【試合結果Webニュースまとめ(0●2)】2022/10/8(土)14:00KO J1第32節 横浜F・マリノスvs.ガンバ大阪@日産スタジアム


【試合結果Webニュースまとめ(0●2)】2022/10/8(土)14:00KO J1第32節 横浜F・マリノスvs.ガンバ大阪@日産スタジアム
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第32節 横浜F・マリノス vs ガンバ大阪 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvsG大阪の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年10月8日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 32,516人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]

もちろんこの結果に対し、すごく悔しい気持ちでいっぱいです。日産スタジアムで今季初めての敗戦となり、フラストレーションがたまる試合になりました。立ち上がりは自分たちがコントロールしていた中、セットプレーから失点してしまいました。セットプレー以外の形からの失点は見えない内容でした。失点すれば、相手は深い位置でより堅い守備をしてきました。それを崩す責任が自分たちにはあるし、チャンスはたくさん作りました。良いボールの動かし方からゴールに向かうチャンスもありましたが、結果を残せませんでした。

--結果論かもしれませんが、個人的に采配ミスではないかと感じている点があります。76分にレオ セアラ選手の投入で2トップにして中盤を1人減らしました。それまで試合をコントロールできていたので、アディショナルタイム含めて15分以上あった中、リスクを負う必要はあったのでしょうか。
自分はあなたの考えには同意できません。自分はリスクを負いますし、それが自分たちのサッカーです。0-1で負けていてゴールを奪わないといけない状況で、2トップにし、逆にそこでなぜボランチを2枚にしないといけないのでしょうか。相手が押し込んできているわけでもなく、ほぼ敵陣でボールを持っていました。前に人数をかけることはよりゴールを増やす可能性が高まります。そこでリスクを負わなくてどうするという思いがあります。西村(拓真)にしろ、仲川(輝人)にしろ、攻撃的な選手を入れることで前進するのが自分たちのやり方です。自分のやり方はこのやり方です。

--崩しの局面で相手が守備のリズムに慣れてきたタイミングでパスの選択が多く、シュートやドリブルでブロックを崩す選択があっても良かったと思いますが、監督はどう感じられましたか。
いくつかの場面ではそうしないといけなかったと自分も感じています。今日の試合のキーポイントは先制点でした。自分たちが先制点を取っていれば、2点目、3点目を取れたはずです。相手に先に取られると、より守備的に固めてきます。そうすると崩すのは簡単ではありません。

一方、前後半とも早めにクロスを上げるシーンが目立ちました。そこの判断は大事です。クロスを選択するのではなく、中が少ないときにはつないで崩していくことも大事になります。ご覧になって分かるとおり、ほとんど敵陣ボックス付近に押し込んでいた中、シュートやドリブルが必要だったのではないかというのはありますが、あれだけ固められた中、シュートを打ってもはね返されるのであれば、もう少しパスを回して様子を見て崩していくことが大事になります。フラストレーションがたまる中、よりチームのための判断になると考えています。

選手コメント

高丘 陽平

--9月以降の7試合での計5失点はすべてセットプレー絡みからです。
対策されていると感じますし、狙いを持って相手も蹴ってきます。その中で1本目で決められてしまったので、チームとしても多少トーンダウンしてしまいました。相手は残留争いをしているチームなので、1点決められると、守り切られてしまう。セットプレーを与えないことや守り方を含めて、オーガナイズ、プラス気迫など言葉では言い表せない力を個人個人が身につけることが大事だと感じています。

--最初のセットプレーで失点したことが痛かったのでしょうか。
ファーを狙ってきたのは人数をかけてきたので分かっていました。そこでのファーストプレーやセカンドリアクションで後手に回ってしまい、悔やまれる失点になりました。

--優勝を左右する大事な局面でのセットプレーでの失点は非常に痛いように思えます。
それは僕たちも感じています。失点を減らさないと勝利の確率も高まりません。GKとしては失点を減らす作業を継続していきます。

--次節・磐田戦にはどう立て直しますか。
中3日でまたホームで戦えます。チャンスだと感じていますし、生かさないといけません。もちろんプレッシャーは掛かると思いますが、それを受け入れた中で勝ち切れる勝負強い試合をしたいです。そこで「やっぱりマリノスは勝負強い」という印象を与えたいです。

仲川 輝人

特にどうこうもなく、個の技術だったり、イメージを共有できなかっただけなので、弱いだけですし、まだまだ甘いということです。

--中盤の人数を減らして、前に人数をかけました。何を意識してプレーしましたか。
ペナルティーエリア内に人数が多かったので、「クロスを上げてもな」とは感じていました。強引にシュートを打ちにいく選択もあったし、何か起これば味方の前にボールがこぼれてくる“事故”もあるので、もう少しそのようなプレーを選択しても良かったのかなとは思います。

--2位・川崎Fが勝利し、勝点差が縮まりました。1つ試練ではないでしょうか。
試練というよりは、自分たちが緩んでいます。この敗戦が自分たちを引き上げる1敗になると思うので、今日は今日でしっかり結果を受け止め、次の試合に準備するだけです。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 


 
 

ハイライト動画


ハイライト|J1リーグ第32節|vsガンバ大阪 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 V決定は次戦以降へ持ち越し 今季ホーム初黒星 2位以上は確定 来季ACL出場権を獲得― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは9試合が行われ、横浜は今季ホームで初黒星を喫し、リーグ優勝の決定は12日の次戦以降に持ち越し。2位以上は確定し、来季のACL出場権を獲得した。

 首位の横浜が今季ホーム15戦目で初黒星を喫し、優勝を前にしてまさかの足踏みとなった。今季初めてリーグ2戦連続で同じ先発布陣で臨み、相手の3倍以上のシュート22本を打ちながらことごとく跳ね返されて無得点。マスカット監督は「相手が先に得点すれば深い位置で守ってくる。そこを崩す責任があった」と嘆いた。

