月刊 遠藤渓太(2020年8月号)~ 1.FCウニオン・ベルリンの1stユニフォームはモルゲンロート(Morgenrot)の赤 ~

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月刊 遠藤渓太(2020年8月号)~ 1.FCウニオン・ベルリンの1stユニフォームはモルゲンロート(Morgenrot)の赤 ~

2020/9/3 Google画像検索より

(´-`).o0(「モルゲンロート」は、遠藤渓太選手の出身校である神奈川県立瀬谷高等学校の校歌より。ドイツ語で「朝焼け」 )
 
 

ドイツに到着(2020/7/31)

2020/07/31 遠藤渓太がベルリン到着。第一声は「イッヒ・ハイセ・ケイタエンドウ」 | サカノワ

–横浜F・マリノスからウニオン・ベルリンに期限付き移籍。新天地の公式ツイッターが空港から届ける。

 J1リーグの横浜F・マリノスからドイツ・ブンデスリーガ1部のウニオン・ベルリンに期限付き移籍する日本代表MF遠藤渓太が7月31日、無事現地入りした。ウニオン・ベルリンの公式ツイッター(アカウントは @fcunion)がベルリンの空港に到着した遠藤の様子を“速報”で伝えた。

 ウニオン・ベルリンは、「おはよう、ウニオーナー(Unioner/ウニオンのサポーター)の皆さん」というメッセージとともに、スーツケースなどを載せたカートを引くマスク姿の遠藤を追っている。そして遠藤はカメラに手を振り、「Ich heisse Keita ENDO(私の名前はケイタ・エンドウです)」とドイツ語の第一声も披露してみせた。

 遠藤は出発を前に行った横浜FMでのオンラインによるインタビューで、初の移籍と欧州主要リーグ挑戦について「ドイツは日本人と似た考えを持っている印象があります。勤勉で走ることを厭わないスタイルが基本で、もちろんその中で勝負になったら違いを見せつけなければいけない。監督がどのようなプレーを求めているのかを頭に入れて、パフォーマンスを見せる必要があると思います」と意欲を示していた。

 内田篤人(鹿島アントラーズ)が2017シーズンに在籍したクラブで、今季初の1部昇格を果たすと11位に食い込んでみせた。2020-21シーズン、さらなる飛躍を目指すなか、昨季Jリーグ王者の攻撃をけん引した遠藤の力が必要とされた。

 また、遠藤はウニオン・ベルリンでの戦いについて、「マリノスのサッカーのままやっていたら、間違いなく向こうでは生き残れない。(香川真司とボルシア・ドルトムントでチームメイトだった)スボティッチ選手をはじめ凄い選手がたくさんいるなか、どこまで自分が通じるのか。まず自分の個を発揮しないと、チームメイトにも理解されない。マリノスでプレーしていた以上に、もっと自分を出していきたいです」と、決意を示していた。

 横浜育ちの22歳のドリブラーが、ベルリンでの一歩を踏み出した。

 
 


 
 
2020/07/31 「慣れるには時間がかかるだろうが…」ドイツ入りした遠藤渓太について、ウニオン・ベルリン指揮官が言及! | サッカーダイジェストWeb

 横浜F・マリノスからブンデスリーガのウニオン・ベルリンに期限付き移籍が発表された遠藤渓太が、現地時間7月31日に現地に入った。クラブの公式ツイッターが報告している。

「おはよう、ウニオンサポーターの皆さん」という一文とともに、ベルリンの国際空港に到着した遠藤の様子を動画でアップ。照れ臭そうにカメラに手を振り、ドイツ語で「僕の名前はケイタ・エンドウです」と語るシーンも収められている。

 その後、クラブハウスに移動したようだ。2時間後には再び公式ツイッターに遠藤が登場。今度はウニオンの赤いシャツを着用し、練習グラウンドに到着した姿が投稿されている。この日は参加しなかったものの、トレーニングの様子を見学したとみられる。

 2017年にプレーした内田篤人(現・鹿島)以来となる日本人選手の加入に、サポーターからは、「日本人さんいらっしゃい!」、「頑張って!」、「ようこそベルリンへ」といったコメントが。なかには日本語のメッセージもあった。

 現地紙『Berliner Zeitung』によれば、クラブのスポーツディレクターを務めるオリバー・リューナート氏は「我々はケイタ・エンドウを長く観察してきた。良い素質を持ち、スピードとテクニックでチームを助けるだろう、興味深い選手だ」とコメントし、期待を寄せた。

 また、ウルス・フィッシャー監督は「彼にとって(ドイツ)は全く新しい文化だ。慣れるのに時間がかかるだろうが、我々は協力を惜しまないし、まずは彼をトレーニングや試合で見て考えたい。もしかしたら、右サイドでのプレーも選択肢に入るかもしれない」と語ったという。

 来年に予定されている東京五輪の候補でもある遠藤。初の海外挑戦で、どんな足跡を残せるだろうか。

 
 
2020/08/01 ウニオン・ベルリン監督が遠藤渓太に言及「全く新しい文化、少し時間が掛かる」 | サカノワ

–3年目のフィッシャー監督、リハビリ中の選手が多くやや不満。

 ドイツ・ベルリンの地元紙『ベルリナー・ツァイトゥング(ベルリナー新聞)』は7月30日、ブンデスリーガ1部のウニオン・ベルリンがホームであるシュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライで、初めてボールを使ったトレーニングに取り組んだと報じた。

 また、チームを率いて3年目になるスイス人ウルス・フィッシャー監督がチームの現状について語るとともに、このほど横浜F・マリノスからの加入が内定した遠藤渓太について「少し時間がかかるだろう。彼にとってはまったく新しい文化なのだから」と言及。FCバーゼルを率いた際に柿谷曜一朗とも仕事をしている指揮官は、22歳の日本人MFに、まず環境への適応を優先させる意向を示した。

 記事によると、チームはこれまでフィジカルトレーニング中心に取り組み、同日からボールを扱ってのグループ練習を開始した。すると静かな雰囲気を切り裂くように、フィッシャー監督の「もっとお互いに話をして!」と叫ぶ大きな声がグラウンドに響いたという。

「54歳の指揮官は、選手と同じように自分自身に対しても厳格だ」と紹介されるフィッシャー監督は、「今、まだ調子の上がっていない選手をたくさん抱えています、ほとんどがリハビリ中です」と説明。昨年のこの段階ではほぼ全員が揃っていただけに、この状況に少なからず不満を抱えているそうだ。新シーズンの開幕時は27人から30人の構成になりそうで、現在22人しかおらず「(2チーム分になる)ちょうどいい数字だ」と、冗談も漏らしている。

 チームを2部から引き上げて、今季1部残留を果たしたフィッシャー監督はケガをしている各選手の状況について語るなか、横浜FMから1年でのレンタル移籍で獲得した遠藤について、次のように触れている。

「彼には時間が必要になると考えています。ここは彼にとってまったく新しい文化になります。まず合流をしてから、私たちは見守ることになるでしょう」

 そのように、遠藤が環境や文化に慣れるまで、時間をかけて見守ることを強調している。

 遠藤は7月31日に現地入りしている。今後クラブでのメディカルチェックを経て、正式に加入が決まる。また、クラブは8月8日にエネルギー・コットブスとプレシーズン最初の練習試合をホームで行うことを発表している。ファン1000人のみに公開される。

 
 
2020/08/01 遠藤渓太はウニオン今夏最初の合宿に間に合わない見通し 監督「しっかり行き着いてほしい」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 日本代表MF遠藤渓太は期限付きで横浜F・マリノスからウニオン・ベルリンに移籍。新天地のウルス・フィッシャー監督は同選手がトレーニングキャンプの合流に間に合わないことについて言及した。

 ウニオンは、オリヴァー・ルーネルトGM(ゼネラルマネジャー)が先日のクラブ公式ウェブサイトでの声明で、「ケイタは、そのスピードやテクニックで我々の力になってくれる素晴らしい能力を持つとても興味深い選手だ」と大きな期待を口に。一方で、同選手は週明けに新シーズンに向けて始動し、30日からの4日間の今夏最初のプレシーズンキャンプには間に合わない見通しとなっている。

 だが、フィッシャー監督は遠藤の合流が遅れる件について焦りは示さず。『ベルリーナ・モルゲンポスト』が紹介したコメントでは「今ここにいる選手たちと働くつもりだ」と語ると、遠藤に関しては「我々は彼にはとにかく気持ち的にもしっかりとベルリンに行き着いてほしい。そのためにはおそらくある程度の時間が必要だろう」と続けている。

 遠藤は移籍前のラストマッチとなった26日の北海道コンサドーレ札幌戦で先発入りも17分には負傷交代。大事には至らなかったが、その数日後には初の海外挑戦に臨むため新たな環境へと出発することに。フィッシャー監督はそんな騒がしい日々を送る22歳の同選手の心境も配慮して、順応を急かすことはないようだ。(Goal.com)

 
 
2020/08/03 ドイツ移籍の遠藤渓太 地元専門誌が特集記事「ウニオンの”移籍市場での卓越した策略”」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 J1横浜からドイツ1部ウニオン・ベルリンに期限付き移籍したMF遠藤渓太(22)について、1日付の地元専門誌キッカー(電子版)が特集記事を掲載した。

 同誌は遠藤の獲得について「ウニオンの”移籍市場での卓越した策略”」と表現し、クラブが大きな期待を寄せていると報じた。
 遠藤は1日に代理人、通訳とともにウニオン・ベルリンのチームメート、スタッフと初対面した。クラブの強化部門責任者のルーナート氏は「彼は大きなポテンシャルを持っており、我々の力になってくれる」と評価。さらに、2010年にJ1C大阪からドルトムントに移籍したMF香川真司(現スペイン2部サラゴサ)を引き合いに出し「誰もが最初は”香川獲得は失敗だ。何ももたらさない”と言っていたが、世界のスターになった。選手には時間を与えないといけない。もちろんケイタにも与える。順応する時間があれば、彼が良い結果を出すと私は確信している」と新たな環境に適応すれば、香川のように無名の存在からスター選手になれるポテンシャルがあると語った。

 遠藤は移籍前最後の試合となった先月26日の札幌戦で左太もも裏を負傷。ルーナート氏は「筋肉を少し傷めただけのようだ。すぐに練習に合流すると思う」と楽観的な見通しを示した。

 
 
2020/08/02 ウニオンのルーネルト氏、遠藤渓太獲得に「逃す手はないと思った」 | kicker日本語版

 土曜午前より行われた1.FCウニオン・ベルリンでの練習では今夏に迎えた新戦力、ニコ・シュロッターベックとセドリック・トイヒェルトが移籍後初めて練習参加を果たし、また遠藤渓太にとっても特別な1日となった。確かに練習参加はブランデンブルクにて行われる夏季合宿3日目からとなるものの、新たな同僚たちが作る輪の中に入って、マネージャーを務めるオリヴァー・ルーネルト氏より紹介。この日は代理人、そして通訳も伴い練習場へと姿を見せている。移籍前の直近の試合にて負傷を抱えたこともあってトレーニングを見合わせているということもあるが、いずれにせよこの日8月1日をもって、大きな期待を抱かれながら晴れて1.FCウニオン・ベルリンの一員となった。

 「日本の人々と話をした時、最も才能をもった若手選手を尋ねればそこでは、頻繁に遠藤渓太の名前を耳にする」と、ルーネルト氏はコメント。「彼には大きなポテンシャルが備わっているし、それはこのチームにとって大きな助けになってくれるものだ」と評価。ただそれと同時に23歳のウィンガーに対しては時間も必要であることを、香川真司を例に述べている。「はじめのうちは、うまくいくはずがない。何にもならないだろう、なんて言われていたものさ。しかしそれでも彼は、世界レベルのスターにたってみせた。誰だって時間は必要なものであり、それを渓太にはしっかりと与えられることになる。慣れのための時間をもてれば、きっと彼は非常に良いパフォーマンスをみせてくれるはず。私はそう確信しているよ」

 新戦力獲得に向けて、非常に大きな自信に満ちた声明を発表することは、確かに恒例となっている姿ではある。しかし今回の獲得においては、それは決して普通のことではない。なぜならば新型コロナウィルスの影響により、同氏は現地で直接、遠藤のプレーを目にすることができなかったのだ。それ故、今回の獲得にあたってはスカウトによる分析へ頼る比重が大きくなったものの、「うちには素晴らしいスカウトがいる。100%彼らを信頼しているよ。ただ101%自分に自信をもてた時にだけ、自分の判断で決めるがね」と説明。「今回に関しては、報告書や私自身でチェックしたものを踏まえて、それでもやろうじゃないかと言ったんだ。コロナの影響があったとしても、これほど良い獲得を逃す手はない」と、言葉を続けた。

 その期待が早く目にすることができるよう、そのサポートにあたっているのが、香川真司らをケアしてきた通訳の山森順平氏だ。それ以前に、まずは負傷からの回復を目指すことにはなるものの、ルーネルト氏は特に不安を抱くこともなく前向き。負傷は過度伸展とのことで、「かなり早く、またピッチに立てると思うよ」との見通しを語っている。

