【試合結果Webニュースまとめ(2○0)】2022/3/2(水)19:30KO J1第10節 横浜F・マリノスvs.ヴィッセル神戸@日産スタジアム

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【試合結果Webニュースまとめ(2○0)】2022/3/2(水)19:30KO J1第10節 横浜F・マリノスvs.ヴィッセル神戸@日産スタジアム
 
 

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1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.ハイライト動画
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

明治安田J1 第10節 横浜F・マリノス vs ヴィッセル神戸 試合データ | 横浜F・マリノス 公式サイト
 
 

Jリーグ.jp

【公式】横浜FMvs神戸の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年3月2日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 13,801人

監督コメント

[ ケヴィン マスカット監督 ]
たくさんの良いところが見えた試合でした。選手一人ひとりがピッチ上でやらないといけないことを出し切りました。ナーバスな時間帯もありましたが、チーム全体でアグレッシブにあれだけのパフォーマンスを出してくれたことを誇りに思います。

--プロデビューを飾った山根 陸選手が素晴らしいパフォーマンスを見せました。彼の評価を聞かせてください。
自分はチーム全体を見ているので、個人の評価は控えたいのですが、彼がうまくパフォーマンスを出せるよう、周りが助けてくれました。そして、彼のパフォーマンスを見たご家族も、彼を誇りに思うはずです。90分通し、彼は素晴らしいプレーを思い切り表現してくれました。自分は日々の練習で彼を信じることができなければ、ピッチに送り出しません。彼を信じてピッチに立たせ、チーム全体で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

--ケガ人、出場停止が多い中、出番の少ない選手が活躍しました。この試合の意義を教えてください。
直近の柏戦でたくさんのことが起こりました。その中でメディカルチームが中2日で選手のケア、リカバリーをしてくれ、最高のパフォーマンスにつながりました。チーム全体で勝ち取った勝利です。自分たちを信じる強さ、試合の入りの姿勢も含めて、良い表現をしてくれたゲームでした。

--2ゴールの西村 拓真選手の評価をお願いします。
責任感を持って、相手にプレッシャーを掛け続けてくれました。そして、チャンスがいつ来てもいいように準備し、素晴らしい2ゴールが生まれました。また、チーム全体で自分たちのサッカーを表現したからこそゴールが生まれたと思いますし、素晴らしい結果を出してくれました。

選手コメント

宮市 亮

--昨夏の加入後、初先発でした。率直に振り返ってください。
ホームでの出場も初めてでした。もちろんエリートリーグとも雰囲気は全然違います。公式戦先発はドイツでのプレー以来だったので、楽しんでプレーすることができました。

--チャンスを得て何を見せられましたか。
マリノスはレベルが高いメンバーがそろっているので、加入してからなかなかチャンスがない中、メンバー外でもしっかり練習していました。チャンスが来たときにモノにしてやろうと、マリノスの動き方であるスピードの生かし方は徹底してきたつもりです。今日も何度かそのようなシーンを見せられたと思いますが、ゴールを決められたら最高でした。

--直近の柏戦でイヤな負け方をし、大きくメンバーが替わった中で勝てたのは大きいのではないでしょうか。
個人というよりは、ケガ人と出場停止が出て、チームとして難しい状況でこの試合を迎えました。特に(山根)陸は高卒1年目で初出場、初ホームですごいプレッシャーがあったと思いますが、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。“誰が出てもマリノスが強いんだ”というのを結果で見せられました。

西村 拓真

--初先発で2ゴールをマークした試合を率直に振り返ってください。
チームが勝てたことがうれしいですし、チームが勝てて良かったです。1点目はフリーだったので、(小池)裕太から良いボールが来たので合わせるだけでした。2点目は(水沼)宏太くんがずっと自分を見てくれていました。「そろそろ決めないとヤバい」と思っていたので、決められて良かったです(笑)。

--トップ下のパフォーマンスも素晴らしかったです。
キャンプでも一度もやっていませんでしたが、やり方はアナリストを含めて、具体的に教えてくれたので、それに合わせてやっていきました。ただ、いろんな局面の精度やインテンシティーを上げないと、この先厳しいと感じています。

--中盤を組んで、プロデビューを飾った山根 陸選手をどう感じましたか。
キャンプからスゴイと感じていました。何も物怖じせずやっていましたし、味方にいて助かる選手。守備もしてくれるし、気の利くプレーヤーです。

--ヒーローインタビューで「マリノスファミリーになれた」とおっしゃってました。
アップからすごく熱を感じますし、日産スタジアムが一体となっています。ピッチに立てるのは誇りです。エンブレムに恥じないようにもっとやっていきます。

 
 

Twitter / Istagram


 
 


 
 


 
 

ハイライト動画


【横浜F・マリノス×ヴィッセル神戸|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第10節 | 2022シーズン|Jリーグ – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 新加入FW西村拓真が頭&右足で2ゴール「やっとマリノスファミリーになれてうれしいです!」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は2日、ホームで神戸と対戦し2―0で勝利した。
 今季仙台から新加入のFW西村拓真(25)が全得点を叩き出す活躍。前半38分に同じく今季C大阪から加わった新戦力のDF小池裕の左CKに頭で合わせて移籍後初ゴールを決めると、試合終了間際には右足で2点目。チームを勝利に導き「やっとマリノスファミリーになれてうれしいです。日産スタジアムのピッチに立てるのが誇り。(横浜の)エンブレムに恥じないようにもっとやっていきたい」と笑顔で振り返った。

 1―3で今季初黒星を喫した2月27日の柏戦から中2日。DF畠中、岩田が出場停止で、マルコス・ジュニオールらをケガで欠いた中、マスカット監督は18歳のMF山根陸を先発でプロデビューさせる大胆采配。山根もデビュー戦とは思えないパフォーマンスで期待に応え、指揮官は「90分通して、彼のプレーもそうですし、それを見ていたご家族も、本当に彼を誇りに思うと思います。素晴らしいプレーを思いきり表現してくれた」と称えた。

 この日は昨年欧州から戻ったFW宮市亮(29)もJリーグ初先発を果たし、前半から快足を飛ばし何度も見せ場を作った。対峙(たいじ)したのは、ドイツ時代にお世話になり、「公私ともに、仲良くさせてもらっているというか、本当に面倒を見てくれた先輩の一人で、まさかこうして日本のピッチで対峙(たいじ)するとは思っていなかった」と振り返った元日本代表DF酒井高徳(30)。惜しくもJリーグ初ゴールはお預けとなったが、快足ウインガーは「ようやくマリノスの一員になれたのかなと。気を抜かずにやっていきたい。ひた向きに自分のやるべきことをやるだけ」と先を見据えた。

 
 
横浜新加入・西村 ヘッドで移籍1号!右足で2号「やっとマリノスファミリーの一員に」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜が新戦力の活躍で神戸に2―0で勝利した。0―0の前半38分、C大阪から加入した小池裕の左CKに、頭で合わせたのが仙台から加わったFW西村。移籍後初ゴールとなる一発で流れを引き寄せると、試合終了間際にも右足で2点目。「やっとマリノスファミリーの一員になれてうれしいです」と笑顔で振り返った。
 1―3で今季初黒星を喫した2月27日の柏戦から中2日。マスカット監督は、18歳のMF山根をプロデビューさせる大胆采配。昨年欧州から加入したFW宮市もJリーグ初先発を果たし、自慢の快足で見せ場をつくった。DF畠中、岩田が出場停止と守備陣が緊急事態だった中、選手層の厚さを見せ今季初完封。貴重な勝ち点3を奪い取った。

 
 
横浜ルーキー山根陸 神戸戦で鮮烈デビュー「価値あるものだった」 「満足することなく」スタメン争い意欲― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜のルーキーMF山根陸(18)が4日、練習後のオンライン取材に応じ、鮮烈デビューを飾った2日の神戸戦を振り返った。
 17歳の20年11月に2種登録されるなど、元々将来を嘱望された逸材だったが、MF喜田、渡辺をケガ、DF岩田を出場停止で欠いた中、マスカット監督は同神戸戦でいきなり先発に抜てき。プロ1年目の山根も新人とは思えないプレーの数々で指揮官の期待に見事に応え、チームの2―0勝利に貢献した。

 試合前は「デビュー戦ということもあり緊張していた」という18歳。それでも監督を始めチームメートらのサポートもあり「自信を持ってピッチに立てた」ようで、イニエスタら世界トップレベルの選手とも対戦したデビュー戦を「自分のできとしては、満足できるものではなかったですけど、これからのサッカー人生においても価値のあるものだったなと感じています」と初々しい表情で振り返った。

 夢にまで見た日産スタジアムでのトップデビュー。下部組織出身のボランチは「アカデミーのスタッフ含め、いろんな方が携わってくれてここまで来れたので、そういった方々への感謝の気持ちは凄く大きかった」と周囲への感謝の意を述べ、今後へ「今回はたまたまケガ人だったり、自分のポジションに空きが出て出られましたけど、自分がファーストチョイスになれるくらい、もっと実力をつけないといけないですし、スタメン争い加わっていけるくらい、実力をつけていければなと思っています。ここで満足することなく、さらにマリノスを勝利に導けるような存在になっていきたい」と飛躍を誓った。

 
 

ニッカンスポーツ

横浜マスカット監督、先発のルーキー山根陸をたたえる「素晴らしいプレーを思い切り表現」 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスは、新戦力の活躍でヴィッセル神戸に競り勝った。

直近の試合で2人の退場者を出した横浜は、大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ。高卒ルーキーのMF山根陸(18)は、先発に大抜てきされてプロデビュー。FW西村、パリ五輪世代のMF藤田、DF小池裕、さらには昨夏加入したFW宮市と、5人が横浜加入後初めて先発に名を連ねた。

前半14分にGK高丘のファインセーブで相手決定機を防ぐと、横浜に流れが傾いた。前半38分、小池裕の左CKに西村がヘディングで合わせて、横浜が先制点を奪った。

後半は1点を追う神戸に何度も攻め込まれたが、高丘を中心に守り抜いた。すると後半ロスタイム5分、カウンターから西村がDF2人をかわして試合を決める追加点を奪った。

マスカット監督は「たくさんいいところが見られた。ナーバスな時間帯もあった中で、あれだけのパフォーマンスをしてくれたことを誇りに思う」と、ピッチに立った選手をねぎらった。

