夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノスまとめ(2020/12/3) #fmarinos


夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノス(まとめ)

(´-`).o0(2020/12/3(木)興國高校から4人目の加入内定、南選手)
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
3.Twitter / Instagram
4.Webニュースログ 
 
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

南拓都選手 2021年シーズン加入内定のお知らせ | ニュース | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(まとめ記事へのリンクは下記にて)
 
 

今日の練見(れんみ)

(´-`).o0(1stチームはカタール)
 
 

Twitter / Instagram


 
 


 
 

Webニュースログ

2020/12/02 【横浜FM】スタイルを貫かない理由はない。松原健「中に入ったり開いたり」のさじ加減 – サッカーマガジンWEB

— 「継続してできていることがアジアでも通用している」

「自分たちのサッカーを出せば勝つ自信があります」

 横浜F・マリノスのいわば「合言葉」だ。アンジェ・ポステコグルー監督もどの選手も、事あるごとにその言葉を繰り返して信念を貫き、ここまで戦ってきた。相手を困らせるポジションを取りながらパスをつないで相手の穴を突き、選手個々の特徴的なセンスを組み合わせてフィニッシュワークに持ち込む戦いぶりは、見る者を楽しませてきた。

 12月1日の全北(韓国)戦はその魅力がたっぷり詰まった90分だった。もちろん、途中で少し相手の時間帯はあったものの、キックオフから何のためらいもなく攻めに攻めて、ティーラトン、マルコス・ジュニオール、仲川輝人、そしてオウンゴールで4-1の快勝だった。

「複数得点で勝てたことがチームとして一番やりたかったことで、自分たちのサッカーを顕著に出せたと思います」と話す松原健は、この大会がカタールでの集中開催として再開されてから、3試合連続で出場している。横浜FMの「自分たちのサッカー」にあって象徴的に語られるのが、松原のプレーだ。右サイドバックでありながら、ウイングがサイドに高く張るのに合わせて、内側にポジションを取って中盤の選手のように振る舞うことも、役割の一つになっている。

 Jリーグであれば松原のポジショニングによる優位性を消そうと分析して対応してくるチームは多いが、ほとんど初顔合わせとなる国際大会ではこの「秘密」を悟られていない。グループステージのここまでは、それほど消されるような対応にあっていないと感じている。

「正直、そんなに研究されているという感じはなかったと思うんですけど、ここでリーグ戦を突破していってトーナメントに行く中で、間違いなく研究されてくるところだと思います」

 トーナメントは一発勝負だから、スカウティングも含めてますますタイトな戦いになるだろう。

「そこに対してもっと自分自身のクオリティーを上げないといけないですし、対策を練られたときにどう打開していくかは、Jリーグのときもそうですけど課題だと思うので、少ない準備期間の中でやっていければいいと思います」

 その工夫の一つが、「中に入ったり開いたり」だ。

「対策をされてくれば、自分が中に入りすぎずに中盤の選手にスペースを埋めてもらって、そこから組み立てていく方がいいですし、今度はそこに相手が慣れてきたときに一瞬の動きで中に入ることによって状況が変わると思います。その中に入ったり開いたりの状況の変化をうまく織り交ぜていきたいと思います」

 横浜FMのスタイルによって生まれるメリットとして「全体での運動量が多いのと、相手に休むスキを与えないのは、たぶん相手にとって嫌なところだと思います」と実感している。「インプレータイムの時間を長くしようと、ボス(ポステコグルー監督)が就任した2018年からの流れの中で継続してできていることがアジアでも通用している部分かなと思います」と、ここまで積み上げてきた戦い方に、アジアの大会においても改めて自信を深めている。

 アジアの頂点にたどり着くためには、松原のポジショニングが大きなカギを握るかもしれない。

 
 
