【試合結果まとめ(8○2)】2018/7/18(水)19:00KO J1第16節 ベガルタ仙台vs.横浜F・マリノス@ユアテックスタジアム仙台



 
 

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横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2018 明治安田J1 第16節 vs ベガルタ仙台 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー 監督
「試合の入りも非常に良く、本当に選手たちのことを誇らしく思います。この結果でサポーターも報われた形になりました。しっかり準備してきた結果だと思います」

質問:中断期間でやってきたことの結果が、8ゴールという結果に結びついたということでしょうか。
「8点取ったので、そうであると思います。中断前には、少し細かい部分や、守備的なところであったりを直していければ良いと考えていました。ワールドカップ期間中に、そのあたりをしっかりと修正できたのがこの結果に結びついて、良かったと思います」

選手コメント

伊藤 翔
「ハットトリックは嬉しいですけど、フォワードの選手は点を取ってナンボなので。この試合は自分でプレッシャーをかけて臨んだだけに、個人としても自信になりました。
先週の天皇杯でウーゴが2点取ったので、今日も先発はウーゴだと思っていました。ウーゴの悔しさも汲み取った形で3点取れて良かった。大事なのは次の試合で、どういう形でも勝つことができれば上にいけると思います」

ウーゴ ヴィエイラ
「最初の10分くらいで2点が入って、僕が入るころはほぼ試合が決まっていましたが、僕は前からプレッシャーをかけることを心がけました。
(仲の良い伊藤がハットトリックで)点を決めたらベンチに来いよと言っていたのですが、遠かったのと疲れていたのでそれはよしとして、次は疲れていてもしっかり来いよと、あとで翔に言っておきます」

喜田 拓也
「試合の入りから勢いをもって自分たちのサッカーをしようということで、いい形で結果に表れたと思います。そういう姿勢は多少は示せたと思う。
続けていくことが大事になる。結果だけを見ると大差がつきましたけど、まだまだ質や相手を圧倒するという部分では上げていけると思うので、また次に向けていい準備をしたいです」

Jリーグ.jp

仙台vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2018年7月18日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 13,081人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 伊藤 翔 ]
--ハットトリックできたことについて。
もちろんうれしいし、ちゃんと自分にプレッシャーを掛けてこの試合に入った中で、ハットトリックを達成できたことは個人の自信になるし、良かったことに変わりはない。FWなので点取ってナンボみたいなところもあるし、それを達成できたことは良かった。

--3点目を決める直前に交代選手が準備していたのは見えた?
見えていた。なんとかあと1点取りたいなと思っていた。サイドにボールが出て、けっこうボールがキツかったけどテル(仲川 輝人)ならもしかしたら追いつけるかなと思った。テルのスピードのおかげで達成できたハットトリックだと思う。自分の2点目もテルがボールを奪って突破した形だったので、二人で良い形を作れたかなと思う。

あとは先週、ウーゴ(ヴィエイラ)が2点取ってるから3点取れて良かった。前に自分が2点取ったときにウーゴに3点取られていたから、やり返せて良かった(笑)。普通に考えたら今日は俺じゃなくてウーゴが先発で出るべきだったと思うし、本人は悔しいだろうから、その気持ちも汲んで僕も頑張らないといけなかったし、そういう意味でも良かった。

[ 天野 純 ]
--大量8得点だったが?
今日はしっかり自分たちのサッカーができた。前半戦からやり続けてきたことが今日のような結果を生んだ。前半戦は苦しかったけど、やっと報われ始めてきていると思う。

--大量得点の狼煙となる1点目を決めたが?
あの形は自分たちがやりたいことなので、それが点につながって良かった。

--1点目の形は普段からやりたいことだと思うが、仙台だから特に狙っていたということもある?
SBを中に入れながら中盤で数的優位を作るというのは、対仙台というか3バックの相手だからこそという部分もある。次は(4バックの)FC東京戦なので少し違う形になると思うけど、バリエーションがあるのは自分たちの強みだと思う。

 
 

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8-2 vs仙台 #Jリーグ再開 #やはりゴールは気持ちええ #次も頑張ります