高卒ルーキーの山根は、広い視野でボールを展開したり、球際の激しい守備でピンチを防ぐなど、終始落ち着いたプレーを見せた。指揮官は「日々の練習から彼のプレーを信じることができなければ、こうしてピッチに送り出すこともない。彼を信じてピッチに立たせた」と取り組みの姿勢をたたえ、「周りの選手が彼を助けて、うまくパフォーマンスできるようにしてくれた。ご家族も誇りに思うと思う。素晴らしいプレーを思い切り表現してくれた」と目を細めた。【杉山理紗】

 
 
横浜FW宮市亮がJリーグ初先発で会場どよめかす「動き方、スピード生かす部分は徹底してきた」 – J1 : 日刊スポーツ

昨夏加入した横浜F・マリノスFW宮市亮(29)が、Jリーグで初先発した。

4-2-3-1の右ウイングで出場。持ち前のスピードを生かして何度もDFラインの裏に抜け、スルーパスを引き出してチャンスメークした。相手選手を置き去りにするスピードに、会場からはどよめきも起こった。

試合はFW西村の2ゴールで横浜が勝利。宮市は得点に絡む場面こそなかったが、横浜サポーターに強烈な印象を残した。試合を終えた宮市は「本当に楽しんでやれたと思います」とすがすがしい表情を見せた。

昨夏ドイツからJリーグに活躍の舞台を移したが、2試合の途中出場にとどまった。今季もここまでの3試合はベンチ外と、簡単には出番を得られずにいた。

それでも「マリノスはレベルが高いので、メンバー外でもしっかりと練習できている。チャンスが来たときモノにしてやろうと、マリノスの動き方、スピードを生かす部分は徹底してきた」と宮市。ぬかりない準備で、監督の期待に応えてみせた。

 
 
横浜FW西村拓真、移籍後初先発で2得点 トップ下で先発「仕事ができてよかった」監督たたえる – J1 : 日刊スポーツ

ベガルタ仙台から横浜F・マリノスに移籍したFW西村拓真(25)が、加入後初先発で2ゴールと活躍した。

直近の試合で負傷交代したFWマルコス・ジュニオールに代わって、トップ下で先発。前半38分、左CKのチャンスに頭で合わせて先制すると、後半ロスタイム5分にはカウンターからDF2人をかわして試合を決める追加点を奪った。

本職はFWの西村。トップ下での練習は、キャンプ期間含めてやってこなかったという。「今日初めてだったけど、アナリスト含めて具体的なやり方を教えてくれるので、それに合わせてやっていけばいいと思っていた」。与えられた役割を器用にこなし、「うれしいと言うより、自分の仕事に集中しようと思って入った。仕事ができてよかった」と安堵(あんど)した。

マスカット監督も西村の活躍をたたえ、「責任感をもってピッチに立ってくれた。守備でも相手にプレッシャーをかけ続けてくれた。チャンスがいつ来てもいいように準備していた中で、すばらしい2得点が生まれた」とねぎらった。

 
 

サンケイスポーツ

横浜Mが快勝 仙台から新加入25歳・西村2発「やっとマリノスファミリーの一員に」 – サンスポ

「明治安田生命Jリーグ」はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦する4チームによる変則日程で2試合が行われ、横浜Mは新加入のFW西村拓真(25)の2得点で神戸に2―0で快勝。川崎は浦和に2―1で逆転勝ちし、今季初の2連勝で勝ち点9とした。浦和と神戸は開幕から4戦未勝利となった。

嫌なムードを2得点で吹き飛ばした。横浜MのFW西村は仙台から新加入し、トップ下で初の先発出場。0-0の前半38分に左CKへ飛び込み、頭で捉えたボールがゴール右隅に決まると、両手の人さし指を空に向けて天を仰いだ。

「チームが勝てたことが一番うれしい。それに貢献することができて良かった」

今季初得点で勢いに乗ると、1-0の後半ロスタイム。左サイドのFW水沼へパスを出し、自身も攻め上がった。再びボールを受けてペナルティーエリアに進入。切り返してDFをかわし、右足で駄目押し点を奪った。疲労も極限で「(足が)つりそうだった」といいながら、最後のワンプレーで2点目だ。

1月の新体制発表では「1試合1点が自分の中での目標」と語っていたが、2020年9月以来の1試合2得点で、いきなり満点回答。チームは前節の柏戦で退場者2人を出し、3失点の完敗。この日は出場停止に加え、MFマルコスジュニオールの負傷などで先発8人を入れ替えた。マルコスに代わって「キャンプでも一回もやっていない」というトップ下で起用された西村だが、持ち味であるどん欲にゴールに向かう姿勢を示した。マスカット監督も「チーム全体でこれだけのことができる。信じる強さが反映された」とうなずいた。

新型コロナウイルスの影響などによる調整遅れと過密日程に苦しみながらも、ユースから昇格1年目のMF山根やFW宮市にも起用のめどが立つなど、収穫は多い一戦だった。「やっとマリノスファミリーの一員になれてうれしい」と西村。シーズン序盤に試練を迎えたチームを25歳が救った。(山下幸志朗)

 
 

スポーツ報知

横浜FMが神戸に2―0で勝利 西村拓真が加入後初ゴール含め2得点! : スポーツ報知

 横浜FMは本拠で神戸と2―0で勝利した。前半38分、FW西村拓真が仙台から加入後初ゴールを決めた。さらに、試合終了間際にも西村が右足で突き刺した。

 1―3で敗れた先月27日の柏戦から先発8人を変更して臨んだ。序盤は今季初先発が6人ということもありややばたつきが見られたが、徐々にボールを握る時間も増え、チャンスを作り出していった。

 歓喜の瞬間は前半38分、DF小池裕太の左CKにファーサイドから西村が高い打点で頭を合わせ、ゴール右隅へと押し込んだ。MFマルコスジュニオール不在のトップ下のようなポジションで躍動した西村が結果を残し、両人さし指を突き上げて喜びを表した。試合終了間際には、西村がエリア手前でパスを受けると、DFをかわし、切り返しから右足を振り抜き、ゴール右上へと突き刺した。

 後半はMFイニエスタやFW大迫勇也ら神戸のタレントもそろい、守勢に回る時間帯も長かったが、粘り強くかき出した。神戸相手に1対1のピンチを迎えた場面も複数あったが、GK高丘陽平がチームを救うビッグセーブ。キャプテンマークを巻いたDF松原健も声で、プレーでチームを引っ張り、攻めの姿勢を貫きながらリードを全員で守った。

 柏戦で退場したDF畠中槙之輔とDF岩田智輝が出場停止、負傷交代したMFマルコスジュニオール、さらにキャプテンのMF喜田拓也もコンディション不良とされ、メンバー外となった。主力の多くを欠いてチームの底力が試される中、プロデビューのMF山根陸はボランチとして物おじしない強心臓ぶりを発揮。ピンチの場面にも走り込んで顔を出し、体を張って防いだ。今季初めてメンバー入りしたFW宮市亮も右サイドでドリブルなど果敢の仕掛けを見せた。開幕5連戦の4試合目、ホームで大きな勝ち点3をつかんだ。

 
 
横浜FM、加入後初先発のFW宮市亮「待っていたチャンス」「絶対モノにしたい思いがあった」 : スポーツ報知

 横浜FMは本拠で神戸と2―0で勝利した。前半38分、仙台からの加入後初先発のFW西村拓真が初ゴールを決めた。さらに、試合終了間際にも西村が相手DFをかわして右足で追加点。今季初の完封勝利で、対神戸には、これで3連勝となった。昨夏入団したFW宮市亮は加入後初の先発出場となった。

 右サイドで先発出場した背番号17。「待っていたチャンス、絶対モノにしたい思いはあった。良さを出したいと思っていた、そこだけ」と試合開始から積極的な姿勢を見せ続けた。「徹底してきた」とスピードを生かした抜け出しや、ドリブルでも攻めの姿勢。味方へのラストパスでチャンスを作り、自身も後半16分には浮き球に頭を合わせ、惜しくもサイドネットを揺らしたシーンがあった。

 後半17分までプレーし、チームの勝ち点3に大きく貢献。「僕自身ホームも初で、初スタメンで、公式戦も久しぶりだったので、楽しんでやれた」と充実の表情を浮かべた。チームとしても、先月27日の柏戦から負傷や出場停止で多くの主力を欠く中、総合力が問われた一戦。「累積やけが人と難しい中で試合を迎えて、本当にみんなやりきったし、(山根)陸なんかは高卒1年目で初スタメン、初ホームで、プレッシャーもあったと思うけど素晴らしいパフォーマンスを見せていた。誰が出てもマリノスは強いんだと結果として見せられたと思う」と胸を張り、ボランチで堂々のデビューを果たした18歳についても言及した。

 入団後はなかなかチャンスにめぐまれず、練習ではメインのメニューに入れないことすらあった。それでも「マリノスはレベルが高いので、メンバー外でも練習がしっかりできていた。変わらずどんな状況になろうと自分のやるべきことをしっかりやって、チャンスがきたときにモノにできるように、どんな状況でもひたむきにやっていくだけ」。2年目の今季は「年齢上の選手が雰囲気づくりするのは大切」とチームを引っ張る姿勢も見せながら、目の前の練習に100%を尽くし、来たる時に備えてきた。

 この日の62分間を次につなげられるよう、チーム一体となりながらも、再び激しいチーム内の競争に立ち向かっていく。惜しくも得点を逃したシーンについては「決められれば最高だった。次取れるように準備したい」と悔しげだったが、「スタメン争い、試合数も多くなってくるので、チーム一丸となって戦うことは大事。誰が出ても結果を出せるのがマリノスで、自分もようやくその一員になれたのかなと思うけど、気を抜かずにしっかりやっていきたい」とまだまだ続くシーズンを見据えた。

 
 
【番記者の視点】マスカット監督大胆采配の横浜FM、出場機会に飢えた選手の奮闘を支えた力は… : スポーツ報知

 横浜FMは本拠で神戸に2―0で勝利した。FW西村拓真が前半38分に左CKから頭で、試合終了間際には相手DFをかわして右足で突き刺した。退場者2人、負傷者を出すなど苦しんだ柏戦(1●3)から中2日。主力の多くを欠いたが、連敗を免れ大きな勝ち点3をつかんだ。

