(´-`).o0(2019/12/13(金)止めて!マリサポの(お財布の)ライフは0よ!)
アンカー(目次)
1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
3.Twitter / Instagram
4.Webニュースログ
横浜F・マリノス オフィシャルサイト
2019Jリーグアウォーズ受賞記念グッズ発売のお知らせ | ニュース一覧 | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(タオマフは無し(定点 )
栗原勇蔵選手引退記念グッズ発売のお知らせ | ニュース一覧 | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(タオマフは無し(定点 )
今日の練見(れんみ)
(´-`).o0(トップチームは、2020/1/10までオフ)
Twitter / Instagram
/
横浜FM #扇原貴宏 が選出&解説💬
「マリノスらしい理想的なゴール」
\14日~配信の「J1クラブオールゴールズ」の中から"あのゴール"を解説!
📺「J1クラブオールゴールズ」
📆12/14(土)~31日(火) ※1日1クラブ#DAZN で配信#DAZNフットボール#コトシハJガハンパナカッタ@prompt_fmarinos pic.twitter.com/9JitMdMHT3— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) December 13, 2019
Webニュースログ
2019/12/13 JリーグMVPの仲川輝人、日本代表デビューへ準備万端「いい形で次の試合を迎えられる」【E-1サッカー選手権】 | フットボールチャンネル
日本代表は12日、EAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の香港代表戦に向けた練習を行った。
J1リーグ最終節から中2日で迎えた10日の中国代表戦では出番のなかったFW仲川輝人だが、「自分も出たい気持ちもありましたけど、コンディションの調整という意味ではいい形で次の試合を迎えられるんじゃないか」と14日の香港代表に照準を合わせて準備を整えている。
今季はJ1リーグ戦で15得点を挙げて横浜F・マリノスの優勝に大きく貢献し、Jリーグの年間MVPと得点王を受賞した。名実ともに国内では最高の選手として迎える大会で爪痕を残し、ずっと「入りたい」と公言してきた日本代表定着へのきっかけを掴みたいところだ。
そのためにも香港代表戦でチャンスを得て、アピールすることが不可欠。森保一監督が3バックを採用した場合、仲川は3-4-2-1の2シャドーで起用されると見られ「(中国戦は)自分が入るであろうポジションの選手のことはどういった動きをしてるのかとか、監督からの要求とかもベンチですぐ聞こえたので、そこを意識しながら試合は見ていました」と活躍のイメージを膨らませている。
「しっかり間、間で、DFとボランチの間とかシャドーで一番いいポジション、相手からすると誰がつくのか中途半端なポジションをうまく取りながら、攻撃に絡んでいければいいかなと思う」
マリノスで高く評価された独力で打開する能力と、味方を生かすプレーの両立は日本代表でも可能なはず。そのためにも重要なのは、日頃から意識しているポジショニングだ。念願叶って手にしたチャンスで、右足でも左足でもゴールを奪え、圧倒的な突破力を備える27歳の大爆発に期待が高まる。
(取材:元川悦子【釜山】、文・構成:編集部)
2019/12/13 畠中槙之輔、韓国代表の元チームメイトを警戒「危ない選手」。今季は母国で完全復活【E-1サッカー選手権】 | フットボールチャンネル
日本代表は12日、EAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の香港代表戦に向けた練習を行った。
中国代表に2-1で勝利した初戦から2日経ったが、DF畠中槙之輔はまだ疲労を感じているという。だが、「こういう大会にはつきものなんで、そんなに深くは考えてはない」と14日に迫った次の試合に向けて頭も体も切り替えている。やはり短期決戦の中で疲労は言い訳にならず、打ち克っていかなければならないものだ。
