【試合結果Webニュースまとめ(1○2)】2024/2/25(日)14:00KO J1第1節 東京ヴェルディ1969vs.横浜F・マリノス@国立競技場


【試合結果Webニュースまとめ(1○2)】【スタジアム観戦情報まとめ】2024/2/25(日)14:00KO J1第1節 東京ヴェルディ1969vs.横浜F・マリノス@国立競技場
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.X(旧Twitter) / Instagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第1節 東京ヴェルディ vs 横浜F・マリノス 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】東京Vvs横浜FMの試合結果・データ(明治安田J1リーグ:2024年2月25日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
 └ 入場者数 53,026人

監督コメント

[ ハリー キューウェル監督 ]

何から喋ればいいのでしょうか(笑)。開幕カードが注目される“ナショナルダービー”でした。相手は昇格してきたチーム。簡単な試合にはならないと思っていましたが、それが現実となりました。この悪天候もあり、自分たちのサッカーを見せることができませんでしたし、正直ベストの状態でもありませんでした。ただ4日前に別のコンペティションで120分間の試合をし、コンディションが難しい中、選手たちは最後の最後まであきらめない素晴らしい姿勢を持って戦いました。思い描いていた内容ではありませんが、彼らのあきらめない姿勢には感銘を受けています。それが結果につながったと思います。

--前半途中にシステムを変更し、後半の早い段階から交代カードを切り、トップ下にエウベル選手を配置するなど、ハリー キューウェル監督のカラーが随所に出ました。どのような考えの下、采配を振るったのでしょうか。
正直、秘密にしておきたいです(笑)。東京Vは素晴らしいチームでした。正直オープニングゲームで力が入り、相手はホームという状況下、コンパクトかつアグレッシブさもありました。前半は自分たちが難しい状況にしてしまった。練習でやっていないことをやってもうまくいきません。前半は少しの変化を加えましたが、大きく変わったとは思いません。

後半、交代した選手が違いを見せてくれました。彼らにはチームの底上げを求めています。ヤン マテウス、宮市(亮)が入ったことで前に向かう姿勢がより出て、チャンスも前半より多く作りました。自分たちがやるべきことをやり、結果がついてきていました。

--先日のACLで退場した松原 健選手が決勝ゴールを決めました。彼の評価をお願いします。
1人の選手だけのことを長く話すつもりはありません。自分はチーム全体を見ていますし、1人だけを見ていません。練習から自分が日々伝えているのは「シンプルに前方向に進もう」ということです。前半はシンプルさが出なかった一方、後半はよりシンプルさが出て、松原もうまくプレーし、彼の強さも出ていました。危険なエリアにボールを運ぶことで、そこに彼が出ていく場面も増えました。

一方、4点、5点を取ることは簡単ではありません。自分たちのやるべきサッカーをした上で、そのような得点が生まれるのです。それを選手一人ひとりが頭に入れて、やっていくことが大事だと思っています。今日は最後まであきらめない姿勢が何かを起こすことを証明した試合となりました。

選手コメント

— 松原 健

--決勝ゴールを振り返ってください。
うまく自分のところにボールが戻ってきて、左足で良い位置に置くことができ、クロスを上げるより打って終わったほうが良いと思いました。ふかさないように枠を狙うのはもちろん、枠にいけば何かが起きるのではないかと思い、狙いました。

--ただ先制されて、苦しい展開でした。
自分たちの展開に持ち込めなかったのは反省するべきところです。でも最後まで何が起こるか分からないのがサッカー。あきらめない気持ちが出たのは僕たちのほうだったので、しっかりと勝点3を取れて良かったです。途中から出てきた選手がギアを変えてくれたのもありました。

--それまでペナルティーエリア内に入っていけていなかった中、何が変わったのでしょうか。
相手が疲れてきたのはあります。前からプレスにガンガン来ていましたが、途中からステイする形が多くなりました。相手の体力の消耗もあって、自分たちが押し込めるようになったのは少なからずあります。

--ACLで一発退場してから、今日までどのように過ごしてきましたか。
チームの皆さん、ファン・サポーターの皆さんに迷惑をかけてしまい、本当に申し訳なく思っています。その中でプレーできるチャンスを与えてもらったので、自分が結果を出すしかないと思っていました。もちろん、いつもより気合いも入っていました。

--31年前のJリーグ開幕戦と同じ展開、同じスコアの決着となりました。
今季のJリーグが開幕した中、皆さんが楽しみにしていたゲームだったと思います。自分たちの内容は不十分なところがありますが、そんな内容でも取りこぼさないことが大事です。「今日の最後の1点があって勝点3を取れて、優勝できた」と言ってもらえるように、また自分を含めてチーム一丸でやっていきたいです。

--いつもゴールは“年イチ”と言われていますが、開幕戦でゴールが生まれました。残り37試合どうされますか。
どうするも何も、僕は“年イチ”です。欲張らないことが大事です(笑)。

— 上島 拓巳

早い時間帯に先制点を奪われ、前半は前進することができませんでした。ただ、0-1で試合を進めることが大切でしたし、我慢できました。DFとしては0-2になると試合が決まってしまうので、失点せずに0-1のまま我慢できれば、前の攻撃力ある選手が仕事をしてくれると思っていました。AFCチャンピオンズリーグラウンド16第2戦の良い流れが今日につながったと思います。

--前半途中にシステム変更してから、ビルドアップもスムーズさが増しました。何が変わったのでしょうか。
ダブルボランチになって、自分たちのパスコースは増えました。相手も守備強度が下がり、自分から前進できるパスも増えました。それも我慢強く試合を進めた結果だと思います。ただ、(アンカー型の)[4-3-3]の前進する方法やビルドアップは、チームとして改善しなければいけません。

 
 

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ハイライト動画


ハイライト|J1リーグ第1節|vs 東京ヴェルディ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜、東京Vに逆転勝ちで開幕白星発進!かつての“黄金カード”0―1から31年前の“再現”― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 2年ぶりの王座奪回を狙う横浜F・マリノスは東京Vに2―1と逆転勝ちし、開幕白星発進した。
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメントから中3日で開幕を迎えた横浜。今季から指揮を執るハリー・キューウェル監督(45)は先発3人を変更して臨んだ。

 前半3分にGKポープ・ウィリアムがイエローカードの判定となり、同7分にFKから相手MF山田楓に直接ゴールを決められて先制された。それでも、後半44分にPKを獲得し、FWアンデルソン・ロペスが左足で決めて同点。さらに試合終了間際、FWヤン・マテウスのパスをペナルティーエリア右で受けたDF松原健が左足でシュートを放ち、ネットを揺らした。

 東京Vが16年ぶりにJ1復帰したことで、かつて「黄金カード」と呼ばれ、日本中が熱狂した93年5月15日のJリーグ開幕戦と同じ顔合わせが実現。当時も横浜が0―1から逆転勝利しており、“再現”となった。

 ▽93年5月15日のJリーグ開幕戦 国立競技場に5万9626人の観衆を集め、V川崎(現東京V)―横浜M(現横浜)で開幕した。前半19分にV川崎がFWマイヤーのリーグ1号ゴールで先制も、横浜Mが後半3分にMFエバートンのゴールで同点。同14分にはMF水沼のシュートのこぼれ球をFWディアスが決めて逆転し、2―1でリーグ最初の白星を挙げた。

 
 

ニッカンスポーツ

【横浜】川淵氏も涙…J元年再現となった東京Vとの国立開幕戦、劇的逆転で31年前と同じ結果に – J1 : 日刊スポーツ

Jリーグ元年の93年5月15日の再現となった東京V-横浜の国立開幕戦は、横浜が土壇場の2ゴールで2-1の逆転勝利を収めた。後半44分にFWアンデルソン・ロペスのPKで追いつくと、ロスタイムの後半48分にDF松原健が左足でミドルシュートをたたき込み、31年前と同じ結果となった。Jリーグ生みの親で元チェアマンの川淵三郎氏も訪れた中で実現した黄金カード。昔と変わらぬ大熱戦に5万3026人の大観衆は沸きに沸いた。