–イングヴァルトセンとモーザーは不参加

 一方でマルクス・イングヴァルトセンと、レナルト・モーザーに関しては少し様子が異なる。別メニューの調整のみとなっている前者は、「何が起こっているか、全くわからないんだ」とルーネルト氏。「おかしいんだ。何かがどこかで邪魔をしており、特異な問題に苛まれているんだ。バランスの問題なのか、理由をまずは見極めて行かなくてはならない」

 ただ後者についてはあきらかとなっており、軽度の腺熱を発症。20歳のバックアップGKは2週間ほどで、体づくりを再開していくことになるという。ただ同選手についてはスロヴァキアへのレンタル移籍に迫っているところだが、今回による影響についてルーネルト氏は明言を避け、ただ「移籍市場が長く続くことはメリットだね」と述べるに止まっている。

–ラップ、マロニーの移籍迫る

 だがニコライ・ラップからは、もっと早く移籍成立の一方が届くかもしれない。ブンデス2部ダルムシュタットが、昨季にもレンタルしていた23歳のCB獲得に関心を示しており、「話し合いのために二日間の時間が与えられているよ。どうなるか見てみよう」と、ルーネルト氏は語った。「そうならなければ、また火曜日にここに姿をみせるさ」ちなみにドルトムントのセカンドチームの練習に参加している、レナルト・マロニーについては、「現時点では移籍を想定している」とのこと。

 
 

練習に初参加(2020/8/4)

2020/08/05 遠藤渓太がウニオン・ベルリンの練習に初参加!! 怪我のため個人メニューで調整(10枚) | ゲキサカ
 
 

トレーニングマッチ vs.ヴュルツブルク(2020/8/12)


 
(´-`).o0(スタメン、3-4-3の左サイドのトップで出場。45分途中交代)
 
 
2020/08/13 遠藤渓太がウニオン本拠地でデビュー「その資質を垣間見せた」 | kicker日本語版

 火曜日に1.FCウニオン・ベルリンのチーム練習へと参加したばかりの遠藤渓太が、早速その翌日に本拠地で行われたブンデス2部昇格組ヴルツブルガー・キッカースとのテストマッチに出場した。この試合でウアス・フィッシャー監督は、コットブス戦の4−2−3−1から3−4−3システムへと変更。3バックの中心にロビン・クノッヘ。前線3枚の中心にセドリック・トイヒェルトと共に、新戦力の遠藤も左ウィングの先発メンバーに名を連ねている。

 試合は開始からウニオン・ベルリンが主導権を握っており、逆に2部復帰を果たしたばかりのヴルツブルクは成す術をなかなか見出せない展開に。それでもウニオンが再三の好機を逃していたことは、ヴルルブルクにとって幸運だったといえるだろう。ヒュブナーのヘディングはしっかりボールを捕らえたものではあったが、相手GKミュラーの好セーブに阻まれたものの、その3分後には再びヒュブナーが頭で合わせて先制。後半でも出場を続けたトイヒェルトがさらに加点し、ウニオンが2−0で勝利を収めている。

 一方でトイヒェルトに決定的なセンタリングを供給するなど、左サイドで積極果敢なプレーをみせた遠藤について、フィッシャー監督は「渓太は、彼のもっているその資質を垣間見せたと思うね。ただ我々としては、少し慎重になっていかなくてはいけないよ。今はチームに馴染ませているところであり、うちの原則を実践させようとしているところなんだ。ただうまく来れているし、ドイツ語も少し話しているよ」と語ったと、地元紙ベルリーナー・ツァイトゥング紙が掲載。

 さらに同じく地元紙Bzベルリンでは、香川真司はじめ15年以上ブンデスで通訳のキャリアを誇る山森順平さんが、ウニオンのコーチ陣に混ざって遠藤に指示を伝えていたことにも注目しており、その理由について指揮官は「渓太が我々の求めていることをしっかりと理解できるよう、この初期段階においてコミュニケーションは非常に重要なものなんだ。それを母国語でできるにこしたことはない」と説明した。

 
 
2020/08/13 「初日の夜から僕に…」新天地デビューを飾った遠藤渓太、ウニオンの同僚が「尋常じゃない」と語ったことは? | サッカーダイジェストWeb

–7月下旬にドイツに渡り、2週間足らずで練習試合に出場

 横浜F・マリノスからブンデスリーガのウニオン・ベルリンに期限付き移籍をした遠藤渓太が、新天地デビューを飾った。

 離日前の試合で太ももを痛めたが、8月11日からチームの集団トレーニングに参加。翌12日に行なわれたヴュルツブルガー(ドイツ2部)とのテストマッチで、いきなり先発を飾っている。

 4-3-3の左ウイングで起用され、前半の45分間のみプレー。得点に繋がりそうな見せ場も作ったが、初ゴールは奪えなかった。試合は2-0でウニオンが勝利を収めている。

 早くもドイツでのデビューを飾ったサムライ戦士について、合宿先で同部屋になったという同僚クリストファー・レンツが、現地紙『BILD』にあるエピソードを明かしている。

「本当はケイタのアパート探しを手伝おうとしたんだけど、時間が足りなかった。ただ、飢え死にしないように、近所のアジア料理のレストランをいくつか教えたよ。ドイツと日本の食事は全然違うだろうから。お腹が空くのはつらいしね。

 それにしても、ケイタは信じられないほどドイツ語を学ぼうとする意欲が強いんだ。尋常じゃない。とにかく早く学びたいからって、部屋にきた初日の夜から、僕に単語を聞いては、すぐにiPadを使って勉強していたくらいだよ」

 ブンデスリーガは9月18日の開幕を予定。ウニオン・ベルリンは、初戦でアウクスブルクとの対戦が決まっている。22歳の若武者は、開幕スタメンの座を勝ち取れるだろうか。

 
 

記者会見(2020/8/13)

2020/08/13 遠藤渓太、独ウニオン入団で会見 サッカー「10得点に絡みたい」 | 共同通信

 【ベルリン共同】サッカーのドイツ1部リーグ、ウニオン・ベルリンに加入した遠藤渓太が13日、本拠地のスタジアムで記者会見し「10点には絡みたい。5ゴール、5アシストとかを目標にできればと思う」と欧州初挑戦の意気込みを語った。

 22歳の遠藤渓は来年の東京五輪代表入りを目指すアタッカー。昨年のJ1横浜Mのリーグ制覇に貢献し、今夏に1シーズンの期限付きでウニオン・ベルリンへ移籍した。

 12日の練習試合で新天地での初実戦に臨み、45分間プレー。「ドリブルやスピードの部分でどんどん勝負できればいい」と飛躍を思い描いた。

 
 
2020/08/14 「パスが来ないという話は聞いていた」ウニオン移籍の遠藤渓太がドイツでの2週間を語る!「18番を選んだのは…」 | サッカーダイジェストWeb

–「マリノスのサッカーとは大きく異なる」

 横浜F・マリノスからブンデスリーガのウニオン・ベルリンに1年の期限付き移籍をした遠藤渓太が8月13日、練習後にメディアの取材に応じた。

 先月26日の国内ラストマッチで左太ももを痛め、状態が心配されたが、8月11日からチームトレーニングに参加。翌12日に行なわれたヴュルツブルガー(ドイツ2部)とのテストマッチ(2-0で勝利)で、いきなり先発を飾るなど、怪我の心配はないようだ。

 加入して2週間。新天地でのここまでの様子を明かしてくれた。

───◆───◆───

ーードイツに来てから10日くらい。少しずつずつ慣れている?

「怪我していたので、リハビリをしていました。自分としてはもちろん早く練習を始めたい気持ちがありましたが、最初は遠くからどういう練習をするのかを見る、いい時間になったかなと思います」

ーー昨日の練習試合(ヴュルツブルガー戦)で45分間プレーした感触は?

「本当にマリノスのサッカーとは、大きく異なります。怪我の部分に関しては問題なくプレーできました。(ドイツは)やはり球際の部分が違いますし、寄せも速い」

ーー来年に東京オリンピックを控えているなかでの移籍。どんなシーズンにしたい?

「オリンピック、オリンピックとなるより、しっかりとここで結果を出して、ヨーロッパで活躍するというのが当面の目標です。こっちで活躍していれば自ずとオリンピックは付いてくると思ってるいるので。この1年は自分の結果だけを求めてやれればいいのかなと」

ーー昨日の練習試合では、遠藤選手のスピードを活かして裏に走らせるケースと、左で受けて中にドリブルで入るパターンがあった。(ウルス・)フィッシャー監督の指示?

「怪我をしていて練習試合の一度しか参加してないので自分の特徴をどこまで理解してもらえてるかわからないですけど。まあ一つだけ言えるのは、マリノスでやっていたみたいにウイングの位置で張って、そこから仕掛けてというプレーはたぶん求められていない。真ん中に入ってサイドに広いてそこで勝負とか。攻撃に関してはアタッキングサイドに入ったら自分の得意なプレーを思いっきり出していいよというようには言われました。

 守備に関しては、引いてブロックを作るいうような守備はしなくて、自分たちで相手をはめてアグレッシブにボールを奪いに行く戦術。守備に対する考え方は、そんなにマリノスと変わらないなと感じました」

–「彼らは彼らですし、僕だけが変に意識しても…」

ーー合流間もないにもかかわらず、チームメイトからいいパスをもらえていたが、意外だった?

「たしかに、海外に行った選手からパスが来ない、みたいな話はよく聞きますけど、当事者になってみて、パスはもらえています。それがありがたい話なのか、他のチームに行ったら来ないのが普通なのかわからないですけど。

 ゴール前ではもっと自分を出してもいいと思うし、ゴール前でパスを出すのが自分に求められている役割じゃないと思っているので、得点とかでしっかり結果を出すのが大事なのかなと思っています」

ーー先に海外でプレーしている同世代の選手に刺激を受ける?

「自分と同世代や年下の選手がこちらで活躍しているのは刺激になりますけど、彼らは彼らですし、僕だけが変に意識しても。いざ日本代表になったらチームメイトなので、特にライバル心を持つようなことはないです。活躍していたら、もちろん刺激になって、自分もという風になるのはありますね」

ーー楽しみな対戦相手は?

「もちろんバイエルンとか、ドルトムントとか。そういうチームとやる時に、自分が試合に出るのが、一番の楽しみですね」

ーーすでに覚えたドイツ語は?

「何ですかね、挨拶とか色とか、数字? 数字はでもまだちょっと…曜日とか?」

ーーグーテンモルゲン(おはよう)から始まって、グーテナハト(おやすみ)まで?

「ビス・モルゲン(また明日)!とか」

ーークリストファー・レンツ選手などがよく世話をしてくれているというが?

「そうですねレンツもそうですし、(クリスティアン・)ゲントナーとか、グリシャ・プレメルとかもよくしてくれて、ご飯にも行きました。コーチも基本的にはドイツ語で喋るんで、それはわからない。うまく英語に噛み砕いてすごくわかりやすく教えてくれたり。家探しとかも助けてくれました」

ーー選手が助けてくれた?

「クラブが探してくれてたんですけど、若者というか選手の方がうまくやれたりするじゃないですか。俺、調べるよ、みたいな」

ーーアジア系レストランも?

「行きましたよ。おいしかったです」

–なぜ18番を選んだのか?

ーー背番号は18になりました。

「マリノスでプロ1、2年に付けさせてもらっていたので。何がいいって言われた時に最初に思いついたのが18番だった」

――地元メディアの反応のなかで、監督も「持っているものを見せてくれた」という話をしていたが、アピールはできた?

「どうですかね。わからないですけど。点は取れた相手だったと思うし。チャンスもありつつ、簡単なミスもあった。それが、もっと上の相手とあたったときに、致命的なミスに繋がったりするかもしれないので。後ろの選手は、強くて高くて、ほとんどの試合で、ゼロで抑えてくれるような雰囲気がある。あとは、自分ら前の選手が点を取れるように、やれれば」

――(昨シーズンの)ウニオンの得点の大部分がセットプレー絡みでした。それにカウンターなどがプラスできるように、遠藤選手を補強した?

「そうですね。自分の武器はドリブルやサイドでの仕掛けだと思っているので、そういう部分で、違いを作れればなと。逆に自分から、その長所を取ってしまったら、何をしにこっちに来たのかわからなくなる。そこは何度でも挑戦できるようにしたいな、と思っています」

――具体的に、何ゴール、何アシストといった目標は?