 出場機会に飢える選手が伸び伸びと躍動した。西村が仙台から移籍後初ゴールを含め圧巻の2発。「求められるのは得点」と語っていた25歳は「やっとファミリーの一員になれた」。新加入6人が先発入りしたが、周囲の驚きや前節のショックを一掃し、流れを引き戻す白星を奪った。FW宮市亮もスピードを生かして積極的に仕掛け、「誰が出てもマリノスは強いんだと結果で見せられた」。突如のチャンスに力を発揮できるのは、毎日メンバー内外で「レベルの高い」トレーニングをこなし、チーム力を高めてきた証しだろう。

 新加入組の活躍は光ったが、マスカット監督も「うまくパフォーマンスできるようにしてくれた」と話した通り、成り立ったのは既存選手が力強くチームを支えたからでもある。コンディション不良でメンバー外となったキャプテンのMF喜田拓也に代わり腕章を巻いたDF松原健は「(困難を迎えた)今こそ力を発揮する時」と魂込めた声やプレーで先頭に立つ気概を示し続けた。GK高丘陽平のDF陣へのサポートや幾度とない被決定機阻止はMVP級。後半は守勢に回る時間も長かったが、全員で踏ん張り、粘り強くかき出し、今季初の完封勝利を飾った。

 スタッフ陣の落とし込みも力を最大限引き出した。攻撃の司令塔MFマルコスジュニオール不在の中、西村が「初めて」のトップ下に挑戦。ロペスと絶妙な縦関係を築き、サイドにも流れて攻守に走る…。「アナリストの方も含めてすごく具体的なやり方を教えてくれたので、合わせていけば良かった」とイメージを組み立ててピッチへ。初めてとは思えないレベルで得点以外の要素でも役割を果たした。走行距離は13・561キロと脅威。試合終了間際のゴールを決めた直後は倒れ込んでしまうほど、死力を尽くした。

 高卒1年目のMF山根陸をこの局面でプロデビューさせるなど、指揮官の大胆な采配には驚きを隠せない。神戸がMFイニエスタとサンペールを投入すれば、中盤の強度を保つ意味でもサイドバックの小池龍太をボランチで投入した。「ポジションは関係ない」という攻撃サッカーで、サイドに偏らない360度の視点を普段から養っているからこそ。ハードワークに徹し、内側やゴール前に入る動きを得意とする小池の特徴を見極め、信じて起用に踏み切った。「チーム全体でこれだけできる、自分たちを信じる強さが反映された試合」(マスカット監督)とその時考えられる最善のメンバーを送り込んだ。

 「負けた時こそ、何かを失った時こそ本当の意味で真価が問われる」(喜田)。挑戦的な姿勢を忘れず、総力戦で、正念場を一つ越えた。新加入選手の融合も進み、ポジション争いにはますます火がついた。「誰が出てもマリノスは強い」。その言葉を証明し続けるためにも、勝ち点3とともに得た収穫を長いシーズンにつなげたい。(小口 瑞乃)

 
 

サッカーダイジェスト

ヘッドで先制弾の西村が巧みなコントロールショットも披露! 横浜が神戸に2-0勝利 | サッカーダイジェストWeb

 Jリーグは3月2日、J1第10節の2試合を開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸の一戦が行なわれ、2-0で横浜が勝利した。

 両チームのメンバーは以下のとおり。

▼横浜/ホーム 監督:ケヴィン・マスカット
(スタメン)
GK:1高丘陽平 DF:27松原健、19實藤友紀、5エドゥアルド、26小池裕太 MF:16藤田譲瑠チマ、28山根陸 FW:17宮市亮、11アンデルソン・ロペス、30西村拓真、23仲川輝人
(サブ)
GK:50オビ・パウエル・オビンナ DF:2永戸勝也、25小池龍太、33角田涼太朗 MF:14吉尾海夏 FW:18水沼宏太、7エウベル

▼神戸/アウェー 監督:三浦淳寛
(スタメン)
GK:1前川黛也 DF:24酒井高徳、14槙野智章、3小林友希、23山川哲史 MF:33扇原貴宏、5山口蛍、7郷家友太、22佐々木大樹、41小田裕太郎 FW:11武藤嘉紀
(サブ)
GK:18飯倉大樹 DF:25大﨑玲央 MF:31中坂勇哉、6セルジ・サンペール、8アンドレス・イニエスタ FW:10大迫勇也、29リンコン

 序盤はポゼッションに優れる横浜がペースを握る。スピーディかつテンポ良くボールを動かしながら、敵陣に攻め込む。

 神戸も徐々に盛り返していき、分厚いアタックで相手ゴールを脅かす。

 見応えある攻防が続くなか、先にスコアボードを動かしたのは横浜。38分、小池裕のCKに西村拓真がヘッドで合わせてゴールネットを揺らす。

 後半は1点を追う神戸がさらに攻撃の強度を上げてくる。54分にはベンチスタートだったイニエスタとサンペールを投入。ボール支配率で上回るなど、主導権を掴んだが、最後までゴールを奪えず。粘り強い守りを見せた横浜は終了間際にも西村の鮮やかなコントロールショットで加点。2-0で白星を飾った。

 次戦(3節)は3月6日に横浜はホームで清水エスパルスと対戦。神戸は同日に敵地でサンフレッチェ広島と相まみえる。

 
 
西村拓真の移籍後初ゴールを含む2得点で横浜が神戸に完勝。スタメン8人変更で得た収穫と課題とは? | サッカーダイジェストWeb

 3月2日に日産スタジアムで行なわれたJ1第10節の横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸は、西村拓真の移籍後初ゴールを含む2得点の活躍で横浜が2-0で勝利した。
 
 2月27日の柏レイソル戦で畠中槙之輔と岩田智輝が退場し、マルコス・ジュニオールも負傷するなど苦しい台所事情となった横浜は、その試合からスタメンを8人変更。CBに實藤友紀、右SBに小池裕太、左SBに松原健、ボランチに藤田譲瑠チマとルーキーの山根陸、トップ下に西村拓真、右ウイングに宮市亮、左ウイングに仲川輝人を起用した。

 ケヴィン・マスカット監督が試合後の会見で、「チーム全体で勝ち取った試合」と表現したように、これまで出番の少なかった選手の活躍が光る試合だった。

 まずはトップ下に入った西村だ。守備時はハイプレスのスイッチ役となり神戸の速攻を遅らせた。また攻撃時は起点となり、アンデルソン・ロペスや両ウイングにパスをつなぐなど推進役を担った。そして38分にコーナーキックからヘッドで先制弾、90分+5には巧みなコントロールシュートで追加点を挙げ、ゴール前での勝負強さを示した。

 ボランチの山根も最終ラインまで落ちてボール回しに加わったり、サイドチェンジで局面を変えるなど18歳とは思えない落ち着いたプレーを披露。スタメン奪取へ良いアピールになったことだろう。

 右ウイングに入った宮市は、クロスの質には課題が残ったものの、水沼宏太と交代した62分まで強みのスピードを生かして積極的に仕掛けチャンスを作り出していた。

 ただ、課題はやはりビルドアップだ。エドゥアルドから實藤への横パスはパススピードが遅く相手につめられる場面や、松原や小池裕にボールが入った時も寄せられてピンチを招くシーンが何度かあった。後半はアンドレス・イニエスタとセルジ・サンペールを投入して攻勢に出てきた神戸に対し、防戦一方の展開になったが、SBから中盤、ウイングにワンタッチでつなげられるよう連係面をさらに深めていく必要がありそうだ。

 今節の収穫と課題をどう生かすか。中3日と過密日程のなか、次は3月6日にホームで清水エスパルスを迎え撃つ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

 
 

サッカーキング

西村拓真が初ゴール含む2発! スタメン大幅変更の横浜FMが白星…敗れた神戸は開幕4戦未勝利 | サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ第10節が2日に行われ、横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が対戦した。

 AFCチャンピオンズリーグのグループステージが4月に集中開催される関係で、前倒しでの開催となった一戦。ホームの横浜FMは1-3で敗れた前節柏レイソル戦からメンバーを大きく入れ替え、小池裕太、藤田譲瑠チマ、山根陸、宮市亮、西村拓真が加入後初先発となった。

 アウェーの神戸は14分に絶好機を迎える。スルーパスに抜け出した小田裕太郎がグラウンダーで折り返し、ペナルティエリア中央で武藤嘉紀が合わせるが、相手GK高丘陽平のセーブに阻まれた。すると、この直後にアクシデントが発生。こぼれ球を押し込もうとした武藤は、相手に寄せられて左足を負傷し、担架に運ばれてピッチを後に。代わって大迫勇也が投入された。

 横浜FMは19分に神戸のゴールを脅かす。スルーパスに抜け出した宮市がグラウンダーで折り返すと、アンデルソン・ロペスが合わせてシュートを放つ。相手DFにブロックされると、こぼれ球にA・ロペスが反応したが、2度目のシュートはわずかに枠の左へと外れた。

 横浜FMは29分、仲川輝人の折り返しをペナルティエリア中央で受けたA・ロペスがゴール右下を狙ってシュートを放つが、右ポストに嫌われて得点とはならない。

 試合の均衡が破れたのは38分、ホームの横浜FMが先制する。左コーナーキックから小池裕太がアウトスイングのボールを送り、西村がヘディングシュートを突き刺した。西村は加入後初得点となった。横浜FMは1点リードで折り返す。

 追いかける展開となった神戸は53分に決定機。大迫のスルーパスに抜け出した小田が相手GK高丘との一対一を迎えるが、シュートは高丘にブロックされる。

 横浜FMは61分、小池裕太のクロスに宮市が頭で合わせるが、惜しくも枠を捉えることはできない。64分には小池裕太のグラウンダークロスに途中出場の水沼宏太が合わせるが、相手DFにブロックされて追加点とはならない。さらに78分、右からのクロスに西村が頭で合わせたが、惜しくもクロスバーに阻まれてしまう。

 一進一退の攻防が続くが、次の1点が生まれないまま終盤に突入。神戸は88分、酒井高徳の折り返しからペナルティエリア右でリンコンが右足を振り抜くが、相手GK高丘に防がれる。

