【試合結果Webニュースまとめ(3○0)】2022/4/25(月)日本時間20:00KO AFCチャンピオンズリーグ2022 グループステージ 第4節 横浜F・マリノスvs.シドニーFC@トンニャットスタジアム(ベトナム)


【試合結果Webニュースまとめ(3○0)】2022/4/25(月)日本時間20:00KO AFCチャンピオンズリーグ2022 グループステージ 第4節 横浜F・マリノスvs.シドニーFC@トンニャットスタジアム(ベトナム)
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

ACL グループステージ 第4節 横浜F・マリノス vs シドニーFC 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvsシドニーFCの試合結果・データ(AFCチャンピオンズリーグ:2022年4月25日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 1,979人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]
結果に満足しているのと、メンタル強く最初から試合に入れたことが本当に良かった試合だと思います。選手たちがたくさんのチャンスを作り出しました。チーム全体で強い気持ち、メンタルの強さを表現してくれました。勝点3を取れたことは本当にうれしいです。

--スペクタクルで、今大会最高のパフォーマンスでした。どう評価しますか。
ベトナムに来てから1試合ごとにどんどん成長しています。今日の試合でも成長が見られ、特に前節よりもしっかり試合をコントロールできました。コントロールした上で、より危険な部分もピッチ上で見せられたのではないでしょうか。

前半の早い段階で2点を入れても守ることなく攻め続ける、自分たちのやるべきことをしっかり表現してくれました。自分たちで支配して戦えましたし、特に10人になってからも完全に引いて守ることなく、攻めの姿勢を忘れず、しっかり点が取れたことは大きいです。選手たち全員が強さを見せてくれました。

--今日の勝利が次にどうつながると感じていますか。
今夜に関しては本当に素晴らしい試合をしてくれました。私は本当に全員を信じています。それは選手だけでなく、スタッフも含めての全員です。前節からスタメンを入れ替えても、自分たちが相手のミスを誘うようなプレーができたと思います。そして、ミスを誘うようなプレーは簡単なことではありません。選手全員がやるべきことをしっかりやってくれたからこそできたのです。もちろん流れの中で相手に攻められるシーンはありましたが、それはサッカーの90分間で必ずあることですし、次の試合に向けては、まずは良いリカバーをしたいです。

選手コメント

水沼 宏太

--アシストした先制点が試合の流れを作りました。
2戦目、3戦目は最初にチャンスがあった中で取れませんでした。後々、響くというのは分かっていたので、絶対にモノにしようと入って、立て続けに2点取れたのはチームとしてすごく大きかったです。僕自身も入りからフィーリングが良かったです。

--内容面でも過去3試合より向上が見られました。
先制するまでもつながりがあって、今大会で一番僕たちのやりたいことが体現できたシーンが多かったです。改善できた部分も多く、選手たちも手ごたえを感じていました。人とボールが動いて、どんどんつながって良かったです。距離感だったり、立ち位置を含めて、昨日の練習から出る選手たちで話してきました。話したとおりに、準備したとおりにできて、すごく気持ちよかったです。

でも、まだまだこれが僕たちの力ではないというのは見てくれている皆さんも、僕たちもそう思っています。まだ上に行けるとは思ってはいますが、半分折り返して、“らしさ”が出てきたのかな、とは感じています。

--ピッチの外からですが、数的不利になったパフォーマンスをどう見ていましたか。
1人少なくなり、よりやらなくてはいけないと、選手たちも感じていたはずです。途中から出た選手がチームのために働けるのは僕たちの強みです。誰が出ても、というのはみんなが思っていると思うので、最後、出ていない選手も含めてベンチからも声が出ていて、一体感のある最高のゲームでした。

實藤 友紀

--DFの背後から潜り込んだ先制点のシーンを振り返ってください。
あれは、狙っていました。いつもどおりファーを狙いながら、1回はじかれて、(水沼)宏太に入ったので、自分が入っていけるスペースを見ながら、宏太が蹴る瞬間にそこに飛び込むだけでした。

--その先制点で流れができました。
この4試合で一番自分たちのやりたいサッカーができました。先制点を取れたことが大きかったです。自分たちのサッカーを今まで出せていなかったので、こういう大きな大会でこのまま終わってしまうのではなく、今までやってきたことをやろうと気持ちを見せ、それがうまくサッカーにつながりました。

ポゼッションからフィニッシュまでいけたシーンもありました。ACLの期間でメンタルの部分がすごく成長しています。あと2試合、良い流れで自分たちのサッカーで勝ちたいです。

--最終ラインの押し上げで距離感が良くなったと感じました。
ボランチとの距離を意識しました。キー坊(喜田 拓也)と(山根)陸には守備のときもワンアンカーではないですが、少し後ろを見てもらいました。相手の狙いはカウンターだったので、何度か危ないシーンはありましたが、みんなでプレスバックして戻って助け合うこともできました。改善しないといけない部分はありますが、明らかにやりたいサッカーができた時間は伸びました。次の試合はその時間をもっと伸ばしていきたいです。

山根 陸

--アジアの舞台でのデビュー戦でした。
普段ないようなミスが出てしまったし、チームメート全員が60メートル、70メートル帰らないといけないシーンもありました。個人的なパフォーマンスとしては通用した部分もありましたが、それと同じくらいミスが出ました。疲労がたまってきたときに精度を欠いたところがあったので、もっとやっていかないといけません。

--背後からプレッシャーがあった中、40分のターンではがしたシーンが素晴らしかったです。
(松原)健くんにプレッシャーが掛かったので、どうしても自分がサポートに入らないといけませんでした。バックパスして、(高丘)陽平くんを経由してサイドに展開するのは簡単ですが、前方向に進めたほうがいいし、それが自分の特長です。あそこで矢印を変えられたのは自分の特長が出た場面でした。

--フレッシュな状態で、余裕も感じました。
インパクトを与えたかったし、みんなが連戦を重ねてきている中、個人的には1試合目で90分間戦えないといけないと感じました。ただ、Jリーグよりかは、前を向けてバチっと来るシーンも少なく、プレッシャーを感じませんでした。縦パスを刺すタイミングや、見えるところをもっと増やさないといけません。そこでもっと違いを作れれば、もっと点が入っていたと感じます。

