(´-`).o0(2023/12/18(月)トップチームは1月14日までオフ)
アンカー(目次)
1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
3.X(旧Twitter) / Instagramなど
4.Webニュースログ
横浜F・マリノス オフィシャルサイト
2023/12/14 トップチームスケジュール更新のお知らせ(12/15~2024/1/15) | ニュース | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(新体制発表会は、2024年1月13日)
今日の練見(れんみ)
(´-`).o0(トップチームは、2024年1月14日までオフ)
X(旧Twitter) / Instagramなど
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!!
Powell Obinna Obi
\本日、12月18日は #オビパウエルオビンナ 選手の26歳のお誕生日です!
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おめでとうございます㊗️#fmarinos |#ららぽーと pic.twitter.com/WocaDxeSOy
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) December 17, 2023
2023年シーズン終了。
特別な1年でした。このエンブレムをつける重さ、責任、誇りを改めて感じることができました。結果は悔しいものになりましたが、どんな時でもチームのためにクラブのために全力で戦いました。
毎試合素晴らしい応援をしてくれたファンサポーターの皆さんありがとうございました! pic.twitter.com/hkpRnyzGO1— 榊原彗悟 (@s_keigo10) December 14, 2023
可愛い女の子が産まれました👶
オフシーズンはつきっきりでそばにいたいと思います☺️ https://t.co/s0cggB0szN— 上島拓巳 (@takumikamijima) December 16, 2023
今日のエティハドには特別なゲストが…💙#ManCity | @prompt_fmarinos pic.twitter.com/VUb15OO40e
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— J.LEAGUE Official (English) (@J_League_En) December 17, 2023
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Webニュースログ
2023/12/14 【横浜F・マリノスコラム】角田涼太朗を成長させた指揮官の「高い要求」。ともに歩んだ2年半で「プロとしての全てを教わった」
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第6節、横浜F・マリノス対山東泰山が13日に行われ、3-0で勝利したマリノスが決勝トーナメント進出を決めた。ケヴィン・マスカット監督の就任と同時期にプロ契約を結んだ角田は、指揮官への感謝をラストマッチのピッチで表現していた。(取材・文:元川悦子)
— ケヴィン・マスカット監督のラストマッチ
川崎フロンターレとヴァンフォーレ甲府が一足先にグループ1位通過を決めた23/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)。J1制覇を逃した横浜F・マリノスとしては是が非でも彼らの後に続きたかった。
12月13日のグループH最終戦の相手は、5戦終了時点で首位に立っている山東泰山。同組は仁川ユナイテッドを含む三つ巴の争いになっており、マリノスは山東に2点差以上の勝利を挙げれば1位通過できる条件だった。
加えて、この日は2021年夏から2年半指揮を執ってきたケヴィン・マスカット監督のラストマッチ。チーム全体が「ACL1位突破でケヴィンを送り出そう」と結束し、普段以上の強固な一体感で大一番に挑んだのだ。