「まだ1回練習して1試合しただけの立場なので……。でも、試合に出られるようになったら、年間を通して。10点には絡みたい。5ゴール・5アシストとか。そのぐらいを目標にできれば」

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 9月18日から幕を開けるブンデスリーガの新シーズン、ウニオン・ベルリンは開幕節でアウクスブルクと対戦する。この試合のスタメンの座を懸けた熾烈なポジション争いは、まだ始まったばかり。若武者の挑戦に注目したい。

取材●円賀貴子

 
 
2020/08/14 ウニオン・ベルリン加入の遠藤、欧州初挑戦へ目標は“5G5A”― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜からドイツ1部ウニオン・ベルリンに加入した遠藤渓太(22)が13日、本拠地のスタジアムで記者会見し「10点には絡みたい。5ゴール、5アシストとかを目標にできればと思う」と欧州初挑戦の意気込みを語った。

 遠藤は来年の東京五輪代表入りを目指すスピード豊かなアタッカー。昨年の横浜のJ1制覇に貢献し、今夏に1シーズンの期限付きで初めて海外に移籍した。12日に行われた練習試合では「18」の背番号で新天地での初実戦に臨み、45分間プレー。「ドリブルやスピードの部分でどんどん勝負できればいい」と飛躍を思い描いた。

 
 
2020/08/15 新天地ウニオンで順調に適応…遠藤渓太「チームメイトが助けてくれた」 | サッカーキング

 今夏にドイツ挑戦を決断したMF遠藤渓太は、12日に行われたヴュルツブルガー・キッカーズ(ドイツ2部)との練習試合で、初めてウニオン・ベルリンの一員としてプレーした。前半45分のみの出場ながら、左ウイングとしてスピードやドリブルなどの武器を生かしてしっかりとアピール。スイス人のウルス・フィッシャー監督も「持っているものを、見ることができた」と評価した。

 試合から一夜明けた13日、遠藤はドイツで初めて日本メディアの取材に応じた。ホームスタジアムの『アルテ・フェルステライ』に姿を現した22歳の日本代表MFは、ドイツの首都ベルリンでの新生活や友好的なチームメイトなど、この2週間の実感を話した。

 遠藤は7月31日にドイツ入りしたが、日本でのラストマッチで左太もも裏を負傷したため、すぐにチーム練習に合流はできなかった。8月4日から個別で練習を開始し、チーム練習に合流できたのは試合前日の8月11日だった。時間はかかったが、本人は「なるべく早く練習に参加して馴染みたかったけど、最初は遠くからどういう練習をするのかを見る良い時間になった」とポジティブに捉えていた。

 チーム練習に合流するまでの間、サッカーだけに集中していたわけではない。チームに順応するために、すでにドイツ語も覚え始めている。「(覚えているのは)挨拶とか色とか、曜日とか。数字はまだちょっと……」と話しつつ、通訳の山森順平氏に確認する仕草も見せた。

「グーテン・モルゲン(おはよう)」のような基本的な挨拶はもちろん、「ビス・モルゲン(また明日)」といったチームメイトにかけるような言葉も、すでにスラスラと口にできている。練習試合後のフィッシャー監督も、地元メディアに向けて「溶け込もうと努力している。フレーズ程度のドイツ語は話せるようにもなった」と遠藤の様子を観察していることを伝えた。

 そういった姿勢はチームメイトにも伝わっている。合宿先のホテルでは相部屋となったDFクリストファー・レンツをはじめ、MFグリシャ・プレメルやシュトゥットガルトで岡崎慎司や酒井高徳らと過ごしたこともあるベテランのMFクリスティアン・ゲントナーといった選手がサポートをしてくれているという。

「彼らがよくしてくれて、ご飯にも行きました。コーチは基本的にドイツ語で喋るんで、それが分からないときがある。それを彼らがうまく英語に噛み砕いて、すごくわかりやすく教えてくれます。それこそ家探しとかも助けてくれました」。

 レンツはベルリン生まれの25歳。昨季は左サイドバックやウイングバックを主戦場とし、評価が急上昇中の選手だ。比較的年齢も近く、ピッチ上でもコンビを組む可能性が高い2人を同部屋としたチームの配慮が見て取れる。遠藤がベルリンでの家探しに関して、「クラブが探してくれてたんですけど、若い選手の方がうまくやれたりする。『俺、調べるよ』みたいに」と話したように、さっそく同世代同士の感覚も共有しているようだ。

 新天地での背番号は自身が慣れ親しんだ「18」を選んだ。「マリノスでプロ1、2年目で18番をつけさせてもらっていた。『何がいい?』と言われた時に、最初に思いついたのが18番でした」。ドイツでは、プロデビュー時と同じ背番号を背負い、欧州1年目というまた新たなスタートに挑む。

 遠藤は、まだ「1日練習して、練習試合に1試合出ただけなので」と前置きした上で、自身の武器であるドリブルやサイドの仕掛けで違いを作りたいと意気込んでいる。「逆に自分から、その長所を取ってしまったら、何をしにこっちに来たのかわからなくなる。そこは何度でも挑戦できるようにしたい」と決意を示した。

 ベルリンでの新生活やチームに馴染み始めている中で、8月15日には次の練習試合が控えている、ディナモ・ドレスデン(ドイツ3部)と対戦するこの試合でも、左サイドから果敢にチャンスに絡む背番号18の姿が見られるはずだ。

取材・文=鈴木達朗

 
 

2020/08/13 1. FC Union Berlin: Keita Endo will an mindestens 10 Toren beteiligt sein – YouTube
 
 

トレーニングマッチ vs.ディナモ・ドレスデン(2020/8/15)

トレーニングマッチ vs.1.FCケルン(2020/8/25)


 
 

トレーニングマッチ vs.アヤックス(2020/8/30)

2020/08/30 ウニオン・ベルリン遠藤渓太が負傷交代、アヤックス戦でメキシコ代表DFと競り合い | サカノワ

–再び太ももの裏を押さえて、「×」サインを送る。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンが、オランダ1部リーグのアヤックス・アムステルダムとの練習試合をアヤックスのホームであるヨハン・クライフ・アレナで行った。このほど横浜F・マリノスからウニオン・ベルリンに加入した遠藤渓太が4-3-3の左ウイングで先発出場したが、41分に太ももを痛めて交代している。

 ウニオン・ベルリンは、前線の3枚とインサイドハーフ2枚が高い位置からプレッシングをかける一方、アンカーが状況に応じて最終ラインに入る変動型のシステムで、強豪アヤックスに対抗。そのなかで遠藤はプレッシングやカウンターから何度かチャンスに持ち込む。また逆サイドをえぐった際には中央に顔を出してフィニッシュに絡もうとした。

 しかし41分、ウニオンの18番がカウンターから左サイドを抜け出すと、アヤックスのメキシコ代表DFエドソン・アルバレスとマッチアップを展開する。遠藤はペナルティエリア内まで持ち込んで切り返そうとしたが、そこでブロックされると、そのままゴールラインの外で太ももを押さえて倒れ込む。チームドクターが駆け寄ったが、遠藤は「×」とサインを出して、プレー続行不能だと伝えた。

 結局、遠藤は41分、マルクス・イングバルトセンと交代に……。遠藤は歩いて引き上げているが、無念そうな表情を浮かべていた。

 試合はウニオン・ベルリンが押し込む展開で、24分にはフリーキックからのヘディングシュートでゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定で認められず。すると27分、アヤックスらしいダイナミックさと緻密な連係から崩され、カレル・エイティングに先制点を決められてしまう。

 前半(1本目)はアヤックスの1-0で終了に。シュート数はウニオン・ベルリンが8本(枠内3本)、アヤックスが2本(枠内1本)と上回ったが、ゴールを割ることはできなかった。

 遠藤は渡独前にも太ももを痛めて、7月26日の北海道コンサドーレ札幌戦(●2-3)は先発したものの17分で途中交代していた。言葉が通じず全く未知なる新たな環境下、知らぬ間にストレスを抱えている分もあり、そういった影響もあったかもしれないが……、まずはしっかりと完治させたい。

 
 
2020/08/31 遠藤渓太がアヤックス戦で負傷、月曜に検査へ | kicker日本語版

 日曜午後に1.FCウニオン・ベルリンでは、オランダの名門アヤックス・アムステルダムとのテストマッチを実施。この試合でも先発出場した遠藤渓太だったが、しかしながら前半40分すぎ、イングヴァルトセンと交代を余儀なくされた。

 クラブ公式では「スプリントで競り合った後、プレー続行できずピッチを後にしました」と伝えてり、さらに同英語版では「ハムストリングに違和感を訴えていた」とも報告。

 遠藤はウニオン・ベルリン移籍前に行われた日本での試合にて、大腿を負傷したために加入当初は別メニューでの調整が続いていたが、Bz紙によれば今回はその逆足となる右の大腿であり、月曜日にベルリン市にて更なる検査を受けるという。

 1.FCウニオン・ベルリンでは9月13日に今季最初の公式戦となるドイツ杯初戦(カールスルーエ戦)が、さらにその翌週にはブンデスリーガ開幕戦となる、FCアウグスブルク戦が控えている。

Webログ

2020/08/02 遠藤渓太獲得を喜ぶウニオン、香川真司との比較も | kicker日本語版

 遠藤渓太が加入した1.FCウニオン・ベルリンの地元紙ベルリーナー・クーリエは、新天地での練習へ初めて姿をみせた同選手について記事を掲載。朝10時45分頃に到着し、紹介の場面で円陣の中で拍手が送られ、その後は外からトレーニングを見守った後、ドイツで初めてサインに応じた様子などを伝えた。

 なお同紙によれば代理人を務めるトーマス・クロート氏がこれから、2週間に渡り同選手に付き添い、さらにサッカーに精通した通訳からのサポートも受けるとのこと。入団に際して、ウアス・フィッシャー監督は「彼には時間が必要だと思う。彼にとっては全く新しい文化なんだ。しかし彼のことはかなりチェックしており、そのダイナミズムによって1vs1の場面から仕掛けていくことができる選手だよ」と評価。

 マネージャーを務めるオリヴァー・ルーネルト氏も、改めてこれに同調しており、将来性を見越しての獲得との見方を示した上で、「日本中から大きな期待が寄せられている選手。まず落ち着き、慣れていくための時間が求められ、それにはある程度を要するものだ」と強調している。

 さらに「ただあの香川真司の時でさえ、ドルトムントですぐに、未来のスーパースターと気づかれたわけではないよ」と、言葉を続けており、「すでに、ちょっとしたドイツ語は使おうとしているよ」と、その姿勢も評価。「コロナ危機というリスクを考慮したとしても、ウニオンにとってこれほど良い契約を逃す手などないさ」と、獲得へ胸を張った。

 ↓ 代理人、トーマス・クロートについて ↓

2010/12/21 <敏腕代理人インタビュー> トーマス・クロート 「私が日本人をドイツに送り込める理由」 – ブンデスリーガ – Number Web – ナンバー

日本のサッカー史上、かつてこんなことがあっただろうか。
ひと夏で日本からブンデスリーガに4選手が移籍。在籍選手は
2部も含め6人。その答えを知るのはこの人物しかいない。
そのすべてに関わった代理人が、彼らの移籍の全貌について語った。

 最近、ブンデスリーガの映像や記事を目にすることが増えてはいないだろうか。テレビのニュースに雑誌の表紙、そしてCMにまで……。それもそのはず、今季から新たに香川真司、内田篤人、矢野貴章の3人の日本人選手が加わり、1部に所属する日本人選手は長谷部誠を入れて4人。これはヨーロッパのどのリーグよりも多い。こんなにも多くの日本人選手が立て続けにドイツにやってくることが出来たのは何故なのだろうか。

 その疑問を解く鍵となるのが、’02年の高原直泰以降、殆どの日本人選手(現在1部に所属する選手に加え、過去の稲本潤一、小野伸二、大久保嘉人)の移籍、ブンデスリーガ2部でプレーするチョン・テセや相馬崇人の移籍に携わった、ドイツ人代理人、トーマス・クロートである。

 今も昔も日本から欧州のチームへの移籍のハードルは非常に高く、ドイツも例外ではない。クロートもその実情についてこう語る。

「日本から“直接”売り込むことは難しいだろう。アジアはあまりに遠い。ドイツのクラブが外国人選手を探す時、まずはポーランドとかクロアチアとか近郊の国を見て、ヨーロッパの選手を探す。次に、ブラジルやアルゼンチンが来る。最初の選択肢として日本人を選ぶことにはならないだろうね」

–「100%成功する確信がある場合に、私はクラブに紹介する」

 実はドイツでプレーする日本人選手が増えている理由の一つが、“直接”の売り込みではなく、クロートを通すことにある。
ドルトムントでゴールラッシュを続ける香川

 同じ国の代理人から選手を勧められる場合と、あまり知らない国の代理人から選手を勧められる場合では、クラブはどちらの話に耳を傾けるだろうか。

 現在、ドイツの1部と2部でプレーする日本人選手の多くが、日本でも代理人と契約を結んでいる。にもかかわらず、クロートもドイツ側の代理人として日本人選手の移籍に関わっているのはそういった理由があるのだ(ただ、香川真司や相馬崇人のように、クロートしか代理人がいない選手もいる)。

 もっとも、ドイツ側の代理人に力がなければ、そんなシステムも絵にかいた餅に過ぎない。ドイツのクラブから信頼されているクロートが選手を紹介するからこそ、クラブ側がしっかりと耳を傾けてくれるのだ。

「私がクラブに紹介する選手は、そのクラブを助けることの出来る選手だ。その選手が100%成功する確信がある場合に、私はクラブに紹介する。だからこそ各クラブの信用を得られるんだ。『トーマスの選手だから』ということで信用してくれているんだ」

