点数(3点)を超えているが、「目標にしていた二桁をまずはクリアしたい」と驕ることはない。

 またゴールという結果に加えて、先述したとおり前線からの守備でも貢献度は大きい。自慢の快足を飛ばしてCBやGKに果敢にプレス。後方からつなぐスタイルで戦っていた浦和にとってこれほど厄介な相手はいなかっただろう。

 アンジェ・ポステコグルー監督も「素晴らしいプレスで、チーム全体を助けてくれています。FWとしていいエリアに入り込めるのも特長」と賛辞を送る。

 前線からの守備は「好きではない」と笑うが、高い位置からプレスをかけるチームにおいて前田は戦術を体現する存在。2年ぶりのリーグ制覇を目指す横浜の今後は、この快足アタッカーの攻守両面での働きが鍵を握りそうだ。
 
取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

 
 
「泣けるなぁ」栗原勇蔵氏が故・松田直樹氏の誕生日に勝利を報告。「メモリアルな日になりましたね」とファン感動 | サッカーダイジェストWeb

— 「直樹さんの誕生日に背番号と同じ3得点」

 横浜F・マリノスのクラブシップ・キャプテン、栗原勇蔵氏は3月14日、自身のインスタグラムを更新し、“この日の勝利”を報告した。

 横浜はホームでJ1リーグ第4節・浦和レッズ戦を行ない、3-0の勝利を収めた。前半に前田大然が2ゴール、後半も小池龍太が加点。小池のゴールはクラブのJ1通算1500得点目。さらに、今シーズンのホーム初白星、リーグ戦初連勝となるゲームだった。

 そして、この日はクラブOBの故・松田直樹氏の誕生日。試合後、2アシストを記録した仲川輝人は、かつて松田氏が背負っていた背番号3のユニホームを身にまとい、チームメイトとともにファンに向けて挨拶した。

 栗原氏は自身のインスタグラムにその様子を投稿すると、“先輩”松田氏に向けてこうコメントした。

「直樹誕生日おめでとう。後輩達がやってくれたよ。天国では歳とらないから俺のが先輩だ」

 この投稿にファンからは以下のようなメッセージが寄せられた。

「直樹さんの誕生日に背番号と同じ3得点。クリーンシート。クラブ1500ゴール。今日はメモリアルな日になりましたね」
「マツさんに捧げる記念すべき勝利ですね」
「1000ゴールはたしか栗原さんでしたよね。今日はよい一日でした」
「泣けるなぁ。いい日でした」
「いい後輩がたくさんですね」
「素敵な人達」
「いつのまにか呼び捨てだ」
「3ゴールに勝利に勇蔵くんのこの投稿マツさん喜んでくれますね」
「勇蔵さんの沢山の想いが詰まった投稿に胸がギュッとなりました」

 メモリアルな1勝を手にした2021シーズン、“後輩たち”は2年ぶりのリーグ優勝に向けて邁進する。今度はシャーレを掲げる姿を偉大な“先輩”に見せるために――。

サッカーキング

前田大然が3試合連続ゴール! 浦和を終始圧倒した横浜FMがリーグ2連勝 | サッカーキング

 14日、明治安田生命J1リーグ第4節横浜F・マリノス対浦和レッズが行われた。

 前節、横浜FMはアビスパ福岡を相手に3得点を挙げ勝利。浦和も横浜FCを相手に2得点で今シーズン初勝利を挙げた。両チームの直近過去5試合の対戦成績は、2勝1分2敗と互角な戦いが続いている。『日産スタジアム』で行われた今回の一戦は、共に連勝を目指す戦いとなった。

 試合は開始早々から動きを見せる。3分、味方からのパスを受けたFW仲川輝人が、敵陣深く右サイドから鋭いクロスを供給。浦和のGK西川周作がやや触るも、中央で待っていたFW前田大然が身体で合わせゴールネットを揺らした。前田の3試合連続ゴールで、横浜FMが幸先よく先制する。

 浦和の反撃は19分、高い位置でボールを奪うと、敵陣中央からMF汰木康也が左足でミドルシュート。しかしこれは枠の右へと逸れる。

 すると引水タイムの直後、横浜FMが追加点を挙げる。26分、高い位置からのプレッシングで敵陣でボールを奪うと、パスを受けたMFマルコス・ジュニオールがゴール前の仲川へ浮き球のパスを供給。仲川は胸でボールを落とすと、同じくペナルティエリア内にいた前田が右足でボレーシュートを放った。これがゴール右へと突き刺さり、横浜FMがリードを2点に広げる。

 反撃に出たい浦和だが、横浜FMのタイトな守備に苦しみ、なかなかチャンスを作ることができない。そして2ー0で迎えた後半、浦和は中盤の2選手を交代して逆襲を誓う。

 しかし、次にゴールネットを揺らしたのは横浜FMだった。55分、M・ジュニオールが敵陣ペナルティエリア右でボールを持つと、ファーサイドへクロスを供給。これを後ろから走り込んだDF小池龍太が右足で流し込み、リードを3点に広げた。なおこのゴールで、横浜FMはJ1通算1500得点を記録している。

