月刊 栗原勇蔵-クラブシップ・キャプテン-(2021年11月号)


月刊 栗原勇蔵-クラブシップ・キャプテン-(2021年11月号) | タイトル

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日本代表コラム

2021/11/03 森保ジャパンへの推薦状 元日本代表DFが推薦「11月に代表に呼んでほしい選手5人」 | フットボールゾーン

【栗原勇蔵の目#1】ゴールに早く迫る攻撃を仕掛けるためのタレントが必要

 森保一監督率いる日本代表は、11月にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でベトナム(11日/FIFAランク98位)、オマーン(16日/同77位)と対戦する。グループ4位の状況から巻き返すうえで、敵地での2連戦は是が非でも2連勝したいところ。W杯最終予選の経験を持つ元日本代表DF栗原勇蔵氏に、「今シリーズに呼んでほしい選手」を聞いた。(取材・構成=Football ZONE web編集部/全2回の1回目)

   ◇   ◇   ◇

 日本は今最終予選の初戦となった9月のオマーン戦(0-1)でまさかの黒星発進。第2戦の中国戦(同75位)は1-0と辛勝し、同シリーズは1勝1分に終わった。続く10月シリーズは、敵地でサウジアラビア戦(同49位)に0-1で敗戦。ホームでのオーストラリア戦(同34位)には2-1で競り勝ったが、4試合で3ゴールと得点力不足が目につく。

 攻撃陣では、膝の怪我でリハビリ中のMF久保建英(マジョルカ)だけでなく、10月のオーストラリア戦で負傷したFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、代表活動を途中離脱したMF堂安律(PSV)が100%の状態ではなく、不透明な状況だ。そこで、11月シリーズに勝利すべく、招集してほしい選手を元日本代表DF栗原氏に尋ねると、5人のアタッカー/ストライカーの名前が挙がった。

■武藤嘉紀
所属:ヴィッセル神戸
ポジション:FW
年齢:29歳
今季リーグ戦:9試合4得点
日本代表通算:29試合3得点

「武藤は今、動きが良いし、身体を張れて、走力もある。ワールドカップを含めて経験豊富で、周りに要求できるから、代表でのブランクがあっても合わせられると思います。ベトナム戦に関しては、古橋(亨梧)のようなアジリティータイプよりも、ゴリゴリ行けるタイプのほうが生きるはず。身体も強いから、前(センターフォワード)でキープできて、裏にも抜けられる武藤は、大迫不在時の代表には最適でしょう」

■前田大然
所属:横浜F・マリノス
ポジション:FW
年齢:24歳
今季リーグ戦:31試合18得点
日本代表通算:2試合0得点

「欧州組中心のパスサッカーは、格下相手にしか通用しません。実際、(10月の)オーストラリア戦は伊東純也、浅野拓磨と縦に速い選手しかチャンスを作れていなかった。今は綺麗なサッカーよりも、多少雑と言われてもゴールに早く迫るサッカーをしたほうがいいと思います。前田は守備で追い回して、裏を走らせれば、90分間で3~4回の決定機が見込めます。サイドだとボールを回さないといけないので、起用するならリズムを出せる1トップ。J1リーグ得点ランクトップの決定力を試したいところです」

■三笘 薫
所属:ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)
ポジション:MF
年齢:24歳
今季リーグ戦:7試合3得点
日本代表通算:A代表未招集

「三笘に関して言えば、チームに合う合わないの前に、『なぜ呼ばないの?』という段階にある選手だと思います。招集しなければ活躍する確率は0%なわけで、ダメなら使わなければいいのかなと。東京五輪の(3位決定戦)メキシコ戦で単独突破からゴールを決めたプレーからも、いれば“一発ある感じ”が漂う。今の代表には1人で打開できるタレントがいない観点からも、期待が懸かる選手です」

■松尾佑介
所属:横浜FC
ポジション:MF
年齢:24歳
今季リーグ戦:25試合3得点
日本代表通算:A代表未招集

「松尾は1人で突破できる三笘タイプ。左(サイド)で持たせて、ドリブルでゴール前まで行けるし、走力と得点力もあります。年代別を含めて代表経験はない意味でも、ジョーカーとして面白い選手だと思います」

