【試合結果まとめ(1○3)】2020/9/27(日)19:00KO J1第19節 柏レイソルvs.横浜F・マリノス@三協フロンテア柏スタジアム



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2020 明治安田J1 第19節 vs柏レイソル | 2020 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「本当に素晴らしいゲーム内容でした。前半はタイトな形で、チャンスをつくりながら、なかなか得点に結びつくことはできませんでした。
後半は、強くスタートして前方向に行き、そしてチャンスをたくさんつくって、それをしっかりと結果としてゴールに結びつけました。
F・マリノスのサッカーという部分でも、強さを出してアグレッシブにやれたと思います。選手たちが本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれました」

質問:2試合連続の逆転勝利について。
「強いメンタリティーで、選手たちが最後の最後まで戦ってくれた結果だと思います。セットプレーで、久々に失点をしてしまいましたが、選手たちが落ち着いてやってくれました。この部分が大きかったと思います。
3点は取れましたが、もっともっと点が取れるチャンスもつくりました。本当に良い内容で試合を終えることができました」

質問:後半の選手交代の意図と、その評価を教えてください。
「交代してくれた選手だけではなく、全員が良いパフォーマンスをしてくれたと思います。
交代の意図としては、まず松原がケガをしたと聞いて、扇原と交代させました。そして喜田を3バックのセンターにしました。
前では、エリキのスピードを生かしながら、前にスペースがあるので、そこに入って行こう、攻めて行こうと話しました。そして前田も、よりスピードをもって相手にプレッシャーを掛けてくれました。
この逆転勝ちは、前半に皆がハードワークしたことが後半に報われたのだと思います。努力がしっかり結果として戻ってくるというところを選手たちは信じてプレーてくれました」

質問:2点目、逆転のゴールですが、笛が鳴るまでやり切ろうというF・マリノスの姿勢が表れた素晴らしいゴールだったと思います。
「本当に強いメンタリティーでプレーできたと思います。スピーディーに、しっかり前方向にアグレッシブに行こうという部分を、選手たちがしっかりとピッチ上で表現してくれました。
特に自分たちがボールを握っているとき、後ろでもたつくことなく前方向に素早くボールを送り、そして裏も何度か突破できました。そういうところからチャンスもつくり出しました。そういう部分も、本当に選手たちがアグレッシブにやってくれた結果だと思います」

質問:去年の良い時のF・マリノスに段々近づいて、首位を追いかける手応えがつかめているのではないでしょうか。
「自分たちのスタイルを信じて、最後の最後まで戦うことが大事だと思います。順位とか、勝点がどれだけ離れているかとか、考えている暇はありません。試合は、もう水曜日にあります。
今日の試合後、まだ詳細は聞いていないのですが、一人、二人、ケガ人が出てしまっていると思います。このような中、どうやって選手をローテーションしながら、どうやって水曜日に向けてやっていくのか。自分は、そこしか見ていません。
最後の最後はどうなっているのかは、わかりません。自分たちが集中しなければならないのは、次の試合なんです。そこに向けて、しっかり準備するだけです」

選手コメント

エリキ

「F・マリノスファミリーを象徴するゲームでした。最後まで諦めず、ハードワークをして助け合いました。相手に先制されて追いかける難しい展開でしたが、しっかり勝点3を取れて嬉しく思います。

(今日で5戦連続得点と好調ですね)
僕だけでなくチームの調子がいい。監督が思い描くサッカーができている。守備陣も堅く守ってくれているおかげで、前へ攻撃できていると思います。今後もこれを続けて、しっかり勝ち続けることが大事だと思います」

前田 大然

「(後半、どのような意識で入りましたか)
負けていたので、何とかして1点取って、そして逆転しようと思って入りました。ゴール以外のプレーは本当に全然ダメでした。でもゴールを取れて良かったと思います。

(ゴールについて)
中に入ってくると思ったので、本当に流し込むだけでした。今、チームは良い調子で来ているので、またしっかりゴールを取って、チームの勝利に貢献できればと思います。

(良く走って守備にも貢献していました)
チームが勝つために自分が何をすればいいかというのを考えて、こういうスタイルになっていると思うので、チームが勝つために僕は走っているのだと思います。少しでもチームの助けになればと考えています。
前半は前の選手が横並びになっていたので、外から見ていて、間に入ればもっとチャンスになるかと思っていました。後半は、うまく間に入ってしっかりプレーできたと思います。
また、すぐ試合があります。レイソルとも10日後にまた試合があるので、しっかり勝てるようにしたいと思います」

小池 龍太

「(柏のこのスタジアムでの試合を)
すごく楽しみにしていた試合ですし、帰って来れたことが嬉しくて。その中で、しっかりF・マリノスの一員として自分の姿を見せること、チームが勝つこと、そして良いパフォーマンスをすることを意識し、集中して90分間、戦えたと思います。

(後半に修正した部分について)
ボクたちは、前半から90分間を通してやることは変えません。そこの強みが後半に出たと思います。速いテンポで全員が関わるサッカーをすることによって、相手の疲弊というのが後半に出てきます。前半からやり続けたことが、後半のパワーにつながったのだと思います。
自分たちのサッカーを本当に突き詰めてやっていますし、出た試合で結果が出さないと試合には出られなくなると考えています。皆が、一人一人がライバルとして、すごく高いモチベーションでやっています。そういった中、ここ4試合連勝できているということは、みんなで切磋琢磨し合って好パフォーマンスを出せている一つの要因かなと思っています。

