【試合結果Webニュースまとめ(1○3)】2022/11/5(土)14:00KO J1第34節 ヴィッセル神戸vs.横浜F・マリノス@ノエビアスタジアム神戸

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【試合結果Webニュースまとめ(1○3)】2022/11/5(土)14:00KO J1第34節 ヴィッセル神戸vs.横浜F・マリノス@ノエビアスタジアム神戸
 
 

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1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第34節 ヴィッセル神戸 vs 横浜F・マリノス 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト

2022シーズン明治安田生命J1リーグ優勝記念サイト|横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】神戸vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年11月5日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 22,949人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]

終わったばかりで、興奮冷めやらず、振り返るのも難しい状況ですが、とにかくうれしいです。Jリーグのタイトルを獲ったこともそうですし、今日勝ったこともそうです。何より、どのように勝ったかという内容が攻撃的で、かつ自分たちのサッカーを見せられました。全員で獲った選手たちを誇りに思います。

--一戦一戦積み上げてたどり着いたタイトルの意味をどう感じていますか。
今夜、そして明日はこの喜びをかみしめようと思います。今後に関しては、このあと考えていきます。振り返ると、今季は挑戦をし続けなければいけませんでした。自分が常日頃、伝えてきていたのは小さな結果をどうつかむか。それを積み重ねた先に最後の頂点が見えてくると言ってきました。目の前のチャレンジを一つひとつ消し、結果を残してきたことは大変喜ばしいことです。

そして、今日のような大一番でも自分たちがやってきたことをすべてピッチ上で表現し、歴史に残るタイトルを、サポーターの皆さま、クラブ、チーム全体でもたらすことができました。この優勝は歴史上にずっと残るものだと思いますし、忘れ去られることはないとも思います。

--5年間、アタッキングフットボールを続け、立ち返る場所ができました。ゲームモデルを確立できたということでしょうか。
自分はこのサッカーを理解した上で仕事を受けました。そして、このサッカーを信じています。このクラブが哲学を持っていることも知っていましたし、自分が仕事を受ける前にも、だいぶでき上がっていたと皆さまも思っていたはずです。ただ、そこに満足するのではなく、自分が大事にしているのは成長です。とどまることなく、常に積み重ねていくことも大事です。

このサッカーにはフィジカル的にも高いレベルが求められます。そして、メンタルも強く求められます。今日の試合も20本近くのシュートを打ったはずです。アウェイの地でも、難しい状況でも、結果を残しました。常日頃、自分たちがやってきた練習を変えることなく、やってきました。それがタイトルをもたらしたのだと思います。

選手コメント

喜田 拓也

この瞬間のためにやってきたので、1年いろんなことがありましたが、みんなの喜ぶ顔を見て感無量です。優勝に王手をかけてから少し時間がかかってしまいましたが、年間を通して苦しいときもみんなが1つになって、ひたむきにやってきました。みんなの喜ぶ顔を見ると、本当に報われたと思いますし、みんなに感謝し、心から「ありがとう」と伝えたいです。信じる気持ちをお互い持てるのがこのチームの強みです。誰もが仲間を、チームを、信じてやってきたので、報われて良かったです。そして「おめでとう」とも言いたいですね。

(前回優勝した)3年前とまた見える景色は少し違いますが、5つ目の星をつける意味は自分たちが一番よく分かっていました。これがどれだけの重みかは肝に銘じてやってきて、それを奪い取れたのはマリノスファミリーの力です。

--今季、1つのグループとしてまとまるために、キャプテンとして何を意識して戦ってきたのでしょうか。
雰囲気作りという観点でやってきたことは1つもありません。ただ、チームメートやスタッフと真正面から丁寧に向き合うことは、ずっとやってきました。良いときも、苦しいときも、そこを外さず、チーム・仲間を信じることはやってきたと、自信を持って言えます。キャプテンとして、チームに何を残せたかは分からないですが、僕の中で満足できるものはないです。すべてを懸けて、覚悟を持って戦ってきました。でも、フタを開ければ、周りに助けられたことばかり。苦しいときに頑張ってこれたのが彼らでもあります。逃げないで丁寧に向き合ってきたからこそ、一番上のものをつかむことができました。周りへの感謝しかありません。

水沼 宏太

--優勝が決まった瞬間、号泣されていました。
子どもの頃から夢見てきたリーグ制覇を、一度は離れたマリノスで達成できたのは感動的というか、あきらめずにやってきて良かったとあらためて感じましたし、なんとも言えない感情がこみ上げてきました。仲間たち、一緒に戦ってくださったサポーターの皆さまに感謝します。

--今までのサッカー人生が蘇ってきた感じでしょうか。
去年の悔しさもそうですし、今までの悔しい気持ちを思い出しました。一度は離れたマリノスで優勝することは考えてもいなかった未来です。マリノスでまさか優勝できるとは思ってもいませんでした。もちろん、クラブに帰ってきたからには、このクラブを日本一にさせる気持ちでやっていましたが、実際、タイトルを獲れて幸せです。観てくださる皆さまに夢や希望を届けられたとも思います。自分自身もあきらめずにやってきて良かったです。

--優勝を決めた試合で全ゴールに絡む活躍でした。
終わってみて、「全部に絡んでたな」と思いました。集中し過ぎて、試合にのめり込み過ぎていて記憶にない感じです(笑)。そういえば、アシストもしたし、最初の点もクロスからだし、2点目もFKからだったな、という感じです。勝つための仕事は常にしたいと思っていますし、ゴールに絡むだけでなく、みんなを助ける役割を常にしたいと思っています。こういう試合で、アシストやゴールメイクに関わることができたのは自信につながりますし、自分の特長を表現できて良かったです。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 

(´-`).o0(優勝おめでとうツイートは別途、まとめ記事にする予定)
 
 

ハイライト動画


ハイライト|J1リーグ第34節|vsヴィッセル神戸 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

3年ぶり5度目V「マリノス」が世界トレンド1位に!ネット上では宮市に反響「シャーレ掲げて涙腺崩壊」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグ最終節は5日、各地で9試合が行われ、首位の横浜がアウェーで神戸に3―1で勝利。勝ち点を68に積み上げ、3年ぶり5度目の優勝を決めた。

 試合後の優勝セレモニーでは右膝前十字じん帯断裂の重傷を負ったFW宮市亮も元気に参加。記念撮影でシャーレを掲げ喜ぶ姿にネット上で大反響があった。「宮市がシャーレ掲げた瞬間爆泣きしてしまった」「宮市がシャーレあげて喜んでるの胸熱」「横浜J1優勝良かった。宮市にシャーレをって気持ちが素晴らしい」「宮市がシャーレあげた時は流石に大泣きをかましてブレブレになった」「漢西村の涙が一番グッと来たけど、宮市がシャーレ上げたときに涙腺崩壊。本当に良かった」ともらい泣きするファンが続出したもよう。

 なかには「これで宮市の心は救われただろう!!おめでとうございまーす」「宮市が楽しそうでとても嬉しいです」「水沼の涙やばいです。宮市にもシャーレ掲げてられてよかった」「試合後のマルコスの笑顔が何だか嬉しかった。宏太の涙も。宮市の嬉しそうにはしゃいでいる様も」「宮市シャーレの裏表間違えちゃうのかわいい」といった声もあった。

 
 
横浜Vで松田さんユニ掲げた!ネット号泣「10年以上経ってもリスペクト忘れない姿に感動」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグ最終節は5日、各地で9試合が行われ、首位の横浜がアウェーで神戸に3―1で勝利。勝ち点を68に積み上げ、3年ぶり5度目の優勝を決めた。優勝杯を掲げる記念撮影では「松田選手のユニ掲げてる」とネット上で話題となった。

 2011年8月4日に急性心筋梗塞のため34歳の若さで亡くなった元日本代表DF松田直樹さんが着用していた「背番号3」のユニホームが優勝セレモニーに登場するとネットでは「3番松田選手のユニホームに感動しました」「退団して10年以上経っても松田をリスペクトしてくれるF・マリノス。チャントも歌ってくれて。素晴らしい」「マリノス優勝おめでとう。3松田のユニフォームやっぱりうれしい」「水沼が松田ユニ持ってるの良き」「松原が松田のユニフォーム持ってるの感動的」と大反響。

 優勝杯を掲げる記念撮影でもイレブンと一緒に映ると「シャーレを掲げるときに松田さんのユニがあるのマジ鳥肌!!いつまでも愛される松田直樹」「優勝の輪の中に宮市がいるのが嬉しいし、松田のユニを掲げてるのもエモい」「マリノスサポじゃないけど宮市の笑顔微笑ましいし!背番号3松田のユニフォームはグッときちゃうな」「3番松田選手のユニホームに感動しました」「宮市、松田のユニフォーム…泣くやろ…マリノスおめでとう」「いつまで経っても松田のユニ掲げるマリノスが素敵」と感動を呼ぶ名シーンが話題沸騰となった。

 
 
3年ぶりVの横浜 MF水沼が全3得点を演出 優勝の瞬間に号泣「子供の頃から夢見ていた」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 3年ぶり優勝を飾った横浜のMF水沼宏太が、チームの全3得点に絡む活躍を見せた。「子供の頃から夢見たリーグ制覇を、一回離れたマリノスで達成できた。あきらめずにやってきて良かった。なんともいえない感情がこみ上げてきた」。試合終了の瞬間、ベンチに下がっていた水沼は泣き崩れ、チームメートやスタッフと何度も抱き合って喜んだ。

 先制点は水沼が上げた右クロスへ相手のクリアが中途半端となり、FWエウベルが頭で決めた。同点にされた後半8分は水沼の直接FKをGKがこぼし、FW西村が押し込で再び勝ち越し。勝利を決定づけた3点目は水沼が右サイドから絶妙なクロスを送り、同じ右FWの定位置を争ったFW仲川の得点をアシストした。その直後には「まだ終わってないよ!」と全身を使ったジェスチャーで仲間を鼓舞。声でもチームを支え続けた。

 かつて父・貴史さんが所属し、下部組織で育ったクラブに帰還して3年目での悲願達成。「父にはクラブの歴史をつくってくれた偉大な先輩として感謝しているし、優勝できるように頑張れよと言われていた。きょうは解説の仕事で、気が気じゃなかったと思う。これから連絡したい」。この日優勝争いの相手である川崎Fの試合で解説を務めた父に、感謝の思いを込めた。

 
 
初の父子J王者、横浜・水沼宏太手記 憧れて憎んで忘れて…でも父と同じエンブレム背負いプレーできて幸せ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 首位の横浜が逃げ切って、3年ぶり5度目の制覇を果たした。3得点全てに絡んだMF水沼宏太(32)はチームが初優勝した95年に引退した父の貴史氏(62)と、初の「父子Jリーグ優勝」を達成。今季、抜群のリーダーシップで7得点6アシストと活躍し、7月には日本代表に初選出された“遅咲きの男”が本紙に手記を寄せた。
 優勝の瞬間は、何ともいえない感情がこみ上げてきました。F・マリノス創設30周年という節目の年で、父が最初にプレーし、息子の自分も同じエンブレムを背負いサッカーができる幸せを改めて感じます。ユニホームの名前を「KOTA」から「MIZUNUMA」に変えたのは、覚悟と責任を持ってやると決めたから。その思いだけで、必死に走り続けてきました。

 中2だった2003年、マリノスの優勝を日産スタジアム(当時横浜国際)でジュニアユースの仲間と見て、やはり格好いいなと。しかも劇的な展開で、自分の中で大きなものになりました。そのチームを一度出てから戻ってきて、やっとここまで来たんだなという思いがあります。

 憧れのマリノスでプロになれて、ここで活躍して日本代表になる夢を持っていました。でも現実はうまくいかず、思い描いたキャリアとは違う方向に進みました。その悔しさから、10年に栃木に移籍した時は「マリノスになんか絶対に帰ってくるものか」と本当に思ってました。12年にはルーマニアのクラブに移籍しようとしてうまくいかず、拾ってもらった鳥栖でのJ1初得点がマリノス戦。この時も「よっしゃ!取ってやった」と。

 憧れではあったけれど、マリノスを特別意識することは徐々になくなりました。所属したクラブから良くしてもらい、居心地が良くなってきて。C大阪で17年度天皇杯決勝のマリノス戦で延長ゴールを決めた時も、正直何も感じませんでした。セレッソでとにかく優勝したいという気持ちだけでしたから。

 どこでもできる自信がついたところで、19年オフにマリノスから声を掛けてもらった。連覇を目指すために必要だと言われて、今ならここで活躍できると考えて復帰を決断しました。昨季は結果も出ていた(9アシスト)中で、先発でなかなか出られなかった(先発1、途中35)。そこに他クラブから話がありました。かなり揺れ動いたけど、ここに戻ってきた2年前を思い出して。「まだやってないことがある」と、残留を決めました。

 クラブの歴史を築いてきた先輩方には改めて感謝したい。その中には、1年目からプレーした父がいます。いつも気に掛けてくれていて、今も試合の前後には連絡しています。あとは2歳の娘の写真を送ったり。その時が一番テンションが上がってます(笑い)。

 マリノスに関わる皆さんはもちろん、自分が所属したクラブにも感謝しています。でも一番はやはり家族。父と母、妹、そして妻と娘。いつも伸び伸びとサッカーができるのは本当に家族のおかげ。ありがとうという気持ちを最初に伝えたいですね。(横浜F・マリノスMF)

 ◇水沼 宏太(みずぬま・こうた)1990年(平2)2月22日生まれ、横浜市出身の32歳。横浜ユースから08年トップ昇格。10年J2栃木に移籍し、鳥栖、FC東京、C大阪を経て20年から再び横浜。J1通算344試合45得点。日本代表通算2試合0得点。1メートル76、72キロ。利き足は右。

 
 
初の父子J王者 横浜・水沼の父・貴史氏「同じ名前背負って勝負してくれたこともうれしい」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 首位の横浜が逃げ切って、3年ぶり5度目の制覇を果たした。3得点全てに絡んだMF水沼宏太(32)はチームが初優勝した95年に引退した父の貴史氏(62)と、初の「父子Jリーグ優勝」を達成。貴史氏がコメントを寄せた。

 宏太は小さい時からマリノスにいて、憧れはあったと思う。遠回りして一番好きなチームで優勝できたのは感慨深いはずだ。OBとしても凄くうれしい。

 僕がいることで、宏太はいろいろなものを背負っていた。それを自身の力ではねのけ、乗り越えてきたその先に優勝がある。今年はユニホームに同じ名前を背負って勝負してくれたのもうれしい。オファーもあったようだが、ここでもう一度やってチャンピオンになりたい、そのために帰ってきた。

 95年夏の木村和司さんの引退試合で、発表していなかったけど僕も引退することを決めていた。その試合に思いを乗せて、初めて宏太をピッチに入れた。簡単には語れないけれど、優勝してくれて本当に良かった。(元横浜M、元日本代表MF)

 
 
横浜・宮市 来季契約延長へ J参戦2年目は代表復帰、重傷も「優勝の重み感じた」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 喜田の次に仲間から促されてシャーレを掲げたのは、今季天国と地獄を味わったFW宮市だった。「想像以上に重くて、優勝の重みを感じた。僕なんかが2番目でおこがましいくらい」と感謝した。

 高校卒業後に欧州に渡り、昨夏からJリーグ初挑戦。今季は序盤から主力を担い、7月のE―1選手権で10年ぶりに日本代表に復帰した。ところが古傷の右膝前十字じん帯を断裂。シーズン絶望の重傷を負った。宮市は懸命なリハビリに取り組み、終盤戦はホーム周辺でのPR活動にも参加し共闘した。

 横浜は宮市と契約を延長する方針であることが判明。関係者によれば、契約を結び直し、来季の復帰を後押しする。

 
 
横浜、鉄壁守備が攻撃サッカー支えた リーグ失点最少タイ 唯一全試合フル出場高丘ら奮闘― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は看板の攻撃サッカーの陰で、守備もリーグ失点最少タイの鉄壁ぶりを誇った。

 GK高丘はチームで唯一の全34試合フル出場。好セーブでチームをもり立て、攻撃では自陣からの組み立ての起点となった。DF小池龍は左右のサイドバック、DF岩田はボランチとセンターバックをチーム状況に応じて兼務。

 フィールド選手で最多の32試合に出場した岩田は「この優勝のためだけに頑張ってきた。努力が報われて良かった」と胸を張った。

 ≪神奈川県勢、6季連続頂点≫☆優勝5度 鹿島の8度に次ぎ、昨季連覇した川崎Fの4度を抜いて単独2位。また、17年から川崎F(17、18、20、21年)、横浜(19、22年)と6シーズン連続で神奈川県勢の優勝が続いている。

 ☆最終節決着 1シーズン制での最終節決着は12度目。前節首位チームの逃げ切りVは8度目で、ともに19年の横浜以来となった。なお、今回と同条件の勝ち点差2で迎えての逃げ切りVは3度目。

 ☆最多得点&最少失点 得点70は単独トップ、失点35は名古屋と並ぶ最少タイ。得点、失点ともにリーグ1位は18年の川崎F以来となった。

 
 
横浜、3年ぶり奪冠 王手から1カ月“誰が出てもマリノス”全員主役の総合力でつかんだ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは5日、各地で最終節の9試合が行われ、首位の横浜が3年ぶり5度目の優勝を決めた。アウェーの神戸戦に3―1で快勝し、同じく勝利した2位川崎Fとの勝ち点2差を守り切った。各ポジションに日本代表級やブラジル籍選手ら実力者をそろえ、激しい競争がチームを活性化。3連覇を狙った川崎Fの猛追を最後に振り切り、ゴールテープを切った。

 こだわり続けたマリノスのサッカーを最後まで貫いた。引き分けでもほぼ優勝の状況ながら、攻撃の手を緩めない。5月末から首位を走り、10月1日に王手をかけてから約1カ月。重圧にも苦しんだからこそ、敵地での3発快勝の瞬間、感情が爆発した。

 ベンチに下がっていたMF水沼は泣き崩れた。主将のMF喜田も目を潤ませ、「全員が役割を果たした。一人一人にありがとうと言いたい」と感謝した。19年の最優秀選手に輝きながら、今季はスーパーサブの役回りを受け入れ、頂点を決定付ける3点目を決めたFW仲川は「チームのために何ができるか。誰もが考え、行動した。皆で勝ち取った優勝」と誇った。

 昨季の得点王、FW前田大然はオフに移籍し、今季もFW宮市が7月に戦線離脱した。03、04年の連覇に貢献したDF松田直樹やDF中沢佑二のような代表の主力はいないが、主役がいない強さがあった。マスカット監督は「全員が必要だ」と訴えて出番を分散させた。GK以外で最多出場はDF岩田の32試合止まり。ほかは28試合分にも満たない2500分以下。出場時間を管理したことで、守備ラインを上げ、前から激しく寄せ、球際で強く当たる超攻撃型のサッカーを貫けた。

 指揮官も信念を曲げなかった。「短所を補うよりも、長所を伸ばす」。献身性が目立った昨季の前田と比較され、守備がやや見劣りする2年目のFWエウベルについても「選手を比べるのはどうかな」と一蹴。エウベルはこの大一番で、鮮やかなヘディングでの先制ループを決めた。

