アンカー(目次)
1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など
横浜F・マリノス オフィシャルサイト
明治安田J1 第17節 横浜F・マリノス vs 柏レイソル 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
Jリーグ.jp
【公式】横浜FMvs柏の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2023年6月10日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
└ 入場者数 26,946人
監督コメント
[ ケヴィン マスカット監督 ]
しっかり振り返りたいのですが、めちゃくちゃ長くなるので、すぐに質疑応答でお願いします(笑)。とにかく楽しい試合でした。エキサイティングでサポーターが楽しめる結果になりました。宮市(亮)も復帰後初ゴールを決めてくれて良かったです。良い部分は多くありましたが、足りなかった部分はボールをコントロールしている中で相手のイヤがるプレーや危険なプレーが少なかったことです。ただ、VARが入るなど、90分経ったあともアディショナルタイムがあると分かっていたので、最後の得点は驚きではありません。
--横浜FMにしては内容が甘いように感じました。後半も改善されなかった理由は何だったのでしょうか。
たくさんの局面でボールをコントロールできる時間帯はありました。ただ、ボールを握っているだけではなく、前方向に進めず、チャンスを作るまでには至りませんでした。その一方で前節は3点、今節は4点取り、計7点決めています。守備的にはなっていませんし、攻撃的なサッカーを続けていくことが大切です。それを続けているからこその得点数だとも思います。90分を通して、いかに継続して自分たちのサッカーができるか。そこを伸ばしていかないといけません。自分たちのゴール付近で失い、ピンチもいくつかありました。そこで長いボールを蹴るのではなく、自分たちのサッカーを信じ、仲間を信じ、勇敢な気持ちを持った上で焦れずにやっていく。それができれば、もっともっと良くなりますし、成長の伸びシロはあると感じています。
--フットボールの魅力が凝縮した素晴らしいゲームでした。宮市選手の復帰後初ゴールが決勝点になり、それを増幅させたとも思います。監督はどのように感じましたか。
3点目も素晴らしいゴールでした。勇敢な気持ちを持った選手がピッチに立っていました。そして、一人ひとりが仲間を信じ、兄弟のようにプレーし、強い魂を見せてくれました。人生も同じですが、あきらめることは簡単です。でも自分たちはゲームを支配し、攻撃的なサッカーを続ける選択をしました。それはとても難しいことで簡単ではありません。あきらめたり、投げやりになるのは簡単だし、気持ちもラクになるでしょう。でも、自分たちはそうはしません。そして、ここが最大値ではありません。まだまだ自分たちは強くなれるので、底上げしていきます。
選手コメント
宮市 亮
現役を続けていて良かったです。ゴールで誰かを喜ばす職業は本当に良いなとも感じました。この景色を待っていましたし、それをサポーターの皆さんと分かち合えました。チームの総合力を見せられたので、あきらめなければ何かが変わることを皆さんに感じ取ってもらえればうれしいです。
--劇的な決勝点となった復帰後初ゴールを振り返ってください。
魂が乗って、ゴールに入ってくれました。うれしかったですし、何だろう……。いろんな人の思いが乗ったゴールだからこそ入ったんだと感じています。(ボールが転がっている数秒間は)時が止まったように感じましたね。すごい回転がかかっていたので、僕の力ではどうしようもありません(笑)。皆さんのポジティブなエネルギーが後押ししてくれて入ったんだと思います。
--ゴールが決まったときは感じたことのないような雰囲気になりました。
リハビリの期間がフラッシュバックするような感じでした。ゴールを決めた喜びよりも、サポーターやチームメート、スタッフが駆け寄ってきてくれた感じがうれしかったですね。リハビリ期間中、観客のいない日産スタジアムの階段を何度も上り下りしていたのですが、今日はお客さんがたくさんいて、景色が変わったと感じました。--VARを待っていた気持ちを教えてください。
正直、すごくソワソワしていました。でも、決まって良かったですし、自分のゴールというよりもチームが勝てて本当に良かったです。
喜田 拓也
魂が震えました。「自分のすべてを懸けてマリノスのためにやる」と言ってきていますが、仲間やスタッフ、サポーターの姿を見て、人生を懸ける価値があるとあらためて感じました。マリノスの素晴らしさは、来た人も、画面を通しても十分伝わったと思います。そこに関わる喜びや誇りは絶対持っていきたいです。そういう仲間がいるのは当たり前ではありません。素晴らしいチームにいるからこそ、もっと勝ちたいし、もっと素晴らしいプレーを見せたいです。
自分はプロ11年目で、幼少期からマリノスに在籍して、数え切れないくらいこのスタジアムに足を運んできましたが、今日は初めての体験でした。特に宮市(亮)選手のゴールのときの地響きのような声援や、あれだけの雰囲気は感じたことがありません。涙を流している選手やスタッフがいました。そして、彼らと必ず成し遂げたいことがあります。今日が終わりではありません。「もっとできるチームだ」とケヴィン(マスカット監督)も言っていましたし、僕たちも信じて疑っていません。最後必ず、良い思いをさせることが使命でもあります。これからも自分のすべてを懸けてチームのためにやっていきます。
Twitter / Istagram
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落ち着いて決めて先制💪🏻
\ボックス内で仕掛けた #エウベル 選手がPKを獲得✨
キッカー #アンデルソンロペス 選手がタイミングを外して先制点を奪う🔥#fmarinos|#Jリーグ pic.twitter.com/dWdKDU8fOs— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) June 10, 2023
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取られたらすぐに取り返す🔥
\#エドゥアルド 選手のロングフィードから裏に抜け出した #エウベル 選手がドンピシャトラップ✨
1対1を落ち着いて決めて勝ち越し⚡️#fmarinos|#Jリーグ pic.twitter.com/Cmi0rw256R— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) June 10, 2023
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時間がある限り諦めない💪🏻
\#水沼宏太 選手が右サイドからピンポイントクロスを送る
中央にいた #アンデルソンロペス 選手がヘディングで合わせて同点に追いつく🔥#fmarinos|#Jリーグ pic.twitter.com/2rHzWVPvim— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) June 10, 2023
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チーム全員で呼び込んだ✨
アディショナルタイムの劇的逆転弾🔥
\ペナルティエリア内混戦から #マルコスジュニオール 選手の折り返しを #宮市亮 選手がシュート
相手に当たったボールは、ゴールに吸い込まれ逆転に成功🔥🔥🔥🔥#fmarinos|#Jリーグ pic.twitter.com/UppKnPYtff— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) June 10, 2023
/#勝利後の舞台裏🔴⚪🔵
\試合後の選手たちの様子✨
Let's go F.Marinos!!#fmarinos|#Jリーグ pic.twitter.com/svRlJLMcd2— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) June 10, 2023
応援ありがとうございました!
