【試合結果Webニュースまとめ(2△2)】2022/2/19(土)14:00KO J1第1節 横浜F・マリノスvs.セレッソ大阪@日産スタジアム


【試合結果Webニュースまとめ(2△2)】2022/2/19(土)14:00KO J1第1節 横浜F・マリノスvs.セレッソ大阪@日産スタジアム

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第1節 横浜F・マリノス vs セレッソ大阪 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト

2022/02/20 2/19 C大阪戦における座席重複に関するお詫び | ニュース | 横浜F・マリノス 公式サイト

2月19日開催のセレッソ大阪戦において、メインスタンド、バックスタンドの一部エリアで、年間チケット購入席と一般チケット購入席の座席重複が発生しました。
ご来場のお客様にご不快な思い、多大なるご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

2月20日13:00現在、確認のできた事実をご報告させていただきます。

■原因
一般チケット販売システムへの年間チケット販売済席番号データの取り込み漏れ

■対象となる席数
2022年1月1日~1月12日に、年間チケットのお申込みをいただいた12席

■今回の事象
上記、年間チケットのデータ取り込み漏れにより、当該の12席がJリーグチケットにて販売された(座席重複)

尚、一般販売分をご購入いただいたお客様の情報につきましては、現在、販売委託先のぴあ株式会社にて、精査・確認中です。2月19日のセレッソ大阪戦を含め、既に発売している2月23日の川崎フロンターレ戦、3月2日のヴィッセル神戸戦、3月6日の清水エスパルス戦につきましても、確認の上、該当するお客様へご連絡をさせていただきます。

今回、重複発覚後のご対応につきましても、お客様を長い時間お待たせした事をはじめ、最適な対応が取れなかった事、体制が十分でなかった事を猛省し、次節へ向けて各所見直しを図ります。

この度は、大変ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。深くお詫びいたします。
引き続き、調査・確認と試合当日の体制見直しを行ってまいります。

 
 

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvsC大阪の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年2月19日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 13,737人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]
何から話そうかと考えていますが、まずは2失点について話します。どちらも自分たちからセットプレーを与えて、2点を入れられてしまい残念な部分はあります。その中でも、難しかった準備期間でやってきたことが、開幕戦で見ることができました。もちろん、満足することはないですが、マリノスの価値を見せることができました。そして、もっと良くなることで、もう一度、強いマリノスが見せられるはずです。

--オフにアタッキングフットボールの根幹を成していた選手が多く抜けた中、同じように攻撃的なサッカーを見せた現戦力の評価を聞かせてください。
試合を重ねていくごとにもっと良くなりますし、一人ひとりをプッシュして追い込んでいきます。正直、プレシーズンの準備は順調にいきませんでした。ただ、その中でも選手、スタッフが最大限やれることをやり、開幕戦から良いパフォーマンスが見られました。セットプレーの失点は修正しなければいけませんが、敵陣でボールを支配する自分たちのサッカーができたと思います。

--1ゴール1アシストのアンデルソン ロペスの評価について。
彼はポジティブなスタートを切りましたが、まだ完全でないのは明らかです。一方で、相手が疲れていたからうまくプレーできたわけではありません。相手が深い守備をしていたので、それがアンデルソン ロペスの特長に合うと感じ、投入しました。準備してきたもの、持っているものを出してくれました。

選手コメント

アンデルソン ロペス

--横浜FMでのデビュー戦を振り返って。
まだコンディションは100%ではありませんが、試合と日々の練習を重ねていけばベストコンディションにもっていけます。チームに貢献できたことはうれしいですが、引き分けに終わったことは悔しいです。(1ゴール1アシストの結果を残したが)やはり悔いが残ります。勝点3を取れれば、完璧なデビュー戦でした。(スタジアムの)雰囲気はすごく良かったし、次の試合もあるので準備していきたいです。

--ゴールとアシストのシーンを振り返って。
アシストの場面はペナルティー付近でボールを受け、相手の逆を突いてクロスを上げて、テル(仲川 輝人)が良いポジションを取ってくれて、ゴールが生まれました。得点シーンはこぼれ球をうまくコントロールしてシュートを打ち、ディフレクションがありましたが、入って良かったです。

仲川 輝人

チームとしては先に点を取られましたが、前半は自分たちのサッカーを表現しようとしていたので、開幕戦のわりには内容が良かったです。失点の部分は改善が必要ですが、キャンプからやってきたことは出せました。自分自身はドリブルで相手に取られるシーンも多かったですし、対人での勝負で負けないように反省はしています。

--主力選手が移籍しても、アタッキングフットボールができました。本日の手ごたえについて。
C大阪のように守備の手ごわい相手に、アグレッシブなプレーが前半から要所、要所でできました。課題は失点したセットプレーぐらい。チームのリズムを大切にした試合でした。ただ、前後半、圧倒的にボールも支配しましたが、それでも勝ち切れなかったのは、自分たちの弱さがどこかにあると思うので、ミーティングで突き詰めていきたいです。

先発は去年からやっているメンバーでした。新しく入ってきた選手も自分たちの魅力あるサッカーがあるから入ってきてくれました。だからすんなりマリノスのサッカーに入れるし、途中から出てきた選手も気持ちよくプレーしていました。理解度は早いと思います。

--ご自身にとって3年ぶりの開幕戦のゴールの意味は?
点を取れるときは、いるところにいますし、ボールが来るところにポジショニングを自然と取れます。点を取っていた感覚を取り戻せた感じがあります。だからこそ点が取れたんだとも思います。この感覚を鋭くし、ゴールへの嗅覚を高めれば、自分の目標は達成できると思います。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 


 
 

ハイライト動画


【横浜F・マリノス×セレッソ大阪|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第1節 | 2022シーズン|Jリーグ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 開幕戦追いつかれてドロー CKから2失点も内容圧倒「マリノスの価値を見せることできた」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 19年以来の王座奪回を目指す横浜は19日、リーグ開幕戦でC大阪とホームで対戦し、2―2の引き分けに終わった。

 前半40分に相手の右CKから先制を許したが、後半24分にFW仲川輝人(29)が今季チーム1号弾。途中出場のFWアンデルソン・ロペス(28)の右足クロスを右足で押し込み追いつくと、その9分後に今度はアンデルソン・ロペスが左足で決めて逆転に成功した。それでも終了間際に再び相手の左CKからまさかの失点。あと一歩のところで3年ぶりの開幕勝利を逃した。C大阪とは過去10年のリーグ戦で1勝5分け10敗と苦手にしていたが、またしても勝てなかった。

 失点はともにCKから。それだけにマスカット監督は「自分たちからセットプレーにさせてしまい、そういうところから、2点を入れられてしまって残念な部分はある」と悔しがったが、22対7のシュート数でも明らかなように、内容では攻撃サッカーで圧倒したとあって「マリノスの価値は見せることができた。全体を通して自分たちがボールを握り、本当に良いサッカーがこの開幕戦でやることができました」と前向きに振り返り、23日にマッチアップする王者・川崎Fとの一戦へ向け「選手1人ひとりのリカバリーが一番大事。水曜日(23日)には良い状態で、川崎Fに向かっていきたいなと思います」と話した。 

 
 
横浜 アンデルソン・ロペス衝撃の新天地デビュー!途中出場から12分で1G1A「まだ100%ではない」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜のブラジル人FWアンデルソン・ロペス(28)が19日、C大阪とのリーグ開幕戦で衝撃の新天地デビューを飾った。後半21分に同じブラジル人のFWレオ・セアラ(27)に代わって1トップに入ると、その3分後にドリブルから右足クロスでFW仲川輝人(29)の今季チーム1号弾をお膳立て。さらに同33分には、今度は自ら左足でゴールネットを揺らした。

 2―1の終了間際に痛恨の同点弾を許し3年ぶりの開幕戦勝利とはならなかっただけに、中国1部・武漢から加入した長身FWは「チームに貢献できたことはうれしいんですけど」としながらも、「ただ引き分けに終わったというのは悔しい。勝ち点3が取れていたら、完璧なデビューだったと思います」と振り返った。

 チームには隔離期間を経て宮崎合宿後に合流。コンディションに関しては「まだ100%ではない」というが、「試合を重ねていけば、ベストコンディションに持っていけると思います」と強調し、「次の試合もあるので、しっかり準備していきたいなと思います」と今後を見据えた。チームは23日にホームで王者・川崎Fと対戦する。

 
 
横浜FW仲川、今季チーム1号で完全復活手応え ゴールへの嗅覚「また戻ってきたかな」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜のFW仲川輝人(29)が完全復活へ向け手応えを口にした。19日のC大阪とのリーグ開幕戦に左MFで先発。0―1の後半24分に右足で今季チーム1号弾を決めた。仲川自身、開幕戦での得点は優勝した19年以来3年ぶり。チーム自体は2―1の終了間際に失点を喫し3年ぶりの開幕戦白星を逃したが、19年のMVP&得点王は「自分が得点王になったときの感覚というか、自然とゴール前に体が入っていったというのは、きょうはありましたね」と振り返った。