 昨季の先発1試合から、ひたむきに努力し定位置を奪った水沼に触発されるように全員が前を向いた。控えに回った仲川も不満を一切見せない。「誰かが欠けても誰かが補う、バランスの取れたチーム」と水沼が言えば、DF小池龍も「今年は“誰が出てもマリノス”と言われる」と胸を張る。勝ち越し点を挙げた西村をはじめ、2桁得点は今季最多の3人。水沼も7点、仲川も7点と、今季最多得点を多彩な面々で積み上げた。

 16年以降はクラブハウスを持たず複数の練習場を転々としていたが、来年1月には横須賀市内に新たな練習拠点が完成。新時代の基盤となる。Jリーグ誕生から30年目は、色鮮やかなトリコロールの勇者たちが主役となった。

 
 
横浜Vに芸能界から祝福コメント続々!霜降り・せいやも歓喜「仲川選手はなんて推しがいのある選手なんや」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグ最終節は5日、各地で9試合が行われ、首位の横浜がアウェーで神戸に3―1で勝利。勝ち点を68に積み上げ、3年ぶり5度目の優勝を決めた。お笑いコンビ「霜降り明星」のせいや(30)など芸能界からも祝福コメントが寄せられた。

 せいやはツイッターで「マリノス優勝おめでとうございます!!仲川選手はなんて推しがいのある選手なんや!来年もスタジアムできるだけいきます!」と祝福コメント。後半途中出場で得点を決めたFW仲川の活躍を喜んでいる様子だった。

 お笑いコンビ「四千頭身」の石橋遼大もツイッターで「最後の最後までめちゃくちゃ面白いシーズンでした。マリノス優勝おめでとうございます」と祝福。元女性アイドルグループ「放課後プリンセス」の宮下舞花はツイッターで「横浜F・マリノス J1リーグ優勝!!おめでとうございます。夏に観戦に行けて本当に嬉しかったな。色んなことを乗り越えて3年ぶりの優勝素晴らしすぎるっ。また応援に行きたいです」とコメントした。

 なかでも、お笑いコンビ「ぺこぱ」のシュウペイはツイッターで「悔しいけどフロンターレの選手の皆さんお疲れ様でした。最終節もしっかり勝利で飾ったのはメチャクチャすごいことだと思います。そしてサッカーを愛するJリーグを愛する僕はマリノスの選手もメチャクチャ素晴らしかったです!優勝おめでとうございます」と惜しくも2位に終わった川崎Fイレブンを労いつつ、横浜にも祝福コメントを寄せた。

 
 

ニッカンスポーツ

【横浜】3年ぶり5度目V、敵地で神戸に勝利、川崎F振り切る 喜田拓也「報われて良かった」 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスが、3年ぶり5度目の優勝を決めた。敵地でヴィッセル神戸戦と対戦し、3-1で勝利。勝ち点を68まで伸ばし、2位川崎フロンターレを振り切った。アンジェ・ポステコグルー前監督(現スコットランド1部セルティック監督)時代の19年シーズン以来のリーグタイトルを手にした。

試合後のインタビュー。MF喜田拓也主将(28)「誰もがチームを信じてやってきた。報われて良かった。マリノスファミリーみんなのおかげ」と涙声で話した。FW西村拓真(26)は「優勝最高でーす!!」と叫び、目には涙があふれた。マスカット監督は「特別な瞬間を夢見て、積み重ねてみんなで優勝を得ることができた。歴史に残る優勝だ。みなさん、素晴らしいサポートをありがとう。今晩はパーティーをしてください」と笑顔で話した。

一進一退の試合を制した。先制点は横浜だった。前半26分、右サイドからのFW水沼宏太(32)のセンタリングを相手DFがクリア。その浮き球をFWエウベル(30)が頭で決めた。しかし、前半終了間際に神戸FW武藤嘉紀(30)に同点ゴールを奪われた。

待望の勝ち越しゴールは後半8分だった。FW水沼のFKは相手GKにはじかれたが、FW西村が詰めて押し込んだ。同28分には再びFW水沼からの右クロスを途中出場の仲川輝人(30)がゴールに流し込んだ。優勝を確実にする一発になった。

攻守で抜きんでた力はデータに表れる。前節を終え、リーグ最多67得点、最少34失点。得失点差+33は2位の川崎フロンターレに11もの差をつけた。得点数でチームトップのFWアンデルソン・ロペスら、今季の新戦力がフィットした。19年優勝時の得点王FW仲川輝人(30)や司令塔FWマルコス・ジュニオール(29)がスタメンから外れるなど、屈指の選手層を誇った。

5月25日のホーム京都戦(2-0)を皮切りにリーグ6連勝。9月には10日の福岡戦(1-0)で日産スタジアムでの公式戦10連勝を達成するなど、シーズンを通して盤石の強さを見せ続けた。

悲劇にも襲われた。7月には、日本代表として東アジアE-1選手権に出場したFW宮市亮(29)が右膝靱帯(じんたい)断裂の大けが。大会後の初戦となった鹿島戦では「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」の横断幕が掲げられ、選手は宮市の背番号17が入ったウエアを着てウオーミングアップした。FW水沼宏太(32)は「宮市にシャーレを掲げさせてあげたい」。仲間のためにも走り続けた。

今月8日のホーム・ガンバ大阪戦の時点で優勝の可能性があった。そこまでホームではリーグ14戦11勝3分け無敗と圧倒的な強さを見せ、期待が高まっていた。しかしG大阪、さらに12日のジュビロ磐田戦と、下位に低迷する相手にまさかの連敗。この日を迎えるにあたり、前年覇者の川崎Fとの勝ち点差は2まで縮まったが、最終節でタイトルをものにした。

クラブ設立30周年を迎えた今季。7月2日の清水エスパルス戦では、93年のJリーグ開幕戦で歴史的な初勝利を挙げたときと同じ国立競技場で、史上2クラブ目のリーグ500勝も達成した。メモリアルなシーズンを、リーグ優勝というこの上ない形で締めくくった。

▽マスカット監督 小さな結果を積み重ねた先に頂点が見えると常日頃から選手に伝えてきた。自分たちの攻撃的なサッカーを見せて勝った。選手を誇りに思う。(今後は)娘が結婚したので、1週間後の結婚式に行きます。

▽DF岩田 常に緊張していた。これを味わえるのはこの順位にいるからこそ。優勝したけど個人は課題もある。もっと成長した姿を見せられるようにしたい。

○…MF西村が殊勲の勝ち越しゴールを決めた。1対1の後半8分、MF水沼がFKで狙ったシュートのこぼれ球に詰めた。今季10得点とし、得点ランキングでも日本人3位に食い込んだ。終了後は感極まって涙を浮かべ「このチームの仲間と出会えたこと、結果を出せたことがうれしい」と喜びに浸った。

○…優勝を決定づける1発を決めたのはFW仲川だった。後半28分、水沼の右クロスに走り込んで右足ダイレクト。途中出場からわずか3分でゴールを刻んだ。優勝した19年シーズンの得点王だが、競争の激化で今季はベンチスタートも増えた。それでもここ一番で存在感を示した。「スタメンで出たい気持ちはあるが、出たときに特徴を出せるように。仲間のために何ができるか」と、フォア・ザ・チームの心をプレーに込めた。

 
 
【横浜】史上初の快記録!4年連続で3人がシーズン10得点以上 西村拓真が決めて今季も達成 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスが3年ぶり5度目のリーグ優勝を決めた。最終節を首位で迎え、ヴィッセル神戸に3-1で勝利した。

1-1の後半8分にFW西村拓真が今季10ゴール目を決めて勝ち越し。今季の2桁得点者はFWレオ・セアラ、FWアンデルソン・ロペスに次いでチーム3人目となった。

横浜は19年から4年連続で3人がシーズン10得点以上という史上初の快記録を達成した。

<横浜は4年連続3人が2桁得点>

▼19年
15得点 マルコス・ジュニオール
15得点 仲川輝人
11得点 エジガル・ジュニオ

▼20年
13得点 エリキ
13得点 ジュニオール・サントス
11得点 マルコス・ジュニオール

▼21年
23得点 前田大然
12得点 オナイウ阿道
10得点 レオ・セアラ

▼22年
11得点 レオ・セアラ
11得点 アンデルソン・ロペス
10得点 西村拓真

 
 
【横浜】水沼宏太、決意固めユニ名前「MIZUNUMA」に変更 親子2代「マリノス愛」花開く – J1 : 日刊スポーツ

マリノスの歴史を背負ったMF水沼宏太(32)が、全得点に絡む活躍でチームに優勝をもたらした。Jリーグ発足時に活躍した貴史氏(62)の息子としてクラブの下部組織で育ち、回り道をしながらも20年に古巣に復帰。3年目の今季、多彩なクロスで攻撃をリードして優勝に貢献した。ユニホームの背中に輝く「MIZUNUMA」の文字。親子2代の「マリノス愛」が花開いた。

   ◇   ◇   ◇

試合が終わると、水沼の目に涙があふれた。ベンチ前に座り込んで号泣した。「子どもの頃からの夢。あきらめずに、頑張ってきてよかった。幸せです」。最高の笑顔が涙にぬれた。

自分自身のサッカー人生同様、苦しんでつかんだタイトルだ。優勝目前の足踏み、嫌なムードが漂った。それでも、練習中から誰よりも声を出し、仲間を鼓舞した。この日も自らの足で優勝を手繰り寄せた。

正確な右クロスから先制点を導くと、絶妙のコースへのFKで2点目を生み出し、右足の正確なクロスで3点目をアシストした。多彩なキックで攻撃をリード。精神的な支柱としても、プレーの面でも、チームを優勝へ導いた。

「マリノス愛」は誰よりも強い。3歳の時、Jリーグ開幕戦を戦う父をスタンドから応援した。5歳の時には木村和司引退試合に、自身の引退試合にもなった父とユニホームを着て入場した。よちよち歩きのころから、遊び場は横浜・獅子ケ谷の練習場。中学、高校もチームの下部組織だった。

日本リーグ(JSL)時代に日産自動車の2年連続タイトル独占に貢献したクラブの象徴的存在、貴史氏の2世としてユース所属の07年にJデビュー。08年、期待とともにプロ契約した。周囲は「貴史の子」として見る。父とも比べられる。この日も「父は偉大な先輩で、誇らしい存在」と話したが「2世」としての重圧もあったはずだ。

出場機会に恵まれずに10年にJ2栃木に移籍。その後もクラブを渡り歩いた。「もう横浜に戻ることはない」とも思っていたが「信じられないオファー」が届き、20年に10年ぶりとなる復帰。もっとも、2年間は交代出場が多く、満足な活躍もできなかった。

今シーズン前、決意を固めて父に相談した。ユニホームの「KOTA」の名前を「MIZUNUMA」に変えたいと。J元年に横浜を支えた名で、J30年目を戦うためだ。もちろん、父は大賛成。この思いが、今季の好成績につながった。

日本代表に選出され、史上初めて親子2代での国際Aマッチ出場も果たした。横浜でも主力としてJリーグ優勝に貢献。父は優勝した95年はシーズン途中で引退し、頂点に立った瞬間は経験していないから「父超え」にもなる。

貴史氏はこの日、川崎Fの試合を解説していた。試合後に横浜の試合をチェックし「3点目のアシストはよかった。普通は浮かしたくなる」と解説者らしく言った。そして父の顔で「自分が辞めた時に優勝して、子どもが30年目で優勝してくれ感慨深い」と目を潤ませ「どんな困難も乗り越えてきた宏太はすごい。本当に誇らしい」と言った。

横浜は鹿島とともに降格未経験。特に横浜は日本リーグ1部時代から40年間トップリーグにいる。その栄光の歴史に、父に続いて息子が「MIZUNUMA」の名を刻んだ。【荻島弘一】

 
 
【手記】横浜宮市亮、再びピッチに「必ず戻る」 仲間やクラブ、ファンに「必ず何かを返したい」 – J1 : 日刊スポーツ

横浜が19年シーズン以来3年ぶりのJ1優勝を果たした。FW宮市亮(29)はチームのスタートダッシュに貢献も、日本代表として出場した7月の東アジアE-1選手権で右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。現役引退も頭をよぎったが、チームメートら周囲の支えを胸に復帰を目指している。この日はスタンドから見守り、試合展開に一喜一憂。表彰式では自らの手でシャーレを掲げ、喜びを爆発させた。日刊スポーツに手記を寄せ、トリコロールのユニホームを着てピッチに戻る決意を示した。

   ◇   ◇   ◇

今でも、見ると身が引き締まる思いになります。日本代表でケガを負って、チームに帰って迎えた鹿島戦。横断幕に書かれた「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」の言葉。僕を突き動かしています。選手たちは全員が自分の背番号17が入ったウエアを着てピッチに向かってくれた。アスリートとして、このクラブに所属できたことが誇りです。シャーレは、思った以上に重かった。これがタイトルの重みなのかなと感じました。

ケガにつながったプレーを後悔はしていません。得点につながるシーンだったかは分からない。ただ、10年ぶりに日本代表で機会をもらい、いかないわけにはいかなかった。負傷の直後は、やってしまったなという感覚でした。何度も聞いたことがある音。言葉では表現できない、嫌な音なんです。

右膝の前十字靱帯(じんたい)断裂は2度目。前回の手術では太ももの裏の腱(けん)を移植して、今回はそれを1度外して膝蓋(しつがい)の腱を移植する手術でした。腫れた膝を見て、また走れるのかなという不安な気持ちも、正直に言えばありました。

ただ、下を向いていてはいけないと思いました。12年に(イングランドの)ウィガンに所属していた19歳のころ、エバートン戦で右足首にタックルを受けました。その4カ月前に靱帯を負傷した場所。やっと復帰できた矢先に、僕の足首はまた、壊れました。今後のキャリアがどうなるんだとやるせない感情が爆発して、ロッカールームで泣いて取り乱した。勝利のムードを壊してしまった。日本代表はもちろん、横浜に帰ったときに、その経験を生かそうと考えていました。

そうしたら、みんなが僕の背番号のウエアを着てくれて、横断幕も用意していただいていた。アスリートは楽しんでもらうことが仕事。それができなくなった自分なのに、支えてもらった。必ず何かを返したい。若い頃は「チームのために」って何なんだろうと思っていたけど、こういう気持ちなんだとあらためて感じました。

過去の手術より、膝は確実にいい状態です。復帰に向けたプロセスも、予定より1カ月前倒しにしてやれています。最後はピッチには立てませんでしたが、悔しさよりも、本当にうれしい。サポーターの皆さんを含めたこのチームがタイトルを取れたこと、自分がその一員になれたことを誇らしく思います。

僕は必ず戻ります。それが仲間やクラブ、励ましのメッセージをくださった方にできる恩返し。日産スタジアムのピッチに再び立つ、その未来を想像するだけで力がわきます。できる限り長くプレーしたい。そう思えるクラブと出会えて、幸せです。(FW宮市亮)

 
 

サンケイスポーツ

横浜M、3年ぶり5度目V!クラブ創設30周年飾った 川崎の猛追受けるも最終節執念逃げ切り – サンスポ

明治安田J1第34節(5日、ノエビアスタジアム神戸ほか)「明治安田生命Jリーグ」で横浜Mは神戸に3―1で勝ち、3年ぶり5度目のリーグ制覇を果たした。1―1の後半にMF西村拓真(26)らがゴールを奪い、勝ち点68。川崎は退場者を出しながらFC東京に3―2で競り勝ったが、同66の2位で3連覇を逃した。清水は札幌に3―4で敗れ、17位でJ2に降格。来季はJ1から初めて静岡のクラブがなくなる。清水のFWチアゴサンタナ(29)が14ゴールで得点王。

涙があふれて止まらない。全3得点に絡む活躍を見せた横浜MのFW水沼は、ピッチに降りてきたFW宮市としっかり抱き合った。2019年以来、5度目の優勝。2位川崎の追い上げに苦しみながらも、首位を守り通した。

「子供のころから夢見ていたリーグ制覇をマリノスで達成できた。すごく感動的だった」

クラブ創立30周年に花を添えた。前半26分に自らの右クロスの流れから先制点をお膳立て。後半にはFKで勝ち越しゴールを演出し、右クロスからFW仲川の駄目押し点もアシストした。06年に監督を務めたOBの父・貴史さんも成し遂げられなかったリーグ制覇。横浜Mの下部組織から昇格したが、若手時代は出番を得られずに移籍。20年に復帰し、憧れのクラブで栄冠をつかんだ。

マスカット監督は「総力戦」を掲げ、FW陣やボランチを中心に選手を入れ替えながらシーズンを戦った。「監督はその時のベストメンバーを選んで、いろんな選手にチャンスをくれた。『みんなが戦力で、チームに必要だ』と伝えてくれたので、モチベーションを高く臨めた」と水沼。2戦連続で同じ11人が先発したのは2度だけ。出番がなくても、次の日の練習で不満を見せる選手はいなかった。

この日はベンチ外メンバーも帯同し、スタンドで見守った。前半戦で活躍して日本代表に選ばれながら、7月に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負った宮市は「年上の選手は、他の選手が活躍したときに本人以上に喜んでいた」とチームの一体感に胸を張る。全体練習の傍らでリハビリに励み、ホーム戦の集客のためにイベントに出てチームを支えた29歳は歓喜の輪に加わり、シャーレ(優勝皿)を掲げた。

総得点70点、総失点35点はいずれも今季トップの成績。「優勝を届けられた安心感はあるし、優勝ってこういうことなんだなというのが涙になってしまった」と水沼は笑った。来季はクラブ2度目のリーグ連覇を狙う。(山下幸志朗)

 
 
横浜MをJ1制覇に導いたマスカット監督、サポーターに感謝「今夜はパーティーでもして盛り上がってください」 – サンスポ

横浜Mを率いるケヴィン・マスカット監督が、優勝後のフラッシュインタビューに応じた。

横浜Mは5日、最終節で敵地に乗り込んで神戸を3-1で撃破。今季積極的なターンオーバーを実行してきた横浜Mだが、この試合でも途中出場の仲川輝人がチームの3点目を決め切るなど、マスカット監督の手腕が目立った。

そして、この結果により横浜Mの3年ぶりのJ1制覇が決定。アンジェ・ポステコグルー前監督(現セルティック)の後任として、2021年夏より攻撃的なチームを引き継いだマスカット監督は神戸戦後、選手たちの奮闘を称えている。

「終わったばかりで何と言っていいかというところですが、本当に選手たちを誇りに思います。結果もですが、やってきたことがピッチ上で出せて、本当に最後までしっかりやってくれました」

続けて、チームとして勝ち取ったタイトルを喜んでいる。

「まず自分たちが成し遂げようとすることに目標を置いて、特別な瞬間をしっかりみんなで見ていこうと。ひとつひとつ積み重ねた結果、特別な瞬間を今日みんなで見ました。歴史に残る優勝という部分をチームにもたらしてくれたので嬉しく思います」

最後に、ファン・サポーターに向けた感謝を口にした。

 
 
J1横浜M、3年ぶり5度目のリーグ優勝 主将・MF喜田拓也「みんなの喜ぶ顔見たら感無量」 – サンスポ

明治安田J1第34節(5日、神戸1−3横浜M、ノエスタ)J1最終節、横浜Mは3―1で快勝。2位の川崎に勝ち点2差をつけ、3年ぶり5度目のリーグ優勝を遂げた。

前半7分、FWアンデルソン・ロペスがゴール前でボールを押し込んだが、これがファウルでノーゴールの判定。しかし、26分には右サイドのFW水沼宏太が右クロスから、最後はDFのクリアボールをFWエウベルがヘディングでゴール上部へと冷静に決め、先制に成功した。