(前半、主導権は握りながらもなかなか決定機までいけなかったようでしたが)
ハーフタイムで、相手がハイラインというか、しっかりプレスを掛けてきているぶん、自分たちでつくっている裏のスペースがあるというのは、ボスの方から言われました。そういった空いているスペースをどんどん使っていこうという指示を受けました。そういったところを意識共有できたことが、相手の嫌なところを突けた要因だと思っています。
途中から入ってきた選手たちも、すごく良い準備をしてくれています。少しの時間でもしっかり結果を残そうと、モチベーションを高く持っています。チームのために疲弊している選手たちを助けようという気持ちも大きいと思います。そういった選手たちのおかげで、さらにパワーを持って戦えていると思います」

Jリーグ.jp

【公式】柏vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2020年9月27日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 2,715人

選手コメント

小池 龍太

--日立台での柏との古巣戦について。
すごく楽しみにしていた試合ですし、日立台に帰ってこられたことはすごくうれしいです。マリノスの選手として、しっかりと自分の姿を見せることと、集中して良いパフォーマンスをして勝つことを意識して90分間戦えたと思います。前半から90分間を通して同じパフォーマンスを目指すことは変わりません。その強みが後半に出ました。速いテンポで全員がボールに関わるプレーをすることによって、相手の疲弊が出てきたと思います。それを続けたことが後半のパワーにつながりました。

自分たちは、“自分たちのサッカー”を本当に突き詰めようとプレーしています。出た試合で結果を出さないと、試合に出られなくなるので、みんな一人ひとりがライバルとして高いモチベーションを持っています。4連勝できたのは、切磋琢磨し合っていることが、好パフォーマンスを出せたからだと感じています。出ている11人、ベンチに控えている選手、試合に来られなかった選手が次の試合に向けて準備していますし、そういうところが勝つ要因だと感じています。誰が出てもマリノスのサッカーができますし、それを準備させるボス(アンジェ ポステコグルー監督)の影響力もあって、4連勝につながりました。これからも全員で戦っていきたいです。

前田 大然

負けていたので、なんとか1点取って逆転しようと思って入りました。ゴール以外のプレーは全然ダメでしたが、ゴールを取れて良かったです。(ゴールシーンは)中に入れば来ると思っていたので、流し込むだけでした。

(横浜FMでの2得点は)少ないと感じていますが、チームが良い調子なのでゴールで貢献していきたいです。前半は1トップ2シャドーが横並びになっていました。もっと間のスペースに入ればいいと感じていて、そのプレーができました。柏とまた対戦するので、次も勝てるように頑張ります。

 
 

Twitter / Istagram


 
 

YouTube


ハイライト|J1リーグ第19節|vs柏レイソル – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 復帰の仲川、3得点絡むも再び大腿裏負傷 ラストプレーで…試合後は担架― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田生命J1リーグは各地で6試合が行われ、横浜はアウェーで柏に3―1と逆転勝利し、4試合連続となる3得点で今季初の4連勝とした。太腿裏の負傷から3試合ぶりに復帰したFW仲川輝人(28)は、後半開始から出場し、全3得点に絡む活躍。だがラストプレーで再び太腿裏を負傷し、30日の次節ホーム鳥栖戦の出場に黄信号がともった。

 復帰明けの仲川が途中出場から主役となった。「相手にとって嫌な動きをしていければチームも勢いづく」と話した背番号23。まずは0―1の後半32分、素早いスプリントからFWエリキの5試合連続ゴールをアシスト。5分後にはDFと競ってオウンゴールを誘発し、最後はクロスでFW前田のダメ押し点を演出した。DFラインの背後のスペースを活用する狙いで投入され、フル回転した。

 だがラストプレーで悪夢が襲った。ティーラトンからのパスに走り込み、ライン際のボールを蹴り出したところで再び太腿裏を負傷。試合後は担架で運ばれた。5連勝を狙う鳥栖戦への代償は大きいが、ポステコグルー監督は「素晴らしい内容で試合を終わらせることができた」と絶賛した。

ニッカンスポーツ

横浜が後半3発逆転、柏先制も後手/柏-横19節 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスが逆転勝ち。0-1の後半32分、ゴール前へ切り込んだ仲川のパスをエリキが右足で直接決めた。同37分には速攻からオウンゴールを誘い、終了間際に前田が決定的な3点目を奪った。

柏レイソルは後半に運動量が落ち、後手に回った。

サンケイスポーツ

横浜M、今季初の4連勝 ポステコグルー監督「素晴らしい内容」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第19節最終日(27日、柏1-3横浜M、三協F柏)横浜Mは0-1の後半32分から3点を挙げて今季初の4連勝。後半に仲川、前田らスピードのある選手を投入し、柏が高く張った守備ラインの裏のスペースをしつこく攻めた。ポステコグルー監督は「素晴らしい内容で試合を終えられた」と逆転劇を喜んだ。

 後半37分の2点目は早いリスタートからの速攻でエリキが抜け出し、柏のオウンゴールを誘った。パスを出した小池は「空いているスペースをどんどん使っていこうと共有した。相手の嫌なところを突けた」と自賛した。