 その後、浦和もチャンスを創出するも、得点は生み出せず。逆に横浜FMが相手ゴールを脅かす展開に。途中出場で右サイドにポジションを取ったFW水沼宏太を中心に、幾度となくシュートを放つ。しかし、結局スコアは3ー0のまま動かず試合終了。終始浦和を圧倒した横浜FMは、リーグ戦2連勝を収めた。

 次節、横浜FMはホームで徳島ヴォルティスと、浦和もホームで北海道コンサドーレ札幌とそれぞれ対戦する。

【写真ギャラリー】2021.3.14 明治安田生命J1リーグ第4節 横浜F・マリノス 3-0 浦和レッズ | サッカーキング

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連勝! 3戦連続3発! 前田大然絶好調! 横浜FMが浦和を寄せつけずに3-0快勝!◎J1第4節 – サッカーマガジンWEB

— 「全体的に彼らのほうが上回った印象です」とリカ監督

「いいゲームでした。ハードワークして前からプレスに行き、選手全体の高い意識を感じて自分たちのサッカーを見せることができました。3ゴールを奪って、もっと取れるチャンスもありましたが、今日のパフォーマンスは良かったと思います」

 3-0。横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督もうなずく完勝だった。

 まずは絶好調男がトリコロールを牽引した。キックオフからわずか3分で、右からの仲川輝人のクロスを前田大然が押し込んで先制。26分には早くも追加点だ。前線から猛烈なプレスを掛けて相手のミスを誘って奪い、左からのマルコス・ジュニオールのパスを中央で仲川が胸で止めてこぼれたところを、またも前田が豪快にボレーでねじ伏せてみせた。

 浦和レッズも巻き返しに挑まなかったわけではない。後半開始から阿部勇樹と伊藤敦樹のボランチを2人とも交代させる大なたを振るい、明本考浩を前線に立たせてスピードを生かしつつ、小泉佳穂をボランチに下げてボールが回りだした…と思ったその矢先だった。またも横浜FMがゴールを挙げるのだ。

 カウンター気味に岩田智輝が右に展開すると、マルコス・ジュニオールがすかさずDFとGKの間にワンタッチで流し込む絶妙のセンタリング、最終ラインらからロングランでゴール前に進入した小池龍太が難なくプッシュして、55分にはもう3-0とした。

 ゴールはこの3つだったが、ここでリズムは止まらなかったことが横浜FMの充実ぶりを示していた。その後もスペースを見つけては少ないタッチでボールを潜り込ませていくリズムで何度もチャンスをつくりながら、浦和を翻弄し続けた。

 浦和としては、完敗を認めることから始まるのだろう。リカルド・ロドリゲス監督も試合直後でもむしろ整理して振り返る。

「全体的に彼らのほうが上回った印象です。3ゴールを取られただけではなくて、ほかにもたくさんのチャンスを作られました。うちもプレスをかけたりボールを握ることのできた時間もありましたし、チャンスをつくってゴールに迫ったシーンはありましたが、後半にとどめを刺されました」

 それでも続けて「チームは成長している」と付け加えて、さらなる継続を誓った。

現地取材◎平澤大輔

 
 
【横浜FM】本格覚醒! 3戦連発で計5ゴールの前田大然「よく分かってないんです」という自然体 – サッカーマガジンWEB

— 「動き回って撹乱するのが使命」

 J1第4節の浦和レッズ戦で、横浜F・マリノスを力強く牽引する2ゴール。これで3試合連続の計5ゴールと、早くもJ1でのキャリアハイをクリアして、超高速アタッカーが華々しく覚醒している。

「何が変わったか…自分ではあんまりよく分かってないんですよね」と首を傾げるが、もちろん確かな実感はある。

「でも、去年はサイドに張っていましたけど、今年はどんどん中に入っていこうと考えてやっていたので、それがうまくはまったのかなと感じています」

 プレーエリアを中央に定めることで、フィニッシュに絡むことが多くなった。特にここ2試合は左ウイングではなくセンターフォワードがベースのポジション。もちろん状況に応じて立つ場所は変わるものの、この日の2ゴールはいずれも偶然ではなく、センターフォワードとして「そこにいた」からこそ生まれたものだ。

 まずは3分。仲川輝人のセンタリングに合わせて、空を飛ぶように左足を伸ばし、GK西川周作の手をかすめたボールを押し込んだ。

「1点目はテルくん(仲川)から速いボールが来るのは分かっていたので、ディフェンダーと駆け引きしながらニアに行くふりをしてファーに逃げたら、相手がつられてファーが空きました」

 続けて26分。前線から連動した猛プレスで相手にミスを強いて奪ってから、マルコス・ジュニオールが中央へ。仲川が胸で落としたボールを右足ボレーで力を込めて突き刺してみせた。

「ボールが入ったときに落としてくると思ったので、冷静に当てるだけでした」

 素晴らしい2ゴールもこんなふうにあっさりと振り返るのが前田らしいところ。難しく理屈をこねくり回さなくても、やるべきことをやり続ければチャンスは転がり込んでくるという真理を表しているようでもある。

「(体が)大きくはないから前線で張るタイプでもないし、動き回って撹乱するのが使命だと思っています。守備もそうですけど、攻撃でもうまくできていると思っています」

「動くセンターフォワード」である。プレスのスイッチ役になるし、速さで相手のミスを誘えるし、オープンスペースに飛び出していって一気にチャンスを作ることができる。アンジェ・ポステコグルー監督も全幅の信頼を置く。

