アンカー(目次)
1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など
横浜F・マリノス オフィシャルサイト
ACL ラウンド16 ヴィッセル神戸 vs 横浜F・マリノス 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
Jリーグ.jp
【公式】神戸vs横浜FMの試合結果・データ(AFCチャンピオンズリーグ:2022年8月18日):Jリーグ.jp
└ 入場者数 11,528人
監督コメント
[ ケヴィン マスカット監督 ]
敗退してしまい、悔しい気持ちでいっぱいです。前半は自分たちがアプローチをしようとしたことが、ボールを持っているときも、持っていないときもピッチで表現できませんでした。ただ、自分たちのサッカーで同点ゴールも生まれました。PKは仕方ありません。後半はアプローチをしようとしたことが表現でき、アグレッシブさも見せられました。アグレッシブな交代をし、最後まであきらめない姿勢も見せられました。でも、終わってみれば敗退です。やはり、悔しい気持ちでいっぱいです。
--アプローチできなかった要因は何でしょうか。
結果に関しては自分がすべて責任を負います。デュエルやセカンドボールの回収で相手が上回っていました。自分たちの良い部分が出て、同点ゴールもありましたし、後半は相手にスペースを与えず、自分たちのサッカーができたと思います。--右サイドに寄せられ、サイドチェンジから左サイドを狙われました。どのように修正したのですか。
自分たちもそのような場面を見ていました。ただ、それを想定して、だだ引きしてゴールを守るのは自分たちのサッカーではありません。プレッシャーに行かないといけませんでしたが、プレスの甘さが出ました。神戸の個の質は高く、そこはリスペクトしなければいけません。決して簡単な相手ではない中、この試合で得たもの、学んだものを次に向けての糧にしないといけません。
選手コメント
實藤 友紀
前半で2失点してしまい、難しい展開になってしまいました。僕のミスで負けてしまいました。みんなよくやってくれていましたし、後ろでやっている以上、失点に絡んでしまうのは仕方ないと言われるかもしれませんが、ゼロに抑えたいですし、ミスもしたくありません。このような大舞台でそのミスが出るのは自分の実力のなさです。そこは受け止め、下を向かず、また練習して次に向けてやるしかありません。
--神戸が左サイドを狙ってきていました。どのような対応を考えられていましたか。
僕たちのサッカー的にはFWからプレッシャーを掛けて、逆サイドに蹴らせないのがベストです。少しずつズレて蹴られてしまいました。前のプレスの掛け方にディフェンスラインは合わせますが、それを崩すと、僕たちのサッカーではなくなります。そこはブラさずにやる中で、前半、プレッシャーが掛からなかったので割り切ってやるしかありませんでした。ミスもありましたが、前半からプレッシャーの掛かりが甘かったことはあります。そういう試合では後ろが無失点でいければ、後半に盛り返せます。後半、修正して前に押し出して、自由に蹴らせないようにしました。後半のほうが良いサッカーはできたとは思います。
永戸 勝也
ここ数試合勝てていない流れのまま、試合に入ってしまい、ボールを失ったところからカウンターで失点してしまいました。それがここ数試合続いていますし、今日もそれが出てしまいました。僕たちはしっかりプレッシャーに行って、相手を自由にさせない守備が理想です。そこが全体としてなかなかうまくいっていない現状もあります。この大一番で出てしまったのは本当に悔しいですし、これがいまの力かなと感じています。
--対面する飯野 七聖選手への対応はどのように考えていたのでしょうか。
彼の良さはスピードや思い切りの良いクロスなので、簡単に入れ替わらないようにすることに重きを置いていました。粘り強くやれていた場面もありますが、3失点目のここ一番の場面でボールを拾われてしまい、自分の判断は良い選択ではありませんでした。できるのなら、前からプレスに行って、逆サイドに蹴らせない守備をしたいのですが、1対1でも対応しようと思っていました。--クラブ史上初となるACLベスト8に届かなかったこの敗戦をどのように受け止めていますか。
20年大会でベスト16で敗れたのを知り、歴史を塗り替えたいと挑みました。リーグ戦、ルヴァンカップの流れが良くなく、少なからず影響しました。まずは今季、(来季の)ACL出場権を獲得しないといけないですし、リーグ戦で首位にいるので、優勝して、またこの舞台に帰ってこなければいけません。それがいま思うところです。
Twitter / Istagram
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— 神奈川新聞運動部 (@kanasports2020) August 18, 2022
ハイライト動画
【ヴィッセル神戸×横浜F・マリノス|ハイライト】神戸が打ち合いの末に“日本勢対決”を制す!|AFCチャンピオンズリーグ ラウンド16|2022 – YouTube
ネットニュース・Weblog
スポーツニッポン
横浜が神戸に敗れクラブ初のACL8強ならず 主将の喜田「ただの負けにするつもりない」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
クラブ初のアジア8強にあと一歩届かなかった。横浜は神戸に競り負け、2年前と同じく決勝トーナメント初戦で敗退した。マスカット監督は「敗戦の責任は自分が負う。前半からデュエルやプレッシャーのかかる部分で、相手が上回っていた」と振り返った。
1点を追う前半9分、右サイドを抜け出した仲川のクロスから西村が気迫あふれるダイビングヘッドで同点とした。だが同28分、ゴール前で相手のシュートがDF実藤の右手に当たる不運。決勝トーナメントから導入されたVARでハンドの判定となり、痛恨の勝ち越しPKを許した。実藤は「自分のミスで試合を台なしにしてしまった」と悔やんだ。
8月に入り、敗退したルヴァン杯を含め公式戦4連敗。残るタイトルは、首位を走るリーグ戦に絞られた。主将の喜田は「これをただの負けにするつもりはない。悔しさに押しつぶされずに、自分の責任を果たしていく」と前を向いていた。
横浜 また16強で泣いた…追い上げ1点届かず、DF実藤は悔やむ「自分のミスで…」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
クラブ初の8強には届かなかった。横浜は2年前と同じ、決勝トーナメント初戦で敗退。マスカット監督は「前半からデュエルやプレッシャーのかかる部分で相手が上回った」と振り返った。