香港代表は11日に韓国代表と対戦して0-2で敗れた。日本代表としてはどうしても18日の日韓戦を意識してしまうのか、畠中には韓国代表で気になった選手たちがいた。北海道コンサドーレ札幌のGKク・ソンユンやFC東京に所属するFWナ・サンホといったJリーグで対戦経験のある面々は注目したようだ。
そして何よりも、横浜F・マリノスで昨季チームメイトだったMFユン・イルロクのことを「一緒にちょっとやっていたので見ていました」で語る。そのうえで「危ない選手ですね」と警戒する。
昨季、FCソウルからマリノスに加入したユン・イルロクは序盤戦こそ主力としてプレーしていたものの、徐々に出番を失って後半戦はほとんど出場機会を得られなかった。だが、今季は済州ユナイテッドに期限付き移籍して母国のKリーグで完全復活。リーグ戦30試合に出場して10ゴール3アシストと目覚ましい活躍を見せた。
畠中は経験豊富な選手が揃う韓国代表の武器をサイド攻撃と認識し、「クロスとかも多くなるだろうし、そこはこの間の反省を含めてしっかりやらないといけない」と気を引き締める。中国戦の最終盤、自身がマークにつききれず「完全に僕」と責任を感じたクロスからの失点が、彼の脳裏に焼きついているに違いない。
まずは14日の香港代表戦で「3バックなのか4バックなのかでスライドの仕方とか、誰がボールに行くかとかは変わってくるんですけど、しっかりまずはボールに行く人を決めて、周りがついてスライドしてっていうのが大事」と考える守備の改善を見せて確実に勝ち点3を確保できるか。
その後に控える宿命のライバル、韓国代表との大一番へ万全の状態で臨みたいところだ。
(取材:元川悦子【釜山】、文・構成:編集部)
2019/12/11 “左ウイングバック”遠藤渓太、デビュー戦で躍動も反省点指摘 「もっとチャレンジできた」 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
–森島司とのコンビネーションには「やりやすかった」と手応えを示す
森保一監督率いる日本代表は10日、韓国・釜山で開催されているE-1選手権の初戦で中国と対戦し、2-1の勝利を収めた。左ウイングバックとして先発フル出場したMF遠藤渓太(横浜F・マリノス)は「もっとチャレンジできた」と振り返り、よりアグレッシブなプレーを自らに課している。
日本は今大会に国内組のみのメンバーで臨み、23人中14人が22歳以下の東京五輪世代の選手とフレッシュな顔ぶれとなった。中国戦では3-4-2-1システムを採用。試合序盤は苦しんだが、前半29分にFW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)の一撃で先制すると、後半25分にはDF三浦弦太(ガンバ大阪)のゴールで加点し、中国に1点を返されながらも勝利を手にした。
クラブではウイングを務める遠藤だが、“代表デビュー”となる中国戦では3-4-2-1の左ウイングバックとして先発を果たした。試合が進むにつれて左シャドーに入ったMF森島司(サンフレッチェ広島)との連係が相手の脅威となり、後半24分には左サイド深い位置からのクロスでCKを獲得。ここから三浦の2点目が生まれている。
ただ、遠藤は自身の出来に満足していない。代表デビューという難しいシチュエーションにあって、「まずは守備のことをしっかり考えて試合に入ろうと思っていた」と振り返りつつも、「もうちょっとアグレッシブに行けた」、「もっとチャレンジできた」という反省の言葉が口をついた。ウイングバックというポジションについても、言い訳にするつもりはない。
「自分自身が今、試合でできていなかったということに尽きる。もっともっと行けたと思っているので、一つの反省点かなと思います。もっと落ち着いてプレーできればよかったんですけど、デビュー戦でいろいろと気持ちとして難しい部分もありました。そのなかでも言い訳は通じないと思っています」
そのうえで収穫としているのは、やはりシャドーの森島との連動性だ。「(森島)司が上手いことバランスを取ってくれていてやりやすかったですし、前線に上がっていくタイミングも徐々につかめてきている」と手応えを口にしており、次回はさらに向上したコンビネーションを見せることも期待される。満足な準備期間の取れない今大会で、チームの明確なストロングポイントとなっていきそうだ。
