【試合結果まとめ(3○1)】2019/10/19(土)14:00KO J1第29節 横浜F・マリノスvs.湘南ベルマーレ@ニッパツ三ツ沢球技場 #横浜FM対湘南



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2019 明治安田J1 第29節 vs湘南ベルマーレ | 2019 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「本当に、スタートからストロングな部分、そしていいパフォーマンス、チャンスをたくさんつくりながらF・マリノスらしいサッカーを見せられたと思います。
そして私が強調したいのは、一人ひとりの選手たちが誇らしいということです。最後の最後まで走り続けましたし、素晴らしいパフォーマンスをしてくれました」

質問:コーナーキックは、ほとんどショートコーナーを使っていましたが、これは選手個々の判断でしょうか?
「いつも練習で、いろいろなやり方をやろうという話をしています。その部分はアシスタント・コーチのアーサーが担当しています。いろいろな可能性を常にさぐりながら練習しています。
自分たちは、早くプレーをしたいという点がベースにあります。その中で全てショートコーナーでやると決めているわけではありません。選手たちの判断で、ボックスの中に入れるのか、またはタイミングを取ってショートコーナーでいくかとやっているだけです」

質問:今日のゲームは、パフォーマンス以上に結果が非常に重要な試合だったのではないでしょうか?
「シーズン終盤のこの時期は、本当に結果が大事になってくると思います。
自分たちは直近の2試合、負けはしませんでしたがゲームコントロールできない部分が見えていました。その反省を踏まえて、自分たちのパフォーマンスをしっかり出せた試合でした。
我々は勝つのも大事ですが、どういうふうに勝つのかが大事です。自分たちのやろうとしているサッカーを出して勝ちたいのです。それがなかなか出なかったときは、残念な気持ちになります。
結果も大事です、そしてそれ以上に、自分は内容を大事にしています」

質問:ケガで交代した仲川選手の状態について教えてください。
「正直、まだ状況については詳細を聞いていません。今、チームドクターがいろいろとチェックしていますので、後ほど報告を受けると思います。
重要な選手の一人ですし、この時期に大きなケガになってしまうと、痛手ではあります。
しかし、我々は今シーズン、何度もケガとの戦いがありました。彼だけではなく、他の選手も大事な時期に離脱を余儀なくされた時期もありました。
ですが、仮に彼がプレーできなければ、他の選手が穴を埋めて、いつも通りのサッカーをしてくれる、そういうチームだと自分は思っています」

質問:失点したところも含めて、最後の時間帯に強度が落ちたように思えましたが、その点については、どう考えていますか?
「失点が残念じゃないと言ったら嘘になります。
自分が見る限り、残り10分のところで、疲れが見えたのかなという部分がありました。スケジュールが複雑というか、試合があって2週間空いて、試合をしてまた2週間空くという日程になったりした影響もあったかもしれません。
80分を通しては、自分たちが高いレベルでパフォーマンスを繰り広げていたのですが、残り10分のところで自分たちがいつもやっているパスがうまくつながりませんでしたし、前方向に行くことができませんでした。
スケジュールについては、自分たちが慣れなければいけません。次の試合まで、また2週間のインターバルがありますから、しっかり考えながら調整して、次に向かっていきたいと思っています」

選手コメント

マテウス

「(得点の場面について)あの場面、マルコスと2人で話しました。最初はマルコスが“蹴りたい”と言ったのですが、自分も“自信があるから蹴らせてくれ”と言いました。そしてマルコスが、“じゃあ、蹴ってくれ。頼む”と、自分が蹴ることになりました。
ボールを斜め回転ではなく縦回転にして、ボールが落ちるように蹴りました。前日に練習した通り、うまく蹴って決めることができました。
(移籍後初得点ですね)とても嬉しいです。このチームに来て、何とかゴールを決めてチームを助けたいと思う気持ちが非常に強かったので。
(逆転優勝が見えてきたのではないでしょうか)上位と離れず、しっかりとついて行くことができました。これから1試合1試合が難しくなってくると思うのですけれども、それに向けてチーム全体で一つ一つ大事に勝っていって、最後にチームとして一番良い結果が残せればいいと思います。
(これからの残り5試合、個人的に心掛ける点については)まずは、チームのためにしっかりと走ることです。それを前提にして、結果としてアシストやゴールを決められたら良いと思います。何よりハードワークをして、チームのために走って動いて、その中で誰がゴールを決めてもいいので、チームが勝つために自分ができることをやっていきたいと思います」

チアゴ マルチンス

「試合後、ロッカールームで、ああいうミスからの失点はなしにしようと話しました。それまでは我々のサッカーができていましたし、次に同じミスをしないようコーチングスタッフを含めて話し合い、次の試合に向けて修正したいと思います。
F・マリノスのサッカーはすごく楽しいのですが、このサッカーは現場の人間だけでなくフロントスタッフも含めて、どういうサッカーをするのかを皆が理解しているからこそだと思います。F・マリノスの組織としての素晴らしさを感じます。
我々も今のサッカーに満足せず毎試合学ぶことがありますし、もっともっと結果を出したい。毎試合、毎試合、成長していきたいと思います」

大津 祐樹

「(通算150試合について)特に大きな記録だとは思いませんが、ただいろんな人が関わってくれたおかげで達成できたと思います。僕自身がというより、出させてもらっているという環境に感謝したいです。
今のチームは、一人ひとりがF・マリノスのためにという意識ができていると思います。
“優勝できる”という僕の言葉はウソではないし、皆が思い続けているからだし、チームとして一致団結できている。そういうチームはホントに強いと感じます」

Jリーグ.jp

横浜FMvs湘南の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2019年10月19日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 12,962人

選手コメント

マテウス

--待望の初ゴールだと思うが、もっと早く決めたかった?
(横浜FMでの)1試合目のC大阪戦から決めたかった(笑)。

--試合前から「早く決めたい」「待ち遠しい」と話していたが、決めた瞬間の気持ちは?
素直にすごくうれしかった。決めたあとにどう祝っていいのか分からず、とりあえずベンチに走っていってみんなと抱き合ったりしていた(笑)。決められて良かった。

--ゴールの手前で落ちるようなFKだったが?
そのように蹴られるように練習してきた。

--日本では大宮、名古屋でプレーして横浜FMはスタイルが異なると思うが、フィットしてきた?
各チームともスタイルは違うけど、横浜FMに来て何試合かプレーして慣れてきていると思うし、なるべく監督の指示を聞いてそれに従おうと思っている。まだまだこれから試合を重ねていきながら良くしていきたいと思う。