■鈴木優磨
所属:シント=トロイデン(ベルギー)
ポジション:FW
年齢:25歳
今季リーグ戦:4試合1得点
日本代表通算:2018年11月に初招集も負傷で辞退

「鈴木の魅力は、ゴール嗅覚と“何かをやりそうなオーラ”です。(周囲との)コンビネーションを構築していないので難しい面はあると思いますが、ベンチスタートでもがむしゃらにプレーしてくれる。やっぱりFWはああいうタイプでないと。大迫も素晴らしい選手とはいえ、どこか落ち着いてしまった印象もあるので、鈴木を試してもいいと感じます」

 
 
2021/11/04 森保ジャパン「理想布陣」を元日本代表DFが選出 三笘薫ら”新たな槍コンビ”に期待 | フットボールゾーン

【栗原勇蔵の目#2】常連組に怪我人が多く、三笘や松尾ら個で打開する選手を試すべき

 森保一監督率いる日本代表は、11月にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でベトナム(11日/FIFAランク98位)、オマーン(16日/同77位)と対戦する。グループ4位の状況から巻き返すうえで、敵地での2連戦は是が非でも2連勝したいところ。11月4日のメンバー発表を前に、W杯最終予選の経験を持つ元日本代表DF栗原勇蔵氏に、「理想布陣」を聞いた。(取材・構成=Football ZONE web編集部/全2回の2回目)

   ◇   ◇   ◇

 日本は今最終予選の初戦となった9月のオマーン戦(0-1)でまさかの黒星発進。第2戦の中国戦(同75位)は1-0と辛勝し、同シリーズは1勝1分に終わった。続く10月シリーズは、敵地でサウジアラビア戦(同49位)に0-1で敗戦。ホームでのオーストラリア戦(同34位)には2-1で競り勝ったが、グループ4位と依然として厳しい状況は変わらない。

 オーストラリア戦では、チーム発足からメインシステムとしてきた4-2-3-1ではなく、MF遠藤航、MF守田英正、MF田中碧とボランチ3人を起用する4-1-4-1へのシステム変更が的中したが、11月シリーズではどう戦うべきか。栗原氏は森保監督のこれまでの采配傾向を踏まえたうえで、4-1-4-1システムの継続と予想する。

「日本はグループ4位で、11月シリーズでは負け、引き分けは許されない状況。今までのベースを信じて勝ちにいくのか、賭けに出て新戦力を使うのか。森保監督の堅い性格上、賭けには出ない気がします。システムは相手あっての面もあるので難しいところですが、良い流れを切らしたくはないはずなので、オーストラリア戦の4-1-4-1を使うのではないかと思います」

 日本は今最終予選、4試合で3ゴール(大迫勇也、田中が各1点、オウンゴールが1点)と得点力不足が顕著だ。そのなかで、膝の怪我でリハビリ中のMF久保建英だけでなく、10月のオーストラリア戦で負傷した大迫、途中離脱したMF堂安律が不透明な状況。栗原氏は、頼れるオプションが限られるだけに「一芸に長けている選手を入れたほうがいい」と、従来の4-2-3-1システムで新戦力起用を提言する。

「すでに2敗している日本の現状を考えると、安定を求めても勝てる力がない。守備の選手は経験不足でやらかしてしまうと、そのまま試合が決まってしまうリスクがありますけど、攻撃の選手には経験よりも今の調子を求めたほうがいいと思います。今はチャンス自体が少なく、中は閉められてチャンスを作れなくなるので、コンビネーションよりも自分で打開できるタイプがいい。僕なら武藤(嘉紀)、古橋(亨梧)、前田大然を前に置いて、左サイドには槍みたいな感じで、三笘(薫)とか松尾(佑介)を試します。三笘や松尾は化ける可能性があるし、仕掛けてボールを取られたとしても、田中碧、遠藤航、守田(英正)がいれば守れるはずです」

— サウジ戦で失点に絡んだ柴崎は「もう一度チームに置くこと」で士気アップを推奨

 ボランチでは、10月のオーストラリア戦で先発起用された田中が代表初ゴールをマーク。遠藤と守田も存在感を示した一方、MF柴崎岳はサウジアラビア戦で失点につながるパスミスを犯し、矢面に立つ結果となった。それでも、栗原氏は11月シリーズに柴崎を招集する意義はあると見解を述べる。

「ああいうミスをしたあとにバサっと切ると、今後思い切ったプレーができなくなる可能性がある。柴崎はもともと力のある選手なので、試合に出る出ないは別にして、もう一度チームに置くことで士気も上がる気がします」

 現代表においては、守備陣はDF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF冨安健洋、DF長友佑都、GK権田修一で基本固定されている。敗れたオマーン戦では左サイドバック(SB)の長友の背後を狙われ、年齢による衰えも指摘される機会が増えているものの、代役に推せる逸材が不足しているのも事実だと栗原氏は指摘する。