 
 

Twitter / Istagram


 
 

ハイライト動画


【横浜F・マリノス×シドニーFC|ハイライト】横浜FMが3得点で完封勝利!首位突破へ大きな勝点3|AFCチャンピオンズリーグ グループH 第4節|2022 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 角田が不可解な判定で一発退場も3発!攻撃サッカー貫きACL1次L初の連勝― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 ホーチミン(ベトナム)で集中開催されているACL1次リーグH組の横浜は25日、第4戦でシドニーFC(オーストラリア)と対戦し3―0で勝利した。

 前半6分、MF水沼の左クロスからDF実藤が頭で決めて先制。この今大会チーム初となる流れの中からの得点で流れを引き寄せると、その5分後にはDF松原の右クロスをペナルティーエリア内で受けたFW西村が個人技で崩し、最後は左足でネットを揺らした。

 高温多湿の地で、慣れないピッチ、ボールへの対応に苦労し、なかなか本来の力を発揮できなかったチームだが、この日は一転、大会初出場となった18歳MF山根らの活躍もあり序盤から横浜らしい攻撃サッカーを展開。後半18分にDF角田が不可解な判定で一発退場となったが、マスカット監督が「自分たちのサッカーを貫く」と宣言していた通り、数的不利でも最後まで攻撃的な姿勢を崩さず、42分にはFWアンデルソン・ロペスがだめ押しの3点目を決めた。

 これで22日に1―0で下した相手に今大会初の連勝。勝ち点を9に伸ばした。次戦は28日、初戦で2―0で勝ったホアンアイン・ザライ(ベトナム)と対戦する。

 
 

ニッカンスポーツ

【ACL】横浜がシドニーFC下し2位キープ DF角田涼太朗が決勝ゴールでウノゼロ勝利 – ACL : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスがシドニーFCを下し、勝ち点を6に伸ばした。

決勝点を挙げたのはDF角田涼太朗だった。後半35分、左CKの競り合いから相手がクリアしきれなかったボールに反応し、右足ダイレクト。鋭いシュートがゴール左隅に決まった。

同25分にはMF水沼宏太の右からのパスに走り込んで決定機を迎えたが、惜しくも枠外に外していた。その10分後に自らゴールを決め、ミスを帳消しにした。試合前には「1次リーグ突破という目標はあるが、目の前の1試合にしっかり準備したい」と語っていた。

同日に行われた試合でH組首位の全北(韓国)がホアンアイン・ザライ(ベトナム)に勝ち、横浜は2位をキープした。1次リーグはホーチミンでの集中開催により、25日にふたたびシドニーFCと対戦する。

 
 
【ACL】横浜、シドニーFCに完封勝ち 勝ち点9 DF角田涼太朗退場で10人も後半42分に3点目 – ACL : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスが序盤に挙げた2得点で、シドニーFC(オーストラリア)に快勝した。3勝1敗の勝ち点9とした。

前半6分、CKを跳ね返されたボールを回収し、再び左サイドからMF水沼がゴール前へ入れたクロスをDF実藤が頭で押し込み先制した。

さらに前半11分、FW西村の個人技が光った。右サイドのDF松原の低く鋭いパスを西村が受けると、素早いターンから左へ持ち出し、左足でゴールを奪った。立ち上がりで幸先良く2点をリードした。

ただ後半に入ると状況は一変。押し込まれる場面が増え、後半19分にはDF角田が決定機を阻止したとしてレッドカードを提示された。

10人となった横浜は前線からのプレスをあきらめ、全体的に引いてコンパクトに守り、シドニーFCの攻撃を受け止めた。

横浜はさらに後半42分、右サイドを抜け出したDF岩田からの折り返しのパスを、FWアンデルソン・ロペスが右足で押し込み3点目。勝負は決した。守っても最後まで集中を切らさず、完封勝ちした。

第3節終了時点では、H組は全北現代モータースFC(韓国)が2勝1分けの勝ち点7で首位に立ち、横浜は勝ち点6(2勝1敗)で2位に付けていた。

 
 

スポーツ報知

横浜FMは西村拓真らの3発でシドニーFCに連勝 25分間の数的不利にも今大会2度目の完封 : スポーツ報知

 横浜FMはベトナム・ホーチミンで集中開催されるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でシドニーFCに3―0と勝利した。DF実藤友紀とMF西村拓真が前半のうちに得点。数的不利となった後半42分にはFWアンデルソンロペスが今大会初ゴールを挙げた。連勝を飾り、勝ち点を9に伸ばした。

 22日のシドニーFC戦(1〇0)からGK高丘陽平以外の先発10人を変更。高卒新人のMF山根陸がACL初出場、前節決勝点を挙げたDF角田涼太朗が左サイドバックで起用される布陣となった。前半6分、MF水沼宏太の左CKをニアでフリックするとこぼれ球を山根が拾い、再び水沼が左サイドからクロス。実藤がフリーで頭を合わせ、早々にスコアを動かすことに成功した。

 同11分にはDF松原健の右サイドからのグラウンダークロスに西村が華麗な反転から相手を交わして左足シュート。ゴール左隅に流し込み、貴重な追加点をもたらした。しかし後半19分に角田が退場。体力消耗の激しい中で数的不利の戦いを強いられる状況となったが、攻めの姿勢を貫き、同42分にはDF岩田智輝の折り返しにロペスが流し込んで試合を決定づけた。ピンチにも岩田ら守備をはじめ全員で体を張って耐え抜いた。

 ここまでの3試合は高温多湿な環境だけでなく日本と異なるボールの軽さやピッチコンディションにも苦戦し、細かなミスから納得のいくサッカーができず。この日も後半は苦しい時間帯が続いたが、4戦目にして”らしさ”が見られ、エンジンがかかってきた。西村のゴールは今大会初めて流れから生み出した得点。パススピードや距離感など修正を図り、様々な形の崩しでチャンスを演出した。ここからさらに勝ち点を積み上げるべく、中2日の28日は、地元ベトナムのホアンアインザライと対戦する。