「ハードワークしてくれる選手の1人で、素晴らしいプレスをかけてくれてチームを助けてくれています。フォワードとしてもいいエリアに入り込むのも特徴的です」

 高く評価されても、前田が浮き足立つようなことにはならない。

「今年は初めに得点は二ケタをと言ったので、まずはそこをクリアしないとダメかなと思っています」

 好調だからといって、いまこのタイミングから無理に目標を上乗せしてリズムを壊されたくはない。目標を設定し直すなら、ゴールを積み重ねていって二ケタを達成したあとで十分。そのとき、自然にさらなる数字が脳裏に生まれてくるだろう。

取材◎平澤大輔

 
 
【横浜FM】無失点が気持ちいい! 畠中槙之輔の「自分たちの時間ではないときに守り通す」静かな自信 – サッカーマガジンWEB

— 「それを思い知らされた試合がたくさんありました」

 今季初のクリーンシート、達成!

 横浜F・マリノスはJ1第4節で浦和レッズに3-0と完勝した。今季は開幕から川崎フロンターレに0-2、サンフレッチェ広島に3-3、アビスパ福岡に3-1と毎試合失点していた。守備の要となる畠中槙之輔にとっては、完封勝利は何よりの喜びだ。

「ディフェンダーにとっては気持ちのいいことです。うれしいですね。チーム全体でうまく守れたのが良かった」

 前半から自慢のハイプレスが面白いようにはまり、次々に相手ボールを回収しては攻撃につなげていった。3分と26分には前田大然が、55分には小池龍太がゴールを挙げて、試合運びもほぼパーフェクト。最高のゲームになった。特に2点目は左サイドで連動して相手のボール回しをはめてミスを誘い、一気に迫って奪い切る理想的なゴールだった。

 3点をリードしてもハードな守備を緩めなかった。

「失い方が悪かったりしてカウンターを受けた場面もありましたが、全員でポジションに戻ってくるのを徹底しようと話していました。相手を遅らせてオーガナイズする目的を持ってうまくできたと思います」

 それはしっかりと準備の意識を持っていたからだ。過去の苦い経験が注意力を高めていた。

「相手に持たれたりする時間もありましたが、自分たちの時間ではないときに守り通すことを試合前にしっかり話し合っていました。去年、それを思い知らされた試合がたくさんありましたから。前の選手は毎試合、点を取ってくれるので、ゼロで押さえて勝ちにつながってよかったです」

 ただ、どんなに素晴らしい試合にも「もっとできること」を見つけることはできる。

「守備としては危険な場面にならないように芽をつぶすのが大事で、ゼロに抑えることができたのでそこはうまくできたのかな。欲を言えば攻撃参加して点を取れればと思っているので、得点力を増やせるようにパワーを使っていきたいと思います」

 ドリブルで持ち上がって数的優位をつくったり、ロングパスでカウンターを演出したり、セットプレーから空中戦でゴールを狙ったり。攻守一体のフットボールの中で、畠中の意識も研ぎ澄まされていく。

取材◎平澤大輔 写真◎J.LEAGUE

ゲキサカ

横浜FM前田大然が得点ランク首位タイ5点目!! 驚異のスプリントでも貢献「続けるのが大事」 | ゲキサカ

 東京五輪のエース候補と期待される横浜F・マリノスのFW前田大然が、本大会を目前に覚醒中だ。直近3試合で記録した5ゴールは、昨季までのJ1通算41試合で挙げたのと同じ数字。今季の得点ランキングではFW大久保嘉人と並んでトップタイに立ち、王座奪還を目指すクラブの得点力を支えている。

 今季飛躍に至った最大の要因は、センターフォワードが主戦場となったことだ。途中加入の昨季は爆発的なスピードが評価されてか左ウイングでの起用が続いていたが、サイドで張る役割に苦しんで得点は伸びず。それが一転、今季はキャンプから中央での出番が増え、持ち味であるゴール前の駆け引きをこなせるようになった。

 またセンターフォワード起用は思わぬ副産物もあった。第2節の広島戦では左ウイングでの起用となったが、「マリノスのウイングはサイドに張るけど、僕は張るのがあまり得意じゃない。やりやすいようにやろうとしたことがこういう結果につながった」とセンターフォワードでのイメージを活かして2得点。今節は本職起用でも2ゴールを決め、どちらのポジションでも結果を残せることを証明してみせた。

 チームへの貢献は得点だけにとどまらず、守備面でも存在感は顕著だ。先発した直近3試合のスプリント数は43回、42回、39回とリーグランキングの1位、2位、4位を独占。守備は「好きではない」と本音も明かすが、「前からボールを取れればそれが一番チャンス」「前の選手がスイッチを入れないと後ろが動けない」とアグレッシブな戦術を最前線で体現している。

 そんな前田の活躍にはアンジェ・ポステコグルー監督も高評価。「本当に素晴らしいプレスをかけられる。FWとしていいエリアに走り込むことも特長」と指摘する指揮官は「去年は途中から入ったことで自分たちのサッカーをすることが難しかったが、今季はプレシーズンから一緒にやっているので自分たちのサッカーを理解してくれている。そのうえゴールも決めていて、チームの助けになっている」と称賛していた。