「試合と合宿中の練習での存在感も含めて、総合的に判断して、森保監督は左サイドバックに長友を置いていると思います。試合だけしか見ていない人の目からすれば、長友はもういいだろうと思うところがあるかもしれないですが、中山(雄太)に代えても果たして大きく変わるのか。苦しい時に新戦力が台頭してきて、世代交代というのはよくある話とはいえ、中山はもともと左SBではないし、代わりのスペシャリストがいません。それがすべて。代えたくても人材がいないし、今試している場合でもない。これまで試さなかったツケというところで、トータル的には経験のある長友になってしまう気がします」

 サプライズ招集はあるのか、それとも常連組で手堅く戦うのか。森保監督の決断に注目が集まる。

 
 
2021/11/15 「ポテンシャルは歴代最高」 元日本代表DFが冨安健洋に指摘する”唯一の課題”は? | フットボールゾーン

— 【栗原勇蔵の目】スピードは超一流 パワーがさらに増せば「無敵に近い」

 日本代表DF冨安健洋は、今夏に移籍したイングランド1部アーセナルで右サイドバックとしてレギュラーを張り、世界屈指のフィジカルと激しさを誇るプレミアリーグで堂々と渡り合っている。日本サッカー界では、かつて中澤佑二氏や田中マルクス闘莉王氏といった名ディフェンダーが君臨したが、「ポテンシャルは歴代最高」と元日本代表DF栗原氏は太鼓判を押す。(取材・構成=Football ZONE web編集部)

   ◇   ◇   ◇

 2018年1月にアビスパ福岡から海を渡り、ベルギー1部シント=トロイデン、イタリア1部ボローニャで研鑽を積んできた冨安は、今夏の移籍市場最終日にACミランやトッテナムなど欧州5大リーグの強豪からの関心が噂されるなか、プレミアリーグの名門アーセナルへの電撃加入が決まった。

 加入後、冨安は右サイドバックとして全8試合にスタメン出場。イングランド代表FWハリー・ケイン、韓国代表FWソン・フンミンを擁するトッテナムを含めてデビューから3戦連続で相手にドリブル突破を許さないディフェンスを見せ、ここまで1試合平均タックル2.3回(成功率44%)、インターセプト1.3回、クリア3.4回、リカバリー5.3回、デュエル勝利数45回(勝率59.0%)、空中戦勝利数22回(勝率59.4%)と好数値を残している。

 森保一監督が率いる日本代表でも、キャプテンを務めるDF吉田麻也(サンプドリア)の相棒センターバック(CB)として確固たる立場を確立し、23歳にして不動のレギュラーを務める。栗原氏は、「現代サッカーはとにかく速く、スピードが必須条件のなかで、冨安は基準値以上というかかなり高いレベル。スピードでぶち抜かれることはほとんどありません。屈強な選手が集うプレミアの中で、ヘディングでも負けずに強い」と評価する。

 冨安加入後、アーセナルは8戦無敗(6勝2分)で、崩壊状態にあった守備の立て直しに大きく貢献した点は英メディアでも高く評価されている。そのなかで、栗原氏は「あえて注文をつけるとしたら」とフィジカル面の強化を挙げた。

「今は毎試合、1回か2回は相手に吹っ飛ばされているシーンがあります。世界の一流CBはまず当たり負けしない。単純なパワー勝負になると、冨安はプレミアリーグで不動のCBになるような強さはまだないので、それが備わったら無敵に近いですね」

— 冨安はすべての要素を兼ね備えた唯一無二の存在
 日本のサッカー界で言えば、中澤氏や闘莉王氏が最強CBの先頭を走ってきた。その2人と共闘経験のある栗原氏は、「存在感では、まだボンバー(中澤氏)や闘莉王にはかなわない」としつつ、将来的には歴代最高の座に上り詰めても不思議はないと見解を述べる。

「ボンバーと闘莉王には強さがあって、点数も取れました。冨安が圧倒的に勝っているのはアジリティー、スピード、技術。しかも、プレミアリーグの名門アーセナルでバリバリにプレーしています。これまで冨安ほどのスピード、サイズ(身長187センチ)を兼ね備えた選手はいなくて、何かしらの要素が欠けていました。でも、冨安はボールの扱いも上手く、ヘディングも強いし、スピードもある。欠けているものがほぼない。ポテンシャルに関しては、間違いなく歴代最高です。まだ(23歳と)若くて、麻也が代表を引退する時には絶対的な軸になって強烈なオーラと存在感を放っているかもしれませんね」

