【試合結果Webニュースまとめ(2●1)】2022/8/7(日)19:00KO J1第24節 川崎フロンターレvs.横浜F・マリノス@等々力陸上競技場


【試合結果Webニュースまとめ(2●1)】2022/8/7(日)19:00KO J1第24節 川崎フロンターレvs.横浜F・マリノス@等々力陸上競技場
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第24節 川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】川崎Fvs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年8月7日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 20,704人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]

率直な気持ちで言えば、感情的になりますし、悔しい結果です。もちろん、結果に関しては、自分がすべての責任を負います。ただ、このアウェイの地で試合を支配しました。そして、勝ちにこだわるのは当然ですし、負けようと思ってサッカーをするわけではありません。今季、ベストの内容ではないかというくらい、自分たちのサッカーが出た試合でした。選手たちは素晴らしいパフォーマンスをピッチ上で表現してくれましたし、選手たちを誇りに思います。内容が伴って勝利につながれば一番良かったですが、アウェイで支配したサッカーを見せられたと感じています。

--素晴らしい試合内容でした。その中で勝敗を分けた要素を教えてください。
難しい答えになってしまいますが、クロスへの対応のブロックやファーへのケアが足りていなかったと言えるかもしれませんが、それは結果論でしかありません。もちろん、このあと分析しますが、前半、守備では相手のロングボールにしっかり対応できました。自分たちはそのようなサッカーをせず、自分たちのサッカーを貫き、崩し切る覚悟とこだわりを持ってプレーし、選手たちはピッチ上で自分たちのサッカーを表現してくれました。しかし、結果として1-2で負けたのは事実です。自分たちのサッカーをした上での敗戦ですが、少なからず成長しないといけない部分はあります。

--成長しないといけない部分とは具体的に何でしょうか?
正直に言いますと、ここで思い浮かぶことはありますが、明日の朝、落ち着いて振り返り、分析したいです。いま、言えることは先ほども言いましたが、サッカーの内容は素晴らしかったです。ただボールを蹴るだけではなく、自分たちのサッカーを貫きました。自分たちが逆転できる状況で、相手のゴール前でパスをすれば、フリーだった状況もあったかもしれません。ただ、自分はアウェイで勝ちに来た中、「残念」という言葉は使いません。なぜなら、素晴らしいサッカーを表現してくれたからです。分析すれば、いろいろ見えてくると思うので、そのときに考えたいと思います。

選手コメント

仲川 輝人

--10試合ぶりの敗戦をどう受け止めていますか?
一つひとつの細かいミスが失点につながってしまいました。優勝することは簡単ではないですし、あらためてもう一度見直していかないといけません。一戦一戦勝っていき、残り全勝すれば、まだ(自力で)優勝できます。次はルヴァンカップ準々決勝の第2戦があるので、気持ちを切り替えなければいけません。公式戦で連敗しているので、踏ん張りどころだと感じています。

--同点ゴールのシーンを振り返って。
エウベルからボールが出てくるのは分かっていたので、オフサイドにならないように動き出し、GKとの1対1を冷静に流し込むことができました。エウベルとマルコス(ジュニオール)の崩したアシストが完璧でした。

--試合後、チームはどのような雰囲気でしたか?
切り替えるしかないという雰囲気はありました。ただ、あの時間帯での失点だったので、悔しさは残っています。落ち込んでいる選手もいましたが、「次に切り替えていくしかない」ということを(水沼)宏太くんが先頭に立ってやってくれています。そういった声かけがすごく大事ですし、もう終わったことなので、切り替えて次の準備をしていくことをみんなで話していました。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 

ハイライト動画


ハイライト|J1リーグ第24節|vs川崎フロンターレ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜が川崎Fに敗れ10戦ぶり黒星 49歳誕生日のマスカット監督「内容は今季ベストだった」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは7日、各地で4試合が行われ、首位の横浜は敵地で川崎Fに1―2で敗れ、10戦ぶりの黒星を喫した。
 0―1の前半アディショナルタイムに自陣から素早くボールをつなぎ、最後はFW仲川輝人(30)が速攻から芸術的な右足ループを決めて追いついたが、後半終了間際に一瞬の隙を突かれて決勝点を許した。この日49歳の誕生日だったマスカット監督は「悔しい結果になった」と振り返った一方で、「試合を支配した。内容は今季ベストだった。選手たちを誇りに思う」と称えた。

 不運もあった。前半30分、7月にE―1選手権でA代表に初選出されたMF西村が、相手選手に右足首を踏まれて退場。1―1の後半20分には、MF喜田の左足シュートが左ポストに嫌われた。勝てば2位との勝ち点差を9に広げるチャンスを逃し、仲川のゴールをアシストしたエウベルも「サッカーは一つのプレーで決定する。きょうはその日だった」と悔しがったが、19年以来のリーグVへ「目標の優勝に向けてやっていきたい」と気持ちを切り替えていた。

 
 

ニッカンスポーツ

【横浜】ラストプレーで泣き10試合ぶり敗戦「細かいミスが最後の失点につながった」仲川輝人 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスはラストプレーで泣いた。先制を許したものの、前半ロスタイム3分にFW仲川が高速カウンターから同点弾。

縦パスを受けてゴール前へ抜け、GKとの1対1をループシュートで制した。その後も持ち前の攻撃で何度もゴールをおびやかしたが得点にできず、逆に後半54分に失点した。リーグでは10試合ぶりの敗戦。仲川は「細かいミスが最後の失点につながった」と、厳しい表情だった。

 
 

サンケイスポーツ

横浜M、優勝へ前進ならず…勝負強さで川崎に上回られる – サンスポ

明治安田J1第24節最終日(7日、川崎2-1横浜M、等々力)横浜Mにとっては引き分けでも優勝に前進できた上位対決だった。死力を尽くした好ゲームだっただけに痛い敗戦で、マスカット監督は「今季ベストと思うくらい素晴らしいパフォーマンス。選手を誇りに思う」とたたえたが、勝負強さで川崎に上回られた。

最終盤の失点直前。後方で丁寧につなげば時間を使えたはずだった。だが、GK高丘から受けた永戸や、その後のこぼれ球を右に展開した岩田のパスが雑で隙を与えた。

前半ロスタイムに同点ゴールを決めた仲川は「細かいミスが失点につながった。あらためて見直す。優勝するのは簡単ではない」と反省した。

 
 