 2失点は前後半ともCKから。セットプレーの守備は今季の課題で、DF岩田は「もっと危険なところを埋めることを全員が意識しないと」と反省点を挙げた。勝ち点差は縮まったものの、中3日で迎える12日の磐田戦に勝ち、川崎Fが引き分け以下で優勝が決まる。次戦は声出し応援対象試合で、さらなる後押しも受けられる。FW水沼は「すぐ試合ができるのはうれしい。僕たちも違った姿を見せたい」と切り替えていた。

 
 

ニッカンスポーツ

【横浜】マスカット監督「フラストレーションのある試合」シュート22本もG大阪に敗れVお預け – J1 : 日刊スポーツ

優勝に王手をかけていた横浜F・マリノスは、残留争い中のガンバ大阪に敗れ、優勝は次節以降にお預けとなった。シュート数は相手の6本に対し、22本。弱点であるセットプレーで失点すると、ゴール前を固める相手を最後まで崩しきれず、今季、ホームで初黒星を喫した。試合後、横浜のマスカット監督(49)は「フラストレーションのある試合。非常に悔しい」と振り返った。マスカット監督の会見は以下の通り。

-総括

マスカット監督 日産スタジアムで今季、初めて負けた。フラストレーションのある試合になった。セットプレーからの失点で、相手は先制して守備を固めてきた。ゴール方向に向かってチャンスはたくさんあったが、結果を残せず悔しい気持ちでいっぱい。

-後半22分、交代と同時に2トップにした。中盤のバランスを崩すリスクを負う必要があったのか

マスカット監督 自分はリスクを負う。それが自分のやり方。敵陣でボール持っているので、前の枚数を増やさないといけない。1点ビハインドの状態で、リスクを負わないといけない。

-12日に優勝を逃すと日程が空く。メンタルの準備は?

▽マスカット監督 (サポーターに)希望を与えるのは自分たちの責任で、持たせるのが自分たちの仕事。だが、自分は今日の試合で一度も、こうなればこうなる、という考えを持つことはなかった。水曜に向けて準備をしないといけないが、経験上、そういうことを考えたときにはうまくいかない。ドアは1つ1つ開けるもの。一度に3つ、4つも開けられない。しっかり振り返りをして、メンタルを強く自分たちのサッカーを表現し、準備をすることが大事。

◆J1優勝争いの行方 J1首位の横浜の優勝決定は12日以降に持ち越し。ただ、その条件は8日の第32節前と変わらず、横浜が12日のホーム磐田戦で○、2位川崎Fが同日のホーム京都戦で△●なら、横浜の3年ぶり5度目の優勝が決まる。ルヴァン杯と天皇杯で決勝に進み、国内3冠の可能性があった3位広島のリーグ優勝はなくなった。

 
 
【横浜】敗戦も有利な状況は変わらず 喜田主将「優勝のプレッシャーで片付けるのは乱暴」 – J1 : 日刊スポーツ

首位の横浜Fマリノスはガンバ大阪に0-2で敗れ、19年以来3シーズンぶりのリーグ制覇へ足踏みとなった。

圧倒的に押し込みながら、前半8分にCKから、後半34分にFKからそれぞれ失点。今季はリーグ最少の32失点だが、9月3日の東京戦以降、喫した5失点はすべてセットプレーから奪われている。DF岩田は「やられ続けている。もっと全員が危機感を高めてやらないといけない」と語った。今季はリーグでホーム11勝3分けの無敗だったが、初黒星となった。

2位の川崎Fが勝って勝ち点差は5に縮まったものの、残り3試合で有利な状況は変わらない。12日の磐田戦に勝ち、川崎Fが引き分け以下に終われば優勝が決定する。喜田主将は「(敗戦の要因を)優勝のプレッシャーで片付けるのは乱暴。なぜこうなったかしっかり分析したい」と冷静だった。ボール支配率は69%、シュートは相手の3倍となる24本。掲げる攻撃サッカーを貫き、タイトル獲得まで駆け抜ける。

◆J1優勝争いの行方 J1首位の横浜の優勝決定は12日以降に持ち越し。ただ、その条件は8日の第32節前と変わらず、横浜が12日のホーム磐田戦で○、2位川崎Fが同日のホーム京都戦で△●なら、横浜の3年ぶり5度目の優勝が決まる。ルヴァン杯と天皇杯で決勝に進み、国内3冠の可能性があった3位広島のリーグ優勝はなくなった。

 
 

サンケイスポーツ

J1横浜M、まさかの黒星…今季無敗の日産スタジアムでシュート22本不発 – サンスポ

明治安田J1第32節最終日(8日、横浜M0-2G大阪、日産ス)横浜MはG大阪に0―2で敗れて今季ホームで初黒星。優勝決定は12日の次戦以降に持ち越された。残り3試合で勝ち点は横浜Mが62、川崎は57。

優勝目前でまさかの足踏み。今季、無敗(10勝2分け)の日産スタジアムで初黒星を喫した横浜Mイレブンは、試合終了のホイッスルを聞くと一様に肩を落とした。

「相手も狙いを持ってやっていた。1本目を決められてチームもトーンダウンしてしまった」

GK高丘は前半8分に喫した左CKからの失点を悔やんだ。遠いサイドを狙った高いクロスを折り返されると、最後はG大阪のMFファンアラーノに押し込まれた。この試合前までに12失点を喫し、課題だったセットプレーで先手を取られた。

攻撃ではシュート22本を放ったが無得点。FW水沼が「いろいろ変える必要はないという感覚だった」と言うように、ボール保持率69%と主導権は握ったが崩しきれない。残留に向けて自陣でブロックを敷くG大阪守備陣が、ゴール前で伸ばした足や投げ出した体にボールをはね返された。

2位川崎との勝ち点は5差となったが、12日に横浜Mが磐田に勝利し、川崎が同時刻の京都戦で引き分け以下なら優勝が決まる。「ホームでできるし、(サポーターの)気持ちを背負って戦いたい」と水沼。次こそは3年ぶりのシャーレ(優勝銀皿)を掲げる。(山下幸志朗)

