【試合結果Webニュースまとめ(4○2)】2022/2/23(水)14:00KO J1第9節 横浜F・マリノスvs.川崎フロンターレ@日産スタジアム


【試合結果Webニュースまとめ(4○2)】2022/2/23(水)14:00KO J1第9節 横浜F・マリノスvs.川崎フロンターレ@日産スタジアム

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1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
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横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第9節 横浜F・マリノス vs 川崎フロンターレ 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvs川崎Fの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年2月23日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 20,433人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]
すごく良いチームに対し、良い結果が出てうれしいです。特に後半はアグレッシブに勝ちにいく姿勢が見られました。スペースを作り、そこに誰が入っていくかという点も良かったです。全員が良いパフォーマンスを出し、良い結果につなげてくれました。

--今季から左ウイングを務める仲川 輝人の評価を聞かせてください。
彼だけではなく、チームとして必要な選手がそれぞれのポジションに入っています。仲川は右でも左でもとにかくアグレッシブに点を取りにいく危険な選手ということを見せていくことが大事で、チームとしてもどう戦うかが大切です。

--後半途中に渡辺 皓太を下げ、畠中 槙之輔を投入して流れが良くなりました。どのような狙いだったのでしょうか。
連戦でまた4日後に試合があります。チームとしてベストポジションでプレーさせたかったのはあります。畠中も岩田(智輝)も良い形でリカバーできていますし、他の選手もまだまだ出てくるでしょう。しっかりとエナジーを出せるか判断したのが理由です。

--昨季のチャンピオンチームに勝った意味をどう捉えていますか。
(開幕戦の)C大阪戦のあと、「結果は大事だ」とは言いましたが、もっと大事なのは内容です。自分たちのパフォーマンスをピッチで表現できれば、どのチームも止められません。内容があって、結果もついてくると考えています。

選手コメント

エウベル

--2ゴール1アシストの素晴らしいパフォーマンスを振り返ってください。
おっしゃるようにパフォーマンスはすごく良かったと感じています。2ゴール1アシストの結果はどの選手も狙っています。ただ、チームに貢献したい気持ちが一番強く、貢献できてリーグ戦初勝利を挙げたことが重要です。引き続き、チームが勝てるように頑張っていきます。

--逆転アシストとなったクロスを振り返ってください。
マルコス(ジュニオール)からのバウンドしたボールをうまく競り合って勝ち、ミートしてクロスをコントロールできました。(逆サイドの)ウイングはゴール前にいるのが約束事なので、それを信じて中を見ずにピンポイントで上げることができました。

--昨季チャンピオンチームである川崎Fに勝ちました。
昨シーズンからマリノスのサッカーは変わっていません。ただ、普通のチームに勝ったのではなく、去年のチャンピオンチームに勝てました。これを続ければ、チームとして成長できると確信しています。

仲川 輝人

--チーム4点目であり、自身2点目を振り返ってください。
キー坊(喜田 拓也)からボールが来たのですが、自分のマークとの距離が空いていました。(小池 龍太の)インナーラップで中にスペースが少し空いたので、「打ってみようかな」という感覚でシュートを打ったら入りました。

--前半は相手の強度が高く、後半は下がる中で、1試合を通して、どのようなマネジメント、プランニングでプレーしていますか。
前半から点は取りにいきますし、相手によってやり方もさまざまです。フロンターレ戦で言えば、自分たちと似たボールを保持して点を取りにいくスタイル同士がぶつかると、守備に終われる時間帯も当然あります。その中で自分たちの時間帯を長くしていくことは大事でした。

個人の技術が高く、局面の打開はうまいので、前半は点を取られ、内容も押され気味でした。後半は自分の良さが出て、隙間が出てきたところを攻めて点を取れました。このような試合を勝利できたことは大事です。ただ、この2試合、先制点を取られているのは課題です。うまく修正していかないといけません。

--18年以来のリーグ戦1試合2得点でした。
2点取ったときは時が止まった感じで、「入っちゃったの」という感じでした(笑)。欲を言えば、3点目を取って、ハットトリックしたかったです。体力が落ち、パワーがなくなったことを考えてケヴィン(マスカット監督)が代えたのだと思います。最後の10分、20分を踏ん張れるパワーを付けていきたいです。

 
 

Twitter / Istagram


 
 

ハイライト動画


【横浜F・マリノス×川崎フロンターレ|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第9節 | 2022シーズン|Jリーグ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜・仲川、4年ぶりの1試合2発 「練習でも入ったことない」芸術弾で王者・川崎F撃破― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は23日、ホームで王者・川崎Fと対戦し4―2で逆転勝ちした。前半32分に先制を許したが、後半に入って自慢の攻撃陣が爆発。FW仲川輝人(29)、FWエウベル(29)がそれぞれ2得点を決める活躍を見せた。

 仲川は18年9月の仙台戦以来となる1試合2発。まずは1―1の前半13分にエウベルのクロスに反応し、ゴール前に飛び込み右足で合わせて勝ち越しに成功すると、圧巻は3―2の後半33分。左サイドで仕掛け、最後は右足を振り抜き巻いたシュートでゴール右端に叩き込んだ。「練習でも入ったことないぐらいの、10回に1回でるくらいのシュートだったんですけど、(あの一発で)自分たちに流れを引き戻せたと思う。ラッキーだったかなと思います」と、自身もびっくりの芸術弾。「勝負の年」と臨んだ今シーズンの2戦目で、早くも完全復活を印象づける活躍だ。

 仲川は19日のC大阪との開幕戦でもゴールを決めており、これで計3点。早くも一昨年、昨年の得点数を超えた。「開幕戦で(ゴールを)取れて気持ち的にもホッとしたという部分と、あとは自信がついた部分もある」。勢いを持って臨んだ“大一番”で、快勝の立役者となった。

 チームが川崎Fに勝ったのは優勝した19年11月以来5戦ぶり。くしくも川崎Fが4失点を喫したのもその試合以来となった。ただシーズンは始まったばかり。王者相手の快勝劇にも仲川に慢心はない。自身に関しては「中も縦もどっちも相手の脅威になれるようなパターンというか、攻撃する姿勢をもっと出していかないと、今後は難しくなると思う」と課題を口にし、開幕戦に続き先制点を許したチームについても「先制点とって先に主導権を握る試合をやっていかないと、この先、上位というかチャンピオンになれないと思っているので、そういう試合をやっていかないといけないと思います」ときっぱりと話した。

 
 

ニッカンスポーツ

横浜が王者・川崎F相手に4発!仲川輝人2戦連発「絶対に勝ちが欲しかった」 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスは、大量得点で川崎フロンターレを下した。

昨季のJ1王者川崎Fと2位横浜との注目の一戦。前半32分に川崎FがMF家長のループシュートで先制したが、横浜が後半に4点を奪った。

まずは12分、左サイドのMFマルコス・ジュニオールのクロスに、逆サイドのFWエウベルが頭で合わせて同点とした。直後の13分には、エウベルの右クロスをFW仲川が難しい体勢から右足で合わせて、2分間で逆転に成功した。

同19分には、エウベルのミドルシュートで3点目を奪った。その後川崎Fに1点を許したが、33分には仲川がペナルティーエリア手前から右足で美しいミドルシュートを決めて突き放した。

技ありのゴールで勝利を飾った仲川は、「練習でも入ったことがないくらいのシュート。10回に1回出るくらいのシュートだった」と喜んだ。

C大阪との開幕戦に続く2戦連続ゴール。「開幕戦はドローだったので、今日は絶対に勝ちが欲しかったし、ダービーだし、こういう場面で点を決められて本当によかった」と話した。

 
 