 19年は15得点15アシストをマーク、15年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。だがこの2年はケガにも泣かされ、いずれも2得点と不本意な成績に終わっている。それだけに今季に懸ける思いは誰よりも強い。そんな中で迎えた今季、3年ぶりの開幕戦ゴールを決めたほか、切れのある動きも見せ「点取れるときって、いるとこにいるというか、ポジショニングが自然とボールが来るところにいるというのが、また戻ってきたかなと思って。自分が点をとってきたときの感覚というのも、やっと戻してきた感じはある。だから(きょうは)点を取れたと思いますし、この感覚というのをもっと鋭くしていって、ゴールの嗅覚というのを高めていければ、自分の目標は達成できそうかなと思います」ときっぱりと話した。

 チームは引き分けに終わったものの、王座奪回へ向け頼もしい男が復調の兆しを見せた。

 
 
横浜 仲川弾で奪冠のろし!!ドローも〝苦手〟C大阪圧倒 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は痛恨ドローで3年ぶりの開幕勝利を逃した。過去10年の対戦成績が1勝5分け10敗の苦手な相手に序盤から圧倒。2―1リードの試合終了間際に、この日に2度目となるCKから失点を喫し、マスカット監督は「自分たちからセットプレーを与えて、そこから2失点。残念な部分はある」と悔やんだ。

 それでも打倒・川崎Fの1番手の実力は示した。0―1の後半24分には、復活を期すFW仲川が今季チーム1号。優勝した19年に得点王&MVPに輝いたドリブラーは「得点の感覚が戻ってきた」と明るい表情だ。また新加入のFWアンデルソン・ロペスも途中出場で1得点1アシストと活躍。23日の川崎Fとの直接対決に向け指揮官は「良い状態で向かっていきたい」と前を向いた。(垣内 一之)

 
 

ニッカンスポーツ

横浜新加入アンデルソン・ロペス2点絡む躍動もC大阪にドロー「満足はない」マスカット監督 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスとセレッソ大阪は2-2で引き分けた。

変わらない攻撃サッカーで押し込む展開を作った横浜だったが、40分に右CKから先制点を献上し前半をビハインドで終えた。

後半24分にFW仲川輝人が今季チーム初ゴールとなる同点弾。今季加入で途中出場したFWアンデルソン・ロペスが個の力でペナルティーエリア内に持ち込み、DFに囲まれながらもゴール前へ供給。走り込んだ仲川がフリーで合わせた。

さらに33分、今度はアンデルソン・ロペスがゴール。ペナルティーエリア手前で味方がこぼれ球をキープしたところに走り込み、左足を振り抜いた。シュートはDFに当たって軌道が変わり、そのままゴールに吸い込まれた。

押せ押せムードの中で勝ち越したが、後半45分に再びCKから失点。勝ち点3を逃すことになった。

ホームで白星スタートとはならなかったが、今季も迫力満点の攻撃力をさっそく披露。マスカット監督は「試合を支配して、いいサッカーをすることができた。自分たちからセットプレーにさせてしまい、2点を入れられて残念。満足はない。もっとよくなっていくと思う。強いマリノスをもう1度見せられると思っている」と、失点を悔やみながらも手応えを口にした。

 
 

サンケイスポーツ

横浜Mは開幕戦ドロー それでも元得点王・仲川輝人がつかんだ復活への確かな手応え – サンスポ

明治安田J1第1節最終日(19日、横浜M2-2C大阪、日産ス)横浜Mが開幕戦で悔しいドロー。それでも、左ウイングで先発したFW仲川輝人(29)は復活への確かな手応えをつかんだ。

「自分が得点王になったときの感覚というか、自然とゴール前に体が入っていった」。0-1の後半24分だった。新加入のFWアンデルソン・ロペスが右サイドで相手選手4人に囲まれながらもドリブルでペナルティーエリアに進入するのを見ると、仲川は逆サイドのゴール前へ走り込む。ロペスからのパスが密集を抜けて出てくると、右足で合わせてネットを揺らした。

その後、ロペスのゴールで勝ち越しながらも最終盤に追いつかれ、同点で試合終了。「失点の部分は改善していかないといけない」と、2019年以来の開幕戦勝利をつかめなかったことを悔やんだ。しかし「開幕戦のわりには内容は良かった。自分たちがキャンプでやってきたことをしっかり出せたなと思います」とチームの出来にも自信を見せた。

開幕戦でのゴールは19年以来。同年はその後、15得点で得点王に輝き、最優秀選手賞も受賞。チームの優勝の原動力となった。しかし、ここ2年はともに2得点。けがにも悩まされ、なかなかゴールが奪えず苦しんだ。

「点を取れるときは、ポジショニングが自然とボールが来るところにいるというのが戻ってきた。だから点が取れたと思うし、この感覚を鋭くしていけば、自分の目標は達成できる」。今年を「勝負の年」と位置づけ、19年以来となる2桁得点&2桁アシストを狙う29歳が、このゴールをきっかけに輝きを取り戻す。

 
 

スポーツ報知

横浜FM、仲川&ロペスのゴールで一時逆転も終盤セットプレーから被弾…5年ぶり開幕戦勝利はならず : スポーツ報知

 3年ぶりのリーグ制覇を狙う横浜FMはホーム開幕戦でC大阪と2―2で引き分けた。直近10年で1勝のみと、”鬼門”と言われてきたC大阪から勝ち点3を奪いきることはできず、5年ぶりの開幕戦勝利もかなわなかった。

 序盤からボールを握るも、エリア内侵入後の精度を欠いた。前半シュート12本のうち枠内は2本。前半のうちにセットプレーから先制点を許した。それでも後半24分、左サイドで躍動したFW仲川輝人が右足でチーム1号を挙げ、同33分には途中出場の新加入FWアンデルソンロペスが一時勝ち越しとなるゴール。新加入のFW西村拓真やパリ五輪世代MF藤田譲瑠チマを投入するなど、層の厚さも見せつけた。しかし、同45分に再びCKから被弾。昨夏けがにより長期離脱していたDF畠中槙之輔はこの日が復帰戦となったが、完封勝利で飾ることはできなかった。

 今季初勝利はおあずけとなったが、中3日の次戦・川崎戦(日産ス)に向け、修正を図っていく。

 
 
横浜FM新加入FWロペスが得意のセンターFW起用で1G1Aの堂々デビュー「勝ち点3が取れれば完璧」 : スポーツ報知

3年ぶりのリーグ制覇を狙う横浜FMは、ホーム開幕戦でC大阪と2―2で引き分けた。中国・武漢から8日に合流したばかりのブラジル人FWアンデルソンロペスが1得点1アシストの活躍。チームはセットプレーから2失点し、直近10年の対戦成績が1勝5分け10敗と苦戦を強いられてきた相手から白星を奪うことはできなかった。

 3年ぶりの開幕節勝利はかなわずも、ロペスが輝きを放った。0―1の後半21分からセンターFWに入ると同24分。ドリブルでペナルティーエリア内に進入し、FW仲川輝人の同点弾をお膳立てした。9分後にはゴール前の混戦で左足シュート。相手に当たりながらもネットを揺らして一時逆転に成功し、「うまく入ってくれて良かった。チームに少しでも貢献できてうれしく思う」。真っ先にサポーターの待つゴール裏へ走り、感情を爆発させた。

 昨年7月まで札幌に在籍し、日本での実績は十分だが、合流から2週間経たずして驚きの新天地デビューだ。「点を取る」と意気込んだ通り攻撃で存在感を示すだけでなく、チームが大事にする前線からの守備でも懸命に走った。合流当初は初挑戦という左ウィングに取り組み、難しさも感じていたが、この日は得意の最前線で起用され躍動。スピードや当たり負けしない強さは迫力満点で、相手の脅威だったに違いない。

 チームは内容で圧倒したものの、試合終盤にもセットプレーで被弾し、引き分けに終わった。ロペスは「勝ち点3が取れれば完璧なデビューだった」と悔しげな表情。しかし頼もしい助っ人は「まだ100%ではない。試合を重ねていけばベストコンディションにもっていける」と今後へのさらなる期待を抱かせた。マスカット監督も「ポジティブなスタート。いいパフォーマンスをしてくれた」と手放しで称賛した。

 中3日でホームに迎え撃つのは王者・川崎。開幕戦は勝ち点3こそ逃したが、相手陣内に攻め込んでトライする時間帯が長く、手応えや収穫も得られる90分間だった。指揮官は「どんどん良くなっていくことで強いマリノスをもう一度みんなに見せられる」と力を込め、失点シーン含めた改善を誓った。「伝統的で、魅力的なクラブでプレーできるのはうれしい」と語ったストライカーも「しっかり準備していきたい」と気合十分。今季初勝利へ、さらにギアを上げていく。

 
 

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜2-2C大阪|合流間もないA・ロペスは別次元を体現。1得点の進藤は守備でも奮闘 | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 6
昨季の主力数名がチームを抜けてもスタイルは変わらない。そこに新加入選手がプラスアルファをもたらす戦い方を選択し、実際にA・ロペスが結果を残した。プレシーズンに順調さを欠いたことを考えれば及第点以上の内容だ。