--優勝に手が届きそうだが、どういうところに好調さを感じる?
チームとして1つになって、1つの方向性を持って、しっかりボールをつないで攻撃にいったりとかあるけど、何よりも自分が感じるのは全員がしっかりと走れること。それも一人ひとりがバラバラに走るんじゃなくて、チームとして走る。ハードワークして、チームのために戦う。それで監督の指示にしたがってみんながプレーしようとしている。そこが一番の強みかなと思う。

マルコス ジュニオール

--相手がフォーメーションを変えてきたが、自身の動きに関係した?
確かに相手とすれば自分が中盤でボールを受けるのをイヤがっていたと思うし、マークも強く来ていたと思うけど、自分としてはなるべく動いてスペースで受けられるように意識していた。ただ、他の試合と大きくやり方を変えることはなかった。

--PKを決めて得点ランク単独トップになったが?
今までも言ってきているけど、まずはチームが大事。例えばチームが負けて自分が得点王になっても意味がない。まずはチームとしてしっかり勝つことを考えていきたいし、これからも誰がゴールを決めようと、得点王になろうとあまり気にせず、自分としてはチームとしてタイトルを手にしたいという強い思いがある。結果として、あとからついてくるものはあるかもしれないけど、何よりもこれからの試合で一つひとつしっかり勝てるように集中していきたい。

--首位と勝点1差になったが?
一時は8ポイントとか9ポイントぐらいの差があったと思うけど、ここに来て1ポイント差。かなり近づいたと思う。だからこそ次の試合を含めて、一試合一試合を決勝のような気持ちで戦っていきたいし、その積み上げによって結果がついてくると思う。攻撃も守備もチーム全員でしっかり戦って、一つひとつ勝っていきたい。

 
 

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2019明治安田生命J1リーグ第29節vs湘南ベルマーレハイライト動画 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 V射程圏もFW仲川が負傷…状態は「分からないです」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 勝ち点を55に伸ばした横浜だが、FW仲川が12点目を決めたものの、負傷で途中交代するアクシデントに見舞われた。

 前半39分、ペナルティーエリア右でパスを受けると、対峙(たいじ)するDFを切り返してかわし逆足の左でシュート。普段から繰り返し練習している形で先制点をもぎ取った。しかし後半32分ごろ、ドリブルで持ち上がろうとした際に右足を痛め、担架で運び出されてそのまま交代。右太腿裏を痛めたとみられるが、試合後は「(患部の状態は)分からないです」とだけ話し病院に直行した。

 チームは勝ち点56で並ぶ首位鹿島、2位FC東京を射程圏内に捉えただけに、好調の快足アタッカーが離脱するとなれば大きな痛手。ポステコグルー監督も「まだ詳細は聞いていないが、重要な選手の一人。この時期の離脱は痛い」と心配そうだった。

ニッカンスポーツ

横浜6戦負けなし、湘南7戦未勝利/横-湘29節 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスが終始主導権を譲らず3得点で2連勝し、6戦負けなしとした。

湘南ベルマーレは選手らへのパワハラ行為で退任した曹貴裁監督の後任・浮嶋敏新監督の初陣を勝利で飾れなかった。

前半から横浜が試合を支配した。開始早々にはFW仲川輝人がヘディングシュート。その後もチャンスは作り続け、前半39分にペナルティーエリア内の右サイドでボールを受けたMF仲川が左足で先制ゴール。前半は1-0で終了した。

後半7分、横浜はゴール正面からFWマテウスが左足で直接FKを決めて追加点。同24分には途中出場のFW遠藤渓太が得たPKをMFマルコス・ジュニオールが冷静に決めて突き放した。湘南は終了間際にFW山崎凌吾のゴールで1点を返したが及ばず、これで7戦未勝利となった。

横浜仲川2戦連発1差守った 監督「選手誇らしい」 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスはFW仲川輝人の2戦連続得点もあり、湘南との神奈川ダービーを3-1で制した。6戦負けなしの2連勝で勝ち点55とし、首位鹿島、2位東京との勝ち点差1をキープ。04年以来の優勝へ、勢いを増している。

ポステコグルー監督は「選手たちが誇らしい。最後の最後まで走り続け、いいパフォーマンスをしてくれた」とホームでの快勝を喜んだ。前半39分に仲川がペナルティーエリア右から中に切り込み、左足でネットを揺らして先制。後半7分には今季途中加入のFWマテウスが移籍後初ゴールとなる直接FKをたたき込んで追加点を挙げると、同23分にはFWマルコス・ジュニオールが得点ランク単独トップの14点目となるPKを冷静に沈めた。

日本代表の活動から17日に帰国し、中2日ながらフル出場したDF畠中は「全員のベクトルが同じ方向に向いているし、ポジティブにできている」と話す。

後半31分には仲川がドリブル中に右太もも裏を痛めて負傷交代。試合後は報道陣の「大丈夫か」という問いかけに「はい」と答え、自ら歩いて病院へ向かった。思わぬアクシデントにもあったが、指揮官は「重要な選手の1人で痛手ではある」としつつも「仮に彼がプレーできなければ他の選手がそこを埋め、いつも通りのことをしっかりやってくれる」と自信をみせた。【松尾幸之介】

横浜監督が負傷交代の仲川心配「重要な選手の1人」 – J1 : 日刊スポーツ

3位横浜F・マリノスは湘南ベルマーレに3-1で勝利し、首位FC東京と2位鹿島アントラーズとの勝ち点1差をしっかりと保った。

ポステコグルー監督は先発させたFW3人がそれぞれ得点しての勝利に「スタートからストロングな部分、いいパフォーマンスが見せられた」と喜んだ。自身の戦術を遂行した選手らもたたえ「勝つことも大事だが、どういう風に勝つのか。自分たちのやろうとしているサッカーで自分は勝ちたい。結果も大事ですが、内容もそれ以上に大事にしています」と話した。

先制点を挙げながら後半33分に右太もも裏を痛めて交代した仲川の状態については「まだ正直、詳細は聞いていない。重要な選手の1人だし、この時期に大きなけがになってしまうと痛手ではある」と心配した。それでも「他の選手も大事な時期に抜けたことがあった。ですが、仮に彼がプレーできなければ他の選手がそこを埋めて、しっかりいつも通りのことをしっかりやってくれる。そんなチームだと思っています」と控え選手の発奮にも期待した。