同点の前半28分、ゴール前で相手シュートがDF実藤の右手に当たる不運。決勝トーナメントから導入されたVARでハンドの判定となり、PKで痛恨の勝ち越し点を許した。実藤は「自分のミスで試合を台なしにしてしまった」と悔やんだ。
8月に入り、敗退したルヴァン杯を含め公式戦4連敗。残るタイトルは首位を走るリーグ戦に絞られた。主将の喜田は「これをただの負けにするつもりはない。悔しさに押しつぶされず、自分の責任を果たしていく」と前を向いた。
ニッカンスポーツ
【ACL】神戸がJ1首位の横浜破りベスト8進出、横浜は反撃及ばず/ライブ速報詳細 – サッカーライブ速報 : 日刊スポーツ
サンケイスポーツ
横浜M、8月大ブレーキ公式戦4連敗 喜田「悔しさをどうつなげていくか」/ACL – サンスポ
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝T1回戦(18日、神戸3―2横浜M、埼玉)まさかの1回戦敗退。
横浜M主将のMF喜田は「自分にもっとチームを導く力があれば結果は変わっていた」と唇をかんだ。
先制を許した直後の前半9分にFW西村が同点としたが、勝ち越しを許した。8月の公式戦は4連敗。ルヴァン杯に続いてアジアのタイトルへの道も断たれ、喜田は「この悔しさをどうつなげていくかは自分たちにかかっている」。J1のタイトルを全力で取りに行く。
スポーツ報知
横浜FM、またも16強の壁を破れず…神戸との日本勢対決は2―3で敗戦 : スポーツ報知
横浜FMは神戸に2―3で敗れた。前半7分に失点し、3分後にMF西村拓真のダイビングヘッドで一時同点に追いつくも、同31分にPKを与えて勝ち越しを許した。後半に35分にも失点。クラブ史上初のベスト8を目指す戦いだったが、2年前と同じく16強超えを達成することはできなかった。
前半7分、自陣からのパスが引っかかり、背後に抜け出されて失点。それでも3分後、DF小池龍太のダイレクトパスからFW仲川輝人が左クロスを送ると、西村がダイビングヘッドでゴール左へ同点弾を押し込んだ。西村は7日のリーグ・川崎戦で右足首を負傷していたが、大一番の復帰戦で貴重なゴールをもたらした。
しかし同31分、ビデオ・アシスタントレフェリーの結果、ピンチの場面でブロックに入ったDF実藤友紀のハンドが認められ、PKを与えてしまう。この日、大ピンチの場面をビッグセーブで防いでいたGK高丘陽平だったが、シュートを逆方向に沈められ、再びリードを許した。
後半13分にはDF永戸勝也がエリア内左からシュート。同14分にも西村が永戸の折り返しに合わせるなど続けて決定機を迎えたが、いずれも相手GKの攻守に阻まれた。残り15分を迎えたタイミングではFWアンデルソンロペスを投入し、FWレオセアラとの2トップに。だが同35分、自陣左サイドからの進入を許し、痛恨の3失点目を喫した。
後半44分に左サイドからの折り返しをロペスが左足で押し込み、反撃に出たものの、一歩及ばず。キャプテンのMF喜田拓也はクラブ史上初のベスト8へ「マリノスの未来を切り拓きたい」と決意を語っていたが、またも16強の壁に阻まれた。
横浜FM、神戸に2―3と敗れ16強敗退…マスカット監督は前半の戦いぶり悔やむ「相手が上回った」 : スポーツ報知
序盤から神戸の圧に苦戦し、前半7分に自陣でのパスミスから失点。早々の失点で難しい立ち上がりとなったが、3分後に右足首の負傷から復帰したMF西村拓真のヘディングで同点に。しかし同31分にPKで再びリードを許した。後半は決定機も多く作り攻勢に出たが、同35分にサイドを崩されて痛恨の3失点目。90分間でシュート19本(枠内9)を放ったが、終盤にFWアンデルソンロペスが反撃の1点を返すにとどまった。
マスカット監督は結果を受け止め、「前半はアプローチしたかった部分をピッチ上で表現できなかった。プレッシャーがかかる局面、デュエル(1対1)、セカンドの局面で相手が上回った」と、特に前半の戦いぶりを悔やんだ。その上で「責任はすべて自分が負う。後半は守備もだし、相手にスペースを与えずできたことも多かった。最後まで選手は諦めない姿勢を見せてくれたが、敗退の結果には悔しい気持ちでいっぱい」とした。
ボランチで先発出場し、後半途中からはセンターバックとしてピッチに立ったMF岩田智輝は「入りの失点が大きかったし、難しくしてしまった。もっと展開を見ながら状況判断できるように、ゲームコントロールできるボランチにならないといけない」と悔しげな表情。8月に入って公式戦は4連敗と苦しんでいる。10日に敗退が決まったルヴァン杯、この日のACLと2つのタイトルを失い、残るタイトルは暫定首位を走るリーグ戦に絞られた。
試合後はサポーターに向かって深々と頭を下げたキャプテンのMF喜田拓也は、チームを導くことができなかった自らに責任があると口にした。9月3日のFC東京戦(味スタ)から再開するリーグ戦へ。「苦しいし、悔しいけど、逃げたくない。自分が力をつけないといけない。ここから立ち上がって次の勝利につなげることは外せないし、どういう形に持っていくかは自分たちにかかっている。まだまだ足りないんだぞと肝に銘じて責任を果たさないといけない」と必死に前を向いた。
サッカーダイジェスト
【ACL採点&寸評】神戸3-2横浜|右サイドで躍動した飯野がMOM。2失点に関与した實藤は厳しい評価に | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋
スタメン)
GK
高丘陽平 5.5
DF
永戸勝也 4.5(84分 OUT)
畠中槙之輔 5
實藤友紀 4(67分 OUT)
小池龍太 5.5
MF
喜田拓也 5.5(76分 OUT)
岩田智輝 5.5
西村拓真 6
FW
エウベル 6
レオ・セアラ 5
仲川輝人 5.5(67分 OUT)途中出場)
MF 藤田譲瑠チマ 5.5(67分IN)
MF 水沼宏太 5(67分IN)
FW アンデルソン・ロペス 6(76分 IN)
DF 松原 健 -(84分 IN)監督)
ケヴィン・マスカット 5.5【横浜|寸評】
立ち上がりは神戸のハイプレスの前にリズムを作れず、左サイドを崩され7分に失点。直後の9分にすぐ追いつくが、神戸のサイドチェンジを多用する攻撃に苦しみ、29分にはPKを献上して前半で2失点。何としても得点が欲しい後半は、両ウイングが果敢にドリブルで仕掛けて徐々にペースを掴むと、埼玉スタジアムには同点に追いつくようなムードが漂う。しかし、80分に痛恨の3失点目。最後に一矢報いるが、初の準々決勝進出はならなかった。ゴール前でスペースを上手く見つけ、9分に同点ゴールを挙げた西村の嗅覚はさすが。ただ、その後は持ち前の運動量を活かしてピッチを駆け回ったが、相手のゴールを脅かせなかった。エウベルは前半から中央に切り込むドリブルが冴え、相手DFを翻弄。58分には強烈なミドルシュートを放つが、ゴールが遠かった。永戸は、同サイドに張る狙いがあったという飯野に何度も突破を許してしまい、84分に無念の交代。先制点を奪われるきっかけとなったビルドアップのミスと、ハンドによるPK献上の2失点に関与した實藤は厳しく評価した。76分から投入されたA・ロペスは後半終了間際にゴールを挙げ、最後まで諦めない姿勢を見せたが、同じく交代で投入された水沼、藤田はチームに変化を加えることはできなかった。
