【試合結果まとめ(3●5)】2023/7/23(日)19:00KO 明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 横浜F・マリノスvs.マンチェスター・シティFC@国立競技場


【試合結果まとめ(3●5)】2023/7/23(日)19:00KO  明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 横浜F・マリノスvs.マンチェスター・シティFC@国立競技場
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

横浜F・マリノス vs マンチェスター・シティFC 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvsマンチェスター・シティのテキスト速報(明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023:2023年7月23日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
 └ 入場者数 61,618人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]

タフなチャレンジの試合になりました。素晴らしいチーム、監督との対戦でした。そして自分たちのチームも素晴らしいプレーをしました。誇りに思います。人生は選択の連続です。簡単な道を選んで進むこともできますが、自分たちの道、アイデンティティーを持って今日はピッチに立ちました。とても良い内容の試合だったと思います。

--セルティック戦、マンチェスター・シティ戦とこの2試合は素晴らしい試合でした。トータルで18ゴールが生まれ、横浜FMは9ゴールを決めました。誇りと勇気の部分を持って戦ったことについてどう感じますか?また中断明けの残りシーズンにどうつなげていきますか?
このようなチームと戦った上で思うのは、質の高さの違いは見れば分かります。その中で自分たちはラクな道を進むのであれば、守備的にセーフティーにやればいいのですが、それをすればチャンスは生まれません。自分たちはスタイルを持って挑み、試合の中で前からプレスを掛け、相手のプレスをはがすこともできました。それは自分たちから出た部分。ラクなことをせずに持っているものをしっかり見せた試合でした。

--守備を固めて相手と戦ったとしても、あれぐらいの強い相手だと失点したかもしれません。本気の戦いになったとき、監督はどんな選択をしますか?
自分たちは後ろ向きにならないことが大事なのです。この試合をただの親善試合だと考えていませんでした。残りのリーグ13試合に向けてどう学び、成長しないといけないか。セルティック、シティをリスペクトしますが、どういう局面でも、相手が誰だろうが、自分たちのサッカーをすること。この2試合で得失点のシーンでいろいろと学びがありました。リーグ戦再開まで良い準備期間に使っていきたいです。

選手コメント

畠中 槙之輔

前回対戦とは違い、自分たちが2点を先行することができました。そこまでは良かったのですが、前半最後に2点を取られて、ゲームコントロールの面ではまだまだと感じています。得点シーンは相手の特長に合わせてしっかりと準備していました。ただ、ボールを奪いたいところで奪えなかったり、ファイナルサードまで進入された場面もあったので、そこは課題です。

ただ、ブロックを作って押し返すことができたので、そこは成長した部分です。まだ相手はベストコンディションではない中で結果を残されてしまいました。チームとして、いかにどう防ぐか、まだまだ成長しなければなりません。

--後半、アーリング ハーランド選手と対峙しました。
ワールドクラスの選手と対峙することはめったにないので、楽しかったですし、一つひとつの駆け引きが勉強になりました。個人としては、良い試しができたのは間違いありません。彼は常にゴールを取るために良いポジショションを取ったり、どう駆け引きするかはずっと狙ってきました。自分もなるべく視野に入れて、ゴールから遠ざけるような守備をしていましたが、それでも視界から消えて動き出すのがうまかったです。

--アーリング ハーランド選手をつぶす場面もありました。
ファウルになりましたが、感覚的に奪えればチャンスになります。あそこでファウルにならず奪い切れれば、また成長できるのかなと思います。

山根 陸

--後半最後はいつものプレーが出てきました。
もう少し受ける回数を増やしたかったです。でも、受けたときに前向きのプレーができたのは良かったです。マッチアップして肌で感じることが多かったので、1秒1秒が勉強でした。相手も後半最後は疲れて、プレスにあまりこなかったので、ボールを持ったときは前向きにプレーできました。ただ、欲を言えば、もっとボールを受けたかったです。

--アーリング ハーランド選手と同じピッチに立ち、感じたものはありますか。
体が大きいけど、ゴール前に入っていく迫力や一つひとつのプレーのクオリティーはトップレベルでした。(はがした場面では)ハーランド選手が先読みしていたのが見えたので、前を向いたら意外とスペースがあったので、普通にプレーできた感じです。

--大好きなチームと対峙しての感触はいかがですか。
本当に楽しかったです。20分弱でしたが、短く感じました。ずっとボランチをやってきて、世界トップレベルの選手と肌を合わせ、もっとうまくなりたいと感じました。今日の感触は良かったので、これを(リーグ再開初戦の)レッズ戦まで継続していきたいです。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 


 
 

ハイライト動画


ハイライト|Jリーグワールドチャレンジ2023|vsマンチェスター・シティFC – YouTube
 
 

横浜FMvsマンチェスター・シティの舞台裏を公開! INSIDE J.LEAGUE 横浜F・マリノスvsマンチェスター・シティ #insidejleague – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

マンチェスターCがハーランド2発などで横浜に逆転勝ち 2点先行されるも底力を発揮― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 サッカーの昨季イングランド・プレミアリーグ王者で昨季欧州チャンピオンズリーグなどなど主要3冠を達成したマンチェスター・シティーは23日、東京・国立競技場で行われた横浜と国際親善試合を5―3で制した。

 調整段階でコンディションが万全ではない中、守備の隙を突かれて前半37分までに2点を先行される苦しい展開となったが、直後から逆襲に転じた。前半のうちに追いつくと、ハーフタイム後に出場したFWハーランドが2―2の後半7分に勝ち越し弾。昨季公式戦53戦52得点と驚異的な得点力で発揮した怪物がゴール左前でパスを受けて左足を振り抜いてネットを揺らした。ハーランドは4―3の後半アディショナルタイムにも追加点。グアルディオラ監督が「マリノスはとても攻撃的なチームだから見ていて面白い試合になると思う」と話していた通り両チームが8ゴールを奪い合った中、マンチェスターCが昨季J1王者で今季も2位と好調な横浜を相手に力を見せつけた。

 
 
横浜守備陣が2発のハーランドに脱帽 上島「衝撃的」エドゥアルド「いつの間にか見えないところに」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜F・マリノスは23日、昨季イングランド・プレミアリーグ王者で昨季欧州チャンピオンズリーグなど主要3冠を達成したマンチェスターCと国際親善試合を行い、3―5で逆転負けを喫した。

 MF喜田主将が「攻守ともに主導権を握りたい」と話していた通り、前半27分にFWロペスが先制点。同37分にDF松原が2点目を奪ったまではよかったが、前半のうちに追いつかれ、後半は3失点と力尽きた。中でも後半28分に途中出場したDF上島拓巳が「衝撃的」と振り返ったのが、後半47分の5失点目だった。

 右サイドのDFカンセロにGKとDFラインの間に絶妙なクロスを入れられ、裏に抜け出したFWハーランドを捕まえられずに5失点目を喫した。センターバックの上島はこの場面について「GKとDFラインの間はケアしていたつもりで、ハーランド選手も見えていた。あのクロスは想定外で、一森選手も“動けなかった”と言っていた。(クロスを)上げてくるタイミングがワンテンポ速かったし、もう少し自分寄りにくるかと思ったけど、ほぼゴールに向かっていった。自分は足が動かず、(一森)純君と思っても、純君も動けていなかった。素晴らしいクロスと動き出しだった。自分たちの想定を上回る質で決められてしまったのは衝撃的」と目を丸くした。

 先発出場したDFエドゥアルドは印象に残った選手にDFストーンズとFWハーランドの名を挙げ「中盤でほとんどのボールがストーンズを通って振り分けられていた。凄く素晴らしい選手だと思った。ハーランドはもちろん質は高いが、チャンスをしっかりモノにするのはレベルが違う。試合を読む力が素晴らしい。DFから逃げていつの間にか見えないところに入ってくる。チームとしてできあがっているので、彼がどういう動きをするかチームも分かっている。世界No.1を目指している一人を見ることができた」と振り返った。それでもエドゥアルドは「サッカーの歴史を変えた」との理由で大ファンというマンチェスターCのグアルディオラ監督にサインをもらったことを明かし、満足げに帰途に就いた。

 
 

ニッカンスポーツ

【横浜】マンチェスターC戦は観衆6万人超え!19日セルティック戦は観衆2万263人 – J1 : 日刊スポーツ

J1王者横浜F・マリノスとプレミアリーグ王者マンチェスター・シティーによる親善試合が23日に行われた。

昨季プレミアリーグ、欧州チャンピオンズリーグ、カップ戦の3冠を達成した“世界最強”のマンチェスターC来日とあり、国立競技場には多くの観衆が詰めかけた。試合中に発表された入場観客数は6万1618人。注目度の高さをうかがわせた。

試合は後半から出場したノルウェー代表の“怪物”FWアーリング・ハーランド(23)がゴールを決めるなど、攻撃的なチーム同士の見応えある点の奪い合いとなった。

19日に行われた横浜とスコットランド1部セルティックの親善試合は観衆2万263人。横浜が6-4で勝利した。

 
 
【横浜】マンC相手に派手な打ち合い演じる マスカット監督「タフなチャレンジだった」 – J1 : 日刊スポーツ

J1王者の横浜F・マリノスが、欧州王者マンチェスター・シティー(マンC)を相手に派手な打ち合いを演じた。

前半27分にアンデルソンロペスがシュートのこぼれ球を拾って左足で流し込み先制。10分後には左からの折り返しに松原が右足で冷静にゴールに流し込んだ。幸先良く2点を奪ったが、前半のうちに2点差を追いつかれ、後半から登場したハーランドに2点を決められた。終わってみれば3-5の逆転負けだった。

横浜F・マリノスのマスカット監督は「タフなチャレンジだった。素晴らしいチーム、素晴らしい監督との対戦。知っての通り、素晴らしいチームです。自分たちのチームも素晴らしい戦いをして、誇りをもっています。簡単に進めば楽。自分たちはやってきたことを守り、アイデンティティーをもって勇気を持ってピッチに立った。良い内容の試合ではありました」と振り返った。

横浜はJ1の中断期間に戦ったセルティック、マンCにそれぞれ6-4、3-5と激しい乱打戦を披露した。

「このようなチームと戦った上で質の高さの違いはみればわかる。その中で自分たちが楽な道を進むなら守備を固めてやればいい。それをすることでチャンスも生まれない。でも自分たちはスタイルを持ち、挑む。その気持ちをもって、試合の中で前からプレスをかけた。相手のプレスをはがすこともできた。失点は自分たちから出たもの。楽な方向に行かず、持っているものをしっかり見せた」とスタイルを貫いたことを誇った。

 
 

サンケイスポーツ

マンチェスターCが横浜Mに逆転勝ち FWハーランドが2得点 J1王者は一時2点リードも及ばず – サンスポ

国際親善試合(23日、横浜M3-5マンチェスターC、国立競技場)昨季のJ1王者と欧州チャンピオンズリーグ(CL)王者が火花を散らした。

親善試合ではあるが、横浜Mは先発にFWアンデルソンロペスやMF喜田ら主力が名を連ねるシーズン中さながらの布陣。イングランド1部のマンチェスター・シティーもクロアチア代表MFコバチッチや、イングランド代表DFウォーカー、昨年のW杯カタール大会の優勝メンバーで大会4得点のアルゼンチン代表FWアルバレスが6万1618人のサポーターが見つめる中でピッチに立った。

先手を取ったのは横浜Mだった。0-0の前半27分、アンデルソンロペスが自身の放ったシュートのこぼれ球を拾って、左足でゴールへ流し込んで先制。さらに、同37分にはDF松原が左サイドからのクロスにペナルティーエリア内に走り込み左足で流し込んで追加点。マンチェスターCを相手に一時、2点リードした。

しかし、ここで昨季の欧州CLを始め、イングランド1部、FA杯と3冠を達成したマンチェスターCにスイッチが入ったか。同40分にアルバレスの落としに反応した、イングランド代表のDFジョン・ストーンズが右足で蹴り込んで1点差。直後の同43分には敵陣深くで奪ったボールを受けたアルバレスがネットを揺らし、3分間で追いついてみせた。

後半に入ってもエースのノルウェー代表FWハーランドや、DFラポルテ、MFロドリ(ともにスペイン代表)、ポルトガル代表のMFベルナルド・シルバら各国の代表クラスを次々と投入。2-2の後半7分に、ハーランドがペナルティーエリア内でパスを受けると、素早くゴール方向に体を向け左足でゴール右に決めて勝ち越し。さらに同27分にはロドリが右足ミドルをゴール右に突き刺して、リードを2点に広げた。

横浜Mはそれでも後半41分、浮き球のパスに反応してDF裏に抜け出していたFW井上が、相手のミスからこぼれたボールを拾うと最後は無人のゴールへ流し込んで再び1点差とした。しかし、後半ロスタイムにマンチェスターCのハーランドが右クロスを冷静に流し込んで、この日2点目を奪って勝負を決めた。

 
 
J1横浜M・水沼、マンCに「学ぶべき」逆転負け – サンスポ

サッカーのクラブによる国際親善試合が23日、東京・国立競技場で行われ、昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)とイングランド・プレミアリーグを制したマンチェスター・シティー(イングランド)がJ1横浜Mに5―3で勝った。 入場者数6万1618人は、国立競技場でのJリーグ主催試合で過去最多。

横浜Mは2点のリードを守れずに逆転負けした。後半28分までプレーした水沼は「学ぶべきところがたくさんあった」と振り返った。

世界屈指の強豪クラブにボールを保持され、何度もパスで守備網を崩された。ただ「このやり方は絶対に(自分たちにも)落とし込める。負けたのはめちゃくちゃ悔しいが、楽しい試合だった」。有意義な一戦で貴重な経験を積んだ。

 
 

