夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノスまとめ(2021/3/8) #fmarinos


夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノス(まとめ)

(´-`).o0(2021/3/8(月)毎年のことですが、お仕事の年度末進行とゲームスケジュールが密で大変だわーw)
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
3.Twitter / Instagram
4.Webニュースログ 
 
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2021/03/05 緊急事態宣言再延長に伴う Jリーグ公式試合キックオフ時刻のお知らせ | ニュース | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(3月17日の徳島戦は予定どおり19:00キックオフ)

2021/03/06 2021シーズン開幕記念グッズ期間限定受注販売のお知らせ | ニュース | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(タオマフあるよー)
 
 

今日の練見(れんみ)

(´-`).o0(非公開)


 
 

Twitter / Instagramなど


 
 

【GOPRO、つけてもイイですか?第4弾】大学NO.1 DFの守備技術を撮ってみた! – YouTube
 
 

Webニュースログ

2021/03/06 「すげぇ巧ぇヤツいる…あいつ名前なに?」 内田篤人、樺山諒乃介に仰天してた

先日開幕を迎えた2021年シーズンのJリーグ。

そうしたなか、内田篤人はDAZNで配信されている冠番組『FOOTBALL TIME』でこんな発言をしていたぞ。視聴者から寄せられた『アツトカケル』で対談して欲しい選手の名前を見ていると…。

内田篤人

「樺山ね、マリノスの。
U-17のやつ見てて、すげぇうめぇ奴いるじゃねぇかと思って。
アイツ、名前なに?って言ったら、樺山って。俺の目に狂いはねぇ」

内田が触れていたのは、特別指定を経て横浜F・マリノスに正式加入した樺山諒乃介。

王者川崎フロンターレとの開幕戦でいきなり先発起用されると、相手を切り裂く圧巻のドリブルを見せつけた。

内田は興國高校出身の樺山をU-17の時に見ており、その巧さに驚いて思わず名前を聞いていたとか。

 
 
2021/03/08 マリノスは前田大然をどう起用すべきか? 驚異のスプリント「43回」に2得点、進化したスピードキングが凄まじい【コラム】 | フットボールチャンネル

明治安田生命J1リーグ第2節が7日に行われ、横浜F・マリノスとサンフレッチェ広島は3-3の打ち合いを演じた。この試合で2得点を決めたマリノスのFW前田大然は、開幕からの公式戦3試合で様々な形で起用され、持ち味を存分に発揮している。では、今後どのように起用していくのがチームのために最適なのだろうか。(取材・文:舩木渉)

— 驚異のスプリント「43回」

 スプリント 四十三度も ありぬべし。

 驚くべき数字である。横浜F・マリノスのFW前田大然は、7日に行われた明治安田生命J1リーグ第2節のサンフレッチェ広島戦でスプリント数「43回」を記録した。81分に途中交代しているため、2分に1回以上のペースで時速24km以上の全力疾走を繰り返していたことになる。

「(スプリントを増やすことは)別に意識はしていないですけど、チームが勝つために何が必要かを考えて、守備のところもやっているので、無意識に、いまは勝手にできているかなと思います」

 スプリント43回はもちろん両チームの選手のなかで群を抜いていて、リーグ全体を見て今季最多の記録になっている。走行距離でも広島戦の前田は11.825kmを叩き出しており、90分間プレーしていたら12kmを超えていたはず。試合結果は3-3のドローだったが、前田は凄まじい運動量と強度を両立し、そのうえで2得点という会心のパフォーマンスだった。

 シーズン途中に加入した昨年は左ウィングという慣れないポジションにも苦しみ、リーグ戦は3得点と期待されたほどの結果を残せなかった。マリノスでの1年目を終えて「ハッキリ言って今年は不甲斐ない結果だったので、収穫は正直そこまでない」と悔しさを噛み締めていた前田は、「二桁得点」を目標に掲げて2021シーズンに入った。

 プレシーズンキャンプでは3トップの中央に入ることがほとんどで、ストライカーとしてポジション争いに挑むと見られていた。「真ん中の選手はゴールを取らないと試合に出られない」と覚悟を語り、「チームが求めていることをしっかりやったうえで、ゴールやアシストといった結果を残したいと思います」と最も得意とするポジションでのプレーに意欲を燃やしてもいた。

