【試合結果まとめ(3●3:2 PK 3)】2020/2/8(土)13:35KO FUJI XEROX SUPER CUP 2020 横浜F・マリノスvs.ヴィッセル神戸@埼玉スタジアム2002



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2020 FUJI XEROX SUPER CUP vsヴィッセル神戸 | 2020 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「プレシーズンの試合をしているような印象を受けました。特に前半45分は、自分たちのサッカーがまったくできませんでした。
後半の45分は、しっかり自分たちのサッカーができて、もう少しで勝利が見えていました。エラーの中で失点をした部分もありましたし、最終的にPKでの結果になりましたけれど、残念でした」

質問:前半は、うまくいかなかった部分についての説明を、もう少しお願いします。
「見てもお分かりのように、前半はナーバスになってしまったところがあったと思います。パスを出すときの自信のなさが目立ちました。
そして残念なのは、後半になってからは自分たちのサッカーをようやく見せられることができたのですが、コンディションの部分では良い状態であったなかで、前半はボールを落ちつかせることができませんでした。
やはり自分たちのサッカーをしていくことが大事です。
この試合から、しっかり学んでいかなければならない部分はあります。失点についても、小さなところからのミスでした。そういうところを学んで、次に生かすことが大事だと思っています」

質問:オナイウ阿道選手の交代は、最初から決めていたのでしょうか?
「前もって想定していました。エジガル ジュニオ選手は、まだ100%の状態ではないのですが、使ってみたいと考えていました。
オナイウ選手は、自分たちのサッカーを理解しつつありますし、良いプレーをしてくれていたと思います」

質問:失点の場面ですが、今シーズンの相手チームは、今日の神戸同様に、あのように狙いどころを絞って突いてくると思います。その点については、どう考えていますか?
「どこが相手だろうが、一番大事なのは、自分たちのサッカーができるかどうかです。
神戸に関しては、個々で能力の高い選手は確かにいます。でも、そういうことではありません。いろいろなチームが、たとえば斜めのボールを多用したりとかやってくると思います。
ですが、そこがどうこうではなく、自分たちがどういうふうにやるのか、自分たちがコントロールできなければ、ああいう展開にはなってしまうと思います。ですので一番大事なのは、自分たちがしっかりコントロールをし、そして自分たちのサッカーをやっていくことです。そこを、いつも考えています」

質問:前半の失点の2つのミスについてですが、選手はどうしなければならなかったのかという部分で、監督はどう考えていますか?
「ただのパスのところをおっしゃっているのだと思います。別に、そこはどうでもよいことです。
誰でも、人生でもサッカーでも、ミスというのは必ず起きます。それがどうこうではなく、自分たちがどういうふうにやっていかなければならないかを学ばなければいけないと思います。
個人のミスについて、私はどうこう言うつもりはありません。自分たちのサッカーをやる上で、ミスはどうしても出やすくなるでしょう。
前半のミスの一番の原因は、先ほども言ったのですが、ちょっとナーバスになったところがあったのかなと思います。しっかりと、そういうチーム全体の部分を見ながら、次に向かっていこうと思っています」

質問:今日のサッカーを見たうえで、次のACL全北現代戦を、今日のチームでいくのか、それともメンバーを代えて臨むのでしょうか?
「繰り返しになりますが、前半はいろいろな部分、ミスであったりとかが目立ちました。ナーバスになっている部分が私には目につきました。
ですが、後半は素晴らしいサッカーを繰り広げてくれたと思います。ACLに向かっていくにあたっても、エラーという部分はしっかりと学び、修正をしなければなりません。
そして自分たちのサッカーをするためには、勇敢な気持ちを持ってやることが大事になってきます。前半は、それが欠けていました。後半は、皆がそれをしっかり持ってやった結果が、ピッチ上のプレーに表れました。
ACLは相手も、国も違います。クラブにとっても久々の出場です。いい経験になるはずです。しっかりいい準備をして臨みたいと思います」

選手コメント

扇原 貴宏

「手応えよりも、逆に前半にできなかった不甲斐なさのほうがまさる。45分間ああいうもったいないことをすると、やっぱり、あとで苦しくなるのは自分たち。もったいなかったなと思います。
(新戦力が入ってナーバスになった?)それはないんですけど、やっぱり今年の初戦というこで、修正できなかったのが自分たちの甘さだと思う。
後半からできるようになるんじゃなくて、前半の途中からピッチ内で早く修正できるようにしないといけない。
(今日は)勝てた試合だと思う。後半もチャンスがいっぱいあったので、PK戦までいった自分たちが悪いかなと思います」

畠中 槙之輔

「チームとして前半はおとなしすぎたというか、いい意味で“はっちゃける”というのが少なかった。そういう部分でやりづらさを感じましたね。
自分の感覚的には、いつもだったら前を向いたり、前にパスを出しているところで、横パスだったりバックパスがあったと思う。もっとできたんじゃないかなと思います」

伊藤 槙人

「前半は自分が出ていないけれど、立ち上がりからアグレッシブにいったほうが良かったと思った。
後半から自分が入って、前でプレーすることと、自分自身としてはどんどんチャレンジしたプレーを意識していました。チャレンジはできたんですが、精度のところなど改善していかなくちゃいけないと思います。また、失点は自分の中では自分のミスが絡んだと思うので、そういうのもなくしていきたい。
練習試合はやってきましたけど、公式戦は今季初めてだった。ポジティブに考えると、改善点も見えたのでチームはもっと良くなると思います。ACLは出るかわかりませんが、途中からという可能性もあるので、いつ出ても行けるように準備していきたいと思います」

Jリーグ.jp

横浜FMvs神戸の試合結果・データ(FUJI XEROX SUPER CUP:2020年2月8日):Jリーグ.jp
 └ 入場者数 51,397人

選手コメント

扇原 貴宏

--前半を踏まえて後半に修正した点は?
全体的に前向きにプレーすることを話し、前へのパスが増えたことによって相手のライン間を突破する機会が増えた。無理にでも前半からライン間を突破するパスだったり、前を向ければ良かった。その修正を後半できたことで相手を後ろ向きに走らすことも間延びさせることもできた。そこは良かった点だ。後半はいつもに戻った感覚。それを90分間やれれば、どんな相手にでも勝てるはず。そこに尽きる。

自分たちはボールを持つことが大事なのでミスは起こる。だからミスは誰も気にしていない。そこを気にしたら自分たちのサッカーができなくなるので、ミスが起こる原因の1つであるポジショニングを修正していけば問題ない。そして、切り替えの速さであったり、自分たちがチャンスを多く作ることで相手を上回れれば、ピンチも減る。自分たちのサッカーを極めていきたい。

伊藤 槙人

前半を見ていて、チームがうまくいっているように見えなかった。ボールへ前に詰められてもいなかったので、詰めることを意識した。自分の中でチャレンジするプレーをしようとも考えていた。人に強く行けることが自分の特長でもある。一方、パス出しで失点に絡んだという認識は自分にもある。まだまだ改善しないといけない。前へプレーしようと思った中でチャレンジはできたが、プレー精度をもっと改善しないといけない。

自分が出ていない前半を言うと、立ち上がりからもっとアグレッシブにプレーしないといけない。後半はピンチもあったが、チャンスも多かった。しっかりと決め切らないといけない。自分のミスからの失点は絶対なくさないといけない部分。自己評価はまだまだ。ACLも始まるし、Jリーグ開幕に向けて突っ走っていきたい。

 
 

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【公式】ハイライト:横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸 FUJI XEROX SUPER CUP 2020 – YouTube


《PK戦ノーカット》ゼロックススーパーカップPK戦 – YouTube


横浜FM vs 神戸の舞台裏!FUJI XEROX SUPER CUP 2020 横浜F・マリノス 3-3( 2PK3)ヴィッセル神戸 Inside J.League – YouTube


富士ゼロックススーパーカップの振り返り。Jリーグをもっと好きになる情報番組「JリーグTV」2020年2月12日 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜 3度追いつくもPK敗退、5度目も栄冠ならず 指揮官は前半内容嘆く― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 3度同点に追いついたが、昨季J1王者の横浜が壮絶なPK戦の末に力尽きた。5度目の富士ゼロックス・スーパー杯でまたも敗戦。今季5冠の夢がついえ、MF喜田主将は「そんなに(タイトル獲得は)甘くない。“また這(は)い上がってこい”ということだと思う」と黒星の意味をかみしめた。

 失点に絡んだ随所の個々のミスは「どうでもいい」と切り捨てたポステコグルー監督が語気を強めて敗因と強調したのは前半の内容。「ナーバスになった」と、昨季開花させたアタッキングフットボールが表現できなかったことを嘆いた。

 新戦力で先発したのはFWオナイウのみだったが、連係にぎこちなさが目立った。DF松原が「きれいに崩そうとし過ぎた」とテンポよくボールが回せなかった要因を振り返れば、GK朴一圭(パクイルギュ)は「いつも通りやれば勝てるというのがどこかにあった。昨年と同じでいいという考え方をリセットしないといけない」と慢心を反省した。

 東京五輪世代のMF遠藤らを投入した後半は一転、MF仲川が何度もゴールに迫るなどいい内容を見せた。王者として臨む今季は対戦相手が分析により力を入れてくることは予想済み。「それでも自分たちがボールを長く持てれば問題はない」とMF扇原は力を込める。

 12日には中3日で敵地でのACL1次リーグ初戦・全北(韓国)戦が控える。今季は過密日程もまた一つの敵。MF遠藤は「自分たちは今のままじゃ勝てないことを痛感させられた。切り替えるしかない」と前を向いた。

横浜、3度追いつくも…指揮官は前半の内容に不満― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 三たび同点に追いついた昨季J1王者の横浜は、PK戦の末に力尽きた。MF喜田主将は「そんなに(タイトル獲得は)甘くない。“またはい上がってこい”ということだと思う」とかみしめた。

 ポステコグルー監督は「ナーバスになった」とアタッキングフットボールが表現できなかった前半の内容を敗因に挙げた。新戦力で先発したのはFWオナイウのみだったが連係にぎごちなさが目立った。GK朴一圭(パクイルギュ)は「いつも通りやれば勝てるというのがあった」と慢心があったことを明かした。12日にはACL1次リーグ初戦となる敵地での全北(韓国)戦が待つ。MF遠藤は「切り替えるしかない」と前を向いた。

9人連続PK失敗はJリーグ史上初 9人が外すのは25年ぶり2度目の“珍事”― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 国内の新たなサッカーシーズン到来を告げる恒例の富士ゼロックス・スーパー杯が8日、埼玉スタジアムで行われ、昨季のJ1優勝チーム横浜と元日の天皇杯を初制覇した神戸が激突。3―3で突入したPK戦は両チーム合わせて9人連続失敗に終わる前代未聞の展開の末、神戸が3―2で制して初優勝を決めた。

 前半27分に神戸がイニエスタの鮮やかなスルーパスからドウグラスが決めて先制するも、横浜は同36分にマルコス・ジュニオールが同点ゴール。同40分には古橋のゴールで神戸が2―1と勝ち越して前半を折り返した。だが、後半9分に扇原のゴールで横浜が再び同点。神戸が同24分に山口のゴールで勝ち越すも横浜は同28分にエリキのゴールで追いついて試合は3―3で終了し、規定により延長戦は行わずそのままPK戦に突入した。