 
 

スポーツ報知

横浜FMまさか 残留争いのG大阪に黒星でVお預け…残り3戦2位・川崎ジワリ勝ち点5差 : スポーツ報知

 首位の横浜FMがG大阪に0―2で敗れ、7試合ぶりの敗戦で優勝を決めることはできなかった。シュート22本を放つも得点が奪えず、無敗だった今季ホームで15戦目にして初の黒星がついた。2位の川崎は、FW小林悠(35)の“右ふくらはぎ外側弾”が決勝点となり、清水を3―2で下して3連覇への望みをつないだ。これで3試合を残して、両チームの勝ち点差は「8」から「5」に。V争いは混沌(こんとん)としてきた。

 自分たちへの憤りを隠せない、選手の表情があった。多くの時間帯でボールを保持し、敵陣へ攻め入ってシュート22本(枠内8)を放ったが、1点は遠く。マスカット監督は7試合ぶりの敗戦に「フラストレーションのたまる試合。チャンスは作ったが結果を残せず、悔しい気持ちでいっぱい」と頭を横に振った。

 開始45秒でMF喜田が枠内へミドルシュートを飛ばすなど、序盤から立て続けに好機を演出した。しかしG大阪GK東口の好セーブにも阻まれ、怒とうの攻撃で決めきれない。前半8分にセットプレーでファーサイドを狙われ失点した後は、”完全守備態勢”に入ったG大阪に挑むも、後半34分にCKの流れから追加点を許した。手痛い黒星で、2位・川崎との勝ち点差は5に縮まった。

 9月以降の5失点はすべてセットプレー絡み。編成の都合上起こり得る高さ不足の弱点を突かれる形となっている。チームは改善点を言及しつつ、「1点でも多くというのがマリノスの哲学」(喜田)と、より得点を狙う考えは変わらない。しかし、この日は指揮官も「ゴール前の判断は考えないといけない」とクロスやパス、シュートの選択、精度を含め、アイデアがもう一つ欲しかった。一発で先制点を奪われ、固めた守備を崩しきれずに勝利を逃す。同様のパターンはこれまでにもあった。喜田は「ああいう相手を凌駕(りょうが)して勝っていくことが求められる」。王者となるにあたり、乗り越えなければいけない壁だ。

 今季ホーム15戦目にして初の黒星を喫した。GK高丘は「34分の1という姿勢は今までと変わらない」と強調したが、優勝争いの重圧がまったくのゼロとは言いがたい。「プレッシャーはあるかもしれないけど、それを受け入れる勝負強さを見せていきたい」と自分たちとの戦いも続く。今季リーグ戦で連敗はなく、必ずはい上がる強さを見せてきた。「死にものぐるいで戦っていく」とキャプテンの喜田も表情を引き締め、前を向いた。次節こそ会心のゲームで優勝をたぐり寄せるため、より完成度を高めて攻め尽くす。(小口 瑞乃)

 
 

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜0-2G大阪|圧巻プレーの“帰ってきたエース”をMOMに! マリノスは右サイドの連係が光ったが… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【横浜|採点】
スタメン)
GK
高丘陽平 5.5
DF
小池龍太 5.5(76分OUT)
岩田智輝 5
エドゥアルド 5
永戸勝也 5
MF
渡辺皓太 5.5(76分OUT)
喜田拓也 5(64分OUT)
マルコス・ジュニオール 5.5(64分OUT)
FW
水沼宏太 5.5
アンデルソン・ロペス 4.5
エウベル 5.5(64分OUT)

途中出場)
MF 藤田譲瑠チマ 5(64分IN)
FW 西村拓真 5(64分IN)
FW 仲川輝人 5(64分IN)
DF 角田涼太朗 ―(76分IN)
FW レオ・セアラ ―(76分IN)

監督)
ケヴィン・マスカット 5

【横浜|寸評】
 今節で勝利し、他会場の川崎が引き分け以下なら優勝が決まる横浜は、立ち上がりからその重圧がかかっていると感じさせない動きを見せ、敵陣内でボールを回しながら攻勢に出た。しかし、一瞬の隙を狙われ、8分にCKから失点する。前半のうちに追いつきたい横浜は両サイドから崩し、何度も相手ゴールを脅かすが、GK東口のビッグセーブもありゴールを奪えない。

 後半も横浜が攻め、G大阪が守る構図が続く。横浜は64分に3枚、76分に2枚と、全5枚の交代カードを使い切り、前線の枚数を増やすが、79分に2失点目を喫し、試合は終了。3年ぶりのリーグ制覇は次節以降に持ち越しとなった。

 前半は右ウイングの水沼、トップ下のM・ジュニオール、右SBの小池龍の連係が光り、ダイレクトパスから何度もチャンスを演出したが、得点にはつながらなかった。左SBの永戸は再三にわたってインナーラップし、積極的に攻撃参加したが、クロスの精度を欠いた。

 センターフォワードで先発したA・ロペスはポストプレーで貢献するも、日本代表経験のある昌子、三浦のディフェンスに苦しみ、なかなか良い形でシュートを打たしてもらえず沈黙した。

 得点を期待されて投入された仲川は、ドリブルで仕掛けて攻撃にアクセントを加えたが、「アグレッシブさが足りなかった」(マスカット監督)ように、西村とL・セアラは効果的なパスが引き出せず、前線で起点になれなかった。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
【G大阪|寸評】
 立ち上がりから相手に押し込まれる展開となるなか、開始早々のCKのチャンスをしっかりとものにし、先制。その後も防戦一方の展開が続いたが、終盤にもセットプレーから追加点を挙げ、狙い通りの展開で、残留へ向け貴重な勝点3を手にした。

 前半から横浜に主導権を握られるなか、守備陣が粘り強く対応。CBの三浦と昌子が声を掛け合って良い距離感を保ち、ボール保持者にすぐに身体を寄せるなど、完全フリーでは相手にあまりシュートを打たせず。とくに三浦の身体を張った執念のシュートブロックが光った。GK東口のパフォーマンスも圧巻。ファインセーブを連発し、冷静な判断でクロスを処理するなど、クリーンシートに大きく貢献した。