 すると試合終了間際、横浜FMがダメ押しの追加点を獲得する。水沼が左から折り返すと、ペナルティエリア手前でパスを受け取った西村は冷静に相手を2人かわす。最後は右足でコントロールショットを放ち、ゴール右隅に突き刺した。

 試合はこのまま終了し、横浜FMは2試合ぶりの白星で今季2勝目、神戸は3試合ぶりの黒星で4戦未勝利となった。

 両チームの次戦は6日に行われ、横浜FMはホームで清水エスパルスと、神戸はアウェイでサンフレッチェ広島と対戦する。

 
 
【写真ギャラリー】2022.3.2 明治安田生命J1リーグ第10節 横浜F・マリノス 2-0 ヴィッセル神戸 | サッカーキング
 
 

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トップ下で先発の西村拓真が先制、ダメ押しの2発! 先発8人を入れ替えた横浜FMが神戸を撃破◎J1第10節 (1/2) – サッカーマガジンWEB

— 総合力でミッションコンプリート

 その瞬間、西村はひとり、浮いていた。38分。左CKの場面。ボックスの中央、少し入ったところにポジションを取った。他の選手たちは神戸の選手にマークに付かれていたが、西村だけがフリーの状態をつくっていた。

 小池裕のアウトスイングのボールに合わせてタイミングよく飛び込む。そしてフリーでヘディング。シュートはワンバウンドしてゴール右隅へ突き刺さった。

 ピンポイントでボールが届き、ここしかない場所にボールは飛んだ。開幕戦ではC大阪相手にセットプレーから2失点を喫し、勝ち切れなかった横浜FMだが、自らが苦しんだセットプレーで先制に成功した。

 対する神戸も序盤は相手が攻め上がった穴を突き、チャンスをつくっていた。14分には左サイド深く駆け上がった小田のパスを受けた武藤がフリーでシュート。しかし、GK高丘の好守にあって得点はならず。こぼれ球を拾って再度シュートを放った際に武藤は守備に戻ってきた山根と接触し、負傷。交代を余儀なくされたことも神戸にとっては痛かった。

 前半はそのまま横浜FMのリードで終了し、迎えた後半。神戸はフラットな4-4-2から中盤をダイヤモンド型にする4-4-2に変更して攻撃の活性化を図る。54分には郷家に代わってトップ下にイニエスタが入り、佐々木に代わったサンペールがアンカーを務めてボールが循環し始めた。55分に小田、66分に扇原が惜しいシュートを放つも決まらず。一方で横浜FMも素早い切り替えからのカウンターで神戸ゴールに迫っていった。

 互いに選手を交代させながら、終盤は一瞬で攻守が入れ替わる展開になった。残り10分を切ってからも一進一退の攻防は続いたが、最後の最後にカウンターから1点をもぎ取ったのは再び横浜FMだった。山口のパスをカットした西村が左サイドの水沼につなぐと一気にボールを運ぶ。ゴール前まで走った西村がリターンを受け取り、ボックスに進入して右足でコントロールショット。2-0で横浜FMが難しい試合をモノにした。

 相手は中3日。横浜FMは中2日。日程的にもきつい中、27日の柏レイソル戦から先発8人を替えてこの試合に臨んでいた。トップ下で先発した西村が先制ゴールとダメ押し点を決め、ボランチで先発した18歳の山根も、右サイドでスピードを発揮した初先発の宮市も、自らの仕事をきっちり果たした。柏戦で悔しい敗戦を喫し、連敗を避けたかったが、総合力でそのミッションを見事にコンプリートしてみせた。

「たくさんの良いところを見ることができた試合でした。選手一人ひとりがピッチ上でやらなければいけなかったことをやってくれた。アグレッシブさも全体で出してくれた。ナーバスな時間もありましたが、あれだけのパフォーマンスを見せてくれた選手たちを誇りに思います」

 ケヴィン・マスカット監督はこれまでなかなか先発機会がなかった選手たちが見せた姿勢とプレーを称賛し、畠中槙之輔、岩田智輝が出場停止で、故障者もいる中、「チーム全体」で手にした勝利に価値があると強調。チームに取って、大きな大きな勝ち点3になった。

 
 
2022/03/03 【横浜FM】初先発の宮市亮が右ウイングで羽ばたく! 「ようやくマリノスの一員になれたかな」- サッカーマガジンWEB

— マリノスの動き方は徹底してきた

 昨年夏に横浜FMに加入して以来、初めて先発に名を連ねた。昨シーズンプレーしたリーグ戦2試合はいずれもアウェーであり、ホームの日産スタジアムでプレーするのもこの試合が初だった。

 しかし、宮市は勝手知ったるピッチであるかのように、右の翼として羽ばたいた。対峙する神戸の左サイドバック、酒井高徳の背後を突き、静止した状態から一瞬のスピードで置き去りにした。何度もスタンドのどよめきを誘うと、時間の経過とともにボールを持つ宮市に、大きな期待が寄せられるようになっていった。

「加入してからなかなかチャンスがなかった。でもマリノスは本当にレベルが高いので、メンバー外になったときでもしっかりと練習ができていましたし、チャンスが来たときにモノしてやろうと思っていました。マリノスの動き方というか、スピードを生かすところは徹底してきたつもり。何本かそういうシーンをつくれたと思います」

 19分、右サイドでボールを受けると中央へパス。アンデルソン・ロペスのシュートは左に逸れたが、味方にゴールチャンスを供給した。22分、右サイド深い位置まで進入。クロスはラインを割ってしまったが、ゴールに向かう強い意思を感じさせた。後半は相手がやや攻勢となるものの、交代直前の61分にはヘディングでシュートを放ち、自らゴールに迫った。

「監督からチャンスをいただいたときに、自分の良さを絶対に出そうと思ってました」

 結果、持ち味は存分に示した。「ゴールを取りたかった」と振り返ったが、J初ゴールを記録するのも、そう遠い未来ではないだろう。

「スタメンも争いもそうですけど、今季は試合数も多いですし、チーム一丸となって戦いたい。誰が出ても結果を出せるのがマリノスだと思う。ようやくその一員になれたかなというのはありますけど、まだまだ始まったばかり。気を抜かずにやっていきたい」

 27日の柏戦で敗れ、累積により出場停止とケガ人が出たなかで、先発を8人入れ替えて神戸戦に臨んでいた。果たしてチームは戦力ダウンを見せることなく、逆に層の厚さを示すことになった。この日2ゴールを決めた西村拓真とともに、その中心にいたのが宮市だろう。

 昨夏の入団から努力を続けてきた宮市は、まず一つ訪れたチャンスをモノにした。

 
 

ゲキサカ

西村拓真が2ゴール! 18歳MF先発デビューの横浜FM、ターンオーバー布陣で未勝利続く神戸撃破 | ゲキサカ

 J1リーグは2日、第10節2試合を開催し、日産スタジアムで横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が対戦した。ともにAFCチャンピオンズリーグ出場のため前倒しで行われた一戦。FW西村拓真が加入後初ゴールを含む2点を沈めた横浜FMが2-0で勝利した。

 前節の柏戦(●1-3)から中2日の横浜FMは退場処分を下されたDF畠中槙之輔、DF岩田智輝が出場停止という影響もあってか、ターンオーバー布陣で先発8人を一挙に変更。横浜FMユース出身の18歳MF山根陸が先発J1デビューし、FW宮市亮、DF小池裕太、MF藤田譲瑠チマ、西村が加入後初先発を果たした。

 対する神戸は前節の福岡戦(△0-0)から中2日で3人を変更し、元横浜FMで出場停止明けのMF扇原貴宏が先発。加えてMF郷家友太、MF小田裕太郎が入った一方、MFアンドレス・イニエスタ、FW大迫勇也、MFセルジ・サンペールはベンチスタートとなった。

 立ち上がりは大きく顔ぶれを変えた横浜FMがうまくボールをつなげず、アウェーの神戸が主導権を保持。前半5分、敵陣でボールをカットした小田が左足で積極的なシュートを狙うと、12分にもFW武藤嘉紀のミドルシュートで相手を脅かした。

 さらに神戸は前半14分、DF酒井高徳のスルーパスに小田が抜け出し、マークを二人引き連れたところでゴール前に横パス。これを武藤がフリーで受けたが、ゴール目前でのシュートは高丘に阻まれた。また、武藤がこぼれ球を拾って左足狙おうとしたが、相手のブロックに重なって左膝を負傷。一度は立ち上がって状態を確認したが、倒れ込んだまま担架でロッカールームに運ばれた。

 悲痛なアクシデントに見舞われた神戸は前半17分、武藤に代わってFW大迫勇也を投入。すると一時数的優位に立った横浜FMが勢いを増し、宮市の突破力を活かして右サイドからゴールに迫る。そして同20分、宮市が左サイドを駆け上がり、横パスからFWアンデルソン・ロペスが決定的なシュート。だが、これがGK前川黛也に阻まれると、こぼれ球を自ら拾ったA・ロペスのキックも枠を外れ、決定機を活かせなかった。

 さらに横浜FMは前半28分、高い位置で西村がボールを奪い、細かいパス交換から仲川が左サイドを打開。折り返しのボールを受けたA・ロペスが右足で狙った。だが、これは右ポストに阻まれ、跳ね返りを狙った宮市のシュートも不発。対する神戸も次々にカウンターを仕掛け、中盤のMF山口蛍やMF佐々木大樹も顔を出す分厚い攻勢を繰り広げた。

 それでも前半38分、横浜FMがセットプレーから試合を動かした。小池裕が左CKをゴール前に蹴り込むと、ゴール前混戦の外から飛び込んだ西村が高い打点のヘディングシュート。大きく競り勝ちながらボールに力を込める見事なインパクトでゴール右隅に押し込んだ。西村にとっては横浜FM加入後初ゴールとなった。

 後半は神戸が4-4-2から4-3-1-2に布陣を変えたことで、主導権を奪回。6分に最初の決定機をつくった。左サイドからカットインした小田のパスを山口が折り返し、郷家が右足でワンタッチシュート。うまく角度をつけた攻撃がフィニッシュまでつながったが、惜しくもゴール上に外れた。

