【試合結果まとめ(0◯1)】2018/8/11(土)19:00KO J1第21節 湘南ベルマーレvs.横浜F・マリノス@ Shonan BMWスタジアム平塚



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2018 明治安田J1 第21節 vs 湘南ベルマーレ 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー 監督
「非常に難しい試合だったと思います。最初の15分、20分は湘南の方に主導権を握られました。あとから自分たちが、ある程度コントロールができました。
後半のかなり最後の時間帯で、湘南さんにプレッシャーを掛けられましたけれど、その中でも自分たちの良さを出して勝点3を獲得することができました」

質問:前半を終えて、勝負どころはどこで、何が決め手になると考えていましたか?
「最初の時間帯、自分たちは、ややロングボールを蹴りすぎたかもしれません。3連敗をしているなかで、もしかしたら、選手たちの中で自信が少し足りなかったのかなと感じる場面もありましたが、そこを落ち着いて、前半と後半の間の時間、15分、20分を過ぎてからの時間帯で主導権を握れたことが大きかったんじゃないかと思います」

質問:ゲームコントロールを行うための、一番の要因は何だと考えていますか?
「メンタルな部分も非常に大きいかと思います。3連敗してプレッシャーを感じていた中、安全なパスを選択してしまった、そういう時間帯もあったと思います。その中で、5月から日産スタジアムで試合ができていないという非常に難しい環境の中でもよく頑張ってくれていると思いますし、最後まで信念を持って自分たちのサッカーを信じて、私のサッカーは変えませんので、そこを信じてプレーできるかどうかというメンタルの部分が大きいと思います」

質問:後半、横浜の右サイドが安定したように見えましたが、何か特別に指示をしたのでしょうか?
「湘南さんは走るチームですし、フィジカル的にも強いチームです。その中で、最初の時間帯はロングボールが多すぎて、距離感が良くなったのではないかと思います。
後半は、距離感が良くなったことによって、ボールを失ったとしても、すぐにプレッシャーに行けて、コンパクトさを保つことができました」

質問:それは監督の指示でしょうか? それとも選手自身が行ったことでしょうか?
「距離感という部分は、もちろん練習の中で言い続けていることです。今日は確かに自分の指示もあったかもしれませんけれども、最終的には選手の判断でしなければならないと思います。
その距離感をしっかり保つことによって、ショートパスをつなげることによって、自然に距離感も良くなって守備の安定感が出てきたのだと思っています」

選手コメント

ドゥシャン
「最高の気持ちでいっぱいです(笑)。
最初の30分はなかなかリズムに乗れずに、前半の残りの15分から落ち着いてできたなのかなと思います。
後半に入って、いい形でゴールが取れたのは良かったですし、最終的に勝てて良かったです」

扇原 貴宏
「(前節、先発から外れて)悔しい気持ちもありましたし、チームが勝てていないなかで責任を感じてました。やっぱり、今日は絶対に勝たなければいけない試合でした。
今日は全員、気持ちがこもっていたいたし、自分からアクションしていければいいなと思っていました。そういう部分は良かったと思います」

中澤 佑二
「勝てて良かったです。得点も、いい流れの中から入れられたし。
勝つんだという気持ちが、今日はみんな出ていたと思う。ここから一つずつ積み上げていきます。
次の試合も勝てるように、全員で気持ちを出してやりたい」

Jリーグ.jp

湘南vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2018年8月11日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 14,862人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 天野 純 ]
もう少しショートパスで崩したかったですけど、ロングパスが多くなってしまったのは反省点です。

--アシストの場面では急にスペースが空いたように見えた。
相手が疲れてプレスが緩んだこともあります。前半は相手のプレスを受けてしまった。

--この勝利が持つ意味は?
課題はまだまだあるのでもっと良くなると思いますけど、勝ったことが大事です。個人としてはアシストは決められたけど、追加点が取れないとこういう苦しいゲームになってしまうので、責任を持ってやっていきたいです。

 
 

Twitter / Istagram


 
 