C大阪 6
相手にボールを握られる展開でも焦れずに我慢し、素晴らしいキッカーを生かしたセットプレーから2得点。決して悪い内容ではなかったが、これからコンスタントに勝点を積み上げていくためにはアップグレードが必要か。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
1 高丘陽平 6
チームとして高さがないのは明白。自責点ではないものの、セットプレーの守備に課題を残した。

DF
27 松原 健 6
1点ビハインドの展開でやや強引に持ち運んで前方へ出したパスが、チーム1点目を呼び込んだ。

DF
24 岩田智輝 5.5
安定していた。だが昨年同様にCB起用だとダイナミックさが影を潜めてしまうのが悩みの種。

DF
4 畠中槙之輔 5.5
長期離脱明けで90分フル出場。終盤は軽率なミスがあり、やや疲れている様子も散見された。

DF
25 小池龍太 6
チーム事情によって本職の右ではなく左で先発。チームのために戦う姿勢にポジションは関係なし。

MF
6 渡辺皓太 5.5
つなぎ役として旋回能力の高さを発揮した一方で、全体的にインパクトに欠けた印象も否めない。

MF
8 喜田拓也 5.5
結果的に進藤に競り負ける形で失点に関与。ただマイボール時は好判断の連続でボールを前へ進めた。

W
23 仲川輝人 6.5(82分OUT)
仲間のお膳立てを受けてゴール。左ウイングとして仕掛けるプレーは継続的な課題になりそうだ。

途中出場
FW
7 エウベル 6(66分IN)
ドリブルとパスでチャンスを作り、惜しいシュートも放つ。途中出場でも高いパフォーマンスだ。

MAN OF THE MATCH
FW
11 アンデルソン・ロペス 7(66分IN)
別次元を体現。合流から間もない状況でも圧倒的な個の力で1ゴール1アシストを記録した。

FW
30 西村拓真 -(82分IN)
左ウイングとして途中出場。カットインしてからの右足シュートにゴールの匂いを感じさせた。

MF
18 藤田譲瑠チマ -(87分IN)
守備固めの意味合いで出場されただけに悔しい結果。今後はダイナモとして出場機会を増やすはず。

監督
ケヴィン・マスカット 6
堅実な采配で勝利を目指すも、あと一歩届かず。とはいえ次につながる収穫も多い開幕戦だ。

 
 
新戦力A・ロペスが1G1Aの活躍ぶりも、終了間際に清武が意地のヘッド弾。横浜対C大阪は2-2ドロー決着 | サッカーダイジェストWeb

— 横浜が一時、逆転するも…

Jリーグは2月19日、J1第1節を各地で開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノス対セレッソ大阪が行なわれ、2ー2で引き分けた。

 前半は横浜がポゼッションで上回るも、先にスコアボードを動かしたのはC大阪。40分、原川のCKから進藤が打点の高いヘディングシュートを流し込む。

 C大阪の1点リードで迎えた後半、56分に横浜が同点のチャンスを得る。M・ジュニオールがエリア内で西尾に倒されてPKの判定に。だが、M・ジュニオールのシュートはキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれる。

 絶好機を逃した横浜だが、69分に試合を振り出しに戻す。途中出場の新戦力A・ロペスのお膳立てから仲川がネットを揺らすと、78分に試合をひっくり返す。

 決めたのはA・ロペス。ゴール前で相手のクリアを拾うと、左足を振り抜く。放たれたシュートは相手に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 C大阪も意地を見せる。90分、CKに清武がヘッドで合わせ、2-2とする。試合はそのままタイムアップ。勝点1を分け合う結果となった。

 
 
「大然も左ウイングの時に…」ごっつぁんゴールに見えた“左ウイング”仲川輝人の理想像 | サッカーダイジェストWeb

— 目標はゴールとアシストの両方で二桁以上

 ラストパスを受けた仲川輝人は目の前のゴールに向けて軽くプッシュしただけ。フリーでボールを受けた時点で勝負アリの開幕戦ゴールだった。

 相手DFに囲まれながらも、ほぼ独力で突破して完璧なアシストを記録したアンデルソン・ロペスが賞賛されるのは当然だろう。2月に入って合流したブラジル人ストライカーは、優れたゴールゲッターであると同時にチャンスメーカーとしての非凡な才を持っていた。

 それでも仲川があの位置に詰めていなければ得点は生まれていない。本人曰く「自然とゴール前に身体が入っていった」。C大阪守備陣の視線がA・ロペスに釘付けとなった隙を見逃さず、反対サイドの大外からするするとゴール前に侵入して得点を決める。

 既視感を覚える得点シーンの正体は、仲川本人の言葉によって明らかとなった。

「(前田)大然も左ウイングの時に中でのプレーをやって点を取っていた。ウイングはセカンドストライカーというか、センターフォワードがニアで潰れてウイングが中に入っていく形で点を取れる」

 昨季、23得点を挙げて得点王に輝いた後輩ストライカーに、自身の姿を重ね合わせた。純然たる左ウイングではない前田は相手ゴールに近い位置でのプレー回数を増やし、それに比例して得点数を伸ばしていく。卓越したスプリント能力ばかりに目が行きがちだが、実は相手ゴール前に潜り込んでからのワンタッチゴールが量産の秘訣だった。

 今季から左ウイングを主戦場とする背番号23は、戦前の段階では周囲と絡んでのコンビネーションプレーによる打開をイメージしていた。縦方向へ抜け出しても利き足と反対の左足でのプレーに不安がある。だからスピードダウンしてからのパス交換をポイントに挙げた。

 カットインからの右足シュートを期待する声も多いだろう。MVP&得点王に輝いた2019年は右サイドから中に入り、左足でのコントロールショットを幾度となく決めていた。シュートが利き足になるのだから期待されるのは必然なのだが、今度の場合は左足でボールを持ち運ぶ動作が必要になる点を忘れてはいけない。

 お世辞にも器用とは言えない前田は、左サイドからのカットインでゴールを奪ったわけではない。それよりも仲川やエウベル、水沼宏太といった突破力やクロス精度を持つ右ウイングのお膳立てを受け、第2のフィニッシャーとして立ち位置を確立した。

「大然も左ウイングの時に…」ごっつぁんゴールに見えた“左ウイング”仲川輝人の理想像

カテゴリ:Jリーグ

藤井雅彦

2022年02月20日

目標はゴールとアシストの両方で二桁以上

今季横浜の初弾をマークした仲川。抜け目ない動き出しからネットを揺らした。写真:徳原隆元

画像を見る
 ラストパスを受けた仲川輝人は目の前のゴールに向けて軽くプッシュしただけ。フリーでボールを受けた時点で勝負アリの開幕戦ゴールだった。

【横浜チア画像】スタジアムを華やかに彩る「トリコロールマーメイズ」

 相手DFに囲まれながらも、ほぼ独力で突破して完璧なアシストを記録したアンデルソン・ロペスが賞賛されるのは当然だろう。2月に入って合流したブラジル人ストライカーは、優れたゴールゲッターであると同時にチャンスメーカーとしての非凡な才を持っていた。

 それでも仲川があの位置に詰めていなければ得点は生まれていない。本人曰く「自然とゴール前に身体が入っていった」。C大阪守備陣の視線がA・ロペスに釘付けとなった隙を見逃さず、反対サイドの大外からするするとゴール前に侵入して得点を決める。

 既視感を覚える得点シーンの正体は、仲川本人の言葉によって明らかとなった。

「(前田)大然も左ウイングの時に中でのプレーをやって点を取っていた。ウイングはセカンドストライカーというか、センターフォワードがニアで潰れてウイングが中に入っていく形で点を取れる」

 昨季、23得点を挙げて得点王に輝いた後輩ストライカーに、自身の姿を重ね合わせた。純然たる左ウイングではない前田は相手ゴールに近い位置でのプレー回数を増やし、それに比例して得点数を伸ばしていく。卓越したスプリント能力ばかりに目が行きがちだが、実は相手ゴール前に潜り込んでからのワンタッチゴールが量産の秘訣だった。

 今季から左ウイングを主戦場とする背番号23は、戦前の段階では周囲と絡んでのコンビネーションプレーによる打開をイメージしていた。縦方向へ抜け出しても利き足と反対の左足でのプレーに不安がある。だからスピードダウンしてからのパス交換をポイントに挙げた。

 カットインからの右足シュートを期待する声も多いだろう。MVP&得点王に輝いた2019年は右サイドから中に入り、左足でのコントロールショットを幾度となく決めていた。シュートが利き足になるのだから期待されるのは必然なのだが、今度の場合は左足でボールを持ち運ぶ動作が必要になる点を忘れてはいけない。

 お世辞にも器用とは言えない前田は、左サイドからのカットインでゴールを奪ったわけではない。それよりも仲川やエウベル、水沼宏太といった突破力やクロス精度を持つ右ウイングのお膳立てを受け、第2のフィニッシャーとして立ち位置を確立した。