–プレー経験が代理人としての仕事にもたらすメリット。

 ドイツメディアからの取材にドイツ語で答えるほどの力を持ち、クロートとのコミュニケーションにも苦労することはない長谷部も、クロートの代理人としての資質を評価する。

「トーマスは元ドイツ代表選手でしょ。選手出身ということで色んな所に顔が広い。それは代理人をやるうえですごく重要だと思う」

 クロートは、ドイツ代表としてもプレーしたプロサッカー選手だった。2部(当時)のキッカーズ・オッフェンバッハでキャリアをスタートさせ、1FCケルン、ハンブルガーSVなどを渡り歩き、ドルトムントで選手としてのキャリアを終えた。そしてリトバルスキーの代理人として1992年に第2の人生を踏み出し、ドルトムントに会社を設立。現在ではドイツ全土に4つのオフィスを構え、国内だけでなく、スペイン、フランス、オランダ、クロアチアなど、ヨーロッパ各国に独自のネットワークを持つに至っている。

 ブンデスリーガでプレーした経験が、現在のキャリアにもたらすメリットについて尋ねると、クロートは自信をにおわせて、こう答えた。

「私は、ツォルク、マガト、アロフスと一緒にプレーして、ヘーネス兄弟とも対戦したことがあるんだ。その経験が役に立っているのは間違いないだろうね」

–ブンデスリーガ1部で契約を手がける選手は21人。

 ミヒャエル・ツォルクはドルトムントのスポーツディレクター、フェリックス・マガトはシャルケの監督、クラウス・アロフスはブレーメンのGMだ。ヘーネス兄弟とは、バイエルンの会長であるウリ・ヘーネスとヴォルフスブルクのディーター・ヘーネスGMのことである。クロートは彼らと共に戦い、ピッチ上で激しく火花を散らした。現役時代からの関係が、移籍市場という新たなフィールドでも、活かされていることは想像に難くない。

 現在ブンデスリーガ1部の選手で、クロートが契約を手がけている選手は21人に及ぶが、その選手からの信頼が厚いことでも有名だ。

「トーマスとは、もう10年以上の付き合いになるかな。彼とは厚い友情のようなもので結ばれているんだ。常に正しいことを僕のためにしてくれる。だからこそ、彼への信頼は増していくばかりだよ」

 こう語るのはフランクフルトのオカ・ニコロフ。36歳のベテランGKは、1994年にプロデビューしてからフランクフルト一筋。ブンデスリーガの現役の選手のなかで、最も長い間、一つのクラブでプレーしている選手でもある。

 また非常に若い時からプレーを見続けることにより、信頼関係を築いている選手も多い。ドイツ代表でも背番号1を背負うシャルケのマヌエル・ノイアーもその一人。クロートの抱える選手の中で最も将来を嘱望されているノイアーは、試合で見せる険しい表情とは打って変わって笑顔で語った。

–長谷部にクロートの評判について尋ねると……。

「僕がユースチームでプレーしている頃からトーマスは試合に足を運んでくれていたんだ。それがきっかけで、お互いに信頼し合えるような関係が始まったってわけさ」

 インタビュー中は目を細め笑顔で語っていることが多いクロートが、表情を変え、力をこめてこんなことを語った。

「私は選手と一緒に最低でも10年は働くことをモットーとしている。選手がユースチームからプロの選手になり、最初の契約、次の契約、そして代表の選手に選ばれるまでの過程を一緒に過ごす。プロとしてのキャリアの初めから引退するまで。そして選手としてのキャリアを終えた後にどうするかについても話し合い、手助けをしたいと思っているんだ」

 ベテランのニコロフと将来有望なノイアー――2人のGKはクロートの理想を象徴する存在なのだ。

 長谷部にクロートのリーグでの評判について尋ねると、こんなことを教えてくれた。

「評価は高いと思うよ。やっぱり、“あの”ノイアーの代理人だってことはみんな知っているし。シェーファー(ヴォルフスブルクの左SB)みたいに、最近になってドイツ代表に入ってきている選手もいるわけだから。そういう意味では、これからさらに大きくなる代理人と思われているんじゃないかな」

–高原が良いイメージを残し、長谷部がそれをさらに向上させた。

 選手としての経験を持ち、選手からの信頼も厚く、クラブに高く評価される存在。そんなクロートの手腕による部分が大きいにせよ、近年ブンデスリーガでプレーする日本人選手が増えている理由は他にもあるという。

「まずは高原の存在がある。彼にとっては良い時期もあったし、苦労した時期もあった。でも彼は良い選手だということを証明した」

 確かに、高原の存在は大きい。フランクフルトの試合に行けば、いまだに高原の背番号と名前が入ったユニフォームを着ているファンの姿を見かけるほどだ。

「高原のあとに稲本と小野という2人の選手が来た。そして、何と言っても長谷部の存在だね。彼は本当に良い選手だし、ブンデスリーガのタイトルを取った(奥寺康彦に続く)2番目の日本人選手だ。高原が良いイメージを残したとすれば、長谷部がそれをさらに向上させた。また、先日のW杯で日本代表がベスト16にまで進出したということも、日本人選手のイメージアップに一役買っている」

 しかし、なぜクロートはここまで日本人選手の移籍に肩入れをするのだろうか。

–「日本人の選手はプロフェッショナルなんだよ」

「元々、私が日本と関わることになったのは、リティをジェフ市原(当時)に移籍させたことが切っ掛けだったんだけれど、何より日本人選手がファンタスティックなパスを出せることが理由の一つだ。長谷部、小野、高原……すべての選手に共通している。それから、彼らのサッカーに取り組む姿勢だね。彼らはファイトできるし、チームのために100%を尽くす。例えば、シーズンが終わると、日本人選手はまず、クールダウンをして、バカンスで沖縄に行ってもそこでマッサージを受けたり、少しランニングしたり……。でも、多くのドイツ人の場合は、オフの初日からビーチに行ってしまう(笑)。日本人の選手はプロフェッショナルなんだよ」

 そんな日本人がブンデスリーガに適応するために乗り越えなければいけないのは、フィジカルの向上、ドイツ語を覚えること、そして日本とは異なる食事の問題だという。

「先日、(香川)真司と話していたら『もっとも難しいのは食事だ』と言っていた。そんな時、私は良い日本食レストランを見つけてあげる。我々が24時間体制で選手を助けてあげることで彼らは孤独を感じなくなるんだ」

–「最も重要なのは若いこと。28とか29だと少し遅すぎる」

 クロートはこれからも、日本人選手の移籍を手掛けていくつもりだ。

「私がクラブに日本人選手を紹介しても、これまでは結構時間がかかった。でも、今はクラブが興味を持っているからね。だから、ブンデスのクラブにこれからも売り込むつもりだ。最も重要なのは若いこと。28とか29だと少し遅すぎる。真司や内田のように、21、22歳くらいまでの間に移籍できればベストだ。今度、9月末には日本に行くんだよ。いくつかリストを持って、日本人選手を視察するつもりだ。そして、彼らのエージェントとも話をする。もちろん、可能なら選手とも話をするつもりだ。顔をあわせて話をすることが重要だからね」

 ブンデスリーガに日本人が次々とやってくるこの流れは、まだ止みそうにない。
 
 
トーマス・クロート(Thomas KROTH)

1959年8月26日、ドイツ・エアレンバッハ生まれ。’77年に当時2部のキッカーズ・オッフェンバッハでプロデビュー。1FCケルン、HSVなどを経てドルトムントで現役を引退。ドイツ代表でもプレー。引退後、代理人として活躍し、多くの日本人選手のマネジメントに携わる

 
 
2020/08/01 遠藤渓太が語る欧州移籍の決意「自分には時間がない」。マリノスでもドイツでも変わらず続けることとは?【インタビュー前編】 | フットボールチャンネル

先月25日、横浜F・マリノスから遠藤渓太のウニオン・ベルリンへの期限付き移籍が発表された。プロ2年目で経験したU-20ワールドカップを機に意識しはじめた、念願の欧州挑戦である。アカデミーからマリノス一筋でJ1通算100試合も達成し、来年の東京五輪での活躍も期待される22歳はブンデスリーガ移籍を前に何を思うのか。7月27日に行われた移籍報告会見直後に、オンラインで独占インタビューを行なった。今回はその前編。(取材・文:舩木渉)

–五輪延期も欧州移籍も「めぐり合わせ」

――横浜F・マリノスでの最後の試合は負傷交代という残念な形になってしまいましたが、大事には至らず、移籍報告会見も無事に終えました。今の率直な気持ちを教えてください。

「昨日(7月26日の北海道コンサドーレ札幌戦)は自分でも『怪我したな』と思ったので、大事に至るものではなかったのは正直本当にホッとしています。やっと落ち着けた感じです。もちろん昨日の試合でチームの力になれなかったのはすごく悔しいけど、チームの勝利に貢献できない状況であればピッチに立つ資格はないので、自分は正しい判断をしたんじゃないかと思います」

――ウニオン・ベルリンへの移籍が内定してから、日々の練習や試合に臨む気持ちに変化はありましたか?

「横浜FC戦は『これが最後のホームゲームになるだろう』という思いもあって、おのずと試合に対する力は湧いてきました。でも、『もしかしたら行くかもな…』と思い始めていた鹿島アントラーズ戦や、その前のFC東京戦はあまり自分の力を出し切れなかったので、申し訳ない気持ちはありますね」

――マリノスの先輩たちや、東京五輪世代の仲間たちが海外へ移籍していくのを間近で見てきたと思います。いよいよ遠藤選手も欧州に乗り込むわけですが、もし東京五輪が予定通り開催されていたら、この夏のタイミングでの移籍は実現しなかったかもしれません。不測の事態とはいえ、めぐり合わせのようなものを感じることはありますか?

「本当に不思議なものといいますか……実は冬に欧州へ移籍する可能性もあって、その時は東京五輪のことを考えてやめていました。……と思ったら、その東京五輪が延期になってしまって。拍子抜けな感覚もあったんですけど、全てがめぐり合わせだったと思います。

もし今年、マリノスで活躍して、東京五輪に出て、そこでも活躍していたら、もっと高いレベルのクラブに移籍できていたかもしれない。ただ、結果的に何が最善なのかは本当にわからないので、自分に与えられた場で全力を尽くすことが大事なのかなと思います」

–自分に残された時間はさほどない」

――よく「サッカー界で23歳は若くない」と言われます。遠藤選手は今年23歳になりますが、自身の年齢や移籍のタイミングについてどう考えますか?

「正直、若くはないし、だからこそ自分に残された時間はさほどないと思っています。世界的に見たら自分よりも年下の19歳や18歳の選手がビッグクラブで活躍しているけど、自分は23歳でやっとドイツに行ける状況です。『コミュニケーションの部分で…』とか、『ちょっとまだ時間が…』などと言っている場合ではなく、どんどん自分を出さないといけないと思っています」

――海外で日本の常識は通用せず、ありえないようなことや受け入れがたいことにも度々直面すると思います。そういう逆境への向き合い方や、受け入れ方、いい意味での開き直りのようなところは、遠藤選手は意外と得意なのではないかと思うんです。

「まず言葉がそこまでわからなければ、何を言われても特に気にしなければいいし、ファン・サポーターからの雑音は聞こえてこないと思います。まずはチーム内でうまくやれればいいと思っています。正直に言うと、マリノスでは何度か監督に『何で出られないんだ!』と主張したこともありました。ドイツに行っても自分の考えを主張することは間違いではないと思うし、マリノスでやっていたことを、向こうでやらないのはおかしな話なので、自分の意見はしっかり伝えられればと思います」

–悔しさ」が原動力。監督に直談判も…

――「何で自分が出られないんだ?」という主張に象徴されるように、「悔しさ」が遠藤選手の原動力になっていると感じます。いつも話を聞いていると、事あるごとに「悔しい」「見返したい」と言っていて、それはJリーグで優勝する前も、優勝した後も一貫して変わっていません。

「本当にそうかもな、と思いますね。特にストレスなく毎日を過ごして、練習して、サッカーが楽しくて、ゴールに絡めない試合がいくつか続いても出場し続けられる環境にいたら刺激はないし、結果を残せない選手はいつかは必要とされなくなると思います。監督には勝利やチームのためのプレーを求められますけど、選手として必要とされるために大事なのは(個人としての)結果だと思っている側面は強いですね」

――ジュニアユースからユース、そしてトップチームへと昇格する過程でも、「結果」は大きな意味を持っていたと思います。常にギリギリの状況から、それを覆す成果を残してチャンスを掴み取り、今に至ります。改めてスクール時代から過ごしてきたマリノスでのキャリアをどう振り返りますか?

「アカデミーの時は本当にギリギリだったと思いますけど、トップチームに上がってからは、どちらかというと順調なキャリアを送ってきたと思っています。最初のチャンスをどう掴んだかと言われると、あまりその手応えはなく、自分でもよくわからない中で(エリク・)モンバエルツ監督が試合に続けて使ってくれていて。

当時は『何でだろう?』と思っていたけど、でもそこでモンバエルツ監督が試合に使ってくれていたことが自分の3年目や4年目に生きたと思います。1年目の僕を見て『あいつより俺を使うだろ』と思った選手は絶対にいると思いますし、それでもモンバエルツ監督が自分の何かに期待して継続的に使ってくれたと思うので感謝しかないです」

――その「何か」の答えは自分の中で見つかっていますか?