待ち焦がれた「ナショナルダービー」は、あまりにも劇的な幕切れとなった。1点を追い攻勢をかけた横浜。後半44分に相手ハンドのPKで追いつくと、さらに4分後、松原が思い切り良く打った左足シュートがゴールに決まった。31年前も東京Vに先制されたが、2ゴールを奪い返して2-1の勝利。くしくも当時と同じ展開となった。さらにJリーグ元年の93年生まれの31歳、松原が決勝点というのも何かの縁か。気温5度という真冬の国立は、当時の高揚感さながらの熱気にのみこまれた。

見守った誰の胸にも、30年分の思いが詰まった一戦だった。試合直前に元チェアマン、87歳になる川淵氏が国立の舞台に立った。電光掲示板には31年前の「大きな夢の実現に向かってその第1歩を踏み出します」という開会宣言の映像が流れた。それを受けてのスピーチの途中、感極まり涙し言葉に詰まった。胸に去来するものがあった。

横浜の先発メンバーにはMF水沼宏太がいた。31年前の国立開幕戦で同じく横浜の主力選手としてフル出場した水沼貴史氏を父に持ち、当時3歳でスタンドから声援を送っていた。34歳のベテランは「同じような状況でピッチに立ち、同じスコアで終われたのはおもしろいなと思いました。たくさんの歴史を築いてくれた方々に感謝したい」。

一方、父もこの試合に解説者で立ち会った。黎明(れいめい)期のJリーグを思い出し感無量の面持ち。「巡り合わせにびっくり。劇的すぎます。いろんな思い出がよみがえり、そこに宏太も出ていて…うれしかったです」。何よりJリーグがここまで発展したことに喜びがある。「川淵さんのメッセージに感動しました。川淵さんがつくってくれたこの土台を、新たな世代が受け継いでいかなければいけない」と話し、言葉の1つ1つをかみしめた。

そして日本代表の森保監督も同じ。両チームの意地と意地が激しくぶつかった試合に当時と変わらぬライバル関係を見ていた。と同時に自らの人生をも振り返った。「サッカーで飯が食っていけるというのを夢見ていたこと、それが実現したのがヴェルディ対マリノスの1993年のあの開幕戦でした。そこは特別な思いがあります」。

20年後、30年後にも世界に誇れるJリーグヘ。2024年2月25日、国立競技場に新たな歴史の1ページが刻まれた。【佐藤隆志】

 
森保一監督が東京V-横浜戦視察「熱く素晴らしい試合」現役時の93年開幕カードに「特別な思い」 – J1 : 日刊スポーツ

東京ヴェルディと横浜F・マリノスによる伝統チームによる国立開幕戦は、横浜が劇的勝利を収めた。前半7分に東京VのMF山田楓喜(22)が鮮やかなFKを直接決めると、横浜は後半44分にFWアンデルソン・ロペス(30)のPKで追いついた。さらにロスタイム3分、DF松原健(31)のゴールで勝ち越した。

試合を視察した日本代表森保一監督(55)は、「まずは熱く素晴らしい試合だった。勝者とそうではない方にと分かれてしまうかもしれないけど、試合を見ているサポーターにとってはこんなに熱く素晴らしい試合はないなというくらいいい試合だったと思っています」と振り返った。

93年のJリーグ開幕カードの再現。当時、自身も現役プレーヤーだった。16年ぶりに東京VがJ1に昇格したことで再びこのカードが実現した。31年前を知る者として、この日の試合は感慨深いものがあった。「私自身はアマチュア時代から選手としてプレーをしていて、プロとしてサッカーで生計を立てられる、飯を食っていけるということを夢見ていたことが実現した瞬間がヴェルディ対マリノスの1993年のあの開幕戦だったと思いますので、そこは特別な思いがあります」。

23日から始まった開幕節を3日連続で視察した。日本代表は海外組が大半を占めるようになったが、Jリーグの重要性は変わらない。「この3日間視察させていただいて、パリオリンピック世代より若い年代の選手たちがこのJ1の選手で多くプレーしてきたなということは感じています」と所感。日本の育成組織に感謝しつつ、「もっともっと若いいい選手がJ1の舞台でプレーできることを期待しています」と話した。

 
93年J元年の伝説開幕戦、展開もスコアも再現 横浜が終盤逆転で勝利、東京V及ばず/ライブ詳細 – サッカーライブ速報 : 日刊スポーツ
 
 

サンケイスポーツ

横浜M、東京Vに逆転勝ち 松原が決勝弾 J1 – サンスポ

明治安田J1第1節最終日(25日・国立競技場ほか=2試合)Jリーグが始まった1993年の開幕戦と同じカードで、横浜Mが東京Vに2―1で逆転勝ちした。後半ロスタイムに松原が決勝ゴールを決めた。京都は終了間際に安斎のゴールで追い付き、柏と1―1で引き分けた。

 
 

スポーツ報知

明治安田J1第1節最終日(25日・国立競技場ほか=2試合)Jリーグが始まった1993年の開幕戦と同じカードで、横浜Mが東京Vに2―1で逆転勝ちした。後半ロスタイムに松原が決勝ゴールを決めた。京都は終了間際に安斎のゴールで追い付き、柏と1―1で引き分けた。

 横浜FMは、16年ぶりにJ1復帰した東京Vに2―1で逆転勝ちし、開幕戦を白星で飾った。

 前半7分にFKで先取点を許したが、後半は粘り強く攻撃を続けた。後半44分にFWアンデルソン・ロペスのPKで追いつくと、4分後にDF松原健が左足シュートをゴール左に突き刺して逆転。「ちょっと興奮しすぎてあんまり覚えていない。自分の感覚としては、あそこのコースしかないと思っていて、ふかさないように打ったつもりですけど、いい回転がかかって、入って良かった」と声を弾ませた。

 1993年のJリーグ開幕カードが、国立で再現された一戦は、約5万3000人が詰めかけた。31年前も、2―1で逆転勝ち。前半19分に相手FWマイヤーに先取点を許したが、後半にMFエバートン、FWディアスの2ゴールで試合をひっくり返した。くしくも同スコアで、同じ逆転劇を“再現”する形となり、松原は「本当に最高でした。31年前の開幕戦の状況が戻って来たことがすごくうれしいし、その中で何としても勝たないといけない開幕戦だったので、本当に勝てて良かった」と胸をなで下ろしていた。

 
スコア、展開は31年前の「あの日」と同じでも…J1通算528勝の裏で横浜FMが積み上げた意地とプライド – スポーツ報知

1993年5月15日のJリーグ開幕マッチと同じ「東京V―横浜FM」が当時と同じく国立競技場で行われ、横浜FMが東京Vを2―1で下して16年ぶりに実現した“伝統の一戦”を制した。0―1から後半44分に追いつき、同ロスタイムにDF松原健(31)が劇的な勝ち越し点を決め、31年前と同じ2―1の逆転勝利を収めた。東京Vは5608日ぶりのJ1白星を逃す悔しい黒星となった。

 日本中が熱狂した31年前の「あの日」と同じスコアで決着した。1―1で迎えた後半ロスタイム3分。「枠にいけば何かが起きると思った」。横浜FMのDF松原が左足を振り抜くと、美しい弧を描いたボールがネットに吸い込まれた。93年5月15日、Jリーグが産声を上げた「あの日」同様に聖地・国立が揺れた。トリコロールが歓喜した。