 豊富な選択肢を持つ仲川に多くを期待したくなる気持ちも分からなくはないが、左ウイングとして結果を残すためにはある程度の割り切りも必要だろう。打開力を発揮しての得点はあくまでも付加価値にとどめ、抜け目なくゴールネットを揺らすシーンを増やすほうがおそらく数字は伸びる。

「点を取れる時は、自然とボールが来るところにいる。自分が点を取っていた時の感覚をようやく取り戻してきた気がするので、その感覚をもっと鋭くしてゴールへの嗅覚を高めていければ、目標を達成できそうかなと思う」

 目標はゴールとアシストの両方で二桁以上、そして先々は背番号の数と同じゴール数を見据える。

 開幕戦でのごっつぁんゴールに、左ウイング仲川輝人の理想像が見えた。

取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)

 
 

サッカーキング

シーソーゲームはドロー決着…C大阪、横浜FMに逆転許すも終了間際に追いつく | サッカーキング

 19日、明治安田生命J1リーグ第1節で横浜F・マリノスとセレッソ大阪が対戦した。

 昨シーズンのJ1で2位に終わった横浜FMは、DFチアゴ・マルチンスやFW前田大然らが退団するなど攻守の陣容が入れ替わり開幕を迎えた。それでもDFエドゥアルドやFWアンデルソン・ロペスらJリーグでの実績を持つ外国籍選手を補強。自慢の攻撃的サッカーで3年ぶりのリーグ制覇を目指す。対するC大阪は、横浜FMとの相性が良く2012年からの10シーズンで10勝5分1敗と圧倒。昨シーズンの12位からの巻き返しへ、“お得意様”を相手に開幕白星を掴めるか注目が集まる。

 序盤からペースを掴んだのは横浜FM。ボールを保持するとFWマルコス・ジュニオールやFW仲川輝人がゴールを脅かす。しかし、C大阪はGKキム・ジンヒョンを中心にゴールを許さない。

 すると、先制したのはC大阪だった。MF乾貴士の突破によって右CKを獲得し、キッカーMF原川力が右足で高いボールをゴール前へ。これをDF進藤亮佑がペナルティエリア左で下がりながら合わせると、ボールは柔らかな弧を描いてゴール右へ収まった。アウェイのC大阪がリードを奪い、試合はハーフタイムを迎える。

 1点を追う横浜FMは52分、M・ジュニオールが倒されたとしてPKを獲得。しかし、M・ジュニオールのキックはキム・ジンヒョンがセーブし、横浜FMは絶好のチャンスをものにすることができない。

 それでも69分、途中出場していたA・ロペスがペナルティエリア深く右へドリブルで進入し、逆サイドへクロスを供給。これをフリーで待っていた仲川がワンタッチでゴールネットを揺らし、試合は振り出しに戻す。

 そして78分、横浜FMが逆転に成功する。ボールを保持しC大阪陣内へ押し込むと、最後はペナルティエリア中央でクリアボールを拾ったA・ロペスが左足でシュートを放つ。ボールはC大阪の選手にディフレクションし、ゴールへと収まった。

 このまま試合終了かと思われた90分、C大阪は左CKを獲得しキッカーは原川。右足インスイングのボールを、MF清武弘嗣がヘディングで合わせゴールを決めた。

 結局試合は2-2でタイムアップ。シーソーゲームとなった試合は、両チームとも勝ち点1を分け合う結果となった。

 
 
加入から約2週間…途中投入で1得点1アシスト 横浜FMロペス「勝ち点3取れれば完璧なデビュー」 | サッカーキング

明治安田生命J1リーグ第1節が19日に行われ、横浜F・マリノスとセレッソ大阪が対戦。開幕戦は2-2のドローに終わった。

 試合は、C大阪がCKから進藤亮佑のゴールで前半に先行したが、後半途中投入のアンデルソン・ロペスの1得点1アシストで横浜FMが逆転。粘るC大阪も90分に再びCKから清武弘嗣が決めるシーソーゲームとなった。

 横浜FMの2得点に絡んだアンデルソン・ロペスは、3日に中国の武漢足球倶楽部から完全移籍が発表されたばかり。昨季は夏に移籍するまで、北海道コンサドーレ札幌でリーグ戦14試合で12得点を挙げていたなど、すでにJリーグで実績がある選手とは言え、加入して間もない中、ホームサポーターの前で早速結果を出した。アンデルソン・ロペスは「まだ100%のコンディションではないが、試合や日々の練習を重ねればベストに持っていけると思う。チームに貢献できたことは嬉しいけど、引き分けに終わったことは悔しい」と、コンディションに言及しつつ、ゲームを支配してリードを奪いながらも勝ち点1に終わった結果を悔やんだ。

 66分に投入されると、3分後に右サイドで相手DFを引き付けて、ファーサイドへのグラウンダーのクロスから仲川輝人の同点ゴールをお膳立て。「ペナルティエリア付近でボールを受け、相手のギャップをついてクロスをしたけど、テルがいいポジションを取っていてくれた」と振り返ると、78分の得点については「こぼれ球をうまくコントロールしようと思っていた。シュートはディフレクションをしたが、入ってくれてよかった」と喜んだ。

 横浜FMのケヴィン・マスカット監督も、コンディションがベストではない中で「ポジティブなスタートだった」と評価。「交代で入り、相手が疲れていた中だったからうまくいったと思われるかもしれないが、そうではなく、相手が深い位置で守備をしていたので、ロペスが合うと思って起用した」と、采配の狙いに言及し、「合流してまもない中でよくやってくれた」とコメントしている。

 アンデルソン・ロペスの横浜FMデビュー戦は上々なものになったが、「悔いが残るのは引き分けだった部分。勝ち点3を取れれば完璧なデビューだった。(サポーターの)雰囲気もすごくよかった」と振り返っている。

 
 
19年MVP&得点王、復調への第一歩 22年チーム初弾の横浜FM仲川「感覚を取り戻してきた」 | サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ第1節が19日に行われ、横浜F・マリノスとセレッソ大阪が対戦。開幕戦は2-2のドローに終わった。

 試合は、C大阪がCKから進藤亮佑のゴールで前半に先行したが、後半途中投入のアンデルソン・ロペスの1得点1アシストで横浜FMが逆転。粘るC大阪も90分に再びCKから清武弘嗣が決めるシーソーゲームとなった。

 左ウイングとして先発出場した横浜FMの仲川輝人は68分にアンデルソン・ロペスのクロスを押し込んで、チームの今季最初の得点をマーク。「先に失点してしまいましたが、チーム全体として前半やっている内容や目指しているサッカーを表現しようとしていました。開幕戦としては内容が良かったというか、キャンプからやってきたことを開幕戦で出せたと思います」と、ゲーム内容は評価しつつ、もちろん引き分けに終わったことで、「失点の部分の改善をしないといけないことと、僕自身はドリブルで相手に取られるシーンも多かったし、対人での勝負で負けないよう、反省しないといけない」と、セットプレーでの2失点と個人のプレーを振り返った。

 2019年はJ1得点王とMVPを獲得する活躍だったが、2020年は負傷もあってリーグ戦18試合2得点。2021年はリーグ戦28試合に出場したが途中出場も多く、2年続けての2得点に終わった。その中での開幕戦でのゴールに「得点できるときは自然とポジショニングしているところにボールが来るというか、その感覚を取り戻してきたと思いますし、だから取れたと思います。それを鋭くしてゴールへの嗅覚を高めていければ」と、今季への期待高まるコメント。

 得点シーンは右サイドでボールを受けたアンデルソン・ロペスが相手DFの視線含めて引き付けたことで、ファーサイドでフリーになっていた仲川が難なく押し込めたゴールだったが、「マリノスで点を取るときは、ああいうシーンがかなり多く、それがウイングの仕事。ペナルティーマークくらいまで入っていけるとチャンスになるし、点が取れるので。得点王になったときの感覚というか、自然とゴール前に体が入っていきました。今日に関しては開幕戦というのもあって、思い切ってやってやろうということと、楽しみながらミスを恐れずやっていこうというチームの話もありましたし、個人としても強い気持ちがありました」と、振り返った。

 左サイドでのプレーについては「細かくつなぎながら入っていく動きやチームのコンビネーションは多少なり出せたと思います。もっと増やしてクロスやシュートまで持っていく形をチームとしても個人としても増やすことが必要と考えています」と、改善の余地があるとし、「左での形をもっと出せるようにすることと、今日のようなクロスに合わせる形ができれば自然と得点は増えると思います。(前田)大然も中へという動きで得点していました。センターフォワードはニアに入って、ウイングはセカンドストライカーとケヴィン(マスカット)監督も言っていて、今日取れたので増やしていきたいですね」と、昨季横浜FMの左サイドで主にプレーし、J1得点王となった前田大然(セルティック)を引き合いに出し、得点量産を誓っている。

 
 
【写真ギャラリー】2022.2.19 明治安田生命J1リーグ第1節 横浜F・マリノス 2-2 セレッソ大阪 | サッカーキング
 
 