— 左ウィングで見られたプレーの変化

 ところが蓋を開けてみると、パフォーマンスの充実ぶりとは裏腹に起用法が定まっていない。

 Jリーグ開幕戦の川崎フロンターレ戦では2点リードされた後半開始からピッチに送り出されると、4-4-2の2トップの一角に入った。チームで2番目に多い「26回」ものスプリントを45分間で記録し、守備のスイッチ役として貢献したが、ゴールは奪えなかった。

 続くYBCルヴァンカップのグループステージ第1節では、2トップの一角として先発出場。マリノスはベガルタ仙台に1-0で勝利を収めたが、前田にゴールは生まれなかった。

 そして7日に迎えた広島戦は、4-2-3-1の左ウィングで先発起用された。昨年なかなか力を発揮しきれなかったポジションである。しかし、冒頭に述べた通り会心のパフォーマンスで勝ち点1の獲得に大きく貢献した。

 抜群のスプリント力や爆発的な加速力を、途中から流れを変えるためだけに使うのはもったいないと感じるプレーぶりだった。ポジションは同じでも、昨年とは動きが見違えるようだった。前田は広島戦で意識していたことについて、次のように語る。

「マリノスのウィングはどちらかと言うと(サイドに)張るんですけど、自分は張るのはあまり得意ではないので、自分のやりやすいようにどんどん中に入っていこうと思ったので、それがこういう結果(2得点)になったのかなと思います」

 再び左ウィングを任されることになって「昨年のようにやっていたらうまくいかない」と感じていた前田は、「うまく中に入りながら自分の良さを出そう」とプレーの判断基準を変えた。

 もともとスピードには優れているが、持ち味を最大限に発揮するには広いスペースが必要で、自らボールを持って仕掛けるようなプレーは不得手だ。昨季途中までマリノスで左ウィングの主戦を担っていた遠藤渓太のようにドリブルで相手ディフェンスを剥がしてクロスを上げるのではなく、前田のプレーの本質はストライカー的な背後への飛び出しや守備におけるハードワークにある。

 実際、広島戦では開始20秒もたたないうちに持ち味を生かしたシュートチャンスを作り出した。前田はオナイウ阿道がヘディングして空中に浮いたボールに反応して急加速し、相手選手を置き去りにするとゴール左から鋭いシュートを放った。

— ポステコグルー監督も絶賛

 広島に2点をリードされて迎えた34分には、前田らしい飛び出しから今季初得点を挙げている。岩田智輝が中盤からややアバウトに相手ディフェンスラインの裏にロングボールを送ると、猛スピードで追いかけた前田はボールの落下点で相手ディフェンスに寄せられながら巧みにターンして前を向き、GKの動きも見極めてシュートをゴール右隅に流し込んだ。「相手のイーブンのボールをうまくコントロールできて、落ち着いて決められた」と本人も納得のゴールだった。

 さらに2-3で迎えた67分には、渡辺皓太の低いクロスにダイビングヘッドで合わせて値千金の同点弾。「全く中の状況を見ずに突っ込んでいった感じだったので、いいボールがきてよかった」と、2点目は無心で決めた。

「チャンスを作るところだったり、そういうところには顔を出せていると思うので、あとはゴール前の落ち着きが本当に大事になってくる」

 0-2で敗れたフロンターレ戦後に自らの課題について言及していた前田だが、以前から指摘されていた「落ち着き」の不足は明らかに改善されている。左ウィングで起用されてもサイドに張りつくのではなく、ボールや周りの選手の動きに合わせて臨機応変に中央のゴール前に顔を出すようになり、プレーの質が昨年と変わっているのは誰の目にも明らかだ。

 アンジェ・ポステコグルー監督も「本当にいいレベルでプレーできている。前田は今季出場した全ての試合においていい形で、いい内容でやってくれている」と躍動感あふれる背番号38のプレーぶりを絶賛していた。

「(前の試合までは)チャンスを作ってもなかなかゴールに結びつかなかった、そこだけだと思う。フロンターレ戦でも非常にいい仕事をして流れを変えてくれたし、ベガルタ戦でもいいパフォーマンスだった。それを続けたうえで、今日はしっかり2点を決め、いい働きをしてくれた。今は本当にいい状態ではないかと思う」

 では、前田を今後どのように起用していくべきなのだろうか。フロンターレ戦でも明らかだったように、守備のスイッチ役や強度を保証する重要な役割も果たせるだけに、チーム内における価値は高い。1試合で40回以上も爆速スプリントを繰り返せるタフさは唯一無二の武器だ。マリノスのスプリントキングが見せるような猛プレスやディフェンスを置き去りにするスペースへの抜け出しは、特徴の異なるオナイウ阿道には出せない魅力でもある。

— 前田の1トップ起用はありか?