前半アディショナルタイムにFW武藤嘉紀の得点で同点に追いつかれるも、1-1で迎えた後半8分には左サイドの水沼からのFKのこぼれ球をMF西村拓真が押し込み勝ち越し。

28分には途中出場のFW仲川輝人が勝利を決定づけるチーム3点目を右足で決め、3―1で快勝した。

主将のMF喜田拓也は「このためにやってきた。1年いろいろなことがあったけど、みんなの喜ぶ顔見たら感無量。(優勝に)王手をかけてから時間がかかったけど、苦しいときも逃げないでひたむきにやってきた。みんなの喜ぶ顔を見ると、報われたと思うし、感謝したいし、おめでとうと言いたい。信じる気持ちは互いに持ってきた。それがこのチームの強み。誰もが仲間、チームを信じてやってきた。(3年前の優勝とは)見える景色は少し違うけど、5つ目の星(5度目の優勝)の意味は分かっている。この重みを肝に銘じてやってきた。それを奪い取れたのはマリノスファミリー全員の力」と話した。

 
 
J1横浜M・水沼、全3得点に絡む「このチームで勝ちたい気持ちがあった」 – サンスポ

明治安田J1第34節(5日、神戸1-3横浜M、ノエスタ)横浜Mは水沼が全3得点に絡んで勝利に貢献した。前半26分の1点目は右クロス、後半8分の2点目では直接FKのこぼれ球がゴールにつながった。後半28分には右サイドを力強く駆け、鋭いクロスで仲川のゴールをアシスト。後半40分に交代で退いた後もベンチで声をからし、優勝が決まると泣き崩れた。

横浜Mの下部組織から昇格したが、若手時代は出番を得られずに移籍。2020年に復帰し、子どもの頃から憧れたクラブで栄冠をつかんだ。「マリノスの選手として日本一になれた。このチームで勝ちたい気持ちがあった」と目を真っ赤にして言った。

 
 
【独占手記】喜田拓也「みんなの喜ぶ顔見て報われた」 J1横浜M一筋の主将は自身2度目の優勝に喜びいっぱい!(1/2ページ) – サンスポ

J1制覇を果たした横浜MのMF喜田拓也(28)がサンケイスポーツに独占手記を寄せた。下部組織出身の生え抜きで2019年から主将を務める。優勝の原動力となったチームの結束力や、クラブへの思いを語った。

1年間、このためにやってきました。全員で一つになってやってきたので、みんなが優勝して喜ぶ顔を見ると報われたなと思います。

このチームの強みは、それぞれが状況に合わせて自分の役割を全うできること。試合に出ない人も全員が勝利のために何ができるかを考え、やり切ることができます。僕自身もどんな状況だろうと、チームを勝たせる覚悟を変えるつもりはありませんでした。すべてはチームのため、仲間のため。その思いはみんなと共有できていました。

8月には公式戦で4連敗して天皇杯、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)と2つのタイトルを失いました。周りから『8月は勝ちなしだ。大丈夫か』という声も出ていたけど、僕たちはブレていませんでした。そんなことを言われているチームではないような熱さを練習で感じていました。『結果で見返してやる』という反骨心をみんなで養えた期間だったと思います。

この数年でクラブに対する周りの見方は変わったと感じます。例えばマリノス対策で戦術を変えるチームが増えました。今度はそれを越えていくことで新たな景色が見え、クラブの力になっていくと思います。まだまだ満足できないけど、一緒に進んできてくれたファン・サポーターには本当に感謝したいし、このクラブには無限の可能性があるので、自分の人生をかけて、チームを上に持っていきたいです。

育成組織から育ててもらったマリノスには特別な思いがあります。キャリアを終えるときに『このクラブにいてくれてよかった』と思ってもらえたら、これ以上ない喜びです。このクラブにいる限り、これからも自分の姿で示せるものを示して、クラブに関わる全ての人に何かを残せるよう、愚直にやり抜いていきたいと思います。(横浜M主将)

 
 
【本田泰人のハードマーク】横浜M、勝因は補強の成功…2チーム作れる陣容に – サンスポ

明治安田J1第34節(5日、神戸1-3横浜M、ノエスタ)最後はもたついたものの、横浜Mは年間を通して強さを発揮した。一番の勝因は補強が成功したこと。日本選手では左サイドバックの永戸が26試合に出場。FW西村は10ゴールを挙げた。外国選手ではFWアンデルソンロペスがチーム最多に並ぶ11得点をマーク。昨夏に獲得したFW宮市も負傷離脱するまでチームを引っ張った。

他チームが補強で苦労する中、2チーム分を作れる陣容だった。財力のあるチームは人材豊富で連敗が少なく、今季の横浜Mは1度だけ。私が2000年に鹿島で国内主要タイトルの3冠を獲得したときも、連敗は少なかったように思う。

磐田と清水がともにJ2に落ちて静岡県からJ1クラブが消えた。もう少し補強を頑張らないと来季はJ2でも苦しいだろう。この6年は神奈川県勢がJ1を制覇した。静岡に代わって神奈川が「サッカー王国」と呼ばれる日が来るのではないか。(本紙専属評論家)

 
 

スポーツ報知

決勝点決めたMF西村拓真「最高です!」…横浜FM、敵地で神戸に3―1勝利! 3季ぶり5度目のJ1制覇  : スポーツ報知

 首位の横浜FMは敵地で神戸に3―1で勝利した。3シーズンぶり5度目の優勝が決定した。

 前半26分、FWエウベルが先制。前半終了間際に同点に追いつかれたが、後半にMF西村拓真、FW仲川輝人が追加点を挙げ、突き放した。

 決勝点を決めた西村は「最高です!」と第一声。今季加入し、主にトップ下でプレーしながら10ゴールを奪い、優勝に大きく貢献した西村は、目には涙を浮かべながら「うまくゴールできただけなので、良かったです。大好きなみんなとマリノスファミリーの一員になれたこと、本当にうれしいです!」と喜びの声を上げた。

 
 
横浜FMが神戸を下し3季ぶり5度目のJ1制覇! マスカット監督「選手を誇りに思う」 : スポーツ報知

 首位の横浜FMは敵地で神戸に3―1で勝利し、勝ち点を68に伸ばした。前半26分にFWエウベルが先制すると、1―1の後半8分にはMF西村拓真が決勝点。同28分にはFW仲川輝人が試合を決定づけた。リーグ最多の70得点、最少タイの35失点を記録。3シーズンぶり5度目の優勝が決定した。

 マスカット監督は「選手を誇りに思う。結果もだけど、やってきたことをピッチ上で出して戦えた。成し遂げようとする目標に向かって、特別な瞬間をみんなと一つ一つ積み重ねた結果、選手たちが優勝をチームにもたらしてくれた。サポーターのみなさんもシーズンを通してホームでもアウェーでも常に足を運んでくれた。今日も素晴らしいサポートをありがとうございます。今日はおおいに盛り上がってください」と喜び、感謝を伝えた。

◇マスカット監督の一問一答は以下の通り。

―試合を終えて

「興奮が冷めやらない。振り返るのは難しいが、とにかくうれしい。Jリーグを優勝したことも、勝ったことも。何よりどう勝ったか。攻撃的で、自分たちのサッカーを見せた中で全員でとった結果。選手を誇りに思う」

―タイトルは今後のクラブにどんな意味をもたらすか

「今後に関しては考えていきたいし、今シーズンは本当にチャレンジをし続けなければいけないシーズンだった。自分が常日頃選手に伝えていたのは、『小さな結果をどうつかむか』。積み重ねた上に、頂点は見えてくると言ってきた。今日の試合でもやってきたことをすべてピッチ上で表現し、歴史に残るタイトルをサポーターのみなさまとクラブに、チーム全体でもたらした。優勝は今後歴史上にずっと残るもの、忘れ去られることのない結果だと思う」

―グループとしての強さが発揮されたシーズンだった

「試合に行くスタッフと選手だけでなく、今日も横浜から全員が集結して試合に臨んだ。お互いを尊重しているし、けがをしてしまって今季難しくなってしまった宮市も、みんな、試合には出たい。(メンバー選考は)簡単ではないが、出ない選手に伝えないといけないこともある。正直なことを伝えてきて、選手も理解して次に向かってくれたと思う」

―アタッキングフットボールを確立する意義

「このサッカーを理解した上でこの仕事を受けたし、このサッカーを信じている。このクラブがこの哲学でやっていたことも知っていたし、自分も信じるサッカーをどのようにやっていくか考えてきた。自分が就任する前までもだいぶ仕上がっていたが、ただ、満足することなく成長を大事に、とどまることなく積み重ねていった。このサッカーをするためにはフィジカルも、メンタルも強く求められる。難しい状況で結果を残したし、練習でも変えることなくやり続けてきた。それが自分たちにタイトルという結果をもたらした」

―この後何かしたいことはあるか

「1週間後に娘の結婚式があるので、まずは行こうと思っている。ちょっとすれば親善試合でローマと戦う(28日・国立)。そこが終わってようやくホッとできるのかなと。とにかく今言えるのは、強度高く自分たちのサッカーをもう一度やっていく。強いマリノスを見せていく。またすぐに挑戦的なシーズンが始まると思っているので、連覇を目指して戦っていきたい」

 
 
横浜FMが3年ぶり5度目のJ1王者 合言葉は「誰が出てもマリノス」試合ごとの先発変更数トップ「みんな戦力」 : スポーツ報知

 横浜FMが神戸に3―1で快勝。勝ち点を68とし、3年ぶり5度目のリーグ制覇を果たした。就任2季目のマスカット監督(49)の下、リーグ最多70得点、最少タイの35失点と攻守にバランスの取れた戦いで頂点に立った。川崎は3―2でFC東京を下したが、同66の2位で逆転の3連覇には届かなかった。

 試合終了が近づくと、肩を組むベンチ外メンバーが歌声を響かせた。スタンドでは感情をあらわに。ピッチ、ベンチ、関係なく全員が全力。一体感を象徴していた。歓喜の瞬間。全て出し切った選手は何度も拳を握り、空を見上げ、抱き合った。MF喜田は「5つ目の星を届けられてうれしい。全員がヒーローだと心から思う。感謝したい」と目を潤ませ、父・貴史氏もOBのMF水沼は全3得点に絡み「マリノスの選手として日本一になれた。このチームで勝ちたい気持ちがあった。歴史に名を残せたかな」と泣き崩れた。

 引き分け以上でも優勝は手堅い最終節。だが、最後まで貫いた。1―1の後半8分にMF西村が左足で決勝点。その後もゴール前にDF永戸ら守備陣が走り込み、マスカット監督は手を大きく仰いで前線へ駆け上がる指示を送った。3ゴールで快勝。前回優勝した19年の総得点68を超える70得点を記録。クラブ創設30周年のシーズンに最高の景色へとたどり着いた指揮官は、「忘れ去られることのない結果を残せた」と胸を張った。

 相次ぐ新型コロナ感染者、けが人で始まった今季。過密日程の難題も受け入れ、指揮官は出場機会を分け合った。試合ごとの先発変更は平均3・86人と18クラブ中トップ。「やるべきことはハッキリしているから迷うことはない」(DF小池龍)と異なるポジションの起用もいとわない。

 「誰が出てもマリノス」は合言葉になった。「監督はみんな戦力だと投げかけてくれた。信頼を感じ、期待に応えるバランスがよく取れた」と水沼。競争が常に芽生え、好循環を生んだ。3年前の優勝を知るFW仲川も「19年以上に誰が出ても強い」と言い切った。ハイラインを敷き、前線からの激しい守備で奪いきる。献身的に、11人全員が圧倒的な運動量を90分間見せ続ける戦いを追い求めた。この日勝負を決めたチーム3点目も、途中交代の仲川。夏場の6連勝は、チームに自信を植え付けた。

 18年に来日したポステコグルー前監督は、動的ポジショニングで優位性を保つ攻撃的志向を強く色づけた。昨年6月に前監督が退任。クラブは提携する英シティー・フットボール・グループの反対もあった中、前監督の推薦するマスカット監督にスタイルの継承を託すと決断した。

 昨季までスポーツダイレクターを務めた小倉勉氏(現東京Vコーチ)は「世界的有名な名将が来たとしても、マリノスのサッカーをやらないのであれば任せられない」。プレーする選手も「このサッカーをできることが幸せ」(渡辺)と魅了された。スタイルに合致する的確かつ迅速な補強も光り、海外に有望株が渡る現代のJクラブならではの宿命にも負けない強さが染みついた。監督が、選手が入れ替わっても、文化は受け継がれる。

 昨季は終盤の失速で2位。今季も8月の公式戦未勝利、優勝を目前に初のリーグ連敗。逆境は何度でもあった。それでも喜田が「クラブとして力強くいい歩みをしてきている。どんな状況でも自分たちを信じてきた」と言うように、クラブの色が根付くからこそ、立ち上がり、はね返した。トリコロールの勇者たちはまた一つ歴史を紡ぎ、新たなステージへ足を踏み入れた。(小口 瑞乃)

 
 
横浜FM・マスカット監督「とにかくいいところを伸ばす」指導法で「自信もたらしてくれた」選手多数 : スポーツ報知

 横浜FMが神戸に3―1で快勝。勝ち点を68とし、3年ぶり5度目のリーグ制覇を果たした。就任2季目のマスカット監督(49)の下、リーグ最多70得点、最少タイの35失点と攻守にバランスの取れた戦いで頂点に立った。

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 ホイッスルが鳴った瞬間、マスカット監督(49)はスタッフらとガッチリと輪になった。そして、柔和な表情で選手一人一人をねぎらった。「とにかくうれしい。優勝したことも、勝ったことも。何よりどう勝ったか。攻撃的なサッカーを見せて全員でつかんだ結果」。21年7月、ポステコグルー前監督の後を継ぎ、魅力的な攻撃サッカーを積み重ねた指揮官は、興奮冷めやらぬ口調で選手を誇った。ピッチサイドでのインタビューを終えると、ゆっくりと表彰台へ。選手とともに満面の笑みでシャーレを掲げた。

 唯一の息抜きはランニング。「サッカーしか見ないつまらない人間(笑い)」というが、まっすぐ熱を注ぐ。サッカー好きの父・デービッドさんの影響でボールを蹴り始めた少年は、マラドーナに憧れ、セリエAやプレミアリーグに見入った。転機は選手、メルボルンVコーチ時代のポステコグルー前監督との出会い。「なぜこのサッカーをするのか。方向付け、理由付けの大切さ」を学び、何よりスタイルを貫く「情熱」を感じ取った。その後は自ら手紙を送り、リバプールを率いたブレンダン・ロジャース氏を訪ねたことも。飽くなき探究心で突き進んだ。

 現役時代の経験から「ダメだと言うのではなく、とにかくいいところを伸ばす」指導方で選手と向き合う。試合の振り返りは良かった場面の映像を重点的に流し、改善点の言及は最低限。「自信をもたらしてくれた」と話す選手も多い。「メンタルは筋肉と一緒。難しい状況を打開すれば強くなる」。心身ともにタフな集団へとまとめ上げた。開幕から”一戦必勝”を強調し、「一気に扉は開けない。残りの扉を1枚1枚開いていこう」「目的地ではなく旅の過程を大事にしよう」と独特な表現を用いながら、毎試合呼びかけてきた。

 現役時代は荒々しいプレーにおとがめも少なくなかったとされるが、「年を重ねて丸くなった」と笑う指揮官。来週は娘のオリビアさん(23)が結婚式を挙げる。J1優勝というお祝い事が、一つ増えた。鹿島(8回)に次ぐ5度目のリーグ頂点。静かに闘志を燃やし、「また挑戦的なシーズンが始まる。連覇を目指し戦いたい」と次のステップへと視線を向けた。(小口 瑞乃)

 
 
横浜FM3シーズンぶりVに主将・喜田拓也が歓喜の涙「全員がヒーローだと心から思う」 : スポーツ報知

 首位の横浜FMは敵地で神戸に3―1で勝利し、勝ち点を68に伸ばした。前半26分にFWエウベルが先制すると、1―1の後半8分にはMF西村拓真が左足で突き刺し決勝点。同28分にはFW仲川輝人がクロスに合わせて試合を決定づけた。リーグ最多の70得点、最少タイの35失点を記録。3シーズンぶり5度目の優勝が決定した。

 クラブ創設30周年の節目に、リーグ王者に輝いた。下部組織からマリノス一筋でキャリアを歩んできた主将のMF喜田拓也は、「5つ目の星を届けることができて本当にうれしい。この日のためにやってきたので、みんなの喜ぶ顔が見られて感無量です」と涙を浮かべ、一人一人と喜びを分かち合った。

 今シーズン23試合に出場し、ピッチ外でもチームを引っ張ってきた。「キー坊(喜田)についていけばチームは一つになる」と仲間からの信頼も厚い。2019年の優勝を知る喜田だが、3年前のチームへのリスペクトをした上で「今いるこのメンバーでつかみ取りたいものがある。全力で一つになるだけ」と語ってきた。そして常に周囲への感謝を口にし、この日も最後の最後まで関わるすべての人への感謝を言葉にした。

 「チームメート、チームスタッフに真っ正面から丁寧に向き合うことを続けてやってきました。それはいい時も苦しい時も、絶対にそこだけは外さないようにしました。僕自身、どんな状況でもチームを信じることだけは自信を持ってやってきました」

 「僕自身がキャプテンとして何を残せたかはわからない。すべてをかけてマリノスのキャプテンを務める覚悟は持っていましたが、ふたを開けてみれば周りに助けられたことばかり。苦しい時に一歩、頑張らせてくれたのはチームメート、チームスタッフ、ファン・サポーターの存在でした」

 今シーズン、W杯イヤーで例年にない過密スケジュールの中、選手を入れ替えながら戦ってきた。終盤こそメンバーが固定されたものの、毎日の練習から見せる一人一人の姿勢がチームを強くしたと強調。2位に終わった昨シーズン最終節後、喜田はサポーターの前で「マリノスはマリノスの色で、正々堂々と越えていきましょう」と誓った。有言実行。シーズン通して、どんな状況に置かれてもクラブの掲げるサッカーを貫き、一丸となって悲願のタイトルをつかみ取った。

 「Jリーグを制覇できたのも、試合に出た選手だけでなく、本当に簡単なことではないけれど、日頃からハードワークして、試合に出られなくてもチームのためにやりきった選手がいるからこそ、タイトルを取れるのだと身を持って体感しました。僕にとっても、チームにとっても、試合に出た、出ないではなく、全員がヒーローだと心から思う。一人一人にありがとうと、伝えたいです」

 
 
横浜FMリーグ優勝、岩田智輝「今日は緊張で足をつってしまって…体に出ちゃいました」…手記 : スポーツ報知

 横浜Mが神戸に3―1で快勝し、3季ぶり5度目の優勝を決めた。就任2年目のマスカット監督の下、リーグ最多70得点、最少タイの35失点と攻守にバランスの取れた戦いで頂点に立った。今季フィールドプレーヤー最長の出場時間(2715分)を誇り、ボランチ、センターバックと攻守に大きく貢献したDF岩田智輝が、スポーツ報知に手記を寄せた。(取材・構成=小口 瑞乃)