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】柏1-3横浜|MOMは2得点に絡んだエリキ! 同じく採点「7」で高評価したのは… | サッカーダイジェストWeb

【チーム採点・寸評】
柏 5
セットプレーで先制し、75分までは守備でよく耐えた。しかし、相手の攻撃を受け続け、結果的にはジャブが響いた終盤に3失点して逆転負けしてしまった。

横浜 7
曖昧なゾーンディフェンスで稚拙な失点をしたが、それを打ち消すほどのゴールラッシュで鮮やかに逆転。どの得点も崩しのクオリティは目を見張るものだった。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 梶川裕嗣 6
失点シーンではオルンガのシュートにわずかに反応が遅れて止められず。ただ、高い位置を取って最終ラインの裏をよくカバーしていた。

DF
13 チアゴ・マルチンス 6
前半はリベロでプレーし、流れのなかではマッチアップしたオルンガに裏を取られなかった。後半は右ストッパーに移って無失点に貢献した。

27 松原 健 6(HT OUT)
守備ではカバーリングを、攻撃では正確なフィードを披露した。ポステコグルー監督によると「怪我をしたので交代」だったという。

15 伊藤槙人 6
49分には江坂との1対1で見事に防ぐ。的確な守備対応をしていて、ビルドアップも悪くなかった。

2020年もJリーグが熱い!DAZNは全試合LIVE配信!1か月無料体験はこちら
MF
25 小池龍太 6.5
82分、素早いリスタートから、相手の隙を見逃さずにエリキへ絶妙なスルーパスを送る。そこから逆転ゴールにつながった。

8 喜田拓也 6.5
前半はボランチの一角で、後半は3バックの中央でプレー。CBを務めた後半は無失点、加えて前後半ともにビルドアップの中心としてポゼッションを支えていた。

26 渡辺皓太 6(84分OUT)
守備の貢献度には疑問符が残るものの、中盤で上手くパスを左右に捌く。ゴールにはならずも、72分のエリキへのスルーパスは素晴らしかった。

5 ティーラトン 6
58分、カウンターでゴール前にスプリントしたまでは良かった。しかし判断とタッチを誤り、せっかくのチャンスをフイにしてしまった。

FW
MAN OF THE MATCH
17 エリキ 7(90+2分OUT)
77分にはペナルティエリア内で冷静に右足を振り抜き、貴重な同点弾を奪う。82分には相手の隙を狙って右サイドの裏に抜け出し、オウンゴールを誘発。どちらも価値あるプレーで、逆転勝利の立役者となった。

45 オナイウ阿道 5.5(HT OUT)
ポストプレーや前線からのプレスに奔走したものの、ストライカーとしての怖さはなかった。

9 マルコス・ジュニオール 5.5(64分OUT)
相手のマンマーク気味のディフェンスに苦しんでいた印象で、なかなかマークを剥がせなかった。48分のボレーも枠の外に。

交代出場
FW
23 仲川輝人 7(HT IN)
77分にはエリキの同点ゴールを、試合終了間際には前田のダメ押し弾をアシスト。どちらもプレーと判断のスピードが光った妙技だった。

MF
6 扇原貴宏 6(HT IN)
中盤の低い位置から攻撃を組み立てる。機を見た2列目からの飛び出しも効いていた。

FW
38 前田大然 6.5(64分IN)
試合終了間際、仲川のクロスに合わせてダメ押し弾をゲット。前線からのプレッシングでも貢献していた。

MF
33 和田拓也 ―(84分IN)
試合終了間際には、十分にタメを作ってから仲川へスルーパスを送り、ダメ押し弾に絡んだ。

FW
30 エジガル・ジュニオ ―(90+2分IN)
逃げ切りたい終了間際に出場し、前線で身体を張って守備にも奔走した。

監督
アンジェ・ポステコグルー 6.5
途中出場の仲川が2アシスト、前田が1ゴールと活躍。交代策が見事に的中した。

 
 
アグレッシブに攻め続けた横浜が3-1で柏に逆転勝利! 2得点に絡んだ勝利の立役者は… | サッカーダイジェストWeb

 J1リーグの柏レイソル対横浜F・マリノスが9月27日、三協フロンテア柏スタジアムで行なわれ、アウェーの横浜が3-1で勝利した。

 両チームともにフォーメーションは3-4-2-1でスタート。マンツーマン気味で守ってくる柏に対し、ボールを保持する横浜はパスの出しどころを探すばかりで序盤は攻めあぐねる時間が続いた。

 一方で柏は、ボールを奪えばまずはオルンガにパスを預け、1トップを起点に攻撃を仕掛ける。そうしてシャドーの仲間隼斗や江坂任がゴールに迫るも、どちらも決定的なシュートではなかった。

 横浜はその後もしぶとく攻め続け、1対1の局面で徐々に相手を剥がせるようになると、次第に敵陣深くまで押し込んでいく。しかし、ゴール前で身体を張る柏の守備を崩しきれない。

 我慢の時間帯を耐え抜いた柏は、40分にチャンスをモノにする。左CKでキッカーの三丸拡が正確なボールを送ると、オルンガがヘディングで合わせてネットを揺らした。

 後半に入っても、アグレッシブに攻め続ける横浜の姿勢は変わらない。58分には素早いアタックで相手ゴール前まで迫ったものの、これもギリギリで柏DFの古賀太陽にブロックされた。