「当時は『足が速かったからかな』と思っていたんですけど、正直わからないですね。(モンバエルツ監督に)聞いたこともないですし」

 
 
2020/08/01 遠藤渓太が「鮮明に覚えている」あの日。マリノスから世界へ「日本を代表する選手」になるための道【インタビュー後編】 | フットボールチャンネル

–激しい競争を勝ち抜いた末のJ1通算100試合

――エリク・モンバエルツ体制を経験して、今も横浜F・マリノスでプレーし続けている選手は非常に少なくなりました。遠藤選手は高卒プロ入りから一度も期限付き移籍などでマリノスを離れず、4年半でJ1通算100試合を達成しました。これはすごく大きな成果ではないかと思います。

「本当に誰も想像していなかった結果でしょうね」

――ウィングのポジションには常に激しい競争もありました。それを勝ち抜いてレギュラーとして試合に出続けていた時期もあります。

「何かと当てつけのように、自分のポジションにすごい選手が来るんですよね。自分の反骨心の強さとかを見抜いた上で、強化部が意図的にそういう環境を作っていたんだとしたらすごいなと思います(笑)」

――齋藤学選手やマルティノス選手、ユン・イルロク選手、さらに昨年からはマルコス・ジュニオール選手やマテウス選手が来て、今年はエリキ選手も左ウィングをやるようになりました。彼らのような一線級のアタッカーと競争してきた経験は、ドイツに行ってからも生きるのではないかと思います。

「マテウスだったら突破力という武器があって、ユンちゃん(ユン・イルロク)も技術のあるサイドアタッカーだと感じたし、(齋藤)学くんにしろ、マルちゃん(マルティノス)にしろ、みんなすごく強い個性を持っていたので、そこにどう対抗するかを考えながらプレーしてきました。しっかり最後まで生き残れたのは自慢してもいいのかなと思います」

–「鮮明に覚えている」ある日の練習

――激しい競争に身を置く中で、最も大きく変わったのは得点力だと思います。そこで思い出すのは、2018年のアジア大会期間中のある日の全体練習後の一場面です。遠藤選手は森保一監督とマンツーマンでシュート練習をしていました。が、びっくりするくらい決まらなかったですよね。ほとんどのシュートがゴールの枠の上に逸れていきました。

「そんなこともありましたね(笑)。鮮明に覚えています。森保さんにマンツーマンで指導してもらっているのに、無人のゴールにボールが入らないという。その中で、乾(貴士)さんのシュートの軌道や入り方についても教えてもらいました。

誰だって代表監督にマンツーマンで教えてもらったら緊張するだろうと思いますけど、あの時はそのくらいのか細いメンタルしか持っていなかったのかもしれないですね。めちゃくちゃ恥ずかしかったですもん。シャッター音の量、えぐかったですからね」

――しばらく経ったらカットインからのシュートは大きな武器になって、クロスからのアシストにも好影響が出てきました。そして昨年はJ1で7得点7アシストと、目覚ましい結果を残しました。全体練習後にシュートを蹴り込んでいる姿を見るのも珍しくありませんし、練習の成果は確実に出ていますよね。

「あの時は特別でしたけど、森保さん以外にも色々な人と出会ってきました。例えば今マリノスに所属している選手だと、(仙頭)啓矢くんやマルコスはシュートがめちゃめちゃうまいんですよ。少し前だと(久保)建英もそうかな。彼は巻くシュートよりも、縦に速いボールをズバッとサイドネットに蹴るところがあって、『そういうシュートはいいな』と思って練習したら、最近蹴れるようになったんです。(全体練習が)終わった後の、短い時間のシュート練習からも学ぶものはたくさんあったなと思います」

――ドイツに行ったら、マリノスのように自分のことをよく知ってくれている人たちばかりの環境ではなくなります。さらに言えば、周りからは日本代表選手として見られ、評価されることになります。その点はどう捉えていますか?

「日本人選手だけを見ても、今ブンデスリーガでプレーしているのはほとんどが日本を代表するような選手で、その中に自分も割って入っていかなければいけないと思っています。ブンデスリーガがより高いレベルの環境なのは間違いないし、その中に身を置いて自分も日本を代表する選手を目指してプレーできればいいと思っています。J1で100試合も出場することができて、これまでの自分自身のキャリアは順調すぎたと思うので、もう一度自分を鍛え直す意味でも、いい修行になるのではないかと思います」

–横浜から世界へ、いざ参る

――ウニオン・ベルリンは昇格組ながら今季のブンデスリーガを11位で終えましたが、来季も現実的には1部残留を目指して戦うことになると思います。マリノスとは全く違う方向性になる中で、自分が活躍するイメージはできていますか?

「(ウニオンは)今のマリノスのアタッカーのように、前線からどんどんプレッシャーをかけることはしないと思うんです。チームによって求められる役割やプレーが全く違って、同じ感覚でプレーしてはいけないというのを、世代別代表に行った時にすごく感じました。特に自分は(代表で)ウィングバックをやっていて、ポジションが少しズレただけで結構ほころびを生んでしまっていたので、ドイツでもまずは頭の部分を徹底的に切り替えていかないといけないと思っています」

――それでは最後に、スクール時代から含めて15年半を過ごしたマリノスや、応援してくれたマリノスのファン・サポーター、Jリーグファンの皆さんへメッセージをお願いいます。

「こんなこと言っていいのかわからないですけど、昔はファン・サポーターの皆さんに二面性を感じていて、すごく不思議だなと思っていたんです。大敗して自分のパフォーマンスが悪くても、直後にファンサービスなどで接するとみんな笑顔になって、『頑張ってください』と声をかけてくれました。それが不思議でした。

でも、ここ数年で考え方は大きく変わりました。率直に、素直に、ファン・サポーターの皆さんからすごく愛されていたなと思うし、厳しいことを言われることがあっても、すごく期待もしてもらっていたんだと思います。スクールから育って、アカデミーからずっとマリノス一筋でやってきたからというのもあると思いますけど、応援の声はすごく嬉しいし、誰もができる経験ではないので、そういう環境で自分を応援してもらったことは本当に幸せでした。ありがとうございました」

 
 
2020/08/08 遠藤渓太、ドイツで自分を変えたい 久保のスペインでの活躍が刺激に― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜からドイツ1部ウニオン・ベルリンに移籍したU―23日本代表MF遠藤渓太(22)がスポニチの単独取材に応じ、初の移籍に懸ける思いを語った。東京五輪まで1年のタイミングで「順調」だった道を断ち、未知の世界へ――。下部組織から一筋で育ってきた横浜を離れ、海外挑戦を志すきっかけとなった2つの背景とは? 

 小学生の頃、学校で下敷きが配られた。街にはポスターが貼られていた。クラブが身近にあふれ、自然と「マリノスでプロになるのがこの街でヒーローになる唯一の道」と志すようになった。夢がかなってから4年半。愛着のある横浜を離れ遠藤はドイツに旅立った。

 「今まで自分の人生は順調にいきすぎていたし、ヨーロッパに行った自分がどうなるか楽しみ。やっぱりすぐにマリノスには帰ってきたくない。本当に簡単なことじゃないと思いますけど」

 契約は来年6月末までの期限付き。だが、来季の結果次第では完全移籍につながる買い取りオプションが付く。「帰ってきたくない」の言葉には、送り出してくれた横浜の意気に応えたいという思いと、成功への強い意志が込められている。

 「まずレンタルで1年という身なので、それ(完全移籍)を勝ち取るという意味で、勝負のシーズン。ヨーロッパにしっかり残って活躍するためにも。代表はその先に必然的にあるものだと思うので」

 移籍を志した背景には、2人の身近な存在があった。横浜で同僚だった同じ五輪世代の三好(アントワープ)と、久保(マジョルカ)。三好のいるベルギーはコロナ禍でリーグが打ち切られたが、再開したスペインの久保の活躍ぶりはDAZNでずっと見ていたという。

 「建英(久保)に関してはなかなか(シーズンの)最初はうまくいかなかったこともあったと思うんですけど、最近の活躍を見ているとチームの中心だし、市場価値とかも凄くあって。それは彼がマジョルカで活躍して、自分で勝ち得たものだと思う。自分よりもはるか年下の彼がそこまでできるのはやっぱり凄いことだし、なおさら諦めずにやることが大事だなと思った」。久保は4学年下だが「プレーぶりも含め何においても建英の方が間違いなく上」と認める。自然と「自分も」と海外を志すようになった。

 そしてもう一つ、転機となったのが今年1月のU―23アジア選手権(タイ)だ。出場機会のないまま1次リーグ敗退。「やっぱりあそこで悔しさは始まった。このままやっていけばいいと、正直一ミリも思わなかった。何かを変えないと現状は変わらないなと思ったし、そういう中でこういう話が転がりこんできて、転換期になればいいかなと思った」

 遠藤の胸の内には、横浜でもドイツでも、五輪代表入りの有利不利は変わらず「どちらにしろ自分でつかむもの」という思いがある。「自分にプレッシャーを与えるため」に、移籍発表時のリリースには「泥水をすすってでも何かをつかむ」と記した。自ら選択し、立った岐路。新たなサッカー人生の幕が開く。

 ◆遠藤 渓太(えんどう・けいた)1997年(平9)11月22日生まれ、横浜市出身の22歳。二俣川SC―横浜ジュニアユース―横浜ユースを経て16年にトップチーム昇格。1年目からJ1で23試合に出場した。18年ルヴァン杯でニューヒーロー賞。各年代別日本代表に選出され昨年12月のE―1選手権中国戦でA代表デビュー。好きな選手はベルギー代表MFアザール。趣味は魚観賞。ペットだったドンコとはお別れした。1メートル75、66キロ。利き足は右。

 
 
2020/08/08 遠藤渓太、間もなく新天地デビューか…ウニオン監督が先日の強化試合でのベンチ入りを説明 | Goal.com

【欧州・海外サッカーニュース】ウニオン・ベルリン(ブンデスリーガ)に加入した遠藤渓太はまだコンディションが万全ではないにも関わらず先日のテストマッチでベンチ入り。ウルス・フィッシャー監督がその理由を明かしている。

遠藤渓太がドイツ移籍前最後の試合で前半早々に途中交代
ウニオン・ベルリンに加入の日本代表MF遠藤渓太はまだ試合に出場できない状態ながら先日のテストマッチでベンチ入り。ウルス・フィッシャー監督がその理由を明かしている。

ウニオンは先月、日本代表MF遠藤渓太を買い取りオプション付きの1年のレンタルで横浜F・マリノスから獲得。今月1日に現地入りした同選手だが、移籍前ラストマッチで負った軽傷が完治しておらず、新天地でのチーム練習にはまだ合流していない。

しかし、フィッシャー監督はそれでも遠藤を8日の4部エネルギー・コットブスとのテストマッチではベンチに置いたとのこと。『ベルリーナ・クリーア』が紹介したコメントによると、それについてスイス人指揮官は「彼にとって大事なのは、すべてを吸収して馴染むことだろう」と説明。次のように続けた。

「午前中は(コーチの)マルティン・クリューガーの下でとてもよい形で個別トレーニングをこなした。彼を試したかったんだ。それがとても上手くいったので、来週に向けては非常に良い感触を得ることができた」

なおコットブス戦を3-1で制したウニオンは12日には2部昇格のヴュルツブルクと、15日には3部降格のディナモ・ドレスデンと対戦。これらテストマッチで遠藤が新天地デビューを果たす可能性が出てきた。

 
  
2020/08/14 遠藤渓太「パン食が増えて」も「あらゆる壁を越えていく」 | kicker日本語版

 遠藤渓太がドイツに来て、およそ2週間が経過しようとしている。当時は過度伸展を抱えていた為に、スピードとドリブルに長けたウィンガーは数日に渡り、軽い練習プログラムをこなす程度にとどまっていた。それでも水曜日、遠藤はブンデス2部ヴルツブルガー・キッカースとのテストマッチにて初お披露目。ウアス・フィッシャー監督からは賞賛の言葉が送られている。「渓太はその資質を垣間見せたと思うね」だがその一方で遠藤自身は、申し訳なさ気に「まだ少し遅れ気味なところがあります」と語った。

 この発言のみならず、これまでの多くの日本人選手たちが見せていたように、遠藤は謙遜気味に礼儀正しく振る舞う一方で、決して心を閉ざしているということではなく、非常に好感を我々に与えている。それでも「あまり話さないような印象を与えているのでは」とも危惧しており、その理由として海外移籍により全てが新しく、不慣れで、そして高い期待感から「多少のプレッシャーを感じている」事も明かした。

–「僕は当時の香川選手よりも小者です」

 まさにウニオンの首脳陣たちは、その重圧から開放していきたいと考えているところであり、そのためウアス・フィッシャー監督や、マネージャーを務めるオリヴァー・ルーネルト氏は遠藤に対して我慢の必要性も訴えている。そこでルーネルト氏は先日、10年前に当時は無名だった香川真司の名前を挙げて説明。「はじめのうちは、うまくいくはずがない。何にもならないだろう、なんて言われていただろう?そうしたら、彼は世界的スターになったではないか」ただこの発言について、遠藤自身は笑顔を浮かべながら、「あの時の香川選手と比べて、僕はまだまだ小者ですよ」と答えた。