【神戸|寸評】
序盤から積極的にプレスを掛け、横浜のビルドアップのミスを狙い、幸先よく7分に先制点を奪う。一瞬の気の緩みか9分にゴールを許すも、両ウイングがワイドに開いて幅を利かせ、サイドチェンジで局面を打開しながら攻め込むと、29分にはペナルティエリア内で佐々木が打ったシュートが相手DFの手に当たりPKを獲得。それをしっかり決めて前半を2-1で折り返す。後半は攻勢を強める横浜に対して押し込まれるシーンが続いたが、前線から連動した守備で中央を固めて守り、80分には決定打となる追加点。試合終了間際に失点するが、そのまま逃げ切り準々決勝進出を果たした。先制点を奪い、3点目の起点にもなるなど大車輪の活躍を見せた飯野をMOMに選出。右サイドに張ってボールを引き出し、持ち味のスピードで相手DFを圧倒した。後半も積極的に裏へ抜け出すなど脅威の存在だった。中盤では山口が強度の高い守備で相手の攻撃の芽を何度も摘んだ。また、横浜の猛攻を受けるなか、チャンスと見れば前線に顔を出して小田の得点をお膳立て。的確な状況判断が光った。大迫は前線で張ってボールを収めたり、ほとんどの競り合いを制するなど、改めて存在感の大きさを示した。前川はエウベルの強烈なミドルシュートをビッグセーブするなどチームを救った。
神戸がACLベスト8進出! 終盤1点差に詰め寄られるも、3-2で横浜との接戦を制す! | サッカーダイジェストWeb
— 神戸はアグレッシブな守備も機能
ACLのラウンド16が8月18日に行なわれ、ヴィッセル神戸と横浜F・マリノスが対戦。J1勢同士の対決となった一戦は神戸が3-2で勝利した。
試合は早い時間帯から動く。まずは7分、神戸が先制に成功する。相手の縦パスをカットした汰木が、スペースに走りこむ飯野にスルーパス。これを受けた飯野は、前に出てきたGK高丘の頭上を抜く鮮やかなループシュートでネットを揺らす。
リードを許した横浜は9分、すかさず追いつく。右サイドを抜け出した仲川のクロスに、西村が飛び込んでヘディングシュートを叩き込む。
15分には神戸の山口が大迫の落としから強烈なミドルを放つも、これは惜しくもクロスバーに嫌われて得点ならず。22分には再び、大迫のお膳立てから山口がビッグチャンスを迎えたが、GK高丘のファインセーブに阻まれる。
序盤から見応えある攻防が続くなか、チャンスの数では上回る神戸が31分、2点目を奪う。エリア内で佐々木のシュートが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。これを佐々木自らが冷静に流し込む。
リーグではダントツの51得点を誇る横浜だが、神戸のアグレッシブな守備を前に自慢の攻撃力を思うように繰り出せず。試合は神戸の1点リードで前半を折り返す。
迎えた後半、1点を追う横浜がさらに攻勢を強め、相手ゴールに迫っていくが、最後の場面であと一押しが足りない。58分の永戸、直後のエウベルの強烈な一撃もGK前川の牙城を崩せない。
その後も横浜が果敢に攻め込む一方、神戸は組織的かつ粘り強いディフェンスで対抗。80分には山口のお膳立てから小田がチーム3点目をゲット。89分、A・ロペスに得点を許し、1点差に詰め寄られるも、それ以上のゴールは許さず逃げ切ってみせた。
サッカーキング
Jクラブ同士の対決は神戸に軍配!…横浜FMとの激戦を制し、ACLベスト8へ進出 | サッカーキング
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)・ラウンド16が18日に行われ、ヴィッセル神戸と横浜F・マリノスが対戦した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響から、決勝トーナメントは準決勝までの全ラウンドがシングルエリミネーション(1発勝負)方式となっているACL。今回は埼玉県での集中開催となっており、Jリーグの首位を走る横浜FMと16位に沈む神戸のJクラブ同士の一戦は、埼玉スタジアム2002で行われた。
試合は開始早々に動く。7分、神戸は高い位置でのインターセプトでボールを奪うと、汰木康也が持ち運んでラストパス。最後は右サイドから駆け上がった飯野七聖が華麗なチップキックでゴールを陥れ、神戸が幸先よく先制に成功する。
序盤から1点ビハインドとなった横浜FMだったが、失点直後の9分にビッグチャンスを創出。スムーズな連携で右サイドを崩すと、仲川輝人がゴール前にクロスを上げる。これに西村拓真がダイビングヘッドで合わせ、すぐさまゲームを振り出しに戻した。
追いつかれた神戸は勝ち越しゴールを求め、立て続けにチャンスを迎える。だが、14分に山口蛍が放った強烈なミドルはクロスバーに弾かれると、20分には大迫勇也の落としから再び山口がゴールに迫るも、ここはGK高丘陽平が立ちはだかった。それでも続く28分、神戸は大迫のクロスに佐々木大樹が合わせると、これが相手のハンドを誘いPKを獲得。これを佐々木が決め、神戸がまたもリードを手にして、2-1で前半を終えた。
後半は1点を追いかける横浜FMがポゼッション率を高め、神戸がカウンターを狙う展開に。58分と59分には、永戸勝也とエウベルが立て続けに強烈なシュートで神戸ゴールを脅かしたものの、GK前川黛也が好セーブを見せて得点を許さない。その後の横浜FMは、さらに攻撃的な姿勢を強めたものの、なかなか決定的なチャンスを作ることができず試合は終盤に差し掛かる。
すると80分、神戸は高い位置で飯野がボールを拾うと、大﨑玲央、山口とつないで最後は小田裕太郎。クロスに途中出場の小田が右足で合わせ、横浜FMを突き放す3点目を獲得した。
それでも最後まで諦めない横浜FMは、89分に左サイドを崩し、最後はゴール前への折り返しに途中出場のアンデルソン・ロペスが合わせる。左足のシュートがネットを揺らし、アディショナルタイムを前にその差を1点とした。だが反撃もここまで。試合はそのまま3-2で終了し、逃げ切った神戸が準々決勝への切符を手にした。
この後東地区のラウンド16では、19日にBGパトゥム・ユナイテッドvs傑志、ジョホールvs浦和レッズの2試合が行われる予定。20日に準々決勝の抽選が行われ、22日に準々決勝の試合が、25日に準決勝が実施される。また、西地区は2月に決勝トーナメントが行われる。決勝は来年2月19日に西地区で第1戦が、2月26日に東地区で第2戦が開催される予定となっている。