これで2連勝とした横浜は6戦負けなしで勝ち点を55まで伸ばした。首位東京と鹿島は勝ち点56で並んでおり、その差はわずか1。DF松原健は「相手のポジションに関係なく、自分たちのサッカーができている。去年よりも切り替えの判断のスピードも上がってきた」と好調の要因を語る。

チーム一丸となって目指すのは04年以来、遠ざかっているリーグ優勝のタイトル。MF扇原貴宏は「僕たちは勝ち続けるしかないし、その結果として優勝がついてくればいい。目の前の試合に集中して臨むだけ」。

リーグ戦は残り5試合。昨年の指揮官就任以来、ブレずに取り組み続けるアタッキングフットボールが切れ味を増してきた。

サンケイスポーツ

横浜M、湘南に3発快勝6戦負けなし!首位・鹿島に勝ち点1差 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第29節最終日(19日、ニッパツ三ツ沢球技場ほか)3位横浜Mは湘南を3-1で下して、6戦負けなし(5勝1分け)で勝ち点55に伸ばした。前節2位に後退したFC東京は神戸に3-1で快勝し、4試合ぶりの白星で首位の鹿島と勝ち点56で並んだ。優勝争いは残り5試合で、勝ち点1差に3チームがひしめく混戦となった。広島は2-1で清水に逆転勝ちして同50とし、G大阪と2-2で引き分けた川崎は同48で6位に後退した。

 雨が止んだ横浜で、手負いの湘南を沈めた。横浜Mがシュート17本(湘南7本)と圧倒。ポステコグルー監督の表情も緩んだ。

 「最後まで選手はいいパフォーマンスを見せてくれた。この時期は結果が大事だが、この試合は内容もよかった」

 ここ6試合は5勝1分けと絶好調で、首位との勝ち点差を9から1に縮めた。先制ゴールは前半39分。FW仲川が左足でミドルを放ち、左隅に突き刺した。後半7分にはFWマテウスが左足で直接FK弾。同23分にはMFマルコスジュニオールがPKで加点。3発で勝負ありだ。

 ただ、好事魔多し。後半33分、仲川がドリブルの際に右足を痛めて交代した。試合後、けがの具合について「わからないです」と言い残し、病院へ直行。通算12ゴールは浦和FW興梠慎三(33)と並び、日本選手の得点ランキング最上位。エースが重症なら最終盤に暗雲が垂れ込める。

 それでも指揮官は「彼は重要な選手の一人。でも、これまでもけが人が多く出た。仮に仲川が駄目でも他の選手が埋めてくれる」と自信をのぞかせた。残り5試合で勝ち点1差に上位3チームがひしめく大混戦は「18チーム、1シーズン制」の現行制度となった2005年以降で初めて。

 「5試合全て勝って、優勝できなければ仕方ない。楽しみたい」

 MF扇原が前を見据えた。デッドヒートを演出した横浜Mが2004年以来、15年ぶりのリーグ優勝へ突っ走る。 (宇賀神隆)

スポーツ報知

【横浜M】豪快3発背景に「攻撃的サッカー」+「堅守のDNA」融合 ついに首位と1差! : スポーツ報知

 横浜Mは湘南を3―1で下し、勝ち点1差で鹿島とF東京を追走。「攻撃的サッカー」+「堅守のDNA」でつかんだ勝利を、岡島智哉記者が「読み解く」。

*  *  *

 扇原だけが、ゴールとは逆方向を向いていた。2―0で横浜Mリードの後半23分、マルコスジュニオールがPKを蹴る直前。自陣に残るチアゴマルチンスに、激しい身ぶり手ぶりでポジションの修正を要求した。PKが止められ、速攻を浴びる“万が一”を想定した指示。チアゴは親指を立てて応えた。扇原は「リスク管理を徹底しようと。集中力を欠いてはいけない場面だったから」。2017年の担当時、クラブカラーが「堅守」だった頃に何度も見た光景だった。

 後半ロスタイムには喜田と松原の怒声が飛んだ。矛先はエリキ。好機でクロスに飛び込まなかったことに、2人が顔を赤らめて激怒した。「3点より4点。3―1だったのでエリキは(ゴール前に)行かなくていいと判断したのかもしれない。でもクロスに対してゴール前に2、3人が入るのはチームの決まりごと。得失点差で優勝が決まる可能性もある」と松原。18年に伝統の堅守をかなぐり捨てて掲げた「アタッキングフットボール」の真骨頂だ。

 前年の5位から一転、12位に沈んだ昨季は急激なサッカースタイルの変化に対応しきれないまま終えた。だが今季、攻撃的サッカーは浸透。選手の背中からは、その持ち味と共存する形で、堅守の伝統も見え隠れした。「このサッカーを全選手・スタッフが信じ切っている」と喜田。順位こそ3位だが、勝ち点差1で残り5試合。04年以来のV達成の可能性は十二分にある。(岡島 智哉)

【横浜M】採点&寸評 首位猛追ついに1差!先制G仲川、中盤制圧ボランチコンビら高評価 : スポーツ報知

 横浜MはFW仲川輝人、FWマテウス、MFマルコスジュニオールのゴールで湘南を3―1で下し、首位の鹿島と勝ち点1差に迫った。

 採点と寸評は以下の通り。

ポステコグルー監督【6・0】難なく勝ち点3。残り5戦、新監督選定で「優勝経験あり」を最優先に掲げた前体制の眼力実るか

GK朴一圭【6・0】前半29分のセーブがなければスコアが逆でもおかしくなかった

DF松原健【6・5】走行距離チームトップ12・5キロ。メロスより走った
DFチアゴマルチンス【6・5】ここぞで突進、無事回避×3。足が速いがために見逃されがちだが判断も早い
DF畠中槙之輔【6・0】足を引きずりながらだったが、得失点差考えれば最後の失点は防ぎたかったし防げた
DFティーラトン【6・0】少し停滞すると現れ、少し押せ押せ過ぎだと一歩引く。代表帰りのため後半24分お役御免

MF扇原貴宏【6・5】中盤の数的有利生かし右に左に展開。相手の飛び出しも長い足でガード
MF喜田拓也【7・0】チャンスにもピンチにも出没。チャンスでは技巧派、ピンチでは武闘派
MFマルコスジュニオール【6・0】エゴの渋滞を防ぐためか黒子役がほとんど。まさにクリリン