 もっとも前田自身は、ここまでの結果に満足するつもりはないという。「マリノスは上にいないといけないチームだと思っている。貢献できているのは嬉しいけど、まだ始まったばかりなので、個人としてもチームとしても続けるのが大事」。そう先を見据えた前田は自身の得点数についても「目標は二桁と言ってきたので、まずはそこをクリアしないとダメ」と冷静。昨季の悔しさを晴らすべく、さらなる飛躍を誓った。

(取材・文 竹内達也)

 
 
今季初の無失点…横浜FM畠中が語った“教訓”「自分たちの時間帯ではない時に守り切ることが大事」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスは今季初のクリーンシートで、今季のホームゲーム初白星を飾った。DF畠中槙之輔は試合後、「ディフェンダーとしてゼロで抑えて勝つのは気持ちの良いこと。チーム全体でうまく守れたという意味では良かった」と前向きに振り返った。

 横浜FMは今季、開幕節・川崎F戦と第2節・広島戦の2試合で5失点。広島戦では攻撃陣が3ゴールを奪ったにもかかわらず、守備陣にミスが続いて勝ち点1にとどまり、試合後にはアンジェ・ポステコグルー監督が「得点を与えた形になってしまったが、そうなると難しい状況になってしまう」と苦言を呈していた。

 思い返せばJリーグ王者として臨んだ昨季も、失点の多さが中位転落の原因となっていた。優勝した2019年は68得点38失点という収支だったが、9位に終わった昨季は69得点59失点と失点数のみが増加。畠中も「自分たちの時間帯ではない時に守り切ることが大事だと思い知らされる試合ばかりだった」と反省を語る。

 優勝時の必勝パターンは持ち前の攻撃力を生かして先制点を奪いつつ、前に出てきた相手の勢いを活かして追加点を重ねる形。そのため、相手が点を取りにきた時間に失点を喫してしまえば、チームの土台は成り立たず、攻撃的なサッカーを志向しているとはいえ無失点に抑えることの価値は大きい。

 この日の横浜FMはそうした勝負強さの一端を見せた。前半の中盤以降は浦和のポゼッション攻撃を受ける場面もあったが、「失い方が悪かったりしてカウンターを受けるシーンもあったけど、ポジションに戻ることを徹底しようと話していた。相手の攻撃を遅らせて、オーガナイズするという目的を持ってやっていた」という撤退守備で対応。理想どおりの試合運びができない時間帯も耐え抜きつつ、試合の主導権は一度も譲らなかった。

 横浜FMにとって、耐え凌ぐ試合展開を許容するのは本意ではないかもしれない。畠中も理想を追い求め続ける姿勢は強調する。「守備としては危険な場面にならないよう、芽をつぶすことが仕事。ゼロで終えられたということはそれができたということだと思う。ただもっと攻撃にも参加して点が取れたので、今後はもっと点を取れるよう攻撃にパワーを使っていきたい」。とはいえまだ4試合。まずはこうした成功体験を積み上げつつ、クオリティーを上げていくことがタイトル奪還への鍵となりそうだ。

(取材・文 竹内達也)

フットボールチャンネル

絶好調前田大然がランキング首位に並ぶ2発。マリノスが浦和レッズに快勝で2連勝 | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグ第4節の横浜F・マリノス対浦和レッズ戦が14日に行われ、ホームの横浜FMが3-0で勝利を収めた。

 ともに前節今季初白星を挙げ1勝1分け1敗の勝ち点4で並んでいた2チームの対戦となったが、開始直後から優位に立ったのはホームの横浜FM。前半3分には右サイドに侵入した仲川輝人がGKの前を横切る絶好のクロスを入れ、中央に滑り込んだ前田大然が合わせて早くも先制点を奪った。

 さらに26分、マルコス・ジュニオールがエリア手前左から中央を向いてゴール前の仲川へ浮き球パスを送る。ゴールに背を向けた仲川が胸で落としたボールを、最後は再び前田が豪快に蹴り込んだ。これで前田は3試合連続の今季5点目となり、得点ランキングでもセレッソ大阪の大久保嘉人と並ぶ首位タイに浮上している。

 前半を2点リードで折り返した横浜FMの勢いは後半も止まらず。55分にはM・ジュニオールがエリア右からDFとGKの間に低いクロスを送り、左サイド後方から走り込んだ小池龍太が合わせて3-0。クラブのJ1通算1500点目となるメモリアルゴールを挙げた。

 78分には水沼宏太のシュートにオナイウ阿道が触ってネットを揺らしたがオフサイド、その直後にも水沼の強烈なシュートが枠を捉えてGKに阻まれるなど横浜FMが終始圧倒。横浜FMが3-0の快勝で2連勝を飾った。

 
 
スペイン人S級指導者が見た横浜F・マリノス。浦和レッズ戦快勝を必然にした戦術的要点、そして今後の課題とは?【分析コラム】 | フットボールチャンネル

明治安田生命J1リーグ第4節が14日に行われ、横浜F・マリノスは浦和レッズに3-0で快勝した。なぜこれほどの大差がついてしまったのだろうか。今回はダビド・ビジャ氏が日本に設立した「DV7サッカーアカデミー」でヘッドコーチを務め、欧州最高峰の指導者ライセンス「UEFA PRO(日本のS級に相当)」を保有するアレックス・ラレア氏にマリノス視点で試合を分析してもらった。(取材・文:舩木渉、分析:アレックス・ラレア)

— なぜマリノスは快勝できたのか?

