今日の横浜F・マリノスの動向が6分5秒ぐらいでわかるWebまとめ「夕刊こけまり」(2022/6/13) #fmarinos


夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノス(まとめ)

(´-`).o0(2022/6/13(月)ロペス選手が帰国&練習参加の報)
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
3.Twitter / Instagramなど
4.Webニュースログ 
 
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2022/06/10 トリコロールフェスタ2022開催のお知らせ | ニュース | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(7/23(土)開催。オンラインorリアルの開催方法は追って。)
 
 

今日の練見(れんみ)

(´-`).o0(非公開)


 
 

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Webニュースログ

2022/06/12 U―21日本代表のMF藤田譲瑠チマ、12日の韓国戦は「楽しみ」もチームを引き締め「緩みがないように」 : スポーツ報知

【タシケント(ウズベキスタン)11日=小口瑞乃】U―21日本代表は11日、準々決勝の韓国戦(日本時間12日午後10時キックオフ)に向けてトレーニングを行い、冒頭の15分間を公開した。1次リーグで出場した試合はキャプテンマークを託されてきたMF藤田譲瑠チマは、一発勝負の決勝ラウンドへ「緩みがないように、みんなで気を引き締めて最初からいきたい」と気合を込めた。

 初戦のUAE戦とサウジアラビア戦で先発し、タジキスタン戦では後半途中から出場。持ち味のボール奪取、テンポの良いボールさばきを見せ、センターバックのDFチェイス・アンリらも積極的にサポートした。タジキスタン戦では数的不利の展開で投入されたが、今季所属する横浜FMでも数的不利の戦いは数回経験しており、「他の人よりは慣れてる」と落ち着いてゲームを締めた。大岩剛監督の信頼も揺るぎない。

 これまでの中東勢とはまた違った強さを持つ優勝候補の韓国。一つ上のU―23年代で、マジョルカのMFイ・ガンインらA代表でプレーする選手も名を連ねる。「強い。難しくなると思う」とは覚悟の上で、楽しみな気持ちもやはり大きい。「個人としてはスペインでやってる選手がいるのは楽しみ。ホテルでも早くやりたいって話はみんなでしているので、モチベーションは高い」。中盤でどれだけ踏ん張れるかも、日本が勝機を見いだすポイント。「自分たち真ん中が負けないように。自分たちのいいところが出せればうまく戦える相手でもあると思うので、強みを出していきたい」と力強い言葉を並べた。

 藤田には、2019年のU―17W杯(ブラジル)で悔しい思いをした過去がある。1次リーグを突破した後の決勝トーナメント1回戦。メキシコに0―2と敗戦し、16強で涙をのんだ。当時を「気の緩みがチームに出た感じがした」と振り返る藤田は、反省を生かすつもりだ。「アップ、ミーティング、試合の入り、ぬるっと入ってしまうとその後引き締めるのは難しいので、自分が率先してチームを引っ張っていきたい」と語る。実際、1次リーグの試合でも、得点直後やGK鈴木彩艶のPKストップを喜ぶ仲間に集中を促す声を出し続けるキャプテンの姿があった。

 この日のトレーニングでは、終盤に雨が降った。試合当日も、現段階では雷雨の予報が出ている。これまで40度ほどの気温が続いたが、違った気候での試合となる可能性も高い。それでも「暑いよりは動けると思うので、プラスに捉えたい。臨機応変に対応していきたい」と冷静に、試合への集中度を高めていた。

 
 
2022/06/13 「マリノスで慣れている」、二度の“逆境”で発揮した頼もしさ…U-21日本代表MF藤田譲瑠チマは大一番・韓国戦へ | ゲキサカ

 U-21日本代表は12日のU23アジアカップ準々決勝で韓国と対戦。11日には前日練習を実施した。冒頭15分をメディア公開した後は非公開に。終了後には囲み取材を行った。MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)は大一番に向け、意気込みを語っている。

 2勝1分でグループリーグを突破した日本は、12日の準々決勝では韓国と対戦。チームの雰囲気は上々だが、藤田は気を引き締める。自身が参加した2019年のU-17W杯では、決勝トーナメント初戦でメキシコに敗戦。「U-17では予選突破後に悔しい思いをしている。そのときは気の緩みが出たような感じ。それがないように、もう一回みんなで最初から気を引き締めていきたい」。一度経験した過ちは二度繰り返さないつもりだ。

 経験したことをピッチで還元するその頼もしさ。キャプテンマークを巻く藤田は、今大会でも安定感を発揮し続けている。

 初戦と第2節ではフル出場。第3節ではベンチスタートも、後半30分から途中出場した。3試合連続出場の中で、日本は二度のアクシデントに見舞われる。第2節、第3節でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入から味方が退場。2試合連続で数的不利となった。