 だが、両チームとも2人目までは順調に成功させたものの、先攻の横浜3人目・ジュニオがGK飯倉にセーブされると、神戸3人目の小川はゴール左ポストに直撃させて失敗。さらに水沼(横浜)、西(神戸)、松原(横浜)、大崎(神戸)、和田(横浜)、フェルマーレン(神戸)、遠藤(横浜)と実に9人連続でPK失敗に終わり、最後は神戸の7人目となった山口がゴール右に決めて勝利を収めた。両チーム合わせて14人がキッカーを務め、成功は1、2人目のマルチンス(横浜)、イニエスタ(神戸)、扇原(横浜)、田中(神戸)と最後に決めた山口の5人だけ。相手GKにセーブされたのはジュニオ、西、和田の3人だけで、残りの6人はポストやクロスバーに当てたり、枠の上に外れるという“お粗末”な内容だった。

 天皇杯を除くJリーグ公式戦でこれまでのPK戦最多連続失敗は、J元年の1993年7月3日に行われた横浜F(98年度限りで消滅)―V川崎(現J2東京V)戦(長崎)の5人が最多で、PK戦で9人が失敗するのは両チーム合わせてのべ28人がキッカーを務めた1995年3月29日の浦和―名古屋戦(国立)以来25年ぶり2度目の“珍事”。なお、27年前の5人連続失敗にはV川崎のFW三浦知良(52=横浜FC)と北沢豪(51)の日本代表コンビも含まれている。

ニッカンスポーツ

神戸がゼロックス杯初V PK9人連続失敗の珍事も – サッカー : 日刊スポーツ

天皇杯王者のヴィッセル神戸がPK戦の末にJリーグ王者の横浜F・マリノスに競り勝ち、今季初の公式戦を白星で飾った。

2020年の開幕を告げる決戦は激闘となった。まずは前半27分。元スペイン代表MFイニエスタがドリブルペナルティーエリア内に進入すると、細かなタッチからDF2人の間を通す浮き球スルーパス。これを受けた今季新加入のFWドウグラスがワントラップから左足で蹴りこみ、先制に成功した。

同36分に横浜FWマルコス・ジュニオールにゴール前のこぼれ球を決められて同点とされたが、直後の40分に相手DFラインでのパス回しを奪うと、FW古橋亨梧が無人のゴールに冷静に流し込んで再びリードを奪った。

リードを保ったまま前半を折り返したが、後半9分に横浜MF扇原貴宏のシュートが味方DFに当たってコースが変わりゴールへ。試合は2-2の振り出しに戻った。

王者同士の激闘はまだまだ終わらない。同24分。神戸がまたも中盤で相手のパス回しをカットすると、そのままボールを持ち込んだMF山口蛍が右サイドを駆け上がったイニエスタへパス。グラウンダーで出されたクロスは1度ははじかれたが、こぼれ球を山口が右足ダイレクトで沈めて3度リードを奪った。

意地を見せたい横浜も同28分。右サイドからのクロスを途中出場のMF遠藤渓太がゴール前へ折り返すと、これにFWエリキが詰めて同点。このまま90分で決着はつかず、試合はPK戦にもつれ込んだ。

両チームともに1人目から2人連続で成功させた。しかし、3人目からは両チームともにまさかの4人連続失敗。迎えた7人目は先攻の横浜MF遠藤のシュートはバーに当たって外れ、対する神戸MF山口のシュートはゴール右へ決まった。ついに決着がつき、神戸が初の富士ゼロックス・スーパー杯を手にした。

横浜は生命線ビルドアップでミス連発、仲川は沈黙 – サッカー : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスは生命線であるビルドアップでのミスから失点を重ね、ヴィッセル神戸に競り負けた。特に前半は昨季のリーグ戦を席巻した最終ラインからの流れるようなパスワークが鳴りを潜め、同27分に先制点を献上。最終的に3度追いつく粘りは示したが、1-1に追いついた直後の同40分、さらに1点ずつを取り合い2-2に追いついたあとの後半24分と、2度の失点はいずれも最終ラインからのパス回しで起きたミスからだった。

ポステコグルー監督は「個人のミスを見ようとは思わない」と選手をかばい「一番の原因は前半にナーバスになっていたこと」と振り返った。ハーフタイムには「今まで積み上げてきたものが全く出ていない」と叱責(しっせき)。昨季終盤にリーグ戦11戦無敗を誇った布陣に戻した後半は流れを取り戻す時間帯もあったが、終盤に訪れた再三のチャンスを決めきれず。迎えたPK戦では3人目以降がまさかの5人連続失敗を喫して力尽きた。

昨季MVP&得点王のFW仲川もマッチアップしたDF酒井とフェルマーレンの守備に苦しみ不発。仲川は「自分が決めればよかった。それだけです」と唇をかみ、中3日の12日にせまるACL1次リーグ初戦のアウェー全北戦へ気持ちを切り替えていた。

横浜ユース競り勝ち“1冠目” 中村翼が2発 – サッカー : 日刊スポーツ

横浜F・マリノス・ユースがMF中村翼(17)の2得点の活躍などで3-2で日本高校選抜に快勝した。

まずは前半32分。右サイドからグラウンダーのクロスを受けた中村がDF1人をかわしてシュートを放つと、1度はGKに止められたが、そのこぼれ球を再び蹴りこみ、ネットを揺らした。

リードを許した日本高校選抜は後半開始から横浜FC加入のMF古宿理久(18=青森山田)、松本山雅加入のMF山田真実斗(18=立正大淞南)、町田ゼルビア加入のFW晴山岬(18=帝京長岡)らJリーガー含む4選手を一気に投入した。

それでも横浜ユースは動じず、後半7分には再び中村が左サイドからのグラウンダーのクロスにダイレクトで右足を合わせ、GKの股を抜く技ありシュートで追加点を挙げた。

同26分に1点を失ったが、同35分にスルーパスに抜け出したFW星野創輝(17)が3点目。同ロスタイムに晴山に決められるなど日本高校選抜に1点差に詰め寄られたが、横浜サポーターの大声援も後押しに逃げ切った。

これで横浜は同試合後にトップチームが戦う富士ゼロックススーパー杯制覇と、クラブマスコットのマリノスケが初の1位をかけて臨むマスコット総選挙の結果発表を含めた“1日3冠”達成へ向け、幸先よく1冠目をつかみとった。

試合は40分ハーフで行われ、横浜ユースは1、2年生のみの編成でU-18日本代表FW津久井匠海(17)らが先発。日本高校選抜は1月の全国高校サッカー選手権を制した静岡学園のMF井堀二昭(18)や浅倉廉(18)、藤田悠介(18)ら3選手のほか、同準優勝の青森山田からGK佐藤史騎(18)、MF後藤健太(18)らがスタメンに名を連ねた。

サンケイスポーツ

神戸がゼロックス杯初V!合計6発の死闘は壮絶決着…PK9人連続失敗の珍事も – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 新シーズンの開幕を告げる『FUJI XEROX SUPER CUP 2020』が8日に埼玉スタジアム2002で行われ、横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が対戦した。

 昨季J1王者の横浜FMは、先発に新加入のオナイウ阿道を起用。昨季JリーグMVPの仲川輝人、エリキとともに3トップを形成した。またベンチには10年ぶりに横浜FM復帰を果たした水沼宏太や、負傷から復帰したエジガル・ジュニオがメンバー入りしている。

 対する第99回天皇杯王者の神戸も新戦力のドウグラスがいきなりスタメン入り。日本代表の古橋亨梧と2トップを組んだ。また、昨季Jリーグベストイレブンのアンドレス・イニエスタもキャプテンマークを巻いて先発出場を果たしている。

 試合は前半からアグレッシブな展開に。仲川やオナイウといった裏抜けを得意とする横浜FMがスピーディな攻めを見せる一方で、神戸もイニエスタを中心とした緻密なパス回しを見せて防戦一方に。

 神戸は23分にイニエスタの右CKからトーマス・フェルマーレンが頭でそらし、最後はドウグラスが合わせてゴールネットを揺らしたがオフサイドの判定となってしまう。

 それでも神戸は27分にイニエスタが相手2選手に囲まれながらも、針に糸を通すようなスルーパスを前線に送ると、これに反応したドウグラスが左足シュート。ゴールに吸い込まれ、神戸が貴重な先制点を奪取した。

 先制された横浜FMだったが36分、相手のクリアボールに反応した仲川がPAに抜け出すと、相手GK飯倉と接触してしまう。それでも隣を並走していたマルコス・ジュニオールがこれを逃さずゴールに押し込み、横浜FMがすぐさま同点に追いついた。このゴールについてはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックが入ったものの、ゴールはそのまま認められている。

 激しい攻守の切り替えが展開されるなか、神戸は40分に朴一圭とチアゴ・マルチンスのパス交換の隙を見逃さず、奪って無人のゴールへ。追加点を奪った神戸が1点をリードして前半を折り返した。

 横浜FMは後半からオナイウと畠中槙之輔を下げて遠藤渓太と伊藤槙人を投入する。するとその遠藤が得意のドリブル突破から決定機を演出していく。横浜FMは54分、遠藤のスローインを受けたエリキが中へ折り返すと、待っていたのは扇原貴宏。ダイレクトでシュートを押し込み、横浜FMが再び同点に追いついた。

 追いつかれた神戸は64分にドウグラスを下げて田中順也を送り出す。横浜FMに押し込まれる展開が続く神戸だったが、69分にイニエスタのクロスのこぼれ球に山口蛍が豪快な右足シュートを突き刺し、勝ち越しに成功。神戸が3点目を獲得した。

 しかしその4分後、横浜FMは仲川のパスに反応した遠藤がPA左から折り返す。これに反応したエリキが押し込み、横浜FMがきょう3度目の同点弾をマークした。

 その後は横浜FMはエリキと喜田に代えて和田拓也とエジガル・ジュニオを投入。終盤にかけて仲川に絶好機が訪れたものの、飯倉のビッグセーブなどもあり逆転弾は奪えず。対する神戸も山口蛍がコントロールの効いたシュートを狙ったものの、惜しくも枠に届かず、試合は3-3のまま後半が終了。大会レギュレーションにより、即PK戦に突入した。

 PK戦では両チーム2人まで成功したが、横浜FM3人目のエジガル・ジュニオ、神戸3人目の小川慶治朗がともに失敗。さらに両チームは4人目から6人目まで失敗してしまう。横浜FMは7人目の遠藤も続けて失敗。一方で神戸7人目の山口蛍がきっちり決めて試合終了。神戸が横浜FMとの死闘を制して同大会初出場初優勝を達成した。(Goal.com)

PK失敗原因は長めの芝?!横浜M・松原「ボール浮いていた」/ゼロックス杯 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

PK戦の7人目、横浜M・MF遠藤はボールがバーにはじかれると天を仰いだ。「みんなが外しているから、責任が分散されるということはない」。他の選手も次々とゴール上へと蹴り上げた。
5人目で左上にふかしたDF松原は「ボールが浮いている状態だったのかも」と長めの芝に原因を探った。
1-1の前半40分にはDFチアゴマルチンスの横パスが相手にカットされ失点。「いつもと感覚が違った」と松原。J1王者の重圧が感覚を狂わせた。

スポーツ報知

【横浜M】3度追いつくもミス連発…GK朴「「芝がネチネチしていて…」 : スポーツ報知

 3度のリードを追いついた横浜Mだが、5度目のゼロックス杯挑戦はPK戦で涙をのんだ。試合前日の全体練習後にはPK練習も行ったが、GK朴は「芝がネチネチ(粘っこい)していて、蹴りにくそうだった。何が起こっているのか分からなかった」と振り返った。

 リーグを制した昨季とほぼ同じスタメンで臨み、軽率なミスを連発。「昨季はあまりなかったミスから失点した。積み上げてきたものがなくなった」と朴。拙守をカバーすべく自慢の攻撃力で相手の3倍のシュート18本を浴びせたが、同点止まり。両チーム最多の5本も不発に終わった日本代表FW仲川は「確実に決められるように質を高めないとダメ」と反省。アンジェ・ポステコグルー監督(54)は「プレシーズンの試合をしているようだった」とため息をついた。