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【公式】ハイライト:ベガルタ仙台vs横浜F・マリノス 明治安田生命J1リーグ 第16節 2018/7/18 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜8発大勝!遠藤渓3点演出、エムバペから刺激「俺も…」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 20歳の横浜FW遠藤渓太が3得点に絡む活躍を挙げ、チームのリーグ戦最多タイとなる8点大勝を演出した。「監督から裏への抜け出しについては言われていた。得点に絡めたので良かった」。リーグ再開初戦で自身の価値を示した。

 持ち味のドリブル突破から次々と好機を演出した。前半2分、中盤からのパスを受け、左サイドをドリブル突破。クロスを放り込み、MF天野の先制点の起点となった。同12分にもロングパスに走り込み、マイナス方向へパス。味方がつなぎ2点目が生まれた。最後は4―0の後半7分。サイドチェンジを収めるとDF山中の上がりを待ち、冷静に5点目をアシストした。

 リーグ中断期間はW杯に夢中になった。特に目を奪われたのはフランス代表FWエムバペ。年下の19歳の活躍に「凄いとしか言いようがないし、俺も頑張ろうという気持ちになる」と刺激を受けた。だからこそゴールを生み出せなかったことが悔しい。「次は自分のところからチャンスをつくれるようにしたい」と意気込んだ。

 現在は20年東京五輪を目指すU―21日本代表に選出されているが「自分は当落線上」と危機感がある。2年後の東京五輪、そして4年後のW杯カタール大会へ。結果を残し続けることで道は開ける。

 ≪最多は98年磐田9発≫横浜が8ゴールを量産。J1のチーム1試合最多得点は98年磐田の9得点で、それに次ぐ2位タイ(4回目)。横浜は07年横浜FC戦でも8得点しており、8得点以上2回は横浜のみだ。また、両チーム合計10得点は3位タイ。

 ≪29歳伊藤発奮ハット≫29歳のFW伊藤がハットトリックを達成した。前半12分は遠藤、山中とつなぎ、最後はゴール前の伊藤へ。GKと競り合いながら右足を伸ばしネットを揺らした。その後2得点し後半15分に退くと、サポーターから大きなコールでねぎらわれた。試合前、チームで昼食を取っている際、ポステコグルー監督とスタッフの会話が聞こえてきたという。「今日は翔(伊藤)は60分までだな」。それでも「60分の命の中で頑張ろうと思った」と発奮材料にしたという。

ニッカンスポーツ

横浜8発、伊藤ハット!仙台守備崩壊/仙-横16節 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスが伊藤の3ゴールなどで8得点の圧勝。

 伊藤は天野が先制した後の前半12分に左クロスを合わせると、33分にもゴール。5-0となった後半14分にもクロスを流し込んだ。チームはその後も加点。ベガルタ仙台は序盤から守備が崩壊した。

横浜8点はJ1史上2位、最多は98年磐田の9得点 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスFW伊藤がハットトリックでチームタイ記録となる8得点を演出した。前半に2点を決めると、後半14分に右足でチーム6点目を挙げダメを押した。「8点取ることはなかなかない。ベガルタ仙台のプレスがきつくなかったので自分たちのペースになると思った。自信になるがFWは点を取ってなんぼなので」と振り返った。

 ▼横浜が仙台に8-2と大勝。J1のチーム1試合最多得点記録は、磐田が98年4月15日のC大阪戦で記録した9得点。8得点は史上2位タイ。横浜は07年8月11日の横浜FC戦でマークした8得点以来、11年ぶり2度目のクラブ最多タイ記録。なお、両軍合計10得点はJ1史上3位タイで、最多は98年8月8日のC大阪-柏(5-7)の12得点。

 ▼ハットトリック 横浜FW伊藤翔(29)が18日の仙台戦で達成。清水時代の13年10月19日の鳥栖戦以来、自身5年ぶり2度目。今季のJ1で3度目、通算228度目。

サンケイスポーツ

横浜M、リーグ史上2位タイ8発!伊藤がハットトリック – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第16節(18日、仙台2-8横浜M、ユアス)横浜MのFW伊藤が清水に所属していた2013年10月の鳥栖戦以来のハットトリック。8ゴールはリーグ史上2位タイ(1位は1998年4月に磐田が清水戦で9-1)で、チーム最多に並び、「次の試合に(ゴールを)分けられればいいけど」と顔をほころばせた。1-0の前半12分、左クロスに足を伸ばすと、同33分には右足を振り抜き2点目。後半14分には右クロスに合わせた。「自分もチームも自信になる」と喜んだ。

