夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノスまとめ(2020/8/11) #fmarinos


夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノス(まとめ)

(´-`).o0(2020/8/11(火)13年前の今日も暑かったですね。13年前の今日→[2007.08.11]えふしー戦レポ: 横浜F・マリノスサポーターBlog「旧こけまり」)
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
3.Twitter / Instagram
4.Webニュースログ 
 
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2020/08/10 杉本竜士選手 横浜FCへ期限付き移籍のお知らせ | ニュース一覧 | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(まとめ→[完全移籍での加入/えふしーへの期限付き移籍を発表]杉本 竜士(すぎもと りゅうじ))

2020/08/11 ジュニオール サントス選手 期限付き移籍加入のお知らせ | ニュース一覧 | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(まとめ→[期限付き移籍での加入を発表]ジュニオール・サントス(José Antonio dos Santos Júnior))
 
 

今日の練見(れんみ)

(´-`).o0(非公開練習)


 
 

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Webニュースログ

2020/08/10 マリノスに19歳の希望の星。J3から復帰し即J1デビュー、松田詠太郎が示した成長の証 | フットボールチャンネル

横浜F・マリノスは8日に行われた明治安田生命J1リーグ第9節の柏レイソル戦に1-1で引き分けた。この試合の後半、1人の若手がJ1デビューを飾っている。予定を半年早めてJ3のSC相模原への育成型期限付き移籍から復帰した19歳のMF松田詠太郎だ。ユース出身のルーキーは、なぜこのタイミングで呼び戻され、J1のピッチに立てたのか。そして彼がもたらすチームへの影響とは。(取材・文:舩木渉)

–トップ昇格と同時に武者修行へ出るも…

松田詠太郎
【写真:舩木渉】

「みなさんこんにちは。トップ昇格しました松田詠太郎です。今年は期限付き移籍が決まっていて、マリノスの勝利に直接貢献できることはないんですけど、移籍先で成長して、またこのチームに帰ってくる時にはマリノスの力になれるよう頑張るので、よろしくお願いします」

 1月11日に行われた横浜F・マリノスの2020シーズン新体制発表会で、松田詠太郎は武者修行先での活躍を力強く誓った。ユースからトップチームへの昇格とともにSC相模原へ育成型期限付き移籍も発表されていたため、1年間はJ3で戦うつもりでいたはずだ。

 およそ半年でマリノスへの復帰が決まり、8月8日に行われた明治安田生命J1リーグ第9節の柏レイソル戦の後半途中からピッチに立ってJ1デビューを飾るとは誰が予想しただろうか。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でJ3は6月27日にようやく開幕を迎えるに至った。松田はその開幕戦からスタメンに抜てきされ、第2節の藤枝MYFC戦でプロ初ゴールを挙げる。そして第5節のヴァンラーレ八戸戦ではチームを勝利に導く2アシストも記録。第7節まで全ての試合に出場し、うち5試合で先発起用されるなど三浦文丈監督の信頼をがっちり掴んでいた。

 一方、マリノスでは前年度J1得点王&MVPを獲得した仲川輝人が負傷により長期離脱を強いられ、遠藤渓太のドイツ移籍も決まったことで前線の選手層が薄くなっていた。今後はリーグ戦のみならず、マレーシアで集中開催が決まったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグや、YBCルヴァンカップのプライムステージなども重なってくる。そういった過密日程を総力戦で乗り切るためにも補強は必須な状況で、白羽の矢を立てられたのがJ3で好パフォーマンスを披露していた松田だった。

「相模原でも常にマリノスのことは意識していましたし、早く戻りたいという気持ちも常にあったので、『その日が来たな』という感じではありました。結構早い段階でチャンスが回ってきたので、自分も正直びっくりしていた部分もあったんですけど、『チャンスをここでつかむ』という強い気持ちを持って挑みました」

 およそ30分間プレーした柏戦を終えた後、松田は落ち着いた様子で自らのJ1デビューを振り返っていた。

 交代でピッチに足を踏み入れる直前、先輩の扇原貴宏に「思い切りやってこいよ」とばかりにポンポンと頭を叩かれ、スタジアムに名前がコールされるとスタンドからの拍手は一層大きくなった。ユース育ちの19歳に、チームメイトのみならずファン・サポーターからも大きな期待が寄せられていたのは間違いない。