 また、先制点を挙げたファン・アラーノは、守備への切り替えが速く、豊富な運動量で上下動を繰り返し、攻守に躍動。最後にしっかりと結果を出したパトリックも高く評価した。そして、MOMに選んだのは宇佐美だ。セットプレーのキッカーとして、正確なクロスで2ゴールに絡んだだけでなく、抜群のキープ力で、ボールを持てば何かをしてくれそうな雰囲気を常に出していた。怪我から復帰したばかりとは思えない圧巻のプレーだった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

 
 
横浜、7戦ぶり黒星でJ1優勝決定はお預け…。G大阪がファン・アラーノ&パトリック弾で2-0快勝 | サッカーダイジェストWeb

— G大阪は終始押し込まれたが…

 Jリーグは10月8日、J1第32節の9試合を開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノス対ガンバ大阪が行なわれ、2-0でG大阪が勝利を収めた。

 横浜にとっては、勝利すれば他会場の結果によって優勝が確定する大一番。試合は開始早々に動いた。

 G大阪は、立ち上がりから相手に押し込まれたなか、集中して守ると、8分にセットプレーから先制。右CKから、ファーサイドで反応したダワンがヘディングでゴール前に折り返す。これに飛び込んだファン・アラーノが頭で押し込み、ネットを揺らす。

 その後も防戦一方の展開が続いたが、東口順昭がファインセーブを連発するなど、守備陣が集中力を保って、粘り強い守りで相手に得点を許さず。

 後半もボールを保持する横浜は、アタッキングサードで細かく繋いで、相手を翻弄するも、崩し切るには至らず、シュートまでいけない。

 すると終盤の79分、またしてもCKからパトリックがゴールに押し込み、追加点を奪う。試合はこのまま終了。無失点に守り切ったG大阪が、5試合ぶりの勝利で残留に向けて貴重な勝点3を獲得した。

 一方で横浜は7試合ぶりの黒星。この結果、横浜のJ1優勝決定は次節以降に持ち越しとなった。

 次節はともにホームで、横浜は12日にジュビロ磐田と、G大阪も29日に磐田と対戦する。

 
 
優勝が懸かる大一番、横浜はなぜ勝てなかったのか? 水沼宏太は“崩す力”に自信も…「不甲斐ない」 | サッカーダイジェストWeb

— 3年ぶり優勝は次節に持ち越し

 横浜にとっては優勝が懸かる大一番、G大阪にとっては残留に向けた重要な一戦とあって、日産スタジアムには3万2516人もの観客が訪れた。

 横浜は、この試合に勝利すれば、他会場の結果次第で2019年以来、3年ぶりの優勝が決まる。立ち上がりからパワフルな攻撃で主導権を握り、猛攻を仕掛けた。しかし、逆にセットプレーから8分にファン・アラーノに先制点を決められる。

 その後もボールを保持したが、引いて守る相手の守備ブロックを崩し切れず。GK東口順昭の好セーブなど、相手の粘り強い守りにも苦しめられると、79分、パトリックの得点でG大阪に追加点を献上。このまま最後まで一矢報いることもできず、力尽きた。

 右ウイングで先発フル出場を果たし、決定機に多く絡んだ水沼宏太は、「ホームでこれだけの皆さんに集まってもらって、戦えたことはサッカー選手としては幸せ。でも勝たないことには皆さんを喜ばせることはできない。それを成し遂げられなかったのはすごく悔しい」と唇を噛んだ。

 また敗戦の原因については、「決め切る力が足りない」と何度も強調。チームの現状を次のように分析した。

「先制点を取られた時間帯が早くて、そこから守備で引かれる時間も長かった。チャンスはたくさんあったし、自分自身も決められるチャンスはあったので、そういうところを決めていかないと、こういう結果になってしまう」

 ただ一方で、チームの“崩す力”に対しては、G大阪戦で再三シュートまで持ち込めていたように、自信を持っている。

「こんなに引かれた相手でも、僕たちは崩せられるようになっているというチームの成長は感じる。だからこそ、今日も多くのシュートを打ちましたけど、そのなかで1本も決めれないのは、自分たちとしては不甲斐ない。決めないと試合に勝つことはできないので、今日の反省を活かして、次の試合に臨みます」

 この敗戦で首位の横浜は、2位川崎に勝点差を5まで縮められてしまった。今シーズンを笑って終わるためには、次こそ勝利を掴みたい。次節は12日、ホームでジュビロ磐田と相まみえる。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

 
 

サッカーマガジンWEB

降格圏からの浮上を目指すG大阪が首位・横浜FMを敵地で撃破! 狙い取りの勝利をつかみ取る◎J1第32節 (1/2) – サッカーマガジンWEB

— セットプレーから2発!

 残留争いの渦中にあるG大阪の戦い方は明確だった。4-4-2で守備をセットし、ボールを奪うやカウンターを仕掛けていく。横浜FMの守備への切り替えは素早く、プレスをかわすのは難しいが、宇佐美とパトリックというリーグ屈指の預けどころの存在が、攻撃にスムーズに転じることを可能にしていた。

 先制点を手に入れたのも、そのG大阪だ。右サイドを攻略してCKを得ると、最初のチャンスをゴールに結びつけた。宇佐美が蹴った滞空時間のボールをダワンが折り返し、ファン・アラーノがヘッド。堅く守って手にしたチャンスをしっかり得点につなげるという、G大阪にとって狙い通りの展開でゲームを動かした。

 ホームゲームで5月の名古屋戦以来、7試合無失点を続けているチームにとっては予想外の展開だったかもしれない。追う立場になった横浜FMは、ここから攻め手を強めていくことになる。ワンタッチパスで守備者をかわし、サイドからクロスを次々と送り込んでいった。同時にブロックの間を突くように人が走り込み、G大阪守備陣にプレッシャーをかけ続けた。

