【試合結果Webニュースまとめ(3●1)】2025/4/20(日)16:00KO J1第11節 浦和レッドダイヤモンズvs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002


【試合結果Webニュースまとめ(3●1)】2025/4/20(日)16:00KO J1第11節 浦和レッドダイヤモンズvs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002
 
 

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1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.X(旧Twitter) / Instagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第11節 浦和レッズ vs 横浜F・マリノス 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】浦和vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田J1リーグ:2025年4月20日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
 └ 入場者数 41,981人

監督コメント

[ パトリック キスノーボヘッドコーチ ]

ボールを握る時間はあったと思います。
2失点したあとのリアクションも焦らずにプレーしてくれました。
ただ、セットプレーの2次攻撃を防ぎ切ることができませんでした。
全体的に選手たちはやってやろうという意識を見せてくれました。

--前線の強度やプレスを掛ける選手たちの姿勢と、苦しんだビルドアップについての見解を教えてください。

前監督が解任となってから少しの時間でこの試合に向かってきました。
それでも臆病にならず、プレスは良い部分も出ました。
ビルドアップで前に運ぶことができない場面では、もう少しボールを動かすスピードを上げなければいけません。
まだまだパフォーマンスを上げられる点はあると感じています。

--前半開始早々に脳震盪の疑いで交代した宮市 亮選手の状況を教えてください。

宮市は「大丈夫」と聞いていますが、詳しい状況はまだ知りません。
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の準々決勝が開催されるサウジアラビア遠征に帯同できるかどうかも、現状では分かりません。
そして、キックオフ直後の交代は予測不可能でした。

--次戦となるACLE準々決勝のアル・ナスル(サウジアラビア)戦に向け、意気込みを聞かせてください。

いろいろあった48時間でした。自分のキャリアでもこのような出来事はありませんでした。
ただ、下を向いている暇はありません。自分にもアジアの戦いの経験はあります。
移動後、3日間で準備しなければなりませんし、簡単な大会ではありませんが、前を向いて進んでいきます。

選手コメント

山根 陸

(スティーブ ホーランド前監督の解任で)何かを大きく変えたわけではありませんが、とにかく「戦おう」、「1つになろう」という気持ちをみんなが持っていたと思います。
前半は少しつながりが薄い状態が続いてしまいました。
後半は相手が少し下がった面もありますが、自分たちがコントロールする時間が増え、よりチャンスを作れました。
でも、そうですね。結果は3失点して、ウチは1得点なので、それがすべてです。

--その1点は自身のJ1初ゴールでした。

ヤン(マテウス)が右サイドを突破した時点で相手よりスタートを早く切れていました。
「ボールが来たらいいな」と思っていましたが、(植中)朝日くんがなんとか粘って、良い落としをしてくれました。
良い感じで攻め込み、ゴールに吸い込まれてくれましたね。
今年に入ってサッカー自体が変わり、3列目からどんどん飛び出していく場面が増えていたので、チャンスは来ると思っていました。

--次戦はサウジアラビアでのACLE準々決勝でアル・ナスル(サウジアラビア)との対戦が控えています。

自分というよりもチームとしてどういうことがしたいのかを、共有しなければなりません。
うまくいっていない時期が続いてしまっていますが、どう次につなげていくのか。
細かい点を含めて、どうサッカーしていくのかをみんなで共有する必要があるし、考える必要があります。
アル・ナスル戦までの時間は今までよりはあるので、できることからしっかり準備していきたいです。

そして、アル・ナスルはなかなか対戦できない相手だとも思います。
とはいえ、絶対に負けてはいけないし、勝ち進まないといけない試合です。
チームが勝つために何ができるかが試される一発勝負なので、勝たせるために何ができるかがすべてだと考えています。

 
 

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ハイライト動画など


ハイライト|J1リーグ 第11節|vs 浦和レッズ – YouTube 
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜M、23年ぶり&1シーズン制初の単独最下位…新体制初陣で浦和に敗れ、10年ぶり7戦白星なし― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜F・マリノスはアウェーで浦和に1―3で敗れ、15年以来10年ぶりに7試合白星なしに終わった。18日にスティーブ・ホーランド氏(54)が監督解任され、パトリック・キスノーボ・ヘッドコーチ(HC、44)が暫定的に指揮を執って臨んだ一戦。一度もJ2降格を経験したことがない伝統的クラブが、開幕から12試合でわずか1勝のまま、02年以来23年ぶり、1シーズン制では初の単独最下位に沈んだ。

 横浜Mにとって、アジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)準々決勝アルナスル(サウジアラビア)戦前最後の試合。勝利で弾みをつけたかったが、いきなりアクシデントに見舞われた。試合開始からわずか10秒、FW宮市が右サイドで相手DF長沼と空中戦の競り合いの際に接触し転倒。右側頭部付近を痛めた様子を見せながら仰向けの状態で動けなくなり、担架で運ばれFWマテウスと交代した。

 悪い流れは続く。0―0で迎えた前半終了間際には、DF松原が自陣ペナルティーエリア手前でファウル。このFKを相手MFサヴィオに右足で直接決められて先制された。

 0―1で試合を折り返し、まずは同点を狙うも、まさかのミスが起こる。後半開始直後だった。自陣右サイドからDF松原がスローインを投げ入れると、ゴール前でDF諏訪間が処理を誤り、右足で空振りするキックミス。こぼれ球を相手MF渡辺に拾われ、追加点を許した。

 それでも2―0の後半14分に反撃する。FWマテウスが右サイドからペナルティーエリアへ進入し、中央へパス。FW植中が相手と競り合いながら粘り強くパスを送り、最後はMF山根が右足シュートでネットを揺らした。

 だが、反撃もここまで。同37分にはマテウスの右クロスをファーサイドでFWロペスが頭でゴール前に送るも植中のシュートは枠外。同点を狙うどころか、同43分にも失点し、力尽きた。