 
 
横浜FM、シドニーFCに3-0快勝…数的不利にも攻めの姿勢貫き連勝 西村拓真「お互いの画を共有しようと」 : スポーツ報知

 横浜FMはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でシドニーFCに3―0と勝利した。DF実藤友紀とMF西村拓真が前半6分、11分に得点。後半19分からは数的不利となったが、後半42分にFWアンデルソンロペスが今大会初ゴールを挙げた。初の連勝を飾り、勝ち点を9に伸ばした。

 22日のシドニーFC戦(1〇0)からGK高丘陽平以外の先発10人を変更して挑んだ。1―0の前半11分、DF松原健の右クロスに西村が華麗な反転。相手を交わしてゴール左に流し込み、貴重な追加点をもたらした。今大会チーム5点目にして初のセットプレー以外から生まれたゴール。献身的なプレーでひた走る25歳は「お互いの画を共有していこうと試合前から話して、何回もトライできた。健君からいい形できて、うまく体がターンできて良かった」と喜びとともに仲間に感謝した。

 後半19分にDF角田涼太朗が一発退場となり、30分近くを数的不利で戦う状況に。しかしチームは攻めの姿勢を貫き、同42分にはゴール前まで走り込んだDF岩田智輝の折り返しをロペスが流し込んで試合を決定づけた。前節までの3試合は高温多湿な環境に加え、日本と異なるボールの軽さやピッチコンディションにも苦戦し、納得のいくサッカーができず。この日も後半は苦しい時間帯が続いたが、4戦目にして”らしさ”を取り戻してきた。

 マスカット監督は「結果には満足している。選手がたくさんのチャンスをつくったこと、チーム全体で気持ちの強さを表現してくれた。この勝ち点3が取れて本当にうれしい」と納得顔。試合を重ねるごとにチームの成長を実感し、「早い時間帯で2点入れても攻め続ける。10人になっても引いて守ることなく攻めの姿勢を見せて、しっかり点が取れたことは大きい。自分たちがやることに対して相手のミスを誘うプレーができた。素晴らしい試合をしてくれた」とたたえた。

 中2日で地元ベトナムのホアンアインザライと対戦。西村は「今日出た改善点も次につなげられれば。残り2試合もお互いを助け合って、全員で勝って日本に帰れるように。マリノスの良さは全員で戦うところ」と、勝利にも貪欲に次を見据えていた。

 
 

サッカーダイジェスト

實藤のヘッド弾、西村の反転ショット、A・ロペスのダメ押し弾!角田退場でひとり少ない横浜がシドニーに3発完勝! | サッカーダイジェストWeb

— 持ち前のポゼッションでゲームを支配

 横浜は現地時間4月25日、ベトナムで集中開催されているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節でオーストラリアのシドニーFCと対戦し、3-0で勝利した。

 横浜のスターティングメンバーは、GKに高丘陽平、4バックは松原健、岩田智輝、實藤友紀、角田涼太朗、ダブルボランチに喜田拓也と山根陸、トップ下に西村拓真、3トップは水沼宏太、アンデルソン・ロペス、エウベルといったラインナップに。

 6分、横浜が先制に成功する。水沼の左CKは、はね返されるも、こぼれ球を回収した山根からのパスを受けた水沼がクロスを入れると、實藤がヘディングシュートを叩き込む。

 その5分後には、西村が追加点をゲット。松原のクロスを受けた背番号30は、見事なターンから左足シュートを突き刺した。

 上々の立ち上がりを見せた横浜は、持ち前のポゼッションでゲームを優位に進めながら、前半を2点のリードで折り返す。

 迎えた後半、スタートはやや押された横浜は集中した守備で対抗。決定的なピンチに見舞われるシーンもあったが、かろうじて失点を免れる。

 64分には相手へのファウルが一発レッドと判定された角田が退場。残り時間は10人で戦うことに。我慢の時間が続くなか、キープすれば落ち着いてボールを動かしながら、時計の針を進めていく。

 そして、87分にはA・ロペスが勝負を決定づけるチーム3点目を奪取。完勝を収めた横浜は4試合を消化し、これで3勝目。次節は4月28日にベトナムのホアンアイン・ザライFCと対戦。日本時間で20時にキックオフ予定だ。

 
 

サッカーキング

横浜FMがシドニーFCに連勝! 角田涼太朗の退場後にA・ロペスがダメ押し3点目 | サッカーキング

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第4節が25日に行われ、横浜F・マリノス(日本)とシドニーFC(オーストラリア)が対戦した。

 両者は22日に行われた前節でも対戦し、横浜FMが1-0で辛勝。横浜FMは同試合からフィールドプレイヤーを全員入れ替え、決勝点を挙げた角田涼太朗が左サイドバックでスタート。山根陸はACL初先発を果たした。

 横浜FMは幸先よく6分に先制する。コーナーキックのこぼれ球を回収し、左サイドから水沼宏太がゴールに向かうクロスを供給。ファーから飛び込んだ實藤友紀が、ダイビングヘッドで合わせてゴール左下に突き刺した。

 11分、横浜FMがリードを広げる。松原健が右サイドの深い位置からグラウンダークロスを送り、受けた西村拓真は軽やかなターンで相手をかわす。西村はボックス中央で左足を振り抜き、ネットを揺らした。

 横浜FMはボールを握って時計の針を進め、2点のリードで折り返す。55分には3点目を奪う絶好機が到来。エウベルがピッチ中央で相手のミスパスをカットし、西村にボールをつなげる。西村はドリブルでファイナルサードに侵入すると、ペナルティエリア左のアンデルソン・ロペスに一旦預け、ボックス中央でリターンパスを受け取る。右足ダイレクトでゴールに流し込もうとしたが、わずかに枠の右へ外れた。

 その直後、シドニーが立て続けにビッグチャンスを迎える。56分にはルーズボールの奪い合いでコスタ・バーバルーゼスが角田と入れ替わり、ボックス内に侵入。味方へのラストパスを選択したが、岩田智輝にカットされて決定機を活かせない。57分にはスルーパスに抜け出したパトリック・ヤズベクが高丘陽平との一対一を迎えたが、ゴール右下を狙ったシュートは惜しくも枠を外れる。