 30分過ぎから横浜FMは敵陣で連続攻撃を仕掛ける。38分には、エウベル、M・ジュニオール、永戸とワンタッチで左サイドを崩し、最後はゴール前に走り込んだ水沼がシュート。完全にブロック崩しに成功したが、最後はゴールライン際でDFに止められてしまった。

 ボール保持も攻撃機会も横浜FMの方が上回っていたものの、前半はG大阪がリードしたまま終了。後半もホームチームが追いかける形でスタートすることになった。残り45分は、構図は変わらないながら、守るG大阪に守備のリズムが出てくる。押し込まれても落ち着いて跳ね返し、ゴールは許さなかった。

 状況を打破するために横浜FMは64分に3枚替えを実施。しかし流れを大きく変えることができず、76分にも2枚替えを敢行た。だが、攻めども攻めどもゴールは破れず。すると、またもセットプレーからG大阪がゴールを手にした。

 79分、先制点を同じ右CKの場面で宇佐美のキックは一度はDFにクリアされる。だが、その後の反応が早くボールを拾い、クロスを供給。パトリックが冷静にシュートを放ち、ネットを揺らした。G大阪にとっては大きな大きな追加点。
 
 そこから試合終了までの10分あまり。横浜FMの攻めが加速するが、87分の西村のシュートはその前のプレーでオフサイドの判定。途中出場の藤田のシュートがポストに跳ね返ったあと、横浜FM選手たちがボックス内に殺到して決めたもので、得点への意欲を感じさせたが、ゴールは遠かった。

 横浜FMはその後も攻めの姿勢を示したが、G大阪の集中力は最後まで途切れなかった。試合はそのまま2-0でタイプアップ。首位に立つ横浜FMは、他会場の川崎F対清水の結果次第で、勝てば、3年ぶりに優勝を手にする状況だったが、悔しい敗戦を喫した。対するG大阪は徹頭徹尾、狙い通りの戦いを続けて残留に向け、貴重な勝ち点3を積み上げた。

 
 

ゲキサカ

G大阪が首位横浜FMを破ってJ1残留圏内浮上!! 徹底守備からお見事セットプレー2発 | ゲキサカ

 J1リーグは8日、第32節を各地で行い、首位の横浜F・マリノスがガンバ大阪に0-2で敗れた。今節の優勝決定はお預け。一方、大半の時間帯でボールを握られたG大阪はセットプレー2発で奪ったリードを守り切り、J1残留圏内に暫定浮上する大きな勝ち点3を手にした。

 横浜FMが勝利した上で、同時刻開催の他会場で2位の川崎Fが引き分け以下に終われば優勝決定という条件で迎えた今節。ここまで日産スタジアムで10勝2分と圧倒的な強さを誇ってきたが、この日はG大阪の対策に苦しんだ。

 序盤からボールを握ったのは横浜FM。まずは前半1分、MF喜田拓也のミドルシュートでCKを獲得すると、波状攻撃で立て続けにゴールへ迫る。同5分にはMF渡辺皓太の浮き球パスにMF水沼宏太が反応し、再びCKを獲得。それでもG大阪は自陣深くにブロックを敷き、反撃の糸口を模索する。

 すると前半8分、G大阪がファーストチャンスで獲得した右CKから試合を動かした。FW宇佐美貴史のキックがファーサイド寄りで待っていたMFダワンに入り、DF永戸勝也に頭で競り勝つと、折り返したボールにMFファン・アラーノがゴール前で反応。ヘディングでうまくそらして押し込み、加入後9試合目での初ゴールが貴重な先制点となった。

 横浜FMは日産スタジアムで6試合連続無失点が続いており、これが5月7日の名古屋戦以来5か月ぶりの失点。その後もG大阪はFWパトリックを横浜FMのサイドバックに当てることで制空権を握り、シンプルな展開から攻撃を前進させていた。

 一方的にボールを握る横浜FMは前半23分、右に開いたMFマルコス・ジュニオールのクロスにFWエウベルが反応するも、シュートは体勢が悪く枠を捉えられない。同38分にはマルコスのスルーパスに永戸が抜け出し、折り返しのボールに水沼がダイレクトで合わせたが、これはGK東口順昭のファインセーブに阻まれ、そのままハーフタイムに入った。

 後半も立ち上がりからボールを握り、サイドを使いながら深く押し込み続ける横浜FMだが、G大阪のDF三浦弦太とDF昌子源を中心とした守備ブロックを全く崩せない。後半19分、マルコス、喜田、エウベルに代わってFW西村拓真、MF藤田譲瑠チマ、FW仲川輝人を投入。攻撃のスイッチを一気に入れた。

 横浜FMは後半28分、DF小池龍太のクロスにFWアンデルソン・ロペスが頭で合わせるも、惜しくも枠外。G大阪は同30分、足がつったダワンに代わってMF山本理仁を入れると、横浜FMは直後、渡辺と小池を下げてDF角田涼太郎とFWレオ・セアラを投入した。

 後半33分、右サイドでの前進に成功したG大阪は深く攻め上がったDF高尾瑠の折り返しにアラーノが合わせたが、これはGK高丘陽平がスーパーセーブ。それでも直後の右CK、宇佐美のキックは相手にクリアされてファーに流れたが、こぼれ球を拾ったMF食野亮太郎のシュート性のボレーキックをパトリックが胸で収め、冷静にゴールネットに流し込んだ。

 堅守を見せていたG大阪にとっては大きすぎる2点目。パトリックはゴール裏のG大阪サポーターのもとに走り寄り、歓喜を爆発させた。

 窮地に立たされた横浜FMは後半41分、波状攻撃からゴールネットを揺らしたが、オフサイドによって認められず。そのままタイムアップを迎え、G大阪が価値ある白星を手にした。一方の横浜FMは日産スタジアムで今季初黒星。他会場で川崎Fが清水に勝利したため、両者の勝ち点差は5に縮まった。