 冨安が秘める無限の可能性――。歴代最強CBとして語り継がれる存在も、そう遠くはないかもしれない。

 
 
2021/11/16 「ワクワク感も緊張感もない」 元日本代表DFは”ギャンブルなし”のオマーン戦布陣を予想 | フットボールゾーン

— 【栗原勇蔵の目】ベトナム戦から両SBのみ変更の可能性がある程度か

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランク28位)は、11月16日(日本時間25時キックオフ)にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節でオマーン(同77位)と対戦する。グループ3位の状況を考えれば、前節ベトナム戦(1-0)に続いて勝利が求められるゲームだが、指揮官はどのようなメンバーをピッチに送り込むのか。W杯アジア最終予選の経験も持つ元日本代表DF栗原勇蔵氏に予想布陣を聞いた。(取材・構成=Football ZONE web編集部)

   ◇   ◇   ◇

 森保ジャパンはカタールW杯アジア最終予選5試合を消化し、3勝2敗のグループ3位。初戦のオマーン戦(0-1)、第3節サウジアラビア戦(0-1)を落としたなかで、盛り返しては来ているが、総得点4はベトナムと並んでグループ最下位、依然として本大会にストレートインできる2位以内には入れておらず、予断を許さない状況は続く。

 ベトナム戦では、10月12日の第4節オーストラリア戦(2-1)戦から右サイドバック(SB)のみDF酒井宏樹(浦和レッズ)からDF山根視来(川崎フロンターレ)に代え、4-3-3システムを継続採用。FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、DF長友佑都(FC東京)ら状態が懸念される選手も経験を優先して起用し、なんとか勝ち点3をもぎ取った。

 一方で、A代表初招集のMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)、DF旗手玲央(川崎フロンターレ)は出番なし。交代カードで切った5人(DF中山雄太、FW浅野拓磨、FW古橋亨梧、MF柴崎岳、MF原口元気)は、あまり代わり映えのしない顔ぶれだった。

 栗原氏は、「怪我人、コンディション不良がない限り、ベトナム戦の布陣」とし、その確率を「90%以上」と予測。累積警告による出場停止で守田英正(サンタ・クララ)のポジションが変更となる以外は、右SBに本来のレギュラーである酒井が戻り、長友に代えて左SBに中山が入る可能性がある程度だと話す。

「最終予選はドキドキ感があるもの。ただ、今の日本代表にはワクワク感も緊張感もない。相手どうこうではなく、自分たちのレベルの問題です。ワールドカップのためにやってるけど、ベトナム相手に1-0で、『本大会に出てどこに勝てるの?』と。正直、何を目指しているか伝わってこないし、その場しのぎの試合を続けてしまっている感は否めません。ベトナムにあのメンバーを使ったので、(レベルの上がる)オマーン相手に変えるとはとても思えないですね。酒井が回復していればですけど、それも“元に戻った”という感じ。もしかしたら長友のところに中山を使うかも、くらいでしょうか」

— 期待の三笘はビハインドの展開以外は起用なしと推測

 4-3-3の最前線で先発出場した大迫は、ベトナム戦の前半17分、相手を背負いながらのポストプレーでMF南野拓実(リバプール)に落とし、そこから伊東の決勝ゴールが生まれた。しかし、大迫自身はシュートがなく、ベトナムのディフェンスに苦しんだ印象が否めなかった。栗原氏は大迫の実力を認めつつも、かつてほどの迫力と存在感は失われていると警鐘を鳴らす。

「大迫は足腰が弱くなって、踏ん張れなくなっています。以前だったら4:6、3:7の態勢でも体を入れてキープしたり、黒人の選手相手でもポストプレーが通用していましたけど、今は5:5のボールでも厳しいかもしれない。ベトナムのパワーに弾かれることも多くて、あれだと大迫の役割がなくなってしまう。巧さ、ゴール嗅覚を備えているとは思いますけど、いかんせん今はチームとしてのチャンスが少なすぎます。そうなると、大迫の存在感が薄れてしまうし、自分でチャンスを作れる選手を置いておかないと厳しい。古橋で一発裏を狙うとか、そういうほうが得点の匂いがする気はします」

 また、起用が期待される三笘に関して、栗原氏は「流れを作れるラッキーボーイを入れてもいい」と提言しつつ、現実的にオマーン相手には出場機会がない可能性を懸念している。