 64分、横浜FMに退場者が出てしまう。ハーフウェーライン付近でパスを受け取った角田がパトリック・ウッドにプレスをかけられ、入れ替わりを阻止しようとした際にウッドを倒してしまう。このプレーがDOGSO(決定的な得点機会の阻止)に当たるとジャッジされ、角田は一発レッドカードで退場となった。

 シドニーの攻撃を耐えながらも3点目の得点機会をうかがう横浜FMは、85分にシドニーのゴールを脅かす。左サイドでのボールキープから、吉尾海夏が右に大きく展開。反応した松原は、ペナルティエリア右で飛び出してきた相手GKをかわし、無人のゴールに流し込もうとしたが、右のポストに嫌われる。

 それでも、横浜FMは87分にダメ押しの3点目を獲得する。攻撃に参加していた岩田が藤田譲瑠チマのスルーパスに抜け出し、ペナルティエリア右からグラウンダーで折り返す。これをゴール前のA・ロペスが押し込み、ACL初ゴールを記録した。

 試合はこのまま終了し、横浜FMは2連勝で3勝1敗、シドニーは2連敗で2分2敗となった。次節は28日に行われ、横浜FMはホアンアイン・ザライ(ベトナム)、シドニーは全北現代モータース(韓国)と対戦する。

 
 

サッカーマガジンWEB

横浜FMが「当然」の快勝。残り30分近くを10人で戦いながらもシドニーFCを寄せつけず3勝目◎ACL第4節 – サッカーマガジンWEB

— 64分の退場劇もしのいで追加点

 やはり、早いタイミングでセットプレーから先制すると、展開が楽になる。横浜F・マリノスは6分に水沼宏太が左CKをニアへ。クリアされるが山根陸が拾って再び水沼に預けると、逆サイドまで飛ばした。實藤友紀がDFの前にうまく入り込んでダイビングヘッド、ゴール左に飛び込んだ。

 5分後に追加点が決まったことも大きい。右サイド深くでスローインをアンデルソン・ロペスに投げた松原健がリターンをもらうと、低いボールをマイナスへ。ゴールを背にして受けた西村拓真が、ボールとともに時計回りに反転してから左足でニアを抜くシュートを決めて、あっという間に2-0とした。

 暑さに加えてリードを2点も許したシドニーFCの体が重い。横浜FMはていねいに、しかし素早くボールを動かして、相手に奪いどころを絞らせずに走らせる。体力をどんどん奪っていって、余裕の試合運びを見せた。

 ACL初出場初先発となった山根陸も周囲がよく見えていて、ボランチのパートナーになった喜田拓也やセンターバックの2人と連係しながら、ボールを動かす起点になって十分に及第点の出来だった。

 雲行きが怪しくなってきたのが55分頃から。連続で裏のスペースに送り込まれてピンチを招き、シドニーFCに押し込まれていく。相手の拙攻でゴールこそ許さなかったが、さらに不利になったのが64分。角田涼太朗が相手と競り合ったときに不可解な判定で退場処分となり、10人で残り時間を戦うことになった。

 シドニーFCも攻撃陣に交代選手を加えてさらに前がかりにくるが、横浜FMがなんとか集中してストップ。すると87分にはセンターバックの岩田智輝が持ち上がり、右の仲川、内側の藤田譲瑠チマとつなぎ、縦に差したところに岩田が走り込んでいた。中央に送るとアンデルソン・ロペスが右足でがら空きのゴールに流し込む今大会初ゴールで突き放した。

 このまま3-0で完勝して、シドニーFCにはダブルを達成。後半は苦しみながらも、パスのリズムを維持したまま落ち着いて相手をかわし、きっちりと追加点も決めるレベルの違いを見せる、いわば「当然」の勝利だった。次のホアンアインザライ戦にも勝って、前回対戦で敗れた全北現代に最終節でリベンジして首位突破を果たす青写真ができてきた。

 
 
【横浜FM】西村拓真のクロックワイズターンから2点目!「いい形で来てうまく体が反転できた」- サッカーマガジンWEB

— 「助け合って全員でしっかり勝って」

 西村拓真の今大会初ゴールが、どれだけチームを楽にしたか。6分に實藤友紀が先制した5分後、背番号30がテクニカルなゴールで追加点を挙げたのだ。

 右サイド深くで松原健がスローイン、アンデルソン・ロペスが戻したボールを松原が低いセンタリングで中央に送ってくる。西村は細かいタッチでボールを操りながらクロックワイズ(時計回り)にターンして、左足でニアに突き刺した。一瞬の判断と技術、身体操作が高度に組み合わさった難易度の高いフィニッシュ。

「健くんからいい形でボールが来て、うまく体が反転できてよかったです」

 早々に2-0とリードしたから、落ち着いてプレーすることができた。しっかりとボールを動かしながら、ケヴィン・マスカット監督の言葉を借りれば「相手のミスを誘うプレーができた」。チャンスを作り続けて「お互いの絵を共有していこうと話していて、試合の中で何回もトライできたし、しっかり次につなげられればいいと思う」と西村も納得の展開だった。

 64分には角田涼太朗が退場処分を受けて10人で残り30分ほどを戦うことになったが、慌てず騒がず、パスのリズムを維持した。西村も中盤のラインに下がって構えてから守備に出ていくタスクも忠実に実行して、苦しい時間帯をしのぐことに貢献した。87分にはアンデルソン・ロペスがダメ押しのゴールを決めて、マスカット監督も「10人になっても引いて守るスタイルではなく、攻めの姿勢で点が取れたのも大きい」と、自分たちのポリシーを貫いた意義深い勝利を喜んだ。

「残り2試合、お互いに助け合って全員でしっかり勝って日本に帰れるようにしたい。マリノスの良さはそういうところだと思うので、しっかり全員で戦いたい」

 西村はチームの助け合いの精神を感じている。次は地元のホアンアインザライ。そして、最終節では前回敗れた全北現代との決戦が待ち受ける。助け合って攻め抜いて、首位通過を実現するつもりだ。

