【試合結果まとめ(3○0)】2019/12/7(土)14:00KO J1第34節 横浜F・マリノスvs.FC東京@日産スタジアム #横浜FM対FC東京 #TheBigFinal


クラブ・ホームタウンなど:【Webまとめ:クラブ・ホームタウンなど】横浜F・マリノス、2019明治安田生命J1リーグ優勝

選手・コーチングスタッフなど:【Webまとめ:選手・コーチングスタッフ等】横浜F・マリノス、2019明治安田生命J1リーグ優勝

タウンニュース:【Webまとめ:タウンニュース】横浜F・マリノス、2019明治安田生命J1リーグ優勝
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2019 明治安田J1 第34節 vsFC東京 | 2019 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「本当に素晴らしいパフォーマンスで、素晴らしい展開のサッカーができました。選手たちも自信を持って、やるべきことをやってくれたと思います。
簡単な状況ではありませんでした。たくさん点を取られて負ければ、相手に優勝を与えてしまう。勝つか引き分けで、自分たちが優勝できる。難しいというか、不思議な感覚でした。
そんな中、特に2点目など素晴らしいゴールでした。退場者が出てしまいましたが、自分たちは守ることなく攻め続けたうえ、3点目をゲットすることができました。選手たち、そしてスタッフを誇りに思います。
FC東京さんは強かったです。簡単な相手ではありませんでした。しかし、勝者は私たちです」

質問:こういうサッカーをするために、選手にどういうアプローチをしてきたのでしょうか? たとえば今日退場したパク イルギュ選手には、どういう言葉をかけてきたのでしょうか?
「パク選手に関しては、彼がやらなければいけない、積極的に前に飛び出していくプレーをしてくれたと思います。あのジャッジについては、だいぶ遅れて判断が下されたと思うのですが、ちょっと不思議な感じではありました。彼は本当に、責任感を持って前に出たと思いますし、彼が目指したプレーがしっかりとできたと思います。
10人になると多くのチームは守りに入ると思うのですが、結果、3点目が取れました。そういう部分でもメンタルの強さが表れました。本当に選手たちが誇らしいです」

質問:シーズンの中でかなり選手の入れ替わりがありながらも、クォリティーを維持して優勝することができた。その一番の理由は何ですか?
「理由は一つ。自分たちのサッカーを信じてやって来たことです。
今日の試合、扇原が累積となり、プラス大津がケガで出場できませんでした。その中で和田が久々に出たのですが、やはりやるべきことが分かっている選手です。これはチーム全員に言えるのですが、今までの日々の努力の積み重ねによって、誰が出ても、特別なことをやるのではなく、同じようにやるべきことが分かっていて、それができるのです。
不運にもケガをしてしまいましたが、エジガル選手が、前半から活躍して11ゴールと素晴らしい結果を出してくれました。彼のゴールがなければ、自分たちは今のこの順位にいることはできなかったと思います。
自分たちがやろうとしているサッカーを、どれだけ信じてやるかだと思いますし、それがこの結果につながったのだと思います」

質問:あなたはオーストラリア・リーグでも素晴らしい実績を残し、そしてJリーグでもこのような結果を手にしました。今、優勝を成し遂げて、どういう心境ですか?
「自分は、本当に結果についても満足しています。
新しい国、新しいリーグでやる、特にこのJリーグというのは難しいリーグだと思います。自分にとっては、本当に意欲を持ってチャレンジしようと臨みました。
私は、自分のメソッドを信じています。そのメソッドが通じれば、必ず結果は出ると思っていました。
我々のチームは15年も優勝から遠ざかっていました。先週、選手たちに“15年間待ち続けたサポーターのために、ホームでもアウェイでも、どんな時でも自分たちを応援してくれたサポーターのためにも結果を残そう”と伝えました。
2013年、このクラブは本当に悔しい想いをしました。それをしっかりと頭に入れながら、今年しっかりとタイトルを獲ろうと考えていました。
簡単なことではなかったのですが、選手たちが本当に素晴らしいプレーをしてくれました。本当に良かったと思います」

質問:長いシーズン中には苦しい時期、うまくいかない時期もあったと思うのですが、そこをどのようにして乗り越えてきたのでしょうか?
「自分は、順調という状態よりも、メディアなどの方々が“大丈夫だろうか?”というような状況になっている時が、一番ワクワクします。映画でも、もうストーリーが分かっていてハッピーエンドで終わるような展開は面白くありません。
“どうなっていくのか?”という状況を、自分はいつも楽しみにしています。クラブ、そしていつも応援してくれるサポーターの皆さんが、ずっと協力してくれていましたし、熱いサポートが本当にありがたかったです。
うまくいっていないとき、自分は“どうしよう”と思うことはまったくありません。今日の結果を見てください。去年とは全然違います。シーズン前に皆さんが“大丈夫か”と思ったことが、まったく問題なかったでしょう。
うまくいかなかったときでも、自分は動揺することなく、強い気持ちで信じてやっていくことが自分のスタイルです」

質問:攻撃的なサッカーを続けることは難しかったと思うのですが、どういうアプローチで、これを成し遂げたのでしょうか?
「特別な何かをするというより、難しければ難しい時にも、どれだけ信じてやっていくかが重要です。
そしてお互いに日々高め合い、ホームでもアウェイでも、やるべきことを強い気持ちでやっていくことが大事です。これらを私は、常日頃から言い続けています。
順位が、1位だろうが2位だろうが3位だろうが関係なく、最後まで自分たちのサッカーをやり続ける。そういうところだと思います。
選手たちには、“うまくいかなかったら自分が責任を取るから、とにかく信じてやっていってほしい”と言っています。選手たちには、プレッシャーを感じず自由にプレーしてほしいと考えていました。
直近の15試合、20試合でもたくさんのゴールが取れましたし、今年は、日々の成長が多く見られました。“呼吸をしているように、自分たちは自分たちのサッカーを自然にやっていくように。そしてプレッシャーを感じずにやることが大事だ”と選手たちに言ってきました。“負けたらどうしよう、失点しまったらどうしよう、退場者が出たらどうしよう、ケガ人が出たらどうしよう”などと思ってプレーしていたら、今日のような日を迎えることはできなかったでしょう。
結果、選手たちは強くなり、日々の努力がこうやって報われたのです」

質問:ちょっと早いかもしれませんが、来シーズンは、どういうサッカーを見せてくれるのでしょうか?
「来年のことが気になるかもしれませんが、自分たちは優勝したばかりです。
自分たちは続けてやっていきたいと思っています。この攻撃的なサッカーを、止まることなく、やり続けることは確かです。
そして、より良いチームに成長していきたいですし、成長できるチームだと思います。
チャンピオンになった翌シーズンというのは、簡単ではありません。ですが、自分は連覇をしたいという気持ちを強く持っていますし、先ほども言いましたが、自分たちがやっているサッカーを続けてやっていこうと思っています。
自分は賑やかに騒ぐのが好きなタイプではありませんが、今日まで日々努力してきた選手たちは、祝い合うことをしていいと思いますし、やるべきだと思います。
そして来シーズン、プレシーズンの初日をどういうふうに迎えるのか、今から楽しみです」

選手コメント

ティーラトン

「ゴールはホント、嬉しいですね。あのゴールでチームの苦しい流れが、いい流れに変わりました。和田選手がいいボールを出してくれたので感謝したいと思います。
(タイ出身選手としてJリーグの優勝は初めてということだが)僕にとってもチームにとっても嬉しいこと。僕一人の力ではなく、家族を含めた周りの人たちがサポートしてくれたおかげです。
自分がJリーグに来る前は、川崎フロンターレが一番だと思っていましたが、去年ヴィッセル神戸にいたとき横浜F・マリノスと対戦して、F・マリノスが一番だと思いました。神戸では4回対戦して、ほぼ完敗でした。今年の1月F・マリノスからオファーが来て、自分は本当にF・マリノスでやれるのか正直不安でした。でもF・マリノスのコンディショニング・コーチのおかげで対人に強い体をつくってもらい、強いフィジカルに加えて強いメンタルも鍛えられました。
ポステコグルー監督は見てのとおり厳しい人ですが、今日は今シーズンで初めて彼の本当の笑顔を見ることができたので、嬉しかったです」

扇原 貴宏

「本当にみんなのことを信頼していた。安心して試合を見ていました。
優勝して嬉しい気持ちも本当にあるし、(タイトルを)1個獲ったことで2個、3個と欲しくなる。常勝軍団になれるようにやっていきたい。
今シーズンはケガ人もいましたが、自分たちのサッカーが浸透していたからこそブレずにやれたし、ここまでこれたと思います」

パク イルギュ

「自分が少し不用意なファウルをして退場になってしまったのですが、その後もチームが一丸となって戦ってくれました。
(退場後に)監督から言われたのは、こういうことはサッカーに付きものだし、ウチはチームで戦っているから、お前がいなくても大丈夫だということ。皆でつくりあげてきたチーム。信頼できる仲間ですし、そんなに落ち込むことはありませんでした。
10人でもしっかり点を取って勝てたのは良かったです。ホント、嬉しい。最高です!」

Jリーグ.jp

横浜FMvsFC東京の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2019年12月7日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 63,854人

選手コメント

エリキ

--優勝したいまの気持ちは?
こういう感動的な瞬間は何度も味わっている。ブラジル選手権で優勝した経験もあるし、新人王になった経験もある。だけど、今日の優勝は感動的だった。特別な優勝だった。

--これだけのお客さんがいる前で優勝を決めたのは気持ちよかったのでは?
この観衆は2016年にパルメイラスが優勝したときと同じぐらいだったと思う。パルメイラスはそのとき、22年間優勝がなかった。マリノスは15年。今日感じたこの雰囲気は魔法みたいだった。特別な優勝だった。感動的だった。

--今日は相手が4点以上取らないといけない状況で、横浜FMとしては守ることもできたと思うが?
最初から最後まで得点を取るというメンタルで試合に入った。マルコス(ジュニオール)とマテウスと話をしたけど、点を決めたらボールをゴールから早く出そうということを話していた。ティーラトンが素晴らしいミドルシュートを決めて、僕はゴールからボールを取っていたけど、みんなを気にして見たらティーラトンとハグしていた。僕はボールを拾っていた(笑)。

--ゴールを振り返って。
マルコスはすごく頭が良い選手なので、良いパスを送ってくれた。僕はCBとコンタクトすることを避ける選手なので、開いたところで良いパスが来た。ちょっとゴチャゴチャっとなったけど、左足でシュートを打った。得意な足ではないけど、右はパワーがあるけど左ではテクニックをうまく使って流し込んだ。得点が入ってすごくうれしかった。

和田 拓也

--優勝が決まる試合でスタメン出場となった。
ここで(出場機会が)回ってくるかという感じ(笑)。必要最低限のことはできたと思う。

--ひさびさの試合に臨むに当たってどういう意識だった?
そんなに、やっぱり練習のクオリティーが高いので、公式戦より練習のほうが相手の物理的なプレッシャーを感じるし、そこまで心配はしていなかった。体も動いていたので、あとはここで任されるというのは年齢も踏まえてだろうなと思ったので、いかにゲームにしっかり入るかを意識していた。

--前回の出場はFC東京戦だった。偶然にもまた同じ相手だったが。
そういうことで特別な意識はなかったですね。こういうタイミングだから優勝しか考えていなかったし、タカ(扇原 貴宏)ほどのクオリティーはないけど、「優勝できるなら何でもいいや」と思っていた。

--ひさびさの出場ながら1点目と2点目に関与した。
たまたまです(笑)。

--こういうプレー、動きをするという意識については?
今日に関してはFC東京が4点取らないといけないということがあったから、変えてくるだろうということがあって、こっちもいつもほどポゼッションできなかったけど、これで3-0で勝てるというのが今年の強さだと思う。後ろが我慢できるし。

--試合が終わった瞬間の気持ちは?
優勝はうれしい。J1の優勝経験はなかった。1年間、みんなでやってきたことが報われたことがうれしい。

 
 

Twitter / Istagram


 
 

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2019明治安田生命J1リーグ第34節vsFC東京ハイライト動画 – YouTube


横浜FMが優勝を決めた試合を戦術カメラで見ると面白い。「戦術カメラハイライト」明治安田生命J1第34節 横浜F・マリノス 3-0 FC東京 2019年12月7日 – YouTube


横浜F・マリノス優勝の舞台裏!明治安田生命J1リーグ第34節 横浜F・マリノス 3-0 FC東京 Inside J.League – YouTube


THE BIG FINAL 最高の最終戦|信じ抜いて、みんなで掴んだ、Jリーグ制覇。 – YouTube


YOKOHAMA F-MARINOS 横浜F・マリノス -15年ぶり4回目優勝 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

Jリーグ

2019明治安田生命J1リーグ 第34節 退場に伴う 朴 一圭選手(横浜FM)の出場停止処分について:Jリーグ.jp

規律委員会において2019明治安田生命J1リーグ 第34節の試合で起きた行為に対し、朴 一圭選手(横浜F・マリノス)の処分を下記のとおり決定いたしました。

【処分内容】
1試合の出場停止

【出場停止試合】
なし

【処分理由】
2019年12月7日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第34節(横浜F・マリノス vs FC東京)の試合において朴 一圭選手は主審より退場を命じられた。
(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手の自陣ペナルティエリア手前にて、1対1の状況であった相手競技者を反則で止めた行為は、「著しい反則行為」に相当すると判断、1試合の出場停止処分とする。
ただし、同大会の同チームの出場する試合が終了したこと、出場停止処分の対象となる同レベルの大会がないこと、また停止処分となる対象試合が1試合で翌シーズンへ繰り越さないことから、同選手の出場を停止する試合はなしとする。