スポーツ報知

横浜FM、川崎に終盤のワンプレーで決勝点許す 黒星もマスカット監督「支配したサッカーをした」 : スポーツ報知

 首位の横浜FMは敵地で川崎に1―2で敗れた。0―1の前半終了間際にFW仲川輝人が今季5ゴール目となる同点弾を決めたが、試合終了間際に決勝点を奪われた。5月21日の福岡戦以来、10試合ぶりの黒星。2位・柏との勝ち点差は6となった。

 最後の最後で力尽きた。後半ロスタイム9分。自陣左サイドからのクロスを押し込まれて1―2と勝ち越しを許した。前半終了間際には、カウンターからFWエウベルがドリブルで前進し、スルーパスを受けた仲川がGKとの1対1を冷静に沈めた。後半は互いに譲らないきっ抗した展開となったが、一歩及ばず。優勝へ大きく前進する前年王者との決戦で、10試合ぶりの黒星を喫した。

 直近5年でリーグタイトルを勝ち取った両チーム。エウベルが「優勝争いをする2チームにふさわしい、いい試合をした。相手がワンプレーで試合を決定づけたことは、たたえないといけない」と振り返ったように、強度が高く、展開もスピーディーな白熱した一戦に。木村博之主審が後半途中に筋肉系のトラブルでピッチを退くほどだった。敗れはしたものの、タイトルへの意地がぶつかり合うJ最高峰の肉弾戦となった。

 マスカット監督は試合後、「結果的には悔しい結果になった」と悔しさをにじませたが、「アウェーでしっかり支配したサッカーをしたと思う。勝ちにこだわるのは当たり前だし、負けようと思ってサッカーをするわけではない。ただ、自分が見た中でも今シーズンベストの内容だったのではないかと思う。選手を誇りに思うし、自分はサッカーの内容にもこだわって見たい。いい内容をした上で、勝利に導くことが一番いい。今日の試合に関しては、負けてはしまったが、難しい中でも支配したサッカーを見せられたのではないかと思う」と内容を決して悲観することはなかった。

 上位6チームとの直接対決を終え、残り10試合。エウベルも「結果に落ち込まず、目標である優勝へ諦めずに戦っていきたい」と力を込めた。3季ぶりの優勝へ、前を向いて進み続ける。

 
 
横浜FM、川崎に敗れ10試合ぶり黒星も マスカット監督「内容は今シーズンベスト」 : スポーツ報知

 首位の横浜FMは敵地で川崎に1―2と敗れた。0―1の前半終了間際にFW仲川輝人の8試合ぶり今季5ゴール目で同点とするも、試合終了間際に勝ち越しを許した。5月21日の福岡戦以来、10試合ぶりの敗戦。10試合を残して2位・柏との勝ち点を6差とした。

 最後の最後で力尽きた。横浜FMは、1―1で迎えた後半アディショナルタイムのラストプレー。サイドからクロスを上げられ、相手DFジェシエウにヘディングで決められた。勝てば優勝に大きく前進した決戦で10試合ぶりの黒星。前半終了間際にカウンターから冷静に1対1を沈め、一時同点弾を決めた仲川は「一つ一つの細かいミスが最後のような失点につながる。終わったことは切り替えないといけない」と厳しい表情ながらも結果を受け入れた。

 キャプテンのMF喜田が「簡単な試合にはならない」と覚悟した通り、前回王者の壁は厚かった。ただ、FWエウベルが「優勝を争う2チームにふさわしい試合」と語った、直近5年でリーグタイトルをつかんだ両者の一戦。90分間タイトルへの思いがぶつかり合う、強度が高く展開も早い、激しい肉弾戦を繰り広げた。木村博之主審は後半途中に筋肉系のトラブルでピッチを退くほどだった。

 横浜FMは細かいパスをつなぎ敵陣まで攻め入るも、ゴール前で決定的な仕事をさせてもらえない。MF西村の前半途中での負傷交代も響き、後半20分、喜田のシュートはポストに阻まれた。川崎FWレアンドロダミアンらに苦戦しつつ、DFエドゥアルドやDF岩田ら守備陣は必死のブロックを見せていたが、一歩及ばなかった。それでもJ最高峰の熱戦に、この日49歳の誕生日を迎えたマスカット監督は、悔しさをにじませた上で「最後まで自分たちの姿勢を貫き、支配したサッカーをした。内容は今シーズンベスト」と悲観しなかった。

 勝敗を分けたワンプレーの重みを改めて突きつけられ、エウベルは「ワンプレーで試合を決定づけることができた相手をたたえないといけない」と話した。残り10試合で2位・柏との勝ち点差は6となったが、上位6チームとの直接対決は終了。仲川は「優勝することは簡単ではないが一戦一戦勝っていければ、全勝すれば優勝できる」と口にし、今季初の公式戦2連敗を喫したチームとして「声かけがすごく大切。切り替えて次の準備をしていく」と前を向いた。エウベルも「落ち込まず、目標の優勝へ諦めずに戦っていきたい」と言い切った。3季ぶりの優勝へ、チーム全員で歩みを止めることはない。(小口 瑞乃)

 
 

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】川崎2-1横浜|MOMに異論はないはず。白熱の神奈川ダービーで王者・川崎が意地の劇的勝利!! | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【横浜|採点】
スタメン)
GK
高丘陽平 5.5
DF
小池龍太 6
岩田智輝 5.5
エドゥアルド 5.5
永戸勝也 6
MF
喜田拓也 6(82分OUT)
藤田譲瑠チマ 5.5
西村拓真 5.5(34分OUT)
FW
仲川輝人 6
アンデルソン・ロペス 5.5(63分OUT)
エウベル 6(82分OUT)

途中出場)
FW マルコス・ジュニオール 5.5(34分IN)
FW レオ・セアラ 5.5(63分IN)
MF 山根 陸 ―(82分 IN)
FW 水沼宏太 ―(82分 IN)