 さらに攻める神戸は後半8分、大迫のスルーパスに抜け出した小田がGKとの1対1からシュートを狙ったが、高丘のビッグセーブに阻まれる。直後には郷家、佐々木に代わってイニエスタ、サンペールを投入。同10分、サンペールのパスを受けた大迫が折り返し、小田が狙ったが、枠を外れてまたしてもゴールにつなげられなかった。

 やや劣勢となった横浜FMは後半14分、小池裕のクロスにファーで宮市が合わせるも、シュートはサイドネットの外。同17分には最初の交代を行い、藤田と宮市に代わってDF小池龍太とMF水沼宏太を送り込んだ。すると同19分、ボランチ起用となった小池龍のパスから小池裕が左サイドを抜け出し、グラウンダークロスに水沼が反応。だが、シュートは前川のスーパーセーブに阻まれた。

 神戸は後半21分、イニエスタのパスを受けた扇原がボレーで狙い、元チームメートの高丘を強襲。対する横浜FMは同22分、水沼のクロスから西村がダイレクトで狙ったが、うまくミートせずに前川に阻まれた。神戸は同24分、小田とDF山川哲史を下げてMF中坂勇哉とFWリンコンを投入。扇原が左サイドバックに入り、酒井が右に回った。

 横浜FMも後半26分に2枚替え。A・ロペスとFW仲川輝人を下げてFWエウベルとMF吉尾海夏を投入した。その後は神戸が押し込む時間が続くも、横浜FMがカウンターからチャンスを創出。同31分、吉尾の右サイドへのフィードから水沼が折り返し、松原が振り向きざまに放ったシュートは力なくGK前川へ。同33分、またも吉尾の突破から水沼がクロスを送り、西村が頭で合わせたが、今度はクロスバーに弾かれた。

 なんとか追いつきたい神戸は後半42分、左サイドからの折り返しを受けたイニエスタがエリア内で左足ワンタッチシュートを狙ったが、大きく枠外。同43分にはリンコンの強烈なシュートが枠内を襲ったが、高丘がスーパーセーブを見せた。すると後半終了間際、横浜FMは西村がカウンターから2ゴール目を決め、そのまま試合終了。横浜FMが2試合ぶりの今季2勝目を挙げた一方、神戸は2分2敗で未勝利が続いている。

(取材・文 竹内達也)

 
 
「新しい自分」見せた横浜FM西村拓真、“未経験”トップ下起用で2ゴール&13.6km完走! | ゲキサカ

 出場停止や負傷でスクランブル状態の横浜F・マリノスを救ったのは、仙台から今季新加入のFW西村拓真だった。「キャンプでも一度もやっていない」という4-2-3-1のトップ下で加入後初先発を果たすと、起用に応える2ゴールの大活躍。走行距離はチームトップの13.6kmを記録するなど、新体制発表で「新しい自分になれると思った」と移籍決断の思いを明かしていたストライカーがまさに言葉どおりの姿勢を体現した。

 まずは前半38分、DF小池裕太の左コーナーキックにゴール前混戦の外側から飛び込んだ。自身では「フリーだったので、裕太からいいボールが来て合わせるだけだった」と振り返ったが、高い打点と強烈なヘディングを両立させる西村らしい一撃。先発8人変更により連携不足が目立ったチームにワンプレーでリードをもたらした。

 その後はクロスから次々に決定機を迎えるも、フィニッシュの精度を欠いて追加点はならず。それでも終了間際の後半45+5分、ついにゴールをこじ開けた。「ずっと僕を見てくれていた」というFW水沼宏太からのパスを受け、ドリブルで切り込んで追加点を奪取。「そろそろ決めないといけないと思っていたのでよかった」と白い歯を見せた。

 AFCチャンピオンズリーグ一斉開催の影響により、シーズン立ち上がりから続いている怒涛の連戦。リカバリーのためチームの連係を深めるためのトレーニングは組めず、出場停止や負傷により苦しい起用ローテーションも迫られている。それでも横浜FMはこの日の勝利で2勝1分1敗と白星が先行中。そのヒーローとなった西村は「まずはチームが勝てたことが一番嬉しい。それに貢献できてよかった」とホッとした様子を見せた。

 不慣れなトップ下のポジションでも「アナリスト含めて具体的なやり方を教えてくれるので、それに合わせてやっていけばいいと思っていた」と感謝を述べつつ、「いろんな局面の精度を上げて、もっとインテンシティも上げていかないとこの先厳しい」と謙虚に語った25歳。新天地でさらなる飛躍を遂げるべく、「まだまだ足りていないけど、そこにうまくプラスアルファになれるように考えながらやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

 
 
横浜FMの18歳MF山根陸がJ1デビュー戦フル出場! 指揮官もチームメートも称える働き「味方にいて助かる選手」 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスの18歳MF山根陸が2日、J1第10節・ヴィッセル神戸戦でプロデビューを果たした。4-2-3-1のボランチで先発出場を果たすと、立ち上がりこそ中盤の底で配球に迷う場面もあったが、時間が経つにつれて存在感が増大。結局、最後までピッチに立ち続け、2-0での勝利に大きく貢献した。

「最終的な目標はA代表でワールドカップで活躍すること。そこから逆算して、年齢関係なく1年目から試合に出ることを目標にやっていきたい」。今年1月に行われた新体制発表会見で、力強い言葉で高い目標を掲げていた18歳が、開幕4試合目にして早くもJ1デビューのチャンスを掴んだ。

 出場停止や負傷者が出た関係で前節・柏戦(●1-3)から先発8人が入れ替わった中、ボランチの一角で先発出場。試合序盤は不慣れな噛み合わせで全体の立ち位置が噛み合わず、配球の起点として難しい対応を迫られていたが、ボールを受けることから逃げずにプレーを続け、チームの勢いが増すにつれてプレー判断が高まっていった。

 特に目立ったのは守備の対応。対戦相手の神戸は試合途中に4-4-2から4-3-1-2へのシステム変更を行い、立ち位置を変えながら攻めてきていたが、危険なカウンターを許さないスペース取りをたえず継続。MFアンドレス・イニエスタ、MFセルジ・サンペールとのマッチアップにも果敢に挑み、デビュー戦から大きな経験値を手にした。

 試合後、ケヴィン・マスカット監督は「日々の練習から彼のプレーを知ることができなければピッチに送り出すことはない。彼を信じてピッチに立たせた」と信頼を明かしつつ、「彼の周りが彼を助けてくれて、彼をうまくパフォーマンスできるようにピッチで表現してくれた。90分通して彼のプレーもそうだし、見ていたご家族も彼を誇りに思うと思う。素晴らしいプレーを思い切り表現してくれた」と称えた。

 またFW宮市亮も「とくに陸は高卒1年目で初スタメンで、初ホームでプレッシャーがあったと思うが、本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」と名指しで称賛。ともに90分間ピッチに立ったFW西村拓真も「キャンプの最初からすごいなと思っていた。こういうピッチでも物おじせず、いつも通りやっている陸がすごいなと思ったし、味方にいてやりやすく、助かる選手。ずっと気を使ったプレーをしてくれるし、守備もしてくれるし、気の利くプレーヤーだなと思う」と話した。

 山根はU-20ワールドカップを目指すU-19日本代表の対象年齢となる2003年生まれ。だが、J1リーグで活躍を続ければ2001年生まれ対象のパリ五輪、そしてカタールW杯後のA代表も見えてくるはずだ。「最終的な目標はA代表でワールドカップ」。誰もが叶えられるわけではない高い目標に向け、18歳の若武者が大きな一歩を踏み出した。

(取材・文 竹内達也)

 
 
完全復活への62分間…横浜FM宮市亮がJ初先発で持ち味発揮「ようやく一員になれた」酒井高徳とも“ドイツ以来”マッチアップ | ゲキサカ

 横浜F・マリノスFW宮市亮が2日、前倒し開催されたJ1第10節ヴィッセル神戸戦で、加入後初先発を果たした。対面の選手を振り切った右サイドを駆け上がる場面を何度もつくるなど、爆発的なスピードは29歳となったいまも健在。完全復活を予感させる62分間となった。

 宮市は昨夏、ドイツ・ザンクトパウリから横浜FMに加入。中京大中京高を卒業後にイングランド・アーセナルに渡り、度重なる膝の怪我に泣かされながらもオランダやドイツでプレーしてきたウインガーのJリーグ初参戦は大きな話題となった。ところが前田大然、エウベル、仲川輝人らがひしめく横浜FMの前線で出場機会はわずか。昨季はJ1リーグ2試合、合計41分間の出場にとどまっていた。

 それでも宮市は「マリノスは本当にレベルが高いので、メンバー外でもしっかりとした練習ができていた」と自身の立場に向き合ってきたという。昨年9月には育成リーグにあたる「エリートリーグ」にも出場し、開始早々に2度の警告で退場処分を下されるという試練も経験。だが、それは“欧州帰りの慢心”ではなく、“出場機会への野心”があったからこそだろう。

 そうして迎えた今季。ACL出場の影響で組まれた過密連戦の3試合目まで一度も出番を得られなかったが、4戦目で待望の先発機会が訪れた。「待っていたチャンスで絶対にモノにしたい思いがあった。自分の良さを絶対に出そうとずっと思っていた。監督からチャンスをいただいたので、良さを見せるだけだと強い気持ちで臨んだ」。準備は万端。自身の揺るがぬ武器を信じ、4-2-3-1の右ウイングでピッチに立った。

 対戦相手は欧州経験豊富なスター選手たちがメンバーに並ぶ神戸。とりわけ対面の相手は、奇しくもともにドイツでプレーしていたDF酒井高徳だった。「ハンブルクにいる時から公私共に仲良くさせてもらっていて、面倒を見てもらっていた選手。こうして日本のピッチで対峙すると思っていなかった」。宮市のいたザンクトパウリと酒井のいたハンブルガーSVは、ともにハンブルクをホームタウンとするチーム。ドイツ時代から日常的な交流があり、ピッチ上でもダービーマッチで対戦した経験のある間柄だった。

 日本での再会は酒井にとっても感慨深いものだったという。「最後に試合をしたのがダービーだったので、すごく懐かしい気持ち。公私ともに仲良くしている後輩なので、スタメン発表を聞いた時は楽しみだった」。試合が始まると、そんな酒井と宮市がたびたびマッチアップ。先に酒井が宮市の背後を取ってチャンスをつくり、次に宮市が酒井の背後を取って決定機を迎えたりと、試合を大きく左右するエリアとなった。