筑波大学在学中の2021年夏にマリノス入りした角田涼太朗にしてみれば、マスカット監督は「プロのイロハを教えてくれた指揮官」だ。
「(マスカット監督は)自分が入るタイミングでやってきて、プロとしての全てを教えてもらいました。試合に出ていた時期も出てない時期もありましたけど、今年なんかは本当に信じて使ってくれた。要求が高くて、それをクリアしたいって思いが自分をここまで成長させてくれた」と本人も感謝していた。恩に報いるためには、山東を零封し、1位通過の原動力になるしかない。彼は特別な思いを持ってスタメンでピッチに立った。
— 守りを固める山東泰山に対して横浜F・マリノスは…
マリノスが攻撃的に来ることを想定した山東は5-4-1の超守備的布陣でスタート。マリノスの攻撃時はアタッカー陣やMFをほぼマンマークし、ファウルまがいのアタックを見せるほど、タイトな守りを徹底してきた。
「前半はリズムをつかめなかった。1分毎にファウルがあってプレーが止まるので、コントロールという部分で難しかった」とマスカット監督も膠着状態に苛立ちを覚えたという。
それを打ち破ったのが、前半終了間際の49分にエウベルが挙げた先制弾だ。起点のパスを出したのは角田。彼からヤン・マテウスにボールが通ると、次の瞬間、エウベルが一気にゴール前へ前進。DF2枚の間をすり抜けたところにラストパスが通り、体勢を崩しながら決めきったのだ。
「失う形が多かったり、相手の勢いに飲まれそうな場面が前半はあった。後ろから手綱を締めてオーガナイズしていこうとした時間帯に奪えた得点。すごく意味のある1点になった」と角田が言うように、チーム全体に安堵感をもたらす一撃だったと言っていい。
「あと1点取って無失点で抑えればいい」という機運が高まる中、迎えた後半。マリノスは一気に畳みかけ、57分に待望の2点目を奪う。これも角田の効果的な縦パスからだった。背番号33は喜田拓也の動きを見逃さず、スルーパスを供給。これがヤン・マテウスに渡り、ペナルティエリア右から打開。最後にゴール前に滑り込んできたアンデルソン・ロペスに折り返し、エースが決めるという形だった。
— ラストマッチで見せた角田涼太朗の成長
「どこかで穴を空ける作業が必要だった。あそこ(のスペース)は相手の泣きどころかなと試合を通して感じていたので、思い切って入っていけた。ツノ(角田)もいいボールをくれました」と喜田はしてやったりの表情を浮かべた。重要な局面で2つのゴールをお膳立てする球出しができたのも、マスカット体制での角田の大きな成長に他ならないだろう。
「そこ(縦につけるパス出し)は自分の特徴でもありますし、ケヴィンも分かってくれていた。チームスタイル的にもセンターバック(CB)に多くの仕事が求められる中で責任感は増していた。それをこの試合で出せたのは大きかったですね」と本人も少なからず成長を感じた様子だった。
この7分後にヤン・マテウスのビューティフルゴールが飛び出し、3-0になってからは、相手の猛攻を跳ね返すのが守備陣の大きなタスクとなった。山東は次々と攻撃カードを切ってきて、猛然と攻め込んできたが、守護神・一森純と角田、エドゥアルドの両CB中心に体を張って守り続ける。終盤にはヒヤリしたシーンもあったが、それでもゴールを割らせなかった。マリノスの途中出場組である宮市亮や水沼宏太らが終盤にギアを上げるいい働きを見せたこともあって、彼らは最後まで集中力を切らさず戦えた。
そしてタイムアップの笛。3-0で勝利し、マリノスの1位通過が決定。マスカット監督の最終戦を見事な勝利で飾ることができた。
「ケヴィンは自分たちにフォーカスすること、1日1日を大事にすることを就任した当初から言っていた。僕もその言葉に救われたし、焦ることもなくなりました」と宮市がしみじみと言い、喜田も「臨機応変さや自分たちが効果的に変化していくこと、マリノスが進化するために必要なことを植え付けてくれた」と発言。指揮官の功績を選手それぞれが感じ、改めて自身の中に刻み込んでいた。
角田の場合は、紆余曲折の2023年を過ごしたからこそ、より思うところが多かったはずだ。
— 激動の2023シーズン。角田涼太朗を襲ったアクシデント