YouTube


【公式】ハイライト:湘南ベルマーレvs横浜F・マリノス 明治安田生命J1リーグ 第21節 2018/8/11 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜、4戦ぶり白星 天野が好アシスト 4月以来の完封勝利― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は敵地でリーグ4試合ぶりの白星を挙げた。後半3分、MF扇原からのロングフィードにMF天野が反応。体勢を崩しながらも左クロスを送ると、最後はペナルティーエリア内に走り込んだFWウーゴ・ヴィエイラが頭で合わせた。

 守備でも全員が球際で体を張り、4月28日の鹿島戦以来となる完封勝利。随所に好セーブを見せたGK飯倉は「今日は内容より結果と思っていたので勝てたことが一番」と久々の勝利を喜んだ。

ニッカンスポーツ

横浜9戦ぶり完封で連敗3で止めた ヴィエイラV弾 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜マリノスが、FWウーゴ・ヴィエイラ(30)の虎の子の1点を守りきり、湘南ベルマーレに競り勝ち連敗を3で止めた。

 前半は湘南ペースで、前半15分にはFW小川慶次朗(26)、同18分にはMF秋野央樹(23)がシュートを放つも決めきれず。前半29分には、DF杉岡大暉(19)が、混戦からフリーでシュートを打つ場面があったが痛恨の空振りで好機を逸した。

 逆に横浜は後半3分、カウンターからMF天野純(27)のクロスをFWウーゴ・ヴィエイラが頭で押し込み先制。横浜は直近4試合で13失点と守備が崩壊していたが、今節は最後まで失点を許さず、4月28日の鹿島戦以来、9試合ぶりに無失点に抑えた。

横浜4戦ぶり勝利、湘南力及ばず/湘-横21節 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスがFWウーゴ・ヴィエイラ(30)のゴールを守りきり、4試合ぶりの白星を挙げた。

 後半3分にロングボールに抜け出したMF天野の左サイドからのクロスを頭で合わせた。

 試合序盤は相手に押し込まれて何度も決定機を作られたが最後まで体を張って耐えしのぎ、後半ロスタイムにはFW松田天馬(23)のシュートがポストをたたくなど運にも助けられた。

 4月28日の鹿島戦以来、カップ戦も含めると公式戦16試合ぶりの完封勝利で連敗は3でストップ。順位も15位から13位に浮上した。

横浜、流血しながら完封「プレッシャーかけられた」 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスがFWウーゴ・ヴィエイラ(30)のゴールを守りきり、4試合ぶりの白星を挙げた。後半3分にロングボールに抜け出したMF天野の左サイドからのクロスを頭で合わせた。

 ポステコグル-監督は「非常に難しい試合だった。試合が始まって15分間は主導権を握られたが、そこからある程度ボールを持って、後半は湘南さんにプレッシャーをかけることができた」と振り返った。後半は選手それぞれが近い距離間を保つことができたといい「ボールを失ってもすぐにプレッシャーいけた。それで安定した」と評価した。

 相手の決定機ではゴール前で体を張って耐え、後半ロスタイムにはFW松田天馬(23)のシュートがポストをたたくなど運にも助けられた。MF扇原貴宏(26)は「全員、気持ちがこもっていたし、勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 前半5分に相手との接触プレーで左眉上から流血しながらもフル出場したDF松原健(25)は「いい距離感で相手をいなして攻撃に移れた。勝ったことはポジティブにとらえていいと思う」と話した。勝ち点3を積み上げて13位に浮上したが、最下位の名古屋とは勝ち点差わずか4と混戦となっており、次節はその名古屋をホームに迎える。「しっかりやれるように準備したい」と気を引き締めていた。

横浜MF遠藤渓太チームの勢いのままU21代表へ – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスが後半3分のFWウーゴ・ヴィエイラ(30)のゴールを守りきり、4試合ぶりの白星を挙げた。

 後半20分から途中出場したMF遠藤渓太(20)は、この試合を最後にチームを離れ、アジア大会へ臨むU-21(21歳以下)日本代表の一員として12日から同大会の開催地インドネシアへと向かう。最長で約1か月間チームを離れ、リーグ戦は最大5試合を欠場する見込みだ。