監督)
ケヴィン・マスカット 5.5

【横浜|寸評】
「アウェーの地でしっかり支配したサッカーをしていたと思います。選手たちは自分たちのサッカーを表現してくれた」とマスカット監督が振り返ったように、局面では質の高いプレーを見せたが、序盤は相手の対角線のロングボールを生かした攻撃にやや押された印象。ただ飲水タイムの後に少しずつリズムを作り、前半アディショナルタイムに高速カウンターで同点に追いついたシーンはさすが。

 後半はよりチャンスを作り、ゴールに迫ったが、決め切れず。最後の最後で決勝弾を奪われて敗れたが、監督や選手は結果に悔しさを示しながら前向きな声を残した。パフォーマンスは悪くなかっただけに、リーグ制覇へ改めてエンジンをかけ直す良薬にしたいところだろう。

 同点ゴールを奪った仲川、その崩しに絡んだエウベル、途中出場のL・セオラら攻撃陣は一瞬のキレを見せ、右SBの小池らも力強いプレー。全体的に悪くない出来であったが、よく守ったものの、失点を止め切れなかったエドゥアルドや岩田らは悔いが残るか。
 
 
【川崎|寸評】
 直近の2試合は新型コロナウイルスの影響でメンバーが揃わない厳しい状態だったが、試合2日前に鬼木監督が「気持ちの部分で強くなった」と自信を示していたように、集中した素晴らしいゲームの入りを見せた。

 ポゼッションだけでなく、左のマルシーニョの裏などワイドな攻撃も展開。25分には後方の谷口のフィードを右サイドで幅を取った山根がダイレクトでクロス。やや高いバウンドになったと思われたが、中央のL・ダミアンが上手く頭で押し込んで先制に成功した。

 前半終了間際にカウンターから失点し、後半はコンディションの難しさもあったのだろう、ペースが落ちたように見えたが、ラストプレーで前線に上げていたCBジェジエウが家長の右からのクロスを劇的な決勝弾!! 感動的な勝利をあげた。

 MOMは誰もが納得のジェジエウだろう。昨年11月の左膝の重傷から今年7月の復帰までを含めて涙もののストーリーだった。また最終ラインを牽引して好フィードを通しまくった谷口の働きも特筆もの。後半に決定機を防いだGKチョン・ソンリョンや、アシストをマークした山根、家長らも高評価。鬼木監督のマネジメント術、采配も見事だった。今日は全員に高採点をしたくらいのゲームであったが、首位の横浜との勝点差は8。戦いはまだまだこれからだ。

 
 
「すごいレアケース」劇的結末の神奈川ダービーで起きた主審交代が話題「喜田選手の人柄が素晴らしい」 | サッカーダイジェストWeb

— 「主審が怪我したら4審がやるのは知ってたけど見るのは初」

 上位対決となった“神奈川ダービー”で思わぬ主審交代が起きた。

 川崎フロンターレは8月7日、J1第24節で首位の横浜F・マリノスと対戦。ラストプレーでジェジエウがヘディングシュートを決めて2-1で勝利した。

 アクシデントが起きたのは74分。木村博之主審が左足を気にする素振りを見せると、横浜の喜田拓也が駆け寄りピッチ外に合図を送る。木村主審は自力で歩いて外に出たものの、続行不可能となり佐藤誠和第4審判員が代役を務めることになった。

 試合を中継するDAZNの公式ツイッターが「アクシデントで主審が交代。第4審判を務めていた佐藤誠和レフェリーがジャッジを担当。この大一番でJ1デビュー」と題して78分に佐藤主審がピッチに入るシーンを公開した。

 この投稿に、「主審が怪我したら4審がやるのは知ってたけど実際に見るのは初めてだな」「こういう風に審判が注目されるのはいいね」「すごいレアケースを見てしまった」「喜田選手の人柄が素晴らしい」「緊急事態やからスパイク違うんや」などの声が上がった。

 想定外のJ1デビューとなった佐藤主審だが、交代直後に両チームのキャプテンと話してからプレーを再開。試合終了まで無事に仕事を完遂した。

 
 
川崎に敗れ、募る思い。横浜キャプテン喜田拓也は仲間と共に前進を誓う「俺たちはマリノスだから」 | サッカーダイジェストWeb

— 「チームを、仲間を心の底から信じています」

 ラストワンプレーで被弾。勝負に敗れた。

 J1で首位に立つ横浜F・マリノスは8月7日、川崎フロンターレと敵地で対戦。25分、レアンドロ・ダミアンに先制点を許すが、45+3分に鮮烈なカウンターアタックを仲川輝人が仕留めて試合を振り出しに戻す。

 1-1のタイスコアで試合は進み、アディショナルタイムに突入。このまま引き分けかと思われたが、最後の最後にジェジエウに決められた。

 リーグ戦では実に10試合ぶりの黒星。無念の“神奈川ダービー”を終え、横浜のキャプテン喜田拓也は自身のツイッターを更新。「正々堂々と戦いました」と書き出し、こう続ける。

「またみんなと強くなっていきたい。その想いがとても大きくなりました。この悔しさを、絶対最後まで忘れないでまたみんなと前に進みます。チームを、仲間を心の底から信じています」

 リーグ戦では久々の敗戦に下を向くわけでなく、それを無駄にはせず、3年ぶりのリーグ制覇へと突き進むためのエネルギーに変える。それができると信じて疑わない喜田は、この投稿を次の言葉で締めくくっている。

「俺たちはマリノスだから」

 トリコロールの先頭に立って戦う男の揺るぎない決意に、フォロワーからは「一生ついていきます」「かっこよすぎて惚れる」「漢の中の漢」「心強い言葉、ありがとうございます!」「最後に最高の景色を見よう!」「悔しさ胸に同じベクトルで応援するぞ!」といった声が上がった。

 横浜は10日にルヴァンカップ準々決勝・第2戦でサンフレッチェ広島をホームに迎える。敵地での第1レグは1-3の敗戦。4強入りをかけた重要な一戦で、逆境をバネに逞しく這い上がる姿を見せられるか。

 
 

