【スタジアム観戦情報まとめ】2019/5/11(土)15:00KO Ｊ１第11節セレッソ大阪vs.横浜F･マリノス＠ヤンマースタジアム長居 #Ｃ大阪対横浜FM

–前節は５試合ぶりの勝点３。Ｃ大阪、今季初の連勝なるか

見どころを要約すると・・・

・ルヴァンカップから中２日だが、Ｃ大阪は公式戦４試合負けなしで横浜FMは４連勝中。ともに流れは良好
・Ｃ大阪は前節、ブルーノ・メンデス、奥埜博亮、瀬古歩夢が活躍。今節も期待がかかる
・ポゼッションの質では横浜FMに分があるか。Ｃ大阪は守備を固め、カウンターからゴールを狙う

水曜日にＪリーグYBCルヴァンカップ第５節を戦った両チーム。どちらも敵地に乗り込み、Ｃ大阪は名古屋と２－２で引き分け、横浜FMは札幌に４－０で勝利した。そこから中２日とタイトな日程で迎える今節の明治安田Ｊ１第11節だが、ルヴァンカップではどちらもグループの首位に立っており、心理的にはポジティブな状態でリーグ戦に切り替えることができるだろう。

前節、アウェイでの松本戦に挑んだＣ大阪は、前々節の大分戦から先発５人を入れ替えて臨んだ。リーグ戦では今季２試合目の先発となったブルーノメンデスが先制点を含む２得点に絡めば、ボランチの奥埜博亮は１得点１アシストの活躍。ディフェンスラインでは、今月末に開幕するU-20Ｗ杯の日本代表にも選ばれた18歳の瀬古歩夢がＪ１リーグ戦デビューを飾り、無失点に貢献した。

第６節の川崎Ｆ戦から４戦未勝利、第７節の札幌戦から３試合連続無得点と思うように結果を出せずに苦しんでいたＣ大阪だが、この試合では終始、松本を圧倒する試合展開で２－０の勝利。リーグ戦では５試合ぶりに勝点３を手にし、浮上のきっかけをつかんだ。ホームに戻って迎える今節、相手は上位を走るチームだが、連勝で良い流れを加速させていきたい。

一方の横浜FMも、前節は敵地で広島に１－０で勝利。シュートは４本と相手の守備を崩し切れない展開も続いたが、仲川輝人の先制点を守り抜き、リーグ戦での連勝を飾った。首位・FC東京との勝点差は『６』。上位を目指す上で今節も勝利が欲しい。

攻撃的な姿勢を打ち出すアンジェポステコグルー監督率いる横浜FMに対し、ロティーナ監督が就任した今季のＣ大阪も、ボールを握ってコントロールする試合運びを目指している。ただし、ポゼッションの質では、一足早くポジショナルサッカーに取り組んでいる横浜FMに分があるだろう。Ｃ大阪としては相手の攻撃をしっかりとしのぎ、手数をかけない攻撃で横浜FMの高いディフェンスラインを攻略していきたい。

この両チームは、ともに開幕前のキャンプを宮崎で張っており、今季も練習試合が２試合行われた。レギュラークラスと見られる選手たちで組まれた試合ではＣ大阪が１－０で勝利したが、試合の主導権は横浜FMが握っており、チャンスも数多く作り出していた。人もボールもよく動き、ビルドアップのうまい相手に対してＣ大阪は守備を固め、攻撃はカウンターがメイン。ボールを奪うと素早くサイドを突いて、決勝点を挙げた。

前節は［４－４－２］で挑み、都倉賢とブルーノメンデスの２トップの高さと強さを生かす戦い方で勝利を収めたＣ大阪だが、松本とは特徴が違う相手に対し、システムや戦い方を含め、ロティーナ監督がどのような策を打ち出してくるかにも注目だ。

［文：小田尚史］

【Ｊ試合情報】セレッソ大阪ｖｓ横浜Ｆ・マリノス　第１１節 – サッカー – SANSPO.COM（サンスポ）

　・Ｃ大阪対横浜ＦＭの通算３８試合では、Ｃ大阪が１３勝９分１６敗と負け越している。Ｃ大阪にとって横浜ＦＭは、清水戦（３９試合）に続いて２番目に多く対戦している相手（通算３８試合：鹿島戦と並び）。