(取材・文 竹内達也)

 
 
G大阪の徹底守備にシュート22本無得点…横浜FM水沼宏太は“崩し”に手応え「あとは決め切る力」 | ゲキサカ

 前後半を通じて22本のシュートを放った横浜F・マリノスだったが、強固に固められたガンバ大阪のゴールを破ることは最後までできなかった。前半に大きな決定機を迎えたMF水沼宏太は「崩す、決め切るのは難しいところはあったけど、チャンスはたくさんあった。自分自身も決められるチャンスがあったので、しっかりそういうところ決めていかないとこういう結果になってしまう。しっかり胸に刻んで次に行きたい」と決意を新たにしていた。

 0-1で迎えた前半38分、横浜FMは前半最大のビッグチャンスを迎えた。左サイドでFWエウベルとMFマルコス・ジュニオールが絡んで相手DFの背後を取ると、DF永戸勝也の折り返しのボールがゴール前へ。ここに走り込んだのは水沼。しかし、シュートはGK東口順昭のビッグセーブに遭い、得点には至らなかった。

 こうしたシュートにつながりそうなシーンは何度もつくり出せていたこの日の横浜FM。水沼は「自分たちがやっている感じではそんなに慌てていろいろ変える必要はない感覚はあったし、崩せる自信はあった」といい、「どんな引かれた相手でも崩せるようになっているのは成長しているところ」と崩しの場面には手応えを感じていたという。

 一方、だからこそ「決め切るところ」への課題を痛感していた。「今日はシュートをたくさん打っていたけど、1点も決められないのは不甲斐ない。決めないと試合に勝つことはできない」。フィニッシュの局面にフォーカスした水沼は「あとは決め切る力。自分たちがゴールに対して気持ちを持ってやれるかが重要になってくる。次はしっかり決め切れるようにみんなでやっていきたい」と力を込めた。

 今節の勝利すれば自力優勝に王手をかけられるところだったが、下位相手に痛い足踏み。それでも試合後、集まった32516人の多くを占めた横浜FMのサポーターからはチームを鼓舞する手拍子が選手の姿が見えなくなるまで鳴り響き続けた。

「たくさんの方が集まってくれて、みんなで勝とうという意識を持ってやってもらっていた中でこういう試合をしてしまって本当に申し訳ないけど、負けてしまっても『自分たちはついているよ』ということを選手に示してくれたんだなと思う。いつもそうだけど、一緒に戦っている実感が湧いたし、よりそういう気持ちを自分たちに作ってくれた」

 サポーターからのメッセージを受け取った水沼は12日に日産スタジアムで行われる磐田戦(台風による延期分)に向けて「次のホームは声出しもあるので、また違った雰囲気を日産スタジアムで作れると思うし、自分たちも今日とは全く違う姿を見せないといけない。皆さんの気持ちをしっかりと受け止めてやっていきたい」と決意を示した。

(取材・文 竹内達也)

 
 
優勝遠ざかるも横浜FMは次節へ切り替え、マスカット監督「ドアはいっぺんに5つも開かない」藤田「次に集中」 | ゲキサカ

 眼前の栄光が少し遠ざかった。横浜F・マリノスは今シーズン無敗を誇る日産スタジアムで初の黒星を喫し、条件次第で決定するはずだった優勝がお預けに。だが、ケヴィン・マスカット監督や選手たちは冷静に次の戦いを見据えた。

 残留争いで崖っぷちのガンバ大阪の堅守を打ち破れなかった。横浜FMは序盤から積極的に敵陣に迫るが、決定的なチャンスは作れず。合計22本のシュートもGK東口順昭に阻まれた。マスカット監督は試合後の会見で「悔しい気持ちでいっぱい」と胸中を吐露。「フラストレーションがたまる試合内容になった。チャンスというチャンスを本当にたくさん作ったが、結果を残せなかった」と感情を隠さなかった。

 今節で横浜FMが勝利し、2位の川崎フロンターレが引き分け以下なら、横浜FMの3年ぶり優勝が決定するはずだった。しかし横浜FMは敗れ、川崎Fは劇的な3-2の勝利。残り3試合で勝ち点差は5に縮まった。神奈川2チームの優勝争いは、シーズン最終盤までもつれ込む様相を呈している。

 だが、長いシーズンを一歩ずつ歩んできた横浜FMは動じない。指揮官は先を見ず、あくまで目の前の試合に集中する。「ドアは一つひとつ開けていくもの。いっぺんに4つも5つも開けることはできない。メンタルを強く、もう一度自分たちのサッカーを表現するところに重きを置いて、次の試合に向けて準備をする」(マスカット監督)。そして、その精神は選手たちにも浸透しているようだ。

 途中出場で攻守に動いたMF藤田譲瑠チマは、敗戦後のロッカールームを「悪いとかはなく、切り替えて次やろうという(雰囲気)」と明かす。ここまで黒星がつかなかったホーム戦にも「逆に今までがよかったという考えもある」と冷静だ。「そこまで焦ることなく、次の試合にしっかり集中しながら戦えれば」。どこよりも優勝に近づいている事実は、まだ変わらない。

(取材・文 石川祐介)

 
 

Goal.com

横浜F・マリノス、8割支配も今季ホーム初黒星…優勝足踏みにマスカット監督「本当に悔しい」 | Jリーグ | Goal.com 日本

【Jリーグ(J1)最新情報】明治安田生命J1リーグでは第32節が10月8日に各地で開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノスとガンバ大阪が対戦した。

横浜F・マリノスを率いるケヴィン・マスカット監督が、敗戦に肩を落としている。試合後のフラッシュインタビューで語った。

横浜FMは8日、明治安田生命J1リーグ第32節でガンバ大阪と対戦。勝てば他会場次第で優勝が決まる可能性があったが、8分にファン・アラーノ、79分にパトリックにセットプレーの流れから押し込まれて0-2の敗戦を喫した。