 もっとも、酒井のクロスはゴールにつながらず、宮市のシュートもGKに止められ、両者のマッチアップで試合が動くことはなかった。前半38分、横浜FMの先制点はセットプレーから。後半17分、宮市の途中交代によりマッチアップは終わった。それでも試合後、両選手からは「経験がある選手でやりづらさはあった。対戦できてよかった」(宮市)、「コンディションの良さそうな亮が見えてよかった」(酒井)と喜びの声も聞かれた。

 宮市にとっては大きなターニングポイントとなった初先発の舞台。「ゴールを決められれば最高だった」と苦笑いも浮かんだが、「公式戦での先発もドイツ以来だった。楽しんでやれたと思う」「誰が出てもマリノスは強いんだというところを結果として見せられた」と手応えも明かした。その上で「得点は取りたかったけど、もうしょうがない。次に取れるように準備していきたい」と次への希望も語った。

 この62分間は完全復活への足がかりとなるか——。この日のようなパフォーマンスを続けていけば、再びチャンスは訪れるはずだ。「スタメン争いもそうだけど、試合数も多くなるし、チーム一丸となって戦うことが大事。誰が出ても結果を残せるのがマリノスなので、ようやくその一員になれた」。手応えと課題の見えた一戦を経て、宮市亮「どんな状況でもひたむきに自分のできることをやっていくだけ」と力強く前を見据えた。

(取材・文 竹内達也)

 
 

フットボールチャンネル

マリノスが西村拓真2発で今季2勝目。ヴィッセル神戸は4戦未勝利に【J1第10節結果】 | フットボールチャンネル

— 今季新加入の西村拓真が2発

 明治安田生命J1リーグ第10節の横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸戦が2日に行われ、ホームの横浜FMが2-0で勝利を収めた。

 先週に続いて、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響による前倒し開催の試合。横浜FMは大幅に先発メンバーを入れ替えて臨み、宮市亮はJリーグで初の先発。神戸はアンドレス・イニエスタや大迫勇也らをベンチに置いた。だが武藤嘉紀が序盤で負傷してしまい、大迫は前半17分で投入されることに。

 両チームともに積極的に攻め合う中、29分には横浜FMに決定的なチャンス。左サイドの仲川輝人からマイナスのパスを受けたアンデルソン・ロペスが放ったシュートは、惜しくも右ポストを叩いてゴールならず。

 それでも38分に先手を取ったのは横浜FM。左CKから小池裕太がクロスを上げると、ファーサイドから飛び込んだ西村拓真がヘディングで合わせて移籍後初ゴールを叩き込んだ。

 そのまま1-0で折り返した横浜FMは、後半もイニエスタらを投入した神戸に反撃を許さない。77分には水沼宏太の右サイドからのクロスに西村が再び頭で合わせたが、クロスバーを叩いて追加点とはならなかった。

 お互い最後まで攻め合った末に、最後は後半アディショナルタイムの95分、エリア左へ抜け出した西村が右足で自身2点目のゴール。これがラストプレーとなり、横浜FMが2-0で今季2勝目を挙げた。神戸は2分け2敗といまだ白星がない。

 
 

サカノワ

【横浜FM】新加入初先発の西村拓真が神戸から2得点「宏太くんがずっと僕を見てくれていて、そろそろ決めないとヤバかった」 | サカノワ

— 2-0勝利、チームにとっても大きな収穫に。

 横浜F・マリノスのFW西村拓真がヴィッセル神戸戦、今季リーグ初先発を果たして2ゴールを決めて、勝利に貢献した。

 前半38分、小池裕太のコーナーキックにフリーとなってジャンプヘッドで合わせ先制。さらに後半アディショナルタイムの90+5分、水沼宏太からのパスを受けて持ち込み最後は小林友希を振り切りファーサイドにショットを決めた。ホーム日産スタジアムでのあいさつ代わりと言える2ゴールで、サポーターの心を掴んだ。

「まずチームが勝てたことが一番嬉しいですし、それに貢献できて良かったです」

 今季ベガルタ仙台から加わった25歳のストライカーは、そのように静かに勝利を喜んだ。そして2ゴールについて、次のように振り返った。

「1点目はフリーだったので、いいボールが(小池)裕太から来たので合わせるだけでした。2点目は、(水沼)宏太くんがずっと僕のことを見てくれていたので、そろそろ決めないとヤバいと思っていたので、良かったです」

 そのように、少しだけ水沼からのプレッシャーも感じていたということだ。

 何より西村はF・マリノスサポーターの熱い支えを体感し、何としてでもこの初先発のチャンス、それに応えたかったと語った。

「(ウォーム)アップから熱を感じていました。日産スタジアムが一体となっていて、あのピッチに立てたのは誇りでした。このエンブレムに恥じないように、もっとやっていきたいです」

 チームにとっても、この新たな前線のピースが機能し結果を残したのは大きな収穫(フル出場)で、さらに宮市亮の復活など朗報も多い。直近の柏レイソル戦はまさかの二人退場もあり敗れたが、引きずることなく嫌な流れを攻め切って吹き飛ばし、ライバルとなり得るACL組の神戸から大きな勝点3をもぎ取った

 
 

Goal.com

横浜F・マリノスに敗戦のヴィッセル神戸、今季開幕未勝利続く | Jリーグ | Goal.com

【Jリーグ(J1)最新情報】明治安田生命J1リーグ第10節前倒し分が3月2日に開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が対戦した。

明治安田生命J1リーグでは2日、第10節前倒し分の横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸が行われた。

開幕から3試合を終えて1勝1分け1敗の横浜FMが、同じく3試合を消化して2分け1敗未勝利の神戸をホームに迎えた一戦。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参加する影響で、前倒しでの開催となった。

過密日程の中で横浜FMは宮市亮をキャリアで初めてJ1で先発起用したほか、18歳のMF山根陸をプロデビューさせるなど過密日程を考慮した選択。対する神戸も武藤嘉紀に加えて小田裕太郎や古巣対戦の扇原貴宏らを送り出している。アンドレス・イニエスタはベンチスタートとなった。

横浜FMと神戸は互いに譲らず、あと一歩で得点というところまで攻め込むものの両守護神の対処もあってなかなかネットを揺らすことができない。

38分、横浜FMが左CKの場面で試合を動かす。小池裕太が左足でクロスを蹴り込むと後方から飛び込んだ西村拓真が競り合いを制してヘディングシュート。西村の加入後初弾で横浜FMが先制する。

折り返して迎えた後半、巻き返しが必要な神戸は54分という早いタイミングで佐々木と郷家に代えてイニエスタとセルジ・サンペールという強力な2枚替えを敢行。横浜FMも62分に宮市と藤田譲瑠チマに代えて水沼宏太と小池龍太を送り出す。宮市はスピードと積極性を生かして幾度か効果的なプレーを見せたものの得点に直接関与することはできずに今季初出場の試合を終えている。

その後も互いに選手を入れ替えつつ一進一退の攻防を続けるが、最後の精度を欠いて決め切ることができない。それでも後半ATに西村がボックス左から右足でゴール右隅に流し込んで加点。横浜FMがリードを広げた直後に試合が終了した。

この結果、横浜FMは開幕2勝1分け1敗。一方の神戸は2分け2敗と今季初勝利を手にすることはできなかった。

 
 

theWORLD

2022/03/03 走行距離は今季リーグトップとなる驚異の13.5km マルコス不在を埋めた走り屋・西村拓真|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

— 走りすぎでの怪我が心配だ

最終ラインに中盤、前線と主要メンバーを欠く中で行われたヴィッセル神戸戦。横浜F・マリノスは苦しめられるかと思われたが、前半に西村拓真が移籍後初ゴールをゲット。そこからはチャンスを作り続け、最後に再び西村が決めて2-0で勝利している。

ビッグセーブ連発の高丘陽平やプロ初先発の山根陸とマンオブザマッチ候補は複数いるが、2ゴールを挙げ、勝利に大きく貢献した西村はより称賛されるべきか。

ベガルタ仙台でキャリアをスタートさせ、その後はCSKAモスクワ、ポルティモネンセで海外経験を積んだ西村。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、海外挑戦を断念。2020年に古巣仙台に復帰し、今季からF・マリノスでプレイしている。

仙台時代は最前線を務めることが多く、神戸戦でもそのポジションに入るかと思われたが、彼がプレイしていたのは不在となっているマルコス・ジュニオールのポジションであるトップ下だった。

マルコスほどのテクニカルなプレイはなかったが、相手のライン間でボールを受ける動き出しは見事であり、西村から前線の宮市亮やアンデルソン・ロペス、仲川輝人ら強力な攻撃陣にボールがつながっていた。攻撃のスイッチを入れる役割を行っており、今後もマルコスが不在となるようであれば西村がトップ下のファーストチョイスだろう。先制点は見事なヘディングであり、2ゴール目も完璧なコントロールショットを沈めている。

攻撃面で目立った西村は、守備面でも抜群の存在感を発揮している。攻撃でもそうだが、とにかく走っており、彼の鋭いプレッシングは神戸を苦しめていた。Jリーグ公式によれば走行距離は驚異の13.5kmであり、3日時点で今季のJリーグトップの数字を残している。試合後にはゴールシーンについて「攣りそうだった。まだ弱いです」とストイックぶりを見せている。

序盤はトップ下、後半に吉尾海夏が入ってからはセンターフォワードでプレイするなど、ユーティリティ性も見せた西村。マルコスの不在が響かないのはチームにとっても大きな収穫であり、仙台からやってきた30番がどこまで数字を残すのか注目だ。

 
 
2022/03/03 昨季先発ゼロのF・マリノス宮市亮がスタメンに 代名詞のスピードは健在も見えてきた大きな課題|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

— 怪我なくプレイタイムを伸ばしたい

横浜F・マリノスは2日にリーグ戦でヴィッセル神戸と対戦。新加入の西村拓真が2ゴールを決め、2-0で勝ち点3を獲得している。2月27日に行われた柏レイソル戦は1-3と大敗しており、連敗を避けることに成功している。