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 最高です! 優勝した瞬間は頭が真っ白だし、あの景色は二度と忘れないです。日本一を取れることは、めったにない。すごくうれしいし、タイトルを取れてホッとしています。成長するために、優勝するために頑張ってきて、努力が報われて良かった。今日は緊張で足をつってしまって…体に出ちゃいました(笑い)。

 8月に公式戦4連敗した時はもうどうしようかなって。しんどかった。特にアウェー川崎戦。クロスを入れられて、自分がマッチアップしたジェジエウ選手に決められた。ラストプレーで決勝ゴール。嫌でも携帯を開けばあの瞬間の映像も、川崎が勝った内容の記事も流れてきて、目に入ってきて。見たくなかった。悔しさがこみ上げてきた。もう二度と1対1で負けたくない。あの時誓った。

 キー坊(MF喜田)を中心に選手ミーティングもして、いろんな意見が出て、でもとにかくポジティブなことばかり。一人一人、もう一度みんなでマリノスのサッカーに立ち返ることができた。(失点が)0の時は前線の選手が前からいい守備をしてくれたおかげだし、たくさん点を取れた時も後ろからつないでいい形で取れるシーンは多いので、全員でつくるサッカー。どんな時も前向きでいられるのはマリノスだからできたことだと思う。

 サイドバックしかできなかった自分が去年から本格的にボランチを始めて、センターバックでもプレーしているのは不思議。小学校の時からGK以外のポジションをやったおかげで、いろんな考え方やプレーができる面白さを教えてもらった。「ボランチで勝負したい」。今はその気持ちが強いけど、どんなポジションも楽しめている原点。(今シーズンGKを除いて)一番試合に出た中で、仕事は果たせたかな。

 マリノスに来た時は、初めての移籍で不安もあった。最初の石垣島キャンプなんか環境の良さにびっくり。ブラジル人選手は想像の何倍もうまい。でも、毎日高いレベルに身を置くことが楽しかった。「この中で絶対自分が一番になってやろう」ってもう練習から必死。「負けず嫌い」が、ここまで自分を大きくさせてくれた。サポーターのみなさんが歌ってくれるキン肉マンチャント(応援歌)を聴いても、「まだまだ鍛えろってことだな」って思っちゃうくらいです(笑い)。

 J3時代は想像してなかった今の自分。「J1の選手すごいなあ」くらいに見ていた。だから大分の人たちにも感謝でいっぱいです。ずっと大切にしてきたのは大分ユースの山崎哲也監督(現福岡U―18監督)が教えてくれた「勝負の神様は細部に宿る」という言葉。監督は練習場までの道のりでもゴミが落ちていたら率先して拾っていたし、ささいなことに気づいた。指導者としても人としても尊敬している。めんどくさがりやの自分も生活から意識がだんだん変わって…。あの言葉がなければ今の自分はない。

 兄の一歳下の(松原)健くんはご近所さんで、小さい頃から一緒にボールを蹴ってたな。めちゃくちゃうまいお兄ちゃんとJリーグのトップに、日本一になれたこともウソのよう。健くんがたまに大分弁を忘れて標準語になる時を見ると「変わったなあ(笑い)」って。でも2人で話す時の根っからは変わらない。ポジション争いもするけど、ずっと自分にとってはうまいお兄ちゃんです。

 去年は希菜(きな)が、9月には琉輝(るき)が生まれた。どれだけ疲れて帰っても顔を見ただけで疲れはゼロ。何食べても美味しいご飯を作ってくれる奥さんと結婚して、家族が増えて、「支えなきゃ」「守らなきゃ」って気持ちは強くなった。今日も勝利の女神たちが現地に応援に来てくれました。日本代表も目指すところではあるし、何よりその瞬間、自分の一番いい状態を出せるように。そんな成長欲の止まらない選手でいたい。まだ上の子がパパとわかってくれるくらいだけど、子どもにとってもかっこいいパパでいたい。いつも最強のパワーをありがとう。パパ頑張る!(横浜FM・DF)

 
 
横浜FM・宮市亮、リーグ優勝に喜び「最後まで一緒に戦いましょう」前節浦和戦でサポーターに約束した通り : スポーツ報知

 横浜FMが神戸に3―1で快勝。勝ち点を68とし、3年ぶり5度目のリーグ制覇を果たした。就任2季目のマスカット監督(49)の下、リーグ最多70得点、最少タイの35失点と攻守にバランスの取れた戦いで頂点に立った。

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 ユニホームを着て、ピッチを走ることはかなわなかった。だが宮市は、「最後まで一緒に戦いましょう」と約束した通り、仲間と栄光をつかんだ。試合中はスタンドで、得点が入るたびに叫んだ。涙を流し、仲間と抱擁を交わし、晴れ晴れとした表情でシャーレを掲げた。「想像以上に重みがあった。僕が2番目に上げさせてもらって申し訳ないくらいですけど。チームで頑張ってきて、報われて良かった」。幸せをかみ締めた。

 ひたむきにはい上がった中での試練だった。7月のE―1選手権で10年ぶりの日本代表復帰を果たすも、韓国戦で右膝前十字じん帯断裂。ドイツから帰国した21年夏の横浜M加入当初は、紅白戦のメンバーすら外れ、若手とグラウンドの端でボールを蹴る日も。誰もがそんな状況からのカムバックに心を動かされたばかりだった。

 「またやっちゃった…」。涙に暮れた。引退も考えた。しかし、「自分の意地としてもこんなところで終わりたくない」。加入後初ゴールを決めた瞬間の「一生忘れない光景」。何よりサッカーが大好きだという気持ち。もう一度ピッチで「恩返し」すると誓った。主将のMF喜田は「必ず彼にシャーレを渡す使命ができた」とチームはさらに団結。E―1選手権の韓国戦で同じ右サイドに入ったDF小池龍は、「常に彼と一緒に闘っている」と手首に巻いたテーピングに宮市の背番号「17」を記してピッチを駆けた。

 ホーム最終戦・浦和戦前には本拠地の最寄りであるJR新横浜駅で共闘を呼びかけた。日産スタジアムではマイクを握り、「この街にシャーレを」とサポーターの前でチャント(応援歌)を熱唱。タイトル獲得へ、形は違えど、100%を尽くした。

 来季開幕後の復帰を見据え、現在はジョギングができる程度まで「ビックリするくらいに順調」に回復の道をたどる。クラブも宮市との契約を延長する方針。この優勝は、宮市にとっても新たなスタートラインとなるはずだ。(小口 瑞乃)

 
 
3季ぶり優勝の横浜FM、唯一34試合フル出場のGK高丘陽平「優勝にふさわしいGKと言い聞かせてきた」 : スポーツ報知

 横浜FMが敵地で神戸を3―1と下し、3季ぶり5度目の優勝に輝いた。

 選手を入れ替えながら”全員が主役”で戦った中、GK高丘陽平はただ一人、34試合フル出場を果たし、守り抜いた。リーグ最多70点を誇る攻撃サッカーを信条としながら、今季は失点もリーグ最少タイの35点。完走した守護神は「チームで戦ってきた結果、素晴らしい瞬間を味わえて、かみ締めてます。ホッとしたところもあるし、到達したって感じ。常に自分がずっと優勝するにふさわしいGKだと言い聞かせてきてやってきた。結果をつかむために1日1日を過ごしてきたので、届いた達成感もあるし、すべてのみなさんに感謝の気持ちと、いろんな感情がある」。ホッとした表情で頂点に立った喜びに浸った。

 20年の10月に加入した高丘は、昨シーズンから主力の座に定着。攻撃的スタイルの最後方で広大な範囲をカバーしながら、ビルドアップでも力を発揮し、フィードから幾度となく起点となった。今季は昨季まで在籍した守備の要であるDFチアゴマルチンスが開幕直前に海外移籍。序盤は守備の不安定さもあったが、「失点の可能性を少しでも減らす。そのために自分もハードワークする」。チームを救うセーブを何度も見せた。

 8月は苦しい公式戦4連敗。壁にぶつかった。「なかなか気持ちの整理がつかなかった。自信を失いかけていた」と振り返ったこともある。ただ、「チームとしてやるべきことは変わらないし、ぶれることはない」と原点立ち返り、前を見続けた。終盤こそDFラインの選手も固定されたが、試合ごとに代わるメンバーに、難しさも少なからずあったはず。それでも「誰が出ても連係を取って、勝ち点3を取れるようにGKとして準備してきた」と支柱としての振る舞いを心がけた。

 10月はホームで今季初の連敗を喫したが、「不本意な結果だったけど、よく立て直したし、個人的にもチーム的にもメンタリティーは見せられた」と全員で積み上げてきた成果を、最終節でしっかりと結実させた。「シーズンが始まる前に1試合の平均を0点台に抑えることは目標にしていたので、そこに少し届かなかったのは悔しい」と本音も漏れたが、来シーズン以降への糧とするつもりだ。

 横浜で生まれた26歳にとってマリノスは特別なクラブだ。「今年取ることが大事だった」と創設30周年の節目のシーズンに、歴史を刻んだ。「1年間体をハードワークしてきたので、ちょっとゆっくりしたい」とピッチ上とは違う穏やかな表情を見せながらも、「来シーズン以降は浮き沈みがないように、安定して今年以上に勝ちを積み重ねていきたい。ここから連覇できるように、毎年ACLやルヴァンに、もっともっとたくさんタイトルを取っていかないといけない。このタイトルをいいきっかけにしていく」と新たな決意を言葉にした。

 
 
Jリーグ優秀選手賞受賞者30人発表 最多は横浜FMの10人、7日にベストイレブンやMVP選出 : スポーツ報知

 Jリーグは6日、2022シーズンの優秀選手賞の受賞30人を発表した。5日にJ1は全日程が終了し、横浜FMが3季ぶり5度目の優勝。18クラブの監督と選手による投票結果を基に、30人が選ばれた。横浜FMからはGK高丘陽平やMF西村拓真ら最多の10選手が入った。2位の川崎からは日本代表DF谷口彰悟やMF家長昭博ら6選手。得点王はJ2への降格が決まった清水のFWチアゴ・サンタナ(14得点)となっている。

 7日にはJリーグアウォーズが行われ、30人の中からベストイレブンや最優秀選手賞が発表される。

 優秀選手賞受賞者は以下の通り。

▽GK
高丘陽平(横浜FM)、東口順昭(G大阪)、キム・ジンヒョン(C大阪)

▽DF
アレクサンダー・ショルツ(浦和)、酒井宏樹(浦和)、谷口彰悟(川崎)、山根視来(川崎)、岩田智輝(横浜FM)、エドゥアルド(横浜FM)、小池龍太(横浜FM)、永戸勝也(横浜FM)、佐々木翔(広島)

▽MF
マテウス・サヴィオ(柏)、家長昭博(川崎)、橘田健人(川崎)、脇坂泰斗(川崎)、喜田拓也(横浜FM)、水沼宏太(横浜FM)、奧埜博亮(C大阪)、野津田岳人(広島)、森島司(広島)

▽FW
鈴木優磨(鹿島)、マルシーニョ(川崎)、アンデルソンロペス(横浜FM)、エウベル(横浜FM)、西村拓真(横浜FM)、町野修斗(湘南)、チアゴ・サンタナ(清水)、マテウス・カストロ(名古屋)、満田誠(広島)

 
 
クラブ創設30周年の横浜FM…3季ぶりVの裏でクラブフィロソフィーに基づきスタッフも奔走 : スポーツ報知

 横浜Mが敵地で神戸を3―1と下し、3シーズンぶり5度目のJリーグ王者に輝いた。

 クラブ創設30周年を迎えた今季も、新体制会見で新たに発表されたフィロソフィー(存在意義や目的実現への考え方)に基づき、クラブ全体が”勇猛果敢”の姿勢を貫いた。

 今夏は同じく横浜を拠点に置き、球団名を冠して30年のプロ野球球団「DeNA」とコラボ。特別ユニホーム制作や、選手の始球式参加などさまざまな企画に挑戦し、新規ファン獲得にもつなげた。優勝争いの行方を街全体に衆知してもらうため、10月上旬にはJR新横浜駅に巨大なJ1順位表が登場した。

 シーズン終盤は、ニッパツ三ツ沢球技場(最大収容約1万5000人)での開催試合を「ピッチと観客席が近い三ツ沢の良さもありつつ、終盤のより大事な時期に、多くのお客さんから後押しをもらえるように」(マーケティング&コミュニケーション部・永井紘氏)と、各方面と交渉して今季10連勝を記録した日産スタジアム(同7万1822人)開催へこぎつけた。

 この日も最終節までもつれた優勝争いを見守るため、先月29日の浦和戦後から日産スタジアムでのパブリックビューイングを計画。集まった4145人がDAZN配信の試合を見ながら、3シーズンぶりの優勝を見届けた。チームサポート、クラブの価値を異なる立場から高めるべく、スタッフも奔走した。

 
 

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】神戸1-3横浜|3得点すべてに絡んだ水沼をMOMに。優勝を手繰り寄せるゴールを挙げた攻撃陣も高評価 | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【横浜|採点】
(スタメン)
GK
高丘陽平 6.5
DF
小池龍太 6.5
岩田智輝 6.5
エドゥアルド 7
永戸勝也 7
MF
渡辺皓太 7(90+1分OUT)
喜田拓也 7
西村拓真 7.5
FW
水沼宏太 8(85分OUT)【MAN OF THE MATCH】
アンデルソン・ロペス 7(85分OUT)
エウベル 7.5(70分OUT)

途中出場)
FW 仲川輝人 7.5(70分IN)
FW レオ・セアラ -(85分IN)
FW ヤン・マテウス -(85分IN)
MF 藤田譲瑠チマ -(90+1分IN)

監督)
ケヴィン・マスカット 7.5

【横浜|寸評】
 勝てば文句なしのリーグ優勝となる横浜。その重圧から「緊張した」(岩田)前半の立ち上がりは少し固さも見られたが、右サイドからの攻撃で26分に先制点をゲットする。45+3分にセットプレーから同点に追いつかれるが、後半は攻勢を強め、FKから2点目、サイド攻撃から3点目を加点。終盤はDF陣が危なげない守備でゴールを守り、試合はそのまま終了。自らの勝利で3年ぶり5度目のJ1タイトルを掴み取った。

 精度の高い右足のキックで3得点に絡んだ水沼がMOM。右SBの小池龍との連係も良く、ダイレクトパスで幾度となく局面を打開しチャンスを作った。

 エウベルはこの日もスピードを活かしたドリブルで存在感を放った。相手GKが少し前に出ているところを見逃さず、頭上を越すヘディングシュートで先制点を挙げたのも見事だった。

 70分にエウベルとの交代で入った仲川は、その3分後に優勝を決定づける3点目。少ない出場時間で大仕事をやってのけた。
 
 
【神戸|寸評】
 前半の入りが良かったのはホームの神戸。守備では横浜を上回る強度の高いディフェンスでボールを奪い、一方の攻撃では最終ラインから対角に入れるサイドチェンジを使ってピッチをワイドに使う。26分に失点するが、その後も集中力を切らさず45+3分に同点に追いついて折り返す。後半も立ち上がりは押し込むが、53分と73分に失点を重ね失速。終盤は3バックに変更して攻勢に出るが、得点は奪えずホーム最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

 武藤は相手DFと常に駆け引きしながらボールを呼び込み、同点弾を挙げるなど奮闘した。

 大迫はポストプレーやボールの落下地点を的確に読んだポジション取りが光ったが、51分にフリーの状態でペナルティエリア中央から放ったシュートは相手GKの正面に。決め切りたかった。63分に投入されたイニエスタは攻撃に変化を加えられなかった。

 菊池はボールロストするシーンが散見され、横浜のハイプレスにイライラする場面も。もう少し冷静に対応したかった。坪井は1失点目はポジショニング、2失点目はセービングに改善の余地あり。この経験を次につなげたい。

 
 
横浜が3年ぶり5度目のJ1制覇! エウベル、西村、仲川のゴールで神戸を3-1撃破、連勝で2位川崎の追撃を振りきる | サッカーダイジェストWeb

— 川崎は前半に数的不利も…

 Jリーグは11月5日、J1第34節の9試合を開催。横浜F・マリノスがJ1制覇を果たした。

 2022年シーズンの最終節。敵地でヴィッセル神戸と対戦した勝点65で首位の横浜は、勝てば優勝が決まる大一番に挑んだ。

 横浜は26分、水沼宏太のクロスにヘディングで合わせたエウベルがネットを揺らし、先制点を奪うも、前半終了間際の48分に武藤嘉紀に決められ、同点に追いつかれる。それでも53分に獲得したFKをキッカーの水沼が直接狙うと、GKの弾いたこぼれ球を西村拓真が詰めて、ふたたび1点をリードする。

 その後も攻勢に出ると、73分に途中出場の仲川輝人がチームの3点目を挙げる。このまま最後までリードを守り抜き、3-1の勝利で連勝を飾った。

 勝点2差(勝点63)で2位につける川崎フロンターレは、味の素スタジアムでFC東京との多摩川クラシコに臨んだ。

 試合は川崎が幸先よく先制。19分、脇坂泰斗がペナルティエリア手前中央からグラウンダーのミドルをゴール右隅に突き刺す。1点をリードしたものの、29分、GKチョン・ソンリョンが得点機会の阻止で一発退場に。数的不利のなか、後半開始直後の47分にアダイウトンのゴールで試合を振り出しに戻される。

 その後も押し込まれる展開が続いたが、61分に敵陣深くでのボール奪取から、最後はマルシーニョが得点を奪う。74分には、アダイウトンに2点目を挙げられ、またしても同点とされたが、その1分後に相手のオウンゴールで勝ち越す。試合はこのまま終了し、3-2と激闘を制した川崎が4連勝とした。

 この結果、勝点3を積み上げた横浜の3年ぶり5度目のリーグ優勝が決まった。

 
 
「報われたなと思う」マリノス喜田拓也が5度目のJ1制覇に安堵。3年前の優勝とは「見える景色が少し違う」 | サッカーダイジェストWeb

— 川崎の追撃を振り切り3年ぶり優勝

 横浜F・マリノスが3年ぶり5度目のJ1制覇を成し遂げた。

 11月5日、最終節でヴィッセル神戸と対戦した首位の横浜は、26分にエウベルが先制ゴールを挙げ、一度は同点に追いつかれるも、53分に西村拓真、73分に仲川輝人が得点を重ね、3-1の快勝。この結果、2位川崎フロンターレの追撃を振り切り、優勝を決めた。

 試合後、フラッシュインタビューでキャプテンの喜田拓也は、安堵の表情を浮かべ次のように喜びを語った。

「このためにやってきたので、1年いろんなことがありましたけど、みんなの喜ぶ顔を見たら本当に感無量です。優勝に王手をかけてから時間がかかってしまいましたが、年間通して苦しいときもみんながひとつになって、逃げないでひたむきにやってきた。本当にこういうみんなの喜ぶ顔をみると、報われたなと思うし、みんなに感謝したいし、心からおめでとうと言いたいです」