–J1デビューの自己採点は「60点か70点」

 ピッチ上では積極性が光った。65分、右サイドでボールを受けると得意のドリブルで一気に加速し、対面の戸嶋祥郎を置き去りにしてクロスを上げる。67分には再び右サイドでパスをもらい、喜田拓也とのワンツーで相手ディフェンスを振り切ってゴール前に鋭く折り返した。いずれも味方には合わなかったが、チャンスメイク能力の高さを示すには十分なプレーだった。

 まだ守備時のポジショニングやプレー強度、フィジカル面の不足など課題は感じる。それでも80分に見せた空中戦の競り合いで相手選手に一度は弾き飛ばされながら、食らいついてボールをすぐ奪い返したシーンに象徴されるように、必死さや献身的な姿勢はチームに前向きなエネルギーをもたらしている。周りの選手たちも「詠太郎、前!」「詠太郎、もう1回!」など、意識的な声かけでJ1初舞台の若者をサポートしていた。

「緊張というより楽しみな気持ちがすごく大きかったです。相模原でも試合に出させていただいていて、自分の中では相模原で成長できたと思って、自信もかなりついていたので、緊張よりは楽しもうと思って今日はプレーしました。自己採点すると、目に見える結果は出せなかったので、60点とか70点くらいですね」

 松田は自身のJ1デビュー戦のパフォーマンスを前向きに振り返った。柏戦後の10日には杉本竜士の横浜FCへの期限付き移籍も発表されたため、今後もJ1での試合出場のチャンスは広がっていくだろう。

 初めて一緒にピッチに立ったオナイウ阿道も「(マリノスに復帰して)そんなに時間も経っていないですし、チームの戦術だったりも、今いる(他の)みんなほどはまだ理解できていない中でも積極的に自分から仕掛けていってチャンスを作るシーンがたくさんあった。ああいう選手がいてくれると勢いも出ますし、チャンスの数も増えていたと思うので、詠太郎にはそれを続けて欲しいと思います」と、J1デビューとなった後輩に賛辞を送っていた。

 今季のマリノスからは多くの若手選手たちが期限付き移籍で下位カテゴリのクラブへ武者修行に出ている。

 山田康太と山谷侑士はJ2の水戸ホーリーホックへ、椿直起と生駒仁はJ2のギラヴァンツ北九州へ、原田岳と池田航は相模原へ、吉尾海夏はJ2のFC町田ゼルビアへ、松田と同期のブラウンノア賢信はJ3のカマタマーレ讃岐へ、西山大雅はJFLのラインメール青森へ。彼らはそれぞれに合ったカテゴリのクラブに貸し出されている状況だ。先日、東京五輪世代のGKオビ・パウエル・オビンナはJ2栃木SCへの育成型期限付き移籍も発表された。

 昨季15年ぶりのJ1優勝を果たしたマリノスでは、20歳前後の若手がすぐに出番を得るのは難しい。また、占有して使える練習場がない事情もあって公式戦で出番の少ない選手だけ2部練習を課すなど、練習量を増やすことも難しい。今季に限っては過密日程や新型コロナウイルス感染予防の観点から、例年のように頻繁に練習試合を組めない事情もある。

–若手をいかに育てるか

 だからこそ、何よりも経験を積んで成長の糧を得る必要のある若手選手たちは、より公式戦に出場できる可能性の高い環境でプレーすることが重要になる。クラブの未来を背負う若手の育て方について、マリノスの小倉勉スポーティングダイレクター(SD)は以前こんなことを言っていた。

「約10人の選手が武者修行に行っていますけれども、そういう選手たちもトップチームに所属している選手も含めて全員が競争です。ただ、『横浜F・マリノスに所属していること』が大事なのではなくて、むしろいかに若い間に試合経験を積めるかが重要になります」

 生え抜きであることにはこだわらず、とにかく実戦の場で己を鍛えることこそが成長への最短経路。結果的にマリノスのトップチームへ戻ることができなくとも、継続的に公式戦出場を重ねることで間違いなく選手自身の評価が高まることにはつながり、その後のキャリアにおける可能性が大きく開けてくる。