 果たして成長曲線という点でも、遠藤は香川と同じ軌道を描くことになるのか?それはこれから見ていくことになるだろう。ただ横浜Fマリノスから加入した新戦力は、海外挑戦に踏み出す為に十分な準備をしており、非常に意識的に今回の決断を下している。香川真司や清武弘嗣など、長年に渡りブンデスで通訳を務めてきた山森順平さんは、遠藤渓太の印象についてこのように評している。「渓太は決して自分を曲げることなく順応しています。冷静で、様々なところをしっかりと観察している。障害を乗り越えていくため、精神的にすでに準備ができているようにみえますね」

–新しい言語、異なる食生活

 その障害として挙げられるのは、当然のことながら言葉の壁ということになるだろう。そのため遠藤は今夏の合宿(8月17〜25日)においてもすでにドイツ語の授業を受けることになっており、さらに食習慣といった部分についても対応が求められているようだ。日本食とドイツの食事における違いについて尋ねられた同選手は、「ご飯を食べる機会が少なくて、パンが多いことですかね」とコメント。そしてサッカーの面でもブンデスリーガ、そしてウニオン・ベルリンが掲げるサッカーにうまく順応していくということ。「乗り越えていかなくてはならない、たくさん障害を克服していく。その覚悟はできています。」そう語った遠藤は、様々な言葉を巡らし総括して、「自分自身を馴染ませていくということが、重要だと思います」と述べた。
 
 その新しい環境へ馴染んでいくということについては、おそらく現時点において最初の進展はみられていることだろう。チームメイトのクリストファー・レンツのサポートもあり、例えば新らしい住まいをみつけたり、またベルリン市内のダウンタウンへちょっとしたお出かけをした際には、真夏の気温の中でシュプレー川にて日光浴をするたくさんの人々を目にしたという。「ここではみんな、幸せそうに暮らしていますね」

 ただベルリン市内の交通事情を知ってしまうと、そんな考えは少し変わってしまうことだろう。ベルリン市民に親しみやすいというイメージは、あっという間に崩れてしまうかもしれない。加えて車の運転については、日本の左側通行とは逆の右側通行。遠藤も「最初のうちは問題かもしれませんね」と語っている。

–買い取りオプション付きのレンタル移籍
 
 海外挑戦におけるこれらの問題や、それを克服していくために、遠藤にウニオンで与えられた時間は1年だ。買取オプションも付随している今回の移籍は、2021年6月末日までの期限付きとなっており、ただその一方で遠藤が思い描くように事が運ぶならば、それ以降にも海外での冒険は続きを迎えることになるだろう。遠藤は「今のところはまだ、マリノスに戻ることを考えている場合ではありません」と意気込みをみせた。

 
 
2020/08/14 遠藤渓太が日本人3番目の“神”に。鉄のウニオンで期待される役割とは。 – 海外サッカー – Number Web – ナンバー

text bv 島崎英純

 7月25日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のウニオン・ベルリンは、Jリーグの横浜F・マリノスからMF遠藤渓太選手を1年間の期限付きで獲得しました。ウニオンは遠藤の買い取りオプションも有していて、2020-21シーズンの活躍次第では、完全移籍への道も拓けることになります。

 ウニオンが遠藤に白羽の矢を立てたのは、意外だと思いました。遠藤は東京五輪の日本代表候補として、将来を嘱望される22歳の若武者であることは間違いないのですが、こちらの移籍マーケットでは注目されていたわけではありません。

 選手補強を統括するウニオンのオリバー・ルーナートMD(マネージングディレクター)は、これまでほとんどのケースで自ら現地へ赴き、候補選手のスカウティングを行ってきたそうです。しかし、今回は新型コロナウイルス流行の影響で遠藤のプレーを直接観られず、いわゆる「偵察部門」のレポートを受けて獲得を決断したようです。

 従って、遠藤に対する本当の評価は開幕前のキャンプやトレーニングセッション、そしてシーズン開幕後の数試合の成績で下されることになるでしょう。

–Jラストゲームで負傷を抱えたが。

 現在の遠藤に少しだけ気がかりがあるとすれば、ドイツ渡航直前に出場した7月26日のJリーグ第7節・北海道コンサドーレ札幌戦で腰と左足に違和感を覚えて途中交代して、負傷を抱えた状態で新チームへ合流したことです。

 8月4日、遠藤はベルリン中心部から南東約80kmにある湖畔の保養地バートザーローで実施されている短期キャンプに参加し、個別メニューながらも、さっそくトレーニングに加わっています。

 ウニオンの今季公式戦初戦は9月12日、DFBポカール1回戦・カールスルーエ(2部)戦で、続いて9月19日のブンデスリーガ開幕節・アウクスブルク戦が待ち受けています。遠藤としてはこの時期をターゲットとして、コンディションの調整とチームへの順応に努めなければなりません。

–ウニオンのレギュラー争いは熾烈。

 ウニオンを率いるのはスイス人のウルス・フィッシャー監督です。

 ブンデスリーガ2部に在籍していた2018-19シーズンから指揮を執り3位に食い込み、シュツットガルトとの入れ替え戦の末にクラブ史上初のブンデスリーガ1部昇格を決めた人物です。

 また、昨季は下馬評が低い中で12勝5分17敗の勝ち点41で11位に入り、見事に1部残留を果たしました。フィッシャー監督が用いるシステムは4-1-4-1と3-4-3の併用で、対戦相手との力量やマッチアップを鑑みて柔軟に対応しています。

 遠藤はいずれのシステムでも左ウイングでの起用、つまり横浜FM時代に慣れ親しんだポジションでの勝負が期待されます。

 ただ、遠藤が挑むチーム内のレギュラー争いは熾烈を極めると思われます。

 昨季までのチームで左ウイングを務めていたのは、27歳のドイツ人MFマリウス・ビュルターです。

 昨季のビュルターは、2022シーズンまで契約を結んだブンデス3部マグデブルクからのレンタルという形でしたが、リーガ32試合出場、チーム2位の7得点を高く評価されて、完全移籍での契約を締結。ビュルターは遠藤よりも一足早く明確な成果を残したわけで、彼の牙城を崩すのは容易ではありません。

–元ドイツ代表クルーゼも加入。

 また、8月6日にはフェネルバフチェから元ドイツ代表FWマックス・クルーゼを完全移籍で獲得したことを発表しました。

 クルーゼは2018-19シーズンに在籍したブレーメンで日本代表FW大迫勇也と共闘し、フロリアン・コーフェルト監督の3トップの中核として活躍した選手です。

 クルーゼのプレースタイルは、いわゆるフリーロールという趣。スタートポジションが最前線中央であってもエリアを跨いでプレーし、フィニッシャーとしてだけでなく味方選手も生かすチームプレーヤーとしての能力が際立ちます。

 遠藤がクルーゼとのセットで3トップの一角を任されるとなると、横浜FM時代のように左サイド付近を主戦場とするだけでなく、フレキシブルにポジションをチェンジし、多岐に渡るプレー選択を施す必要が生じるかもしれません。

–“局面強度”の洗礼を乗り越えろ。

 この先、遠藤は数多の日本人ブンデスリーガーが直面してきた、“局面強度”の洗礼も乗り越えなければなりません。

 2014年6月に浦和レッズからヘルタ・ベルリンへ移籍した原口元気(現ハノーファー/ドイツ2部)は、ブンデスリーガ開幕節のブレーメン戦でリーガデビューして2得点に絡む活躍を果たしました。ただ試合終了間際に相手の強タックルを受けて右肩を痛打し、3週間の戦線離脱を余儀なくされました。

 原口は当時を振り返って「身体の軸がズレたかと思った。ブンデスリーガのボディコンタクトは想像以上に強烈だと感じた」と述懐しています。

 基本スキルや状況判断、機敏性など、日本人選手が他国の選手に比べて秀でている点は幾つかあると思います。ただ傍目からは想像できないブンデスリーガの“局面強度”は脅威で、このスピード&パワーに対応できない者は淘汰の対象になってしまいます。

 できれば遠藤には早い段階でそれを体感し、そのうえでハイレベルな競争に打ち勝ってほしいと思います。

–ウニオンと独自のサッカー文化。

 ちなみに今回、遠藤が加入したウニオンはドイツ国内でも独自のサッカー文化を育んできた魅力溢れるクラブです。

 クラブの母体は1906年創立と古いのですが、ドイツは第二次世界大戦後に国内が東西に分断されました。ウニオンのホームタウンであるベルリン最東端トレプトウ=ケーペニック区は東ドイツが統治する東ベルリンに属して、終戦後のサッカークラブ再編によって1966年に現クラブが発足しました。

 ただ、東ドイツ全体の不況や政治的停滞などもあってクラブ成績は低迷。ベルリンの旧西ドイツ地区に本拠を構えるヘルタ・ベルリンに大きく水をあけられてきました。

 それでもウニオンには常に、低所得労働者や地元アーティストらを中心とした献身的なサポーターが寄り添ってきました。

 クラブが経営難に陥ったときには、献血による報酬を手にしたサポーターがこぞってクラブに“血を抜いての献金”をしたこともありましたし、スタジアムの拡張工事費が賄えなくなった際にはサポーター約2300人が無料奉仕で建設作業に従事した逸話もあります。

 団結の精神は現代でも息づいていて、彼らのサポーティングコールである『アイザン・ウニオン!』(鉄のウニオン)の大合唱は、ホームスタジアム『シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ』で体感できる荘厳な風物詩でもあります。

–ウニオンのホーム戦を観てみた。

 2019年9月27日、ウニオンのホームゲームをどうしても体験したくて、ブンデスリーガ第6節・ウニオン対アイントラハト・フランクフルト戦を観にベルリンへ向かいました。

 ベルリン中央駅からドイツ鉄道Sバーン3号線に乗って車窓を見つめていると、最初は旧西ドイツ地区独特のハイソサエティで瀟洒な街並みが目を引きます。

 しかし旧東ドイツ地区のベルリン東駅付近に差し掛かると、幾棟もが連なった無骨な集合団地がそびえ立ち、そのまた先を行くと今度はケーペニック区特有の森、河川、湖が点在する緑豊かな景色へと移り変わります。

 スタジアム最寄りのケーペニック駅前は幹線道路とショッピングモールが近接している住宅地なのですが、そのモール内部を通り抜けて裏手へ出ると、そこにはブーレという名の小川が流れていて、その川沿いを歩いていくと森の隙間からアルテン・フェルステライが見えてきます。

 普段のブンデスリーガのゲームでは、試合開始直前にならないと座席が埋まりません。ドイツのサッカーファン、サポーターは総じて挨拶や懇親を名目に知人たちとスタジアム近辺の屋台や特設バーなどに集まり、ソーセージパンを頬張り、ビールをがぶ飲みしているからです。

–立ち見席がなんと1万8000人超!

 しかし、特に熱狂的なサポーターが集結すると言われる、アルテン・フェルステライの北ゴール裏とバックスタンド周辺は、試合開始1時間前から立錐の余地もないほどに埋め尽くされます。

 その理由は単純。なんと、全面立ち見席!

 アウェーサポーターが陣取る南ゴール裏の一部と北側のメインスタンドのみが座席で、その割合は収容人数2万2012人に対して座席は3617人、そして立見席は1万8395人!

 ウニオンサポーターは少しでも良い角度、そしてできるだけピッチから近い距離で試合観戦するために、早めにスタンドへ詰めかけてしまうんです。

「アイザン・ウニオン!」「アイザン・ウニオン!」

 轟音にも似た声援がこだまする中でウニオンのスターティングイレブンが紹介されると、このクラブのサポーター独特のコールが一斉に鳴り響きます。

–奥山、内田、そして遠藤渓太。

 ドイツの各クラブは総じて選手紹介の際、スタジアムDJが選手のファーストネームをコールし、それに呼応してサポーターがラストネームを発するサポーティング文化です。

 例えば、DJが「カピテン(キャプテン)、マコト!」とコールしたら、サポーターは「ハセベ!」と返すわけです。でも、ウニオンのサポーターは他クラブのサポーターとは一線を画す言葉を連呼します。

 DJが選手のファーストネームを読み上げるのは同じですが、サポーターはどんな選手に対してもラストネームの代わりに「フッスバル・ゴット!」と叫ぶんです。

 日本語に訳すと「サッカーの神」。そう、ウニオンのすべての選手はウニオナー(ウニオンサポーターの愛称)から畏敬の念を抱かれ、崇め奉られているのです。

 遠藤は、クラブがレギオナルリーガ(4部)に属していた2005-06シーズンに在籍したDF奥山譲、そして2部時代の2017-18シーズンに半年プレーしたDF内田篤人(鹿島)に続いて、日本人3人目の「フッスバル・ゴット」として臨みます。

–エンドーはサッカー上手、となるか。

 先日、シュツットガルトの遠藤航に続いて“第2の遠藤”がブンデスリーガに降り立つ話題をドイツ人の知人に話したところ、「日本にはエンドーって名前が多いんだねぇ」と感想を漏らしておりました。

 そこで調べて「いや、全国の名字順で遠藤は38位だよ」と説明し、「日本で多い名字は佐藤、鈴木、高橋だね」と続けると、「そんな名前の日本人選手、誰もブンデスリーガに来たことないじゃん!」と言っていました。確かに……。

 エンドーはサッカーが上手い日本人の代名詞。

 ドイツ人にそう認識してもらえることを願いながら、来シーズンのブンデスリーガに想いを馳せたいと思います。

 
 
2020/08/14 余暇について問われ、遠藤渓太「フィッシャー監督と釣りの話でも・・・」 | kicker日本語版

 今夏に横浜Fマリノスから、ブンデスリーガの1.FCウニオン・ベルリンへと加入した、遠藤渓太。改めて移籍を決断した理由について、「ぜひ、海外での挑戦に臨みたいと思っていましたし、ブンデスリーガはノーとは言えない挑戦の1つでした」と説明。ただ練習で遅れをとっていることから、今はフィッシャー監督の掲げるサッカー哲学を吸収することの方が先決だと考えていることも、併せて地元紙ベルリーナー・クーリエは伝えた。

 また週末ではシュプレー川のほとりにて、日光浴に興じる人々を目にし、「ベルリンの人たちはとても幸せに暮らしているという印象を受けた」ことを明かしており、メディアから余暇の過ごし方について通訳を通し問われると、笑みを浮かべながら「実は、釣りにいくのが好きなんですけどね」とコメント。「ウアス・フィッシャー監督もされるのかはわからないんですけど、それについてなら少し話ができると思いますね」と言葉を続けている。

 ちなみに同紙ではベルリン市周辺にある湖にて、カワマスやバスのフィッシングを楽しめることも紹介しており、「選手たちから即座に受けれてもらった」という遠藤は、「クリストファー・レンツは住まいを探してくれましたし、それで市内中心部に素敵な場所を見つけられました」とのこと。なお車も所有しているものの、ただ日本とは逆の左側通行のためまずは慣れたいと考えており、当面はレンツやトイヒェルトが運転することになるというが、運転に慣れた暁にはフィッシャー監督とフィッシングをしている遠藤の姿がある、・・・かも?