 また、3年前の優勝との違いについて、「また見える景色が少し違う」とコメント。そのうえで、「なにより5つ目の星の意味は、自分たちが一番よく分かっていたので、これがどれだけの重みかというのは肝に銘じてやってきた。これをみんなで奪い取れたというのは本当にマリノスファミリーみんなの力。本当におめでとうございます」と改めてファンへの感謝を口にした。

 
 
マリノス西村拓真が試合後インタビューで感極まる。涙の意味を問われ「ちょっと分からないです…すみません」 | サッカーダイジェストWeb

— 言葉を詰まらせながらも喜びを露わに

 横浜F・マリノスのFW西村拓真が、涙を流しながらJ1制覇の喜びを露わにした。

 首位の横浜は11月5日、J1最終節でヴィッセル神戸と対戦し、3-1の快勝。2連勝を飾り、勝点2差で2位につける川崎フロンターレの追撃を振りきり、3年ぶり5度目のリーグ優勝を果たした。

 この試合でチームの2点目となる勝ち越しゴールを挙げた西村は、試合後のフラッシュインタビューで「最高です!」と歓喜の声を上げた。

 自身のゴールシーンついて、「うまくこぼれてきただけなので、良かったです」と語った直後、今シーズンを振り返った際には、感極まった様子で、涙で次のように述べた。

「本当に大好きなみんなとマリノスファミリーの一員になれたこと…。本当にこの1年…嬉しいです」

 言葉を詰まらせながらも喜びを口にした西村。最後に「涙の意味は?」と訊かれると、「ちょっと分からないです…すみません。ありがとうございます!」と涙を隠すようにインタビュースペースを後にした。


 
 
3得点すべてに絡んだ横浜の水沼宏太。昨季は先発1試合だった男が捲土重来「あきらめずにやってきて良かった」 | サッカーダイジェストWeb

— 残留は覚悟の表われ。背番号のネームは『MIZUNUMA』に

 優勝の瞬間はベンチで迎えた。アディショナルタイム5分を過ぎて試合が終わると、一目散にピッチ上へ。

 歓喜の輪が解けた直後、横浜の水沼宏太の目に光るものがあった。

「安心感も大きかった。(終盤に)2連敗したことで一緒に戦ってくださる方を不安にさせてしまった。みなさんに優勝を届けられた安心感があるし、優勝ってこういうことなんだなって。それが涙になってしまったのかな」

 優勝を決めた神戸戦では3得点すべてに絡む活躍。出色の出来で2022シーズンを締めくくった。

「試合が終わってみて、そういえば全部の得点に絡んでいたなと思った。集中しすぎて、試合にのめり込みすぎて、あまり記憶がないくらいの感じだった。アシストしたし、最初の点もクロスからで、2点目もFKからだった。

 勝つためにプレーしたいと思っていて、それは得点じゃなくても仲間を助けるプレーでもいい。今日は得点に関わることができて、それがこの試合でできたことは自信になったし、自分の特長をピッチで表現できて良かった」

 昨シーズンの先発はわずかに1試合のみ。チームの成績も2位に終わり、悔しさだけが残った。するとオフに他クラブからオファーが届き、心機一転で環境を変える選択も頭をよぎった。

 悩み抜いた末の残留は、覚悟の表われだ。背番号のネームを『MIZUNUMA』に変更。クラブ30周年の節目に、自身の足跡を残そうと誓った。

「子どもの頃から夢見てきたリーグ制覇を、自分が一度離れたマリノスで達成できたのは感動的で、あきらめずにやってきて良かった。一緒に戦ってきた仲間と皆様に感謝したい」

 チームリーダーがシャーレを高々と掲げ、トリコロールに3シーズンぶりのリーグタイトルをもたらした。

取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)

 
 
我慢と辛抱のシーズンを戦い抜いた仲川輝人。3年ぶりJ1制覇の背景にあった30歳アタッカーの“人間的成長” | サッカーダイジェストWeb

— 「優勝を決められてホッとしている」

 試合終了のホイッスルは、横浜にとって3年ぶりの戴冠を意味していた。

 チームの3点目を決めた仲川輝人は歓喜の輪に加わり、自身2度目となるリーグ優勝を喜ぶ。次に旧知の仲である喜田拓也や、シーズン途中に無念の負傷離脱となった宮市亮と熱い抱擁をかわし、感動を分かち合った。

 その数分後、盛り上がりがひと段落したあとのこと。仲川は選手やスタッフから少し離れた場所でひとりピッチに膝をつき、両手の人差し指を天に向かって立てる。お馴染みのゴールパフォーマンスとともに、優勝の味を静かに噛みしめた。

「最後までどうなるか分からない試合だった。そういった緊張感ある試合で優勝を決められてホッとしている」

 先に込み上げてきた感情は安堵だったのだろう。目を輝かせながら声を弾ませた3年前の優勝時とは、様子が明らかに異なっていた。

 優勝に王手をかけて臨んだG大阪戦(0-2)と磐田戦(0-1)に連敗。不甲斐ない黒星を喫したG大阪戦後には「個人の技術が足りなかったり、イメージの共有もなかったり。弱いです。まだまだ甘いんじゃないですか」と吐き捨て、自ら取材対応を切り上げた。

 依然としてJ1制覇へ向けて有利な状況は変わらずとも、あえてチームに警鐘を鳴らそうという意図が見え隠れする。

「サッカーは何が起こるか分からない。少しでも隙を見せたら足もとをすくわれる。悔いは残したくない。こんなチャンスは滅多にないから。キャンプからスタートした素晴らしい1年をしっかり締めくくれるようにしないと。気の緩みがあるとすれば締めていかないといけない」

 勝者のメンタリティを持つ選手として、最後の最後まで緩むことなく戦い抜いた。

 自身の今季のパフォーマンスを振り返ると、我慢の連続だった。「ゲームチェンジャーとして出場する選手としての役割がある」と語った通り、途中出場の試合も多々あった。原因は開幕直後の負傷で、ほとんどの時間を万全な状態で過ごせていない。痛みと付き合いながらプレータイムを制限し、なんとか長期離脱を避けて戦い終えられたのが真実だ。

 MVP&得点王に輝いた2019年は、34試合中33試合に先発して2,796分に出場した。対して、今季は31試合に出場したものの先発は15試合にとどまり、出場時間も1,472分。3年前と比較すると半分程度しかピッチに立っておらず、我慢と辛抱のシーズンに。「満足はほぼしていないし、非常にもったいないシーズンだったと思っている」と首を横に振るのも仕方ないだろう。

— ピッチ上でエゴは一切見せず。心掛けた“チーム優先”

 数字や結果の部分では、2019年と比べるべくもない。2020年以降は負傷に苦しめられる時間も長く、本来の輝きをコンスタントに放てたとは言い難い。

 それでも今年7月に節目の30歳の誕生日を迎えたチームの中軸として、欠かせない存在になっていたのもまた事実。ウォーミングアップのランニングでは相変わらず最後方が定位置でも、試合前の円陣ではチームの雰囲気を考えながら声を出すアクションを織り交ぜるなど、物事を俯瞰する術を身につけた。

 グループへの関わり方の変化は、選手としてだけでなく人間そのものが成長した証だ。本人は「周りが見えるようになったり、視野が広がったり、それも成長なのかなと。いい意味で少しは大人に近づいてきたのかなと思う」とおどけたが、チーム優先の行動と言動を心掛けていたのはゴールシーンからも見て取れる。

 自身はアシスト役に回るケースも多く、「自分ももっと得点の部分で貢献したい」という思いは強い。だがピッチ上でエゴは一切見せない。仲間のゴールを自身のゴールと同じように喜び、笑顔で肩を組み、ベンチメンバーのところへ走った。

 すべては、勝利のため。すべては、チームのため。

 一体感を醸成させる男が決めた横浜のシーズンラストゴールは、ピッチ内外での貢献に対するご褒美だったのかもしれない。

取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)

 
 
【PHOTO】横浜F・マリノスがリーグ優勝達成! 歴史に名を刻んだV戦士を一挙に紹介! | サッカーダイジェストWeb
 
【J1第34節PHOTO】神戸1-3横浜|横浜F・マリノスが歓喜の優勝セレモニー!! | サッカーダイジェストWeb

【PHOTO】敵地神戸で優勝の歓喜に沸いた横浜F・マリノスサポーター | サッカーダイジェストWeb
 
 

サッカーキング

横浜FMが3年ぶりJ1制覇! 神戸に3発快勝…川崎Fは10人で白星も3連覇叶わず | サッカーキング※一部抜粋

 明治安田生命J1リーグ最終節が5日に行われ、首位横浜F・マリノスは敵地でヴィッセル神戸、2位川崎フロンターレは敵地でFC東京と対戦した。

 横浜FMと川崎Fは前節ともに勝利を挙げ、両者の勝ち点差「2」で最終節に突入した。得失点差で大きくリードする横浜FMは、実質引き分け以上で3年ぶりの優勝が決定。川崎Fは“多摩川クラシコ”での勝利、および横浜FMの敗戦が3連覇の条件となった。

 横浜FMは7分、岩田智輝のミドルシュートが右ポストを叩くと、こぼれ球に水沼宏太が反応。当たり損ねのシュートは相手GK坪井湧也に防がれるが、さらに詰めたアンデルソン・ロペスがゴールへとねじ込んだ。しかし、VARによるレビューの結果、A・ロペスと坪井の競り合いでファウルを取られ、先制点は認められなかった。

 それでも、横浜FMは26分に正真正銘の先制点を獲得する。右サイドから水沼がボックス中央へと落ちるクロスを供給。対応した相手DF菊池流帆のクリアが短くなると、こぼれ球に反応したエウベルがヘディングシュートを放つ。山なりのボールは前に出ていた相手GK坪井の頭上を越え、ゴールに吸い込まれた。

 徐々に横浜FMが主導権を握るが、神戸は前半終了間際にワンチャンスをものにして試合を振り出しに戻す。右サイドから酒井高徳が左足でゴールに向かうクロスを供給。ボックス中央の武藤嘉紀が頭ですらしてゴールに流し込んだ。試合は1-1で折り返す。

 53分、横浜FMが再び前に出る。左サイドの深い位置でフリーキックを獲得すると、キッカーの水沼はゴールへ向かう低く鋭いシュート性のボールを供給。相手GK坪井がファンブルすると、こぼれ球を西村拓真が押し込んだ。

 そして73分、横浜FMが大きな1点を獲得する。エドゥアルドが自陣からロングボールを前方に放り込み、相手に競り勝ったA・ロペスのヘディングに水沼が抜け出す。ペナルティエリア右まで運んでから折り返し、最後はファーサイドからボックス中央に飛び込んだ仲川輝人が合わせてゴールネットを揺らした。

 最後まで攻め手を緩めなかった横浜FMは3-1で勝利し、3シーズンぶり5度目となるリーグ優勝を達成した。

 
 
横浜FMの主将・喜田、3年ぶりJ1優勝に感無量「誰もが仲間を、チームを信じてやってきた」 | サッカーキング

 横浜F・マリノスの主将を務めるMF喜田拓也が、3シーズンぶりJ1リーグ優勝に喜びを示した。

 最終節、敵地でヴィッセル神戸と対戦した横浜FMは、26分にエウベルのゴールで先制。前半終了間際に追いつかれたものの、後半開始早々に西村拓真がセットプレーのこぼれ球を押し込んで勝ち越しに成功する。そして73分に仲川輝人がリードを広げ、終わってみれば3-1で快勝。今節勝利した2位川崎フロンターレから逃げ切り、3年ぶり5度目の優勝を果たした。

 喜田は試合後のフラッシュインタビューでまず、「このためにやってきたので、本当に1年いろんなことがありましたけど、みんなの喜ぶ顔を見たら本当感無量です」と率直に心境を吐露した。

 シーズン終盤、一時は川崎Fと勝ち点差「8」をつけており、最速で10月8日にも優勝が決まる可能性があった。しかしながら、そこからガンバ大阪とジュビロ磐田に2連敗を喫し、優勝争いは最終節までもつれることになった。喜田主将も「優勝王手をかけてから少し時間かかってしまいました」としつつ、「年間通して苦しい時期もありましたが、みんなが一つになって、逃げないで、ひたむきにやってきた」と言葉を続け、「みんなの喜ぶ顔を見ると、本当に報われたなと思います。みんなに感謝したいし、心からおめでとうと言いたいです」と、改めて喜びを示した。

 横浜FMの強さの根源についても問われた喜田は、「信じる気持ちは常にお互い持ってきましたし、それがこのチームの強み。誰もが仲間を、チームを信じてやってきた」と回答。また、次のように語り、最後までチームをサポートしたマリノスファミリーへの感謝を口にした。

「(3年前と)また見える景色は少し違いますけど、何より5つ目の星の意味は自分達が一番良くわかっていた。これがどれだけの重みかは肝に銘じてやってきたので、それをみんなで奪い取れたというのはマリノスファミリー全員の力です」

「アウェーですけど、たくさんのお客さんに来てもらって、それだけ期待されていた。5つ目の星をみんなにプレゼントできて仲間を誇りに思います」

 
 
「全員がヒーロー」…チーム一丸での3年ぶり栄冠に横浜FM主将・喜田は感謝 | サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ最終節が5日に行われ、横浜F・マリノスがヴィッセル神戸に3-1で勝利。3年ぶり5度目となるリーグ制覇を成し遂げた。

 どの選手がでてきても結果を残すチーム作りでタイトルを獲得した横浜FM。主将として引っ張ってきた喜田拓也は、チームをまとめ上げて、3年ぶりのシャーレまで導いたが、「(チーム全員が一体となるような)雰囲気作りという観点でやってきたことは一つもなく、チームメイト、チームスタッフに真正面から丁寧に向き合うことを続けてやってきました。それはいい時も苦しい時も、絶対にそこだけは外さないようにしました。僕自身、どんな状況でもチーム、仲間を信じることだけは自信を持ってやってきた」と、チームに関わる一人ひとりの姿勢や考え、取り組みに改めて賛辞を送った。

 喜田は常に真摯にピッチ内外で主将としての振る舞いを見せてきたが、「キャプテンとしてチームに何が残せたかはわからない」と話し、「全てを懸けてマリノスのキャプテンを務める覚悟は持っていましたが、ふたを開けてみれば周りに助けられたことばかり。苦しい時に一歩、頑張らせてくれたのはチームメイト、チームスタッフ、ファン・サポーター存在」と、周囲を称え続けた。

 選手層の厚さは、逆に出番の少ない選手の不満やチーム内のズレを起こしてしまうこともあるが、ケヴィン・マスカット監督を筆頭に、フォア・ザ・チームで戦い抜いた。「こうしてJリーグ制覇をできたのも、試合に出た選手だけでなく、本当に簡単ではないことですが、日ごろからハードワークして、試合に出られなくてもチームのためにやり切った選手たちがいるからこそ、タイトルを取れると身を持って体感しました。僕にとっても、チームにとっても、試合に出た、出ないではなく、全員がヒーローだと心から思うので、一人ひとりにありがとうを伝えたいです」と、最後まで感謝を口にした。

 
 
「優勝の重みを感じながら」シャーレ掲げた宮市亮「自分の思いをみんなが背負ってくれて…」 | サッカーキング

 横浜F・マリノスに所属する日本代表FW宮市亮が、チームの明治安田生命J1リーグ制覇に喜びを示した。

 キャリアを通じて負傷に泣かされてきた宮市は、昨年夏に横浜FMへと完全移籍。今季のJ1リーグでは15試合で3得点を挙げて復活の兆しを見せ、今年7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権の日本代表メンバーに選出された。しかし、同大会の3戦目で右ひざ前十字じん帯を断裂する大けがを負い、手術を実施。全治8カ月の長期離脱を余儀なくされた。

 横浜FMの3シーズンぶりとなる優勝が決まった最終節ヴィッセル神戸戦でも、ピッチの外からチームを見守った宮市。3-1で勝利した試合後、「個人的に7月ケガしてから、ピッチの上で貢献できないというところはあったんですけど、そういった自分の思いをみんなが背負ってくれて、ピッチに出ている選手が表現してくれた。僕のためというのも多少はあると思うんですけど、みんなが、一人一人がチームのためにやってくれたことが本当に嬉しかったです」と、チームメイトへの感謝を口にした。

 宮市は続けて、横浜FMの強さの原動力にも言及。ベテラン選手を中心に、チームが一つにまとまっていることを明かした。

「象徴するところとしては、ベンチ外の選手が手を抜かずにやる姿が出ている選手にも影響を与えると思いますし、そういうものを背負って、出てる選手がピッチ上で表現してくれる。それがマリノスの一つの良さだと思います。個を置いておいて、まずはチームのために。それが結局個に戻ってくる、という考え方みたいなものがマリノスに浸透している。そういうのがシーズンを通して、優勝できた一つの要因だったのかなと思います」

「自分より年上の水沼(宏太)選手、實藤(友紀)選手、中林(洋次)選手、彼らは他の選手がゴール決めたり、アシストしたり、いいプレーをした時、自分のことのように喜んでいる。それが下の世代にも浸透していると思う。僕らのアドバンテージというか、本当にいい先輩が引っ張っていってくれるチームです」

 最後に「シャーレは僕の想像以上に重かったですね。それだけ、今シーズン戦ってきた重みだったり、優勝というところの重みを感じながら掲げたシャーレ。僕が2番目に上げさせてもらって申し訳ないくらいなんですけど、ありがたかったです」と、改めてタイトル獲得に喜びを示した。

 
 
「最高の仲間」と掴んだ栄冠 水沼宏太、父とともに「マリノスの歴史に残せた」 | サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ最終節が5日に行われ、横浜F・マリノスがヴィッセル神戸に3-1で勝利。3年ぶり5度目となるリーグ制覇を成し遂げた。

 先発出場し、この試合の全得点に絡んだ横浜FMの水沼宏太は、「子どもの頃から夢見てきたリーグ制覇を、一度離れたマリノスで達成できたのが、自分の中で感動的というか、あきらめずやってきてよかったと改めて感じられましたし、何とも言えない感情がこみあげ、仲間たち、一緒に戦ってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と、試合後には涙も流した優勝への思いを口に。

「僕自身も昨季は先発が1試合のみで、常に途中からだったこともありますけど、その気持ちもすごくわかる」と、出番の限られた選手、スタメンでの機会が少なかった選手についても言及し、「このチームを勝たせたい、このチームで勝ちたいという気持ちが練習から取り組んでいたし、どの場面で出場しようが、今日は試合に出れなかったという気持ちがあろうが、次の練習にはチームのためにみんなができていると実感しています」と話し、「何か特別なことをやるというより、とにかくみんなが同じ方向を向いて、ちょっと違うところを向いていると思っても、自分で変えられる能力を持っている選手しかいないと感じているので、最高な仲間だなと感じます」と称えた。

 水沼は今季、背番号の名前を『MIZUNUMA』と苗字に変更。かつて横浜マリノスでプレーした貴史氏を持つ中、“水沼家”を背負う覚悟を示した。その父に嬉しい報告ができることになったが、「歴史を作ってくださった偉大な先輩でもあるので、感謝しているのもあります。誇らしいというか、一緒に有名になる気持ちでネームも変え、自分の中でプレッシャーをかけてやっていく気持ちにもなっていたので、しっかり水沼という名前がマリノスのクラブの歴史の中に残せたと思います」と誇っている。

 
 

サッカーマガジンWEB

横浜FMが3年ぶり5度目の優勝! 神戸に快勝し、シャーレを『自力』で取り戻す!◎J1第34節 – サッカーマガジンWEB

— 水沼が伝家の宝刀で3ゴールに絡む!