横浜FMにとってはこれが今季ホームでの初黒星に。失点自体も本拠地では2-1で勝利していた5月7日の第12節名古屋グランパス戦以来となっている。

マスカット監督は、ホームでの敗戦に悔しさを露わにした。

「こういう結果になってしまいましたが、ボールをほとんど支配した試合の中でセットプレー2本、しかも2次攻撃で2点で悔しいです。今季ホームでずっと負けていなかったところでこういう結果というのは本当に悔しさがありますが、自分たちがしっかりチャンスを作っていたのもありますし、これだけボールポゼッションしていました。しかし、結果は結果です」

指揮官が口にした通り、横浜FMは試合を通じて主導権を握って80%ものポゼッションをマーク。パス本数もG大阪の195本に対して780本を記録したが、最後までネットを揺らすことはできなかった。

それでもシュート本数は22本でうち枠内は8本。8本中4本が枠内というG大阪を大きく上回るデータとなっているが、マスカット監督はチャンスを作った選手たちを称えている。

「たくさんのチャンスを作った中で、特に前半は相手の守備の部分で引いた守りをされてスペースがあまりなく、前の部分がセーフティーにやりすぎたところ、狙ってしまったというところだと思いますが、これだけチャンスを作ることができました。しかし、結果に繋がらなかったのはまた明日スタッフだけで振り返りをして、次に向けてその修正をしながら準備したいと思います」

横浜FMは今後、12日の第27節未消化分でジュビロ磐田と対戦。第32節終了時点で3試合を残し、2位・川崎フロンターレとの勝ち点差は「5」となっている。12日には川崎Fも第25節未消化分の京都サンガF.C.戦を控えているため、横浜FMが勝利したうえで川崎Fが引き分け以下であれば優勝が決定する状況だ。

 
 

フットボールチャンネル

仲川輝人「まだまだ甘い」。横浜F・マリノス、J1優勝目前の今季ホーム初敗戦で強い危機感 | フットボールチャンネル

— 重かった仲川輝人の最後の一言

 マリノスが勝てば3年ぶりのリーグ優勝が決まる可能性もあった一戦だったが、リーグ戦のホームゲームで今季初の敗戦という結果に。選手たちも落胆した様子で取材に応じた。

 途中出場したFW仲川輝人は「特にどうこうもないです。個の技術だったり、イメージだったりをしっかり共有できなかっただけだと思います。弱いだけです」と語る。厳しい口調にはもどかしさなのか、怒りなのか、不甲斐なさなのか、いずれにしろマイナスな感情が含まれていたように感じた。

 J1残留を争う立場のガンバが用意したゲームプランは明確だった。一方でマリノスはボール支配率69%と多くの時間帯でゲームをコントロールしていながら、苦手とするセットプレー絡みで2失点。相手の3倍にあたる24本のシュートを放ちながら無得点に終わり、痛い敗戦を喫した。

 仲川は「ペナルティエリア内に人はいるんだけど、別にそんなにクロスを上げなくても…と思いながら」プレーしていたという。終盤には中盤を1人削ってFWレオ・セアラを投入し、ゴール前に人数をかけて攻めたが、ガンバの強固な守備ブロックを崩すことができなかった。

 マリノスの攻撃はショートパス主体で相手をゴール前に押し込みながらも、単純なクロスに頼りがちに。「選手に当たって方向が変わり、味方の前にボールが落ちてくることもある。そういった事故が起きるようなプレーをしても良かったのかなと思います」と語る仲川は、強引さが足りなかったことを悔やむ。

 3年ぶりのリーグ優勝に手がかかっていながら、まだ届かない。リーグ戦は残り3試合、これがマリノスが頂点に立つために乗り越えなければならない最後の試練なのだろうか。

 仲川は「試練というか、自分たちがちょっと緩んでいるかもしれない」と危機感を口にする。マリノスの選手たちは皆、常に「目の前の試合に全力で」といった意味の言葉を繰り返してきた。頭の中にその意識が根づいているのは間違いない。

 しかし、タイトル獲得が濃厚になったことで無意識的に小さな気の緩みが発生してしまっている可能性も排除できない。外から見ただけではわからない、気づくのが難しいほどのほころびも、時には致命傷になりうる。

 3年前にリーグ優勝を経験し、Jリーグ得点王とMVPにも輝いたトリコロールの背番号23は「この敗戦が、自分たちをまた引き締める1敗になる。今日は今日でしっかりと結果を受け止めて、また次の試合に準備するだけだと思います」と、自分に言い聞かせるように気を引き締めていた。

 マリノスは12日にJ1リーグ第27節延期分でジュビロ磐田と対戦する。この試合も、再び優勝決定の可能性のある90分間。今度こそ勝って、悲願のタイトルを手中に収めることができるだろうか。

 リーグ優勝を目前にしながらの敗戦を重く受け止めている様子の仲川は、最後に「まだまだ甘いんじゃないですか」という言葉を残して帰路についた。

(取材・文:舩木渉)

 
 
喜田拓也は下を向かず「死に物狂いで勝つ準備を」。横浜F・マリノスに浸透する指揮官の言葉とは? | フットボールチャンネル

— 喜田拓也が語ったこれから先の戦い方

 明治安田生命J1リーグ第32節が8日に行われ、横浜F・マリノスはガンバ大阪に0-2で敗れた。

 他会場の結果しだいとはいえ勝てば3年ぶりのリーグ優勝を達成できる可能性のあった試合で、よもやの今季ホーム初黒星。序盤にコーナーキックから先制を許し、そこからガンバが築いた強固な守備ブロックを最後まで崩すことができなかった。

「早い時間にセットプレーで1点与えてしまったので、そこが反省材料の1つ。ああなると、彼らの状況も状況(残留争いの渦中)ですし、守って、(相手に)ボールをある程度持たせてもOKというメンタルになる」