スポーツニッポン

横浜が15年ぶりJ1制覇!今季初首位浮上から3戦で頂点、賞金3億円獲得 FC東京無念…初Vならず― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは7日、今季最終戦となる第34節の9試合が各地で行われ、オーストラリア人のポステコグルー監督率いる横浜が2位・FC東京との直接対決を3―0で制して優勝を決めた。横浜の優勝は岡田武史監督(現FC今治オーナー)時代に2連覇した2003、2004年以来15年ぶり4度目。昨季12位からの大躍進で、優勝賞金3億円を獲得した。Jリーグ史上最多を更新する6万3854人という大観衆の前で決めた優勝だった。

 敗れても3点差までなら優勝が決定するという優位な状況で迎えた今季ラストマッチ。横浜は前半26分にタイ代表DFティーラトンの8試合ぶり今季3得点目となるゴールで先制すると、前半終了間際の44分には8月に加入したFWエリキが加入から12試合で8得点目となる決定的な2点目を挙げた。後半19分にはペナルティーエリア外でFC東京のFW永井を倒したGK朴一圭(パク・イルギュ)が一発退場となり10対11の数的不利となったが、同32分にはアカデミー(育成部門)出身のMF遠藤が3点目を決めた。

 横浜は8月17日のC大阪戦(日産ス)で敗れたのを最後に11戦負けなしの7連勝フィニッシュ。樋口靖洋監督(現J2琉球監督)時代の2013年には勝てば優勝決定という状態から2連敗を喫して広島に優勝を譲り、ポステコグルー監督就任1年目の昨季は序盤に残留争いを経験するなど12位に終わったが、鹿島の8回に続いて単独2位となる4度目の優勝となった。

 また、日本代表に初選出されたFW仲川とMFマルコス・ジュニオールがともに15点を挙げて優勝に貢献、得点王を分け合った。

 初のリーグ優勝を目指したFC東京は逆転優勝には4点差での勝利が必要だったが、前半2失点で勝負あり。今季34節中22節で首位をキープしながら11月23日の前々節で首位を陥落。代わって今季初の首位に浮上した横浜に優勝をさらわれた。2位のFC東京には賞金1億2000万円が贈られる。

横浜15年ぶり優勝に喜田主将男泣き「いや、もう…」祝福の声に10秒間絶句「ありがとうございます」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜が2位・FC東京との直接対決となった今季最終戦を3―0で制して優勝を決めた。横浜の優勝は2連覇した2003、2004年以来15年ぶり4度目。昨季12位からの大躍進で、優勝賞金3億円を獲得した。Jリーグ史上最多を更新する6万3854人という大観衆の前で決めた優勝だった。

 試合後、ヒーローインタビューに臨んだ主将のMF喜田拓也(25)は祝福の声に男泣き。「ありがとうございます。いや、もう…」と発した後は約10秒間に渡って声が出せず「…みんなの頑張りのおかげで…優勝できました。ありがとうございます」と声を震わせた。

 2013年には勝てば優勝決定という状態から2連敗を喫して広島に優勝を譲り、ポステコグルー監督就任1年目の昨季は序盤に残留争いを経験するなど12位に低迷した。チームにとって15年ぶりの優勝だ。「本当に長くて…。このクラブでやってる身としてはすごく責任を感じていたので、15年ぶりにタイトルということで本当にみんなが頑張ってきたおかげだと思っていますし、きょうはみんなでたくさん喜びましょう」と話した喜田。優勝セレモニーでシャーレを受け取ると笑みが広がった。

横浜15年ぶり優勝は松田直樹さんとともに…今季限りで引退の栗原が背番号「3」でシャーレ掲げる― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜が2位・FC東京との直接対決となった今季最終戦を3―0で制して優勝を決めた。横浜の優勝は2連覇した2003、2004年以来15年ぶり4度目。昨季12位からの大躍進で、優勝賞金3億円を獲得した。Jリーグ史上最多を更新する6万3854人という大観衆の前で決めた優勝だった。

 優勝セレモニーでは主将のMF喜田拓也(25)が受け取ったシャーレを掲げた後、今季限りでの現役引退を表明し、この試合をスタンドから見守った元日本代表DF栗原勇蔵(36)もピッチに降りて来てシャーレを掲げた。

 背番号「4」の栗原だが、上半身にまとっていたのは背番号「3」のユニホーム。7学年上の尊敬する先輩で、2011年8月4日に急性心筋梗塞のため34歳の若さで亡くなった元日本代表DF松田直樹さんの背番号を前面にしたシャツで天国のマツに優勝を報告した。

横浜・ポステコグルー監督、就任2年目の戴冠 11戦負けなし、7連勝フィニッシュ「我々が一番」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜が2位・FC東京との直接対決を3―0で制し、2連覇した2003、2004年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。

 オーストラリア人のアンジェ・ポステコグルー監督(54)は就任2年目にして昨季12位からの優勝。「選手もスタッフも…本当に自分は誇りに思います。そしてこれだけのたくさんのサポーターの皆さんとこうやって優勝を分かち合えたのは本当にうれしいです」とJリーグ史上最多を更新する6万3854人という大観衆の前で決めた優勝に胸を張った。

 横浜は8月17日のC大阪戦(日産ス)で敗れたのを最後に11戦負けなしの7連勝フィニッシュ。11月23日の前々節で今季初めて首位に立つと、一気にそのまま駆け抜けた。負けても3点差以内ならば優勝決定という状況の中、前半に2点を取り、後半は退場者を出して10対11と数的不利に陥りながらも3点目を取るという圧巻の勝利だった。

 「得失点差とかそんなの関係なく、我々が一番なんです!」とポステコグルー監督。シーズン終盤に見せた強さの要因を聞かれると「この1年間を通して選手たちが日々努力した結果がこうしていい結果になったと思います」と誇らしそうだった。

横浜&FC東京の直接対決でJ1リーグ戦最多入場数を更新! 6万3854人がスタンド埋める― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは7日、今季最終戦となる第34節の9試合が各地で行われ、オーストラリア人のポステコグルー監督率いる横浜が2位・FC東京との直接対決を3―0で制して優勝を決めた。横浜の優勝は岡田武史監督(現FC今治オーナー)時代に2連覇した2003、2004年以来15年ぶり4度目。昨季12位からの大躍進で、優勝賞金3億円を獲得した。

 首位・横浜と2位・FC東京が今季最終戦で直接対決。どちらにも優勝の可能性があることで注目を集めた1戦は6万3854人の観客を動員。J1リーグ戦最多入場者を更新した。

 これまでのJ1リーグ戦最多は2013年11月30日の横浜―新潟戦で、観客数は6万2632人、場所は今回と同じ日産スタジアムだった。

得点王は仲川&Mジュニオール 横浜からはJ元年以来26年ぶり 同一クラブから得点王2人は史上初― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは7日、今季最終戦となる第34節の9試合が各地で行われ、オーストラリア人のポステコグルー監督率いる横浜が2位・FC東京との直接対決を3―0で制して優勝を決めた。横浜の優勝は岡田武史監督(現FC今治オーナー)時代に2連覇した2003、2004年以来15年ぶり4度目。昨季12位からの大躍進で、優勝賞金3億円を獲得した。Jリーグ史上最多を更新する6万3854人という大観衆の前で決めた優勝だった。

 また、日本代表に初選出されたFW仲川輝人(27)とブラジル人のMFマルコス・ジュニオール(26)がともに15点を挙げて優勝に貢献、得点王を分け合った。

 横浜から得点王が誕生するのはJリーグが始まった1993年にディアスが初代得点王となって以来26年ぶり2度目。同一クラブからの得点王2人は史上初の快挙となった。

横浜、15年ぶりリーグV 得点王・仲川15ゴール 新時代象徴27歳「マリノスに恩返し」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 首位の横浜がホームで2位のFC東京を3―0で下し、04年以来15年ぶり4度目のリーグ優勝を成し遂げた。3点差以内の負けでも優勝が決まる有利な条件の中、最後まで攻撃的サッカーを貫いた。その中心にいたFW仲川輝人(27)とFWマルコス・ジュニオール(26)はともに今季15点で得点王の個人タイトルも獲得。Jリーグ史上最多の6万3854人の観客の前で、横浜が最高のフィナーレを迎えた。

 大観衆が集結した日産スタジアムが歓喜に染まった。ポステコグルー監督は選手、スタッフと抱き合って喜び、主将のMF喜田はむせび泣く。そして、仲川は両人さし指を天に掲げて目を閉じ、喜びをかみしめた。「我々が一番だ」と指揮官。長かった15年がこの瞬間に報われた。

 近年は中村俊輔、中沢佑二らクラブの中心を担った選手の移籍、引退が続いた。リーマン・ショック以降は日産自動車の経営状況も変わり、16年からはクラブハウスを失って練習場を転々とした。今夏は横浜から離れた厚木市まで通ったこともある。

 チームは昨季、ハイライン&ハイプレスの攻撃的サッカーを掲げるポステコグルー監督を招へい。戦術の浸透に時間を要した昨季は12位に終わり残留争いにも巻き込まれたが、指揮官は「クラブから何かを言われたとしたら、私はここにはいない」とスタイルを変えなかった。今季はJ1トップの平均走行距離とスプリント数をマーク。リーグ最多68得点で栄冠をつかんだ。そんな攻撃的サッカーの申し子となったのが仲川だ。

 恩師で専大サッカー部総監督の源平貴久氏は言う。「トップスピードに乗った時と、普通のスピードの時で変わらないプレーができる。ああいった選手は正直、見たことがない」。仲川の攻撃センスと、チームが掲げる攻撃的サッカーがかみ合えば、ゴールを重ねるのは必然だった。

 仲川には試合前に行う10のルーティンがある。「毛をそると体が軽く感じるし、オレンジジュースは運動前にいいって聞いた」とその全てに理由があり、仲川にとっては重要な儀式。万全の準備を経て目の前の一戦に臨んでいる。

 同僚のマルコス・ジュニオールとともに得点王も獲得し「個人タイトルもうれしいが、チームのタイトルが一番うれしい。マリノスに恩返しができてよかった」と笑った。日本代表にも初選出された遅咲きの27歳が、新時代に突入したマリノスの象徴となった。 

<全てに理由 仲川の“10のルーティン”>

(1)体が軽く感じるので体毛をそる
(2)オレンジジュースを飲む
(3)水を飲む
(4)手首にテーピングをする
(5)プラダの香水をつける
(6)ヘッドホンで音楽を聴く
(7)用具係とグータッチする
(8)キックオフ1時間前にコーヒーを飲む
(9)靴下、スパイクは右から履き、ピッチに右足から入る
(10)空を指さしながらキックオフ前の円陣に向かう

【横浜・遠藤 独占手記】トドメ弾で15年ぶり戴冠 苦しんだ1年「報われた」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 苦しかったシーズンでしたが、後半32分のゴールで報われました。今日だけは浮かれたいと思います。あのゴールはこれまでお世話になった方々への恩返しとしたいです。

 達成感と悔しさが半々の一年でした。キャリアハイ(7得点7アシスト)の結果を残せましたが、1年を通して先発で試合に出続けたわけではなかった。特に2点を決めた8月24日の名古屋戦後も先発の機会はなく、「何で俺が先発じゃないんだろう」と他人と比べて悲観し、諦めかけたこともありました。でも思い切って喜田くんに相談した時に、「考えるのは対誰かじゃないでしょ」とアドバイスされたことや周囲の励ましもあって考えが変わりました。今は「毎回、俺が試合を決めるゴールを取る」と思ってピッチに入っています。

 技術面では外部のトレーナーにつき、上半身の動きなど、体の使い方から見直しました。地味なトレーニングですが、対人のかわし方に変化が出てきました。個人的にはプロになってから初めてというくらい苦しい一年でしたが、メンタルの成長を実感しています。この悔しさが僕を大きくしてくれました。

 ◆遠藤 渓太(えんどう・けいた)1997年(平9)11月22日生まれ、横浜市出身の22歳。二俣川SC―横浜ジュニアユース―横浜ユースを経て16年にトップチーム昇格。同年3月のリーグ新潟戦でプロ初出場。17年のルヴァン杯新潟戦でプロ初得点を挙げた。18年ルヴァン杯ニューヒーロー賞獲得。17年U―20W杯出場など、各年代別日本代表に選出。1メートル75、66キロ。利き足は右。

横浜・ポステコグルー監督、亡き父に“最高の報告” 視線は連覇― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜の15年ぶりの優勝が決まった瞬間、ポステコグルー監督は腕を大きく広げながら吠え、コーチングスタッフと抱き合った。アタッキングフットボールを掲げ、横浜の監督に就任してから2年。「ここにいるヒーロー(選手)たちを誇りに思う」。指揮官、選手たちの努力が結実した。

 昨年、自身がサッカーを始めるきっかけとなった最愛の父ジムさんが83歳で他界した。オーストラリア代表監督時代。15年アジア杯優勝を父に報告すると、「息子よ、誇りに思う。でも、もう少し選手交代をうまくやれただろう」と言われたという。試合後、指揮官は優勝の余韻に浸ることなく「連覇したい」と言い切った。常に妥協しない姿勢を教えてくれた父に、最高の報告ができた。

ニッカンスポーツ

横浜15年ぶり4度目V、2位東京との直接対決制す – J1 : 日刊スポーツ

首位で最終節を迎えた横浜F・マリノスが、2位FC東京との優勝を争う直接対決を3-0で制し、04年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。

3点差以内の敗戦でも優勝が決まる圧倒的優位な立場でホーム日産スタジアムに、東京を迎えた。

前半26分にタイ人DFティーラトンの左足シュートで先制し、44分にブラジル人FWエリキが追加点を決め前半2-0で折り返した。後半32分には途中出場のFW遠藤もゴール。大一番でも力通りのサッカーで、優勝を決めた。