横浜・仲川輝人が王者川崎Fから2発 元得点王復活へ「自分の背番号を取れるくらい活躍したい」 – J1 : 日刊スポーツ

昨季2位の横浜F・マリノスが、FW仲川輝人(29)の2得点などで王者川崎フロンターレを破った。前半相手に先制を許したが、後半の大量4得点で逆転勝ちした。19年MVPの仲川は、開幕戦から2戦連続ゴール。過去2年は出場機会を減らし、シーズン2得点止まりと苦戦も、今季は2戦3発と、かつての輝きを取り戻しつつある。

   ◇   ◇   ◇

復活への思いが鮮やかなゴールを生んだ。3-2で迎えた後半33分、ペナルティーエリア手前左サイドでボールを受けた仲川は、思い切って右足を振り抜く。カーブのかかったボールはゴール右角に吸い込まれた。「練習でも入ったことがないくらいのシュート。10回に1回出るくらいのシュートだった」と驚きを交えて喜んだ。

19年のMVP。同年末には日本代表デビューも果たしたが、個性あるブラジル人選手らの加入もあって、ここ2年は先発を外れることが多かった。今季は開幕前から「勝負の年」と繰り返し、「ここ数年満足いく結果、数字を残していない。今年こそ19年みたいに、いい活躍ができるよう頑張りたい」と話していた。

これまで右サイドを主戦場としてきたが、今季は日本代表FW前田が抜けた左サイドに移った。1点目はカウンターでゴール前にポジションをとり、難しい体勢で右クロスに合わせた。2点目は左から中央に切り込んで、利き足の右でスーパーゴールを決めた。チームの約束事は、どのサイドでも変わらない。与えられたポジションで輝きを放ち、チャンスをモノにした。

開幕から2戦3発と、早くも直近2年の年間ゴール数を上回った。今季は得点、アシストともに2桁を目指している。「(昨季得点王のFW前田)大然は23点取っている。自分の背番号(23点)を取れるくらい活躍したい」。大きな目標を胸に、仲川が良好なスタートダッシュを切った。【杉山理紗】

 
 
【データ】横浜エウベル&仲川輝人2ゴール 1試合2人がマルチ弾はクラブ別最多14度目 – J1 : 日刊スポーツ

昨季2位の横浜が3連覇を狙う川崎Fを4-2で下した。前半に先制点を奪われたが、後半にFWエウベルとFW仲川輝人がそれぞれ2ゴールを決めた。

エウベルの1試合複数得点は自身J1で初。仲川は18年9月29日の仙台戦以来、4シーズンぶり3度目となった。2人が1試合複数得点はJ1クラブ別最多の通算14度目。2番目に多いのが磐田とG大阪で通算12度となっている。

<横浜で2人が1試合2得点以上>

▽94年8月13日平塚戦
ディアス2点
メディナベージョ2点

▽94年11月9日名古屋戦
三浦文丈3点
ディアス2点

▽95年9月30日名古屋戦
ビスコンティ2点
メディナベージョ2点

▽96年9月21日G大阪戦
ビスコンティ2点
アコスタ2点

▽97年8月9日V川崎戦
サリナス4点
城彰二2点

▽99年4月10日C大阪戦
城彰二3点
中村俊輔2点

▽07年8月11日横浜FC戦
大島秀夫4点
山瀬功治2点

▽08年12月6日浦和戦
小宮山尊信2点
河合竜二2点

▽09年4月11日神戸戦
山瀬功治2点
渡辺千真2点

▽18年9月29日仙台戦
仲川輝人2点
ウーゴ・ヴィエイラ2点

▽19年8月24日名古屋戦
遠藤渓太2点
マルコス・ジュニオール2点

▽21年8月15日大分戦
前田大然3点
レオ・セアラ2点

▽21年11月6日東京戦
前田大然3点
小池龍太2点

▽22年2月23日川崎F戦
エウベル2点
仲川輝人2点

 
 

サンケイスポーツ

横浜Mが川崎を粉砕 仲川輝人が3年5カ月ぶりの2得点 「欲をいえばハットトリックをしたかった」 – サンスポ

明治安田J1第9節第1日(23日、横浜M4―2川崎、日産ス)アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦する4チームの変則日程で行われた。横浜Mは3連覇を狙う王者、川崎とホームで対戦。2019年に得点王と最優秀選手賞に輝いたFW仲川輝人(29)の2得点の活躍で4-2で勝利した。

王者に雪辱を果たした。3-2の後半33分、横浜MのFW仲川はペナルティーエリア左手前から、右足でゴール右上を狙って巻いたシュートを放つ。相手GKは触れられず、ボールはクロスバーに当たり、ゴール内でバウンド。3連覇を狙う川崎から3季ぶりとなる勝利を決定付けるスーパーゴールに沸いた。

「練習でも入ったことがないぐらいのシュート。時が止まったような、『入っちゃったの』という感じだった」

1-1の後半13分には勝ち越しゴールを奪っていた29歳は1試合2得点。リーグ戦では2018年9月29日の仙台戦(〇5-2)以来、約3年5カ月ぶりの1試合2得点にも「欲をいえばハットトリックをしたかった」。ここ2シーズンはともに2得点止まり。不完全燃焼に終わっていたストライカーは得点に飢えている。

19年には15得点を奪い、得点王と最優秀選手に輝いた。当時は右ウイングが主戦場で左足でゴールを量産したが、本来の利き足は右足。今季は昨季得点王のFW前田大然の移籍で左ウイングに配置転換となり、さらに右足が生かしやすい状況が整った。「努力次第で技術は上がる」と、専大時代から居残り練習などで左足の精度を磨き上げ、遜色ないキックを繰り出せる両足は左サイドでも大きな武器だ。

チームは3連覇を狙う王者に勝利して今季初の白星。それでも、仲川は浮かれることなく「縦(ドリブル)でも中(カットイン)でも相手の脅威になる姿勢を見せないと今後は厳しくなる。課題をどんどん克服していきたい」。勢いを取り戻した元得点王は止まることなく、シーズンを駆け抜ける。(山下幸志朗)

 
 

スポーツ報知

仲川輝人&エウベルの2発で横浜FMが王者・川崎に4発! 優勝した19年以来の神奈川ダービー勝利 : スポーツ報知

 横浜FMはホームで川崎を4―2と下し、今季初勝利を収めた。FWエウベルとFW仲川輝人が2ゴールずつ決めた。

 前半32分に失点を喫するも、後半12分にMFマルコスジュニオールのアーリークロスにエウベルが頭を合わせ同点に。わずか1分もたたずしてエウベルのクロスに飛び込んだ仲川が右足を合わせて追加点。さらに同19分、再びエウベルがグラウンダーのミドルシュートを放って3点目を奪った。

 同28分には自陣左サイドからクロスを入れられ1点差に詰め寄られたが、同33分、仲川がペナルティーエリア左から右足を一閃(せん)。きれいな軌道を描いたシュートはゴール右に突き刺さり、早くも今季3ゴール目で勝ち点3をグッとたぐり寄せた。開幕戦から好調ぶりを見せていた19年得点王の勢いが止まらない。

 鳥栖からの加入後、古巣対決でデビュー戦となったDFエドゥアルド、後半途中から出場したDF畠中槙之輔のセンターバックコンビも最後まで粘った守備を見せ、相手エースのFWレアンドロダミアンに決定的な仕事はさせなかった。

 直近5年で王座を獲得している両チームが激突した「神奈川ダービー」で大きな白星をつかんだ。横浜FMが川崎に勝利するのは優勝した19年以来、ホームでの勝利は17年以来、10試合ぶり。今シーズンの行方を占う一戦で、Jリーグ最高峰の争いを制した。

 
 
横浜FMエウベル、2得点1アシストで川崎撃破 自信つかむ「チャンピオンチームと戦っての勝利」 : スポーツ報知

 横浜FMはホームに昨季王者の川崎を迎え、4―2で神奈川ダービーを制した。前半は0―1で折り返したが、後半に入ってFWエウベルとFW仲川輝人が2ゴールずつを決め、逆転勝利。川崎からは、優勝した2019年以来の白星を奪い、今季初勝利を挙げた。

