【試合結果まとめ(2●3)】2018/8/22(水)19:00KO 天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会 4回戦 横浜F・マリノスvs.ベガルタ仙台@ニッパツ三ッ沢球技場



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2018 天皇杯 4回戦 vs ベガルタ仙台 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー 監督
「前半に関しては非常に残念です。
ただ後半に関しては、完全にF・マリノスのペースでしたし、F・マリノスのサッカーができたと思います。
選手たちは2度リードを追いついてくれましたが、残念ながら結果的には勝つことができませんでした」

質問:公式戦初先発の久保選手のパフォーマンスについては?
「特に後半良かったと思います。間に抜けたり、FWの選手との連携に関しても、かなり良いボールが何度も入っていたと思います。
彼だけではなくて、同じくF・マリノスでのデビュー戦畠中選手も自分の良さを出してくれました」

質問:今後さらに久保選手が成長するために改善すべき部分は、どのような点だと思いますか?
「成長を早めるためには試合に出ることだと思いますし、そこでチャンスをつかむに値するようなプレーを続けて行けば、きっと成長してくれると思います」

質問:今日の最終ラインの評価と、今後の見通しについては?
「正直、畠中はデビュー戦で、チアゴに関してはまだ2戦目です。そして二人とも22・23歳と若く、これからもっともっと成長してくれると思います。
後半に関しては、ほとんど相手のペナルティーエリアの近くでずっとボールを支配しているという時間帯でした。もちろん結果が出なかったのは、自分の責任だと思います」

選手コメント

久保 建英
「(移籍して、前半に初めてのアシストを記録して)仲川選手からいいボールが来たので、あまり速いボールではなかったんですが、畠中選手に決めてもらえてよかったです。
F・マリノスに来て、最初のチャンスでチームを勝たせることができなかった。次のチャンスをもらえるか、気持ちを切り替えて、1試合でも多く戦いたいと思います」

畠中 槙之輔
「移籍して初めての試合で、チームとしてやりたいことはできたと思います。ただ、結果がついてこなかったのは残念です。
(移籍後初のゴールについて)タケ(久保)からいいボールが来たので、僕は合わせるだけでした。あのゴールが勝利に結びついたのなら良かったんですが。
自分の持ち味は高い位置を取って、攻撃に絡むこと。それは、とくに後半はできたと思います。手応えを感じましたし、素直に喜びたいと思います」

飯倉 大樹
「アンラッキーな部分もあったかもしれないけれど、それでもキーパーの自分のところで何とかしないといけない。今日はそれができなかったのが悔しいです。
ジレンマはありますけど、勝利に結び付けるまでやり続けるしかない。みんなで踏ん張るしかない。頑張ります」

 
 

Jリーグ.jp

横浜FMvs仙台の試合結果・データ(天皇杯:2018年8月22日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 5,977人

選手コメント

[ 久保 建英 ]
--アシストの場面を振り返って。
仲川(輝人)選手からボールが来て、あまり速いボールではなかったので考える時間もあって、あまりよく見えなかったけど前のほうに二人ぐらいフリーの選手がいたので、そこに合ったらいいなと思ってボールを出した。

--新チームに合流して時間がなく適応力が求められたと思うが、その点についての手ごたえは?
前半はあまりうまくいかない場面もあって、イージーなミスも2、3回あったけど、後半はみんなが助けてくれてそういうところも改善していけたと思う。

--今後に向けてどんな意味を持つ試合になったか?
最初のチャンスでチームの勝ちに貢献できなかったのは非常に悔しいけど、前を向いて次のチャンスを待つだけだと思う。

--次の目標や横浜FMでの意気込みは?
今日は負けてしまったけど、これから気持ちを切り替えて1試合でも多く勝って、マリノスのために戦えたらと思う。

[ 畠中 槙之輔 ]
横浜FMで初めて出た中でチームとしてやりたいことはできたけど、結果につながらなかったので残念。ゴールはタケ(久保 建英)から良いボールが来たので触るだけだった。そのゴールが勝利につながらなかったので素直に喜べない。自分の持ち味として、後半は特に球出しができたところもあった。ディフェンスラインは(ドゥシャンとチアゴ マルチンスの外国籍選手で)日本語が通じないから難しいところもあったけど、大きな問題ではなかった。