▽アンジ・ポステコグルー監督「選手もスタッフも自分は誇りに思います。そしてこれだけのサポーターの皆さんと優勝を分かち合えたのは本当にうれしかったです。得失点差も関係なく我々が一番なんです。(終盤の連勝は)この一年間、選手達が日々努力した結果がこうしていい結果になったと思います。ありがとうございます」

▽喜田主将 「みんなの頑張りのおかげで優勝できました。ありがとうございます。(15年ぶりV、この間)本当に長くて、このクラブでやっている身としては、つらくて…。本当にみんなが頑張ったおかげです。今日はみんなで喜びましょう! ファン・サポーターも含め、みんなで勝ち取った優勝。本当にうれしいです。(サポーターに)苦しい時も、いつも素晴らしいサポートをしていただき、本当におめでとうございます」

▽遠藤渓太「いろんな人の気持ちを僕らを責任持って優勝できて良かったです。僕がプロになってから苦しい時間が長かったけど、サポーターの皆さんも待ちわびていたと思っていたので、しっかり点を決められ、うまくは言えられないですけど、このチーム、このメンバーで優勝できてすごくうれしいです。僕だけの力のゴールではないので、全ての人に感謝したいです」

横浜優勝、2位東京は逆転Vならず/横-東最終節 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスがFC東京に勝ち、04年シーズン以来15年ぶり4度目のJ1優勝を果たした。

ホームに2位東京を迎えた大一番。3点差での敗戦でも優勝できる有利な状況で迎えた横浜だったが、持ち味である攻撃サッカーを貫いた。前半26分、DFティーラトンがペナルティーエリア付近から左足でミドルシュート。東京MF東慶悟に当たって軌道が変わり、そのままゴールに吸い込まれて先制した。

続く44分、横浜が追加点。ゴール前でボールを受けたFWエリキがDFの激しいチェックを受けながらもキープし、体勢を崩しながら左足でシュート。ゴール左隅を射抜き、突き放した。

6点が必要となった東京は後半開始から韓国代表FWナ・サンホに代えてMFユ・インス、MF東に代えてFW田川亨介を投入。14分にはMFアルトゥール・シルバに代えてMF三田啓貴を送り出し、打開を図った。

後半20分、試合が動く。東京の日本代表FW永井謙佑がペナルティーエリア手前までルーズボールを追って走り込み、飛び出してきた横浜GKパク・イルギュに倒された。イエローカードの判定に、得点機を妨害されたとして東京陣営が猛抗議。審議の結果レッドカードに判定が変わり、今度は横浜側が抗議もそこから判定は変わらず。横浜は10人となり、FWマルコス・ジュニオールに代わってGK中林洋次が出場した。

スコアが動かないまま刻一刻と時間は過ぎる。東京はFW永井が縦横無尽に走り回り、自らサイドで受けてクロスを供給するなどゴールに迫ったが、得点にはつながらなかった。

そして32分、横浜がふたたび1発を見舞う。左サイドでクリアボールをキープしたMF遠藤渓太が、トラップからのワンタッチで東京DF渡辺剛をかわして一気に中盤からゴール前へドリブル。戻ってきた渡辺をふたたびかわし、左足で右サイドネットを揺らすシュートを決めた。

試合はこのまま終了。横浜が最後まで際だった強さを見せつけ、タイトルを手にした。

横浜15年ぶりV J史上最多6万3854人大観衆 – J1 : 日刊スポーツ

首位で最終節を迎えた横浜F・マリノスが、2位FC東京との優勝を争う直接対決を3-0で制し、04年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。

トリコロールの名門が、実に15年ぶりにJリーグの頂点に立った。

◆新記録 横浜はJリーグ史上最多となる6万3854人の大観衆の前で優勝を決めた。13年11月30日の第33節横浜-新潟(日産ス)の6万2632人を更新した。

横浜15年ぶり4度目V!トリコロールの名門復活 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスが2位FC東京との優勝を争う直接対決となった最終節で、04年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。就任2年目のアンジェ・ポステコグルー監督(54)のもと、ボールも人も動く攻撃的サッカーで頂点に立った。今季から拡大された外国人枠も有効活用してチーム力を上積みし、トリコロールの名門が復活を遂げた。

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ついに横浜が15年ぶりの頂点に立った。初のJリーグ年間王者に輝いた95年にはDF井原正巳、連覇を果たした03、04年時にはDF中沢佑二ら日本代表でも主力となる守備陣が最終ラインにどっしり構えていた。“堅守”が長くチームの土台となっていた。しかし、オーストラリア代表を率いW杯アジア最終予選で日本と戦ったこともあるオーストラリア人のポステコグルー監督が昨季就任。スタイルが一変した。

失点も恐れずアグレッシブに攻めるようになり、昨季は12位だったが、リーグ2位タイの56得点を記録した。一方、失点は下から2番目の56点と守備面に大きな課題を残していた。今季は失点を減らしつつ、前節までリーグ最多65得点で首位に立ち、圧倒的に優位な立場で最終節を迎えていた。指揮官は攻撃面の充実を実感し、今季は「失点しても奪い返せる。信念を持ってやっていた」と繰り返した。

クラブの姿勢もブレなかった。14年から提携する英マンチェスター・シティーなどを持つシティー・フットボール・グループ(CFG)の情報網などを利用し、指揮官の要望に合わせた選手を積極的に補強した。今季から登録できる外国人枠が無制限となり、1試合の出場人数も3人から5人に拡大した。ブラジル人を中心に8人の外国人と契約し、試合にはJリーグ提携国枠のタイ代表DFティーラトンを含む外国人6人を積極起用。日本人と助っ人外国人をうまく融合させ、盤石な布陣を作り上げた。

実に5カ国の選手が交ざり合う多国籍チームとなったが、一体感が崩れることはなかった。出場機会の多くない年長選手らも練習から妥協を許さず、準備を怠らない姿勢を若手に背中で伝えた。戦術の浸透とともに競争も増した。MF大津は「腐っている選手は1人もいなかった。試合に出ている人も、そうでない人も、お互い助け合ってリスペクトする。僕のキャリアの中では今までなかった光景だった」と話した。一気に攻撃的なスタイルにかじを切り、姿を変えた名門が、15年ぶりの栄冠をつかみとった。

V横浜監督「得失点差など関係なく我々が1番」 – J1 : 日刊スポーツ

首位で最終節を迎えた横浜F・マリノスが、2位FC東京との優勝を争う直接対決を3-0で制し、04年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。

トリコロールの名門が、実に15年ぶりにJリーグの頂点に立った。

横浜ポステコグルー監督 「本当にありがとうございます! 優勝しました! 選手、スタッフを誇りに思う。素晴らしいファン、サポーターと喜びを分かち合うことができてよかった。得失点差など関係なく、我々が1番なんです! 日々努力した結果が、この優勝につながった」

引退横浜栗原が「3」着用し天国の松田さんへV報告 – J1 : 日刊スポーツ

首位で最終節を迎えた横浜F・マリノスが、2位FC東京との優勝を争う直接対決を3-0で制し、04年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。

ピッチ上でのセレモニーではJリーグの村井満チェアマンから贈られた優勝銀皿(シャーレ)を、今季限りで引退する元日本代表DF栗原勇蔵が掲げる、感動的なシーンもあった。

下部組織からトリコロール一筋の男の中の男に、シャーレを掲げさせ引退の花道を作る最高のフィナーレ。

そのやんちゃな栗原は、Tシャツの中にシャーレを隠して持ち帰ろうとするなど、湿っぽい場面はなかった。

ただ、その後、栗原が横浜の象徴でもあった故・松田直樹さんの背番号3のユニホームを着用して再登場。クラブ全員で、15年前の優勝時の主力だった天国の松田さんへシャーレを掲げ、優勝を報告した。

Jリーグ史上最多6万3854人が集まったスタジアムは、大いにわいた。

15年ぶりV横浜喜田「本当に長くて、つらくて…」 – J1 : 日刊スポーツ

首位で最終節を迎えた横浜F・マリノスが、2位FC東京との優勝を争う直接対決を3-0で制し、04年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。

トリコロールの名門が、実に15年ぶりにJリーグの頂点に立った。

▽MF喜田拓也主将の話「みんなの頑張りのおかげで優勝できました。ありがとうございます。(15年ぶりV、この間)本当に長くて、このクラブでやっている身としては、つらくて…。本当にみんなが頑張ったおかげです。今日はみんなで喜びましょう! ファン・サポーターも含め、みんなで勝ち取った優勝。本当にうれしいです。(サポーターに)苦しい時も、いつも素晴らしいサポートをしていただき、本当におめでとうございます」

横浜優勝をJ1最多観客が目撃 15年前CSに次ぐ – J1 : 日刊スポーツ

首位で最終節を迎えた横浜F・マリノスが、2位FC東京との優勝を争う直接対決を3-0で制し、04年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。

3点差以内の敗戦でも優勝が決まる圧倒的優位な立場でホーム日産スタジアムに、東京を迎え、完勝した。

▼J1最多入場者数 

日産スタジアムで行われた横浜-東京戦の入場者数はJ1リーグ戦で最多の6万3854人。13年11月30日の第33節、横浜-新潟戦(日産ス)の6万2632人を更新した。Jリーグの全ての公式戦では、04年12月5日のチャンピオンシップ第1戦、横浜-浦和(横浜国際=現日産ス)の6万4899人が最多で、今回の横浜-東京戦は2位。

エリキ「感動したし、特別な優勝」/V横浜選手コメ – J1 : 日刊スポーツ

首位横浜F・マリノスが2位FC東京との直接対決を3-0で勝利し、04年以来15年ぶり4度目のリーグ優勝を決めた。

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DFチアゴ・マルチンス「中盤、前の選手がうまく攻撃できるようにという気持ちでプレーした。DFは、前線からのプレスに助けられている。みんなで助け合ってやってきた」

DFティーラトン(序盤戦の故障から復帰し先制点)「ここまでできるとは思っていなかった。けがもあってベンチ外も経験したが、フィジカルもメンタルも強く鍛えられた」

MF喜田「1点とっても、2点目3点目を取りにいった。(有利な条件に)得失点差もどうでもよかった。引き分け、負けもない。勝つことだけだった」

MF遠藤(途中出場でのだめ押し弾に)「試合終盤の戦いが優勝にかかわると自分にプレッシャーをかけた。このクラブに育ててもらった。少しは貢献できたかな」

FWエリキ(今季途中に加入し貴重な追加点)「日本に来るのは家族も不安なものだった。マリノスは15年間、タイトルがなかった。感動したし、特別な優勝でした」

FWマルコス・ジュニオール(FW仲川とダブル得点王に)「1年間で素晴らしい仕事ができた。最後まで横浜のサッカーを信じて、強い気持ちを持った結果。うれしいし、価値がある」

横浜15年ぶり4度目V、東京は涙…/J1詳細 – サッカーライブ速報 : 日刊スポーツ

サンケイスポーツ

J1リーグ戦史上最多6万3854人の観衆、横浜Mが15年ぶりJ1制覇  – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 J1の最終節が7日に各地で行われ、横浜MがFC東京を3-0で下し2004年以来15年ぶりのJ1優勝を決めた。

 6万3854人とJ1リーグ戦では史上最多の観衆を集めた日産スタジアムで、4点差以上の勝利で逆転優勝を目指すFC東京が、序盤から仕掛けた。だが、先制したのは横浜M。前半26分、MFティーラトンのシュートをMF東がブロック。軌道が変わったボールがゴールに吸い込まれた。同44分にはFWエリキがゴール。前半は横浜Mが2-0で折り返した。

 後半20分には横浜MのGK朴一圭がFW永井を倒して一発退場。流れが変わるかと思われたが、同32分にMF遠藤が左サイドをドリブルで駆け上がり、相手DFをかわして左足でゴール。3-0とし優勝を決定づけた

横浜Mが15年ぶり4度目のJ1制覇!FC東京に3-0で快勝 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1最終節(7日、横浜M3-0FC東京、日産ス)横浜Mがホームで2位FC東京と直接対決に勝ち、15年ぶり4度目のJ1制覇を果たした。

 横浜Mは得失点差で7点上回り、敗れても3点差以内なら優勝が決まる優位な立場。FC東京は4点差以上の勝利が初優勝の条件となった。

 試合が動いたのは前半26分。横浜MのDFティーラトンがペナルティエリア中央手前でボールを持ち、思い切って左足を振り抜くと、ボールは東京FCのMF東に当たって浮き球に。前に出ていたGK林の頭上をあざ笑うように通り抜けてゴールに突き刺さった。さらに前半終了間際の44分、横浜MのFWエリキがペナルティエリア付近でボールを受けると、相手のマークに屈することなく左足でシュート。ゴール左へ流し込み、2点目を奪った。

 後半、横浜MのGK朴が東京FC永井と激しく接触して一発退場。しかし10人となった横浜Mの勢いは衰えず、後半32分にFW遠藤が左サイドからドリブルで切り込み、鋭い切り返しでDFを交わすと、左足でシュート。ファーサイドのゴールネットを揺らし3点目。このまま東京FCを寄せ付けることなくホイッスル。15年ぶり4度目のJ1制覇を飾った。

横浜M、15得点の仲川輝人&M・ジュニオールがJ1得点王W受賞 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 7日に2019シーズン明治安田生命J1リーグの全日程が終了し、横浜F・マリノスのFW仲川輝人とFWマルコス・ジュニオールが、15得点でダブル得点王に輝いた。

 27歳の仲川は、2015年に横浜FMでプロとしてのキャリアをスタートさせ、翌2016年にはFC町田ゼルビア、2017年にはアビスパ福岡に期限付き移籍して経験を積んだ。

 横浜FM帰還から2年目となった今年は、開幕節のガンバ大阪戦で開始3分にクラブの今シーズン初弾をマーク。その後はリーグ7試合連続で不発だったが、第9節、第10節で連続して得点を決めると、そこからは好調を維持する。とりわけ、第28節から第33節まで5試合連続でネットを揺らすなど、首位浮上の原動力にもなった。