スポーツ報知

【横浜M】仙台に8―2完勝で10位浮上…リーグ総得点は単独1位 : スポーツ報知

 横浜Mは敵地で仙台に8―2で完勝した。再開初戦をゴールラッシュで飾り10位に浮上。後半戦の巻き返しに向け、好スタートを切った。

 開始2分。横浜Mはカウンターから遠藤―仲川とつなぎ、最後はシュートのこぼれ球を拾ったMF天野がきっちり押し込み先制。12分には、パスを受けたDF山中がトラップ後ひと呼吸置き、絶妙なクロス。FW伊藤が「FWなので点を取るがナンボ。決められてよかった」と流し込み、今季初得点を奪った。

 2点リード後も攻撃の手を緩めず、前後半合わせてシュート21本。伊藤がプロ入り2度目のハットトリックを達成するなど2007年8月11日の横浜C戦(8〇1)以来のチーム最多8得点を奪った。リーグ総得点も単独1位に浮上したアンジェ・ポステコグルー監督(52)は「しっかり準備してきた結果。W杯期間中に修正してきた部分が出た」と納得の表情。1得点2アシストで攻撃をけん引したDF山中も「前半はパーフェクトに近い内容。決めきる力がついてきたと思う」と充実の表情で振り返った。

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】仙台2-8横浜|ゴールラッシュの横浜攻撃陣は軒並み「7」以上!一方の仙台は「3.5」評価も | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
仙台 4
試合の入り方が最悪。相手中盤の流動的な動きに全く対応できず、為す術なく失点を繰り返した。攻撃もスピード感、精度を欠いた。リーグ中断明けにホームで今季ワーストゲームを演じた。

横浜 7
開幕から作り上げたサッカーがようやく結実。中盤からサイドへの斜めのパスが面白いように通り、スピード感溢れる攻撃で次々と加点。最高のリスタートとなった。

【横浜|採点・寸評】 
GK
21 飯倉大樹 6
大差がついた後に2失点。攻撃の起点となるロングフィードは相手の脅威となり、決定機を演出していた。

DF
27 松原 健 6.5
主に守備で奮闘する場面が目立ったが、後半は中央に入り込み、攻撃につながるロングパスで6点目の伊藤のゴールの起点となった。

22 中澤佑二 6.5
守備機会はそれほど多く無かったが、相手のクロスをしっかりはね返し、丁寧に味方へパスをつないだ。

13 金井貢史 7
背後を狙う相手FWをしっかりケア。冷静な守備対応を見せた。攻撃でも1ゴール・1アシストと大きく貢献した。

24 山中亮輔 7.5
MAN OF THE MATCH
左サイドからボランチの位置へ動いてゲームメイクをする「偽サイドバック」として大活躍。3得点の起点となり、自身もゴールを決めた横浜陰の司令塔。

MF
6 扇原貴宏 6.5
アンカーとして守備ではリスク管理に努め、攻撃ではサイドへ散らすパスで決定機を演出。3点目の仲川のゴールの起点に。

5 喜田拓也 6(60分OUT)
ゴールに絡むプレーは無かったが、右のインサイドハーフとして流動的に動き回り、相手の中盤を大いに混乱させた。

14 天野 純 7
開始2分のゴールでチームに大きく流れを引き寄せることに成功。頭脳的なプレーで多くの決定機を作り出し、CKで金井のゴールをアシスト。

FW
19 仲川輝人 7(72分OUT)
強引なドリブル突破からチーム3点目となるゴールを決め、試合の流れを決定付けた。その後も2得点に絡み、大きな成長を感じさせた。

16 伊藤 翔 7.5(60分OUT)
前線でのポスト役としても機能し、自身も決定機を決めきりハットトリック達成。ストライカーとして文句なしの働き。

11 遠藤渓太 7
自身のゴールこそ無かったが、序盤の2得点はいずれもこの男のクロスが起点となった。対面の蜂須賀の背後のスペースを徹底的に突き、3得点に絡んだ。

交代出場
FW
9 大津祐樹 6(60分IN)
途中出場でシュートを1本放ったがゴールには絡めず。インパクトを残せなかった。

FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 6(60分IN)
点差のついた状況でピッチへ。30分間の出場ながらゴールへの意欲を見せた。シュート3本を放ったが、ゴールに絡むことはできなかった。

