【試合結果Webニュースまとめ(1○2)】2024/7/20(土)18:00KO J1第24節 FC町田ゼルビアvs.横浜F・マリノス@国立競技場


【試合結果Webニュースまとめ(1○2)】2024/7/20(土)18:00KO J1第24節 FC町田ゼルビアvs.横浜F・マリノス@国立競技場
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.X(旧Twitter) / Instagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第24節 FC町田ゼルビア vs 横浜F・マリノス 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】町田vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田J1リーグ:2024年7月20日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
 └ 入場者数 46,401人

監督コメント

[ ジョン ハッチンソン監督 ]

タフな試合になりましたが、この1週間もタフでした。
ご存じのように監督が交代し、大変な部分を乗り越えないといけませんでした。
まずはスタッフが素晴らしい仕事をしてくれましたし、今日駆けつけてくれました多くのファン・サポーターも大きな後押しになりました。
そして、選手たちは練習に取り組み、最高の戦いをしてくれました。特に前半は良い部分が出ました。
2点目はマリノスらしいゴールだったと思います。
町田は強いチームです。「戦う姿勢を最後まで持ち続けよう」と選手に伝えた中、最後の最後まで戦う姿勢を見せてくれました。

--先日の練習後も“アタッキングフットボール”のカギとしてプレッシングを挙げられていました。ポケットを取ったり、ダブルボランチの変更もありましたが、何を伝えたのでしょうか。
この“アタッキングフットボール”ではプレスが重要な要素となります。ボールを保持するためには素早くプレスを掛けて奪い返すことも大事です。
今日のような湿気の多い暑さの中、18時のキックオフでした。
“アタッキングフットボール”は偉大な監督たちが築き上げてきたスタイルですが、短い時間で特別なことを伝えたわけではなく、より自由度を与えました。
選手たちが考えながら動き、自由度を高めることでお互いにさまざまなポジションを取れるようになります。
前半はボールを素早く動かし、DF陣も少ないタッチで相手のライン間を突破するパスを出してくれました。
後半は難しい時間が増える中、最後まで戦い、素晴らしい結果を出してくれたと思います。

--システムやSBの立ち位置にも変化が見られました。
今週の練習ではSBには自由度を与えました。スペースを作り、スペースを使う連動性が重要です。
タッチ数を少なくし、ボールを早く動かし、人とボールが動くことを強調してこの試合に向けてやってきました。
SBの出入りや前に出る動きがあったと思うのですが、距離感を保ちながらできたと思います。
自分も外から楽しいサッカーが見れました。
孤立せず、全員でプレーしていくことが大切です。
町田は首位を走り、簡単に倒せる相手ではありません。戦う姿勢を出して素晴らしいパフォーマンスを表現してくれたと思います。

選手コメント

水沼 宏太

暑さもあって一気に変えることは難しかったかもしれませんが、やりたいことや姿勢を少しは出せたとは思います。
ただ、基準はもっと上げられるし、やりたいサッカー像やモデルはまだまだ高みにあります。
そこを突き詰めてやっていくことができれば、今年積み上げてきたことだけでなく、それ以前にやってきたことを組み合わせて、新しい自分たちを見せられるはずです。
(ハリー キューウェル前監督の契約解除後)1つ目の試合に勝ち切ることができたのは良かった。
相手は首位ですし、最後まで何が起こるか分かりませんでしたが、みんなで耐えて勝ち切れたことは良かったです。

--ひさびさのリーグ戦でのメンバー入りとなりました。どのような心境で臨んだのでしょうか。
監督が代わるのはクラブとしては一大事だし、選手にも責任があります。
勝ち切ることができなかったことを選手たちは心にとどめてやっていかないといけません。
僕自身も試合に出てはいませんでしたが、チームを良い方向に持っていくことができなかったし、そのレベルに達することができず、悔しい気持ちがありました。
その中でひさびさに試合に出て楽しかった。
今日は守備に追われましたが、先発11人プラスベンチメンバーで戦い、練習からはチーム全員で戦う意味で良い準備ができました。
その一員としてもっとパワーを与えられる存在になれればいいと思います。

今日は攻撃する回数は少なかったですが、チャンスで仕留め切りたかった。
僕たちは守り切るではなく、攻め切る、攻め勝つことを目指さないといけません。
途中から出た選手たちはもっと攻撃に転じるパワーを出せるし、まだまだ高みを目指せると思っています。

植中 朝日

特に何かを変えることなく、途中からだったのですべてを出し切るつもりでハードワークしようと入りました。
監督が代わる前も(前節で)鹿島に勝ちましたし、上位陣に勝つことができたのは、自分たちはまだ終わっていないことを示せたと思います。
自分たちはこれからすべて勝つつもりでいるので、その気持ちを前節も今日も見せられたと思います。

--監督が交代し、激動の1週間だったと思います。
自分たちが何か変わることはありません。
新しく監督になったジョン(ハッチンソン監督)からは、こうしていこう、という話があったので、今までの積み上げプラス修正したところが2点目に表れたと思います。
これからもどんどん積み上げていきたいと思います。

--パリ五輪に出場するU-23日本代表のバックアップメンバーに選ばれました。
バタバタしていていまから帰ってパリへ行く準備をしないといけません。
大会のレギュレーションが変更され、出られる可能性は少しあると思って行くので、いつ出番が来てもいいように準備するだけです。
なかなか経験できることではありません。出ても出なくても、日本のために、自分にプラスになるようにやってきます。

 
 

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ハイライト動画


ハイライト|J1リーグ第24節|vsFC町田ゼルビア – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜・ハッチンソン新監督 初陣で首位・町田破る 前指揮官から中盤戦型チェンジで快勝に― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 明治安田J1リーグは9試合が行われ、横浜がキューウェル前監督解任後の初戦で首位の町田を2―1で下し、ハッチンソン暫定監督(44)の初陣を白星で飾った。1―0の前半43分、19日に33歳の誕生日を迎えたMF天野純のゴールで突き放した。鹿島はFC東京に2―1で競り勝って勝ち点を44に伸ばした。