 26歳のブラジル人FWであるM・ジュニオールは、2012年に母国のフルミネンセでトップチーム昇格を果たし、2014年にはECヴィトーリアに期限付き移籍を経験。その後、今シーズンから初めて海を渡り横浜FMに移籍した。

 今シーズン当初は3トップの左で起用されていたM・ジュニオールだが、2得点をマークした第6節の浦和レッズ戦以降にワントップに置かれはじめ、第12節のヴィッセル神戸戦で初めてトップ下でスタート。それからはチームの中心選手として攻撃のタクトを振るうだけでなく、コンスタントに得点を積み重ね、横浜FMのリーグ優勝を象徴する選手の1人となった。

 なお、横浜FMの選手が得点王となるのは、Jリーグ創設年の1993年に28ゴールを決めたラモン・ディアス氏(当時は横浜マリノス)が初代得点王に輝いて以来、26年ぶりとなる。

横浜M、ポステコグルー体制2年目に攻撃的スタイルが結実 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 7日に2019シーズンの明治安田生命J1リーグ全日程が終了し、横浜F・マリノスの優勝が決定した。

 横浜F・マリノスは最終節でホームの日産スタジアムにFC東京を迎え、3-0で勝利。この結果、22勝4分け8敗の勝ち点70という成績で、2004年以来15年ぶり4度目のリーグタイトルを手にした。

 アンジェ・ポステコグルー監督招へい初年度の昨シーズンを、12位で終えていた横浜FM。これまでの堅守を軸とした戦いではない攻撃的なサッカーへの転換に苦労していたが、今シーズンに入ってその取り組みが実を結んだ。

 今シーズンの総得点数は68得点と、2番目に得点の多いヴィッセル神戸(61得点)を突き放し、リーグトップの攻撃力を示している。また、シーズンを通して連敗を喫したのは第21節から第23節までの3連敗のみと、抜群の安定感。特に、リーグ終盤の第24節から最終節の11試合にかけては、10勝1分けと怒涛の勢いで勝ち点を積み重ねた。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)本大会へのストレートインも確定させた来シーズン、日本の王者に君臨する横浜FMはどのような戦いを見せてくれるのだろうか。(Goal.com)

横浜M、ティーラトン、エリキに遠藤ダメ押し弾で完勝! – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田生命J1リーグは7日に最終節が行われ、日産スタジアムでは横浜F・マリノスとFC東京が頂点を争った。

 今シーズンの優勝を争う首位・横浜FMと2位・FC東京。勝ち点差は「3」だが、得失点差の関係でFC東京は4点差以上で勝利しなければ優勝できない状況でこの一戦を迎えた。

 横浜FMは、FW仲川輝人やMFマルコス・ジュニオール、DFチアゴ・マルチンスらを先発で起用。累積警告により出場停止となっている扇原貴宏のポジションには和田拓也が配される。

 一方のFC東京はFW永井謙佑やMF橋本拳人、DF森重真人らを送り出す。負傷によりFWディエゴ・オリヴェイラが欠場、室屋成が累積警告の影響で出場停止となっているFC東京は4-2-3-1の布陣を採用してトップ下にMF高萩洋次郎を置く。

 立ち上がりから高い強度のプレスを維持するFC東京。中盤で激しくせめぎ合い、互いに決定的なチャンスを手にすることができない時間が続く。FC東京は時折裏へのボールで永井のスピードを生かそうとするが、GK朴一圭が対処する。

 それでも23分には浮き球のスルーパスに反応した永井がボックス右、一対一の場面でシュートを放つ。しかし、これはGK朴一圭に阻まれた。直後の右CKの場面でもナ・サンホのキックに橋本が頭で合わせたが、枠を捉えない。

 FC東京が決定機を逃したばかりの26分、和田からの横パスを受けたティーラトンがボックス手前左から左足を振り抜く。東慶悟がブロックしたところ、絶妙な回転のかかったシュートがGK林彰洋の頭上を抜いて大きく落ち、ネットを揺らした。

 5点が必要になったFC東京は人数をかけて反撃に出ようとするが、横浜FMも集中した守備で危険なゾーンに入り込ませない。38分にも高萩とのワンツーからボックス右に抜け出した永井が一対一を迎えるが、右足のシュートは大きく枠を越えていく。

 前半終了間際の44分、M・ジュニオールがFC東京陣内中央付近から前線に縦パスを供給すると、エリキが小川諒也ともつれ合いつつも左足でシュート。ゴール左を射抜き、点差を2点に広げる。

 攻めるしかないFC東京はハーフタイム中に2枚替えを敢行。東、ナ・サンホに代えて田川亨介、ユ・インスを送り込み、攻撃に比重を傾ける。すると、田川が度々抜け出してチャンスを迎えるがGK朴一圭にことごとく対応される。

 FC東京は59分に最後のカードを投入。中盤で守備的な役割を担っていたアルトゥール・シルバに代えて三田啓貴を送り出す。一方の横浜FMもマテウスに代えて遠藤渓太を起用する。

 64分、横浜FMにとって不足の事態が発生する。永井が最前線に飛び出すと、前に出て対処しようとしたGK朴一圭と接触して倒れ込む。協議の結果、GK朴一圭にレッドカードが提示。横浜FMはM・ジュニオールに代えてGK中林洋次を起用する。

 10人になった横浜FMだったが、77分にカウンターから遠藤が試合を決定づける。ボックス左に入り込むと、鋭い切り返しから縦に突破して対面の渡辺剛を振り切る。そのまま左足でシュートを放ち、3点目を決め切った。(Goal.com)

ポステコグルー監督が優勝インタビューで歓喜「我々が一番なんです」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田生命J1リーグ制覇を成し遂げたアンジェ・ポステコグルー監督が、優勝インタビューで喜びを表現した。

 昨シーズンに横浜FMの指揮官に就任したポステコグルー監督は、初年度こそ12位で終えたものの、2年目の今シーズンに見事に攻撃的スタイルが開花。リーグトップの総得点数68得点を記録しただけでなく、FWマルコス・ジュニオール、FW仲川輝人という2人の得点王(15得点)をチームから輩出した。

 7日に日産スタジアムで行われた最終節で2位・FC東京に3-0の完勝を収めた後、ポステコグルー監督は「本当にありがとう。優勝しました!」と一言。続けて、自チームに対する誇りを口にした。

 「選手もスタッフも本当に自分は誇りに思います。そして、これだけのたくさんのサポーターの皆様と優勝を分かち合えたことが本当に嬉しいです」

 「(得失点差の関係で守り抜いても優勝だったが)得失点差とかそんなもの関係なく、我々が一番なんです」

 また、ポステコグルー監督は「この一年間を通して選手たちが日々努力した結果が、こうして良い結果になったと思います」と選手たちへの感謝も伝え、優勝を喜んだ。(Goal.com)

横浜FM一筋、主将MF喜田拓也が涙のコメント「すごく責任を感じていた」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 横浜F・マリノスMF喜田拓也が、明治安田生命J1リーグ制覇に歓喜の涙を流している。

 小学生年代から横浜FM一筋でプレーする喜田は、トップチーム昇格7年目の今シーズンからキャプテンに就任。中盤の要としてチームを牽引し、見事に15年ぶりの優勝に導いた。

 7日の最終節でFC東京に3-0で勝利し、タイトル獲得を決めた直後の優勝インタビューでは、「いや、もう……みんなの頑張りのおかげで優勝できました。ありがとうございます」と涙の流れる目頭を押さえつつ周囲に感謝。さらに、以下のように続けた。

 「本当に長くて、このクラブでやっている身としてはすごく責任を感じていたので、15年ぶりにタイトルということで、本当にみんなが頑張ってきたおかげだと思いますし、今日はみんなでたくさん喜びましょう」

 「すごく頼もしい仲間たちで、出ている選手だけじゃなくて、本当に選手・スタッフ全員で、ファン・サポーターも含め一体となって勝ち取った優勝だと思うので、本当にみんなに感謝したいです」

 また、この試合には63,854人ものサポーターが横浜FMの本拠地・日産スタジアムに集まり、J1最多入場者数を更新。喜田は、ファンのサポートについても感謝を伝えている。

 「それだけ待ってくれていたということだと思うので、本当にみんなの力で勝ち取ったJリーグ制覇、本当にうれしいです」

 「本当に苦しい時もあったと思いますけど、いつも本当に素晴らしいサポートをしていただいて、本当に力になりましたし、このタイトルはみんなの力で取ったものなので、本当におめでとうございます」(Goal.com)

横浜M・ティーラトンが先制点「ラッキーだった」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1最終節(7日、横浜M3-0FC東京、日産ス)横浜Mのタイ人のサイドバック、ティーラトンが優勝を大きく引き寄せる先制点を挙げた。前半26分、遠めから左足で狙うと、相手に当たって浮き上がったボールがGKの頭上を越えた。「ラッキーだった。あれで流れが良くなった」と破顔した。

 母国から報道陣も駆け付けた中、タイ選手として初のJ1制覇を成し遂げた。「僕にとっても家族にとってもすごくうれしいこと。周りのサポートに感謝」と感慨深そうだった。

【小島伸幸の好セーブ】横浜Mの優勝、私が選ぶMVPはチアゴマルチンス – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 攻撃的で守りに入らないスタイルをポステコグルー監督が植え付け、それが実を結んだ。

 私がMVPを選ぶならDFチアゴマルチンス。俊足のセンターバックは少ないし、攻守の切り替えが速いのも彼がいるから。まだ24歳で、今後も期待できる。

 今季は開幕から不安定だったが、補強は的確だった。前線に負傷者が出ると、エリキやマテウスを獲得。仲川の成長も大きかった。終盤は複数ゴールで連勝し、その勝ちっぷりは常勝軍団を予感させた。来季は相手チームに徹底マークされるだろうが、それでも常に3位以内に入るようなら本物。強いマリノスが復活すればJリーグも盛り上がる。(サンケイスポーツ専属評論家)

横浜M・ポステコグルー監督、選手称える「すばらしいパフォーマンス」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1最終節(7日、横浜M3-0FC東京、日産ス)就任2年目の横浜M・ポステコグルー監督は「すばらしいパフォーマンスだった」と選手をたたえた。2015年アジア大会で母国・オーストラリア代表を優勝に導いた手腕を買われ、攻撃サッカーを植え付けた。「新しい国のリーグでやることはチャレンジだった。でも、自分のメソッドを信じているし、それが通用すれば大丈夫だと思っていた」と、異国での栄冠を喜んだ。

【横浜M・優勝コメント集】喜田「みんなの頑張りで優勝」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1最終節(7日、日産スタジアム)横浜Mが15年ぶり4度目の優勝を果たした。Jリーグのリーグ戦史上最多6万3854観衆で埋まった本拠地で、2位のFC東京との直接対決に3-0で完勝し、令和最初の王者になった。

GK朴一圭
「一試合一試合やっていくなかで、それが成功経験になって成長につながっていった」

DF松原
「本当にうれしい。満員のスタジアムに緊張したけど、何回かボールに触れていつものペースになった」

DFチアゴマルチンス
「DFと攻撃陣が協力し助け合った結果。この試合もチームとして戦い方は変わらなかった」

DF畠中
「うれしい。一人少なくなっても前へ行こうという戦い方が、最終戦でもできた」

DFティーラトン
「ゴールを決められてうれしい。そのゴールから苦しい流れから、いい流れに変わった」

MF喜田
「ビッグクラブでプレーする責任がある中、15年優勝できなかったが、みんなの頑張りで優勝できた」

MF和田
「ボランチは何度もやっていたし、やることもわかっていたので、いい流れで試合に入れた」

MFマルコスジュニオール
「得点王になれて、優勝もできてうれしい。監督の戦術を信じて戦った」

FWエリキ
「個人的にはすばらしいシーズンだった。これから家族と優勝を喜びたい」

FWマテウス
「がんばってきたので、優勝につながってよかった。チームのやり方が自分の特徴に合っている」

FW遠藤
「優勝できてよかった。来年再来年とずっと優勝できるように、ここからが大事だと思う」

横浜M、最終節直接対決制し15年ぶりV!仲川&マルコスが史上初W得点王 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1最終節(7日、日産スタジアム)横浜Mが15年ぶり4度目の優勝を果たした。Jリーグのリーグ戦史上最多6万3854観衆で埋まった本拠地で、2位のFC東京との直接対決に3-0で完勝し、令和最初の王者になった。4点差以上で負けない限り優勝する有利な状況でも守りに入らず、シーズンを通してFW仲川輝人(27)らを軸に攻撃的サッカーを貫き、7連勝でシーズンを締めくくった。

 15年分の思いが詰まった歓喜の瞬間だ。FW仲川は終了の笛が鳴り響くと、両手の人さし指を突き上げ、天を仰いだ。

 「やっとここまで来られた。マリノスに恩返しがしたいという思いでプレーをしていた。実現できてよかった」

 リーグ戦史上最多6万3854観衆が埋めた本拠地。3点差で負けても優勝できる。そんな優位とは無関係に攻めの姿勢を貫いた。

 前半26分にタイ代表DFティーラトンのゴールで先制。さらにFWエリキが加点し、前半で勝負をつける。後半32分にGK朴一圭が退場。それでも守りに入らず、FW遠藤が仕掛けて3点目。7連勝で締めくくった。

 昨季、リスク度外視の攻撃サッカーを掲げるポステコグルー監督が就任した。DFラインを押し上げて前ががりに攻め、リーグ2位の56ゴールを奪ったが、失点も56(ワースト3位)を記録。一時は16位に落ち「J2に降格するんじゃないかハラハラした」と仲川は振り返る。