 次戦は中3日の12日、ACLのアウェー・全北現代戦。リーグ王者だけが味わえる過酷日程のシーズンが始まった。(田中 雄己)

【北澤豪チェック】素直にGKの健闘たたえたい : スポーツ報知

 優れたGKはシュートを止めるだけではなく、相手にシュートを外させることができる。互いに攻撃的なサッカーを展開したため、神戸の飯倉と横浜Mの朴はともに90分で3失点したが、随所に好プレーを見せていた。PK戦でも集中力を高め、相手キッカーにプレッシャーをかけた。プロの試合で9人連続のPK失敗は確かに珍しいが、素直にGKの健闘をたたえたい。

 それぞれ待望のタイトルを獲得した昨季からプラスαを見せた。神戸はやはり新戦力ドウグラスの存在が大きい。イニエスタ、山口、古橋ら周りの選手とすでにかみ合っている。今季はリーグ戦でも優勝争いに加わるだろう。

 横浜Mは1トップのオナイウが流動的なプレーで可能性を示した。今後、さらなる上積みが期待できる。両チームともに選手層に厚みが増しており、ACLと並行して戦っていけそうだ。(スポーツ報知評論家)

サッカーダイジェスト

【ゼロックス杯|採点&寸評】横浜3(2PK3)3神戸|PK戦でも奮起した守護神がMOM! 昨季のMVPは… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
常にリードを許しながらも追いつく粘りを見せた。持ち前の攻撃力を随所に発揮した一方で、守備面ではややルーズさが散見され、崩しの局面でも相手の組織立ったディフェンスに捕まる場面が少なくなかった。

神戸 6.5
3度リードを得ながら、その都度追いつかれる安定感のなさを露呈するも、シーズンの初戦と考えれば大きな不安はない。むしろドウグラスのフィットぶり、PK戦の末に勝ち切った勝負強さなど、収穫のほうが大きかった。
 
 
【横浜|採点・寸評】
GK
1 朴 一圭 5
的確かつ素早い予測でハイラインを支える。しかし、失意の3失点。懸命なセービングも、あと一歩が届かなかった。

DF
27 松原 健 6.5
強弱をつけて前線の選手を走らせる正確なパスを何本も供給。中央に絞った位置取りから、多くのチャンスに絡んだ。

13 チアゴ・マルチンス 4.5
気持ちのこもったディフェンスも、3失点すべてに絡む大乱調ぶり。とりわけ、2失点目を献上したパスミスはいただけない。

44 畠中槙之輔 5(HT OUT)
ドウグラスの対応にやや手を焼いたか。球際の強さは見せた一方、緩い横パスで相手につけ入る隙を与える場面も。

5 ティーラトン 6
できるだけ敵陣にポジションを取り、攻撃のリズムアップに貢献。局面をガラリと変えるサイドチェンジも。

MF
6 扇原貴宏 6
自慢の左足でチャンスを演出する正確なフィード。エリキのクロスに左足で合わせて同点弾を流し込んだ。

8 喜田拓也 6(74分OUT)
テンポ良くボールを出し入れし、守備ではイニエスタに果敢にアタック。57分の決定機は惜しくもバーの上。

MF
9 マルコス・ジュニオール 6(88分 OUT)
相手のギャップを突くポジショニングでパスを引き出す。サイドに流れ、味方へのサポートもソツがなかった。

FW
23 仲川輝人 5
時間の経過とともに動きのキレが増す。ただ、何度も良い形でボールを受けながらも、何度も絶好機に恵まれながらも、決定的な仕事は果たせなかった。

45 オナイウ阿道 5(HT OUT)
裏に抜け出すタイミングは悪くなかった。高い位置からの守備も手を抜かなかったが、ポストプレーは改善の余地あり。

17 エリキ 6.5(74分OUT)
前半は左ウイングでプレー。CFに入った後半、扇原の2点目をアシストし、交代直前には自らが3点目を流し込む活躍ぶりだった。

途中出場
FW
11 遠藤渓太 6.5(HT IN)
左ウイングに入り、アグレッシブな仕掛けを披露。仲川のパスを巧みにトラップし、エリキのゴールをお膳立てした。

DF
15 伊藤槙人 5.5(HT IN)
畠中に代わって左CBに。山口に食らった一撃には、身体を投げ出して必死に止めようとしたが間一髪、間に合わなかった。

FW
30 エジガル・ジュニオ 5.5(74分IN)
エリキに代わってCFに。さっそくビッグチャンスが訪れるも、これは飯倉のファインセーブの前に決められず。

MF
33 和田拓也 6(74分IN)
ボランチでプレー。コンビを組む扇原と息の合わない時もあったが、落ち着き払ったプレーで中盤を引き締めた。

MF
18 水沼宏太 ―(88分IN)
注目の起用ポジションは、ウイングではなくトップ下。アディショナルタイムには左足で強烈な一撃も、惜しくも枠の外。

監督
アンジェ・ポステコグルー 6
前半は不出来な内容も、主に攻撃面を修正する後半の交代策はさすが。ACLに向け、複数の選手をテストし、休ませることもできた。

「史上最悪に疑いなし!」「お粗末な茶番劇」ゼロックス杯“9連続PK失敗”の衝撃が世界中に拡大! | サッカーダイジェストWeb

埼玉スタジアムで起こった“春の珍事”が世界中で話題をさらっている。

 2月8日、Jリーグの新シーズン到来を告げる風物詩、富士ゼロックス・スーパーカップが開催された。横浜F・マリノスとヴィッセル神戸の一戦は壮絶な3-3の撃ち合いを経て、勝敗はPK戦に委ねられ、後者が3-2で勝利。世界のメディアが着目したのはやはり、そのPK戦での大失態だ。9人連続でPKをミスするという前代未聞の事態に飛びついた。

 英紙『Evening Standard』は「日本のスーパーカップはお粗末な茶番劇とともに幕を閉じた」と報道。驚きをもって以下のように伝えている。

「9人が連続してPKを失敗するなど聞いたことがない。数年前、リーグカップ、マンチェスター・ユナイテッド対サンダーランド戦のPK戦でキッカー10人中7人が外してバッシングを浴び、EURO2016の準々決勝、ドイツ対イタリア戦でも7選手がPKを失敗したが、ここまでおぞましいものではなかった。疑いなく、史上最悪だろう」

 米最大のスポーツチャンネル『ESPN』はサッカーコーナーのトップ記事として扱い、「9人失敗のPK戦を終えて、アンドレス・イニエスタがスーパーカップを掲げる」と銘打った。こちらは「ノーマルタイム(90分間)はスリリングで娯楽性に満ちたゲームだった」と称えつつ、「それもこれも、PK戦の衝撃で吹き飛んだ。忘れられないPK戦として語り継がれるだろう」と綴り、「(PK戦は)ちょっとクレイジーだったね」というイニエスタのコメントも紹介している。

 さらに『Fox Sports Asia』は「アジアをリードするJリーグにとって、9人連続のPK失敗はやや恥ずかしい事態と言えそうだ。それはシーズンの幕開けのゼロックス・スーパーカップで起こってしまった」と報じ、スペイン全国紙『Marca』は「観衆が目を覆いたくなるショー」と揶揄、フランスの専門誌『France Football』は「まさに異例のシュートアウト」と評した。

 イタリアの『Sport Mediaset』にいたっては「信じられないシーンの連続に5万1397人の大観衆がタメ息」と伝え、「横浜は(公式マスコットの)マリノスケがファン投票で1位を獲得したが、チームは勝利を飾れなかった」と追記した。

 そしてベルギーの全国紙『DH』は「いつもクールなベルギー代表(神戸のトーマス・フェルマーレン)も大事な場面でPKを枠外に外した」とピックアップ。「9人が連続して失敗する異様な空気のなか、いったい彼になにが起こっていたのか」と不思議がった。

 日本で起こった今回の珍事がこれだけ世界中のメディアに波及したのは、やはり名手イニエスタの存在が大きかっただろうか。鮮やかなスルーパスで先制点をアシストするなどハイパフォーマンスを連発してフル出場を果たし、最後はキャプテンとしてカップを掲げた。どのメディアもイニエスタの写真を前面に押し出しつつ、PK戦のハイライト動画を添えてレポートしている。

【横浜】「やっぱり届かないスタメン」それでも遠藤渓太が無心で戦い続ける理由 | サッカーダイジェストWeb

 2020年シーズンの幕開けとなるゲームでも、遠藤渓太はベンチスタートだった。

 前年度のJ1王者・横浜F・マリノスと、天皇杯覇者のヴィッセル神戸が相まみえた「FUJI XEROX SUPER CUP」は、90分間を終えて3-3と決着がつかず、PK戦の末、神戸に軍配が上がった。

 激しい打ち合いとなった一戦で、横浜の遠藤は後半のスタートから投入される。4-3-3システムの左ウイング。持ち前の突破力を最初からいかんなく発揮し、左サイドの攻撃を活性化させる。

 ハイライトは、2-3の1点ビハインドで迎えた73分。右サイドの仲川輝人からのサイドチェンジを巧みなトラップで収めると、間髪入れずにシュートを試みる。思い通りのコースには飛ばなかったが、すぐ側にいたエリキが素早く反応して、流し込んだ。

 ラッキーな形だったとはいえ、アシストはアシストだ。ピッチに立てば、相変わらず決定的な仕事に絡んでみせる男である。

 15年ぶり4度目のリーグ制覇を成し遂げた昨季、遠藤は左ウイングのスタメンに定着した時期もあった。しかし、夏の移籍で名古屋からマテウスがレンタル加入すると、このブラジリアンにレギュラーの座を取って代わられた。

 それでも、遠藤は腐らなかった。数は少ないながらも先発に抜擢された試合ではゴールという結果で応えてみせる。次の試合で再び、ベンチスタートに逆戻りしても、気持ちは折れることなく(多少の不満はあったかもしれないが)、前だけを見つめていた。

 いよいよタイトルが現実味を帯びてくるシーズンの最終盤、33節にディフェンディングチャンピオンの川崎を4-1で粉砕した後のコメントが印象的だった。

「残り2試合、この川崎戦と東京戦(最終節)で自分が決めるっていうことを、頭の中に置きながら練習を乗り越えてきたつもりです」

 有限実行。川崎戦でも、優勝を決めたFC東京戦でも、左ウイングの二番手である遠藤は途中出場からゴールを決めている。流れを引き寄せる云々、もしくはターニングポイントとなったワンプレーのような“フワッと”した活躍ではない。目に見える数字で、自らの存在価値を証明してみせたのだ。

 その姿が今年に入っても変わらないのは、すでに述べたとおり。神戸戦でゴールこそ挙げられなかったが、貴重な同点弾をお膳立てする見事な働きを披露してみせた。

 だが、ベンチスタートという立場もまた変わっていない。今オフにマテウスが名古屋にレンタルバックしても、遠藤は左ウイングの序列を覆せずにいる。神戸戦では新戦力のオナイウ阿道がCFで先発し、昨季はこのポジションでレギュラーを張っていたエリキが、左ウイングでスタメン起用された。