 横浜が、首位の町田を撃破して連勝を飾った。16日にキューウェル前監督が成績不振により解任され、ヘッドコーチから昇格したハッチンソン新監督の初陣だった。新指揮官は中盤3枚を前体制の逆三角形から昨季までの三角形に変更。序盤から試合を支配し6月15日に敗れた相手にリベンジした。2点目を決めたMF天野は「監督交代初戦。首位相手に勝って勢いを付けたかった」と話した。

 
 

ニッカンスポーツ

【横浜】首位町田下し2連勝!キューウェル監督電撃解任でチーム奮起 首位チームに競り勝ち意地 – J1 : 日刊スポーツ

キューウェル監督の電撃解任に揺れた横浜F・マリノスが、FC町田ゼルビアを下した。

15日にキューウェル監督との契約解除が発表されハッチンソン・ヘッドコーチが暫定監督に就任。前節の鹿島戦は4-1と快勝した直後だっただけに、チームには衝撃が走った。

その横浜が前半から首位を独走する町田を圧倒した。4-3-3の中盤を喜田の1ボランチから渡辺皓を加えたダブルボランチへと変更。ハッチンソン暫定監督のマイナーチェンジが奏功した。前半からボール支配率は高まり、本来のアタッキングフットボールを存分に発揮した。

前半30分、左サイドからゴール前へ持ち込んだFWエウベルが勢い良くシュート。ゴール前の相手ブロックに阻まれたが、町田MF下田の手に当たっていたことがVARで確認されてPKを獲得。同33分、エースのアンデルソン・ロペスがゴール右に冷静に流し込み、先制した。今季13点目。

サポーターの声が一段と大きくなると、そのチャントに背中を押され、さらに攻勢をかける。前半43分には左サイドでエウベルが縦に出したパスをDF加藤が受け、ゴール前へとグラウンダーで折り返す。これがゴール前を横切り、ファーポスト際に走り込んだMF天野が押し込んだ。2-0とリードを広げた。

町田は後半開始から、左サイドバックに湘南からレンタル移籍したばかりの杉岡を投入。反撃を試みたが、横浜はチーム一体となったディフェンスが安定していた。

意地を見せたい町田は後半41分、ロングスローと見せて、DF望月が近くのMF下田へ渡す。すぐにゴール前にクロスを入れてFWデュークが頭で押し込み1点を返した。

しかし横浜の懸命の守りの前に7試合ぶりの黒星となった。

 
 

サッカーダイジェスト

「質落ちるだろ。日本の夏はサッカーしちゃいけない」マリノス38歳GKが魂の訴え「夜でこんなきつい。子どもたちとかやばいよな」 | サッカーダイジェストWeb

— 「こんななかでサッカーやっちゃダメだよ」

 今月16日にハリー・キューウェル監督との契約を解除し、ヘッドコーチのジョン・ハッチンソンが暫定的に指揮を執る横浜F・マリノスは、J1首位を走るFC町田ゼルビアと聖地国立で対戦。33分にアンデルソン・ロペス、43分に天野純がゴールを奪った後、反撃に遭い、85分に1点を返されるも、同点弾は許さず。2-1で接戦を制し、新体制初陣を白星で飾った。

 町田の主催史上最多となる4万6401人が詰めかけたこの一戦は、18時にキックオフ。日中に比べれば、幾分ましになったとはいえ、まだだいぶ暑い。さらに雨が降ったことで、湿度が上がった。

 かなり厳しいコンディションでの戦いを強いられたなか、横浜の守護神、飯倉大樹は取材エリアに姿を見せるや、こう口にした。

「まず暑かったな。こんななかでサッカーやっちゃダメだよ。質落ちるだろ、どう見ても。日本の夏はサッカーしちゃいけない。夜やってんのにこんなきついんだから、子どもたちとかやばいよな」

 マリノス在籍16年を数える38歳の主張は止まらない。監督交代に関して「『自分たちのサッカーって元々こうだよね』っていうのをジョンがまた作ろうとしているから、色んな意味でアップデートされていったら良いんじゃないかな」と語った後、改めて次のように伝えた。

「とにかく暑くて疲れた。けど、それ以上にフィールド(プレーヤー)はもっと疲れているだろうから。この暑いなかで、前半特に、ああいう繋ぐところとかができて、町田にサッカーをさせなかったっていうのは良い方向じゃないかな」

 競技は違うが、国立のすぐ横の神宮球場で同時刻に開催されたプロ野球では、横浜DeNAベイスターズの選手が相次いで、熱中症のような症状で体調不良になる出来事があった。日本の夏のスポーツはナイターでも、選手はもちろん、観戦者にとってもベストとは程遠い環境だ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

 
横浜のキャプテン喜田拓也が決意! 新体制で首位町田に勝利「ファミリーみんなで絶対に見返していこう」 | サッカーダイジェストWeb

— 「この半年、絶対無駄じゃなかった」

 横浜F・マリノスは7月20日、J1第24節でFC町田ゼルビアと国立で対戦。33分にアンデルソン・ロペスがPKで先制弾、43分に天野純が追加点を挙げる。85分に失点も、2-1で逃げ切った。

 ハリー・キューウェル監督との契約を解除し、ジョン・ハッチンソン暫定監督のもと初めての試合で、首位チーム相手に勝点3を手にした。

 同日、ボランチの一角としてフル出場したキャプテンの喜田拓也が、自身のインスタグラムを更新。以下のように綴った。

「いつも一緒に戦ってくれて本当にありがとうございます。この半年、絶対無駄じゃなかったと思う。出来たことも出来なかったことも、全部クラブの力にしていこう。みんなが本気でマリノスのために。どんな時もこのチームと仲間を誇りに思っています」

 そして、「マリノスファミリーみんなで、絶対に見返していこう。いつも本当にありがとうございます‼︎またここから」と気合を入れた。

 
指揮官交代の横浜が首位の町田を撃破。ハッチンソン暫定監督の下で見られた変化とは? | サッカーダイジェストWeb

— 暫定監督は選手に2つのことを強調

 横浜F・マリノスは7月20日、J1第24節で首位のFC町田ゼルビアと対戦し、2-1で勝利した。

 横浜は7月16日に、今季からチームの指揮を執っていたハリー・キューウェル監督との契約解除を発表。それを受けて同日に会見に臨んだ中山昭宏社長が「ジョン(・ハッチンソン)体制でどれだけアタッキングフットボールを取り戻せるか」と語っていたように、それまでヘッドコーチを務めていたハッチンソン暫定監督のもと、横浜が町田戦でどのようなサッカーを見せるかが注目された。