FW仲川輝人【7・0】瞬殺カットインからのこれまた瞬殺シュートで先制点。負傷気がかりもMOM
FWマテウス【6・5】豪快無回転FK弾。しかもリプレー見てびっくりインサイドキックだった
FWエリキ【6・0】たまにサボって英気を養っている分、溜めて溜めてドーンのプレスの威力凄まじい

FW遠藤渓太【6・5】後半15分IN。PK奪取で視察の横内コーチにアピール
DF高野遼【5・0】後半24分IN。マテウスに無理矢理SBをやらせたようなプレーに
MF大津祐樹【―】後半33分IN。出場時間短く採点なし

家本政明主審【6・5】フィンランドの教育水準ぐらい安定していた

※マリノスくん【―】J1通算450試合出場セレモニー。中沢佑二さんまであと143試合
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜3-1湘南|MOMは絶品の技ありショットでキャリアハイ更新中のアタッカー!ただし暗雲の漂う途中交代に… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 6.5
序盤から相手陣内でハーフコートゲームを展開し、仲川の得点で先制。後半に入ってもマテウスの直接FKとマルコス・ジュニオールのPKで加点し、危なげない勝利を飾る。これで首位・鹿島と勝点1差。いよいよ頂点が見えてきた。

湘南 5
浮嶋監督の初陣は横浜対策として4バックを採用。自陣に危険なスペースを作らない戦略はまずまずの効力を発揮したが、それも失点するまでの話。相手ゴールを脅かす術に欠け、試合終了間際に1点を返すのが精一杯だった。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
1 朴 一圭 6
前半のファインセーブで流れを引き寄せる。ミスも散見されたが、次のプレーで慌てないメンタルの強さを見せた。

DF
27 松原 健 6.5
個人的なハイライトは先制点の場面でのフリーランニングだろう。迷わず駆け上がり、仲川に貴重な選択肢を与えた。

13 チアゴ・マルチンス 6.5
搭載しているエンジンが違う。あっという間にトップスピードに乗り、離れたところから相手に追いつき、追い越す。

44 畠中槙之輔 6
代表遠征疲れの影響か、終盤は疲労が先行した印象。それでもC・マルチンスとともに安定した守備で勝利に貢献。

5 ティーラトン 6
インサイド寄りのポジションからポゼッションに参加。決定的な球出しこそなかったものの、ミスの少ないプレーは貴重だった。

MF
6 扇原貴宏 6
タッチ数少なくショートパスをつないで攻撃にリズムをもたらす。単純なミスは次節以降に向けた数少ない修正点だろう。

8 喜田拓也 6.5
ボールを受ければプレッシャーをかいくぐって前を向く。意志の強さがプレーに表われており、必要不可欠な中軸に成長した。

9 マルコス・ジュニオール 6
ここ数試合はブレーキ気味。局面でのキレを欠いているのか、相手にとって脅威になりきれず。ただPKはいつも冷静沈着。

FW
23 仲川輝人 7(78分OUT)
見事な左足シュートで今季12点目。自身のキャリアハイを更新中だが、後半途中に右太もも裏を痛めたことで暗雲漂う。

17 エリキ 6
スピードに乗った際は素晴らしいプレーを披露する。しかしながらチームの駒としての機能性は低く、向上の余地あり。

28 マテウス 6.5(60分OUT)
無回転FKで貴重な追加点をゲット。それまでの定まらないキック精度を帳消しにする一撃はうれしい加入後初ゴール。

交代出場
FW
11 遠藤渓太 6.5(60分IN)
マテウスに代わって登場するお決まりのパターン。ライバルとは違うカットインでPKにつながるファウルを誘発した。

DF
16 高野 遼 5.5(69分IN)
疲れの色が濃いティーラトンとの交代で本職の左SBへ。しかし試合のリズムに乗れず、パスミスなどを頻発してしまった。

MF
7 大津祐樹 -(78分IN)
この日の仕事エリアはトップ下。どのポジションでもこなせるユーティリティー性はメンバー18人に欠かせない。

監督
アンジェ・ポステコグルー 6
自分たちのサッカーを貫いてこの日も勝利。上位陣が日替わりで足踏みする一方、取りこぼさない点は高く評価できる。

熾烈な三つ巴の争い!!3位横浜が3-1快勝で鹿島&東京を勝点差1で追走!湘南は7戦勝ちなし泥沼4連敗… | サッカーダイジェストWeb

 J1リーグは10月19日、各地で29節の6試合を開催。ニッパツ三ツ沢球技場では、横浜F・マリノス対湘南ベルマーレの神奈川ダービーが行なわれ、3対1でホームの横浜が勝利した。

 試合は3位の横浜に対し、7試合ぶりの勝利を目指す湘南がアグレッシブな姿勢で攻守に奮闘。一進一退の攻防を見せる。30分には、セットプレーから坂圭祐のヘディングでの折り返しに大野和成がボレーで合わせるも、うまくヒットせず山なりとなったシュートはクロスバーに当たり枠を外れた。

 すると39分、横浜がチャンスを活かす。湘南ゴール前に押し込んだ横浜は、仲川輝人が巧みな足技から左足で技ありのコントロールショット。これがネットを揺らし、横浜が先制した。

 横浜はさらに後半立ち上がり、仲川のドリブル突破が相手ゴール前でのファウルを誘発。このFKをマテウスが左足で沈め、横浜が2点差に突き放す。

 勢いに乗った横浜は攻撃の手を緩めず、交代出場の遠藤渓太がドリブルで仕掛けてPKを獲得。これをマルコス・ジュニオールが落ち着いて沈め、3対0とさらにリードを広げる。

 結局、試合はアディショナルタイムに湘南の山崎凌吾が1点を返すも、3対1でタイムアップ。横浜が湘南を下し、2連勝。6戦負けなし(5勝1分け)とした。横浜は勝点55として、同56の首位・鹿島、2位のFC東京に勝点差1と迫った。一方、浮嶋敏新監督の初陣を飾れなかった湘南は同31にとどまり、降格圏が迫ってきている。