[ 喜田 拓也 ]
今日に限らずだけど、サポーターの方たちはああやって「信じている」という形で声援や後押しをする覚悟を決めて接してくれていると思うので、それは選手として感じることもあるし、そこに甘えるんじゃなくて結果を出さないといけない。よく見てみると、サポーターの方の目は死んでいなかったので、やっている自分たちが下を向くわけには絶対にいかない。自分たちを信じてくれる人たちの思いを無駄にはしていけないので、まずはやっている自分たちが乗り越えないといけない壁だと思う。苦しいのは間違いないけど、絆を持って打開していきたい。

--良いゴールだったが?
ある程度の予測のもと、ああいうポジションを取っていたのと、ちょっと時間があったので力を抜くことを意識した。良い軌道でいってくれた。決めたあとにベンチに行ったけど、あえて行ったというか、今日に限らずピッチに立つ者と立たない者で分かれるけど、チームとしてやるぞっていうところを少しでも示せればと思ったので、ああいう行動になった。

 
 

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【ハイライト】横浜F・マリノス×ベガルタ仙台「第98回 天皇杯 ラウンド16」 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

久保 新天地デビューでアシストも…仙台に敗れ天皇杯は4回戦敗退― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 今夏にFC東京から横浜に期限付き移籍したMF久保建英(17)が、仙台との天皇杯4回戦で待望の新天地デビュー。1点リードされた前半40分にDF畠中槙之輔(22)の同点弾をアシスト。チームはその後2点を奪われ2―3で敗れるも、久保は初出場で得点に絡んだ。

 久保は3―4―2―1の左シャドーで先発。序盤から見方に手を大きく使ってボールを要求するなど積極的な姿勢を見せると、0―1で迎えた前半40分に畠中の同点ゴールをお膳立て。

 右CKのキッカーとして左足でボールを入れると、相手にクリアされたこぼれ球をFW仲川が拾って再び久保へ。久保はニアサイドに走り込んだ畠中にふわりとしたクロスを供給。これを畠中が右足ダイレクトで押し込み移籍後初ゴールとなった。

 試合はその後互いに1点を奪い合い2―2で迎えた後半9分、仙台FW石原がMF古林からのクロスを右足ボレーでネットを揺らし決勝点。

 久保は移籍後初の公式戦でフル出場を果たしアシストを決めるもチームを勝利に導けず。笑顔のないままピッチを後にした。

久保 再出発アシスト!横浜移籍後初出場 いきなり魅せた― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 天皇杯の3回戦1試合と4回戦6試合が22日に各地で行われ、仙台と対戦した横浜は、FC東京から期限付き移籍中のFW久保建英(17)が新天地でのデビュー戦でアシストを記録した。3―4―2―1の左シャドーでフル出場。試合は2―3で敗れたが、キッカーも務め、実力を示した。

 新天地でもクオリティーの高さを遺憾なく発揮した。0―1の前半40分だ。久保のCKのこぼれ球をペナルティーエリア手前で拾ったFW仲川が右へ展開。再びボールを受けた久保は「2人くらいフリーの選手がいたので、そこに当たれば良いなと思った」と左足ワンタッチでふわりとしたボールを入れた。DF畠中が右足で合わせてゴール。このアシスト以外にも、全14本のCKなどセットプレーのキッカーも務め、左足で高精度のキックを供給し続けた。

 6月にはU―19日本代表に選出され、ロシアW杯に臨むA代表のトレーニングパートナーとしてロシア入りした。現地では1次リーグ2試合を生観戦。「あそこに立つために努力を続けたい」と大きな刺激を受け帰国した。しかし、バルセロナ下部育ちの期待の星も、FC東京では今季J1リーグで4試合の途中出場にとどまった。成長のために環境を変え、新たなチャレンジをしたいという欲が湧いてくるのはサッカー選手として当然のことだった。

 何度もパスを要求するしぐさを見せるなど、積極的に攻撃に関わった。DF栗原が「冷静に考えたらまだ17歳なんだなという感じ。堂々としている。身長は勝っているけど、基礎技術は俺が90歳になっても勝てない」と話したように、高い技術と強心臓は新しいチームメートも認めるところ。「プレッシャーがないとサッカー選手として危機感を持ってやれない。それをマイナスにするかプラスにするかは自分次第」。FC東京時代も含め天皇杯は初出場だったが、気負いはなかった。

 移籍後初先発で得点に絡み、ポステコグルー監督は「チャンスをつかむに値するプレーをしていた」と継続的な起用を示唆。「負けてしまったが、気持ちを切り替えて次に臨みたい」と久保。和製メッシの新たな挑戦が始まった。