 そうしたなか、横浜がワンアンカーの4-3-3から、ダブルボランチの4-2-3-1にシステムを変更したのも大きな変化のひとつだが、ハッチンソン暫定監督は試合後、町田戦に向けての準備期間で選手に強調したことを、次のように語った。

「特別なことというより、これまでやってきている部分でもっと自由度を与えた。そうすることによって選手たちは、お互いを見ながらいろんなポジションが取れる。前半は自分たちのサッカーができたなかで、ボールを素早く動かすところもそうだし、少ないタッチで相手のライン間を突破するようなボールも出してくれた」

 確かにこの試合、選手のポジショニングに自由度が広がったのは明らかだった。松原健と加藤蓮の両SBが内側のポジションを取って攻撃参加すれば、喜田拓也と渡辺皓太の両ボランチがビルドアップ時にトップ下の天野純と入れ替わったり、SBの位置まで広がってスペースを広げる。CFのアンデルソン・ロペスもトップ下の位置まで下りてボールを引き出し、そのA・ロペスからパスを受け取ったエウベルとヤン・マテウスの両ウインガーがドリブルを仕掛ける。昨季まで見られたアタッキングフットボールが戻ってきたようにも感じるシーンが多かった。

 また、ハッチンソン暫定監督が選手にもうひとつ強調したのが、戦う姿勢だという。

「常に最後の最後まで戦う。それを大事にしようと話をしたなかで、選手たちは最後まで落ちることなく、しっかり戦ってくれた。町田は首位を走っているチームで、簡単に倒せる相手ではなかった。そのなかでしっかり戦う姿勢を出してくれた。選手たちは素晴らしいパフォーマンスをしてくれた」

 J1は24節で中断期間に入る。横浜は次節の北海道コンサドーレ札幌戦(8月7日)までの期間で、自慢のアタッキングフットボールに磨きをかけられるか。ハッチンソン暫定監督の手腕に期待だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

 
「このサッカーをしていれば負けない」マリノス宮市亮が新体制初陣後に伝えた思い。キューウェル前監督から受けた熱い言葉は? | サッカーダイジェストWeb

— 首位の町田を2-1で撃破!

 宮市亮が新体制、そして志半ばで去ったハリー・キューウェル前監督への思いを語った。

 キューウェルとの契約を解除し、ヘッドコーチのジョン・ハッチンソンが暫定的に指揮を執る横浜F・マリノスは、7月20日にJ1第24節でFC町田ゼルビアと国立競技場で対戦。監督交代から4日で新体制の初陣を迎えた。

 相手がクラブ史上初昇格ながらJ1首位を走る町田ということもあり、大きな注目を集めたなか、33分にPKでアンデルソン・ロペスが先制点を挙げると、43分に天野純が追加点をゲット。その後は反撃に遭い、85分に1点を返されるも、粘り強い守備で同点弾は決して許さず。2-1で接戦を制し、白星スタートを切った。

 エウベルと代わり、71分から「勝つだけ。そこを意識して入った」宮市は試合後、「マリノスらしいサッカー」と切り出し、こう手応えを示した。

「特に2点目は僕らが昔やっていたような、ワンタッチクロスでダイレクトで決めるのは、ジョンになってからそこを結構強調していたので、その形が出たと思います。本当にみんな前向きに、チーム一丸となってやるのがすごく大事だったので、そういった意味でも、監督が変わってからもまた一致団結してやった成果が今日出ました。

 対戦相手というよりも、自分たちがどういうサッカーをするかがすごく大事だったので、そこはもう1回自分たちのサッカーを取り戻したというか。攻撃的にやれているのかなと思います」

 キューウェルが離日する際には、早朝にもかかわらず宮市らが羽田空港まで駆けつけた。オーストラリア人指揮官は非常に感銘を受けたようで、インスタグラムで「朝7時の信じられないサプライズ。最後まで一緒に。ありがとう」と綴り、笑顔の集合写真を公開した。

「最後に空港から飛び立つって話を聞いていたので、行ったらみんなもいてみたいな感じでしたね。『ひたすらサッカーを楽しんでくれ。まだまだ成長できるから』というポジティブな言葉をもらったので、本当にそれを肝に銘じてやりたいと思います」

 Jリーグは少しの中断を挟み、勝負の終盤戦へ突入していく。横浜は現在11位。31歳のアタッカーは「中断明けにここから連勝していけば、まだまだ上位も見えてくる」と意気込み十分だ。

「このサッカーをしていれば、負けることはないんじゃないかなと。やっぱりこのクラブはそこの順位にいてはいけないクラブだと思いますし、みんなプライドを持ってマリノスのエンブレムをつけてやっていくので、ここからしっかり巻き返したいと思います」

 常勝軍団であり、アジア2位であるプライドを胸に。マリノスはジョン暫定監督のもと、いるべき場所に戻れるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

 
 

サッカーキング

横浜FMが首位町田を撃破! 監督交代後初戦、“国立決戦”を制してリーグ2連勝 | サッカーキング

 2024明治安田J1リーグ第24節が20日に行われ、FC町田ゼルビアと横浜F・マリノスが対戦した。

 3連勝中で首位を快走する町田が、前節鹿島アントラーズを下して4連敗を止めた横浜FMと『国立競技場』を舞台に激突。ハリー・キューウェル前監督と袂を分かった横浜FMは、ジョン・ハッチンソン暫定監督の初陣となった。

 横浜FMはワイドの選手を有効活用した攻撃で序盤から押し込む展開に。何度か町田のゴールを脅かすなか、横浜FMは33分にビッグチャンスが到来。エウベルのシュートが下田北斗のハンドを誘ってPKを獲得すると、アンデルソン・ロペスがキッカーを務めた。トリコロールの背番号「10」は独特のステップで相手GK谷晃生のタイミングを外すと、冷静に逆を突いてゴール右に突き刺した。