4点目が入った時の
スタジアムのあの音とあの雰囲気。
日産スタジアムで
初めて聞いた音と初めて見た景色でした!諦めないやつが勝つ‼️‼️
よっしゃー‼️#fmarinos #newbalance#アシストも完璧 pic.twitter.com/xKVEGKFnE6
— 水沼宏太 Kota Mizunuma⚽️ (@mizunumakota) June 10, 2023
90+ – 横浜FMは柏戦で4-3の白星。J1で後半アディショナルタイムに決勝点を記録するのは、2020年8月の仙台戦以来。データ収集が可能な2007年以降のリーグ戦で、同時間帯に同点及び逆転ゴールの両方を決めるのはクラブ初。ドラマ。
— OptaJiro (@OptaJiro) June 10, 2023
ハイライト動画
ハイライト|J1リーグ第17節|vs柏レイソル – YouTube
ネットニュース・Weblog
スポーツニッポン
横浜・宮市亮 涙の劇的決勝弾!右膝前十字じん帯断裂から復帰後初ゴール「こういう景色を待っていた」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
横浜F・マリノスのFW宮市亮が10日、柏戦の後半34分から途中出場。アディショナルタイムに入った3―3の52分に決勝ゴールを決め、4―3の打ち合いを制した。
右膝前十字じん帯断裂から復帰後は初ゴール。ゴールを決めた後は現役引退を思いとどまらせてくれたサポーター席の前に駆け寄って喜びを爆発させた。試合後のヒーローインタビューでは「ボールに魂が乗ってくれて入ってくれてよかった」と振り返り、サポーターへの言葉を求められると「こういう景色を待っていた。皆さんと勝ちを分かち合えてよかった」と目を潤ませた。
場内を一周した後は、再びサポーター席の前のお立ち台に上がり「改めましてお久しぶりです。ここから見る景色が最高です。みんなで勝ち取った勝利だと思う。またこういった景色を見られるように頑張っていきます」と声を張り上げた。
横浜・宮市 復帰後初ゴールが涙の決勝弾「リハビリの期間が走馬灯のようにフラッシュバックした」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
横浜F・マリノスのFW宮市亮が10日、柏戦の後半34分から途中出場し、昨年7月の右膝前十字じん帯断裂から今年5月の復帰後初ゴールを決めた。
2―3と1点ビハインドで入った7分間のアディショナルタイム。FWアンデルソン・ロペスが後半49分にこの日2点目となる同点弾を決めると、3―3の後半52分に決勝ゴールを決め、4―3の打ち合いを制した。宮市のゴールは昨年7月6日の広島戦以来339日ぶりとなった。――復帰後初ゴールが決勝点となった。
「本当にうれしかった。いろんな人の思いが乗ったゴールだったからこそ入った」
――相手DFに当たったボールが転がっている間の気持ちは。
「時が止まったような。入ってくれという思い。凄い回転がかかっていたので、僕の力じゃどうしようもないくらいの回転がかかっていた。みなさんのポジティブなエネルギーが乗っかってゴールに入ったかなと思う」
――スタジアムが凄い雰囲気になっていた。
「このリハビリの期間が走馬灯のようにフラッシュバックした。ゴールを決めた喜びよりもサポーターが喜んでいる姿とかチームメート、スタッフが駆け寄ってくれた時のあの感じは凄くうれしかった」
――先日、話し込んでいたマルコスからパスを受けた。
「ボールを預けてくれていたし、よく決めてくれたという会話はした」
――VARで待っている間の気持ちは。
「正直めちゃめちゃそわそわしていた。本当に決まって良かった。自分のゴールよりもチームが勝てたことがよかった」
――今回のゴールでサッカーっていいなと思うことは。
「現役を続けてよかったと思いましたし、サポーターがたくさんきて喜んでくれる。スタッフが喜んでくれる。誰かを喜ばせることができる職業っていいなと思いました。何度も何度も続けていきたい」
――走馬灯のようにと話したが、思い出したことは。
「リハビリ中にここを利用することが多くて、観客がいない日産スタジアムの階段を何度も上り下りしていたところから景色が変わった。お客さんがたくさんいてゴールを決めてそのシーンが浮かんできた」
――泣いているようにも見えた。
「凄く感情的になった。あれで入ってなかったら引き分けだったので、この勝ち点3は今後大事になってくる。まだまだシーズン途中なので切り替えていきたい」
――コンディションがよくなってきたか。
「チームも凄く気を使ってくれて出場時間も調整してくれたり、トレーニングの負荷だったり、ヨーロッパのいるときはなかった。配慮して自分が一番いい状態に持ってこられるようにしてくれて感謝している。それが徐々に積み上がってきている」
――追いついた後に満足せずにもう1回ギアを上げた。
「ここが僕たちの強さ。最後の最後まで何が起こるか分からない。最後に何かを起こせると心底信じている、そこの強さが出た試合だったと思う」
――ゴールを決めた後は監督とも抱き合っていたが、何か言葉は。
「改めてお帰りという強い言葉をかけてくれた」
――投入される前は監督から何か指示は。
「ゲームの流れを変えてほしい、まだまだチャンスはある、と。水沼選手と絶対に試合を変えようと話していた。水沼選手も(ロペスのゴールを)素晴らしいアシストで貢献してくれた。流れを変えることができて良かった」
――シュートを打つ瞬間は何か考えたか。
「何も考えていなかった。ただ、足を振って入ってほしいと。いろんな人の思いが乗ってゴールが入ってくれたのでみなさんに感謝したい」
――カウンター突破でイエロー、レッドを誘発した。
「本当に流れを変えようと思って入ったので、信じる力、みんなが勝利に向かっていった結果が勝利につながったのが何より」
――子供のころからサッカーをやってきて今回のゴールは。
「どのゴールも大事だけど、このゴールも一生忘れることはないゴールになると思う」
横浜・宮市 「一生忘れられない」涙の339日ぶりゴール 昨年7月右膝手術から復活― スポニチ Sponichi Annex サッカー
明治安田生命J1リーグは3試合が行われ、横浜は柏戦に途中出場したFW宮市亮(30)が決勝点を決め、4―3の壮絶な打ち合いを制して今季初の4連勝。神戸を抜いて暫定首位に立った。宮市は昨年7月の右膝前十字じん帯断裂から今年5月の復帰後初ゴール。得点は昨年7月6日の広島戦以来339日ぶり。1点ビハインドで後半アディショナルタイムに入った敗色濃厚な試合で、劇的な逆転勝利に貢献した。
宮市の目の前には歓喜に沸く2万6946人のサポーターがいる。昨年、右膝に大ケガを負った際、多くの激励で現役引退を思いとどまらせてくれた恩人たちだ。試合後のヒーローインタビューで感謝の思いを問われると、熱い思いが込み上げた。「こういう景色を待っていた。皆さんと勝ちを分かち合えて本当によかった」。そう話す目には涙が光っていた。出番は2―3の後半34分だった。42分に宮市の突破をファウルで阻止しようとした柏のDF立田が退場。数的優位となって突入した7分のアディショナルタイムでドラマは起きた。49分にFWロペスがこの日2点目を決めて同点とすると、52分には宮市がゴール前で右足シュート。相手DFに当たったボールがコロコロと転がってゴールに吸い込まれた。「リハビリの期間が走馬灯のようにフラッシュバックした」。ゴール後はサポーター席の前に駆け寄り、感情が爆発。同僚からもみくちゃにされて喜んだ。