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劇的展開! 新戦力A・ロペスの1G1Aで一時、横浜FMが逆転も最後の最後にC大阪が追いつく◎J1第1節 (1/2) – サッカーマガジンWEB

— ポゼッションは横浜FM、セットプレーはC大阪

 横浜FMにやや押し込まれていた時間帯だった。39分、自陣で奪ったボールを中央で受け取った乾は、ドリブルを開始。一人、また一人と敵をかわし、ダブルタッチで水沼のチェックを外すと、前方の加藤へボールを供給した。加藤がボックス内で打ったシュートは相手DFに当たってコーナーキックを獲得する。この右CKの場面で原川が蹴ったボールに進藤が合わせ、先制点を奪った。

 ポイントの一つは、横浜FMにボールを握られる時間を耐え抜いたことだろう。18分に水沼にクロスを許し、レオ・セアラ、仲川に飛び込まれたが、わずかにタイミングがずれて事なきを得る。その後は4-4-2で構え、ブロックの間にボールをつながれても粘り強い守備で失点を回避した。

 後半、先行を許した横浜FMはテンポを変えつつ、左右にボールを動かしてC大阪の守備セットを崩しにかかった。前半からサイド攻撃は効いていたが、相手を『動かす』意識を高めたようにも映る。56分、左から右へとボールを動かし、すきを逃さずに縦を突き、C大阪守備陣を慌てさせた。パスを受けたM・ジュニオールがボックス内で相手CB西尾にスライディングで倒されて転倒。PKを獲得した。

 西尾の左足はボールに触っていたが、両足でM・ジュニオールの足を挟み込むような形になった。C大阪の選手たちは抗議したが、VARでも判定は覆らず。横浜FMがPKのチャンスを得た。だが、M・ジュニオールのキックを守護神キム・ジンヒョンが読み切ってストップ。1-0のまま試合は続くことになった。

 横浜FMはサイドに張ってC大阪守備陣を広げつつ、中。中でボールを動かして外へと展開し、ゴールへの道筋を探っていく。対するC大阪もDFとMFの2ラインでしっかり対応。横浜FMの攻撃にC大阪がリズムよく守る流れが続いた。

 そのリズムを分断したのが、横浜FMの新戦力だった。中国の武漢から2月に加入したばかりのFWアンデルソン・ロペスが突破口を開く。まだ万全なコンディションと予想されたが、66分にレオ・セオラに代わってピッチに入ってから3分後。ボックス右前でボールを持つと強引に仕掛けて前進すると、C大阪守備陣の数はそろっていたが、右からクロスを通し、フリーで待っていた仲川のゴールをアシストしてみせた。

 同点に追いついて以降は、ゲームは完全に横浜FMのペースになった。78分にはまたしてもA・ロペスが輝きを放つ。今度はゴール前の混戦の中、こぼれ球を見逃さずに蹴り込み、ゴール。進藤に当たってシュートコースが変わったのはラッキーだったが、その場にいてシュートを放ったのはさすがだった。

 選手交代が当たって試合終盤に2-1と逆転し、横浜FMが流れに乗ったかと思われた。しかし、横浜FM対C大阪のドラマはここで終わりではなかった。アディショナルタイムに、もうひと展開、待っていた。失点後から攻撃の圧力を強めたC大阪は試合終了間際に左CKを得た。原が蹴ったインスイングのボールをニアサイドで清武がヘッド。先制点に続いてセットプレーからゴールをもぎ取ってみせた。

 試合を通じてボールを握ったのは横浜FMだった。多彩にボールを動かし、アグレッシブな姿勢もピッチで表現した。自然、チャンスの数は多かったが、勝ち切ることは出来なかった。一方でC大阪は劣勢の時間は長かったものの、セットプレーから2ゴールを奪い、最後の最後に追いついてアウェーで勝ち点1を獲得した。

「良いサッカーがやることができたと思っています」と横浜FMのケヴィン・マスカット監督は話し、「相手の攻撃に対して良い守備から良い攻撃につなげるという、準備した形はいくつか見せられた」とC大阪の小菊監督はコメント。試合後の両監督はまずポジティブな面にフォーカスし、課題にもしっかり向き合っていくと強調。開幕戦は、両チームともに次につながる一戦になった。

 
 
【横浜FM】いきなり1G1Aでアンデルソン・ロペスが圧倒的存在感!「勝ち点3なら完璧なデビューでした」 (1/2) – サッカーマガジンWEB

 
 

ゲキサカ

C大阪DF進藤亮佑が”完勝”ヘッド弾「相手の守備の選手たちが…」横浜FM指揮官はセットプレーに葛藤も | ゲキサカ

 一方的に試合の主導権を握られていたセレッソ大阪だったが、狙っていたセットプレーからの2ゴールで勝ち点1をもぎ取った。試合後、小菊昭雄監督は「リスタート(セットプレー)は大きなキーになると思っていた。スタッフと選手がいろんな準備をして、たくさんのデザインの中で2ゴール取れたことがチームとして大きな収穫」と手応えを語った

 フィールドプレーヤー10人の平均身長はC大阪の176.1cmに対し、横浜F・マリノスは172.8cm。C大阪の狙いは明確だった。違いが表れたのは0-0で迎えた前半40分。MF原川力の右CKにDF進藤亮佑が頭で合わせ、劣勢が続いていたC大阪が先制点を奪った場面だ。

「相手の守備の選手たちが身長が高くないというのはあったので、キッカーの原川選手には『ゴール前で勝負させてくれ』と試合前に話していた。良いボールを蹴れる選手なので信頼して、タイミングを合わせて、マークを外すことを意識してやっていた」。

 身長183cmの進藤に対し、マークについていたMF喜田拓也は170cm。「自分としては中のタイミングを合わせるところと、しっかりボールを見るという、基本に忠実にヘディングしたらゴールにつながった」。横浜FMの長身選手はニアサイドでゾーン気味に構えていたが、ファーに飛んだボールを追うことはできず。進藤が喜田の背中を取り、“基本に忠実に”競り合った時点で完勝だった。

 また横浜FMの1点リードで迎えた後半45分、C大阪の同点ゴールもCKから生まれた。直前の同じ形のCKでは、185cmのFWアンデルソン・ロペスがニアでクリア。横浜FMが制空権を握ったかと思われたが、原川は次のキックで“その裏”を狙った。高い弾道から落ちたボールはロペスと184cmのDF畠中槙之輔の頭上を超え、172cmのMF清武弘嗣にピタリ。これでスコアは2-2となり、結果的にセットプレーが勝敗を分ける形となった。

 C大阪の小菊監督がセットプレーに手応えを語った一方、横浜FMのケヴィン・マスカット監督は葛藤を明かした。「セットプレーのところだけで考えてメンバーを選ぶことはない。ボールを握ったときにどういうサッカーをしていくかでメンバーを選んでいきたい」。シーズン開幕に向けてチームスタイルの整備を進める中、セットプレーを大きく意識した編成は組みにくい。何より実際、流れの中では完全に主導権を握っており、「支配した試合になった」という手応えもあったようだ。

 とはいえ、試合結果に直結するような課題は修正していくほかない。指揮官は「セットプレーが重要ではないわけではないし、修正しないといけないが、セットプレーに集中してメンバーを選ぶことはない。セットプレーは背が高い、小さいは関係ない。メンタルが大事になる。これからどんどん良くなっていくし、メンタルを強く持ち、セットプレーも強くできるようにやっていきたい」と改善に向けて意欲を示した。

 また決めた進藤のほうも、主導権を握られ続けた試合内容については満足した様子はなかった。「守備の時間が長くなって、自分たちの時間が作れない展開は予想はできていたけど、それでも自分たちの時間は必要だと感じた1試合になった。もっと練習の中でトライして、立ち位置だったり、パス1本の質、3人目の意識を練習から自分たちで話し合って、アイデアを出してやっていくことが必要かなと思う」。セットプレーで奪った2ゴールに満足せず、流れの中のプレーを改善していく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

 
 
横浜FM新加入A・ロペスがさっそく1G1A!! 伸びシロも予告「まだ100%ではない」 | ゲキサカ

 鮮烈な新天地デビューだった。今季から横浜F・マリノスに加入したFWアンデルソン・ロペスはJ1開幕節・C大阪戦の後半21分、FWレオ・セアラに代わって3トップの中央で途中出場。同33分に豪快なドリブル突破からFW仲川輝人のゴールをアシストすると、同24分にはこぼれ球を拾って今季初ゴールも突き刺し、1ゴール1アシストの大活躍で逆転劇を牽引した。

 これまでサンフレッチェ広島、北海道コンサドーレでプレーした経験を持ち、札幌に所属していた昨季前半戦は半年間で14試合12ゴールを記録。中国・武漢に渡った後もゴールを積み重ねていたストライカーについて、ケヴィン・マスカット監督も「ポジティブなスタートだった。C大阪がすごく深く守備をしていたが、相手が深く守備をしているときにロペスのような選手が合うと思い、投入した。彼が持っているもの、準備してきているものを出してくれた」と称賛しきりだった。