 2位の川崎フロンターレと勝ち点2差で首位の横浜FMはJ1最終戦に臨んだ。相手は神戸は前節川崎Fに1-2で惜敗したものの、それまで5連勝とシーズン後半になって調子を上げてきたチーム。アウェーでもあり、横浜FMにとっては決して簡単な相手ではなかった。

 だが、横浜FMは引くことなく、アグレッシブな姿勢でプレーする。その姿勢が実ったのは26分。水沼が右からクロスを送ると、菊池にクリアされるが、こぼれ球にエウベルが反応。頭でプッシュし、先制点を奪った。

 勝ち点差を考えれば、仮に引き分けて勝ち点で川崎Fに並ばれても得失点差により横浜FMの優勝の可能性が高い状況にあった。前節終了後に横浜FMの選手たちは「目の前の試合に集中するだけ」と話していたが、実際、神戸戦にスタートから集中し、良い入り方ができていた。

 ところが、7分間あった前半のアディショナルタイムに失点してしまう。神戸の右サイドバック、酒井から送られたクロスを武藤に頭で触られ、逆サイドのネットを揺らされる。1-1の同点で残り45分間を迎えた。

 後半の立ち上がりは神戸が流れを作る。テンポの良いパス回しで横浜FMの攻め気を削ぐと、51分にボックス内の中央から大迫がシュート。GK高丘の正面を突き、キャッチされたが、神戸にとってはビッグチャンスだった。その直後、今度は横浜FMが好機をつかむ。ボックスやや左で得たFKの場面。キッカーの水沼が低く鋭いボールを供給すると、GK坪井はキャッチできずに前に弾く。西村がこぼれ球をプッシュし、横浜FMが勝ち越しに成功した。

 その後、神戸は小林祐に代えてイニエスタを投入。攻撃の活性化を図った。しかし、守備の強度でまさる横浜FMはボールを素早く回収して連続攻撃を仕掛け、神戸の目論見通りにはさせない。そして73分には神戸を突き放すことに成功する。右サイド深い位置に進入した水沼のクロスを途中出場の仲川が蹴り込んだ。

 全員攻撃全員守備がピッチ上で実践される横浜FMは高い位置からプレッシャーをかけ、素早い切り替えで相手に攻めのチャンスを与えなかった。対照的に神戸は守備と攻撃が連動せず、低い位置で奪っても前線に蹴り出すこととなり、すぐさまボールを回収されて攻撃を受けることになった。

 試合はそのまま横浜FMが押し切り、3-1で快勝。他会場では川崎FがFC東京を下したが、その結果に関係なく、自力で3年ぶり5度目の優勝を勝ち取った。

「このためにやってきたので、1年、いろんなことがありましたけど、みんなの喜ぶ顔を見たら…本当に感無量です。優勝に王手をかけてから少し時間がかかってしまいましたけど、年間を通して苦しいときも、みんなが一つになって逃げないで、ひたむきにやってきたので、こういうみんなの喜ぶ顔を見ると、本当に報われたなと思いますし、みんなに感謝したいし、心から「おめでとう」と言いたいです。信じる気持ちは常にお互い持ってきましたし、それがこのチームの強みで、誰もが仲間を、チームを信じてやってきたので、本当にみんなが報われてよかった。本当にみんなのおかげなので『おめでとう』と言いたいです」(喜田キャプテン)

 終盤、残留争いの渦中にあるガンバ大阪、ジュビロ磐田に連敗を喫し、一時は8ポイント差あった川崎Fとの勝ち点差が2ポイント差まで詰まったが、最終戦で『これぞF・マリノス』というサイド攻撃と縦に速い攻撃、積極守備、そして何より強い結束を披露。最後は足踏みすることになったものの、シーズンを通してみせてきた強さを改めて満天下に示した。

 
 

ゲキサカ

横浜FMが3年ぶりJリーグ制覇!! 過密日程のW杯イヤーで「誰が出てもマリノス」結実 | ゲキサカ

 J1リーグは5日、最終第34節を各地で一斉開催し、横浜F・マリノスが3年ぶり5度目のリーグ優勝を果たした。敵地でヴィッセル神戸と対戦し、FWエウベル、FW西村拓真、FW仲川輝人のゴールにより3-1で勝利。選手を入れ替えながらもリーグ最多70得点、最少タイ35失点の結果を残した安定した戦いぶりが実り、W杯の影響で過密日程を強いられた厳しいシーズンの頂点に立った。

 横浜FMは勝てば優勝決定のJ1最終節。引き分けに終わっても、2位の川崎Fが10点差以上で勝利しなければ優勝という圧倒的優位な状況でノエビアスタジアム神戸に乗り込んだ。神戸はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16で敗れ、アジア制覇への夢を断たれた因縁の相手。3試合ぶりの白星を挙げた前節の浦和戦(○4-1)と同じ先発メンバーで挑んだ。

 一方の神戸はシーズン中盤まで残留争いを繰り広げていたが、9月中旬以降の6連勝ですでに残留を確定。前節では2位の川崎Fに1-2で惜敗を喫したが、勢いを持ってホーム最終節に臨んだ。先発は川崎F戦から1人変更し、DF山川哲史に代わってDF初瀬亮が出場。カタールW杯のメンバーからまさかの落選となったFW大迫勇也も先発した。

 試合は序盤こそ神戸が押し込んだが、徐々に横浜FMのペースに。すると前半7分、さっそく試合が動いた。横浜FMはセットプレーの二次攻撃からDF岩田智輝が積極的にミドルシュートを狙うと、GK坪井湧也が弾いたこぼれ球にMF水沼宏太が反応。良い体勢では打ち切れなかったが、最後は坪井が掴みかけたボールをFWアンデルソン・ロペスがゴールに押し込んだ。

 ところがここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言により試合が中断。岩田のシュートの時点で水沼がオフサイドポジションにいたようにも思われたが、約5分間に及ぶチェックの末に焦点となったのはロペスのシュートの場面。中村太主審がピッチ脇モニターでオン・フィールド・レビューを行った結果、ロペスが坪井に対するファウルがあったとして得点は認められなかった。最終結果までの間、試合は約7分間にわたって中断した。

 それでも前半26分、横浜FMが今度こそ先制に成功した。右サイドの細かいパスワークで相手のプレッシャーを制し、水沼がやや低い位置からクロスボールを供給。戻りながらの対応となった神戸DF菊池流帆のクリアが中途半端な形でファーに流れると、そこにエウベルが走り込み、焦って飛び出す形となった坪井の頭上を越すヘディングシュートを流し込んだ。

 ところが神戸も譲らない。VARチェックによる試合中断で7分間のアディショナルタイムが取られると、同3分に試合を振り出しに戻した。右サイドを攻め上がったDF酒井高徳が右足でクロスを上げると見せかけて切り返し、左足でゴール前に放り込むと、これに反応したのはFW武藤嘉紀。ニアサイドに流れながら巧みなヘディングシュートを突き刺した。

 試合は1-1でハーフタイムへ。川崎FはFC東京に1-0リードで試合を折り返しており、このまま終われば横浜FMの優勝という状況となった。それでも後半はDF小林友希に代わってDFマテウス・トゥーレルを入れた神戸のペースでスタート。同4分には右サイドを攻め上がったMF大崎玲央の折り返しを大迫がフリーで受け、右足で惜しいシュートも放った。

 しかし後半8分、次の得点も横浜FMに入った。敵陣左サイドでFKを獲得し、水沼が果敢にシュートを狙うと、これを坪井がファンブル。こぼれ球をFW西村拓真が落ち着いて押し込んだ。ビハインドとなった神戸は同18分、MF小林祐希に代わってMFアンドレス・イニエスタを入れ、ボール保持で反撃を狙った。

 それでも後半29分、横浜FMは自陣からのクリアボールをA・ロペスが頭でそらし、右サイドを水沼が抜け出すと、折り返しのボールに途中出場FW仲川輝人が反応。ワンタッチで押し込んでリードを2点に広げた。横浜FMサポーターからは「横浜にシャーレを」の大合唱。優勝に向けて大きく近づいた。

 その後は神戸がカウンター攻撃を仕掛ける場面もあったが、危ないシーンを作られることなくタイムアップ。横浜FMが最終節の白星で3年ぶりのリーグ制覇を決めた。シーズンを通して豊富な選手層を活かして戦った横浜FMにおいて、J1リーグ戦34試合のうち24試合分にあたる2160分のプレータイムを上回ったのは高丘、岩田の2人のみ(川崎Fは6人)。「誰が出てもマリノス」を信念にW杯イヤーの過密日程を勝ち抜き、V奪還を成し遂げた。

(取材・文 竹内達也)

 
 
仲間に支えられ掲げた優勝シャーレ…横浜FM宮市亮「本当にありがたかった」 | ゲキサカ

 日本代表戦での負傷により長期離脱中の横浜F・マリノスFW宮市亮も、ノエビアスタジアム神戸で迎えた歓喜の瞬間に立ち会った。チーム全員の優勝セレモニーでは、シャーレのリフトアップも担当。「僕の想像以上に重かった」と振り返った宮市は「今季戦ってきた重み、優勝という重みを感じながら上げたシャーレだった。僕なんかが2番目に挙げさせてもらって、おこがましいし、申し訳ないぐらいだけど本当にありがたかった」と喜びを語った。

 宮市は今年7月、10年ぶりに復帰した日本代表の一員としてEAFF E-1選手権に出場したが、第3戦の韓国戦の試合中に負傷。右膝前十字靭帯断裂で全治8か月と診断されていた。キャリアにおいて前十字靭帯の怪我は左右合わせて4度目。選手生命を左右する大怪我とあり、直後には現役引退も覚悟したというが、いまでは復帰に向かってリハビリに励んでいる。

 両ウイングのポジションで攻撃を牽引してきた宮市の離脱はチームにとって大きな痛手だったが、その思いを背負ったチームはさらに結束を強めた。負傷直後の鹿島戦ではサポーターから「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」という横断幕が掲げられ、ウォーミングアップ時にはチーム全員が宮市のユニフォームに身を包んで登場。試合後にはキャプテンのMF喜田拓也が「必ず最後にシャーレを渡すと彼に誓いたい」と並ならぬ決意を語っていた。

 またホーム最終節となった前節の浦和戦後には、今度は宮市自身がマイクを握り、「この街にシャーレを、この街に頂点を」とチャントを熱唱。これにサポーターが声を重ねる形で、最終節でのタイトル奪還に向けて気運を高めていた。

 そうして迎えたこの日、宮市がスタンドから見守る中、チームは難敵のヴィッセル神戸を3-1で撃破。自力で優勝を決めた。試合後、報道陣の取材に応じた宮市は「個人的に7月に怪我をしてからピッチの上で貢献できなかったけど、そういった自分の思いをみんなが背負ってくれて、ピッチに出ている選手が表現してくれた。僕のためというのも多少はあると思うけど、本当にみんながチームのために、一人一人がチームのためにやってくれたことが本当に嬉しかったし、こうやって一緒に優勝できたことが本当に嬉しい」と喜びを語った。

 長期離脱中は復帰に向けたリハビリに取り組みながら、チームのために尽力してきた宮市。そうした振る舞いの陰には、自身がピッチに立っているときにチームメートが見せてきた姿勢があったという。

「自分より年上の選手、水沼選手、實藤選手、中林選手たちが、他の選手がゴールを決めたりとか、アシストしたり、いいプレーをしたとき、本当に自分のことのように、自分以上に喜んでる姿を見てきた。自分のためにというよりチームのためにという姿を目の当りにしてきていたし、それが下の世代にも浸透していると思う。そこが僕らのアドバンテージというか、先輩が引っ張っていってくれるこのチームの良さだと思う」

 そうした姿勢こそが、3年ぶりのタイトル奪還につながったと捉えている。「試合に出ていない選手が手を抜かない姿勢がマリノスには浸透していて、そういうものを背負って出てる選手がピッチ上で表現してくれるのがマリノスの良さ。まずは個を置いておいて、チームのためにみんながやること、そしてそれが結局個に戻ってくるという考え方がマリノスに浸透している。それが優勝できた一つの要因だったかなと思う」

 横浜FMでの活躍により日本代表復帰を果たした一方、またしてもキャリアを左右する大怪我にも苦しめられた2022年。それでも宮市は「涙腺が緩むことが多かったけど、いいシーズンだったなって思います」と言い切り、チーム全員で掴んだ優勝の余韻に浸った。

(取材・文 竹内達也)

 
 
MVP候補? “代役不在”の横浜FM岩田智輝「努力が報われてよかった」フィールド最多出場でV牽引 | ゲキサカ

 先発メンバーを入れ替えながら過密日程のシーズンを戦い抜いてきた横浜F・マリノスにおいて、合計出場時間2715分はフィールドプレーヤー最多。序盤戦はボランチとサイドバック、終盤戦はセンターバックの軸でチームを支えたDF岩田智輝がプロキャリア初のタイトルを手にした。

「サッカー人生において日本一を獲れることなんてめったにないし、日本一を獲れてすごく嬉しい。チームとしても3年ぶりに優勝できて本当に良かった」。プレータイムはフルタイム出場のGK高丘陽平に続いてチーム2位。代役不在の存在感で、次点のDF小池龍太とも計555分差をつける出場時間を達成し、「フィールドプレーヤーで一番試合に出ている中で、仕事を果たせたんじゃないかと思う」と手応えを語った。

 大分時代にはJ3リーグでのプレーも経験し、昨季の横浜FM加入後も東京五輪代表に落選。決して順風なキャリアではなかった。それでも「成長のため、この優勝のためだけに頑張ってきた」と岩田。「いまできることをやり続けた結果がこの優勝だと思う」と感慨に浸った25歳は「本当に努力が報われてよかった」と笑みを見せた。

 優勝チームの中心選手とあり、ここから注目が集まるのはMVPの行方。攻撃陣はターンオーバーの機会が多かったため、リーグ最小失点タイの堅守を支えた高丘や岩田が筆頭候補となりそうだ。だが、当の本人は「全然頭にないし、全くないと思っている」と苦笑い。「優勝したけど、だまだ個人的には課題も多い。来季はもっと成長した姿を見せられるように、ここからもっと成長していかないといけない」と浮かれずに前を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)

 
 
「誰が出ても変わらない」横浜FMを支え続けたGK高丘陽平、堂々の全34試合フルタイムV | ゲキサカ

 毎試合のように先発メンバーを入れ替えながら戦い、Jリーグの頂点に立った横浜F・マリノスだが、最後尾には常に頼れる守護神が立っていた。GK高丘陽平は今季、自身のプロキャリアで初めての全34試合フルタイム出場を達成。試合結果を左右するビッグセーブでチームを救うなど、リーグ最少失点タイの守備陣を牽引し、3年ぶりのタイトルをもたらした。

 高丘は2020年10月、コロナ禍で集中開催となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するため、外国籍枠の関係で登録外となったGK朴一圭に代わって期限付き移籍で加入。だが、GKオビ・パウエル・オビンナに正守護神の座を奪われると、昨季もシーズン序盤はオビに先行される時期が続いていた。

 それでも徐々にチームにフィットしながら出場機会を伸ばし、38試合制のシーズンのうち33試合に出場。今季はさらにパフォーマンスを高めると、守備陣が安定しなかった前半戦は毎試合のようにチームを救うビッグセーブを連発し、首位を走るチームの好調の立役者となった。また今季途中からはDFエドゥアルド、DF岩田智輝がCBに定着していき、守備陣全体の安定感もアップ。シーズンが進むにつれて決定的なピンチ自体が少なくなり、派手な見せ場はそう多くはなかったが、どっしりとしたシュートストップでチームを支えていた。

 フィールドプレーヤーが目まぐるしく入れ替わる中でも、一人で守り抜いてきたゴールマウス。高丘はどのような思いで今季のチームビルディングを見ていたのか。まず語られたのはケヴィン・マスカット監督による思い切った起用法の効果だった。

「シーズンが始まった当初は試合数が多いのもあったし、ローテーションでいろんな選手が組みながら、誰が出ても変わらないパフォーマンスをしながら勝つというマネジメントを監督がしてくれた。その積み上げが最後までエネルギーを切らさずにシーズンを走り切れた要因だと思う。そこは監督の手腕だろうし、僕らは監督の意図をしっかりくみながらやってきた」

 そうした中で「僕はほぼ全ての試合に出してもらったので、多少選手が変わっても連係がしっかり取れるよう、誰が出ても勝ち点3を取れるようにGKとして準備してきた」と高丘。「GKの自分が後ろにどんと構えていることで、前の選手が思い切ってプレーできると思うので、安心感を与えられるように意識していた」ともいい、ターンオーバーが続く中で自身が柱になるような取り組みを続けていたようだ。

 そうした継続の末に積み上げた34試合フルタイム出場と、リーグタイトルという結果。「初めて34試合フルタイム出場できたので、そういったところの喜びもあるけど、それができたのもみんなのサポートのおかげだと思うので、また次の目標に向かってやっていきたい」。そう謙虚に語った高丘は「1年間、身体をハードワークしてきたので休みも取りながら次に向けてやっていきたい」と先を見据えた。

(取材・文 竹内達也)

 
 
前回Vから立場は変われど「チームのためできることを精一杯やった」横浜FM仲川輝人が”締め”のダメ押し弾 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスに3年ぶりのJリーグ制覇を大きく手繰り寄せる3点目を決めたのは、3年前の優勝時に最優秀選手賞と得点王のダブル受賞を果たしたFW仲川輝人だった。2月19日の開幕節セレッソ大阪戦でもチームの今季初ゴールを挙げていた30歳は「ファーストゴールを決めてラストも決めたので締めとしてはいいかな」と笑顔を見せた。

 勝てば他会場の結果にかかわらず優勝が決まるJ1最終節。横浜FMが2-1でリードして迎えた後半28分だった。ロングフィードを使った速攻で右サイドを攻略し、MF水沼宏太が縦へと切り裂くと、折り返しのボールに仲川が反応。鮮やかなワンタッチシュートで押し込み、優勝を大きく近づけるダメ押しゴールとなった。

 仲川にとっては3年前に続く2度目のリーグ制覇。「最後まで分からない試合だったので、こういった緊張感のある試合で優勝を決められてホッとしている。ホームで決めたかったのが素直な気持ちだけど、アウェーでホームのようなファン・サポーターの声援があったからこそ力が出せた。勝てたことが全て」と喜びを語った。

 もっとも、仲川の立場は3年前とは少々異なっていた。年間15ゴールで得点王とMVPをダブル受賞した19年に対し、今季は31試合に出場するも先発出場は15試合のみ。「僕自身いろんな怪我と向き合いながらベストなコンディションではなかったけど、チームのためにできることを精一杯やった」という状態でのシーズンだったという。

 それでも第2節・川崎F戦では結果的に優勝争いのライバルを破る形となった2ゴールを挙げたほか、限られた出場時間の中でもシーズンを通して計7ゴールを記録。十分な出場機会を得られない中でも、チームの結果に貢献できるところを見せつけた。