昨年は日産スタジアムがリハビリ拠点だった。無人の静かなスタジアムの階段を何度も上り下りする日々を過ごした。しかし、この日はサポーターが地鳴りのような大声援で逆転劇を後押ししてくれた。「観客がいないところから景色が変わった。一生忘れられないゴール」。4度目の手術を乗り越え、完全復活を果たした宮市の目の前には絶景が広がっていた。
≪ロペスが史上8人目の3戦連続2得点≫
横浜FWロペスが3試合連続となる2得点。3試合連続の複数得点は18年名古屋FWジョー以来J1史上8人目、横浜では初。最長は98年磐田FW中山雅史の4試合で、全てハットトリックで記録している。
ニッカンスポーツ
【横浜】アンデルソン・ロペスがJ1史上8人目の3試合連続複数得点の快記録/達成者一覧 – J1 : 日刊スポーツ
横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペス(29)がリーグ戦で3試合連続2ゴールを挙げた。J1で3試合以上連続複数得点は18年に名古屋の元ブラジル代表FWジョーがマークして以来、5年ぶり史上8人目。横浜では初。J1最長記録は4試合連続で、98年の磐田FW中山雅史が4試合連続ハットトリックを達成している。
◆J1の個人連続試合複数得点
▽4試合連続
中山雅史(磐田)98年5、4、4、3点▽3試合連続
アルシンド(鹿島)94年2、2、2点
レオナルド(鹿島)95年2、2、2点
崔龍洙(市原)01年2、2、2点
大久保嘉人(C大阪)03年2、2、2点
アラウージョ(G大阪)05年2、3、2点
ジョー(名古屋)18年3、2、2点
アンデルソン・ロペス(横浜)23年2、2、2点
【横浜】宮市亮が復帰後初ゴール「魂が乗ってくれて入ってくれた」後半AT7分土壇場弾で白星 – J1 : 日刊スポーツ
横浜F・マリノスのFW宮市亮(30)が、チームに勝利をもたらすゴールを決めた。
3-3で迎えた後半アディショナルタイム7分。ペナルティーエリア内でFWマルコス・ジュニオールのパスを受けると、右足を振り抜いた。シュートはDFに当たったものの、そのままゴール右隅へ吸い込まれた。
宮市は試合後、「ホントに気持ちが、魂が(ボールに)乗ってくれてゴールに入ってくれました。こういう景色を待っていたので、(サポーターの)皆さんと勝ちを分かち合いたい」とかみしめた。目には光るものがのぞき「あきらめなければ何か変わると感じ取ってもらえたらうれしい」とうなずいた。
宮市は日本代表として出場した昨年7月の東アジアE-1選手権の韓国戦で右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けが。長期離脱を経て、これが復帰後初ゴールとなった。
この日は一時2-3とリードを許しながら、後半ロスタイム4分にFWアンデルソン・ロペスがこの日2点目を決めて同点。そしてロスタイム7分の土壇場で宮市が決め、横浜が劇的勝利で勝ち点3を積み上げた。
【横浜】宮市亮が涙の決勝点 4度目の膝の大けがから復帰後初ゴール「あきらめなければ変わる」 – J1 : 日刊スポーツ
横浜F・マリノスが約10カ月ぶりに復帰したFW宮市亮(30)の涙の決勝ゴールで柏レイソルに4-3で勝利し、首位に立った。一時はリードされる展開も、後半ロスタイム4分に同点。終了間際の同7分、宮市が混戦から右足で決めた。昨年7月に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。手術、リハビリを経て5月に実戦復帰した。4度目となる膝靱帯の大けがを乗り越えての復帰後初ゴール。チームに勝利をもたらす劇的な一発で、支えてくれたチームメート、サポーターと喜びを分かち合った。
「もう見ることはない」と覚悟した光景だった。自らのゴールで、スタジアムが割れるような歓声に包まれた。仲間にもみくちゃにされる感触がたまらない。「決めた喜びよりも、みんなが駆け寄ってくれた感じがうれしかった」。おかえり、宮市-。痛いほど強く飛びついてくるチームメートの笑顔に囲まれた。
1度は逆転される苦しい展開。2-3の後半34分、「絶対に流れを変える」とMF水沼とともにピッチに入った。3-3で迎えたロスタイム7分、MFマルコス・ジュニオールからのパスを受け、ペナルティーエリア内から無心で右足を振った。DFに当たったボールは回転しながら、するするとゴールへ。「とにかく入ってくれと。とにかく入ってくれと。みんなの力が(ボールに)乗ったかな」。パスを届けてくれた仲間への感謝を口にした。
約10カ月の長期離脱。練習試合にこぎつけても、状態が悪化して別メニューに逆戻りしたこともあった。リハビリのため、誰もいない日産スタジアムの階段で1人、上り下りを繰り返した。自分の足音だけが響いていた日々を乗り越え、ゴールで2万人以上が集まったスタンドを歓声に包んだ。「忘れることのないゴールだと思う」。感じ入るように語った。
膝の靱帯(じんたい)の負傷は合わせて4度。何度悲劇に見舞われても、立ち上がってきた。今回の復帰に向けてはリハビリの過程も公開。1人でも多くの人に「あきらめない気持ちさえ持っていれば、何かが変わる」と伝えるためだった。大けがからよみがえった右足で仕上げた逆転のストーリーは、不屈のサッカー人生を映したかのようだった。【岡崎悠利】
サンケイスポーツ
宮市亮、復帰初ゴールが劇的決勝弾! サポーター「こんなドラマが!復活の逆転決勝ゴール!」「宮市のゴールで泣いちゃったよ」 – サンスポ
明治安田J1第17節第1日(10日、横浜M4-3柏、日産ス)J1横浜MのFW宮市亮(30)が10日、右膝前十字靱帯断裂の重傷から復帰後の初ゴールをチームに勝利をもたらす決勝弾で飾った。
宮市は、2-3の1点ビハインドの後半34分から途中出場。アディショナルタイムに突入後、チームは同点に追いつき、さらにその3分後、自陣でボールを奪った味方選手から前線へカウンター気味にボールが配給されると、ペナルティーエリアすぐ外の中央付近へ流れた。前線へ上がって左サイドでボールを持ったMFマルコス・ジュニオールから、中央でマークが外れた宮市へマイナスのパス。このボールをワントラップし、右足を振り抜くと、相手DFの足に当たって角度が変わり、ボールはゴール右隅へと吸い込まれた。
宮市は2022年7月、10年ぶりに招集された日本代表で東アジアE―1選手権に臨み、韓国戦で右膝前十字靱帯断裂の重傷を負って手術を受けた。その後5月24日、札幌ドームで行われたYBCルヴァン・カップの札幌戦に後半37分から出場し、約10カ月ぶりに公式戦へ復帰していた。
このゴールにSNSのツイッター上では「#宮市のゴール」がトレンド入りするなどサポーターらは大騒ぎ。「いやー、宮市のゴールで泣いちゃったよ」「宮市のゴールってこんな嬉しいんやな」「宮市劇的!!こんなドラマが!復活の逆転決勝ゴール!」など復活ゴールの喜びを共感する声が相次いだ。
スポーツ報知
FW宮市亮が復帰後初ゴール 横浜FMが柏との打ち合い制す決勝点「魂がゴールにもっていってくれた」 : スポーツ報知
横浜FMはホームで柏に4―3で勝利した。3―3の試合終了間際、右膝前十字じん帯断裂から復帰したFW宮市亮が復帰後初ゴールを決めた。チームは今季初の4連勝を飾った。
3―3の後半アディショナルタイム、左サイドからの折り返しに走り込んだ宮市は、右足を振り抜いた。ボールは相手DFに当たりながらもゴール内へ。一時は逆転を許したが、劇的ゴールで壮絶な打ち合いゲームを制した。宮市は昨年7月末に右膝を負傷して、5月24日のルヴァン杯・札幌戦で復帰。出場4試合目で今季初ゴールを奪った。宮市は「気持ちで、最後魂がゴールに(ボールを)持っていってくれた。本当に良かった。すごいこういう景色を待っていたので、みなさんと勝ちを分かち合えて良かった。チームの総合力を最後の最後まで見せられたと思うし、諦めなければ何かが変わるんだというのを少しでも感じ取ってもらえればうれしい」と目に涙を浮かべながら喜びを語った。