2020/12/03 【横浜】攻守の両局面で頼りになるSB松原健がこだわる“先制点” | サッカーダイジェストWeb

— 「優位性を持ったなかでプレーできればいい」

 ACLのグループステージ5節・全北現代戦で4-1の勝利を収めた横浜は、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。歴史を塗り替えた一戦で先発フル出場した松原健は12月2日のオンライン取材に応じ、「複数得点で勝てたのはチームとして一番やりたかったこと。そのなかで自分たちのサッカーも顕著に出せたと思います」と振り返った。

 悲願のアジア初制覇に向け、大きく前進。今後の戦いでも「自分たちのサッカーを常に出していく」ことが肝要だと考える。貪欲にゴールを狙いに行くアタッキング・フットボールで相手をねじ伏せる。その攻撃的なスタイルを踏まえ、いかに戦っていくか。

「先制点を取られると、ちょっときつい戦いになる。自分たちが先制点を取りに行くような形でないと厳しくなる。そこは先制点をしっかり狙って、そのあとは落ち着いて、優位性を持ったなかでプレーできればいい」

 先制攻撃を仕掛け、ゴールを奪い、主導権を握って、勝利を手繰り寄せる。そんなアグレッシブなサッカーにおいて、松原の貢献度はすこぶる大きい。SBでありながら攻撃の組み立てに積極的に関与し、味方のフィニッシュにつながるスルーパスも供給する。もちろん、素早い攻守の切り替えでピンチを未然に防ぐ、球際で激しく戦うなど、DFとしての能力も高い。

 攻守の両局面で存在感を示す松原は、来季の続投が発表されたアンジェ・ポステコグルー監督についてもコメント。自身の来季の去就については未定だが、「またこのサッカーができると思うと、今からワクワクしていますし、来年こそはまた優勝を目指してやっていけたら」と期待をこめて語った。

2020/12/03 ”アタッキングフットボール”でアジア王者を目指す横浜F・マリノスは悪化するピッチにどう挑んでいくか。(河治良幸) – 個人 – Yahoo!ニュース

カタールで集中開催されているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)はヴィッセル神戸、FC東京とともに出場している横浜F・マリノスが韓国王者の全北現代に4ー1で快勝。最終節を待たずして、クラブとしては4度目のACL挑戦で初の決勝トーナメント進出を決めました。

選手たちが口々にあげるのが”自分たちのサッカー”を継続してやり抜くと言うこと。就任3年目で、来季も指揮をとることが発表された”ボス”ことアンジェ・ポステコグルー監督が掲げる”アタッキングフットボール”はボールを保持しながら自分たちからアクションを起こして相手のディフェンスを上回ることを志しています。

攻撃における幅の取り方やアウトサイドの内側に生じるスペースの使い方など具体的な戦術設計は多々ありますが、要は相手のストロングポイントを消すのではなく、自分たちのストロングポイントを最大限に発揮することで1点でも多く奪って勝ち切る。そのためにアクチュアルプレイングタイム(90分の中でオンプレーの時間)をなるべく増やして支配すると言うコンセプトがあります。

全北現代戦でも2点目のゴールを決めたマルコス・ジュニオールがゴール内のボールを拾ったエリキから受けて、カメラマンのいるコーナーサイドの地面にボールを置く。そして仲川輝人らとカメハメハのパフォーマンスをやっている間にもキャプテンの喜田拓也がボールを回収してセンターサークルに持って行くと言う”共同作業”が見られました。そうした行動にもアクチュアルプレイングタイムを増やすこだわりが見て取れます。

「全体の運動量が多いことと、相手に休むすきを与えないことが相手にとっては嫌なところだと思いますし、インプレータイムを少しでも早くしようと、ボスが就任してからの流れを継続しているところが、アジアの中でも通用している」

そう語るのは右サイドバックの松原健です。連戦の疲労やジャッジの難しさなども言い訳にせず、韓国王者を相手にボールを握ってゴールを重ねたマリノスですが、徐々に難しさを増しているのが現地のピッチです。マリノスのグループHが使用しているのは2022年カタールW杯の会場にも予定されるアルジャノブ・スタジアム。11月25日に行われた第3節の上海上港vs横浜F・マリノスが今大会の最初の試合でした。