 
 

2020/08/18 Football: Keita Endo aims to help Union Berlin continue ascent

As he prepares to kick off the Bundesliga season, Japanese winger Keita Endo hopes to write a feel-good story to match that of his new club.

Endo last month departed Yokohama F Marinos on a one-year loan to Union Berlin, who finished 11th in their maiden top-flight campaign last season after being tipped for relegation.

Union, based in the former East Berlin, have since made several off-season moves aimed at continuing their ascent, including the deal for Endo.

The 22-year-old left winger, who helped Marinos win the J-League championship last year, is aiming to nail down a starting spot for Union when the season gets under way next month.

“I need to be consistent with my speed and dribbling. I want to focus on polishing my skills,” Endo said.

The Yokohama native, who earned two caps for Japan at last year’s East Asian Football Federation E-1 championship, played in two practice games for Union last week after overcoming a thigh strain suffered in his last J-League match on July 26.

The early taste of German soccer highlighted the differences in the way the game is played compared to Japan, Endo said.

“The ball moves fast, and (opponents) apply pressure quickly,” he said.

Endo said the presence of other young Japanese players already established in Europe — such as Takehiro Tomiyasu at Bologna and Takefusa Kubo at Villarreal — would help spur him toward selection for the Tokyo Olympic Games.

“It motivates me, but it doesn’t feel like a rivalry. If I can make an impact here, Olympic selection will follow,” he said.

Wearing the No. 18 shirt, as he did in his early days with Marinos, Endo has set a target of scoring or assisting 10 goals for the season.

 
 
2020/08/22 遠藤渓太とルームメイトのレンツ「良いヤツって感じが伝わってくる」 | kicker日本語版

 1.FCウニオン・ベルリンはクラブ公式動画にて、サマーキャンプ3日目のレポート動画を掲載。この日に出演した選手の一人が、今夏に横浜Fマリノスから加入して遠藤渓太とルームメイトの、クリストファー・レンツだった。

 昨季にブンデスリーガ昇格組を果たしたチームの中で、左サイドバックの先発の座を確保しリーグ戦26試合に出場していた同選手は、クラブ公式とのインタビューの中で1日の様子について問われ、「渓太とは全然リラックスして過ごしているよ」と、コメント。

 「それに渓太はドイツ語を勉強したり、よくわからないけどたぶん、日本のドラマか何かを見ていて、僕は僕で自分の時間も過ごしているし。話す時は大抵は英語で、ドイツ語で質問のある時は聞いてきたりして、徐々にだけどドイツ語で話そうとしている感じだね」と、語った。「ただ僕は本来トリメルと一緒なものだから、ちょっと不慣れなところもあるけど、でもその彼もとなりの部屋だから」

 さらに遠藤自身がチーム全体の中に溶け込んでいっていると思う?という質問には「確実にそうだと思うよ」と返答。「もちろんある程度の時間も必要さ。日本はそこらへんの国じゃない。ずいぶん遠いところにあるんだよ。だから多少の時間が必要なのは当然のこと」と理解も示しつつ、「それでも実践形式や練習、それとピッチ外でも良いヤツだっていう感じが伝わってくるよ」との印象を述べている。


1. FC Union Berlin: Dritter Tag im Sommertrainingslager – YouTube
 
 
2020/08/25 横浜FMで培った守備が鍵…現地番記者も好印象の遠藤渓太、ドイツで飛躍の1年へ | サッカーキング

 1年間のレンタルという条件で遠藤渓太はドイツ・ブンデスリーガに挑戦する。8月12日に行われたヴュルツブルガー・キッカーズ(2部)とのトレーニングマッチでは先発出場を果たし、初めて新天地のウニオン・ベルリンで背番号「18」を背負って戦う姿を見せた。

 ウニオンデビューを飾ったヴュルツブルガー戦は、前日にチーム練習に合流したばかりだったにもかかわらず、ウルス・フィッシャー監督は試合後に「持っているものを見せてくれた」と遠藤のプレーを評価した。しっかりとスカウティングをした上での獲得だったことが見て取れる。さらに、チームメイトからも心強いサポートを受けているようで、初めての海外移籍でも遠藤は順調に適応しているようだ。

 プロとして最初に着用した18番を背負い、気持ちを新たにドイツでの1年目に挑む。まだプレシーズンの段階にあるため、正確な判断には時期尚早ではあるものの、遠藤が新天地で活躍する可能性は十分にありそうだ。

■ウニオン・ベルリンの戦い方
 ウニオン・ベルリンは昨季、ヘディングの競り合いでリーグナンバーワンの勝率を誇ったFWセバスティアン・アンデションへの放り込みを武器に好成績を残した。昨季の“プレ・アシスト”を経由した得点はわずかに「9」。つまり、流れの中でパスが2本以上つながって得点に結びついた攻撃はたった9得点ということだ。“プレ・アシスト”を経由したチャンスの数もリーグ18チーム中17位の「163」と他のチームと比べて極端に少なく、昨季総得点の41得点中残りの32得点はセットプレー絡みが大部分を占めていた。

 相手の布陣に合わせて3バックや4バックを併用し、前線に位置するアンデションの頭を狙って長めのボールを入れ、効率良くセカンドボールを拾う。そこからをコーナーキックやフリーキックといったセットプレーを獲得し、高い確率で得点につなげるパターンを確立していた。

 しかし、今季はそのアンデションの移籍が噂されている。その代わりに新たなエース候補として獲得したのは、元ドイツ代表FWマックス・クルーゼだ。ヘディングよりも足技に優れ、中盤に下りて攻撃の組み立てもできるタイプで、2018-19シーズンはブレーメンでFW大迫勇也らとともに攻撃をけん引した。フィニッシャーとしてもチャンスメイカーとしても仕事ができるクルーゼが軸になり、そこにアタッカーの遠藤などが絡むことで、攻撃のバリエーションは増えるはずだ。

■遠藤渓太に求められること

 攻撃のバリエーションが増えるということは、遠藤に求められる仕事も増えることになる。ヴュルツブルガー戦では、「3-4-3」の左ウイングでプレーし、サイドに開いてパスを受けて中央へドリブルで仕掛けるシーンが目立った。

 その一方で、続く8月15日のディナモ・ドレスデン(3部)戦では、「4-2-3-1」の2列目の左サイドながら、相手ディフェンスラインの裏を狙うセカンドストライカーに近いプレーが多かった。4バックの両サイドバックが幅を取り、2列目の両サイドを担った遠藤とFWマリウス・ビュルターはより中央のゴールに近い位置でプレーすることが求められていた。これまでのウイングとしての役割と違い、狭いスペースのなかで窮屈そうにプレーしていた印象だった。

 それでも遠藤自身はプレーの幅を広げられる可能性を歓迎している。13日の日本メディア向けインタビューでは自身の役割をこう説明した。「マリノスでやっていたみたいにウイングで張って、そこから仕掛けるプレーはたぶん求められていない。中央からサイドに開いたところで勝負とか。攻撃に関しては『アタッキングサ-ドに入ったら自分の得意なプレーを思いっきり出して良いよ』というようには言われました」

 遠藤はドレスデン戦でたびたび相手DFラインの裏に飛び出し、MFクリスティアン・ゲントナーやビュルターから何度かスルーパスやクロスが送られた。16分には、大外から相手ディフェンスラインの裏を突いて走り込むと、右サイドのビュルターが低いグラウンダーのクロスを送る。遠藤は足に当てきれなかったものの、形としては点が入ってもおかしくないシーンだった。

 加入したばかりだが、本人もゴール前で味方からチャンスをもらえていると実感している。「(海外では)確かに『パスが来ない』とはよく聞きますけど。当事者になってみると、パスは来てますし、そういう(後ろ向きな)メンタルにならない。このチームに来てありがたい話なのか、他のチームに行ったら来ないのが普通なのかはわからないです」

 これからドイツで活躍するためには、パスが来ているうちに期待に応えたいところだ。焦りは禁物とはいえ、チャンスが与えられているうちに結果を出すことで、確固たる信頼を得る必要がある。なにより遠藤自身がそのことを自覚している。「ゴール前まで自分で行って、パスを出すことが自分に求められている役割じゃないと思っている。ゴールやしっかり結果を出すことが大事なのかなと思っています」

■横浜F・マリノスで培ったフォアチェッキング

 攻撃面で新たな役割が求められる一方、守備面では慣れ親しんだ部分もある。最前列から積極的にボールを追い込み、狩りに行くプレッシングだ。ドレスデン戦でも、相手のパスコースを切りながら、素早い出足とスプリントで相手の攻撃を限定させる遠藤のフォアチェッキングが機能していた。わずか数回のトレーニングに参加しただけで、淀みなく組織的なプレッシングの一端を担うことができるのは、活躍をする上でポジティブな要素の一つだろう。

「守備に関しては、引いて守ってブロックを作るような守備はしなくて、自分たちで相手をはめて、アグレッシブにボールを奪いに行く戦術です。守備に対する考え方はそんなにマリノスと変わらないなと感じました」と遠藤は振り返る。横浜F・マリノスでアンジェ・ポステコグルー監督から学んだハイライン・ハイプレスで果敢にボールを奪いに行くコンセプトはドイツでも適用できることを示した。

 このウニオン・ベルリンのプレッシングは、フィッシャー監督就任以来、チームの最大の特徴だ。ドレスデン戦でも、ひとたびプレッシングがハマった時のチームの迫力は強烈だった。3部のチームが相手とはいえ、プレッシングゾーンでボールを取りきり、相手をゴール前に押し込む時間が続いた。試合後、指揮官も「試合前日も強度の高いインテンシブなトレーニングを行った。それを考えれば、満足できる出来だった」とチームを評価していた。

 フィッシャー監督のやり方にスムーズに適応できるのは、ポジションを獲得していくための大きな鍵となるだろう。監督にとっては、新加入ながら守備戦術を理解している選手には安心してチャンスを与えられるはず。遠藤にとっても、慣れ親しみ、直感に従って自然に動けるフェーズがあることで、自分自身のプレーのリズムを作れるようになるはずだ。アタッカーである遠藤が、本来の役割である攻撃面での順応に集中できるのは、これからのポジション争いや自身の成長にとって有利に働くだろう。

■ドイツ人の番記者たちにも伝わる遠藤の覚悟

 ウニオン・ベルリンを追い続ける番記者たちの目には、日本から来たばかりの若武者が、どのように映ったのだろうか。まだ観察した試合数が少ないこともあり、プレー面の評価は限定的なものの、人柄や精神面でポジティブな印象を受けたようだ。

 地元紙『ベルリナー・クーリア』のマティアス・ブンクス記者は、「たびたび個人技から素晴らしいシーンが見られた」と話す。「ただ、まだ他のチームメイトとの連携の面では欠けていた部分もあった。だが、ケガの影響で全体トレーニングに合流して少ない日数では普通のことだ。今は少しずつチームに馴染んでいく段階だろう」

 さらに、ブンクス記者は地元記者陣との囲み取材でもドイツ語で挨拶し、通訳の山森順平氏の力を借りながらでも自分の言葉で伝えようとする姿勢に好感を持ったようだ。「これまでの印象では、とても礼儀正しく、新しいことを学ぼうとする意欲を見せている」

 地元紙『メルキッシェ・オーダー・ツァイトゥンク』のウーヴェ・ヴットケ記者は「ポジティブな意味で目を引いた」と遠藤の能力を認めている。「ボールの扱いや、ゴールに向かう姿勢などがいい。彼がチームやベルリンの生活に慣れて、ドイツのサッカーにも適応できるようになれば、ウニオンにとっていい補強となるだろう」