 一昨年のJリーグチャンピオンである横浜F・マリノスは、14日に行われたJ1第4節で今季初の連勝を飾った。

 開始3分で前田大然がマリノスに先制点をもたらすと、26分にも前田が追加点をゲット。いずれも相手陣地内でボールを奪っての速攻からゴールが生まれた。前半の終盤に浦和レッズのペースになった時間があったものの、しのぎきって後半に入った55分に小池龍太が2試合連続ゴールとなる3点目を奪い、勝負あり。最終スコア3-0でマリノスの完勝となった。

 この試合を分析したアレックス・ラレア氏は、「2節前のサンフレッチェ広島戦からの4-3-3と比較すると、特にディフェンス面で向上が見られた試合だったと思います」と語る。

「レッズはビルドアップの局面において、全体のポジショニングがかなり開いた状態でパスをつなごうとしました。一方、マリノスは相手陣地からプレスをかけ、全体が非常に高い位置にいました。そのため、ボールを失った瞬間のレッズは全体がうまく組織化されていない状況でプレーしなければいけなくなっていました。マリノスの前線3トップは非常にスピードがある選手たちなので、空いたスペースをうまく使うことができ、かなり有利にプレーできていたと思います」

 そして、開始3分で生まれた先制点が試合全体の流れを決定づけたと考えている。

「先制点によってチームとしてエネルギーを得られた結果、よりハイパフォーマンスなサッカーができ、マリノスのペースで試合を進められました。試合序盤にゴールを奪うのはチームにとって非常に大きなことで、失点した方はゲームプランを大きく変えざるを得ません」

 自陣からのポゼッションで攻撃を組み立てることを狙っていたレッズに対し、マリノスの用意したゲームプランが見事にハマり、前田の先制点につながった。

「レッズは前半の最後の15分間で2点くらい取れたかもしれませんが、ゴールにはなりませんでした。もしあの時間帯にレッズがゴールを決めていたら、試合としては打ち合いになる可能性もありました。うまくチャンスを生かしたのがマリノスで、そうでなかったのがレッズだったと思います。

マリノスはビルドアップをしっかりやるより、重要だったのはとにかくレッズのビルドアップを壊すことでした。そんなにゴールの近くでボールを奪ったわけではないですが、高い位置でボールを奪ってゴール前まで運べたことが最初の1点につながったと思います」

— 練習から強調されていたメッセージ

 マリノスが狙っていた「相手のビルドアップの破壊」を意識させるメッセージは、試合前の練習からも感じ取ることができたという。レッズ戦前々日に公開されたマリノスの練習を視察したアレックス氏は、次のように語る。

「7対7のミニゲームをやっていましたよね。そこにレギュラー陣がいたわけではありませんでしたが、コーチたちのメッセージは『ライン間を間延びさせないこと』でした。『常に全体でラインを上げながらプレスをかけよう』という話をしながらトレーニングをしていたので、そのメッセージは確実にレッズ戦につながっていたと思います」

 チーム全体の陣形をコンパクトに保ちながら、攻守の切り替えの瞬間もハードワークを怠らず、できるだけ相手陣地内でプレーしようという姿勢によって生まれた成果は大きかった。昨季までのマリノスが得意としていた戦い方でもありアンジェ・ポステコグルー監督も試合後の記者会見で手応えを語っていた。

「切り替えのところで慌てずにやれたことが、今日の良かったところだと思う。(中略)相手の陣地に入った時にどれだけ落ち着いてできるかが重要だ。ただスピードを上げるだけでなく、緩急をつけてコントロールするところはコントロールする、タイミングを見て前方向にスピードアップしていく、そういう本当にいいところが今日の試合では見られたと思う」

 このコメントを聞いたアレックス氏は、「監督の言っていた通りだと思います」と述べ、次のように続けた。

「何よりも決め手になったのは、マリノスの選手たち全員が相手陣地に入っていて、レッズの選手は自陣の中で組み立てようという状況になっていたことです。それがこの結果(3-0)を導いた大きな要因になると思います。ハーフタイムに戦術ボードでポジションを見ながら修正を図った点もあったでしょうが、どこのポジションがというより、とにかくポジショニングの高さがこの試合のキーファクターだったと思います」

— 「どこでボールが動いていたか」を見よ

 試合を通してのボール支配率はマリノスは47%に対し、レッズが53%と上回られていた。しかし、ピッチ上ではマリノスが試合を支配しているように見えたのは、ボールがレッズ陣内で動く時間帯が長かったからだろう。アレックス氏の見解も同様だ。

「数字を見るよりも、どこでボールがよく動いていたかがこの試合を語るうえで大切なポイントです。レッズは自陣内でボールを持っていた時間が長く、逆にマリノスは相手陣地でボールに触っている時間が長かったことが、この試合を物語っているのではないでしょうか」

 アレックス氏が指摘する「どこでボールがよく動いていたか」をピッチ上の選手たちも意識していたことは、右サイドバックとしてレッズ戦に先発していた松原健の証言によっても裏付けられた。

「ポゼッション率の数字を見ると相手の方が上回っていましたけど、相手のボール回す位置を見てもらえれば、ほぼ槙野(智章)選手と岩波(拓也)選手と西川(周作)選手といった後ろの方で、バックパスがすごく多かったというのが試合を振り返った時の印象です。

(中略)開幕戦の川崎フロンターレ戦の時に監督には『自陣でボールを回すのがポゼッションではなく、相手陣地内に入ってからしっかり落ち着いてパスを回すのが俺たちのポゼッションだ』と言われました。そういったところを毎試合意識してきて、レッズ戦では相手陣地内で多くパスを回せたシーンがあったと思っています」

— 今後に向けた課題は?