 「チームのことも気になる」としつつ「今日勝ったいい流れのままいきたい。ここからはしっかり代表でも結果を残すことに集中したい」と意気込んでいた。

 
 

サンケイスポーツ

横浜M、ビエイラのヘッドで連敗ストップ 湘南は6戦ぶり黒星 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 11日に行われた明治安田生命J1リーグ第21節で、湘南ベルマーレと横浜F・マリノスがShonan BMW スタジアム平塚で対戦。試合は1-0で横浜FMが勝利を収めた。

 リーグ戦における「神奈川ダービー」の通算対戦成績は、6勝2分け17敗でホームの湘南が負け越している。しかし、前節終了時点の順位は、湘南が11で横浜FMが15位。5戦負けなしの湘南に対し、横浜FMは3連敗を喫している。

 前回の対戦は4-4と打ち合いの様相を呈していたが、前半は両チームの守備陣が好守を見せる。

 5分、J1第13節以来となる先発出場の湘南MF高山薫と、横浜FMのDF松原健が交錯。松原は出血が認められ、頭にバンテージを巻いて試合に復帰する。

 横浜FMは13分、前回対戦でハットトリックを見せたウーゴ・ヴィエイラがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定。湘南は15分、FW小川慶治朗がミドルシュートを放つも、横浜FMのGK飯倉大樹にセーブされる。

 25分、給水タイムを経てプレー再開。横浜FMは36分、FWオリヴィエ・ブマルがドリブルで持ち上がってシュートを放つも、湘南GK秋元陽太のセーブに遭う。前半は、横浜FMがやや優勢だったが、0-0で主審のホイッスルを聞く。

 両チームとも交代なしで後半スタート。横浜FMは48分、MF天野純の折り返しにFWウーゴ・ヴィエイラが頭で合わせ、先制に成功する。

 湘南の曹貴裁監督は63分、高山と小川を下げ、MF高橋諒とFW松田天馬をピッチに送り出す。対する横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は65分、FW仲川輝人と交代でFW遠藤渓太を投入する。追いつきたい湘南は71分、FW梅崎司を下げてFW野田隆之介を送り出す。

 湘南は終盤、相手陣内でボールをつなぐ時間帯を増やすも、最後までゴールは奪えず。試合は1-0で横浜FMが勝利を収めた。(Goal.com)

横浜M、連敗ストップ 指揮官「難しい時期を乗り越えた」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第21節最終日(11日、湘南0-1横浜M、BMW)横浜Mは9試合ぶりの無失点で、連敗を3で止めた。ポステコグルー監督は「序盤は湘南の方が良かったが、それ以降は主導権を握れた。難しい時期を乗り越えた。次はホームでもいい試合をしたい」と話した。

 決勝点となった1点は後半3分、扇原のロングボールを受けた天野が左から折り返し、ビエイラがヘディングで決めた。10年ぶりの4連敗は免れ、ビエイラは「大事な勝ち点3を取れて幸せだ。すごくうれしいゴール」と上機嫌だった。

横浜M・飯倉(無失点勝利に)
「最近は点を取られてばかりだったが、久しぶりの無失点で何より勝てたことが一番」

U-21代表FWの横浜M・遠藤、“走”で勝った – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第21節最終日(11日、湘南0-1横浜M、BMW)横浜Mは2020年東京五輪世代のU-21(21歳以下)日本代表FW遠藤が1点リードの後半20分に途中出場。献身的な走りで4試合ぶりの勝利に貢献した。この日は、14日が初戦のジャカルタ・アジア大会前最後の一戦。「てっぺんを目指します」と言葉に力を込め、「チームを離れるけれど、しっかり結果を出してきたい」とアジア制覇を誓った。

 
 