振り返ってみると、今季はシーズン序盤から最終ラインの主軸と位置づけられ、3月の第2次森保ジャパン初陣シリーズに初招集されるという好スタートを切ったが、いきなり負傷して代表辞退を余儀なくされた。ここからすぐ復帰したが、5月には右第五中足骨骨折で全治3ヶ月と診断されてしまう。8月以降、少しずつピッチに戻り、完全復活したかと思われた10月。今度は下顎骨骨折の重傷を負い、手術する羽目になった。
「顎の手術をして、本当はこの試合を目指すという話だったんです。僕自身、『どうなってしまうんだ』と不安になったし、食事も取れなかった。流動食を作ってもらったり、無理を言ってリハビリをするために装具を作ってもらったり、本当に多くの人に支えられました。あの時は本当に苦しかったけど、下を向くことなくここまで来られました」と角田は感謝の言葉を口にした。
もちろんマスカット監督も支えてくれた1人だったに違いない。2点をお膳立てするパス出しと完封という重要タスクを果たし、指揮官から求められた仕事をしっかりと果たしたことで、彼は一段階上のステージに達することができたのではないか。
「前の(ポステコグルー)監督からケヴィンになってもマリノスらしさは引き継がれた。それを先につないでいかないといけないと思います。このサッカーでアジアを取りたいですね」と角田はいち早くアジア制覇に目を向けた。
来季は新指揮官の下で大目標に挑むことになるが、そのためにも彼自身が守備陣の大黒柱としてさらなる飛躍を遂げる必要がある。
2024年の角田とマリノスの動向から目が離せない。
(取材・文:元川悦子)
2023/12/16 サウジ巨額オファーすら断って…今季得点王の横浜Mアンデルソンロペスのチームと日本への想い【サッカー】:中日スポーツ・東京中日スポーツ
サッカーJ1横浜MのFWアンデルソンロペス(30)が今季22得点を挙げ、神戸のFW大迫勇也(33)と得点王のタイトルを分け合った。ブラジル人ストライカーがこれまでの自己記録を大きく上回り、ゴールを量産できた秘訣(ひけつ)は何なのか。チームと仲間の存在、日本で身に付けた進化の学び、サウジアラビアからの巨額オファーを断った理由、家族への思いなどを熱っぽく語ってくれた。(松岡祐司)
パワフルなヘディングと正確な左足シュートで得点を重ねた。ゴール前のフィニッシュワークだけでなく、前線で攻撃の起点となり、守備では献身的にハイプレスを先導した。優勝を争うチームにあって、シーズンを通して欠かせぬ重要な存在であり続けた。
「得点できた一番の理由はこのチームです。マリノスです。チームメートに質の高い選手がいっぱいそろっていて、周りの選手に恵まれていることが得点を決められた本当の理由です」
初めて日本に来たのは2016年7月。当時はまだ粗削りな22歳のアタッカーだった。広島、FCソウル(韓国)、札幌、武漢(中国)と渡り歩き、経験を重ね、横浜Mでストライカーとしての大輪の花を咲かせた。
「ブラジル時代は若さもあってすぐカッとなったり、我慢できないことがあればすぐに発散したりしていました。ただ、日本に来て、日本の文化や礼儀正しさに触れながら自分自身は変わっていきました。学んだのは忍耐強さ、辛抱強さで、今では自分に染み付いた部分だと思っています。日本ではチャンスが1回来るか、来ないかという試合があります。だから、辛抱強く、常に準備しています。1回のチャンスを必ずものにすることを考えています」
今夏、サウジアラビアのチームから巨額オファーが舞い込んだ。ポルトガル代表FWロナルド、ブラジル代表FWネイマールらトップスターが集結するスターリーグからの”招待状”に心は動かなかったのか。
「まずは、マリノスが僕にいろいろなものを与えてくれるチームだということです。マリノスのサッカーもすごく好きです。チームは優勝争いをしていて、自分も得点王を争っていました。お金ではなく、日本、マリノスにいることに価値があると思いました」
プロとしての原動力は今も昔も家族にあるという。ブラジル北東部の港町であるレシフェ出身。決して裕福とは言えない環境で、母の苦労を間近に見ながら育った。
「生まれ育ったレシフェのコキ地区はいわゆるスラム街のような場所です。小さい時からサッカー選手になりたいと考えていて、記憶では、母からの最初のプレゼントはサッカーボールだったので、他の職業は考えたこともなかったです。母は日曜日から次の日曜日まで毎日、仕事していました。家を不在にすることが多く、姉や祖母、おじさん、おばさんが僕の面倒を見てくれました」幼少期から家族の愛に支えられてきたロペスは今、家族を支える側にいる。