FW宮市亮が公式戦339日ぶり得点「絶対に何か起こせると心底信じていた」柏に4―3勝利 : スポーツ報知
横浜FMはホームで柏に4―3で勝利した。FWアンデルソンロペスが得点ランク単独首位に浮上する今季13得点目を含め2ゴール。3―3の試合終了間際には、右膝前十字じん帯断裂から復帰したFW宮市亮が339日ぶりとなるゴールを決めた。チームは今季初の4連勝を飾り、シーズンの半分を終えた時点で勝ち点36とした。
3―3の試合終了間際、MFマルコスジュニオールの折り返しに宮市が右足を振り抜いた。「なんか本当にうれしかった。いろんな人の思いがのったゴールだった、だからこそ入ったなと。すごい時が止まったような。入ってくれ! みたいな。すごい回転がかかっていたので、僕の力ではどうしようもないくらい。でもそれは本当にみなさんのポジティブなエネルギーがのっかってゴールに入ったのかなと思う」。相手DFに当たりながらもゴールへと吸い込まれ、これが劇的な決勝点となった。
一時は逆転されたが、後半終了間際、数的有利の展開を迎えるとギアを一気に上げた。アディショナルタイムに突入すると、MF水沼宏太の浮き球パスにロペスが頭を合わせて同点に。そしてアディショナルタイム7分、宮市がネットを揺らす。直前の味方のファウルにVARチェックが入り「正直めちゃめちゃそわそわしてた」と苦笑いも、ゴールが認められて逆転に成功。「ゴールを決めた喜びというより、サポーターが喜んでくれている姿、スタッフが駆け寄ってくれた時のあの感じはすごくうれしかった。何が起こるかわからない、絶対に何かを起こせると心底信じていた、チームのみんなが。その強さが出た試合だった」と喜びを分かち合った。
昨年7月のE―1選手権・韓国戦で右膝を負傷し、長いリハビリを経て復帰後初ゴールまでたどり着いた宮市。マスカット監督にも、「改めて『おかえり』と強い言葉をかけてもらった」という。周囲への感謝をこの日も何度も口にしたスピードスターは、「この勝ち点3は今後シーズンにおいて大事になってくる。ただ、まだまだシーズンの途中なので、しっかり切り替えて頑張っていきたい。あまり先を見ずに1日1日大切に。離脱しないように、毎日のケアを大切にやっていきたい」とさらなるチームへの貢献を誓った。
サッカーダイジェスト
【採点寸評|横浜】最後まで攻撃的な姿勢を貫き、後半ATに2得点。底力を見せて勝利を掴み取る[J1第17節 横浜4-3柏] | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋
— 守備の連係面には課題が残った
Jリーグは6月10日、J1第17節の3試合を各地で開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノス対柏レイソルが行なわれ、4-3で横浜が勝利した。
先制したのは横浜。11分、ボックス内でエウベルが倒されてPKを獲得。これをアンデルソン・ロペスが確実に沈める。
ビハインドの柏は40分に追いつく。マテウス・サヴィオがクロスを入れると、エドゥアルドがクリアしきれずにオウンゴールを献上する。
その1分後、横浜が突き放す。エドゥアルドのロングフィードに抜け出したエウベルが、落ち着いてシュートを流し込んだ。
横浜の1点リードで迎えた後半、柏がさっそく同点とする。46分、M・サヴィオのクロスのこぼれ球を戸嶋祥郎が押し込み、タイスコアに。
さらに73分、柏が勝ち越しに成功。片山瑛一のクロスにフロートがヘッドで合わせてネットを揺らす。試合は柏の1点リードでアディショナルタイムに突入。柏が逃げ切るかと思われたが、90+4分、水沼宏太のお膳立てからA・ロペスがこの日、2点目を挙げると、3分後、宮市亮が渾身の右足シュートをねじ込み、横浜が試合をひっくり返す。
壮絶な点の取り合いを制した横浜は4連勝。敗れた柏は3連敗の6戦未勝利となった。
▼横浜のチーム採点「6」
序盤の15分はボールを保持して主導権を握り、PKから先制点を奪った。しかし、それ以降は守備時のボールの取りどころが定まらず、ビルドアップでも相手に詰められてボールを失う場面が目立つように。徐々に相手にペースを掴まれ、オウンゴールで得点を献上してしまった。
失点から1分後に追加点を奪ったが、後半に2失点。M・サヴィオらの動きを捕まえきれないなど、守備の連係面には課題が残った。
ただ、それでも攻撃的な姿勢を崩さず、後半アディショナルタイムに2点を加え逆転。底力を見せ、勝点3をもぎ取ったのは見事だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】横浜の出場16選手&監督の採点・寸評。3試合連続2得点のロペス。OG&1アシストのエドゥアルドは… | サッカーダイジェストWeb
「一生忘れることはない」柏戦で劇的な逆転弾を決めたマリノス宮市亮。ゴールに吸い込まれる瞬間は「時が止まったようで…」 | サッカーダイジェストWeb
— 「皆さんのポジティブなエネルギーが乗っかって、ゴールに入ったのかな」
「どのゴールも僕にとって大事ですけど、このゴールも一生忘れることはないと思います」
6月10日のJ1第17節・柏レイソル戦で、後半アディショナルタイムに劇的な逆転弾を決めた横浜F・マリノスの宮市亮は、試合後にそう振り返った。
3-3で迎えた90+7分、マルコス・ジュニオールからのパスを敵陣ペナルティエリア内で受けた背番号23は、ワントラップして右足を振り抜くと、相手DFに当たったボールはそのままゴールに吸い込まれた。
「(ボールがゴールに吸い込まれるまでの数秒間は)時が止まったようで、“入ってくれ!”っていう想いでした。(ボールに)すごく回転がかかっていて、僕の力ではどうしようもないくらいでしたけど、皆さんのポジティブなエネルギーが乗っかって、ゴールに入ったのかな」
また、「このリハビリの期間が走馬灯のようにフラッシュバックする感じでしたけど、ゴールを決めた喜びよりも、サポーターが喜んでくれている姿とか、スタッフ、チームメイトが駆け寄ってくれた時の感じがすごく嬉しかったです」と続けた。
5月28日のJ1第15節・アビスパ福岡戦で、右膝前十字靭帯断裂の大怪我からリーグ戦での復帰を果たした宮市は、昨年7月6日のJ1第20節・サンフレッチェ広島戦以来の得点。79分に同時投入された水沼宏太と「絶対に流れを変えよう」と話してピッチに立ち、「流れを変えることができて良かった」と笑顔を見せる。
「今日の勝点3は、今後のシーズンにおいて大事になってくると思いますが、まだシーズンは途中なので、しっかり切り替えて頑張っていきたい」と語る30歳アタッカー。リーグ連覇に向け、さらなる活躍に期待したい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】復帰後初ゴールは劇的決勝弾!途中出場ながら結果を残した宮市亮を特集! | サッカーダイジェストWeb
【PHOTO】AT7分で逆転!歓喜に沸く横浜F・マリノスイレブンの笑顔を厳選! | サッカーダイジェストWeb
【PHOTO】日産が熱狂の渦に!声援を送り続けた横浜F・マリノスサポーターを特集! | サッカーダイジェストWeb
サッカーキング
宮市亮が劇的決勝弾! 横浜FMが4連勝…後半ATに2得点、10人の柏との乱打戦制す | サッカーキング
明治安田生命J1リーグ第17節が10日に行われ、横浜F・マリノスと柏レイソルが対戦した。