 
 

ゲキサカ

10人でも攻め続けるのが横浜F・マリノス!! 鮮やか3発シドニーFC連破で暫定首位浮上 | ゲキサカ

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、グループリーグ第4節を行い、横浜F・マリノスがシドニーFCに3-0で勝利した。2-0で迎えた後半に退場者を出しながらも追加点を奪い、オーストラリアの強敵相手に2連勝。次節に地元ホアンアイン・ザライ戦、そして最終節には首位の全北現代(韓国)との大一番を控えるなか、決勝トーナメント進出に向けて大きく勢いをつけた。

 ここまで2勝1敗の横浜FMは、3日前に行われた前節シドニーFC戦(○1-0)からGK高丘陽平以外の10人を変更。横浜FMユース出身の18歳MF山根陸がアジアデビューを果たし、前節途中出場で決勝ゴールを挙げたDF角田涼太朗も引き続き左サイドバックで先発した。

 試合は序盤から横浜FMがゴールを重ねた。まずは前半6分、左CKの流れから山根のパスを受けたMF水沼宏太がクロスを送ると、ゴール前でDF實藤友紀が反応。ダイビングヘッドで完璧に合わせ、ゴールネットを揺らした。實藤は3月12日のJ1第4節札幌戦以来の公式戦ゴール。アジアでは記念すべき初ゴールとなった。

 さらに前半11分、右サイドで高い位置を取っていたDF松原健がニアサイドにグラウンダーパスを送り、これをFW西村拓真が受けると、華麗なターンから左足シュート。セットプレーではない形から待望の今大会初ゴールが決まり、2-0とリードを広げた。その後も横浜FMはボールを握り続け、前半45分間をシャットアウト。危なげなくハーフタイムを迎えた。

 ところが後半、横浜FMは實藤に代わってDF小池裕太を投入し、最終ラインの並びを入れ替えると、シドニーFCの猛攻に捕まる。3分のピンチは角田、11分のピンチはDF岩田智輝がうまくカバーリングしたが、相手に裏に抜け出される形が続発。すると19分、ビルドアップ中にボールを奪われかけた角田がFWパトリック・ウッドを倒し、一発退場処分を下された。

 直前に水沼と山根に代えてMF藤田譲瑠チマとFW仲川輝人を投入していた横浜FMだったが、同21分にもFWエウベルに代わってDF畠中槙之輔を起用。守備の人数を増やす対応を強いられた。ところが、その後も主導権を握ったのは横浜FM。相手のプレッシングを巧みなビルドアップで次々にかわし、FWアンデルソン・ロペスや松原が決定機を迎えた。

 そして後半42分、横浜FMが試合を決める追加点を奪った。藤田のスルーパスに岩田が抜け出し、グラウンダークロスに反応したのはA・ロペス。数的不利でも攻め続けた横浜FMがリードを3点に広げた。そのまま試合はタイムアップ。全北現代対ホアンアイン・ザライ戦がこのあと控えるなか、横浜FMが暫定首位に浮上した。

 
 

Goal.com

横浜F・マリノス、角田一発退場もシドニーFCに連勝! | ACL第4節 | Goal.com

【ACL 結果】AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区のグループステージ第4節が4月25日に開催。グループHでは横浜F・マリノスがシドニーFC(オーストラリア)と対戦した。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では25日、グループH第4節の横浜F・マリノスvsシドニーFC(オーストラリア)が行われた。

3試合を終えて2勝1敗とし、首位・全北現代モータース(韓国)を勝ち点差1で追う2位・横浜FM。グループ折り返しとなる第4節では、前節も直接対決して1-0で下した3位・シドニーと対戦した。

連勝を目指す横浜FMは西村拓真や水沼宏太、喜田拓也らを先発起用。仲川輝人やマルコス・ジュニオールらをベンチスタートとしている。

試合は早々の6分にスコアが動く。左CKの流れから左サイドでフリーの状態でボールを持った水沼が右足でクロスを供給。上手くシドニーDFの前に身体を入れた實藤友紀が頭で先制点を奪取した。

さらに11分、右サイド深い位置でボールを持った松原健がマイナス方向にグラウンダーのクロスを送る。ターンしながらの巧みなトラップを披露してシドニーDFをかわした西村が素早く左足を振り抜いて加点した。

主導権を握る横浜FMはハーフタイムに實藤に代えて小池裕太を起用。押し込みながら実力差を感じさせる戦いを続ける中でも後半の序盤には幾度かディフェンスラインの裏に抜け出されるピンチを迎えるが、無失点を維持する。

その後、63分に水沼と山根陸に代えて仲川と藤田譲瑠チマを投入するが直後にカウンターを受けそうになった場面で角田涼太朗がファウルを犯してしまい、決定機阻止と判断された様子で一発レッド。10人となる横浜FMはさらにエウベルに代えて畠中槙之輔を送り出し、守備のバランスを整える。

それでも終盤にかけて守勢に回ることのなかった横浜FMは87分にアンデルソン・ロペスがチームの3点目を沈めるなどして勝利。勝ち点を「9」に伸ばし、今節をまだ消化していない全北(勝ち点7)にプレッシャーを与える暫定首位浮上に成功した。

横浜FMは次節、3試合消化時点で未勝利の最下位に沈むホアンアイン・ザライ(ベトナム)と28日に対戦する。

 
 

フットボールチャンネル

横浜F・マリノスがシドニーに2連勝。後半には退場者出しながらも3点目で突き放す【ACL】 | フットボールチャンネル

— 實藤友紀、西村拓真、アンデルソン・ロペスが決めて3-0

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第4節が25日に行われ、横浜F・マリノスはオーストラリアのシドニーFCに3-0で勝利を収めた。

 22日に行われた前回のシドニー戦には1-0で貴重な勝利を収め、グループ首位通過への望みを繋いだ横浜FM。中2日での連戦にはGK高丘陽平を除くフィールドプレーヤー10人を総入れ替えした布陣で臨んだ。