スポーツ報知

【横浜M】4試合ぶり勝利 指揮官「難しい試合だった」 : スポーツ報知

 横浜Mは敵地で湘南に1―0で完封勝ちした。FWウーゴの1点を守り抜き、4試合ぶり勝利を飾った。

 負ければ10年ぶりの4連敗で、降格圏内に転落する可能性すらあった一戦。リーグ優勝3度の名門が意地をみせた。

 猛暑をものともせず豊富な運動量を誇る湘南相手に押し込まれる時間帯が続き、シュート数は13対10で下回った。それでも後半3分、カウンターからウーゴが頭で押し込み先制。1点リード後は、GK飯倉を中心とした堅守で逃げ切り。94年3月以来24年間無敗のアウェー・湘南戦で好相性を発揮し、4試合ぶりに勝ち点を積み上げた。

 1試合消化数が少ないながら13位に浮上。だが、自動降格圏内に沈む名古屋とG大阪も勝利し、17位のG大阪との勝ち点3差は変わらない。さらに、G大阪はファビオとアデミウソン、名古屋は金井(2得点)、前田と、皮肉にも“元”横浜Mの選手がそろってゴールを奪った。

 試合後、アンジェ・ポステコグルー監督は「難しい試合だった。後半に距離感が良くなったことで勝利に結びついた」とうなずいたが、標ぼうする攻撃的スタイルは、まだまだ道半ば。残り14試合。Jリーグ開幕の93年から参戦する「オリジナル10」で降格未経験は、鹿島と横浜Mのみだが、今季の横浜Mは安全圏とは言い難い。次戦は、最下位ながら3連勝中の名古屋との大一番(15日・日産ス)。熱く、暑い夏のバトルは、まだまだ続く。

 
 

サッカーダイジェスト

横浜が”神奈川ダービー”を制して連敗を3でストップ!ポステコグルー監督も「非常に難しい時期でした」と本音を吐露 | サッカーダイジェストWeb

–前半途中から盛り返し、後半早々に決勝点!

 J1リーグ21節の湘南対横浜が11日、Shonan BMWスタジアム平塚で行なわれ、横浜が1-0で勝利を収めた。横浜は連敗を3でストップ。勝点を23に伸ばし、13位に浮上した。

 試合は「前半の入りは湘南のほうが良かった」と横浜のアンジェ・ポステコグルー監督が言う通り、湘南ペースで進んだ。しかし、横浜も徐々に盛り返し、「前半の終りのほうから主導権を握れた」(同監督)とリズムを掴むと、後半立ち上がりの48分にウーゴ・ヴィエイラが先制点。これが決勝点になり、アウェーで勝点3を得た。

 ポステコグルー監督は、「非常に難しい時期でしたが、そこを乗り越えてまたホームで良い試合をしたい」とコメント。連敗を止めた勝利を喜び、15日にホームで行なわれる次節の名古屋戦に向けて意気込みを語った。

 
 

フットボールチャンネル

ウーゴ・ヴィエイラがゴールで示す愛情と絆、そして覚悟。マリノスが踏み出した逆襲への一歩 | フットボールチャンネル

横浜F・マリノスは11日、明治安田生命J1リーグ第21節で湘南ベルマーレに1-0の勝利を収めた。3連敗中だったチームを救ったのは、2試合ぶりに先発出場したFWウーゴ・ヴィエイラ。この夏に移籍の可能性も浮上したエースストライカーは、ゴールという形で自らの覚悟を示した。(取材・文:舩木渉)

–3連敗から脱出。エースの一撃で勝ち点3

 ゴールを決めた瞬間、一目散にゴール裏に向かって駆け出し、サポーターと喜びを分かち合う姿はもはやお馴染みになった。背中に「7」を輝かせ、両腕を目一杯広げて戦う者たちの声を煽る。鼓動が響き合い、真っ青に染まったスタンドの熱量は最高潮に達する。

 ポルトガルから来日して2年目のFWウーゴ・ヴィエイラは、今季9つ目のゴールで3連敗と窮地に陥っていた横浜F・マリノスを不振の沼から引っ張り上げた。試合後には「すごく大事な勝ち点3で、すごく大事なものだったので、今は幸せな気持ちでいっぱい」と充実した表情を見せた。

 試合展開はマリノスにとって納得のいくものではなかった。多くの選手が「内容はもっと向上させなければいけないが、今日に限っては結果が重要だった」と勝ち点3の意義を口にした通り、ショートパス主体のビルドアップを果敢なプレッシングに封じられた前半は特に厳しい戦いぶりだった。