 ≪敵も技術に脱帽≫敵チームも久保に脱帽した。仙台の渡辺監督は「(FC東京時代に)ルヴァン杯で戦っているし、能力の高さは分かっている。嫌なところでボールを受けた後のアイデアがあり、味方と良い距離感で持たれると怖い」と改めてポテンシャルを認めた。ゲーム中に何度もマッチアップしたMF梁勇基は「捕まえにくいポジションを取る。自分が17歳の時と比べると全然違う」と称えた。

ニッカンスポーツ

久保建英、横浜移籍後うれしい初アシスト 天皇杯 – 天皇杯 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスに加入したばかりの17歳MF久保建英が、今日22日の天皇杯仙台戦に先発出場し、前半40分に移籍後初アシストをマークした。

 1点ビハインドの40分、久保が蹴った右CKを1度は相手にクリアされたが、これを拾ったFW仲川輝人が久保にボールを返し、ゴール前のニアサイドにもう1度優しくクロスボールを送った。すると、これに反応したDF畠中槙之輔がダイレクトで右足を合わせてネットを揺らした。畠中も久保と同じく今夏に加入しており、新加入コンビで同点に追いついた。

 その後、前半ロスタイムに相手に勝ち越しを許し、前半終了時点で試合は2-1で仙台がリードしている。

横浜・久保建英、初アシストは「見えたので蹴った」 – 天皇杯 : 日刊スポーツ

 昨年準優勝の横浜F・マリノスはベガルタ仙台に競り負け、ベスト16敗退となった。

 ポステコグルー監督は「マリノスのサッカーはできていた。いいゴールで2点とれていたので、勝てなかったのは残念です」と肩を落とした。今夏に加入後、初出場初先発を飾り、前半40分には同点に追いつくDF畠中のゴールもアシストした17歳MF久保建英については「連携も含め、特に後半は良かった。セットプレーもいいボールが入っていたと思う。彼だけでなく、新加入の畠中もマリノスのサッカーができていた」と初出場を果たした2人を評価した。

 久保は「前半はうまくいかない部分もあったが、後半は自分たちのプレーができていた」と振り返った。アシストシーンについては「中に2人ぐらい入っていくのが見えたので、そこに蹴った。(得点につながり)よかったです」と話した。

 畠中は得点シーンについて「タケ(久保)からいいボールがきたので合わせるだけでした」と笑顔をみせた。初出場で言語の違う外国人2人と組んだ3バックについては「難しい部分もあったが、深刻な問題はなかった」と冷静だった。チームが勝ちきれなかったことを悔やみ「自分は初めてでしたが、やりたいことはできていたという印象。結果につながらなくて残念です」と唇をかんだ。

サンケイスポーツ

久保建英、横浜Mデビューで同点弾アシストも…チームは4回戦で姿消す/天皇杯 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 天皇杯全日本選手権第5日(22日、横浜M2-3仙台、ニッパ)4回戦が行われ、16日にFC東京から横浜Mに電撃加入したU-19日本代表MF久保建英(たけふさ、17)が先発フル出場した。久保は移籍後初の公式戦出場で同点弾をアシストするなど存在感を示したが、チームは2-3で敗れた。

 ホームで“和製メッシ”のお披露目となった。前回大会準優勝で5大会ぶり8度目の優勝を目指す横浜Mは前半16分、仙台FW石原に先制ゴールを許したが、同40分に久保がさっそく決定的な仕事をした。久保が蹴った右CKのこぼれ球を拾った味方からのパスをペナルティーエリア右で受けると、ニアサイドにふわりと浮かせたクロスを供給。これをDF畠中が右足ダイレクトで決め、同点とした。

 同48分に仙台FWジャーメインに勝ち越しゴールを許したが、後半3分にはMF喜田が同点弾。試合は再度振り出しに戻ったが、同9分に仙台・石原にこの日2点目となる勝ち越しゴールを決められて2-3に。そのまま逃げ切られ、横浜Mは4回戦で姿を消した。

17歳の久保、横浜Mデビューいきなりアシスト!/天皇杯 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 天皇杯全日本選手権第5日(22日、横浜M2-3仙台、ニッパ)16日にFC東京から電撃加入した横浜MのU-19日本代表MF久保建英(たけふさ、17)は仙台戦に初先発。2-3で敗れたがアシストをマークし、潜在能力の高さを披露した。