 こうした現状を遠藤自身はどう捉えているのか。

「キャンプでのパフォーマンスは悪くなかったと思う。それでも、やっぱり届かないF・マリノスのスタメンなのかなって。そう思わないと、自分の中では納得できない」

 悔しさは当然、ある。「なんでだよ」という苛立ちがないわけではないが、ネガティブな感情は一切ない。

「そういったものを乗り越えて、強くなれると思うから」

 自分の実力を客観視する冷静さもある。「じゃあ、自分がスタメンを取るために、今日の試合で圧倒的なパフォーマンスを示したかと言われれば、そうではないし」と認める。

 それだけに、「もっともっとやるしかない」と気合いを入れる。アンジェ・ポステコグルー監督の存在も大きい。不断の努力を続けられるのは、「そういうところを監督が見ていないかと言ったら、そんなことはないと思うし。そう信じて僕はプレーしているから」と信頼を口にする。

「だから、去年以上の活躍を示して、『こいつを使わないと』っていう風に思わせたい。それが今の自分のモチベーション、ですかね」

 不安がないわけではない。常にゴールやアシストといったアピールにつながる結果を出せる保証はどこにもない。それは本人が一番理解している。与えられたチャンスを活かせなければ、3番手、4番手にランクダウンする可能性はある。「タフな戦い」と表現する遠藤は「でも、それを越えた先に、いろんなものが見えてくるはず」と表情を引き締める。

「ライバルがいないチームで試合に出ても、満足感も幸福感もないと思う。結果を残し続けて、価値を証明できればいい。一つずつ乗り越えていきたい」

 野心、希望、向上心、危機感……様々な感情を原動力に、目の前に続く険しい道を突き進んでいく。その覚悟はできている。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

「変化をもたらせなかった…」ゼロックス杯で先発を飾った新加入FWオナイウ阿道が反省の弁 | サッカーダイジェストWeb

大分からチャンピオンチームに加わったFWオナイウ阿道が、今シーズンの公式戦初戦となる、天皇杯覇者・神戸との「FUJI XEROX SUPER CUP」でいきなり先発出場を果たした。

 一番相手ゴールに近い位置、3トップの中央に配置され、裏へ抜け出す動きや、一度引いてのポストプレーに何度もチャレンジするなど、積極的に攻撃のリズムを生み出そうと努力する姿が見えた。しかし、ボールを思い通りの場所に引き出せず、足もとに来てもタッチが大きくなるなど、うまく収めることができなかった。

「なかなかうまくいかない部分もありましたし、僕のところでもそこまで変化をもたらせなかった。一発でゴール前まで行けるシーンを作れるいう部分を(今後は)見せられたら良いかなと思います」

 途中交代となったハーフタイムまでの45分間では得点に関わることができず、良いアピールができたとは言い難い。それでも、「戦術っていうのはしっかり理解してきている」と攻撃的サッカーを志向するマリノスのスタイルには理解を示している。

 一昨年は山口で22得点、昨シーズン大分では10得点と2年連続で二桁得点を記録。日本代表にも選出され、今季からはJ1王者へ加入し、着実にステップアップを果たしている。実績は十分で、持ち前の身体能力の高さを存分に発揮すれば、横浜でも違いを見せられるはずだ。

「チームのやることプラス、自分の特徴っていうのを出していけばいいと思います。あとはこういう時に自分に出してほしいとか、そういうコミュニケーションも大事になってくる。自分が今後どうやって結果を出していけるかを考えて、ハードワークして頑張りたいと思います」

 新天地での今シーズンは、リーグ戦開幕を前にひと足早くACLが開催される。2017年には、浦和の一員としてACLでアジア王者を経験しており、海外クラブを攻略する難しさも知っている。

「アジアの舞台もリーグ戦もやることは変わらない。ただ、より激しくなったり、一人ひとりの球際を戦うところの激しさっていうのは、初戦の韓国のチーム(全北現代)はとくに厳しく来ると思うので、そこを負けないことが大事になってくるのではないかと思います」

「チャンスを貰えたらゴールを狙いたい」と得点への意欲をむき出しにするオナイウ。ゼロックス杯では結果を残せなかったが、今シーズンはまだまだこれから。豊富なフィニッシュパターンを持つ彼が、今の横浜のスタイルにフィットすることができれば、J1連覇に向けて貴重な戦力となるはず。日本代表ストライカーの今後の働きに注目したい。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【ゼロックスPHOTO】横浜FM 3(2PK3)3 神戸|壮絶な打ち合いに壮絶な外し合い⁉9人連続PK失敗の珍事も神戸が今年2つ目のタイトル獲得‼ | サッカーダイジェストWeb

サッカーキング

ゼロックス杯を制したのは神戸! PK戦の末に横浜FMを下し今季初タイトル | サッカーキング

 8日、FUJI XEROX SUPER CUP2020が開催され、横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が対戦した。

 新シーズンの初戦として行われる同大会は、前シーズンのJリーグ王者と天皇杯王者が激突する一戦。1994年の第1回から数えて27回目となった今年は『埼玉スタジアム2002』で行われた。同会場での開催は、今年で3年連続となる。

 Jリーグ王者・横浜FMのスタメンには昨シーズンの得点王2人FW仲川輝人とFWマルコス・ジュニオールらが、そして天皇杯王者・神戸のスタメンにはMFアンドレス・イニエスタやDFトーマス・フェルマーレンらが名を連ねた。

 先制したのは神戸だった。27分、横浜FM陣内でボールを受けたMFイニエスタがペナルティエリア前までドリブルすると、DF2人に囲まれながらスルーパス。これに反応したFWドウグラスが豪快に左足を振り抜き、ネットを揺らした。今シーズン清水エスパルスから加入したドウグラスは、さっそく新天地での初ゴールを記録した。

 しかし、Jリーグ王者もすぐさま一点を返す。36分、神戸陣内で相手DFのクリアボールにいち早く反応したFW仲川がペナルティエリア中央に抜け出しシュート。飛び出してきたGK飯倉大樹に阻まれるものの、こぼれ球に反応したFWマルコス・ジュニオールがヘディングで無人のゴールに押し込んだ。なお、このシーンでFW仲川とGK飯倉は接触しており、今シーズンからJリーグでも導入されるビデオアシスタントレフェリー(VAR)でのチェックが入ったものの、得点は認められている。

 追いつかれた神戸だが、4分後にまたネットを揺らす。40分、プレスを仕掛けていたFW古橋亨梧が、敵陣中央でGKパク・イルギュとDFチアゴ・マルティンスのパス交換からボールを奪取。左足で無人のゴールに流し込み、勝ち越しに成功した。前半は神戸が1点リードで折り返す。

 迎えた後半、横浜FMが再び同点に追いつく。54分、後半開始から途中出場のFW遠藤渓太からのスローインをペナルティエリア左で受けたFWエリキが中央へ折り返す。これに反応したMF扇原貴宏が左足でダイレクトシュートを放つと、柔らかい弾道でGK飯倉の頭上を越えネットを揺らした。

 それでも69分、またしても神戸がリードを奪う。敵陣ペナルティエリア右に抜け出したMFイニエスタが、ファーサイドを狙いグラウンダーのクロス。これは相手DFにカットされるが、こぼれ球に反応したMF山口蛍がペナルティエリア中央から右足を振り抜きゴールを奪った。

 しかし、Jリーグ王者もまだまだ引けを取らない。73分、FW仲川が敵陣ペナルティエリア左にロングボールを送る。これをFW遠藤が見事なトラップで収め右足で中央へ折り返すと、FWエリキがゴールへ押し込んだ。試合は3-3となる。

 その後は一進一退の攻防を見せるも、両チームとも決定機を活かせず90分が終了。試合は9大会ぶり9度目のPK戦へともつれ込まれた。

 横浜FMの先攻で行われたPK戦は、両チームそれぞれ2人目まで成功。しかし3人目から6人目にかけて、FWエジガル・ジュニオ、FW小川慶治朗、MF水沼宏太、DF西大伍、DF松原健、DF大崎玲央、MF和田拓也、DFフェルマーレンが8人連続で失敗する展開に。そして2-2で迎えた7人目、FW遠藤のシュートがポストに嫌われると、MF山口がボールをゴール右へ沈め神戸のタイトル獲得が決まった。

 両チーム合わせて6ゴールが生まれたこの試合は、大会史上最多得点の試合となった。

ゲキサカ

神戸が打ち合いからのPK戦制す!!横浜FMを下しゼロックス杯初制覇 | ゲキサカ

 2020シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックススーパー杯が8日、埼玉スタジアムで開催され、昨年のJリーグ王者横浜F・マリノスと天皇杯チャンピオンのヴィッセル神戸が激突した。試合は激しい点の取り合いとなり、3-3のまま決着が付かず、PK戦の末、神戸がPK3-2で競り勝ち、初の富士ゼロックススーパー杯制覇を成し遂げた。

 横浜FMは新戦力のFWオナイウ阿道を先発起用。それ以外は昨季の優勝メンバーがスタメンを占め、GK朴一圭、4バックは右からDF松原健、DFチアゴ・マルチンス、DF畠中槙之輔、DFティーラトンと並んだ。中盤はMF喜田拓也とMF扇原貴宏のダブルボランチで、トップ下にMFマルコス・ジュニオール。前線は右にFW仲川輝人、左にFWエリキが入り、オナイウがセンターフォワードを務めた。

 神戸は清水から獲得したFWドウグラスが先発した。その他は昨季と同じメンバーで、GK飯倉大樹、3バックは右からDFダンクレー、DF大崎玲央、DFトーマス・フェルマーレン。中盤の右にDF西大伍、左にDF酒井高徳が入り、MFセルジ・サンペールがアンカーを務めた。MF山口蛍とMFアンドレス・イニエスタがインサイドハーフ。前線ではFW古橋亨梧とドウグラスが2トップを組んだ。

 横浜FMは前半8分、マルコスのスルーパスに反応したオナイウがPA内左から左足を振り抜くが、ゴール右へ。神戸も同19分、カウンターから古橋が中央をドリブルで駆け上がり、ドウグラスにラストパス。しかし、PA内右の角度のない位置から狙ったシュートはGKに正面でキャッチされた。

 神戸は前半21分、高い位置からプレッシャーをかけ、相手PA近くで古橋が喜田に厳しく寄せる。ゴール前にこぼれたボールをドウグラスが拾い、マイナスのパス。フリーのイニエスタが右足で狙ったが、シュートは喜田に当たってCKとなった。

 前半22分、イニエスタの右CKからニアでそらしたボールをファーサイドのドウグラスが押し込むが、オフサイドの判定だった。それでも同27分、神戸は左サイドからドリブルで切れ込んだイニエスタがDF2人の間を通す絶妙なスルーパス。PA内に抜け出したドウグラスがワントラップから左足でゴール右隅に流し込んだ。

 新戦力がさっそく期待に応える先制点。1点を追う展開となった横浜FMだが、前半36分、相手ゴール前にこぼれたボールに仲川が詰め、飯倉と激しく交錯すると、こぼれ球をマルコスが頭で押し込んだ。1-1の同点に追いついたが、前半40分、自陣でのビルドアップで痛恨のミスが起きた。

 PA外まで出てビルドアップに参加していた朴がチアゴに横パス。チアゴは朴にリターンパスを出したが、これを古橋がカットし、そのまま無人のゴールに流し込んだ。相手のミスを逃さず、神戸が2-1と勝ち越して前半を折り返した。

 横浜FMはハーフタイムにオナイウと畠中を下げ、MF遠藤渓太とDF伊藤槙人を投入。遠藤は左サイドに入り、エリキがセンターフォワードに回った。すると後半9分、左サイドのスローインを素早く受けたエリキがPA内左からマイナスのパス。これを扇原が倒れ込みながら左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。

