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ACLグループステージ第5節
横浜F・マリノス 4-1 全北現代モータース⚽️GOAL⚽️
17'#ティーラトン
51'#マルコスジュニオール
71'#仲川輝人
83'オウンゴール#fmarinos #ACL2020 pic.twitter.com/kQqTwvAJo6— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) December 1, 2020
アンカー(目次)
1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など
横浜F・マリノス オフィシャルサイト
ACL グループステージ 第5節 横浜F・マリノス vs 全北現代 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト
監督コメント
「とても嬉しい結果になりました。良いプレーもできましたし、ティーラトンの素晴らしいゴールで先制できました。1-0の段階で次のゴールがなかなか奪えないと、相手も攻めに来ますし、難しい状況になりやすいものです。後半はスマートにできましたし、いくつか良いカウンターもあり、追加で3点も決めることができました。
まずは選手たちを誇りに思いますし、グループステージ突破はクラブ史上初の快挙を皆で成し遂げることができました。まだまだ試合はありますし、どんどん続けていければと思います」質問:今大会の今後の戦い、目標について教えてください。
「去年のJリーグ優勝はクラブにとっては15年ぶりの優勝でした。今年はリーグ戦2連覇を目指しましたが、難しい状況になりました。リーグカップ戦も敗退してしまい、残されたのがこの大会です。チームとしてまだまだ成長できる部分がたくさんある中で、どういうことを一つ一つクリアしていくか、そういうところも大事です。
グループステージ突破を決めただけで、まだ何も成し遂げていません。まだまだ試合が続く中で、どんどん進化することが大事だと思います。
今年は難しいシーズンになってしまいましたが、自分たちがつかめるものがまだある中で、しっかり続けて戦いたいと思います」
選手コメント
高野 遼
「スタートでは(左ウイングのポジションは)初めてだったので、そんなに深いことは考えずに自分が今できることを最大限発揮しようと、自分の推進力などをどんどん出していければと思って試合に入りました。(ティーラトンとの連係については?)
いいパスが出てくるとわかっているし、お互いに良い感覚が共有できていると思っています。もっと試合を重ねればそのあたりがより磨かれていくと思う。
今後の試合では変わらずに、もちろんシドニー相手にも勝ちにいきます。それで良い流れで決勝トーナメントに進んで、クラブ史上初めてグループステージ突破ができましたが、もっともっと良い成績が残せるように、一番上まで行けるように、皆でまた一丸となって戦っていきたいと思います」
仲川 輝人
「もっと前半の早い時間帯から追加点が取れれば良かった。自分たちで先に点を取ったにも関わらず、ちょっと自分たちでリズムを崩していることが多かったので。
それはFW陣がチャンスで決め切れなかったからというのもあるし、2点目・3点目というところで点差を付けて自分たちを落ち着かせるのを、早い段階でできれば良かった。そのあたりが課題です。ただグループステージを突破できたし、その突破につながるアシスト、ゴールができたので、満足はしている感じです。(得点した際に接触プレーがありましたが、かなり痛かったですか?)
はい、相手のスパイクの裏がスネに入ったので…。傷の写真でもアップしようかなと思います(苦笑)。(クラブ史上初のACLグループステージ突破については?)
自分たちで歴史を変えることができたけど、まだ終わりじゃない。自分たちが目指しているのは優勝しかないので、そのための第1ステップはクリアしたかなと思う」
Jリーグ.jp
【公式】横浜FMvs全北現代の試合結果・データ(AFCチャンピオンズリーグ:2020年12月1日):Jリーグ.jp
└ 入場者数 (無観客)
選手コメント
ティーラトン
今日の勝利を非常にうれしく思います。自分たちのサッカーでチームの最初の目標だったグループステージ突破をできたので、非常に良い流れでノックアウトステージに向かっていけます。
自分のゴールに関しては、チャンスが来たので、「打つしかない」と思い、ゴールが決まってすごくうれしかったです。残り試合も勝っていきます。
--高野 遼選手との連係面について。
高野の本職のポジションは自分と同じなので、考えていることも同じです。彼が僕の前のポジションをやっていますが、自分がもしウイングをやっても同じことを考えられるはずです。試合を重ねるごとに連係がどんどん良くなっている手ごたえを感じています。高野はスピードがあって突破できるので、すごくやりやすさを感じています。どんな相手でも自分たちのサッカーができれば必ず良い結果になります。とてもやりやすかったです。
マルコス ジュニオール
--チーム2点目の場面について。
自分は左足でフィニッシュするのが得意なので、良い形で冷静に決めることができました。最初から最後まで良い試合運びをしてマリノスらしいサッカーができました。大事なのはチーム全体で守備も攻撃も行い、勝利を手にしたことです。--クラブ史上初のグループステージ突破について。
歴史に名を残すことができました。これで満足せず、まだ試合も残っているので監督の指示をピッチで表現し、もっともっと勝ち続けてこの大会を優勝で終わりたいと思います。--ゴールパフォーマンスのかめはめ波について。