 依然として攻め続ける横浜は、77分についに同点弾を奪う。ペナルティエリア手前のルーズボールにいち早く反応した仲川輝人が相手をかわしてエリキへラストパスを送ると、助っ人FWはゴール右にシュートを決めた。

 同点に追いついた横浜が畳み掛ける。82分、エリキが右サイドの裏へ抜け出し、中央の仲川へ折り返しのボールを送ると、最後はブロックに入った大南拓磨に当たってボールがゴールへ吸い込まれた。

 その後は試合終了間際に途中出場の前田大然が加点し、アグレッシブに攻め続けた横浜が3-1で逆転勝利。とりわけエリキは2得点に絡むパフォーマンスで、勝利の立役者となった。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

 
 
【柏×横浜】身長差は23センチ。喜田拓也対オルンガで明白なミスマッチが起きた後半に、横浜が3-0で快勝したワケ | サッカーダイジェストWeb

— 攻撃重視の采配が奏功した「3-0」だった

 サイズだけで言えば、誰がどう見ても明らかなミスマッチである。前半、柏に1-0でリードされた横浜は、後半開始からFWオナイウ阿道に代えてFW仲川輝人を、DF松原健に代えてMF扇原貴宏を投入。そして前半はボランチの喜田拓也が3バックの中央に移り、オルンガとマッチアップした。身長は前者が170センチ、後者が193センチで、その差は23センチ。体格で喜田が不利なのは明白だ。

 結果的に後半のスコアは横浜が3-0として、合計スコアでは3-1と逆転勝利。喜田対オルンガで明白なミスマッチが起きた後半に、横浜が無失点に抑えて、鮮やかに3得点を奪った要因はなんだったのか。

 柏としては、もちろんミスマッチを狙っていた。左ウイングバックの三丸拡は言う。

「特に僕のポジションからしたら、どんどんクロスを上げることを狙っていました。後ろからも、高さのミスマッチを突いていこうと話もしていた」

 後半の立ち上がりこそ、柏がオルンガを起点にやや攻勢に出た。しかし「ただ入れるだけではなくて、そのこぼれ球を拾うなど、そういう動きが少なかった」と三丸が振り返るとおり、徐々にセカンドボールを拾えなくなる。

 そうなれば横浜が俄然強い。こぼれ球を拾えば、すかさず扇原貴宏や喜田拓也らを中心にビルドアップ。ポゼッション率を高め、徐々に敵陣に押し込んだ。そしてラスト15分で怒涛の3ゴール。ミスマッチを気にするよりも、むしろボランチが本職の選手を最終ラインに置いたことのほうがポイントだったのかもしれない。

「1-0で勝っていて試合を進めるなかで、チームとして重心を後ろに置き過ぎた、(オルンガを)孤立させすぎた。パスの距離が長くなってしまったのもあると思います。そこも試合状況の勝ち負けにかかわらず、変えない部分は変えずにさらに追加点を取りに行く姿勢を全員で共有して、やっていくことが必要かと思います」(三丸)

 柏としては三丸の弁が正しいが、横浜からすればアンジェ・ポステコグルー監督が「後半は前方向への強さをゴールに結びつけ、素晴らしいパフォーマンスだった」と胸を張ったとおり、攻撃重視の采配が奏功した「3-0」だった。

— ミスマッチというウィークポイントは悪目立ちしていない

 終わってみれば、そもそも喜田とオルンガが対峙した回数は少ない。後半に横浜が3得点を奪った要因のひとつは、喜田をCBに移した采配であることは言わずもがなだが、無失点も攻撃を重視して敵陣に押し込んだおかげだった。だからこそ、ミスマッチというウィークポイントは悪目立ちしていない。

 この試合で柏は、横浜と同じ3-4-2-1のシステムを採用し、ミラーゲームで挑んだ。確かに後半途中まではマンツーマン気味のディフェンスが効いていたし、他の試合にも目を向ければ、前節は同じ戦い方で札幌に1-0と勝利している。相手を研究し、敵の長所を消す采配は間違いなく重要だ。

 一方で横浜は、“自分たちのサッカーの強みはどこにあるのか”という点をなによりも重要視したことで、鮮やかな逆転劇を披露した。指揮官によると「松原は怪我をしたので交代させた」そうだが、そもそもDFをベンチに置いていない点や、ミスマッチを気にしてウイングバックを下げて4バックにするような真似をしない点からも、攻撃重視の志向が垣間見える。つまり、アタッキング・フットボールの美学を見せつけた勝利だったのだ。

 選手やチームスタイルは千差万別なので、相手を研究して敵の長所を消す戦い方も悪くない。ただ、どのクラブにも強みはあるもので、柏のそれは得点ランキングトップのオルンガや、“トップ下でこそ最も輝く”江坂任といった前線のタレントだろう。彼らは、敗れた横浜戦はもとより、勝利した札幌戦でさえ、ミラーゲーム用の3-4-2-1システムでは流れのなかのプレーで迫力を失ってしまっている。

 横浜は4連勝を飾り、まだまだ勢いが続きそうな良好な雰囲気が漂う。一方で柏は軌道修正できるか。ネルシーニョ監督は「相手のクオリティを認めざるを得ない結果」、「相手の長所が引き立った結果」と横浜の実力を認めた。名将がこの試合を教訓にして、次節以降にどんなサッカーを見せてくれるのか、期待して見守りたい。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