 地元紙『ターゲス・シュピーゲル』のキット・ホールデン氏も、遠藤をスピードあるアタッカーとして評価していたが、最も印象に残ったのはその人柄だったようだ。「数日前にインタビューを行ったが、静かで成熟していて、精神的にも強そうだ」と第一印象を語った。また、遠藤が現地の取材陣に「すぐに横浜F・マリノスに帰ってしまうのではなく、欧州に留まり続けるために戦う。たくさんの障害があるだろうということを自覚して移籍を決めた。その障害を乗り越えたいのです」と話したことで、ブンデスリーガで戦う覚悟を感じ取ったという。

 通訳として多くの時間を一緒に過ごす山森氏も、遠藤に対してクレバーな印象を持っていることをドイツ誌『キッカー』に明かしていた。「ケイタは、無理せずに周りに順応することができる。落ち着いているが、多くのものを観察している」

 ドレスデン戦の試合開始前には、左サイドでコンビを組むDFニコ・ギーセルマンとジェスチャーを交えながら動きを確認し合い、給水タイムにはパスの出し手のゲントナーと動き出しのタイミングを確認する姿が見られるなど、自分からチームに適応できるように着実な歩みを見せている。

■チームの目標の1部残留へ導けるか

 遠藤がチーム内でポジションを獲得できたとしても、ウニオン・ベルリンにとっては2シーズン目のブンデスリーガも厳しい戦いになるだろう。昨季は1部初挑戦のクラブにとっては好成績と言える11位でシーズンを終えた。それでもフィッシャー監督は「今シーズンの目標は15位、残留だ。十分に難しい目標だ」と現実を見つめている。

 遠藤自身は、「試合に出られるようになったら、10点には絡みたい。年間を通して5ゴール、5アシストぐらいを目標にしたいです」と意気込む。昨季リーグ戦のチーム総得点が「41」だったことを考えると、チームの総得点の4分の1に絡む計算だ。自身の活躍でチームを残留に導ければ、欧州に留まり続けるための扉は自然と開かれる。

「自分はレンタルの立場なので、このチームでしっかりと結果を残して、ヨーロッパで活躍することが本来の目標です。こっちで活躍してれば、自ずとオリンピックへの出場もついてくると思うので、この一年は自分の結果を求めていけばいいと思います」

 すぐに日本に戻るつもりはない。なにより遠藤自身が活躍への強い覚悟を持っている。退路を断ち、不退転の決意で完全移籍を目指す。

取材・文=鈴木達朗

 
 
2020/08/25 遠藤渓太、移籍後初めてブンデス1部との試合に出場…ウニオン主将が語る印象は? | Goal.com

【欧州・海外サッカーニュース】ウニオン・ベルリンのオーストリア代表DFクリストファー・トリメルは、新加入の日本代表MF遠藤渓太の印象を語った。

ウニオン・ベルリンの主将を務めるオーストリア代表DFクリストファー・トリメルは、新加入の日本代表MF遠藤渓太のパフォーマンスに言及。ドイツ誌『キッカー』がコメントを紹介した。

今夏に買い取りオプション付きのレンタルで、横浜F・マリノスからウニオンに渡った遠藤。プレシーズンでこれまではドイツ3部や2部のチームとのテストマッチに出場していたが、22日には初めて同じブンデスリーガ1部のケルンとの対戦を経験。70分までの出場で、18分や後半開始直後には惜しいシュートを放つなど、何度か見せ場をつくるも得点には絡めなかった。

結局1-2で敗れた試合後、33歳の右サイドバック及び右サイドハーフのトリメルが遠藤について言及。2014年にラピッド・ウィーンから加わったベテランは「彼はフィジカル面においてはまだ慣れる必要があるね」と語り、「僕も同じだった。時間が必要だったんだ」と自身の移籍当初の経験を引き合いに出すと、「彼には十分な時間を与えなければいけない。でもなかなか良いものを持っているよ」と課題を指摘しつつ称賛を口にした。

一方で、オリヴァ―・ルーネルトGM(ゼネラルマネジャー)はサイド攻撃のメンバーに関しては満足の様子。「極めて良い状況だ」と話し、新たに加えた遠藤のほか、シェラルド・ベッカーやマリウス・ビュルター、ヨシュア・メースやマルクス・イングヴァートセン、アカキ・ゴギアがポジションを争うポジションに関して、「ウニオンにしては本当に素晴らしい競争だ」と喜びを示していた。

 
 

2020/08/27 遠藤渓太、同僚FWからの”インタビュー”に現地注目 「スピードやドリブルを見てもらえれば」 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

–新加入FWクルーゼのSNS企画に登場し、インタビュー形式での質問に回答

 ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンの日本代表MF遠藤渓太が、同僚FWの公式インスタグラムに登場。通訳を介して様々な“質問”に答えた内容に、現地メディアが注目している。

 2016年に横浜F・マリノスでトップデビューした遠藤は19年にはキャリアハイとなる7得点を記録し、J1制覇に大きく貢献。同年には、E-1サッカー選手権で日本代表に初選出され、中国戦でデビューを飾っている。そして、今年7月にウニオン・ベルリンへの期限付き移籍を決断し、海外初挑戦に臨むことになった。

 すでに練習試合で“デビュー”を飾り、周囲との連係が深まっていないなかでも上々の評価を得ている遠藤。今回は同じく新加入組で、ブンデスリーガ通算250試合出場74得点を記録している元ドイツ代表FWマックス・クルーゼのSNS企画に登場し、インタビュー形式でチームやドイツに関する様々な質問がぶつけられた。

 ウニオン・ベルリン加入の理由は「サポーターがすごく熱いところに惹かれました」、ドイツ語の勉強は「独学で学んだり、こうやってキャンプ中に話したり、いろいろな人に教えてもらいながらやっています」と、次々と回答。日本とドイツの“食の違い”を問われると「パンが硬い。日本は柔らかい」と即答し、クルーゼが「じゃあ俺も日本のパン食べたいな」と軽快に返すシーンも見られた。

 そのなかで徐々に話題はプレーやチームに関するものへ。自身の特徴については「一番はスピードやドリブルの部分を見てもらえれば。まずはチームのためにできることをしっかりと一つひとつやっていければなと思います」と語り、目標としてはクラブが掲げる「勝ち点40」の達成を挙げている。

 期待の新加入選手同士による“インタビュー”に、ドイツ地元紙「BZベルリン」も注目。内容を紹介しつつ「ウニオンのニューカマー遠藤はスピードとドリブルでベルリンのファンを納得させる」と綴り、そのプレーに期待を寄せていた。欧州挑戦1年目のシーズン、遠藤はどのようなプレーを見せてくれるだろうか。

2020/08/29 ウニオン加入の遠藤渓太が元ドイツ代表FWと “ツーショット”対談! ベテラン戦士を大笑いさせた回答は? | サッカーダイジェストWeb

–同時期にウニオン入りしたふたりが和気あいあいと…

 今夏にブンデスリーガのウニオン・ベルリンに加入した遠藤渓太が、同時期に加入した元ドイツ代表FWマックス・クルゼの公式インスタグラムに登場。通訳を介してインタビューに応じている。

 クルゼは昨シーズン、トルコの強豪フェネルバフチェでプレーしたが、給与未払いを理由に退団し、遠藤と同時期にウニオンに加入。その前の16~19年にはブレーメンで、大迫勇也とともにプレーした。

 その32歳のアタッカーは加入後からチームメイトとの対談を公開しており、遠藤は4人目のゲストとして招かれたようだ。通訳を介しての大先輩とのツーショットにやや緊張気味の様子だったが、時間が経つにつれ、リラックスした表情を浮かべるようになった。

 まず、「なぜドイツに来たの?」と問われると、「ドイツからオファーがあったのが一番の理由。オファーはいろいろなところからあったんですけど、そのなかでブンデスリーガはトップレベルだと自分自身わかっていたので、断る理由は正直なかった。(ウニオンを選んだ理由は)サポーターがすごい熱くて、そういうところに惹かれたのが大きいです」と語った。

 次の「僕はわりとブンデスリーガで長くやってきているけど、僕のことを知っていた?」という質問に対しては「僕よりあとに移籍が決まって、すごく有名な選手が来るというのは聞いていました」と恐縮ぎみ。すると、クルゼは「有名」を「ビッグネーム」と捉えて「(背が)ビッグなやつがくるってことだよね?(笑)」とジョークで笑わせ、非常に和気あいあいとした様子を見せた。

 さらには趣味にも話が及び、卓球やプレイステーションなどの話題も。ちなみにクルゼはポーカーが得意で、プロの大会にも出場したことのある腕の持ち主だ。「プレーしているところを見たんだけど、ポーカーはどう?得意?」と問われた遠藤は、「僕は友達とやるレベルなので。でも(クルゼが)プロのポーカープレーヤー並みと聞いたので、勉強させてもらえたら」と弟子入りを志願を明かした。

 このインタビューは、8月23日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ決勝のハーフタイム中に収録されたようだ。「ケイタはドイツに来て2~3週間だっけ。家は見つかったの」とクルゼが気にかけると、「はい。(クリストファー・)レンツがパソコンで調べてくれて、『俺の家近いし』って」と無事に入居先が決まったことも報告。語学については「独学でやっているのと、キャンプの部屋でレンツと喋ったりして、スタッフとかいろんな人に教えてもらっています」と語っている。

 また、ドイツに来て驚いた出来事に「パンが固い」ことをあげると、ベテラン戦士は大ウケ。「日本のパンは柔らかいの?なら俺も日本のパンが食べたい」と答え、「今度一緒に、本当においしいハードパン屋に行こう」と約束を取り付けていた。

 ちなみに、入団に伴う新人の”儀式”はキャンプ合宿中に行なわれたようだ。ふたりは歓迎会でともに歌を披露したようで、「ケイタはノリノリだったね」と言及されるや、遠藤は「マックスの方がすごかったです(笑)、ほんとに歌が上手かった」と肩で押し合うという何とも微笑ましい場面もあった。

 最後にはクルゼに「これからも仲良くしよう、よろしくね」という言葉が送られ、遠藤は「本当にそうしてほしい。(こういう風に言ってもらって)日本のサポーターも喜ぶと思います」と応じてインタビューは終了した。

 海外初挑戦の遠藤だが、少しずつチームメイトとは馴染み始めているようだ。ブンデス開幕は9月18日の予定で、ウニオンは19日にホームでアウクスブルクと対戦する。その前の13日にはDFBポカールのカールスルーエ(2部)が組まれており、遠藤とクルゼの公式戦デビューが期待される。

 
 
2020/08/24 内田篤人が古巣に移籍した遠藤渓太にエール! 海外へ挑戦する日本人選手には「すぐ帰ってくるではなく…」 | サッカーダイジェストWeb

–「(海外移籍は)みんながみんなもらえるチャンスじゃない」

 8月23日に13年半の現役生活にピリオドを打った鹿島アントラーズのDF内田篤人が、翌24日の引退会見に出席。記者から多くの質問が飛ぶなか、自身も1年間在籍したウニオン・ベルリン(ドイツ)に横浜F・マリノスから期限付き移籍した、遠藤渓太についても言及した。

 遠藤は東京五輪世代で、昨年はE-1選手権でA代表デビューも果たした逸材。今年7月にドイツ1部のウニオン・ベルリンへレンタル移籍し、初めて海を渡った。この若武者について内田は、「良い時期、悪い時期、これから来ると思いますけど、安定したパフォーマンスを見せてほしい。試合に出続けて、活躍してほしいなと思います」と期待を込めた。

 自身もドイツで2010年から8年間に渡ってプレー。現在はブレーメンの大迫勇也や、フランクフルトの長谷部誠、鎌田大地、シュツットガルトの遠藤航らがドイツの地で戦っている。さらに近年多くの日本人選手が海外でのプレーを求め、日本を離れる傾向にある。そんな選手らには、「勝負をしてほしい」と熱い檄を飛ばした。

「最近よく海外に出ていく選手が多いんですけど、一発目でシャルケやドルトムントで活躍してくれる選手が出てきたら面白いなと。もちろん行って勉強するっていうよりは、勝負をしてほしいなと思います」

 また海外移籍は「みんながみんなもらえるチャンスじゃない」とし、「行ったからにはすぐ帰ってくるではなく、長く活躍してほしい」とコメント。長谷部誠(ドイツ・フランクフルト)、川島永嗣(フランス・ストラスブール)、吉田麻也(イタリア・サンプドリア)らの名前を挙げ、「ああいう風に自分の地位を確立できるぐらい活躍していってほしいなと思います」と後輩らにエールを送った。

 
 

2020/08/10 遠藤渓太が加入! ウニオン・ベルリンってどんなクラブ? – YouTube
 
 

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2020/08/21 遠藤渓太選手の登録選手がまだ抹消されてない。今日(=金曜日)、リリースされる?
 
 

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[Pinterest]横浜F・マリノス所属(神奈川県立瀬谷高等学校OB) 遠藤渓太選手の写真をただひたすらに拾い集めるボード。

2015/09/02 [ユースからの昇格を発表]遠藤渓太(えんどう けいた)@横浜F・マリノスユース/神奈川県立瀬谷高等学校[2015-2016 移籍/新加入/契約更改]
 
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