すごく気持ちが良かったですし、久しく点を決めてなかったので、喜ぶことができました。これからも得点を重ねていきたいですね。
仲川 輝人
もっと前半の早い時間帯に先制点を取れれば、苦しまないというか、先制点を取ったにもかかわらず、自分たちでリズムを崩す場面が多かったです。FW陣がちゃんと決め切れませんでした。早い時間帯に2点目、3点目を取って自分たちを落ち着かせることができれば良かったというのが課題ですが、チーム全員で戦い、グループステージ突破につながるゴールとアシストができたので、満足はしています。
--クラブ史上初のグループステージ突破について。
自分たちが今までできなかったマリノスの歴史を変えることができました。まだ終わりじゃないし、グループステージを突破しただけです。自分たちが目指しているのは優勝しかないので、そのための第一ステップをクリアしたということです。次のシドニーFC戦も気持ちを緩めてはいけないし、勝ち癖をつけていかないといけません。ノックアウトステージは一発勝負なので、レギュレーションを考えながらプレーできれば、ウチは強いと思います。
Twitter / Istagram
Buriram United ☑️
Muangthong United ☑️
Yokohama F. Marinos ☑️🇹🇭 Theerathon Bunmathan has now scored for 3⃣ different teams in the #ACL #YFMvJEO #ACL2020 pic.twitter.com/p4wO823Suh
— #ACL2020 (@TheAFCCL) December 1, 2020
🇯🇵🇫🇷⚓️@prompt_fmarinos
⚽️17' ティーラトン選手
『決勝トーナメントに進出できて、とても嬉しいです。タイのファンの皆様、横浜F. マリノスファンの皆さん、 これからも横浜F. マリノスを応援して下さい。 私達は目標を達成するため、頑張ります。 ありがとうございますした。』#ACL2020
— AFCチャンピオンズリーグ日本 (@TheAFCCL_jp) December 1, 2020
FULL-TIME | 🇯🇵🇫🇷⚓️@prompt_fmarinos 横浜F・マリノス 4-1 全北現代🇰🇷
🎵横浜F・マリノス トリコロールの勇者よ
俺らと戦おう アジアを勝ち獲ろう🎶#YFMvJEO | #ACL2020 pic.twitter.com/Ws7bxuiWeL— AFCチャンピオンズリーグ日本 (@TheAFCCL_jp) December 1, 2020
YouTube
ハイライト|AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第5節|vs全北現代モータース – YouTube
ネットニュース・Weblog
スポーツニッポン
横浜 初のACL決勝トーナメント進出 全北に4発白星、ティーラトンが快勝口火のミドル弾― スポニチ Sponichi Annex サッカー
ACL1次リーグ第5戦が1日に行われ、H組の横浜は全北(韓国)に4―1で大勝。4度目の出場で、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。4日の1次リーグ最終節シドニーFC(オーストラリア)戦を残してグループ2位以内が確定した。
前半17分、GKが一歩も動けなかったDFティーラトンの鮮やかなミドルシュートが快勝の口火となった。「ティーラトンの素晴らしいゴールで先制できた」。ポステコグルー監督も名指しで称賛する一発だった。
決勝点は後半5分、FWマルコス・ジュニオールが左足で奪った。ネットを揺らすとアシストのFW仲川と並んで、おなじみのゴールパフォーマンス「かめはめ波」を披露。「このカメハメでもっともっと得点を重ねられたら」とアジアの舞台での再現を誓った。
引き分け以上で突破が決まる一戦だった。相手は複数の主力を新型コロナの影響やケガで欠いているとはいえ、Kリーグ4連覇の実力を持つ強豪。結果は圧勝だった。「自分たちのサッカーで勝利できたことでいい流れができるんじゃないか。残り試合、全試合勝てるように頑張っていきたい」とティーラトンは言う。
そのために、“消化試合”となる4日の1次リーグ最終節シドニーFC(オーストラリア)戦も無駄にはしない。「シドニー戦も気持ちを緩めちゃいけない。勝ち癖を付けていかないと、次(決勝トーナメント)は一発勝負なので。レギュレーションを考えながらプレーしていければ」と仲川。勝ち続けてアジアの頂を目指す。
横浜、4発快勝!クラブ初決勝T進出 V弾のM・ジュニオール「歴史に名を残せた」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
1次リーグ第5戦が1日に行われ、H組の横浜は全北(韓国)に4―1で大勝。4度目の出場で、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。FW仲川輝人(28)はチーム3点目を含む1得点1アシストの活躍。日本勢では1位通過が決まった神戸に続き、4日の1次リーグ最終節シドニーFC(オーストラリア)戦を残してグループ2位以内が確定した。
クラブ史上初の1次リーグ突破を決めた。Kリーグ4連覇中の強豪を4発で圧倒。決勝点となるチーム2点目を決めたMFマルコス・ジュニオールは「歴史に名を残すことができた」と振り返った。
口火はDFティーラトンの鮮やかなミドル弾。後半5分に続いたマルコスはおなじみのゴールパフォーマンス「かめはめ波」をアジアの舞台で披露した。PKで1点を返された後も、FW仲川がチーム3点目。DF2人の間に割って入り、すねに相手スパイクの裏が当たりながら右足で押し込んだ。「傷の写真でも(SNSに)アップしようかなと思います」と仲川。冗談めいた言葉だが、死闘ぶりを物語っていた。