 チームはリーグ戦12試合でわずか1勝のまま、ACLEでアジア制覇を目指し、準々決勝以降が集中開催されるサウジアラビアへ向かうことになった。

 
横浜M・ロペスが不満爆発!「サウジで恥をかく」 采配批判も「監督が解任されても変わってない」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜F・マリノスはアウェーで浦和に1―3で敗れ、7戦白星なしとなった。02年以来23年ぶり、1シーズン制では初となる単独最下位に陥落。スティーブ・ホーランド氏(54)が監督解任され、パトリック・キスノーボ・ヘッドコーチ(HC、44)が暫定的に指揮を執ったが、長いトンテルを抜け出せない。FWアンデルソン・ロペス(31)は取材エリアで不満を爆発させた。

 「監督が解任されてもやり方は変わってないので、このままでは苦しい状況が続く」

 昨季まではロペス、エウベル、マテウスによるブラジル人FWトリオで攻撃陣を結成。だが、今季はここまで3人同時先発はなく、キスノーボHCが暫定的に指揮したこの日もエウベルとマテウスがベンチスタートだった。

 ロペスは「4カ月間、同じ戦術でやっていて結果が出ない。変わってない。同じ戦術ではアタッキングフットボールは取り戻せない。(監督が解任されて)前線のブラジル人たちを同時に起用するという希望を持っていたが、変わらなかった」と指摘した。

 重苦しい雰囲気のまま、アジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)準々決勝以降が集中開催されるサウジアラビアへ乗り込むことになった。26日には準々決勝アルナスル(サウジアラビア)戦が控えている。

「このままではサウジで恥をかくし、リーグ戦では降格してしまう。危機感を持たないといけない」

 厳しい言葉を繰り返し、チームの危機的状況を語った。

 
  

ニッカンスポーツ

【横浜】浦和に1-3完敗…7試合勝ち星なしで最下位に陥落 ACLエリート前チーム状況厳しく – J1 : 日刊スポーツ

スティーブ・ホーランド監督を電撃解任した横浜F・マリノスが、アウェーで浦和レッズに1-3と敗れた。7試合連続の未勝利で12試合を終えて1勝(5分け6敗)。最下位の20位に沈んだ。

試合開始からわずか10秒で宮市が相手選手と互いに頭をぶつけ、脳振とうで退場するアクシデントが起きた。

前半53分に直接FKをマテウス・サビオに決められ先制点を許すと、後半開始1分にはDF諏訪間幸成がゴール前でまさかのクリアミス。相手へのプレゼントボールとなって押し込まれ、2点のビハインドとなった。

横浜は後半14分、ヤンマテウス、MF植中とつないで最後はMF山根が右足でゴール。1点差と迫った。

しかし後半43分にCKからの波状攻撃を受け、クロスボールから浦和DFボザに頭で押し込まれた。1-3と再び2点差とされ、あえなく敗れた。

アジアチャンピオンズリーグ・エリートの8強によるファイナルステージのため、開催地のサウジアラビアへ移動。26日(日本時間27日)に世界的スーパースター、クリスティアノ・ロナウドを擁するアルナスル(サウジアラビア)と対戦するが、厳しい状況に立たされている。

 
 

サンケイスポーツ

横浜Mが最下位に転落 ホーランド監督解任後初の試合も黒星 2試合連続の3失点で7戦未勝利 – サンスポ

明治安田J1第11節最終日(20日、浦和3-1横浜M、埼玉)なかなか苦しい状況から抜け出せない。横浜Mはホーランド監督の解任後初の試合となったが、ミスも絡んで3失点で敗れて白星で再スタートを切ることはできなかった。これで7戦未勝利となり、リーグ戦は1勝6敗5分けの勝ち点8で最下位20位となった。

試合開始10秒ほどのプレーでMF宮市が相手との接触で頭部を抑えて倒れこみ、負傷交代。まさかのアクシデントから始まった試合は、激しく攻守が入れ替わる展開に前半はなった。その中で横浜Mは先手を取られた。前半アディショナルタイムにペナルティーエリア手前からのFKを浦和FWマテウスサヴィオにゴール右へ直接決められて0―1で前半が終わった。

後半開始直後にはスローインからゴール前でクリアを図ったDF諏訪間がうまく蹴りこめず、こぼれ球を浦和MF渡辺にゴールへ押し込まれた。ミスをしたDF諏訪間はその場で顔を下に向けて倒れこむ姿も。2点を追いかける展開となったが、横浜Mは後半14分にMF山根が右足で押し込んで1点差に。その後も猛攻をしかけた。

後半39分にはペナルティーエリア内でFWエウベルからの落としで、FW植中が決定機を作ったがシュートはジャストミートしなかった。すると、後半43分に浦和DFダニーロ・ボサに頭で決められて3失点目。2試合連続の3失点と守備が課題となっている。

試合終了の笛が鳴ると、横浜Mの選手らは呆然とする姿も。サポーターからは試合が終わっても応援歌の大声援で背中を押される姿があった。次はアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の準々決勝、アルナスル(サウジアラビア)戦が26日(日本時間27日)に控えており、切り替えていきたいところだ。

 
横浜M・アンデルソンロペス「このままだとサウジで恥をかく」2試合ぶり先発も不発に終わり危機感を募らせる – サンスポ

明治安田J1第11節最終日(20日、浦和3-1横浜M、埼玉)横浜Mはホーランド監督の解任後初の試合となったが、ミスも絡んで3失点で敗れた。これで7戦未勝利となり、リーグ戦は1勝6敗5分けの勝ち点8で最下位に転落した。

先発で後半32分までプレーしたFWアンデルソンロペス(31)は、2試合ぶりの先発出場も、なかなかボールが集まらず不発。思うようなプレーもできず、2年連続Jリーグ得点王の実力は発揮されなかった。

「監督は変わっているんですけど、やり方は変わっていないのでまだ苦しい状況が続くんじゃないかと思う。やり方を変えないと本当にサウジ(アラビア)で恥をかくと思う」

試合後の取材ではアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の準々決勝、アルナスル(サウジアラビア)戦が26日(日本時間27日)に控える中、危機感を募らせた。その思いは強く「この4カ月間同じことをやって、同じ戦術をやって結果が出ない。このままサウジに行ったら恥をかくし、このままズルズルリーグをやっていれば降格になってしまう。それは危機感をもってやらないといけない」と訴えた。