スポーツ報知

横浜FMマスカット監督「いい内容の試合だった」欧州王者・マンCに敗れるも真っ向勝負挑む : スポーツ報知

 昨季J1王者の横浜FMは欧州王者のマンチェスターCを対戦し、3―5で敗れた。会場には6万1618人が訪れ、熱視線を送った。

 勝利こそつかめなかったが、真っ向勝負で奮闘した。前半27分、FWアンデルソンロペスが自らのシュートのこぼれ球を押し込んで先制。10分後にはDF松原健がDF永戸勝也のクロスにダイレクトで右足を合わせてネットを揺らした。前半のうちに同点とされ、後半にもFWハーランドに2ゴールを許すなど力の差を見せられたが、同41分には途中出場のFW井上健太が右足で追加点を挙げた。

 自陣からの連動したビルドアップで攻撃を組み立てようと、果敢に挑んだ。マスカット監督は「タフなチャレンジの試合。素晴らしいチーム、素晴らしい(グアルディオラ)監督との対戦だった。自分たちも素晴らしいプレーをしてくれて誇りに思う。アイデンティティを強く持ち、勇気を持ってピッチに立った。いい内容の試合だった」と振り返った。

 19日のセルティック戦は6―4と勝利するなど、2試合で9ゴール。相手のクオリティーを前に前進できない時間帯も当然あったが、「いいプレスができたし、相手のアグレッシブなプレスをはがすこともできた。自分たちの方向性を示すことができた」と今後につながる親善試合を積んだ。この日は17人がピッチに立ち、世界最高峰のレベルを体感。リーグ中断明けに生かされる90分間となったはずだ。後半45分間出場したMF榊原彗悟も「すべてにおいてのレベルが達していないけど、45分間を通して成長している感じはあった。ボールを受ける位置、ターンと持ち味を発揮できたシーンも何回かある。欲を言えばもっと自分らしさを出したかったけど、45分ここでプレーできたことは自信になる」と振り返った。

 
 

サッカーダイジェスト

敵の主砲ハーランドを挑発?リスペクト? マンCから衝撃弾の横浜A・ロペス、まさかのゴーパフォで国立を沸かす! | サッカーダイジェストWeb

— 27分に先制ゴール

 挑発かリスペクトか。まさかのゴールパフォーマンスだった。

 横浜F・マリノスは7月23日開催のJリーグワールドチャレンジで、欧州王者のマンチェスター・シティと国立競技場で対戦している。

 その世界屈指の強豪から27分に先制ゴールを奪ったのが、横浜のFWアンデルソン・ロペスだ。

 右サイドから仕掛けると、スイス代表DFマヌエル・アカンジをかわしてシュート。GKが弾いたこぼれ球を詰めて、ネットを揺らしてみせた。

 プレミアリーグ王者から得点を決めたブラジル人ストライカーは、この日ベンチスタートとなった相手の主砲、アーリング・ハーランドの“瞑想パフォーマンス”を模倣。会場を沸かした。

 自身のゴールセレブレーションを目の前で見せつけられた怪物は、何を感じただろうか。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部

 
 
マンCが昨季J1王者に5-3勝利! ハーランドの2発などで日本ツアー初戦を白星で飾る! 横浜は2点を先行も… | サッカーダイジェストWeb

— 横浜は井上の終盤のゴールで1点差に詰め寄るも…

 横浜F・マリノス対マンチェスター・シティの『Jリーグワールドチャレンジ』が7月23日、国立競技場で開催。5-3でシティが勝利を収めた。

 昨シーズン、チャンピオンズリーグ初制覇を含む3冠を達成した欧州王者シティと昨季のJ1王者・横浜がフレンドリーマッチで相まみえた。

 立ち上がりはシティがボールを握り、自陣から丁寧なビルドアップで前進。アタッキングサードまで持ち込み、ジャック・グリーリッシュが積極的に仕掛けたシーンでは、ラストパスがつながらず。

 相手の攻撃に対し、コンパクトな守備で対応する横浜は、逆に速攻からチャンスを創出。21分、左サイドのエウベルからのクロスは、アンデルソン・ロペスに合わない。お互いにシュートまでいけず、膠着状況が続く。

 27分、横浜がゲームを動かす。自陣でボールを拾った水沼宏太が、すぐさま前線にスルーパスを供給。これに右サイドを抜け出したA・ロペスが、ペナルティエリア右からシュートを放つ。GKシュテファン・オルテガが弾いたボールを再び拾ったA・ロペスが、左足でゴール右隅に流し込み先制に成功した。

 さらに37分には、速攻から左サイドの永戸勝也がアーリークロス。これにフリーで走り込んだ松原健が、ペナルティアーク内から右足で冷静にゴール左へ流し込んだ。

 2点のビハインドを負ったシティがついに反撃。40分、カイル・ウォーカーがペナルティエリア右から折り返し、これをフリアン・アルバレスが後方に落とすと、ジョン・ストーンズがダイレクトのコントロールシュートをゴール左に決めて1点を返す。

 勢いに乗ると、43分には相手のビルドアップのミスを突いて、ゴール前で奪ったアルバレスがしっかりとネットを揺らし、同点に。2-2のタイスコアで前半を折り返した。

 後半もシティが攻勢を強める。51分、フィル・フォデンからの縦パスをペナルティエリア左で受けた途中出場のアーリング・ハーランドが、巧みな持ち出しから左足を振り抜き、逆転弾を挙げる。

 72分にはペナルティエリア手前中央で受けたロドリが、右足のミドルをゴール右に突き刺し、2点差にリードを広げる。86分、相手の連係ミスを突いた井上健太に決められ、1点差に詰め寄られるも、90+2分にハーランドがダメ押し弾。このまま終了し、シティが日本ツアー初戦を白星で飾った。

 シティは次戦、26日に国立競技場でブンデスリーガ11連覇を達成した絶対王者バイエルンと対戦する。

 
 
「クオリティで陵駕された部分もありましたけど…」マンCに敗戦も3点を奪った横浜。主将・喜田拓也は「チームカラーは出せた」 | サッカーダイジェストWeb

— 「マリノスの誇りを持ってピッチに立った」

「めちゃくちゃ強かったです」

 7月23日、マンチェスター・シティに3-5で敗れた横浜F・マリノスの主将・喜田拓也は試合後、そう振り返った。

 27分にアンデルソン・ロペスのゴールで先制し、37分には松原健の得点で2点を先行した横浜だが、相手は昨シーズンのチャンピオンズリーグ初制覇を含む3冠を達成した欧州王者。すぐさま反撃を受けると、40分にジョン・ストーンズ、43分にフリアン・アルバレスにゴールを奪われ、2-2で前半を折り返す。

 後半、GKシュテファン・オルテガ以外のフィールドプレーヤー10人を変え、アーリング・ハーランドらを投入して攻勢を強めたシティにボールを支配されると、52分にはそのハーランドに追加点を許す。さらに72分には、同じく後半から出場したロドリに技ありのミドルシュートを決められ、2点差に広げられる。

 何とか1点を返したい横浜は、86分の井上健太のゴールで1点差に詰め寄るも、90+2分にハーランドにこの日2点目を決められ、タイムアップの笛が鳴った。

 喜田は、「引きたくなかったし、尻込みもしたくなかったので、ビルドアップにチャンレンジしながら、プレスも前からできるだけかけてチャンスを作りたかった。

 クオリティで陵駕された部分もありましたけど、それを体感するために自分たちの良さを出しに行ったところもあります。ベタ引きは自分たちのやり方ではないので、それを出した結果、やられてしまった」と悔しさを滲ませる。

 だが、前日会見で「恐れずに戦っていきたい」「思い出作りに試合をするわけではないので、マリノスの姿勢、マリノスのプレーにこだわってやっていきたい」と語っていたとおり、自慢のアタッキングフットボールでシティから3点を奪った。

 この結果に喜田は、「僕らはマリノスの誇りを持ってピッチに立ったし、チームカラーを出せました。恐れることなく戦った結果は数字に出ていると思います」と手応えを口にし、こう続ける。

「自分たちは(攻撃の)クオリティだったり、回数を上げていく、とにかくそこだと思う。世界一のチームだから仕方ないと済ませたくないので、非日常の基準を上げられると思うし、良いきっかけになると思うので、この感覚、基準を忘れず、チームのレベルアップに繋げていきたい」

 現在Jリーグは中断期間に入っているが、横浜は7月12日の天皇杯3回戦でJ2のFC町田ゼルビアに1-4で敗れ、その3日後のJ1第21節でも川崎フロンターレに0-1で敗戦と、公式戦は2連敗中だ。19日のセルティック戦(6-4)と今回のシティ戦で得た経験をどう活かしていくか、今後の戦いに注目だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

 
 
「駆け引きを常に狙ってくる」横浜DF畠中槙之輔が語る怪物ハーランドの凄み「視野から消えて動き出すのが上手」 | サッカーダイジェストWeb

— 「ワールドクラスの選手と対峙するのは楽しかった」

 横浜F・マリノスは7月23日、国立競技場でマンチェスター・シティと対戦し、3-5で敗れた。

 横浜もシティも、ともに丁寧にビルドアップして攻撃を組み立てるチームだ。そのため序盤は、互いに相手の出方を窺い、にらみ合うような時間もあったが、27分にアンデルソン・ロペス、37分に松原健がゴールを決めて2点を先行するまでは、横浜が上手く試合を進めていたと言える。

 CBでフル出場した畠中槙之輔は振り返る。

「相手の特長に合わせてしっかり準備していました。ボールを取りたいところで取れなかったり、ファイナルサードまで進入されたのは課題ですけど、そこでしっかりブロックを作って押し返すことはできていた」

 だが、「自分たちが先制して2点を取れたので、そこまでは良かったですけど、前半の最後に点を取られて、試合コントロールの部分はまだまだ」と課題を口にしたように、ギアを入れ替えた欧州王者に40分、43分と立て続けにゴールを許す。

 そして後半から出場した昨季のプレミアリーグMVP&得点王のFWアーリング・ハーランドに2点を奪われるなど、計5失点。力の差を見せつけられた。

 この怪物FWとマッチアップした畠中は、「ワールドクラスの選手と対峙するのはめったにないので楽しかったです」と話しつつ、凄みをこう語った。

「ゴールを取るためのポジション取りと駆け引きを常に狙ってくるので、自分もなるべく視野に入れてゴールから遠ざけるように守備をしていましたけど、それでも視野から消えて動き出すのが上手でした」

 77分には、相手のビルドアップでCBから縦パスを受けたハーランドに上手くボールを収めさせないよう、畠中は厳しいディフェンスを見せた。これはファウルを取られてしまったが、そのプレーに対する言葉はポジティブだ。

「あそこで(ボールを)取れていればチームとしてチャンスになりますし、取りどころという意味でしっかり潰さなければいけなかった。あれをファウルなしで取れるようになれば、自分はまた成長できると思います」

 ノルウェー代表FWが仕掛けてくる一つひとつの駆け引きに対し、少なくない学びを得たようだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

 
 
「走って良かった」快足を活かしてマンCから1得点の横浜FW井上健太。3トップの中央は「ぶっつけ本番」 | サッカーダイジェストWeb

— 「スピードを活かすようにと監督から言われていました」

 横浜F・マリノスは7月23日、日本ツアーを行なっているマンチェスター・シティと対戦し、3-5で敗れた。

 欧州王者の力を見せつけられた横浜は、大量5失点と悔しい結果になったが、今後に繋がるトピックもあった。そのひとつが、73分にピッチへ投入されたFW井上健太が、主戦場である右ウイングではなく3トップの中央で、持ち味のスピードを活かしてゴールを奪った点だろう。

 2-4で迎えた86分、右SB松原健が井上に送った前線への浮き球のボールは、シティのオスカル・ボブの頭に当たってGKステファン・オルテガのほうへ流れる。しかし、井上が諦めずに追いかけると、守備に入ったリコ・ルイスとオルテガの連係ミスを誘い、井上はボールを奪ってゴールに流し込んだ。

 試合後、井上は「相手の最終ラインに対してスピードを活かすようにと監督から言われていましたし、健君から良いボールがきたので、最後は自分は関与していないですけど、“事故る”のを信じて、走って良かったです」と振り返る。

 3トップの中央は「練習でもやっていない。ぶっつけ本番」(井上)だったが、ボールを呼び込む動きと裏へ抜け出すタイミングは秀逸で、7月19日に対戦したセルティック戦で、横浜相手にハットトリックを決めた前田大然の飛び出しを彷彿させるプレーだった。

 報道陣から前田の動きを参考にしているのかと問われると、井上はこう明かしてくれた。

「コーチから(前田の)映像を見せてもらいましたが、そこまで意識しているわけではないです。ただ、マリノスの形は参考にしていて、自分もそのポイントに入っていけば決められるとアドバイスをもらっていました」

 また、武器であるスピードについては、「データを見ても世界の選手に劣っているとは思わないですし、通用すると思って試合に入りました」と語ったように、ゴール場面に加え、ヤン・マテウスとポジションを入れ替えて右ウイングに入った試合終盤にも、サイドを切り崩して見せ場を作った。惜しくもエリア内で相手DFにタックルで止められてしまったが、スピードは世界に通用すると言ってもおかしくないだろう。

 Jリーグは残り13試合。横浜はルヴァンカップに加え、9月からはACLの戦いも始まる。今後に向けて井上は、「ようやく慣れてきたというか、自分の持ち味を出しやすいようになってきている感覚があるので、チームのオプションになれるようにコツコツ積み重ねていきたい」と意気込む。

 横浜にはエウベルや宮市亮など、スピードが武器のアタッカーは他にもいるが、トリコロールの背番号17のスピードにも注目だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

 
 
「レベルが違う」横浜のブラジル人DFは2本2発のハーランドに脱帽!“凄いと思った”もう一人のマンC戦士は?「ほとんどのボールが彼を経由する」 | サッカーダイジェストWeb

— 「素晴らしい選手だった」と賞賛

 横浜F・マリノスは7月23日に行なわれたJリーグワールドチャレンジで、昨シーズンに3冠の達成した欧州王者マンチェスター・シティと対戦。2点のリードを奪いながらも、3-5で敗れた。