今季13得点のFWジュニオール・サントスは外国人枠から漏れて登録外。再開前、同じく外国人枠の関係で鳥栖に移籍した正GK朴一圭(パクイルギュ)は「ACL、頑張って獲ってこいよ」と言い残してチームを去った。「グループステージ突破も一つの快挙だが、まだまだ何も成し遂げていない」とポステコグルー監督。いろんな選手の思いを背負う大会は、ここからが本当の勝負となる。
ニッカンスポーツ
横浜4発大勝!初の決勝Tに進出/ACL1次L詳細 – サッカーライブ速報 : 日刊スポーツ
サンケイスポーツ
横浜Mが全北下し決勝T進出決定/ACL – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は1日、カタールのアルワクラで東地区1次リーグのH組第5戦が行われ、横浜Mが全北(韓国)を4-1で下して決勝トーナメント進出を決めた。4勝1敗で勝ち点を12に伸ばし、1試合を残して同組の2位以内が確定した。勝ち点4の全北は敗退が決まった。
横浜Mは4度目の出場で1次リーグ突破は初めて。前半にティーラトンが先制し、後半にマルコスジュニオールが加点。1点を返されたものの仲川のゴールなどで突き放した。(共同)
横浜M、韓国王者・全北に4発!クラブ史上初の決勝T進出/ACL – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)
アジアCL1次L第5節(1日、アルワクラほか)H組第5戦が行われ、横浜Mは全北(韓国)に4-1で勝利。4度目の出場でクラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。前半17分にDFティーラトン(30)のゴールで先制。その後も効果的に追加点を奪い、昨季Kリーグで3連覇を達成した強豪を圧倒した。4日に1次リーグ最終戦でシドニーFC(オーストラリア)と対戦する。
クラブの歴史が動いた。今季はけがに苦しんだエースFW仲川が1ゴール1アシスト。初の1次リーグ突破に導いた。
「自分たちが今までできなかった、マリノスの歴史を変えられた」
前半17分、DFティーラトンが相手GKも一歩も動けない無回転ミドルを突き刺して先制。さらに後半6分には、FW仲川のパスからFWマルコスジュニオールが追加点を挙げた。2-1と1点差に迫られた同26分には、仲川がFWエリキのパスに反応。相手DF2人の間に割って入り、ゴールへねじ込んだ。
残されたタイトル獲得のチャンスはACLのみ。「まだ終わりじゃないし、予選を突破しただけ。自分たちが目指しているのは優勝しかない」と仲川。復調したエースが、今季国内では低調だった昨季J1王者をアジア制覇へ押し上げる。
サッカーダイジェスト
ティーラトン、マルコス、仲川!韓国王者を4発圧倒の横浜、クラブ史上初のACL決勝T進出! | サッカーダイジェストWeb
— ACL4度目の挑戦で…
現地時間12月1日、アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)のグループステージ第5戦、横浜F・マリノス対全北現代(韓国)の一戦がカタール・アルジャノブスタジアムで行なわれ、横浜が勝利。ACL4度目の挑戦でクラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。
立ち上がり鋭い出足を見せたのは横浜。敵陣に押し込み、左サイドの高野遼らを起点にチャンスを創出する。そのなかで17分に待望の先制点が生まれる。FKのリスタートからゴール左でボールを受けたティーラトンが得意の左足を一閃。GKが一歩も動けない強烈なシュートで鮮やかにゴールネットを揺らした。
その後、グループステージ突破に後のない全北も押し返し反撃を試みるが、守備の要のチアゴ・マルチンスらが身体を張ったディフェンスを見せ、相手に付け入る隙を与えない。
前半は1-0でリードして折り返すと、51分。仲川輝人がディフェンスを引き付けペナルティエリア右へラストパス、これに反応したマルコス・ジュニオールが冷静にゴールに流し込み追加点を奪う。
だが直後の54分、T・マルチンスがペナルティエリア内で痛恨のハンド。相手にPKを与えてしまい、1点を返される。
これで一気に行きたい全北は、背番号10のムリロ・エンリケらを投入し、勝負に出る。
それでも同点弾は許さず。逆に相手が前に出てきたところで、71分にはペナルティエリア左からエリキのオーバーヘッドでのクロスを、仲川が足で押し込み貴重な3点目をゲット。勝利を大きく手繰り寄せる。
勢いに乗った横浜はさらに83分にも途中出場のオナイウ阿道のシュートからオウンゴールを誘い、勝負あり。昨季のJリーグ王者が韓国王者を4-1で下し、決勝トーナメントへコマを進めた。
次戦は4日にシドニーFC(オーストリア)と、グループステージ最終戦を行なう。
「歴史に名を残すことができた」4発快勝で横浜史上初、ACL決勝T進出にM・ジュニオールは歓喜! | サッカーダイジェストWeb
— 韓国王者相手に会心の試合運び
3勝1敗で迎えたグループステージ第5戦。引き分け以上で、横浜F・マリノスはクラブ史上初の決勝トーナメント進出が決まるという状況で、4発大勝。全北現代を寄せ付けぬ戦いぶりを見せ勝利を収めた。
立ち上がり押し込むなかで、均衡を崩したのは17分。FKのリスタートからゴール左でボールを受けたティーラトンが得意の左足を一閃。GKが一歩も動けない強烈なシュートでゴールネットを揺らした。