全北現代戦は6日間で5試合目でした。22日から使用されているハリーファ国際スタジアムに比べると、まだまだ綺麗な印象もありますが、寄った映像ではところどころ悪くなってきているように見えます。

「昨日の試合に関して言えば、午後4時キックオフよりピッチが渇くのがすごい早くて、ボールフィーリングを合わせるのが僕はちょっとやりづらかったのが正直ありました」

そう振り返る松原は試合全体としては「複数得点を取って勝てたのがチームとして一番やりたかったこと。自分たちのサッカーも顕著に出せた」と手応えを語りますが、その中でも「もう少しボールタッチをうまくできたらよかった部分は自分としてありますけど、そこら辺がうまくいかないシーンは多々ありながらも、前線の選手たちがしっかり決めて勝てた」と語ります。

「正直難しいですよね。ピッチはどうしても集中開催で何試合も続けると荒れてきてしまうので。その中では仮にトラップがズレても、そこで慌てないようにとか、そういうところになってくるのかなとは思います」

松原は”自分の感覚としては”と言うところを強調していた通り、ピッチのフィーリングというのはチームの戦術どうこうとは別に個人個人がポジションやスタイル、技術的なベースによっても感じ方が違う部分ですが、大事なことはその中でイメージを共有しながら、難しい時に距離感の調整や相手との間合いなど、アジャストして行く必要があると言うことです。

ここから、さらに試合を重ねる中で悪くなって行くピッチにいかに適応して行くのか。ポステコグルー監督が就任して1年目、2年目、そして今シーズンとJリーグの中では”ピッチ負け”をしなくなっている印象はあります。そのマリノスをもってしても難しい状況は強くなって行くことは予想できます。

松原も「ピッチが悪くてもちょっと球が走れば、まだ何とかなるなって僕の中では印象があるので、昨日の試合に関していえば、ピッチが悪くなってきた、なおかつ芝が乾いてきて球足が重くなってきたとなると、厳しい部分がちょっとでみ見えてくるのかなと思ったりはします」と認めます。

すでにグループステージ突破を決めたマリノスは首位の座をかけてシドニーFCと同じアルジャノブで対戦し、順調に首位通過となれば12月7日に決勝トーナメントのラウンド16で中国の広州恒大か水原三星で勝ち上がった側とハリーファ国際で戦います。

ハリーファはグループステージだけで7試合を使い、ラウンド16はヴィッセル神戸が13時キックオフの最位を先に行うため、同会場で9試合目ということになります。16時キックオフなので、散水後は乾きにくく、ボールの走りは出るでしょうが、逆に荒れ具合は強まるかもしれません。

そのさきは準々決勝、準決勝、西の王者ペルセポリス(イラン)が待つ決勝とアルジャノブでの戦いが続きます。会場慣れと言う意味では1つアドバンテージですが、試合ごとにピッチの状態は基本悪い方に変わって行くはずです。

マリノスが基本スタイルを変えずに戦い抜くことはおそらく間違いないですが、変えないからこそ、そうした環境の変化にどう向き合って行くのか。そこを乗り越えて行くこともアジアでの実績とともに、1つチームとしてのレベルを上げる要素になってくと考えられます。

 
 
2020/12/03 【ACL帯同記】横浜FM、”史上初”決勝T進出の舞台裏とは? カタールで奔走するスタッフたちの素顔 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

— 【短期連載│第3回】コロナ禍での“バブル方式”の開催…スタッフも苦労しているんです

 世界中を巻き込む新型コロナウイルスの影響により、3月に中断されたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が、11月下旬から中東カタールを舞台にセントラル方式で再開された。昨季のJリーグ王者である横浜F・マリノスは、上海上港(中国)との2連戦を1勝1敗として迎えたグループステージ第5節で全北現代モータースに4-1と圧勝。ACL4度目の挑戦で、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。そんな勢いに乗るチームを、陰ながら支えるチームスタッフたちの姿を今回は紹介する。
 