 CBで先発し、73分までプレーしたブラジル人DFエドゥアルドは試合後、「シティのクオリティは分かっていた。その中でも、とくに前半は自分たちのやりたいことをやれた」とゲームを振り返った。

「とくに凄いと感じたシティの選手」には、前半はジョン・ストーンズ、後半はアーリング・ハーランドを挙げた。

 CBながら攻撃時は中盤まで上がり、1ゴールをマークしたストーンズについては、「中盤でほとんどのボールが彼を経由していた。そこから振り分けて、攻撃に繋がっていた。すごくいい選手、素晴らしい選手だった」と賞賛した。

 後半頭から投入され、2ゴールを挙げたハーランドについては、こう評している。

「クオリティは高いのはもちろん、チャンスをモノにする。レベルが違う。世界ナンバーワンを目ざしている選手を目の前でみることができた」

 2本のシュートで2点を奪った怪物は、やはり別格だったようだ。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

 
 
「本当に衝撃だった」「想定外」ハーランドの2点目は何が凄かったのか?マリノスDFが明かす「素晴らしかった」 | サッカーダイジェストWeb

— 「もう少し自分寄りに来るかと…」

 横浜F・マリノスは7月23日に行なわれたJリーグワールドチャレンジで、昨シーズンに3冠の達成した欧州王者マンチェスター・シティと対戦。2点のリードを奪いながらも、3-5で敗れた。

 73分からCBに入った上島拓巳は、後半アディショナルタイムに敵のエースであるアーリング・ハーランドに決められたゴールが「衝撃的だった」という。

 ファーサイドで合わせたプレミアリーグ得点王の動き出しも見事だったが、脱帽したのは右SBのジョアン・カンセロがDFとGKの間に送り込んだグラウンダーのクロスだった。

「想定外のクロスでした。(GKの)一森(純)選手も自分も近づけなかった。自分たちの想定を上回るような質で決められてしまったのが本当に衝撃で、いい経験になった」

 何が想定外だったのか? 今季から加入した26歳は「上げてくるタイミングがワンテンポ速かったし、もう少し自分寄りに来るかと思ったけど、ほぼゴールに、右ポストに向かってきた」と説明。こう続けている。

「自分では取れない、足が出ない、動けないようなところで。『純くん!』と思ったけど、純くんも動けてなくて。映像見返したら、素晴らしいクロス、素晴らしい動き出しだった。もう一歩、ゴールのほうに近寄るべきだったのかな」

「短い出場時間でも学びがあった。後半戦に向けて還元したい」と語った上島。ワールドクロスのワンプレーを体感したのは、代えがたい経験になったようだ。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

 
 

サッカーキング

横浜FMに2点ビハインドも…マンチェスター・Cが逆転勝利! “怪物”ハーランドは2ゴールの活躍 | サッカーキング

 横浜F・マリノスとマンチェスター・Cが23日、『国立競技場』で行われた「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023powered by docomo」で対戦した。

 横浜FMは19日に行われたセルティック戦からスターティングメンバー1名を変更し、山根陸がベンチスタートとなり、同試合を欠場していた松原健が右サイドバックに復帰した。さらにセルティック戦同様、喜田拓也、渡辺皓太、水沼宏太らが先発に名を連ねている。

 一方のマンチェスター・Cはジョン・ストーンズやジャック・グリーリッシュ、フリアン・アルバレスらがスタメン入り。去就が注目されているカイル・ウォーカーや今夏の移籍マーケットで加入したマテオ・コヴァチッチも先発に並んだ。負傷の影響が心配されていたケヴィン・デ・ブライネを筆頭に、ロドリ、ベルナルド・シウヴァ、アーリング・ハーランドらはベンチからのスタートとなった。

 両チーム、互いにゴールを脅かすようなチャンスを作れない時間が続く中、先に好機を迎えたのはマンチェスター・C。コール・パルマーがペナルティエリア付近の左サイドでボールを持つと、味方選手とのワンツーで中央に侵入。左足を振り抜いてシュートを放つも、相手GKのセーブに遭い、ゴールとはならなかった。

 27分、横浜FMが均衡を破る。ペナルティエリア付近右に走り込み、スルーパスを受けたアンデルソン・ロペスがドリブルでペナルティエリア内に侵入すると、そのまま右足でシュートを放つ。このシュートは相手GKに弾き出されたものの、そのこぼれ球を再びアンデルソン・ロペスが拾い、そのまま左足でシュート。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、横浜FMが先制に成功した。

 勢いに乗った横浜FMは37分、永戸勝也が相手陣内の左サイドでボールを受けると、マンチェスター・Cの最終ラインを突破するアーリークロスを供給。このボールに松原がダイレクトで合わせ、ゴール左隅に流し込んだ。

 2点を追いかける展開となったマンチェスター・Cは40分、ペナルティエリア内右の深い位置でボールを受けたウォーカーが中央に折り返しのクロスを送ると、このボールを受けたアルバレスがペナルティアーク付近のストーンズにラストパス。ストーンズは右足を振り抜き、ボールはゴールネットを揺らした。

 反撃の手を緩めないマンチェスター・Cは43分、自陣深くでビルドアップを行う横浜FMのボールをペナルティエリア内で奪うと、最後はアルバレスが落ち着いてゴール右隅に流し込み、試合を振り出しに戻した。

 迎えた後半、フィールドプレイヤー10人を入れ替えたマンチェスター・Cは、後半開始からわずか7分後、勝ち越しに成功する。ペナルティエリア付近でボールを受けたフィル・フォーデンがハーランドへスルーパス。抜け出したハーランドは左足を振り抜き、ボールをゴール右隅に流し込んだ。

 続く72分、マンチェスター・Cがリードを広げる。ペナルティエリア付近中央でフリーでパスを受けたロドリがドリブルで持ち運ぶと、そのまま右足一閃。ボールをゴール右隅に突き刺した。

 その後、横浜FMは5選手を入れ替え、反撃に出る。86分、松原のスルーパスから抜け出した井上健太がマンチェスター・Cの最終ラインを突破すると、相手DFとGKが連携ミス。こぼれたボールを無人のゴールに流し込んだ。

 1点差に詰め寄られたマンチェスター・Cは90+2分、ジョアン・カンセロがペナルティエリア右でパスを受けると、中央で待つハーランドにクロスを供給。このクロスボールにハーランドがダイレクトで合わせ、ボールをゴールに冷静に流し込んだ。このまま試合は終了し、マンチェスター・Cが5-3で勝利を収めた。

 マンチェスター・Cは今後、26日に『国立競技場』でバイエルンと対戦。一方、横浜FMは8月6日に明治安田生命J1リーグ第22節を迎え、アウェイで浦和レッズと対戦する。

 
 
連覇を目指す横浜FMの起爆剤に! マンC戦で貴重な得点を挙げた井上健太にかかる期待 | サッカーキング

 マンチェスター・C相手に2点差を追いかける展開で、横浜F・マリノスのベンチは5人の交代選手を準備していた。驚いたのは、その構成だ。ヤン・マテウス、宮市亮、そして井上健太とウィングタイプの選手が3人も含まれていたのである。

 蓋を開けてみると、井上が1トップに抜てきされた。マリノス加入後の試合で中央に入るのが初めてなのはもちろん、「練習では何もやっていない」ぶっつけ本番の起用だった。

 世界最強とも言えるシティの守備陣に急造センターFWを当てたケヴィン・マスカット監督の起用は当たった。86分、DF松原健からの浮き球の縦パスに反応した井上が相手ディフェンスラインの背後に抜け出すと、処理を試みたシティのGKとDFが連携に手間取り、ボールが足もとにこぼれる。

「監督から『相手の最終ラインに対してスピードを活かすように』と入る前に言われていましたし、いいボールが(松原)健くんから来て、最後に自分は関与していないですけど、事故を信じて走ってよかったかなと思います」

 あとは落ち着いてシュートを流し込むだけ。持ち味のスピードでシティのディフェンスを慌てさせた井上は、1点差に迫る貴重なゴールを挙げた。さらに自らの25歳の誕生日も祝うバースデーゴールになった。「どこで出ても自分の持ち味を出そうと思っていたので、よかったです」とトリコロールの背番号17は安堵感を滲ませる。

 今月19日のセルティック戦でも途中出場から2アシストを記録し、シティ戦でも1得点。確かに最近は結果が出ている。しかし、マリノス加入1年目は決して順風満帆ではなかった。

 オフに右肩の手術を受けていた井上は、リハビリからシーズンがスタート。キャンプではほとんど全体練習に混ざれないまま開幕を迎えることになった。それでもJ1開幕戦の川崎フロンターレ戦でマリノスデビューを飾るなど、マスカット監督から大きな期待を寄せられていたのは間違いない。

 ただ、なかなか結果が出なかった。しだいにボールを持って一気に加速する縦への仕掛けへの警戒が強くなり、サイドでの突破すらままならない試合も。徐々に出場機会が減っていく中で、ケガにも見舞われた。

 そうこうしているうちに宮市亮が右ひざ前十字じん帯断裂のリハビリから復帰し、井上の立場はさらに厳しくなった。「最初は勢いでやっていたけど、いろいろ考え始めて、周りが見えるようになってきたら課題が大きくなって、もがいている感じ」と吐露したこともあった。

 カップ戦を中心に出番を得る中で、天皇杯では2試合連続ゴールを奪っている。だが、リーグ戦では4月中旬以降の13試合でベンチ入りは一度だけ。唯一チャンスを与えられたJ1第19節の湘南ベルマーレ戦でも大きなインパクトを残すことはできなかった。

 苦しい流れのまま入った中断期間。海外クラブとの2連戦で1得点2アシストと結果を残した井上は、ようやく目の前の壁を破れそうなところまできている。シティ戦でのセンターFW起用が希望の光になる可能性も十分にあるからだ。

 マスカット監督は「ただの親善試合にするつもりはない」と何度も強調しており、シティ戦前日会見でも「我々が最も重視するのは、中断期間が明けたJリーグの残り13試合にどうつなげていくかだ」と述べていた。

 実際に交代人数が無制限だったシティ戦で、マリノスは6人しか交代カードを切っていない。多くの選手にチャンスを与えたセルティック戦とは打って変わって、より公式戦を意識した選手起用で「勝ちにいった」のである。そのプランの中に井上が含まれていたということは、後半戦でセンターFW起用の可能性を検討されていると考えていいだろう。

 井上自身は「今日はたまたまよかっただけで、別にそこ(センターFW)でオプションになれたとは正直思っていない」というが、戦術的なバリエーションを作る意味でも適性は十分にある。

 ロールモデルになるのはセルティックに在籍し、2021年にマリノスの選手としてJ1得点王に輝いた前田大然だろう。当時のアンジェ・ポステコグルー監督は主に左ウィングで起用されていたが、コーチから当時の映像を見せられた井上は「マリノスの時にゴールを決めていた形は自分も参考にしていて、『そういうポイントに入っていけば絶対に決められるよ』とアドバイスをもらっていた」と明かす。

 その前田は日本代表として出場したカタールワールドカップや、セルティックの一員として出場したマリノス戦でセンターFWに入った。前線から猛スプリントでボールを追い回し、激しく相手にプレッシャーをかける。そして攻撃時は前線で起点になりつつ、クロスに対して果敢に飛び込んでいく。そうすることで古巣相手にハットトリックも達成した。

 同じく驚異的なスピードを武器とする井上にも、前田と似たような働きを期待できる。もともと参考にしていたのはマリノス時代の前田の左ウィングとしてのプレーだろうが、それはセンターFWのポジションに入っても応用できる。主戦のアンデルソン・ロペスや、現在出番を得ている植中朝日や杉本健勇らとは全く違った強みをマリノスの前線に加えてくれるはずだ。

 例えばウィングとしてサイドでドリブルを仕掛けるのではなく、中央からサイドに流れる形で相手の背後を狙って起点を作り、ディフェンスラインを押し下げる効果も期待できる。現在の戦術的な枠組みの中では、センターFWの方がスピードの活かし方の選択肢が増えるのではないだろうか。

 シティ相手にも「スピードで世界の選手に劣っているとは思わない」と自信を持ってプレーできた井上は、「臆することなくやれば絶対に通用すると思って試合に入っていました」と強い気持ちで立ち向かってゴールという結果を残した。センターFW起用にも「夏場は特にスピードは相手にとっても嫌だと思いますし、自分の武器が光ると思っている」と一定の手応えはある。

 ただ、まだ「自分の場合は与えられたポジションと時間で結果を残して評価を上げていくしかない立ち位置なので」とチーム内の序列を覆すには至っていない。小休止を挟んで迎える後半戦で、これまで培ってきたもの全てを解き放てれば、J1連覇を目指すマリノスにとって大きな起爆剤になるだろう。

「ようやく慣れてきて、自分の持ち味を出しやすくなってきている感覚がすごくあるので、ここからまた1つ、自分がチームのオプションになれるようにコツコツ積み重ねていきたいと思います。(ポジションに)こだわりはない。とにかく試合に出て、自分をアピールしていきたいと思います」

 そもそも井上はマリノスでプレーするチャンスも自らのパフォーマンスとアピールによってつかみ取った男だ。今度はJ1王者で重要な戦力になるチャンスを自らの成長によってつかみ、大きく羽ばたいていくことを期待したい。

取材・文=舩木渉

 
 
マンC戦の一撃は「ラッキー」なのか…横浜FMの松原健、今季挙げた2ゴールとの“共通項” | サッカーキング

 2023年7月23日、『国立競技場』のピッチで松原健の右足が火を吹いた。

 横浜F・マリノスとマンチェスター・Cが対戦する『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023』が同日に行われた。松原は15日に行われた明治安田生命J1リーグ第21節川崎フロンターレ戦(●0-1)のハーフタイムに脳震とうの疑いで途中交代しており、19日のセルティック戦は出場を回避した。だが、マンチェスター・C戦では、前日にマスカット監督が「準備が整っています」と話した通り、先発での起用に。本職の右サイドバックで“欧州王者”に立ち向かった。