 横浜の夜空に才能がキラリと光った。前半40分、右サイドで初先発したMF久保がペナルティーエリア外から柔らかな浮き球をゴール前に供給。飛び込んだ同じく初先発のDF畠中の同点弾をアシストした。

 「(ゴール前は)よく見えていなかったけど、フリーの選手が2人いた。そこに合えばいいなと思って(蹴った)」

 天性の“感覚”を武器に、攻撃的MFの一角として新天地で仕事を果たした。仙台の守備に苦しみながらも1点を追う場面でホームのサポーターを魅了。試合は2-3で敗れたものの、後半もCKなどから好機を演出した。

 スペインの名門バルセロナの下部組織出身。2年後の東京五輪でU-23(23歳以下)日本代表入りが期待される17歳は、まだまだ伸び盛りだ。

 「最初の(出場の)チャンスで勝ちに貢献できなくて悔しい。前を向いて次のチャンスを待つ」と久保。レギュラー取りに意欲を燃やした。 (一色伸裕)

スポーツ報知

【横浜M】マリノスデビューの久保が左足でアシスト!…天皇杯仙台戦 : スポーツ報知

 先発起用されたU―19日本代表FW久保建英が左足で一時は同点となるゴールをアシストした。

 前半40分、右CKのキッカーを務めた久保は、ペナルティーエリア右でこぼれ球を拾うと、ニアサイドに走り込んだDF畠中槙之介にピタリと合わせる浮き球のパス。畠中が右足で丁寧に流し込み、貴重な同点弾をアシストした。

 久保は今夏にF東京から加入し、この日がマリノスのデビュー戦。1トップを張るFWウーゴヴィエイラの背後の左シャドーでプレー。前半は1―2の仙台リードで折り返した。

【横浜M】スペイン語で「僕に蹴らせてくれ」久保建英、惜敗も上々のデビュー戦 : スポーツ報知

 FW久保建英が移籍後初出場した横浜Mは、仙台に2―3で惜敗し、16強での敗退が決まった。

 ◆「自信を持っているから」

 1点を追う後半14分、横浜Mの中央約20メートルからの直接FK。久保はボールをセットしたリーグ戦チーム得点王のポルトガル人FWビエイラに対し、バルセロナ仕込みのスペイン語で言い放った。「僕に蹴らせてくれ。自信を持っているから」。前半にPKを失敗した雪辱に燃えていたビエイラは、苦笑いでうなずいた。左足から放たれたボールは惜しくも壁に阻まれチームも2―3で敗れたが、17歳はマリノスのデビュー戦で物おじすることなく、90分間を戦った。

 ◆西野氏うならす強心臓

 1点を追う前半40分、左足のクロスでDF畠中のゴールをアシスト。14本全てのCKでキッカーを務め、シュート20本と攻め立てた攻撃陣の中心で輝きを放った。西野朗・前日本代表監督(63)が「メンタルが世界基準」とうなった強心臓ぶりを発揮。アンジェ・ポステコグルー監督(52)は「サッカー選手として必要なスキルを全て持っている。これからもっと試合に出れば彼の成長は早まるだろう」とうなずいた。

 ◆「気持ちを切り替えたい」

 次戦は26日、バルセロナの大先輩・MFイニエスタを擁する神戸とのリーグ戦(ノエスタ)。「勝ちに貢献できなかったのは悔しいが、前を向いて気持ちを切り替えたい」と久保。結果を貪欲に追い求める17歳の活躍は、暫定15位と苦しむ名門クラブの復活に必要不可欠だ。(岡島 智哉)

サッカーダイジェスト

久保建英が天皇杯で横浜デビュー! 柔らかいパスで同点弾をアシスト! | サッカーダイジェストWeb

 今夏にFC東京から横浜に期限付き移籍した久保建英が、8月22日の仙台との天皇杯・4回戦で待望の新天地デビューを果たした。

 3-4-2-1システムの左シャドーで先発した久保は、序盤から積極的にプレーに絡もうとする。チームがマイボールにすれば、手を下げて「ここに出して」とパスを要求する姿が目立った。

 そして、1点ビハインドで迎えた40分、自ら蹴ったCKのこぼれ球を拾うと、柔らかいクロスで畠中槙之輔の同点弾をお膳立て!