FW
20 オリヴィエ・ブマル 6.5(72分IN)
仲川との交代でピッチに入ると、金井のクロスから見事なヘディングシュートを決め、FWとして結果を残した。

監督
アンジェ・ポステコグルー 7
サイドバックを中央に入れて攻撃の起点に使うスタイルが浸透し、思い通りに相手のサイドのスペースを突いた。後半はハットトリックの伊藤を下げる余裕の采配。

取材・文●小林健志(フリーライター)

J1再開初戦でまさかの展開!横浜がクラブ記録タイの8ゴールで仙台を粉砕 | サッカーダイジェストWeb

–前半だけで4ゴール!後半になっても猛攻は止まらず

 J1リーグ16節の仙台対横浜がユアテックスタジアム仙台で行なわれ、横浜が怒涛の8ゴールで仙台を粉砕した。ワールドカップの中断明けの初戦で、まさかのゴールラッシュ。ホーム仙台のサポーターにとっては悲劇、アウェーの横浜サポーターにとっては歓喜のゲームだった。

 まずは2分、仲川輝人のシュートがGKに弾かれたところに天野純が詰めて先制。12分に山中亮輔のクロスに伊藤翔が合わせて2点目を奪い、31分には仲川がペナルティアーク内から右足で3点目を流し込む。さらに、その2分後に高い位置でのボール奪取から、最後は伊藤がDFをかわして左スミに4点目を叩き込んだ。

 横浜の猛攻は、後半に入っても止まらない。52分に伊藤の落としを受けた山中がエリア外から豪快なミドルを突き刺し、59分に仲川のクロスに伊藤が合わせてハットトリックを達成。伊藤は今季リーグ戦でノーゴールだったが、リーグ再開初戦で爆発した。

 その後も横浜は試合のペースを握り続け、71分のCKから金井貢史が7点目。81分にオリヴィエ・ブマルが8点目を決めて8-2で試合を終わらせた。

 横浜の8ゴールは、07年のJ1リーグ19節・横浜FC戦と並ぶクラブ記録タイ。まさに圧巻の攻撃力で大事なリーグ再開初戦を飾った。

怒涛の8ゴールに横浜指揮官もご満悦!「中断前はあまり運がなかったが、今日は報われた」 | サッカーダイジェストWeb

–「誇らしく思う」と攻撃サッカーを貫いた選手たちを称賛!

 まさに圧巻のゴールラッシュだった。ユアテックスタジアム仙台に乗り込んだ横浜が、8-2で仙台を下し、J1リーグ再開初戦を飾ったのだ。

 前半だけで4ゴールを奪ったアウェーチームは、後半にも4ゴールを追加。仙台の反撃を2点に抑え、アウェーの地で凱歌を上げた。

 この快勝にはポステコグルー監督もご満悦のようで、試合後のフラッシュインタビューで次のように語っている。

「試合の入りが良く、非常に素晴らしかった。選手たちのことを誇らしく思う。選手もサポーターも報われた結果になった」

 今季から就任したポステコグルー監督は、最終ラインを思い切って高く設定するアタッキングフットボールを志向してチームに新たな息吹を吹き込んだ。しかし、中断前は4勝5分6敗と黒星が先行し、順位も13位と低迷していた。巻き返しを狙う大事な再開初戦だっただけに、指揮官にとっても会心の勝利となったのだろう。

「中断前もチャンスを作れなかったわけではない。良いパフォーマンスをしていた中で、今日は結果につながった。中断前はあまり運がなかった分、今日はこういういう結果で良いスタートを切れて良かった」

 指揮官曰く、「運」を味方につけた再開初戦の勝利は、横浜を勢い付かせるだろう。中3日で迎える22日の17節は、アウェーでのFC東京戦。8戦無敗で2位につける首都クラブを相手に、横浜がどんな戦いぶりを見せるか楽しみだ。

【横浜】大量8得点の理由は、山中亮輔の「偽サイドバック」としての成熟だ | サッカーダイジェストWeb

–「僕らサイドバックがインサイドを取って…」

 仙台にアウェーで圧巻の8ゴールを奪って勝利した横浜。攻撃陣や中盤の選手のパフォーマンスは軒並み素晴らしかったが、なかでも左サイドバックの山中亮輔の活躍は目覚ましいものだった。
 