 だが、2試合ともに逆境を感じさせない立ち振る舞いを見せたのは藤田。中盤で冷静に試合を運び、ときには体を張って相手の猛攻を防ぐ。グループリーグ3試合で日本に黒星がつくのを許さなかった。

 数的不利で見せた安定感。その理由を問うと「マリノスで少なくなることが多かった。ほかの選手より慣れているといえば慣れている」と明かす。横浜F・マリノスでは今季数度似たような状況を体験。ACLのグループリーグ第3戦シドニーFC戦では数的不利も攻め切って3-0の勝利。またACLから帰還後のJ1第12節・名古屋戦では、前半に負傷者を2人出しながらも、交代枠を考慮して前半残り時間をあえて10人で戦う選択を取った。数的不利で戦う術を身に着けた藤田。その経験をU-21日本代表の試合で還元した。

 準々決勝で戦う韓国のイメージは「普通に強い」と語りつつ、藤田は対戦を心待ちにする。相手の中盤には巧みな連係による攻撃もあれば、MFイ・ガンイン(マジョルカ)のような際立った個の存在も。「スペインでやっている選手がいるのは楽しみ。自分たち真ん中の選手が負けないように。そこで勝つことができれば、ゲームを支配できる」。優勝の道のりに立ちはだかる強敵。頼れるキャプテンとともに、日本が大一番に臨む。

(取材・文 石川祐介)

 
 
2022/06/13 藤田譲瑠チマは飛び級を! サッカー日本代表に招集すべきU-21の逸材。2歳上の日韓戦、勝利の立役者となったパフォーマンスとは? | フットボールチャンネル

— 韓国撃破の立役者・藤田譲瑠チマ

 サッカーU-21日本代表は12日、AFC U-23アジアカップでU-23韓国代表と対戦し、3-0で勝利した。2歳上の韓国に対し、堂々たるプレーぶりで準決勝進出の切符を勝ち取っている。

 この試合の中で特筆すべきパフォーマンスを見せたのが、藤田譲瑠チマだった。4-2-3-1のダブルボランチの一角で先発した藤田は、持ち前のボール奪取能力の高さを見せつけた。カバーエリアが広く、時には前線の近くまで飛び出して相手の攻撃の芽を潰す。ピッチに背番号8が2人いるのではないかと錯覚するほど、そのプレーはU-21日本代表を助けていた。

 同時期にA代表はワールドカップに向けた貴重な強化試合を行っている。A代表には同ポジションに遠藤航という優れたボールハンターがいるが、インサイドハーフとして藤田は適任なのではないだろうか。

 現時点ではアジア最終予選で結果を残した田中碧と守田英正に加え、攻撃的なカードとしてパラグアイ代表戦などで素養を示した鎌田大地、ブラジル代表戦で強度の高さを見せた原口元気がいる。ここにもう1枚、ボール奪取能力とプレーエリアの広さを武器にする藤田が加われば、スペイン代表やドイツ代表といった強豪国に対して戦い方の幅が広がる。

 準決勝が控えるU-21日本代表からA代表にすぐ招集することは現実的にできないが、今すぐにでも飛び級させてほしいと思えるようなポテンシャルとパフォーマンスを見せている。欧州組を招集できない7月のEAFF E-1サッカー選手権で、ぜひとも試してほしい選手である。

 
 
2022/06/13 中盤に“落ち着き”をもたらす藤田譲瑠チマ U-23韓国代表撃破を支えたキャプテンマークを巻く中盤戦士|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

— すでに貫禄のあるプレイをする

ウズベキスタンで開催されているU-23のアジアカップ。日本代表は2つ学年が下のU-21のチームで今大会に臨んでおり、グループステージでは2勝1分の成績を残して決勝ラウンドに進んでいる。12日には準々決勝韓国戦が行われ、3-0とヤングジャパンが快勝を収めた。次は16日にU-23のウズベキスタン代表と対戦することになる。

このゲームでは全3ゴールに絡んだ鈴木唯人が注目されることになるが、彼の下でバランスを取っていたMF藤田譲瑠チマも称賛されるべき選手である。

東京ヴェルディのユースで育ち、今季から横浜F・マリノスでプレイする藤田。まだ20歳の選手だが今季リーグ戦ではすでに13試合に出場しており、中盤でのポジションを確立している。アンカーやインサイドハーフ、ダブルボランチを器用にこなす選手で、2021年の夏に開催された東京五輪ではトレーニングパートナーに選ばれた。