 43分、横浜FMがリードを広げる。左サイドの深い位置でエウベルを追い越した加藤蓮が、ペナルティエリア左から相手DFと相手GKの間に通すグラウンダークロスを供給。ゴール前で天野純が合わせて押し込んだ。

 劣勢に立たされた町田は、ハーフタイムで2枚替えを敢行。杉岡大暉が公式戦デビューを飾り、3バックに変更。後半立ち上がりは町田がチャンスをうかがう展開となるものの、横浜FMの粘り強い守備対応に阻まれる。

 こう着状態が続くなか、町田は86分に1点を返す。左サイドでスローインを獲得すると、スロワーの望月ヘンリー海輝はロングスローと見せかけて近くの下田に預ける。下田が高速クロスをゴール前へ供給し、ニアに飛び込んだミッチェル・デュークが頭で合わせて流し込んだ。

 町田は終盤に猛攻を仕掛けたものの、最後まで2点目が奪うことはできず。横浜FMが気迫に満ちた守りで逃げ切りに成功し、町田は7試合ぶり黒星、横浜FMは2連勝となった。

 この後J1リーグは一時中断する。その間、町田は31日に日本代表FW伊東純也と同FW中村敬斗が所属するスタッド・ランス(フランス)と、横浜FMは8月3日にニューカッスル(イングランド)との親善試合を行う予定だ。J1リーグは8月7日から再開し、町田は敵地でセレッソ大阪と、横浜FMは北海道コンサドーレ札幌と対戦する。

 
 

サッカーマガジンWEB

横浜FM復活への勝利! 監督交代後の一戦で首位町田に持ち味満載の2ゴールで競り勝つ◎J1第24節 – サッカーマガジンWEB

— 町田は終盤に追い上げたが…

 FC町田ゼルビアも横浜F・マリノスも、奪ったゴールはいずれも持ち味を出したものだった。

 まずは横浜FM。2つのカットインが先制ゴールにつながった。

 右ウイングのヤン・マテウスが斜めに切り裂いて中へ、左に振って、今度はエウベルが中に切り込むと、右足でシュート。これが相手のハンドを誘ってPKを獲得した。33分、アンデルソン・ロペスがじっくりと駆け引きしてGK谷晃生を先に倒し、逆の右に難なく蹴り込んだ。

 気温30.8度、湿度60%と厳しいコンディションで、町田の選手たちの足がなかなか動かない。珍しくスペースを明け渡し、横浜FMに面白いようにパスを通されて後手に回っていく。

 ハリー・キューウェル監督と契約を解除して臨んだ横浜FMは、まるで枷が外れたかのように生き生きと戦った。1点目は自慢の両ウイングがドリブルで相手を翻弄したし、43分に生まれた追加点も、本来のこのチームらしい鮮やかな崩しから生まれた。

 中央でゲームをコントロールしていた渡辺皓太から左のエウベルへ、その内側から左ポケットに抜けたのは左サイドバックの加藤蓮だ。うまくボールを隠しながら腰をひねって、センターバックのドレシェビッチと昌子源、そしてGK谷の誰も触れないコースにワンタッチで滑り込ませ、フリーで入ってきた天野純が難なく蹴り込んだ。

 こうして持ち味を発揮した横浜FMに対し、町田がスタイルを押し出したのは後半から。53分には右サイドバックの望月ヘンリー海輝が逆サイドへロングキック、ミッチェル・デュークがヘッドで落として左サイドバックに入った杉岡大暉がクロス、逆サイドに流れたところを後半から右サイドハーフに入ったバスケス・バイロンがカットインから得意の左足を振った。

 そんなシンプルなスタイルの勢いが実ったのは、終盤の85分だ。横浜FMが左からの望月のロングスローを警戒していたため、近くの下田北斗がフリーに。そこに投げると、精度の高いキックをニアに送り、デュークがヘッドで流し込んだ。こちらも得意の形を生かしたゴールになった。

 1点差に詰め寄ってなおもゴールに迫る町田だが、このまま試合は終了。ともに「型」を生かしたようなゴールだったが、横浜FMの方がそれが一つ多かった。町田は7試合ぶりの黒星、横浜FMは3度目の連勝を果たして、中断期間に入る。

 
【横浜FM】アタッキング・フットボール復活のシナリオは「自由」にあり。渡辺皓太が実感した源は「笑顔でサッカーをすること」 – サッカーマガジンWEB

— 「私も見ていて楽しい」

 7月15日にハリー・キューウェル監督との契約解除が発表されてから、わずか5日。横浜F・マリノスが失いかけていた代名詞の「アタッキング・フットボール」で、首位のFC町田ゼルビアを2-1で破った。暫定的に指揮を執ったジョン・ハッチンソン監督は、選手たちにどんな「魔法」を使ったのか。

「特別なことというより、自由度を与えたのです」

 ピッチに立つ選手の発想を生かす、というのがその答えだ。もともと「アタッキング・フットボール」の素養があるからこそ集まったメンバーである。それをいかにピッチに気持ちよく描けるようにするか、に焦点を置いた。

「動き出しのときに考えすぎずに、自由度を高めることでお互いを見ながらポジションを取ることができるということは言ってきました」

「スペースを作り出してスペースを使う、その連続です。その連動性が大事だし、早くボールを動かすこともそうで、少ないタッチ数で人とボールが動くことを強調しました。私も見ていて楽しいサッカーでした」

 賛辞は尽きない。

 2点目がその象徴だ。43分、一度相手を深く押し込んでから中盤の中央にできた広大なスペースでフリーになっていた渡辺皓太が、右のヤン・マテウスからボールを引き出した。すぐに左のエウベルへ送ると、その内側から左ポケットに潜り込んだ加藤蓮へと、こちらも素早いタイミングで入れた。加藤もワンタッチでセンタリングを送ると、これが相手のお見合いを誘うようにして逆サイドまで届けられ、フリーで入ってきた天野純ががら空きのゴールに流し込んだ。