サッカーマガジンWEB
神戸8強! 日本対決は白熱のゴールの奪い合いも横浜FMから3-2で逃げ切る◎ACLラウンド16 – サッカーマガジンWEB
— 「すべて私の責任」とマスカット監督
白いユニフォームがバタバタとピッチに倒れていく。終了のホイッスルが響いた瞬間、横浜F・マリノスの選手たちが力尽きた。またもベスト8の壁に阻まれ、一方でヴィッセル神戸は2020年大会以来の準決勝突破の目標へ、一つ駒を進めた。
試合はいきなり動いた。7分に横浜FMのビルドアップを汰木康也がカットして前へ出て右のオープンに送った。走り込んだ飯野七聖は、飛び出してきたGK高丘陽平をあざ笑うかのようなチップキックでゴールに流し込んでみせた。
これで試合は一気にアップテンポになる。横浜FMはすぐさま追いつき、10分には右サイドを攻略、小池龍太が右前に滑り込ませてニアゾーンを取った仲川輝人がセンタリング、突っ込んできた西村拓真がダイビングヘッドで突き刺した。実に横浜FMらしいコンビネーションだった。
だが、勢いに勝ったのは神戸のほう。鋭い出足で横浜FMのビルドアップのリズムを狂わせて、奪ってはピッチを広く使いながらスピード感を押し出して攻めに出た。15分の山口蛍のミドルシュートがバーを叩き、21分にも左のクロスを大迫勇也がヘッドで落としたボールを山口が至近距離からボレーで狙いながらGKにセーブされたが、この勢いが次の1点につながった。
29分に飯野のプレスをきっかけに仕掛けたショートカウンターから、佐々木大樹が放ったシュートがDF實藤友紀の手に当たる。VARチェックののち、主審のオンフィールドレビューによってPKに。31分に佐々木が右に確実に決めて、神戸が再びリードを奪った。
横浜FMは気圧されたまま、つなぎのパスにミスが続いていつもの流れるような攻撃が生まれない。時折エウベルが単独で突破して脅かすものの、ゴールに迫りきれなかった。ビハインドを負ったまま後半に入って攻めにパワーをかけようとしたものの、神戸の一歩が早いのは後半も変わらなかった。
その象徴的なプレーが飯野の猛ダッシュだ。80分、左の汰木のセンタリングが逆サイドへ流れ、タッチラインを割りそうになりながら、飯野だけはあきらめなかった。ものすごいスピードで追いかけてぎりぎりで拾うと、山口に戻した。大﨑玲央を経由してから山口が右深くでリターンをもらって中へ、最後は代わったばかりの小田裕太郎がニアで蹴り込んだ。
横浜FMは最後の力を振り絞って、90分に左からのエウベルの折り返しにアンデルソン・ロペスが決めて、土壇場で1点差に。さらにゴールに迫るものの、神戸も1点のリードを気迫で守り抜き、最後まで息つかせぬ展開のままタイムアップ。神戸が前回出場した2020年大会以来のベスト8進出を決めた。
横浜FMのケヴィン・マスカット監督は当然ながら意気消沈。「すべての責任は私にある」と言葉に力がなかった。「選手はアグレッシブに最後まであきらめないで戦ってくれた」と称えたが、そのアグレッシブさで神戸に上回られた格好だ。
神戸の吉田孝行監督は「おおよそプラン通りにいきました。相手はいまのJリーグ首位ですから、多少はやられるのは覚悟しましたが、それでも選手たちが戦ってくれました」とシビアに戦った選手を労った。「私たちはチャレンジャーなので、難しさは何もなくて、思い切りぶつかって結果を恐れずにプレーしようと選手を送り出しました」と、シンプルなプレーを求めたことがベスト8につながった。
現地取材◎平澤大輔
ゲキサカ
“J対決”制した神戸がACL準々決勝へ!! 横浜FMはまさかの公式戦4連敗で16強の壁破れず | ゲキサカ
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は18日、埼玉スタジアム2002で決勝トーナメント1回戦を行い、ヴィッセル神戸が横浜F・マリノスとの日本勢対決を3-1で制した。前半7分にDF飯野七聖が先制ゴールを決めると、同11分にFW西村拓真のヘッドで追いつかれるも、MF佐々木大樹とFW小田裕太郎のゴールで加点。最後は1点を返されながらも振り切り、2020年以来2年ぶりのベスト8進出を決めた。
J1首位を走る横浜FMと、現在16位に沈む神戸とのアジア決戦。神戸はリーグ前節の札幌戦(○2-0)から中4日で同じスターティングメンバーを起用し、FW大迫勇也が先発した一方、MFアンドレス・イニエスタとFW武藤嘉紀はベンチスタートとなった。対する横浜FMはリーグ前節の湘南戦が台風の影響で中止。10日のルヴァン杯準々決勝・広島戦(●1-2)以来の公式戦となり、7日のJ1第24節・川崎F戦(●1-2)で負傷交代したFW西村拓真が先発に入った。
試合は序盤からオープンな展開となり、大きくスコアが動いた。まずは前半7分、横浜FMはDF實藤友紀の縦パスがMF汰木康也にカットされ、ここから神戸のカウンターがスタート。汰木は持ち味のドリブルで縦に突破し、右サイドにスルーパスを送ると、これに右サイドハーフ起用の飯野が反応。DF永戸勝也の追走を振り切ってゴール前に切れ込み、落ち着いて右足で流し込んだ。今夏サガン鳥栖から加入した飯野はこれが加入後初ゴール。ACLデビュー戦でさっそく大仕事を成し遂げた。
もっとも横浜FMも譲らない。前半9分、テンポの良いパス回しで右サイドで攻撃を組み立て、最終ラインの實藤が右に鋭いパスを通すと、DF小池龍太がワンタッチでフリック。これに抜け出したFW仲川輝人がゴール前に低弾道のクロスを送り込み、後方から飛び込んだ西村がダイビングヘッドで押し込んだ。
その後は神戸が優勢を保ち、前半15分、左サイドを汰木が鋭く突破し、横パスを大迫が収めて後ろに送ると、これに反応した山口がダイレクトで強烈なミドルシュート。だが、これは惜しくもクロスバーに弾かれる。同18分には中盤でボールを競り合った岩田のスパイク裏が大迫の頭に当たり、大迫は頭を押さえて転倒。だが、アリレザ・ファガニ主審はカードを出さなかった。
なおも攻める神戸は前半22分、DF酒井高徳が佐々木とのワンツーで左サイドを攻め上がると、一度めのクロスは相手に阻まれたが、こぼれ球を拾ってすぐさまクロスを配給。これを大迫が頭で落とし、ペナルティエリア内に飛び込んでいた山口がダイレクトで狙った。しかし、これはGK高丘陽平がしっかり腕を出してスーパーセーブ。今季何度もチームを救ってきた横浜FMの守護神がここでも立ちはだかった。
それでも前半28分、神戸が再び試合を動かした。出足の鋭いプレスバックから飯野がボールを奪い、こぼれ球を拾った山口が鋭い縦パスを差し込むと、右サイドを攻め上がった大迫がゴール前にクロスを供給。これに反応した佐々木がダイレクトシュートを放ち、これが實藤の腕に当たった。いったんプレーは流されたが、飯野のシュートが外れたタイミングでVARが介入。オンフィールドレビューの結果、神戸にPKが与えられ、これを佐々木が落ち着いて決めた。