3連勝で首位ヴィッセル神戸と暫定的に勝ち点で並んだ横浜FMが、井原正巳監督就任後も未だ勝利がない柏を『日産スタジアム』に迎えての一戦。序盤から押し込む横浜FMは、13分に決定機を迎える。エウベルがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを務めたアンデルソン・ロペスはゴール左隅と流し込み、3試合連続ゴールを記録した。
その後は早々に追いかける展開となった柏の時間帯が続く。34分、マテウス・サヴィオがペナルティエリア左からゴール右上を狙ったが、コントロールショットは惜しくもポストに阻まれる。それでも40分、マテウス・サヴィオのクロスが相手DFエドゥアルドのオウンゴールを誘い、柏は試合を振り出しに戻す。
しかし41分、横浜FMが一瞬のスキを突いてすぐさま勝ち越しに成功。エウベルがエドゥアルドのフィードに抜け出し、相手GKとの一対一を制してゴール左下へと流し込んだ。
1点ビハインドで折り返した柏は、後半開始直後に再び追いつく。スルーパスに抜け出したマテウス・サヴィオが、低くて速いクロスを供給。相手のクリアが中途半端になると、ゴール前のこぼれ球に詰めた戸嶋祥郎が押し込んだ。
一進一退の攻防が続くなか、73分に柏が逆転に成功する。右サイドから片山瑛一がピンポイントのクロスを供給。ボックス中央のフロートが頭で合わせて押し込んだ。7日に第1子が生まれていたフロートは得点後、チームメイトともにゆりかごダンスでJ1初ゴールを祝った。
リードを死守したい柏は87分、ハーフウェーライン付近で宮市亮に入れ替わられそうになった立田悠悟が、手を使って宮市を倒してカウンターを阻止。さらにリスタートを遅らせようと、ボールをピッチの外へと蹴り出す。両方のプレーが警告の対象となった立田は連続でイエローカードを受け取って退場となり、柏は残り時間を数的不利で戦うことになった。
すると後半アディショナルタイム4分、横浜FMが追いつく。ペナルティエリアの手前から水沼宏太が丁寧な浮き球を供給。ゴール前に飛び込んだA・ロペスが頭で合わせて押し込んだ。A・ロペスは3試合連続の2得点となった。
そしてその3分後、横浜FMが再び勝ち越しに成功する。マルコス・ジュニオールの折り返しをボックス内で収めた宮市が、思いきって右足一閃。シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴールへと吸い込まれた。
試合はこのまま終了し、横浜FMは4連勝、柏は3連敗で6戦未勝利となった。次節は24日に行われ、横浜FMは敵地でサンフレッチェ広島、柏はホームでアルビレックス新潟と対戦する。
横浜FM ・宮市亮が復帰後初ゴールで感極まる「こういう景色を待っていた」 | サッカーキング
明治安田生命J1リーグ第17節が10日に行われ、横浜F・マリノスが柏レイソルに4-3で勝利した。試合後、後半アディショナルタイム7分に決勝ゴールを決めた宮市亮がフラッシュインタビューに登場。ケガによる長期離脱を乗り越えてチームの勝利に貢献できた喜びを口にした。
昨年7月27日に日本代表として出場した「EAFF E-1 サッカー選手権」の韓国戦で右ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを負った宮市は、先月24日の「JリーグYBCルヴァンカップ」グループステージ第5節の北海道コンサドーレ札幌戦で312日ぶりに横浜FMでの公式戦出場を果たしていた。
宮市は79分にピッチに入ると、3-3で迎えた後半アディショナルタイム7分にマルコス・ジュニオールの折り返しをボックス内で収め、思いきって右足を一閃。シュートは相手DFに当たってコースが変わるもゴールへと吸い込まれ、宮市の復帰後初ゴールが劇的な決勝ゴールとなった。
宮市は自身のゴールを振り返り、「気持ちで、ボールが、最後に魂が乗ってくれて、ゴールに入ってくれました。本当によかったです」とコメント。また、復帰後初ゴールとなったことに関しては、「こういう景色を待っていたので、本当に、皆さんと勝ちを分ち合えて本当に良かったです」と感極まりながら話した。
両チーム合わせて7点が入った激戦を勝ち切ったことに関しては、「チームの総合力を、最後の最後まで見せられたと思いますし、本当に、諦めなければ何か変わるんだっていうものを少しでもみなさんに感じ取ってもらえれば本当に嬉しいです」と語り、アディショナルタイムに2点を奪った展開を振り返りつつ、最後に「皆さんの声が最後にゴールを決めさせてくれました」と、サポーターへの感謝を述べた。
次節は24日に行われ、横浜FMは敵地でサンフレッチェ広島と対戦する。
サッカーマガジンWEB
宮市亮が土壇場で魂の決勝ゴール! 横浜FMが劇的な逆転で4連勝! 柏は6試合ぶりの勝利をつかみ損ねる◎J1第17戦 – サッカーマガジンWEB
— アディショナルタイムに2ゴール!
3連勝中で好調の横浜FMが5戦未勝利の柏をホームに迎えた。チームの勢いを示すように、先制したのは横浜FMだった。前半13分、右のヤン・マテウスから左に大きく展開。ボックス内で仕掛けたエウベルがシュートフェイントで切り返すと、ブロックにいった立田の残り足がひっかかる形となり、エウベルが転倒。横浜FMがPKを獲得し、アンデルソン・ロペスが3試合連続となるゴールを決め、リードを奪った。
だが、井原正巳監督就任後初勝利を目指す柏も35分に小屋松の仕掛けからマテウス・サヴィオが狙ったシュートがポストを直撃するなどゴールに迫ってみせる。そして40分、チャンスをモノにした。片山のロングフィードで右サイドを抜け出したM・サヴィオが早いタイミングでクロスを供給。自陣ゴール方向に戻りからの守備を強いられた横浜FMのCBエドゥアルドのクリアはそのままゴールの中へ吸い込まれ、オウンゴールで柏が1点を返した。
だが、試合はここから起伏に富んだ展開になっていく。柏が振り出しに戻したのも束の間、直後のキックオフの流れから横浜FMが再びリードを奪ってみせるのだ。オウンゴールの当事者になってしまったエドゥアルドが柏最終ラインの背後にボールを送ると、斜めに走り出していたエウベルが自らのスピードを殺すことな抜群のタッチでボールを収め、そのままGKとの1対1を制して蹴り込んだ。シンプルだが技術の高さが詰まったプレーで柏を再び突き放した。
ハーフタイムを挟み、迎えた後半。取られたら取り返すとばかりに、今度は柏がキックオフ直後にネットを揺らす。短くパスをつなぎながら左に展開し、M・サヴィオがDFとGKの間に鋭いクロスを送る。GK一森が弾いたところに戸嶋が素早く詰めてプッシュ。柏がまたも同点に追いついた。
その後は柏がやや優勢に試合を進めていくことになった。タイトな守りで横浜FMのビルドアップに制限をかけ、ボールを奪うや相手ゴールを目指すプレーを繰り返す。試合の中盤はアウェーチームの流れにあったと言っていいだろう。自然、次の1点を奪ったのも、追いついた勢いのままアグレッシブなプレーを続けていた柏だった。
73分、右サイドから片山が送ったピンポイントクロスを、途中出場のフロートがヘディングシュート。横浜FMの2CBに間に入り込み、打点の高いヘッドを叩き込む。ついに勝ち越した柏は守備の局面ではしっかり構えつつ、ミドルゾーンに相手が入ってくると一気に相手を捕まえて横浜FMに流れを渡さない。リードをうまく維持していたが、終了間際にミスから試合の流れを変えてしまう。
87分、敵陣に入ったところで横パスを受けた立田がコントロールをミス。宮市にボールを奪われると、突破を嫌って思わずファウルを犯してしまう。この一連のプレーで2枚のイエローカードを受けた立田は退場処分に。柏は数的不利を余儀なくされ、横浜FMが怒濤の攻撃を展開するようになっていく。