 
 短期連載のこの企画ですが、早くも第3回となりました。選手やスタッフからニヤニヤしながら「見ているよ」と言われ始め、日本からは遠い地にいますが、少しずつ反響の大きさを感じているところです。引き続き、お付き合いくださいませ。第2回の帯同記では、ACLにおける試合前日・当日の主なルーティンワークを中心にご紹介させていただきましたが、中2日での連戦が続きますので、今回以降は試合ごとの前々日~当日に起こった印象的な出来事をお伝えしていきます。

 今回のセントラル方式はコロナ禍の影響で、選手・スタッフを始めとする関係者が隔離空間で過ごす、いわゆる“バブル方式”で運用されています。スタジアムと練習場以外の外出はできず、ホテル内でもチーム関係者以外とは極力接しないような形で生活しています。

 そこで頼りになるのが、第1回でご紹介したリエゾンや、バス・用具車のドライバーの方々。彼らも我々と同じホテルで生活していますが、本業以外のこともフレンドリーに手伝っていただいています。国籍もそれぞれ異なる彼らを取りまとめるのは、F・マリノス随一のお調子者である副務の徳永大義さん。例えばブランドコントロールのため、ホテルから支給いただいている水のラベルを剥がす作業があるのですが、それも徳永さん指揮の下でお手伝いいただいています。

 国籍が異なる人々が同じ作業をし、言葉が通じなくとも笑顔に溢れている姿って素晴らしいですよね。彼らもまた、マリノスファミリーの一員です。用具車のドライバーを担当してくれているイサックは、ACLのロゴを車に貼ってくれていました。ちなみにこの用具車はレンタルで、彼の所有物ではありません(笑)。

 試合前日は用具準備が大変なことは容易に想像できますが、海外遠征では水以外のドリンクの準備もくまなく行います。上海上港戦の前日も、緒方くんやトレーナーの宮内信泰さんと一緒に準備。スポーツドリンクは現地のモノですと、選手の体に合わない可能性があるので、いつもお世話になっているコカ・コーラ ボトラーズジャパン様のアクエリアスパウダーを日本から大量に持っていき、水に溶かして作っています。選手が分かりやすいようにキャップにAQUARIUSの「A」の文字を書くことも忘れずに。また、選手が試合日に好むジュースも背番号入りで用意します。マリノスサポーターであれば、どの選手のオレンジジュースか、すぐに分かりますよね(笑)?

— サッカーだけじゃない!? 食にまで及ぶ選手の嗅覚

 第2戦目の試合当日、3日前にも使用したアル・ジャヌーブ・スタジアムが会場なので余裕を持って準備していましたが、国際大会はそんなに甘くはありませんでした。「メディカルルームの電源が使えない!」とのことで、すぐにスタジアムマネージャーに来ていただき、原因究明を急ぎます。結果、壁側から電源を供給するブレーカーが落ちていることが判明。急遽、床から電源を取ることに。

 常設されている冷蔵庫に電圧が取られていることが原因だったようで、「冷蔵庫一つで!?(笑)」とびっくりしましたが、迅速な対応をしていただきました。ホッとしたのも束の間、今度は「エスプレッソが出ない!」ということで、マシン自体を交換していただきました。ここでも、大会、スタジアム側の素晴らしいホスピタリティーを感じました。

 すでにご存じのとおり、上海上港との2戦目は残念ながら1-2の敗戦。とはいえ、まだまだ大会は再開したばかり! アジア王者の称号を横浜へ持って帰るまでの旅は続きます。

 試合後にロッカーを片付けているなか、第2回の帯同記でもご紹介した「高く積まれたスナックの箱」を選手・スタッフ用に用意。フルーツを始め、様々な種類の食事が入っているのですが、大津祐樹選手から「このシリアルバーでチョコを挟むと美味しいのでは?」との提案が。そこで、実際にスタッフで作って食べてみると、「うまいっ!!」。完全に別物だと思い込んでいたシリアルバーとチョコレートですが、確かにシリアルバーは4つ、チョコは2つずつ箱に入っています。3日前の試合の時には誰も気づかなかった組み合わせをすぐに気づいてしまうあたり、さすがはサッカー選手の嗅覚といったところでしょうか(笑)。お気づきのとおり、食べる量は緒方くんが圧倒していました。