本来の持ち味であるアタッキングフットボールを取り戻せるか。前日の取材ではこの試合を見てほしいと答えていたが、「同じ戦術で、まだアタッキングフットボールは取り戻せていないですし、今までやってきたこと。前線のブラジル人たちを同時に使うとかあるかなと思って希望をもっていたんですけどそれは変わらずでしたね」と下を向いた。

ACLEでは今大会9得点で得点ランキング1位を走っている。そのままアジア制覇だけでなく、得点王の称号も持ち帰りたいところ。だが「それを目指してはいますけど、このサッカーを変えないと無理ですね。4カ月同じことをやっているんですよ」と繰り返した。(森祥太郎)

 
  

スポーツ報知

横浜FM、開幕12試合1勝でクラブ史上初の1ステージ制単独最下位転落…浦和に1―3敗戦で泥沼3連敗&7戦未勝利 – スポーツ報知

 横浜FMが敵地で浦和に1―3で敗れ、1ステージ制ではクラブ史上初の単独最下位に転落した。

 18日にスティーブ・ホーランド監督の電撃解任が発表され、この日の試合はヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮したが、前半アディショナルタイム(AT)8分に浦和のマテウスサビオに直接FKを決められて、前半を0―1で折り返し。

 後半1分にはDF諏訪間が自陣ゴール前でまさかのクリアミスで2点目を献上。後半14分にMF山根が右足シュートを押し込んで1点を返したが、後半38分にはFW植中がゴール前でフリーの決定機を外すと、直後にはセットプレーの流れからの失点。1―3で破れ、これで3連敗&7戦未勝利。開幕12試合わずか1勝(5分け6敗)で、2002年第2ステージ3節以来、1ステージ制ではクラブ史上初の単独最下位の屈辱を味わった。

 
 

サッカーダイジェスト

横浜FMは “解任ブースト”の効果もなく…。マテウス・サヴィオの芸術弾などで浦和がリーグ3連勝を飾る | サッカーダイジェストWeb

— 横浜FMは開始直後にまさかの失点

 2025年4月20日、埼玉スタジアム2002で浦和レッズと横浜F・マリノスが対戦。リーグ3連勝を目指す浦和は好調の松尾佑介を1トップに置く4-2-3-1システムで、スティーブ・ホーランド退任後初の試合となった横浜FMは4-4-2システム(負傷の宮市亮を6分に下げてヤン・マテウスを投入した後の形)で臨んだ。

 ホームの浦和が攻めれば、横浜FMも激しい守備で対抗。中盤での潰し合いも目立った試合はどちらに流れがガッツリと傾かないまま、30分を過ぎた。アウェーの横浜FMもディフェンスに注力しているわけではなくチャンスの場面では積極的にゴールを狙うなど、前向きなサッカーを展開。決して退屈な試合ではなかった。

 そんな中で光ったのは、サミュエル・グスタフソン(浦和)のゲームメイクだ。冷静なパスで攻撃にリズムを生み出し、好機を演出するシーンもあった。このスウェーデン人MFがボランチに固定されてから浦和は安定した試合運びができるようなった印象もある。

 0-0のままハーフタイムかと思われた前半終了間際、先制点を決めたのは浦和だった。ゴール正面近く、ペナルティエリア付近で得たFKをマテウス・サヴィオが芸術的なひと振りで沈めたのである。ほぼ互角の展開だったので、浦和にとっては大きな1点となった。

 後半に入ると、浦和はいきなり追加点を奪う。横浜FMの松原健のスローインから諏訪間幸成がクリアミスしたボールを渡邊凌磨がゴールに流し込んだのだ。横浜FMにしてみれば悪夢の失点である。

 予想外の形で2-0とした浦和は俄然優位に試合を進められるかと思いきや、59分に1点を返される。植中朝日のパスに反応した山根陸に蹴り込まれてしまったのだ。それでも──。

 流れが横浜FMに行きそうな時間帯もあったが、そこを凌いだ浦和は88分に決定的な3点目を挙げる。原口元気のクロスにドンピシャのヘッドで合わせたダニーロ・ボザのゴールで3-1としたのだ。

 結局、試合はこのまま浦和が勝利。横浜FMは“解任ブースト”の効果もなく敗れた印象だった。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

 
「どうこう言える段階ではありません」脳震盪疑いの宮市亮は大丈夫? その症状について暫定監督が言及【横浜FM】 | サッカーダイジェストWeb

— 「大丈夫だと聞いていますが」

 2025年4月20日、埼玉スタジアム2002で横浜F・マリノスが浦和レッズに1-3と敗れた。心配なのは、開始直後に負傷した宮市亮の状態だ。

 開始早々の10秒、宮市はファーストプレーで浦和の長沼洋一と空中戦で競り合う。しかし、そこで頭と頭の接触により、ピッチに叩き落とされる形で倒れ込んだ。

 脳震盪の疑いもあり、その場でしばらく治療を受けた宮市だが、約5分の中断のあと、担架で運び出されてヤン・マテウスと交代した。

 このアクシデントについて、試合後の会見で暫定監督のパトリック・キスノーボ(ヘッドコーチ)は「宮市の症状は見た感じで脳震盪と、そういう形で話を聞いています」と答えた。

「ただ、詳しい彼の症状についてはまだメディカルスタッフと話せていません。大丈夫だと聞いていますが、ACLに出られるかは分かりません。ここでどうこう言える段階ではありません」

 まずは宮市の回復を願いたい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

 
誰もが目を疑った“あり得ない失点”はなぜ生まれたのか。当事者3人の証言から見えてくる「クリアミス以外の真実」【横浜FM】 | サッカーダイジェストWeb

— 松原の言い分と朴の反省

 2025年4月20日、埼玉スタジアム2002で横浜F・マリノスが浦和レッズに1-3と敗戦。この試合で話題となったのが、横浜FMの2失点目。後半開始直後の46分、誰もが目を疑ったあり得ないクリアミスからあり得ない失点を喫したあの場面である。