 3-0というスコアの影響もあって良かった点が目立ったレッズ戦だが、もちろん今後に向けた課題は存在する。アレックス氏は「14分40秒から」のマリノスのビルドアップの場面を取り上げ、次のように解説する。

「マリノスが後方から組み立てるシーンはほとんどありませんでしたが、14分40秒からの場面は気になりました。マリノスは後方からのビルドアップがまだうまくやれる状況ではないと思います。レッズはマリノスにビルドアップをさせて、そこを狙ったら、実は相手と同じようにミスによってチャンスを作れていたかもしれません。

14分40秒からの場面では、ぜひレッズの右サイドバック(宇賀神友弥)のポジショニングを見てください。レッズのサイドバックが上がってきてマリノスのセントラルMFやセンターバックにまでプレスをかけてきていました。レッズがうまくプレスをかけられていたと見ることもできますが、実際にはそんなにプレスが効いているわけではありません。

前に出てきた宇賀神の背後にもスペースができていました。ただ、マリノスはそこで相手のプレッシングを剥がせず、ボールを前進させられませんでした。現時点ではビルドアップをうまくできず、マリノスは戦術によってそれをうまく隠していたと言えるかもしれません」

 相手陣地内でボールを失った瞬間に激しくプレスをかけ、即時奪回からカウンターでゴールを目指す戦い方は、すでに十分熟成されている。一方、自分たちのプレッシングを破られてカウンターを食らい、失点がかさむのが極端に前がかりになった昨季のマリノスの弱点でもあった。

 今季はポステコグルー監督の言葉を借りれば「ただスピードを上げるだけでなく、緩急をつけてコントロールするところはコントロールする」方法を身につけるべく、プレシーズンから練習に取り組んできた。

 相手陣地内での「コントロール」に関しては向上してきているのかもしれないが、自陣内でも落ち着いてビルドアップし、安定してボールを前進させられるようになれば鬼に金棒だ。レッズ戦のみならず、前節のアビスパ福岡戦でも自陣からのビルドアップ時にパスミスが多く苦しんだため、アレックス氏が指摘した点は今後も改善に努めなければならないだろう。

 マリノスは17日にホームで徳島ヴォルティスと対戦し、3連勝を目指す。修正や改善のための練習時間は限られているが、これまでの4試合で出た成果や課題をいかにピッチ上のパフォーマンス向上に反映させていくか継続的に注目していきたい。

サッカー批評Web

横浜Fマリノス、赤い悪魔を撃破!(1)CFWとして覚醒した「シン・前田大然」 | 概要 | Jリーグ・国内 | 批評 | サッカー批評Web

■3月14日/J1第4節 横浜F・マリノス―浦和レッズ(日産)

 ここまで1勝1分1敗の横浜Fマリノスが同じく1勝1分1敗の浦和レッズを日産スタジアムに迎えた試合は、“追い風”を背にしたトリコロールが完勝してみせた。開始わずか3分でFW前田大然がゴールを奪うと、26分に前田が追加点を奪う。さらに55分にはDF小池龍太が追加点を奪って、マリノスが3-0で白星を掴んだ。

 勝敗を占う“カギ”は、試合前のコイントスにあった。当初は、横浜F・マリノスがメインスタンドから見て右から左に攻めて試合をする予定だった。しかし、コイントスの結果、浦和レッズがコートを選択。メインスタンドから見て右から左に攻めることを選んだ。

 しかしこの試合前から、日産スタジアムのピッチには強い風が吹き込んでいた。時に突風が吹き、ゴールキックのボールが動いたこともあったほどだった。横浜F・マリノスは追い風を背にして、浦和に攻めかかったのである。

■追い風にピッタリの前線選手

 この“追い風”を読んでいたわけではないだろうが、この日のマリノスはセンターフォワードにスピードに優れた前田大然が起用された。開幕節から2試合はこのポジションにオナイウ阿道が起用されており、第2節で先発した前田は左ウイングでの先発だった。

 この第2節・広島戦で前田が2ゴールを挙げたこともあってか、第3節でセンターフォワードに前田を起用。このアウェイ福岡戦でも1ゴールを決め、浦和戦は2試合連続での最前線起用となったのである。

 今季のマリノスは、本来、オナイウとブラジル人FWレオ・セアラがセンターフォワードのポジションを争うと見られていた。しかし、レオ・セアラは入国制限によって未だチームに合流できず、開幕戦でオナイウが起用されていた。

■オナイウと前田のプレースタイル

 オナイウと前田は、プレースタイルがまったく違う。オナイウは屈強な体を生かしたポストプレーと、ワンタッチゴーラーとしての嗅覚を生かした選手。一方の前田は、ウイング起用されることが多いように、スピードに乗ったドリブルで相手守備陣を切り裂くプレーを得意とする。