 注目の17歳はさっそく決定的な仕事でその存在をアピールした。

  試合は1-2の仙台リードで前半を折り返した。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

試合には敗れるも… 横浜デビュー&フル出場の久保建英の出来は? | サッカーダイジェストWeb

 8月22日に行なわれた天皇杯4回戦の横浜対仙台の一戦は、3-2のスコアで仙台が勝利し、ベスト8進出を決めた。

 横浜の注目の新戦力・久保建英は3-4-2-1システムの左シャドーで先発し、新天地デビューを飾る。1点ビハインドで迎えた40分には、柔らかいクロスから畠中槙之輔の同点弾をアシストと、さっそく決定的な仕事に絡んでみせた。

 後半には好位置から直接FKのチャンスも、狙いすましたシュートは相手DFにブロックされ、決めきることはできなかった。

 その他にも、左右のCKから正確なキックを供給すれば、味方を走らせる効果的な縦パスを出し、スピーディな展開のなか、細かいタッチで敵を鮮やかにかわす場面もあった。

 欲しいタイミングでパスが出てこなかったり、球際で競り負けるなど、課題がなかったわけではない。それでも、いくつかの持ち味を披露するなど、まずまずのデビュー戦だったと言ってもいいだろう。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜】デビュー戦で1アシストの久保建英「後半ちょっと疲れで…」と反省の弁も | サッカーダイジェストWeb

 40分にはさっそく決定的な仕事に絡む。自らが放ったCKの流れで、仲川輝人からのパスを受けると、中にいる畠中槙之輔に柔らかいクロスを送り、一時同点に追いつくゴールをお膳立てした。

 横浜の新戦力・久保建英はこの日、3-4-2-1の左シャドーで先発し、横浜デビューを飾る。チームを勝利に導くことはできなかったとはいえ、フル出場を果たし、レギュラー奪取に向けて、まずまずのプレーを見せた。

 特筆すべきは、そのポジショニングだ。わずかなステップで相手のギャップを突き、何度もパスを要求する。対峙する機会が多かった仙台のボランチ、リャン・ヨンギは、「やっぱり嫌なポジションを取ってきますね。ちょっと守り辛い選手やった」と印象を語る。

 もっとも、久保のその動き出しに合わせて、パスが届くシーンは決して多くなかった。久保自身も「自分が後半、ちょっと疲れで失速してしまった。そこはもっと体力をつけて、試合に慣れていけばいい」と反省を口にする。

 アシストというひとつの結果は示した。走り出す味方に正確な縦パスを送れば、巧みなタッチで敵をかわすなど、高い攻撃センスを感じさせる場面はいくつかあった。周囲との連係がさらに深まり、ボールが集まってくるようになれば、相手にとってより危険な存在になれるはずだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【天皇杯PHOTO】横浜 2-3 仙台|久保建英が新天地で先発デビューしアシストを記録するが初勝利ならず! | サッカーダイジェストWeb

サッカーキング

フットボールチャンネル

ゲキサカ

1か月前は8失点惨敗…リベンジ期した仙台、久保建英フル出場・横浜FM撃破で8強入り! | ゲキサカ

 第98回天皇杯は22日、4回戦を各地で行い、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜F・マリノスとベガルタ仙台が対戦した。前回対戦では8失点の惨敗を喫していた仙台が2度にわたって追い付かれながら3-2で勝利。2015年以来、3年ぶりの8強進出を果たした。

 7月18日のJ1第16節では横浜FMが8-2で勝利した。連勝を期して臨む横浜FMは夏の移籍ウインドーで獲得した4人が先発。3バックのDFチアゴ・マルチンス、DFドゥシャン、DF畠中槙之輔は全員が新加入組で、FC東京から期限付き移籍したFW久保建英もスタメンに名を連ねた

 対する仙台は前回対戦の大敗を払拭すべく臨んだ。今夏、神戸から加わったFWハーフナー・マイクが先発。リーグ戦では出番の少ないDF菅井直樹、DF常田克人、MF古林将太、MF梁勇基、FWジャーメイン良もスタメン入りを果たした。

 立ち上がりは横浜FMペース。幅広くボールを動かして敵陣に侵入すると、FWウーゴ・ヴィエイラに縦パスを入れ、シャドーの久保やFW仲川輝人が後方から出ていく。だが、共に3-4-2-1のフォーメーションを採用する中、仙台はマンツーマンのような形で的確な対応を見せる。