 「自分が試合を壊してしまった」と横浜FMのCB諏訪間幸成は反省を口にしたが、果たしてクリアミスをした彼だけの責任なのだろうか。気になったのは、クリアミスを誘発する格好となった松原健のスローインだ。

 自陣深い位置(右サイド)でのスローイン、松原はこの時前方を見ながらも結局はペナルティエリア内にいる諏訪間めがけて投げている。ここで注視したいのが、そのボールに浦和の渡邊凌磨が反応して諏訪間にプレッシャーをかけていた点だ。しかも、諏訪間の証言によれば「準備できていなかった」。

 自陣ゴールに矢印を向けたスローインは失点のリスクがある。ただ、「あのスローインは自分の中では得意な形」と松原なりの考えがもちろんあった。

「スローインの意図としては、右サイドに人を寄せてあそこ(自陣ゴール前)に投げることで素早く左サイドに展開できる。それは昔からやっていて、一気に相手ゴール前まで行けるケースもあったので、それを実践したまでです」

 松原の意図を汲み取れば、問題なのは諏訪間のボールの受け方になるか。諏訪間は渡邊のプレスをもろに受ける形(松原がいる方向)でクリアしようとしている。そうではなく、一旦ボールを後ろに流して右足ではなく左足で左サイドにクリアすれば失点を防げた可能性はあるだろう。だからこそ、松原は「コミュニケーションの部分は密にやるべきでした」とも言っている。連係面で足りない部分は確かにあった。

 結果的にこの一連の流れを見守るしかなかったGK朴一圭だが、「(松原)健がああいうスローインをするのを知っていたので準備はしていました」と証言した。

「ただ、思った以上に(自分がいない)スペースのほうに来たので『諏訪間に任せよう』と。敵のプレスも見えていましたが、最悪クリアするかなと思っていました」

 そんな朴が問題視したのは、スローインになる前のプレーだ。

「そもそも僕のゴールキックからスタートしているんです。それをショートで諏訪間に渡して、そこから僕に返ってきて、右に展開して、最終的に苦しくなった(松原)健が相手に当ててスローインにしている。後半最初のゴールキックで、相手も睨んでいたので、そうした状況を踏まえればショートで繋ぐ必要はなかった。ロングボールで良かったかもしれません。僕がもっとちゃんとしないといけなかった」

 当事者3人の発言をまとめると、「自分が試合を壊してしまった」(諏訪間)との印象は多少なりとも薄くなるか。あのあり得ない失点は朴→松原→諏訪間とミスの連鎖から生まれたものと結論付けるのが妥当だろう。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

 
「試合を壊してしまった」「自分にガッカリしている部分がある」浦和戦では“した経験がないミス”で失点に関与。そんな諏訪間幸成がアル・ナスル戦でC・ロナウドらを抑える術は?【横浜FM】 | サッカーダイジェストWeb

— 次戦はACLE準々決勝

「自分が試合を壊してしまった」

 2025年4月20日に埼玉スタジアム2002で浦和レッズに1-3と敗れたあと、横浜F・マリノスのDF諏訪間幸成はそう言った。

0-1で迎えた後半開始直後、松原健が自陣ゴール後方に投げたスローインに反応するも、まさかのクリアミスで失点の原因になってしまったのが諏訪間だった。味方のスローインに対して「準備できていなかった」とはいえ、あり得ないミスと本人も認識していたのだろう。次のように反省していた。

「ああいうミスをした経験がなかったので、自分にガッカリしている部分ともっとやらないといけないという部分があります」

 求められるのは気持ちの切り替えだ。何しろ、次の試合はアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)の準々決勝(現地時間4月26日)、相手はクリスチアーノ・ロナウドもいるアル・ナスル(サウジアラビア)なのだから。

「滅多にやれるチャンスがない相手で、僕たちが失うものはない。自分の持っている全てをぶつけたいです」

 C・ロナウドら強力なアタッカーを抑える術として重要なのはメンタルと、諏訪間は明言した。

「実際にやってみて『凄い』と思うのか、『やれる』感覚が芽生えるのか。メンタルの部分が一番大事になると思います。喰ってやろうと思います」

 浦和戦でのミスを糧にひとつ成長した姿を、ACLEで見せたい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

 
 

ゲキサカ

浦和が今季初の3連勝で一気に暫定4位浮上!! 電撃監督交代の横浜FMは守備陣にミス多発、最下位転落でACLE最終決戦へ | ゲキサカ

 J1リーグは20日、第11節を各地で行い、浦和レッズが横浜F・マリノスを3-1で破った。これで第10節・町田戦から3連勝で、ホームゲームでは4連勝。一気に暫定4位まで浮上した。一方の横浜FMは監督交代後の初陣で守備陣にミスが相次ぎ、最下位に転落。7戦勝ちなし(2分5敗)のままAFCチャンピオンズリーグエリート(ACL)の最終決戦に向かうこととなった。

 ホームの浦和は16日の第20節前倒し分・京都戦(○2-1)と同じ先発メンバー。中2日から中3日と続いた3連戦でも信頼の主力陣を起用した。対する横浜FMは16日の第12節前倒し分・清水戦(●2-3)後に今季就任のスティーブ・ホーランド監督を電撃解任。この試合が終わるとACLE準々決勝以降のサウジアラビア遠征が控える中、ヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定監督として指揮を執った。[スタメン&布陣]

 試合は前半開始からわずか10秒後、アクシデントから幕を開けた。横浜FMは右ウイング起用のFW宮市亮が高い位置でDF長沼洋一と競り合った際、頭同士で接触してそのままピッチに倒れ込む。ピッチ上で慎重な状態確認が行われたが、脳震盪の疑いがあったようでプレーを続けられず、前半6分にFWヤン・マテウスが投入された。