 再び2-2の同点とした横浜FMは一気に勢いづく。後半13分、飯倉の浮き球のパスを仲川がカットし、喜田とのパス交換からスルーパス。PA内右に走り込んだ松原のマイナスのクロスにフリーの喜田が合わせたが、右足のシュートはクロスバーを越えた。同17分には松原のスルーパスに抜け出した仲川が切り返して左足でシュート。しかし、これは至近距離で飯倉のセーブに遭った。

 神戸は後半19分、ドウグラスに代えてFW田中順也を投入。迎えた24分、敵陣で伊藤のパスをカットした山口がゴール前に走り込むイニエスタにつなぐと、イニエスタのグラウンダーのクロスのこぼれ球を山口が右足で蹴り込んだ。みたび勝ち越しに成功した神戸だが、横浜FMも引き下がらない。

 直後の後半28分、仲川からのロングパスを受けた遠藤がPA内左から折り返し、エリキが体ごと押し込んだ。3-3に追いついた横浜FMは同29分に2人を交代。エリキと喜田が下がり、FWエジガル・ジュニオとMF和田拓也が入った。後半37分、和田のスルーパスを受けた仲川のシュートは飯倉がビッグセーブ。同39分にもマルコスのスルーパスに反応した仲川がPA内左に切れ込み、飯倉もかわして左足でシュートを打ったが、カバーに戻った大崎がクリアした。

 神戸は後半40分、古橋とサンペールに代えてFW小川慶治朗とMF安井拓也を投入。横浜FMは同43分、マルコスに代わって10年ぶりの古巣復帰となったMF水沼宏太が入った。オープンな展開で最後まで攻め合ったが、決勝点は生まれず、3-3のまま90分間を終了。延長戦なしのPK戦に突入した。

 PK戦では互いに3人目から6人目まで、まさかの4人連続失敗。2-2の7人目、先攻の横浜FMは遠藤がクロスバーに当ててしまい、5人連続の失敗となった。両チーム合わせて9人連続失敗で迎えた後攻の神戸は山口がゴール右に決め、PK3-2で激闘に終止符を打った。

(取材・文 西山紘平)

ミス絡み2失点も不問、横浜FMポステコグルー監督「それはどうでもよい」 | ゲキサカ

 ミス絡みの2失点が痛かった。横浜F・マリノスは前半21分、GK朴一圭からパスを受けたMF喜田拓也がFW古橋亨梧にプレッシャーをかけられ、ボールをロスト。MFアンドレス・イニエスタのシュートは喜田が体に当て、難を逃れたが、1-1で迎えた前半40分には再びビルドアップのミスから勝ち越しゴールを許した。

 PA外まで出てビルドアップに参加していた朴がDFチアゴ・マルチンスに横パス。チアゴは朴にリターンパスを出したが、これを古橋がカットし、そのまま左足で無人のゴールに流し込んだ。2-2の同点に追いついたあとの後半24分にもDF伊藤槙人のパスがMF山口蛍にカットされ、イニエスタの折り返しのこぼれ球を山口に決められた。

 試合後の記者会見でビルドアップのミスについて問われたアンジェ・ポステコグルー監督は「ただのパスのところを見たと思うが、それはどうでもよくて、一人ひとりのところを見れば、だれもが人生でもサッカーでも必ずミスは起こる」と反論。「個人のミスを見るつもりはない。自分たちのサッカーをやるうえでミスはどうしたって出やすくなる」と、GKも含めたビルドアップからのポゼッションを志向するチーム戦術において、チャレンジのうえでの個人のミスは不問に付した。

「一番の原因は前半、ナーバスになっていたこと」。そう指摘する指揮官は「前半の45分間はまったくもって自分たちのサッカーができなかったが、後半は自分たちのサッカーができて、もう少しで勝利が見えていた部分もあった」と力説。後半のシュート数では11本対3本と神戸を押し込み、4点目を取るチャンスもたびたびあった。「自分たちがコントロールして自分たちのサッカーをやることが大事。チーム全体のことを見ながら次に向かっていきたい」と強調した。

(取材・文 西山紘平)

横浜FMデビューのオナイウ阿道、前半で交代「戦術は少しずつ理解」 | ゲキサカ

 優勝メンバーに加わり、新天地デビューを飾った。横浜F・マリノスは新戦力のFWオナイウ阿道を先発起用。チームの戦術に適応を図っている段階だが、「戦術は少しずつ理解してきていると思う。チームのやることプラス、自分の特徴を出していけたら」と前を向いた。

 センターフォワードを務めたオナイウは前半8分、MFマルコス・ジュニオールのスルーパスに抜け出し、PA内左から左足を振り抜いたが、シュートは惜しくもゴール右へ。前線からの守備でも貢献したが、前半のみで途中交代となった。

「前半はビルドアップだったり、チームとして硬かった部分もあった。個人としてももっとボールに関わりながらプレーできたらいいと思うし、ゴール前でチャンスになるシーンを作り出すプレーができたらよかった」

 後半開始から自身に代わって最前線に入ったFWエリキ、FWエジガル・ジュニオら強力FW陣とのポジション争いが待っているが、「どこのチームにいっても競争はある。他の選手とは違った良さをアピールして、使ってもらえるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

 浦和からレンタル移籍した18年はJ2山口で22得点、19年は大分で10得点を挙げ、昨年はA代表にも初選出された。今季、浦和から完全移籍で加入。「選手同士がコミュニケーションを取り合って、プレー以外でもポジティブな部分がたくさんあるチーム。外から見ていた時よりも中に入ってみて、雰囲気の良さだったり、チームの一体感を大切にする意志を感じられる」と新天地の印象を語った。

(取材・文 佐藤亜希子)

まさに“伝説”!9人連続失敗PKを当事者たちが振り返る「芝が長くて」 | ゲキサカ

 まさに語り継がれるであろうPK戦になった。先攻の横浜F・マリノス、後攻のヴィッセル神戸ともに2人目までを成功させたが、そこから互いに負の連鎖にはまってしまう。

 横浜FMの3人目で蹴ったFWエジガル・ジュニオのシュートから、7人目で蹴ったFW遠藤渓太まで、9人が連続して失敗。GKによるセーブは3人のみで、6人は枠、もしくは枠外に大きく外してしまった。

 神戸は決めれば勝ちという状況を3度迎えた。しかし5人目のDF大崎玲央は大きく枠上左に外す。さらに6人目で蹴ったDFトーマス・フェルマーレンも力が入ったのか、今度は枠左上に大きく外した。

「ただただ下手で外しただけ」と自嘲した大崎だが、「誰も緊張はしていなかったと思うけど、4本目、5本目となってきたら、“その雰囲気”はあったと思います」と不穏な空気が流れていたことを認める。

 一方の横浜FMの選手たちにとっては、元同僚のGK飯倉大樹の存在が少なからず影響していたようだ。“連続5人目”で失敗したDF松原健は「外してから言うのもなんですけど、めちゃめちゃ決める自信があった」と振り返る。

 ただシュートは無情にも大きく枠上に外れていく。「絶対決められるという強い気持ちがあったからこそ、ちょっと力が入っちゃったのかな。芝が長くてボールが浮いている状況だったのかなという気がしなくもない」と首を傾げた。

 昨夏まで同僚だった両GKは、伝説的な状況を楽しんでいた様子。PK戦前には「凄い試合になったね」「お互い頑張ろうね」と健闘を誓い合ったという2人。結果について飯倉は「どこまで外すんだと思っていた」と苦笑いを浮かべる。

 一方の敗者となったGK朴一圭は「初めての経験。でもシンプルに勝ちたかった」と唇を噛む。「最初は逆を取られていたので、少し見るようにしたらしっかりと反応出来た。でも勝ちに繋がらなかったのでまだまだかなと思います」と無念さをにじませた。
 
(取材・文 児玉幸洋)

「え、僕が?」横浜FM扇原がマリノスケの総選挙1位に反応 | ゲキサカ

 横浜F・マリノスのマスコットであるマリノスケが『Jリーグマスコット総選挙2020』で初の1位に輝いたことを受け、似ていると話題だった同クラブのMF扇原貴宏がお祝いのコメントを寄せている。

 Jリーグは8日、埼玉スタジアムで開催された富士ゼロックススーパーカップのハーフタイム中に総選挙の結果を発表。2019年の10位から今年の中間発表で2位に躍進していたマリノスケは、最終結果で堂々の1位に輝き、全52クラブの集合写真のセンターポジションを獲得した。

 このマリノスケの快挙を受け、以前から似ていると評判だった扇原はクラブ公式サイトを通じて「おめでとうございます!え、僕がじゃないですよね?」と冗談まじりに祝福。そして「マリノスケが先陣を切って1位になってくれたので、自分たちもマリノスケに続けるように、色々な大会でタイトルを獲れるようにしたいです。そして僕もマリノスケのように何かで1位になれるように、そしてチームに貢献できるように頑張ります」と刺激を受けた様子だった。

 また、SNS上でマリノスケの応援を行い、1位を後押ししたFW大津祐樹も「おめでとうございます!すごい!この結果はマリノスサポーターのおかげです。僕らは日頃からサポーターに応援してもらっています。だから僕自身もみんなが喜んでもらえたらいいなと思っているし、こういうことはチームにも一体感が生まれるからつぶやいていました」とコメント。続けて「1位になったらタカ(扇原選手)からプレゼントがあるという公約がありますね。楽しみにしていてください!」と告知した。

昨季J1王者の横浜FM、ミスも響き今季初戦を落とす(20枚) | ゲキサカ
昨季J1得点王の横浜FMマルコス、隙を突いて同点弾(4枚) | ゲキサカ
序盤に負傷も貴重な同点ゴール奪った横浜FMエリキ(4枚) | ゲキサカ
「それをやればどんな相手にも勝てる」横浜FM扇原が目指す理想像(8枚) | ゲキサカ
王者の船出…埼スタに詰めかけた横浜FMサポーター(15枚) | ゲキサカ

サカノワ

【スーパー杯】「2列目」山口蛍が1得点!神戸が横浜FMにPK戦の末勝利 | サカノワ

 シーズン開幕を告げるゼロックス・スーパーカップは、天皇杯覇者のヴィッセル神戸が3-3のあとPK戦でJ1リーグ王者の横浜F・マリノスに競り勝ち、この大会初めてのタイトルを手中に収めた。PK戦では3人目以降、9人連続失敗するというまさかの展開になったが、最後は、この試合でゴールを決めていた日本代表MF山口蛍が”決勝PK”も仕留めた。

 神戸がリードを奪うと、横浜FMが追い付く展開に。両チームともに主導権を握る展開のなか、27分、アンドレス・イニエスタがDF二人を引き出してスルーパスを放ち、新加入のドウグラスが決めて神戸が先制する。

 しかし36分、ゴール前の競り合いからのボールを、マルコス・ジュニオールが押し込み同点とする。

 そのあと40分に古橋亨梧、54分に扇原貴宏がそれぞれ決めて2-2に。すると選手交代をするなかで撃ち合いの様相を呈す。

 迎えた69分、イニエスタの右サイドからのクロスがディフレクションを起こし、こぼれたボールを、この日2列目で起用された山口が突き刺して、再び神戸がリードを広げる。

 それでも後半から遠藤渓太を投入した横浜FMは鋭い仕掛けを連発。73分、その遠藤の崩しからエリキが決めて、三度同点に追いつく。

 神戸は山口をアンカーにして、イニエスタが2列目へ。そして横浜FMもケガから復活したエジガル・ジュニオ、古巣に復帰した水沼宏太と投入する。最後までプッシュし合う展開のなか、3-3でPK戦に決着は委ねられ、神戸が1本差でタイトルを手にした。