 すると徐々に仙台に主導権が移り、前半12分、ハーフナーのポストプレーにジャーメインがつなぎ、MF古林将太のクロスから常田の惜しいシュートが生まれる。同13分には梁が左CKをマイナス方向に蹴ると、DF永戸勝也が左足でシュート。同14分にはジャーメインがワンツーからPA内に攻め込んだ。

 ジャーメインは前半16分にも右サイドを駆け上がり、畠中に倒されてイエローカードを出させる。そして同17分、ついにスコアが動いた。仙台は自陣で前を向いたDF大岩一貴が対角線にロングボールを送ると、抜け出したのはFW石原直樹。意表を突いたボレーシュートでゴールネットに流し込んだ。

 その後は横浜FMが猛攻をしかけ、前半24分、T・マルチンスの攻撃参加からMFイッペイ・シノヅカがPA内で倒されてPKを獲得。だが、H・ヴィエイラのキックは右ポストに弾かれる。それでも同40分、久保がCK崩れから中央にふんわりとしたクロスを送り、ニアに入った畠中のシュートで同点。それぞれ移籍後初アシスト、初ゴールとなった。

 追い付かれた仙台は中央での崩しを見せつつ、サイドからのクロス攻勢で陣地を回復。すると前半のラストプレーでみたび試合が動いた。3回連続でのコーナーキックを梁が右から蹴り込むと、中央で競り勝ったのはジャーメイン。前回対戦では0-7からの1ゴールを決めた大卒ルーキーが、屈強なフィジカルを生かしたヘディングで貴重な勝ち越しゴールを奪った。

 横浜FMは後半3分、左サイドを駆け上がった畠中が中央にクロスを送ると、仙台守備陣がもたつく間にH・ヴィエイラがボールをキープ。右足で持ち出してのシュートはブロックされたが、こぼれ球に反応したMF喜田拓也が鋭いミドルシュートをゴール左隅に叩き込み、またしても同点に追いついた。

 その後も横浜FMの猛攻は続き、シノヅカ、仲川が鋭い突破でチャンスをつくる。一方の仙台は早くも渡邉晋監督が動き、後半7分にハーフナーを下げてJ1リーグ戦で11得点を挙げているFW西村拓真を投入。だが、横浜FMは同8分、MFユン・イルロクの突破からH・ヴィエイラが決定的なシュートを放つも、ポストに当たったボールをGK関憲太郎が何とか止めた。

 仙台にとっては厳しい展開が続くかと思われたが、後半9分に美しい崩しからから勝ち越しゴールが入った。右サイドを古林とジャーメインがワンツーで打開し、ライン際にえぐった古林が低いクロスを配給。ニアサイドに走り込んだ石原がダイレクトで合わせ、前半に続いてのボレーシュートで自身にとってこの日2点目が入った。

 後半12分には互いにカウンターの応酬。仙台は石原が中盤でボールを奪い、ジャーメインがゴール前に突破するも、カットインシュートはブロックされる。するとこぼれ球が久保にわたって同様の突破。絶妙なタイミングで斜めのスルーパスを送ると、仲川が菅井に倒されてゴール前約20mでFKを獲得した。同14分、久保が蹴ったFKは壁に阻まれた。

 そこからは横浜FMが一方的にボールを支配し、仙台の陣形を深く押し込んでいく。仙台は後半20分、梁に代わってMF富田晋伍を投入した。同25分、ユンの縦パスにH・ヴィエイラが反応し、左足で流し込んだがオフサイド。直後にはユンを下げてFW伊藤翔がピッチに送り出された。

 横浜FMは伊藤、H・ヴィエイラを2トップに置いた3-1-4-2にフォーメーションを変更。前半に続いて採用された飲水タイムが明けても、依然として横浜FMのペースが続いた。アンジェ・ポステコグルー監督は後半31分、試合をとおして脅威となっていた仲川を下げ、MF大津祐樹がピッチに立った。

 横浜FMの猛攻はなおも続き、身体能力の高い最終ラインの選手が積極的に前線へと出ていく。だが、空中戦に強い常田が競り勝つと、同40分には足がつった古林に代えてDF蜂須賀孝治が投入された。同41分には西村がPA内で倒されるもノーファウル。横浜FMは同43分、畠中に代えてMF扇原貴宏を入れたが、最後まで反撃は実らず。ベスト16で敗退となった。

(取材・文 竹内達也)