サッカーキング

白熱の”神奈川ダービー”は川崎Fが劇的勝利! 等々力に帰ってきたジェジエウが99分に決勝弾 | サッカーキング

 2022明治安田生命J1リーグ第24節が7日に行われ、川崎フロンターレと横浜F・マリノスが対戦した。

 6位川崎Fは前節、ベンチ入り選手5人の内の3人がGKという非常事態の中、浦和レッズに敗戦。およそ1か月ぶりの勝利を目指し、この神奈川ダービーに臨む。一方、首位の横浜FMは前節、当時2位の鹿島アントラーズに2-0で勝利。9試合無敗でこの一戦に挑む。なお、この試合には日本代表の森保一監督も視察に訪れている。

 14分、ジョアン・シミッチのパスに反応したマルシーニョが抜け出し、ドリブルで持ち運ぶ。中に折り返して最後は脇坂泰斗が狙う。

 25分、谷口彰悟のサイドチェンジから右サイドの山根視来がダイレクトでクロス。最後はゴール前で待っていたレアンドロ・ダミアンが頭で押し込み、川崎Fが大きな先制点をもぎ取った。なお、L・ダミアンはこのゴールでJ1リーグ通算50得点目となった。

 33分、数分前にL・ダミアンと接触し、右足を痛めた西村拓真が座り込んでしまい、プレー続行不可能に。マルコス・ジュニオールが代わってピッチに入る。

 しかし45+3分、横浜FMが同点に追いつく。川崎Fの攻撃を跳ね返すと、エウベルがマルコス・ジュニオールとのワンツーで、相手陣内に侵入。仲川輝人にスルーパスを供給し、最後は仲川がループシュートを沈めた。

 前半はこのまま終了。攻守の切り替えが早く、強度の高い一戦は、1-1のタイスコアで折り返す。

 60分、川崎Fは相手ペナルティーエリア付近でボールを細かく繋ぎ、最後は家長昭博が左足でコースを狙ったシュート。だが、これは惜しくもゴールの上に外れた。

 65分、横浜FMは相手陣内でボールを引っ掛け、ショートカウンターを発動。藤田譲瑠チマのスルーパスからエウベルがダイレクトではたき、最後は喜田拓也が左足シュート。しかし、これはポストにヒットし、逆転とはならず。

 67分は川崎Fにチャンス。右サイドからのCKをジェジエウが合わせる。これは岩田智輝が防ぎ、そのこぼれ球をマルシーニョがフルパワーで蹴り込みにいくが、今度はエドゥアルドが決死のブロック。決定機を決め切れなかった。

 75分、主審の木村博之にアクシデント。脚にトラブルが起き、急遽第4の審判である佐藤誠知が代理で残りの時間、主審を務めることとなった。なお、佐藤はこれまででJ1リーグで主審を務めた経験が無く、思わぬ形での“J1デビュー”に。なお、負傷した木村は第4の審判を残り時間まで務めることになった。

 79分、またもプレーが中断。横浜FMの主将・喜田がヘディングで競り合った際、足を攣ってしまい、プレー続行不可能に。キャプテンマークをマルコス・ジュニオールに託し、山根陸と交代した。また、この交代と同時に水沼宏太もピッチに入った。

 90+1分には、途中出場の小林悠がハーフボレーでゴールに迫るが、GK高丘が落ち着いてキャッチ。90+5分にはレオ・セアラが上手く相手と入れ替わり、チャンスを迎えるが、角度の無い所から打ったシュートはGKチョン・ソンリョンに防がれた。

 しかし90+9分。足が攣って前線に配置されたジェジエウが、家長のクロスに合わせる。川崎Fが最後の最後で勝ち越す。

 試合はこのまま終了。川崎Fが2試合ぶりの勝利を掴み、4位に浮上。今季の神奈川ダービーを1勝1敗とした。一方の横浜FMは5月21日以来、10試合ぶりの敗戦となった。

【写真ギャラリー】2022.8.7 明治安田生命J1リーグ第24節 川崎フロンターレ 2-1 横浜F・マリノス | サッカーキング
 
 

サッカーマガジンWEB

90+9分のスーパーヘッド! 川崎Fと横浜FMのしびれる頂上決戦は最後の最後にジェジエウが決着◎J1第24節 – サッカーマガジンWEB

— 「今シーズンでベストの内容だった」とマスカット監督

 最後の最後にスタンドが揺れた。

 1-1のまま進んだ90+9分、川崎フロンターレは右にボールを運んで家長昭博が少し戻りながら左足でクロス、DFの頭を越えたところでさらに高くジャンプしたのはジェジエウだった。上半身を思い切り振ってボールをたたくと、パワーが乗り移って左ポストをたたき、ゴールに飛び込んだ。

 川崎Fが優勝戦線に踏みとどまった。

 連覇中の王者・川崎Fと、現在首位の横浜F・マリノス。いまのJリーグの「頂上決戦」は、そんなラストプレーだけではなく、キックオフから見応え十分だった。

 前半は川崎Fのもの。2試合消化が少ない状態で、横浜FMとは11ポイントの差があって、これを埋めるには勝利しかない。新型コロナウイルス感染症の影響も少しずつ薄れて、主力が戻ってきた。戦う準備はできていた。

 象徴的なのは川崎FのFWレアンドロ・ダミアンと横浜FMのDFエドゥアルドの激しすぎる対決だ。ボールを巡って何度もフィジカルバトルを繰り広げ、そのたびにお互いにもつれ合ってピッチに倒れ込む。それがほかの選手の間でもピッチの至るところで発生して、引き締まった展開になった。

 25分に均衡を破ったのは、その川崎F。序盤からロングボールを効果的に織り交ぜていたが、ここでも谷口彰悟が右サイドの山根視来へ一気にサイドチェンジ、山根はこれをワンタッチで中央へ折り返すと、走り込んだレアンドロ・ダミアンが体を伸ばしてヘッドで押し込んだ。

 川崎Fはさらにペースを上げて、リズムを渡さずにゴールに迫っていった。アディショナルタイムにも右に展開して山根が鋭いクロスを送り込んだ。だが、ここから一瞬で暗転する。

 先制こそされたものの、川崎Fの勢いをうまくいなしていた横浜FMは、この山根のクロスをブロックしたところからスイッチを入れた。こぼれ球を拾ったエウベルが、マルコス・ジュニオールとワンツーで抜け出すと、中央からスルーパス。橘田健人の前にコースを取って走り出していた仲川輝人が抜け出すと、GKチョン・ソンリョンの飛び出しをよく見てチップキックでゴール左へと流し込んだ。クリアからたった11秒で奪い去った、45+3分の同点ゴールだ。