 この試合、先手を取ったのは横浜FMだった。27分、水沼宏太のスルーパスに抜け出したアンデルソン・ロペスが、自ら放ったシュートのこぼれ球を押し込み、マンチェスター・C相手に風穴を開ける。その10分後、自陣に引いてボールを受けたアンデルソン・ロペスの浮き球パスから、永戸勝也が左サイドのタッチライン際でフリーで前を向く。時間をかけずに中央へグラウンダーのボールを送り込むと、フリーで走り込んでいた松原がダイレクトで右足のシュートを叩き込んだ。

 松原は自らのゴールを「ラッキーです」と振り返ったが、決して“偶然の産物”であるようには見えなかった。元々、松原という選手はシーズンに1度、衝撃的な“ゴラッソ”を叩き込むことで知られている。だが、今シーズンはマンチェスター・C戦の前に行われた明治安田生命J1リーグで既に2つのゴールを決めていた。第5節の鹿島アントラーズ戦、第19節湘南ベルマーレ戦ともに、敵陣に押し込んだ中で生まれたペナルティエリア手前のスペースに絶妙なタイミングで現れ、左からのパスを沈めたものだ。確かに、今回のゴールは最終ライン裏のスペースへ飛び出したという点で、前述の2ゴールとは異なっている。だが、松原が見せたプレーや試合後の言葉を踏まえると、「チーム文脈を理解し、生まれるスペースを事前に把握している」という共通項があったように感じた。

 ゴールシーンの前までの時間帯について、松原は「回しの中で停滞していた感じがありました」と振り返る。前半の横浜FMは2点をリードすることになったものの、押し込まれた中でボールを奪った際、自陣からの脱出という部分ではやや手を焼いた印象だ。左サイドでサポートするエウベル、そして中央で構えるアンデルソン・ロペスの個人能力が際立ってうまく前進できるシーンはあったものの、松原はチーム全体を見て「みんなが同じポジションにいると相手も守りやすい」と考えていた。そして、「相手の目線を変えるために」斜めのスペースに走った。

 今季の横浜FMでは、ビルドアップ時に最前線のアンデルソン・ロペス、および1.5列目のマルコス・ジュニオールまたは西村拓真が引いた位置でボールを受ける動きを見せ、空いたスペースを両ウイングが突く形で目立っている。第17節柏レイソル戦の2点目、第20節名古屋グランパス戦の1点目などは、前線の2枚が降りることによって生まれたスペースをエウベルが活用したという意味で、象徴的なゴールと言えるだろう。松原自身も現在のチームの取り組みについて「トップが下り気味になるシーンがあり、降りたことによって生まれるスペースを両WGが使う形が多いと思います」と語る。今回のゴールシーンはボールホルダーが左サイド高い位置にいたという点ではエウベルが挙げた2ゴールとは異なるものの、松原に話を聞くと、「前線が降りることによって生まれたスペースを活用する」という点で類似しているゴールだと捉えているように感じた。

 松原はフリーでゴール前に走り込むことができた要因について、ゴールシーンの前に“気付き”があったと明かす。「その前に、ロペスが引いたところで俺が裏を狙ったシーンがありました。あのような動きと点を取ったシーンは少し違いますが、ちょっと色を変えてみようかなと思って、あのような飛び出しをしました」。松原でここで指しているシーンとは、13分の横浜FMのビルドアップのシーンだろう。ここではGK一森純がボールを持った際、横浜FMのビルドアップに対してマンチェスター・Cの選手たちが適切な位置を取っており、パスコースが限定されていた。アンデルソン・ロペスが最前線から降りてくる動きを見せると、松原は即座に斜めの動きで前線へ走り込む。最終的に一森は右サイドの水沼へのパスを選択したものの、松原はこの時点で“アクション”を起こしていた。

 このシーンから約25分後、松原が主体的に起こした“アクション”がゴールに繋がることとなる。最終ライン裏のスペースへ走り込む動きは「僕の独断です」と語ったが、「ボールホルダーにプレッシャーがかかっていない」というチーム内での“決まり事”に則り、“工夫”を加えた動きだった。

 前述の通り、今回の得点は最終ライン裏のスペースへ飛び出しているという点で、松原が今季のJリーグで挙げた2ゴールとは異なっている。ただし、松原はチームや試合の文脈を踏まえた上で「どこにスペースが生まれるのか」を把握し、自身の動きを得点に繋げた。この事実に類似性を感じ、“偶然の産物”であるようには見えなかった。

 このような“工夫”の末に生まれたゴールを、松原は次のような言葉で振り返る。「左サイドにボールが入った時、みんなの目線はそっち(左サイド)に向きます。大外から走っていけば何か起こるかなとは感じていました。カツ(永戸勝也)がボールを持った時に『絶対来るな』という確信がありましたし、パスも『シュートを打ってください』というような丁寧なパスでした。ダイレクトで怖がらず、強気に打ちに行ったという感じです」。このような気持ちで放ったシュートはGKシュテファン・オルテガが届かないコースへ向かい、横浜FMは2点をリードすることとなった。「あんなに綺麗にインサイドでゴールを決められるイメージはあまりありませんでした。抑えて、ふかさないようにイメージして、良い形で点を取れて良かったです」と自らのゴールに言及しただけでなく、“欧州王者”相手に決めた一撃であることにも喜びを露わにした。

「本当に嬉しいです。相手がプレシーズンで最初の試合だからということもありますが、そこを差し引きしても、世界王者から点を取れるということは、この一生であるないかといった感じです。そこはしっかりと結果を残せて良かったです」

 しかし、この後横浜FMはマンチェスター・Cの“底力”を見せられることとなり、3-5で逆転負けを喫した。松原も自身が前半に対峙したジャック・グリーリッシュについて「彼のコンディションは全然100%とは程遠いとは思いますが、パス出すタイミング、仕掛けるところだったりで、要所にクオリティの高さや違いを感じました」と話しており、個人としてもチームとしても“差”を痛感する場面はあっただろう。実際に後半頭からの数十分はなかなか自陣から脱出できず、マンチェスター・Cの攻撃を受け続ける時間が続いた。

 ただし、チームの“やり方”を理解した上で空いているスペースを把握し、そこに入って得点に繋げた松原のプレーは、絶対に今後に繋がるはず。松原が「そこはウチらしい形かなと思います」と語った「サイドバックからサイドバック」という得点パターンからも、横浜FMの“らしさ”が感じられた。松原は今後の明治安田生命J1リーグでの優勝争い、そしてJリーグYBCルヴァンカップとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に向け「このような形を増やしていければいいなと思います」と意気込んでいる。チームの”決まりごと”に則りながら個人の“工夫”を加えることで、今季の松原はさらにゴール数を伸ばしていくかもしれない。

取材・文=榊原拓海

 
 
【写真ギャラリー】2023.7.23 明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomo 横浜F・マリノス 3-5 マンチェスター・C | サッカーキング
 
 

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8ゴールが生まれる打ち合いに! 欧州王者シティがJ王者横浜FMを逆転で下す◎親善試合 – サッカーマガジンWEB

— 後半に地力を示したシティ

 来日から間がなく、チームとして始動したばかりのマンチェスター・シティがコンディション面で難しい状況にあったのは間違いない。その点では、やはりシーズン中の横浜FMに分があった。実際、ボールはシティに握られたが、横浜FMが先制点を手にした。右サイドを突破したアンデルソン・ロペスがそのまま持ち込んでシュート。一度はGKに弾かれたが、こぼれ球を拾って再びシュートを放ち、ネットを揺らした。

 追加点は、ダイナミックな展開からだ。37分、左サイドを突破した永戸のアーリークロスを松原が狙いすまして蹴り込んだ。左サイドバックのクロスを、右サイドバックが決めたという事実は、この試合における横浜FMの攻めの姿勢を示すものだろう。チャンスとあらば、しっかり前に出るらしさが発揮された瞬間でもあった。

 前半のうちに横浜FMは2点のリードを奪右ことに成功したが、そのことで欧州王者が目を覚す。パルマーやマカティーら若い選手を起用し、テスト的な意味合いももちろんあったはずだが、さすがのプレーを見せ始めた。プレーをテンポアップさせると、ボックス右で持ったパルマーが中央へ切れ込みながらウォーカーへヒールパス。ウォーカーがさらに深く持ち込んで折り返すと、アルバレスを経由して、攻め上がっていたCBのストーンズが右足一閃。40分に見事な連係で1点を返した。

 さらに、である。43分には、横浜FMのビルドアップに高い位置から制限をかけて、ミスを誘う。フィリップスのプレスに慌てたGK一森のパスをひっかけ、ボールがアルバレスのもとへこぼれる。これを冷静に流し込み、シティが同点に追いついた。

 2−2の同点で迎えた後半、横浜FMが1人を変更したのに対し、シティはGK以外の10人を変更。ギアを入れ直すと、攻撃の圧力を増す。52分、フォーデンのパスをボックス内で受けたハーランドが一瞬の速さでマーカーを外して左足を振り抜き、ネットを揺らして勝ち越しゴールを刻んだ。

 その後も試合はシティのペースで進んでいった。72分にはロドリ、90+2分にはハーランドが加点。横浜FMも86分に井上がネットを揺すったが、合計8ゴールが生まれた打ち合いはシティが5−3で制した。

 横浜FMも随所に持ち味を発揮し、ピッチでらしさを示したが、シティの攻めにかかった時の迫力と、正確な技術ははさすがの一言。あくまで親善試合ではあるものの、欧州王者の地力を改めて示した一戦になった。

 
 
【横浜FM】水沼宏太が欧州王者との対戦で得た気づきと学び「まだまだ高いところに行けると感じた試合でした」 – サッカーマガジンWEB

— 悔しいけどめちゃくちゃ楽しい試合

 マンチェスター・シティとの一戦で、横浜F・マリノスは先に2点を奪いながらも、追いつかれ、突き放されて3−5で敗れることになった。選手たちはUEFAチャンピオンズリーグを制した欧州王者の力を実際に体感することになったが、右ウイングとして先発し、73分間プレーした水沼は、試合中から多くのことを「学べた」と振り返った。

「スピードを感じたというよりは、立ち位置と動き出しのタイミングと、狭いところでの技術の高さと、距離感の良さと、なんかめちゃくちゃ勉強になるシーンがたくさんありました。回されるシーン、押し込まれシーンが多かったのもありますけど、それをやられた側からしてみたら、これはできるなとか、このやり方は絶対に落とし込めるなとか、試合中にも学べるところがたくさんあって。負けたのはめちゃくちゃ悔しいですけど、でもめちゃくちゃ楽しい試合でした」

 水沼が楽しいと言ったのは今後、チームに落とし込める部分をはっきり感じられたからだ。それは横浜FMにとっての『伸びしろ』とも言い換えられるだろう。「どうやって攻めていくのか、どういう立ち位置をとって、こういう時にはどうやって動くのか。どこにパスを刺していくのか。相手をどうやって動かしていくのか」。ビルドアップの質の高さを目の当たりにした。

「そういうところは必ず次につながると感じたし、『ああ、こういうサッカーやりたいな』っていうふうにも思えた試合でした。僕らは今、Jリーグでは攻撃的なサッカーと言われていますけど、もっともっと上のレベルに行ける可能性を感じられました」

 相手はまだシーズンインしたばかりで来日したのも3日前。コンディション面の問題は当然あったはずだ。とはいえ、その凄みは随所で発揮されていた。だからこそ、水沼にも多くの気づきがあったのだろう。

「それぞれの選手がチームの決まりごとを守りながら自分の特長を出してるというのが、すごい印象的でした。そういう意味で自分にとっては学ぶべきところがたくさんあった。それと、やれないことないなっていうのも同時に感じていた部分で。これはピッチに立たないとわからなかったこと」

 チーム戦術の中でいかに個人の特長を出していくか。その点において欧州王者は何歩も先をいく。

 今回の一戦は水沼自身にとって、そして横浜FMにとって、学びを得ると同時に進むべき道を示された、そんな試合になった。

 
 

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国立6万人熱狂!!欧州王者マンチェスター・Cが貫禄5発ゴールショー!! 横浜FMも3発大健闘 | ゲキサカ

 Jリーグワールドチャレンジは23日、国立競技場で昨季J1王者の横浜F・マリノスとヨーロッパ王者のマンチェスター・シティが対戦した。前半に横浜FMがFWアンデルソン・ロペスとDF松原健のゴールで2点を先取したが、マンチェスター・Cはハーフタイム直前に2点を取り返すと、後半にもFWアーリング・ハーランドの2ゴールなどで3点を追加。横浜FMもMF井上健太のゴールで1点を返したが、マンチェスター・Cの5-3勝利で決着した。激しい打ち合いに61,618人の大観衆が熱狂した。

 横浜FMは19日のセルティック戦(○6-4)に続いての国際親善試合。GK一森純がゴールを守り、4バックは右からDF松原健、DF畠中槙之輔、DFエドゥアルド、DF永戸勝也、ダブルボランチはMF渡辺皓太とMF喜田拓也、トップ下にMFマルコス・ジュニオールがそれぞれ入り、3トップは右からFW水沼宏太、A・ロペス、FWエウベルが並んだ。

 一方、昨季UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)などの3冠獲得を果たしたマンチェスター・Cはこれが今季初のプレシーズンマッチ。GKシュテファン・オルテガが最後尾に構え、4バックは右からDFカイル・ウォーカー、DFジョン・ストーンズ、DFマヌエル・アカンジ、DFナタン・アケが並ぶが、ストーンズはボランチで攻撃参加するという昨季同様の可変システムを採用した。

 中盤はアンカーにMFカルビン・フィリップスが構え、インサイドハーフはチェルシーから新加入のMFマテオ・コバチッチとMFジェームズ・マカティー。3トップには右からFWコール・パーマー、FWフリアン・アルバレス、MFジャック・グリーリッシュが並び、ハーランドはベンチスタートとなった。