 また、何よりも「監督のやろうとしているサッカーに合う選手を獲ってくるのが、一番の目的」とも小倉SDは話していた。つまり新戦力の補強もレンタル選手の復帰も、今はアンジェ・ポステコグルー監督が必要性を感じなければ実現しない。

 負傷者や退団選手が出たという事情があるにせよ、おそらく複数の選択肢があった中から指揮官がチームに必要と判断して選んだのが「松田詠太郎」だったということだろう。J3で7試合に出場しただけの高卒ルーキーだが、その成長曲線はシーズン開幕当初の想定を大きく超えて右肩上がりに伸びていっていた。

 松田は相模原で過ごした半年間について「色々な先輩方に話をしていただいたり、(プロ)選手として自覚を持つこともできましたし、プレーだけではなく、プロの厳しさだったりも知ることができたので、選手としてひと回りもふた回りも成長できたかなと思います」と振り返った。

 J1でプレーするにあたって自信もつけて、念願のマリノスでのデビュー戦で「攻守ともにもっと関わることだったり、守備への貢献はまだ自分の課題だと思っています」と改善点を認識するとともに活躍への手応えも感じている。

「マリノスのサッカーは自分の特徴を生かせるサッカーだと思うので、自分の特徴である縦にどんどんいく姿勢だったり、ドリブルをこのチームで生かして、早く結果につながったらいいと思います」

–松田の早期復帰がもたらすもの

 松田が最も得意とする右ウィングはチーム内で最も競争の激しいポジションの1つだ。負傷離脱中の仲川や、高精度クロスが武器の水沼宏太、爆速でピッチを駆け抜けるエリキ、そして高校生ながらプロ契約を結んだユースの後輩・津久井匠海など個性豊かな実力者たちが揃う。

 ポルトガルで実績を残し、先ごろ加入が発表された前田大然が右ウィングで起用される可能性もある。その中で19歳のルーキーがすぐレギュラーポジションを獲得するのは非常に難しいかもしれない。

 それでもポステコグルー監督が松田の実力を評価し、チームへの必要性を認めているのは事実。柏戦の重要な局面でいきなり起用したのも期待の表れだろう。もし「育成型期限付き移籍」から復帰してJ1王者の主力に定着できれば、すなわち他の若手選手たちに「俺たちも頑張れば必ずチャンスがある」と希望を与えることにもなる。

 なかなか勝ちが続かない現状にはチアゴ・マルチンスや仲川の不在も少なからず影響しているだろうが、新戦力のフィットが進み、夏場の連戦を戦い抜くためのコンディションも仕上がってきているように見える。マリノスらしいアタッキング・フットボールの哲学は全く失われていない。

 過密日程で難しいやりくりを強いられる特殊なシーズンで、松田にもより多くのチャンスが巡ってくるはずだ。そして、本人が言う通り「得点に絡んでこそスタメンになれる一番の近道」なのは間違いない。マリノスのウィングとして求められる動きをいち早く体得し、ゴール前で違いを作れる存在になることができるだろうか。

「J1でもトップレベルの選手たちと日々練習できて、今までと違ったレベルの高さでプレーできているので、常にいろいろ考えながらプレーしていますし、いろいろな選手からいろいろなことを盗んで、日々成長していきたいと思います」

 ファン・サポーターへのお披露目となった新体制発表会で「この歴史あるクラブでプレーすることが小さい頃からの憧れだった」と語った向上心に溢れる19歳は、アカデミーのみならず、期限付き移籍先で武者修行を積む若手選手たち、そしてクラブ全体の希望の星だ。

 
 
2020/08/11 山田哲人、遠藤渓太らが母校にシューズ寄贈 活躍の場を失った高校生らにエール | THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

–アディダス社のトレーニングシューズをトップ選手が寄贈

 有志のアディダスアスリート達が、貴重な活躍の場を失った学生アスリートに向けてエールと未来への希望を送るため、メッセージとともに「TOKYO COLLECTION」シューズを母校などに寄贈した。同社が発表した。