サッカーキング

【写真ギャラリー】2020.9.27 明治安田生命J1リーグ第19節 柏レイソル 1-3 横浜F・マリノス | サッカーキングげk

ゲキサカ

3試合ぶりオルンガ弾で柏先制も…4試合連続の3ゴールで横浜FMが4連勝!! | ゲキサカ

 勝ち点30で並ぶ6位柏レイソルと、7位横浜F・マリノスによる三協フロンテア柏スタジアムでの一戦は、横浜FMが逆転勝利をおさめた。

 3試合ぶりに勝ち点3を手にした前節・札幌戦(○1-0)と同じ11人でスタートした柏。札幌戦、前々節・広島戦(△1-1)に続き3試合連続で、FWオルンガ1トップにFW江坂任とFW仲間隼斗をシャドーに並べた3-4-2-1の布陣を敷いた。

 3ゴールを奪っての3連勝と好調の横浜FM。古巣戦となるMF小池龍太が4試合ぶりに先発に入った。今夏に柏から期限付き移籍中し、11試合7ゴールと結果を残しているFWジュニオール・サントスは、柏との公式戦には出場できないためベンチ外となった。
[スタメン&布陣はコチラ]

 ミラーゲームとなったこの試合で、最初のシュートは4戦6ゴールのFWエリキだった。小池がゴールライン際から折り返したボールを狙ったが、枠をとらえることはできず。対する柏も仲間、江坂がペナルティエリア外からシュートを放つもGK梶川裕嗣の正面を突いてしまう。

 しかし、その後は横浜FMが攻めの時間を増やしていく。19分にはDF松原健が裏に抜けた小池に浮き球を通すも、ラストパスはMF戸嶋祥郎にクリアされる。さらに22分、小池が右サイドから斜めに入れたボールを、ファーサイドのFWマルコス・ジュニオールが折り返してエリキがゴールネットを揺らしたが、判定はオフサイドとなりゴールとはならなかった。

 前半34分、柏は仲間が左に開いた江坂へサイドチェンジ。ためをつくった江坂はオーバーラップしてきた戸嶋へ。戸嶋がタッチライン際まで切り込んでゴール前に送るもCKに逃れられてしまう。このプレーで負傷した戸嶋は続行不能となりDF三丸拡と交代。40分の左CKで三丸がキッカーを務めると、オルンガの頭に合わせ柏が先制に成功した。

 1点を追う横浜FMは、ハーフタイムに2枚替え。FW仲川輝人をシャドー、MF扇原貴宏をボランチに配置した。14分にはカウンターで仲川が抜け出すと、ゴール前のティーラトンに送る。すべりこんだ柏DFを外してシュートに持ち込んだが、カバーに入ったDF古賀太陽とMF大谷秀和にクリアされてしまった。

 さらに、MF渡辺皓太が中盤で相手をかわすと、柏の3バックの間を走るエリキへスルーパス。そのまま決定機を迎えたが、シュートは枠をとらえられない。それでも32分、左サイドから崩しにかかると、仲川のパスは一度柏守備陣に止められるが、仲川がすぐさま取り返すと、ゴール前でエリキに横パス。エリキは体制を崩しながらも右足で蹴り込んで、試合は振り出しに戻った。

 ここから横浜FMがたたみかける。37分、小池がエリキにスルーパスを送ると、エリキはゴール中央の仲川へ合わせる。仲川の前に入ったDF大南拓磨が先にボールにさわるも、そのままゴールに吸い込まれ、オウンゴールで横浜FMが試合をひっくり返した。

 柏は後半もチャンスを重ねるも決めきることができず。アディショナルタイムには、仲川のラストパスから途中出場のFW前田大然がダメ押し。3試合連続の4ゴールで、横浜FMが今季初の4連勝を飾った。

(取材・文 奥山典幸)

 
 
前田大然が勝利を決定づけるダメ押し弾!横浜FM加入後2点目も「ゴール以外のプレーは…」 | ゲキサカ

 FWオルンガにセットプレーから得点され、前節・仙台戦(○3-1)に続いて先制点を許した横浜F・マリノス。ハーフタイムにFW仲川輝人とMF扇原貴宏を投入して流れを引き寄せると、「前田が入ることで相手にもっとプレッシャーかかる」とアンジェ・ポステコグルー監督は、19分にFW前田大然もピッチに送り込み、FWエリキを1トップに、前田、仲川がシャドーを形成した。

 すると、32分に仲川のパスからエリキが同点弾、4分後にはエリキから仲川へのパスがオウンゴールを誘い逆転。アディショナルタイムには仲川のパスから、前田がダメを押した。「途中交代で入った選手、相手の完成度を含めて、クオリティを認めざるを得ない」と敵将のネルシーニョ監督は、逆転負けに脱帽した。

 昨夏に松本山雅からマリティモ(ポルトガル)へ期限付き移籍した前田は、今夏には横浜FMへと期限付き移籍を決めた。移籍後初ゴールを挙げた第11節・清水戦(○4-3)以来、10試合ぶりの得点となった。「試合に負けていたので、なんとかして1点、(さらに)逆転しようという思いで入った」。しかし、前田は「ゴール以外のプレーは全然ダメだった」と自身を顧みた。