 試合は立ち上がりからマンチェスター・Cがボールを持つが、横浜FMも狙いを定めてプレッシャーを敢行。前半5分にはショートカウンターからA・ロペスが前を向いてスルーパスを送り、最初のビッグチャンスを迎えたが、これはウォーカーにカットされてマルコスには届かなかった。

 横浜FMはボールポゼッション時に松原、永戸の両SBが機を見て高いポジションを取り、うまく縦パスを引き出すが、マンチェスター・Cの激しい守備に対応される。前半18分にはバックパスを受けた一森がロングキックを試みた際、アルバレスにスライディングで阻まれ、あわや失点かというピンチを迎えたが、跳ね返ったボールは枠外に飛んで命拾いした。

 前半25分、マンチェスター・Cは右を攻め上がったパーマーがマカティーとのワンツーから左足でカットインシュートを狙うも、これは一森がナイスセーブ。すると同27分、横浜FMは一森のスローを起点に畠中が縦パスを入れ、ロペス、水沼とつないだボールを喜田がデュエルで残すと、水沼のスルーパスに反応したロペスが裏へ。アカンジをかわして放ったシュートはオルテガに阻まれたが、跳ね返りをロペスが拾って左足で沈めた。

 欧州王者相手にほとんど個人技でゴールを奪ったロペスはピッチに座り込んでヨガ風の“瞑想パフォーマンス”を披露。このセレブレーションの元祖でおなじみのハーランドが目の前のベンチに座る中、お株を奪うような歓声を浴びた。

 なおも攻める横浜FMは前半30分、水沼のクロスからマルコスがヘディングシュートを狙うも、これは枠外。一方のマンチェスター・Cは同33分、フィリップスが中盤でタメを作って右に展開し、パーマーからのリターンを受けてミドルシュートを狙ったが、これは一森の正面に飛んだ。

 すると前半37分、再び横浜FMが試合を動かした。一森の縦パスはいったん相手に渡ってしまったが、トラップミスにロペスがつけ込むと、左サイドから永戸がオーバーラップ。ドリブルで持ち運んで右サイドに長い距離のクロスボールを送り込み、反対から飛び込んだのは松原。最後は冷静に右足でGKとの駆け引きを制し、2-0とした。

 ところが前半41分、マンチェスター・Cも意地を見せる。両サイドを深く使いながら横浜FMの布陣を大きく押し込むと、右サイドで起点を作ったパーマーの背後からウォーカーがオーバーラップし、折り返しのパスを供給。アルバレスは後ろ向きで受けてしまったが、アウトサイドで後ろに戻し、これを受けたストーンズが右足でゴール左隅に突き刺した。

 さらにマンチェスター・Cは前半42分、パーマーのクロスにアケがヘディングで合わせるも、これはクロスバー。だが、直後に横浜FMのゴールキックから同点弾を奪った。渡辺からのバックパスを受けた一森にフィリップスがプレッシャーをかけ、奪ったボールをアルバレスが収めると、冷静にキックフェイント。フィリップスと競り合う一森を左に飛ばせ、無人のゴール右隅に流し込んだ。

 立ち上がりから上々のパフォーマンスを見せ、前半のうちに2点リードを奪った横浜FMだったが、マンチェスター・Cの電光石火の攻撃に屈し、2-2の同点でハーフタイムを迎える形となった。後半開始時にはマルコスに代わってMF榊原彗悟を投入。昨季までの4年間、JFLのラインメール青森でプレーしていた榊原にとっては価値ある大抜擢となった。

 一方のマンチェスター・Cはフィールドプレーヤーを全員変更。4バックは右からDFジョアン・カンセロ、DFルベン・ディアス、DFエメリク・ラポルト、DFリコ・ルイスが入り、ビルドアップのボランチ役はL・ルイスが務める。アンカーにはMFロドリ、インサイドハーフはMFフィル・フォーデンとMFベルナルド・シウバ。3トップには右からMFオスカー・ボブ、FWアーリング・ハーランド、MFセルヒオ・ゴメスが並んだ。

 するとマンチェスター・Cは後半7分、すぐにスコアを動かした。一森のロングキックをL・ルイスがカットし、縦パスを受けたS・ゴメスが幅を取ると、中央へのパスからフォーデンがスルーパスを配球。これに抜け出したハーランドがエドゥアルドと競り合いながらゴール右隅に突き刺した。ハーランドはファーストチャンスで一仕事。観衆から驚嘆の声が漏れた。

 さらに勢いを増すマンチェスター・Cは後半9分、R・ディアスの浮き球パスにフォーデンがフリーで抜け出し、ペナルティエリア際から左足一閃。だが、これは一森がうまくキャッチし、横浜FMも追加点は許さない。なかなか良い形を作れない横浜FMは同17分、水沼がミドルシュートを狙ったが、これは枠を外れた。

 攻勢を続けるマンチェスター・Cは後半19分、カンセロが渡辺をかわしてミドルシュートを狙うが、これも一森にかき出される。それでも同27分、ゆったりとボールを回しながら攻め込み、ラポルトがプレスを引きつけながら縦に入れると、これを受けたロドリがドリブルで持ち出して右足一閃。しなやかなキックモーションで鋭いグラウンダーシュートをゴール右隅に突き刺し、リードを2点に広げた。

 横浜FMはその直後、すでに準備していた5選手を一気に投入。エドゥアルドに代わってDF上島拓巳、渡辺に代わってMF山根陸、水沼に代わってFWヤン・マテウス、エウベルに代わってFW宮市亮、A・ロペスに代わってFW井上健太がそれぞれ入った。マンチェスター・Cもベルナルドに代わってMFマキシモ・ペローネを起用した。

 横浜FMは後半41分、喜田が右サイドに縦パスを入れると、松原が最終ラインの背後に浮き球のパスを配球。これに抜け出した井上がなんとかボールに触れ、オルテガをかわしてゴール前へ。最後は無人のゴールに流し込み、再び1点差とした。だが、反撃はここまで。最後はカンセロのクロスからハーランドがもう1点を追加し、マンチェスター・Cが5-3で勝利した。

(取材・文 竹内達也)

 
 
欧州王者マンCとの打ち合い誇った横浜FM指揮官「人生は選択の連続だ」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督がJリーグワールドチャレンジのマンチェスター・シティ戦の試合後、公式記者会見に出席し、3-5の敗戦に終わった打ち合いを振り返りつつ「自分たちのチームは素晴らしかった」と選手たちを称えた。

 横浜FMはマンチェスター・Cとの一戦で、前半37分までにFWアンデルソン・ロペスとDF松原健のゴールで一時2点を先行。同41分から立て続けに2失点を喫し、後半にもFWアーリング・ハーランドに2ゴールを奪われるなど合計5失点の猛攻を食らったが、終盤にもMF井上健太のゴールで1点を返すなど、最後まで攻撃的な姿勢を貫いていた。

 マスカット監督は欧州王者のマンチェスター・Cとの対戦について「タフなチャレンジになった。知っての通り、素晴らしいチームだし、素晴らしい監督との対戦だった」と前置きしつつ、「人生は選択の連続だ。簡単な道を進めば楽だと思うが、自分たちがやってきたことを守りつつ、アイデンティティを強く持ち、誇りと勇気を持ってピッチに立った。そういうところが出た良い試合になった」と総括した。

 また指揮官は「このようなチームと戦った上で思うのは、質の高さの違いは見ればわかるし、自分たちが楽な道を進むのであれば守備的に固めてセーフティにやればいい。ただ、それをするとチャンスも生まれないと思う。自分たちは自分たちのスタイルを持ち、その気持ちを持っていた。それで前から良いプレスをかけることができたし、相手のプレスを剥がすこともできた。失点の場面は自分たちから出た部分だと思うし、楽な方向に行かず、自分たちが持っているものをしっかり見せられたと思う」とマリノスらしい姿勢を誇った。

(取材・文 竹内達也)

 
 
”ダメ押し”カンセロ→ハーランド弾に横浜FM上島拓巳「想定を上回る質で衝撃的だった」 | ゲキサカ

 欧州王者マンチェスター・シティはこの日、試合が終わる最後の最後までJリーグ王者の横浜F・マリノスに衝撃を与えた。

 その一つが4-3で迎えた後半アディショナルタイム2分の場面。右サイドをスルスルと攻め上がったポルトガル代表DFジョアン・カンセロが右足を鋭く振り、グラウンダークロスをファーポスト際に送り込むと、横浜FMの守備陣は誰も処理できず、最後はFWアーリング・ハーランドが冷静なワンタッチで沈めた。

 後半28分から出場したDF上島拓巳にとって、マークしていたはずのハーランドに決められる悔しい失点だった。「出場時間は短かったけど、アーリング・ハーランド選手とのマッチアップをすごく楽しみにしていた」。この一戦の意味合いを振り返った26歳はこのゴールの衝撃を振り返った。

「自分でもGKとDFラインをケアしていたつもりだったし、ハーランド選手も見えていたという中で、あのクロスは想定外のクロスだった。一森選手も動けなかったというところで、自分たちの想定を上回る質で決められてしまったのは衝撃的だった」(上島)

 想定外だったのは「上げてくるタイミングがワンテンポ早かったのと、もう少し自分寄りのところで来るかなと思ったけど、ほぼゴールに向かっていて、自分では取れない、足が出ない、動かないようなところ」に来たこと。「映像を見てみると素晴らしいクロスと素晴らしい動き出しだった」と相手の精度と連係を称えつつも、「自分がもう一歩、二歩、ゴールに近寄るべきだったかなというのと、(一森)純くんも一歩、二歩、ポジショニングを内側にしてというのをお互い話し合った」と学びにしたようだ。

 とはいえ、こうした世界基準を体感できるのも親善試合の大きな価値。上島は「Jリーグでもそういったシーンはあると思うので、一つでも学びにしないと意味がなくなってしまう。経験できて良かった」と前向きに受け止め、「短い出場時間でも学びがあったので、後半戦に向けて還元したい」と残りのシーズンに向けて意気込みを示した。

(取材・文 竹内達也)

 
 
“怪物”ハーランドを味わった横浜FMエドゥアルド、フィジカル以上に思い知ったプレミアリーグ得点王の力 | ゲキサカ

 プレミアリーグ得点王の真価を、目の前で味わった。横浜F・マリノスは前半を2-2で折り返したが、後半出場のマンチェスター・シティのエースFWアーリング・ハーランドに2失点を喫した。DFエドゥアルドはハーランドのプレーについて「クオリティはもちろん高いが、チャンスをしっかりモノにするというところでやっぱりレベルが違う」と率直な思いを語った。

 横浜FMは前半27分、37分に2得点でリードしたが、その後は徐々に地力の差を見せつけられた。前半は守備の要であり、攻撃の構築も行うDFジョン・ストーンズの動きに翻弄される。前半40分にJ・ストーンズに1点を返され、勢いを奪われた。エドゥアルドは間近に見て印象に残った選手を問われると、前半はJ・ストーンズの名前を挙げる。「中盤ではほとんど彼の足元を通って攻撃につながっていた。やはりすごくいい選手」。CBながら中盤でパスの出し手にもなり、得点も決めたマルチ能力を称えた。

 そして、エドゥアルドは後半で印象に残った選手に、ハーランドの名前を語る。ハーランドはベンチスタートで後半から出場。後半7分にはPA内に入り込むと、エドゥアルドのマークをかわすようにシュートを打ち、チャンスを逃さず1点を決め切った。「No.1を目指している選手ということを、しっかり目の前で見ることができた」。そして、目の当たりにしたからこそわかった、ハーランドのすごさを口にした。

「何よりもゲームを読む力がある。そのゲームの中でどういう風な動きをすればいいのか。特にDFから裏に逃げるように、いつの間にか見えないところに入っていた」

 ハーランドの良さを生かすためのチームの完成度にも舌を巻く。「彼がどういうところに動くか、チームとしてわかっている。そういう中で、ハーランドがすごくいい動きでフリーになる。そして、そのチャンスをモノにすることができる」。圧倒的エースを生かし、チームは昨シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ、FAカップ、プレミアリーグと3冠を達成。エドゥアルドはそのすごみを体感することとなった。

 横浜FMは19日のセルティック戦と合わせ、海外クラブとの2試合で9失点を喫した。エドゥアルドは反省を述べつつ、前を向く。「次のリーグ戦が始まるまでにこの親善試合を振り返って、色々学びながら生かしていければと思う」。かけがえのない経験を手に、Jリーグ連覇への道筋を固めていくつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

 
 
横浜FM松原健がマンC相手にオーバーラップ弾「一生であるかないか」実った“伏線アクション” | ゲキサカ

 欧州王者を追い詰めた横浜F・マリノスの追加点は、左サイドバックから右サイドバックへの展開という“らしい”形で生まれた。オーバーラップから貴重なゴールを決めたDF松原健は「本当にウチらしい形だなと思う」と手応えを口にした。

 1-0で迎えた前半37分だった。左サイドでの相手のトラップミスをFWアンデルソン・ロペスが見逃さず、左サイドに展開すると、これを受けた左SBのDF永戸勝也がドリブルで前方へ。その時点で松原はすでに前へと走り出し、マークにつかれていたはずのFWジャック・グリーリッシュを振り切ろうとしていた。

「左サイドにボールが入った時、もちろんみんな目線が向こうに向くじゃないですか。そこで大外から走っていけば何か起こるかなと。カツがいいふうにボールを持った時、絶対に来ると思った」。

 そのイメージどおりにグラウンダーのクロスを呼び込むと、冷静にGKを見ながら右足一閃。「シュートを打ってくださいという丁寧なパスが来たので、ダイレクトで怖がらずに強気に打ちにいった」。コントロールされたシュートを左に突き出した。