「先発かどうかは別として、試合展開によりますけど、三笘は20~30分は使ってほしいですね。5分とかだと何もできずに終わる可能性もあるので。ただ、本当はテストしておく場がベトナム戦だったと思います。(ベトナム戦で)1-0で出ないなかで、オマーン相手に2-0、3-0は簡単ではない。リードされない限り出ない気がするし、負けているなかで一か八かのぶっつけ本番で使うしかない。正直、閃きとかなく、確率論の起用になっている印象は否めません」

「勝つことが一番」(森保監督)なのは間違いないが、そのなかで指揮官は初戦で敗れているオマーン相手にどのようなタクトを振るうのだろうか。

 
 

Jリーグ「月間ベストディフェンシブプレーヤー」選出(2021/11/23)

2021/11/23 【月間表彰】プレー途中で変えた判断 栗原勇蔵×登里享平対談…数十秒間に頭を巡った思考 | フットボールゾーン

【前編】10月のベストディフェンシブプレーヤーは川崎の登里享平を選出
 スポーツチャンネル「DAZN」とパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との連動企画で、元日本代表DFとして活躍した栗原勇蔵氏は10月のJリーグ「月間ベストディフェンシブプレーヤー」に川崎フロンターレの登里享平を選出した。2度目のJ1リーグ連覇を達成したばかりの川崎の中で攻守にわたる豊富な運動量と正確なクロス、自身の日本代表への思いなどについて聞いた。

   ◇   ◇   ◇

栗原 まずは優勝おめでとうございます!

登里 ありがとうございます。

栗原 正直、元OBの立場から言わせてもらうと横浜F・マリノスが一時はあと一歩のところまで迫っていたので正直悔しかったですけど、あの、強い川崎フロンターレが相手だったら仕方ないなと感じました。

登里 本当のことを言えば、F・マリノスの勢いだったり、質だったり、やっぱり試合が多いなかで、それでも勝ってきて、最終的に勝ち点1差まで迫られた時はさすがにもう焦っていました(苦笑)。

栗原 「もしかしていけるかな」とか思ったんだけどね(笑)。

登里 F・マリノスの勢いとうちの沈み具合で、「これはちょっとやばいな」っていうのは僕もすごく感じていましたね。

栗原 それでもきちんと優勝したわけだから。さすがはフロンターレです! というわけで、そんな優勝チームを攻守にわたり支えた立役者の1人を表彰したいと思います。実は毎月、僕が月間ベストディフェンシブプレーヤーという賞を選出させてもらっているのですが、10月のベストディフェンシブプレーヤーに登里選手を選ばせてもらいましたので、こうやって対談をさせてもらうことになりました。

登里 ありがとうございます!

— 「途中で判断を変えられる選手はいい選手」 栗原氏も「レベルが高い」と唸る

栗原 選出シーンは、第31節FC東京戦の前半終了間際、簡単に言えばレアンドロ・ダミアン選手のゴールをアシストしたシーンなんですが、これはもう「素晴らしい!」と感じました。最初はインナーラップでなかでボールをもらおうと思っていて、そういう動きをしていると思うんだけど、途中で判断を変えて、オーバーラップで外側を回りましたよね?

登里 はい。

栗原 それでタイミングよくマルシーニョ選手とのコンビネーションでボールをもらって、その時にはもう中の様子を確認していると思うんだけど、レアンドロ・ダミアン選手がいることをチェックしたうえで、完璧なボールを上げたと感じました。登里選手らしい素晴らしいプレーでした。

登里 めちゃくちゃ嬉しいですね。大変光栄に思います。このシーンですが、最初は栗原さんがおっしゃったように、相手のサイドバックがマルシーニョと完全に1対1の対応の姿勢になったので、インナーラップをかけようかと思っていたんです。でも、FC東京の森重(真人)さんが距離を詰めてきたのと、相手のサイドバックの選手が1対1を仕掛けてきそうになっていたので、受け渡しが難しくなるかなと思いました。それでタイミングを狙って自分でもボールを引き出せたので、外からのランニングに変えました。自分でもイメージ通りにできたプレーだったので、すごく気持ちが良かったですね。

栗原 レアンドロ・ダミアン選手へ上げたクロスについてはどうですか?