 戦術転換と若返り。トリコロールの革命は痛みを伴った。2017年に10番を背負ったMF中村俊輔(現横浜FC)が退団し、昨季は守備を支えたDF中沢佑二氏が引退した。親会社の日産自動車の経営悪化で、16年からはクラブハウスを失って練習場を転々。日本代表に名を連ねる選手もいなくなり、今季も下馬評は低かった。

 それでも仲川は「自信はありました。去年は結果がついてこなかっただけ」。第3節では3連覇を狙う川崎相手に土壇場で追いつき、自信のつぼみが膨らみ始める。攻撃的スタイルは曲げず、今季J1トップの平均走行距離とスプリント数が生み出す激しさで、リーグ最多68得点をたたき出した。「誇りを持てるスタイル」と胸を張る。

 仲川は15得点でMFマルコスジュニオールと並び得点王。史上初同一チームで得点王を分け合った。専大4年時に右前十字靱帯(じんたい)を断裂する大けがを負っても、オファーを出してくれたマリノスに恩返しを果たした。

 日本代表にも初招集され、8日には東アジアE-1選手権(10~18日)が行われる韓国・釜山に向かう。「チームで培った自分の良さを出していきたい」。スピードスターは優勝を手土産に飛躍を遂げる。 (山下幸志朗)

Jリーグ村井満チェアマン
「横浜Mは攻撃的で、破壊力は本当に素晴らしかった。FC東京も最後まで諦めずに戦った。史上最多の入場者の中で、これがJリーグだと示せた」

日本協会・田嶋幸三会長
「本当にいい試合だった。スピード、フィジカル、戦術の全てにおいて見応えがあった」

★横浜F・マリノス

 前身は1972年創部の日産自動車サッカー部。日本リーグ1部は2度制し、「横浜マリノス」として創設時からJリーグに参加。吸収合併した横浜フリューゲルスから「F」を取り、99年に現チーム名になった。J1初制覇は95年で、03、04年は2連覇。マリノスはスペイン語で「船乗り」。本拠地は日産スタジアムとニッパツ三ツ沢球技場。

データBOX

 ◎…直接対決に優勝が懸かった日産スタジアムでの一戦にはJリーグのリーグ戦史上最多の6万3854人の観客が集まった。これまでの記録は同会場で行われた2013年のJ1第33節、横浜M-新潟の6万2632人だった。6万人超えは6度目。Jリーグの公式戦では04年の年間王者を決めるチャンピオンシップの横浜M-浦和(日産スタジアム)で6万4899人が入ったことがある。
 ◎…横浜Mの仲川とマルコスジュニオールが15ゴールで並び、史上初めて同一クラブの2人が得点王に輝いた。史上最も少ない得点数で、これまでは10年のケネディ(名古屋)、前田(磐田)の17得点が最少だった。横浜Mの得点王は1993年のディアス以来。
 ◎…横浜Mが4度目のリーグ優勝を決めた。優勝回数は鹿島の最多8度に次ぐ単独2位に浮上した。ほかに磐田、広島が各3度。V川崎(現東京V)、G大阪、川崎が各2度。浦和、名古屋、柏が各1度、優勝を経験している。1993年のJリーグ創設からJ2降格を一度も経験していないのは優勝回数1、2位の鹿島、横浜Mだけ。

スポーツ報知

【横浜M】15年ぶりリーグ優勝! F東京との最終節決戦でも攻撃サッカー貫く…ポステコグルー監督「我々が一番なんです」 : スポーツ報知

 横浜Mはホームで2位・F東京との首位決戦を3―0で制し、2004年以来15年ぶりのリーグ優勝を飾った。

 6万5000枚超のチケットが完売した最終決戦でも攻めの姿勢を貫いた。立ち上がりこそF東京の勢いに押し込まれたが、次第に主導権を握ることに成功。前半29分にはタイ代表DFティーラトン(29)の左足ミドルシュートが、クリアしようとした相手MF東の足に当たり、ゴールへ吸い込まれた。さらに前半44分にはゴール前でボールを受けたFWエリキ(25)が倒れ込みながらも左足で流し込み、追加点。FW仲川輝人(27)が「最後まで勝って終わりたい」と話していた通り、直接対決でも圧倒し、今季初の7連勝で優勝に華を添えた。

 ポステコグルー監督(54)体制2年目の今季は、指揮官が目指すパスを主体にした攻撃サッカーが浸透。リーグトップ65得点(前節まで)の攻撃力を武器に、夏場以降ジワジワと順位を上げ、32節で今季初の首位に立った。

 特に後半戦は快足FW仲川が大ブレイク。この試合前まで自身が出場した試合は5戦連続ゴール。15得点をマークするなど、MVP級の活躍を見せた。10日から始まる東アジアE―1選手権(韓国)で日本代表にも初選出されるなど、15年ぶりの優勝へのけん引役となった。

 開幕前の下馬評は決して高くなかったが、リーグ随一の攻撃サッカーで横浜Mが頂点へと上り詰めた。

 ポステコグルー監督「選手もスタッフも誇りに思います。たくさんのサポーターたちと優勝をわかちあえてうれしいです。得失点差に関係なく我々が一番なんです」

【横浜M】ロッカールームに故・松田直樹さんのユニホーム…栗原も試合後に着用 : スポーツ報知

 横浜Mはホームで2位・F東京との直接対決を3―0で制し、2004年以来15年ぶりのリーグ優勝を飾った。今季限りで引退の元日本代表DF栗原勇蔵(36)は、試合後に元チームメートで11年に急性心筋梗塞のため急逝した元日本代表DF松田直樹さんの背番号「3」ユニホームを着用し、天国の先輩に優勝をささげた。

 栗原は松田さんのユニホームを着てシャーレを掲げたほか、セレモニーでは「マツさん、引退します」と亡きチームメートに現役生活との別れを報告した。

 松田さんのユニホームは、ロッカールームにも掲げられていた。元日本代表FW李忠成は自身のインスタグラムにロッカールームの様子を動画で投稿。壁には選手やスタッフの国旗だけでなく、今季所属し他クラブへ移籍した選手のユニホームも張り出された。その中に、松田さんの「背番号3」ユニホームも混じっていた。

【横浜M】マルコスジュニオール、仲川と得点王…同一クラブから同時は初 : スポーツ報知

 マルコスジュニオールはFW仲川と共に今季15得点で、J史上初めて同一チームから同時に得点王が誕生した。

 この日はゴールは挙げられなかったが、「来日したときから優勝を目指していた。達成できてうれしい」と喜びを爆発させた。

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜3-0FC東京|3発完勝で悲願のリーグ優勝! MOMは守備でも奮闘したアタッカー | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 7
開始直後は相手の勢いの前になかなかリズムが掴めなかったが、徐々に盛り返し、前半のうちに2点を先行。後半は朴の退場でひとり少なくなるも、勝負を決める3点目をゲット。攻撃的なチームらしく、3-0で完勝。11戦無敗、7連勝で頂点に立った。

FC東京 5.5
試合の入りは良かった。相手を押し込み、惜しい場面も作ったが、時間の経過とともに主導権を握られて、前半で2失点し、後半に3失点目も献上。相手GKが退場となって数的有利な状況も、それを活かせず。4点差の勝利が必要だったが、1点も奪えなかった。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
1 朴 一圭 6.5
23分の永井との1対1をビッグセーブ! ハイラインをハイラインでなくす勇気を持った飛び出しは、もはや職人芸。だが、永井へのファウルで退場処分。無念の想いでピッチを退くも、及第点以上の働きぶりだった。

DF
27 松原 健 6
FC東京のハイプレッシャーにやや戸惑う。ただ、それも最初だけ。味方のパスコースを作る的確なポジショニングは秀逸だった。

13 チアゴ・マルチンス 6.5
「危ない!」と思う時に、だいたい背番号13の姿が。自慢のスピードでことごとく相手のチャンスを潰した。

44 畠中槙之輔 6.5
いつにも増して、先手を読んだインターセプトでゴールを死守。機を見た攻め上がりで攻撃に厚みを加えるプレーも。

5 ティーラトン 6.5
思い切りの良いミドルシュートは相手に当たって軌道が変わるも、そのままゴールマウスに吸い込まれ、チームを勢いづかせる値千金の先制弾を挙げる。中盤やウイングの選手との好連係で左サイドから効果的な攻め上がりも見せる。55分の右足シュートは枠を外れ、後半はややパスが乱れたが、マイナス面を上回るパフォーマンスだった。

MF
8 喜田拓也 6.5
持ち前のボール奪取力を随所に発揮。中盤の少し深い位置でスタンバイし、ビルドアップでも確実性の高いプレーを見せた。

33 和田拓也 6(90+1分 OUT)
ミスはあった一方で、主に守備面で好プレーも。久々の出場だったが、チーム戦術をよく理解し、ポゼッションで貢献した。

MF
9 マルコス・ジュニオール 6(67分 OUT)
エリキのチーム2点目をお膳立て。前からの守備もサボらず。精力的かつ利他的な振る舞いでチームの勝利に貢献した。

FW
23 仲川輝人 6.5
相手の執拗なマークに手を焼いて、期待されたゴールもなかった。それでも、この日は献身的なディフェンスで奮闘。労を惜しまないプレスバックと素早い戻りで守備陣を助けた。

17 エリキ 6.5 MAN OF THE MATCH
敵に寄せられても、慌てず、冷静なフィニッシュで追加点。2列目、3列目を活かす効果的なポストプレーも。高い位置から相手にプレッシャーをかけるなど攻守で頼りになった。

28 マテウス 6(61分OUT)
マイボールにすれば、左サイドから強気にドリブル突破を試みる。後ろを向かされることもあったが、十分に脅威を与えた。

途中出場
FW
11 遠藤渓太 6.5(61分IN)
マテウスとのいつもの交代で、いつもの左サイドに入る。長い距離をドリブルで突き進み、絶妙な切り替えしから左足シュートをねじ込み、勝負を決める3点目!

GK
34 中林洋次 6(67分IN)
朴の退場を受けて、急きょピッチに。クロスに飛び出してボールに触れなかったシーンもあったが、それ以外は安定したセービングで失点を許さず。

MF
26 渡辺皓太 ―(90+1分IN)
プレータイムは限られていたが、しっかりとクローザー役を全うした。出場時間が15分未満のため採点なし。

監督
アンジェ・ポステコグルー 7
朴の退場でも慌てずに対処。最後まで攻撃的な姿勢を貫き、就任2年目で15年ぶりのリーグ優勝に導く。

横浜F・マリノスが15年ぶり4度目のJ1制覇!FC東京との優勝決定戦を3-0の完勝で制す!! | サッカーダイジェストWeb

 J1リーグ最終節の横浜F・マリノス対FC東京の一戦が12月7日、日産スタジアムで行なわれた。横浜が3-0で勝利を収め、15年ぶり4度目のリーグ優勝を飾っている。

「3点差での敗戦」でも優勝が決まる横浜に対し、優勝のためには「4点差以上の勝利」が必要になるFC東京。序盤はFC東京が押し込んだものの、横浜がその勢いを凌ぎつつチャンスをつくり出す。そして26分、敵陣バイタルエリアまで進出してきたティーラトンが左足を振り抜くと、シュートは相手に当たって大きな放物線を描き、そのままFC東京ゴールに吸い込まれる。横浜が先制した。

 FC東京はエースのディエゴ・オリヴェイラが負傷欠場。スピードのある永井謙佑にボールを集めてチャンスを窺うが、38分の決定機を外してしまうなど、ゴールが遠い。

 逆に横浜は44分、マルコス・ジュニオールからのスルーパスに反応したエリキが左足でゴールにねじ込み、横浜がFC東京を突き放す。前半は2-0と横浜がリードして終了した。

 迎えた後半、FC東京は東慶悟に代えて田川亨介、ナ・サンホに代えて、ユ・インスを投入するなどして勝負を懸ける。立ち上がりから前掛かりに攻勢に出るFC東京は62分、相手バックパスを追いかけた永井が横浜GKのパク・イルギュに倒されてFKを獲得。パク・イルギュにはレッドカードが提示され、横浜は残りの時間をひとり少ない人数で戦うことに。ただし、FC東京はこのFKのチャンスを決め切れず、横浜の2点リードは変わらない。

 そして77分、横浜は自陣からカウンターを発動すると、左サイドをドリブルで駆け上がった途中出場の遠藤渓太が、ペナルティエリア内に侵入。相手DFひとりをかわして、左足のシュートをゴールにねじ込んだ。横浜がダメ押しの3点目を奪う。

 結局、試合はこのまま3-0でタイムアップ。最終節の直接対決で快勝した横浜が15年ぶり4度目のリーグ優勝を掴んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

横浜キャプテン喜田、感極まり涙…15年ぶりのJ1制覇に「長くやっている身として責任を感じていた」 | サッカーダイジェストWeb

 15年ぶりの優勝に、キャプテンの目から熱いものが溢れ出した。

 最終節の横浜F・マリノス対FC東京の直接対決で雌雄を決するという劇的な展開となったJ1リーグは、3-0の快勝を収めた横浜が15年ぶり4度目のリーグ制覇を飾った。

「3点差の敗戦」でも優勝が決まる有利なシチュエーションではあったが、横浜は終始持ち味の攻撃サッカーを展開。26分のティーラトンの先制弾を皮切りに、前半終了間際にエリキが追加点を奪うと、後半もひとり少ないながらカウンターから遠藤渓太が単独で持ち込んでねじ込み3点目をゲット。ホーム最終戦、6万3854人のJリーグ新記録となる大観衆の前で、勝利で優勝を決めた。

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 試合後、優勝インタビューに応じたキャプテンの喜田拓也は、感想を求められると、「いやもう……」としばし絶句。感極まり、目には熱く光るものがあった。そして「みんなの頑張りのおかげで優勝出来ました。ありがとうございます」と答えた。