 3日前には終盤に決勝点を奪ったが、今回は序盤から畳み掛ける。まずは前半6分、左CK後の展開から水沼宏太が右足でクロスを入れ、飛び込んだのは實藤友紀。倒れ込みながらのダイビングヘッドを叩き込んで横浜FMに先制点をもたらした。

 さらにそのわずか5分後にも追加点。松原健が右サイドの深い位置から折り返したグラウンダーのクロスを西村拓真がゴール前で受けると、巧みなターンで相手DFをかわして左足でシュートを突き刺した。

 早い時間帯で順調に2点のリードを奪い、その後も落ち着いてボールを保持し時間を進める横浜FM。2-0で前半を折り返した時点では順風満帆かに見えたが、後半には雲行きが怪しくなり始める。

 西村が3点目の決定機を逃したあと、シドニーにも決定的なチャンスを作られてしまい、相手のミスに助けられる場面も。さらに64分、シドニーの決定機を阻止したと判断された角田涼太朗がレッドカードを受け、10人での戦いを強いられることに。

 それでもシドニーは数的優位を活かすことができず、逆に横浜FMは87分にアンデルソン・ロペスが決定的な3点目を奪う。3-0の勝利を収めた横浜FMが勝ち点を9に伸ばし、グループ首位争いはやはり全北現代との一騎打ちが濃厚な情勢となった。

 
 
山根陸、18歳でACLデビュー「インパクトを与えたかった」。横浜F・マリノスの勝利に貢献、プレーへの自己評価は?【ACL】 | フットボールチャンネル

— 18歳の山根陸がACLデビュー

 横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節でシドニーFCに3-0と快勝した。

 これまでもターンオーバー制を敷いてきたマリノスは、前節からスタメンを10人変更。フィールドプレーヤー全員を入れ替えた中で、18歳のMF山根陸が今大会初先発を飾った。

 ユースから昇格1年目で、すでにJリーグデビューも果たしている山根だったが、前節までは出番なし。「インパクトを与えたかった」と語ったルーキーは手応えを得た一方で、「みんなが連戦を重ねてきている中で、自分は1試合目で、もっとタフにやらないといけない」と自己評価は厳しめだった。

「自分のミスでチームメイト全員が60m、70mくらい帰らなければいけないシーンもあった。個人的なパフォーマンスとしては通用するシーンもあったけど、それと同じくらい普段ないようなミスも多かったし、疲労が溜まってきた時にプレーの精度を欠いたりというのがあったので、そういったところはもっとやっていかないとなと思います」

 今大会初出場だった山根は序盤から堂々と振る舞い、落ち着いた様子でプレーしていたが、前半に2度ほど縦パスを相手にカットされてカウンターを食らうきっかけになった場面があった。随所に特徴のよく表れた好プレーがあっても、理想とするプレーには程遠かったようだ。

「(相手の当たりが)バチっとくるシーンも少なかったし、あまりプレッシャーも感じなかったので前を向けましたけど、その後の縦パスのところで、刺すタイミングと見えているところをもっと増やさないといけない。そういったところでもっと自分が違いを作れていれば、もっと点が入ったと思います」

 マリノスの中盤の競争は熾烈を極める。今大会はMF喜田拓也やDF岩田智輝、MF渡辺皓太、MF藤田譲瑠チマといった選手たちがボランチで起用されており、山根は岩田がセンターバックに回ったことで「5番目」の存在として出番が回ってきた形になる。

 だからこそ先発出場のチャンスをもらったシドニーFC戦で「インパクト」を残したかったが、納得のいくパフォーマンスにはならなかった。「ポジションを奪うにはまだまだ足りない」と山根は痛感している。

「今日も何本か精度を欠いたパスミスがあった。ああいうところをまずはなくしていって、こういう環境でもタフにやってやるんだというのを見せ続けないと、やっぱりあのレベルの高いボランチ勢からポジションを奪うにはまだまだ足りないものが多い。まず次の試合からしっかりそういうところを地道にやっていくしかないので、もしチャンスをもらえたらできることを100%やって、今回の試合の反省点を次につなげないとなと思います」

 中途半端なままでは自分で自分を許せない。あくまで追い求めるのは完璧なプレーだ。18歳に思えないほど成熟したメンタリティを備える山根は、常に自分に矢印を向けて成長のタネを探している。

 アジアの舞台でJリーグとは違った環境でのプレーを経験し、学ぶものも多かったはず。プロ1年目の期待の星がACLでの経験を今後の進化にどうつなげていくか楽しみで仕方ない。

(取材・文:舩木渉)

 
 
角田涼太朗「これも経験と捉えて前に進む」。劇的プロ初得点の翌節にまさかの一発退場、横浜F・マリノスは快勝【ACL】 | フットボールチャンネル

— 角田涼太朗、プロ初得点の直後に落とし穴が…

 横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節でシドニーFCに3-0と快勝した。

 まさかの落とし穴が待っていた。2点リードで迎えた63分、マリノスのDF角田涼太朗が自らのミスからボールを失いそうになった時、シドニーFCのFWパトリック・ウッドを競り合いで倒してしまう。

 そこで笛を吹いた主審は、角田に迷わずレッドカードを提示。前節の終盤にプロ初得点を挙げてチームを劇的な勝利に導いていた22歳は、その喜びもつかの間、プロ初の退場処分を受けることとなった。

「やっぱり自分が退場してしまったことが全てですし、チームに迷惑をかけてしまったのは本当に申し訳ないです」

 試合後、口を突いて出たのは謝罪の言葉だった。マリノスは10人になった後も攻め続けて終盤に追加点を奪い、3-0で勝利。角田としては慣れない左サイドバックとして先発出場の機会を与えられ、「いいところも課題も見つかった」と収穫を得ていた中での退場劇に反省しきりだった。

「ああいうプレーで退場してしまったというのはもったいなかったですし、結果としてすごくチームに迷惑をかけたので、反省しなきゃいけないことです」

 さすがに厳しすぎる判定に見えた。主審は角田に「決定的な得点機会の阻止」。いわゆる「DOGSO」でのレッドカードだと伝えたというが、自陣ゴールまでかなり距離があり、接触自体もそれほど激しいものではなかった。