「ボールも人も動いて、やっていて楽しかったです」と実感を込めてピッチの上での出来事を振り返るのは、渡辺皓太である。

— ダブルボランチ、というよりは

 今季は基本的にアンカーを置いた逆三角形のミッドフィールドで戦ってきたが、これが必ずしもうまくいっていたわけではなかった。AFCチャンピオンズリーグで決勝にまで進出したこともあって過密日程になり、どうしても重心がふらつくような戦いになって、J1では調子の波が大きかった。

 そこでこの試合では、ボランチに喜田拓也と渡辺が並んでトップ下に天野が入る正三角形をベースにしていたように見えた。渡辺はその見立てに少し「解説」を加える。

「ダブルボランチというか、相手を見ながら必要なときにサポートに行くという形を取りました」

 つまり、固定されたポジショニングではまったくなくて、極めて流動的。ハッチンソン監督が与えた自由を、選手たちが謳歌した結果だ。

「そこは中盤の3人で考えてやっていて、ビルドアップで2人必要なら助けにいきますし、押し込めていると思えば前に出て行く。そこは相手を見ながらサッカーができたのかなと思います」

 攻撃に出るときには喜田か渡辺のどちらかが中盤の中央に残り、もう一方がインサイドハーフのように前にポジションを取った。あるいは2人が並んで相手のプレスをいなしてビルドアップした。どちらかが、攻めに出たサイドバックのサポートに回るようにサイドにフタをしたこともあった。そんな気の利いた柔軟なプレーができるのは、このチームの本来の持ち味である。渡辺が「相手を見ながら」と説明したのはそういう意味だ。

 その立ち位置の基準も、相手を見ながら。

「単純に相手が困るような立ち位置を取ることを意識しました。どこなら相手が嫌がるか、そして止まらずに常に動きを出しながらプレーできたので、うまくいったかなと」

 ただ、反省もある。後半には押し込まれたことだ。

「単純に自分たちの運動量が落ちてしまったのと、相手が守り方を変えてきてマンツーマンで出てきたときにどれだけ焦らずにチーム全員ができるか。1枚はがせれば問題ないのに、そこで慌ててしまったりしたので。あとは暑さもありましたし、相手のロングボールに苦しめられたという感じもあります。だから、(前半の戦いを)どれだけ続けられるかだと思います」

 それでも、忘れた歌を思い出してのびのびと歌ったような、大きな手応えを得た勝利であることには違いない。それを渡辺はこんなふうに表現するのだった。

「やっぱり自分たちが楽しむこと、笑顔でサッカーすること、そういう原点に戻って、マリノスらしいサッカーができたのだと思います」

 
 

ゲキサカ

横浜FM、ハッチンソン暫定監督初陣で首位撃破!! パリ五輪組の不在響いた町田は3連勝ストップ | ゲキサカ

 J1リーグ戦は20日、第24節を各地で行い、横浜F・マリノスがFC町田ゼルビアを2-1で下した。暫定指揮官に就任したジョン・ハッチンソン監督は初陣で初白星。一方の町田は前回対戦(◯3-1)で躍動したパリ五輪組の不在が大きく響き、連勝が3でストップした。

 首位の町田は欧州移籍のMF平河悠に続いてFW藤尾翔太がパリ五輪のU-23日本代表合流のためチームを離れ、FWエリキが3試合ぶりに先発出場。MF藤本一輝も4試合ぶり、DF望月ヘンリー海輝は2試合ぶりの先発となった。一方の横浜FMは前節・鹿島戦(◯4-1)後にハリー・キューウェル前監督が解任され、ハッチンソン暫定監督の就任初陣。DF加藤蓮が2試合ぶりに先発復帰した。[スタメン&布陣]

 互いに決定打の少ないまま迎えた前半30分、横浜FMが先に試合を動かした。左からカットインしたFWエウベルがミドルレンジから右足シュートを放つと、これがMF下田北斗のやや開いた腕に直撃。PKの判定が下され、同33分にFWアンデルソン・ロペスが独特の助走から右に沈めた。

 さらに横浜FMは前半43分、右サイドのスローインを起点にボールを保持し、ゆっくりとつないで左サイドに送ると、エウベルのスルーパスからDF加藤蓮が左サイドを突破。そのままMF藤本一輝を振り切ってゴール前にクロスを配球し、これに飛び込んだMF天野純がワンタッチで押し込んだ。

 そのまま迎えた後半開始時、2点ビハインドの町田は思い切った2枚替えを敢行。左SBの林幸多郎に代わって湘南から加入したばかりのDF杉岡大暉、サイドハーフの藤本に代わってMFバスケス・バイロンを入れた。すると同9分、左からのロングボールを受けたバスケスがカットインシュート。だが、これは上島のブロックに阻まれた。

 対する横浜FMは後半14分、MF天野純に代わって今夏加入のFW西村拓真を投入。その後も交代選手を入れつつ、再び攻勢を試みる。町田は同33分、関東学院大卒ルーキーでこれがJ1デビューとなるMF芦部晃生、9年ぶりJ1出場のFW中島裕希を投入。横浜FMも同38分、この一戦限りでチームを離脱し、バックアップメンバーとしてパリ五輪帯同を控えるFW植中朝日を起用した。

 そうして迎えた後半40分、町田は左サイドで望月からのスローインを受けたMF下田北斗がゴール前にクロスを送り込むと、ニアサイドで触れたデュークがヘディングシュート。うまくフリックしたボールがゴールマウスに吸い込まれ、1点を返した。だが、終了間際の芦部のシュートが相手に当たって外れるなど、反撃はここまで。横浜FMがアウェー国立で首位・町田を破り、2連勝を果たした。

(取材・文 竹内達也)

 
急転直下のバックアップメンバー追加招集でパリ五輪へ!! 横浜FM植中朝日「漫画のような感じ」「出ても出なくても日本のために」 | ゲキサカ

 急きょ現地帯同が決まったバックアップメンバーへの追加招集という異例の形で、一度は諦めかけていたパリ五輪の切符を掴んだ。渡航前ラストマッチとなった20日のJ1第24節・町田戦後、報道陣の取材に応じた横浜F・マリノスFW植中朝日は「バタバタしていて今から帰って準備しないといけない」と苦笑いを浮かべつつ、「大会のレギュレーションも変わって、出られる可能性が少しはあると思って行くので、いつ出番が来てもいいように準備するだけ」と意気込みを口にした。