 もっともチームは終盤の失点で2-2の引き分け。当の本人に満足した様子はなかった。「悔いが残るのは引き分けのところ。勝ち点3を取れれば完璧なデビューだった」。率直に振り返ったA・ロペスは「まだ100%のコンディションではないが。日々のトレーニングと試合を重ねていけばベストコンディションに持っていける」と伸び代も予告。「次の試合もあるので頑張っていきたい」とさらなる活躍を誓っていた。

(取材・文 竹内達也)

 
 
横浜FM仲川輝人が3年ぶり開幕ゴール! 取り戻した「得点王になった時の感覚」 | ゲキサカ

 試合後、横浜F・マリノスのFW仲川輝人の言葉からは自信がみなぎっていた。「点が取れる時は“いるところにいる”というか、自然にボールが来るところにいるというのが戻ってきた。点を取っていた時の感覚を取り戻した感がある。だから点が取れたんだと思うし、この感覚を鋭くしていって、ゴールの嗅覚を高めていければ自分の目標は達成できると思う」。3年前のトップスコアラーはまさにあの年以来のリーグタイトル奪還に向け、再び量産体制に入っていく構えだ。

 0-1で迎えた後半24分、横浜FMの同点ゴールはC大阪のエアスポットを突いて生まれた。右サイドを攻め上がったDF松原健の縦パスを受けた途中出場FWアンデルソン・ロペスがゴールライン際までえぐってクロスボールを送ると、ゴール前で反応したのは仲川ただ一人。相手守備陣が一斉にボールウォッチャーとなった中、最後はワンタッチパスのようなシュートでゴールに押し込んだ。

 シュート自体はたしかに簡単なものだった。ただ、そこにいたことに何より大きな価値があった。ゴール前までロジカルに攻める横浜FMのスタイルにおいて、クロスボールからの“ごっつぁんゴール”は理想的な攻撃パターン。自身が右ウイングで得点王に輝いた2019年も、左ウイングとセンターフォワード兼任だったFW前田大然が得点王を獲得した昨季もそうだった。

「今日、点を取ったようにクロスに合わせる形をすれば点が取れると思うし、大然も中で中でとやっていって点が取れるようになった。セカンドストライカーというか、ニアで潰れて入っていく形も監督が言っていたので、それを体現できたと思う。そしてそれを続けることができればと思う」。

 右サイドにはMF水沼宏太、FWエウベルが揃っていることもあり、今季の仲川は左サイドからのスタート。「右サイドでは巻きシューがあったけど、右と違って左の得点のイメージは……」と不慣れなのは認めるところだ。しかし、サイドバックも絡んだ崩しに加えて、クロスに飛び込む形から得点まで奪えたことで、一定の仕上がりを表現することができたと言える。

「マリノスで点を取る時はああいうシーンが多くなるのがウイングの仕事。ウイングが点を取るときはペナルティエリア内というか、ペナルティマークくらいまで中に入っていくと点が取れる。自分が得点王になった時の感覚というか、自然とゴール前に身体が入っていった」。開幕戦でのゴールは得点王に輝いた19年以来3年ぶり。2-2のドローで勝ち星こそ落とした横浜FMだったが、悲願のタイトル奪還に向けて背番号23の本領発揮は大きな収穫となりそうだ。

(取材・文 竹内達也)

 
 

フットボールチャンネル

アンデルソン・ロペスは「まだ完全ではない」!? 1得点1アシストの衝撃デビュー、横浜F・マリノスに驚愕の新エース登場 | フットボールチャンネル

— 途中出場で1得点1アシストの衝撃デビュー

 圧巻のパフォーマンスだった。

 2022年のJリーグ開幕戦が19日に行われ、横浜F・マリノスとセレッソ大阪は2-2で引き分けた。

 マリノスは前半の40分にコーナーキックからDF進藤亮佑にゴールを許し、1点を追いかける展開に。そんな中、66分にピッチへ送り出されたのがFWアンデルソン・ロペスだった。FWレオ・セアラに代わって3度目のJリーグデビューを果たしたストライカーは、驚異的な活躍を披露する。

 まずは投入直後の69分、ペナルティエリア右手前でボールを受けたアンデルソン・ロペスは4人に囲まれながらドリブルで仕掛け、相手ディフェンスが股を開いた一瞬を見逃さずに中央へ折り返す。そしてゴール前でFW仲川輝人が押し込み、マリノスが同点に追いついた。

 さらに78分、今度は自らゴールネットを揺らした。ペナルティエリア手前で相手の中途半端なクリアボールを拾うと、滑りながらも左足でシュートを放つ。相手DFに当たったボールは勢いを失うことなく、ゴールへと吸い込まれていった。

 本人の言葉やケビン・マスカット監督のこれまでの話の内容を総合するに、まだ調整段階だと思われていた助っ人ブラジル人ストライカーは、途中出場からの1得点1アシストで一気にスコアをひっくり返した。最終的には90分に再びコーナーキックから失点して追いつかれてしまうが、アンデルソン・ロペスのインパクトは薄れない。

 試合後、オンラインで取材に応じた新11番は「勝ち点3を取れたら完璧なデビューだったと思う。雰囲気もすごくよかったし、デビューできたこと、チームに少しでも貢献できたことはすごく嬉しい」とマリノスデビュー戦を振り返った。

 この言葉からもわかる通り、アンデルソン・ロペスは非常に謙虚だった。際立った結果を残しながらも「悔いが残るのは引き分けのところ」と、チームに勝利をもたらせなかったことを残念がっていた。

 アシストの場面に関しても「ペナルティエリア付近でボールをもらって、そこで相手の逆を突いてクロスを入れたところに、テル(仲川)がいいポジションを取ってくれていて、ゴールになった」と、あくまで得点を挙げたチームメイトを称える。自らのゴールシーンも「相手に当たって、それでも入ってくれたのでよかった」と喜びは控えめだった。

 当初は「プレーしたことがない」左ウィングでの起用も予想されていたが、蓋を開けてみれば「右ウィングかトップの方が気持ちよくプレーできる」と話していた通り、1トップの位置に入った。ボールを持てば積極的に仕掛け、ゴールに向かって突き進んでいく。攻撃から守備への切り替えも早く、相手ボールホルダーへのプレッシャーも怠らない。

 スピードやパワー、足もとのテクニックだけでなく、献身性や高いシュート技術も兼ね備えていることを迫力満点のプレーの数々で存分に示した。破壊的な突破力と優れた戦術理解力は、今季のマリノスにとって大きな武器となるに違いない。

 ケヴィン・マスカット監督も「本当にポジティブなスタートでした」とアンデルソン・ロペスに賛辞を惜しまない。

「(後半途中から)交代出場して、『相手が疲れているからロペスはうまくいったんじゃないか』と思う人がいるかもしれませんが、それは関係ないです。相手がすごく深く守っていたので、そうなったらアンデルソン・ロペスのような選手がすごく合うのではないかと思い、投入しました。その中で、彼が持っているもの、今日までに準備してきたものをしっかりパフォーマンスとして出してくれていました」

 スペースの少ない局面でも強引に突破口をこじ開けることができ、スペースが豊富にある場面では抜群のスピードやパワーを生かしたダイナミックな動きが光る。そんな迫力満点のプレーでファン・サポーターのハートを掴んだ新エース候補だが、マスカット監督は「まだまだ彼が完全ではないのは明らか」と言い切る。

 なんと恐ろしいことか。

 アンデルソン・ロペスは今月9日のチーム合流直後の取材の中で「マリノスではたくさんのゴールを決める自信がある、すごくいいシーズンになるんだろうという予感がしている」と話していた。セレッソ戦のパフォーマンスが「完全」から遠いものだとしたら、完璧なコンディションを取り戻した時にどんな姿になっているか、期待ばかりが膨らんでいく。

「正直まだ100%のコンディションではないけど、試合を重ねていけばベストコンディションに持っていけると思うし、あとは日々の練習によって、僕のベストコンディションに持っていけると思う。今日の試合に関しては、チームに貢献できたことは嬉しいけれども、引き分けで終わったのが悔しい」

 向上心に満ち溢れるアンデルソン・ロペスは、対戦する相手チームを震え上がらせることになるだろう。少なくとも現時点では、今季のJリーグを席巻するであろうポテンシャルの一端しか見せていない。これからの進化がますます楽しみになる30分間だった。

(取材・文:舩木渉)

 
 

サッカー批評Web

アンデルソン・ロペスが横浜F・マリノスデビュー!「1G1A」の衝撃プレーも「まだ完全じゃない」【J1開幕節・横浜F・マリノス対セレッソ大阪】 | 概要 | Jリーグ・国内 | ニュース | サッカー批評Web

■2月19日/J1第1節  横浜F・マリノス 2-2 セレッソ大阪(日産)

 リーグ優勝を目標とする横浜F・マリノスは日産スタジアムで開幕戦を迎えたが、悔しいドロー発進となった。

 2021年得点王のFW前田大然、MF扇原貴宏、DFチアゴ・マルチンスといった昨季の主力がいなくなっても、アタッキングサッカーは健在だ。試合開始とともにセレッソ大阪を圧倒し、次々とシュートを放っていく。先発メンバーに新加入選手の名前はなかったものの、テンポよくボールを回してその影響を感じさせない内容だった。