さらに51分にも仲川輝人のラストパスから、マルコス・ジュニオールが左足で沈め追加点。試合を有利に進めると、直後の54分にPKで1点を返されたものの、71分にはエリキのオーバーヘッドクロスから仲川が3点目、83分にオナイウ阿道のシュートがオウンゴールを誘発してダメ押し点を奪い勝負あり。韓国王者相手に会心の試合運びで16強へコマを進めた。
試合後、勝利の立役者の1人となったM・ジュニオールは「左足でフィニッシュするのは得意なので、いい形でゴールを決めることができた」と冷静にゴールシーンを回顧し、「すごく嬉しい。マリノスはグループステージ突破したことはないので、歴史に名を残すことができた」と喜びを表現。
そして最後は「でもこれで満足せずに、しっかりと身体を休めてもっともっと勝ち続けたいと思っている」と次戦以降に向け、気を引き締めた。
次戦は中2日で首位通過をかけ、シドニーFCと対戦。最高の形で決勝トーナメントへ臨むために、グループステージ最終戦でもきっちり白星を掴みたい。
【横浜】「第一ステップはクリア」クラブ史上初のGS突破も仲川輝人は気を抜かず | サッカーダイジェストWeb
— 1ゴール・1アシストのハイパフォーマンスを披露
2点リードの後、PKで1点を返される。次の1点がどちらに入るかで試合の趨勢が大きく変わりそうな状況で、価値あるゴールを決めたのが、仲川輝人だ。
71分、エリキのオーバーヘッドのクロスに勢いよく飛び込み、右足でプッシュ。値千金の“チーム3点目”を挙げてみせた。
横浜はさらに83分、途中出場のオナイウ阿道のゴールで4点目をゲット。全北現代に完勝を収めて、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を果たした。
51分のマルコス・ジュニオールのチーム2点目もアシストするなど、決定的な仕事を連発した背番号23は、チャンスを作りながらもなかなか追加点を奪えなかった前半の内容を反省。それでも「予選突破につながるゴール、アシストができたので、満足はしている感じです」と語る。
悲願のアジア16強入り。もっとも、仲川は「まだ終わりじゃない。予選を突破しただけ」と気を抜かない。目指すのはアジアナンバーワンの座。「そのための第一ステップはクリアしたかな」と、まだまだ走り続ける覚悟を示した。
ゲキサカ
横浜FMがクラブ史上初のACLグループリーグ突破! 大量4発で1位通過に向けても前進 | ゲキサカ
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は1日、グループリーグ第5節を行い、H組の横浜F・マリノスは全北現代(韓国)に4-1で勝利した。1試合を残してクラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。
中2日での連戦が続くカタール開催のACL。引き分け以上でグループリーグ突破の決まる横浜FMは前節の上海上港戦(●1-2)から先発6人を変更して臨み、DFチアゴ・マルチンス、DF畠中槙之輔、DFティーラトン、MF扇原貴宏、MFマルコス・ジュニオール、FWエリキが新たに入った。
試合は序盤から横浜FMが主導権を握り、サイドから勢いのある攻撃を繰り出した。前半3分、左ウインガー起用となったFW高野遼のクロスを相手GKがキャッチできず、マルコスが惜しいシュート。同16分にも猛スピードで駆け上がった高野がグラウンダーでのクロスをゴール前に送り、エリキのビッグチャンスを演出した。
決定機をつくりながらも決め切れない展開となったが、その状況を動かしたのはACL経験豊富なDFティーラトンだった。前半17分、5バックで守りを固める相手がプレッシャーに来ないのを見極めると、ゴール左斜め前から左足を一閃。強烈なシュートがゴール左隅を突き、相手GKは一歩も動けないままネットに突き刺さった。
その後は勝たなければならない全北現代のプレッシャーに苦しむ場面もあった横浜FMだったが、後半6分に追加点。カウンターから中央突破を仕掛けたFW仲川輝人がエリア内でパスをつなぎ、これを受けたマルコスが左足ワンタッチで流し込んだ。両選手は昨季から見せていた名物パフォーマンス『かめはめ波』でゴールを祝った。
ところが後半8分、横浜FMはMFマドウ・バロウのシュートをブロックしようとしたT・マルチンスがハンドを取られ、PKを献上。FWグスタボのキックを向かって右に沈められ、追加点からすぐに1点差とされた。
それでも後半26分、横浜FMは左サイドからのスローインを高野が入れると、エリア内左の角度がないところで受けたエリキがゴールに背を向けたままボールを浮かし、相手の意表を突いたバイシクルでのクロスボールを供給。これに反応した仲川が相手DF2人の間に飛び込んで足裏で押し込み、再びリードを2点に広げた。
横浜FMは直後から次々に選手交代を行い、FW前田大然、MF天野純、FWオナイウ阿道、MF水沼宏太を起用。すると後半38分、左サイドで前を向いた天野のクロスにオナイウが合わせ、オウンゴールで4点目を奪った。試合はそのままタイムアップ。1試合を残してグループリーグ突破を決め、得失点差でも優位に立ったことで1位通過に向けても大きく前進した。
フットボールチャンネル
横浜F・マリノス、ACL決勝T進出が決定!ティーラトンの強烈ミドルなど4得点で全北現代に勝利【ACL】 | フットボールチャンネル
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第5節、横浜F・マリノス対全北現代モータースが1日に行われた。横浜FMが4-1の勝利を収めた。
引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる横浜FMではティーラトンや仲川輝人、エリキやマルコス・ジュニオールなどが先発に名を連ねた。