 2得点1アシスト、圧巻のパフォーマンスで攻撃をけん引したのがエウベルだ。0―1の後半12分、MFマルコスジュニオールのアーリークロスに頭を合わせて同点ゴール。その1分後には「このチームのウィング(仲川)はクロスする時、ゴール前にいるってことを信じてクロスをピンポイントで上げた。決まったので良かった」と精度の高いクロスで仲川の勝ち越しゴールをお膳立てした。

 さらにグラウンダーのシュートでチーム3点目。チームは後半だけで4発をたたき込み、昨季王者に土をつけた。「今日の勝利は普通のチームに勝ったわけではなく、チャンピオンチームと戦っての勝利」と自信を手にする勝ち点3。開幕戦に続いて右サイドで躍動し、相手DF登里の手も焼かせたエウベルは「パフォーマンスは個人的にも良かった。一番大事なのはチームが勝てたこと、初勝利できたことをうれしく思う」とホームで今季初白星の喜びを分かち合った。

 今季、チームはこれまでの主力選手が複数移籍し、開幕前には周囲から不安な声も漏れた。しかし、「去年から比べると2、3人の選手は抜けたが、引き続きマリノスのサッカーをするだけ」とキッパリ。何一つ揺らぐものはなく、「続けていけばもっともっとチームとして成長できると確信している」と胸を張った。

 27日にはアウェー・柏戦と次々に試合はやってくる。勝利の立役者はさらなるレベルアップを誓い、「個人的な目標はチームに貢献すること、得点でもアシストでもある。具体的な数字は言えないけど、多くしていきたい。チームの目標としては、みんなで力をあわせて優勝することを考えている」と言葉に力を込めた。

 
 
横浜FM、4発で816日ぶりに王者・川崎を撃破…後半わずか2分間で逆転 : スポーツ報知

 明治安田生命J1リーグは、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦する4チームの変則日程に伴い、第9節の2試合を前倒しで行った。昨季2位の横浜Mは、ホームに王者・川崎を迎えた「神奈川ダービー」を4―2で勝利。先制を許したが、FW仲川輝人(29)とFWエウベル(29)が2得点ずつを決めて逆転した。川崎からの白星は、優勝した19年以来、816日ぶりとなった。川崎は昨年11月の鳥栖戦(1●3)以来の黒星。昨季天皇杯王者の浦和は神戸と2ー2で引き分けた。

 鮮やかに、試合を決定づけた。3―2の後半33分、FW仲川がエリア手前左から右足で放ったシュートは、美しい軌道を描いてゴール右へ。「時が止まった感じ。入っちゃったの? みたいな」。攻勢を強める川崎の勢いをそぎ、シーズン初勝利をたぐり寄せた。優勝した19年と同じ4発で川崎に5試合ぶりの白星。大勝負で2ゴールを奪い、開幕戦のチーム1号に続く今季3得点目を決め、「絶対に勝ちが欲しかった試合。自分が点を決められて良かった」と安どした。

 優勢の中で先制点を献上。それでも「後半からのほうが点を取れるシチュエーションが高い」と昨季リーグ最多82得点を奪った攻撃サッカーを信じ抜いた。「セカンドストライカー」と言われる両ウィングのFWエウベルと仲川が仕事を果たし、わずか2分間で逆転。試合終了まで守りに入ることはなかった。19年得点王の仲川も「欲を言えばハットトリックしたかった」と得点への飢えは際限ない。リーグ最高峰の熱戦を制し、マスカット監督は「全員がいいパフォーマンスをして最高の結果につなげてくれた」とうなずいた。

 練習に裏打ちされた得点が光った。開幕直前、攻撃陣のグループ練習では指揮官自らが球出しを行い、身ぶり手ぶりで熱く、細かく指示。コンビネーションの崩し、スルーパス、サイドからのクロスにゴール前で合わせる―。何度も繰り返した。「約束事」として積み上げたクロスに入る形は、この日も結果に表れた。

 仲川は専大時代も、横浜Mでも居残り練習の常連。スーパーゴールには「10回に1回出るか」と謙遜したが、「努力するだけうまくなる」と少しでも確率を上げようとシュートを打ち続けてきた。直近2年はいずれもリーグ2得点ずつと納得のシーズンにはならず。得点、アシストともに「2ケタ」を掲げて完全復活を期す「勝負の年」に、再び実を結び始めている。

 エウベルが「普通のチームに勝ったわけではなく、チャンピオンチームと戦っての勝利」と語った通り、自信を持つべき勝ち点3。しかし2戦連続で先制されており、仲川は「先制点を取って主導権を握る試合をしないと。この先1位に、チャンピオンにはなれない」。頂を見据え、勝ちながら修正を重ねる。3季ぶりの復権へ、歩みを止めることはない。(小口 瑞乃)

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜4-2川崎|2得点のアタッカーがMOM! 加入後初先発のDFも高評価 | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 7
新加入のエドゥアルドが高いパフォーマンスで守備を引き締め、両ウイングのエウベルと仲川がいずれも2得点を挙げて前年度王者との打ち合いを制す。開幕2戦目での初白星で、3年ぶりのリーグ制覇に向けて視界は良好だ。

川崎 6
チームパフォーマンスが低かったわけではない。立て続けに失点した流れが痛かったが、2連覇中のチャンピオンチームなら立て直しは可能だろう。この日は最大出力で相対的に上回った相手を褒めるべきゲームだった。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
1 高丘陽平 6
マイボール時は高い位置取りでビルドアップに絡む。1失点目はシューターを褒めるべきだろう。

DF
27 松原 健 5.5(84分OUT)
エウベルへのスルーパスで好機演出。しかし逆サイドからのクロスに反応が遅れ、知念に競り負ける。

DF
24 岩田智輝 6
エドゥアルドとのコンビは問題なし。ボランチに移ってからは球際の強さで攻撃回数を増やす。

DF
5 エドゥアルド 6.5
左足のフィード、ヘディング技術、ライン統率。加入後初先発でも持ち味をしっかり発揮した。

DF
25 小池龍太 5.5
パフォーマンスは悪くない。ただ本来の右SBと比べた時にプレーの選択肢が減ってしまう印象。

MF
6 渡辺皓太 5.5(51分OUT)
相手のスキルフルな中盤と真っ向勝負。ターンのスキルとボール奪取能力で互角に渡り合ったが及第点には届かず。

MF
8 喜田拓也 6
良い立ち位置で攻撃を前へ推し進めたが、相手陣内では悔しいボールロストが何度かあった。

MF
10 マルコス・ジュニオール 6.5
よく走り、よく戻った。ワンタッチでプレッシャーをかわすプレーはこの選手にしかできない。

MAN OF THE MATCH
FW
7 エウベル 7.5(70分OUT)
背負ってボールを受けた場面でのファーストタッチが素晴らしい。さらに2得点で勝利に貢献。

FW
9 レオ・セアラ 5.5(70分OUT)
前半の決定機を逃したことが痛恨。昨季より内容は向上しているだけに結果が欲しいところ。

FW
23 仲川輝人 7(84分OUT)
前節同様に右サイドからの折り返しを合わせてゴール。そして自身も驚きのビューティフルミドル。

途中出場
DF
4 畠中槙之輔 6(51分IN)
後半が始まってすぐにピッチへ。オフサイド判定で取り消された失点場面を叱責して責任感を示す。

FW
11 アンデルソン・ロペス 5.5(70分IN)
カウンターから放ったシュートはミートせず枠の外へ。彼の日ではなかったが得点の匂いはある。

FW
18 水沼宏太 6(70分IN)
相手が前がかりになってスペースが生まれた終盤に右足でゴールを狙うもGKにセーブされる。

DF
26 小池裕太 -(84分IN)
2点リードを味方に加入後初出場。精神的に余裕を持った状態でチームスタイルを体感できた。

FW
35 樺山諒乃介 -(84分IN)
左サイドからのパス交換で中へ入った場面は、できればシュートで攻撃を完結したかったところ。

監督
ケヴィン・マスカット 6.5
中3日で先発を2選手変更。そのエウベルとエドゥアルドがハイパフォーマンスを披露した。

 
 
横浜が王者川崎に4発逆転勝ち! エウベル&仲川輝人が2発ずつを決め「神奈川ダービー」を制す!! | サッカーダイジェストWeb

— 横浜が後半怒涛の4ゴールで逆転勝利!