 それでも最初のチャンスは横浜FMが作った。浦和FWマテウス・サヴィオのフリックミスをFW植中朝日が拾ってカウンターを仕掛け、右サイドをFWヤン・マテウスが攻め込むと、クロスボールにMF遠野大弥が反応。ダイレクトシュートが枠内に飛んだが、これはGK西川周作のファインセーブに阻まれた。

 その後は一進一退の攻防が続く中、浦和は前半30分から立て続けに決定機を演出。2戦連続ゴール中のFW松尾佑介の突破はトリッキーなヒールパスが相手に阻まれるも、二次攻撃からM・サヴィオが惜しいスルーパスを送る。また同31分にはDF石原広教のマイナスのクロスからMF安居海渡がミドルシュート。だが、これはDFトーマス・デンのヘディングクリアに阻まれた。

 対する横浜FMは前半41分、ヤン・マテウスの右CKにDF諏訪間幸成が反応したが、ヘディングシュートは惜しくもゴール左に外れる。筑波大4年でプロ契約をかわし、ここまで5試合連続で先発出場している21歳だが、プロ初ゴールとはならなかった。

 すると前半アディショナルタイム6分、浦和が試合を動かした。渡邊がDF松原健のファウルを誘ってゴール左斜め前でFKを獲得すると、キッカーを務めたのはM・サヴィオ。同8分、壁のいない右のコースに低いシュートを放つと、読みを外された横浜FMのGK朴一圭は動けず、ゴールを明け渡す形となった。

 そのまま試合は後半へ。すると開始1分、横浜FMにまさかのミスが起きた。右サイドからのスローインを松原が自陣ゴール前に戻すと、相手のプレッシングを受けた諏訪間がクリアミス。これを拾った浦和FW渡邊凌磨が無人のゴールに押し込み、2-0となった。

 ところがここから横浜FMが意地を見せた。前半14分、スローインを松原がクイックリスタートし、ヤン・マテウスが右サイドを駆け上がると、ペナルティエリア内への横パスを植中が巧みにキープ。そのまま後ろにパスを流し、そこに飛び込んだMF山根陸が右足ダイレクトでねじ込んだ。21歳の山根はJ1通算69試合目で待望の初ゴール。また松原は失点の責任を取り返す見事なスローインとなった。

 その後は両チームともに選手交代を行い、横浜FMはここまで一貫して出番のなかったDF加藤蓮が新体制初陣で待望の今季初出場。対する浦和は負荷の高い2列目に代わってMF松本泰志、MF原口元気、MF関根貴大が投入された。

 そうして迎えた後半38分、横浜FMに最大のビッグチャンス。山根が自陣でボールを奪い切り、そのまま縦パスでスイッチを入れると、途中出場FWエウベルに預けてカウンターが始まる。ヤン・マテウスからのクロスがファーに通り、エウベルが落とし、あとは目の前で決めるだけという局面。だが、植中のシュートは右に逸れてしまい、ゴールとはならなかった。

 すると後半43分、命拾いした浦和が決着をつけた。左CKのこぼれ球から二次攻撃を続け、左サイドの原口が縦突破を仕掛けると、左足クロスにDFダニーロ・ボザが反応。ヘディングでネットを揺らし、加入後初ゴールが2点差に広げる貴重な一発となった。

 横浜FMは後半45分、勢いのある中央打開からまたも植中にビッグチャンスが訪れるも、これが相手に阻まれ、ヤン・マテウスがこぼれ球をゴールに沈めたがオフサイドの判定。そのままタイムアップを迎え、3-1で勝利した浦和が3連勝で一気に4位浮上を果たした。

(取材・文 竹内達也)

 
電撃監督交代も横浜FM、ACLE最終決戦直前に最下位転落…A・ロペス「このままサウジに行けば恥をかく」 | ゲキサカ

 1-2で迎えた後半32分に途中交代。近年の横浜F・マリノスを牽引してきたエースの表情はさえなかった。「監督は変わったが、やり方は変わっていない。このままだと苦しい状況は続く」。ここからAFCチャンピオンズリーグエリートの最終決戦が始まる重要局面だが、FWアンデルソン・ロペスは悲観的な展望を隠さなかった。

 横浜FMは2点リードからの逆転負けを喫した16日の清水戦後、今季就任したスティーブ・ホーランド監督を電撃解任。この日の浦和戦では19日の練習から始動したヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮を執ったが、ハイプレスや速攻の連係で変化もみられた一方、守備陣のミスが相次いだことで1-3で敗れ、サウジアラビアで行われるACLEファイナルステージを前に屈辱のJ1最下位に転落した。

 試合後、昨季のJ1得点王ながら今季1ゴールにとどまっているA・ロペスは「4か月間同じ戦術をやっていて結果が出ていない。このままサウジに行けば恥をかくし、このままリーグをずるずるとやっていれば降格するし、危機感を持っていかないといけない」と現状の心境を吐露。新体制に入っても変わらなかったブラジル人3トップの起用法への不満をほのめかした。

「変わらずに同じ戦術でアタッキングフットボールは取り戻せていない。前線のブラジル人選手を同時に使うこともあるかもしれないという希望を持っていたが、それも変わらなかった」

 今季はFWエウベルのベンチスタートが続いており、この日はFWヤン・マテウスもベンチスタート。Y・マテウスはFW宮市亮の負傷交代によって開始早々にピッチに立つことになったが、エウベルはA・ロペスに代わる形で投入されており、新たな暫定体制下でも3トップの共演は実現しなかった。

 A・ロペスは今季、ACLEベスト8進出が決まったラウンド16第2戦の上海海港戦後にも「攻撃的で大量得点を取るのが今までのマリノス。僕だったり、ヤン、エウベル、攻撃的な選手の連係がすごく取れていたが、常にお互いわかり合えている選手たちが一緒に組めないのは残念」と今季の不調の要因を指摘。自身の立場や役割ではなく、前線の起用への葛藤を口にしていた。