5分、エリキのパスで左サイドを抜け出した高野遼がクロスを供給。マルコス・ジュニオールがダイレクトで合わせるが、しっかりとミートせず。ゴールを捉えることはできなかった。
すると17分、FKの流れからティーラトンがボールを受け、ペナルティエリア手前左までドリブルで侵入。そこから左足を振り抜くと、強烈な威力のボールに相手GK一歩も動けず。ボールはゴールに突き刺さった。
1点をリードした横浜FMは51分、仲川からのパスをペナルティエリア右で受けたマルコス・ジュニオールがダイレクトシュート。これがゴール左に吸い込まれた。しかし横浜FMは直後にPKを与えてしまい、ソウザのゴールで失点してしまう。
だが72分、左サイドのスローインからエリキがワントラップの後にバイシクルでクロスを送る。このボールに仲川が飛び込みダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。続く83分、オナイウ阿道のシュートがポストに当たり、跳ね返りが相手GKに当たりそのままゴールに吸い込まれた。
試合はこのまま終了し、横浜FMが4-1の勝利を収めた。勝利した横浜FMは決勝トーナメント進出が決定した。
サッカーマガジンWEB
横浜FMが初めて突破! 全北を軽くいなしてラウンド16進出決定◎ACL第5節 – サッカーマガジンWEB
— 「歴史に名を残すことができました」
夢を載せた左足の強烈なインステップシュートだ。FKを短くつないで左ハーフスペースで受けたティーラトンが、ペナルティーエリアの左角付近から自慢の左足を振り抜いた。GKが一歩も動けずにゴール左上隅に突き刺さる。17分、横浜F・マリノスが幸先よく先制した。
負傷やコロナの影響で複数の主力を欠く全北の守備は甘かった。横浜FMの攻撃力を警戒してか、守備時には5バック気味に構えてきたが、その割には守備の強度は低く、横浜FMはストレスなく相手陣内で自由にボールを回して立ち上がりからチャンスを作り続けた。
1分、3分、6分、8分、10分、16分、22分、23分、25分と再三に渡ってゴールに迫る怒涛のアタック。30分前後にパスミスが続いてやや相手の時間になり、35分にマドウ・バロウに遠目からシュートを打たれたものの、相手のチャンスらしいチャンスはそのぐらい。再びボールを動かして主導権を奪い返すには、それほど苦労はしなかった。気になるとすれば、それだけ多くのチャンスを作りながらゴールが一つだけだったことだった。
しかし、それも杞憂だった。51分に仲川輝人が中央から運んで右に優しくパス。マルコス・ジュニオールがうまく体を開いて、ワンタッチで左足でゴール左に流し込んでリードを2点に広げた。
相手のシュートが不運にもチアゴ・マルチンスの手に当たってPKを与え、54分にこれをグスタボに決められて1点差にされたものの、焦りはなし。71分には左サイドのスローインからエリキがオーバーヘッドでセンタリング、仲川が中央で2人のDFの間に割って入って突っ込み、伸ばした右足で押し込むと、83分には天野純の左からのクロスにオナイウ阿道が合わせ、左ポストに当たったボールがGKに当たってゴールに転がり込んで4-1と余裕の勝利を収めた。
「冷静に得意な左足でいい形で決めることができました」とは先制ゴールのマルコス・ジュニオール。「いま、すごくうれしいです。グループステージを突破したことがなかったので歴史に名を残すことができました。でもこれに満足せずに、もっともっと勝ち続けたいと思います」と続けた。目指す頂はまだまだ先だ。
自分たちのサッカーをすれば勝てる、とアンジェ・ポステコグルー監督もすべての選手もしっかりと統一された意識の下、キックオフから攻め続ける意志を貫いて、歴史を作った。
【横浜FM】決勝点のマルコス・ジュニオール「もっと決めたい」「優勝したい」 – サッカーマガジンWEB
— かめはめ波で喜ぶことできてすごく気持ち良かった
不運なPKで1点を献上したから、マルコス・ジュニオールが51分に決めた2点目が決勝点となった。
仲川輝人が速攻でドリブル開始、ぐいぐいとゴールに向かう前を斜め右に出ていった。十分に相手をひきつけた仲川からマルコス・ジュニオールへていねいにラストパス。これを左足でワンタッチでゴール左へときれいに流し込んでみせたのだ。体を開いてゴールへの角度をしっかりと確保してどこにでも打てる状態にしてから、左から来たボールを近い方の左足でゴール左隅を狙う、ハイクラスの技術と判断力を披露した。
ティーラトンの目の覚めるようなミドルシュートで先制しながら、PKで1点差とされたあとの一発。左足でのフィニッシュは得意なのだという。ただ、大事なのはチームとして戦えたことだと強調する。
「最初から最後までいい試合運びができて、マリノスらしいサッカーができました。一番大事なのは、チーム全体で守備も攻撃もしたことで、それが良かった」
その言葉通りにほとんど危険な場面もなく、仲川の得点とオウンゴールが加わって4-1の快勝。グループステージ突破をかけた3日前の上海上港(中国)戦では残念ながら敗れたが、この勝利で勝ち点12として、クラブとして4度目の挑戦で初めてラウンド16への進出を決めた。
でも、ここで終わりではない。
「歴史に残る出来事かもしれないけれど、これで満足せずにもっともっと勝利して、まだ試合は残っているので集中して、監督の言ったことをみんなでピッチで表現して、この大会を優勝で終わりたいと思います」
それが可能なだけの戦力も戦術も一体感もある。
この得点はマルコス・ジュニオールにとって今大会初ゴールだった。おなじみ『かめはめ波』のパフォーマンスもばっちり決まった。
「久しく点を決めていなかったので、今日は決めてかめはめ波で喜ぶことできてすごく気持ち良かったです。このかめはめ波によって、もっと得点を決められたらなと思っています」
優勝するにはもちろん、マルコス・ジュニオールのゴールが必要だ!