マルコス・ジュニオールや喜田拓也など、本来スタメンに名を連ねる選手が不在とベストメンバーではなかったF・マリノスだが、その中でも注目を集めたのは宮市亮だった。

高校卒業と同時にプレミアリーグのアーセナルに移籍するなど、珍しい経歴を持つ宮市。移籍後は英国での就労ビザが発行できず、オランダのフェイエノールトへ移籍。そこからボルトンやウィガン、ザンクトパウリでプレイし、昨季F・マリノスに加わっている。しかし、怪我もあってか満足に出場機会を得られず、リーグ戦での先発はなかった。

それでも、今季は開幕から怪我なくトレーニングに参加しており、神戸戦で満を持して先発となった。

[4-2-3-1]の右サイドに入った宮市は自身の代名詞であるスピードを生かし、クロスから好機を演出。宮市を含めた仲川輝人、アンデルソン・ロペスからなるカウンターは強力であり、何度もビッグチャンスを作っている。特に宮市からのマイナスのクロスは絶妙であり、フリーのロペスは決めきりたかった。守備面でもスピードを武器に何度もプレッシングを行っており、強度高くプレイしていた。後半途中で水沼宏太との交代でベンチに下がることになったが、積極的な仕掛けが見られ、有意義なF・マリノス加入後公式戦初先発となった。

しかし、ここからパフォーマンスを上げていかなければ継続してのスタメン出場は難しいだろう。もちろん、彼のスピードは武器だが、クロスやシュートなどフィニッシュの精度が追いついていない。ライバルである水沼は宮市ほどのスピードはないが、クロス精度はピカイチだ。28分とプレイタイムこそ少ないが、クロスは3本中3本成功させている。この日は左サイドでのプレイとなったが、エウベルもライバルだ。彼も水沼同様にクロスが上手く、昨季は6アシストを記録している。

怪我なくプレイできたが、課題は山積みな宮市。リーグ戦に加え、ACLもあるということで出番は与えられるが、序列を上げるためにもクロスやシュートなどフィニッシュの精度向上は今後必須になる(データは『SofaScore』より)。

 
 

【J1分析】西村拓真、初先発の2得点で晴れて「マリノスファミリー」の一員に!「13.561kmを走るガッツ」で最後までピッチに立った【横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸】(1) | サッカー批評Web

「やっとマリノスファミリーの一員になれて嬉しいです」

 試合後、西村拓真はヒーローインタビューでそう安堵した。ベガルタ仙台から加入後初先発となった西村はこの試合2ゴール。2-0での勝利の立役者となった。

 この日のマリノスのメンバー表にはFW表記の選手が4人いた。宮市亮、アンデルソン・ロペス、仲川輝人、そして西村。日曜日の柏戦から8人を入れ替え、5人が加入後初先発となったチームの中で、西村は普段マルコス・ジュニオールが務める4-2-1-3の1で起用された。トップ下は「キャンプでも一度もやっていませんでした」と試合後に明かした西村だが、練度を運動量でカバーするかのように動き続けた。

■西村は誰よりも走った
 最終ラインからボールを動かす神戸に対し、西村はボールに合わせて走り続けた。

 19分にはスルーパスで宮市を走らせて決定機を演出したように、いわゆるトップ下らしいプレーも 見せたが、それ以上に目立ったのが、組み立てようとするところへ積極的に寄せる姿だった。

 29分には山口蛍からボールを奪うとロペスにパス。ロペスは仲川とのパス交換からシュートを放ったが、ここはゴールポストに阻まれた。

 後半にアンドレス・イニエスタが投入されれば低い位置まで戻って対応。5人の交代枠をフルに使って運動量を維持しようとしたマリノスだが、誰よりも動いていた西村は最後までピッチに残り、終わってみれば走行距離は両チーム最長の13.561km。ケヴィン・マスカット監督が「責任感を持って、相手にプレッシャーを掛け続けてくれた」と称賛するように、トップ下の選手としてチームに多大な貢献を果たした。

  もちろん、運動量で貢献しただけでなく、ゴールを決めたことが、冒頭の安堵のコメントに繋がった。

【J1分析】マリノス西村拓真が目指す2つの目標「貢献とゴール」と「新しい自分」【横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸】(2) | サッカー批評Web

 移籍に際し「F・マリノスの漢になれるように全力で頑張ります!」とコメントを発表した西村拓真は、新体制発表会ではFWの選手らしく「1試合1得点」を自分の中での目標とした。

 38分にコーナーキックをヘディングで合わせ先制ゴールを記録すると、試合終了直前にはロングカウンターを決め切って2ゴール目。トップ下の選手として運動量で貢献するだけでなく、FWが本職の選手としての意地も見せた。

 仙台時代にも純粋なFWとしてではない起用が多かったが「守備も攻撃も全てできるようになりたい」と常に向上心を持って練習に取り組み、サイドやインサイドハーフで起用されればそのポジションの選手としての役割を全うした。

 移籍理由の中で西村は「新しい自分になる」という言葉も使っている。

 ただしそれは、ポジションに関係なく貢献する、ということではないだろう。それは仙台時代から取り組んでいたものだ。

■シーズンは始まったばかり

 そう考えると「新しい自分」というのは、数字も残せる姿だろうか。

 2018年にリーグ戦11ゴールを記録してCSKAモスクワへ移籍を果たした西村は、再び海外へチャレンジすることを視野に入れている。マリノスのアタッキングフットボールの中でゴールを量産したオナイウ阿道や前田大然は海外へ旅立った。トップチーム・ダイレクターを務める西澤淳二氏はその点を「本人も非常に魅力に思っている」ことも移籍に至った要因だと明かしている。

 貢献度が高い選手、ではなく、貢献度が高く、ゴールも奪ってみせる選手へ。移籍後初先発でいきなりその「新しい自分」を見せることに成功した西村。試合後のコメントの中では「局面の精度やインテンシティーを上げないとこの先厳しい」とも語り、より上を目指した。

 貢献とゴールの両方を高いレベルで追い求めるストイックな漢が挑む勝負のシーズンは、まだ始まったばかりだ。

 
 
互いの流れをつくった20歳の小田裕太郎と「欧州帰り」の宮市亮【「横浜F・マリノス×ヴィッセル神戸」希有な好ゲームはなぜ生まれたか】(1) | サッカー批評Web

 試合間隔の短い連戦で、顔ぶれもがらりと変わっている。昨季上位同士の対戦ながら、開始前は疑問符も浮かんだ横浜F・マリノスとヴィッセル神戸の対戦だったが、ふたを開ければ希有なほどの好ゲームとなった。これほどまでの素晴らしい試合となった理由を、サッカージャーナリスト・大住良之がひも解く。

■連戦の中で生まれた好ゲーム
 3月2日に日産スタジアムで行われたJリーグ第10節、横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸は、まれに見る好ゲームだった。両チームがともにアグレッシブに攻め合い、放たれたシュートは計38本。その多くが相手ゴールを脅かし、両チームのGKが再三にわたって好セーブを連発。スタジアムは最後の最後まで緊迫した時間が続いた。

 昨年度の2位(横浜FM)対3位(神戸)。実力派同士の一戦であったのは間違いない。だがともにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)への出場を控え、4月下旬に集中開催で予定されているグループステージに向け、その間に予定されているJリーグ第9節と第10節の試合を、他のクラブがルヴァンカップ予選リーグを戦う2月23日とこの3月2日に組み込んだ。

 Jリーグが開幕して他のクラブがリーグ戦を2節しか消化していない時点で、横浜FMと神戸、そして同じようにACLに参加する川崎フロンターレと浦和レッズはこの日が4試合目。いわば「連戦」の疲労が重なるなか、なぜこのような好ゲームが生まれたのだろうか。

■懸念された横浜FMの陣容

 この試合に向け、大きな懸念は横浜FMにあった。3日前、2月27日に行われた柏レイソル戦でDF畠中槙之輔とMF岩田智輝が退場処分を受け、この試合は出場停止。連戦のなか故障者も多く、チーム編成が苦しいのではないかと予想されたのだ。

 実際、発表された横浜FMのメンバーは、直前の柏戦から8人が変わり、まるで「ターンオーバー」してルヴァンカップの予選リーグに臨むチームのようだった。柏戦に続く先発はGK高丘陽平、DFエドゥアルド、FWアンデルソン・ロペスの3人だけ、DFラインは、右から松原健、實藤友紀、エドゥアルド、小池裕太が並び、ボランチに藤田譲瑠チマと山根陸の若いコンビ、そして前線には、右から宮市亮、西村拓磨、アンデルソン・ロペス、そして仲川輝人。このうち、實藤、山根、宮市の3人は今季初出場。小池裕、藤田、西村の3人は今季初先発だった。

 一方の神戸も「連戦対策」で臨まざるをえず、攻撃ラインに若い選手がはいった。GK前川黛也、DF山川哲史、槙野智章、小林友希、酒井高徳、MFは扇原貴宏と山口蛍をボランチに置き、右に佐々木大樹、左に郷家友太、そしてFWに武藤嘉紀と小田裕太郎。だがベンチにはMFセルジ・サンペール、アンドレス・イニエスタ、そしてFW大迫勇也ら試合を変える力をもった選手たちが並んでいる。

■三浦監督が「ポジティブ」に評価した生え抜き

 予想どおり、試合は神戸の攻勢で始まった。今季初先発のFW小田がスピードを生かして強引に突破を図り果敢にシュートを放つ。2001年8月12日生まれ、淡路島出身、神戸のアカデミー育ちの20歳のストライカーは、後半24分にブラジル人FWリンコンと代わるまで69分間プレーし、5本ものシュートを放った。決めきることはできなかったが、そのスピードと決断力はこの試合でも光っていた。三浦淳寛監督も試合後に「ポジティブにとらえている」と評価した。

 横浜FMがペースをつかむのは15分を過ぎたころだった。牽引したのは、昨年夏に欧州から戻ってきたFW宮市亮である。中京大中京高を出てJリーグを経ずに欧州に渡り、1年目の2011年にはオランダのフェイエノールトでセンセーショナルな活躍を見せ、日本代表にも選ばれたが、ケガが多く、その後は大きな活躍はできなかった。だが29歳を迎えた宮市のスピードに衰えはなかった。