 パリ五輪に臨むU-23日本代表は当初、今月3日に発表されたが、本大会メンバー18人とバックアップメンバー4人のいずれからも漏れ、一度は落選となった植中。ところがその後、国際オリンピック委員会(IOC)によりバックアップメンバーに関するルール変更が決まったことで運命が変わった。

 新たなルールの下では本大会メンバー18人にアクシデントがあった場合、本大会中もバックアップメンバー4人と入れ替えることができる上、アクシデントから回復した場合は復帰もできるという仕組み。本大会メンバー18人を入れ替えるためにはチームドクターの診断書が必要となるが、その交代事由は精神・身体的な疲労でも認められるようで、ハードルは決して高くない。

 そのためバックアップメンバーとの入れ替えが頻繁に行われることが想定され、18人プラス4人で戦う重要性が高まった。こうしたルール変更を受け、日本サッカー協会(JFA)は今月18日、バックアップメンバーの現地帯同を決定。もっとも、現地帯同には所属クラブの承認が必要となる中、欧州組のMF佐野航大(NECナイメヘン)は今月上旬の時点でバックアップメンバーによる招集許可が降りず、その結果、植中が欠員補充される形となった。

 そんな植中は途中出場で約15分間のプレーとなった町田戦後、急転直下のパリ五輪帯同決定について「大枠に入るとメディカルチェックに行くけど、メディカルチェックも行っていなかったので本当にびっくり。連絡をもらった日も昼寝をしていて、強化部長からの電話で起きた。メディカルチェックも昨日バタバタでいって、漫画のような感じ」と報道陣の笑いを誘いながら回顧。「気持ちが追いついていない部分も少しはある。ちょっとまだ時間があるので、飛行機の中で意識を作っていきたい」と現状の心境を述べた。

 もっとも、目標としていた夢舞台に一歩近づいたことで、モチベーションは「もちろんある」と植中。「出た時にいいコンディションでやれるように気持ちはバックアップじゃなく、メンバー入りしている選手と同じ気持ちを作らないといけない。他のバックアップメンバーと一緒に行くので話をしながら気持ちを作っていきたい」と意気込みつつ、「なかなか経験できることではないので、そういったものを全て自分にプラスになるように吸収し、出ても出なくても日本のためにやりたい」と決意を語った。

(取材・文 竹内達也)

 
横浜FM16年ぶりの監督途中解任、決意の新体制初陣で弱みを埋めた主将MF喜田拓也の献身「全ての面で気を配って、穴を作らず…」 | ゲキサカ

 クラブにとって16年ぶりのシーズン途中の監督解任から5日後、横浜F・マリノスはジョン・ハッチンソン暫定監督のもとで再出発を果たした。試合前までリーグ最少失点タイで首位を独走していたFC町田ゼルビアに対し、前半のうちに2ゴールを奪うと、最後は逃げ切る形で2-1の勝利。前節・鹿島戦(◯4-1)に続く上位相手の2連勝で夏の中断期間に入った。

 試合後、キャプテンのMF喜田拓也は「本当にシンプルに勝ちたかったし、もう一度強く、このチームとこの仲間を信じているというのをまず自分が示したくて試合に入った。マリノスがいろんな目で見られるのもわかっていたけど、マリノスファミリー全員で見返しに行こうという意思表示をしたかった。前向きにこれから進んでいくぞというのをみんなで共有できる時間になったと思う」と手応えを口にした。

 ハリー・キューウェル監督解任後の新体制初陣、喜田自身の役割にも大きな変化が見られた。特に際立っていたのはこれまでの定位置だった中盤の底にとどまらず、SBが動いた場所に顔を出してスペースを埋めるタスク。主将の献身的なポジショニングにより、守備面ではカウンターの芽を何度も摘むことにつながり、攻撃面では今季苦しみ続けた最終ラインからのビルドアップを助ける場面が相次いで見られた。

「役割やタスクのところは多少の変化もあり、自分たちで合わせて行くところは短い時間ながらも取り組んできた。周りとコミュニケーションを取りながら自分のところでチームをしっかりコントロールできるようにというところで意識して入った。全ての面で気を配って、穴を作らず、チームを全ての面で前進させられるようにということを考えていた」(喜田)

 そう語る喜田だが、前体制の仕組みを抜本的に変えようとしているわけでもない。

 MF天野純、MF渡辺皓太との中盤3枚の関係性の変化は「そこまでは大きくはない」と強調。「彼らの良さも十分に理解しているし、他の選手も然り。一緒にやる選手たちの良さを十分に引き出したいと思っているし、その時々で必要な判断は変わるし、逆によりいい判断、決断ができれば絶対にチームにプラスになる。それを責任持って判断しながらという形で試合は進んでいた」。4-3-3の基本布陣を大きく崩さず戦う志向の強かった前体制のシステムから、そこで課題となり続けていた弱みを埋めることに尽力した印象だった。

 そうして掴んだ首位相手の白星。喜田は「(監督交代という)タイミングもそうだし、相手も非常に力のある相手で、見られ方もいろんな形ではされるとは思う」と町田戦の位置付けに向き合いつつ、監督交代に揺れながらも掴んだ勝利を次のように位置付けた。

「ハリーとの挑戦も全てが無意味だったと全く思わないし、その期間があったからこそマリノスらしさの発見、成果もあった。もちろん足りなかったこと、できなかったことも全員で受け止めて、苦しさも悔しさもあった。だけどマリノスファミリー全員で進んできたので、それが全てつながっているなと感じられたゲームだった」

 喜田自身も前体制下において、ボックス周辺への攻撃参加が目に見えて増えるなどプレーヤーとしての幅を大いに広げた。そのトライは今後のサッカー人生に間違いなく活きるはずだ。

 だが、喜田が考えるのはそれ以上にチームのことだ。約半月の中断期間後には14試合が残り、首位と勝ち点15差、ACL圏とは12差。ここまでの苦難と真摯に向き合い続けてきた主将は諦めず、「これまでの半年は全然ムダじゃなかったと思うし、これからの可能性もこの半年にあったと思う。それをみんなのプレー、姿勢で示そうと試合に入ったので、またここからも全員で前向きにチャレンジしていきたい」と力強く継続を誓った。