登里 ダミアン選手へのアシストに関しても、ダミアンだったら点で合わせてくれるかなと思って上げました。それで思いどおりのクロスを上げられたので、このゴールは本当に自分の中でもすごく深いというか、思いがあるアシストでした。

栗原 本当に素晴らしいゴールですね。でも、ボールがちょっとでもズレていたら、たぶん決まらなかったんじゃないかなと思うし、登里選手が上げたボールの強さとコース、そして角度もすごく良かったんじゃないかなと見ていて思いました。的はデカいとはいえ、なかなか簡単なクロスではなかったと思います。

登里 はい、そうですね。意外にマルシーニョからのパスも雑だったので(苦笑)。でも、それで選択肢が限られたというのがあります。だから、そこも良かったのかなと思います。

栗原 なるほどね。中から外へランニングを変えたのもそうだし、都度、判断を変えられるのは凄いと思いますね。やっぱり途中で判断を変えられる選手はいい選手だと思うし、それがランニングといい、パス、クロスといい、ギリギリで判断を変えたりしているので、レベルが高いと感じました。

— 気が付けばチーム最古参の登里「自覚を持たないといけない」
登里 めちゃくちゃ嬉しいですね。栗原さんが今おっしゃってくれたように、このシーンって数十秒間の出来事なんですけど、この数十秒のなかで頭のなかが何度も切り替わっているんですよ。その判断を変えたりだとか、なかを見ながら走ったりだとか。だからそういうところを見て評価していただくのは本当に嬉しいですね。これは栗原さんならではの切り取り方だなと思います。多分、自分で言ってもあまり評価されないポイントだと思うので、より嬉しいです。

栗原 本来、この賞はディフェンダーを選出する賞なので守備的な部分を表彰するものかもしれないですが、どうしてもこのシーンが10月に関しては目についたので選ばせていただきました。

登里 ディフェンスに関しては、もっとやらないといけないところなので……。

栗原 いやいや、そんなことないよ。チームとしての失点数もすごく少ないし、登里選手自身は怪我もあったりしたけど、もともと能力がすごく高いと思っていたし、最近ではかなり守備も盤石になってきたなって感じるし、何よりチームの顔になっていると見えていますけどね。

登里 ホントですか? めちゃくちゃ嬉しいです。やっぱり自覚を持たないといけないなって最近は思っていますね。それと本当に怪我が多かったというのがあって、なかなかコンスタントに活躍できていなくて。自分としてももどかしい思いでずっと過ごしてきて、やっとチームに貢献できるようになってきたので、こうやって昔から見ていただけている方に選んでいただけたのは本当に嬉しいです。

栗原 なんかもう個人的には、日本代表で見たいなという思いもあるんだけど、登里選手自身はどうですか? 自分でも「今だったら俺が全然いいんじゃないの?」っていう思いもあるんじゃないすか。

登里 そうですね。もう本当に最近は特に代表戦の見方もすごく変わってきていて、自分の中でやっぱり自信があるからこそ、そういう見方もしますし、「自分だって」っていう思いもあります。フロンターレの選手が代表に入るようになってすごくいい刺激をもらえているので、自分も代表に入るようにもっともっと活躍しないといけないですし、足りないところを克服して、呼ばれたときにはしっかりと力を発揮できるようにしたいなと思います。

栗原 ぜひ、次は代表で活躍する登里選手を見てみたいですね。

登里 いやもう本当に第一線で活躍されてきた栗原さんにそう言ってもらえて自信をもらえましたし、そういう評価をいただいて、モチベーションというか、奮い立たされますね。

栗原 そう言ってもらえると、こちらも本当にありがたいです。良かったです。

2021/11/24 「危機感しかなかった」 栗原勇蔵×登里享平対談…若手・旗手の台頭で明かす”本音” | フットボールゾーン

— 【後編】レジェンド中村憲剛に並ぶ!? 在籍20年を新たな目標に
 スポーツチャンネル「DAZN」とパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との連動企画で、元日本代表DFとして活躍した栗原勇蔵氏は10月のJリーグ「月間ベストディフェンシブプレーヤー」に川崎フロンターレの登里享平を選出した。前編に続き、後編は優勝の感じ方の違いからチーム最古参としてのコミュニケーションの取り方まで、じっくりと語り合った。

   ◇   ◇   ◇

栗原 それにしてもフロンターレは本当に強いね。J1で4度の優勝、2度の連覇達成。なかなかできることじゃないと思うけど、登里選手自身は1度目、2度目、3度目、4度目と優勝を経験してみて優勝の感じ方って変わってきたりするものですか?