韓国戦で藤田は東京ヴェルディの山本理仁とダブルボランチを組んだ。冷静に戦況を把握できる選手であり、中盤からチームを支えていた。

この試合で光った藤田の強みは狭いエリアでのボールコントロール力と守備時の球際の強さだ。ボール支配率は43%と相手にボールを持たれる時間は長かったが、藤田が中盤のボールハンターとして積極的にプレッシングを行っており、相手にいい位置で前を向かせていない。ビルドアップでは藤田のキープ力の高さが目立つ。常に落ち着いており、中盤で時間を作れる。狭いエリアでも同じことができ、後方と前線をつなぐリンクマンとして輝いていた。試合を通して常に味方に声かけをしており、韓国戦ではキャプテンマークを巻いて出場している。

攻撃面ではリンクマンとして働き、守備面ではボールハンターの一面を見せる藤田。運動量が豊富であり、キャプテンシーもある。理想的な中盤であり、まだ20歳というのが恐ろしい。7月には国内組を中心に戦うE-1サッカー選手権が予定されており、藤田が選出される可能性も十分に考えられるだろう。

 
 
2020/06/13 【コラム】主将としてU-21日本代表を牽引。現代サッカーに求められるマルチな能力を持つセントラルMF藤田譲瑠チマ|AFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022 | DAZN News 日本

【U-21日本代表・コラム】6月1日に開幕したAFC U-23アジアカップ。日本は12日、準々決勝で韓国代表と対戦し、3-0の勝利を収めた。頂点に向けて一歩一歩前に進む中、リーダーシップを発揮してチームを牽引しているのがMF藤田譲瑠チマである。

現代のセントラルMFに求められる資質、プレーは何か。そう問われたときの回答は多岐にわたるはずだ。

技術的には、ビルドアップで主に最終ラインからボールを引き出して受けるスキル、そのボールを的確にさばくスキル、あるいは敵の急所へと付けるスキルはまず必須だろう。逆にボールを奪う力も欠かせないし、そのためには理性的な判断力と動物的な決断力の双方が不可欠だ。攻守の切り替えで力を発揮できなければいけない。それらを実践するには、戦術的な能力とフィジカル的な能力の両面が求められる。

奪う、運ぶ、繋ぐ、切り替える。そして、それを繰り返せる持久性も必要だ。なおかつ試合状況に応じての判断力と、そもそも状況を的確に把握するための洞察力も欲しい。また、それに基づくリーダーシップもあれば理想的だ。

「そんな選手がいるのか?」

そう言いたくなるところだが、少なくとも近いところにいる選手は、いる。U-21日本代表の快進撃を支えるキャプテンが、まさにそんな選手だ。

— マルチな能力を持つ頼れるキャプテン

大岩剛監督は大会を前に、3月のドバイカップに引き続いて藤田譲瑠チマにキャプテンマークを託した。リーダーとしての資質を持ち、責任感を持って戦えて、なおかつその責任からくるプレッシャーに潰されないだけの精神力があるという評価からだ。

自分たちより2歳年長のU-23韓国代表との対戦となったAFC U23アジアカップ・準々決勝。藤田はそんな資質の持ち主であることをピッチ上で確実に表現し続けた。ボールを運んで繋ぎ、奪い返し、リーダーとして周囲を動かす。スペインでプレーするMFイ・ガンインらタレントを揃えてきた韓国の中盤中央と互角以上に渡り合い続けた。

もっとも、本人の評価は辛口だ。これまた藤田らしいところではあるのだが、こう振り返る。

「やっぱり相手のレベルが高くて、これまで以上に苦しい時間が長かった。13番(イ・ガンイン)に対しても自由にやらせてしまった時間帯があって、後半になって彼のスイッチが入った中でスピードに乗らせてしまったし、他の選手もそれに釣られて良くなっていってしまった。あそこを止められないといけなかった」

内容的にも完封したかったと渋い表情で語ったが、同時にこうも言う。

「スペインでやっている選手とできたことで思うところはあったというか、ちょっと自信が付いた部分はあります。自分にもチャンスはあるなと思えた」

一つひとつのプレーを振り返れば反省点も出てくるとはいえ、個人としても少なからぬ手応えはあったということだろう。実際、十分に渡り合えるところは見せ付けた試合だった。

また、DF半田陸が「相手が試合中に変化してきても譲瑠を含めてみんなで話しながらできた」と振り返ったように、相手が試合中に複数の戦い方を使い分け、やり方を変更していく中でも日本はピッチの中で順次対応。その中心にいたのも、やはり主将の藤田だった。その点においても、確かな価値を示したのは間違いない。