そのまま神戸の1点リードで後半へ。前半同様にハイテンポな応酬が続くが、ロングボールをことごとく収める大迫を中心に局面で上回る神戸の優勢は変わらない。後半11分には山口の鮮やかなボール奪取から大崎と佐々木がつなぎ、大迫が強烈なボレーシュート。これは高丘の正面に飛んだが、日本代表エースがさすがの存在感を披露した。
一方の横浜FMもここからチャンスを連発した。後半13分、FWレオ・セアラのボールキープを起点に短いパスをつなぎ、相手に当たったこぼれ球を拾ったDF永戸勝也が左足シュートを放つと、同14分にはFWエウベルが強烈なミドルシュートを放つ。だが、いずれも前川の鬼気迫るセーブに阻まれ、ゴールを奪うことはできない。
神戸は後半15分、大迫と佐々木の2トップに代わって武藤と小田を投入。すると同21分、山口のロングフィードが右サイドの飯野に通り、ゴール前にクロスを送り込むと、小田がスルーしたボールをDF大崎玲央がダイレクトで狙った。だが、これは大きくゴールの上。ピンチを免れた横浜FMは同22分、最初の交代を行い、實藤と仲川に代わってMF藤田譲瑠チマとMF水沼宏太を入れた。
その後は横浜FMが一方的に攻め立て、出足の落ちた神戸を追い込んでいく。後半29分、左右の幅を広く使った攻撃からMF喜田拓也が浮き球を収め、惜しいボレーシュート。同32分には喜田に代わってFWアンデルソン・ロペスを投入し、4-1-5のような超攻撃的布陣でさらに火力を上げた。
ところが後半35分、オープンな攻勢を制したのは神戸だった。前川のロングキックを武藤が頭でそらし、左サイドを突破した汰木のクロスはファーサイドに流れたが、飯野が懸命なスプリントでラインを割らせず、二次攻撃をスタート。大崎のスルーパスに抜け出した山口がゴール前に折り返し、ニアゾーンに立っていた小田が右足ワンタッチでゴール上を射抜いた。
これでスコアは3-1。2連リードとなった神戸がコーナーキープで時間を使う中、横浜FMは後半44分、エウベルトのワンツーからゴール前に侵入したA・ロペスがゴールを決め、1点差に迫った。しかし、反撃はここまで。死闘を制した神戸が準々決勝に進み、横浜FMはまさかの公式戦4連敗で2020年に続くベスト16敗退となった。
準々決勝の組み合わせは20日の抽選会で決まる。
(取材・文 竹内達也)
まさかの公式戦4連敗でACL終幕…横浜FMマスカット監督「結果に関しては自分が全ての責任を負う」 | ゲキサカ
横浜F・マリノスのアジア挑戦は、2年前と同じベスト16で幕を閉じた。ケヴィン・マスカット監督は「最後の最後まで諦めない姿勢を見せられたが、終わってみれば敗退。その結果に悔しい気持ちでいっぱい」と悔やんだ。
序盤からヴィッセル神戸の出足の鋭いプレッシングに苦しみ、持ち味の攻撃的なパスワークを封じられた横浜FM。前半立ち上がりにビルドアップのミスから先制点を奪われると、すぐにサイド攻撃からFW西村拓真の同点ゴールが決まったが、劣勢をひっくり返すには至らず、PKで再び失点して前半を1-2で折り返した。
「前半はアプローチしたかった部分をピッチ上で表すことができず、それはボールを持っているときも持っていない時も一緒だった。先制され、同点ゴールは自分達のサッカーを見せながらいいゴールが生まれたが……」。ケヴィン・マスカット監督は後半、ボランチを削ってFWアンデルソン・ロペスを投入する攻撃的な采配に出たが、直後の3失点目が響いた。
2-3で敗れた試合後、マスカット監督は「ボールを奪うところで、自分たちにできていた部分もあった。後半は守備もそうだし、相手にスペースを与えずにできた部分が多かった」と前向きな言葉も口にしつつも、「プレッシャーがかかる局面、デュエルのところ、セカンドボールを拾うところで相手が上回った」と敗因を分析。「結果に関しては自分が全ての責任を負う」と話した。
横浜FMは8月の公式戦でまさかの4連敗。1週間前にルヴァンカップを失い、ACLも落としたことで、残るタイトルはJ1リーグ戦のみとなった。同じJリーグ勢の神戸について「相手は個の部分で上手い選手は多い。そこは尊重すべき部分。簡単な相手ではなかった」と語った指揮官は「相手が上回った部分もあったかもしれないが、この試合で学んだものを次の試合への力にしないといけない」と前を向いた。
(取材・文 竹内達也)
パスミス&ハンドで痛恨2失点…横浜FM實藤友紀「自分のミスで試合を台無しにしてしまった」 | ゲキサカ
クラブ史上初のアジア8強をかけて挑んだ一戦、横浜F・マリノスは生命線だったはずのビルドアップのミスから先制点を許した。試合後、2失点に絡んだDF實藤友紀は「チームに迷惑をかけたなという思いもすごくあるし、自分のミスで試合を台無しにしてしまった」と敗戦の責任を背負った。
スコアレスで迎えた前半7分、横浜FMはいつものように最終ラインからのビルドアップで攻撃の糸口を模索していたが、右サイドを狙った實藤のパスがMF汰木康也にカットされ、カウンター攻撃を許した。汰木の鋭いスルーパスが対角で走ったMF飯野七聖に届くと、マッチアップしたDF永戸勝也が戻り切れず。試合の行方を左右する先取点を決められた。
「そこを狙わずに展開すれば問題なかった。取られてからのカウンターで簡単に行かれてしまった。そこまで含めて自分のミスからの失点」。そう悔やんだ實藤は1-1で迎えた前半31分にもシュートブロック時のハンドでPKを献上。これが神戸の勝ち越しゴールにつながり、「もっともっと慎重にやらないといけなかった」と悔やむしかなかった。
實藤は後半22分、MF岩田智輝が最終ラインに入る形で途中交代。チームはこのビハインドを取り戻すことができず、2-3で敗れた。
試合後、實藤は「自陣のミスからのカウンターだったり、PKのところもそうだし、3失点目もサイドから崩されてのクロスだったり、要所要所で自分たちのミスからの失点が起きてしまった。今回の試合に関しては自分のところなので、修正というよりも、自分のミスを出さないというのが全てだった」と悔しさを押し殺すように話した。
これでクラブ史上初のアジア8強入りのチャンスは来年以降に持ち越し。實藤は「マリノスにとってベスト8は史上初だし、そこに向けて自分たちの歴史を塗り替えることを目指していたけど、こういう形で難しいゲームになってしまって申し訳ない」と述べた上で「リーグ戦が残っているし、リーグ戦しかない。ここで優勝して、来年のACL圏を取って、リベンジしたい」と決意を語った。
もっともチームはこれで公式戦4連敗。現在はJ1首位を走っているものの、優勝争いに向けても暗雲が漂い始めている。「結果だけ見るとルヴァンも、天皇杯も、ACLもそうだし、負けてしまうことが多いので、自分も含めて何かが足りない部分だと思う。ここままの流れだとリーグ戦も相当難しい戦いになる」。そう気を引き締めた實藤は「ここでしっかりと切り替えて、何をすればいいのかをもう一回、自分たちで話し合って、優勝するためにここからやっていきたい」となんとか前を向いた。