 殊勲のヒーローとなった松原は「興奮しすぎて覚えてない」と放心状態。キューウェル監督(45)も「一体何から話せばいいやら…」とため息をつき「最後まで諦めない姿勢に感銘を受けた」とイレブンをたたえた。

 前半は最悪だった。相手の圧力に屈して開始7分で失点すると、昇格1年目の東京Vに試合のペースを握られ、ミスを連発。なすすべなく45分が過ぎた。延長戦にもつれた21日のACLバンコクU戦から中3日という過密日程もあり、後半も体力面では相手が優位だった。

 それでも、一度もJ2に降格することなく、J1に在籍し続ける強豪の意地があった。後半11分にFW宮市とFWヤンマテウスを同時投入し、アンデルソンロペスとエウベルをピッチに残す“4トップ”布陣にシフト。圧倒的な攻撃力で相手を殴り倒した。

 ライバルを下してつかんだJ1通算528勝目の裏側には、187の引き分けと344の敗戦がある。通算1708得点の裏側にも、1274の失点がある。「あの日」から時がたち、選手がどれだけ入れ替わっても、クラブには苦しみながらも勝利を積み重ね、日本最高峰リーグのJ1に君臨してきた歴史がある。

 前身の日産自動車と読売クラブとして、両クラブはJ発足前からしのぎを削ってきた。それぞれの歴史をたどりながら、16年ぶりに実現した対戦。キューウェル監督は「正直、思っていた内容にはならなかったが、諦めない姿勢が勝利につながった」と誇った。内容が悪くても勝つ。勝つから強い。伝統の一戦の軍配は、強者としての意地とプライドを発揮した横浜FMに上がった。(岡島 智哉)

 
 

サッカーダイジェスト

「興奮しすぎて覚えてない」マリノス松原健、劇的ゴラッソにテンションMAX! 国立の雰囲気は「本当に最高。31年前の開幕戦が…」 | サッカーダイジェストWeb

— 肩で息をしながらインタビューエリアに登場

 魂の一撃で聖地を熱狂させた。

 横浜F・マリノスは2月25日、J1第1節で東京ヴェルディと国立競技場で対戦。開始7分で山田楓喜に直接FKで先制点を奪われるも、土壇場の89分にアンデルソン・ロペスのPKで追いつくと、90+3分に松原健が決勝点を挙げ、2-1で逆転勝利を収めた。

 利き足とは逆の左足で鮮烈なゴラッソを叩き込んだ松原はタイムアップ直後、肩で息をしながらインタビューエリアに登場。劇的弾に関して、喜びを噛みしめるようにこう伝えた。

「ちょっと興奮しすぎて、あんまり覚えてないんですけど…。前半、ああいう入りをしてしまって、なかなか自分たちのペースを握れないなかで、後半に何とかして、僕たちのペースに持ち込もうと。まずしっかり追いつけたことがすごく良かったです。最後、前向きな形がすごく出てきていたので、あそこはパスして終わるより打って終わろうと思ったのが、入ってラッキーでした」

 さらに、インタビュアーから「松原選手も興奮しているようですが、見ている私たちも興奮しました。本当に素晴らしいシュートでした。ちょっと冷静に振り返っていかがでしょうか?」と振られると、松原は自身のシュートを次のように解説した。

「自分の感覚としては、あそこのコースしかないなと思っていて、なるべくふかさないように打ったつもりだったんですけど、それが上手く、良い回転がかかって、入って良かったです」

 マリノスとヴェルディは、1993年のJリーグ元年でもオープニングマッチとして国立で激突。その際もマリノスが前半に先制を許しながら、後半に2点を奪い返し、2-1で超満員のファンを沸かせた。

「(今日の国立の雰囲気は)本当に最高でしたし、31年前の開幕戦の状況が戻ってきたことがすごく嬉しいです。そのなかで、何としても勝たなきゃいけない開幕戦だったので、本当に勝てて良かったです」

 ゴールに関しては、度々「年に1回決めるから、みんなの印象に残る。僕は年に1回でいいです」と冗談めかして口にする松原。ただファンは、ゴール量産を期待しているはずだ。

 いきなり特大のインパクトを放った31歳の右SBは今季、さらに印象的な場面を生み出せるか。

 
「プレーできるチャンスを与えてもらった」劇的な逆転弾で勝点3をもたらしたマリノスDF松原健。迷わず左足一閃「枠にいけば何か起きるんじゃないか」 | サッカーダイジェストWeb

— 「クロスを上げるよりは打った方がいいと思った」

 2月25日に国立競技場で行なわれたJ1第1節で、東京ヴェルディと対戦した横浜は2-1で勝利した。

 この試合で、チームに勝点3をもたらす劇的なゴールを決めたのがDF松原健だ。

 7分に先制され、89分にアンデルソン・ロペスのPKで同点に追いつき、1-1で迎えた90+3分だった。

 右サイド深くでボールをキープしていたヤン・マテウスからボックス内でパスを受けた松原は、ダイレクトで左足を振り抜き、ゴールの左隅に突き刺した。

 試合後、松原は自身のゴールをこう振り返った。
 
「クロスを上げるよりは打った方がいいと思ったので、吹かさないように枠を狙うのはもちろんですけど、枠にいけば何か起きるんじゃないかと思って狙ったゴールです」

 リーグ開幕前の2月14日に、タイで行なわれたアジア・チャンピオンズリーグのラウンド16、バンコク・ユナイテッドとの第1戦に先発した松原は、後半アディショナルタイムに危険なタックルでレッドカードを受けて退場していた。

「チームやファン・サポーターの皆さんに迷惑をかけてしまった。申し訳ない」と改めて反省の弁を述べた背番号27は、「そのなかでもプレーできるチャンスを与えてもらったので、自分は結果を出して、やっていくしかない」と語った。まさにその想いが結実したゴールとも言えるだろう。

「この1点があって勝点3が取れたから優勝できたと言ってもらえるように、チーム一丸となってやっていきたい」と前を向いた31歳の、今後の活躍に期待だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

 
あれ?俺じゃない? 殊勲の決勝ゴラッソ、松原健の勘違いが話題!実はサポーターの中にも「私もマツバラで歌ってた笑」 | サッカーダイジェストWeb

— 拍手で応え、お辞儀しかけたところで…

 2月25日に開催された開幕戦で、横浜F・マリノスは16年ぶりにJ1に昇格した東京ヴェルディと対戦。先制を許すも、89分にアンデルソン・ロペスのPKで追いつくと、直後の90+3分に松原健が鮮烈なコントロールショットで勝ち越し弾をゲット。1993年のJリーグ元年のオープニングマッチと同じ展開で、鮮やかな逆転勝利を収めた。

 ヴェルディ撃破に導き、聖地国立を熱狂させた松原だが、試合後にまさかの勘違い。31年前の開幕戦でマリノスのゴールを守り、現在は同クラブでGKコーチを務める松永成立氏に対して歌った「まーつなが!まーつなが!」というチャントに反応し、感謝を示す拍手を送ったのだ。

 そしてお辞儀をしかけたところで、松原は誤解に気付く。「なが? まつなが?(自分を指さして)まつばらだもん!)」と頬を緩めた。

 Jリーグと同い年、31歳のチャーミングな一コマは『DAZN』の公式Xで公開され、話題に。「めっちゃワロタ」「面白いなー。響きが似てるからしょうがない(笑)」「シゲさんのコールも間違えるし、逆足でゴールするし、今季のマツケン半端ない」といったコメントが寄せられたほか、「私も松原だと最初思って、途中までマツバラで歌ってた笑」という報告も。