 15年ぶりのリーグタイトルの奪還。これには下部組織出身の喜田も「本当に長くて……、このクラブで長くやっている身としては責任を感じていた」という。さらに「15年ぶりにタイトルということで、本当にみんなが頑張ってきたおかげだと思うし、きょうはみんなでたくさん喜びましょう」とサポーターらにも呼び掛けた。

 また、Jリーグ新記録となる観衆を集めた試合には「それだけ(優勝を)待ってくれていたということだと思う。本当にみんなの力で勝ち取ったJ1制覇。本当に嬉しいです」と、クラブに関わるすべての人々の力を結集した成果であることを強調していた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「本当に感謝しかない」タイ人初のJ1制覇!ティーラトンが語る優勝を確信した瞬間 | サッカーダイジェストWeb

 12月7日のJ1リーグ最終節で、1位・横浜F・マリノスと2位・FC東京の直接対決の末、3-0で勝利を収めた横浜が、15年ぶり4度目のJ1制覇を果たした。

 試合は、逆転優勝に4点差以上の勝利が必要なFC東京の猛攻で始まった。立ち上がりからCKやFKを獲得しペースを掴むと、23分に永井謙佑が裏へ抜け出しGKとの1対1の決定的な場面を迎えるが、ゴールならず。

 そんな嫌な流れを払拭したのが、左SBのティーラトンだった。和田拓也からのパスに反応すると、ペナルティエリア外から思い切りよく左足を振り抜く。ディフェンスに来た東慶悟に当たったボールは、GK林彰洋の頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

 試合後に通訳を交えて振り返ったティーラトンはそのシーンをこう語った。

「本当にゴールを決めれたことがすごく嬉しい。そのゴールで自分たちが苦しい流れから良い流れになったので、パスを出してくれた和田選手にも感謝しています。すごい良いボールだったので」

 ゴールに関しては、「ラッキーだったのかなと思います」と笑う。

 試合前から優勝するつもりしかなかったというが、「あのゴールが入ってより確信しました。ただ、相手は実力があるチーム。油断はできなかったですけど本当に勝てて良かったです」

 決勝点となる先制ゴールを決め、横浜の優勝に貢献したティーラトンは、タイ人として初めてJリーグ優勝を経験することになった。

「タイ人として初のタイトル獲得になったことは、僕にとっても、チームにとっても、家族にとってもすごく嬉しいこと。これは自分一人の力ではなくて、周りの人たち、サポートがあって実現できたことです。本当に感謝しかない」

 タイのムアントンからレンタルで加入しているティーラトンはリーグ戦25試合に出場し3得点を記録するなど横浜のサッカーを支えた一人だ。活躍とともに今後の去就にも注目だ。

「優勝できた理由は一つだ…」“名将”ポステコグルーが説いた横浜15年ぶりのJ1制覇の要因 | サッカーダイジェストWeb

 11月24日、日産スタジアムでJリーグ第34節が行なわれ、横浜F・マリノスは3-0でFC東京に勝利。15年ぶりとなる悲願のタイトル奪還を達成した。

 4点差以上で負けない限り、優勝を決められる圧倒的優位にあった横浜は、立ち上がりから猛烈なプレスをかけてくる東京を落ち着いていなし、徐々に主導権を握ると、26分に先手を取る。ティーラトンが放ったミドルシュートが東慶悟の足に当たってゴールに吸い込まれるラッキーな形でのゴールが生まれたのだ。

 これで悲願のシャーレをグッと手繰り寄せた横浜は、44分にはマルコス・ジュニオールとの連携からエリキが“トドメ”の一撃を見舞って東京を突き放すことに成功した。

 後半に永井謙佑と交錯した守護神のパク・イルギュが一発退場を命じられ、数的不利となった横浜。それでも直近10戦負けなしと破竹の勢いで勝ち進んできたトリコロール軍団は動じない。迎えた77分には、ハーフウェーライン付近から一気に敵陣を切り裂いた途中出場の遠藤渓太が、豪快な一撃を決めて、趨勢を定めた。

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 優勝争いを演じてきた東京との大一番で、守勢に回って逃げ切るのではなく、自分たちの標榜してきた攻撃的なスタイルで、鮮やかに攻め勝った横浜。試合後の会見で、指揮官のアンジェ・ポステゴグルーは、「我々が勝者だ」と決戦を振り返りながら、クラブ15年ぶりの戴冠の要因を次のように説いた。

「優勝できた理由は一つだと思う。自分たちのサッカーを信じてやれたことだ。今日の試合でも、扇原が前節の試合での累積警告のため出場停止となり、大津も怪我で出られない状況にあった。それでも、久々に出場した和田を筆頭にやることは分かっていた。何か特別なことをやるというのではなく、常に誰が出ても良いように積み重ねてきた努力が、実ったのだと思う」

 タイトルを手にした外国人監督としては、Jリーグで史上8人目。まさに“名将”たちの仲間入りを果たしたオーストラリア人指揮官は、最後に成し遂げた偉業を噛みしめた。

「結果についても満足している。私は私のメソッドを信じている。そのメソッドを共有できれば、必ず結果が出ると思っていた。チームは15年もタイトルから遠ざかっていた。だから選手たちには伝えたが、今年はサポーターたちのために結果を出したかった。簡単なことではなかったが、それができて嬉しく思う」

 継続性――。久々に実現した横浜のタイトル奪取は、まさにそのワードがピッタリと当てはまるものだった。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

【マリノスPHOTO】4度目のJ1制覇!迫力の”喜び爆発”フォトで余韻に浸ろう!ラブラブ夫婦ショットも!? | サッカーダイジェストWeb

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【写真ギャラリー】2019.12.7 明治安田生命J1リーグ第34節 横浜F・マリノス 3-0 FC東京 | サッカーキング

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横浜FMが悲願の15年ぶりV!! GK朴が一発退場の危機も、2位FC東京に圧勝フィニッシュ | ゲキサカ

 J1リーグは7日、最終第34節を各地で一斉開催し、横浜F・マリノスが2004年以来15年ぶりのリーグ制覇を決めた。最後は2位FC東京との直接対決となったが、これまでどおりの攻撃姿勢を貫き3-0で圧勝。ホーム日産スタジアムに集まったリーグ戦歴代最多63,854人の大観衆を前に、歓喜の時を迎えた。

 奇しくも実現した最終節での“優勝決定戦”。4点差以上で敗れなければ優勝が決まる横浜FMは前節の川崎F戦(○4-1)から先発1人を入れ替え、出場停止のMF扇原貴宏に代わってMF和田拓也をボランチで起用した。
 対するFC東京は大量点が必要な状況で、エースFWディエゴ・オリヴェイラが負傷欠場。日本代表DF室屋成も出場停止で欠いた。MF三田啓貴がベンチに回り、DFオ・ジェソク、MFアルトゥール・シルバ、MFナ・サンホを起用。MF高萩洋次郎はトップ下に入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤は4-2-3-1の布陣で前からプレッシャーをかけていくFC東京に対し、横浜FMが受けて立つ形。FC東京は開始1分、敵陣左サイド深くでFW永井謙佑がファウルを受けると、ナ・サンホがキッカーを務めるセットプレーでさっそくチャンスをつくるなど、大量得点を奪うべく迫力を見せる。

 その後は対人戦の局面で激しいプレーが見られるようになり、やや荒れ模様に。前半14分にはクリアボールを蹴り出したDF渡辺剛に対して横浜FMのFWエリキが遅れ気味のスライティングタックルで対応し、エリキにイエローカードが提示された。一方、攻め急ぐFC東京はA・シルバがパスミスを連発し、なかなか攻撃を進められない。

 すると、そこからは横浜FMが徐々に形勢を取り戻し、FW仲川輝人とFWマテウスの両ウイングを使ったサイド攻撃が活性化。FC東京も前半23分、カウンターから抜け出した永井がGKとの1対1を迎えたが、シュートはGK朴一圭が冷静な対応で防いだ。横浜FMは24分、ドリブルで駆け上がった仲川の左足シュートは枠を外れた。

 そうした一進一退の攻防の中、横浜FMの思い切った攻撃が試合を動かした。前半25分、右サイドに開いたエリキが中央に展開すると、絶妙な位置取りをしていた和田がそのまま左へ横パスを配給。ここに走り込んだDFティーラトンがダイレクトで左足を振り抜き、MF東慶悟に当たったボールがふわりと浮いてゴールマウスに吸い込まれた。

 タイ代表DFの今季3点目は優勝を大きく手繰り寄せる先制点。一方のFC東京はここから5点が必要になった。前半38分、永井が高萩とのワンツーからゴール前に抜け出したが、ダイレクトシュートは大きく上空へ。すると44分、横浜FMはMFマルコス・ジュニオールのパスからエリキが左足で決め、2点のリードを奪った。

 シーズン通算の得失点差をひっくり返すには、6点を取らなければならない状況でハーフタイムを迎えたFC東京。後半開始時、サポーターからは「あと6点」のコールが送られる中、長谷川健太監督はナ・サンホと東を下げてFW田川亨介とMFユ・インスを投入した。

 FC東京は後半4分、DF松原健のクリアミスを突いて連続シュートを放ったが、余裕のブロックを見せたDFチアゴ・マルチンスが立ちはだかる。さらに攻撃姿勢を強めるFC東京はロングパスを有効に使ってシンプルな形でゴールを狙うも、朴の果敢な飛び出しに阻まれるなどフィニッシュまで持ち込めない。

 FC東京は後半13分、DF小川諒也のクロスに高萩が飛び込んだが、ヘディングシュートは厚い横浜FMのブロックが阻止。さらに三田を投入した直後の14分、ショートカウンターから右サイドを突破した永井が折り返しのパスを狙うも、スピードで負けないT・マルチンスに落ち着いて対応された。

 横浜FMは後半16分、マテウスに代わってFW遠藤渓太を投入。直後の17分、FC東京はT・マルチンスのクリアミスを拾った永井が敵陣を突破し、朴に倒されて転倒した。木村博之主審は当初、朴にイエローカードを提示したが、副審と協議の末にレッドカードに訂正。10人の横浜FMはM・ジュニオールに代えて加入後初出場GK中林洋次を入れた。

 約5分間の中断後、ゴール正面からのFKは三田が蹴ったが枠外。後半30分、永井のクロスに田川が反応するも、ヘディングは空振りとなった。すると32分、横浜FMはカウンターから左サイドを切り裂いた遠藤が、華麗なフェイントから左足シュートを突き刺してダメ押しの3点目。最後は代役の中林が無失点で試合を締め切り、15年ぶりの戴冠を果たした。

(取材・文 竹内達也)

15年ぶりVの横浜FM、“優勝決定戦”で6万3854人のJ1最多入場者記録を更新 | ゲキサカ

 J1最終節が7日に開催され、日産スタジアムで行われた横浜F・マリノス対FC東京の試合で6万3854人の入場者数を記録し、J1最多記録を更新した。

 これまでのJ1リーグ戦最多入場者数記録は13年11月30日に同じく日産スタジアムで行われたJ1第33節の横浜FM対新潟戦で、6万2632人だった。

 J1最終節で実現した“優勝決定戦”。勝ち点3差で首位の横浜FMは引き分け以上はもちろん、負けても3点差までなら15年ぶりの優勝が決まる一戦だった。一方のFC東京は4点差以上で勝つことが逆転優勝の条件だったが、チケットは前売りで完売。注目の一戦を横浜FMが3-0で制し、リーグ制覇に花を添えた。

「最後に迷惑をかけた」優勝決定戦で一発退場の横浜FM朴一圭、J3→J1の“個人連覇”達成 | ゲキサカ

 “個人連覇”の瞬間はピッチの外で迎えた。一抹の悔いを残しながらも横浜F・マリノスのGK朴一圭はJ1制覇の喜びに浸っていた。

 昨季は前所属の琉球でJ3優勝を経験。今季は新天地の横浜FMに完全移籍を果たし、カテゴリーを飛ばしてのリーグ連覇を成し遂げた。「(横浜FMに)来たときからタイトルを目標にしていた。筋書きどおりという言い方はおかしいけど、思い描いたとおりに事は運んだと思う」。移籍初年度のJ1制覇という最高のシナリオに自画自賛した。

 ここ数年、横浜FMの守護神を担ってきたGK飯倉大樹(現神戸)からポジションを奪ったのは3月29日の第5節。ケガで離脱する時期もあったが、25試合でゴールを守り、J1優勝チームの正GKとしてタイトルに貢献した。

 アンジェ・ポステコグルー監督に対し、「(飯倉)大樹くんから自分に代えるという大胆なことをした。期待に応えたいというのはあったし、パフォーマンスが良くなくても使い続けてくれたことに感謝している」との思いを語った朴だが、「最後に迷惑をかけてしまった」と悔やむ。

 ハイラインを敷く横浜FMの最終ラインにおいてGKの役割は大きい。この日も果敢に飛び出し、DFの背後を突かれたボールを何度となくPA外でクリアした。2-0で迎えた後半17分、相手のロングボールをGKに戻そうとしたDFチアゴ・マルチンスのヘディングが小さくなり、FW永井謙佑が詰めると、PA外へ飛び出した朴と交錯。最初はプレーを流した木村博之主審だが、副審のアドバイスを受け、朴のファウルを取り、イエローカードを提示した。

 その後、両チームはFKに備えていたが、副審と協議した木村主審はイエローカードを取り消し、朴にレッドカードを提示。決定的な得点機会の阻止として一発退場になった。それでも「信頼できる仲間たちがいるし、落ち込むことなく切り替えた」と、代わりにゴールを守ったGK中林洋次らチームメイトを信じ、その時を待った。

「10人になっても3点目を取ってくれた」。チームは後半32分にダメ押しの3点目。3-0の完封勝利で7連勝フィニッシュを飾り、J1制覇に花を添えた。「タイトルという結果で期待に応えられたことはうれしい」。ポステコグルー監督への感謝を語る守護神はこの日の退場を念頭に「来季、また信頼を取り戻してやっていきたい」と、王者として迎える来季への抱負を語った。