 開始早々に天野純のゴールで先制して迎えた12分、山中は左サイドハーフの遠藤渓太からのパスをやや中央に入って受けると、ゴール前の伊藤翔へ正確なクロスを入れてゴールをアシストした。これはいわゆる普通のサイドバック的なプレーだが、圧巻は31分の3点目につながったプレーだ。
 
 この日アンカーに入った扇原貴宏は左サイドから中央へ入ってきた山中にパス。山中は相手のボランチ2人が食いつく前に前線の仲川輝人へとパスをピタリと通す。仲川は仙台のDF陣を振り切ってゴールを決めたのだが、山中は左サイドバックにもかかわらず、まるでボランチのような形で、中央で攻撃の起点になっていたのだ。

 52分には遠藤からのマイナスのパスをやはり中央寄りで受けてミドルシュートを決めている。これらのゴールシーンを見ると、とてもサイドバックのプレーには見えない。82分にも山中は左サイドで金井貢史へ縦パスを通し、金井のクロスからオリヴィエ・ブマルがヘディングシュートを決め、4ゴールに絡む活躍を見せた。
 横浜のアンジェ・ポステコグルー監督は最終ラインを非常に高く設定し、GKの飯倉大樹が多くの時間ペナルティエリアを出てプレーするなど、攻撃的なスタイルを根づかせようとしているが、その一環として、いわゆる「偽サイドバック」と称されるシステムを使っている。

 かつてグアルディオラ監督がバイエルン・ミュンヘンを率いた時に見せていた形で、サイドバックを攻撃時にボランチやインサイドハーフのいる中央へ動かす。こうすると中央で数的優位が作りやすくなり、そこからサイドへ展開し、攻撃を組み立てていく。サイドバックに正確な足下の技術とゲームメイク能力が求められる難しい戦術だ。

 Jリーグでは昨季からJ3の福島を率いる田坂和昭監督がこのシステムを採用し、攻撃的MFの橋本拓門を右サイドバックとして活躍させた例はあるが、ポステコグルー監督は日本のトップリーグであるJ1でこの超攻撃的システムに本格的に挑戦している。

 山中は「僕らサイドバックがインサイドを取って相手は混乱していましたので、そこは準備していたことが出せました。パーフェクトに近い内容」と大きな手応えをつかんでいた。「相手が5バック気味になっていたので、中盤であのくらい数的優位を作れるのは普通」と語るなど、仙台の両ウイングバックが下がり、中盤で大きなスペースが空いたことも大きかった。

 開幕直後はバランスを取るのに苦労し、失点を重ねた試合もあったが、徐々にコツをつかみ、「偽サイドバック」を自分のものにしている。
 
 この日左のインサイドハーフに入った天野も「どうやって良い形で前線のワイドの選手にボールを渡せるかを考え、数的優位を作りながら状況打開できれば良い形でクロスも生まれます。サイドバックが中に入ったら自分とキー坊(喜田拓也)が外に開いて、相手に読まれないようにローテーションしながら動いていました」と戦術の意図を十分に理解し、山中をうまく生かしたことも功を奏した。
 
 チームが軌道に乗り始め、山中の「偽サイドバック」システムは横浜ならではの大きな武器へと変貌を遂げつつある。「3バック、4バックといろんなシステムがありますが、相手をしっかり見てやっていけば止められないチームになれると思います」。リーグ中断明け最初の試合で大勝という最高の結果を得た山中は、今後も横浜の陰の司令塔として暴れまくりそうだ。

取材・文●小林健志(フリーライター)

フットボールゾーンウェブ

横浜FM自慢の攻撃が大爆発 クラブ歴代最多タイの8発ラッシュで再開初戦白星 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

–横浜FMはハットトリックの伊藤を筆頭に8得点を奪取 仙台はクラブ歴代最多失点

 ワールドカップ中断明けで再開したJ1の第16節が18日に行われた。ユアテックスタジアム仙台で行われたベガルタ仙台対横浜F・マリノスの一戦は、アウェーの横浜FMがFW伊藤翔のハットトリックなど圧巻のゴールラッシュを披露し、8-2で大勝した。