チームについて問うたとき「後ろの選手が体を張って頑張っていたからこそ攻撃の選手のスイッチも入ったと思うし、今日は凄く良いバランスだったと思う」と語ったときは少し誇らしげで、代表チームのキャプテンとしての立ち居振る舞いも板に付いてたきたところがある。

「ベンチの選手も良い準備をしているし、スタメンの選手も出られない選手たちの気持ちを汲みながら責任感を持ってプレーできている。すごく良い流れで来ているとは思うので、もう一個引き締めて、次の準決勝に向けて準備できたらと思います」

現代サッカーに求められるマルチな能力を持つセントラルMFにして、頼れるキャプテン。藤田譲瑠チマは最後にそう言い残して、スコアボードに「3-0」の数字を刻み込んだパフタコールスタジアムを後にした。

文・川端暁彦

 
 
2022/06/12 Jリーグ参戦で戻った”充実の笑顔” 宮市亮が横浜F・マリノスで歩む”第2章”のプロセス | フットボールゾーン

【J番記者コラム】アーセナル加入で突き付けられた「自分の中に軸がない」現実

 横浜F・マリノスの背番号17が、弾けるような笑顔とともに躍動している。爆発的なスピードを武器にタッチライン際を疾走。5月18日のJ1リーグ第11節浦和レッズ戦(3-3)では待ちに待ったJリーグ初得点を、しかもビューティフルゴールで決めた。ファン、サポーターからの人気もここへきてうなぎ上りだ。

 もっとも、FW宮市亮が笑顔を見せるようになったのは最近の話ではない。昨年7月のチーム加入以降、常に笑みを絶やさない様子が印象的だった。謙虚、律儀、実直――。彼のパーソナリティーを表す言葉はどれも文句なしに素晴らしく、チーム内外から高く評価されている部分でもある。

 思い返せば最初の囲み取材からそうだった。

「自分はサッカーをできることが幸せでしかない。この10年間はいろいろあった。日本でも海外でもプロとしてサッカーをできる環境があるのは本当にありがたいこと。そういった感謝を噛みしめながら、楽しんでいきたい」

 オファーを出してくれた横浜F・マリノスへの感謝を幾度となく口にした。苦しんでいた過去と決別するスタートに、胸を躍らせていたに違いない。

 高校卒業前に海を渡り、欧州の名門アーセナルへ。輝かしい未来への第一歩を踏み出し、誰よりも自分自身に期待していた。

 しかし、現実は一筋縄ではいかず、苦難の連続だった。レベルの高さへの戸惑い以上に「自分の中に軸がなかった」と回想する。

「各国の10番や9番といったエースナンバーをつける選手ばかり。そういった選手たちからポジションを奪わなければいけない立場だったのに、どこか憧れを抱いたまま加入してしまった。テレビゲームでプレーしていた選手たちと一緒のチームになって、『ここでサッカーをやっている自分は凄い』と心の中のどこかで思っていた。でも、現実は自分が凄いのではなく、周りの選手が凄いだけ。一緒に練習をやれているだけで自分が1位になっているような気分になって、自分にフォーカスできていなかった」

— 度重なる大怪我を経て、どんな事象もポジティブに変換する術を習得

 いつしか、宮市から笑顔が消えた。度重なる大怪我も重なり、苦しさばかりが先行する時間が続いた。「正直、楽しい思い出ではない。自分自身が楽しめていなかった」。彼にとっては、後悔に近い鬱屈とした日々だったのなのかもしれない。

 だから日本復帰とJリーグ初参戦は、久しぶりに前向きな気持ちに戻れた瞬間だった。

「正直なところ、18歳でアーセナルと契約した時に思い描いたキャリアではない。でも今は幸せ。この10年間の中で『引退か?』という時もあったし、苦しい時もあった。それを乗り越えてサッカーができる喜び、選手でいられるありがたみを誰よりも感じているところ」

 さまざまな経験を経て、どんな事象もポジティブに変換する術を身につけた。怪我はより強くなるためのきっかけで、試合に出られない状況は自身を成長させる壁。ネガティブな発想を極力取り除き、前を向く。

 出場機会を増やした今季序盤、決定機をモノにできなくても充実の表情を見せる宮市がいた。結果に至るプロセスすべてを楽しんでいる様子に好感度は高まる一方だったが、誤解を恐れず言えば、怪我なくピッチに立てていることに一定の満足感を示しているようにも見えた。

 浦和戦で念願の初ゴールを決めて喜びを爆発させたが、チームは後半だけで3失点して引き分けに終わる。「個人的には嬉しいことだけど、それよりも追いつかれてしまった悔しさが残る試合になった」と唇を噛んだ。