 一方、左ウィングにはエウベルが復帰してきた。プレシーズンキャンプでは主力組の左サイドに入ることの多かった今季新加入のブラジル人FWは、前田と違って自らボールを持って前に運べる能力に長け、アシスト能力が非常に高い選手だ。

 フロンターレ戦やベガルタ戦のように「僕が一番やりやすい形」という2トップ起用もありうるのかもしれないが、そうなるとマルコス・ジュニオールという傑出したタレントの魅力を生かしづらくなってしまう。

 それぞれ武器や特徴の異なる質の高いアタッカーを数多く抱え、最適な組み合わせや起用法に悩めるというのは贅沢な話だが、答えを見つけないことにはチーム力を最大化できない。ポステコグルー監督も頭を悩ませているに違いない。

 前田の攻守における献身性やJリーグ屈指の爆発的なスプリント力を活かさない手はない。個人的には4-2-3-1の1トップに据えてみても面白いのではないかと感じている。マリノスの最前線はオナイウ阿道のように前線で基準点になれるストライカーが重宝されてきたポジションだが、仲川輝人、エウベル、前田の爆速3トップで前から相手に圧力をかけ続けるサッカーは、指揮官が言い続ける「自分たちのサッカー」に近づけるポテンシャルを秘めている。

 チャンスメイク力に長けるエウベルや仲川からのお膳立てを受ければ、前田も自らの武器を生かしつつ、より多くのゴールを決められるだろう。ボールを失った際のファーストプレス役としても、スキンヘッドの背番号38が最前線に立つ意味は大きい。

 もちろん昨季同様に左ウィングで起用するにしても、これまでのようにアウトサイドに固執するのではなく、広島戦のようなウィンガーストライカー的な振る舞いを許容することで、前田の武器をより効果的に引き出すことができるはずだ。

 今のマリノスは「自分たちのサッカー」を若干見失っているのではないかと感じる節がある。プレシーズンキャンプで取り組んできたことを公式戦では披露しておらず、今季の戦い方の軸となるものは昨年までに築き上げてきたベースの部分しかない。

 主力のほとんどが残留しチームの骨格が維持されているとはいえ、再びタイトルを獲得するためには2021年仕様の最強フォーメーションを見つけなければならない。

 今季の陣容で最良の起用法や組み合わせを探さねばならない選手が前田だけでないのも確かだ。まだまだ窮屈さを感じている選手がいて、個々の持てる力を組織力に最大限還元できるような状況は出来上がっていない。

 ピッチに立てば抜群のセンスと技術で確実に流れを変えてくれる渡辺や、Jリーグ屈指の実力者ながら出番に恵まれていない小池龍太など、チャンスに飢える者は数多くいる。所謂“サブ”に甘んじる選手たちもポテンシャルを最大限に発揮できる起用法や組み合わせを見出せなければ、圧倒的な強さを誇る昨季王者フロンターレを打ち破り、再びJリーグの頂点を極めるのは難しい。

 
 
2021/03/06 「消火器で発煙筒を…」「お前、忍者か!?」坂田大輔が知るギリシャサッカーの“ヤバさ”【香川真司にエール】 – 海外サッカー – Number Web – ナンバー

香川真司がギリシャリーグのPAOKに加入した。それを受けてかつてギリシャリーグでプレーした坂田大輔氏に話を聞くとともに、PAOKの“怪しい野心”について全2回にわたってお届けする

 サロニキ、テッサロニカ、テッサロニキ……。日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、さまざまな呼び名を持つギリシャ北部のこの街に、世界でも名の通ったサムライが降り立った。日本代表やドルトムントで活躍した香川真司である。

 今冬に香川が加入した、PAOKが本拠地とする街。このギリシャ第2の都市で日本人選手がプレーするのは、香川が初めてではない。実は、この街にある3つの主要クラブすべてが、日本人選手を迎え入れているのだ。

「第一人者」は、東京ヴェルディでプロキャリアをスタートさせ、2010年にイラクリスに加入した小林大悟(昨年までアメリカでプレー)だった。入れ替わるように2011年、PAOKの最大のライバルであるアリスに加入したのが坂田大輔さんだった。小林とともに2003年のワールドユース選手権でベスト8進出に貢献した坂田さんは2017年限りで引退し、現在は自身も選手時代に所属した事務所で代理人(仲介人)として研鑽を積む。