 マリノスの主将・喜田拓也は開始8分での失点で試合展開を難しくしてしまったことを悔やみつつ、相手を崩しきれなかったことを「まだ成長できるところ」と捉えて前を向いた。なぜなら、「諦めることなく、1点でも多くというのがマリノスの哲学」だからだ。

 虎の子の1点を守りきると覚悟を決め、自陣深くまで引いてタイトな守備ブロックを敷いたガンバからゴールを奪う糸口を見つけられなかった。それでも喜田は「自分たちに求められているのは、ああいうものを超えていくこと。それをも凌駕して勝っていくこと」だと強調する。

 是が非でもJ1残留を果たしたいガンバの選手たちの団結力は先制点によってさらに強くなり、その後のプレーに対する目線がぴったりと揃っていた。

 首位マリノスが次の試合で勝って3年ぶりのリーグ優勝を果たすには、12日の試合でジュビロ磐田を打ち倒す必要がある。ガンバと同じく残留争いの最中で、ガンバよりも厳しい立場に追い込まれている相手だ。

 となれば、今季のホーム初黒星を喫した試合よりも難しい展開になる可能性もある。割り切って自軍ゴールの守りを固め、ワンチャンスに賭ける相手を上回るにはどうすべきなのか。喜田の答えは、やはり「自分たちのサッカーを出しにいくというチャレンジ」だった。

 当然「各クラブの目指すものがあり、終盤になってくると、(残留争い中のチームが)心理的になりふり構っていられないのは理解しています」とトリコロールの主将は語る。ただ、追い込まれた状況で結束した相手を凌駕する難しさは「あまり考えたことがないので、答えが出ない」と、なかなか想像できないようだった。

 というのも「自分たちがどんな姿勢で臨むかしか考えたことがないので、相手がどういうメンタリティでくるかとか、あまり考えたことがない」から。もちろん対戦相手の特徴や戦術的な狙いは把握しておくが、「こういう相手にはこれ」と、マリノスが相手によって戦い方を変えることはないのである。

 そして、「自分たちの家」と称するホーム・日産スタジアムで哲学を曲げるようなことは絶対にしない。ガンバ戦こそ敗れたものの、ケヴィン・マスカット監督は「自分たちの家で何もさせる気はないし、何かを得て帰らせる気もない」と言い続け、選手たちにもその意識が浸透している。

 12日のホームゲームで何を見せられるか。負けた後に見せるもので、未来は大きく変わってくる。

「試合の肝となるところの押さえ方についてはまだまだ成長できますけど、(ガンバ戦でも)自分たちがやってきたことは随所に出ていた。この状況でプレッシャーを感じていたような姿勢が見えたかというと、そうではない。

次に向けても非常に楽しみです。周りがどうこうではなく、コントロールできるのは自分たちの結果だけ。そこは本当に目線が揃っていると思います。今できることは、次に死に物狂いで勝ちにいくための準備だけです」

 喜田は「愚直にやり続けて磨いてきた」マリノスの哲学やプレースタイルに「誇りを持ってやっている」と断言する。ガンバ戦の黒星で弱気になることなく、これまで通りの姿勢を最後まで貫き通せるか。

 順位表のトップに踏みとどまって、マリノスは最後に悲願のリーグタイトルをつかめるか。ここから先は何がなんでもやり遂げるという意志の強さ、試合に臨むにあたっての意識や姿勢の共有、そして諦めの悪さが試される。

(取材・文:舩木渉)

 
 

サッカー批評Web

横浜F・マリノス、ガンバ大阪に完敗で優勝持ち越し! 次なる最短のJ1リーグ奪還「10・12優勝の条件」 | サッカー批評Web

■10月8日/明治安田生命J1第32節 横浜F・マリノス0ー2ガンバ大阪(日産)

 ホームにガンバ大阪を迎えた横浜F・マリノスにとって、この試合は優勝がかかった試合だった。横浜が勝利して川崎が引き分け以下であれば、横浜の3年ぶりの優勝が決まっていた。しかし、この試合で完敗。優勝は持ち越しとなった。

 今季は11勝3分と、試合開始時点では無敗を誇ったホームスタジアムでまさかの足踏みとなった。前半8分にコーナーキックから相手に折り返しを許し、最後はMFファン・アラーノに先制点を許してしまったのだ。

 マリノスも決定機を迎えるが生かせず、前半を1点ビハインドで折り返す。しかし後半も得点が奪えない状況が続き、ケヴィン・マスカット監督は後半19分に3枚替えを敢行。仲川輝人、西村拓真、藤田譲瑠チマをピッチに送り込んで逆転を目指す。それでもスコアを動かせずにいると、後半31分に2枚替え。圧力を強める。

 ところが交代カードをすべて切った直後の後半33分、再びセットプレーから失点。FWパトリックに追加点を奪われてしまう。そして2点のビハインドのまま、試合終了のホイッスルを聞くこととなった。

 横浜FMの勝利という前提条件を達成できなかったためこの日の優勝はお預けとなったが、さらに同時刻開催の川崎フロンターレが勝利したため、勝点差は「5」に縮まった。

■次節も川崎と同時刻開催
それでも、次節10月12日(水)に横浜はリーグ優勝の可能性を持つ。横浜はジュビロ磐田と、川崎は京都サンガと対戦。どちらもホームスタジアムで午後7時にキックオフとなる。

 横浜が最短優勝を成し遂げるための条件は、横浜が勝利したうえで、川崎が引き分け以下の結果となること。今節同様に、川崎が勝利すれば横浜の優勝はなく、横浜が勝利しなければやはり優勝の可能性はない。

 15戦目にしてホームスタジアムでの無敗記録は途切れたものの、それでも圧倒的な勝率を誇ることに変わりはない。今度こそリーグ奪還を成し遂げられるか、注目される。

 
 

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2022マッチレポート | 10月8日 vs G大阪 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第32節 横浜FM vs G大阪のデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2022/10/07 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/10/8(土)14:00KO J1第32節 横浜F・マリノスvs.ガンバ大阪@日産スタジアム ※全席種100%収容(声出し応援不可)
 
 

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