 勘違いしていたサポーターも複数いたようだ。


 
「同じスコアで終われたのはまたなんか面白い」31年の時を経て父親と同じピッチに立った水沼宏太の想い【コラム】 | サッカーダイジェストWeb

— 試合展開まで当時と一緒

 1993年5月15日、大学3年生だった著者は国立競技場でヴェルディ川崎対横浜マリノスのJリーグ開幕戦を生観戦した。マイヤーのゴールに歓喜し、ラモン・ディアスの決勝弾にため息を漏らす。それから約31年の時を経て、まさか記者として東京ヴェルディと横浜F・マリノスを取材する立場になるとは思いもしなかった。

 当時のヴェルディは三浦知良、ラモス瑠偉をはじめ文字通りのスター軍団だった。それに比べると、今季の東京Vは大スターと呼べるような選手は見当たらない。もっとも有名なのはもしかすると城福浩監督かもしれないが、それでも彼らは優れた組織力で横浜を苦しめた。

 横浜にサッカーらしいサッカーをさせなかった前半の東京Vは素晴らしく、山田楓喜のFK弾で決めた先制点を守り切ったまま完封勝利を収めるのではないかと、そんな期待感もあった。 しかし、実際は89分にアンデルソン・ロペスのPKで追いつかれ、90+3分に松原に逆転弾を許している。ヴェルディが先制しながら1-2で逆転負けを喫する展開は、31年前のオープニングゲームとまるで一緒だった。

 1993年当時のJ開幕戦、マリノスで勝利の美酒を味わったひとりが水沼貴史氏で、その息子である水沼宏太が31年後のピッチでプレーしているのも不思議なものだ。

 試合後、“歴史”について訊かれた水沼宏太は次のようにコメントしていた。

「(父と)同じようにピッチに立てたのは良かったし、同じスコアで終われたのはまたなんか面白いと思います」

 この日はJリーグ初代チェアマンである川淵三郎氏のスピーチもあり、当時を思い起こす演出もあった。水沼宏太は言う。

「昔からJリーグを応援している、支えている方たちにとってはあの日を思い出す、あの日を知らない若い世代の方たちもこういう歴史があったんだと分かる演出だったと思います。僕自身も『父が出ていたんだ』っていう意味では嬉しさがありますし、そういう試合で勝てたのも良かったです」

 この日の国立競技場は人々の様々な想いに包まれていたに違いない。今回観客としてスタジアムに訪れた方の誰かが31年後の試合で記者として国立競技場に来るようなことはあるかなと、水沼宏太の話を聞きながらそう思った。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

 
 

サッカーキング

J開幕カードの再現は横浜FMに軍配! 終盤2発で大逆転勝利、東京Vは16年ぶりJ1で黒星発進 | サッカーキング

 2024明治安田J1リーグ第1節が25日に行われ、東京ヴェルディと横浜F・マリノスが対戦した。

 1993年5月15日に行われた“Jリーグ開幕カード”の再現。舞台は同じ『国立競技場』。16年ぶりにJ1リーグ復帰を果たした初代王者・東京Vが、近年のJリーグを牽引する横浜FMを迎え撃った。城福浩監督率いる東京Vは、4人の新戦力が開幕スタメン入り。一方の横浜FMは、120分間を戦ったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・ラウンド16のバンコク・ユナイテッド戦から先発を3人入れ替えて、“黄金カード”に臨んだ。

 試合の均衡が破れたのは7分、東京Vが先制に成功する。自陣からロングボールをペナルティエリア手前に送り込み、飛び出してきた相手GKポープ・ウィリアムのハンドを誘ってフリーキックを獲得。キッカーを務めた山田楓喜は左足を振り抜き、強烈な一撃をゴール右上へと叩き込んだ。

 強度の高いアグレッシブなサッカーを展開する東京Vは、横浜FMの高速カウンターを受ける場面もありながら、より多くのチャンスを創出。21分には染野唯月、30分には木村勇大、そして39分には山田がゴールに迫ったものの、ポープ・ウィリアムら横浜FMの好守に阻まれた。前半に追加点は生まれず、東京Vが1点リードで折り返す。

 なかなか思い通りの形で攻められない横浜FMは、56分にヤン・マテウスと宮市亮を投入して前がかりになる。62分、渡辺皓太が放ったシュートをゴール前の宮市がコースを変えてゴールネットを揺らしたものの、これはオフサイドで得点認められず。64分には松原健が右サイドから際どい高速グラウンダークロスをゴール前に送ったものの、味方が触ることはできなかった。

 東京Vは集中した守りで耐えつつ、カウンターで追加点を狙いに行く。さらに横浜FMが攻勢を強めるなか、88分に試合のターニングポイントが訪れる。相手のハンドを誘って横浜FMがPKを獲得すると、キッカーはアンデルソン・ロペス。独特のステップから落ち着いてゴール左下へと流し込み、横浜FMが追いつく。

 すると後半アディショナルタイム4分、横浜FMが逆転に成功する。ペナルティエリア右でパスを受けた松原が左足を振り、ゴール左上隅へと突き刺した。

 試合はこのまま終了し、大逆転勝利を収めた横浜FMが白星スタートに成功した。次節、東京Vは3月3日に敵地で浦和レッズと、横浜FMは同1日にホームでアビスパ福岡と対戦する。

 
「友人」から引き継いだ横浜FMでのJ初戦 キューウェル監督が語った「大事な要素」 | サッカーキング

 2024明治安田J1リーグ第1節が25日に行われ、東京ヴェルディと横浜F・マリノスが対戦し、後半アディショナルタイムの松原健による劇的逆転弾で横浜FMが2-1で勝利した。

 試合後、横浜FMを率いるハリー・キューウェル監督は、「簡単な試合にはならないだろうと思っていた」と話し、21日に120分を戦った末に勝利したAFCチャンピオンズリーグのバンコク・ユナイテッド戦から中3日、さらには昇格組で勢いを持った相手のホームゲームということもあって、「自分たちのやりたいサッカーをあまり見せられず、正直ベストの状態ではなかった」と、特に前半は東京Vにいい形を作られ続けた試合を振り返りつつ、「選手の姿勢、最後まであきらめないことに感銘を受け、結果をしっかり残してくれた」と、選手たちを称えた。

 この試合では喜田拓也をアンカー、渡辺皓太と山根陸をインサイドハーフに置く4-3-3で試合に入ったが、相手の圧力にペースをつかめず、30分過ぎには喜田と渡辺のダブルボランチ、後半に入ってからも選手交代を交えて最後は4-2-4のような形で勝利をもぎ取った。「前半は自分たちで難しい状況にしてしまった。ほんの少しの変化をつけたが、大きくは変わらなかった」としつつ、「交代した選手たちが違いを見せてくれた。交代選手へもチームへの底上げを求めている。ヤン(マテウス)、宮市(亮)が入り、パワーや前方向への姿勢が増え、チャンスも増えた。自分たちがやりたいことをやった中で結果、勝利につながった」と、時間の経過とともに出力を上げることができたと話した。

 今季から横浜FMの指揮官に就任したキューウェル監督。「友人」と語るアンジェ・ポステコグルー(現トッテナム監督)、ケヴィン・マスカット(現上海海港監督)から引き継いで、Jリーグ初戦を勝利で飾った。「日本行きが決まった時、アンジェがJリーグにいた時のことを話してくれた。彼は勝つのが簡単ではなく、タフで、フィジカル的にも難しいリーグと言っていた。そして何よりも素晴らしい選手がそろっているとも言っていた。ケヴィンも同じように本当に難しいリーグだと言っていた。一方で情熱のあるリーグとも言っていたし、ファン・サポーターがサッカーには必要で、どれだけの方が来てくれて、応援しているチームに後押ししてくれているか。その雰囲気や情熱は素晴らしいと自分も感じていたし、大事な要素だと思っている」と、改めて日本サッカーの良さ、難しさ、情熱に言及。「タフな試合が毎試合続くし、どんな試合でも良い準備をして臨まないといけない。気を抜けば足元をすくわれる。しっかり準備して、一試合一試合タフな試合があるが、やっていきたい」と、初戦の勝利にも気を引き締め、次戦へと目を向けている。