 そのため監督交代が行われたいまも前向きな展望は開かれていないようだ。26日にはACLE準々決勝アルナスルを控え、大会9得点のA・ロペスは得点ランキング首位タイで得点王も視野に入る立場にあるものの、「それを目指しているが前提にこのサッカーを変えないと無理だと思う」と厳しい言葉を言い残して取材エリアを後にした。

(取材・文 竹内達也)

 
今季の成長示すJ1初ゴールも横浜FMの21歳MF山根陸「チームが勝たなきゃ何も意味がない」 | ゲキサカ

 0-2で迎えた後半、横浜F・マリノスはアカデミー育ちの21歳MF山根陸のJ1初ゴールで一矢報いた。

 後半14分、右サイドを攻め上がったFWヤン・マテウスがエリア内にパスを出し、FW植中朝日がうまくキープしながら横に流すと、山根はボランチの位置から飛び込んだ。「ヤンが突破した時点でスタートは相手より早く切れていたので来ればいいなと思ったら、朝日くんが粘って良い落としをくれた」。最後は冷静に相手の状況を見ながら右足でゴール右隅へ。「いい感じでゴールに吸い込まれてくれた」と喜んだ。

 プロ1年目の2022年にJ1デビューを飾った山根にとってこれが嬉しいJ1初ゴール。今季は直前に解任されたスティーブ・ホーランド前監督のもと、コンスタントに90分間フル出場の機会を与えられて成長を続けていた中、「今年に入ってサッカー自体も変わって、3列目からどんどん飛び出していくことが増えたのでチャンスは来ると思っていた。(大事なのは)続けることですね」と手応えの残る一発となった。

 だが、試合後の山根に笑顔はなかった。「やるべきこと、やれること、役割自体も増えているし、その中で自分のやれることは増えていると思うけど、チームが勝たなきゃ何も意味がない。それが一番大事なのでそこにつなげられる選手になりたい」。チームは新体制初陣で立て直しに至らず、1-3で敗戦。屈辱のJ1最下位転落という状況と向き合った。

 21日にはAFCチャンピオンズエリート準々決勝以降が行われるサウジアラビアへの出発を控える中、危機感もあらわにした。

「うまくいっていない時期が続いてしまっているけど、ここからどう次につなげるか。細かいところまで含めてどうサッカーをしていくのかを、もっとうまくいくようにみんなで共有する必要があるし、どうするかも考える必要がある。アルナスル戦まで今まで(の連戦中)よりは時間があるので、できることからしっかりやっていきたい」

 ACLE準々決勝のアルナスル戦はと選手としての価値を示す絶好の機会となるが、まずはチームの役目に集中する構え。「なかなかできない相手ではあると思う。とはいえ絶対に負けちゃいけないし、勝ち進まなきゃいけない試合なので、チームが勝つために何が求められるかが試される。そこで勝たせられるパフォーマンスができればいいし、勝つために何ができるかが全て」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

 
責任背負った横浜FM植中朝日「自分が最後に決めていれば」ACLE最終決戦で奮起誓う | ゲキサカ

 まさかのシュートミスに頭を抱えるしかなかった。後半39分、1点を負う横浜F・マリノスは右サイドを突破したFWヤン・マテウスのクロスをファーサイドのFWエウベルが折り返し、ゴール前至近のビッグチャンス。だが、FW植中朝日がかすかに合わせたキックは右に外れ、同点の絶好機を逃した。

 チームは後半43分、さらに失点を喫して1-3で完敗。植中は「自分が最後に決めていれば勢い的にも可能性があった。自分が迷惑をかけた印象」と敗戦の責任を背負いつつ、報道陣からの質問にも「振り返るも何も自分が決めるだけ。それだけです」ときっぱり言った。

 16日の清水戦(●2-3)後にはスティーブ・ホーランド前監督が解任され、この日はヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮を執ったが、成績が上向くことはなく、7試合勝ちなし(2分5敗)で最下位転落となった。

 それでも植中は内容面に目を向けて「失点しても選手は諦めていなくて、最後まで頑張っていた。そういうのは監督(キスノーボ氏)も試合前からずっと要求していたし、負けはしたけど、相手より悪いサッカーだったかというとそうではない」と強調。26日に始まるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルステージに向けた切り替えを誓った。

 21日にはサウジアラビアに出発し、心機一転の遠征がスタート。昨季の準優勝を知る植中は「あの悔しさはACLでしか取り返せないので頑張ってしっかり勝ちたい」と力を込め、「監督が変わってこの期間で監督の色を出せるかというとわからないので、選手・スタッフでバラバラにならずにどれだけ一体感を出せるかだと思う。死に物狂いでやっていきたい」と奮起を誓った。

(取材・文 竹内達也)

 
「自分が試合を壊した」痛恨ミス悔やんだ横浜FM諏訪間幸成、“大学生プロ”として挑むACLEで挽回へ「食ってやろうという気持ちを」 | ゲキサカ

「自分が試合を壊した」。21歳ながら横浜F・マリノスのセンターバックを託されているDF諏訪間幸成は浦和戦後、自身に突きつけられた苦しい現実を受け止めていた。

 浦和戦では0-1で迎えた後半開始直後、思わぬ形で失点の原因となった。右SBの松原健がスローインを自陣ゴール前に戻し、これが精度を欠いてGK朴一圭との間に向かうと、相手のプレッシャーを受けながら対応したことでまさかのクリアミス。これが浦和FW渡邊凌磨へのプレゼントパスになってしまい、無人のゴールに押し込まれた。

 結果的にはこの2失点目が重くのしかかり、チームは1-3で敗戦。失点直後、ピッチに崩れ落ちた諏訪間は「(スローインが来てから)全然時間もあったし、自分も準備ができていなかった。ああいうミスは自分もしたことがなかったので、自分にがっかりした部分もあるし、もっとやらなきゃいけないと思う」と責任を背負った。

 今季は筑波大4年次進級を前にプロ契約を締結し、ここまでJ1リーグ戦6試合でピッチに立ってきた諏訪間。プロ初先発を飾った今月5日の東京V戦(△0-0)以降はJ1レベルへの適応を進めながら、5試合連続でフル出場を果たしており、出場機会という面では充実の期間を過ごしてきている。