 2月23日、アジア・チャンピオンズリーグの影響で前倒しとなった9節の2試合が開催され、日産スタジアムでは“神奈川ダービー”となる横浜F・マリノスと川崎フロンターレが対戦した。

 早くも開幕2試合目で実現した昨シーズンの1位・2位対決。ホーム2連戦となる横浜は前節からスタメンを2人変更。CBに新加入のエドゥアルド、右ウイングにはFWエウベルを起用した。

 横浜のシステムは4-2-3-1。GKに高丘陽平、最終ラインは右から松原健、エドゥアルド、岩田智輝、小池龍太、中盤はボランチに喜田拓也と渡辺皓太、トップ下にマルコス・ジュニオール、右ウイングにエウベル、左ウイングに仲川輝人、トップにレオ・セアラが入った。

 一方、川崎もスタメンを3人変更。開幕戦で怪我した車屋紳太郎はメンバーから外れた。システムは4-1-2-3で、GKはチョン・ソンリョン、最終ラインは右から山根視来、山村和也、谷口彰悟、登里享平、アンカーに橘田健人、インサイドハーフに脇坂泰斗とチャナティップ、3トップは右から家長昭博、レアンドロ・ダミアン、宮城天が並んだ。

 横浜は序盤から両ウイングが高い位置を取り猛攻を仕掛ける。5分にはエウベルがクロスを上げ、ペナルティエリア内でL・セアラが倒されるが、これはVARでノーファウルの判定。17分には松原のロングパスにL・セアラが抜け出すもチョン・ソンリョンに阻まれる。

 対する川崎は速いテンポで細かいパスを繋ぎ、横浜ゴールに迫る。32分には家長がシュートを流し込んで先制し、前半は川崎の1点リードで折り返す。

 後半に入り、攻勢に出たい横浜は50分、渡辺に代えて畠中槙之輔を投入し、岩田をCBからボランチに上げる。

 すると57分、M・ジュニオールのクロスをエウベルが頭で合わせて同点に。さらに58分、川崎のボールを奪うとM・ジュニオールからエウベルへとつなぎ、そのクロスを仲川が右足で合わせて一気に逆転に成功した。さらに64分、横浜はM・ジュニオールの落としに反応したエウベルがこの日2点目となるミドルシュートを決め、2点差とした。

 川崎も73分に後半途中から投入された知念慶のヘディングで1点を返すも、78分には仲川が自身2点目となる巧みなミドルシュートを決めて横浜が突き放す。

 川崎は終盤、コーナーキックからL・ダミアンのヘディングでゴールネットを揺らすも、これはファウルの判定で取り消し。試合はそのまま終了し、横浜が激しい点の取り合いとなった一戦を4-2で制した。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

 
 
【岩本輝雄】松原の絶妙な位置取り、小池龍の効果的なインナーラップ。完勝のマリノスで際立った両SBの戦術眼と献身 | サッカーダイジェストWeb

— 松原、小池龍は陰のMVPだ

 マリノスとフロンターレの“神奈川ダービー”は、4-2でマリノスが逆転勝ち。両チーム合わせて6つのゴールが生まれただけに、観ている人も楽しめたと思う。

 前半はマリノスが優勢で、でも徐々に立て直していったフロンターレが先制。後半は、マリノスが一気にギアを上げて4得点。逆転して、3点目を挙げて突き放す。そこから1点差に詰め寄られるけど、最後に4点目を奪って勝利を決定づけた。

 マリノスの1点目は、サイドを崩し切らずにマルコスがふわりと浮かせたクロスを供給。これをエウベルがヘッドで叩き込む。マリノスではこれまであまり見たことがない得点パターンで、こういう形でも点が取れることを証明できたのは、今後に向けて好材料だね。

 2点目は、“右”のエウベルからのクロスに逆サイドから侵入した“左”の仲川がダイレクトで合わせる。両サイドの連係でゴールをこじ開ける。これはマリノスらしいフィニッシュだった。

 3点目は、マルコスの落としをエウベルが叩き込み、4点目は仲川が見事なコントロールショットでネットを揺らした。

「仲川、今年はいいよ」とは聞いていたけど、開幕戦に続いてのゴールで、これで2戦3発。目に見える結果を出しているし、とりわけこの日の2点目は“神コース”に決めた一発で、好調ぶりがうかがえる。

 仲川、そしてエウベルが2点ずつ。彼ら2人のパフォーマンスが素晴らしかったのは間違いない。それと同時に称賛したいのが、松原、小池龍の両SBのプレーだ。

 3点目は右サイドからの攻撃が起点に。まずは右SBの松原。敵陣のやや中央寄りにポジションを取って、タッチライン際で張るレオ・セアラとワンツー。抜け出したレオ・セアラのクロスを受けたマルコスが落として、エウベルがミドルを決める。

 SBが外側だけでなく、あの位置でもポイントを作れるのがマリノスの強み。これもまた“らしい”崩しだったと思う。

 そして4点目。繰り返しになるけど、仲川のシュート技術は一級品。そのうえで注目すべきは、左SB小池龍のインナーラップだ。ペナルティエリア左側で仲川がパスを受けた瞬間、その目の前を走り抜ける。この小池龍の動きに相手選手がつられる。結果、仲川の目の前にはシュートコースが空く。

 松原にも小池龍にも、アシストはついていない。でも、この2人の戦術眼と献身が、結果的に決勝点となる3点目、ダメを押す4点目につながったと思う。この日のマリノスの勝利を語るうえで、無視できない働きぶり。陰のMVPだね。

【J1第9節PHOTO】横浜4-2川崎|電光石火の逆転劇!神奈川ダービーでゴールラッシュの横浜が今シーズン初勝利! | サッカーダイジェストWeb

【PHOTO】貴重な逆転弾と強烈ゴラッソ!開幕から得点量産中の仲川輝人を特集! | サッカーダイジェストWeb

【PHOTO】日産スタジアムに駆けつけ、選手を力強く後押しした横浜F・マリノスサポーター! | サッカーダイジェストWeb
 
 

サッカーキング

横浜FM、川崎Fに逆転勝利で今季初白星! エウベル&仲川輝人が2ゴール | サッカーキング

 2022明治安田生命J1リーグ第9節が23日に行われ、横浜F・マリノスと川崎フロンターレが対戦した。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022の影響で前倒し開催となった昨シーズンの1位、2位対決による“神奈川ダービー”。開幕戦はセレッソ大阪と2-2で引き分けたホームの横浜FMは、前節からスタメン2枚を変更。畠中槙之輔と水沼宏太に代わって、加入後初出場となるエドゥアルドとエウベルが先発入りを果たした。

 一方、開幕戦は苦戦しながらもFC東京との“多摩川クラシコ”を1-0で制した川崎Fは、スタメン3枚を変更。車屋紳太郎、大島僚太、マルシーニョに代わって、山村和也、橘田健人、宮城天が先発に名を連ねた。

 試合は6分、縦パスから右サイドを突破したエウベルが中へと折り返すと、走り込んだレオ・セアラは山村と交錯してシュートが打てず、エリア内で倒れたが、そのまま試合は続行。横浜FM側はファウルだと抗議したものの、VARチェックの結果、ノーファウルで試合は再開された。