 
【写真ギャラリー】2024.2.25 明治安田J1リーグ第1節 東京ヴェルディ 1-2 横浜F・マリノス | サッカーキング
 
 

サッカーマガジンWEB

31年前と同じ展開で横浜FMが勝利! 東京ヴェルディが先行も終盤に横浜FMが逆転勝ち◎J1第1節 – サッカーマガジンWEB

— 粘り強さを発揮し、松原健が土壇場で決める

 前半は16年ぶりにJ1の舞台に戻ってきた東京Vのペースで進んだ。前方向の守備からボールを奪うと一気に相手ゴールを目指す。高い強度による守備とシンプルな攻撃は効き目抜群で横浜FMを後手に回らせた。

 横浜FMは最終ラインでCBが余っていても効果的な持ち出しや配球ができず、ビルドアップの次のステップでボールをロスト。結果、攻撃にリズムが出ず、東京Vの狙いにハマることになった。

 先制点を手にしたのも東京Vの方だ。開始早々、CB谷口のロングキックに木村勇大が抜け出し、ボックスの外で対応した東京VのGKホープ・ウィリアムと交錯。そこで得たFKを山田楓喜が直接沈め、いきなりリードを奪った。

 1−0で迎えた後半、それまで押し込まれていた横浜FMは56分に水沼に代えてヤン・マテウス、喜田に代えて宮市亮を投入し、攻撃の活性化を図る。この交代が奏効し、サイド攻撃の圧力を増すと、東京Vゴールに迫る機会を増やした。

 だが、惜しいシュートは放つものの、あと一歩及ばず、ネットは揺れない。80分を過ぎると横浜FMが圧力を強め、ゴール前に進出していく。そして87分、ボックス内左で右からのボールに反応した渡邊泰基が折り返すと、そのボールが河村慶人の手当たり、横浜FMがPKを獲得。これをアンデルソン・ロペスがきっちり決めて同点に追いついた。

 土壇場で追いついた勢いを駆って攻め込む横浜FMは、アディショナルタイムにもネット揺らす。右サイドを攻略すると、ボックス右隅でヤン・マテウスからボールを引き取った松原が左足を一閃。逆サイドのネットへシュートを突き刺し、勝ち越しに成功した。

 1993年のオープニングゲームでは、マイヤーのゴールで前半にヴェルディが1点を先行したが、後半にエバートン、ディアスがゴールを決めてマリノスが逆転勝利を収めた。その31年前と同じ展開で、今回も横浜FMが勝利。東京Vにとっては悔しい敗戦になった。

 
 

ゲキサカ

V奪還狙う横浜FMが終盤に逆転劇!! 31年前と同じ国立開幕で“歴史再現”2-1勝利 | ゲキサカ

 J1リーグは25日、2024シーズンの開幕節を行い、16年ぶりにJ1復帰を果たした東京ヴェルディと横浜F・マリノスが対戦した。1993年のJリーグ開幕戦と同じ国立競技場での名門対決。東京Vが31年前と同様に先制点を奪ったが、横浜FMが終盤に劇的な逆転を果たし、31年前の歴史を再現する2-1で勝利した。

 ホームの東京Vにとって悲願のJ1復帰戦。新加入のDF翁長聖、MF見木友哉、MF山田楓喜、FW木村勇大が先発し、5選手が先発でJ1デビューを果たした。対する横浜FMはすでにACLラウンド16を戦っており、シーズン公式戦3試合目。新戦力では新潟から加入のDF渡邊泰基が左SBで先発した。[スタメン&布陣]

 試合は序盤から東京Vがペースを握った。まずは前半3分、DF谷口栄斗のロングキックに木村が抜け出すと、飛び出したGKポープ・ウィリアムとの接触で転倒。ポープにイエローカードが出された。またポープにはハンドの可能性もあったとして、レッドカードの疑いでVARが介入。だが、木村博之主審はオンフィールドレビューを行いながらも判定を変えなかった。

 それでも前半7分、東京VがこのFKから試合を動かした。ゴール右斜め前という難しい角度からのキックとなったが、山田楓が左足を一閃。鋭く壁を越えるシュートをゴール右上隅に突き刺した。山田楓はこれが加入後初ゴール。東京VにとってJ1リーグで16年ぶりのゴールは京都から武者修行でやってきたパリ五輪世代のアタッカーが決めた。

 その後も横浜FMがビルドアップに苦しむ中、東京Vが次々に決定機を創出。前半21分にはDF上島拓巳の縦パスをカットしたMF齋藤功佑がスルーパスを入れ、これにFW染野唯月が抜け出すと、上島とDF松原健を切り返しで次々にかわし、右足で狙った。だが、これはポープがファインセーブ。同24分には木村のシュートも相手にブロックされた。

 横浜FMは前半26分、高い位置でのボール奪取からFWエウベルが仕掛け、3対2のカウンター攻撃を展開。だが、味方を使わずに自分で単騎突破したことで数的優位を活かせず、DF林尚輝のカバーリングに阻まれた。同38分には東京Vにビッグチャンス。スローインを受けた齋藤のパスを木村が運び、右の山田楓がカットインから狙うも、ポープのスーパーセーブに阻まれた。

 東京Vの1点リードで迎えた後半も展開は変わらず、横浜FMのハリー・キューウェル監督は11分に早くも交代を決断。良さを出せなかったMF水沼宏太とMF喜田拓也に代わってMFヤン・マテウス、MF宮市亮を入れた。前半途中からの4-2-3-1の布陣は変えず、エウベルがトップ下に入った。

 すると横浜FMは後半17分、エウベルが右に流れながらヤン・マテウスの攻め上がりを促すと、折り返しを受けたエウベルのシュート性のボールに宮市が反応。ワンタッチで押し込むもオフサイドに終わったが、直後には右を攻め上がった松原のクロスがゴール前を横断するなど、立て続けに良い形を作った。

 すると最後は横浜FMがドラマを演じた。まずは後半42分、渡邊のクロスからFW河村慶人のハンドを誘ってPKを獲得。同44分にこれをA・ロペスが決め、同点に追いついた。さらに同アディショナルタイム4分、高い位置まで攻め上がった松原がヤン・マテウスの折り返しから強烈な左足シュートを決めて逆転。31年前と同じスコアで開幕白星を飾った。

(取材・文 竹内達也)

 
危険タックルでACL出場停止中の横浜FM松原健「チャンスを与えてもらった」J1国立開幕でAT劇的決勝弾 | ゲキサカ

 国立開幕の華々しい歴史を再現する一撃は、後半終了間際に劇的な形で生まれた。横浜F・マリノスは1-1で迎えた後半アディショナルタイム3分、ペナルティエリア右を攻め込むと、FWヤン・マテウスのパスを受けたDF松原健が左足一閃。強烈なシュートをファーポスト脇に突き刺し、31年前のJリーグ開幕戦と同じ2-1の逆転勝利に導く決勝点となった。

「うまく自分のところにボールが戻ってきて、左足にいい位置で置けた。クロスを上げるより打って終わったほうが思った。うまくふかさないで枠を狙うのはもちろん、枠に行けば何かが起きると狙ったゴールだった」

 そんな劇的なゴールだったが、松原にとっては名誉挽回を期する中での禊(みそぎ)の一発でもあった。

「チームの皆さん、ファン・サポーターの皆さんに迷惑をかけて本当に申し訳ないと思っていた。プレーできるチャンスを与えてもらったので、結果を出してやっていくしかないと思っている」