「TOKYO COLLECTION」はランニング、テニス、バスケットボール、ゴルフなど12種目のスポーツカテゴリー、51種類の商品から構成された、パフォーマンスシューズのコレクション。鮮やかなシグナルピンクがキーカラーとして配色され、全てのアスリートの次なる大舞台への希望が込められている。

 今回は同社契約アスリートのヤクルト・山田哲人が、母校の履正社高野球部にエールを込めて自身もトレーニングで着用するシューズの贈呈。他にもサッカー・遠藤渓太が横浜F・マリノスユースに、バスケットボール・安藤誓哉が江戸川区立小岩第四中バスケットボール部に、女子ゴルフ・畑岡奈紗がルネサンス高ゴルフ部に贈った。

 その他、参画アスリートと寄贈先は以下の通り。

加藤未唯(テニス)
ラボキッズジュニア

オコエ桃仁花(バスケットボール)
明星学園高女子バスケットボール部

鮫島彩、市瀬菜々、小林里歌子(サッカー)
常盤木学園高サッカー部

太田渉子(パラテコンドー)
テコンドー東京憲守会、山形県尾花沢ジュニアアスリートクラブ、他

 
 
2020/08/11 「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」 適用時期の変更について:Jリーグ.jp

Jリーグは「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の有観客試合におけるガイドラインの適用時期について、下記のとおり再度変更することを決定しました。

「プロトコル7:制限付きの試合開催」における項目について、8月31日(月)までは「チケッティング」と「ファン・サポーター」のガイドラインを「超厳戒態勢」とすることとしておりましたが、感染拡大状況等に鑑み、少なくとも9月6日(日)までは現行の運用を継続することといたします。
9月7日(月)以降の対応については、決定次第改めてご案内いたします。

 
 
2020/08/07 タイでも稼ぐJリーグ アジアの「奇貨」市場を開拓 (写真=共同) :日本経済新聞

サッカーのJリーグがタイでのビジネス展開で攻勢をかけている。日本でプレーするタイ人選手が増え、当地でJリーグの認知度は高まっており、放映権収入も伸びている。タイなど東南アジアのサッカー市場は伸びしろの大きい「金脈」だ。商機を逃さないためにも、関係強化に力を入れている。

タイのJリーグファンをターゲットにした企画が、8日の清水―札幌、19日の清水―横浜Mのカードで実施される。タイの国民的スター、チャナティップ(札幌)やタイ代表のティーラシン(清水)らタイ人同士が直接対決する試合はいわば「タイダービー」。かつて本田圭佑が所属したACミランと長友佑都のいたインテル・ミラノ(ともにイタリア)の対戦が「日本人ダービー」と銘打たれたのと同様に、タイ国内でも注目を集める。

この2カードでユニホームの選手名を全てタイ語で表記。ゴール裏の発光ダイオード(LED)看板でも選手名をタイ語で示し、タイ人以外のJリーガーのことももっと知ってもらう。インターネットやアプリを使ってタイからも「リモート」で会場のIAIスタジアム日本平(静岡市)へ声援を送れるようにする。タイ国内リーグは秋開幕。空白期の夏は「J」の売り込みどきだ。

■「アジア市場の伸びしろは大きい」

この10年近く、Jリーグは海外展開の一環として「アジア戦略」に取り組んできた。C大阪がバンコクのクラブと提携し、G大阪はインドネシアでプレシーズンマッチを行い、育成年代の交流も進められてきた。東南アジアを商圏とする親会社にとっても、Jクラブがアジアと結びつきを深めるメリットは大きかった。

こうしてまき続けた種が、収益という果実として実りつつある。「Jリーグが思い描いてきたことが、起き始めている。アジア市場の伸びしろは大きい」。10年来、Jリーグでアジア戦略に携わってきたグローバルカンパニー部門の小山恵は手応えを感じている。

一例がタイだ。Jリーグは2020年度からタイ向けの放映権契約を更新した。昨年までは有料放送会社との契約だったが、今年度からは「SIAMSPORT」と契約。動画投稿サイト「ユーチューブ」やSNS(交流サイト)で視聴でき、現地の公共放送でも毎週1試合ほどが中継されている。視聴数は毎週約30万人、年間のべ1000万人にも達するという。3年契約で放映権料は前回契約のほぼ5倍に膨らみ、全体で計25億円程度とみられる海外放映権収入に寄与している。