アディショナルタイムに突入した90+4分、横浜FMは右サイドでパス交換して柏守備陣にギャップを作り出すと、渡辺のパスを受けた水沼の柔らかいクロスをボックス内に送り、A・ロペスのヘディングを導く。ゴール右下に決まり、横浜FMが3−3の同点に追いついた。
その直後には柏も、大きく前に出てプレーした横浜FMのGK一森のクリアを拾って、高嶺がセンターサークル内から無人のゴールへロングシュートを放ち、あわやの場面を創出する。だがシュートは惜しくもクロスバーを直撃。勝ち越しのビッグチャンスを逃した。
横浜FMにも直後にビッグチャンスが到来する。90+7分、自陣から速攻を仕掛け、敵陣内でM・ジュニオール、A・ロペス、再びM・ジュニオールとパスをつなぐと、最後はボックス左のM・ジュニオールから送られたボールを、宮市が中央で受けて右足一閃。シュートは相手選手に当たってゴールの中へと転がった。
まさに気持ちで押し込んだような決勝点だった。VARを経てゴールが認められた瞬間、スタンドから大きな歓声が降り注ぎ、宮市のもとに横浜FMの選手と仲間が駆け寄った。昨年7月にケガをおい、長期離脱を経て先月24日に10か月ぶりに復帰しばかり。宮市の復帰後初ゴールが、激闘に終止符を打つ決勝点になった。
「気持ちで、最後、魂がボールに乗ってくれてゴールに入ってくれました。こういう景色を待っていたので、みなさんと勝ちを分かち合えて本当に良かったです。チームの総合力を本当に最後の最後まで見せられたと思いますし、諦めなければ何か変わるんだというものを、少しでもみなさんに感じ取ってもらえればうれしいです」
キャリアの中で何度もケガに泣かされ、その都度、復活を遂げてきた『決して諦めない』宮市の言葉には重みがある。アディショナルタイムに2ゴールを奪って逆転に成功した横浜FMは、今季初の4連勝を達成。1試合消化の少ない神戸を抜き、暫定ながら首位に立った。
ゲキサカ
後半ATに宮市亮が復活大逆転弾! 横浜FMが4発で4連勝! 柏は一時逆転も…井原新監督体制の初白星はお預けに | ゲキサカ
J1リーグは10日に第17節を行った。横浜F・マリノスと柏レイソルの対戦は、横浜FMが4-3で勝利。横浜FMは2-3で迎えた後半アディショナルタイムに、FWアンデルソン・ロペスとFW宮市亮がゴールを決め、試合をひっくり返した。
今季初の3連勝で暫定的に首位・ヴィッセル神戸と勝ち点を並べた横浜FMは、今季無敗のホームで下位の柏を迎えた。好調の勢いはそのままに前半11分、MFヤン・マテウスが右サイドからサイドチェンジ。左サイドからMFエウベルが攻め立てると、PA左でDF立田悠悟のファウルを誘発した。
キッカーはA・ロペスが務め、冷静に決め切る。FW大迫勇也(神戸)と並ぶ得点ランクトップタイの12点目で、先制ゴールを挙げた。
先制を許した柏はその後、FW細谷真大とFWマテウス・サヴィオを中心に攻め立てる。前半39分、M・サヴィオが左サイドから右足アウトサイドでクロス。すると、DFエドゥアルドに当たってオウンゴールとなり、柏が1-1と追いついてみせた。
追いつかれた横浜FMだが、オウンゴールを喫したエドゥアルドが反撃を試みる。前半41分、後方からロングボールを最前線に飛ばすと、エウベルが反応。敵陣PA内でしっかりとゴールに流し込み、2-1と勝ち越しに成功した。
前半を1-2のままリードされて折り返した柏は、後半開始早々の攻撃で再び試合を振り出しに戻す。後半1分、左サイドの展開からM・サヴィオがクロスを上げると、GK一森純にはじかれる。すかさず詰めたMF戸嶋祥郎が押し込み、2-2と同点にしてみせた。
拮抗状態を打破すべく、両チームは交代カードを切る。柏は後半15分にDF三丸拡とFWフロートを投入。一方、横浜FMは同25分にDF上島拓巳、MF山根陸、FWマルコス・ジュニオールが入った。
すると、交代策が的中したのは柏。後半28分、右サイドからDF片山瑛一が浅い位置からクロスを上げると、PA中央に飛んだボールを、フロートが頭で叩きつける。バウンドしたボールはゴールに吸い込まれ、逆転ゴール。3-2と試合をひっくり返した。
横浜FMは後半34分にFW水沼宏太、FW宮市亮の出場で攻勢を強める。同44分に柏の立田にレッドカードが出されて退場処分となり、数的優位に立った。すると後半アディショナルタイムに怒涛の反撃に出る。
後半アディショナルタイム4分過ぎにA・ロペスが得点ランク単独首位に立つゴール、そしてその3分後には5月末に負傷から復帰した宮市がゴール。劇的な2連発で横浜FMが4-3の再逆転勝利を収め、4連勝を果たした。
「ボールに魂が乗ってくれた」復活の宮市亮が339日ぶり弾で横浜FM大逆転勝利! 試合後には涙を流して感謝 | ゲキサカ
復帰後初ゴールは、横浜F・マリノスに劇的な勝ち点3をもたらすものとなった。FW宮市亮は3-3で迎えた後半アディショナルタイム7分過ぎに右足シュート。相手のブロックに当たりながらもゴールに吸い込まれた。試合後のフラッシュインタビューでは「ボールに魂が乗ってくれて、ゴールに入りました」と喜びを語った。
横浜FMは前半13分に先制したが、その後は2度のリードを守り切れず。後半28分には2-3と逆転を許した。追いかけるべく、同34分に宮市とFW水沼宏太が投入される。それでも相手の守備は固く、90分が過ぎて後半アディショナルタイムに突入した。
後半アディショナルタイム4分過ぎにFWアンデルソン・ロペスがゴールをこじ開け、横浜FMは3-3と同点に追いつく。そしてその3分後、宮市が魂をボールに乗せる。PA中央でボールを持つと右足シュート。相手選手のブロックに当たりながらも、ボールの勢いは落ちず。ゴール右隅にゆっくりと吸い込まれ、再逆転の決勝ゴールとなった。
宮市のゴールは昨年7月6日のJ1第20節・サンフレッチェ広島戦以来となる339日ぶりのものとなった。直後の日本代表戦で右膝前十字靭帯断裂の重傷を負い、今年5月末に待望の復帰。そして、今節に待望のゴールとなった。
試合後のフラッシュインタビューでは感極まった。涙を流しながら「こういう景色を待っていたので、皆さんと価値を分かち合えてよかった」とサポーターに感謝。「チームの総合力を見せられた。諦めなければ変わるんだと、皆さんに感じ取ってもらえればうれしいです。皆さんの声援が最後の最後でゴールを決めさせてくれたと思う」と喜びを伝えた。
Goal.com
劇的AT決勝弾!宮市亮が涙「魂が乗ってゴールに」 | Goal.com 日本
劇的決勝弾の横浜F・マリノスFW宮市亮が涙の喜びコメントを残した。
横浜F・マリノスのFW宮市亮が柏レイソル戦の劇的決勝弾に喜びの声を残した。
明治安田生命J1リーグ第17節の横浜F・マリノス対柏レイソルが10日に日産スタジアムで開催。打ち合いとなった試合は、2-3のビハインドで迎えた後半アディショナルタイム、アンデルソン・ロペスのゴールで横浜FMが同点に。さらに、試合終了間際にも正面でマルコス・ジュニオールの横パスを受けた宮市がシュートを放つと、DFにディフレクトしつつゴールに。横浜FMが劇的決勝弾により4-3の激戦を制し、リーグ4連勝を決めた。
試合後、右膝前十字靭帯断裂での長期離脱から復帰後初ゴールが劇的決勝弾となった横浜FMの宮市は「ありがとうございます! 本当に気持ちで、最後に魂が乗ってゴールに入ってくれました。本当に良かったです」と喜び、サポーターの歓迎について触れられると目に光るものを見せながら、「こういう景色を待っていました。皆さんと勝ちを分かち合えて本当に良かったです」と口にし、以下のように続けた。
「チームの総合力を最後の最後まで見せられました。諦めなければ何かが変わると、少しでも皆さんに感じ取ってもらえれば本当に嬉しいです」