 豊富な運動量と旺盛な闘争心で知られる湘南ベルマーレは、この日も前半から積極的にプレスをかけてきた。それを嫌がったマリノスがスピードを落として後方から組み立てようとすると、最終ラインを5バック気味にしてゴール前に飛び込むスペースを消してくる。

 両サイドバックやアンカーの扇原貴宏がボールを前に運ぼうとしても、パスを出し入れして相手を動かせるだけのスペースがない。前半はセンターサークルを過ぎたあたりでパスミスが起こり、カウンターで簡単にゴール前まで侵入されてしまう。GK飯倉大樹の好セーブなどでなんとかしのいでいたが、前半だけで6本のコーナーキックを与え、いつ湘南にゴールを許してもおかしくない時間帯が続いた。

–湘南戦でフラッシュバックしたあのゴール

 その決して良いとは言えない流れを断ち切ったのは、後半開始早々の48分に生まれたウーゴ・ヴィエイラのゴールだった。左サイドでボールを持った扇原が前線にロングパスを送ると、湘南の最終ラインのギャップを突いた天野純が抜け出して、高くバウンドしたボールにうまく合わせて滑りながらクロスを上げる。最後はゴール前に飛び込んでいたポルトガル人ストライカーがフリーでヘディングシュートを決めた。

 ウーゴ・ヴィエイラは今季リーグ戦9得点目。実はこれだけ決めていても、彼のゴールが決勝点担った試合は第5節の清水エスパルス戦まで遡らなければならない。本人もはっきり覚えており、チームにとっても今季初の連勝で前半戦のターニングポイントになった試合でもあった。

 そして、湘南戦のゴールは、ウーゴ・ヴィエイラ自身が「ストライカーらしいゴール。ボールがそこに来る、チャンスの匂いを感じられるプレーだった」と振り返った清水戦の決勝点に重なる部分があった。

 関わった選手やポジションこそ違えど、扇原のロングフィードが起点になり、左サイドに飛び出した選手ーー清水戦は左サイドバックの山中亮輔だったーーがゴール前にラストパス、そしてウーゴ・ヴィエイラが決める。

 湘南戦が終わった後は「今日だけではなく常に信じている。誰がクロスを上げようとと、常にあのポジションを取っていればゴールが生まれる」と自信たっぷり。まさに狙い通り、ゴールへの一貫した姿勢と執着心が身を結んだ。

 勝利後のフラッシュインタビューを終えてサポーターのもとに挨拶へ向かったウーゴ・ヴィエイラには、万雷の拍手と自身へのチャントが贈られた。その声は一際大きい。ボリュームが一気に上がり、彼もそれに応える。

–移籍オファーはあったが…

 以前、同じようにゴールを決めて勝った試合の後、「ゴールを決めたあとにスタジアムの雰囲気が変わって、サポーターを煽っていたが、あの場面はどういう感情になるのか?」とウーゴ・ヴィエイラに尋ねたことがあった。

 すると彼は「(盛り上がりは)サポーターからの愛情表現と捉えているし、感謝の気持ちは言葉にならない。あのように愛情を感じると嬉しい」と笑みをこぼした。ファンサービスでは誰よりも時間をかけて1人ひとり丁寧に対応し、コミュニケーションをとっているウーゴ・ヴィエイラらしいとも思ったが、両者の絆は今回の湘南戦でより深まったように見えた。

 もちろん特殊な状況だったことも無関係ではない。この夏、ウーゴ・ヴィエイラには欧州への移籍の噂が浮上し、本人も複数のオファーの存在を認めていた。だが「僕が決められるのであればマリノスに残りたい」と残留を熱望し、トリコロールへの忠誠を誓った。

 固い絆で結ばれたファン・サポーターにも「みんなは来たばかりの頃から僕のことを温かく受け入れてくれた。いつも挨拶をしてくれたり、暖かい声援をくれるので、それはすごく嬉しい。僕を必要としてくれているので、ここいると余計出ていきたくなくなる」と感謝を述べていた。