 前半から猛攻を仕掛けた横浜FMは開始2分に左サイドを抜け出したMF遠藤渓太のクロスから伊藤がシュート。GKに防がれるも、MF天野純が押し込んで先制した。同11分には再び左サイドから攻め込み、DF山中亮輔の折り返しを伊藤が合わせて追加点を奪った。

 前半31分にはFW仲川輝人が相手DFの股を抜くミドルシュートを決めて3点目。同33分にはまたも伊藤が決めて前半だけで4点のリードを奪った。

 後半もトリコロールの勢いは止まらなかった。7分に山中がエリア外から強烈なシュートを叩き込んで5-0。同14分には伊藤が三度ゴールネットを揺らし、2013年のサガン鳥栖戦以来2度目のハットトリックを達成した。

 横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は、約30分を残した段階で伊藤とMF喜田拓也を下げ、FWウーゴ・ヴィエイラとMF大津祐樹を投入する余裕を見せた。そして同25分にはセットプレーからDF金井貢史にもゴールが生まれた。

 仙台のFWジャーメイン良とDF蜂須賀孝治にゴールを許したものの、後半36分には途中出場のFWオリヴィエ・ブマルがヘディングで8点目をマークした。横浜FMの8得点はクラブ歴代最多タイ、仙台の8失点は歴代最多となった。

アウェーの横浜FMは8-2で圧勝し、これでリーグ戦2連勝となった。中断前は13位と苦戦していたが、最後まで指揮官が標榜する自慢の攻撃サッカーが火を吹いた。

フットボールチャンネル

仙台対横浜FM、驚愕の「2-8」。計10点でリーグ史上屈指の大量得点試合に | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグ第16節の試合が18日に行われ、ベガルタ仙台と横浜F・マリノスが対戦。アウェイの横浜FMが「8-2」という、サッカーではなかなか見られない珍しいスコアでの勝利を収めた。

 ロシアワールドカップのため中断されていたJ1は約2ヶ月ぶりの再開。横浜FMは前半2分に天野純、12分に伊藤翔がゴールを奪うと、さらに31分に仲川輝人、33分に再び伊藤がゴールを重ねて4点のリードで前半を折り返した。

 後半に入ってもゴールラッシュは止まらず、山中亮輔のゴールに続いて伊藤が自身3点目を決めてハットトリック。さらに金井貢史も決めて7-0。仙台もようやく1点を返したがオリヴィエ・ブマルが横浜FMの8点目を奪い、最後は仙台がもう1点を返した。

 両チーム合わせて10ゴールというのはJ1で歴代3位タイとなる大量得点試合。過去には1998年のセレッソ大阪対柏レイソル戦で「5-7」の計12点、1997年のベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)対柏戦で「7-4」の計11得点という試合がある。

 両チーム合計10得点は約5年ぶりで、2013年に清水エスパルスがサガン鳥栖に「6-4」の勝利を収めて以来。その試合でも、当時清水に所属していた伊藤がハットトリックを達成していた。

 横浜FMにとっては、1試合8得点はクラブタイ記録。2007年に横浜FCとのダービーマッチに8-1で勝利した試合での得点数に並んだ。J1において1チームが1試合8得点を記録した例はその試合以来11年ぶりのことだ。最多記録としては、1998年にジュビロ磐田がC大阪から9点を奪って9-1の勝利を収めた試合があった。

 また、仙台にとってはクラブワーストの失点数を更新するスコアとなった。昨年の浦和レッズ戦に0-7で敗れたのがこれまでの最多記録だった。

ゲキサカ

横浜FMが自己最多タイ8ゴールで快勝!!仙台は過去ワースト失点の惨敗… | ゲキサカ

 J1再開初戦の第16節が18日に行われ、13位横浜F・マリノスは敵地で7位ベガルタ仙台に8-2で勝利した。横浜FMの1試合8ゴールは2007年のJ1第19節・ホーム横浜FC戦(8-1)に並ぶ最多タイ記録。一方、仙台の8失点は2017年のJ1第6節・アウェー浦和戦(0-7)を超えるワースト記録となった。次節は22日に開催され、横浜FMはFC東京、仙台は鳥栖といずれも敵地で対戦する。