「妻には『ちょっと自分自身にプレッシャーかけすぎだよ』と言われることがあります。姉、母、おじさん、おばさんや親戚が自分に頼ることがあるので、僕は自分の職業を長く続けないといけない。ミスなく、この職業を全うしないといけないと思い過ぎて、妻も『それは考え過ぎだよ』って。でも、僕はそれぐらい家族思いで、家族が全ての原動力なんです」
地球の裏側にある日本でプレーすることに、家族は驚き、当初は戸惑っていたというが、今は違う。
「『あんな遠いところで大丈夫?』『ご飯、食べられてるの?』と心配していました。ただ、家族も日本のことを知るようになり、僕も日本のことをどんどん伝えて、今では普通に応援してくれています。家族に言ったのは、『日本の人々はすごく優しく、温かく迎え入れてくれて、自分の家族のように接してくれるんだ』ということです。自分の人生を変えてくれた日本に本当に感謝しています」
2023/12/16 横浜DF畠中 8月に右膝前十字靭帯損傷などで全治8カ月も「来季開幕は出られそう。待っていて」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
横浜F・マリノスのDF畠中槙之輔が16日、横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで行われた「横浜DeNAベイスターズ&横浜F・マリノススペシャルトークショー」が参加。今年8月に右膝前十字靭帯損傷と半月板損傷で手術し、全治8カ月の重傷を負ったが、来季開幕に間に合う見通しであることを明かした。
当初の診断通りなら来季開幕も厳しいとみられていたが、リハビリの現状については「順調です」と笑顔。「開幕は出られそうな感じ。ここからどれくらい(コンディションを)上げられるかにもよるけど、問題ないかなと思います。待っていてくださいという感じです」と見通しを明かした。
トークショーの中では、来季チャレンジしたいことを書道で発表するコーナーがあり「復活」と力強い文字で書いた。「個人的にはケガして来年復帰する予定なので復活ということで。今年は惜しくも(リーグ戦は)2位で終わったので、王座奪還という2つの意味で復活にしました」と話した。
2023/12/16 DeNA&マリノス 野球×サッカートークショー DeNA山崎「マリノスはけん玉の練習もするんですか」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
「横浜DeNAベイスターズ&横浜F・マリノススペシャルトークショー」が16日、横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで行われ、DeNAから山崎康晃投手、桑原将志外野手が、横浜F・マリノスからDF松原健とDF畠中槙之輔が参加した。
トークショーの中ではけん玉対決やフラフープ対決が行われ、けん玉対決では横浜F・マリノスの畠中が巧みな技を披露。DeNAの山崎が「けん玉、うますぎでしょ。マリノスはけん玉の練習もするんですか」と目を丸くする場面があった。
DeNAがシーズン中に様々な企画でファンを楽しませている話題になると、畠中は「マリノスも真似してやれれば。ベイスターズさんといろんなことができればおもしろくなるんじゃないか」と話し、松原も「横浜を一緒に盛り上げていけたらと思った」と2チーム合同での企画に意欲を見せていた。
松原は昨季、山崎の招待で横浜スタジアムのVIPルームで野球観戦したことを明かし「食事もごちそうになった。ごちそうさまでした」と最敬礼。一方、山崎は昨季日産スタジアムに3度自費でチケットを購入してサッカー観戦に訪れたことを明かすと、松原は「それはダメです。僕が招待します」と来季スタジアムに招待すると宣言していた。
2023/12/16 「横浜では松原健だ」トッテナム指揮官、会見で古巣・横浜FMのDFを称賛…SB戦術について問われポステコグルー「我々のプレースタイルの一部」 | Goal.com 日本
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、現地で日本人DFについて触れている。