タイでサッカーはバドミントンに次ぐ人気スポーツ。Jリーグはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)での好成績で認知され始め、17年にチャナティップが札幌に入団すると注目度は一気に高まった。タイに足しげく通う小山によれば「いつかはJリーグでプレーしたい、というタイの若手が増えている」。

代表チームが日本に追いつけ、追い越せとばかりに成長しており、タイサッカーのレベルも向上している。10年前、小山らがJリーグの強化担当者をタイなどへ連れてきても、現地の選手に興味は薄かった。最近は「戦力になりそうな選手がいる」と受け止め方が違う。競技力でも心理面でも、両国の距離感は近づいているといえそうだ。

■放映権収入、海外からを全体の10%に

ワールドカップ(W杯)は26年大会から出場国数が現状の32チームから48チームへと拡大する見込みで、アジアの出場枠も広がる。東南アジアの国々も初出場のチャンスがある。日本サッカー界が1998年のW杯初出場や2002年日韓W杯を機に大きな盛り上がりをみせたのと同じことが、向こう5~6年で東南アジアに起こりうる。サッカーのマーケットも飛躍的に膨らむ可能性を秘めており、このビジネスチャンスをみすみす逃す手はない。

Jリーグでは放映権収入のうち海外からの割合は5%程度で、これを「10%に高めたい」と小山は話す。巨大な人口を抱えるアジアへ、欧州主要リーグは既に触手を伸ばしている。「イングランド・プレミアリーグだと放映権収入の50%、ドイツ・ブンデスリーガは同20%近くをアジアを中心に海外で稼いでいる。うかうかしていると日本は置いていかれる」

タイではJリーグも健闘している。現地での関心度調査によると、プレミアリーグの84%、スペインのリーガ・エスパニョーラの62%に対し、Jリーグも49%と高水準。タイに下ろしつつある根をさらに深く伸ばしつつ、今後はベトナムやインドネシアなど、近隣諸国とも関係を深められるかがカギになる。

そのうえで肝心なのは「成功例をつくること」(小山)。地道に関係性を築き、互いに収益が見込めるビジネスの流れを軌道に乗せるまでが最初の壁で、腰を据えて取り組む必要がある。

タイについては札幌がチャナティップを獲得、主力として活躍するまでになり、そうした時流をタイミングよくつかめた。一方でベトナムに関しては、英雄レ・コン・ビンが13年にベトナム人初のJリーガーとなり、同じく代表の主軸グエン・コン・フォンが16年にJ2水戸に入団するなど契機はあったが、タイほどうまく事は運んでいない。

「選手が(市場開拓の)入り口にはなるが、選手に依存しすぎると、いなくなった途端に道が途切れかねない。国に応じて効き目のある施策が異なることを踏まえつつ、現地でJリーグに対する人々のロイヤルティー(忠誠心)を高める。第2のタイをつくりたい」と小山らは次なる手を模索している。

■得意分野の選手育成を足がかりに

東南アジアのクラブ経営では、目先の結果や短期的な収益に目が注がれがちな傾向があるという。好成績を収めるなら手早く外国人選手を補強して、というように。そこでは育成の発想は育ちにくい。「選手育成は短期的にみればコストだから」と小山。その育成こそはJリーグが培ってきた得意分野である。多くの東南アジアのクラブが「Jリーグの育成を学びたい」と関心を寄せる。

長期の視点で価値や選手を育むノウハウにおいてJリーグには一日の長があり、東南アジアへ接近するうえでの強みといえるだろう。「一方で、東南アジアとは同じアジアとして相通じる文化や考え方もある。ヨーロッパのリーグとは違うモデルで、アジアに根を広げられるはず」と小山は考える。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で、大勢の人がスタジアムに集うことは難しくなった。「でも、ひとが『そこ』や『どこか』にいなければ価値をつくり出せないわけではない」と小山。リモートでの会議や観戦が一般化したことで、パンデミック前は思いもしなかった形でアジアと「J」がつながるかもしれない。現状の逆風下でも、アジアはJリーグにとって「奇貨居くべし」といえる分野であり続けそうだ。=敬称略

(岸名章友)

 
 

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