「今日もたくさんのお客さんに来ていただき、ありがとうございます。皆さんの声援が最後の最後、ゴールにつながりました。次の試合もよろしくお願いします」
フットボールゾーン
横浜FM宮市が劇的V弾! 終盤怒涛の攻撃で4-3勝利、柏は井原体制初勝利ならず | フットボールゾーン
— アウェー柏が後半に逆襲も、J1王者・横浜FMも譲らず
J1は6月10日に第17節を各地で行い、2位の横浜F・マリノスはホームの日産スタジアムに、17位の柏レイソルを迎え4-3で競り勝った。3連勝中の横浜FMは、1試合消化試合が少ないながらも同じ勝ち点で首位に立っているヴィッセル神戸に勝ってプレッシャーをかけたい一戦だった。
横浜FMがボールを握る展開になるが、最初にビッグチャンスを迎えたのはアウェーの柏だった。前半9分に右サイドを突破したMF戸嶋祥郎がクロスを上げると、ゴール前で完全にフリーになっていたFW細谷真大がヘディングで合わせる。絶好のチャンスだったが、細谷はシュートを大きく右に外してしまった。
するとその2分後、横浜FMはFWエウベルが2試合ぶり先発のDF立田悠悟にエリア内で倒されてPKを獲得。これをFWアンデルソン・ロペスが左足でゴール左にシュートを決めて横浜FMが先制した。カウンターやセットプレーでチャンスを作っていた柏は、前半21分に最終ラインの裏でパスを受けた細谷が再びチャンスを得る。しかし、GKをかわして放ったシュートは左ポストを叩き、同点に追い付くことはできなかった。
相手陣内までボールを運ぶ柏だが、クロスの精度を欠いてチャンスを作れない。同35分には立田が右から左のMF小屋松知哉へ左足でロングパスを通す。小屋松からパスを受けたMFマテウス・サヴィオが右足でゴールを狙ったが、今度は右ポストを叩いてゴールを挙げられない。前節の北海道コンサドーレ札幌戦(4-5)で、それまでのゴール不足が嘘のように得点を挙げた柏は、その後もチャンスを作ると前半40分には左サイドを突破したマテウス・サヴィオが右足アウトサイドでゴール前に入れたボールを横浜FMのDFエドゥアルドが自分たちのゴールに蹴りこんでしまい、オウンゴールで同点に追い付いた。
このまま勢いに乗りたい柏だったが、横浜FMも譲らない。試合再開直後にエドゥアルドがエウベルにロングパスを送ると、エウベルはスピードを落とさずに足裏で絶妙なトラップを見せて柏の最終ラインを破る。そのままGKとの1対1を確実に決めすぐにリードを取り戻した。このまま前半はホームの横浜FMが2-1とリードして折り返した。
後半の開始早々、今度は柏が仕掛ける。左サイドからサヴィオが折り返したボールをGKが弾いたところを戸嶋が押し込み、2-2の同点に追い付く。同17分に井原正巳監督は、FWフロートとDF三丸拡を同時に投入して、左から2点に絡んだサヴィオを左MFに移し、三丸を左サイドバックとする4-4-2に布陣を変えた。
横浜FMのケヴィン・マスカット監督も、後半25分にイエローカードを受けていた畑中やMF西村拓真をベンチに下げる3人交代を行う。その3分後、交代が成功したのは柏だった。右サイドのDF片山瑛一のクロスをフロートがヘッドで合わせて逆転ゴールを決めて、この試合初めてリードを奪った。
横浜FMもFW宮市亮、MF水沼宏太を投入して同点ゴールを目指す。そのなかで、宮市へのファウルをした柏の立田が、ファウルと遅延行為で連続してイエローカードを受けて退場となる。数的不利となった柏に対し、横浜FMは攻め込み、水沼のクロスをアンデルソン・ロペスがヘディングでゴールに決めて土壇場で3-3の同点に追いついた。その後も攻め続ける横浜FMは、宮市が逆転ゴールを記録。衝撃的なアディショナルタイムの連続ゴールで、横浜FMが4-3と逆転して勝ち点3を手にしている。
宮市亮が思わずインタビューで涙 不屈の男の決勝ゴールにファン感激「漫画のような復活」「これは泣ける…」 | フットボールゾーン
— 点の取り合いとなった一戦で宮市が後半アディショナルタイム7分に決勝弾
横浜F・マリノスは6月10日、J1リーグ第17節でホームに柏レイソルを迎え4-3で接戦を制した。後半に途中出場したFW宮市亮が後半アディショナルタイムに決勝ゴールを挙げ、その復活した姿に反響が広がっている。
宮市は昨年7月、E-1選手権に出場する日本代表に約10年ぶりに招集されるも、第3戦の韓国代表戦で膝を痛め無念の交代。その後、右膝前十字靭帯断裂の大怪我と診断され長期離脱となった。5月24日のルヴァンカップ・グループステージ第5節北海道コンサドーレ札幌(@札幌/2-3)戦で、約10か月ぶり(301日ぶり)の公式戦復帰を果たしていた。
苦しい時期を過ごした宮市は、柏戦で2-3とリードを許すなか後半34分にピッチへ。柏が優勢を強める展開で、同42分に柏DF立田悠悟がファウルと遅延行為で連続してイエローカードを受けて退場に。数的優位を得たなか、同アディショナルタイム4分にFWアンデルソン・ロペスのゴールで同点に追い付く。
迎えた後半アディショナルタイム7分だった。相手のペナルティーエリア内でのこぼれ球をMFマルコス・ジュニオールが披露と中央の宮市へ。ワントラップから放ったシュートは相手DF2人に当たってコースが変わり、ゴールネットへと吸い込まれていった。
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で攻撃の起点シーンのファウルなどを確認したのちに認められ、試合終盤の劇的ゴールが認められる。嬉しい復帰後初ゴールで、宮市はチームを救う結果となった。
試合後のヒーローインタビューでは、宮市が「こういう景色を待っていた」と話し、感極まり涙を流す姿も。スポーツチャンネル「DAZN」で逆転シーンが公開されると、ファンからも「本当におかえり」「鳥肌たった」「漫画のような復活」「これは泣ける…」「胸が熱くなった」「この瞬間を信じて待ってたよ!」と感動のコメントが多数寄せられていた。
激闘に決着を付けた“不死鳥”の活躍に、多くのファン・サポーターが心を動かされていたようだ。
横浜FM宮市亮に敵サポーターも拍手 「現役を続けて良かった」…不屈のヒーローが噛み締めた喜び | フットボールゾーン
— 柏戦で劇的決勝ゴール、大怪我から復帰後初得点で主役に
横浜F・マリノスがFW宮市亮の劇的な逆転ゴールで4-3の勝利を飾った。試合は横浜FMがFWアンデルソン・ロペスの得点で先制も、柏が同点、すぐさま横浜FMが勝ち越すと、また柏が追い付くという展開だったが、後半28分にDF片山瑛一の右クロスにFWフロートが豪快ヘッドで合わせる形でアウェーの柏が一旦は逆転した。そこからケヴィン・マスカット監督が、MF水沼宏太と一緒に命運を託して送り出したのが宮市だった。
後半42分に鋭い仕掛けでDF立田悠悟のファウルを誘い、結果的に直後の遅延行為で退場となった。11対10になった後半アディショナルタイムに、水沼のクロスからA・ロペスが同点ゴールを決めると、直後に柏MF高嶺朋樹のロングシュートがクロスバーに当たるなど、攻守が交互に切り替わるオープンな展開になる。
迎えた後半アディショナルタイム、試合を決する一撃が生まれた。柏のロングボールをDFエドゥアルドが折り返したところからFWマルコス・ジュニオールが受けて、A・ロペスがファーストコントロールから前を向く。柏DF古賀太陽がなんとか外側にかき出すが、素早く拾い直したM・ジュニオールのパスを宮市がトラップした右足で思い切り振り抜く。ボールは懸命のブロックに来たDF土屋巧に当たり、転々とゴールを割った。