プレミアリーグ第17節が16日に行われ、16位ノッティンガム・フォレストと5位トッテナムが対戦。試合はリシャルリソンは2試合連続ゴールとでデヤン・クルゼフスキの1G1Aの活躍でトッテナムが連勝を収めた。
同試合の前日会見でとある出来事が。前節ニューカッスル・ユナイテッド戦でリシャルリソンがゴールを決めた際、アシストしたペドロ・ポロはベンチに駆け寄りポステコグルー監督と抱擁。報道陣が同場面について触れ「彼のようにサイドバックを務めながら、プレーメーカーとして機能した選手はこれまでにもいたか?」との質問を展開。
すると指揮官は「イエス。私が所属してきたチームのほとんどにいたよ」と答え「例えばセルティックではグレッグ・テイラーが大きな影響力を持っていたね。アンソニー・ラルストンやアリスター・ジョンソンもそうだ」と過去に監督を務めたチームでの教え子を列挙。
そして、横浜F・マリノスの選手では「私が横浜にいたときは松原健だった」と、攻撃的右サイドバックの名前を挙げている。
「まだまだいるよ…彼らはとても影響力を発揮していたし、それが我々のプレースタイルの一部なんだ。ちなみにゴールが決まった後には、全員が私にハグしてくれていたよ(笑)」
2023/12/16 横浜FMを支える心強い存在…クラブ在籍16年目の主務・山崎慎氏「全部応えられるように」 : スポーツ報知
横浜FMは今季リーグ戦を2位で終えた。マスカット監督の今季限りでの退任が発表されており、13日にはシーズンラストゲームとなるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第6戦で、山東(中国)と対戦(午後5時キックオフ、日産ス)する。1次リーグ突破をかけ、一丸となるチームを支えるスタッフの一人がクラブ在籍16年目の主務・山崎慎氏だ。歩みを止めることなく、23年シーズン最後の試合に挑む。
昨シーズン5度目のリーグ制覇を果たし、連覇を目指して歩み始めたチーム。目標には届かなかったが、主力の海外移籍、相次ぐけが人、苦境に立たされながらも、終盤まで優勝争いを繰り広げた。今季の変化として山崎氏は真っ先に、今年1月に使用が開始されたクラブハウスを挙げた。山崎氏も設計段階から関わり、トレーナー陣やコーチ陣、各部署の要望を詰め込んだ。
「トップチームに関しては理想に近い空間ができたかなと。動線がしっかりできているか、選手の動きを重点において考えた。あとは、マリノスタウンを思い出しながら『この部屋ちょっと狭かったよね』みたいな反省も生かして。ロッカーは選手が色合いやデザイン的なところを決めたし、用具もこれまで毎日移動していたことを考えたら、準備は格段に楽。すごく落ち着いた日々がある」
「単純に食事会場やお風呂場、ロッカー含めて選手同士の話す時間は長くなった。前はみんな練習終われば早く帰ってたので。スタッフも誰々~って探しに行っても日産(スタジアム)だとどこにいるか全然わからないけど、今はどこにいるかわかる。クラブハウスができたことは、本当に大きなメリット」
練習場を転々としてきた昨シーズンまでと異なり、一つの拠点ができた。何よりクラブが強みとしている”一体感”がより強固になっていくことを実感している。そうした空気感は、苦しい事情を抱えながらも「これだけやれた一つの要因」だと語った。
”平常心”を持って業務にあたってきた。「僕としては、試合どうこうもあるけど、良くも悪くも淡々としている。勝っても帰りの飛行機乗り遅れたとかは困るので。試合の先に常に視線が向いてるというか」。しかし、その”平常心”を忘れ去るほどの試合も経験した。今季で言えば、6月のホーム・柏戦(4〇3)。壮絶な打ち合いとなり、2―3の後半アディショナルタイムにFWアンデルソンロペスが同点ゴール。直後にFW宮市亮が挙げた決勝点は、右膝前十字じん帯断裂から復帰した後の初ゴールだ。ゴール裏にベンチからも多くのスタッフが駆け寄った。黒いウェアが続々と輪を作る。先頭を走っていたのが山崎氏だった。
「一番足速かった(笑い)。ロスタイム2発だったし、亮だからじゃないかな。でも、あんなに自分が行ったの初めてだと思う。主務になって、もう淡々と終わった時のこととか考えないといけないから。(宮市の)苦労も知ってるし、それくらいうれしかった」
