トップ・ユースだけじゃない! #Jエリートリーグ 横浜F・マリノスの出場選手に注目。 | 2021Jエリートリーグ/グループA 第1節 名古屋グランパスvs.横浜F・マリノス


 2021シーズンよりスタートした「Jエリートリーグ」

 横浜F・マリノスの初戦(グループA 第1節)は名古屋グランパスと対戦、3-0で勝利しました。

 →【動画】2021Jエリートリーグ第1節 横浜FM戦 フルマッチ映像 | インサイド・グランパス
 
 

「2021Jエリートリーグ」について

2021/03/07 大会概要【Jエリートリーグ】:Jリーグ.jp※一部抜粋

Jエリートリーグは、21歳以下の選手を中心とし、21歳以下(ポストユース)の選手の試合出場とアカデミー所属選手の飛び級の機会を創出するとともに、トップチームとアカデミー、そして地域との連携を深める機会を提供することを目的としています。

【大会方式】
グループA:札幌、水戸、浦和、横浜FM、清水、名古屋(6クラブ)
グループB:鳥取、岡山、徳島、愛媛(4クラブ)
グループC:福岡、長崎、鹿児島、琉球(4クラブ)

・グループごとに、総当たり2回戦制のリーグ戦を行う
・90分(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする
・試合エントリー:選手最大18名 / スタッフ最大7名
・選手交代:7名まで

 当初は、昨年の2020シーズンよりスタートする予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大等の理由により中止となっていました。

2020/04/15 2020シーズンの「Jエリートリーグ」中止について:Jリーグ.jp
 
 

出場選手は練習生でもOK

 出場可能選手については、21歳以下が中心。

 該当する年齢のトップチーム所属選手は他チームへの期限付き移籍を多くしている横浜F・マリノスは、ユース所属選手が多くなるだろうと(勝手に)思っていました。

 しかし、大会概要を読み込むと…

2021/03/07 大会概要【Jエリートリーグ】:Jリーグ.jp※一部抜粋

【出場選手】
・参加クラブに所属する選手
・参加クラブに所属していない選手(練習生)は、Jリーグの承認を得てエントリー可能
・2021年12月末日において満年齢21歳以下の選手を3名以上、エントリーしなくてはならない
※事前にJFA選手登録および本大会への登録が完了している選手のみ

 練習生もOKとなっていました。
 
 

第1節の出場選手を調べてみた。

 Jエリートリーグは、Jリーグのホームページにて公式記録が掲載されていました。

2021Jエリートリーグ/グループA 第1節第1日

 出場選手を調べてみました。(所属/背番号)

先発
GK 1 田川 知樹(トップ/32)
DF 15 高橋 謙豪(ユース/24)
DF 13 西田 勇祐(ユース/4)
DF 2 平井 駿助(トップ/30)
DF 16 石塚 心(ユース/5)U-18候補
MF 18 細川 楓(ユース/25)
MF 7 島田 春人(ユース/13)
MF 17 宮下 渓太(ユース/7)
MF 11 ガブリエル ナシメント ★
MF 19 横溝 広太(ユース/10)

控え
DF 29 諏訪間 幸成(ユース/3)U-18候補
DF 30 義澤 侑樹(ユース/12)
DF 25 河波 櫻士 ★
FW 33 村上 悠緋 ★
FW 27 内野 航太郎(ユース/3)
FW 45 内海 碧斗(ユース/17)

 「★」の3名が横浜F・マリノスの所属選手ではない、練習生になります。

 軽くググってみました。

ガブリエル ナシメント@京都共栄学園高校

2019/04/18 両丹日日新聞:ブラジルの2選手が入部 共栄高サッカー部 | ニュース

 京都府福知山市東羽合の京都共栄学園高校サッカー部に、ブラジル人の2選手が入部した。両選手はブラジルのプロチームの下部組織出身で、一般生として入学しており、公式戦にも出場できる。昨冬、全国選手権出場にあと一歩まで力を付けてきた同校で、活躍が期待されている。

 MFのガブリエル・エンリケ・ナシメント・ドスサントス選手(16)とDFのヨシト・モトハシ・ネト選手(16)で、ともに本場仕込みの技術が光り、プロサッカー選手をめざしている。昨年、同校へ短期留学した経験があり、今年度から正式に同校普通科に入学、3年間の高等課程教育を受ける。勉学も頑張りたいと意欲的だ。

 同部は、昨年度、府新人戦、インターハイ府予選で4強入り。冬の全国選手権大会府予選では、強豪を撃破し初の決勝進出を果たした。しかし、東山相手にPK戦までもつれる接戦の末に敗れ、惜しくも全国選手権出場を逃した。

 このときのチームの攻撃を担った選手たちが今年度は最上級生となり、これにブラジル人選手が入部したことで、さらに期待が高まる。

 内藤翔平監督は「海外の選手のサッカーに対する意識などを知ることで、部員たちの考えを変えたい。2選手には日本文化を知ってもらって、両者がともに向上できれば」と期待を寄せる。

— 一般生としては初めて外国人の入学

 同校では、外国人が一般生として入学したのは初めて。これまでにも、外国人の短期留学の受け入れなどはしてきたが、今年度からは本格的にグローバル教育に力を入れるという。

 國田敦校長は「これまでも特定の生徒が海外への留学を経験しているが、これからは、全ての生徒に国際感覚を持たせることが必要だと思います。外から迎え入れることが、学校全体に効果的だと考えました」と話している。

 
 
2020/06/08 2020の主役は誰だ。高校サッカーの注目選手特集9 MF田中祉同(神戸弘陵)&MFガブリエル(京都共栄) | 2020の主役は誰だ!?注目プレイヤー特集 | 高校サッカードットコム

MFガブリエル・エンリケ(京都共栄/2年)

 ブラジルの名門・サントスで10番を背負った実力は本物だ。サッカー王国で磨いた高いテクニックを活かしたパスが持ち味のボランチで、隙あれば積極的にシュートを狙う姿勢は「日本人とは感覚が違う」(内藤翔平監督)。昨年一般生として入学した京都共栄では、早くからチームを牽引する活躍を見せている。

 昨年は、我を感じる強引なプレーも少なくなかったが、「皆で勝利を目指して頑張る姿勢はブラジルにはなかった」と日本独特の高校サッカー文化に触れるうちにスタイルも変化。「今年は守備も頑張っている。僕の友だち(チームメイト)が前に行けば、アシストできるよう後ろに残ろうって。まだ上手くないけど、いつも頑張っている」とチームメイトのために献身的に守備をこなす場面が目立つようになってきた。憧れであるフランス代表のMFポグバ(マンチェスター・U)のように攻守で存在感を発揮できる選手になるため、来日後はこまめにプレー動画もチェックしているという。

指揮官が評価するのはそうしたプレー面だけではない。「大会の優秀選手に選ばれると調子に乗る選手が少なくないけど、ガブは違う。『優秀選手は周りの見本にならなければいけない』とピッチ外でも真面目に頑張れるタイプ」。助っ人選手としてではなく、1人の高校サッカー選手として応援したくなるパーソナリティーの持ち主だ。

2月の新人戦では決勝まで進みながらも、京都橘に完敗。「京都共栄学園が京都で一番になれるよう頑張っている」ガブリエルにとっては悔しい結果となったが、リーグ戦、選手権では目標を叶えるため、大暴れする姿が見られるはずだ。

 
 

河波 櫻士(かわなみ おうじ)@関東学院大学3年


 
 

村上 悠緋(むらかみ ゆうひ)@関東学院大学3年


 
 

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