 29分にはカウンターから右サイドを突破した家長昭博が左足を振り抜くと、DFに当たったボールはゴール前のレアンドロ・ダミアンの下へ。これを押し込んでネットを揺らしたものの、L・ダミアンのポジションがオフサイドだったため、ゴールは認められなかった。

 試合が動いたのは32分。細かいパス回しから最後は登里享平のパスで前線に抜け出した橘田健人が中へと折り返すと、家長が難しいバウンドのボールを右足で合わせて、アウェイの川崎Fが先制に成功した。

 後半に入り57分、左サイド高い位置でボールを受けたマルコス・ジュニオールが右足でファーサイドへとクロスを上げると、高い打点からエウベルが頭で叩き込み、横浜FMが同点に追いつく。直後の58分には、右サイドを突破したエウベルのクロスに走り込んだ仲川輝人が右足で合わせ、勝ち越しに成功した。

 勢いに乗った横浜FMは64分、ペナルティエリア付近で右からのクロスをトラップしたM・ジュニオールが後ろに落とすと、走り込んだエウベルが右足を振り抜く。これがブロックした橘田の足に当たって、そのままゴールイン。リードを2点に広げた。

 追いかける川崎Fは73分、家長のパスから右サイドを突破した山根視来がクロスを上げると、途中出場の知念慶が頭で叩き込み、1点を返した。

 それでも78分、ペナルティエリア外左でパスを受けた仲川が右足を振り抜くと、シュートは弧を描いてゴール右上隅に当たりながら吸い込まれ、横浜FMが再びリードを2点に広げた。

 88分には、右コーナーキックからL・ダミアンが頭で叩き込み、ネットを揺らしたものの、GKとの競り合いのところがファウルとなり、ゴールは認められなかった。

 試合はこのまま終了。勝利した横浜FMは今季初白星を飾った一方、王者・川崎Fはリーグ戦2試合目で初黒星を喫した。次戦、横浜FMは27日にアウェイで柏レイソルと、川崎Fは26日にアウェイで鹿島アントラーズとそれぞれ対戦する。

 
 
開幕戦から2戦3発、狙いの形とゴラッソで2得点の横浜FM仲川「脅威になる姿勢を」 | サッカーキング

 23日に行われた明治安田生命J1リーグ第9節、横浜F・マリノスvs川崎フロンターレは、エウベルと仲川輝人の2得点ずつで、横浜FMがリーグ連覇中の川崎に勝利した。

 開幕戦のセレッソ大阪戦で1得点を挙げた仲川輝人。川崎戦は右サイドからのクロスをニアに走り込んでのダイレクトシュートと、ペナルティエリア外の左45度から放った鮮やかなミドルシュートだった。「開幕戦で得点が取れて気持ち的にホッとしたことと、自信もつきました。前半はチャンスのなかった時間が多かったですけど、後半は相手も疲れが出るし、自分たちのやり方として後半に点が取れる確率が高いと思っています。開幕戦の勢いをそのままフロンターレ戦にぶつけられたのが良かったです」と勝利を振り返った。

 今季は左ウイングでの起用が続く仲川はC大阪戦後、「シュートまで持っていく形をチームとしても個人としても増やすことが必要と考えている」「(2019年に得点王となったときの)感覚が戻ってきている」と話していたが、川崎戦での自身1点目は初戦同様に逆サイドからのクロスに飛び込む形となった。「取るポジションがいいと、ボールも自然と来ます。ダイレクトでDFとGKの間に出す約束事はボス(アンジェ・ポステコグルー前監督)の頃からそうですし、ケヴィン(マスカット)監督でも継続している」と話せば、アシストしたエウベルも「マリノスの形が見えたと思う」と得点の形への手応えを口に。

 仲川の2点目はシュートからゴールインまで会場の空気が止まったかのようなゴラッソだったが、自身も「時が止まったような、『入っちゃった』という感じだった」と喜ぶ一方、「欲を言えばハットトリックしたかった気持ちもありましたけど、自分も少しずつ体力が減って、パワーがなくなっていたことを考えて監督も代えたと思います。最後の10、15分で踏ん張れるパワーをつけていければ」と、さらにコンディションを上げて、得点を量産したい姿勢を見せている。

 リーグ連覇中の川崎を相手に4得点を奪っての勝利となったが、仲川は「開幕戦でも先制点を取られ、厳しい状況の中で試合をしていることを考えると、今後は厳しくなる展開も増えると思います。先制して主導権を握る試合をしないと、この先の上位、チャンピオンにはなれないと思っているので、そういった試合をしないといけないと思います」とチームとしての戦い方の反省点を述べるとともに、個人としても「2点目のカットインもそうですが、中も外も脅威になる姿勢を出すことをしていかないと難しくなると思うので、そこは課題としてやっていかないといけない」と、気を引き締めている。

 
【写真ギャラリー】2022.2.23 明治安田生命J1リーグ第9節 横浜F・マリノス 4-2 川崎フロンターレ | サッカーキング
 
 

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エウベル、仲川輝人で鮮やかに4発! 横浜FMが後半一気の4ゴールで王者・川崎Fに逆転勝利◎J1第9節 (1/2) – サッカーマガジンWEB

— 「スペースを作り、そこに選手が入っていった」後半

 昨季の優勝チームと2位チームの今季最初の対戦は、攻撃姿勢をぶつけ合う展開になった。先制したのは川崎Fだ。前半32分に、アンカー橘田の飛び出しから横浜FM守備網を破り、クロスを家長が叩きこむ。前半はそのまま川崎Fが押し切る形で終わるが、後半に様相が一変する。横浜FMがバルブ全開で自慢の攻撃力を発揮したのだ。

 まずは57分、左サイドからマルコス・ジュニオールが送ったボールに、右サイドからは中央に入り込んでいたエウベルが打点の高いヘッドをさく裂させる。登里の背後から飛び込んでの一撃で、川崎Fの守備陣は、なす術がなかった。

 その1分後。右サイドに送られたボールをエウベルが相手の左サイドバックの登里を制して収め、そのまま持ち込んで鋭いクロスを供給。ボックス内に詰めていた左ウイングの仲川がボールをとらえて横浜FMが逆転に成功した。ここでも川崎Fの守備陣の人数はそろっていたが、スピードに乗ったシンプルなコンビネーションに後手を踏むことになった。

 1ゴール1アシストでチームを逆転に導いたエウベルは64分にも大きな仕事をやってのけた。右サイドを攻略したレオ・セアラが供給したクロスをボックス手前で受けたM・ジュニオールが背後の落とす。そこにナンバー7が走り込んだ。エウベルが右足を強振。シュートは橘田に当たって方向を変え、そのままゴールへと吸い込まれた。

 突き放された川崎Fは、62分にメンバー交代していた選手たちがピッチに『動き』を生み、反撃に出た。73分には右サイド深く進入した山根のクロスに知念が飛び込み、豪快なヘッドで1点差に詰め寄った。

 だが、横浜FMの勢いは止まらなかった。スペースをどんどん突いていく。78分には相手のクリアを拾った味方のパスをボックスの左、ゴールの斜め45度を受けた仲川が、右足を振る。カーブをかけた「練習でも決めたことがない」と話す絶妙なシュートで、この日2点目を挙げた。

 互いにリーグ屈指と言われる攻撃力を持つチーム同士の今季初戦は、4-2で決着した。勝ったのは、昨季2位の横浜FM。3連覇を狙う王者・川崎F相手から4ゴールを奪ってみせた。前半はたびたび内側にポジションを取った松原らサイドバックも後半は幅を取るようにプレー。相手守備網を網目を広げてスペースを創出し、選手がスピードに乗ってそのスペースを突いていった。

「いい結果になり、うれしいです。とくに後半はアグレッシブさをより出して、しっかり選手たちが点を取りにいく、勝ちにいく姿勢が見えたと思います。スペースを作り出し、そこに誰が入っていくのか、そういう部分もうまくできていた。全体的に、全員がいいパフォーマンスをして最高の結果につなげてくれました」