 後半も鋭い集中力をぶつけ合う白熱の展開。65分に横浜FMの喜田拓也のシュートが右ポストをたたけば、3分後には川崎Fが右CKから最後はマルシーニョが至近距離からシュートを放ったが、エドゥアルドがライン手前でブロックして守りきった。川崎Fは71分に瀬古樹と小林悠を投入して、4-4-2の布陣でゴールに迫った。

 木村博之主審が右ふくらはぎ付近を痛めて78分に第4の審判員の佐藤誠和に交代、横浜FMの喜田も足をつって82分に退くなど、高温多湿の中で過酷な試合になった。ともに疲労は隠せなくても激しく戦う姿勢を失わなかったことが、頂上決戦のすごみだった。

 90+5分には横浜FMはレオ・セアラが角度のないところから狙ったもののGKチョン・ソンリョンがセーブ、2分後には川崎Fがカウンターから山根が走ってペナルティーエリアに入って狙ったが、岩田智輝が猛然とスライディングしてブロック。ともに最後までゴールを目指した攻守を繰り返して、スタンドを沸かせた。

 そして、90+9分のドラマティックな決勝ゴール。大一番で「等々力劇場」が帰ってきた。

 横浜FMのケヴィン・マスカット監督は敗れたものの、胸を張った。「自分たちのサッカーがきちんと出た試合になりました。今シーズンでベストの内容だったのではないかと思うぐらい素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました」の言葉に十分にうなずける戦いぶりだった。

 川崎Fの鬼木達監督は劇的な勝利に「本当にいいゲームだった」と称えた。勝ったからだけではなく、「大一番で大事になるのは覚悟や勇気だと話しました」とメンタルの強さを大きなポイントに挙げた。

「選手がいままで勝ってきた経験から、このゲームで何が変わるか、勝つと負けるでは大きな違いがあるという中で、これだけ注目してもらって気持ちの強さを見せて勝てたのは、ここからの戦いに大きな変化が出るのではないかと思います」

 この勝利が、優勝争いへどんな影響を与えるか。

現地取材◎平澤大輔

 
 

ゲキサカ

川崎Fジェジエウが90+9分劇的決勝ヘッド弾!! “等々力劇場”で首位・横浜FM撃破 | ゲキサカ

 J1リーグは7日、第24節を各地で行い、川崎フロンターレが横浜F・マリノスとの上位対決を2-1で制した。前半25分、長いパスをつないだ速攻から川崎Fが先制したが、同45+3分に横浜FMも鋭いカウンターから同点弾。そのまま試合が終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム9分に川崎FのDFジェジエウが劇的な決勝ゴールを決め、土壇場で勝ち点3をもぎ取った。

 試合前時点では勝ち点48で首位を走る横浜FMに対し、2試合消化が少ない状況で勝ち点37の川崎F。横浜FMが勝てば優勝に大きく近づき、川崎Fが勝てば3連覇に希望が残るという構図での神奈川ダービーとなった。敵地に集まった横浜FMサポーターは選手入場時、シャーレを模したトリコロールのコレオグラフィーも披露した。

 ホームの川崎Fは7月下旬から新型コロナウイルスの感染者が続発し、フィールドプレーヤーの代わりにGKを複数ベンチ入りさせる試合が続いていたが、この日は久々にGK2人+フィールド16人のメンバー登録が実現。EAFF E-1選手権から出場のなかった日本代表DF山根視来も先発に復帰した。対する横浜FMはリーグ前節の鹿島戦(○2-0)から2人を入れ替え、DF松原健とDF實藤友紀に代わってDF小池龍太とMF藤田譲瑠チマが入った。

 最初のチャンスは川崎F。前半5分、FW家長昭博とのワンツーで右サイドを攻め上がったMFチャナティップが鋭いクロスを送るも、GK高丘陽平に阻まれる。さらに同6分、DFジェジエウのフィードにFWマルシーニョが抜け出したが、胸トラップで収めたところでDF岩田智輝かカバー。対する横浜FMも同7分、小池とFW仲川輝人が右サイドを立て続けに攻め、川崎Fゴールに迫る。

 その後も激しい攻防が続くと、川崎Fは前半9分、右に開いてサイドチェンジを受けたチャナティップのクロスがファーサイドに届き、家長がシュート性のクロスを送るも高丘がセーブ。横浜FMは同10分、FWエウベルがチャナティップをかわして左サイドを攻め込むも、クロスはDF谷口彰悟にカバーされ、互いになかなかチャンスを活かせない。

 局面で激しいせめぎ合いが続く中、川崎Fは前半14分、自陣からのロングフィードを受けたマルシーニョが左で仕掛け、マイナスへの折り返しをMF脇坂泰斗が狙ったが、これはゴール左外へ。同19分、横浜FMは敵陣左サイドで獲得したFKをDF永戸勝也がゴール前に送りこむと、こぼれ球を拾ったエウベルが左足で狙うも、こちらも枠を外れた。

 それでも前半25分、ホームの川崎Fが先手を取った。左サイドからのスローインを起点にボールを最終ラインに戻すと、谷口が右サイドにロングフィードを供給。これに反応した山根が浮き球のままワンタッチでゴール前に送り、絶妙なタイミングで抜け出していたFWレアンドロ・ダミアンがヘディングで押し込んだ。ダイナミックかつ精度の高い速攻によるスーパーゴール。L・ダミアンはこれでJ1通算50ゴールとなった。

 飲水タイムを挟んだ前半30分には横浜FMにアクシデント。中盤での球際の競り合いでFW西村拓真がL・ダミアンに右足を踏まれると、ファウルを取られた上に負傷。一度はピッチに戻ったが、プレーを続けることができず、同33分にMFマルコス・ジュニオールとの交代を強いられた。