「10年来のコンビ」のようだったパリ五輪世代・藤田譲瑠チマと山根陸のダブルボランチ【「横浜F・マリノス×ヴィッセル神戸」希有な好ゲームはなぜ生まれたか】(2) | サッカー批評Web

■新戦力・西村が示した可能性

 横浜FMは右サイドバックの松原健が起点になって宮市亮を走らせ、右サイドを連続突破、20分には宮市からアンデルソン・ロペスに決定的なパスが通った。神戸の左サイドバックは守備の中心と言っていい酒井高徳。その酒井を置き去りにする宮市のスピードは、大きな可能性を感じさせるものだった。ペースをつかんだ横浜FMは、こんどは左から小池裕太が攻め上がり、チャンスをつくる。29分には、相手陣左で西村拓真がボールを奪い、仲川輝人を経由して最後はアンデルソン・ロペスがシュート、右ポストを直撃した。

 38分、横浜FMが均衡を破る。西村が左を突破してクロスを入れようとしたところを扇原貴宏が防ぎ、横浜FMにこの試合2本目のCK。左利きの小池裕がけったボールが西村の頭にピタリと合った。神戸は最初山口蛍が西村をマークしていたが、目の前に最もヘディングが強いエドゥアルドが上がってきたため山口はマークを切り替えた。西村はフリーになり、力強くヘディングシュートを決めた。

 今季ベガルタ仙台から移籍した西村は、開幕戦で最後の8分間だけプレーしたが、先発はこの日が初めて。大柄なアンデルソン・ロペスが最前線に張るなか、左右のスペースへ、また中盤へと非常に活発に動いて横浜FMの攻撃を牽引した。力強い突破だけでなく技術があり、パスの能力も高い。アンデルソン・ロペスが交代した試合の終盤には「ワントップ」の役割もしっかりとこなし、これから攻撃陣のリーダーとなる可能性も十分あると思われた。

■横浜FMの「うれしい発見」

 前半、神戸にとって誤算だったのが17分という早い時間に武藤嘉紀がケガで交代せざるを得なかったことだろう。アンドレス・イニエスタらとともに後半に攻撃力を増すために投入を予定していた大迫をこの早い時間に入れざるをえず、三浦淳寛監督の目算が外れた。

 だが後半、神戸が攻勢を強める。8分には大迫勇也のパスで小田裕太郎がスピードを上げて抜け出し、シュート、横浜GK高丘陽平が前進して防いだ。さらに右から大迫がシュートを放つ。神戸の三浦監督は「潮時」と見たのだろう、その直後、セルジ・サンペールとイニエスタを一挙に投入する。横浜FMのケヴィン・マスカット監督も、宮市を水沼宏太に、そして藤田譲瑠チマを小池龍太に変えて運動量の確保を図る。そして試合はさらに白熱する。

 横浜FMのケヴィン・マスカット監督にとってひとつの「うれしい発見」は、キャプテンの喜田拓也も出場停止の岩田智輝も欠いた「ボランチ」のポジションに起用した藤田と山根陸の若いコンビだっただろう。ふたりとも非常に落ち着いてプレーし、強さにおいても神戸の扇原(昨年まで横浜FMの中盤の帝王だった)、山口(Jリーグを代表するボランチ)と互角にやり合った。

 藤田は2002年2月16日生まれの20歳。東京ヴェルディのアカデミーで育ち、昨年はJ1の徳島ヴォルティスで28試合に出場、横浜FMの今後を託すに足る選手として今季移籍した。2024年パリ五輪を目指すチームの主力メンバーでもある。一方山根は2003年8月17日生まれの18歳、小学生時代から横浜FMのアカデミーで育ってきた選手だ。この試合がJリーグデビュー戦だった。2人とも位置取りがすばらしく、まるで10年間もいっしょにプレーしてきたかのように互いに補完し合ってプレーした。パス出しも落ち着いており、「個の力」を前面に押し出す神戸にひけを取らなかった。

■水沼がつくった決定機に立ちはだかった男

 後半24分、奮闘していた神戸FW小田が足をつらせ、三浦監督はリンコンを投入、右サイドバックの山川哲史に代えてアカデミー育ちのテクニシャンMF中坂勇哉を投入する。酒井が右に回り、左サイドバックにはボランチとしてプレーしていた扇原となる。中盤はサンペールをアンカーに置き、右に中坂、中央にイニエスタ、左に山口、そして大迫とリンコンの2トップ「4-1-3-2」という攻撃的な布陣だ。

 イニエスタを中心に中盤を支配し、横浜FM守備網のスキをうかがう神戸。しかし横浜FMは守っているだけではなかった。戦術能力に優れ、正確なクロスを誇る32歳の水沼宏太がボールを受けてはチャンスをつくり、27分にはエウベル、31分には松原、そして33分には西村と、いずれも水沼のパスから決定的なチャンス。だが神戸GK前川黛也が鉄壁の守備を見せ、西村のヘディングシュートはバーを叩いた。

両チームの未来を照らす若手の堂々たるプレーと「チームコンセプト」の浸透【「横浜F・マリノス×ヴィッセル神戸」希有な好ゲームはなぜ生まれたか】(3) | サッカー批評Web

■試合を引き締めた両チームのGK

 この試合を好ゲームにした要因のひとつが、両チームGKの活躍だった。前半14分、神戸の小田裕太郎が左を突破、そのパスから完全にフリーになった武藤嘉紀がシュートした。しかし横浜FMのGK高丘陽平は左に移動しながら自分の右にきたシュートを足1本で防いだ(武藤はこの直後のプレーで負傷)。この守備を皮切りに、高丘と前川黛也は次々と好セーブを見せた。とくに後半は両ゴール前で交互に決定的なシーンが生まれ、それをGKが鮮やかに防ぐという形が連続した。

 最初に紹介したが、この試合で記録されたシュート数は、横浜FMが21本(前半10本、後半11本)、神戸が17本(前半5本、後半12本)、計38本にもなった。Jリーグでは、両チーム合わせて1試合平均シュート数が23本程度だから、この試合がいかに活発だったかわかる。もちろん、何本打ってもゴールの枠に飛ばないシュートでは意味はない。だがこの試合では、私が数えたところ、21本がゴールの枠内に飛んでいる。そのうちゴールにはいったのは2本だけだったが、GKの好セーブが8回もあった。

 横浜FMが1点リードしていたが、神戸がいつ同点ゴールを決めてもおかしくない形勢。後半43分には神戸のリンコンのシュートを高丘が好セーブ。試合は「4分間」と示されたアディショナルタイムにはいっても緊迫した状況が続き、その最初の1分には横浜FMの交代選手永戸勝也のシュートを神戸GK前川が防いだ。

■試合をエキサイティングにした両チームの走力

 そして時計が49分を回ったとき、横浜FMに勝利をもたらしたのは、上田益也主審の笛ではなかった。自陣中央でボールを奪った西村がドリブルで持ち上がり、左に回っていた水沼を走らせる。そして水沼の内側にサポートしてボールを受けた西村は、カバーにはいったサンペールを簡単にかわしてペナルティーエリアへ。そして右からきた小林を最後の力を振り絞ってかわすと、右足の内側でまくようにけってゴールの右隅に送り込み、勝負を決定づける2点目を決めた。そして神戸のキックオフを待つことなく、試合は終了した。

 「蔓延防止」下で制限2万人の試合。水曜夜の試合に駆けつけたファンは1万3801人だった。しかしその誰もが、ダイナミックな魅力にあふれたサッカーを心から満喫しただろう。敗れた神戸はこれで4戦して2分け2敗。まだ勝ち星がないが、この日のパフォーマンスは今後に大きな期待を抱かせるものだった。なかでも小田の活躍が与えた希望は大きいに違いない。

 なぜこのようなエキサイティングで内容のある試合になったのか―。第1に挙げられるのは、攻撃と守備を休むことなく繰り返した両チームの献身的な動きである。横浜FMはチーム走行距離で、今季21試合(42チーム)で2位の125.969キロ、神戸も8位の121.233キロを記録した。スプリント回数でも、横浜FMの235回は21試合で2位、神戸の225回も5位という多さだった。

 そしてその運動量を、効果的な攻撃、シュートにつながる攻撃に結びつける力が、両チームにはあった。それがシュート38本、「枠内シュート(非公式な数字)21本」として表れ、さらにGKの数多くの好セーブを生む試合にした最大の要因だった。

■貫いたコンセプト

 第2には、若い選手たちの堂々たるプレーぶりが挙げられる。横浜FMのMF藤田譲瑠チマ(20歳)と山根陸(18歳)、神戸のFW小田(20歳)とDF小林友希(21歳)。どの選手も、「ピッチに立ったら年齢は関係ない」ことを示した。周囲に引っぱられるのではなく、責任を自覚し、やるべきことをやり続けた。

 だが好ゲームの最大の要因は、横浜FM、神戸とも、「チームコンセプト」が明確で、それが、誰がプレーしても変わらないほどチームに浸透していることではなかっただろうか。神戸の三浦淳寛監督は一昨年の途中、そして横浜FMのケヴィン・マスカット監督は昨年の途中に就任し、明確なコンセプトの下、しっかりとチームを鍛えてきた。その結果、メンバーが変わってもチームのコンセプトが貫かれ、後半の半ば以降に両チームが選手を次々と入れ替えても試合のリズムが壊れず、運動量が戻ることで試合をさらに激しく、内容の濃いものとしていった。

 シーズンにはいってわずか2週目で、しかも両チームが理想とするメンバーから数多くの中核選手を欠いていながらこれだけの内容の試合ができたことに、私は大きな驚きを覚えた。試合は2-0で横浜FMが勝った。しかし逆のスコアでもまったくおかしくない試合だった。90分間走り抜き、戦い抜いた両チームを、心から称賛したいと思う。

 
 
PHOTOギャラリー「ピッチの焦点」【明治安田J1リーグ 第10節 横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸 2022年3月2日 19:33キックオフ】 | 概要 | Jリーグ・国内 | サッカー批評PHOTOギャラリー「ピッチの焦点」 | サッカー批評Web
 
 

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2022/03/01 【スタジアム観戦情報まとめ】2022/3/2(水)19:30KO J1第10節 横浜F・マリノスvs.ヴィッセル神戸@日産スタジアム ※観客上限20,000人/全席指定/ビジターあり
 
 

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