 確かにこれまでは気分屋な一面もあれば、コンディション調整の甘さが目立ったこともあった。今季もカップ戦の重要な試合でチームを救うゴールを連発したかと思えば、リーグ戦ではハットトリックを決めた直後から7試合連続ノーゴールとなり、その間にスタメンを外される試合も増えた。

 ほとんどの試合でボール支配率が60%を超え、相手よりも多くのチャンスを作れる環境下で、何度もビッグチャンスを外して頭を抱えた。それでもマリノスのエースストライカーである所以を、自らの力で証明したのが、ウーゴ・ヴィエイラである。

 
 

サカノワ

「仲間を助け合う。それが闘うということ」喜田拓也が横浜FMの4試合ぶり勝利に導く | サカノワ

 横浜F・マリノスの喜田拓也は4-1-2-3のインサイドハーフで先発出場して80分までプレー。4試合ぶりの勝利に貢献した。

 喜田が試合後に語っていたことが印象的だった。

「みんなで全体をカバーし合えたことが、結果につながりました。自信を持てます。それが闘うということ。仲間のことを思う意識を、忘れてはいけない」

 誰かがミスをしてもフォローする。その助けられた選手がまた味方のためにフォローする。運動量を武器にする湘南相手に、そういった相互の補完関係ができていたからこその勝利だったと強調していた。

「インサイドハーフになると仕事量は増え、前へのランニング、パスを引き出すための動き、それに小まめなポジショニングの変化、守備でダブルボランチになるときにはサイドバックのフォローに入ったり……そういったハードワークが必要でした」

 ボールの位置に応じて、それぞれがゴールに向かうための最善のポジションを探る。今季の横浜FMはいわゆるポジナルプレーに取り組んできた。その中ではオフザボールの動きの質が問われ、喜田はそこで真骨頂を発揮する。

 決して派手な活躍はしていない。攻撃面ではまだまだ課題も多い。それでもこの日の勝利を支えた一人は、間違いなくトリコロールの背番号5――喜田拓也だった。

取材・文:塚越始

【横浜FM】天野純が理想と現実の狭間を打ち破ったラインブレイクと決勝アシスト | サカノワ

 横浜F・マリノスのMF天野純が前節21節の湘南ベルマーレ戦で、ラインブレイクからのクロスでFWウーゴ・ヴィエイラのヘディングによる決勝点をアシストし、チームの連敗を3で止めるとともに4試合ぶりの勝点3獲得に貢献した。これで天野自身、今季リーグ通算5アシスト目(4得点)だ。

 チームであり、天野であり、試行錯誤を続けて辿り着いた”ゴール”だった。

 前節の川崎フロンターレ戦(●0-2)は、7試合連続で続く失点を食い止めようと、ラインを下げて対応しようとしたものの、むしろ横浜F・マリノスのこれまでの特長も消してしまった。何もできずまさに完敗を喫した。

「より前線と後ろをコンパクトにしようという話は、みんなでしていました。前節はその距離が遠く離れてしまった。今回はそこをできたのは良かったと思います」

 天野はそのように修正点を挙げる。

 前線から最終ラインの間をコンパクトに保ち、できるだけ高い位置で戦おうと試みる。その理想とするスタンスを改めて取り戻したと言う。

 一方、現実的な選択もした。湘南の強烈なプレスに前半は苦しんだ。ただ、そこを凌いだあとの後半、湘南の出足がやや鈍っていると察知。裏のスペースを突ける――そこでチームとして活用したのがロングパスだった。

「もう少しショートパスで崩しかったですけれど、そこができなかった。相手が疲れ、プレスに来れなくなっていたので(スペースが)空いたというのはありましたが、ロングパスが多くなってしまったのは反省点でもあります」

 理想は前半のような相手の強烈なプレスをもいなして、パスで翻弄する。しかし、相手あってこそのサッカーだ。そんなに上手くことは運ばない。

 ただ今回、言い換えれば、それができないときの現実的な「Bプラン」を発動させた。結果にもこだわり、「すごく(スペースが)空いていたので、狙っていました。(背後を突くプレーを)増やしていきたい」(天野)と、一瞬の綻びを見逃さずに突いた決勝点。しかも無失点による1-0での勝点3奪取に成功した。