「もちろん自分の主観で言えば、疑問は残ります」と語った角田は、一方で「そこに文句を言っても変わらない」と判定を冷静に受け入れてもいる。

「Jリーグと違ってVARが入っているわけではないし、審判に与えた印象が悪かったのは個人的な反省でもあります。そこでああいうプレー選択をしてしまったことも自分の課題だと思うので。ただ、ファウル覚悟で止めたというわけではなくて、自分の中では正当に競り合った結果だと思いますし、(厳しく反則を)取る人は取るというところで、あとは次に生かしていきたいなと思います」

 起きてしまったことに悔いは残っても、すぐに頭を切り替えなければならない。「これも経験と捉えて前に進んでいきたいですし、とにかく今日は本当にチームが勝ってくれてよかったかなと思います」と角田は語る。

 マリノスは先にも述べた通り、角田の退場によって相手より1人少なくなった後も攻めの姿勢を貫き、終盤にリードを広げる3点目も奪って連勝を果たした。グループステージ首位突破に向けて、63分までプレーした背番号33の貢献の価値が色褪せることはない。

(取材・文:舩木渉)

 
 
吉尾海夏、10人での勝利に手応え「1人ひとりがもう1人分走れた結果」。横浜F・マリノスはグループ首位浮上【ACL】 | フットボールチャンネル

— 吉尾海夏、10人でも追加点奪っての勝利を誇る

 横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節でシドニーFCに3-0と快勝した。

「やっぱり今日の試合も難しいゲームになりましたけど、今日もセットプレーの流れから最初に点を取れて、90分通して結構自分たちのペースでやれたかなというのはあります」

 途中出場でチームの勝利に貢献したマリノスのMF吉尾海夏は、試合内容に手応えを得ているようだった。

 63分にDF角田涼太朗が一発退場となり、マリノスは10人に。その時点ですでに2点のリードを手にしていたが、数的不利でも守りに入る選択肢は今のマリノスにはない。吉尾も「それはチームとして意思統一できていたと思いますし、1人少なくなっても攻め続けようという意識は全員あった」と語る。

 終盤の80分からピッチに立った吉尾は、4-3-2とシステムを変更した中盤に加わりチャンスメイクと守備に奔走した。「1人少ない割にはすごくスペースを持ちながらやれた感覚はありましたし、正直1人少ないのを感じなかった」と明かす。

 FWアンデルソン・ロペスが87分に追加点を奪ったことで、10人でも十分以上に戦えることを証明した。吉尾も「1人少なくなった状況でも自分たちのやるべきことは変わらなかったですし、その状況でマリノスのサッカーを出せて、さらに追加点を取れたのはすごくプラスなことだと思います」と語る。

 今大会、マリノスはセットプレー以外での得点力を課題としてきた。第4節のシドニーFC戦でようやく流れの中から2つのゴールが決まり、勝ち点3も確保。前節終了時点でグループ首位だった全北現代モータースがホアンアイン・ザライと引き分けたため、2位だったマリノスは一躍首位に躍り出た。

「1人少ない状況でしたけど、それを感じさせずに1人ひとりがもう1人分走れた結果が今日の試合の結果につながったかなと思います。あと2試合、2つとも勝って日本に帰りたいと思います」

 吉尾の言葉からは、彼自身だけでなくチーム全体が試合を重ねるごとに自信を深めている様子がうかがえる。グループステージの残り2試合、もちろん連勝すれば文句なしで首位突破を決められる絶好の展開になった。

(取材・文:舩木渉)

 
 
マスカット監督「全員がやるべきことをやってくれた」。10人でも強い、横浜F・マリノスの快勝にご満悦【ACL】 | フットボールチャンネル

— ケヴィン・マスカット監督、3発快勝に満足

 横浜F・マリノスは25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節でシドニーFCに3-0と快勝した。

 試合後の記者会見場に現れたマリノスのケヴィン・マスカット監督は、チームの勝利にご満悦の様子だった。

「結果に満足している。最初からメンタル強く試合に入れたことが本当に良かったと思う。選手たちがたくさんのチャンスも作り出した。今日の試合ではメンタルの強さをみんなが表現してくれたと思うし、勝ち点3を取れて本当に嬉しい」

 序盤に2点をリードしたマリノスだったが、63分にDF角田涼太朗が一発退場となって10人に。しかし、数的不利でも攻めの姿勢を崩すことなく振る舞い、87分にFWアンデルソン・ロペスがトドメを刺した。

 マスカット監督は今大会最高とも言えるチームの戦いぶりを「クレイジーなパフォーマンス」と評し、手放しで称賛する。

「ベトナムに来てから1試合ずつどんどん成長している部分があると思うし、今日の試合でも成長が見られた。特に前回(第3節のシドニーFC戦)よりもしっかり試合をコントロールできたと思っている。しっかりコントロールしたうえで、もっと危険な部分もピッチ上で見せられたのではないかと思う。

前半の早い段階で2点を入れても守ることなく攻め続ける、自分たちのやるべきことをしっかり表現してくれて、支配して戦えたと。特に10人になってからも完全に引いて守ることなく、攻めの姿勢を忘れず、1人少ない状況でもしっかり点が取れたことが大きい。選手たち全員が強い部分を見せてくれたと思う」

 前節終了時点でグループ首位だった全北現代モータースは、マリノス戦直後の試合でホアンアイン・ザライと引き分けた。それにより順位が逆転し、2位に甘んじていたマリノスは1位に浮上している。

 残り2試合でホアンアイン・ザライと全北現代に連勝すれば、文句なしでグループ首位突破が決まる。マスカット監督は「私は選手もスタッフも全員を本当に信じている」と述べつつ、「今日は相手のミスを誘うようなプレーがすごくよくできたのではないかと思う。それは簡単なことではない。選手たち全員がやるべきことをしっかりやってくれた」と述べた。

 今大会期間中で内容に最も手応えのある勝利で、チームは自信を深めている。3得点を奪って快勝したシドニーFC戦のパフォーマンスを継続できれば、決勝トーナメント進出の目標は現実のものになるはずだ。