 坂田さんの渡欧は、ちょうど10年前になる。時間の経過に加え、コロナ禍で環境は大きく変化しているが、神話の時代から続く国が簡単に変節することはないはずだ。

当時の坂田さんは横浜F・マリノスを離れ、新たなクラブを探していた。28歳になる年、舞い込んできたギリシャ行きという選択肢に挑戦することを決めた。

— 「日本人のお前は、こんなの知らないはずだから」

 ギリシャに渡って2週間弱、いきなりの洗礼を浴びた。街を二分するダービー。PAOKをホームに迎える一戦だった。

「『経験しておいたほうがいい。日本人のお前は、こんなの知らないはずだから』みたいな感じで、ニコニコしながらメンバーに入れてくれたんですよね。試合の1週間くらい前から、街では『勝てよ』みたいな声かけをされていたし、クラブ全体で絶対に勝たなければ、という雰囲気もありました。試合当日、スタジアムに入る最後の瞬間まですごい応援でした。強烈でしたね」

— スタジアム入りするバスを平手で激しく叩いて……

 スタジアムに入るバスを平手で激しく叩いて激励するサポーターは、腹の底から出す声で相手を威圧する。ダービーは格別ではあるが、普段の試合から盛り上がりは想像を超えていたという。

「19時キックオフだったら、19時10分、20分まで消火器で発煙筒を消したりして、毎回試合開始が遅れる。毎試合花火を打ち上げて、大変なイベントですよ。これはPAOKもイラクリスも、どのチームも一緒です。ギリシャはそういう国で、時間通りに試合が始まることは絶対にありません」

 スタンドも日本、さらに欧州の他国とも様子が違う。

「アウェイチームのサポーターは入れないんですよ。ぐるっと1周、スタンドにはホームのファンだけです。ヨーロッパリーグ(EL)のような相手のサポーターも入れなければいけない試合はありますが、記憶している限り、国内の試合でアウェイのファンが入ったことは一度もありません」

— アウェイチームのユニフォームを人形に着せて燃やす!

 イタリアなどでさえ、ごくわずかながら席を確保し、金網や空席でホームのファンから隔離してアウェイサポーターを収容する。ギリシャの熱狂、あるいは危険性は、それ以上ということかもしれない。

「一度、ゴール裏に珍しくアウェイのユニフォームが見えたことがありました。『あれ、今日はアウェイから入ってきたのかな』と思っていたら、それが燃えたんです。どうやら人形にでも着せて、試合前に燃やす、というイベントだったらしくて(笑)」

 加入の翌月に、坂田さんはイングランドに乗り込んでマンチェスター・シティとヨーロッパリーグを戦っている。フーリガンの悪名が知られる”サッカーの母国”だが、「熱さのレベルが全然違います。イングランドは、やはり紳士でした。ギリシャは……野蛮です(笑)」。

 現在のコロナ禍のギリシャでは外出などが広く制限され、サッカーも無観客で行われている。今季は無理だろうが、報じられる通りに香川の契約が1年半であるならば、ギリシャの熱狂を体感できる日が来るかもしれない。「黄色い壁」と呼ばれるゴール裏が空気を震わすドルトムントを知る香川にとっても、未体験の世界だろう。

— “2強以外”のスタイルと、日本人に求められる特性とは

 最近はやや勢力図が変わってきているが、ギリシャスーパーリーグのタイトルは、パナシナイコスやAEKなど、首都アテネを本拠地とする3クラブにほぼ独占されてきた。中でも圧倒的な戦績を誇るのがオリンピアコスだ。坂田さんがいた頃も、「パナシナイコスも強かったけど、オリンピアコスは頭抜けて強かった。そういうところには勝ち点1でOKみたいなサッカーを徹底していました」と、厳然たるヒエラルキーがあった。

 そのビッグ3に次ぐ位置にいるアリスでさえ、格上相手には守備から入る戦い方を徹底していた。坂田さんの加入直前までアリスを率いていたエクトル・クーペルも、守備に比重を置いてEL出場権をつかみ取っていた。