 横浜FMのケヴィン・マスカット監督は、会心の勝利をこう振り返った。開幕戦もC大阪とドローに終わったものの、内容では相手を圧倒。この日は、その攻撃的でアグレッシブな内容を、しっかり結果につなげてみせた。

 対する川崎Fの鬼木達監督は「スタートのところから選手たちは積極的に攻撃をしてくれたと思っています。その中で先制点を取れたのでもう1点追加点というところですが、反省としては連続失点をしてしまったところ。失点は当然、サッカーではありますが、ただそこで、連続でしないということが大事。もちろんこれはマネジメントのところ、気持ちのところもありますが、勢いを持っていかれるケースがあるので、そこは反省して次のゲームにつなげたい」とコメント。さらに「まだまだ発展途上。昨年、一昨年の王者かもしれないですけど、また今年はしっかりと積み上げていかないといけないことが多くある。色んな力を見させられた試合になった」とも語り、中2日で迎える26日の鹿島戦までに修正したいと語った。

 
 
【横浜FM】左サイドの仲川輝人はウイングでありセカンドストライカー。王者相手に2得点で勝利に大貢献! (1/2) – サッカーマガジンWEB

— 自分たちの形で取った1ゴール目

 開幕戦に続き、見事なスピードと技術、何より秀逸な位置取りでゴールを奪った。リーグ2連覇中の王者相手に2ゴールを挙げた仲川輝人のことだ。

 川崎Fに先行を許す苦しい展開の中、後半の57分にエウベルのゴールで同点に追いついた1分後。右サイドを破ったエウベルから送られた鋭いクロスに反応。ボックス内でボールをとらえ、ネットを揺らした。

「点を取るポジションがいいと、ボールも自然に来ます。自分たちのスタイルというか、『こういう動きをしたらここに入って来い』という、ダイレクトでゴールキーパーとDFの間にクロスをあげるという約束事というのは、ボス(アンジェ・ポステコグルー前監督)にずっと言われていたことだし、ケヴィン(・マスカット監督)が来てからも継続してやってきています。そのことが今日の得点につながった」

 開幕戦で「点を取るときにはペナルティーエリア内へ入っていっていって、ということが多いので」と話していたが、まさにその形でこの日もネットを揺らした。圧巻は2点目だ。左斜め45度から右足をカーブをかけてゴールを射抜いた。「自分のマークとの距離が空いていて、誰かがオーバーラップかインナーラップかをして、中にスペースが空いた。なんか打ってみようかなという感覚で打ったら入った感じ」と本人は謙遜し、「練習でも決まったことがない」と笑ったが、技術の高さを見せつける一発だった。

 これまで主に右サイドを主戦場にしてきた。だが、開幕から左ウイングとしてプレーし、2試合で3ゴール。すでに左ウイングでゴールを挙げる「勘所」をつかんでいるようにも感じる。84分にベンチに下がる際には監督と会話し、ウイングがセカンドストライカーとなり、「ペナルティースポットまで入っていく」ことで「点が取れる」ことを改めて確認し合ったという。

 開幕戦の試合後には2019年に「得点王になったときの感覚があった」とも語っていたが、その言葉通り、この日も見事にネットを揺らした。今後に向けてはチームとして「先制点を奪うこと」が大事と話し、個人としては「1対1になったときに中も縦もどっちでも相手の脅威になれるように」プレーしたいと語った。その目はすでに次の試合に、さらにその先へと向いている。

 ケガの影響もあり、20年は2ゴール、昨季も2ゴールに終わったが、2022年の仲川は過去2年間とは明らかに違う。リーグMVPと得点王をダブル受賞した2019年当時のように、ピッチでひと際まぶしい輝きを放っている。

 
 

ゲキサカ

王者・川崎F破った“型”と“質”での2ゴール! 横浜FM仲川輝人「欲を言えばハットトリックしたかった」 | ゲキサカ

 型で沈めた1点目に、質で決めた2点目——。横浜F・マリノスFW仲川輝人が圧巻の2ゴールを挙げ、王者・川崎フロンターレ撃破に大きく貢献した。「開幕戦の勢いをそのままフロンターレ戦にぶつけられた」。今季2試合目で早くも3ゴール目。2019年以来の得点王奪還に向け、素晴らしいスタートダッシュを切った。

 まずは1-1に追いついた直後の後半13分、開幕節のC大阪戦(△2-2)でのゴールに続いて右からのグラウンダークロスに飛び込んだ。「ダイレクトでGKとDFの間にクロスを上げる約束事はボス(アンジェ・ポステコグルー前監督)が来てからずっと言われていて、ケヴィン(・マスカット監督)が来てからもずっと継続してやってきた」。まさに横浜FMが積み上げてきた理想的な“型”。「ウイングはセカンドストライカー」という役割を見事にまっとうした。

 後半19分にFWエウベルのゴールで加点した横浜FMだったが、同28分にはクロス攻撃から失点。川崎Fも勢いを強める中、同33分にまたしても仲川の一撃が流れを変えた。「誰かのオーバーラップかインナーラップかでちょっとスペースが中に空いたので、なんか打ってみようかなって感覚で打ったら入った」。左サイドから放ったミドルシュートが枠に当たってゴールイン。自ら「練習でも入ったことないくらい」と認めるハイクオリティーなスーパーゴールが決まり、スコアは4-2となった。

 一気に逆転へ導いた1点目と、流れを取り戻した2点目。そんな仲川の働きにより、昨季成績から“頂上決戦”と称された一戦を横浜FMがモノにした。開幕戦に続いて2戦連発となった背番号23は「開幕戦で取れて、気持ち的にもホッとしたという部分と、自信がついた部分もある。前半はそこまでチャンスがなかったけど、後半になってくると相手も疲れてくるし、自分たちも後半からのほうが点を取れる確率が高いとは自分たちも思っているので、その中で2点を取れたことが良かった」と手応えを語った。

 もっとも、試合全体を振り返る際には厳しい言葉も口にした。

「4点取ったけど、2失点しているし、先制点を取られている。開幕戦も先制点を取られて厳しい状況の中で試合をしたことを考えると、今後も先制点を取られれば非常に厳しくなっていく展開も増えていくと思う。僕たちが先に先制点を取って、主導権を握る試合をやっていかなきゃこの先チャンピオンになれない。そういう試合をやっていかなきゃいけない」

 自身に目を向けても、この日は後半39分に途中交代。「欲を言えば3点取ってハットトリックしたかった気持ちはあった」と本音をのぞかせた仲川は「自分も体力が少しずつ減っていって、パワーがなくなっていたことを考えて代えたと思うので、最後の10分、15分、踏ん張れるパワーをつけていければ」とさらに長いプレータイムで活躍する意気込みを示した。

(取材・文 竹内達也)

 
 
今季初先発の横浜FMエウベルが川崎Fから2G1A「普通のチームに勝ったわけではない」 | ゲキサカ

 近年のJリーグを牽引してきた強豪クラブ同士の神奈川ダービーは、3年ぶりの戴冠を狙う横浜F・マリノスに軍配が上がった。2連覇王者の川崎フロンターレに4ゴールを浴びせた攻撃陣において、なかでもめざましい活躍を見せたのは今季初先発のFWエウベル。2ゴール1アシストの大活躍でビハインドからの逆転劇を牽引した。

 まずは0-1で迎えた後半12分、MFマルコス・ジュニオールからのクロスに反応し、滞空時間の長いジャンピングヘッドで同点ゴール。さらに直後の同13分にはFWレオ・セアラからの縦パスに反応し、浮き球をうまく利用したクロスでFW仲川輝人の勝ち越し弾を演出した。さらに同19分には目の前に守備陣が立ちはだかる中、積極的なミドルシュートで追加点も奪取。10分足らずで重ねた3点が川崎Fの致命傷となり、2019年第33節以来の同カード勝利に導いた。