 試合後、そう振り返ったのは14日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第1戦のバンコク・ユナイテッド戦の出来事。松原は2-2で迎えた後半終了間際、危険なスライディングタックルで一発退場処分を下され、後味の悪い結末をもたらしていた。試合後には自身の公式X(@27matsuken27)で3度にわたって真摯な謝罪の投稿をしたが、サポーターからも失望の返信が届いていた。

 その後、アジアサッカー連盟(AFC)からは2試合の出場停止処分が下され、ホームで行われた第2戦を欠場。もし第2戦で敗れていれば、J1リーグ開幕戦にも出場停止が及ぶところだった。結果的にはチームが第2戦を延長戦で制し、出場停止の対象試合は準々決勝第1戦に決定。開幕戦の出場停止は免れたが、ピッチに立つからには信頼を取り戻す振る舞いをする必要があった。

 そうした中での大仕事だった。「2024年のリーグが開幕する中、皆さん楽しみにしていたゲームだと思う。内容としては不十分なことがたくさんあるけど、こういう試合を取りこぼさないのが大事になる。この1点があったから、勝ち点3を取れたから優勝できたと言ってもらえるように、もっともっと自分も含めてチーム一丸となってやっていきたい」。頼れる副主将にふさわしい姿でチームを導いていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

 
 

Goal.com

松原健が後半AT劇的スーパーゴール!横浜FM、国立で5万人が見守る東京Vとの熱戦を制す | Goal.com 日本

明治安田J1リーグは24日に開幕節が各地で行われ、国立競技場では東京ヴェルディvs横浜F・マリノスの一戦が行われた。

昨季の昇格プレーオフを制し16年ぶりにJ1の舞台へ帰ってきた東京Vと、激しい優勝争いの末に2位に終わり新たにキューウェル監督での新体制をスタートさせた横浜FM。1993年5月15日のJリーグオープニングマッチと同じカードが、国立競技場の地で開催された。

試合は序盤から激しい攻防が続くと、7分に先制したのは東京V。ゴール右手前で得たFKを山田楓喜が直接狙うと、美しい放物線を描いたシュートが突き刺さった。見事な直接FK弾で、ホームチームがリードを奪う。

いきなりビハインドを背負った横浜FMは、ボールを握りながらも東京Vの鋭い攻撃に手を焼く時間が続く。それでも26分、ロングカウンターからエウベルが持ち運び水沼宏太にパスが通ったが、DFのブロックに阻まれシュートまでは持ち込めなかった。一方の東京Vも30分に決定機を作ったが、DFがクリア。さらに38分、ボックス内へ持ち込んだ山田楓喜がシュートを放ったが、GKポープ・ウィリアムのファインセーブに阻まれた。最後まで両チームがチャンスを作る激しい展開となったが、前半は東京Vが1点をリードして折り返す。

劣勢の横浜FMは56分、水沼宏太と喜田拓也を下げ、ヤン・マテウスと宮市亮を投入。攻撃的なカードを切り、状況の打開を図る。62分には、テンポの良い崩しから最後は宮市亮がネットを揺らしたものの、ここはオフサイドでノーゴールに。その直後には松原健のクロスに再び宮市亮が飛び込んだものの、わずかに届かなかった。

ゴールに迫る横浜FMは73分、さらに天野純とナム・テヒを投入して勝負に出る。82分にも植中朝日を送り出すが、集中して守る東京Vのブロックは崩せず、ゴールは遠い。それでも諦めずに攻め続けた横浜FMは87分、ボックス内でハンドがあったとしてPKを獲得。これをアンデルソン・ロペスが冷静に沈め、ついに試合を振り出しに戻した。

勢いに乗る横浜FMは、後半アディショナルタイムに劇的な逆転弾を叩き込む。ボックス右に侵入した松原健が左足で狙うと、放物線を描いたシュートがネットに突き刺さった。これが決勝弾となり、国立競技場で53026人が見守った名門同士による大一番は2-1で横浜FMが制した。

 
 

サカノワ

【東京V-横浜FM】GKポープがハンドでピンチ阻止。なぜ退場にならなかったのか? | サカノワ

— そのあと山田楓喜が鮮やかな直接FK弾も、マリノス大逆転勝利。

 J1リーグ2024シーズンの開幕1節、東京ヴェルディ対横浜F・マリノスの一戦、試合開始早々2分に横浜FMのGKポープ・ウィリアムがハンドのファウルでピンチを阻止。VARの介入から木村博之主審がOFRでチェックした結果、判定どおりイエローカードのまま試合を再開させた。そのあと山田楓喜が鮮やかな直接フリーキックを叩き込んでみせた。ではなぜ、ポープにレッドカードは提示されなかったのか?

 ポープの木村勇大への後方からのチャージで、木村主審はイエローカードを出したと見られる。そこでVARが介入し、ポープがペナルティエリア外に出て左腕を出してハンドリングのファウルでこのピンチを阻止していると伝える。VTRで見ると、ポープが左腕を出して相手のチャンスを止めていることが分かる。これは決定機阻止であるDOGSO(ドグソ)ではないかと、VARは主審にOFRでのチェックを推奨した。

 競技規則には「退場となる反則」で、次のように規定されている。

ハンドの反則を行い、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティエリア内でゴールキーパーが手や腕でボールに触れた場合を除く)。

 また、GKはペナルティエリア外でボールを手や腕で扱うことについて、他のフィールドプレーヤーと同様に扱われることも明記されている。今回はポープのファウルがDOGSOにあたるかどうかを主審が最終的に判断したことになる。

 DOGSOの4要件は…

・ファウルのあった地点とゴールの距離
・プレー全体が相手ゴールに向かっている
・守備側の選手の位置と数
・ボールをキープできる、コントロールできる可能性があるか

 DF上島拓巳がカバーに入っていたと、主審は判断したようである。ただ、上島はゴール方向(木村の進行方向)にはいなかったため、VARから「退場の可能性」が提示されており、主審によってはDOGSOでポープにレッドカードを提示していた可能性もありそうだ。

 試合は終盤、横浜FMのアンデルソン・ロペスがPKを決めて同点に。さらに松原健が左足の鮮烈弾を突き刺して、J1昨季2位のF・マリノスが意地の逆転勝利を収めた。

 
【横浜F・マリノス】松原健が痺れる左足の逆転弾「興奮しすぎてあまり覚えていない」。東京Vとの国立開幕戦を2-1で制す | サカノワ

— 89分アンロペPK弾で同点、90+3分にマツケンショット――。

 J1リーグ2024シーズンの開幕1節の国立対決、横浜F・マリノスが開始早々に先制点を奪われたものの、89分のアンデルソン・ロペスのPK弾、90+3分の松原健の痺れる左足のショットで、東京ヴェルディに2-1の逆転勝利を収めた。

 松原健は試合後の「DAZN」のフラッシュインタビューで、「興奮しすぎでちょっとあまり覚えていないんですけれど」と切り出して、「前半あのような入り方をしてしまい、なかなか自分たちのペースを握れないなか、後半なんとかして自分たちのペースに持ち込もうという話をしたなか、まず同点に追い付けたことが、すごく良かったです」と、興奮気味に語った。

 そして衝撃のフィニッシュについて、「最後前向きな形が出てきていたので、パスで終わるのではなく、(シュートを)打って終わろうと思い、それが入ってラッキーでした」と振り返った。

「自分の感覚としては、あそこのコースしかないなと思い、なるべく吹かさないように打ち、それにいい回転がかかって良かったです」

 今シーズン初陣となったAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16、バンコク・ユナイテッドとの初戦で退場処分を受け、21日のホームでの第2戦は出場停止となった。チームメイトがそこで延長120分を戦い、苦しみながらベスト8に進んだ。