リーグタイトルは手にできなかった。しかし、このメンバーで歩んだ「いつも通り」の1年には大きな意味があり、1試合1試合に全員の思いが結集していた。山崎氏の記憶にもまた一つ、深く刻まれた。
山崎氏は長野・松川町出身、東海大三高(現東海大諏訪高)を経て日本工学院へと進んだ。ホペイロの仕事に興味を持ち、提携先であるF・マリノスのインターンにも参加した。スパイクを磨くことは、子どもの頃から好きだった。「ホペイロになりたい」。ただ、当時は仕事に空きがなく、「ポンっと入れてもらった」スクールコーチがF・マリノスで歩み始めた第一歩だった。
「海夏が小学4年生の時に見ていて、(山根)陸なんてこんな小さい年中さん。隣のピッチで練習してたから知ってて。海夏は今年変わったなと思う選手の一人で、目つき、言葉、ちょっと自信を持ったように見える。キー坊はジュニアユースで宏太はユース。キー坊はあの時から髪形も含めてもう今のまんま(笑い)。そんな選手たちと今こうして一緒にできてることは本当にすごいなって」
2年間のスクールコーチを経て、かねて希望していたホペイロの仕事に。「ホペイロとしてスタートしたら、おいおい、中村俊輔帰ってくるぞってなって。どうするあれよあれよって感じの始まりだった」。スパイクやユニホームをはじめとした用具の管理が主な仕事。スパイクは1足1足を丁寧に磨き、その他荷物の運搬も任される。大事な用具を通じてコミュニケーションを図る選手との距離も、少しずつ縮まっていった。
転機は30歳になって訪れる。前任の異動に伴い、会社から主務として働く打診を受けた。「まったく興味はなかった」が、ふと「やばい。10年後、スパイクしか磨けないじゃ困る」という気持ちがよぎった。壁にぶつかることも想像に難くなかった。それでも「覚えてみたい」。引き受ける決断をした。
予想していた通り、はじめは困難の連続だ。だが、「クラブのために」必死だった。
「1年目はてんやわんや。(遠征の先導も)福岡空港着いて、バスどこ止まってるんだっけ? 先頭がどこ行くんだっけ? 新幹線下りてもどっち口? ってスタート。パソコンなんて習ったことなかったから、本当に『A』がどことか、キーボードの場所もわからないし、人さし指で押すスタートだった。めちゃくちゃ辞めたくなる時もあった。普通に作った資料をパソコンから印刷することすらできなかったから。必死に覚えて、2年目からようやく少しずつ」
朝7時、クラブハウスに到着するところから、1日は始まる。パソコンを開き、各所とメールのやり取りや、ホームゲームが近ければチケットの手配などを行う。10時になればトレーニング。「この仕事就いてからのほうがシュート打つのうまくなった」とGK練習のサポートに入ることも多い。練習が終われば、再びパソコンと向き合う。アウェー戦が近ければ、遠征先の下見へ。今季からホーム&アウェー方式に戻ったACLでは3か国を事前に訪れた。食事や施設の充実度、利便性などを加味して複数候補からホテルも絞る。「フィリピンが地獄のように大変だった」と苦々しい表情で振り返ったが、同時にアジアを戦う充足感も広がっているように映った。
すっかり誰からも頼りにされる”お母さん”のような存在だ。「淡々と。同じことの繰り返しだけどミスなくチームが進んでいけばいい」と先を見据えている。
「ここまでスクールコーチから本当にあっという間だったけど、どの1年1年もすごく濃い。今は主務という仕事柄、みんなにいろいろ聞かれることが多い。わからないことあったら何でも自分に聞いてねって。全部応えられるようにしたい」
「僕がいる16年ってクラブも山あり谷ありで、ちょっと前にはとんでもない谷があった。これからもしかしたら、勝ったり負けたり、難しい時期を迎えることもあるかもしれない。そんな時にどこまで自分が下から支えられるか。そういうことは常に考えてる」
13日のACL山東戦は今季の集大成であり、来季につながる戦いでもある。勝利を願い、かつチームが円滑に動くことを第一に考え、目の前の業務にあたることは変わらない。F・マリノスには、心強い味方としてチームと走り続ける山崎氏の姿がある。(小口 瑞乃)
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