(取材・文 西山紘平)

「横浜FMが真の王者だと感じた」神戸時代…タイ出身ティーラトンが値千金弾! | ゲキサカ

 優勝に大きく近づく先制ゴールを決めたのは、タイからやって来たひたむきなサイドバックだった。横浜F・マリノスDFティーラトンは「僕にとってもチームにとっても家族にとっても嬉しいこと。一人の力ではなく、周りのサポートがあって実現できた。感謝しかない」と喜びを語った。

 前半26分、MF和田拓也からのパスに迷わず左足を振り抜くと、相手に当たったボールがゴールマウスに吸い込まれた。「あのゴールで苦しい流れからいい流れになった。和田選手が良いボールを出してくれたし、ラッキーなゴールだったと思う」。照れ笑い気味に振り返った29歳は「チームがいい結果を出せてうれしい」とさらなる笑顔を見せた。

 タイの名門であるブリーラム、ムアントンでプレーしてきたティーラトンは昨季、ヴィッセル神戸でJリーグ挑戦をスタートさせた。「日本でプレーする前は、川崎フロンターレが一番のチームだと思っていた」。AFCチャンピオンズリーグ(AFC)での対戦経験もあったため、当時タイトルを取ったばかりの王者に憧れを持っていたという。

 ところが、初めて日本でのシーズンを過ごしていくにつれてその認識は裏返った。対峙して衝撃を受けたのは他でもない、アンジェ・ポステコグルー監督が就任したばかりの横浜FMだった。「4回対戦してほぼ完敗だった」というDFは、その年残留争いを繰り広げたチームを「一番すごいのはたぶん横浜F・マリノスなんだと思った」と率直に振り返る。

 そんな出会いがあった翌年1月、憧れていた横浜FMからオファーを受けた。「お話があって本当に驚いた。自分が横浜FMのサッカーができるのか、できないかもしれないという不安もあった」。そんな想定どおり、加入したシーズン序盤は負傷の影響に加えて、独特の戦術に適応できずに苦しんだ時期もあった。

 それでも、目の前の苦境はひたむきな努力で乗り越えた。トレーニングの映像を自宅で毎日のように確認し、細かく指定されたポジショニングを頭にたたき込んだ。そして次のトレーニングで実践し、身体に染み込ませていった。また、課題となったフィジカル面での強化にもイチから取り組んだ。

「横浜FMのコンディショニングコーチの安野さん(安野努コーチ)が最初から身体を作り直してくれて、対人の強い体にしてくれた。自分は小さいし、技術もそこそこ下のほうだけど、誰と当たっても大丈夫な強い身体と強いメンタルにしてくれたことでこうなれた」。真摯にスキルアップを続けた結果、シーズン中盤からは一度もレギュラーを譲ることはなかった。

 そうして終盤の好調を牽引し、最後はリーグの頂点にまで上り詰めた。「ここまで来られるとは思わなかったし、ACLにいければいいなと思っていた」と控えめに振り返ったティーラトンは「今年こうやって優勝できたので、去年『マリノスが真の王者なんじゃないか』と感じていたことが実現できた。マリノスに来ることができて良かった」と幸せそうに語った。

(取材・文 竹内達也)

優勝懸けた大一番で緊急出場、横浜FMのGK中林洋次「こんなこともあるんだなと」 | ゲキサカ

 優勝を懸けた大一番で出番は突然やってきた。横浜F・マリノスは後半22分にGK朴一圭が一発退場。急きょGK中林洋次がMFマルコス・ジュニオールに代わって投入された。

 今年7月、広島から期限付き移籍で加入した中林はこれが移籍後初出場だった。J1優勝が懸かる最終節で起きたGK退場の緊急事態。「こんなこともあるんだなと思った」という33歳のGKは「何かあったときのためのベンチ。起きたことにはしっかり対応しないといけない」と冷静だった。

「練習でやってきたことしかできないし、GKコーチとやってきたことを出せればと思っていた」。残された23分間。高い集中力でゴールを守り続け、完封勝利に貢献した。「無失点で優勝に花を添えられて良かった」。優勝の瞬間をピッチで迎え、歓喜の輪に加わった。

(取材・文 西山紘平)

15年ぶりVに感極まった横浜FMキャプテン喜田「個人的な感傷よりも…」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノス一筋で育ってきた25歳の若きリーダーが、愛するクラブに15年ぶりのリーグタイトルをもたらした。MF喜田拓也は「チームメートやスタッフ、ファン・サポーターもそうですし、マリノスファミリーのみんなの思いが詰まったシャーレだった。それを代表して掲げさせてもらって感無量です」と素直な感慨を語った。

 横浜FMは今季、異例の主将3人制でチームを発足。MF扇原貴宏、MF天野純と共に重責を任されたのが喜田だった。「タイトルを取るということでスタートしたけど、去年の結果で言えば現実として考えている人はいないに等しかったと思う」。昨季は最終節までJ1残留が決まらなかった結果の12位。端から見れば、立て直しに近い船出だった。

 しかし、彼らの思いは違った。「選手、監督、スタッフ、チームのみんなだけは心の底から信じてスタートして、最初の時点からこのチームは何かを起こせるというのが自分の中にはあった」(喜田)。就任2年目のアンジェ・ポステコグルー監督が進める改革を信じ、そうした取り組みが結果につながるという信念を持って戦ってきた。

 そうした姿勢はシーズン序盤から結実し、まずは自慢の攻撃力が花開いた。当初は複数得点と複数失点が続く不安定な戦いぶりも見せたが、中盤以降は守備も安定。J1第21節から23節にかけては3連敗という窮地にも陥りつつも、最後は11戦10勝というブレない強さで頂点にまで駆け上がった。

 試合後には感極まる様子を見せた喜田。「ここにかけてきた気持ちがあるので素直にうれしいし、みんなのそういう頑張りだとか、かけてきた時間や姿勢が報われたことが一番うれしくて。みんなの喜んでいる顔も見るとなおさら感じるものもあった」。その理由はクラブのために共に戦ってきた仲間への想いからだった。

 小学1年生で横浜FMスクールの門を叩き、それからはクラブ一筋20年弱。2000年代初頭に築いた黄金時代も、功労者との別れが相次いだ2010年前後も、最後の最後でリーグ制覇を逃した2013年も、立場こそ違えど間近で経験してきた。喜田のサッカー人生は、ほとんど横浜FMと共にあったといっても過言ではない。

「個人のことを言えば小学校1年生からこのエンブレムを着けてサッカーをして、いろんな姿を見せてもらったし、思うところもいろいろあった。15年ぶり、クラブとしては非常に長かったと思う。そこにキャプテンとして携われたことにもちろん思うところはあるけど、個人的に感傷に浸る気持ちはない。みんなの頑張りや思いが出ていたと思うし、この試合だけじゃなくて今年1年通して良い結果を出すために全員が頑張ったので、そっちの感謝のほうが個人的な感傷よりも大きい」。

 今季は累積警告による出場停止1試合を除く全33試合に出場した喜田。過去のキャリアでは30試合以上に出場したシーズンは一度もなく、個人のパフォーマンス向上が優勝に寄与したのは間違いない。しかし、そうした個人の成長さえも「クラブのため」という信念にあったと喜田は語る。

「当然チームのことも考えながらも、自分のことを蔑ろにするわけにはいかない。それは裏を返せばチームのためにならないので。まずはプレーでも、行動でも、姿勢でも良いモノを示さないことには始まらない。そういったところでいろいろ考えてプレー面でも取り組んできた」。

「自分が一番示していないと説得力もないし、要求することもできない。そこが大前提としてある。そうやってたくさんのことを考えてきた中で、プレーはもちろん、振る舞いとか些細なことでも気を付けてきた」。そうした主将の姿勢こそが、奇跡的なジャンプアップを遂げたチーム全体に波及したことは想像に難くない。

 最終節の試合後、喜田は「自分は評価する立場でもないし、上からモノを言うつもりはないけど、一人のチームメートとして本当に頼もしく感じたし、すごく抽象的にはなるけど良い集団になっていった」と総括した。しかしその一体感の中心にいたのは、左腕のキャプテンマークと共にピッチに立ち続けた背番号8本人だった。

(取材・文 竹内達也)

同一クラブから得点王2人は史上初…横浜FM仲川輝人「もっと上を」 | ゲキサカ

 Jリーグ史上初めてチームメイト同士で得点王のタイトルを分け合った。今季15ゴールで得点ランキングトップに付けていた横浜F・マリノスのFW仲川輝人とMFマルコス・ジュニオール。最終節は互いにゴールが生まれず、2人が得点王を獲得した。

 複数の選手が同点で得点王となるのは4回目だが、同一クラブからの得点王2人は史上初。優勝と得点王のダブルタイトルに輝いた仲川は「自分自身も成長させてもらったし、チームとしても成長した1年」と振り返り、マルコスは「うまくいかないときも選手が最後まで信じて、勇敢な気持ちを持って戦った結果がこうなった」と胸を張った。

 得点だけではなく、前線からの献身的な守備も際立った。「ハードワークできてない試合が良い結果につながっていなかった」と指摘する仲川は「球際やフィフティーフィフティーのボールのところ。しっかり守備とハードワークをしてから攻撃に移っていくという気持ちだった」と、まさに攻守でチームを牽引した。

 ラスト7連勝で11戦負けなし(10勝1分)と強さを見せたシーズン終盤。「みんながハードワークした結果が最後11試合の結果につながった。そこは来季も継続してやっていきたい」。その来季の前に明日8日には日本を出発し、初招集された日本代表の一員として韓国で行われるE-1選手権に出場する。

「切り替えないといけないし、今日は今日で喜んでいいと思うけど、自分は代表もあるし、来季は今年以上に研究される。ACLもあるし、ハードな日程でやらないといけない」。喜びに浸る間もなく、前を向く27歳のアタッカーは「今年だけこういう結果で、次の年にダメだったねとは言われたくない。もっと上を目指していかないといけない」とどこまでも貪欲だった。

(取材・文 西山紘平)

17戦ぶり出番は初ボランチ…横浜FM和田「自信を持ってやれた」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスMF和田拓也はこの日、17試合ぶりのリーグ戦出場。累積警告による出場停止のMF扇原貴宏に代わって急遽ボランチのポジションに入ったが、不慣れな位置でのスクランブル出場を完璧にこなしていた。

 今年3月に広島から加入し、左右サイドバックのレギュラーをすぐさま確保。シーズン前半戦は中心選手として戦っていた。しかし、折り返しとなった第17節・FC東京戦(●2-4)を最後に主力から外れると、後半戦の出場時間はゼロ。DFティーラトン、DF松原健の牙城を崩せず、好調のチームにおいて苦しい終盤戦を送っていた。

 しかし、やるべきことは変わらなかったという。「なかなか出られない状態が続いたけど、いい形で仕上がった」とチームに目を向けた和田は「(結果が出ない時期も)内容は良い流れで続いていたので得点と失点のところ。最後の10試合くらいはいい形でチームがまとまっていた」と不在の間を前向きに振り返った。

 そうした29歳に、最後の最後で出番が訪れた。対戦相手は奇しくも主力の座を失ったFC東京。しかし、結果次第で両者に優勝の可能性がある大一番だった。「このタイミングだったので優勝できればというくらいしか考えていなかった」。それでも前回の敗戦については深く意識せず、目の前の一戦に集中していた。

 任されたポジションは横浜FMでは初めてのボランチ。サイドバックでも中盤を兼ねる独特のシステムではあるが、本職でないのは間違いなかった。しかし「ボランチのほうがオーソドックスというか、そんなに特殊な役割ではない。狭いところで受ける能力は必要だけど、特別なことを考えずに基本的に必要なことをやるだけ」と冷静だった。

 実際そうした言葉どおりに中盤のスペースを動き回り、角度をつけて回すパスワークにも積極的に絡んだ。また先制点のシーンではDFティーラトンのミドルシュートもアシスト。15年ぶりのリーグ制覇に貢献した和田は「やるサッカーは分かっていた。いい流れだったし、今年は誰が入っても同じなので自信を持ってやれた」と落ち着いて振り返った。

(取材・文 竹内達也)

今夏加入で12戦8発の横浜FMエリキ「優勝の喜びをエジガルとも分かち合いたい」 | ゲキサカ

 歓喜の輪に遅れて加わった。横浜F・マリノスは前半26分にDFティーラトンのミドルシュートで先制。相手選手に当たってコースが変わったシュートがゴールネットに吸い込まれると、ゴール前に走り込んでいたFWエリキはゴールマウスの中のボールを手に取った。

「最初から最後までゴールを狙うメンタルで試合に入った」。勝ちか引き分けはもちろん、3点差以内の負けでも優勝が決まる最終節。それでもあくまで攻撃的なサッカーを貫いた。

「試合前にマテウスとマルコス(・ジュニオール)と話していたのは、点を取ったらネットから早くボールを出そうということだった」。1点取っても2点目、3点目を狙う姿勢を示すためだったが、実際に先制点が決まると、チームメイトはみんなティーラトンのもとへ走っていった。「僕がネットからボールを取っているところにはフォーカスが当たらないかもしれないけど」。そう冗談交じりに笑った。

 今年7月、当時得点ランキングトップの11ゴールを挙げていたFWエジガル・ジュニオが負傷離脱。その穴埋めとして8月に加入したのがエリキだった。「海外に出るのも初めてで、僕も家族も少し不安だった」というが、この日のゴールも含め、12試合で8ゴールを量産。15年ぶりリーグ制覇の立役者の一人となった。

「エジガルの分までピッチで出そうとの思いで毎試合毎試合やっていた。この優勝の喜びはエジガルとも分かち合いたい」。チームの救世主となったヒーローは謙虚に喜びをかみ締めた。