　・Ｃ大阪は横浜ＦＭ戦で現在１０試合連続無敗（５勝５分）。今カードで敗れたのは、２０１１年８月２４日の対戦が最後（１－２）。

　・Ｃ大阪はホームでの横浜ＦＭ戦で現在５試合連続無敗であり（３勝２分）、直近８試合でもわずか１敗（５勝２分）。この１敗は、２０１１年６月１５日の対戦で喫したもの（０－１）。

　・Ｃ大阪はホーム戦で現在、２０１８年８月～１１月以来の４試合連続未勝利（１分３敗）。この間、わずか１得点しか挙げていない。

　・Ｃ大阪は現在、２０１７年３月～４月以来となる２試合連続無失点（１勝１分、当時３試合連続）。また、直近６試合では１度も複数失点を喫していない（１試合平均０．５失点）。

　・横浜ＦＭは今季１０試合を終えてわずか２敗（５勝３分）。同期間では、直近１４シーズンでクラブベストの２位でシーズンを終えた２０１３年以来のこと（当時６勝２分２敗）。

　・横浜ＦＭはアウェイ戦直近９試合で、勝利と敗戦を交互に繰り返している（５勝４敗）。敵地での直近の試合では勝利を挙げた（広島戦：１－０）。

　・都倉賢は今季、空中戦を５０回以上記録した選手の中でリーグベストタイの空中戦勝率を記録している（７０．７％：４１／５８回、磐田の大南拓磨と並び）。

※ファクト内の数字はＪ１での成績

【J１展望】C大阪×横浜｜ポゼッションでは横浜に一日の長。C大阪にとって我慢の試合に？ | サッカーダイジェストWeb

セレッソ大阪
今季成績（10節終了時）：11位　勝点11　３勝２分５敗　７得点・８失点

【最新チーム事情】
●前節の松本戦でリーグ５試合ぶりの勝利。４－４－２布陣が機能。
●８日のルヴァンカップ名古屋戦では柿谷と高木の２トップが先発も、決定力不足を露呈。今節は松本戦と同じく都倉とＢ・メンデスを起用か。
●特別指定で桐光学園高３年のMF西川は右太腿裏の張りで別メニュー調整。

【担当記者の視点】
　前節の松本戦ではリーグ４試合ぶりに４－４－２布陣を採用。前節からスタメン５人を入れ替えて臨むと、２－０で勝利し、５試合ぶりの白星を手にした。18歳の瀬古や、藤田と奧埜の２ボランチ。そして鮮やかな決勝点を決めたB・メンデスら出場機会の少なかった選手たちの奮起もあり、チームとして機能した一戦だった。布陣、スタメンともに松本戦から変更しない可能性は高い。

　２月の宮崎キャンプで横浜と対戦した時には、１－０で勝利しながらも、守勢を強いられた。ポゼッションでは横浜に一日の長があるだけに、今節も我慢強く戦うことが求められる。
　
　
横浜F・マリノス
今季成績（10節終了時）：６位　勝点18　５勝３分２敗　14得点・12失点

【最新チーム事情】
●リーグ戦２連勝、ルヴァンカップも合わせて公式戦４連勝と絶好調。攻守のバランスが整ってきた。
●２試合連続得点中の仲川が好調をキープ。Ｊ１における令和初得点を挙げるなど、ここぞという場面での勝負強さも光る。
●左腕橈骨骨折で離脱していた李が復帰。８日のルヴァンカップ・札幌戦で横浜加入後初ゴールを決め、持ち前の得点能力を発揮した。

【担当記者の視点】
　公式戦４連勝中と絶好調だ。自慢の『アタッキング・フットボール』はそのままに、守備へのリスクマネジメントも高まり、攻守両面で安定感が増してきた。

　敵地での対戦となるが、序盤からアグレッシブな姿勢で先制点を狙いに行くはず。仲川＆M・ジュニオールの好連係からのスピーディな仕掛けに加え、派手さはないが堅実なプレーでチームのポゼッションを支える左SB和田の働きにも注目だ。

【#C大阪対横浜FM】#扇原貴宏選手はリーグ戦でなかなか出番が得られていないですが、まるで腐る様子はなく、3人体制の主将の一人として積極的に声を出してもり立てるなど、プレー以外の役割も果たしています。（エルゴラ横浜FM担当:菊地正典） #fmarinos #横浜F・マリノス

— 首都圏J1／サッカー新聞エルゴラッソ記者班 (@EG_shuto1) 2019年5月10日