 来月7日に行われるルヴァン杯準決勝の前哨戦を制した横浜FMは、優勝をさらった昨季以来となる4連勝を飾った。「チームがいい調子で来ているので、ゴールをとってチームの勝利に貢献できれば」と得点への思いを語った前田。横浜FMの次節は、ホームで鳥栖と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)

 
 
横浜FMが4試合連続の3ゴールで4連勝!!指揮官「強いメンタリティーで戦ってくれた」(16枚) | ゲキサカ
横浜FMエリキ、5戦連続弾で反撃の狼煙を上げる(12枚) | ゲキサカ
横浜FM仲川輝人は2A&OG誘発で3点に絡むも…(10枚) | ゲキサカ
横浜FM主将の喜田拓也は後半CB起用でオルンガ封じる(6枚) | ゲキサカ
広い視野で中盤を制圧した横浜FM渡辺皓太(6枚) | ゲキサカ
途中出場で奮闘した横浜FM扇原貴宏(4枚) | ゲキサカ
横浜FMの最終ライン、チアゴ、松原、伊藤が最少失点に抑える(9枚) | ゲキサカ
古巣対戦の横浜FM小池龍太「マリノスの選手として」(4枚) | ゲキサカ
横浜FM梶川裕嗣はハイラインの弱点埋める積極ポジション(4枚) | ゲキサカ

サッカーダイジェスト

攻撃的な好ゲーム! 速さと技で仕上げた3ゴールで横浜FMが柏に逆転勝利◎J1第19節 – サッカーマガジンWEB

— 「認めざるを得ない」(ネルシーニョ監督)

「ボールを握っているときに後ろでもたつくことなく、前方向にやっていこう、というプレーで、相手の裏も突破できてチャンスを作り出しました。アグレッシブにやった結果です」

 横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督がこう話して胸を張ったのがよく分かる内容と結果だった。

 2分に横浜FMのエリキ、3分に柏の仲間隼斗がシュートを放って、どちらも攻撃の意欲満々でスタートした90分。激しいがそれをお互いに認めあい、戦術的にも技術的にもテクニカルで、攻めでも守りでもスピードが生かされたプレーの連続に、スタンドは息を呑んだ。

 徐々に押し込んだのは横浜FMの方。オナイウ阿道のポストプレー、エリキとマルコス・ジュニオールのテクニックを起点に右の小池龍太、左のティーラトンを使いながらバリエーション豊かに攻めるのはいつも通り。22分にはオフサイドになったものの、鮮やかな連係からゴールに迫っていった。柏もオルンガ、仲間、江坂任の前線の3人がスピード感のある攻めを見せて対抗した。

 残念だったのが34分。柏の戸嶋祥郎が左を抜け出して折り返したところに松原健がタックルして、戸嶋はこのまま負傷退場。横浜FMはこれで少し集中力に欠けたかもしれない。柏は40分に左から三丸拡の蹴ったCKを中央でオルンガがヘッドで流し込んで先制した。

 後半も大きな流れとしては横浜FMがうまく攻めて柏がしのぐ展開。仲川輝人、前田大然といったスピードのある交代選手を使いながら押し込んだ横浜FMが、柏の最終ラインの裏を速さで攻略。そして、終盤に一気に攻め立てた。

 77分、左から中央にボールを動かし、仲川輝人が引っかけられながらも粘って右に送ると、フリーになっていたエリキがゴール右に叩き込む同点弾。横浜FMのカウンターの鋭さは増し、82分には小池のパスで右サイドを破ったエリキが中央に送ると、相手DFに当たって転がり込むオウンゴールで逆転に成功した。

 立場が逆になった柏はオルンガを中心に同点を狙うものの、攻撃の工夫が足りずに横浜FMのブロックを突き崩せないまま。逆に横浜FMがアディショナルタイムに、仲川の左からの折り返しにフリーになっていた前田大然が何なく押し込んで、勝負あり。

 柏のネルシーニョ監督はポステコグルー監督の言葉に呼応するように、「追加点を決められるようなチャンスは作れたが決めきれなかった。相手の選手や、チームとしての完成度も含めて、クオリティーを認めざるを得ない結果だと思う」とむしろ清々しいぐらいだった。

現地取材◎平澤大輔

 
 
【横浜FM】目覚めた王者。小池龍太が明かす、だからトリコロールが強いわけ – サッカーマガジンWEB

— 「90分を通してやることは変えません」

「楽しみにしていた試合でした」

 小池龍太が日立台に帰ってきた。2017年から19年の夏まで柏レイソルでプレーして、ベルギーへ。この4月に日本に戻ってきて横浜F・マリノスに加入した。その青いユニフォームを身にまとい、柏のファン・サポーターからも温かい拍手をもらって、右サイドを攻守に楽しそうに駆け抜けた。

 そんな古巣との一戦は前半からハイテンポでスピーディー、あっという間に時間が過ぎていく好ゲームだったが、前半は柏に先制されて0-1で折り返した。ただ、主導権をすべて譲っていたわけではなくて、後半に仲川輝人や前田大然を入れてさらにスピードアップ、終盤の15分で一気に3点を奪って見事な逆転勝利を収めた。これで4連勝。

「僕たちは前半から90分を通してやることは変えませんし、そこの強みが後半に出たと思います。速いテンポで全員が関わるサッカーで、相手の疲弊が後半に出てきます。前半からやり続けられたことが後半に出たと思います」