(取材・文:舩木渉)

 

Jリーグ.jp

中澤 佑二の視点:アクシデントにも動じず、らしさを存分に発揮。際立ったのはベテラン水沼のパフォーマンス【ACL 横浜FMvsシドニーFC】:Jリーグ.jp

激闘が繰り広げられるAFCチャンピオンズリーグ。グループステージ突破を狙うJリーグ勢はアジアの難敵相手にいかなる戦いを見せたのか。
DAZN解説陣が鋭い視点で試合のポイントを分析するとともに、次節の見どころを語る。

試合開始からシドニーがマリノスにプレッシャーをかけてきましたが、そこで失点せずにしっかり耐え、徐々にマリノスのペースに持ち込んでいきました。今日のマリノスはパスのテンポや距離感が良く、自分たちでリズムを作れていました。セットプレーからの流れで先制できたこともよかったですね。そして色々なアクシデントがありながらも、臨機応変に自分たちの力で立て直すことができました。

(後半には、ちょっと不可解にも思えるレッドカードが角田 涼太朗選手に出されましたが?)
あれがアジアの戦いのひとつの側面です。VARもありませんし。若い選手からすれば、「なんだ、あの笛は!?」と感じたかもしれませんが、それもまた良い経験になっているのではないでしょうか。

そんなアクシデントのあと、10人になっても、マリノスは慌てませんでした。ポステコグルー監督が指揮を執り始めてから、現在のマスカット監督のチームも同様に、マリノスはひとり少なくなっても、同じようにパスが回せます。ひとり減ったぐらい、なんとも思わないのでしょう。選手の立ち位置が明確にされているので、あたふたしない。また誰もがボールを受けようとし、それぞれに技術もあって、相手をかわしたり、剥がしたりすることができます。10人でも11人でも、そこは変わりませんよね。

今日のシドニー戦で特に目立ったのは、水沼(宏太)選手でしょう。本当に良かったと思います。前半から、攻守にエネルギーを発し、その奮闘はチームに活力を与え、チームメイトたちは引っ張られていました。若い選手が多いなか、彼のように、プレーや声で牽引できる選手は本当に大事です。たとえば、相手に主導権がある時は、敵の最終ラインの裏に走ってどうにかリズムを変えようとしたり、相手に激しくプレスをかけたり、頑張って戻ったり。32歳のベテラン選手が、最初から前線で走り回ってくれたら、後ろでその姿を見ている選手は感じるところがあるはずですから。

その背中を見ていたはずの18歳の山根(陸)選手も、堂々たるプレーぶりでした。これまでずっとスタメンで出ていたのかと勘違いしてしまうほど落ち着き払った所作で、アジアの大きな大会に初めて先発した18歳とは到底思えませんでした。そんな状況では普通なら足下がおぼつかなくなったり、萎縮してしまったりするところですが、彼は冷静でしたね。相手のプレッシャーもなんとも思わないようにボールを捌き、何度か引っかかることもありましたが、強い縦パスを入れようとしたり。若手にとって、ひとつの重要な試合を経験するということは、ひと月練習するのと同じか、それ以上に大きな意味を持つことがあります。そして、一気に成長できることも。彼にとって、得るものがとても大きい試合だったはずです。ACLの本大会、それも勝利以外は許されないような試合で先発し、そこでしっかりと自分のパフォーマンスを発揮できたのですから。相手もかなり激しくきていましたからね。

途中から出場した藤田(譲瑠チマ)選手もよかった。どこで受けて、どんなプレーをすべきなのか、自分の役割を理解できている選手ですね。ワンタッチが上手なので、ビルドアップの時にリズムを変えられる。スルーパスもいいです。「20歳かぁ」と、つい唸ってしまいました。マリノスの特に中盤には若いタレントがどんどん出てきていますし、彼らを積極的に抜擢する監督にも好感が持てます。

今日の試合は2巡目ということもあって、マリノスらしさが存分に出ていました。選手たちも、「これまではマリノスらしくなかったので、本来の自分たちらしさを出していきたい」と言っていましたし、明らかに変わりました。なによりもテンポがよかったし、水沼選手、西村(拓真)選手、岩田(智輝)選手をはじめ、選手個々もみんなよかったです。角田選手はセンターバックではなく、サイドバックで先発したので、やや不慣れなところがあったかもしれません。でもここで得たものは今後に生きてくるはずです。退場も気にすることはありません。

環境やピッチ、ボールにももう慣れたのでしょう。僕が現役の時は、1週間もあれば、問題なく適応できました。なによりも違う気候に慣れなければいけないので、あまり冷房を利かせすぎないようにしたり、あえて外で過ごしたりして汗腺を開かせて、汗をかいたら水分をとって、入念にストレッチをして、と。最初はひとつのスプリントで異様に呼吸が乱れるので、どんな風に息をすればいいのかを自分なりに探ってみたりもしました。今のマリノスの選手たちも、きっと慣れてきたのだと思います。

今日はマリノスらしさがすごく出ていたので、次もできると思います。ポゼッションをしながら、ラストパスの精度をもっと上げ、自分たちのスタイルをさらに追求して、それができれば今後も良い結果につながっていくはずです。この良い手応えとイメージを、出ていた選手だけでなく、出ていなかった選手も共有すべきです。出番がきたら恐れることなく、マリノスのスタイルを出せるように。

ちょっとでも怖気付いたら、マリノスのサッカーは表現できないと思います。プレッシャーを受けても、自信を持ってボールを受けて、自信を持ってパスを出し、自信を持って前に駆け上がる。それができる選手たちだし、そんなチームだからこそ、今こうしてACLに出場しているので、そんな姿に期待したいですね。環境にも慣れたし、サポーターもいるし、ご飯もおいしいはずだし(笑)。大丈夫でしょう!

こけまりログ

2022/04/24 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/4/25(月)日本時間20:00KO AFCチャンピオンズリーグ2022 グループステージ 第4節 横浜F・マリノスvs.シドニーFC@トンニャットスタジアム(ベトナム)
 
 

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