 洗濯物は数が多いため、一つの部屋でまとめて回収し、回収した部屋へ戻していただくフローとなっています。戻ってきた洗濯物を一つひとつ畳む作業もまた、スタッフのお仕事。上海上港戦後も、いつもどおりに洗濯物を畳んでいると、そこには現役時代にコンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)などで活躍され、現在はチームオペレーションダイレクターを務める西澤淳二さん、そして2017年にJリーグ功労選手賞を受賞されたF・マリノスのレジェンドの1人、大島秀夫さんの姿も。「これは誰々の仕事」と括るのではなく、スタッフ一体となって作業するチームワークこそ、長い海外遠征を過ごすうえで重要な要素です。それにしても、諸先輩方と過ごす時間は本当に笑いが絶えません。

— 天然炸裂!? 我らが主務と一人三役をこなすデキる広報

 上海上港戦の翌日、2日後には全北現代モータース戦が迫っているので、選手たちはこの日もしっかりとトレーニングを積んでいきます。充実したカタールでの時間を過ごせているのか、選手たちには自然と笑顔が広がります。仲良く談笑していたのは、大津選手、扇原貴宏選手、小池龍太選手。私が、個人Twitter用に撮影をしていると「絶対にヤノッターに投稿するじゃん(笑)!」といじられっぱなしでした。「みんなの写真は需要があるから、私的利用するよ」と返すと、「ドンドン使って!」と笑顔で返してくれる選手たち。本当にありがたい存在です。それはそれとして、なぜか“ヤノッター”があだ名として定着しそうな気がしてなりません……。

 食事メニューの検討は、カタールに入国してからも毎日のように続いており、長期滞在をするなかで飽きないように工夫をしています。その中心で動いてくれているのは、この帯同記に何度も登場している主務の山崎慎さん。選手の口に合うよう、ある日の食事に「Prawn Curry(海老カレー)」を取り入れたのですが、練習終わりに山崎さんから「カレーだから、ライスはメニューから削除しておいたよ!」の一言が。「ん? なぜだ?」と思いつつ確認したところ、「カレーって、普通はカレー“ライス”だよね? だからライスがメニューに残っていると、ライス被りするよね?」との返答。「たぶん、カレー+ライスだからカレーライス。そうじゃないとライスなしだよ(笑)」と伝えたところ、山崎さんは頭を抱えて悶えていました。そんなお茶目な彼だからこそ、選手やスタッフから愛されるのでしょう。すぐにホテルにライスを削除しないように伝え直し、カレーには無事にライスがついてきました。

 全北現代戦前日の公式会見。この日は監督に加えて畠中槙之輔選手が登壇しましたが、今回は私と同い年の広報・西原晋作くんをフィーチャー。今大会は入国制限の関係で日本のメディアがカタールに来ていません。そんな前例のない状況下、少しでもメディアの方々に有益な情報を提供し、その先にいるファン・サポーターの皆様に内容を伝えたいという思いで、彼自身が記者の方々が聞きたいであろう質問を予め考えて会見に臨んでいます。時には、メッセージアプリを通じて聞きたい質問を記者からヒアリングし、参考にしているとのこと。しかも、仕事はそれだけではありません。英語が堪能な彼はマイクを持ち、日本語・英語で監督と畠中選手に質問する役目も担っています。会見の時間をコントロールし、質問を考え、自らマイクを持つ。一人三役をこなす彼の姿はカッコいい! の一言に尽きます。サッカークラブにとって、運営と広報は切っても切り離せない関係です。切磋琢磨しながら、ACLでの経験値を互いに積んでいる最中です。