 これで首位争いは、熾烈な三つ巴の様相を呈してきた。横浜はこの日先制ゴールを挙げた仲川が負傷退場しており、怪我の程度が気になるところだ。

サッカーキング

【写真ギャラリー】2019.10.19 明治安田生命J1リーグ第29節 横浜F・マリノス 3-1 湘南ベルマーレ | サッカーキング

ゲキサカ

横浜FMが3発で首位追走! 湘南は浮嶋監督の初陣飾れず4連敗 | ゲキサカ

 J1リーグは19日、第29節を行い、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜F・マリノスが湘南ベルマーレと対戦し、3-1で勝利した。横浜FMは2連勝で6戦無敗(5勝1分)。勝ち点を「55」に伸ばして3位を守り、首位を追走した。

 横浜FMは5日に行われた第28節磐田戦(○2-0)から変更はなく、同じスターティングイレブンを並べた。
 浮嶋敏監督の初陣となった湘南は前節の川崎F戦(●0-5)から3人を変更し、FW山田直輝、FW山口和樹、MF古林将太が先発に入った。

 横浜FMが立ち上がりに決定機を作り、前半2分、左サイド深い位置からMFマテウスがクロスを入れると、FW仲川輝人が切り返して相手をかわし、左足シュート。決定的な形だったが、カバーに入ったMF鈴木冬一が頭で跳ね返し、ゴールライン際でクリアした。

 湘南は馴染みの3-4-2-1ではなく、4-4-2のフォーメーション。前半4分、GK朴一圭がクリアミスし、抜け出した古林がゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。19分にはMF松田天馬が左CKを蹴り込み、クリアボールに反応した山口が右足ボレーで狙ったが、朴が左手一本でかき出した。

 横浜FMは攻勢を強め、ついに均衡を破る。前半40分、MF喜田拓也のパスを受けた仲川が切り返して相手をかわすと、巧みな左足コントロールショットでネットを揺らした。前半アディショナルタイムにはエリキの折り返しに喜田が右足で合わせ、決定的なシュートを打ったが、惜しくも左ポストを叩いた。

 1-0で前半を折り返した横浜FMは後半立ち上がりにセットプレーから追加点を奪う。後半7分、仲川が山田に倒され、PK右手前の位置でFKのチャンスを獲得。キッカーのFWマテウスが左足を振り抜くと、壁を越えたシュートが落下し、ゴールマウスに吸い込まれた。

 互いに続々と交代カードを切り、後半8分、山口を下げてMF梅崎司を投入。横浜FMもマテウスが負傷交代となり、後半15分にFW遠藤渓太がピッチに入った。湘南は2枚目の交代枠を使い、後半17分、山田を下げてFWクリスランを投入した。

 湘南は反撃を試みたが、次の1点を奪ったのも横浜FMだった。後半22分、遠藤がDF岡本拓也に倒され、PKを獲得。キッカーはMFマルコス・ジュニオール。右足でゴール左下隅に沈め、得点ランキング単独トップとなる14点目をマークした。

 湘南は後半28分、松田を下げてDF杉岡大暉を投入し、交代カードを使い切った。後半アディショナルタイム2分にFW山崎凌吾が1点を返したが、反撃及ばず、1-3で敗れた湘南。浮嶋敏監督の初陣を白星で飾れず、4連敗を喫した。

単独トップ14点目! 横浜FMマルコスが狙う唯一のタイトル「負けて得点王になっても意味がない」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスFWマルコス・ジュニオールは後半23分、今季4つ目のPKを左に沈めて通算14点目を記録した。長らく並走していたライバルを抜き去り、ついに得点ランキング単独トップ。しかし、試合後取材に応じた背番号9は、得点王よりも大事なタイトルに思いを向けていた。

 監督交代初陣の湘南ベルマーレをホームに迎え撃った一戦。4-4-2の布陣で対策を打ってきた相手に対し、マルコスはこの日も輝きを放った。「中盤でマークを激しくしてきた時は動きを多くして、スペースを突くことを意識した」。そんな言葉どおり、バイタルエリアを攻め続けて相手の布陣を押し下げた。

 それでもなかなかチャンスを決め切れい横浜FMだったが、前半39分にFW仲川輝人が左足で決め、その後は余裕を持った試合展開に。7分にFWマテウスが直接FKを叩き込むと、23分にはFW遠藤渓太が得たPKからマルコスがゴール。終盤には守備陣の対応遅れから1点を失ったが、上位2チームと勝ち点1差に迫る勝利を手にした。

 試合後、ドーピング検査を終えて出てきたマルコスは「チームとしてタイトルを手にしたい」と悲願のリーグ優勝に向けて決意を示した。目指すはあくまでもリーグタイトル。シーズン序盤に話題を呼んだ多様な『必殺技』パフォーマンスも「サッカーに集中したい」とかめはめ波だけに絞っている。

 そのため、FWディエゴ・オリヴェイラを抜いてトップに立った得点ランキングにも関心を示さない。「負けて得点王になっても意味がないので、チームのことを考えてやっていきたい」と語った26歳は「これからは1戦1戦を決勝戦のつもりで戦う」。出場停止1試合を除いた全試合に先発中の背番号9は、シーズン残り5試合でもチームが頂点に立つためだけにゴールを狙う。

(取材・文 竹内達也)

“幻の失点”招いた横浜FM朴一圭、飛び出し続けて大仕事!「ああいうミスがあっても…」 | ゲキサカ

 結果的には完勝を収めた横浜F・マリノスだったが、前半開始早々には致命的なピンチもあった。その場面を振り返ったGK朴一圭は「ああいうミスがあっても引きずらない。ああいうことが起きてもうちのチームではどんどんチャレンジしないといけない」と切り替えの重要性を語った。

 この日の対戦相手は監督交代直後の湘南ベルマーレ。「相手が監督が代わって起用法も変わってくる中、相手もモチベーション高くやってくるので、すごく難しいゲームになることを想定していた」という朴だったが、試合開始早々に大ピンチを招いてしまった。

 前半4分、最終ライン裏へのフィードをMF山田直輝に送り込まれると、飛び出してクリアしようとした朴がキックミス。セカンドボールを拾ったMF古林将太に無人のゴールへ流し込まれた。直後、古林にオフサイドがあったとしてゴールは取り消されたが、朴のキックは意図的なプレーだったため本来であればオフサイドの対象外。微妙な判定にも助けられる形で先制点献上を免れた。

 その一方で、横浜FMの先制点も朴の飛び出しから生まれた。前半39分、相手カウンターから古林のフィードがライン裏に出されると、今度は飛び出した朴が右サイドのライン裏にハイボールを配給。足が止まった湘南守備陣とは対照的にFW仲川輝人がフリーで反応し、この攻撃で両サイドを揺さぶった結果、仲川の先制ゴールにつながった。