 それでも天野は決して満足していない。

「内容はまだまだもっと良くなると思います。勝ったことが大事。個人的には、アシストを決められましたけれど、追加点を取れないとこうして苦しい展開になってしまうので、そこは責任を持ってやっていかなければと思います」

 理想と現実の狭間で打ち破った、湘南の最終ライン。天野のラインブレイクは、横浜FMの試行錯誤が導き出した一つの解答であり、「さらに良くなれる」というポジティブな要素をももたらした。前向きな通過点と言える。

 15日はホームで好調な名古屋グランパスを迎え撃つ。チームのスタイルを持つ同士の対戦。横浜FMは湘南戦で見せた対応力の真価が、改めて問われる。

取材・文:塚越始

 
 

ゲキサカ

横浜FMが3連敗から脱出!! 天野からのヴィエイラ弾で“中断明け無敗”の湘南撃破 | ゲキサカ

 J1リーグは11日、第21節を各地で行い、共に神奈川県内をホームタウンとする湘南ベルマーレ対横浜F・マリノスの“SKYシリーズ”が開催された。中断明け無敗だった湘南は0-1で敗戦。横浜FMはFWウーゴ・ヴィエイラの今季の湘南戦4ゴール目が決勝点となり、3連敗から脱出した。

 ホームの湘南は前節広島戦(△2-2)から先発2人を変更。MF藤田征也、MF石川俊輝に代わってMF高山薫、FW梅崎司がスタメン入りした。
 対する横浜FMは前節川崎F戦(●0-2)から4人を入れ替え、DF山中亮輔、MF扇原貴宏、H・ヴィエイラ、FWオリヴィエ・ブマルが先発復帰を果たした。

 試合は前半5分、空中戦でのアクシデントからスタートする。高山と交錯した横浜FMのDF松原健がピッチに崩れ落ち、スタッフがその場で治療を実施。いったんベンチに下がって応急処置を行うと、頭部にテーピングを巻いて戻ってきた。同13分にはFW仲川輝人の折り返しに合わせたH・ヴィエイラがネットを揺らしたが、惜しくもオフサイド判定が下された。

 徐々に湘南もペースを取り戻すと、前半18分、得意のカウンターからFW小川慶治朗が突破し、中盤から攻め上がってきたMF秋野央樹にスルーパス。だが、シュートはGK飯倉大樹に阻止される。直後の同20分には高山が鋭いボールで狙ったが、これも飯倉が弾き出した。

 前半36分には横浜FMにチャンス。左サイドを駆け上がったブマルが相手DFを揺らし、左足で狙ったがGK秋元陽太がセーブ。同45分には仲川のクロスにH・ヴィエイラが合わせたが、惜しくも左に枠を外れた。第9節での対戦は3-4で試合を折り返す乱打戦となったが、今回はスコアレスのままハーフタイムを迎えた。

 それでも後半3分、ついに横浜FMが均衡を破る。自陣で前を向いた山中が左サイド裏にロングボールを送り、中盤から抜け出したのはMF天野純。背走しながらダイレクトで中央にクロスを送り込むと、うまくファーサイドに走り込んだH・ヴィエイラが頭で押し込み、前回対戦でハットトリックを達成したエースがまたしても結果を出した。

 湘南は後半18分、小川と高山をベンチに下げて、FW松田天馬とMF高橋諒を投入。一方の横浜FMは仲川に代わってMF遠藤渓太を入れ、互いにハイテンションを保つ試合の中でフレッシュな若手選手を起用した。その後は左サイドを中心に優勢を保った横浜FMが湘南攻撃陣をシャットアウト。1-0での勝利で3連敗から脱出した。

 
 

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2018マッチレポート | 8月11日 vs 湘南 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
 
 

こけまりログ

2018/08/10 【スタジアム観戦情報まとめ】2018/8/11(土)19:00KO J1第21節 湘南ベルマーレvs.横浜F・マリノス@Shonan BMWスタジアム平塚
 
 

今週の他会場など


 
 

 
 

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