(取材・文 西山紘平)

スコットランドから“俊輔→マリサポ”も訪日、横浜FM6年前のリベンジ見守る | ゲキサカ

 スコットランド人の横浜F・マリノスサポーターも日産スタジアムに駆け付けた。涙を飲んだ6年前のリベンジを果たすための訪日。中村俊輔がきっかけで横浜FMを応援するスコットランド・グラスゴー在住のジェイミー(30)は今度こそ優勝の瞬間に立ち会い、「世界で一番幸せだよ」と歓喜に酔いしれた。

 2005-09シーズンにセルティックに在籍した中村俊輔(現横浜FC)のファンになり、12年4月に日産スタジアムを初めて訪れた。扉を開いたのは中村だったが、松田直樹さんについて知り、クラブの歴史に関する知識を深め、横浜FMを応援する友人ができるうちに意識は変わり、“俊輔ファン”からマリノスサポーターになった。

 横浜FMが優勝争いを繰り広げた13シーズンは新潟戦、川崎F戦とラスト2試合に合わせて日本を訪れた。「日本のみんな!今日、オレはマリノス戦を観るために、スコットランドから日本に行くよ!」(@MarinosJamie)というツイートが一部ネット上で話題になった。

 しかし、王手をかけた横浜FMはジェイミーが観戦した2試合で連敗を喫し、あと一歩でタイトルを逃した。優勝を見届けるという目的は果たせず。悲劇の3日後、Jリーグアウォーズにも足を運び、シーズン最優秀選手賞(MVP)に輝いた中村の姿をみつめた。

 16年に中村は移籍してしまったが、その後も変わらず、横浜FMをサポートしてきた。これまで入手したトリコロールのユニフォームは中村の「25」、富澤清太郎(現相模原)の「27」、中澤佑二(18年現役引退)の「22」。今、チームで一番好きな選手は主将の一人、MF喜田拓也。下部組織からクラブ一筋20年弱と在籍が長いところ、ダイナミックでクレバーなプレーに心酔している。

 今シーズンは優勝できると夏に確信し、8月に航空券を予約した。6年前と同じくラスト2試合を観戦。ゴール裏から選手を鼓舞し、今回こそ、シャーレを掲げるチームを見届けた。グラスゴーから約9,300km。横浜FMのための訪日はこれが11度目だ。サポーター活動によって「lost money,lost job,lost girlfriend」と犠牲も払ってきたが、念願の瞬間に立ち会うことができた。

「全試合のゴール裏にいるハードコアなサポーターを心から尊敬している。私のように年に数試合なら簡単です。そんなマリノスサポーターが喜んでいる姿を見れたことが一番嬉しい」。来季は中村が所属する横浜FCとのダービーも控えている。応援するのはもちろんマリノス。最高の夜を過ごしたジェイミーは余韻に浸りつつ、来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の遠征を心待ちにしている。

(取材・文 佐藤亜希子)

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サカノワ

【横浜FM-FC東京】大一番でGK朴が一発退場。ドグソは妥当?厳しすぎる? | サカノワ

 J1リーグ最終34節の横浜F・マリノス対FC東京戦、横浜FMのGK朴一圭が永井謙佑へのファウルで67分に一度イエローカードを提示されたもののレッドカードに変更されて、一発退場処分となった。今回はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は採用されていないが、どのような判定が下されたのか。

 60分過ぎだった。FC東京のロングフィードを横浜FMのDFチアゴ・マルチンスがヘッドでGK朴にバックパスする。すると、そのやや勢いの弱いボールへ快足を飛ばす永井がジャンプして先にボールへ触れることに成功する。そして、飛び上がっている永井の足に、ボールを蹴ってクリアしようとしていた朴の足が入る。

 そのあと永井は一旦ボールを追おうとしたが、その場で転倒する。

 最初は朴にイエローカードが提示された。しかし副審に呼ばれて確認し合った木村博之主審が、朴へのイエローカードを取り消し、代わってレッドカードを提示し、一発退場処分を下した。

 その後、横浜FMの選手たちが猛抗議したものの、判定が覆ることはなかった。

 対象のプレーが「決定機阻止 = DOGSO [ ドグソ ](Denying Obviously Goal Scoring Opportunityの頭文字) 」により、レッドカードに切り替わったと見られる。

 ただ、横浜FMの選手やスタッフたち(FC東京の選手も?)が驚いたのも確かで、「DOGSO」の条件が揃っていたかどうかというと、そうとも言えそうだが、やや微妙でもあった。

「DOGSO」が成立するのは、下記4条件のすべて揃った時だ。

攻撃側の選手が――

1)ファウルがなかった場合、ボールをコントロールできていたか

2)ゴールに向かっているか(プレーの方向)

3)ゴールとの距離

4)守備側の選手の位置と人数(GKまで妨げる選手がいないか)

 永井の場合、2)3)は妥当だといえる。4)もチアゴ・マルチンスが持ち味のスピードを生かしてカバーリングに向かっている。ただ、こちらは間に合わない、と言われれば、確かにそうとも受け止められる。

 ただ、1)に関しては、「永井がボールをコントロールしていた」と言えるかどうか。VTRで見ると、朴が永井を蹴り上げる形になっていたのは事実である。永井がそれによりバランスを失ったようにも見える。一方、VTRで見ると、永井がボールに追いつけないと判断し、一度、ボールを追う姿勢を見せながら『転ぶ』選択をしているようにも見える。もちろんVARがないなかで、主審がそれを一瞬で判断するのは難しい。永井が先にボールに触れた、その俊足はまず賞賛した場面ではある。

 2020シーズンからはJ1全試合でVARが導入される。今回、もしもVARが発動したり、オン・フィールド・レビュー( On-Field Review )の対象になったいたりしたら、おそらく、ホームのサポーターも、もう少し納得はしていたはず。そうであれば、判定は覆っていたのか。あるいはそのままだったのか。

 VARの前倒し採用が決定したシーズンを物語るように、2019年最後の大一番でも”疑惑の判定”が起きた。しかし、横浜FMは数的不利から、さらに遠藤渓太のゴールで1点を追加。FC東京3-0の快勝を収めて、王者にふさわしい圧倒的な強さを見せた。

フットボールチャンネル

横浜F・マリノスが15年ぶりJ1優勝! FC東京との最終節決戦制し“令和初王者”に | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節の横浜F・マリノス対FC東京戦が7日に行われ、3-0の勝利を収めた横浜FMが今季のリーグ優勝を決めた。

 今季J1は最終節の首位と2位の直接対決で優勝チームが決まるという劇的な状況。だが横浜FMは勝ち点で3ポイント、得失点差で7点のアドバンテージを有しており、FC東京が逆転優勝を飾るためにはアウェイで4点差以上の勝利が必要という厳しい条件だった。

 チーム得点王のディエゴ・オリヴェイラを負傷で欠くというハンデも背負ったFC東京だが、23分には絶好の先制チャンス。カウンターからディフェンスライン裏への浮き球パスを受けた永井謙佑がフリーで抜け出したが、GK朴一圭が1対1の形を見事にストップしてチームを救った。

 するとその3分後には横浜FMに大きな先制ゴールが生まれる。ペナルティーエリア手前左側で和田拓也からのパスを受けたティーラトンが左足ミドルを放つと、ブロックに飛び込んだ東慶悟の足に当たって浮き上がったボールがゴールマウスへ向かい、GK林彰洋の頭上を越えてネットに収まった。

 さらに前半終了間際の44分、マルコス・ジュニオールからのパスを受けたエリキがゴール前に侵入し、左足でゴール左隅へのシュートを流し込んで追加点。前半を2点リードで折り返した横浜FMは、後半に6点を奪われない限り優勝という圧倒的優位に立った。

 62分には裏のスペースへ抜け出した永井を朴一圭がペナルティーエリア手前で倒してしまい、決定機阻止に対してレッドカードの判定。10人となった横浜FMはマルコス・ジュニオールに代えてGK中林洋次を投入する。

 だが数的不利に陥りながらも、73分には横浜FMに決定的な3点目のゴール。ペナルティーエリア左に侵入した遠藤渓太が鮮やかな切り返しから左足シュートを蹴り込み、事実上確実となった優勝に花を添えた。

 そのまま3-0でタイムアップを迎え、横浜FMの優勝が決定。2003年、2004年の連覇以来となる15年ぶり4回目のJ1優勝を成し遂げ、“令和初”のJリーグ王者に輝いた。

【得点者】
26分 1-0 ティーラトン(横浜FM)
44分 2-0 エリキ(横浜FM)
77分 3-0 遠藤渓太(横浜FM)

J1“優勝決定戦”で史上最多観客数記録。マリノス対FC東京戦に6万3854人 | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節の横浜F・マリノス対FC東京戦が7日に開催された。この試合の観客動員数は、Jリーグのリーグ戦における史上最多記録を更新した。

 横浜FMのホームである日産スタジアムで開催された試合は、最終節の直接対決で優勝チームが決定するという最高の舞台。首位に立つホームの横浜FMは4点差以上で敗れない限り15年ぶりのリーグ制覇となる状況だった。

 この試合に向けた前売りチケットは完売していたが、横浜FMはさらに追加による自由席の最終販売を6日から実施。観客数はリーグ新記録を達成する可能性が期待されていた。

 発表された観客数は6万3854人。同じく日産スタジアムで行われた2013年J1第33節の横浜FM対アルビレックス新潟戦で記録されていた6万2632人を上回り、Jリーグ新記録となった。なおリーグ戦以外も含めると、2004年チャンピオンシップの横浜FM対浦和レッズ戦で記録された6万4899人がJリーグの公式戦最多記録となっている。

 試合はホームの横浜FMが3-0の勝利を飾り、優勝を決定。リーグ史上最多の大観衆の前で15年ぶりの栄冠を祝った。

王者マリノス、仲川輝人とM・ジュニオールが得点王。同一チームから2人は史上初 | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節の全9試合が7日に各地で開催された。全日程を終えた結果、横浜F・マリノスのFW仲川輝人とFWマルコス・ジュニオールの2人が今季のJ1得点王に輝いた。

 最終節の1試合を残した段階での得点王争いは、仲川とM・ジュニオールがともに15点でトップに並ぶ展開。最終節では優勝争いと同時にチーム内での得点王争いにも注目が集まる状況となっていた。

 首位に立つ横浜FMの最終節は優勝を争う2位FC東京との直接対決。FC東京のFWディエゴ・オリヴェイラは得点王争いでも横浜FMの2人を1点差で追っていたが、負傷での欠場を余儀なくされ、この時点で仲川とM・ジュニオールが非常に優位な状況となった。

 横浜FMはティーラトン、エリキ、遠藤渓太の得点により3-0の勝利を収めてリーグ優勝。90分間フル出場を果たした仲川、GK退場により67分でベンチに下がったM・ジュニオールはどちらもゴールは挙げられず、15得点で今季を終えた。

 その他の得点ランキング上位選手では、清水エスパルスのドウグラスが14点目、川崎フロンターレの小林悠とヴィッセル神戸のダビド・ビジャがそれぞれ13点目を挙げたが、いずれも横浜FMの2人には届かなかった。

 横浜FMの選手がJリーグ得点王に輝くのは、リーグ初代得点王となった1993年(当時は横浜マリノス)のラモン・ディアス氏以来26年ぶり。同一チームの選手2人が得点王に輝くのはリーグ史上初となった。

 また、年間15点での得点王はJリーグ史上最もロースコアとなる記録。これまでは2010年の前田遼一(ジュビロ磐田)とジョシュア・ケネディ(名古屋グランパス)が17点で得点王となったのが最少記録だった。

ティーラトン、タイ人史上初のJリーグ優勝! 母国も大盛り上がり「サムライデビュー」「歴史を作った」 | フットボールチャンネル

 J1第34節、横浜F・マリノス対FC東京の試合が7日に行われ、マリノスが3-0の勝利をおさめた。マリノスに所属する29歳のタイ代表DFティーラトンが「タイ人史上初のJ1優勝」を果たしたことで、タイのメディアが大きな盛り上がりを見せている。

 先制点が生まれたのは試合開始して26分、ペナルティーエリア手前左側で和田拓也からのパスを受けたティーラトンが左足を振り抜くと、ブロックに飛び込んだ東慶悟の足に当たって浮き上がったボールがゴールマウスへ向かい、GK林彰洋の頭上を越えてネットにおさまった。

 前半終了間際の44分には、マルコス・ジュニオールからのパスを受けたエリキがゴール前に侵入し、ゴール左隅へのシュートを流し込んで追加点。62分にGK朴一圭がレッドカードで一発退場して一人少なくなるも、73分に遠藤渓太がゴールを決め、マリノスが3-0の勝利をおさめている。そして、2003年、2004年の連覇以来となる15年ぶり4回目のJ1優勝を成し遂げ、マリノスが“令和初”のJリーグ王者に輝いた。

 タイメディア『trueid』は「サムライデビュー! マリノスがFC東京を粉砕するのを助けるためにティーラトンは1ゴール決めた。3-0で15年ぶりにJ1優勝」「ティーラトンが、Jリーグのタイトルを獲得した最初のタイ人フットボール選手として歴史を作った」とコメントしている。

 また、タイリーグの公式ツイッターは「ティーラトンががJリーグで優勝した最初のタイ人選手になった。おめでとうございます!!」とつぶやき、優勝に貢献したティーラトンを讃えている。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2019マッチレポート | 12月7日 vs FC東京 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

こけまりログ

2019/12/06 【スタジアム観戦情報まとめ】2019/12/7(土)14:00KO J1第34節 横浜F・マリノスvs.FC東京@日産スタジアム #横浜FM対FC東京 #TheBigFinal
 
 

今週の他会場など

(´-`).o0(湘南が16位。J1参入プレーオフに)
 
 

 
 

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