「出た選手が流れを変えるゲームチェンジャーだという気持ちで毎試合やっていたからこそ、ここまで来られた。チームのために何ができるかを選手一人ひとりが行動して、ピッチで表現できたからこそ勝ち取れた優勝だった。みんなに感謝しているし、メディカルにも感謝しているし、チーム全員で掴み取った優勝になった」。立場は変わってもチームのために。そんな姿勢が結実した、2度目のJリーグ制覇だった。

(取材・文 竹内達也)

 
 
“因縁”神戸にリベンジ達成…横浜FM永戸勝也が移籍1年目でJリーグ制覇「呼んでくれたチームに感謝」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスのDF永戸勝也が、加入1年目でJリーグ制覇を成し遂げた。自身にとってプロキャリア初のタイトル獲得。優勝セレモニー後には「1年間頑張ってきてよかったなという気持ちと、去年鹿島で最後のほう出ていなかった自分に声をかけてくれて、呼んでくれたチームに感謝しています」と心境を吐露した。

 勝てば優勝という条件で迎えたヴィッセル神戸とのJ1最終節。永戸には負けられない理由があった。「本当に悔しい思いをして、まずはリベンジというところを意識していた」。神戸は一発勝負のACLラウンド16で対戦し、アジア制覇の夢を絶たれた因縁の相手。その試合で永戸は勝敗を分ける失点に絡んでおり、リベンジに向けたモチベーションは高かった。

「ありきたりだけど今日のゲームはどっちが勝ちたいかの勝負だと思っていたし、僕も含めて他の選手も気持ちが入っていた」。ACLでは神戸のサイドチェンジがSBの裏に入ることが多く、チームは前線の選手たちも含め、大きく蹴らせないようプレッシングに奮闘。その結果、最少失点にとどめることに成功し、3-1の勝利で優勝を手繰り寄せた。

 鹿島に2年間在籍していた永戸は昨季途中、DF安西幸輝の加入によってレギュラーポジションを失い、シーズン終盤に出場機会が激減。「もがいていたところ」に横浜FMからのオファーを受け、移籍を決断した。前回優勝時の主力だったDFティーラトンが抜けたとはいえ、横浜FMの左SBは中央でのプレーも求められる難しい役柄。今季の序盤戦は守備面の対応に苦慮する場面もみられた。

 それでも終わってみればチーム4位の2147分間出場。いまでは右サイドバックのDF小池龍太とともに欠かせない存在となり、見事に優勝に貢献した。「僕も6年目だけど、なかなか優勝したくてもできないというところからやっと手が届いた感覚」。そう頂点に立った喜びを表現した27歳は「でも優勝したらまた次という感情がすぐに出てくる」と早くも連覇に闘志をたぎらせていた。

(取材・文 竹内達也)

 
 

Goal.com

横浜F・マリノスがヴィッセル神戸に3発勝利で3季ぶりのJ1制覇! | Jリーグ | Goal.com 日本

明治安田生命J1リーグは5日、第34節(最終節)のヴィッセル神戸vs横浜F・マリノスが行われた。

勝てば他会場に関係なく優勝を決められる横浜FMはエウベルや西村拓真、喜田拓也らを先発起用。前節の川崎フロンターレ戦に続いて連続で優勝争い中の相手とぶつかる神戸は大迫勇也や武藤嘉紀、山口蛍ら実績豊富なメンバーを送り出している。

試合は神戸が良い入りを見せたものの7分に横浜FMの厚みある攻撃が炸裂。ボックス手前左の岩田智輝が浴びせたミドルシュートが右ポストに当たった跳ね返りに水沼宏太が詰めるがGK坪井湧也が対処する。それでもアンデルソン・ロペスが至近距離で反応して押し込んでゴールラインを越えた。

しかし、この場面にはVARが介入。判断に少なくない時間を要した後にVARオンフィールドレビューが行われ、A・ロペスのファウルによる得点取り消しが決まったのは15分だった。

先制点を逃す形になった横浜FMだったがここから攻勢を強めていく。すると26分、右サイド浅い位置でボールを持った水沼がアーリークロスを供給。菊池流帆がなんとか足先でクリアしたもののボックス左にボールがこぼれると、フリーで走り込んでいたエウベルが頭で丁寧なシュートを放つ。これが前に出ていたGK坪井の頭上を越えてネットを揺らした。

その後も押し込んでチャンスを作る横浜FMだったが追加点はなかなか決め切れず。前半ATが7分取られると、48分に神戸が反撃を繰り出す。横浜FM陣内中央右サイドの酒井高徳が左足でインスウィングの速いクロスを供給。武藤が頭で軌道を逸らすようにして合わせて同点弾を決め切る。

同点で迎えた後半は神戸が小林友希に代えてマテウス・トゥーレルを投入し、大迫らを中心にチャンスを迎えていくものの横浜FMが53分にボックス脇の左でFKを獲得。キッカーの水沼がゴール左下隅を狙う鋭いシュートを放つとGK坪井が弾いたが、西村が左足で押し込んだ。

神戸は63分に小林祐希に代えてアンドレス・イニエスタ、横浜FMは70分にエウベルに代えて仲川輝人を投入。すると直後の73分に水沼がボックス右に抜け出す。そのまま中央に折り返すと走り込んだ仲川が右足で合わせてリードを広げる。

終盤にかけても試合をコントロールする横浜FMはそのまま試合を終了。今季の34試合20勝8分け6敗70得点35失点という攻撃力を表すような試合運びで、3シーズンぶりのJ1制覇を決めた。

一方、勝利したうえで横浜FMの結果を待つ必要があった川崎フロンターレはFC東京との多摩川クラシコを戦って3-2で勝利。19分にボックス手前中央でボールを持った脇坂泰斗が右足で強烈なシュートを繰り出して先制点を突き刺したが、29分にFC東京のカウンターから独走態勢に入ろうとしたアダイウトンをGKチョン・ソンリョンが倒してしまい、一発レッドで退場となる。

守護神を欠くこととなる川崎Fは登里享平に代えてGK丹野研太を送り出し、攻撃の枚数は維持。後半は開始早々の47分にアダイウトンに決められて追いつかれたが、61分にマルシーニョが右サイドからの折り返しに合わせて勝ち越す。

しかし74分、アダイウトンがボックス左からの折り返しに頭で合わせてこの日2点目。それでも75分、途中出場していた車屋紳太郎のクロスがオウンゴールを誘発してまたも川崎Fがリードする。そのまま勝ち切った川崎Fだったが、横浜FMとの勝ち点差は「2」で変わらず三連覇の野望は潰える結果となった。

 
 
横浜F・マリノスでJ1制覇にマスカット監督「今夜はパーティーでもして」 | Jリーグ | Goal.com 日本

横浜F・マリノスを率いるケヴィン・マスカット監督が、優勝後のフラッシュインタビューに応じた。

横浜FMは5日、最終節で敵地に乗り込んでヴィッセル神戸を3-1で撃破。今季積極的なターンオーバーを実行してきた横浜FMだが、この試合でも途中出場の仲川輝人がチームの3点目を決め切るなど、マスカット監督の手腕が目立った。

そして、この結果により横浜FMの3年ぶりのJ1制覇が決定。アンジェ・ポステコグルー前監督(現セルティック)の後任として、2021年夏より攻撃的なチームを引き継いだマスカット監督は神戸戦後、選手たちの奮闘を称えている。

「終わったばかりで何と言っていいかというところですが、本当に選手たちを誇りに思います。結果もですが、やってきたことがピッチ上で出せて、本当に最後までしっかりやってくれました」

続けて、チームとして勝ち取ったタイトルを喜んでいる。

「まず自分たちが成し遂げようとすることに目標を置いて、特別な瞬間をしっかりみんなで見ていこうと。ひとつひとつ積み重ねた結果、特別な瞬間を今日みんなで見ました。歴史に残る優勝という部分をチームにもたらしてくれたので嬉しく思います」

最後に、ファン・サポーターに向けた感謝を口にした。

「シーズンを通してホームでもアウェイでも本当にたくさんの方々が常に足を運んでくれましたし、今日も素晴らしいサポートの中で後押しをしてくれたと思います。皆さんで今夜は本当にパーティーでもして盛り上がってください」

 
 
西村拓真、横浜F・マリノス加入初年度のタイトルに涙「最高です! 」 | Jリーグ | Goal.com 日本

横浜F・マリノスの選手たちが、3シーズンぶりの明治安田生命J1リーグ制覇に歓喜している。試合後のフラッシュインタビューに応じた。

2位・川崎フロンターレと優勝争いのデッドヒートを繰り広げていた横浜FMは、5日の最終節でタレント軍団・ヴィッセル神戸と対戦。エウベルの得点で先制しながらも武藤嘉紀にネットを揺らされて追いつかれる展開となったが、後半に西村拓真と仲川輝人が結果を出して3-1で競り勝った。

これにより、他会場の結果に関係なく横浜FMの優勝が決定。3年ぶり5度目のリーグタイトル獲得を成し遂げた。

神戸戦にフル出場した主将の喜田拓也は試合後、「このためにやってきたので、本当に1年間色んな事がありましたけど、みんなの喜ぶ顔を見たら感無量です」と語り、チームメイトに感謝を伝えている。

「優勝に王手をかけてから少し時間がかかってしまいましたが、年間通して苦しい時もみんなで一つになって逃げないでひたむきにやってきたので、みんなの喜ぶ顔を見ると本当に報われたなと思うし、みんなに感謝したいし、心からおめでとうと言いたいです」

他クラブ以上にターンオーバーを繰り返しながら、総力戦でシーズンを戦い抜いた横浜FM。喜田はさらに、神戸の本拠地まで駆け付けたサポーターに恩返しができたことも喜んだ。

「アウェイですけどこれだけたくさんのお客さんに来てもらって、それだけ期待していただいていたということですし、皆さんに5つ目の星をみんなでプレゼントできたということは、本当に仲間を誇りに思います」

また、神戸戦で決勝点を沈めた西村もフラッシュインタビューに対応。心境について率直に「最高です!! 」と叫んだ後、「大好きなみんなと、マリノスファミリーの一員になれたこと、本当にこの一年嬉しいです」と語りつつ笑みを浮かべながらも涙をにじませる。

そして、その涙の意味について問われると「ちょっとわからないです、すみません(笑)。ありがとうございます! 」とこぼし、インタビューを離れて仲間との歓喜の輪に戻った。今季より横浜FMに完全移籍加入して精力的な走りと決定力で貢献してきた西村にとって、クラブチームでのプロ初タイトルは感涙を禁じ得なかったようだ。

 
 

フットボールチャンネル

水沼宏太「諦めずにやってきてよかった」。父もプレーした横浜F・マリノスで万感のJリーグ初優勝 | フットボールチャンネル

— 水沼宏太、横浜F・マリノスでJリーグ初優勝!

 明治安田生命J1リーグ第34節が5日に行われ、ヴィッセル神戸に3-1で勝利した横浜F・マリノスが3年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた。

 試合が終わった瞬間、途中交代でベンチに下がっていたMF水沼宏太はピッチの脇で泣き崩れた。セレッソ大阪からマリノスに復帰して3年目。愛するクラブで、逃し続けてきたリーグタイトルをついに手中に収めた。

「子どもの頃から夢見てきたリーグ制覇を、一度離れたマリノスで達成できたのは、自分の中ではすごく感動的でした。これまで諦めずにやってきてよかったなと改めて感じることができましたし、何とも言えない感情がこみ上げてきた。仲間たちと一緒に戦ってくださった(ファン・サポーターの)皆さんに本当に感謝だなと思います」

 横浜F・マリノスユースから2008年にトップチーム昇格を果たした水沼だったが、なかなか出場機会を得られず、2010年途中から栃木SCへ期限付き移籍することになった。その後はサガン鳥栖、FC東京、セレッソと渡り歩き、再びマリノスのユニフォームを着ることはないかと思われていた。

 そんな中、2020年にマリノスから移籍オファーが届いて10年ぶりに復帰。「一度離れたマリノスに戻ってくるなんて考えていなかった未来だし、(復帰する前は)マリノスでまさか優勝するなんて思ってもみなかったです」と水沼は語る。

 だが、帰ってきたからには自分がマリノスをタイトルに導く。クラブの新たな歴史を作る。その強い覚悟がついに結実した。

「もちろんマリノスに帰ってきたからには絶対にこのクラブを日本一にする、リーグタイトルを手にするぞという気持ちでやっていました。実際にこうやってタイトルを獲ることができたのは本当に幸せだと感じます。夢とか希望とか、いろいろなものを見てくださる方にも届けられたのかなと思いますし、自分自身も諦めずにやってきてよかったと思います」

 マリノスのレジェンドでもある父・水沼貴史氏は、Jリーグでの優勝経験がない。ユニフォーム背中のネームを「KOTA」から「MIZUNUMA」に変えた今季、トリコロールの背番号18は偉大な父を超えて、クラブ史に再び「水沼」の名を刻んだ。

「今年(ユニフォームの)名前を変えたのも、自分にプレッシャーをかけてやっていこうという気持ちにもなっていたから。そういう意味では、『水沼』という名前をマリノスのクラブの歴史の中にしっかり残せたかなと思います」

 自分と向き合いながら、常にチームのために行動しつづけた水沼のリーグ優勝への貢献の大きさは計り知れない。表彰式でチームメイトに促されてシャーレを掲げた姿が、信頼の証だ。神戸戦でも全3得点に絡んでマリノスを高みに導いた32歳は、これからも「最高な仲間たち」とともに走り続ける。

(取材・文:舩木渉)

 
 
宮市亮が掲げたシャーレの意味。横浜F・マリノス優勝で果たされた主将・喜田拓也の誓い | フットボールチャンネル

— 宮市亮、横浜F・マリノス優勝でシャーレ掲げる

 明治安田生命J1リーグ第34節が5日に行われ、ヴィッセル神戸に3-1で勝利した横浜F・マリノスが3年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた。

 今年7月27日、日本サッカー界に大きな衝撃が走った。サッカー日本代表の一員としてEAFF E-1サッカー選手権の韓国代表戦に出場していたFW宮市亮が負傷。診断は右ひざ前十字靭帯断裂だった。

 約10年ぶりに返り咲いたひのき舞台で、まさかの大怪我。しかも宮市にとって右ひざの前十字靭帯断裂は2度目で、左右通算でも3度目。当然、所属するマリノスの選手たちもショックを受けた。

 一方で、宮市の存在がチームの団結を強くした側面もある。負傷直後のリーグ戦では、エールを送るために背番号「17」のメッセージ入りユニフォームを作成し、全員で着用。試合を終えたMF喜田拓也は「宮市選手の働きが報われるには、優勝するしかない」と述べ、そのうえで「必ず最後にシャーレを渡すと、彼に誓いたい」と決意を口にしていた。

 小池龍太も「自分たちの(Jリーグ)パッチを金にして(宮市)亮くんの復帰を待つというのは、僕自身のミッションでもあった」と語る。

 彼らの誓いやミッションは無事に果たされた。ベンチ外だった宮市はスタンドで試合を見守り、優勝セレモニーではキャプテンの喜田に続いて2番目にシャーレを空高く掲げる大役を任された。

 試合後に取材に応じた宮市は「個人的には7月に怪我をしてからピッチの上では貢献できていないところはありましたけど、自分の思いをみんなが背負ってくれて、ピッチに出ている選手が表現してくれました」と語った。

 先月29日に行われたホーム最終戦の浦和レッズ戦後、ゴール裏に姿を見せた宮市はマイクを手に「この街にシャーレを この街に頂点を」とチャントを熱唱。ファン・サポーターからは「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」と書かれた横断幕を、無数のメッセージとともに手わたされた。

 ノエビアスタジアム神戸のピッチで、トリコロールの背番号17はチームメイトをはじめとしたマリノスファミリーからの思いが「重さ」となったシャーレを掲げた。「僕のためというのも多少はあると思いますけど、みんなが1人ひとり、チームのためにやってくれたことがうれしかったし、優勝できたことがうれしい」と、宮市は感謝とともに感慨にふける。

「(試合に)出ていない選手が手を抜かない姿勢はマリノスに浸透していると思います。ベンチ外の選手が手を抜かずにやる姿は、(試合に)出ている選手にも影響を与えるし、そういうものを背負って出ている選手がピッチ上で表現してくれる。それがマリノスの良さ。個を置いておいて、まずはチームのためにやり、それが個に戻ってくるという考え方がマリノスには浸透していると思います」

 この宮市の言葉通り、選手たちの中では「宮市にシャーレを掲げさせる」と「宮市のために優勝する」が同義ではなかった。あくまでチームのために戦ったうえで、最後に優勝することで宮市の貢献が初めて報われる。「個」が目的にならなかったことが、優勝を果たせた要因の1つかもしれない。

 全てのセレモニーを終えて取材に応じた喜田は「必ず最後にシャーレを渡すと、彼に誓いたい」という言葉の背景を次のように語った。

「宮市選手のキャリアや背景を考えても、非常に大きな怪我でしたし、僕らに与える影響も非常に大きかったです。それは間違いないんですけど、ああいう発信をすることで、宮市選手の影響力や人間性の素晴らしさがあるがゆえに、周りから彼自身への重圧が非常に大きくなってしまった。

彼だけを美談にするつもりはなくて、怪我で離脱する選手や試合に出られない選手も宮市選手と同じように大切なので、そこは間違えないでほしいという思いがチームメイトとしてずっとありました」

 ただ、「宮市選手は報われるべき取り組みをしていましたし、彼のチームに対する思いを最後に絶対ああいう(シャーレを掲げる)形で表現したかった」と喜田は続ける。最後の最後に、最高の形で約束を果たすことができた。宮市に手渡されたシャーレには、これまでの献身に対する感謝の意味も込められていたのだろう。

「最後にこうやって(宮市にシャーレを)渡すことができて、『ありがとう』という言葉も伝えさせてもらいました。彼も逆に『ありがとう。みんなのおかげだ』と言ってくれたので、彼自身が報われた思いでいてくれれば嬉しいなと思います」

 宮市ととも勝ち取ったリーグ優勝は、永遠にマリノスの歴史に刻まれる。ピッチに立てずともに、常にポジティブなエナジーをチームにもたらした背番号17の存在価値と貢献度は極めて高かった。

 来季こそはマリノスをJリーグ連覇に導くスピードスターの完全復活した姿が見られることを楽しみにしたい。

(取材・文:舩木渉)

 
 
小池龍太は「歩くのが精一杯な状態」だった。横浜F・マリノスで初優勝、気力で走破した飛躍の1年 | フットボールチャンネル

— 横浜F・マリノス、3年ぶりのJ1優勝。小池龍太が明かした壮絶な戦い

 明治安田生命J1リーグ第34節が5日に行われ、ヴィッセル神戸に3-1で勝利した横浜F・マリノスが3年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた。

 頂点に立った瞬間、小池龍太は「自分に(Jリーグで)チームがなくてJFLでスタートした時から、様々なことを思い出した」という。JFAアカデミー福島を卒業した2014年、Jリーグのクラブからオファーはなく、当時JFLのレノファ山口に加入した。

 ルーキーイヤーから山口のJ3昇格に貢献し、2015年にJリーグ参入初年度でのJ3優勝に貢献。毎年カテゴリを上げ、2017年には柏レイソル移籍でJ1初参戦を果たした。そして、欧州でのプレーも経験したのち2020年夏にマリノスの一員となる。