最初の出番で初アシスト…横浜FM加入の17歳久保建英「イージーミスもあった」 | ゲキサカ

 加入初戦で初アシスト。横浜F・マリノスFW久保建英がさっそく結果を残した。だが、チームは天皇杯で4回戦敗退。手応えを口にしつつも、試合後の囲み取材では悔しさを垣間見せた。

 16日にFC東京からの期限付き移籍が発表されたばかりで、この日が新天地での公式戦デビュー。お披露目の舞台にサポーターからの期待も高まる中、スターティングイレブンに名を連ねた17歳は序盤から敵陣に何度も切り込み、自身の持ち味を発揮した。

 チームは前半16分に先制点を献上したが、見せ場は同40分に訪れた。自身が蹴り込んだ右CKはクリアされたが、こぼれ球を起点としたFW仲川輝人のパスを受け、中央にふわりとしたクロスを配給。同じく加入したばかりのDF畠中槙之輔のゴールを導いた。

「仲川選手から前向きにボールをもらって、考える時間があった。あまりよく見えてはいなかったけど、2人くらいフリーの選手がいたので……」(久保)。点で合わせるような浮き球クロスは冷静な状況判断で放たれていた。

 そんな手応えもありつつ、「前半はうまくいかない部分があって、2~3個イージーミスもあったので改善していきたい」と課題も認識。次なる出番に向けて「前を向いて次のチャンスを待ちたい。負けてしまったけど、気持ちを切り替えて、マリノスのために戦いたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)

THE PAGE

久保建英、横浜F・マリノス移籍デビューの戦慄! | THE PAGE(ザ・ページ)

 ちょっとしたデジャブを覚えずにはいられなかった。今年3月7日。当時16歳だった久保建英が、FC東京のトップチームの公式戦で初先発を果たした舞台がニッパツ三ツ沢球技場だった。YBCルヴァンカップの予選リーグ初戦。相手は横浜F・マリノスだった。

 フル出場しながら0‐1で苦杯をなめ、試合後に「自分のプレーがチームの勝利に直結していない」と唇をかんでから5ヵ月半。くしくも同じピッチで、ユニフォームを前回の対戦相手だったトリコロールカラーに変えて、17歳になった久保は新天地マリノスでの初陣に臨んだ。

 出場機会を求めて、FC東京から期限付き移籍することが電撃的に発表されてから6日。ホームでベガルタ仙台と対峙した22日の天皇杯全日本サッカー選手権4回戦で、1トップのウーゴ・ヴィエイラの背後に左右対で並ぶダブルシャドーの一角として、久保は先発フル出場を果たした。

 背番号は「15」のまま変わらない。ゴールの奪い合いの末に2‐3で「負けた」という結果も、後半途中に直接フリーキックを蹴りながら壁に当てて「外した」という点も然り。異なる点をあげれば、1‐1の同点に追いつく味方のゴールをアシストした前半40分の絶妙のパスとなる。

 久保が放った右コーナーキックが相手にはね返されたこぼれ球を、シャドーを組んだ仲川輝人がペナルティーエリアの外側で拾い、ポジションを下げてきた久保に再び預ける。

「仲川選手から優しいボールが来て、それほど速いボールでもなかったので割と考える時間もあって。あまりよく見えなかったですけど、前の方に2人くらいフリーの(味方の)選手がいたので、そこに合ったらいいなと思ってボールを出しました。合ってよかったです」

 マーク役のMF永戸勝也がそれほど距離を詰めて来なかったこともあり、余裕をもって利き足の左足を振り抜く。柔らかいパスは美しい放物線を描きながら、再び相手ゴールへ向かって走り始めたDF畠中槙之輔の前方に寸分の狂いもなく落ちてくる。

「タケ(久保)からいいボールが来たので、本当に合わせるだけでした」

 コンパクトに振り抜かれた畠中の右足が確実にボールをヒット。久保よりも2日早い今月14日に東京ヴェルディから完全移籍で加入し、ともにベガルタ戦で公式戦デビューを果たした22歳が決めた完璧なボレー弾に、久保は笑顔を弾けさせながら抱き着いた。

3月7日と異なる点をもうひとつあげれば、90分間を通じてセットプレーのキッカーを任されたことだ。ゴールを狙える位置で獲得した前出の直接フリーキックだけではない。前後半合計で14本を数えたコーナーキックも、すべて久保の左足から放たれていた。

 J1との過密日程が考慮されて、久保と同じレフティーで、不動のプレースキッカーを務めるMF天野純がベンチ入りメンバーからも外れていた。ゆえに新加入の久保に大役を任せたマリノスのアンジェ・ポステコグルー監督は、試合後の公式会見で及第点を与えている。