 怪我なく過ごし、コンスタントに試合に立ち、ようやくゴールも決めた。順調に見える足跡は、新しい宮市亮が誕生するきっかけに過ぎない。

 第2章はまだ始まったばかり。笑顔の先にある感情表現を見たいと思わせてくれる選手、それが宮市亮だ。

(藤井雅彦 / Masahiko Fujii)

 
 
2022/06/12 「真似はできない」 ”スピードスター”宮市亮が森保ジャパンで「凄い」と感じたアタッカーは? | フットボールゾーン

【宮市亮×栗原勇蔵|特別対談】三笘薫の仕掛けに注目「選手として幅が広がる」

 横浜F・マリノスのFW宮市亮は、10年間の海外挑戦を経て“逆輸入”の形でJリーグ入りし、2年目を迎えた今季は移籍後初ゴールを決めるなど、本来の輝きを取り戻しつつある。日本代表で共闘経験があり、現在は横浜FMのクラブシップ・キャプテンを務める栗原勇蔵氏との対談最終回では、日本代表や強豪国ひしめくワールドカップ(W杯)で成功を収めるために必要なことを訊いた。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小田智史/全3回の3回目)

   ◇   ◇   ◇

――スピードを武器とする日本人選手は、ヘンクのMF伊東純也選手がベルギーリーグで活躍していますが、これまでどちらかと言えば海外で苦戦する例が多かったと思います。オランダ、イングランド、ドイツでプレーした経験を持つ宮市選手は、この傾向をどのように捉えますか?

宮市「人それぞれだと思いますが、海外はサッカー以外の面での苦労もあります。私生活の不安定さがピッチでのプレーに出てしまうので、そういうところを整えたり、自分のストロングポイントを発揮できる環境にいかに持っていくかが重要だと思います」

栗原「身体能力が高い選手は、海外にはゴロゴロいるからね。身体能力だけでも、テクニックだけでも通用しない。伊東純也が年々うまくなっているように、今は総合的に高くないと戦えなくなっているね」

――宮市選手は、2012年にA代表デビューを含めて2キャップを刻みました。現在も日本代表の試合は追っていますか?

宮市「(今年3月のアジア最終予選第9節)オーストラリア戦は見ました。『(2ゴールのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズMF)三笘(薫)凄いな』って感じました。もういちファンの感覚です(笑)。勇蔵さんも(2012年6月12日のW杯最終予選)オーストラリア戦でゴールを決めたなと思って、懐かしくなりました」

栗原「あの試合はもちろん覚えているよ。(MF本田圭佑からのパスで決めた)ごっつぁんゴールで、最後に(イエロカード2枚で)退場しちゃったけどね(苦笑)。三笘のプレーはどういうところを見ていたの?」

宮市「左サイドでの仕掛け方など参考になります。あのプレーができたら自分も選手としてもっと幅が広がるかなって。なかなか真似はできないですけどね(苦笑)」

— 宮市が挙げるチャンスを得るための鍵は「強豪国をリスペクトしすぎないこと」

――海外3か国のサッカーを経験してきて、宮市選手が考える「日本がW杯で成功を収めるために必要なこと」は?

宮市「うーん、難しい質問です(苦笑)。優勝を争う国はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝に出るような選手たちばかりなので、日本もそういう風になっていけばチャンスが出てくると思います。ただ、Jリーグもレベルは高いと思いますし、強豪国をリスペクトしすぎないことも大事です。日本にいてチャンピオンズリーグを見ると『凄い舞台だな』と思いがちですけど、実際に海外に行ってみると、『アイツらも人間だな』と感じました。チャンスはたくさんあると思います」

栗原「ブンデスリーガ、プレミアリーグ、エールディビジの試合は今でも見ている?」

宮市「はい、見ています」

栗原「例えばプレミアリーグだったら、どのレベルのチームが来たらJリーグで優勝できる? ウエストハムとか?」

宮市「ウエストハムでもJリーグで優勝できるか分からないですよ」

栗原「えっ、プレミアリーグ7位でも苦戦する感じ?」

宮市「間違いなく上位にはいると思いますけど、優勝できるかというと厳しいかもしれません」

栗原「マンチェスター・シティ、リバプール、チェルシーは少し別格だろうけど、ウエストハムで分からないかぁ」

宮市「ボルトン時代にチェルシーとかマンチェスター・シティと対戦した時は、一方的に主導権を握られて『正直、格が違うな』『これはちょっと勝てないな』という雰囲気がありました」