【横浜FM】両雄好守連発、GK朴一圭が飯倉大樹との対決を語る「あの半年間はとても濃密でした」 | サカノワ

 シーズン開幕を告げるゼロックス・スーパーカップ、横浜F・マリノスのGK朴一圭がPK戦では敗れたものの、昨シーズン途中まで同僚だったヴィッセル神戸のGK飯倉大樹との対決で互いに刺激し合い、技を高め合うような展開のなか、惜しくもPK1本差で敗れた。

「(神戸戦は)前半はどんどん前へパスをつけていくマリノスらしいプレーが少なく、ハーフタイムにポステコグルー監督から指摘を受け、そこからリスクを負ってでも前へ行くマリノスらしいサッカーができて、自信を持ってプレーできました」

 そのように最後方からチームを見守っていた朴は、選手を入れ替えるなか、90分の中で修正できたチームの戦いぶりについてポジティブに受け止めていた。

 そして、前代未聞の9人連続失敗のPK戦。確かにキックミスもあった一方、飯倉が2本、そして朴も1本をビッグセーブを見せている。そこは元チームメイトを相手にした飯倉に一日の長があったと言えたが、朴の意地も光った。

 シーズンインを前にしたこの日の埼スタの芝は、ボールが走るところと、止まってしまうところ。その状況にまだバラつきがあったという。それがPKのキックにも影響したようだ。

 そうしたなか、朴は飯倉との対決を次のように振り返った。

「(昨シーズン)一緒だったのは半年間だけでしたが、その期間がとても濃い時間でした。僕自身はけっこう苦しみ、もがきながら(飯倉)大樹くんに少しでも追いつこうとやっていました。ただ自分のことに精一杯でしたね、大樹さんのプレーが思い出せないぐらい。今日はもう、『互いに頑張りましょう』と話して臨みました」

 PK戦ではキックミスが相次ぐ展開に、「せっかくのキーパーの見せ場が減るね」というような会話もしていたという。PK戦は、本来GKが主役になれる絶好のシチュエーションでもあり、その血が互いに騒いだ。

 結果、試合は引き分けたが、PK戦の末にタイトルを逃した。朴はこの結果を真摯に受け止める。

「個人的な勝ち負けではないとしても、大樹くんは今日たくさんシュートを止めていたので(シュート数は横浜F・マリノス18本対ヴィッセル神戸6本)、僕もチームを助けられるキーパーになりたい。そこを目指して、もう一度、トレーニングからやっていきたいと思います」

 横浜FMは中3日でアウェーでのACL(アジア・チャンピオンズリーグ)グループステージ初戦、アウェーで全北現代と対戦する。朴は「過密日程や長距離移動は一切言い訳にならないし、今日からシーズンが始まる。まだまだ力が足りないということ。反省材料にして、チームとして一つになって向かっていきたい」と気持ちを引き締めていた。

[取材・文:塚越始]

マリノス愛言いすぎ?GK飯倉大樹は批判も承知「神戸では『結果』で示す」 | サカノワ

 ヴィッセル神戸のGK飯倉大樹が、昨季途中までプレーした横浜F・マリノス相手に試合中に加えPK戦でもビッグセーブを連発し、シーズン開幕を告げるゼロックス・スーパーカップの戴冠をもたらした。

 ダンクレー、トーマス・フェルマーレン、大崎玲という神戸の強力3バックの背後を攻略されても、さらに立ち塞がったのが飯倉だった。シュート数は神戸の6本に対し横浜FMが18本、一歩も引かず再三にわたる好セーブでゴールを死守――。PK戦でもよく知る元チームメイトの癖を見抜き、キック2本を止めるとともにミスを誘発させた。

 一方、試合後のヒーローインタビューでも”横浜F・マリノス愛”を連発。神戸よりもマリノスのチーム名のほうが多く登場することに、神戸サポーターからも”どうなの?”という声が出ている――というちょっとした批判は、実は飯倉の耳にも届いていたそうだ。

 飯倉はマリノス愛を隠さぬ理由を明かす。

「どんなことがあっても、F・マリノスは俺のことを育ててくれた、愛着のあるチームだから。ただ、勝負ごとでは、神戸のために頑張る。だからF・マリノスのことは応援していて、それは変わらない。

 もちろん神戸に行ってからも、あまりに『マリノス愛』を語るものだから、神戸サポーターから、そろそろいい加減にしてくれとも言われている。その意味ではこうして『結果』で示して、サポーターに一つ”そこは違うぞ”というのを見せられたのは嬉しい」

 天皇杯、そして今回のスーパーカップと”決勝”の一発勝負は負け知らずだ。古巣との対戦は、複雑な心境だったとも明かす。ただ、今日は絶対に負けられない。それを誰よりも噛み締めて臨んでいたのは、間違いなく飯倉だった。

「僕がプロになってから長いこと、シゲさん(横浜FMの松永成立GKコーチ)にずっと教えてもらってきて、こうして違うチームでシゲさんにプレーを見せられたのは、個人的にはすごく幸せなこと。シゲさんからプレー面に加え、結果にもこだわるように言われてきたから。マリノス相手で複雑な気持ちではあるけれど、それを表現できた。一人のゴールキーパーとして、シゲさんに恩返しできたと思います」

 ちなみに試合後、松永コーチと言葉を交わした際、「とんでもないPK戦だった、という話はしました」ということだ。

「F・マリノスの超攻撃的なサッカーに3-3のスコアで、最後は勝てた。観ているみんなが楽しめたゲームだったと思います。もちろん内容は詰めないといけない。ただ、今日は皆さんが楽しく見ることができたならば、それで良しとしたいです」

 キャプテンのアンドレス・イニエスタも「何より大樹選手が今日は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、褒めたいです」と、飯倉のことをべた褒めしていた。

 ハイプレスを志向する神戸のスタイルの中で、GK離れした機動力と技術を武器とする飯倉がよりフィットしてきていることも印象付けた。神戸も今季はJリーグの上位に、食い込んできそうだ――。

 J1連覇を狙う横浜FMにとって、飯倉はむしろ面倒な天敵になってくるかもしれない。

[取材・文:塚越始]

【横浜FM】CF起用1得点のエリキがあえて苦言「頭を使えば勝てた」 | サカノワ

–左サイドハーフで先発、途中から最前線に入って結果を残す。「チームで闘う、ファミリーで闘うところが欠けていたのでは」

 ゼロックス・スーパーカップで横浜F・マリノスのFWエリキが、4-2-3-1の左サイドハーフ(4-3-3の左ウイング)で先発し、途中からはセンターフォワードに入って1ゴールを決めた。昨季途中加入から12試合・8ゴールを決めたブラジル人アタッカーは、2020シーズン、一段と前線に欠かせぬ存在になりそうだというパフォーマンスを見せつけた。

 エリキは試合開始早々、足を痛めるアクシデントに見舞われた。本人によると「強い打撲」だったもののプレーを続行。少なからずその後のパフォーマンスにも影響したという。

 そうしたなか、後半開始の遠藤渓太投入後はCFに入る。すると73分、その遠藤の技ありの突破&パスから3-3に追い付く起死回生のゴールを決めてみせた。そこでお役御免となり、エジガル・ジュニオと交代している。

 エリキは試合後、「前半は私たちのサッカーがまったくできず、リズムを掴めませんでした。個人的にも早々に打撲で足を痛めてしまいました。1点を決められて嬉しかったですが、今日の試合に関しては、もう少し頭を使えば、勝てたのではないかと思います」と、やや厳しい表情で振り返った。

 頭を使えば――。そのことについて、エリキは具体的に次のように説明した。

「もっともっと周りを見ること。昨シーズンの川崎フロンターレ戦を思い出してほしいのですが、僕がフリーだった場面。(遠藤)渓太はより高い確率でゴールが決まる僕にパスを出してくれました。今日も渓太は僕を見てパスを出してくれました」

 そのように事実上J1優勝を決定的にした11月30日の33節、4-1で勝利を収めた川崎との大一番のゴールシーンを例に挙げた。

「ただ、渓太ではない他の選手ではありますが、何回かそういった流れの中でのシーンがあったものの、パスを出さなかった時がありました。サッカーはチームスポーツ。そういった姿勢はどうなのか。一致団結してこそ、初めて良いものができ上がると思っています。昨シーズンはそれができていました。チームで闘う、ファミリーで闘うところが欠けていたと感じました。もうちょっと、それを思い出しながら、前を向いて、みんなで良いものを作っていきたいです」

 そのように25歳のエリキは苦言を呈し、あくまでもそれぞれがチーム力を高めることにフォーカスすべきだと強調した。

 横浜FMは2月12日にアウェーでのACL(アジア・チャンピオンズリーグ)グループステージ初戦、韓国Kリーグの全北現代と対戦する。エリキは「(ケガの状態について)強い打撲でちょっと痛いですけれど、ここから試合が続くので、体を休めて回復に努めて、また次の試合に臨みたいと思います」と抱負を語っていた。

フットボールチャンネル

ヴィッセル神戸がマリノスを下して今季初タイトル!3-3からPK戦の大激戦制す【FUJI XEROX SUPER CUP】 | フットボールチャンネル

 FUJI XEROX SUPER CUP2020の横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸戦が8日に行われ、90分間を3-3の同点で終了。PK戦を3-2で制した神戸が優勝を飾った。

 新シーズンの開幕を告げる初の公式戦が埼玉スタジアム2002で開催。昨季15年ぶりのJ1制覇を成し遂げた横浜FMと、天皇杯優勝でクラブ史上初タイトルを獲得した神戸が激突した。

 横浜FMは昨季J1でダブル得点王に輝いた仲川輝人とマルコス・ジュニオールのほか、新加入のFWオナイウ阿道らが先発。神戸もMFアンドレス・イニエスタらとともに新加入のFWドウグラスがスタメン入りを果たした。

 前半21分にはドウグラスの落としたボールからイニエスタが決定的なシュートを放ったが、ゴール前で横浜FM守備陣がブロック。このプレーで獲得したCKからドウグラスのヘディングがネットを揺らしたがオフサイドでノーゴールと判定された。

 だが27分には神戸に先制点が生まれる。左サイドからエリア手前に持ち込んだイニエスタがボールを軽く浮かせてDF2人の間を通す絶妙なスルーパスを通し、これを受けたドウグラスが右ポストギリギリへの左足シュートを叩き込んで移籍後初得点を挙げた。

 横浜FMも強力攻撃陣が昨季に続いての怖さを発揮し、36分には同点に追いつく。ゴール前にこぼれたボールに仲川が飛び込み、GK飯倉大樹と交錯して浮き上がったボールにM・ジュニオールがダイビングヘッドで飛び込んだ。

 しかしそのわずか4分後には再び神戸が勝ち越し。横浜FMのGK朴一圭がDFチアゴ・マルチンスにボールを渡したあと、マルチンスは朴へのリターンを試みたがFW古橋亨梧がインターセプト。無人のゴールへのシュートを流し込み、神戸が2-1のリードで前半を折り返した。

 後半開始直後にもドウグラスが決定機を迎えた神戸だが、その後は横浜FMが反撃。54分には左サイドのFWエリキからの折り返しにMF扇原貴宏が合わせ、GKの頭上を抜くシュートで2-2の同点とする。

 69分にはエリア右に侵入したイニエスタのクロスがDFに止められたこぼれ球をMF山口蛍が蹴り込んで神戸が3回目のリードを奪う。だがその4分後、横浜FMもFW遠藤渓太の折り返したボールをエリキが押し込み、またも試合を振り出しに戻してしまった。

 その後も両チームに決定的なチャンスが相次いだが3-3のスコアでタイムアップ。延長戦無しで行われたPK戦も波乱の展開となり、両チームの3人目から6人目までが全て失敗してしまう。先行横浜FMの7人目も失敗したあと、最後は山口蛍がついにゴールネットを揺らし、3-2で神戸に軍配が上がった。