 加入3年目の今季はリーグ戦26試合に出場して自身初のJ1優勝に大きく貢献しただけでなく、7月には日本代表デビューも果たした。小池にとってこれまで以上の飛躍を経験したシーズンになった

「J1でタイトルを獲ったし、日本代表にも選ばれたし、今年はいろいろな感情を覚える年になって、個人的にはハッピーです。いろいろな人をハッピーにできた年でもあると思うので、こうやって必死に一歩一歩やってきてよかったなと、ただただその思いです」

「全ての選手がたくましく見えたし、最高のチームでやってきて、結果が出なかったり、最強にはなれなかったりしたことが僕自身も悔しかった。今日で『自分たちが最強』というのを日本中だけじゃなく、いろいろな人たちに証明できて、改めてこのクラブの価値が大きくなったかなと思います」

 シーズン終盤は満身創痍だった。フル出場した9月10日のJ1第29節・アビスパ福岡戦で右足を痛めた。その後、リーグ戦を2試合欠場しただけで実戦に復帰する。小池は「残り5試合で自分がフルパワーでチームのために走れるように少し欠場しましたけど、チームに信頼を置いているからこそ、こういう決断ができました」と語ったが、復帰後は珍しく2試合連続で途中交代となり、万全でないのは明らかだった。

 それでも「自分の足がどうなるか分からないけど、一緒に戦っているチームメイトや家族のために、今は我慢しなければいけないタイミングだと思っています」と、無理をしながら試合に出続けた。

 試合中はどこかを痛めているような素振りなど一切見せないが、毎試合後の取材エリアに右足を引きずって出てくる姿には痛々しさすらあった。そうした様子から、何としても最後まで走り抜くんだ、という覚悟を行動や言動の端々から感じていた。ラスト3試合の連続フル出場が、彼の背負っていたものの大きさや決意の固さをよく物語っている。

 これまで小池は自らの怪我の状態についてハッキリと言及してこなかったが、リーグ優勝を果たした神戸戦の後に改めて問うと「本当に歩くのが精一杯な状態で、90分間走っていました」と明かしてくれた。そして、こう続ける。

「メディカルスタッフをはじめ、僕が一歩でも多く走れるように陰で支えてくれる人たちがいたからこそ、僕自身も数ヶ月オフをなくしてでもケアをして、このタイトルに全力を注いできました。

そういった支えてくれる人というのは、自分が恩返ししなければいけない立場の人たち。ファン・サポーターのみなさんもそうですけど、そういった人たちに何かを返せるとしたら、今日のように結果を出すことだったので、ホッとしています」

 喜び、安堵、感謝、責任、悔しさ……様々な思いがこみ上げて、優勝が決まった瞬間には涙が流れた。満身創痍でも、チームメイトやスタッフ、ファン・サポーター、そしてマリノスファミリー全員の思いに突き動かされ、小池は最後まで走り抜くことができた。

「とにかく自分たちのミッションはコンプリートできたと思います。その中で、もちろん嬉しさも悔しさもあって。やはり自分たちは日産スタジアムで決められる立場でしたし、そこはまだまだ自分たちが成長できる部分だと思います。すごく嬉しいですけど、もっと多くの方々と一緒に(優勝の)その瞬間を共にしたかったなという気持ちがよぎった瞬間でもありました。

今日、(試合終了の)笛が鳴った瞬間から、また新たな1年がスタートしています。僕らにまだできていないのって2連覇だと思うので、また今日から気持ちを切り替えてやらなければいけない。僕自身も苦しい終盤だったので、とにかく足を1日でも早く元の状態に戻すこと、それが最優先かなと思います」

 リーグ優勝を果たした直後でも、小池の視線はすでに次のステップへと向いていた。まずは酷使し続けてきた右足を休め、万全のコンディションを取り戻すことから。そのうえで来季もチームの中心としてタイトル獲得に貢献する大活躍する背番号25の姿を楽しみにしたい。

(取材・文:舩木渉)

 
 

web Sportiva

宮市亮、水沼宏太、西村拓真…それぞれの涙に、横浜F・マリノス優勝の理由があった|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

「これまで接したことのない感情で、どうしたらいいか……」

 テレビカメラの前に立った宮市亮は、唐突に込み上げてきた涙を止められない様子で、その理由を説明できなかった。

 それは宮市にだけ起きた現象ではなかった。試合後のピッチでは、水沼宏太が抱擁を重ねるたび、泣きじゃくっていた。喜田拓也も目を赤くし、感極まっていた。宮市の前にインタビューを受けていた西村拓真も、「(なんで泣いているのか)わからないです」と、得体の知れない何かに感情を揺さぶられるようだった。

「積み上げてきたことが、結果として出て、うれしくて。みんなのおかげで2番目にシャーレを掲げられましたが、おこがましいし、申し訳ないけど、ありがたくて……。いいことも悪いこともあったシーズンでしたが、みんなに支えられて、前を向いてやっています」

 そう語った宮市は、シーズン半ばで右ひざ前十字靭帯断裂に遭い、戦列離脱を余儀なくされていた。

 それぞれの選手が乗り越えたものがあるのだろう。それがひとつの結果につながった。歴史を作ったのだ。横浜F・マリノスのJリーグ制覇は語り継がれていくだろう。

 2022年、横浜FMはシーズンを通してリーグをリードしてきた。

「優勝は確定」

 ほとんど独走態勢で、シーズン終盤には「いつ」だけが興味の的になった。それが最終節までもつれたのは、Jリーグ優勝が簡単ではないことの証左だ。

 10月1日、横浜FMは第31節に名古屋グランパスに敵地で0-4と大勝を収めたあと、慢心とは言わないが緩みは出た。翌週のトレーニングは、ふわふわしたところはあったという。そして降格圏で喘ぐガンバ大阪、ジュビロ磐田に本拠地で連敗を喫した。

「(連敗した試合は)ちょっときれいにやろうとしすぎたかもしれません。崩しきれず、ミドルとかを打つ工夫もなかった。ただ、連敗はしましたが、(浦和)レッズ戦で盛り返したのはあったので、今日はいい形で臨めたかなと」(水沼)

 迎えた11月5日、最終節のヴィッセル神戸戦では、立ち上がり、やや硬さが見えた。

— 全得点に絡んだ水沼宏太

「選手が硬くなるのはわかっていたので。”キーパーはどんと構えて”と思っていました。選手はすぐにアジャストしましたし、その対応力も今シーズン、身につけたことかなと思います」(高丘陽平)

 前半7分、横浜FMは決定機を迎える。岩田智輝が強烈なミドルを放つと、ポストを叩く。跳ね返りに水沼がすかさず反応し、ゴールに向かって蹴り込み、GKともつれたところでアンデルソンロペスが押し込んだかと思われたが、VAR判定で取り消された。審判はこれに6分もの時間を要する不手際で、誰よりもこの一戦に緊張していたかもしれない。

 これで試合のリズムがやや緩慢になったが、26分、水沼が右から鋭い球筋のクロスを送る。相手は後ろ向きでのクリアが精一杯。中途半端にエリア内でバウンドしたボールをエウベルが頭で決めた。

 その後も横浜FMペースだったが、追加点を決められず、アディショナルタイムにツケを払うことになる。

 神戸は大迫勇也、武藤嘉紀、酒井高徳など、W杯日本代表経験者を先発に揃え、ベンチにはアンドレス・イニエスタも擁していた。戦力的にはJリーグ屈指。チームの方向性が見えなくても、一発があった。前半終了間際、右サイドで酒井がボールを持った時、下がってから左足でクロスを送る。守備を崩してはいなかったが、アーリークロスは完璧なタイミングと軌道で、それに武藤がヘディングで合わせ、同点弾を決めた。

 ただし、横浜FMも選手の顔ぶれでは負けていない。アンジェ・ポステコグルーが植えつけたスタイルも土台にある。つまり、本来のプレーができたら、負ける相手ではなかった。

 停滞しかけた攻撃に火をつけたのは水沼だ。

 後半8分、左サイドで得たFKを水沼が蹴る。壁一枚の守りに対し、抜け目なくニアサイドに際どいシュートを打ち込むと、敵GKがはじくが、こぼれた球を西村が鮮やかに蹴り込んだ。

 水沼は今シーズンのJリーグMVPに値する活躍を見せた。右サイドを中心にプレーリズムを変化させ、決定的クロスを送った。その精度はJリーグトップ。スピード、パワーに利点が出るアタッカーが多くなった陣容で、緩急をつける”気がきく”プレーは異彩を放った。32歳で日本代表に初選出されたのも当然だった。

 後半28分、水沼はさらに違いを見せる。右サイドの裏へ抜け出すと、ゴールラインまで深みをとって、マイナスのパスを交代出場の仲川輝人にお膳立て。技術、ビジョン、判断、どれも群を抜いていた。

 1-3とリードを広げると、神戸が急速にパワーダウンし、2019年以来の優勝が決まった。

「ホームで優勝を決めたかったですが、自分たちにベクトルを向け、1年間やってきた成果を見せられました。このチームの選手はみんな仲間思い。正当な競争があって、真摯な取り組みで、それぞれが成長してきました。自分自身、これまでのキャリアは順風満帆ではなかったですが、プロに入って初めてのトップ下で、プレーの幅が広がりました」(西村)

 横浜FMの選手たちは共闘精神とプロフェッショナリズムを土台に、それぞれの事情を抱えながら優勝に挑んでいた。幾多の苦難を乗り越え、最後に本当の輝きを放った、とも言える。それぞれの涙に、横浜FMの優勝の理由があったのだ。

 
 

サッカーキング

ケガを乗り越え最終節でもたらした歓喜 横浜F・マリノスで輝き放ちJ1優勝に貢献した西村拓真|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

— 今季仙台から加入した

川崎フロンターレとのJ1優勝争いは最終節まで持ち越され、迎えた第34節のヴィッセル神戸戦。前半アディショナルタイムに同点に追いつかれ、1-1で後半を戦う横浜FMに歓喜の瞬間を生んだのは西村拓真だった。

試合は前半にエウベルのゴールで横浜FMが1点を先制する。しかし前半アディショナルタイムに神戸の武藤嘉紀に同点のヘディングシュートを決められる。ドローで迎えた53分、左斜めからのFKを水沼宏太が直接シュートを放つと、GKがファンブル。すかさず西村が決めてゴールネットを揺らした。

この試合でもトップ下で先発出場した西村。中盤まで下がってポゼッションに参加しながら、機を見た飛び出しで神戸ゴールを脅かしていた。特徴の1つでもあるここぞというタイミングでの飛び出しが、大一番でチームに歓喜をもたらした。

今季ベガルタ仙台から横浜FMへ加入した西村。27試合に出場して2018年のキャリアハイ(11得点)に次ぐ10得点を記録してチームに貢献した。E-1選手権で日本代表にも選出されるなど飛躍の年となった西村だが、9月には左足関節外側のじん帯を損傷するなどケガで戦列を離れることもあった。苦しい時期を乗り越え、今節での大きな活躍があるのだ。

 
 
神戸に立ちはだかったエドゥアルドの壁 今季加入してJ1優勝に貢献した守備のリーダー|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

— 神戸の攻撃を1失点に抑えた

J1第34節で横浜F・マリノスはヴィッセル神戸と対戦。川崎フロンターレとの勝点は2差と勝利でJ1優勝が決まる一戦は3ゴールを決めて横浜FMが勝利し、見事J1優勝を果たした。この試合でも高い守備能力を発揮した男がエドゥアルドだ。

この試合でも岩田智輝との2センターバックでコンビを組んだエドゥアルド。持ち前のフィジカルとスピードを生かし、神戸が誇る強力な攻撃陣を抑える。前半アディショナルタイムに武藤嘉紀に1失点を許すものの、それ以外は決定機を作らせずに勝利に貢献した。

エドゥアルドは自身の特長を十分に生かして神戸に立ちはだかった。データサイト『SofaScore』によれば、空中戦では4度勝利しており、3度のインターセプト数も記録。4-1と勝利した前節の浦和レッズ戦ではキャスパー・ユンカーをスピードで封じ、今節はフィジカルで大迫勇也など攻撃陣に仕事をさせなかった。

今季サガン鳥栖から加入するも、シーズン途中は出場機会に恵まれない時期もあった。それでも自らのポテンシャルを発揮して終盤ではチームの欠かせない存在へと成長。ラスト2試合では特に彼の能力の高さが際立ち、優勝に大きく貢献した。

 
 
3点目で横浜F・マリノスを優勝に導いた仲川輝人 苦しんだ先に生まれた最終節での歓喜|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

— 今季は31試合7得点6アシストを記録

J1最終節で横浜F・マリノスはヴィッセル神戸と対戦し、3-1で勝利した。チームの3点目を決めて3年ぶりの優勝をグッと引き寄せた男が、3年前のMVP・仲川輝人である。

この試合で仲川はサブからのスタートとなったものの、70分にエウベルに代わって途中出場すると、積極的な仕掛けからチャンスを創出。そしてすぐに結果を残した。右サイドを抜け出した水沼宏太がドリブルで運び、中央へ折り返す。仲川はワンタッチでゴールネットを揺らし、チームを勝利に大きく近づける活躍を見せた。

今季はケガに悩まされるシーズンでもあった。開幕2戦3ゴールと滑り出しは上々だった仲川だが、その後は結果を残せずにいるとベンチスタートの日々が続いた。先発出場してもゴールを決められず、第2節から出場した18試合でわずか1得点と2019年の得点王は苦しんでいた。

それでも徐々にコンディションを上げていくと第24節の川崎フロンターレ戦、第25節FC東京戦と2試合連続ゴールを記録。そして迎えた最終節には勝利を決定づける3点目を決めてチームを3年ぶりの優勝に導いた。

3年前には最優秀選手賞と得点王に輝くなど順風満帆なシーズンだった。3年ぶりの優勝となった今季は悔しさも残るシーズンだっただろう。だからこそ最終節で得点し、喜びをかみしめた仲川は、今季の悲喜を思い出させる印象的なシーンだった。

 
 

サッカーキング

横浜M・西村が決勝弾 不敗神話を完結 11月5日・神戸戦 | カナロコ by 神奈川新聞

— 横浜M3-1神戸

 輝く場所を確立した喜びが涙となってあふれたか。横浜Mの西村が1─1の後半8分に決勝弾。「このメンバーと成し遂げられて本当にうれしい」と感慨に浸った。

 水沼が直接狙った左FKを相手GKがファンブルし、「うまくこぼれてきたので詰めるだけだった」と左足で押し込んだ。4年ぶりの2桁に乗せる今季10得点目。ゴールを決めた9試合はいずれも勝利している不敗神話を完結させた。

 J2降格を経験した仙台から移籍1年目でたどり着いた頂点の景色。経験のないトップ下の位置でレギュラーを勝ち取り、「プロに入ってタイトル争いはなく、順風満帆ではなかった。この仲間と出会えたことに感謝している」と西村。こぼれた笑顔はしっかりとトリコロールに染まっていた。

 
 

サッカーキング

ハーフタイムに示した王者の風格 横浜F・マリノスのプロの振る舞い:朝日新聞デジタル

 サッカーの明治安田生命J1は最終節の5日、横浜F・マリノスが3年ぶり5度目の優勝を果たした。

 1―1の後半8分。横浜マのFW水沼宏太が左サイドからFKを蹴る。神戸GKがはじいたこぼれ球に、MF西村拓真が間髪入れずに反応し、左足で押し込んだ。

 「詰めるだけだった」

 ネットが揺れ、このゴールが横浜マの3年ぶりの優勝を大きく引き寄せた。

 勝てば優勝が決まる最終節。横浜マが見せたのはプロ意識の高さと研ぎ澄まされた集中力だった。得点が欲しい状況でゴールを奪えたことが、それを物語っている。

 決勝点の約2分前。ヴィッセル神戸のFW大迫勇也の正面のシュートをGK高丘陽平が好守で防ぎ、流れを渡さなかった。

 先取点も、チームとして乱れなかったからこそ生まれた。

 前半7分にFWアンデルソンロペスがゴールを奪ったかのように見えた。しかし約7分に及んだビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、無得点になった。

 気落ちしてもおかしくない。それでも同26分、相手クリアボールを見極め、FWエウベルがボールを浮かせてコースを狙い澄ましてヘディングシュートを決めた。落ち着いていた。

 3年ぶりの王者となるクラブは風格があった。

 ハーフタイム。ピッチの選手はさっそうと一列になって走り、控え選手と次々とタッチし、ロッカールームへ。張り詰めた緊張感と結束力は神戸を圧倒していた。

 今季リーグ終盤、初めて2連敗した。

 主将のMF喜田拓也は「苦しいときも、みんなが一つになって逃げないでひたむきにやってきた。お互いを信じる気持ちがこのチームの強み」と力を込めた。

 育成組織出身ながら約10年このクラブを離れた水沼は「戻ってくることなんか考えなかった。マリノスで優勝するなんて思わなかった。幸せ」と話した。

 リーグ開幕から30年目。J1に君臨し続ける横浜マが印象づけたのは高い技術だけではない。

 プロの振る舞いだった。(堤之剛)

 
 

サカノワ

【J1リーグ】優勝決定ドキュメント│横浜F・マリノスが攻め抜き神戸に3-1快勝、川崎はFC東京に数的不利から見事な勝利 | サカノワ

 J1リーグ34節、横浜F・マリノスがヴィッセル神戸に3-1で勝利を収め、3年ぶり5度目のリーグ優勝を果たした。得失点差があり横浜FMは引き分けでも優勝が確実といえる状況だが、最後まで攻め抜いてタイトルを手繰り寄せた。また数的不利に立ちながらも最後まであきらめずFC東京から勝利を手にした2位川崎フロンターレのナイスファイトも光った。

 11月5日、横浜FMの優勝決定までの軌跡を追う。

0分[14:03]
【神戸–横浜】【FC東京-川崎】キックオフ!

19分
【FC東京0-1川崎】MF脇坂泰斗のゴールで川崎先制

26分
【神戸0–1横浜】FWエウベルのゴールで横浜FM先制

29分
【FC東京0-1川崎】GKチョン・ソンリョンがレッドカード

45+3分
【神戸1–1横浜】FW武藤嘉紀がアディショナルタイムに同点ゴール

47分
【FC東京1-1川崎】FWアダイウトンが同点ゴール

53分
【神戸1–2横浜】セットプレーからMF西村拓真が決めて勝ち越し!

61分
【FC東京1-2川崎】数的不利ながらFWマルシーニョが決めて勝ち越し!

74分
【FC東京2-2川崎】アダイウトンのドッペルパック(=1試合で2得点)で同点に

75分
【FC東京2-3川崎】オウンゴールで再び勝ち越し

73分
【神戸1–3横浜】途中出場から3分、仲川輝人のゴールで追加点

試合終了
【FC東京2-3川崎】先に試合が終了

試合終了
【神戸1–3横浜】横浜F・マリノスが勝利、川崎と勝点2差で優勝決定!

 
 

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2022マッチレポート | 11月5日 vs 神戸 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第34節 神戸 vs 横浜FMのデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2022/11/04 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/11/5(土)14:00KO J1第34節 ヴィッセル神戸vs.横浜F・マリノス@ノエビアスタジアム神戸 ※声出し応援適用試合

2022/11/05 横濱ノ興廢此ノ一戰ニ在リ、各員一層奮勵努力セヨ
 
 

今週の他会場など


 
 

 
 

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