栗原「俺はF・マリノスにしか所属していなかったけど、Jリーグで絶対勝てないと思うチームはなかったからな。そういう格上と対戦する時はどんな雰囲気?」

宮市「ボルトンの時は残留が懸かっていたので、『1ポイント取れたらいいね』という感じで入っていましたね。あの時のマンチェスター・シティは(元アルゼンチン代表FWセルヒオ・)アグエロ、(元コートジボワール代表MF)ヤヤ・トゥーレ、(イタリア代表FWマリオ・)バロテッリがいて、本当に強かったです」

栗原「じゃあ、ブンデスリーガだったら?」

宮市「どうだろう。バイエルン、ドルトムントは確実だと思いますけど……」

栗原「(3位の)レバークーゼンとかは?」

宮市「結構いい勝負になる気がします」

栗原「エールディビジなら、アヤックス、PSV、フェイエノールトあたり?」

宮市「そのあたりでも苦戦するかもしれないです」

栗原「ごめん、絶対に答えが出ない質問しちゃって(笑)。リーグのレベルとか選手層を踏まえると一概には言えないよね」

宮市「やっぱり気になりますよね(笑)。日本人の諦めない姿勢、粘り強さは、海外では見られないところがあって、一発行かれると、少し気落ちしたりします。Jリーグのように走るスタイルは嫌がると思います」

 
 
2022/06/13 【横浜FM×DeNA対談】横浜の街を染めろ! サッカーと野球がタッグを組んだ理由 | フットボールゾーン

— 横浜をスポーツで盛り上げたい ともに“30周年記念”の2022年にコラボ企画が実現

 2022年は、横浜の街にとって大きな意味を持つ1年である。港町・横浜を代表するプロスポーツクラブのサッカーと野球。クラブ創設30周年を迎える横浜F・マリノスと、「ベイスターズ」に名前を変えて30年を迎える横浜DeNAベイスターズだ。ともに“30年”の記念すべき今年、両者が手を取り合うビッグなコラボプロジェクトが始まった。6月下旬には「I ☆ YOKOHAMA SERIES」と冠した試合がサッカーと野球の両競技で開催されることも決まっている。そこで今回のコラボの詳細について、横浜FM・マーケティング&コミュニケーション部の永井紘氏、DeNAベイスターズ・MD部の原惇子氏に話を聞いた。

   ◇   ◇   ◇

――今回、お互いに「30周年」の節目のシーズンということで、大々的なコラボ企画を行うことになったそうですが、まずは初めてのコラボに関する率直な感想をお聞かせいただけますか?

永井「きっかけを作ってくれたのは別の部署だったのですが、我々からすると一緒にやりたかったお相手でしたので、話をいただいた時はとてもうれしくて、速攻で『やりましょう!』ということになりました。何よりコラボ自体が面白そうですし、発展性があると思ったので本当に嬉しかったですね」

原「我々ベイスターズはここ数年、動員数も順調に増え、ありがたいことにたくさんのファンの方々に応援していただけるようになりました。一方で、ベイスターズファン、プロ野球ファンにしかリーチができておらず、コアファンの中の話題にとどまってしまいがちという課題が残っています。今回のようにリーグや競技を超え、F・マリノスさんと一緒に、『横浜』というキーワードのもとイベントを行うことで、いつもとは違う方々に注目していただける、何か発展的な取り組みが新たにできるのではないか、という思いでスタートしました」

――今回のコラボは、もちろんお互いに「30周年」の節目の年ということが大きいとは思うのですが、そもそも何がきっかけでコラボをすることになったのでしょうか。

原「実は今回、ベイスターズ側からお声掛けさせていただきました。コロナ禍で我々も通常の事業が思うようにできないなか、その時間を有効活用してこれまで検討することができていなかった新しい事業や取組みを検討していこう、という社内プロジェクトを10数件立上げました。その中の1つに『他業種交流』プロジェクトがあり、そこでF・マリノスさんと接点を持つことができまして、これを機に何かご一緒させていただくことができないか、という話になったことが発端です」

永井「もともとは、人事交流の話がスタートだったかなと思います。そこから、今度はグッズのコラボの話に広がり、グッズのコラボだけじゃもったいないというか、もっと大きな何かができるんじゃないかということで、マーケティングチームに話が届きました。マーケティングチームからすると、ものすごく一緒にやりたかったお相手でしたので、願ってもないチャンスでした。それでどんどん話が大きくなっていったという感じです」

原「永井さんのおっしゃるとおりで、話を進めるなかで、ちょうど今年、F・マリノスさんがクラブ創設30周年で、我々もベイスターズになってから30年という話題になり、これをキーワードに大きいことができたらいいよね、と発展し今回のコラボが動いていきました」