【横浜FM】仲川輝人の「痛いゴール」は迫力満点。勝ちグセをつけて優勝だ! – サッカーマガジンWEB
— 「自分たちが目指しているのは優勝しかない」
「痛かったですよ、相手のスパイクがすねに入って」
2-1で迎えた71分に仲川輝人がチームの3点目を決めて、勝利に大きく近づいたのだが、そのゴールが痛かった。
左サイドのスローインをゴールを背にして受けたエリキが、意表を突いて胸トラップからオーバーヘッドで中央へ送り込んだ。少しだけ出足が遅れたものの、自慢の瞬発力を効かせた仲川がゴール前に入っていった。DF2人の間に割って入っていく姿は迫力満点。そして、跳び上がりながら右足を思い切り伸ばしてゴールに送り込んだのだ。このとき、相手の足がすねに入って悶絶した。
倒れ込んだところにエリキとマルコス・ジュニオールが喜びにやってきて、2人に抱えられて胴上げのようなパフォーマンスになったのだが、仲川は足の痛みで笑うに笑えなかった。
キックオフからキレキレだった。右サイド攻略のキーマンとして、ドリブルもパスも冴え渡った。守備にも惜しみなくパワーを注いでハイプレスを仕掛けていった。
ゴールの前にはアシストも記録している。51分に決まったチーム2点目で、相手パスをカットした喜田拓也からボールを預かって、そのままゴールへ突き進み、右に流れたマルコス・ジュニオールへ確実に送ると、マルコス・ジュニオールが左足で流し込んだ。引き分け以上でグループステージ突破が決まる一戦で1ゴール1アシストと輝いた。
でも、反省が先に来る。
「もっと前半の早い時間帯から先制できれば苦しまないというか、さらに自分たちで先制点を取ったにも関わらず、そのあと自分たちでリズム崩していることが多かった。それは僕たちフォワード陣が決めきれなかったのもあるし、2点目、3点目と点差をつけて落ち着かせることができればよかったので、そこは課題です」
確かに、相手の守備の甘さを突いて数え切れないほどのチャンスを作っていったから、もっと早く勝負を決めてしまうこともできただろう。途中でパスミスが続いて相手にリズムをプレゼントしてしまった時間もある。
「でも、チーム全員で戦えて、とりあえず予選突破できたので良かったですし、それにつながるゴールやアシストもできたので、まあ満足はしてる感じですけどね」
「とりあえず」というところに本音がのぞく。グループステージ突破はクラブで初めてのことになったが、物足りないのだ。
「マリノスの歴史を変えられましたけど、でもまだ終わりじゃないし、予選突破しただけですからね。自分たちが目指しているのは優勝しかないので、そのための第1ステップをクリアしたかな、と思います。突破したからといって、次のシドニー戦で気持ちを緩めてはいけないと思いますし、勝ちグセをつけていかないと」
また中2日でグループステージ最終戦があるが、勝てば気持ちよく次に進める。仲川の言う「勝ちグセ」をつければ、さらに高みに登っていける。
「ノックアウトステージは一発勝負なので、そのレギュレーションをうまく考えながらプレーしていければ。うちは強いと思いますよ」
今季は負傷の影響もあって、Jリーグでは出遅れたが、サッカーの神様が仲川をこの大会に合わせてくれたかのように絶好調だ。
【横浜FM】「悪魔の左足」はトリコロールの天使。ティーラトン「残りすべて勝つ」 – サッカーマガジンWEB
— 「行くしかないと思いながら打った」
17分の先制点は、そのパワーと正確性から「悪魔の」と恐れられる左足が生み出した。
扇原貴宏、畠中慎之輔とFKを素早くつないで、左ハーフスペースにいたティーラトンへ展開。少し前に持ち出すが、全北の選手たちは誰も寄せに来ない。目の前にもう少しスペースがあるのでもう一つ持ち出したところで、悪魔が笑った。
右足を力強く、しかししなやかに踏み込む。左足を振り抜くと、インステップでしっかりと芯をとらえて、全身のパワーすべてをボールに乗せた。教科書のような美しいフォームから放ったシュート。次の瞬間、ゴール左上に突き刺さっていた。GKは一歩も動けなかった。
「あそこは行くしかないと思いながら打ったらゴールになって、すごくうれしかったです」
行くしかない、の明晰な判断が快哉につながった。
これをきっかけにたたみかけたかったが、大量のチャンスは作るものの決めきれないもどかしい展開になる。マルコス・ジュニオールが追加点を挙げながらPKで1点差に詰め寄られる流れになったが、相手が息切れするのに合わせるように仲川輝人の追加点と、オナイウ阿道のシュートがポストを叩いてGKに当たって入るオウンゴールで、終わってみれば4-1だった。
振り返れば前半、左サイドの活性化が相手の戦意を喪失させた。サイドバックのティーラトン、ボランチの扇原貴宏、ウイングの高野遼の「トリオ・ザ・レフティー」の関係がその原動力だ。特に高野との縦関係で、ティーラトンは確かな手応えを感じている。2人ともサイドバックでもウイングでもプレーできるから、分かり合える。
「同じポジションの選手だから、考えていることは同じだと思います。高野は今日は一つ前のウイングでしたが、自分がやるなら同じことを考えると思います。試合ごとに関係が良くなっている手応えを感じています。高野選手はスピードと推進力があって、似たスタイルなのでやりやすいんです」
「どういう選手、どういう相手でも、自分たちのサッカーができればいい結果になります。誰が出ても良いサッカーになるようにしたい」
そんな左の連係を軸にゲームを作って、横浜F・マリノスとして初めてのグループステージ突破。ティーラトンも「歴史」の一人になった。
「勝利はとてもうれしいです。目標であるグループステージ突破を、自分たちのサッカーで勝利で果たせて、とてもいい流れに持っていけるんじゃないかと思います」
相手にとっての悪魔は、もちろん横浜FMにとっては天使。
「残り試合すべて勝てるようにしたいと思います」
左の翼は、最高の高みに登るつもりだ。
【横浜FM】畠中槙之輔の納得感と反省と。「もう1回全力を注いで勝ちにいく」 – サッカーマガジンWEB
— 「まだつかめるものがある」とボスが語る
やりたいことができた上での快勝。畠中槙之輔はその点で高い自己評価を下した。横浜F・マリノスの初めてのACLグループステージ突破がかかった試合で、4-1で韓国の全北を軽やかに打ち破った。
「引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるという中でしたが、しっかりと勝って突破したい気持ちが強かったので、この試合にかける思いは大きかったんです。試合の入りは少し良くなかったので、しっかり喝を入れようという感じで声を出しました」