(取材・文 竹内達也)

 
 

Goal.com

キューウェル解任の横浜FMが2発で首位撃破! 町田は今季5敗目で連勝が「3」でストップ | Goal.com 日本

明治安田J1リーグは20日に第24節が行われ、国立競技場ではFC町田ゼルビアと横浜F・マリノスが対戦した。

中断期間突入前のラストマッチ。2位に勝ち点5差をつけて首位を走る3連勝中の町田は、今節に向けて前節の東京ヴェルディ戦から先発メンバーを3人変更。鈴木準弥、荒木駿太、パリ五輪日本代表に招集されている藤尾翔太に代わって、望月ヘンリー海輝、藤本一輝、エリキを起用した。

一方の横浜FMはここまで8勝5分け10敗で12位と低調なシーズンを過ごしている。前節の鹿島アントラーズ戦では4-1で大勝し連敗を「4」でストップしたものの、16日にはハリー・キューウェル監督との契約解除を発表。今節では暫定的にジョン・ハッチンソンヘッドコーチが指揮を執ることとなった。そんな中で迎える一戦では、前節から先発メンバーを1人のみ変更。加藤聖が外れ、加藤蓮が先発に名を連ねた。

新体制初陣の横浜FMは6分、天野純の左CKをエドゥアルドが頭で合わせるなど序盤から攻勢に出る。

試合が動いたのは30分、横浜FMは左サイドでボールを持ったエウベルがボックス左手前にカットインし、右足を振り抜く。このシュートがボックス内の下田北斗のハンドを誘い、PKを獲得。これをキッカーのアンデルソン・ロペスが落ちついて決めて横浜FMが先制した。

首位相手に先手をとった横浜FMはさらに43分、右サイドでのパス回しから左サイドに展開すると、エウベルがボックス左にスルーパス。走り込んだ加藤蓮がグラウンダーのクロスを送ると、ボールはGKとDFの間を通過し、最後は走り込んだ天野が押し込んだ。

2点ビハインドとなった町田は後半開始から2枚替え。林幸多郎と藤本一輝に代えて、バスケス・バイロンと今夏湘南ベルマーレから加入した杉岡大暉を投入する。両選手による両サイドからの攻撃で敵陣への侵攻回数を増やすが、横浜FMの粘りの守備の前になかなかゴールネットを揺らすことができない。

まず1点を返した町田は80分、ボックス右手前からバスケス・バイロンがボックス右にスルーパス。反応した仙頭啓矢が右足でシュートを放つが、GK飯倉大樹にパンチングで阻まれる。それでも85分、敵陣中央左でスローインを受けた下田が左足で絶妙なクロスを送り、ミッチェル・デュークがヘディングで合わせると、GK飯倉の頭上を越えてゴールネットを揺らした。

1点差に詰め寄った町田はその後、攻撃の手を強めたが同点ゴールは奪えず試合終了。2-1で逃げ切りに成功した横浜FMがハッチンソン体制初白星を飾ると共に、連勝を飾った。一方の町田は連勝が「3」でストップし、今季5敗目を喫している。

 
キューウェル解任も首位撃破! 横浜FMのハッチンソン暫定監督「難しい時期の中、本当によく戦ってくれた」 | Goal.com 日本

横浜F・マリノスのジョン・ハッチンソン暫定監督が、FC町田ゼルビア戦後のフラッシュインタビューに応じた。

横浜FMは20日、明治安田J1リーグ第24節で町田と国立競技場で対戦。今季ここまで8勝5分け10敗で12位と低調な戦いが続いていた横浜FMは、前節の鹿島アントラーズ戦では4-1で大勝し連敗を「4」でストップしたものの、16日にはハリー・キューウェル監督との契約解除を発表。

今節はヘッドコーチを務めるハッチンソン氏が暫定監督を務めてこの一戦に臨んだ中、アンデルソン・ロペス、天野純がゴールを奪うと、試合終盤に1点を返されたものの、逃げ切りに成功。首位撃破でハッチンソン体制初白星と共に連勝を飾った。

試合後、ハッチンソン暫定監督は「率直にハッピーな気持ちでいっぱいです」と白星への喜びを明かし、「選手たちがこの難しい時期の中、急なことがあった中でスタッフも含めて本当によく戦ってくれたと思います。守備のところもそうですし、今日もこの暑い中、たくさんのファン・サポーターの後押しもありました。その中で結果を残せてよかったです」と苦しい中でのチームの奮闘を称えると共に、会場に駆け付けたファン・サポーターに感謝を述べた。

試合内容については「前半は自分たちのサッカーがたくさん出せたと思いますが、後半に入り相手も前から来たところがありましたので難しさはあった中で、最後まで諦めずに戦い続けるというところを最後の最後まで出してくれたと思います」と振り返った。

 
 

フットボールチャンネル

「20代の頃よりも…」横浜F・マリノス、天野純の進化が止まらない。日本を離れて得た自信、「勝てねえな」は過去【コラム】

明治安田J1リーグ第24節、FC町田ゼルビア対横浜F・マリノスが20日に行われ、1-2でアウェイチームが勝利している。ハリー・キューウェル監督との別れを決断したマリノスにとっては、大きな勝ち点3に。この試合で得点を決めたMF天野純は、さらなる自信をのぞかせている。(取材・文:元川悦子)

— キューウェル解任「短い準備期間の中でやったのは…」

 今季から指揮を執っていたハリー・キューウェル監督との契約が16日に解除されるというショッキングな出来事に直面した横浜F・マリノス。確かに、23/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でファイナルに進出するという大きな出来事はあったものの、6月下旬から7月頭にかけてのリーグ4連敗と12位という順位は名門にとっては容認できない結果だったのだろう。

 後を引き継いだジョン・ハッチンソン監督はアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)が率いていた2021年にコーチを務めており、今季はヘッドコーチとして前指揮官を支えていた。

「(21日のFC町田ゼルビア戦までの)短い準備期間の中でやったのは、選手たちにより自由度を与えたこと」と新指揮官は説明したが、臨機応変にポジションを変えながら流動的に動けるように仕向けたという。