 欧州王者のマンチェスター・Cから奪った値千金のゴール。「抑えながらふかさないようにというイメージで蹴った」という松原は「嬉しい。相手がプレシーズンで一発目の試合だったというのももちろんあるけど、それを差し引いても世界王者から点を取れるのは一生であるかないかなので結果を残せて良かった」と素直に喜びを語った。

 シュートについては「あんなに綺麗にインサイドで決められるイメージはなかった」と振り返りつつ、「ラッキーゴール」とも冗談めかした松原。それでもこのゴール前への果敢なフリーランニングは、確固たる横浜FMのスタイルと、それを理解する松原自身のプレービジョンが綺麗に融合したシーンだったといえる。

 その伏線となっていたのは、前半途中に自ら仕掛けたアクションだった。「あの前のシーンで1回かな、ロペスが引いたところで裏を狙ったところがあった」。横浜FMはボールを持てども前進できない時間帯もあったが、そこで松原はあえて分かりやすい動きで中盤に走り出し、さらに前線の最終ライン裏まで駆け抜ける動きをあえて行っていた。

「回しの中で停滞していたし、みんなが同じポジションにいると相手も守りやすくなるし、目線を変えたいというところで斜めに走っていた」

 ボランチの位置でビルドアップに関わることは珍しくない松原だが、この日はさらに前線へのスプリントを敢行。イメージしていたのは普段は右ウイングが担っているような役割だった。

「うちの戦術として2トップがちょっと降り気味になるシーンがあって、降りたところのスペースを両ウイングが使う形が多いけど、そこで両ウイングがワイドに張っているのであれば、SBが斜めに走ることによって、次に誰がつくのかを一度確認ができる。その中で取ったポジションだった」

 そのアクションで相手のマークのつき方を確認し、計算ずくで欧州王者に風穴を開けた松原。世界に通用したプレーを公式戦にもつなげるべく、「こういった形をもっともっと増やせるようにリーグ、ルヴァン、ACLとできたらいいなと思います」と再現も誓った。

(取材・文 竹内達也)

 
 
欧州王者マンCに通用した“速さ”…横浜FM井上健太がバースデー弾!!「信じて走って良かった」 | ゲキサカ

 この日が25歳の誕生日。横浜F・マリノスMF井上健太が欧州王者マンチェスター・シティを相手にバースデーゴールを決めた。

 投入されたのは2-4とされた直後の後半28分、本職のウイングではなく、FWアンデルソン・ロペスに代わる前線中央のポジションを任された。「練習では何もやっていない」というスクランブル起用だったようだが、ウイングのポジション争いは熾烈。それに福岡大時代にも前線起用の経験はあり、「どこで出ても自分の持ち味を出そうと思っていた」とモチベーション高くピッチに立った。

 すると井上はA・ロペスのように中盤に降りる形ではなく、サイドの背後に抜ける形で存在感を発揮。ケヴィン・マスカット監督からは「相手の最終ラインに対してスピードを活かすようにと入る前に言われていた」というが、まさにそのとおりの形で攻撃に絡んでいった。

 そして後半41分に歓喜の瞬間が訪れた。右サイドのDF松原健が浮き球パスを前方に送ると、これがクリアミスを誘い、井上が落下点に向かって猛烈なスプリント。追ったDFリコ・ルイスはGKとの連係でクリアすることができず、後方にボールが流れ、これを井上が無人のゴールに蹴り込んだ。

 欧州王者から奪った値千金のバースデーゴール。井上は「いいボールが健くんから来て、(混戦で)自分は関与していないけど、事故ったのを信じて走って良かった」と照れ笑いを浮かべた。

 井上は19日のセルティック戦でも2アシストを記録しており、欧州強豪との2連戦で1ゴール2アシストの大活躍。加入1年目の今季は序盤こそ出場機会を得ていたが、最近のJ1リーグ戦ではベンチ外も長らく経験していた中、シーズン終盤に向けて大きなアピールを果たした。

 それでも井上はこの日の最前線起用について「たまたま良かっただけで、そこでオプションになれたとは思っていない。FWの役割はビルドアップにもあるので」と厳しい自己評価。「どこで出てもいいように、与えられたポジションで与えられた時間で結果を残して評価を上げていくしかない立ち位置なので、いいほうに捉えてやっていきたい」とさらなる奮起を誓った。

 一方、自身のスピードを活かせるようになってきた手応えはあるようだ。

 この日はマンチェスター・C相手にも「スピードの部分はデータで見ても世界の選手に劣っているとは思わないし、間近に(宮市)亮くんとか世界でもトップトップのスピードを出す選手がいるので、臆することなく自信を持って試合に入っていた」という井上。「ようやく持ち味を出せるようになっていた感覚がある。ここからチームのオプションになれるように積み重ねていきたい」と残りのシーズンへの意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)

 
 
横浜FM宮市亮は持ち味発揮の17分間プレー、試合後にはマンC選手と談笑する姿も「昔のことを話しました」 | ゲキサカ

 調子の良さをうかがわせる17分間だった。横浜F・マリノスのFW宮市亮は後半28分から途中出場。マンチェスター・シティとの打ち合いは3-5で屈したが、「自分的にもコンディションを上げるいい機会になった。チームとしても、この後のリーグ戦に向かうところで、色々試せることもあった。チームとしても個人としてもよかった」と振り返った。

 19日のセルティック戦に続き、途中出場だった。だが見せ場は作る。後半38分、左サイドでパスを受けると、DFジョアン・カンセロに1対1を仕掛け、持ち味のスピードを見せつけた。同44分には最終ラインを抜け出し、FWヤン・マテウスのパスに反応。ゴール近くまで迫るもオフサイド判定となったが、会場を大いに沸かせた。

 欧州王者との打ち合いとなった。チームは3得点を奪い、序盤はリードもしていた。宮市は「自分たちもいい場面が出ていた。世界レベルは単純にミスが少ない。ただ、いい戦いはできた」と手応えを語る。「マンチェスター・シティは決め切る力が本当にすごく、一つひとつのミスが目立たない。ただ、僕らも通用するところはあった」。敗れはしたが、対等な戦いだったことを強調した。

 宮市はこれまでオランダやドイツ、イングランドでプレーしており、面識のある選手も多い。試合後にはGKシュテファン・オルテガと話す場面も見られた。また、DFナタン・アケは宮市がフェイエノールト時代にユースの選手として同チームに所属。試合後の会話について「東京に着いてからのことや昔のこと、新シーズンがんばってねという話、もともとチームメイトだった選手の話などをしました」とその内容を明かした。

(取材・文 石川祐介)

 
 
横浜FMの若手は欧州王者マンCとの実り多き対戦に…榊原「大きいロンドの中では鬼をやってるような感覚」、山根「ボランチとして肌を合わせられてよかった」 | ゲキサカ

 若手選手たちにとって実りのある時間となった。横浜F・マリノスのMF榊原彗悟は後半スタートから、MF山根陸は後半28分から途中出場。山根は「マッチアップして肌で感じることは多かった」と振り返った。

 横浜FMは19日にセルティックと、そして23日にマンチェスター・シティと対戦。多くの選手に経験を積ませるべく、セルティック戦でも出番を掴んだ榊原と山根もそれぞれ途中出場でピッチに出た。榊原は後半45分をプレー。ボールを運ぶ時間も多く、鋭いターンでシティのプレッシングを巧みに回避した。「ボールを受ける位置だったり、ターンというところで、自分の持ち味が何回か出せた」と手応えを語った。

 山根は後半28分から17分間のプレーだったが、短い時間で光る場面もあった。同33分、自陣近くでパスを受けると、MFマキシモ・ペッローネやFWアーリング・ハーランド、DFセルヒオ・ゴメスの連続プレスをかわし切る。「自分では目が回るくらいでよく覚えていないですけど、ハーランド選手が先読みしていたのは見えていた。前を向いたら意外とスペースがあった」。欧州王者を前に、冷静に見せ場を作ってみせた。

 大きな経験を手にすることができた。昨シーズンまでの4年間をJFLのラインメール青森でプレーした榊原は、セルティック戦で28分間のプレーでアシストを記録し、シティ戦では45分間のプレーでシティ相手に持ち味を発揮。「ずっと大きいロンドの中では鬼をやってるような感覚」と相手の流動性に舌を巻きながら、「途中からは自分らしさを出せた。監督からの信頼を得てきているっていうのも感じますし、期待されている中で今日の試合だった」と胸を張った。

 山根もシティ相手の感想を口にする。「ボールを受ける回数はもう少し増やしたい。でも、受けたときは前向きにプレーできた」。セルティック戦は右SBでの出場だったが、今回は本職の中盤でプレー。「ずっとボランチでやってきたので、本当に世界のトップレベルの選手とそこのポジションで肌を合わせられたのはすごく楽しかった。もっとうまくなりたいと思いました」と大きな刺激を受けたようだ。

 憧れの選手には、しっかりと声をかけられたようだ。榊原はユニフォーム交換はできなかったというが、MFベルナルド・シウバと写真を撮影したことを笑顔で明かす。山根は試合後シティのロッカールームを訪問。マッチアップしたペッローネとユニフォーム交換を行った。「本当にいい選手。U-20アルゼンチン代表でU-20W杯にも出ていた。交換したかったので僕が欲しいと言いました」。スペイン語の通訳を介し、2人で写真撮影を行っていた。

(取材・文 石川祐介)

 
 
ハーランドに当たりに行った横浜FM畠中槙之輔「滅多にないことなのですごく楽しかった」 | ゲキサカ

 欧州王者相手に3-5と打ち合う健闘を見せた横浜F・マリノスだったが、ディフェンスリーダーのDF畠中槙之輔は真摯に結果と向き合っていた。試合後、「まだ相手はベストコンディションではないと思うし、その中で結果を残されてしまったのでチームとしてどう防ぐかだと思う。そこもまだまだ成長しないといけない」と振り返った。

 2019年夏の対戦では1-3の敗戦。今回は先に2点をリードしたことで「そこまでは良かった」と成長も感じたというが、そうした良い時間帯においても「ボールを取りたいところで取れなかったり、ファイナルサードまで侵入されていたのでそこは課題」と指摘。「しっかりとブロックを作って押し返すことができたのでそこは少し成長だった」を手応えは述べつつも、表情は晴れなかった。

 悔いが残ったのは前半終了間際の2失点だ。深く崩された1点目に続き、1分後の2点目はビルドアップにミスが出た。「自分たちが気を抜いたわけではないし、相手の圧を感じたわけではなかったけど、一瞬のスキがあったのかなと思う」と振り返った畠中は「試合コントロールの部分はまだまだだったと感じた」と反省した。

 一方、後半にはFWアーリング・ハーランドとのマッチアップで激しく当たり、ファウルには終わったものの、強さを見せた場面があった。そのシーンを「感覚としてあそこで取れたらチームはチャンスになる。取り所という意味ではあそこではしっかり潰さないといけなかった」と思い返した畠中は「あれをファウルなしで取れれば自分も成長できる」とさらに高みを見据えることも忘れなかった。

 そんなハーランドとのマッチアップでは「ああいったワールドクラスの選手と対峙するのは滅多にないことなのですごく楽しかった。一つひとつの駆け引きで勉強になった」と学びを深めた様子。「常にゴールを取るためにどうポジションを取るか、どう駆け引きをするかというのをずっと狙ってくる。自分もなるべく視野に入れてゴールから遠ざけるように守備をしていたけど、視界から消えて動き出したり、そういうのが上手だなと感じた」。ワールドクラスのストライカーから大きな刺激も受けていた。

 次に望むのは、そうした世界基準の相手とのマッチアップを公式戦で迎えることだ。そのチャンスは復帰を目指すA代表か、あるいはアジア王者に輝いた先に待ち受けるクラブW杯か。「前半も後半もすごくクオリティーが高かったけど、後半のほうがよりクオリティーが高かった。次はシーズン中のコンディションの良い時に試合ができるチャンスがあればチャレンジできればいい」と野心をのぞかせた。

(取材・文 竹内達也)

 
 
永戸勝也「宏太くんかなと思ったらまさかの…」鮮やかサイド攻撃でマンC相手にアシスト | ゲキサカ

 左サイドバックから右サイドバックへ。横浜F・マリノスらしいダイナミックな攻撃がマンチェスター・シティに風穴を開けた。

 1-0で迎えた前半37分だった。左サイドで相手のトラップミスを見逃さなかったFWアンデルソン・ロペスが前を向くと、DF永戸勝也がオーバーラップを開始。そこにタイミングよくスルーパスが送られた。

「相手に引っ掛かりかけたけどマイボールにつながったというところで、僕も早めにスタートを切っていたことで数的優位を作れた」。永戸は縦に抜き切る選択肢もあったが、アーリークロスを決断。グラウンダーのボールを見事にゴール前に通し、これがDF松原健の得点につながった。

「僕が相手の背後を突いたところでうまくボールが出たし、いいコントロールをして中を見た時、(右ウイングの水沼)宏太くんかなと思ったらまさかの松原選手がいた。僕はボールを通すだけだったけど、決めてくれて良かった」。サイドバックの2人が絡んだ攻撃で、欧州王者から得点を奪い切った。

 それでもチームは前半41分から2失点を喫し、ハーフタイムを待たずに追いつかれると、相手がFWアーリング・ハーランドを送り込んできた後半に3失点。結果的には3-5の敗戦に終わった。永戸は「フレッシュな選手に出てこられて、ボールを握られて、3点目を取られたのが厳しい展開になった」と振り返った。

 前からプレッシングを仕掛けてきた相手に対し、かいくぐり切れなかったことも反省点として残った。「ビルドアップのところで相手がマンツーマンで来た時、出し手と受け手の関係がもう少し作れないと。Jリーグの強度でも捕まえられた時にピンチを招くことが多かったし、そこは今日も足りなかった。2失点目のところがまさにそうだけど、ああいうところはもうちょっと改善しないといけない」。ビルドアップのミスでGK一森純がボールを奪われた2失点目のサポート不足も悔やんだ。