「セットプレーに関しては、かなりいいボールが入っていたと思う」

 もっとも、5ヵ月半前と比べて最も異なっている点は、久保が搭載する最大のストロングポイントがゴールに結びつきかけたことになる。3月7日の試合後に、久保と何度もマッチアップしたロンドン五輪代表のMF扇原貴宏はこんな言葉を残していた。

「高校生とは思えないくらい堂々としていたし、FC東京の攻撃陣で彼が一番怖い存在だったことは間違いないですね。とにかく、ボールタッチが細かい。そのへんの技術は高い、と思いました」

 何が相手に怖さを与えるのか。それはポステコグルー監督をして「相手の間で受けて、他のフォワードの選手たちと連携する」と言わしめたプレーを指す。象徴となるシーンが、ともに1点ずつを加えた直後の後半12分に訪れていた。

 敵陣の中央でボールを受けた久保が素早く前を向く。この瞬間、前方にいたヴィエイラが右斜め前方へ、それまでヴィエイラがいたスペースへは仲川がそれぞれ走り込んでいた。久保はヴィエイラをちらりと見ながら、次の瞬間、体の向きを細かく左へ変えて仲川へのスルーパスを開通させる。

 トップスピードでスペースへ侵入し、完璧なタイミングでトラップ。勢いを殺すことなくベガルタの最終ラインの裏へ飛び出しかけた仲川を、DF菅井直樹がたまらず倒す。直後に主審から提示されたイエローカードが、一連の久保のプレーがベガルタ守備陣に冷や汗をかかせたことを物語っていた。

「ファウルで止められなければ……そのままシュートまでもっていけたと思う。今日が初めての試合だったけど、タケとは一瞬だけ目を合わせて、自分はウーゴの動きを見て、空いたスペースへ『パスが来るかな』と思いながら走っていった。そうしたら来たし、しかも素晴らしいパスだった。フリーキックになってしまったけど、ああいうプレーもタケがいてこそ、なので。自分もああいうパスを受けるのが好きなので、もっともっといい関係を築いて増やせていければと思う」

 専修大学から加入して4年目にして念願のJ1初ゴールを決め、その後の戦いでさらに3つのゴールを上乗せしている仲川が声を弾ませれば、ポステコグルー監督もベスト16敗退に無念さを漂わせながらも、久保が持つ才能と今後の可能性には思わず目を細めた。

「サッカー選手として必要なツールはすでに持っているので、成長を早めるためにはやっぱり試合に出場し続けることだと思う。今日は特に後半がよかったし、チャンスをつかみ取るに値するようなプレーはしていたと思っている」

 昨年11月にプロ契約を結んだFC東京をあえて飛び出した背景には、今シーズンのJにおいてすべて途中出場で4試合、わずか58分間しかピッチに立っていない現実に抱いた危機感があった。

 今シーズンからFC東京を率いる長谷川健太監督は、ガンバ大阪監督時代から貫く自身の堅守速攻スタイルを久保にも体現してもらうべく、守備とハードワーク、そしてオフ・ザ・ボールの動きを、J1の舞台から遠ざかっている間に徹底して教え込んできた。

 長い目で見れば目に見えにくい、いわゆる泥臭い部分のレベルを上げることがプラスになる。しかし、久保は「急がば回れ」をよしとしなかった。年齢に関係なく、プロである以上は自らの決断に対する結果を求められる。久保の場合は、誰が見ても違いがわかる、ゴールに直結する圧巻のプレーとなる。

「自分が後半ちょっと疲れで失速してしまったので。そこは自分がもっと体力をつけて、試合に慣れていけばいいかなと思います。最初のチャンスでチームの勝利に貢献できなかったことはすごく悔しいですけど、前を向いて次のチャンスを待ちたい。気持ちを切り替えて、1試合でも多く勝ってマリノスのために戦えれば」

 試合後の久保は努めて前を向いた。天皇杯は敗退し、ベスト8に勝ち残っているYBCルヴァンカップも規約で出場できない。残された舞台となるJ1では、熾烈な残留争いに巻き込まれつつある。初経験の痺れるような戦いに挑みながら、21世紀生まれの初のJリーガーは新天地での初陣で見せた進化の兆しを明確な武器へと変えていく。

(文責・藤江直人/スポーツライター)

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