「なるべくいつも狙っているけど、あれはうまく蹴れた。ああいうボールは出ると思ったら相手の足が止まると思うけど、テル(仲川)は動いてくれるから、自分なりにも気持ちのいいプレーだった」。そうしたボールが出た背景には、ミスからしっかり切り替える朴の姿勢があった。

 パクによると「難しいシチュエーションでボールをつながないといけなかったり、飛び出していかないといけなかったりすると、どうしてもミスが起きる」というのは普段どおりの心構え。そのうえ、この日は「湘南はプレッシャーがしっかり来るので、多少ミスが出るのはしょうがないという思いでやっていた」と振り返る。

 だからこそ、一つのミスでプレー選択を変えることはない。「ああいうことが起きても、ウチのチームはどんどんチャレンジしていかないといけないので、前向きにポジティブに強気な気持ちでチャレンジして、マリノスのサッカーを体現していくことを意識している」。その結果が貴重な先制点のシーンにつながっていた。

 8月に左足関節じん帯損傷で離脱したものの、復帰後3試合の出場でもう万全。「(2試合では)コンディションが上がらず、自分が納得いくパフォーマンスはできなかった。あれから2週間空いて、だいぶ足の調子も良くなっているし、足の調子が良くなることで練習の強度も上げられた。それで自分らしいパフォーマンスができたので、有意義な一日だった」。昨季の残留争いから一転、上位2チームと勝ち点1差に迫る優勝争いを展開している横浜FMだが、加入1年目の守護神がブレない心でチームを支えている。

(取材・文 竹内達也)

湘南の“奇策”にも混乱なし…横浜FM松原「全然気付いてなかった」 | ゲキサカ

 浮嶋敏監督が就任して初戦の湘南ベルマーレはこの日、横浜F・マリノス対策として4-4-2のシステムを採用した。しかし、ボールを一方的に支配した横浜FMに混乱はなし。それどころか、選手たちの中には湘南がこれまで採用していた3-4-2-1のシステムと相対しているイメージで試合を進めていた者もいたようだ。

 試合後、報道陣から相手のシステム変更について問われた横浜F・マリノスDF松原健は苦笑い混じりに明かした。「全然気付いてなかったです。いま言われてやっと気づきました」。その上で「相手のポジション関係なく、しっかり自分たちのサッカーができていたし、やりにくさがなかったから気づかなかったんだと思う」と付け加えた。

 たしかに右サイドバックの松原がそう考えても不思議ではない。マッチアップする左サイドハーフのMF山田直輝は中央に絞っていることが多く、反対サイドのMF古林将太はタッチラインに沿い気味。そんな彼ら2人を押し込むことにも成功したため、いつも通り、攻撃で引いた守備ブロックをいかに崩すかがテーマとなっていたからだ。

 もっとも、3-4-2-1に比べて自陣サイドの警戒は薄くなるため、松原が敵陣へフリーランをしかける回数は多かった。象徴的だったのは後半12分、MFマルコス・ジュニオールからのスルーパスに抜け出した場面。惜しくもパスの精度を欠いたが、「もちろん疲れるけど走ってる途中はドフリーなのでワクワクしかない」という姿勢が脅威となった。

 主力を担った昨季の立場から一転、DF和田拓也やDF広瀬陸斗がチームに加わった今季の出番はわずか9試合。ここ4試合では先発フル出場が続いているが、苦しんできた末にようやく掴んだ定位置だ。いまも「SBはすごく層が厚いので、やる気ないプレーを見せるとすぐに交代される」と危機感は絶えない。

 もっともそうした立場に身を置いているだけに、チーム内競争が躍進の要因になっていることにも自覚的だ。だからこそ、優勝争いを繰り広げるいまもこだわるのは「1試合でどれだけパフォーマンスを出せるか」。今後の5試合に向けても「優勝することは大事だし、できる位置にいるのもすごくいいことだけど、まずは目の前の試合に100%の力を注いで、チーム一丸となってやることが一番の近道」と一戦必勝への思いを込めた。

(取材・文 竹内達也)

無回転FKで移籍後初ゴール! 横浜FMマテウス、練習積んだ「縦に落ちるボール」 | ゲキサカ

 左足で直接狙った無回転FKは壁を越えて縦に落ち、ゴールマウスに吸い込まれた。今夏、横浜F・マリノスに加入したMFマテウスが移籍後初ゴール。新天地で出場6試合目に待望の瞬間を迎えた。

 1-0で迎えた後半7分だった。FW仲川輝人の突破がファウルを誘い、PA右手前、絶好の位置でFKを獲得した。得点ランクトップのMFマルコス・ジュニオールも蹴ろうとしたが、マテウスも譲らず、キッカーを志願。名手の助言を聞きながら、狙い通りの位置に蹴り込んだ。

 助走から左足を振り抜くと、無回転のシュートは湘南の高い壁を越えて落下。「少し横から叩くように蹴り、普通だったら斜めに回転がかかるが、これは縦に落ちるようなボール」。以前から練習を積んできたという無回転シュートを沈め、新天地初ゴールをマークした。

 得点後はベンチに駆け寄り、チームメイトと歓喜を爆発させた。「決めたあとにどう祝っていいのか分からず、とりあえずベンチに走ってみんなと抱き合った」。同僚のように『ドラゴンボール』パフォーマンスはしないかと聞かれると、「それはマルコスに任せます」と笑った。

 大宮、名古屋でプレーし、Jリーグはこれが3チーム目。横浜FMの独特なスタイルにも徐々にフィットしつつあり、「何よりも自分が感じるのは、全員がしっかりと走れること。それも一人ひとりがバラバラに走るのではなく、チームとして走る。ハードワークをしてチームのために戦う」と、好調ぶりを実感。チームの一員として、「優勝したい気持ちが強い」とギラギラした眼差しで言った。

(取材・文 佐藤亜希子)

サカノワ

GK朴一圭が実感するマリノスのベクトル。向かうのはゴールの先の「優勝」 | サカノワ

 横浜F・マリノスのGK朴一圭は、左足関節靭帯損傷からの復帰後リーグ3試合連続フル出場を果たし、チームを連勝(2勝1分)に導いた。横浜FMは17勝8分4敗(54得点・34失点)で勝点55に伸ばし、首位・鹿島アントラーズ、2位FC東京と勝点1差の3位につけた。