また實藤自身にとっても、ここからの切り替えが大事になる。「反省して前を向いて切り替えるしかない。アグレッシブなサッカーをやっているので、そこが折れることもない。自分も攻撃的なスタイルでやっているので切り替えてやっていきたい」。ミスを乗り越えながら積み上げてきた横浜FMの“アタッキングフットボール”。個人として、チームとして、この難局を乗り越えていけるかが試される。
(取材・文 竹内達也)
ACL敗退で自らに突きつけた“責任”…横浜FM喜田拓也「何度打ちのめされてもチームや仲間のためになりたい」 | ゲキサカ
2年前に届かなかった“アジア8強”をかけてこの一戦に臨んだ横浜F・マリノスだったが、またしても壁を越えることはできなかった。前日会見で「2020年のベスト16で敗退したあの日の光景、あの日の景色を忘れたことはない」と並ならぬ決意を語っていたMF喜田拓也主将は試合後、「(この試合に)かけていただけに今の気持ちに相応しい言葉が見当たらない」と悲痛に切り出しつつ、自らに責任の矛先を向けた。
「やはり思うのはチームメートに、チームスタッフに、ファン・サポーターにもうこんな思いをさせたくないということ。自分にもっとチームを導く力があれば結果は変わったと思うし、この結果になった責任は自分にある。逃げたくないし、このチームとこの仲間を誰よりも思っているからこそ、もっと自分が力をつけないといけない。それが自分の果たすべき責任だと思う。どれだけ時間がかかっても、チームを救える男になりたい」
ACLラウンド16はヴィッセル神戸との日本勢対決となったことで、手の内を知る相手に対策を打たれた横浜FM。攻撃ではビルドアップの出口、守備ではサイドバック裏が執拗に狙われ、持ち味の攻撃的なパスワークやプレッシングは大きく制限されていた。しかし、そうしたチーム全体の課題でさえも、喜田にとっては自らが解決すべき課題だと捉えている。
「サッカーの中身についてはまたゆっくり振り返って、チーム内で成長していくため、より良くなっていくために合わせて行きたいのが大前提としてある。ただ神戸さんがやりたいこと、どういう狙いで入ってきているかはある程度早く掴めて、そことの兼ね合いで少し自分たちのボールを握る時間が上手くコントロールできなかったということ。相手の狙いを凌駕する質、どの手を出すかの共通意識を持つところは、まだまだ上げていけるところではある。そういうところは、もっとこのチームならできると思う。そこも含めて自分がコントロールできれば良かったし、プレーだとか、チームを導くことに関しても、自分は完璧な人間ではないけど、何度打ちのめされてもチームや仲間のためになりたいというのはどんな時も変わらないし、そこから逃げずに責任を果たしたい」
すでにルヴァン杯と天皇杯も敗退している横浜FMにとって、残されたタイトルはJ1リーグ戦のみ。現在の順位表では1試合消化が少ないながらも2位の鹿島と勝ち点5差をつけており、独走状態に入っているように思われるが、さらに2試合少ない川崎フロンターレとも勝ち点8差にとどまっており、1試合の勝敗で順位が入れ替わる状況でしかない。何より8月に入ってからの公式戦では4連敗中。3年ぶりのリーグ奪還に向けては、まずこの苦境を打破する必要がある。
横浜FMは前回リーグ優勝した2019年にも、8月にJ1リーグ戦3連敗を経験。そこからの11試合を10勝1分という脅威の戦績で勝ち抜き、頂点に立ったという成功体験を持つ。しかし、いまの現状を受けて喜田がフォーカスするのは、チームが「やるべきこと」。これまで結果にかかわらず、勝利した後にも続けてきた取り組みだという。
「結果が出なければ公式戦何連敗とか、チームスタイルがどうだとか、サッカーの内容がどうだという声が上がるのはいまに始まったことではない。メディアの皆さんの声をリスペクトしていないわけではないけど、そういう声に惑わされず、ちゃんとやるべきことを整理してやるというのをいい時も悪い時もやってきた」
「もちろん苦しいし、悔しいし、それは間違いないけど、やるべきことから逃げないで、マリノスだからできること、マリノスにしかできないことをやっていきたいという思いはどんな結果だろうとある。ここから立ち上がることも、その一つだろうと思う。もちろんサッカーの中身もここから学んで、次の勝利につなげていくのは外せないことだと思うし、この悔しさをどういう形でつなげていくかは自分たちにかかっている」
そうして決意を示した喜田はやはり「そこも含めて自分がちゃんとチームや仲間を救える男にならないといけない。まだまだ足りないんだぞというところを自分の肝に銘じて、責任を果たさないといけない」と自らに課題を突きつけた。
J1リーグ戦は残り10試合。現状のスケジュールでは約半月の中断期間を挟み、9月3日から再開されることになる。喜田はFW宮市亮の長期離脱が発表された直後に迎えた7月30日の鹿島戦(○2-0)後、「最後一番上に自分たちが連れて行って、必ず彼にシャーレを渡すという僕らの使命ができた」と宣言。その決意に応えた横浜FMサポーターも次戦にあたる今月7日の川崎F戦(●1-2)でシャーレを模したコレオグラフィーを準備するなど、クラブ全体にタイトル奪還への気運が高まる中、運命のラストスパートが始まろうとしている。
「あそこで言ったことに関しては、あえて自分の中で口にした。そこへの強い決意、覚悟は揺るがない。シーズンが始まった当初からそうやってきたし、(宮市の負傷という)ああいうタイミングもあった。ただ先を見過ぎているかというとそうではないし、自分たちの姿勢はそうではない」
“シャーレ”への言及についてそう説明した喜田は「そこに辿り着くためには目の前の試合、目の前の練習で出し切って、積み重ねていくことでしか掴み取れないのはわかっている。いまはこういう時期を過ごしているけど、ここから何を得られるかは自分たちの姿勢次第。ただの負けにするつもりはないし、この悔しさに押しつぶされずに、自分が責任を果たさないといけない」と断言。「最初にも言ったけど、チームメートに、チームスタッフに、ファン・サポーターに、もうあんな思いをさせないということで、強い気持ちで立ち向かっていかないといけない。逃げないでしっかり立ち向かってしっかり前に進んでいきたい」とあらためて決意を語り、取材エリアを後にした。
(取材・文 竹内達也)
Goal.com
ヴィッセル神戸、横浜F・マリノスとのJリーグ勢対決勝利でACLベスト8進出! | Goal.com 日本
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は18日、ラウンド16のヴィッセル神戸vs横浜F・マリノスが行われた。