 本当にその通りの展開で、確かに終盤に柏の選手たちの足と頭が止まった。信じて続けることができるのが、トリコロールの強さだと強調する。

 チームが是とする速さという点では、小池も大きく貢献した。82分に決めた逆転ゴールは自陣で得たFKをチアゴ・マルチンスが素早くリスタート、右サイドで受けた小池がDFの間を通す見事なパスを、裏にある広大なスペースに流し込んでエリキが抜け出し、折り返したボールが相手DFに当たってゴールに転がり込んだものだった。

「リスタートはチームとして意識しているところで、チアゴから素早く来て、エリキが走り出すスペースは常に狙っていましたから。ボス(ポステコグルー監督)のハーフタイムのミーティングで空いたスペースを使おうという指示だったので、いいトランジションだったと思います」

 狙い通りのリスタートと自らのパスに、大きな手応えを感じた。

「自分たちのサッカーを本当に突き詰めてやっているし、出た試合で結果を残さないと試合に出られなくなります。一人一人がライバルだし、モチベーション高くできています。4連勝できているのは、切磋琢磨して好パフォーマンスを出せているからですね」

 だから強いのだ、というわけだ。昨季チャンピオンは今季は難しい時期も過ごしたが、いよいよ目覚めの時を迎えたようだ。

取材◎平澤大輔

 
 
【横浜FM】まっすぐに走る前田大然は、ただまっすぐにチームの勝利のために – サッカーマガジンWEB

— 「流し込むだけでした」

 横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督は、柏レイソル相手の逆転勝利に大きな満足を示した。

「素晴らしいゲーム内容で試合を終わらせることができました。前半はタイトで、チャンスを作りながら点に結びつきませんでしたが、後半は強くスタートして前方向に進もうということでチャンスが結果として結びつきました。アグレッシブにプレーできましたし、選手は素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました」

 逆転勝利の理由を聞かれて二つ返事で口にしたのが「Strong Mentality」という言葉だった。強い気持ち。

「強いメンタリティーで最後の最後まで戦ってくれた結果です。セットプレーから久々に失点してしまいましたが、そのあとも落ち着いてできました。もっともっと取れるチャンスを作りながらできて、いい内容で終わることできました」

 心が体を動かす好例だが、もう一つキーになったのが「前方向」だろう。後半開始の時点で仲川輝人を前線に、中盤には扇原貴宏を組み込んで、好調を続けるエリキやこの仲川の走力と扇原の縦への強気なパスで推進力を高めた。それをさらにパワーアップさせたのが64分、前田大然の投入である。

 超高速アタッカーが加わったことで、前への仕掛けはさらに威力を増すことになった。77分の同点ゴールは仲川が前へ仕掛けたドリブルの粘りからエリキにつないで蹴り込んだものだったし、逆転弾となった82分のオウンゴールでは小池龍太のパスからエリキが右のスペースに抜け出して折り返したボールが、突っ込んできた仲川に触らせまいとしたDFに当たって入ったものだった。

 そして、前田自身も決めたのだ。中央にいた前田は左から和田拓也が中に持ち出したときにすっと相手の視界から消えるようにファーに逃げ、和田の縦パスで仲川が左に進入するのを見て、DFの間からゴール前に入ってきて、仲川のセンタリングを落ち着いてプッシュした。90+2分、勝利を決定的なものにする3点目である。

「負けていた時点で入ったので、何とかして1点を取って、それから逆転したくて入りました。ゴール以外のプレーはダメだったので、取れてよかったです」

「中に入ったらボールが来ると思ったので流し込むだけでした」

 今年8月に加わって、12試合、473分に出場して2得点。「本当に少ないと思います」と本人はニコリともしないが、「チームがいい調子で来ているので、またしっかり取って勝利に貢献できればいいと思った」と振り返りはしない。

「チームが勝つために走りました。少しでもチームの力になったらなと」

 言葉は少ないが、その分、チームのために戦うのだという強い意志をストレートに表明している。その魅力的な快足は、まさに一本気なハートを示しているようだ。

取材◎平澤大輔

超ワールドサッカー

エリキが5試合連続得点の横浜FMが柏に逆転勝利! 4連勝は全て3得点!《J1》【超ワールドサッカー】

明治安田生命J1リーグ第19節、柏レイソルvs横浜F・マリノスが27日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、1-3で横浜FMが勝利した。

暫定6位の柏(勝ち点30)と7位の横浜FM(勝ち点30)による上位対決。ここ2試合勝利から遠ざかっていた柏は、前節の北海道コンサドーレ札幌戦で大谷が今季初ゴールを決めて0-1で勝利。だが、ケガ人続出でオルンガを中心とした爆発的な攻撃力はここ数試合は鳴りを潜めてしまっている。

一方の横浜FMは目下3連勝と好調。柏とは対照的にいずれも3ゴールを挙げており、前節のベガルタ仙台戦は4試合連続ゴールのエリキの2得点などで見事な逆転勝利を収めた。今節も[3-4-2-1]の布陣で挑む。

試合は開始2分に好調横浜FMが右サイドの突破からエリキのシュートシーンを演出。対する柏もオルンガのポストプレーから江坂が枠内シュートを放つなど、互いにストロングポイントを生かした攻撃を組み立てていく。