 欧州王者との対峙を経て「まずシンプルにデカくて、足が長いというのがあった。身体の分厚さもあってなかなかボールを簡単に取りに行くのが難しいのはなかなか経験できないこと。新鮮だった」と話した永戸。「守備のところで簡単に剥がされる場面が多くて、まだまだチームとしても個人としてもまだまだ成長できると感じられた」という課題と収穫を胸に、残りのシーズンに向けて「チームとしては多くのゴールが取れたので、これをリーグ戦につなげて、もっとたくさんゴールを取って試合を優位に進められるような展開に持っていって、勝ちにつなげていければ」と意気込みを示した。

(取材・文 竹内達也)

 
 

Goal.com

ハーランド2発にロドリのミドル!欧州王者マン・C、善戦のJ1王者・横浜FMに5得点逆転勝利 | Goal.com 日本

「Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomo」が国立競技場で行われ、マンチェスター・シティと横浜F・マリノスが対戦した。

昨季は悲願のチャンピオンズリーグ制覇に加え、FAカップにプレミアリーグと、歴史的な三冠を達成したマンチェスター・C。王座死守を狙う新シーズンへ向けて調整を続ける中、今夏には4年ぶりに来日。23日には、国立競技場で昨季J1王者の横浜FMとの試合に臨んだ。

前日会見でグアルディオラ監督が「エンターテイメント性の高い面白い試合になる」と予想したこの一戦。開始直後からマンチェスター・Cが自陣でボールを保持、横浜FMが積極的に高い位置からプレスをかける展開に。6分、高い位置でボールを奪った横浜FMはショートカウンターを仕掛け、オフサイドにはなったがアンデルソン・ロペスがチャンスを迎えた。一方のマンチェスター・Cは左のグリーリッシュとコヴァチッチ、中盤に上がるストーンズを起点に敵陣深い位置を取るが、シュートまでは至らない時間が続く。

すると27分に試合が動く。ボックス右で仕掛けたアンデルソン・ロペスがシュートを放つと、一度はGKオルテガがストップ。それでも再び拾った背番号11がネットに流し込んだ。横浜FMがリードを奪う。すると37分、横浜FMが追加点。左に飛び出した永戸勝也が早いタイミングでクロスを送ると、ファーサイドに飛び込んだ松原健がダイレクトでシュートを流し込んだ。良い時間帯でJ1王者がリードを2点に広げる。

しかし、マンチェスター・Cも黙っていない。40分、ボックス内での落としを受けたストーンズがシュートを決めて1点差に詰め寄ると、43分にはCKの流れからアケのヘッドがバーに直撃。そして43分、敵ボックス内までプレスを仕掛け、最後はフリアン・アルバレスが流し込んで一気に同点まで追いついた。グアルディオラ監督の言葉通り複数得点の入るアグレッシブな展開のまま、前半を2-2で折り返す。

両チームとも後半から大幅にメンバーを入れ替え、マンチェスター・Cではエースのハーランドやベルナルド・シウバ、フォーデンらがピッチに立った。欧州王者はより選手とボールを動かして押し込む時間を増やしていく。

そして52分、マンチェスター・Cが逆転に成功した。高い位置でプレッシャーをかけると、最後はハーランドがフリーで流し込んでいる。出場7分でエースが仕事をして、マンチェスター・Cが3点目を奪った。

その後もマンチェスター・Cは63分、カットインからボブがシュートを放つが、これは枠のわずか左へ。その直後にもカンセロが際どいシュート。ボールを相手に渡さず、敵陣でのプレーを進める。一方の横浜FMは奪いどころが設定できず、苦しい時間が続いた。

良い時間帯の続いたマンチェスター・Cは、71分に4点目。中盤でボールを持ったロドリがミドルシュートを突き刺した。これにはグアルディオラ監督もガッツポーズで喜びを表現している。苦しくなった横浜FMは、73分に宮市亮らを投入して状況の打開を図る。一方のマンチェスター・Cは75分、後半から出場していたベルナルド・シウバがベンチへと下がった。

劣勢だった横浜FMだが、86分に1点差に詰め寄る。右からDFラインの背後をとった井上健太が飛び出したGKより先にボールに触り、無人のゴールへ流し込んでいる。しかしその直後のビッグチャンスは、DFの懸命なブロックに阻まれた。

試合は最後まで両チームともにアグレッシブな姿勢を見せる展開となったが、終了間際にハーランドがこの日2得点目で勝負あり。欧州王者マンチェスター・Cが、5-3で健闘を見せたJ1王者・横浜FMに勝利している。

 
 
欧州王者マン・C戦で感じた手応え…水沼宏太「こういうサッカーをやりたいと思えた試合」 | Goal.com 日本

横浜F・マリノスMF水沼宏太は、欧州王者マンチェスター・シティとの試合に手応えを感じたようだ。

「Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomo」で、昨季のチャンピオンズリーグ王者であるマンチェスター・Cと国立競技場で対戦した横浜FM。27分にアンデルソン・ロペス、37分に松原健のゴールで2点をリードすることに成功する。しかし前半のうちに追いつかれると、後半にはアーリング・ハーランドの2ゴールも許し、最終的に3-5で逆転負けを喫した。

悔しい結果となった横浜FMだが、先発した水沼は手応えを感じていたようだ。AFCチャンピオンズリーグや世代別の日本代表などで国際経験を持つ33歳MFは、試合中に様々な局面から学んでいたことを明かしている。

「狭いところでの距離感の良さとか、めちゃくちゃ勉強になるシーンもたくさんあって。回されるシーンが多かったのもありますけど、やられた側からしてみれば『これできるな』とか、『ここのやり方は落とし込めるな』とか、試合中にも学べるところがたくさんありました。負けたのはめちゃくちゃ悔しいですけど、楽しかったなと思います」

「それぞれの選手がチームの約束事を守りながら自分の特徴を出しているなというのが、すごい印象的で。自分にとっては学ぶべきところがたくさんあったなと思います」

その上で「でも、『正直やれないこともない』と感じた部分もありました。これはピッチに立たないとわからない部分だと思うので、ピッチに立って、自分の成長とチームの成長、高いところに行けるなと感じました」とし、チーム全体でさらなるレベルアップを図りたいと意気込んだ。

「技術云々ていうのはそれぞれがやっていけばいいことなので、チームとしてどう戦うか、どういう立ち位置を取ってこの時はどこにパスを刺していくのかとか、どこに動かすとか、そういうところは必ず次に繋がるなというのは感じられましたし、『こういうサッカーをやりたいな』と思えた試合だったので。もっともっと上のレベルに行ける可能性を感じられた試合になりました」

昨季のJ1リーグ王者であり、今季も21試合を終えて首位・ヴィッセル神戸と1ポイント差の2位と、優勝争いを繰り広げる横浜FM。チームを支えるベテランMFは、今回の一戦を自信に繋げたいと考えている。

 
 

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横浜F・マリノスが「もっと上のレベルに行ける可能性」。マンC戦「試合中に学んだ」こととは? | フットボールチャンネル

— マンチェスター・シティ戦を通じて水沼宏太が感じたこと

 Jリーグワールドチャレンジ2023、横浜F・マリノス対マンチェスター・シティが23日に国立競技場で行われ、3-5でシティが勝利を収めた。昨季にプレミアリーグ、FAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の3冠を達成したシティとの対戦は、マリノスの成長を加速させるものになるかもしれない。

 すでに試合終了から1時間が経過していたが、取材エリアで話す選手たちの目は輝いていた。73分までプレーした水沼宏太は「負けたのはめちゃくちゃ悔しいけど、めちゃくちゃ楽しい試合でした」と振り返る。

 リーグ得点王アンデルソン・ロペスの一撃と、両サイドバックの共演でマリノスは2点をリードしたが、その後は力の差を見せつけられた。後半から出場したアーリング・ハーランドに2得点を許し、ロドリにはミドルシュートを沈められた。やはりワールドクラスの選手はレベルが違った。

「立ち位置と動き出しのタイミング、狭いところでの技術の高さと距離感の良さ。勉強になるシーンがたくさんあった。回されるシーン、押し込まれるシーンが多かったですが、やられる側になったことで、『これできるな』『このやり方は絶対に落とし込めるな』と試合中に学べるところがたくさんあった」

 普段は試合の主導権を握ることの多いマリノスだが、シティ戦はボールを動かされる時間が長かった。右サイドで先発した水沼は、左DFのオランダ代表ナタン・アケとマッチアップしている。シティ戦を通じて水沼は「自分の成長とチームの成長がまだまだ高いところに行ける」と感じている。

— 横浜F・マリノスが「もっと上のレベルに行ける可能性」

「ピッチに立たないと分からないことがあった」と話す水沼は、「それぞれの選手がチームの決まり事を守りながら、それぞれの特徴を出しているのが印象的」とシティを評した。

 スタートポジションこそ違えど、マリノスとシティには共通する部分がある。ハードワークして相手に自由を与えず、立ち位置や動き出して優位性を作りながら主導権を握る。シティはまだ新シーズンに向けて始動したばかりで、これからコンディションを上げていく段階だったが、同じピッチに立つことでマリノスの選手が学べたことは多かった。

「こういうサッカーやりたいなというふうにも思えた試合だった。僕らはいまJリーグで攻撃的なサッカーと言われていますけど、もっともっと上のレベルに行ける可能性を感じられた試合になりました。」

 昨季のJリーグを制したマリノスは、今季も優勝争いを演じている。国内最強クラスのチームであることに疑いの余地はないが、世界最強のチームとの対戦を通じてマリノスの伸びしろを見ることができたのではないだろうか。マリノスはまだ成長できる。Jリーグ通算400試合以上に出場してきた33歳の目は輝いていた。

(取材・文:加藤健一)

 
 
「1秒1秒が勉強」横浜F・マリノスの若手が感じたロドリの凄さとは? マンC戦で抱いた感情 | フットボールチャンネル

— 横浜F・マリノスMF山根陸が感じたマンチェスター・シティとの差

 Jリーグワールドチャレンジ2023、横浜F・マリノス対マンチェスター・シティが23日に国立競技場で行われ、3-5でシティが勝利を収めた。マリノスは2点を先行しながら5失点を喫して逆転負けとなった。悔しい敗戦となったが、この90分はチームにとって貴重な経験となったはずだ。

 ロドリのゴールでリードを2点に広げられた直後、マリノスのケヴィン・マスカット監督は5人の選手をピッチに送り出した。その1人、19歳の山根陸はマンC戦を「本当に楽しかったですし、20分弱ですけど、短く感じました」と振り返っている。

 普段からシティのサッカーを観ているという山根は、シティ戦を「刺激というレベルではない」と表現した。「コンディション的にも本来のスピードじゃないんだろうなと思いますが、うまいし、いいところに立つし、そこにボールが入ってくる。やっぱり差を感じました」と、世界最高のチームの印象を語った。

 中盤の底からシティの攻撃を組み立て、自らゴールも決めたロドリについて山根は、「映像で見るよりサイズがとんでもなかったですし、背が高いだけでなくお尻が凄かったです」と見た目に驚いた様子。プレーについては、「ターンするときボールを隠されて見えなかったです。しかもパスを出すのも嫌なところだった」とワールドクラスたる所以を肌で感じている。

— 「ユニフォーム交換したかった。本当にいい選手ですし」

 19歳ながらマリノスのトップチームで出場機会を掴み、今年はFIFA U-20ワールドカップにも出場するなど、山根は順調に実績を積み上げている。ただ、シティは「(U-20W杯とは)全然違いましたね。本当にうまいし、クオリティが高い」とレベルの高さを実感した。

 それでも、試合終盤は最終ラインからボールを引き出し、相手のプレスをかいくぐって運ぶシーンが何度か見られた。謙遜気味に「相手も後半の最後の方で疲れていたと思う」と言いつつも、「受けたときは前向きなプレーができたのは良かった」と自身のプレーを評価した。

 試合後には同世代の選手とユニフォームを交換している。「交換したかった。本当にいい選手ですし、U-20W杯でもアルゼンチン代表で出ていたので」というマクシモ・ペローネとは通訳を介して言葉を交わしたという。2003年生まれの両者がA代表で対戦する機会がそう遠くない未来に訪れるかもしれない。

「世界のトップレベルの選手と肌を合わせられたのは楽しかったし、もっとうまくなりたいと思いました」と、山根は目を輝かせながら屈託のない笑顔で語る。わずか20分程度の出場だったが、「マッチアップして肌で感じる部分もあったので、1秒1秒が勉強でした」と言う。これからのマリノスを背負って立つであろう山根はこの貴重な経験を噛みしめ、8月6日のリーグ戦再開を待つ。

(取材・文:加藤健一)

 
 
「スピード感よりも」横浜F・マリノスが感じたマンCの凄さ。「めちゃくちゃ勉強になるシーン」 | フットボールチャンネル

— マンチェスター・シティに真っ向勝負を挑んだ横浜F・マリノス

 Jリーグワールドチャレンジ2023、横浜F・マリノス対マンチェスター・シティが23日に国立競技場で行われ、3-5でシティが勝利を収めた。Jリーグ王者マリノスは2点を先行したが、プレシーズン初戦の欧州王者は徐々にギアを上げていき、5得点を奪って勝利を収めている。

 プレミアリーグ開幕までは約3週間あり、新シーズンに向けて始動を初めて間もないということもあり、シティは味方との連係を確認するように丁寧にボールを動かしていた。73分までピッチに立った水沼宏太はシティのプレーを「スピード感というよりも、立ち位置と動き出しのタイミングと、狭いところでの技術の高さと距離感の良さと、めちゃくちゃ勉強になるシーンがたくさんあった」と振り返っている。

 73分から約20分間プレーした山根陸も同じような感想を抱いたようだ。

「本来のスピードじゃないんだろうなと思ったけど、うまいし、いいところに立つし、そこにボールが入ってくるし、やっぱり差を感じました」

 まだコンディションが上がっていなさそうな動きを見せる選手も少なくなかったが、相手の嫌な位置を取り続け、そこに的確にボールを入れてくるシティの巧さは際立っていた。そして、それはマリノスが目指すスタイルにも通じる部分があるはずだ。