 試合後、オンライン取材に応じたエウベルは「パフォーマンスは個人的に良かった。2ゴール1アシストという結果については、どの選手もそういう形でチームに貢献したいと思っている」と喜びを表現。その上で「ただ、一番大事なのはチームが勝てたこと。リーグ戦初勝利をできたことを嬉しく思う。今日の勝利は普通のチームに勝ったというわけではなく、去年のチャンピオンチームからの勝利。これを続ければもっともっとチームとして成長できると確信している」とさらなる成長を誓っていた。

(取材・文 竹内達也)

 
 

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マリノスが後半怒とうの4発で逆転勝利。川崎フロンターレ早くも今季初黒星【J1第9節結果】 | フットボールチャンネル

— 昨季の1位・2位対決はマリノスに軍配

 明治安田生命J1リーグ第9節の横浜F・マリノス対川崎フロンターレ戦が23日に行われ、ホームの横浜FMが4-2で勝利を収めた。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響により前倒し開催で昨年の優勝チームと2位チームが激突。開幕戦に引き分けた横浜FMは先発を2人、白星発進を切った川崎Fは3人を入れ替えて臨んだ。

 序盤は横浜FMが積極的にゴールに迫る形もあったが、32分に先手を取ったのはアウェイの川崎F。登里享平からのスルーパスを受けた橘田健人が左サイドで裏へ抜け出し、GKとDFの間に送った絶妙なクロスに最後はフリーの家長昭博が合わせてネットを揺らした。

 そのまま川崎Fが1点リードで前半を折り返したが、後半は横浜FMが怒とうの反撃。まずは57分、左サイドのマルコス・ジュニオールからのクロスにエウベルが高い打点のヘディングで合わせて1-1の同点とする。

 そのわずか1分後、今度は右サイドのエウベルからのクロスに仲川輝人が飛び込んで2試合連続ゴールで逆転。64分にも右サイドの攻撃から最後はエウベルのミドルが決まり、横浜FMは7分間で立て続けに3ゴールを奪った。

 73分には交代出場の知念慶が決めて川崎Fが1点差に詰め寄ったが、その5分後には仲川が強烈なミドルで自身2点目を挙げて再び突き放す。終盤にCKからレアンドロ・ダミアンがネットを揺らしたプレーもVARによるファウル判定で得点が認められず、そのまま4-2で横浜FMが打ち合いを制した。

 
 
「時が止まった」スーパーゴールよりも意味のある1点。仲川輝人の完全復活を象徴する「マリノスの形が見える得点」とは | フットボールチャンネル

— 仲川輝人、開幕2戦3発で横浜F・マリノスをけん引

「ここ数年思うような結果というか、自分が満足する結果や数字を残していないので、今年はその悔しさをバネにやっていかないといけない。本当に勝負の年だと思って意気込んでいます。だから今年こそは2019年みたいに、いい活躍ができるように頑張っていきたいと思っています」

 2022シーズン開幕に向け、並々ならぬ決意を口にしていた横浜F・マリノスのFW仲川輝人が最高のスタートを切った。

 今月19日に行われたJ1リーグ第1節のセレッソ大阪戦で今季初ゴールを挙げると、続く23日にはJ1第9節(繰り上げ開催分)の川崎フロンターレ戦で2得点を奪い、4-2での今季初勝利に大きく貢献した。

「点を取れる時って、『いるところにいる』というか。自然とボールが来るところにいるという、自分が点を取っていた時の感覚をやっと取り戻してきた感じはあるので、点を取れたと思います。この感覚をもっと鋭くしていって、ゴールの嗅覚というのを高めていければ、自分の目標は達成できそうかなと思います」

 セレッソ戦の後にそう語っていた仲川は、ここまで2試合で3得点。今季の目標である背番号と同じ「23」得点達成に向けて、順調にゴールを積み重ねている。

 フロンターレ戦の2点目は、自ら「時が止まった感じで、入っちゃったの? みたいな」と語るスーパーゴールだった。左サイドからカットインして右足を振り抜くと、鋭くカーブのかかったボールはGKチョン・ソンリョンも届かない際どいコースに飛び、ゴール右上隅に吸い込まれていった。

 だが、本人も「10回に1回出るかくらいのシュート」と驚いた一発より、個人としてもチームとしても重要な意味を持ちそうなのはフロンターレ戦の58分に決めた1点目の方だ。右サイドを突破したFWエウベルの鋭いクロスにゴール前で合わせた逆転ゴールは、仲川が今後もゴールを量産していくうえで指標となる形だった。

「点を取るポジションがいいと、ボールも自然ときます。自分たちのスタイルというか、『こういう動きをしたらここに入ってこい』とか、ダイレクトでGKとディフェンスの間にクロスを上げる約束事というのは、ボス(アンジェ・ポステコグルー前監督)が来てからずっと言われていること。それをケヴィン(・マスカット)監督が来てからもずっと継続してやってきていて、今日の得点にもつながったと思いますし、それが今日の僕の1点目です」

 仲川はセレッソ戦でもFWアンデルソン・ロペスの右からの折り返しに合わせる形でゴールを奪っている。その試合後には「(前田)大然も左ウィングの時に結構中でプレーしていて、点を取っていた。ウィングがセカンドストライカーというか、センターFWがニアサイドで潰れて、その後ろにしっかり入っていくことも、ケヴィン監督はずっと言っているので、それを今日表現できたかなと。自分が点を取れた形なので、それをどんどん続けていくことが大事」と話していた。

 そして、フロンターレ戦でも同じように右サイドからのクロスに対してゴール前に入っていくことで逆転勝利のきっかけを作った。ゴールをお膳立てしたエウベルも、仲川が「いるところにいる」のを信じていたという。

 試合後に「マリノスの形は確かに見える得点シーンだったと思う」と語った背番号7は、次のように続ける。

「クロスを上げる時、僕たちのチームのウィンガーはFWのようにゴール前にいることを信じて、見ずにクロスを上げる。ピンポイントで合って、すごくよかったと思う」

 リーグ優勝を成し遂げ、JリーグMVPも勝ち取った2019年を境に、ここ2年は度重なる負傷に悩まされ、かつてのような活躍を見せられずにいた。「今年こそ」という思いで臨む2022年、新しいポジションに挑戦する仲川は再びマリノスの攻撃におけるキーマンとなった。

 開幕からの2試合で複数の得点パターンを披露し、なおかつ崩しの局面でも違いを見せられている。「縦に仕掛ける姿勢というか、1対1になった時に、中も縦もどっちも相手の脅威になれるような場面、攻撃する姿勢をもっと出していかないと今後は難しくなる」と課題も認識しながらも、確実に前へ進めているのはポジティブな要素だ。

 ケヴィン・マスカットも頼もしいエースの復活を喜んでいることだろう。フロンターレ戦で2得点を挙げた殊勲者がベンチへ戻ってくる際、わざわざ呼び止めて声をかけた。その時のことを、仲川本人は次のように振り返る。

「(話していたのは)僕の1点目ですね。ウィングがセカンドストライカーというか、ペナルティスポットまで入っていくことで点を取れましたし、それをケヴィン監督も自分にずっと言ってきていたので、『やっぱりあそこにいると(点を)取れるよね』という話は交代の時にされました」

 未来を見据えるならば、ラッキー要素が含まれるゴールよりも左ウィングとして「やっぱりあそこにいると取れるよね」という形を証明できたことに意味がある。地味なゴールかもしれないが、フロンターレ戦の1点目は仲川にとって大きな一歩を踏み出せるゴールだったのではないだろうか。

(取材・文:舩木渉)

 
 