PKで1点を失ったものの、ほぼ危なげない戦いぶり。「前半、相手は引いてくるサッカーだったので、自分たちがフリーで回せました。相手に合わせることなくテンポよく、相手のスキを突こうという動かし方の中で、ブンちゃん(ティーラトン)のミドルシュートがあって、チームのやりたいこともしっかりできたと思います」と納得の勝利だった。アンジェ・ポステコグルー監督も同じ考えで、「選手たちを誇りに思いますし、グループステージ突破はクラブ史上初めてのことなので、快挙を成し遂げたと言えます。でも、まだまだ試合はあるのでどんどん続けていければと思います」と労った。
ただ、17分にティーラトンのゴールで先制したあとに、何度も攻め込みながら追加点を決めるのに51分まで待たなければならなかった点については、ポステコグルー監督もしっかり指摘。「1-0から次のゴールが奪えないと難しくなります。相手も攻めに出てきますから」。その上で、「ただ、後半はスマートに落ち着いてできました。いいカウンターができて、追加点は3点とも素晴らしいゴールでした」としっかりリカバーできたことも評価している。
これでラウンド16進出が決定した。快挙といえども、チャンピオンの座にたどり着く目標には階段を一つ登ったに過ぎない。
「(グループステージで)まだ1試合あるという意味で、もう1回全力を注いで勝ちにいって、さらに気持ちよく決勝トーナメントを戦いたいと思います。次は誰が出るか分からないけれど、全員でいい準備をして臨みたいと思います」
畠中は喜びすぎず、グループステージ最終戦となるシドニーFC戦に向けて集中力を途切れさせない意識を訴える。引き分け以上で1位突破が確定、負けても上海上港の結果次第で首位通過の可能性を残すが、もちろん勝ちにいくつもりだ。
「今年はJリーグで2連覇を狙いましたが、難しいシーズンになって実現できず、カップ戦でも敗退しました。残されたのはこの大会です。このクラブにとって成長できる部分がたくさんあって、一つ一つクリアしていくことが大事です。グループステージ突破は一つの快挙ですが、まだ何かを成し遂げたわけではありません。試合は続くので、どんどん進化して前に進んでいくことが大事なのです。今年は難しいシーズンになってしまいましたが、まだつかめるものがありますから、しっかり続けていきたいと思っています」
ポステコグルー監督が日々の成長と進化を訴え続ける姿勢は変わらない。横浜FMとの契約を延長したことが発表された偉大なボスが率いる偉大なチームが、さらに進化した姿を大会最終日まで見せるつもりだ。
■グループH順位表(5節終了時点)
1 横浜FM(勝ち点12/4勝1敗/得失点8)※16強進出決定
2 上海上港(勝ち点9/3勝2敗/得失点-2)※16強進出決定
3 全北(勝ち点4/1勝1分け3敗/得失点-4)
4 シドニーFC(勝ち点4/1勝1分け3敗/得失点-2)
【横浜FM】スタイルを貫かない理由はない。松原健「中に入ったり開いたり」のさじ加減 – サッカーマガジンWEB
— 「継続してできていることがアジアでも通用している」
「自分たちのサッカーを出せば勝つ自信があります」
横浜F・マリノスのいわば「合言葉」だ。アンジェ・ポステコグルー監督もどの選手も、事あるごとにその言葉を繰り返して信念を貫き、ここまで戦ってきた。相手を困らせるポジションを取りながらパスをつないで相手の穴を突き、選手個々の特徴的なセンスを組み合わせてフィニッシュワークに持ち込む戦いぶりは、見る者を楽しませてきた。
12月1日の全北(韓国)戦はその魅力がたっぷり詰まった90分だった。もちろん、途中で少し相手の時間帯はあったものの、キックオフから何のためらいもなく攻めに攻めて、ティーラトン、マルコス・ジュニオール、仲川輝人、そしてオウンゴールで4-1の快勝だった。
「複数得点で勝てたことがチームとして一番やりたかったことで、自分たちのサッカーを顕著に出せたと思います」と話す松原健は、この大会がカタールでの集中開催として再開されてから、3試合連続で出場している。横浜FMの「自分たちのサッカー」にあって象徴的に語られるのが、松原のプレーだ。右サイドバックでありながら、ウイングがサイドに高く張るのに合わせて、内側にポジションを取って中盤の選手のように振る舞うことも、役割の一つになっている。
Jリーグであれば松原のポジショニングによる優位性を消そうと分析して対応してくるチームは多いが、ほとんど初顔合わせとなる国際大会ではこの「秘密」を悟られていない。グループステージのここまでは、それほど消されるような対応にあっていないと感じている。
「正直、そんなに研究されているという感じはなかったと思うんですけど、ここでリーグ戦を突破していってトーナメントに行く中で、間違いなく研究されてくるところだと思います」
トーナメントは一発勝負だから、スカウティングも含めてますますタイトな戦いになるだろう。
「そこに対してもっと自分自身のクオリティーを上げないといけないですし、対策を練られたときにどう打開していくかは、Jリーグのときもそうですけど課題だと思うので、少ない準備期間の中でやっていければいいと思います」
その工夫の一つが、「中に入ったり開いたり」だ。
「対策をされてくれば、自分が中に入りすぎずに中盤の選手にスペースを埋めてもらって、そこから組み立てていく方がいいですし、今度はそこに相手が慣れてきたときに一瞬の動きで中に入ることによって状況が変わると思います。その中に入ったり開いたりの状況の変化をうまく織り交ぜていきたいと思います」
横浜FMのスタイルによって生まれるメリットとして「全体での運動量が多いのと、相手に休むスキを与えないのは、たぶん相手にとって嫌なところだと思います」と実感している。「インプレータイムの時間を長くしようと、ボス(ポステコグルー監督)が就任した2018年からの流れの中で継続してできていることがアジアでも通用している部分かなと思います」と、ここまで積み上げてきた戦い方に、アジアの大会においても改めて自信を深めている。
アジアの頂点にたどり着くためには、松原のポジショニングが大きなカギを握るかもしれない。
Football ZONE WEB
横浜FM、全北に4-1圧勝 グループ2位以内確定で決勝トーナメント進出 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
— ティーラトンのゴールで先制、後半に3ゴールを加点