 アンジェ・ポテスコグルー監督はウイングにスピードや技巧に優れた選手を配置するため、前田はうってつけの存在として昨年8月にマリノスに加入した。しかし、独特の戦術を用いるマリノスにフィットするのに時間がかかってその能力を発揮したとは言い難く、昨年はJ1リーグ戦23試合に出場して3得点しか挙げることができなかった。

 その前田が、この浦和戦を含めて今季4試合で5得点と、センターフォワードとして覚醒しつつある。

■前田が語った昨年からの変化

「自分でもよく分かっていないのですが、去年はサイドにずっと張っていてプレーしていました。今年はウイングでも中にどんどん入っていこうを思っていたのでそれがうまくハマっているのかなとは感じています」

 これは浦和戦後の前田のコメントだ。さらに、「目標にしていた2ケタをまずはクリアしたいです」と言うから、その目線は確実に点取り屋のそれである。

「今年はトップとワイドの両方をやると思っています。どちらで出てもいいように準備はしていた」

「去年と同じようにやっていたら自分でもうまくいかないと思っていたので、うまく中に入りながら自分の良さを出そうと考えていました」

 この2つのコメントは広島戦後のもので、チームにフィットできなかった昨年の苦労を克服しようともがいていることが感じられる。

■スプリント39回と2ゴール

 2点を決めながらも浦和戦でのスプリント回数は39回と、自身の“武器”を温存しないあたりにも、“自身の生かし方”が見て取れる。この39回という数字は、両チームでスプリント回数2位の浦和MF明本考浩を大きく引き離した数字だ。

 チームの攻撃に貢献しながら、ゴールまで決める――前田は、独自のセンターフォワード像を確立しつつある。“シン・前田大然”の勢いは、今後さらに加速するだろう。

 そしてこの試合では、そうした「個」の力だけでなく、組織としての完成度も見せつけた試合だった。浦和レッズは今季からリカルド・ロドリゲス監督が率いて改革を進めるが、試合開始直後からその違いを見せつけたのである。

 
 
横浜Fマリノス、赤い悪魔を撃破!(2)改革中のレッズに見せつけた「完成度の違い」 | サッカー批評Web

■3月14日/J1第4節 横浜FM―浦和レッズ(日産)

 FW前田大然の2ゴールと、DF小池龍太のクラブ通算1500得点目となるゴールで、浦和レッズに3-0で勝利した横浜Fマリノス。この試合は、スコア以上に完成度の違いを見せつけた試合でもあった。

 浦和レッズは今季からリカルド・ロドリゲス監督を招聘し、新たなサッカーに取り組んでいる。“戦術マニア”とも呼ばれるこの指揮官は、ゴールキーパーからボールをつないで崩すサッカーを志向する。浦和としては、久しぶりのポゼッションサッカーとなる。

 昨年までの戦術とはまったく異なり、スターティングメンバーに並ぶ選手も昨年に比べてかなり変わったため、現在は試行錯誤の途中にある。片やマリノスは、ポテスコグルー監督が率いて今季で4年目。2019年にはJ1を制覇し、今季は「奪還」を掲げるチーム。戦術理解度にせよ、選手構成にせよ、大きな違いがある。

■ハーフタイムにボランチを総とっかえ

 マリノスは、その浦和のビルドアップの“拙さ”を狙って前から猛然とプレスをかけた。浦和はボランチの1枚がセンターバックまで落ちてビルドアップを助ける「サリー」を行う。大卒ルーキーのMF伊藤敦樹が下りた際、扇原貴宏が相手ゴールキーパー前まで迫ってパスミスを誘うなど、そのやり方は徹底していた。

 そのため浦和はビルドアップがままならず、横浜のゴールをおびやかす攻撃をすることができたのは、前半終了間際まで待たねばならなかった。それでも横浜ゴールを割るのは不十分とリカルド・ロドリゲス監督は判断し、ハーフタイムに2人の選手を入れ替えた。浦和は前後半でまったく違うペアがボランチを組むことになったのだ。

 横浜の前進守備は、浦和のビルドアップを機能不全にするだけではなかった。開始3分の1点目は、相手陣内で浦和のボールホルダーを複数で囲んで奪ったボールを素早く攻撃に転じることで生まれた。ボールホルダーに対して次々と守備の人数が囲い、さらに、そこからの展開の滑らかさはポテスコグルー体制の円熟味を感じさえた。

■2得点はどちらも「マルコス・ジュニオール→仲川輝人→前田大然」

 2点目も、前田大然、マルコス・ジュニオールが相手ペナルティエリアまでプレスをかけ、そこからのいなす縦パスを扇原が刈り取って、ダイレクトでマルコス・ジュニオールに縦パスを送ったところから始まる。いずれの得点も、浦和の攻撃を封じることと横浜の攻撃を生かすことが、一体となって生まれたものだった。

 さらに、この2得点はどちらも「マルコス・ジュニオール→仲川輝人→前田大然」と昨年から一緒にプレーする前線の3人が絡んで生まれたものだ。マルコス・ジュニオールはさらに3点目をアシストしている。

 浦和は、トップ下に小泉佳穂が入り、チームの潤滑油として機能しているが、こうした決定機を作りだす回数はとても少ない。小泉とマルコス・ジュニオールではそもそも役割が違うが、小泉が試合後に「自分たちがやり方をまだ模索している最中なので、早く自分たちなりの答えを見つけられたらいい」と話したように、前線の選手の役割でまだ迷いが見られている。