サカノワ

仲川輝人「ハットトリックしたかった」。横浜FMの23番、2ゴールと川崎戦大勝を喜ぶとともに…少し本気で悔やむ | サカノワ

— 2018年9月以来のリーグ2得点。

 J1リーグ9節、横浜F・マリノスの仲川輝人がエウベルとともに2ゴールを奪い、王者・川崎フロンターレに4-2の勝利を収めてみせた。

 ゴール前のスペースを突いての一撃とペナルティエリアのちょうど外からの目の覚めるショットと、それぞれ異なる特長を見せつけて奪った。仲川のリーグ戦2ゴールは、15得点を奪ってリーグMVPを受賞した2019年には一度もなく、実に2018年9月29日のベガルタ仙台戦(〇5-2)以来となった。

 横浜FMの“23”番は2点目のミドル弾について、「自分のマークとの距離が空いていて、味方がインナーラップして(相手を引き付け)中にスペースが空いたので、『やってみようかな』という感覚で狙ったら入りました」と振り返った。

 これで開幕から2試合3ゴール。覇権奪回へのキーマンが、早くもここ2シーズンのゴール数を超えた。

「開幕戦でも点を取れてホッとしたと同時に自信もつきました。(川崎戦は)前半そこまでチャンスはありませんでしたが、相手が疲れてきた後半、得点を取れる確率は上がると思っていました。開幕戦の勢いを川崎にぶつけられたのが良かったです」

 とはいえ2試合連続で先制点を与えたこと、複数失点、セットプレーへの対応など、チームの課題もある。また、仲川自身は「ハットトリックを決めたかった」と、少し本気で悔やんだ。

「2点を取った時は入っちゃったぞという感じはありましたが、欲を言えば3点目、ハットトリックを決めたい気持ちはありました。自分も体力やパワーがなくなってきたことを考えて交代したと思うので、最後の10分、15分、踏ん張れるパワーをもっと付けていきたいです」

 今年30歳になるF・マリノスのアタッカーは、「1対1になった時、カットインのみならず、中にも縦にも相手に対し脅威になれるように、攻撃する姿勢をもっと出していきたい。そこは試合中により高めていきたいです」と、チームとともに進む“攻撃の追求”について、貪欲なまでの思いを口にしていた。

 
 

Goal.com

横浜F・マリノスが王者を粉砕! 川崎フロンターレは今季初黒星 | Jリーグ | Goal.com

【Jリーグ(J1)結果】明治安田生命J1リーグ第9節前倒し分が2月23日に開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノスと川崎フロンターレが対戦した。

明治安田生命J1リーグでは、23日に第9節前倒し分の横浜F・マリノスvs川崎フロンターレが行われた。

昨季を2位で終えた横浜FMと連覇を果たしている川崎Fによる注目の一戦。開幕節では横浜FMはセレッソ大阪とドロー、川崎Fは苦しみながらもFC東京に1-0で勝利して今季2試合目を迎えた。

スタメンには横浜FMが仲川輝人やマルコス・ジュニオールら、川崎Fはレアンドロ・ダミアンや家長昭博らを起用。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する関係で過密日程となっているが、互いに現状のベストメンバーを送り出している。

一進一退の攻防が続く29分、味方のシュートがディフレクションしたところに反応したボックス中央のL・ダミアンが押し込んだが、これはオフサイド。それでもその3分後、ボックス左でボールを受けた橘田健人が中央に折り返して家長が右足でネットを揺らす。この得点は認められて川崎Fが先制に成功する。

ビハインドで後半を迎えた横浜FMは51分に渡辺皓太に代えて畠中槙之輔を送り出し、反撃を繰り出していく。57分、左サイド浅い位置のM・ジュニオールが右足でクロスを供給すると高く飛び上がったエウベルが頭で決めて同点弾とする。

さらにそのわずか1分後、スピードとフィジカルを生かして右サイドに抜け出したエウベルが中央にクロス。仲川が右足で合わせて横浜FMがわずかな時間で逆転に成功する。仲川にとっては開幕節に続いて2戦連続の得点となった。

その後に宮城天、チャナティップ、脇坂泰斗に代えて知念慶、遠野大弥、大島僚太を送り出す3枚替えに踏み切る川崎Fだったが、64分にも悪夢が続く。

M・ジュニオールがボックス中央でトラップして後方に落としたところでエウベルが右足を一閃。それほど勢いのあるシュートではなかったが視界が確保できなかったためかGKチョン・ソンリョンは動けず、横浜FMがリードを広げた。70分に水沼宏太とアンデルソン・ロペスを送り込んで締めに入る横浜FMが交代でレオ・セアラ、そしてエウベルを下げる際にはホームスタジアムが拍手に沸く。

73分、右サイドからのクロスにボックス内ファーで飛び上がった知念が頭で合わせてネットを揺らし、川崎Fが追いすがる。しかしその3分後、ボックス手前左でボールを持った仲川が右足でボックス右上隅を狙うとGKチョン・ソンリョンにとってはノーチャンスな軌道に。バーに当たりながらゴールに吸い込まれて横浜FMが再び2点差をつける。

終盤に家長に代えて小林悠に得点を託す川崎Fだったが、再び点差を縮めることはできず。4-2で競り勝った横浜FMが今季初白星を飾った一方、川崎Fは2試合目にして初黒星を喫している。

 
 

theWORLD

中盤に最終ラインまでお任せあれ 超攻撃的なF・マリノスを影から支える縁の下の力持ち・岩田智輝|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

— 今後より注目される選手だといえる

2022年の開幕戦となったセレッソ大阪戦では攻め続けるも、セットプレイからの2失点で引き分けに持ち込まれてしまった横浜F・マリノス。続く川崎フロンターレ戦もセレッソ大阪戦と同様にチャンスを作るいい展開も、前半に先制されてしまった。よい内容のゲームをしているだけに、流れが悪くなるかと思われたが、最終的には後半で4ゴールを奪い、4-2で勝ち点3を手にしている。

攻撃陣が爆発する後半となったが、流れが変わったのは岩田智輝をセンターバックから中盤へポジションを一つ上げたことか。

この試合は開幕戦同様に中盤2枚に喜田拓也と渡辺皓太が並び、最終ラインに岩田が入っていた。展開力、守備力と申し分なかったが、後半から渡辺を下げて畠中慎之輔を投入。そこから一気に3ゴールが生まれている。

岩田が直接ゴールに絡んでいたわけではないが、守備がより強固になったのは確かだ。下がった渡辺も悪くないパフォーマンスを見せていたが、前への意識が強く、自陣にぽっかりと大きなスペースが開いてしまう場面が何度かあった。そこに岩田を入れたことでそういったミスをなくし、より守備が強固になったことで自分たちが優位になるようにゲームを進めている。

昨季大分トリニータから加わり、初年度ながら34試合に出場した岩田。この試合でも見せたようにCBと中盤でプレイ可能であり、昨季の終盤は畠中が負傷したことでチアゴ・マルチンスと最終ラインでコンビを組んでいた。

派手さはない選手だが、基本に忠実でMF、DFともに高いレベルでプレイができる。ビルドアップでは相手のプレッシャーに屈しない技術の高さと冷静さを兼ね備えており、GKの高丘陽平を除いたフィールドプレイヤーで最も高い92%のパス成功率を残している。守備面ではカウンターを受けた際に彼がファーストディフェンダーとなり、何度も攻撃を遅らせていた。

中盤にCBと同時に2つのポジションで起用したいと思わせる岩田。24歳の若さに、ユーティリティ性、守備力、ビルドアップを必要な能力はある程度兼ね備えており、今後は代表入りすることも十分に考えられる(データは『SofaScore』より)。

 
 

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横浜F・マリノス 2022マッチレポート | 2月23日 vs 川崎F | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

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J1 第9節 横浜FM vs 川崎Fのデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

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2022/02/22 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/2/23(水)14:00KO J1第9節 横浜F・マリノスvs.川崎フロンターレ@日産スタジアム ※観客上限20,000人/全席指定/ビジターあり
 
 

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