ゼロックス杯過去最多の計6得点。史上3位の観客が見守る熱戦に【FUJI XEROX SUPER CUP】 | フットボールチャンネル

 FUJI XEROX SUPER CUP2020の横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸戦が8日に行われ、3-3の同点で90分間を終了。PK戦を3-2で制した神戸が今季の初タイトルを獲得した。

 シーズン開幕を告げる恒例の一戦は稀に見る激戦となった。神戸が3回のリードを奪ったが、横浜FMもそのたびに同点に追いつく展開。両チーム一歩も譲らずゴールを奪い合った。

 今回で27回目の開催となるFUJI XEROX SUPER CUPだが、両チーム合わせて計6得点は大会史上最多の数字。過去には「3-2」のスコアで計5得点の試合が3回あったが、6ゴールが生まれたことはなかった。

 レギュレーションにより延長戦無しで行われたPK戦も驚きの連続となった。両チーム2人目までがシュートを決めたあと、なんと9人連続で失敗という異常事態。GKの好守や枠外シュートの連続でスコアが動かず、後攻7人目でようやく決着した。

 この歴史的一戦を見守った観客数は5万1397人。今回と同じ埼玉スタジアムで地元浦和レッズが戦った昨年にはわずかに及ばなかったが、1995年大会と昨年に次ぐ大会史上3番目に多い観客動員数となった。

 初優勝の神戸がこの大会12番目の優勝チームとなる一方で、横浜FMは悲願の初優勝をまたも逃した。これでFUJI XEROX SUPER CUPには5回出場して全て敗戦。2回以上出場して優勝経験がない唯一のクラブとなっている。

スポルト

横浜FM遠藤 “ジョーカー”からの脱却に意欲「価値を証明したい」 | リーガエスパニョーラを現地から!スペインサッカー専門サイトSPORT.es/スポルト

ゼロックス・スーパーカップは天皇杯王者のヴィッセル神戸がPK戦の末に、昨季J1覇者の横浜F・マリノスを下し、優勝を果たした(3-3/PK3-2)。

2020年の日本サッカー開幕を告げる一戦に、後半開始から出場した横浜F・マリノスのU-23日本代表FW遠藤渓太は、チームの3点目となるFWエリキのゴールをアシストするなど、劣勢だった試合の流れを変える働きを見せた。

しかし、試合後のミックスゾーンでメディアに応じた本人は、“ジョーカー”としてではなく、先発出場に強いこだわりを覗かせている。

「キャンプは(U-23アジア選手権に参加していた為)二次キャンプから参加したが、自分のパフォーマンスは悪くなかった。結果を残していたが、それでもマリノスのスタメンには届かないのかなと思った」とベンチからのスタートに正直な気持ちを述べた。

昨シーズンから続く切り札としての立場の脱却にはプレーで示すしかないと遠藤は続ける。
「悔しさや『何でだよ』と思う気持ちは、去年から引き続きあるが、そういったものを乗り越えて自分自身強くなれると思う。(今日も)自分がスタメンに躍り出るほどの圧倒的なパフォーマンスを示したかと思うと、そうではないと思う。もっともっとやるしかない」と言い聞かせた。

今シーズン遠藤は、昨季MVPの仲川輝人やリーグベストイレブンのマルコス・ジュニオール、昨季途中から加入し瞬く間にフィットしたFWエリキや、怪我から復帰したFWエジガル・ジュニオに加え、新加入のオナイウ阿道や水沼宏太、仙頭啓矢といった屈指のタレントとレギュラーを争うことになる。

それでも遠藤は「(パステコグルー)監督は見てくれているし、そう信じてプレーしている。簡単ではないが、去年以上の結果を残し続けて、価値を証明したい」と自身を奮い立たせてレギュラー獲得に挑む所存だ。

チームで活躍し続けることで、その先の東京オリンピック出場に繋がるはずである。

横浜FM喜田「自分達のサッカーへの解釈にズレがあった」 | リーガエスパニョーラを現地から!スペインサッカー専門サイトSPORT.es/スポルト

ゼロックス・スーパーカップ2020はヴィッセル神戸がPK戦の末に横浜F・マリノスを下し、初優勝を飾った。
昨季15年ぶりのJ1リーグ優勝を果たし、シャーレを掲げた横浜FMのキャプテン、喜田拓也がこの敗戦を冷静に振り返っている。

この試合でもキャプテンマークを巻き、74分までプレーした喜田は、中盤で精力的に働き、58分のシーンでは右サイドを崩したDF松原健のクロスに合わせるなど存在感を示した。

試合後、ミックスゾーンでメディアに応じた喜田は、アンジェ・ポステコグルー監督が会見で述べた「ナーバスになっていた」という主張に同意した。
「思い通りにはいかなかった。要因はいくつかあるし、自分達も分かっている。そういった側面もあるし、他にも要因はあった」

喜田は神戸が前からボールを奪いに来ていたとは感じなかったという。追いかける展開になったのは自分達が難しい展開にしてしまったと分析している。
「特別プレッシャーがきつかったとは思わないし、ああいうのを掻い潜ってやって来た自信もある。自分達の問題。そこは皆で共有してまたやっていきたい」

最前線に新加入のオナイウ阿道を配置したことが前半停滞した原因ではないと、喜田はハッキリと否定した。
「それはないですね。そこに関しては問題なかった。キャンプでも準備してきたし、そこは何の言い訳にもならない。その原因はない」

最終ラインやビルドアップでミスが多かったのではないか、との指摘に喜田は、「ミスもあったが、メンタル的なところ。自分達のサッカーへの解釈的なところが少しズレていた。わかってはいたが出せなかったということ。その要因が何なのかチームを見ながら、みんなで解決していきたい」と語った。

横浜の攻撃を牽引する仲川「外していることが1番の課題」 | リーガエスパニョーラを現地から!スペインサッカー専門サイトSPORT.es/スポルト

8日(土)に埼玉スタジアム2002で開催されたゼロックス・スーパーカップは天皇杯王者のヴィッセル神戸が昨季J1リーグ王者の横浜F・マリノスをPK戦で下し、初優勝を果たした(3-3/PK3-2)。

横浜・F・マリノスの攻撃をけん引する仲川は今日の試合には満足しているようだ。優勝は逃したが、試合内容には自信を覗かせた。
ただ、自身の得点で試合を決めることができたらよかったとも語り、今後の試合ではそうしたいと今季の意気込みも語った。

■試合の感想
「両チームとも良いゲームをしたんじゃないですか」

■個人としては
「まあまだまだ。これからだなと思っている」

■後半はボールを受け勝負できていたが、前半は上手くいってないように見えたが
「前半は前に前にという気持ちが出ていなかった。神戸のプレッシャーも前半からあったので、前にっていうシーンが、自分たちのサッカーのリズムが作れなかったなと」

「前半はチーム全体的に距離感が良くなかった。後半はチームの運動量というとこで、何回かチャンスは作れている。前半からできればいいけど相手も相手なので…考えながら。うまく味方を使えたり判断の質を上げていかないといけない」

「自分自身もゴールは決めないといけない。自分が決めればいいだけ」と話した。

前年度のMVPのプレッシャーはないようだ。マリノスを牽引するFWは、むしろ自分自身にプレッシャーかけていると話す。
「今日も外していることが1番の課題だし、もっと貪欲にならないと、得点王にもなれない。チャンスのシーンを確実に決められるように質を高めて行く」

「身体のコンディションも100%とはいえない。今日は90分試合を戦えたので次はいい形でできると思う」
「結果が全て」と話した仲川は結果を受け止めつつ、シーズン開幕に向け強気の姿勢を見せた。

Football ZONE WEB

Jリーグ「VAR時代」の幕開け ゼロックス杯で見た横浜FMサポーターの”適応” | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

–横浜FMが1-1と追いついた場面でVAR介入 ゴール確定後の“爆発”が印象に残る

 Jリーグのシーズン開幕を告げる富士ゼロックス・スーパーカップが8日、埼玉スタジアムで行われ、昨季のJ1優勝チームである横浜F・マリノスと天皇杯優勝チームのヴィッセル神戸が対戦。派手な打ち合いは3-3でPK戦にもつれ込み、これを制した神戸がタイトルを手にした。

 この試合ではJ1リーグ戦で今季から導入されるVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が運用され、実際にゴール後には場内のモニターにVARチェック中と明示されるなど、明確な変化があった。これまでもカップ戦等で限定的に運用されてきたものの、ついに本格導入となることを強く印象付けている。

 欧州リーグや国際大会ではすでに馴染みのあるものとなりつつあるVAR。テクノロジー導入によるメリットは言うまでもないが、一方で選手や監督らスタッフ、さらには観客にとっても、VARへの“適応”は必要だろう。一度はネットを揺らしても、VARの進言によってチェックが入り、ノーゴールとなる可能性はどのチームにもあるからだ。これまでは一度下った判定が覆ることは基本的になかったが、自分たちに不利な形の変更となっても受け入れるとともに、 次のプレーに向けて切り替えていくことが求められる。

 ゼロックス杯に話を戻すと、VARに適応するという点で印象に残ったのは、横浜FMのサポーターだ。

 横浜FMが前半27分に先制点を奪われ、0-1で迎えた同36分。日本代表FW仲川輝人のシュートがGK飯倉大樹に当たり、こぼれたボールをFWマルコス・ジュニオールが押し込んで同点弾をゲットした。主審も副審もノーゴールを示すようなジェスチャーはしていないが、仲川と飯倉が正面衝突して倒れ込んでいたこともあってか、主審はVARと交信。やや長めのチェックが入り、最終的にゴールは認められた。

 この時の横浜FMサポーターは、一度はゴールを喜びつつも、VARによるチェックの間はその行方を注視。ゴールが認められると大歓声で改めてゴールを祝福し、プレー再開とともにこの日一番の大ボリュームでチャントを響かせ、反撃に出るチームを鼓舞した。

–VAR時代のお手本のように…

 喉から手が出るほど欲しい同点弾でも、確定する前に全力で祝福して“ぬか喜び”とするのではなく、今まで最も熱狂していた瞬間のパワーを溜め込み、“お墨付き”を得てから放出する。最終的にゴールが認められたからこそではあるが、VAR時代のお手本のようにも映った。

 JリーグでのVAR本格導入は今季からとはいえ、国際大会や欧州サッカーに親しむ層であれば、決して見慣れない技術というわけではない。実際に運用していくにあたっては様々な課題が出ることも予想されるVAR。周囲の反応も含め、Jリーグではどのような歩みを見せるのか。注目していきたい。

Number Web

神戸と横浜、ゼロックスの激闘。これはJリーグ新時代の幕開けか。 – Jリーグ – Number Web – ナンバー

text by 寺野典子

 3-3という打ち合いとなった2020フジゼロックススーパーカップは、9人連続で外すという珍しいPK戦を経て、最後にヴィッセル神戸の山口蛍が決め、天皇杯優勝の神戸が、リーグ王者の横浜F・マリノスをくだした。

 昨季のリーグ戦では、4-1、2-0と横浜が勝利している。圧勝といってもおかしくない結果だったが、2月8日の新シーズン幕開けの一戦では、スコア通り互角の内容だった。

 元日の天皇杯決勝で鹿島アントラーズを下し、クラブ初のタイトルを手にした神戸。シーズンオフの期間や準備期間は短かったが、この日はキックオフ直後から天皇杯優勝の勢いを感じさせた。