宮市がそのままゴール裏のサポーターに向けて喜びを爆発させたあと、直前にあったシーンで横浜FM側にファウルがあったかどうかのVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックが行われたが、OFR(オンフィールド・レビュー)の末にゴールが認められると、宮市はマスカット監督と抱き合った。
「嬉しかったですし、本当に何かこう、いろんな人の思いが乗ったゴールだったなと。だからこそ入ったなという感じでした。時が止まったような……入ってくれと。僕の力じゃどうしようもないぐらいの回転が掛かってたので。みなさんのポジティブなエネルギーが乗っかってゴールになったかなと思います」
昨年にはE-1サッカー選手権に出場する日本代表に約10年ぶりに選出も、韓国戦で負傷交代。前十字靭帯の断裂で、全治8か月と診断された。これまで度重なる大怪我から復帰してきた宮市だが、サポーターや選手たちに励まされてリハビリに取り組み、5月24日のルヴァン杯・北海道コンサドーレ札幌戦で復帰を果たした。そうしたことも知ってか、試合後のヒーローインタビューに答える宮市に対して、悔しいはずの柏サポーターからも温かい拍手が送られた。
「レイソルも本当にいい戦いをしていましたし、自分たちも危ないところもありましたけど、なんとかみんなの諦めない気持ちが上回ったのかなと思います」
そう振り返る宮市は苦しい時間も含めて、サッカーをやり続ける喜びを語った。
「現役を続けて良かったなと思いましたし、やっぱりサポーターが今日もたくさん来て、喜んでくれる。スタッフがサポートしてくれて、ゴールを喜んでくれる。そういう誰かを喜ばせることができる1ゴールで。本当にそういう職業っていいなと思いましたし、まだまだこういった機会を何度も続けていきたいなと思います」
横浜FMは「バラバラ感ある」 水沼宏太が叱責、なぜ歓喜のチームに苦言?「あんなやられ方…」 | フットボールゾーン
— 柏戦の終盤2ゴールで劇的逆転、歓喜の勝利後に投げかけた厳しい言葉
後半アディショナルタイムに同点ゴールだけではなく、逆転ゴールも奪い切った。横浜F・マリノスがホームに柏レイソルを迎えた6月10日のJ1第17節の試合は、アディショナルタイムのドラマに、日産スタジアムが歓喜に揺れた。
決勝ゴールを挙げたMF宮市亮とともに、後半34分からピッチに立ったMF水沼宏太は、FWアンデルソン・ロペスのゴールをアシストした。「あそこは、ナベ(渡辺皓太)が戻してくれると思っていたし、あそこに人数をかければ中がフリーになるのは分かっていた。1人退場しても、片方に寄って行く傾向が相手にあったので、こっちに寄せてもらって右の距離感を良くしていけば、こっちで崩して左で行ける感覚は入ってからすぐ持っていた」と、冷静に相手を分析しながら戦っていたことが、同点ゴールのクロスにつながったと明かした。
横浜FMは、この同点ゴールに満足せずに逆転ゴールを狙いにいった。「あれであの時間に同点になったら、ホームだし、雰囲気がああさせたんじゃないかな。日産スタジアムがあれだけ地鳴りみたいになるのは初めて経験したんで。ああいう勝利はこれからにつながるなと思います。勝って良かったです」と、振り返った。
負傷から復帰した宮市の決勝ゴールについては、水沼は「亮が出ている試合は、全部チャンスが来ていたので『やっと入ったな』という感じでした」と冗談っぽく笑い、「でも、大事な場面で決めてくれたのは、すごくよかった。相手に当たって時が止まる感じでコロコロ入っていきましたが、みんなの思いがそうさせたんじゃないかなと思います。亮だけじゃなくて、やっぱりチームメイト、今日ベンチに入っていなかった選手だったり、スタッフだったり、今日来てくれた会場の人たちもそう。みんなの思いがコロコロと転がって入ってくれたんじゃないかなと思います」と、決勝ゴールを取りきれた要因を分析した。
とはいえ、この話が出たのは水沼の囲み取材の終盤だった。最初に水沼が口にしたのは、劇的な勝利の後もチームを冷静に見た厳しい言葉だった。
「うちは今、失点が少し多いので。そこは直していかないといけない。勝って良かったけど……っていう感じです。喜びはしますけど、あんなやられ方をしていたら駄目。後半の入り方だったりとか、今のチーム状況を物語っている。バラバラ感があるのも否めない。3試合したら普通は負け試合。最後、運良く点が入りましたが、そこは問題あるかなと思います」
劇的な勝利に酔いながらも、冷静に改善すべきところからは目を逸らさない。昨シーズン王者にとって前半戦の最後の試合は、大きな意味のある一戦となりそうだ。
サッカー批評Web
J1横浜F・マリノスのFW宮市亮が、負傷から復帰後初となるゴールを決めた。試合後のヒーローインタビューでも見る人々を魅了している。
ケガに泣かされることの多いキャリアだった。高校卒業後、当時のアーセン・ヴェンゲル監督に見初められ、Jリーグを経ることなくアーセナルへと加入。爆発的なスピードが最大の魅力だったが、その武器が諸刃の刃となり、負傷や手術を経験した。
膝の十字じん帯は3度、断裂している。左足が1度、右足が2度。その最後の負傷は昨年7月、久々に招集された日本代表の試合中に負ったものだった。
右膝前十字じん帯の手術を受け、ようやく今年5月に復帰した。10か月のブランクを経て、前節まで公式戦4試合に出場していた。
10日のJ1第17節の柏レイソル戦もベンチスタートだったが、大きな仕事をした。シーソーゲームの中、1点を追う後半34分に出場。柏に退場者が出た後、アディショナルタイムに追いつくと、宮市の見せ場がやってきた。
きれいな形ではなかったかもしれない。だが、ゴール前でパスを受けた宮市のシュートには気持ちがこもっていた。だからこそ、相手DFが伸ばした足に当たっても大きくそれることなくゴールへと転がり込んだ。
■声を震わせる宮市
宮市は、ヒーローインタビューで「最後、魂がボールに乗ってくれてゴールに入ってくれました」と話した。昨年7月6日以来、約11か月ぶりとなる復帰後初ゴールが決勝点となったことに触れられると、「こういう景色を待っていたんで……」と絞り出す声は震えていた。「本当に皆さんと勝ちを分かち合えて、本当に良かったです」と語り終えると、そっと目元をぬぐった。「諦めなければ何か変わるんだということを、皆さんに少しでも感じ取ってもらえれば本当にうれしいです」
その一言には、まさに実感がこもっていた。
このインタビュー動画は、試合後に早速Jリーグのツイッター公式アカウントに投稿された。目にした人々は、他クラブもファンも含めて心を振るわされた。
「もうね、嬉しい以外の言葉がないよね」
「これは泣いちゃうよ」
「どうしてこんなにかっこいいのか」
「どこまでエンターテイナーなのほんと」
「宮市がたくさんの人に愛されるのがよくわかる」また、インタビューの後には、スタンドで涙するファンの姿も。「宮市選手もすごかったけど最後のサポの涙にもらい泣き」と、涙腺を決壊させられる人もいたようだ。
Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜
横浜F・マリノス 2023マッチレポート | 6月10日 vs 柏 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
SPORTERIA
J1 第17節 横浜FM vs 柏のデータ一覧 | SPORTERIA
こけまりログ
2023/06/10 【スタジアム観戦情報まとめ】2023/6/10(土)16:00KO J1第17節 横浜F・マリノスvs.柏レイソル@日産スタジアム
今週の他会場など
(´-`).o0(日曜日のゲーム後に更新予定)
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