 それでも前半アディショナルタイム3分、横浜FMが同点に追いついた。川崎Fが素早い速攻から右サイドを攻め込み、山根が鋭いクロスボールをゴール前に送るも、これをDFエドゥアルドが頭でクリア。すると今度は横浜FMの速攻がスタートし、マルコスとのワンツーからエウベルがドリブルで仕掛け、スルーパスに仲川が反応。背中でDF橘田健人を制しながらゴール前に切れ込むと、最後はGKチョン・ソンリョンの頭を越すループシュートで沈めた。

 そのまま試合は後半へ。最初のチャンスは8分、川崎Fは山根の鋭いボール奪取から敵陣に攻め込むも、マルシーニョのパスを受けたL・ダミアンのシュートはエドゥアルドに跳ね返される。さらに同15分、ゴール前の細かい崩しから家長が右足ミドルシュートを放ったが、これも枠外。同17分、川崎Fは最初の交代カードを使い、チャナティップに代わってFW遠野大弥を入れた。

 対する横浜FMはA・ロペスに代わってFWレオ・セアラを投入。すると同20分に決定機を迎えた。敵陣深くにプレッシャーをかけ、ジェジエウのパスをエウベルがカットすると、こぼれ球を拾ったMF藤田譲瑠チマが素早く縦につけ、エウベルの折り返しにMF喜田拓也が反応。だが、ゴール前に潜り込んでの左足シュートは右のポストに弾かれた。

 対する川崎Fは後半22分、脇坂の右CKにジェジエウが飛び込むと、ゴール前に落ちたボールにマルシーニョが反応。だが、力強く放ったシュートはエドゥアルドの決死のブロックに阻まれ、絶好機を逃す。飲水タイム明けの同26分には脇坂とマルシーニョに代わってMF瀬古樹とFW小林悠を投入。システムを4-4-2に変更し、攻撃への圧力を強めた。

 そのまま主導権を握った川崎Fは瀬古のセットプレーで攻勢を続けるが、エドゥアルドの高さに阻まれる。すると後半35分、この試合で笛を吹いていた木村博之主審にアクシデント。約5分間弱の中断の末、第4審に入っていた佐藤誠和氏が主審を務めた。今季からJ2リーグで笛を吹いている佐藤主審はこれがJ1デビューとなった。

 続く後半36分、横浜FMにもアクシデント。喜田が足を痛めてプレーを続けることができず担架で運び出され、MF山根陸を投入する。またこのタイミングでエウベルも下がり、FW水沼宏太が送り出された。川崎Fは同45分、L・ダミアンに代わってDF山村和也を最前線に投入した。

 選手と主審の負傷が続いたため、アディショナルタイムは8分間。アディショナルタイム3分、川崎Fは敵陣左サイドで遠野が小池のファウルを誘ってFKを獲得するが、瀬古のキックは大きく逸れてゴールラインを割る。横浜FMは同5分、右サイドの崩しからレオ・セアラが狙うも、チョンのファインセーブに阻まれる。同7分、川崎Fはジェジエウも上げたパワープレーから山根がゴール前に攻め込むも、横浜FMの岩田がスーパーブロックを見せた。

 それでも後半アディショナルタイム9分、最後の最後にドラマが待っていた。右サイドを起点としたカウンターから右サイドを家長が攻め上がると、インスイングのハイクロスに攻撃参加していたジェジエウが反応。高い打点からヘディングシュートを突き刺した。試合はそのままタイムアップ。“等々力劇場”で死闘を制した川崎Fが勝ち点3を奪った。

 これで首位の横浜FMと川崎Fとの勝ち点差は「8」。川崎Fは2試合消化が少ないため、逆転優勝の可能性を大いに残す勝利となった。

(取材・文 竹内達也)

 
 
“等々力劇場”に屈した横浜FMマスカット監督「しっかりと支配したサッカーをした」 | ゲキサカ

 首位の横浜F・マリノスにとって、敵地等々力でのドローは上出来な結果だった。しかし、目の前にあった勝ち点1は最後の最後でこぼれ落ちた。

 それでもケヴィン・マスカット監督は試合後の記者会見で「簡単にクロスの対応をしてしまった、ブロックしないといけなかったとか、ファーのケアが足りなかったとかは結果論でしかない」と述べつつ、「自分が見た中でも今季ベストの内容だったんじゃないかというくらい、選手たちが素晴らしいパフォーマンスを表現してくれた」と選手たちを称えた。

 試合序盤から強度の高い攻防が繰り広げられ、見どころあふれる内容になった神奈川ダービー。前半25分、川崎Fが長い距離のパスをダイレクトでつないで先制点を奪うと、同アディショナルタイムには素早い中央での速攻から同点ゴールを決め、終盤まで1-1のまま試合が進んでいった。

 そのまま終われば勝ち点差11をキープできる横浜FMにとっては、ドローでも優勝に大きく前進する結果。ところが選手や主審に負傷者が相次いだことで生まれた後半アディショナルタイム9分、敵陣からのロングフィードでFW家長昭博に裏を取られると、ハイクロスからDFジェジエウにヘディングシュートを決められ、土壇場で敗れる形となった。

 しかし、試合後の指揮官は「率直な気持ちを言えば、もちろん感情的にはなるし、結果的に悔しい結果になった。しかし、そういう部分に関しては自分が全ての責任を負う」と切り出した上で、気丈に振る舞った。

「アウェーの地に来て、しっかりと支配したサッカーをした。勝ちにこだわるのは当たり前だし、負けようとしてフットボールはしていない。ただ自分たちのサッカー、内容が出た試合になった。自分が見た中でも今季ベストの内容だったんじゃないかというくらい、選手たちが素晴らしいパフォーマンスを表現してくれた。選手たちを誇りに思うし、このサッカーを自分は結果だけでなく、内容にもこだわりたい。自分たちの内容をした上で勝利に導くのが一番いい方法だが、難しいアウェーの地で素晴らしいサッカーをし、支配したサッカーを見せていた」

 その上でマスカット監督は「守備のところを見れば、前半は飲水タイムの後に相手のロングボールに対する対応がしっかりできたと思うし、逆に自分たちはそういうサッカーをせず、自分たちのサッカーを貫く、崩し切ってゴールを狙うところにこだわりを持ってやった」とこの日見せたスタイルに手応え。「これだけの素晴らしいサッカーを内容として表現してくれたので、分析をした上でいろんな部分が見えてくるものがあると思う。今日のことはまず明日の朝起きてから考えたい」と切り替えた。