 加えて、中盤も昨季までの2ボランチ・トップ下の形に変更。天野純がキーマンと位置づけられたのだ。

「より自由を与えてもらえば個人としてもやりやすい。ナベ(渡辺皓太)や喜田(拓也)は昔からやってる選手たちなので、本当に阿吽の呼吸があるんで、やりやすい」と背番号20も語っていたが、周囲との意思疎通と連係を大事にしながらゲームに挑んだ。

— 「『ザ・マリノス』という感じ」

 とはいえ、首位・町田という相手は難敵だ。6月15日にホーム・日産スタジアムで対峙した時も1−3で敗北を喫している。相手のハイプレスに引っかけられ、カウンターを食らう形を極力減らし、リスタートでもスキを作らないようにすることが重要だった。

 いわゆる“解任ブースト”でチーム全体の士気や結束力が向上していたこともあり、この日のマリノスは非常に良い入りを見せた。特に目立ったのが左サイド。エウベルと加藤蓮の関係性が絶妙で、グイグイと深い位置まで押し込んでいく。そこに中盤3枚も流動的に絡んだり、逆サイドも生かしたりと、自由自在な攻めが見られた。

 迎えた30分、左からエウベルが持ち込んで放ったシュートが相手キャプテン・昌子源の腕に当たり、マリノスはPKを得る。これをアンデルソン・ロペスが確実に決め、幸先よく1点をリードした。

 さらに2点目が生まれたのはこの10分後。右サイドでのスローインからヤン・マテウス、喜田、エウベルと左へ大きく展開。攻め上がった加藤につながり、左サイドから供給された鋭いクロスにファーから飛び込んだのが天野。ハッチンソン監督も「マリノスらしい形」と絶賛したゴールは効果抜群だった。

「エウベルに渡って、蓮がハーフスペースに侵入した時に、『ファストタイム・クロス(素早いクロス)』と言われていたし、来るなと思ったので、飛び出したら本当に来た感じですね。ああいうつかみきれない攻撃というのがマリノスのよさ。『ザ・マリノス』という感じなので、相手も研究しても止められないと思ってます」

 天野が自信をのぞかせたが、ボールを回していた段階で、ペナルティエリア付近に4人の選手がいて、小刻みに動きながらスキを狙っていたのは特筆すべき点。そして天野がフリーになるのも計算通りだった。人とボールが動き、繰り返しスペースを狙い続ける彼らのスタイルが戻ってきたのは、間違いなく朗報と言っていいだろう。

 気温30度超の猛暑の中、33歳の天野は懸命に走り、攻守両面でハードワークを続け、得点という結果を残した。ゴールへのこだわり、球際のバトルという部分は、2年間過ごした韓国での経験値が大きなプラスになっているいという。

— 「すごく自信がありますね」と語った部分とは?

「30代でJリーグMVPになった俊さん(中村俊輔=横浜FCコーチ)や憲剛さん(中村=川崎FRO、家長(昭博=川崎)さんみたいな選手になりたい。そのためには、ゲームメークも得点も守備も全部できて、誰も止められない選手になるしかない」という野心を持って、アカデミー時代から長く過ごしたマリノスを離れ、蔚山現代・全北現代の2チームでプレー。蔚山の2022年は9ゴールをゲットし、「点の取れるアタッカー」へと変貌を遂げることに成功した。それを自信にして、今季から古巣に復帰したのである。

 だが、最初はコンディションが上がらず、出場機会が限定的だった。ACL決勝も出番なしに終わり、悔しい思いをしたに違いない。その後、5月末から先発に抜擢され始め、6月26日のアビスパ福岡戦、7月14日の鹿島アントラーズ戦ではゴールも奪った。

 そして指揮官交代という一大事に直面した町田戦で勝負を決める一撃をお見舞い。彼は強烈なインパクトを残したのだ。

「球際の部分なんかは今、すごく自信がありますね。今日も普通に球際で勝てたし、アントラーズの時も『勝てるな』と感じていた。それがプレーに余裕を与えてるかなと思います。以前だったら少しビビっちゃった部分もあったし、『勝てねえな』と思いながらやってる時もあったけど、そこが全然違う。現代サッカーは球際でどれだけ勝てるかにフォーカスされるので、韓国へ行ってよかったなと思います」と本人もしみじみ言う。33歳になった天野は“ファンタジスタ”から“バトルに勝てるファイター”へと進化しつつあると言っていい。

— 「今、33歳になって、20代の頃よりも…」

 この日は週中の体調不良も影響し、59分で交代。自分に代わってピッチに立った西村拓真の一挙手一投足を目に焼き付けた。西村は圧倒的走力を武器とする選手。チーム全体のギアが一段階上がったのは確かだ。その彼が状態を引き上げてくれば、天野にとってはスタメンを争うライバルになる。それもいい刺激になったのではないか。

「自分は夏が得意なので、ここから上がっていくしかないですし、点を決められる怖い選手になっていくのが本当の目標。それがマリノスの優勝争いにもつながっていくと思います」と彼は語気を強める。

「今、33歳になって、20代の頃よりも動けてるなというのを感じてますし、ここからどこまでいけるのか楽しみです」という前向きなコメントも口にしており、ここからさらに鋭さを増していくはずだ。

 結局、マリノスは2−1で勝利。新体制初陣を白星で飾り、11位で中断期間に突入することになった。首位・町田との17ポイント差は非常に大きいが、ACL圏内の鹿島とは12。ここから連勝を続けていけば、手が届く可能性もありそうだ。

「まだまだ上を目指して頑張ります」と天野は笑顔をのぞかせたが、ベテランになった彼が攻撃陣をリードしてこそ、高い領域に到達できるはず。復活ののろしを上げた背番号20の今後が非常に楽しみだ。

 
 

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2024 マッチレポート | 7月20日 vs 町田 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

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J1 第24節 町田 vs 横浜FMのデータ一覧 | SPORTERIA
 
 

こけまりログ

2024/07/19 【スタジアム観戦情報まとめ】2024/7/20(土)18:00KO J1第24節 FC町田ゼルビアvs.横浜F・マリノス@国立競技場
 
 

今節の他会場など

(´-`).o0(日曜日のゲーム終了後に更新予定)
 
 

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