 開幕当初は飯倉大樹がゴールマウスを守り、6節から今季加入した朴がポジションに付いた。ただ朴自身も右眼窩内側壁骨折と靭帯損傷で二度戦列を離れている。その間、飯倉(ヴィッセル神戸)、杉本大地が守り、そうしたなかで横浜FMは上位をキープしてきた。GKのポジションだけを見ても、松永成立GKコーチのもとで、切磋琢磨し合えていることが分かる。

「湘南さんのプレッシャーは強度もあり、多少ミスをしても仕方がない、というぐらいの気持ちで臨んでいました。しっかりボールは動かせていました。それを跳ね除けるぐらいの強い気持ちで臨めたことが、この結果につながったのかなと思います。(後方から見ていて横浜FMの選手たちは)すごく頼もしく映っています。しっかりセカンドボールを回収し、ボールを収められればカウンターへ、という意識をみんなが持てていて、それをピッチで表現できています」

 朴はそのように語り、「試合ごとに、チームも、個人的にも成長できていると感じます」と手応えを得る。

 そして、チームの一体感を感じる。それは勝利のさらに先――優勝に向けての一体感でもあるという。

「残り5試合、自分たちも優勝を狙えるポジションにいて、『目標は優勝なんだ』と、試合に出ている選手、出ていない選手、そこは関係なくベクトルが同じ方向に向いています。ケガ人が出た時のインターバルで、ちょっとコミュニケーションを取ってより改善する。それが試合のみならず、練習中からできています。だから今日だけではない。優勝をしっかり意識できていることが、行動や言動にも表れているのではないかなと思います」

 練習中も、試合中も、ただ、走っているだけではない。頭(思考)もフル回転させている。限られた練習時間の中、給水など中断した時にも。それがチーム全体としてできている。

 そうしたなか、朴も納得のプレーができたと”合格点”を与えた。

「次第に足の調子が良くなっています。調子が上がってきていたことで、練習の強度も上がってきている。復帰から3試合目、やっと今日、自分らしいプレーを出せたかなと思っています。すごく有意義な一日でした」

 ついに首位の鹿島、2位・FC東京と勝点1差で3位に。ここから残り5試合、ヒリヒリするラストスパートへと突入する。

「ミスをしても引きずらず、どんどんチャレンジして、前向きに強気な気持ちでマリノスのプレーを体現していくことが大切」

 今季FC琉球から大抜擢で加わり新守護神になった背番号「1」はそう語る。そして最後尾から見つめるトリコロールの選手たちの背中に、威風堂々とした確かな自信を感じ取っていた。

[取材・文:塚越 始]

web Sportiv

F・マリノス、逆転優勝の重要なカギは「特別な選手」仲川輝人にアリ|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

浅田真樹●取材・文

 力強い足取りで先頭グループを追いかける横浜F・マルノスが、ついに首位の背中に張りついた。

 J1第29節、3位の横浜FMは湘南ベルマーレに3-1で勝利。一方で、首位の鹿島アントラーズが松本山雅と1-1で引き分けたため、両者の勝ち点差は最少の1まで縮まった。

 鹿島と勝ち点で並ぶ2位のFC東京を含め、優勝争いは3チームがほぼ横一線。最近6試合で5勝1分けと勢いに乗る横浜FMの逆転優勝も、いよいよ現実味を帯びてきた。

 今節対戦した湘南にしても、現在16位に低迷しているとはいえ、決して戦いやすい相手ではなかったはずである。

 湘南は曺貴裁(チョウ・キジェ)前監督のパワハラ問題が発覚して以降、6試合勝利から遠ざかり(2分け4敗)、最近2試合は0-5、0-6と大量失点での敗戦が続いていた。そこで、新たに就任した浮嶋敏監督は、自身の初陣に際し、”F・マリノス対策”を準備。前監督時代からの3-4-3をベースにしつつも、横浜FMのボール保持率の高いサッカーに対し、「引いて守るのではなく、しっかり前からプレッシャーをかけて、いい形でボールを奪うことを考えて」(浮嶋監督)、守備時は4-4-2にシフトする可変システムを採用した。中盤から前により多くの人数をかけることで、高い位置から積極的にプレスを仕掛けようという狙いである。

 シーズン途中の監督交代というカンフル剤も相まって、湘南は心機一転の試合で、「自分たちのもともとのスタイル、フォームを取り戻すよう1週間やってきた。前の試合に比べると、自分たちらしさを取り戻せた」(浮嶋監督)。

 だが、横浜FMが動じることはなかった。自在のポジショニングで湘南ディフェンスを翻弄した右サイドバック、DF松原健が語る。

「やりにくさはなかった。相手(の布陣)は関係なく、(相手選手の)間で受けることだけ考えていたので、(湘南が4-4-2にしたことは)気づいていなかった」

 横浜FMは、時に素早くワンタッチで、時にタメを作ってツータッチで、相手の出方を見ながら緩急織り交ぜ、テンポよくパスをつなぐ。湘南の果敢なプレスを前にしても、確実に敵陣に攻め入るだけでなく、ペナルティーエリア周辺での崩しのアイデアも豊富だった。

「(終了間際に失点したが)90分、ほとんど自分たちがゲームをコントロールし、チャンスを作れた」

 ボランチのMF扇原貴宏がそう語ったように、横浜FMは攻撃から守備への切り替えも早く、ボールを失っても高い位置ですぐさま奪い返すことができていた。まさに横浜FMらしい内容で、完全に試合を支配した。

「勝つことも大事だが、自分たちがやろうとしているサッカーで勝ちたい。それができずに勝ってもうれしくない」

 そう語る横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督も、この試合については絶賛だった。

「試合開始からとても強いパフォーマンスを出せ、F・マリノスらしいサッカーを見せられた」

 先制点を奪ったのは前半39分と、少しばかり時間がかかった。しかし、その後は後半7分、23分に追加点。苦境から脱しようと必死で向かってきた湘南を、内容、結果の両面で圧倒しての勝利だった。キャプテンのMF喜田拓也が語る。