互いにグループステージを首位で突破してきた神戸と横浜FM。日本での集中開催となっている東地区ノックスアウトステージにてベスト8の切符を争った。
神戸は大迫勇也や山口蛍、酒井高徳ら、横浜FMは西村拓真や仲川輝人、喜田拓也らを先発起用。明治安田生命J1リーグでは第25節終了時点で首位に立つ横浜FMに対して神戸が16位と開きがあるが、互いに豪華な顔ぶれでアジアでの一発勝負に臨んだ。
試合のスタートから高い位置でプレスをかける神戸に対して横浜FMは後方で繋ぎつつ攻めどころを探す。7分、最終ラインの實藤友紀が縦パスを入れようとしたところでピッチ中央左の汰木康也がカット。チェックを剥がして前線にスルーパスを供給すると、ボックス右でGK高丘陽平との一対一を迎えた飯野七聖がチップキックでネットを揺らす。
それでもその2分後、神戸陣内浅い位置でボールを持った實藤が右サイドに展開。小池龍太がワンタッチで前線に送ると右サイド深い位置に抜け出した仲川がクロスを送る。飛び込みながら頭で合わせた西村が同点弾を沈めた。
互いに積極性が目立つ試合では15分にも神戸に決定機が訪れる。大迫がボックス内でキープして落としたボールに反応した山口がボックス手前中央から右足で強烈なシュートを繰り出すがバーに直撃。21分にも酒井の左サイドからのクロスを大迫が頭で落とし、ボックス内でフリーになっていた山口が至近距離からシュートを浴びせたがGK高岡のファインセーブに阻まれる。
攻勢を保つ神戸は30分にも佐々木大樹がシュートを打ち込むものの實藤がブロック。しかし、オンフィールドレビューの末にボックス内でのハンドと判定されて實藤への警告とPKがとられる。キッカーの佐々木が確実に決めて神戸が勝ち越した。
試合を折り返すとビハインドの横浜FMが高い位置でボールを持つ時間を増やしていくがなかなかシュートに持ち込めず。58分にはボックス左でボールを持った永戸勝也が左足を振り抜いたがGK前川黛也が好守でしのいだ。
神戸は直後に大迫と佐々木に代えて武藤嘉紀と小田裕太郎を送り出す。一方の横浜FMも仲川と實藤に代えて水沼宏太と藤田譲瑠チマを起用し、組み立てから攻撃に変化をつけていく。
横浜FMは一進一退の攻防が続く中でも確実にゴールを脅かすが神戸も簡単には追いつかせない。反対に素早いカウンターから幾度もシュートを繰り出して牽制していく。
すると80分、ボックス右に抜け出した山口が中央マイナス方向にグラウンダーのボールを折り返し。ニアにポジションをとっていた小田が右足で合わせてリードを広げた。
終盤には途中出場したアンデルソン・ロペスの得点で1点差に詰め寄った横浜FMだったが、神戸がリードを保ったまま試合終了。初出場にてベスト4に名を連ねた2020年以来2回目の出場ながらベスト8に駒を進めた。一方の横浜FMはクラブ史上初の準々決勝進出を阻まれる結果となっている。
勝利した神戸は22日に行われる準々決勝でベスト4進出を争う。
フットボールチャンネル
ヴィッセル神戸、J1首位を下す! 横浜F・マリノスに勝利して準々決勝進出【ACL】 | フットボールチャンネル
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・ラウンド16のヴィッセル神戸対横浜F・マリノスが18日に行われた。試合は3-2でヴィッセル神戸が勝利した。
J1で首位を快走する横浜F・マリノスと16位に低迷するヴィッセル神戸のACL日本クラブ対決。リーグ戦の順位とは関係なく、立ち上がりから白熱したバトルとなった。
開始7分、ヴィッセル神戸は高い位置でのボール奪取から鋭く攻めきって飯野七聖が決めた。
しかし、横浜F・マリノスはすぐに反撃。9分、右サイドから仲川輝人がクロスを入れると、ニアに飛び込んだ西村拓真がヘディングで合わせてすぐに追いついた。
勝ち越しに成功したのはヴィッセル神戸。31分、相手のハンドで得たPKを佐々木大樹が決めて再びリードを奪って折り返す。
後半もヴィッセル神戸は順調。最前線の大迫勇也にしっかりとボールが収まり、良いテンポで試合を進めた。
その後は横浜F・マリノスが反撃を試みるが、ヴィッセル神戸が守備を引き締めて耐える展開。80分には途中出場の小田裕太郎が決めて貴重な追加点を挙げる。
試合終盤の89分、横浜F・マリノスはアンデルソン・ロペスのゴールで1点を返して望みをつなぐも、同点弾は生まれず。
ヴィッセル神戸が激闘を制してACLベスト8進出を決めた。
喜田拓也「この結果の責任は自分にある」。横浜F・マリノスのACL16強敗退に落胆隠さず「チームを救える男になりたい」【ACL】 | フットボールチャンネル
— 横浜F・マリノス、失意のACLベスト16敗退
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のノックアウトステージ1回戦が18日に行われ、ヴィッセル神戸に2-3で敗れた横浜F・マリノスはベスト16敗退となった。
序盤にミスから失点したマリノスは、直後にFW西村拓真のゴールで同点に追いついた。しかし、試合を通して好調時のような躍動感を見せられず3失点。終盤に1点差まで迫ったが、神戸の気迫あふれるパフォーマンスの前に屈した。
前回ACLに出場した2020年と同じベスト16での敗退となり、又してもクラブ史上初のベスト8進出はならず。マリノスの主将・喜田拓也は「自分にもっとチームを導く力があれば結果は変わったと思うし、この結果になった責任は自分にあると思っている」と険しい表情で語った。
クラブ創設30周年のシーズンに新たな歴史を作る。その意気込みは強かった。だが、あと一歩及ばず。J1首位のマリノスと同16位の神戸が対戦するということで、試合前からマリノス優勢かと思われていた中での敗退となった。
「(結果から)逃げたくないし、チームの仲間を思っているからこそ、もっと自分が力をつけなければいけない。それが自分が果たすべき責任だと思うので、どれだけ時間がかかっても、チームを救える男になりたいです」
今季は天皇杯でもYBCルヴァンカップでも敗退が決まっているため、マリノスのすべてのカップ戦が終了した。あとは首位に立つJ1で3年ぶりのリーグ優勝に向けて全てを注ぐのみ。「チームメイトやチームスタッフ、ファン・サポーターに、もうこんな思いはさせたくない」と言葉に力を込めた喜田は「ここから何をできるのかは自分たちの姿勢しだいだと思うし、ただの負けにするつもりはない」と、改めてタイトル獲得とさらなる成長への強い決意を口にした。
「もちろん苦しいし、悔しいし、それは間違いないですけど、どんな結果であれ逃げないで、マリノスだからできること、マリノスにしかできないことをやっていきたいという思いがある。ここから立ち上がることも、その1つ。もちろんサッカーの中身も、ここから学んで、次の勝負につなげていくところは絶対に外せない。