 リーグ戦通算6勝8分6敗と互角の両者だったが、予想に反して一方的な展開となった。ゴールラッシュの幕開けは前半2分。MF喜田拓也のスルーパスから左サイドに抜け出したFW遠藤渓太が左足でグラウンダーのクロスを送ると、FW仲川輝人がニアに複数のDFを引き付け、ファーでフリーとなったFW伊藤翔が右足で合わせる。GK関憲太郎に弾かれるが、跳ね返りをMF天野純が右足で押し込み、横浜FMが先制に成功した。

 前半12分にはセンターサークル内の天野が左足で大きく展開し、左サイド深くでボールを受けた遠藤がバックパス。DF山中亮輔が左足で高精度のクロスを送ると、ニアでGK関の前に入った伊藤が右足で押し込む。さらに同31分、中央に持ち出した山中が倒れながらもパスを出し、PA手前中央で受けた仲川が右足でシュート。DF大岩一貴の股を抜いたボールがゴール左隅に転がり込み、リードを3点に広げた。

 かさにかかって攻める横浜FM。前半33分、右サイドの高い位置で大岩からDF椎橋慧也へのパスを仲川がカットし、PA内右に進入する。フィニッシュの前につぶされるも、こぼれ球を拾った伊藤が巧みに大岩をかわして右足でシュート。これがゴール左に決まり、前半12分の今季リーグ戦初得点に続いて自身2ゴール目を挙げた。

 4点のビハインドを負った仙台は前半36分に椎橋を下げ、FW西村拓真を投入する。同42分にはDF平岡康裕の右クロスに西村が頭で合わせ、GK飯倉大樹に止められたボールをMF富田晋伍が右足でプッシュ。しかし、西村がオフサイドと判定され、前半は無得点で折り返した。

 ハーフタイムが明けても横浜FMの猛攻は止まらない。後半7分、伊藤の右クロスをファーの遠藤が落とし、攻め上がった山中がPA手前左から左足でスーパーミドルを叩き込む。同14分にはDF松原健のスルーパス1本で仲川が右サイドを抜け出し、マイナス方向にラストパス。ニアの伊藤が押し込み、ハットトリックを達成した。

 さらに後半26分、右CKから天野が左足でクロスを送ると、ニアに途中出場のFW大津祐樹が飛び込み、流れたボールをゴール前のDF金井貢史が体ごと押し込んで7-0とする。同27分に仙台の途中投入FWジャーメイン良に巧みなターンから左足で決められるが、攻撃の勢いが衰えることはなかった。

 後半36分、右CKの二次攻撃からPA内左の金井が左足でクロスを上げ、途中出場FWオリヴィエ・ブマルがダイビングヘッドを決める。終了間際にCKからMF蜂須賀孝治にゴールを許した横浜FMだったが、中断明けのゲームで8-2の大勝。リーグ戦2連勝で4試合無敗(2勝2分)とし、仙台はリーグ戦2試合ぶりの黒星となった。

theWORLD

まさに波状攻撃 F・マリノス、1試合で3人が“1G1A”のゴールラッシュ![映像アリ]|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

–遅攻&速攻ともに威力抜群

18日に明治安田生命J1リーグの第16節が行われ、横浜F・マリノスがベガルタ仙台に8-2で勝利した。

2分の天野純の得点を皮切りに、前半だけで4点を奪ったF・マリノス。

最前線の伊藤翔がハットトリックを達成したほか、DFの山中亮輔や金井貢史、右ウイングFWとして出場した仲川輝人の計3名が1ゴール1アシストを記録するなど、人数をかけた分厚い攻めでベガルタの守備を粉砕した。

今シーズンの序盤戦ではショートパス一辺倒の攻撃が災いし、相手の守備ブロックを切り崩せない場面が目立った同クラブだが、試合を重ねるごとにこの傾向が改善。同試合ではロングフィードで相手のハイプレスをいなす場面や、相手のウイングバックの背後にウイングFWやサイドバックを走らせるシーンが多く見られた。

シーズン序盤より磨き上げてきた遅攻だけでなく、速攻の威力も増した同クラブだが、このまま勝利を積み重ねることができるだろうか。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2018マッチレポート | 7月18日 vs 仙台 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

こけまりログ

2018/07/15 2018 J1リーグ再開。ここまで(第15節)までの順位表を確認

2018/07/17 【スタジアム観戦情報まとめ】2018/7/18(水)19:00KO J1第16節 ベガルタ仙台vs.横浜F・マリノス@ユアテックスタジアム仙台
 
 

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