— 競技やサプライヤーの枠を超えて実現した記念ユニフォーム

――お2人から今、グッズというお話が出てきましたが、今回のコラボグッズの目玉はやはりスペシャルユニフォームでしょうか。

原「そうですね。今回、コラボ企画として何か象徴的なものを作れないかと考えた時に、リーグ、競技を超えて、共通のコンセプトのユニフォームを一緒に作り、両チームの選手に試合で着てもらいたい、という考えに至りました。初めての取り組みで、さまざまな関係者との調整を考えると、かなりハードルが高かったのですが、F・マリノスさんにもご協力をいただき、思い切ってチャレンジすることにしました」

――サプライヤーが違うので、一筋縄ではいかなったのではないでしょうか。

原「双方ともユニフォームのサプライヤーさんが違いますので、制作を進めるステップも環境も違います。そのため、両チームが同じデザインコンセプトのもと、それぞれの制作背景にのっとって、サプライヤーさん、デザイナーさんと調整をさせていただきました。その結果、同様のコンセプトをもとにしたユニフォームをそれぞれ完成させることができました。ここまで競技とサプライヤーさんを超えてご一緒させていただけたのは、本当に初めてのケースでした」

永井「ユニフォームのサプライヤーさんが違う、そして制作する時間軸も違う。そのうえで同じコンセプトのユニフォームを作るというのは、難易度としては想像以上に高かったと思います。『面白いからやろう!』と、前向きに始めましたが、このような場合、『でも難しいですよね』と、トーンダウンするケースは多いと思います。しかし、お互いにいろんな方々の協力と、制作に関わったチームのみんなの前向きなマインドがあって実現したものなので、すごく強い思いが込められたユニフォームだと思います」

――記念ユニフォームはシックなカラーとデザインのなかにピンクのラインのアクセントもあって、とてもカッコイイですね。

原「ありがとうございます。今回、“横浜”という大きな都市で、プロスポーツチームの2チームが共同でユニフォームを作るということで、普通のユニフォームを誕生させるのは面白くないという思いがありました。横浜の街並みのなかで、観戦シーン以外でも着ていただけるようなユニフォームを作れないかという考えから、共通のコンセプト制作を始めました。そこで横浜の街に馴染みやすいネイビーカラーを採用して、横浜市を象徴する市の花がバラということでイメージするピンクを差し色にするというところを、共通コンセプトにしたんです」

— 百貨店ジャックで6月は横浜の街が野球とサッカーで一色!?

――スペシャルユニフォーム以外にも、グッズが次々と発売されると聞いています。

原「これからどんどんいろいろなグッズを第2弾、第3弾と出す予定なのですが、まずはさきほどご紹介した、今回、選手が実際に着用するユニフォームのレプリカユニフォームがあります。それにプラスして、通常ベイスターズが応援する時にユニフォームに次ぐ、応援の必須アイテムとしてお勧めしているタオルマフラーがあるのですが、今回はF・マリノスさんとご一緒させていただくということで、スペシャルユニフォームのデザインを展開したアイテムと、やってみたかったトリコロールカラーのタオルマフラーも作らせていただきました。両チームのファンの方がそれぞれのスタジアムで掲げる画が作れたら、より一体感を醸成できるのではないかと思っています」

――ちなみに、タオルマフラーには両チームの象徴が描かれているのかなと思うのですが。

原「もともと『I ☆ YOKOHAMA』というのは、我々ベイスターズだけではなく、横浜を愛する皆さまと一緒に、より魅力的な横浜を共につくる、という思いで掲げているスローガンなんです。そこに、今回はF・マリノスさんとご一緒するということで、両チームで話をさせていただき、F・マリノスさんのモチーフであるカモメを3匹デザインさせていただきました」

――ベイスターズを象徴するスローガンと☆(星形)、そしてF・マリノスを象徴するカモメ。両チームのファンにとって、とてもうれしいデザインだと思いますが、グッズだけでなく、6月に入ってからは横浜の街にいろんなプロモーションを仕掛けているそうですね?

永井「まず、ベイスターズさんとは今回、『I ☆ YOKOHAMA SERIES』のキービジュアルを一緒に作らせていただいています。せっかく同じコンセプトのユニフォームを着用するので、選手のみなさん、両チーム5選手ずつを撮影させてもらって、両チーム共通のビジュアルを作っているところです。お互いに、シーズンが走っているなかで撮影までやるのは、これも非常に難易度の高かったですけど、両チームの関係者の方々と選手のみなさんのご協力があってできたことで、すごくカッコイイ仕上がりになっていると思うので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。広告の展開も両社が持ち合わせている媒体だったり、あるいは両社でお金を出し合ったりするという、クラブとしては初めての取り組みも実施しました。単独では、なかなかできないようなところにも、お金を出し合ったがゆえに広告を出せました。掲載はこれからですが、両者の想いがつまった広告の展開も楽しみにしていただきたいです」