 しかし、内容と結果が伴わないのがサッカーだ。前半終了間際の40分、桜色のユニフォームが先制する。DF進藤亮佑が、横浜のセットプレーの弱点をついた形でコーナーキックを合わせてゴールネットを揺らしたのだ。

 その後、マリノスはさらに攻撃の圧を強めるが、なかなかゴールに至らない。そんな状況を打破したのは、背番号11だ。すでにキャンプインしていた2月に加入したアンデルソン・ロペスは、66分にレオ・セアラと交代でピッチに立つと、わずか3分後に魅せる。

 ボールを受けると、巧みなステップでセレッソ守備陣4人を一気に引き付ける。さらに、ゴール前にいた守備者2人の視線もくぎ付けにした状態で一瞬のすきをついてグラウンダークロスを上げると、そこで待っていたのは完全にフリーの仲川輝人。“ハマのGTR”は押し込むだけ、というゴールをお膳立てしてみせた。

■1G1Aも「「まだコンディションは100%ではありません」」

 アンデルソン・ロペスの活躍はこれだけではない。78分、相手選手がクリアしようとしたボールをペナルティエリア内でカットすると、体勢を崩しながらもシュート。これが相手選手に当たりながらもゴールに吸い込まれたのだ。

 1G1Aという結果だけでなく、そのテクニックやフィジカルの強さも随所に見せた衝撃のマリノスデビュー戦となったが、チームは終盤に追いつかれて結果はドロー。試合後には「引き分けに終わったことは悔しいです。やはり悔いが残ります」と悔しさを見せた。そればかりか、「まだコンディションは100%ではありません」と恐ろしい発言までしてみせた。

 次節は23日、日産スタジアムに川崎フロンターレを迎える。今季の優勝を得るためには絶対に負けられない相手である。衝撃のデビューを果たした背番号11が、王者相手に火を噴く。

 
 

Goal.com

横浜F・マリノスとセレッソ大阪の開幕戦は両者譲らずドロー決着! | Jリーグ | Goal.com

【Jリーグ(J1)結果】明治安田生命J1リーグは2月18、19日に2022シーズンの開幕節が開催され、日産スタジアムでは横浜F・マリノスとセレッソ大阪が対戦。

明治安田生命J1リーグでは19日、開幕節の横浜F・マリノスvsセレッソ大阪が行われた。

昨季2位だった横浜FMと12位だったC大阪による一戦。横浜FMが仲川輝人やマルコス・ジュニオールら昨年からの主力をスタメン起用した一方、C大阪は清武弘嗣や乾貴士らに加えてアビスパ福岡から復帰したブルーノ・メンデスを再デビューさせた。

一進一退の攻防が続く試合では23分、左サイドでボールを持った丸橋祐介が足下にピタリと合わせるアーリークロスを供給。加藤陸次樹がネットを揺らしたがオフサイドの笛が吹かれ、C大阪の得点とはいかない。

時間が経つにつれて押し込まれ気味となるC大阪だが、40分に右CKを獲得。原川力のキックに進藤亮佑が下がりながら頭で合わせると山なりのボールがGK高丘陽平の頭上を抜いてゴールに吸い込まれた。

リードして後半を迎えたC大阪だったが早々に危機的な状況に陥る。ボックス右でボールを持ったM・ジュニオールが西尾隆矢と交錯して転倒し、PKの笛が吹かれた。しかし、自らキッカーを務めたM・ジュニオールのキックはGKキム・ジンヒョンがセーブする。

それでも互いに選手を入れ替えて迎えた69分に横浜FMが歓喜に沸く。途中出場のアンデルソン・ロペスがドリブルでボックス右に侵攻して中央に折り返すと待ち構えていたのは仲川。フリーの状態で合わせて難なく同点弾を奪取した。

そして78分、ボックス内で混戦となったところでこぼれたボールにA・ロペスが反応。放たれたシュートは進藤に当たって軌道が変わり、GKキム・ジンヒョンの対応かなわず横浜FMが逆転に成功する。

C大阪は直後に選手交代を敢行し、加藤に代えて北野颯太を投入。17歳6カ月6日で起用された北野は、柿谷曜一朗(16歳10カ月23日)、西川潤(17歳20日)に次ぐクラブ史上3番目のJ1年少出場となった。

すると試合終了間際の90分、C大阪は左CKを獲得。またしても原川が精度の高いボールを蹴り込むと今度は清武が頭で合わせて土壇場の同点弾をマークした。そのまま試合が終了し、開幕節は互いに譲らない展開でドロー決着となっている。

 
 

theWORLD

パス成功率87%を記録する完成度の高いビルドアップを披露も…… 開幕戦で見せたマリノスの強みと弱み|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

— 強みと同時に弱みも出てしまった

19日に行われた明治安田生命J1リーグ第1節横浜F・マリノス対セレッソ大阪の一戦は壮絶な打ち合いの結果、2-2のドローとなった。

2019年シーズン以来となるリーグタイトルの奪還を目指すマリノスとしては痛い引き分けとなってしまった。新加入アンデルソン・ロペスの投入から一気に2-1と逆転していただけに、終盤での失点は改善が必要になる。

特にセットプレイの対応は何か策を講じたい。1失点目は170cmの喜田拓也がマークに付いていた183cmの進藤亮佑に上からヘディングでゴールを決められてしまっている。これは明らかなミスマッチであり、こういった体格差のあるマーク設定は改めたい。2失点目は原川力の正確なキックと清武弘嗣のボックス内での強さを褒めることになるが、元はといえばセンターバック畠中慎之輔のビルドアップでのミスから始まっている。組み立てでのミスはこの場面くらいしかなかったが、こういった大事な場面ではセーフティにプレイしたい。新加入のエドゥアルドもベンチ入りしており、今後CBのポジジョン争いはより熾烈になるだろう。

守備には問題を抱えるも、後方からのビルドアップはさすがのクオリティだったといえる。どの選手もパス精度が高く(チームでのパス成功率87%は開幕戦では全チームトップ)、テンポよくボールをつなぎセレッソを押し込んでいた。アタッキングサードでの創造性はまだまだ改善が必要だが、相手を押し込むことに関してはJリーグではトップクラスだ。そのアタッキングサードもロペスの個人技から2ゴールを奪っており、シーズンが進むにつれてより連携が深まることになるか。

試合後の取材にてケヴィン・マスカット監督がオフシーズンでの準備は十分ではなかったと語るも、ビルドアップでは開幕戦からエンジン全開だったマリノス。シュート数23本枠内シュート9本と好機は作れており、今後は決定機の向上とセットプレイでの守備対応を改善したい。

 
 

スポルティーバ

清武弘嗣も脱帽。横浜F・マリノス、変幻自在の攻撃で優勝時の強さが復活|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

「(横浜F・)マリノスはすごく強かったですね」

 試合後のリモート会見で、セレッソ大阪のMF清武弘嗣は、正直にそう振り返っている。試合終了間際、自らのヘディングシュートで劇的に追いついたというのに、敗者のような口ぶりだった。世界で戦ってきた男には、うまくいかなかった試合を都合よく上書きする嘘はつけないのだろう。

「マリノスは立ち位置、ポジション取りがよくて、自分たちも勉強になったというか……。(セレッソも)ボールを受ける位置、サポートの意識を上げていかないと、正直、毎回この試合はきついと思います。たとえばうしろからつなげるところで、1メートル、2メートルのポジションの違い、それぞれが顔を出す必要もあるし、強く(プレスに)来られても(ボールを)失わない技術やメンタルも(必要になる)……」

 引き分けに終わった横浜F・マリノスは、圧勝すべき試合で自ら苦しんだと言えるだろう。

 2月19日、日産スタジアム。J1開幕戦で横浜F・マリノスはセレッソ大阪を本拠地に迎えている。

 各選手の距離感がよく、練度で圧倒的に上回り、押し込み続けた。ボール回しで先手を取っただけでなく、失ったあとの反応も速く、ポジションでもアドバンテージを取っていた。昨シーズン終盤は、前田大然の得点力に頼りすぎて、ポジショニングやパス回しが雑になり、試合を優位に展開できなくなっていたが、明らかな変化があった。

 ひとつ大きいのは、水沼宏太の先発起用だろう。昨シーズンは先発出場わずか1試合ながら、リーグ2位のアシストを記録。右サイドからピンポイントで合わせるクロスは絶品だが、それ以上にインサイドに入ってプレーメイクもできる。ボランチと数的優位を作って、サイドバックを上げて幅を作るという知性を感じさせるプレーを得意としている。

 セレッソ戦も、右から中央にかけてのパス交換でプレーの渦を作った。15分にはマルコス・ジュニオールらと短いパスを何本もつないだ後、逆サイドへ展開し、松原健のシュートに至る場面があったが、チームとしてパス本数が目立って増えた。32分には、裏に出たボールを水沼が右サイドから狙いすまして折り返し、決定機を演出している。