「半年間で監督が2、3回替わりましたが、どの監督も基本的に守備から入るサッカーでした。前線の選手にも、プレッシャーに行くのはここまで、ボールを持ったらこの選手にこういうふうに預けろということを徹底していました。ギリシャ語が分からなくて高めのポジションを取ったりすると、『おいおい、ちょっと待って』と止められたり」

— ラダーをやると『お前、忍者か!?』」

 一方で、勝ち点奪取が必須の格下相手には、フォーメーションも攻撃的に変えて勝ちにいく。相手との力関係によって戦い方は変わるが、「日本人選手」が求められるものは常に一緒だったという。

「俊敏性や走力、体力的なものですね。練習でラダートレーニング(はしご状のゴムなどを地面に敷き、ステップワークなどを高めるメニュー)をパパパっとやると、『お前、何なんだ!? 忍者か!?』とチームメイトに驚かれました。日本人選手が圧倒的に上回る敏捷性などを好んで、監督は起用しようとしてくれていました」

 坂田さんも本来のFWよりサイドハーフとしての起用のほうが多く、カウンターで何度も繰り返す上下動も重宝された。フィジカルが強い選手たちの中でプレーすることで自然と体つき(ウェイト)も逞しさを増し、動きのキレを落とさないことには気をつかったというが、こうした「武器」は香川も備えている。必ずや、ギリシャでの成功の助けとなるはずだ。

 アリスにいた当時、坂田さんがよく面倒を見ていた若手がいた。

 昨夏にポルトからパリ・サンジェルマンへ移籍したダニーロ・ペレイラだ。いまやポルトガル代表でも主力となっている守備的MFだが、当時はまだ線の細い19歳だった。その原石がギリシャで手荒くも磨かれ、大きく飛躍していった。坂田さんがアリスを選んだのも、ヨーロッパリーグに出て他国リーグの目に触れることで、その後を切り拓けると考えたからだった。

— 香川に“CL、ELでのアピールを”とエール

 国内のビッグクラブ経由で若手が羽ばたく一方、オリンピアコスが擁するような各国の元代表クラスでさえも、4大リーグなどに返り咲くことは簡単ではない。ただし、ショーウィンドウに出れば可能性は高まる。PAOKは昨夏も含めて2度、CL予選の最後の段階で涙をのんでいる。香川はCL出場のラストピースとなるのか。元日本代表MFの今季、そして未来は……。

「もともとヨーロッパでやっているから、環境がどうこうということはないと思います。あとは、ギリシャのサッカーにどれだけ適応するか。PAOKは強いチームで、腰が引けたサッカーをするわけではありません。そういうチームが創造力やテクニックがある選手を探していて、その理想に合ったから連れてこられたんだと思います。だから、持っているものを出していけば、試合に出られるはずです。もう一度大きい舞台に立ちたいならば、CLやELでアピールすることが必要だと思います」

— 敗戦後、スタジアムに2時間閉じ込められたことも

 EL予選出場権獲得のために鍵となる試合を落とした坂田さんたちは、怒ったサポーターが起こした暴動でスタジアムに2時間も閉じ込められたことがある。翌日からの連休では、「街に出ないように」とのアドバイスも受けた。

 スタジアムは殺気立っていたが、国家的財政危機に見舞われているはずの2011年のテッサロニキでは、皆が朝からのんびりとコーヒーを楽しみ、悠然とした時間が流れていた。テッサロニキでの半年間で、坂田さんが目にした日本人は、空港で話しかけられた観光客を含めて2人だけ。遠い異国から来た助っ人に、街の人々は料理をサービスし、気軽に声をかけてくれた。

— 東日本大震災時にはサポーターが……

 自宅のテレビがまだ映らなかったある日、練習場に到着すると「ツナミ、ツナミ」「日本に帰ったほうがいい」と、まだ情報を知らなかった坂田さんにチームメイトが駆け寄ってきた。その東日本大震災の直後の試合では、サポーターが坂田さんを慰め、勇気づける横断幕を出してくれた。

「人に恵まれたのかもしれませんが、試合のときは別として(笑)、普段からそういう優しさがある人たちでした。ギリシャ人はものすごく温かい人たちで、本当に良くしてもらいました」

 10年ごときで、悠久の歴史を誇る国柄が変わろうはずもない。

 ギリシャには、他の国にはない熱がある。

 
 

今日のこけまり


【試合結果Webニュースまとめ(3△3)】2021/3/7(日)13:00KO J1第2節 横浜F・マリノスvs.サンフレッチェ広島F.C@日産スタジアム
 
 

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