 むしろ松原は小休止を得られるに。そして雨中の国立での激闘、最後の最後に右サイドから攻撃に加わり爆発。開幕戦で、大仕事をやってのけた。

 
 

日刊ゲンダイ

国立競技場で31年ぶりJ1開幕戦の再戦…横浜Mの2-1逆転勝利で東京ヴェルディのリベンジならず|サッカー|日刊ゲンダイDIGITAL

 31年前の1993年5月15日、(旧)国立競技場でヴェルディ川崎ー横浜マリノスというJリーグの創設開幕戦が開催された。 

 試合に先立ち、スタンドを埋め尽くした5万9626人の大観衆を前にTUBEのボーカリスト前田亘輝が君が代を熱唱し、同じくTUBEのギタリスト春畑道哉の作曲したJリーグの公式テーマ曲を春畑自身が演奏した、レーザー光線が燦めき、チアホーンが鳴り響くという幻想的なオープニングセレモニーだった。

 試合は、V川崎のオランダ人FWマイヤーが左サイドのカットインから豪快なロングシュートで先制した。

 しかし、後半になって横浜Mが反撃に転じ、開始早々にアルゼンチン人MFエバートンが同点ゴールを決めると同14分、MF水沼貴史がドリブル突破から放ったシュートをGK菊地新吉が弾き、これをアルゼンチン人FWラモン・ディアスがすかさず押し込んで決勝点を奪った――。

■ヴェルディは「まさか」の31年前の再現を許す

 あれから31年もの月日が流れ、東京ヴェルディが16年ぶりにJ1リーグへ復帰した。

 そして2024年シーズンの開幕節のひとつとして2月25日、(新)国立競技場を舞台に東京Vと横浜Mの対戦カードが組まれた(観客は5万3026人)。

 31年ぶりの「J1国立開幕戦」の再現である。

 ちなみに――。23日には名古屋グランパスー鹿島アントラーズ戦が愛知・豊田市で行われた。1993年5月16日、鹿島スタジアムで開催された鹿島ー名古屋戦と同一カードである。

 試合は奇しくも劣勢が予想された東京Vが先制した。

 右FKからMF山田楓喜(22)がゴール右上スミに豪快な左足シュートを決めた。サイドは逆だが、マイヤーが突き刺したシュートと同じ位置だった。

 こうなると31年前を知る横浜Mファンは、逆転劇の再現を期待しただろう。

 とりわけ右FWでスタメン出場した水沼宏太に対する期待は31年前に決勝点を演出した水沼の息子だけに期待も高かった。

 そんな期待に反し、東京Vは予想外の大健闘を見せた。

 横浜Mはハリー・キューウェル監督が、後半11分からFW宮市亮(31)やFWヤン・マテウス(25)ら攻撃的な選手を次々と投入し、交代枠の5人を使い切って必死の反撃を試みたが、東京Vの誰もが労を惜しまない献身的な守備を披露して決定機すら作らせない。

「昨年やってきたことをブラッシュアップするというチーム作り」(東京V・城福浩監督)が奏功しての大健闘だった。

 しかし、アディショナルタイム突入目前の89分、献上したPKをFWアンデルソン・ロペスに同点ゴール決められると90+3分には、右SB松原健に左足シュートをゴール左上にねじ込まれて「まさか」の31年前の再現を許してしまった。

■城福監督は交代枠を3人しか使わず

 試合後の城福監督は「勝たせられなかった一番の原因は自分の采配。ふたつ目は決定力」と悔しさを押し殺しながら話した。

 先制した後、東京Vは前半だけで3度の決定機がありながら、いずれも横浜MのGKポープ・ウィリアムの好セーブに阻まれた。このうちのひとつでも決まっていれば……試合結果も変わっていたかもしれない。

 もうひとつの敗因である監督の采配については「監督業は勝ったら選手のおかげ、負けたら監督のせいなんですよ」と話すにとどまった。

 恐らく選手層を意識しての発言だったのではないだろうか。

 キューウェル監督が反撃に転じるため交代枠の5人を使い切ったのに対して、城福監督はFWの3人を後半17分過ぎに送り出した。追加点を狙うというよりは、前線からの守備を強化するための交代だろう。

 インターセプトでショートカウンターの起点になったり、プレスバックでボールを奪ったり、ゴール前では身体を張ったシュートブロックを見せていたダブルボランチのMF森田晃樹(23)と見木友哉(25)に加え、DF陣の4人を交代させることはなかった。

 攻勢を強める相手に対し、終盤まで耐えていた守備陣を代えるのはリスクが高いし、そもそも選手層も厚くない。

 森田と見木、そして右SB稲見哲行(24)とCB谷口栄斗(24)は、この試合がJ1デビュー戦だった。やはり「よくやった」と言うべきではないだろうか。

 勝利した横浜Mの先制点を決めたロペス、決勝ゴールを決めたFW松原は、2人もJリーグ創設と同じ1993年に生まれた。これもまた「巡り合わせ」かも知れない。

 
16年ぶりJ1復帰の東京Vを横浜FMが試合終盤のミラクル逆転弾で撃破!【photoギャラリー】東京ヴェルディー横浜F・マリノス | サッカー批評Web
 
 

Qoly

攻守で上回ったアビスパ福岡!横浜F・マリノス、キューウェル新体制でも続く「課題」とは |Qoly サッカーニュース

1日、明治安田J1リーグ第2節が行われ、アビスパ福岡がアウェイで横浜F・マリノスと対戦し、後半6分の紺野和也のゴールで1-0で勝利。今シーズン初の勝点3を獲得すると同時に、Jリーグ参戦29年目にして初の日産スタジアムでのF・マリノス戦勝利を挙げた。

アビスパ福岡は3バックが主体。この日も3-2-4-1のシステムでスタートした。

堅守をベースに奪ってからのスピード感のある速攻が武器のこのチームは、守備に回る時両ワイドの選手がサイドバックの位置まで下がって守るいわば5バックの陣形を取る。F・マリノスのようなサイド攻撃を多用してくるチームを封じ込める上では有効なシステムである。

特に効果的だったのが試合終盤だ。1点ビハインドで猛攻を仕掛けてくるF・マリノスは、サイドのヤン・マテウス、宮市亮、インサイドハーフに入ったエウベルと天野純の4枚でボールを繋ぎ、サイドからのクロスでチャンスを作り出そうとした。

ここで光ったのがペナルティエリア内のターゲットとなる選手へのマークだ。

F・マリノスのサイドからのクロスではターゲットとなるのはセンターフォワードのアンデルソン・ロペス。そこにインサイドハーフや逆サイドのウイングやサイドバックが入ってくることが多い。

そこで、ロペスのところにはセンターバックがマンツーマンで対応し寄せ切って無力化させる。後から入ってくる選手にも前寛之などが戻ってカバーに入り中を固めてゴールを割らせない。

しっかりと選手同士でコミュニケーションを取り、普段の練習からクロスの対応の練習をして、相手を分析していた結果が出ていたと感じる。

ただ、サイドプレーヤーがカットインしてきたところの対応に手こずっていた印象はあった。例として前半17分のシーンが挙げられる。

ロングボールを受けたエウベルに井上聖也が対応に行くも、間合いが少し開きすぎたのかシュートコースを作ってしまい、エウベルにシュートを打たれる場面があった。クロスバーに阻まれたとはいえ対応はもう少し厳しく行くべきであった。

また後半41分、ヤン・マテウスがペナルティエリア内から中に向かってドリブル。ディフェンスが2枚ついて対応に行くもテクニックで簡単に剥がされ、あわやゴールというシーンを作られた。