(取材・文 竹内達也)

 
 
見事な速攻ループ弾も空砲に…V奪還へ横浜FM仲川輝人「チームを勝たせる仕事をやっていかないと」 | ゲキサカ

 前節の鹿島戦に続いて強度の高い相手に2試合連続のフル出場を果たした横浜F・マリノスのFW仲川輝人だったが、その奮闘はチームの結果には結び付かなかった。「もっと決定的な仕事、チームを勝たせる仕事をやっていかないといけない」。自身がMVPと得点王をW受賞した2019年以来の王座奪還に向け、自身にさらに高いハードルを課した。

 0-1で迎えた前半アディショナルタイム、凄まじい速さのカウンターから横浜FMの同点弾は生まれた。DFエドゥアルドのクリアボールを拾ったFWエウベルがMFマルコス・ジュニオールとのワンツーで局面を打開すると、ドリブルでの急加速からスルーパスを供給。これに反応した仲川が自慢のスピードで抜け出し、最後はGKチョン・ソンリョンの頭越しでループシュートを流し込んだ。

「エウベルが来ると思っていたので、オフサイドにならないような動き出しを意識していたら、パスが出てきたので、あとはGKとの1対1で冷静に流し込めた」。そう振り返った仲川は「僕というよりエウベルとマルコス」「アシストが完璧だった」と味方を称えていたが、高速ドリブルの最中でも決め切る決定力はさすがだった。

 仲川は後半に入っても右サイドで時間をつくり、時には複数の相手選手に囲まれながらもサイドを攻め上がった。また主審の負傷で試合が中断した際には足の痛みを気にする素振りを見せたが、最後の交代カードでもピッチを後にすることなく、左サイドに移って奮闘を続けた。しかし、チームは後半ラストプレーにカウンター攻撃を食らって失点。王者との大事な一戦で10試合ぶりの黒星を喫した。

「抜け出しとかのフィーリングはいいけど、もっとその他の部分で違いを見せつけるプレーをしていかないといけないし、思った以上にグラウンドがボコボコしていたのもあるけど、それを言い訳せず、もっと質の高い攻撃を何度も作り出せる選手になっていかないといけない」

 そう決意を語った仲川は「一つ一つの細かいところのミス、最後に失点に繋がってしまったので、そういったところをあらためて見直したい」と述べつつ、「優勝するのは簡単なことじゃないし、一戦一戦勝っていければ、全勝すれば優勝できる。ルヴァンもあるし、切り替えていかないといけない」と前を向く姿勢を強調した。

 すでに試合後のロッカールームでは、FW水沼宏太を中心に切り替えへの意思統一を行った様子。「あの時間帯での失点だったので、落ちこんでいる選手もいたけど、切り替えるしかない。宏太くんが先頭に立って言ってくれている。声かけがすごく大事だと思うし、終わっちゃったことなので、切り替えて、次への準備をしていこうと話した」。優勝した2019年も夏場に3連敗を喫したが、そこから連勝街道に入った横浜FM。当時のエースは「ルヴァン(第1戦・C大阪戦)を含めて連敗しているので一つ踏ん張りどころ」と気を引き締め、3日後に迫るルヴァン杯準々決勝第2戦を見据えた。

(取材・文 竹内達也)

 
 

Goal.com

川崎フロンターレが横浜F・マリノスの神奈川ダービーに劇的勝利! | Jリーグ | Goal.com 日本

明治安田生命J1リーグは7日、第24節の川崎フロンターレvs横浜F・マリノスが行われた。

勝ち点37で暫定6位だが今節を除き2試合を未消化となっている川崎Fが、勝ち点48の首位・横浜FMと激突。川崎Fがこの直接対決に勝利した場合、横浜FMと同試合数となった際に勝ち点2差まで迫る可能性が出る重要な一戦となった。

この“神奈川ダービー”に向けて川崎Fはレアンドロ・ダミアンや家長昭博、チャナティップらを先発起用。対する横浜FMはエウベルや仲川輝人、西村拓真らをスタメンに選出している。

試合の立ち上がりは積極的なプレスをかける横浜FMが良いリズムで攻め込んでいくが、川崎Fもボールを保持した際にはゴールに迫っていく。14分にはボックス手前中央の脇坂泰斗が右足でシュートを浴びせたが枠を左に外れた。

そして25分、ディフェンスラインでボールを持った谷口彰悟からのロングフィードを右サイド高い位置で受けた山根視来がダイレクトで中央に入れる。最後はL・ダミアンが頭で合わせて川崎Fが先制した。

追い上げが必要な横浜FMだが球際で接触があった西村が右足を気にした要するで座り込んでしまい、プレーを断念。担架で運び出され、34分にマルコス・ジュニオールとの交代を余儀なくされる。

想定外のアクシデントに見舞われた横浜FMだったが、前半ATにカウンターを発動。ピッチ中央付近までボールを運んだエウベルが前線にスルーパスを送ると、仲川が橘田健人の前に身体を入れて抜け出す。最後はGKチョン・ソンリョンの飛び出しを見て右足で冷静にチップキックを放ち、同点弾を奪取した。

同点で迎えた後半、中盤での攻防が続く中で60分に川崎Fの細かい繋ぎからボックス手前中央の家長がシュートを打ち込むが枠を捉えず。直後に川崎Fはチャナティップに代えて遠野大弥、横浜FMはアンデルソン・ロペスに代えてレオ・セアラを投入する。

65分にはボックス左でボールを受けた喜田拓也が巧みなトラップから左足のシュートに持ち込むが右ポストに直撃。給水タイム後、川崎Fは71分にマルシーニョと脇坂に代えて小林悠と瀬古樹を送り出し、終盤戦に突入していく。

そこからも積極的な姿勢を見せていく両チームだが76分ごろに主審の木村博之氏が左ふくらはぎ付近を気にした様子でピッチ外へ。代わりに第4の審判員だった佐藤誠和氏が初めてJ1リーグで主審を務める。

再開直後、喜田が競り合いで飛び上がった際に左足を釣った様子でプレーを中断。最終的に自らの足で立ち上がったもののピッチ外へ出ることとなり、エウベルとともに交代で水沼宏太と山根陸が起用された。