この悔しさをどういう形で次につなげていくのかは、自分たちにかかっている。そこも含めて、自分がちゃんとチームや仲間を救える男にならないといけない。そこがまだまだ足りないんだぞというところは、自分の肝に銘じて、責任をしっかり果たさなければいけないと思います」
(取材・文:舩木渉)
實藤友紀「僕のミスでチームが敗れることに」。悔やまれる前半2失点、横浜F・マリノスのACL敗退でリーグ戦にも危機感【ACL】 | フットボールチャンネル
— 實藤友紀「僕のミスで…」
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のノックアウトステージ1回戦が18日に行われ、ヴィッセル神戸に2-3で敗れた横浜F・マリノスはベスト16敗退となった。
神戸のMF飯野七聖による先制点は7分に生まれた。マリノスのDF實藤友紀からの縦パスをMF汰木康也がカットし、そのままドリブルで持ち上がる。そして、ペナルティエリア手前へ絶妙なスルーパスを通し、それを受けた飯野がGKとの1対1を制してループシュートを決めた。
カウンターを食らうきっかけとなった縦パスを入れた實藤は「本当に僕のミスでチームが敗戦することになったと思う」と悔やんだ。マリノスは10分に追いついたが、31分に實藤のハンドによって与えたPKで再び失点。「前半で2失点してしまって、なかなか難しい展開になってしまった」と痛恨の45分間を振り返る。
「今回の試合に関しては自分のところの修正というよりも、自分のミスを出さないことが全てだった。それも含めて本当に反省して、切り替えるしかない。前を向いて、アグレッシブなサッカーをやっているので、そこで折れることもないと思いますし、自分は攻撃的なスタイルでやっているので、次に切り替えてやっていきたいと思います」
天皇杯、YBCルヴァンカップに続いてACLも敗退が決定し、今季のマリノスに残されたチャンスはJリーグ優勝のタイトルのみとなる。ただ、神戸に敗れたことで公式戦4連敗となり、「このままの流れだとリーグ戦も相当難しい戦いになる」と實藤は危機感を抱いている。
「とにかく1試合1試合、勝ちしかいらない。勝って、勝って、早めに(優勝を)決められるように。今は流れが悪いので、一度勝って、連勝して、どんどん上昇気流に乗れるように。悔しい時期も乗り越えて(Jリーグで)優勝したいと思います」
マリノスの次の公式戦は9月3日。ACL敗退となったため、2週間強もの長期間にわたって試合がないことになる。この空白期間をうまく活用し、気持ちを切り替えつつ、チームを立て直せるか。逆境の今こそ、真の強さが問われる時だ。
(取材・文:舩木渉)
横浜F・マリノスに欠けていた「勝負強さ」。ACL16強敗退、「自分たちのサッカー」は道しるべか? あるいは呪縛なのか?【ACL】 | フットボールチャンネル
— 横浜F・マリノスが露呈した大一番での勝負弱さ
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のノックアウトステージ1回戦が18日に行われ、ヴィッセル神戸に2-3で敗れた横浜F・マリノスはベスト16敗退となった。
マリノスのゴールマウスを守ったGK高丘陽平は「一発勝負のプレッシャーのかかった中、うちのスタイルを発揮するところでエネルギーが少し欠けていたのかなと思います」と敗因を分析した。
そのうえで「アバウトな言い方になってしまうんですけど、『勝負強さ』が少し足りないのかなという印象を受けています」と続ける。
実際、マリノスはすでに今季参戦したカップ戦全てからの敗退が決まっている。ACLではノックアウトステージ最初の試合を落とし、天皇杯は3回戦でJ2の栃木SCに敗れた。直近ではプライムステージ(決勝トーナメント)から参加したYBCルヴァンカップの準々決勝でサンフレッチェ広島に屈した。
いずれもトーナメントの序盤で敗退を余儀なくされている。ACLは1戦目、天皇杯は2戦目で敗れた。ルヴァンカップも2試合しか戦えなかった。リーグ戦では首位に立っている一方、カップ戦の「一発勝負」に脆さを見せている。高丘は、これまでのカップ戦での「勝負弱さ」がACLにもつながってしまったと自覚していた。
ただ、「一発勝負なので、相手(神戸)はしっかり戦い方を割り切ってやってきた部分がありましたけど、そういった戦い方をしてくる相手にも、僕たちは自分たちのサッカーをして勝たなければいけない」とも高丘は言う。
これにはDF松原健も同意する。公式戦4連敗となり「負けている流れの中でみんなの前に行きたい意識がちょっとずつズレてしまっている」と感じながらも「そこから自分たちが何かを変えるかというとそうではなくて、マリノスのサッカーを1試合でも多く体現するためには、より強い意思を持ってやることが一番重要。特にやり方を変えるつもりは、みんなないと思うし、僕もそれはないです」と強調する。
神戸は「マリノスのサッカー」を研究し、その弱点を見事に突いて勝利した。ルヴァンカップの準々決勝で対戦した広島も、前線からの積極果敢なハイプレスで「マリノスのサッカー」を封じた。
マリノスの面々が「自分たちのサッカー」として誇ってきたものは、リーグ戦では3年ぶりの優勝に向けた道しるべとして機能している。一方で、一発勝負のカップ戦では「自分たちのサッカー」が、まるで呪縛のように重い足かせとなってしまうケースが多々ある。
では、現状の課題をどう克服していくか。高丘は「1日、2日で勝負強さが身につくわけではないと思うので、個人の能力を磨くのはもちろん、クラブとしてもアイデンティティみたいなものがもっとできてくれば」と述べた。
今季はカップ戦こそ全て敗退となってしまったが、まだ3年ぶりの優勝を目指すリーグ戦が残っている。優勝争いが続く中で、「ここは絶対に勝たねば」という大一番もあるだろう。
そうした重要な試合をチームとして経験していく中で、ここぞの場面で本来のパフォーマンスを発揮するためにどう「自分たちのサッカー」をブラッシュアップしていくか。さらなる進化のためのヒントは「自分たち」の力でしか見つけられない。
(取材・文:舩木渉)
こけまりログ
2022/08/17 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/8/18(木)20:00KO AFCチャンピオンズリーグ2022 ラウンド16 ヴィッセル神戸vs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002 ※声出し応援対象試合
今週の他会場など
(´-`).o0(8/20のゲーム終了後に更新予定。)
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