 チームはここまで毎週2試合の7連戦が続いており、2分5敗と苦しい戦いが続く。それでも「たくさん試合に出ることができて、やれる部分とやれない部分がはっきりしてきた。やれる部分は自信を持って、伸ばさないといけない部分はやり続けることが大事」と諏訪間。真摯に自身の現状と向き合い、ひたむきなトライを続けているようだ。

 特に攻撃面ではチャレンジングなクサビのパスや、自らドリブルで持ち上がる選択をする機会が増えており、継続的に存在感を発揮中。諏訪間自身は「自分が入って失点が増えている部分もあるので攻撃が良かったからいいというわけではなく、ディフェンダーなので失点の部分を減らさないといけない」との優先順位を強調し、満足した様子は見せないが、J1という舞台でも順調にプレーの幅を広げているのは頼もしく映る。

 そうした姿勢はここから始まるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルステージの戦いでも貫き、この日のミスから立ち上がる気概を示していく構えだ。

 悲願のアジア制覇を狙う横浜FMは26日、まずはアルナスルとの準々決勝を戦うが、相手はFWクリスティアーノ・ロナウド、FWサディオ・マネら強力な攻撃陣を揃えているのが特徴。諏訪間らCB陣にはそういったスター選手たちと個人の局面で渡り合い、自由にプレーさせないような働きが求められる。

 諏訪間は「滅多にやれるチャンスがない相手だし、自分たちは失うものがない」と断言。「自分は本当だったらいまは筑波大で試合をしていたわけで、挑戦するという決断をしたからこういうチャンスを掴めたし、挑戦する決断をしていなければ対戦することができなかったと思う。自分の持っている全てをこの相手にぶつけていきたい」と力強く意気込んだ。

 大陸レベルの国際大会は初めての経験となるため、相手のレベルは未知数。だが、まずは「実際にやってみたらすごいなと思うのか、意外にやれるじゃんと思う部分もあると思うので、メンタルの部分が一番大事」と言い切り、気持ちの部分で張り合う覚悟だ。「去年の筑波での天皇杯の経験もあるので、食ってやろうという気持ちを前面に出せばいい試合ができる。全力でぶつかりたい」と野心をたぎらせた。

(取材・文 竹内達也)

 
開始10秒で頭部負傷の横浜FM宮市亮に暫定指揮官、ACLEへの影響は「まだわからない」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスは20日のJ1第11節・浦和戦で、試合開始10秒過ぎに元日本代表FW宮市亮が空中戦の接触で頭部を負傷し、脳震盪の疑いがあるとして途中交代を強いられるアクシデントが起きた。状態が心配されるとともに、もし脳震盪の症状が確認されれば、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の出場は厳しい状況になりそうだ。

 宮市は前半開始10秒ごろに浦和の選手と空中戦で接触した後、ピッチに倒れ込んだ。その後、ピッチ上で治療を受け、約5分後に担架に乗せられてピッチを後にした。交代後は正式に医師の診断を受けたとみられるが、もし脳震盪と診断されればチームにとって大きな痛手。回復プログラムを受ける義務があるため、26日に準々決勝を控えるACLEの出場はできなくなる。

 試合後、電撃解任されたスティーブ・ホーランド前監督に代わって暫定監督を務めたパトリック・キスノーボヘッドコーチは「キックオフ直後にああいう出来事が起きるのは予測不可能だった」と宮市が負傷交代した影響の大きさを説明。一方、現状の症状については次のように明言を避けた。

「見た感じ脳震盪という話を受けているが、詳しい症状はまだメディカルとは話せていない。もちろん大丈夫だというふうには聞いているが、ACL(出場)の部分でもまだまだわからない。いまここでどうこう言えることはない。何も詳細を聞いていない」

 そんな暫定指揮官にとってもACLEは就任2試合目というタイミングでのビッグタイトルとなる。19日の暫定体制始動からわずか2日後の21日にはサウジアラビアへの渡航を控えており、「今までにないこの48時間で、自分のキャリアでもなかなかこういうことはなかったが、下を向いている暇はないと思っている」ときっぱり。「自分はACLは初ではないので、やってきた経験もある。もちろん簡単な大会ではないが、我々は前を向いて次の試合に向けて準備し、しっかり戦っていきたい」と意気込んでいた。

(取材・文 竹内達也)

 
 

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サカノワ

【浦和-横浜FM】痛恨ミスの諏訪間幸成「自分にガッカリしている部分と、もっとやらなければいけないなという部分と両方あります」 | サカノワ

— 「全然時間はありましたし、準備ができていなかった」

 J1リーグ11節、スティーブ・ホーランド監督が解任されたあと迎えた最初の一戦、横浜F・マリノスは浦和レッズとのアウェーゲーム、一時完全に試合を支配して、あと一歩で同点というところまで持ち込んだものの、結局1-3で敗れた。

 0-1で迎えた後半早々、自陣でのスローイン。出しどころのなかった松原健は、自陣ゴール前でフリーになった諏訪間幸成にボールを放つ。すると、諏訪間はプレスをかけられた渡邊凌磨が目に入り、コースを作った朴一圭へのパスかクリアか、判断に一瞬迷ってキックを空振り。ゴールに向かって転々としたボールを、渡邊に押し込まれた。

 諏訪間は試合後、「全然時間はありましたし、自分も準備ができていなかった。あのようなミスは、自分もしたことがなかったので、本当に試合を壊してしまった。自分にガッカリしている部分と、もっとやらなければいけないなという部分と両方あります」と肩を落とした。

 振り返ると、松原は最も危険なところへスローインを投じていた。実際あまり見たことのない光景だなと思ったシチュエーションになり、そのミスは起きた。

「ケガ人が出ていたなかでチャンスをもらい、たくさん試合に出ることができています。自分のやれる部分とやれない部分がハッキリしてきています。やれる部分は本当に自信を持って、もっと伸ばしていきたいです。選手とコミュニケーションをたくさんとってやり続けていくことが、今の自分には大事だと思っています。そうしてチームの勝利に貢献したいです。またチャンスをもらったら、全力でやり切りたいです」