【「目指すサッカーができている」】
 攻撃は変幻になって、選手編成は異なるが、2019年にJリーグ王者に輝いた時に戻ってきた。

「開幕戦で、マリノスの価値を示せた」

 横浜FMのケヴィン・マスカット監督の言葉だ。

「正直、プレシーズンは順調だったわけではなく、限られた練習試合のみ。やれるだけの最大限をやってきた。それでも(セレッソ戦は)試合を支配し、敵陣でボールを握っていいサッカーを見せることができた。試合を重ねることでもっとよくなるだろう」

 しかし、先制点を喫したのはマリノスだった。

 前半40分、セレッソは乾貴士がカウンターを発動させ、ひとりで3人を外して持ち上がり、ラストパス。加藤陸次樹のシュートはディフェンスに当たってCKになった。原川力がファーに蹴ったボールを、進藤亮佑が喜田拓也の上から頭で叩いてネットを揺らした。

 マリノスは守備ラインを次々に突破されたのが問題だった。まず、敵陣で松原がボールを失ったあと、再び奪い返し切れていない。そして乾につながれた後、ボランチの2人が一発で続けて飛び込み、簡単に抜け出させてしまった。この時点で、守備は崩されていた。CK時のマーキングで、喜田が長身の進藤についたミスマッチ以上に、守備判断に修正すべき点があった。

 後半も横浜FMは終始、攻め続けている。アンデルソン・ロペス、エウベルの投入でチーム力の差も見せつけ、波状攻撃を展開。後半24分にA・ロペスの折り返しから仲川が同点弾、33分にはA・ロペスがこぼれたボールを相手に当てながら左足で決めた。

「自分たちが目指しているサッカーを表現できて、開幕戦としてはよかったと思います。キャンプからやってきたことを出せました」

 2019年のリーグMVP・得点王である仲川輝人は、試合後にそう説明している。

「マリノスは、ウイングがペナルティマークくらいまで入って点を取る形が多い。(今日のゴールも)自然とゴール前に入っていけた感じでした。得点王になった時の感覚が戻ってきたので、この感覚を鋭くできるように……」

 しかし終盤、横浜FMはセレッソのなりふり構わない攻勢に受けに立ってしまった。プレー判断の悪さが目立ち、不必要なセットプレーをいくつも与えている。まるで自らのクビを絞めているようだった。そして後半45分、原川の左CKをゾーンディフェンスの間にうまく入った清武に合わせられ、土壇場で追いつかれた。

 サッカーをレッスンするような試合展開だったが、横浜FMは勝負の厳しさを教えられたとも言える。ただ、開幕戦としては明るい内容だった。今後は、この日は出場機会がなかったエドゥアルドなど新加入組も含め、豊富な戦力をどう差配するか――。ほのかにではあるが、「強い横浜F・マリノス復活」の匂いが漂っていた。

 
 

フットボールゾーン

前田大然とチアゴ退団の影響は? 横浜FM、元日本代表DFが開幕戦で感じた収穫と課題 | フットボールゾーン

【栗原勇蔵の目】開幕戦ではハイライン・ハイプレスのスタイルは機能し切らず

 新シーズンに王座奪還を狙う横浜F・マリノスは、2月19日に行われたホームでのJ1開幕節・セレッソ大阪戦で2-2と引き分けた。日本代表FW前田大然(→セルティック)、ブラジル人DFチアゴ・マルチンス(→ニューヨーク・シティFC)と攻守の要が抜けたなかで、ケヴィン・マスカット監督体制2年目の初陣は、元日本代表でクラブOBでもある栗原勇蔵氏にどのように映ったのか。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

   ◇   ◇   ◇

 横浜FMは昨年末にJ1得点王の前田大然、開幕前の2月上旬には守備の要であるチアゴ・マルチンスが退団。代わりに攻撃陣ではFW西村拓真(←ベガルタ仙台)とFWアンデルソン・ロペス(←武漢)、守備陣ではDF永戸勝也(←鹿島アントラーズ)、DF小池裕太(←セレッソ大阪)、DFエドゥアルド(←サガン鳥栖)らを補強した。

 開幕戦ではFWレオ・セアラ、FW仲川輝人、MF水沼宏太が3トップ、ブラジル人FWマルコス・ジュニオールがトップ下の陣容でスタート。前半40分にコーナーキック(CK)から失点して先制を許したなか、後半21分から途中出場したA・ロペスが1得点1アシストの活躍を見せて一度は逆転した。終了間際に再びセットプレーからゴールを奪われ、最終的には2-2で勝ち点1の獲得にとどまっている。

 近年、横浜FMの代名詞ともなっていた「ハイプレス・ハイライン」に影響はあったのか。栗原氏は「サッカー自体は悪くなく、コンディションが上がり切っていない選手もいるなかで最低限の結果」と語る。

「多少のピンチはあったとはいえ、守備は安定していました。攻撃に関して言えば、昨季のシーズン後半戦は(前田)大然のプレスがはまって、高い位置で攻撃してゴールを奪う形がハマっていたけど、セレッソがブロックを作って対策してきていたので、スピーディーな裏を突くサッカーをさせてもらえなかったですね」

 そのなかでは、後半21分のA・ロペス、FWエウベル投入が流れを変える1つのポイントになったという。

「ロペスとエウベルを投入する交代策はかなり効きましたね。1人で(マークを)剥がせる選手が2人同時に入り、追い回してブロックを作りながら得点が取れましたから。ゴールが決まってボールが回り始め、本来のマリノスらしいサッカーに急に変わりました。右サイドに選手がだぶついていて、先発した水沼、エウベル、左サイドで出た仲川も本当は右。サイドの最適解を見つけたうえで、ロペス、レオ(セアラ)、西村(拓真)が何点取れるか。いろんなオプションがあって、チャンスも多く訪れそうなので、今年何ゴールを奪えるかは鍵になると思います」

— 2失点を喫したセットプレーの守備は改善が必要
 一方で、栗原氏はこの日2失点を喫したセットプレーへの対応が必要だと主張する。そこには、横浜FMが標榜するサッカーに合わせたメンバー選考による“余波”も少なからずあるようだ。

「マリノスのサッカーに合う選手を選考するために、機動力タイプが増える分、高さがなくなる。それを加味して相手もメンバーを選んできます。セットプレー2本でやられているので、修正が必要な重要ポイントなのは間違いありません」

 栗原氏は、川崎フロンターレがFC東京に苦戦しながら1-0で勝利、浦和レッズが昇格組の京都サンガF.C.に0-1で敗れるなどした開幕節を受けて、「今年はどのチームが飛び抜けているとかはないかもしれない」と見解を述べる。

「開幕戦だけ見ると、どこもほぼ差がない印象でした。川崎は勝ったとはいえ苦戦して、浦和は京都、(ヴィッセル)神戸は名古屋(グランパス)に負けた。そのなかでは、(ガンバ大阪に3-1で勝利した)鹿島(アントラーズ)が良さそうですね。上田綺世と鈴木優磨は、興梠慎三と大迫勇也の2トップのようでした」

 横浜FMは2月23日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の日程による前倒し開催の第9節で川崎と対戦予定。リーグ戦開幕2試合目ながら、試金石となるビッグゲームとなりそうだ。

 
 

超ワールドサッカー

「可愛すぎる」横浜FMに援軍! マリノスケの妹、「マリン」が開幕戦でお披露目で話題に【超ワールドサッカー】

横浜F・マリノスを支える新たな仲間が加わった。

19日、明治安田生命J1リーグの開幕戦、セレッソ大阪戦をホームの日産スタジアムで行った。

試合は、進藤亮佑のゴールでC大阪に先制を許したものの、仲川輝人、そして新加入のアンデルソン・ロペスのゴールで逆転。そのまま勝利かと思われたが、90分にCKから清武弘嗣に決められ2-2の引き分けになった。

ドロースタートとなった横浜FMだが、試合前には大きな発表が。新たなマリノスファミリーが増えたのだ。

横浜FMは、「Jリーグマスコット総選挙2022」を制したマリノス君と、「Jリーグマスコット総選挙2020」を制したマリノスケの2人のマスコットがチームを支えてきたが、2022シーズンの開幕を前にマリノスケの妹が登場した。

名前は「マリン」。横浜FMのクラブ創立30周年を迎えた2022年に海外から日本へと帰国。兄のマリノスケが大好きな女の子だ。

試合前にはこのマリンがスタジアムに登場。羽田空港から日産スタジアムまで移動する様子がオーロラビジョンで流れ、お披露目となった。

妹の登場にはファンも「可愛すぎる」と絶賛。今シーズンは3体でしっかりと横浜FMを支えてくれることになり、グッズも販売されるとのこと。人気を博しそうだ。

 
 

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2022マッチレポート | 2月19日 vs C大阪 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第1節 横浜FM vs C大阪のデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2022/02/18 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/2/19(土)14:00KO J1第1節 横浜F・マリノスvs.セレッソ大阪@日産スタジアム ※観客上限20,000人/ビジターあり
 
 

今週の他会場など


 
 

 
 

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