中央のディフェンスに人数をかけても1人に打開されては意味がないため、対人のところはまだ強化が必要だ。

攻撃はテンポよく攻められていたと感じる。前半はターゲットをウェリントンに絞ってクロスを上げ、ポープ・ウィリアムのセーブに阻まれたがヘディングで決定機を2度作った。

特に後半のゴールシーンは見事だった。中盤で受けた前が、左サイドの喜田拓也の裏のスペースへボールを出すと走り込んだ重見柾斗が中央へ折り返す。入り込んでいた紺野が冷静に流し込んで得点を奪った。

前の視野の広さと重見の動き出しのタイミングなど良い点が重なり合っていた素晴らしい得点であった。攻撃の面でも守備の面でも常に上に立っていたアビスパの完勝だった。

即ち、F・マリノスから見れば完敗だったと言える。守備でも速攻メインの相手の攻撃を止めきれず何度もチャンスを作られ、ボールの支配率は60%を超えてはいたがブロックを作られたことで後ろでボールを回すことしかできず。

特に目立ったのが攻撃時のこぼれ球への対応だ。シュートを弾いた後に詰める選手がおらず、チャンスを逃す場面が多々あった。負けている時こそこういう場面は貪欲に行くべきだった。

昨シーズンから課題であった相手にブロックを作られた時の崩しは改善が見られない。リードを奪われた後、相手がDFラインを下げて中に絞られると、サイドと後ろの選択肢しか残らない―。

F・マリノスにとって長く付きまとう課題を新監督ハリー・キューウェルがどのように修正していくのかに期待がかかる。

アビスパ福岡は次戦、9日にホームで湘南ベルマーレと、横浜F・マリノスは6日にACL準々決勝で中国の山東泰山とアウェイで対戦する。

 
 

サッカー批評Web

【東京Vと横浜FMの国立決戦で5万がどよめいた2つのゴール】「俺、30年前もこれ取材したんだよね」と現場の声も出た伝統の一戦。退場の可能性もあった“3分16秒後”の直接FK | サッカー批評Web

「俺、30年前もこれ取材したんだよね」

 ベテランのカメラマンが国立競技場でこうつぶやいたのは、観客席がまだまばらな時間帯だった。雨はまだ無視できるほどの強さだったが、朝からの冷え込みはさらに厳しくなっている。言葉と一緒に出た白い吐息がすぐに消えると、感慨深げな表情がよりはっきり見えた。

 この試合は1993年5月に開幕したJリーグの開幕戦と同じカードだった。東京ヴェルディと横浜F・マリノス――互いにチーム名は変わったが、その伝統を受け継ぎながらJ1の舞台でぶつかることになった。東京Vは長らくJ2を舞台にしていたため、トップリーグに帰ってきたのは16年ぶり。そんなメモリアルイヤーに、Jリーグは93年と同じように国立競技場のピッチを用意した。

 川淵三郎初代チェアマンがメインスタンドを前に立って言葉を述べた際に思わず涙ぐんでしまったことが、この伝統の一戦とJリーグが積み重ねた歴史の重さを何よりも伝えている。寒さと雨の中で集まった観客は5万3千人。サッカーファンもその重さを理解していた。

■3分16秒の“間”

 その試合は、会場を温めるかのように開始7分でゴールが生まれた。しかも、観る人の体温を上げるようなゴラッソだった。決めたのは京都サンガF.C.から新加入の山田楓喜だ。滋賀県出身の現在22歳のMFは、直接FKのチャンスを見事に生かす

 ところが、その直前には心を揺り動かされるような出来事もあった。2分18秒の場面で、横浜F・マリノスのGKポープ・ウィリアムがペナルティエリアの外側でボールを処理。その際、ポープの腕にボールが当たったようにも見えたし、その処理がうまく行かずに東京Vの木村勇大がボールを回収してプレーしようとしたところを、ポープが引っ張って倒してしまっている。主審が手にしたのはイエローカードだったが、「レッドカード」という言葉も聞こえてくる状況だった。

 東京Vから見れば、ペナルティエリアの左角手前でのFK。ボールの前には見木友哉と山田の2人が立つ。国立競技場のモニターには「VAR」の文字が浮かび、さらに、オンフィールドレビューも行われた。「退場確認中」と表記もなされた中で時間は過ぎる。

 主審が改めてFKと判断を表明したのは5分34秒だったので、3分16秒もの間、山田はボールの前に立っていた。寒さの影響も心配されたが、細かいステップを踏んだ22歳は左足を振りぬいてボールをゴールネットに突き刺す。ゴール右上の角を見事に射抜いた一発で、国立競技場にいた誰もが驚くプレーだった。

 
【東京Vと横浜FMの国立決戦で5万がどよめいた2つのゴール(2)】「ちょっと興奮しすぎて覚えていない…」と振り返るほどの鮮烈弾。チームメイトを呼び寄せて観客席へ猛ダッシュ | サッカー批評Web

 試合終了のホイッスルが鳴ると、横浜F・マリノスの松原健は笑顔でガッツポーズを見せた。走ってその体を抱擁したのは、やはり笑顔の上島拓巳だ。直後、松原は「ちょっと興奮しすぎて覚えていないんですけど……」と、すぐにはゴール場面を振り返ることができないほどに劇的で、そして鮮烈な逆転弾だった。

 東京ヴェルディとの開幕戦で、横浜F・マリノスは開始7分で先制点を与える。その後もチャンスを作り続けたのは16年ぶりにJ1で戦うホームチームであり、アウェイに乗り込んだ側の横浜F・マリノスはACLの疲れを感じさせる内容しか見せられなかった。

 それでも、後半44分にFWアンデルソン・ロペスがPKを決めて同点とする。試合終了間際というタイミングだったため喜ぶ姿を見せるかと思われたが、すぐに自陣へと戻る。ネットを揺らしたボールを回収しようとする選手もいた。目指すのはあくまで勝利と言わんばかりの姿勢であり、それを体現したのが松原だった。

 右SBで先発した松原は90+3分、ヤン・マテウスからのマイナスのパスに対して、左足でのシュートを選択する。「パスをして終わるより、打って終わろう」と考えた結果で、このボールは弧を描きながら鮮やかな軌道を見せた。ゴールネットを揺らしたボールの行方を、今度は誰もが気にしない。勝負が決したからだ。

■「今一度自分を見つめ直し猛省します」

 直後、松原はベンチへと一度は走る向きを見せたものの、右腕ですぐにチームメイトを呼び寄せて、足をゴール裏の観客席へと向ける。喜びを共有したいという思いと、そして、申し訳なさを感じていたからこそ、サポーターの元へと走ったのだろう。

 2月11日のACLラウンド16の第1戦で、危険なスライディングを見せて退場処分に。その後、AFCから2試合の出場停止と1000ドルの罰金処分が下されていた。「今一度自分を見つめ直し猛省します」と自身のエックス(旧ツイッター)で吐露していた心情からの、再出発の一撃だった。

 これが決勝弾となって、伝統の一戦は横浜FMが開幕白星を手にする。奇しくも、1993年の開幕戦と同じスコアで幕を閉じた。30年後、あるいは50年後に、この試合は改めて語り継がれるのだろうか。93年の時点ではそんなことを誰も思っていなかったかもしれないが、一つ一つのプレーが、Jリーグの歴史を刻んでいく。この試合も、きっとその一つとなる。

 
  

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2024 マッチレポート | 2月25日 vs 東京V | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第1節 東京V vs 横浜FMのデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2023/02/24 【スタジアム観戦情報まとめ】2024/2/25(日)14:00KO J1第1節 東京ヴェルディ1969vs.横浜F・マリノス@国立競技場
 
 

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