登里 やっぱり変わってきましたね。初優勝の時は、それまでずっとあと一歩のところで優勝することができていなかったので、もう本当に嬉しさしかなかったです。でも、回数を重ねるごとに、だんだんと優勝してホッとするというか、そういう気持ちが大きくなってきているのかなってすごく感じていますね。

栗原 そういうものなんだね。自分の場合は初優勝した時は、その場にいなかったんですよ。U-20日本代表でワールドユース(現U-20ワールドカップ)に出場するためにUAEに行っていた時だったんです。それで、代表の練習中に優勝が決まる試合が始まって。(GK)榎本哲也が開始15分ぐらいで一発退場しちゃったんで、「もう終わったな」と思っていたんです。そうしたら練習が終わった時に「マリノス、優勝したよ」ってスタッフさんに言われて、「え? なんで?」ってびっくりした記憶があります(笑)。

登里 その場にはいなかったんですね。

栗原 そう。だから、実は自分は初優勝の実感があまりありません(苦笑)。それに自分が試合にコンスタントに出てる時は優勝できなかったし、2019年に優勝した時もピッチにいなかった。2003年、2004年の連覇のときもまだ若手だったので、登里選手のように試合にバリバリ出てチームに貢献して優勝するという経験を味わってみたかったなあって思いますね。「どれだけ嬉しいんだろう?」って。それを知らないまま引退してしまったので。

登里 それこそ僕も初優勝の時は準レギュラーっていうか、怪我人が出たり、勝っている状況で、試合をクローズさせる役目として左の前でピッチに入ったりしていました。今までフロンターレに在籍してきて、ようやく手にした優勝という嬉しさももちろんありましたけど、それと同時に、先ほどは「嬉しさでしかなかった」って言いましたけど、どこかでチームに貢献できてないという気持ちもあって。2018年も同じような状況でしたし、3連覇を目指した2019年のF・マリノスが優勝した年に、エウシーニョ選手が移籍したタイミングもあって出場機会を得ることができたんですけど、結構試合に出ていたわりに優勝できなかったので、どうにかして自分の力でタイトル獲得に貢献したいっていう思いがありました。だんだんといろんな欲が出てきているなかで、やっと昨年から試合に出させてもらって、タイトル獲得できたことで「本当に貢献できたな」っていう思いがありました。

栗原 素晴らしいです! あと何回優勝できるんだろうね?

登里 本当に突き抜けていきたいですけどね、どこまでも。

栗原 羨ましいです。まだまだチャレンジができるというのは。

登里 そうですね。どんどん出てくるであろう若い選手たちの勢いというのは、たくましさもあり、僕にとっては怖い存在なんですけど、僕自身もまだまだ成長したいなと思っています。

— 登里にとって旗手の台頭は「危機感しかなかった」

栗原 今、31歳だっけ? まだまだあと3、4年は全然第一線でやれると思う。今、「若い選手の勢い」って言ったけど、今年は昨年の怪我の影響でスタートに出遅れて、その間に旗手玲央選手が台頭してきたと思うのですが、どういう気持ちで彼の活躍を見ていたのですか?

登里 もう本当に危機感しかなかったです。しかもずっとチームは勝っている状況で、復帰はしましたけど、勝っているチームで、例えばターンオーバーで試合に出る時の難しさっていうか、それ以上のプレーができるのかっていうところの不安がすごく大きかったですね。

栗原 自分もね、結局、試合に出れなくなったのは、年下のファビオ選手にポジションを取られたからですけど、やっぱり最初に取られた時はめちゃくちゃ悔しくて。もっと頑張らなくちゃいけなかったんだけど、なかなかそれを覆すようなプレーができなかった。それも心残りだなあと。自分のなかでは結構サッカー人生は頑張ったほうだと思っているんだけど、本当に数少ない後悔というか、そういうものの1つだったかなと感じていますね。

――川崎フロンターレは昨年、レジェンドの中村憲剛さんが引退されましたし、栗原さんも横浜F・マリノス時代に、移籍や引退などでチームを牽引されてきた方がいなくなった経験をされていると思います。そういったレジェンドがいなくなった次のシーズンというのは周囲の声などがプレッシャーや重責になったりしないのでしょうか?