「質の高い練習もしているし、(自分たちのサッカーを)自信を持ってやるだけ。(首位に迫ったとはいえ)何位にいてもやることは変わらない」

 優勝争いが佳境を迎えるシーズン終盤、横浜FMがチームとして極めて完成度の高いサッカーを遂行できていることは間違いない。

 だが、今の横浜FMが優れた試合内容を結果に結びつけることができているのは、最終局面で決め手を持つ選手がいるからだろう。

 FW仲川輝人である。

 右ウイングとして、キレッキレのドリブルで相手守備網を破ることのできる仲川だが、とりわけ彼の危険性が増すのは、ボックス内、すなわちペナルティーエリア内である。相手DFの動きを見て、シュートを打てるタイミングやコースを作り出すのが抜群にうまいのだ。

 この試合で仲川が決めた先制ゴールも、実に巧みなシュートから生まれている。

 右サイドからペナルティーエリア内に入り、中央の喜田からパスを受けた仲川は、ボールを一歩分だけ左に動かすと、目の前のDFが足を伸ばす前に左足を小さく振り、フワリと柔らかいボールを、GKの手が届かない絶妙なコースへと送り込んだ。

 扇原が「ずっとチャンスがあるなかで(それを生かせず)、嫌な展開になりかけていた。すごく助かったし、大きな先制点だった」と振り返った、価値あるゴールである。

 今季J1全試合に先発出場している仲川は、これが今季12点目。J1得点ランキングでも4位タイにつける。

 シーズン前半の横浜FMは、現在J1得点ランキングトップのマルコス・ジュニオール(14ゴール)や、負傷離脱中のFWエジガル・ジュニオ(11ゴール)に、得点という面では依存している感があった。

 ところが、シーズンが後半に入り、横浜FMが首位を猛追するなかでは、仲川が横浜FMの得点力を支えていると言っていい。エジガル・ジュニオの離脱直後は、センターフォワードを任されるなど、「理解力があり、マルコスとうまく連係できる」と指揮官からの信頼も絶大だ。

 第21節からの3連敗で、優勝争いから脱落しかけた横浜FMが、再び息を吹き返し、首位に肉薄するところまで来られたのも、仲川の奮闘によるところが大きい。チームとしてすばらしいサッカーをしていることは大前提としてありつつも、仲川が”特別な選手”であることも認めなければならない。

 しかし、それだけに仲川の負傷が心配される。好事魔多しとはよく言ったものである。

 仲川は試合終盤、ピッチ中央で加速力のあるドリブルを見せた直後、右太もも裏を手で押さえて、自らプレーを止めた。そして、その場に座り込むと、タンカに乗せられ、ピッチから退くこととなった。

 試合後は、言葉少なだったが、自ら歩いて取材エリアを通っていた。それほど足を引きずる様子もなかった。おそらく肉離れだろうが、重篤なものではなさそうに見える。

 とはいえ、筋肉系のケガは試合復帰を焦れば、長引かせる恐れもあり、慎重な対応が不可欠。幸いにして、J1は10月26日にルヴァンカップ決勝が行なわれる関係で、次節まで2週間空くが、仲川が今季J1で初めて欠場となる可能性は十分にあるだろう。

 ポステコグルー監督も「仲川が出られなければ、他の選手がその穴を埋め、いつもどおりにやってくれると思う」と言いつつも、「仲川は重要な選手のひとり。大きなケガだと痛手になる」と、その存在の大きさを口にする。

 今季J1も残り5節。首位と勝ち点1差に迫り、逆転優勝をはっきりと視界にとらえた矢先だけに、”特別な選手”の負傷の具合は気になるところである。

 はたして、ケガの具合はどの程度のものなのか。そして、どのタイミングで復帰できるのだろうか。

 いずれにしても、キャリアハイのゴールを積み重ねている仲川が、横浜FMが逆転優勝を成し遂げるうえでのキーマンであることは間違いない。

カナロコ

横浜M快勝で首位肉薄 6戦負けなし、04年以来のV射程 | スポーツ | カナロコ by 神奈川新聞

 サッカーJ1第29節は19日、ニッパツ三ツ沢球技場で横浜F・マリノス(横浜M)-湘南ベルマーレの「神奈川ダービーマッチ」が行われ、3-1で快勝した横浜Mが勝ち点を55に伸ばして3位をキープし、首位の鹿島アントラーズに勝ち点1差と迫った。湘南は浮嶋敏新監督の初采配を飾れず4連敗。16位に後退し、J2降格危機を脱することができなかった。

 リーグ最多得点を誇る横浜Mのアタックは、相手のシステム変更や対策を苦にしないほど成熟している。「相手は4-4-2? 言われるまで全然気付かなかった。相手の間で受けて、ボールを動かすことができた」。試合後の松原健の何気ないコメントが今のチームの勢いを表していた。

 サイド攻撃を警戒した湘南は前節までの3バックから4バックに変更。細かくなったはずの最終ラインの網の目を、横浜Mはあうんの呼吸のパスワークですり抜けていく。仲川輝人、エリキ、マテウスの3トップが次々とゴールへ迫り、前半39分に仲川の2試合連続ゴールで先制。後半7分にマテウスが移籍後初得点となるFKでリードを広げると、同23分にマルコスジュニオールがPKを決めて得点ランク単独トップに立つ今季14ゴール目をマークした。

 疲労からか攻撃が停滞した後半残り10分を除けば、ほぼ横浜Mペースで試合を進めた会心のゲーム。中盤の要の扇原貴宏が「相手を気にせず、自分たちのサッカーで勝てる自信があった」と振り返れば、日本代表DF畠中槙之輔も「自分たちのやるべきことをやり、相手に好きなことをやらせなかった。今はポジティブなベクトルが相手の方に向かっている」と充実感を漂わせる。

 「スタートからストロングな部分、マリノスらしいパフォーマンスを見せた。最後まで走り続けた一人一人の選手が誇らしい。この時期は結果が大事になってくるが、それ以上に内容を大事にしている」とポステコグルー監督。 2004年以来のリーグ制覇へ残り5試合。 優勝争いは鹿島、FC東京との「3強」に絞られつつあり、最も勢いに乗るのが6戦負けなしの横浜Mだ。指揮官は常々「自分たちのサッカーができれば、どこも止めることはできない」と話しており、シーズン最終盤へさらに自信を深める一勝となった。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2019マッチレポート | 10月19日 vs 湘南 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

こけまりログ

2019/10/18 【スタジアム観戦情報まとめ】2019/10/19(土)14:00KO J1第29節 横浜F・マリノスvs.湘南ベルマーレ@ニッパツ三ツ沢球技場 #横浜FM対湘南
 
 

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