 諏訪間はそのように悔しそうに語った。

 ただ、むしろその失点が分岐点になり、横浜FMはチームとして吹っ切れて、畳みかけていく“アタッキングフットボール”のスタイルを少しずつ取り戻していった(アンデルソン・ロペスのみ、結局最後まで試合に入り切れずにいたのは心配だが)。

 諏訪間にとっては悔やんでも悔やみきれないプレーになってしまった。ただ、横浜FMがここから這い上がっていく。地に足を付けて上だけを向いて突き進んで行く、その出発点になったはずだ。

 
 

Goal.com

監督解任の横浜FM、白星再出発とはならず…3連敗&7戦未勝利で最下位に。浦和がサヴィオ鮮やかFK弾などで3連勝! | Goal.com 日本

明治安田J1リーグ第11節が20日に行われ、浦和レッズと横浜F・マリノスが埼玉スタジアム2002で激突した。

2日前にスティーブ・ホランド監督の解任を決めた横浜FMにとって、ヘッドコーチだったパトリック・キスノーボ暫定体制のもとで再出発となる一戦。降格圏18位からの脱出を目指して、9位につける浦和のホームに乗り込んだ。

そんな横浜FMだが、いきなりのアクシデントに見舞われ、宮市亮がキックオフ早々の空中戦で長沼洋一と頭同士の接触でプレー不可能に。アンデルソン・ロペスとともに2試合ぶりに先発した宮市だったが、担架で退場となる。

横浜FMにとって、思わぬ形での序盤となってしまったが、宮市との交代で入ったヤン マテウスが10分に右からのクロスで遠野大弥の決定機を演出。GK西川周作の牙城を打ち崩せなかったが、しっかりと攻め切るシーンを作りだす。

40分の右CKでも諏訪間幸成が惜しいヘディングシュートを放った横浜FMだが、浦和は45+8分に先制。バイタルエリア中央で獲得したFKのチャンスからキッカーのマテウス・サヴィオが相手GKも逆を突く形でネットを揺らす。

仕切り直したい横浜FMだが、後半キックオフ早々の46分に自陣右深くでのスローインから、最終ラインにエラーが…。ボックス内で大きく蹴り出そうとした諏訪間が空振ると、渡邊凌磨が押し込んで2戦連発。浦和が追加点を奪う。

ここでミスが出てしまった横浜FMだが、59分に敵陣右で素早くスローインに転じると、仕掛けたヤン・マテウス、植中朝日と繋いで、山根陸がボックス中央から右足。J1リーグ初ゴールとなる一発で1点を返してみせる。

攻撃のギアを上げる横浜FMは65分にも遠野がボックス左から中に仕掛けてフィニッシュに。1点を返してから流れを引き寄せ、攻め込む時間を増やすが、84分に植中がチャンスを不意にするなど、なかなか追いつけない。

すると、浦和は左CKの流れから二次攻撃に転じた88分、64分から出場した左深くの原口元気がクロスを上げ、ダニーロ・ボザが加入後初得点となるヘディング弾で大きな3点目。浦和が終盤に突き放す。

アクシデント交代にミスも重なった横浜FMは白星での再出発とはならず、3連敗&7戦未勝利で最下位に。今季最多3ゴールで勝利した浦和は3連勝で上位追走に成功している。

 
 

サッカーキング

浦和が3連勝! サヴィオが先制FK、ボザ初得点でダメ押し…暫定体制の横浜FMは3連敗で最下位転落 | サッカーキング

 2025明治安田J1リーグ第11節が20日に行われ、浦和レッズと横浜F・マリノスが対戦した。

 浦和は今季初の連勝中。対する横浜FMは降格圏に沈むなかスティーブ・ホーランド前監督を解任し、パトリック・キスノーボHC(ヘッドコーチ)の暫定指揮で『埼玉スタジアム2002』に乗り込んだ。

 前半は浦和が押し込む展開に。ホームチームは前半終了間際に待望の先制点を獲得する。ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、キッカーはマテウス・サヴィオが担当。横浜FMの壁の頭上ではなく、壁の外からゴール右隅を狙う。これが相手GK朴一圭の意表を突いてゴールに吸い込まれた。

 後半開始早々、横浜FMのミスで浦和がリードを広げる。ゴール前で味方のスローインを受け取った諏訪間幸成は、右足で大きく蹴り出そうとしたものの、痛恨のキックミス。相手にプレッシャーをかけていた渡邊凌磨がこぼれ球を拾い、そのまま無人のゴールへと流し込んだ。

 2点ビハインドとなった横浜FMは、60分に1点を返す。スローインのクイックリスタートから素早く押し込み、最後はボックス中央から山根陸が押し込んだ。

 終盤は横浜FMが押し込む展開に。84分には植中朝日に絶好機が訪れたものの、ゴール前で味方の折り返しに合わせたシュートは枠を捉えられなかった。

 すると88分、浦和がセットプレーの2次攻撃で横浜FMを突き放す。左サイドの深い位置から原口元気がクロスを送り、ダニーロ・ボザが頭で合わせて加入後初得点を記録した。

 試合はこのまま終了し、浦和は3連勝、横浜FMは3連敗で7戦未勝利となった。横浜FMは得失点差でアルビレックス新潟を下回り、最下位へと転落した。

 浦和は次節、25日にホームでサンフレッチェ広島と対戦する。横浜FMはサウジアラビアで集中開催されるAFCチャンピオンズリーグエリートに臨み、26日にクリスティアーノ・ロナウドら擁するアル・ナスルと対戦する。

 
 

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2025 マッチレポート | 4月20日 vs 浦和 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

SPORTERIA

J1 第11節 浦和 vs 横浜FMのデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2025/04/19 【スタジアム観戦情報まとめ】2025/4/20(日)16:00KO J1第11節 浦和レッドダイヤモンズvs.横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002
 
 

今節の他会場など

 
 

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