そして試合終了間際の99分、右サイドでボールを持った家長が左足でクロスを上げると反応したのはジェジエウ。強烈なヘディングシュートが左ポストを叩きながらゴールに吸い込まれ、土壇場での勝ち越し弾とした。

直後に試合が終了し、川崎Fは勝ち点を「40」まで伸ばして2試合未消化ながら4位に浮上。首位横浜FMは10試合ぶりの黒星を喫して勝ち点は「48」のままであり、優勝争いにおいて大きな痛手を負うこととなった。

 
 

Jリーグで起きた”審判交代”の珍事…元レフェリー家本政明が「美しいシーン」と絶賛した理由 「勝ち負けが決してすべてではない」 | フットボールゾーン

— 【専門家の目|家本政明】「喜田選手の行為はキャプテンだからではなく…」
 元プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏が、8月7日のJ1リーグ第24節の川崎フロンターレ対横浜F・マリノス戦(2-1)でリアルタイム解説のオンライン配信イベント「家本政明ぶっちゃけLABO」を実施。大好評でイベントを終えた家本氏は、後半途中に主審が負傷交代したハプニングをどう見たのか。横浜FMのキャプテンMF喜田拓也や両軍の監督が見せた振る舞いについて、「美しいシーン」「両監督のああいうシーンはなかなか見ない」と絶賛している。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

 神奈川ダービーは前半25分に川崎が華麗な連係から元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンが先制ゴールを奪った一方、同アディショナルタイムに横浜FMもFW仲川輝人がカウンターから同点ゴール。一進一退の攻防を続いたなか、後半アディショナルタイムにDFジェジエウが決勝弾を叩き込み、川崎が2-1と劇的勝利を手にした。

 そんな一戦で思わぬハプニングが起きたのが、1-1で迎えた後半30分だ。川崎が左コーナーキックを獲得し、こぼれ球からのシュートは枠を外れる。横浜FM側のボールで再開するかと思われた直後、木村博之主審が左太もも裏を痛めた仕草を見せて試合が一時中断。その際、横浜FMのキャプテン喜田が審判の横に立ち、審判団に向けて両手をクルクルさせて交代を要求するジェスチャーを見せた。

 直後には、川崎のFW小林悠やL・ダミアン、横浜FMのGK高丘陽平らも木村主審に近寄り、気遣うように次々声をかけていく。ライン際までゆっくりと歩く木村主審の横には喜田がぴたりと寄り添い、最後まで見送る気配りも見せている。最終的に第4審判員の佐藤誠和氏が主審として登場し、佐藤氏は思わぬ形でJ1デビューを果たす形となった。

 リアルタイム解説のオンライン配信イベント「家本政明ぶっちゃけLABO」を終えた家本氏は、改めてこのシーンに言及。「フットボールやスポーツの素晴らしさを感じるシーンでした。もちろん勝ち負けが付きまとう世界ですが、人にはドラマがあること、勝ち負けが決してすべてではないことを再認識させてくれました」と語り、喜田にも言及している。

「喜田選手の行為はキャプテンだからというわけではなく、もともと持っている人間性が自然と現われた美しい振る舞い。気配り・心配りも滲み出ていました。あの状況で、フットボーラーとしてだけでなく、1人の人間として何をすべきかですよね。負傷交代のシーンを見て美しいと感じることはあまりないのですが、あの2チームだからこそ、美しいシーンがより自然と生まれたのかもしれません」

— 振る舞いに反映されていた「2クラブの哲学、姿勢、価値観」

 さらに家本氏が注目したのは、両チームの監督が見せた振る舞いだ。負傷した木村主審がピッチを出た際、川崎の鬼木達監督はすっと歩み寄って手を添え、声をかけて気遣うようなやり取りを見せている。また、横浜FMのケヴィン・マスカット監督もピッチ脇に立った木村主審に近づき、落ち着いた様子でやり取りしながら負傷を慮るようにコミュニケーションを図っていた。

「両監督のああいうシーンはなかなか見ないですね。両監督の珍しい行為にもスポーツやフットボールの美しさ、スポーツマンシップを感じました」と振り返る家本氏は、両クラブに根付く精神が監督や選手などの振る舞いに出ていたと分析している。

「フロンターレ、マリノスの2クラブが持つそれぞれの哲学、姿勢、価値観のようなものが、監督や選手、ピッチ上での美しい振る舞いとして出ていました。そして試合が再開すれば、また真剣勝負のなかで激しく火花を散らして熱くファイトし、フットボールの楽しい一面も示してくれました。主審の負傷という思わぬハプニングが発生したなか、両軍の美しい配慮、勝利を目指した真剣勝負のバチバチ感もあったりと、フットボールの美しさと魅力が詰まっていた好ゲームでした」

 川崎対横浜FMで実施されたリアルタイム解説のオンライン配信イベント「家本政明ぶっちゃけLABO」は大好評。担当主審が負傷交代するというアクシデントも発生した一戦の見逃し視聴チケットも購入可能となっており、参加者の鋭い質問に対して忖度ゼロ・NGなしで回答した家本氏の“ぶっちゃけトーク”は話題を呼びそうだ。

 
 

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2022マッチレポート | 8月7日 vs 川崎F | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第24節 川崎F vs 横浜FMのデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2022/08/06 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/8/7(日)19:00KO J1第24節 川崎フロンターレvs.横浜F・マリノス@等々力陸上競技場 ※100%収容
 
 

今週の他会場など


 
 

 
 

ロコさぬが運営するWebページ

ブログの感想・コメントは、TwitterかFacebookページで。
お問い合わせは、メールでお願いします。

[Twitter]
 ろこ@横浜F・マリノス系ブログ・こけまり

[Facebookページ]
 横浜F・マリノスサポーターBlog 「こけまり」

[Instagram]
 ろこ@横浜F・マリノス系ブログ・こけまり(@kokemari) • Instagram写真と動画

[Pinterest]
 ろこ (kokemari) on Pinterest

[ブログ]
 旧こけまり(Seesaaブログ)
 横浜F・マリノスのタオルマフラーをブログで並べてみた。
 
 

励まし&連絡先メールアドレス

 ろこにすた@ほっとめーる