 横浜の攻撃を凌ぎながら、冷静かつ厳しいプレッシングでボールを奪うと、シンプルにパスを繋ぎ、高く位置する横浜のDFラインを押し戻すように攻めた。1本の長いパスで裏のスペースを突いたり、短いパスを繋ぎ崩したりとテンポの良さを見せつける。

–高徳が語る神戸の遂行能力。
「マリノスはハイプレスを仕掛け、DFラインが高い。そのうえ攻守の切り替えも速い完成されたチームだというのはわかっている。事前に対策を練ったとしても、簡単というわけにはいかないだろうし、難しいこともわかっていた。

 ただ、僕たちには自分たちのプランを遂行する能力があると思っていました。守備のプレッシングの仕方やボールを取りにいく感じとか、上手くやれていた。そうすればあの高いDFラインの裏をつくのは当然のこと。

 もしかしたら、他のチームはそこに苦労するのかもしれないけど、神戸にはアンドレス(・イニエスタ)やセルジ(・サンペール)など、パスを出せる選手がいるし、裏へ抜けるのが得意な選手もいる。それがうまくフィットして、よい連係を生み出していたと思います。キャンプでやったイメージの共有やプレッシングの迫力や方法というのができていた」

 昨年8月に加入した酒井高徳は、淡々と試合を振り返る。

–仲川のタイプを分析し、対応。
 試合は、27分にイニエスタのパスを清水エスパルスから移籍加入したドウグラスが合わせて先制。しかし、36分にはマルコス・ジュニオールのゴールで同点に。それでも40分にはGKとDFのパス交換に圧力をかけた古橋亨梧がボールを奪い、そのままゴールへ流し込んだ。1-2と神戸リードでハーフタイムに入る。

「コンディションは良かったのに、前半は落ち着きがなく、自分たちのサッカーができなかった。パスを出すときの自信をはじめ、ナーバスになり、連動性が乏しかった」

 横浜のアンジェ・ポステコグルー監督は試合後、前半の動きを反省していた。新加入のFWオナイウ阿道との連係不足もあったかもしれないが、昨季得点王とMVPに輝いた仲川輝人に輝きは見られなかったのには、神戸の攻撃の形も影響していた。

 神戸はドウグラスと古橋の2トップだが、古橋が左ウィングのように開き、その後ろでプレーする酒井と中央のイニエスタの3人で左から攻撃するシーンが多い。その結果、マッチアップする仲川の威力を抑えていたとも考えられる。酒井は仲川への対応について次のように話している。

「ドリブルが得意なのはわかっていたし、中へ入ってもうまくプレーできる選手。でも、マリノスの試合を見ていて感じたのは、どちらかと言えば、外に張るのが好きなんじゃないかと考えていました。だから僕はむしろパスを出させるくらいの立ち位置をとった。

 右サイドバックの松原(健)選手のところにプレッシャーをかけられていたので、ボールが出てくるコースを把握しながら、寄せることができた。(仲川に)ボールが入ったときに、しっかりと対応すればよかった」

 松原を封じることが、対仲川だけでなく対横浜への対策にもなったようだ。

–引いては思うツボ、前で守る。
 酒井が続ける。

「オーバーラップした松原選手が中へ入ってきても、自分も以前似たような戦術をやったことがあるので、どこにポジションをとれば嫌なのかもわかっていた。だから、ある程度狙ってボールを奪うことができた。

 松原選手にボールを入れられたときに、前へ出ずにディレイ(相手のプレーを遅らせる)という選択してしまうのは、マリノスの思うツボ。そこは勇気を持って前へ出てボールを獲りにいけた。それでマリノスはてこずったのかなと思います」

–飯倉「タイトルを獲って変わったこと」
 横浜は後半開始早々にオナイウを下げて遠藤渓太を投入して昨季の形に変えたことで息を吹き返し、54分に扇原貴宏のゴールで再度同点に追いつく。

 しかし、69分イニエスタのクロスをクリアしたボールを山口が決めて、再び神戸がリード。しかし、神戸の選手たちの疲労の色が濃くなってくる。73分にエリキの得点で3-3になると横浜の猛攻撃が始まるが、GKの飯倉大樹を中心に守備陣がゴールを死守して、後半終了の笛が鳴った。

 アカデミーから所属していた古巣相手のPK戦で3本もセーブして、神戸に勝利を引き寄せた飯倉はこう語る。

「3失点もしているし、今日がよかったとは言えない。神戸が強くなったわけじゃないし、ただゴールが決まらなかっただけ。マリノス、リーグチャンピオンとの差はあると思う。だけど、失点したあとの空気、テンションが下がらなくなった。そして、ここで踏ん張れば、大きなものを得られる。それを頭で理解するのではなく、細胞レベルで感じられるようになった。それが天皇杯で優勝した、タイトルを獲って変わったこと」

–シーズン初戦とは思えぬハイペース。
 ハイプレス、攻守の速い切り替え、シンプルかつ迫力ある攻撃サッカーが丁々発止の試合を生み出し、観客を魅了した。

 シーズン最初の公式戦ということもあって、例年のフジゼロックススーパーカップはチームの完成度がまだ高まっていないことも多い。しかし今年は、両チームともに大きなスタイルの変更もなく、数日後にACL初戦を控えていることもあってか、非常に楽しいものとなった。PK戦でのありえない展開もまた一興だろう。

 ディフェンディングチャンピオンとしてシーズンを迎えた横浜は、他チームから対策を練られるに違いない。この日神戸が示したのはそのひとつの策でもあるように思う。しかし、ポステコグルー監督はきっぱりと言った。

「どこが相手でも自分たちのサッカーができるかどうかだ。自分たちがコントロールして、自分たちのサッカーをやることを考える。失点は小さなミスから生まれる。確かに前半はミスも多かったが、サッカーでも人生にもミスはおきる。そこからどうすべきかを学ぶだけだ。自分たちのサッカーをしていれば、ミスは出がちだ。エラーは起きるが勇敢な気持ちでプレーするべきだ」

 そして、扇原もいう。

「ボールを持っている場面が多いから、当然ミスは起きる。そこは気にせずに、ポジショニングなどの問題を修正していきたい」

 どんな対策を講じられても、自身のサッカーを貫き、さらに精度を上げていくことが、横浜のスタンスなのだと感じた。

–ACL出場組の顔ぶれも大きく変わった。
 そして、1カ月あまりでふたつのタイトルを手にした神戸の現状を酒井が語った。

「タイトルを獲りたいという欲がチームから感じられる。試合前に監督も言っていたけど、準優勝か優勝では全く違う。選手も貪欲になっているというのを感じる。タイトルを獲ることにどういう厳しさがあるのかっていうのを学ぶためにすごくチームがよくなっている」

 リーグ王者横浜と天皇杯優勝神戸というカードには新鮮味が感じられた。今季のACLは、この2チームとFC東京が出場する。鹿島アントラーズや川崎フロンターレ、浦和レッズ、サンフレッチェ広島といったここ数年リーグ上位を争うクラブは出場しない。それはJリーグの新時代の幕開けを意味することになるのか?

 ACL出場は多少なりともリーグ戦に影響を及ぼすだろう。昨季トップ10のなかで、監督交代したのはチーム一新を掲げる鹿島だけだ。継続が結果に繋がる可能性を秘めたクラブは多い。

 東京五輪開催という歴史的な2020年のJリーグの行方は、9人連続PKを外すというような珍しい展開になるかもしれない。

サッカーマガジンWEB

【横浜FM】警鐘を鳴らす朴一圭「大丈夫か? と思わせたのが悔しい」 – サッカーマガジンWEB

–勝つことにこだわらないと

 90分を終えてのスコアは3-3。常にリードを許す苦しい展開の中で追いつき、PK戦に持ち込んだが、横浜FMはタイトルを手にすることができなかった。とりわけ前半の戦いぶりは、J1王者らしさが見られず、ミスも頻発。課題が噴出した。

「失敗から学びましょう、というのはよくないと思っています。本当は今日からシーズンが始まったわけで、ここからトップギアを入れてやっていかないといけなかった。それがうまくできなかった。すごく残念です。ここからリーグ戦が始まるし、そしてACLが始まる。そこに切り替えてやっていくしかない。まだまだ力が足りない。チームとしての経験も足りない」

 口をつくのは、反省と悔しさだ。チアゴ・マルチンスとのパス交換の際にボールを奪われたシーンについても、最初にボールを預けた自身を責める。「昨年だったら、ああいうことはなかったし、甘さがあった」と振り返った。

 そして、拙攻が続いた前半と積極的になった後半の違いについても言及した。

「やっぱりみんなが強い気持ちを持って積極的にゴールを奪うという意思表示が前半と後半で違った。本気でゴールを奪うというところが後半の方が強かったと思う。前半はメンタル的な部分で受け身になってしまって、後半は負けていることもあってリスクを負ってでもゴールを取りに行った。その姿勢の差が前半と後半で出たのかなと思います。
(ハーフタイムに)選手同士で話したのもありますし、監督からも『すごく残念だ』という話をされて。今まで積み上げてきたものが全くできていないと。確かに自分たちも、『何をやっているんだ』という話をしました。監督は特に怒っているということではなくて、本当に淡々と『うちは何をしなければいけないのか』について伝えたというか。それが選手個人個人に、胸を打つものがあったと思います。それを各々で確認して、後半の良い45分になった。でも、それではダメなわけで」

 前半から自分たちががやるべきことを実践するのが、本来のマリノス姿だ。優勝のかかった昨季のJ1最終節、FC東京戦。重圧をものともせず、普段通りにプレーする仲間の姿を最後尾から確認し、試合開始早々に優勝を確信したと朴一圭は話していた。そんなチームとこの日のチームはまるで違った。驕りか、慢心か。自戒を込めて、朴は言う。

「(神戸戦では)上積みがなかったし、逆に戻ってしまったというか。僕は2年前を知らないですけど、2年前もこういう失点が多かったと思うんですよ。パスミスでボールを取られて…それがすごく残念。去年はこういう失点が少なかった。自分は、積み上げてきたものを崩してしまったような感じがしています。せっかくキャンプでいい状況を作ってきたのに、試合で出さなければいけないところで、みんなが出し切れずにもったない試合をしてしまった。ただただ消化試合をしたような。せっかくみなさんに良いサッカーを見せるチャンスだったのに、自分たちから悪いサッカーをしてしまった。
 たぶん、全国のファンの方、サッカーを見ている方は思ったと思います。『今年のマリノス、大丈夫なのか?』と。そう思われたかもしれないのは、すごく残念です。ACLもありますし、ここまで急ピッチで作ってはきましたけど、まだまだここから。シーズンは続くので、勝つことにこだわって、結果にこだわってやっていなないといけない。そう、改めて思いました」

 このまま、悪い流れを引きずってズルズルいってしまうことは避けなければならない。だから言葉を選びつつ、朴は警鐘を鳴らしたのだろう。PK戦で勝利を引き寄せられず、自身の力不足を痛感しつつも、あえて。

 神戸戦の試合後、朴と同様に反省を口にし、危機感を募らせていたマリノスの選手は多い。朴の言う通り「失敗から学ぶ」を繰り返し言い訳にするのは良くないが、課題をチームとして共有し、次に生かせば、それは貴重な経験になる。

 ACLは明日12日に全北現代との初戦を迎え、J1リーグは12日後の2月23日にガンバ大阪との開幕戦を戦う。

取材◎佐藤 景

 
 

こけまりログ

2020/02/07 【スタジアム観戦情報まとめ】2020/2/8(土)13:35KO FUJI XEROX SUPER CUP 2020 横浜F・マリノスvs.ヴィッセル神戸@埼玉スタジアム2002
 
 

 
 

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