 毎年のように前線の選手の入れ替えがありながらも攻撃的姿勢を維持できるのは、チームにフィットできる選手の“基準”ができているからで、そういう意味でも完成度の高さはマリノスにあった。

 そのリカルド・ロドリゲス監督が昨年まで率い、ある意味、リカルド・サッカーの完成度が高い徳島ヴォルティスが次節のマリノスの対戦相手である。開催地は、ニッパツ。トリコロールの完成度の高さと、J1奪還を狙うチームの“強さ”を、スコアと内容で証明してみせる。

サカノワ

【横浜FM3-0浦和】スーパー前田大然、再び2ゴール。小池龍太も1発 | サカノワ

— 浦和は“緩い”プレーもあり完敗。

 横浜F・マリノスが前田大然の3試合連続となる2試合ぶりの2ゴール、さらにマルコス・ジュニオールの一撃で、浦和レッズ戦に3-0の勝利を収めた。

 前半風上に立った横浜FMは立ち上がりから主導権を握り、3分、仲川輝人のクロスに前田が飛び込み先制に成功する。さらに26分、マルコス・ジュニオールのクロスを仲川が体を張って落とし、前田が完璧なボレーでフィニッシュを突き刺す。ホームチームがリードを2点に広げて、前半を終える。

 後半、浦和はボランチ2枚を代えて巻き返しを図る。ただ風もやや弱まると、横浜FMの優勢は変わらない。55分、マルコス・ジュニオールのクロスに、ティラートンと代わって入っていた小池龍太がトドメの一撃をねじ込む。その後も横浜FMがボールを握り続けて、快勝を収めた。

 浦和はポジションのバランスなどに改善は見られ、一時押し込む時間帯もあったが、杉本健勇になかなかボールが収まらず、連続した攻撃を見せられず。決定機の数も限られた。また3失点目の場面では、前へ上がっていたCB槙野智章の戻りが遅く、数的不利な状況を突かれるなど緩いプレーも見られ、リーグ戦連勝はならなかった。 

 
 
【横浜FM】東京五輪&日本代表エースに名乗り!前田大然が浦和戦2ゴール、爆発的なスプリント数に「疲れても、それは見せない」 | サカノワ

— ポステコグルー監督も「ハードワークでチームを助けてくれています」と評価。

 横浜F・マリノスの前田大然が浦和レッズ戦、リーグ3試合連続、通算二度目の2ゴールで、大久保嘉人(C大阪)と並ぶリーグトップとなる通算5点目を決めた。

 この日はセンターフォワードで先発。開始早々の3分、右サイドを抜けた仲川輝人のクロスに、「早いクロスが来ると感じていた」とファーサイドで一歩前に抜けて合わせ、幸先よくゴールネットを揺らす。さらに26分、マルコス・ジュニオール→仲川と完全に崩し、「ボールが入った時に落としてくれると感じ、冷静に当てるだけでした」とボレーを叩き込んだ。

「昨季はサイドにずっと張っている感じでした。今シーズンは(CFとウイングで起用されて)サイドの時でも、どんどん中へ入っていこうと自分なりに考えてやって、それが今はまってきているのかなと思います」

 そのように好調の要因について自身は感じているという。

「(前から追う守備でリズムを作っているようだが?)前からボールを取れれば、それが一番チャンスだと思っています。そこで上手くやれているのかなと思います。まだ始まったばかりなので、個人として、チームとしても、これを続けることが大事になるので、次、勝てるようにやっていきたいです」

 トリコロールの38番は前半だけで31回のスプリントを記録。後半は3点目が決まったあと、連戦中のコンディションも考慮し、早々の62分に交代した。それでもこの日は通算チームトップの計39回のスプリント数を記録した。

 そして、疲れはあったか? という質問を受けた前田は「疲れていましたけれど、それはあまり見せないようにしています」と答えた。

 そのチームへの献身性の高さも特長に挙げられる。アンジェ・ポステコグルー監督は次のように前田の貢献度を評価していた。

「ハードワークをしてくれる選手の一人。プレスにしても本当に質が高い。そこでチームを助けてくれます。FWとして、いいエリアに走り込めるのも彼の特長です。昨シーズンは途中からチームに加わったことで、なかなか(連戦もあり)練習でも自分たちのサッカーに取り組めず難しかったと思います。今年はプレシーズンから準備をして理解度も深まっています。ハードワークからゴールという結果も残し、本当にチームの助けになっています」

 東京オリンピック、さらにはすでにデビューしている日本代表でも新エースストライカー候補として期待される。日本代表、U-24日本代表のメンバー発表が来週予定されるが、乗りに乗っている韋駄天アタッカーは、果たしてどちらに選ばれるのか?

 前田がその高速スピードに乗って、横浜F・マリノス、そして日本を牽引する。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2021マッチレポート | 3月14日 vs 浦和 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第4節 横浜FM vs 浦和のデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2021/03/13 【スタジアム観戦情報まとめ】2021/3/14(日)13:00KO J1第4節 横浜F・マリノスvs.浦和レッドダイヤモンズ@日産スタジアム ※観客上限5,000人
 
 

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