そんな中22分に、見事なパス交換からボックス右に侵入した小池の折り返しをマルコス・ジュニオールが押し込んで横浜FMが先制、かと思われたが、マルコス・ジュニオールのオフサイドをとられ、ゴールは認められなかった。

直後にもエリキのシュートが枠を捉えた横浜FMが攻勢を強めていく。しかし給水タイムを挟んだあたりから徐々に柏も盛り返すと迎えた40分、負傷した戸嶋に代わって入った三丸の左CKをオルンガが頭で合わせてゴール。3試合ぶり17得点目でホームチームが先制した。

横浜FMは後半から松原とオナイウ阿道を下げて扇原と仲川を投入。仲川は何度かドリブル突破を試みるがなかなか上手くいかない。柏は59分のCKの場面でニアで大谷が逸らしたところを仲間が押し込むがオフサイドの判定。

73分に横浜FMは渡辺のスルーパスからエリキに決定機。ボックス右にドリブルで侵入し右足を振り抜くが、シュートは左に外れた。だが77分、粘り強いドリブルでボックスへ侵入した仲川のラストパスを受けたエリキが豪快決めて同点に。

エリキの5試合連続ゴールで振り出しに戻した横浜FMはその5分後、自陣のFKを素早くリスタートすると、小池の足の長いスルーパスでエリキがボックス右に侵入。ゴール前に折り返すと、スライディングでブロックに入った大南のオウンゴールを誘い、逆転に成功した。

これで流れを完全に掴んだアウェイチームは、味方のパスでボックス左に入った仲川のクロスを途中出場の前田が押し込んで3点目。結局、逆転の横浜FMが1-3で勝利し、4連勝を収めた。

日本経済新聞

縦に推進、マリノス4連勝 「素早く切り替え」共有 (写真=共同) :日本経済新聞

3バックの1人、松原の負傷で横浜Mは後半からボランチの喜田をリベロに下げた。同時に空席のボランチに扇原、前線に仲川を投入。「前方向への動きをもっと増やしたくて」とポステコグルー監督。この交代が逆転勝ちを呼び込んだ。

前半、ポスト役を担ったオナイウ阿道の動きも悪くなかったが、ボールの流れに目詰まりが起きる感は否めなかった。仲川、エリキ、前田が”前輪駆動”で攻撃を引っ張った後半は裏狙いのパスがどんどん増えた。

同点弾はエリキをフリーにした、仲川の突っかけるドリブルが見事だった。勝ち越し弾はFKからの素早い再開に小池、エリキ、仲川の全員が呼応した。結果的にクリアミスのオウンゴールと認定されたDFが気の毒になるくらいの鋭い攻め。縦パスを送り込んだ小池は「早いトランジション(切り替え)というイメージが全員で共有できていた」と胸を張った。

これで横浜Mはすべて3得点の4連勝。それでもポステコグルー監督は「次の試合がもう水曜日にある。頭にあるのは、どうローテーションしてそこを戦うかだけ。順位や周りとの勝ち点差を考えている暇もない」。首位川崎を追う話にはまったく乗ってこなかった。

(武智幸徳)

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2020マッチレポート | 9月27日 vs 柏 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

こけまりログ

2020/09/26 【動画配信観戦まとめ】2020/9/27(日)19:00KO J1第19節 柏レイソルvs.横浜F・マリノス@三協フロンテア柏スタジアム ※アウェイサポーターの来場不可
 
 

今週の他会場など

仙台サポ 怒りの居残りと横断幕「ビジョン無き募金に未来はあるの?」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 仙台サポーターが27日のC大阪戦後、クラブを批判する横断幕とともに居残った。試合は前半44分に先制を許しながら、後半12分、そして同22分にはPKでFW西村がゴールを決めて一度は逆転に成功。だが、同36分にCKから追いつかれ、最後は同アディショナルタイムに相手FM清武にスーパーゴールを決められた。これで6連敗、9試合勝ちなしとなった。

 クラブは前日26日、「ベガルタ仙台 クラブ緊急募金」の開始を発表。新型コロナウイルスの影響で約7億円の営業損失を見込まざるを得ない現状を報告した上でファン、サポーターの支援をお願いし、このC大阪戦前にもスタジアムで募金活動が行われた。

 試合後には多くの横断幕が掲げられ、サポーターがバック席に居残った。「クラブを心配する俺らの善意は何処へ…」「チーム?監督?コロナ?経営陣だろ?」「いつまでもあると思うなサポと金 教えたよね?」「ビジョン無き募金に未来はあるの?」。同時に菊池秀逸社長に説明を求め「社長、会見場はココDE」といった横断幕も掲げ、応対したクラブスタッフと話し合った。

 
 

ロコさぬが運営するWebページ

ブログの感想・コメントは、TwitterかFacebookページで。
お問い合わせは、メールでお願いします。

[Twitter]
 ろこ@横浜F・マリノス系ブログ・こけまり
 orerano_yuzo(@orerano_yuzo)さん ※中の人
 hamatra_瀬谷区 @hamatra_sey_yam ※中の人

[Facebookページ]
 横浜F・マリノスサポーターBlog 「こけまり」
 
[ブログ]
 旧こけまり(Seesaaブログ)
 横浜F・マリノスのタオルマフラーをブログで並べてみた。

[Pinterest]
 ろこ (kokemari) on Pinterest

励まし&連絡先メールアドレス

 ろこにすた@ほっとめーる