「回されるシーン、押し込まれるシーンが多かったと思いますけど、やられた側からしてみたら、『これできるな』『このやり方は絶対に落とし込めるな』とか、試合中に学べるところがたくさんあった」(水沼)

「僕らはJリーグで攻撃的なサッカーと言われていますけど、もっともっと上のレベルに行ける可能性を感じた」と言う水沼の言葉通り、マリノスは貴重な経験を糧にして、Jリーグ連覇に向けて再び動き出す。

(取材・文:加藤健一)

 
 

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マンC、横浜FM戦で5発! ハーランド圧巻2ゴールなどで5-3勝利…主力投入後に試合支配 | フットボールゾーン

— 国立競技場でプレシーズンマッチを実施、後半ギアアップのマンCに軍配

 イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティが横浜F・マリノスと7月23日に国立競技場で国際親善試合を行い、後半から出場のFWアーリング・ブラウト・ハーランドの2ゴールなどでシティが5-3の勝利を収めた。

 シティは全体的に主力と呼ばれる選手たちにベンチスタートの多い構成がスタメンに並んだ。また、横浜FMは19日にスコットランド1部セルティックに6-4の打ち合いの末に勝利した国際親善試合から、右サイドバックがDF松原健に代わったのみでリーグ戦への出場が多い選手たちが並んだ。

 立ち上がりからシティは自陣ペナルティーエリア付近でも落ち着いてボールを回すビルドアップで前進。しかし、あまりシュートまで持ち込めるような回数は多くなく、MFジャック・グリーリッシュやMFマテオ・コバチッチにはボールが入るものの決定機までは作り出せずに時間が流れた。

 横浜FMは両サイドをカウンター気味に突破する形に活路を見出して前半27分、右サイドに出たボールにFWアンデルソン・ロペスが反応するとそのままペナルティーエリア内まで切り込んで右足シュート。これはGKシュテファン・オルテガが弾き出したものの、こぼれ球を拾ったA・ロペスは大きく身体をひねった左足シュートでゴールに流し込んで1-0の先制ゴールを奪った。

 その後はシティが攻撃回数を増やし、MFコール・パルマーにミドルシュートを放つチャンスも訪れたが同点ゴールは生まれず。逆に前半37分、左サイドからDF永戸勝也が最終ラインの背後に出したグラウンダーのアーリークロスに走り込んだ松原がワンタッチで蹴り込んで追加点を奪った。

 それでもシティは前半40分、横浜FM陣内で丁寧にパスをつなぐと最後はFWフリアン・アルバレスがキープして落としたパスに後方から走り込んだDFジョン・ストーンズが右足シュートを蹴り込んだ。さらに前半43分、横浜FMは自陣でつなごうとしたところでGK一森純が相手のプレスを受けてパスを引っかけられてしまい、アルバレスが蹴り込んだ。シティが前半ラスト5分で意地を見せた形で、2-2の同点でハーフタイムを迎えた。

 シティはハーフタイムでGKを除くフィールドプレーヤー10人を総入れ替え。そして後半7分、シティは敵陣でボールを奪ったところから素早く攻撃するとMFフィル・フォーデンのパスをペナルティーエリア内で受けたFWアーリング・ブラウト・ハーランドが反転して左足シュートを蹴り込み3-2と逆転に成功した。

 横浜FMはハーフタイムでMFマルコス・ジュニオールとMF榊原彗悟が交代したのみだったが、後半は全くマイボールの時間を作れなくなってしまった。そして後半27分にシティはスペースのできてきた中盤でMFロドリが前を向いて進出。ゴール正面から右足でコースを突いたミドルを決め、4-2とリードを広げた。直後に横浜FMは交代で多くのメンバーを入れ替え、後半41分に最終ライン背後に抜け出したFW井上健太が1点を返したが、試合終了間際にハーランドが2点目を奪ったシティが5-3で勝利した。

 来日中のシティは今後、26日に国立競技場でドイツ王者バイエルン・ミュンヘンと国際親善試合を行う予定になっている。

 
 
ハーランドは「レベルが違う」 マリノス両CBの畠中&エドゥアルドが体感「視界から消えて…」 | フットボールゾーン

— キャプテン喜田が「自分たちの良さを出しに行った」と試合を振り返る

 わかっていても、止められない。2022-23シーズンの公式戦53試合で52ゴールを挙げたマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、誰もが危険なストライカーだと知っている。彼がピッチに立てば、誰もが警戒する。それなのに止められない。

 2023-24シーズンの開幕に向けて、始動してわずか4日のマンチェスター・シティは、7月23日にJ1横浜F・マリノスと対戦した。2-2で迎えた後半に出場したハーランドは、ピッチに立ってわずか7分後に逆転ゴールを決めると、後半のアディショナルタイムにもダメ押しゴールを決めた。

 キャプテンのMF喜田拓也が「引きたくなかったし、尻込みしたくなかったんで。ビルドアップもチャレンジしながら、前に行きたかったし、プレスもできるだけ前から行って、引っかけてチャンスを作りたかった。見ていた人がどう感じていたかはわかりませんが、行ける限りは行きたいというのがありつつも、やはりクオリティーで凌駕された。でも、それを体感するために、自分たちの良さを出しに行った」と話したように、横浜FMは欧州王者を相手に前に出て行った。

 5失点を喫した背景には、そんな影響もあっただろう。そうした状況下であったとはいえ、ハーランドと対峙した横浜FMの両センターバックは、何を感じ取ったのか。

— 横浜FMの両センターバックが振り返ったハーランド
 フル出場したDF畠中慎之輔は、ハーランドと対峙した後半の45分を「ああいうワールドクラスの選手と対峙することは滅多にないので、すごく楽しかったです。1つ1つの駆け引きで、いろいろ勉強になりました。まだ相手はベストコンディションではないと思います。そのなかでもしっかり結果を残されたので、チームとしていかにどう防ぐか。そこもまだまだ成長しないといけない。個人としては、本当に良い試しができたのは間違いない」と、振り返った。

 そして、ハーランドとピッチ上で対峙して感じた強みについて「常にゴールをとるためにどうポジションをとるか、どう駆け引きするかをずっと狙ってくる。自分もなるべく視野に入れて、ボールから遠ざけるように守備をしていましたけれど、それでも視界から消えて動き出したり、そういうのが上手だなと感じました」と、分析した。

 縦パスを受けたハーランドに対して畠中が強く行き、ファウルになる場面もあったが「ファウルになってしまったのですが、感覚としてあそこで取れたらチームがチャンスになりますし、取りどころという意味では、あそこではしっかり取らないといけなかった。あれをファウルなしで取れるようになれれば、自分もまた成長できるのかなと思います」と、しっかりと課題も与えられていた。

 同じくセンターバックで先発していたDFエドゥアルドも「クオリティーはもちろん高いのですが、チャンスをしっかりモノにするところでレベルが違う。世界でもナンバーワンを目指す1人だなということを目の前で見ることができた」と、印象を語った。

 また、警戒しているにも関わらず失点をしてしまう要因については「何よりもゲームを読む力。ゲームのなかで、どういう動きをすればいいのか。特にDFから逃げていつの間にか見えないところに行く動きが秀逸だった」と、ハーランド個人の動きを称えるとともに、シティで1シーズン戦い、ゴールを量産した経験がある強みも指摘した。

「あとはチームとしても、しっかり出来上がっているチームです。彼がどういうことをやるのか、どういうところに動くかを、みんながチームとしてわかっている。そのなかで、さらにハーランドが良い動きでフリーになって、与えられたチャンスをモノにする。だからこそ昨シーズン、ほぼすべてを勝ち取ったレベルの高いサッカーができているのだと、改めて感じました」

 スコットランド王者セルティック、イングランド王者マンチェスター・シティとの2試合で、9得点9失点となったJ王者の横浜FM。欧州の強豪からでもゴールを奪えるという自信をとどめつつ、クオリティーの高い相手に喫した失点の要因をつぶしていければ、再開後のリーグ戦に向けて、大きな意味を持つ2試合になるはずだ。

 
 
横浜FM、プレミア王者に黒星も”真っ向勝負”に手応え 「相手のプレスを剥がすことができた」 | フットボールゾーン

— シティに逆転負けを喫するも堂々たるプレーを披露

 欧州王者を相手に、J1リーグ王者は敗れた。だが、勇気を持って臨んだチャレンジには確かな手応えもあった。横浜F・マリノスが7月23日、プレシーズンマッチでマンチェスター・シティと国立競技場で対戦した。

 前半27分にFWアンデルソン・ロペスのゴールで先制した横浜FMは、さらに同37分にオーバーラップしたDF松原健がネットを揺らし、2点のリードを奪った。しかし、ミスも絡んで前半の内に同点に追い付かれると、後半には途中出場した昨季プレミアリーグ得点王のFWアーリング・ブラウト・ハーランドの2ゴールなどで突き放され、最終スコアは3-5。打ち合いの末に敗戦を喫した。

 横浜FMを率いるケヴィン・マスカット監督は「タフなチャレンジだった」と試合を振り返り、「このようなチームと戦った上で思うのは質の高さの違いだった」とシティとの力の差を認めた。

 しかし、テストマッチとはいえ、格上を相手に真っ向勝負を仕掛けたことには大きな意味がある。横浜FMはシティを前にしても引いて守ることはせず、普段のリーグ戦のように前線から果敢にプレッシャーをかけ、攻撃的なスタイルを貫こうと挑んでいた。

 結果としてミスからの失点はあったが、マスカット監督は「人生は選択の連続。簡単な道を進めばすごく楽だとは思いますが、我々は自分たちのやっていることを守りつつ、自分たちのアイデンティティーの部分を強く持ち、しっかり勇気を持ってピッチに立った。そういうことがしっかり出た試合だったと思うし、いい内容の試合だった」と十分な手応えを感じていた。そして「いろいろな部分で学びがあった」とポジティブな言葉で会見を締めくくった。

— 水沼宏太は「もっと上のレベルに行ける可能性を感じられた」と総括

 そうした監督の言葉と、ピッチに立った選手の言葉はしっかりと同調していた。「学ぶべきところがたくさんあった。でも同時にやれないことないなと感じれた部分もあった」。そう語ったのは、右サイドで先発したMF水沼宏太だった。

「チームとしてどうやって動くのか、どこにパスを出していくのか、相手をどうやって動かしていくのか。そういったところは必ず次につながると感じられたし、こういうサッカーやりたいなと思えた試合だった。僕らは今、Jリーグでは攻撃的なサッカーって言われていますけど、もっともっと上のレベルに行ける可能性を感じられた試合になりました」

 具体的に通用した部分について、マスカット監督は「前からいいプレスをかけることができたし、相手のアグレッシブなプレスも剥がすことができた」と自分たちが仕掛けるプレスと、相手から受けるプレスの回避の部分を挙げた。水沼も「ボールを取ったあとに一個剥がして押し込んでいけた部分は多少あったと思いますし、相手に(プレスを)剥がされたと同じような形でこっちが剥がしていく場面もあった」と相手のプレスをかわして攻め込む形は作れたと語った。

 もちろん、相手は新シーズンに向けて動き始めたばかりで、長距離移動のあとでコンディションが万全ではないことを忘れてはならない。だが、現欧州最強チームを相手にも通用する部分があると分かったことは横浜FMの選手たちにとっても確かな自信へとつながっていたようだ。

 
 

サカノワ

何を話した?グアルディオラ監督にDFエドゥアルドが直談判し“交渉成功”!マンCと横浜FMの試合直後 | サカノワ

— 「グアルディオラは、サッカーを新しくしてきた監督」

「Jリーグワールドチャレンジ2023」、イングランド・プレミアリーグ昨季王者のマンチェスター・シティがアーリング・ハーランドの2ゴールなどで、J1リーグ王者の横浜F・マリノスに5-3の逆転勝利を収めた。

 この試合の終了直後だった。ピッチ上ではマンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督が健闘を称えて横浜FMの選手たちを出迎え、一人ひとりと握手をかわしていった。

 するとDFエドゥアルドが何やらグアルディオラ監督に話しかけて“交渉”を開始。ベップは何度か頷き返して、エドゥアルドも笑顔を浮かべる。交渉成立――上手くいったようだった。

 Jリーグ屈指のセンターバックが、何か売り込みをしたのだろうか!? いったい何を話したのか。

 試合後の取材対応で直撃すると、エドゥアルドは「はい、グアルディオラ監督からサインをもらいたかったので、直接話してお願いしました(笑)」と明かした。

「グアルディオラは、サッカーを新しくしてきた監督です。彼の考え方、メンタリティなどとても尊敬しています。絶対に今後、おそらく40年ぐらい経っても、ベップ・グアルディオラのことは必ず話に出るでしょう。サッカーを変えた、それぐらい歴史に影響を及ぼした人物だと思っています」

 そして、このマンチェスター・シティとの対戦は、「私たちにとって、すごくいい経験になりました。高いクオリティを体感したなか、前半は自分たちのやるべきこともできたと思います。組織的にも守れました。ただ高いレベルと分かっていても、失点を喫してしまった。一つのキッカケ、経験として今後へつなげたいです」と、この90分間から多くを得られたと頷いた。

 そしてグアルディオラ監督のサインはドレッシングルームに戻ったあと、「はい、もらえました」と、しっかりゲットできたそうだ。

 一瞬サッカー少年に戻ったように、Jリーグでキャリアを積み上げてきたエドゥアルドは嬉しそうな笑みを浮かべた。

  
 

こけまりログ

2023/07/22 【スタジアム観戦情報まとめ】2023/7/23(日)19:00KO 明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 横浜F・マリノスvs.マンチェスター・シティFC@国立競技場
 
 

 
 

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