— 願いを込めた“イケメン過ぎる”いつものルーティン

 4度目の挑戦で、クラブ史上初のACL決勝トーナメント進出を決めた全北現代戦。通常であればオフィシャルカメラマンが試合前の選手集合写真を撮影しますが、今大会は規定によりベンチ付近にカメラマンを配置できません。そのため、オフィシャル登録をしている私が、代わりに撮影を行っています。不慣れな作業ゆえに、この日はミスが発生。コロナ禍以降、前に6名、後ろに5名の隊列で写真撮影を行っていますが、この試合では前に5名、後ろに6名の隊列に。写真を確認するまでそれに気付かず……。結果として後列の両端の選手が前列の選手に少し被ってしまいました。畠中選手、オビ(・パウエル・オビンナ)選手、ごめんなさい……(苦汗)。

 イレギュラーな業務が発生するのは海外遠征あるある。普段はしていない仕事だから仕方ないではなく、ミスを繰り返さないために意識して取り組んでいきます! そして、もしこの帯同記を選手の誰かが見ているとしたら、前列に6人! 後列に5人!を頭の片隅に置いておいてもらえると助かります(笑)。すでに他力本願です(笑)!

 連載第3回の締めは、またまた登場の山崎さん。ウォーミングアップのサポートも行う彼ですが、どの試合でも必ず行うルーティンがあります。それはアップ終了後、キックオフ前に選手たちが使用するボール5球を、ベンチ前のタッチライン沿いに綺麗に並べるのです。少し見にくいかもしれませんが、ACLの大会ロゴを一番上にして、5球とも同じ柄になるように丁寧に置いています。撮影をしている時に、「こんなの、撮ってどうするの?」と笑っていた彼ですが、勝利を祈りながら一つひとつボールを置く姿はイケメン過ぎです。本当に祈っているのかどうかは知らないですが(笑)。選手のみでなく、このようなスタッフの一つひとつのこだわりが、チームに勝利をもたらしているのでしょう。

 余談ですが、少し見えている「YFM」という文字はもちろん、横浜F・マリノスの略ですが、他のチームの練習ボールと混ざらないように各チーム独自の印をつけています。ボール一つ購入するのも高いですからね……。

 おまけで、もう一つ余談です。その「YFM」ですが、テレビでACLをご覧いただいている方はスコア表示で気付かれた方もいらっしゃるかもしれません。以前、表記されていた「YKM」から、チームの正式略称である「YFM」に変更しています。だって個人的に、「YKM」にしっくりきていなかったんですもん。ちゃんと職場の方々にも確認は取っていますのであしからず(笑)。

 ということで、無事に決勝トーナメント進出を決めることができましたし、もう少しだけ、この帯同記にもお付き合いいただければと思います。F・マリノスのファン・サポーターの皆様はもちろんのこと、サッカーファンのみならず、この連載をご覧いただいた方々に少しでもACLという大会やプロサッカークラブのことを知っていただけたらうれしいです。次回もお楽しみに!

(横浜F・マリノス 競技運営担当・矢野隼平 / Shumpei Yano)

 
 

今日のこけまり

[2021年シーズンの加入内定と報道]南 拓都(みなみ たくと) @taku_3730509 /興國高等学校 [2021 移籍/新加入/契約更改]
[2021年シーズンの加入内定を発表]南 拓都(みなみ たくと) @taku_3730509 /興國高等学校 [2021 移籍/新加入/契約更改]
 
 
【動画配信まとめ】2020/12/4(金)日本時間19:00(現地時間13:00)AFCチャンピオンズリーグ2020 グループステージ(グループH) 第6節 シドニーFCvs.横浜F・マリノス@アル・ジャヌーブ・スタジアム
【動画配信まとめ】2020/12/4(金)日本時間19:00(現地時間13:00)AFCチャンピオンズリーグ2020 グループステージ(グループH) 第6節 シドニーFCvs.横浜F・マリノス@アル・ジャヌーブ・スタジアム
 
 

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