――デパートのジャックのプロモーションもあると伺いました。

永井「今回、『単独のクラブではなかなか成し得ないこと』『2つのチームだからできること』をコンセプトに、お互いのスポンサーをしてくださっている商業施設、京急百貨店さんをベイスターズさんとF・マリノスのエンブレムやビジュアルでジャックということを、ご協力をいただきながらやります。おそらく、単独ですとここまではできなかったと思います。両社がタッグを組んだからこそできることなんじゃないかなと思っていますし、京急百貨店さんの協力的な姿勢にも大変助けられました。ベイスターズ、F・マリノスの力を信じていただけているからこそ、ご協力していただいたと思うので、そのご厚意にきちんと恩返しができるように、しっかりと2チームで横浜の街を盛り上げていきたいと思っています」

— 「I ☆ YOKOHAMA SERIES」を冠した6月下旬の試合への思い

――「I ☆ YOKOHAMA」と横浜市の小学生ともつながりをつくったそうですね。

永井「横浜市に協力をいただき、市内の小学校にチラシを配布させていただきます。私たちの根底には、『この横浜の街をスポーツの力で盛り上げたい』という思いがあるので、そのためには小学生のみなさんにも関心を持っていただきたいと思っています。小学生を、ベイスターズ、F・マリノスの試合にご招待させていただくために、両チームの情報を載せた共通のチラシを作成して小学校に配布します」

――オンライン訪問は、大変盛況だったと聞きました。

永井「中区と港北区の合計9校に申し込みをいただき、横浜F・マリノスからは水沼宏太選手、横浜DeNAベイスターズから山﨑康晃投手に参加いただき、小学6年生、1000人弱のみなさんとオンラインで交流をしました。本来であれば、選手が直接学校にお邪魔したかったのですが……。しかし、オンラインのメリットもあり、より多くの方々とお話をしたり、交流ができたことは、コロナ禍の産物の1つかもしれません」

原「とてもいい交流イベントでした。そして、今回、プロモーション動画も2本作成しています」

永井「そうですね。スペシャルユニフォームを発表した際の動画と、『I ☆ YOKOHAMA SERIES』の取り組みのコンセプト動画の2つあります。スペシャルユニフォームの動画はF・マリノスが制作。コンセプト動画はベイスターズさんが制作を担いました。ユニフォーム動画に続き、6月6日に、コンセプト動画が前編をベイスターズさん、後編をF・マリノスのそれぞれ公式YouTubeで公開されました。30周年ということからも、お互い現役選手として仲川輝人選手、山﨑康晃選手をはじめ、OB代表として2名ずつ、年代ごとに対談を3本行った動画も公開しています。ファンの皆さんには、楽しんでいただける作品と思っています」

――F・マリノスは6月25日のJリーグ第18節の柏レイソル戦、ベイスターズは6月28日から30日までの阪神タイガーズとの3連戦を、「I ☆ YOKOHAMA SERIES」と冠して選手たちが記念ユニフォームを着用して試合をされるそうですが、最後に改めてこの「I ☆ YOKOHAMA SERIES」への思いをお聞かせいただけますか?

永井「『I ☆ YOKOHAMA SERIES』の試合に、多くの方にスタジアムに足を運んでいただきたいのはもちろんあります。しかし、その前にそもそもプロ野球チームとJリーグチームが同じ街にあるのは当たり前のことではないと思います。横浜で育ってきた私自身も、『I ☆ YOKOHAMA SERIES』の名前の通り、横浜が大好きです。コロナ禍により世の中に変化が訪れている今だからこそ、スポーツの価値が見直されるいい機会だとも思っています。競技の枠を超えて、スポーツの力で横浜を元気にできれば! 本当にその一心です」

原「我々はスポーツをとおして横浜の街、横浜の皆さまの人生を豊かにするというテーマで今回『I ☆ YOKOHAMA SERIES』を開催させていただきますが、今現在、プロ野球やプロサッカーにあまり関心がなくても、これを機に、スポーツに注目する1つのきっかけになってくれたらいいなと思っています。いろんなところでいつもとは異なる広告ビジュアルを目にしてもらい、『何かイベントが行われるらしい』と知っていただくだけでも大きな一歩になるかなと。横浜の都市をデザインしたコラボTシャツなども作っていますので、そういうものを目にしていただいて、『横浜』をキーに、街のみなさまと何か接点を持たせていただけるきっかけになっていければなと思っています」

 
 

 
 

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