横浜F・マリノスが鮮やかな勝利で決勝トーナメント進出を決めた。カタールでの集中開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節、マリノスは1日に全北現代(韓国)と対戦して4-1の勝利。1試合を残して2位以内を確定させた。
マリノスは前半の立ち上がりから次々に決定機を作り出し、前半17分にはDFティーラトン・ブンマータンが強烈な左足ミドルを決めて先制に成功した。その後も質の高い攻撃を見せるマリノスは、ACLの常連であり優勝経験も持つ全北を圧倒。しかし、ゴールだけが奪えない嫌なムードのまま1-0でハーフタイムを迎えた。
そうした嫌な流れでスタートした後半だったが6分、ショートカウンターからFW仲川輝人のラストパスに抜け出したFWマルコス・ジュニオールが冷静に左足シュートを決めた。昨季のJリーグで得点王を分け合ったコンビによるゴールで2-0とリードを広げた。
3分後に相手のクロスがDFチアゴ・マルチンスの腕に当たる不運なPKにより1点を返されたものの、同26分にはペナルティーエリア内の左サイドでFWエリキがオーバーヘッドキックでゴール前へボールを折り返すと、そこに走り込んできた仲川が押し込んで3点目奪い、リードを2点とした。
その後も敵陣でゲームを進める時間を長くしたマリノスは、さらに同37分にはMF天野純のクロスにFWオナイウ阿道が合わせ、途中出場コンビによるゴールで4点目。ゲームを支配して4-1で勝利したマリノスは、5試合を終えて4勝1敗の勝ち点12とした。
これによってシドニーFC(オーストラリア)との最終節を残して2位以内が決定し、現行の大会方式になってクラブ初の決勝トーナメント進出を決めた。
横浜FM、クラブ史上初の16強 ”原動力”助っ人FWマルコスが躍動「歴史に名を残せた」 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
— ACL全北戦で4-1圧勝 後半6分にマルコス、同26分に仲川が得点し勝利に貢献
横浜F・マリノスは1日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節で全北現代(韓国)と対戦し、4-1で快勝した。チームの2点目はFWマルコス・ジュニオールとFW仲川輝人の、昨季のJ1を席巻したコンビによって生まれた。
マリノスは前半の立ち上がりから次々に決定機を作り出した。そうしたなかで前半17分、タイ代表DFティーラトン・ブンマータンの左足強烈ミドルで先制。その後もゲームを支配するマリノスだったが追加点が生まれず、チャンスを逃し続け嫌なムードが漂う試合展開になった。
その悪い流れを断ち切ったのが前戦のコンビだった。後半6分、スピードに乗った仲川が丁寧に出したラストパスを、マルコスが流し込んだ。試合後に「冷静に左足でフィニッシュした。得意な形でゴールを決めることができた」と話したマルコスは、仲川とともに「かめはめ波」のゴールパフォーマンスも披露した。
2人は昨季のJ1を制したマリノスの原動力だった。ともに15得点で得点王を分け合ったが、同一チームで最多タイによる2人の得点王が生まれたのは史上初だった。
今季は新型コロナウイルスの影響で全体的に過密日程となり、このACLもカタールでの集中開催により中2日の試合が連続している。マリノスにはFWエリキやFW水沼宏太、FWオナイウ阿道といった質の高いアタッカーも抱えるため、常にこのコンビだけが出場する状況にはなっていない。
それでもチームの3点目を仲川が奪ってゲームの行方を決定づけたように、このコンビが持つ力はマリノスのアジア制覇には欠かせない。過去にクラブレベルでアジアを制した経験を持つマリノスではあるが、現行方式になってからのACLで決勝トーナメント進出を果たしたのは史上初。マルコスは「歴史に名を残すことができた。これで満足せずしっかりと体を休めて勝ち進みたい」と先を見据えた。
NHKニュース
サッカーACL 横浜F・マリノス勝って初の決勝トーナメント進出 | サッカー | NHKニュース
サッカーのクラブチーム、アジアナンバーワンを争うACL=アジアチャンピオンズリーグは1日、カタールで東地区の1次リーグが行われ、横浜F・マリノスは韓国のチョンボクに勝ち、初の決勝トーナメント進出を決めました。
新型コロナウイルスの影響による中断を経て、カタールで集中開催されているACLは、1次リーグで各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進みます。
グループHでここまで3勝1敗で勝ち点9のマリノスは、1日、韓国のチョンボクと対戦しました。
引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるマリノスは立ち上がりから積極的に攻め込み、前半17分、ティーラトン選手がペナルティエリアの外から豪快なミドルシュートを決めて先制しました。
さらに後半6分、マルコス・ジュニオール選手のゴールで2点目を奪い、その3分後にハンドの反則からペナルティキックで1点を返されました。
しかし、仲川輝人選手とオナイウ阿道選手のゴールで突き放し、4対1で快勝しました。
マリノスは4勝1敗で、勝ち点を12に伸ばし、1試合を残してこのグループの2位以内が確定し6年ぶり4回目の出場で初めて1次リーグを突破して決勝トーナメント進出を決めました。
マリノスは中2日で今月4日にオーストラリアのシドニーFCと1次リーグの最終戦を戦います。
AFC Champions League 2020 | the-AFC.com
こけまりログ
2020/11/30 【動画配信まとめ】2020/12/1(火)日本時間19:00(現地時間13:00)AFCチャンピオンズリーグ2020 グループステージ(グループH) 第5節 横浜F・マリノスvs.全北現代(チョンブク・ヒュンダイ)モータースFC@アル・ジャヌーブ・スタジアム
今週の他会場など
AFC Champions League 2020 – Fixtures and Standings | https://t.co/wSv51Z6O0A https://t.co/f38wbhmrXb pic.twitter.com/fYdxCiikM4
— ろこ@横浜F・マリノス系ブログ「こけまり」 (@kokemari) December 1, 2020
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