登里 憲剛さんに始まり、守田(英正)選手だったり、途中で田中(碧)選手だったり、三笘(薫)選手が抜ける時に、メディアの皆さんからのプレッシャーはすごくありましたね。本当に悔しかったですし、だからこそ本当に自分たちでやろうというか。チームの方向性が出たので、在籍年数は僕が一番長くて今年から副キャプテンをさせていただいていますが、よりチームをいろんな角度から見るようにもなったので、そこは本当に成長できた部分だと思っています。ただ僕だけじゃなくて、小林(悠)選手、谷口(彰悟)選手、大島(僚太)選手、車屋(紳太郎)選手、生え抜きの選手だったり、ベテランの家長(昭博)選手や(チョン)ソンリョン選手であったり、そういう背中で引っ張ってくれる人がいたので、みんなでプレッシャーや重責を背負いながら、そして分担しながらできたのはすごく大きかったのかなって思いますね。

栗原 自分の場合は、松田直樹さん、中澤佑二さん、中村俊輔さんといった“レジェンド”と呼ばれる先輩たちが基本的には常にいました。自分が引退する1年前に中澤さんが引退して、ようやく自分が最年長になったけど、その年は優勝したシーズンだったし、実際のところ在籍期間中はずっと3番手、4番手ぐらいの位置にいたので、重責やプレッシャーを背負うことなく自由にやらせてもらっていました。だから改めて、そういう責任感は良くも悪くもなかったのかもしれないなって思いましたね。登里選手は今、在籍何年目ですか?

登里 13年目です。

栗原 それだけ長く同じチームに在籍しているのもすごいと思うし、すでにレジェンドだと思います。あと7年ぐらいやってもらって、トータル20年というのを目指してもらいたいですね。

登里 そうですね。そこの数字だけでも憲剛さんに並びたいですし、そこをモチベーションに続けていきたいです。

栗原 あと7年……38歳か。いけるんじゃないかな。

— 二人の価値観は一致 「気を遣うのも遣われるのも嫌」
登里 自分が若手の頃の栗原さんって、ドシっとしている存在感というか、威圧感がすごかった印象があるんですけど、栗原さんのようにチームのベテランの人がドシっと構えていたらチームってなかなか簡単には崩れないと思うんです。だから自分もベテランになるにつれてドシっとしていないといけないと今年感じたので、今、栗原さんのお話を聞いて、やっぱりもっとドシっとしていないといけないなと感じました。ちなみに、僕は後輩とよく食事に行ったりするんですけど、栗原さんって面倒見が良くて、後輩にめっちゃ慕われているという話をよく聞くんですが、どうやったらそんなに慕われるようになるんですか?

栗原 自分はもう気が合う人たちとっていうか、「食事に行きましょう」とか言ってきてくれたら、「じゃあ行こうか」って行く感じなんです。実は自分自身が先輩から「あそこに行こうぜ」とか言われるのがあまり好きじゃなかったから、そういうのはしないかな。ただ、「どっか連れてください」っていう後輩には連れて行ってあげる。無理して連れて行ったりするのは嫌だから、気を遣われるのも嫌。だから、一緒にいる後輩たちがなるべく気を遣わないようにしてもらっているし、先輩後輩とかあんまり気にしていないんです。自分も逆に先輩にはあまり気を遣っていなくて、むしろ後輩に対して気を遣っていたりするから、そういうのを気にしないでやろうと心掛けていますね。だから今後一緒にご飯に行く機会があれば、ぜひ呼び捨てで接してもらえれば。

登里 あ、はい。では、ぜひ「勇蔵」と呼ばせていただきます!

栗原 アハハハ(笑)。

登里 俺が後輩やったら絡みやすい先輩やなと感じました。僕も気を遣うのも遣われるのも嫌なので、そこは同じやなと。それに、めちゃめちゃいい先輩やなと思いました。

栗原 そういうことを聞いてくるってことは、やはり後輩とのコミュニケーションで何か気にしていることがあるの?

登里 僕自身、チーム内でのコミュニケーションについては誰でも意見できるような関係性だと思っているんです。結構プレー中のことを話したりもするので。ただそのなかで後輩たちとの関係性をどう築いていったらいいのかなと考えていたので、お話を聞いて意外と自然とできていたなと感じましたし、このままいい空気感でチームを作っていけたらなあと思いました。

栗原 なるほどね。今のままで大丈夫だと思うよ。フロンターレはJリーグで2度の連覇を達成して、圧倒的な力を見せてくれているので、あとは代表を目指して、絶対に森保(一)監督も見ていると思うから、しっかりと視野に入れて頑張っていってもらいたいなと思います。

登里 ありがとうございます! より意識して取り組んでいきたいと思います。

栗原 こちらこそありがとうございました。改めて優勝おめでとうございます!

 
 

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