(Football ZONE web編集部・片村光博 / Mitsuhiro Katamura)
2019/12/12 遠藤渓太、ここぞの勝負度胸のなさを悔やむ「無難に終わると得られるものも少ない」【E-1サッカー選手権】 | フットボールチャンネル
日本代表は11日、韓国・釜山で14日に予定されているEAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の香港代表戦に向けて練習を行った。
前日に2-1の勝利を収めた中国代表戦で日本代表デビューを飾ったMF遠藤渓太は、「もうちょっとアグレッシブにいけたと思います」と反省の弁を口にした。特に前半は横浜F・マリノスでJ1優勝に大きく貢献した背番号7にボールが回る機会も多く、積極的な仕掛けやラストパスも見られたが、本人は満足いっていないようだ。
「もっともっと自分自身見えているパスコースとか、ドリブルでもいけたと思うんですけど、そこを通す度胸がなかった部分が自分には足りない。チャレンジはもっとできたのかなと思います」
森保一監督の指導のもと、U-22日本代表では3バックやウィングバックの経験があった遠藤。本来はウィングの選手だが、守備時に5バック気味になる自身の役割も消化しながら懸命に取り組んできた。それでも「デビュー戦で自分自身いろいろ難しい部分はあった」とも述べており、A代表となれば話は別なのかもしれない。
「言い訳は通じないと思っているし、パスコースが見えなかったわけじゃない。そこを使うだけのプレー選択を自分でしたかったなというのはあります」
ウィングバックとして攻撃面で求められる貢献の仕方は、マリノスで要求されるそれと変わらない。大きな違いは、やはり守備時にしっかりと自陣まで戻ること、そしてサイドの1対1で目の前の相手に負けないこと。攻撃に切り替われば前線まで駆け上がってフィニッシュに絡むという一連のサイクルを高いレベルで遂行することが求められる。
もしウィングバックとしてのプレーの質を高められれば、遠藤自身のプレーの幅が広がり、より高いレベルの選手となれる。森保監督もポテンシャルを感じているから、ウィングバックとしてチャンスを与えているはずだ。
「攻撃で自分が違いを出せればいいと思いますけど、守備もできるに越したことはない。5バックで守るときは、やっぱり守備ができないとまず話にならないから、そこは少しずつでもいいから上達できればいいと思っているし、それにプラスして攻撃もできればなおいいと思っています」
マリノスでは「入らない」と言われ続けたシュートの精度が向上し、アシストも激増してリーグ戦7得点9アシスト。終盤戦は途中出場がメインながらも、短い時間で結果を残せる能力を証明した。その成長が評価されての日本代表初招集。反省ばかりで帰るわけにはいかない。
「もっともっとチャレンジするプレーが必要だと思いますし、いい経験をできたと思うためにも、無難なプレーで無難に終わってしまうと得られるものも少なくなってくると思う。チャレンジしたうえで何か失うものもあれば得るものもあると思うので、しっかりと自分自身のプレーを出して、やり切りたい」
E-1サッカー選手権は極端な短期決戦。遠藤は14日の香港代表選、18日の韓国代表戦と、残された2試合で改善し、さらに成長した姿を見せられるだろうか。
(取材:元川悦子【釜山】、文・構成:編集部)
2019/12/13 【2022年カタールへ期待の選手㉟】A代表デビュー戦で中国相手に積極的な仕掛けを披露。乗りに乗る快足ウイングに注目!/遠藤渓太(横浜F・マリノス/MF)【超ワールドサッカー】
「フォーメーションとか戦術とかその時の状況によると思いますけど、まず大前提として戦うことが大事。中国や韓国とやるうえで腰が引けてるような戦いをしたら球際で負ける。自分が若いとか年齢の部分も関係ないので激しく行きたいです。今回、思い出作りでA代表に行くつもりはさらさらないですし、最後のチャンスだと思って戦います」
EAFF E-1選手権2019(釜山)を前に、遠藤渓太(横浜F・マリノス)は目をギラつかせていた。11月30日の川崎フロンターレ、12月7日のFC東京とJリーグ終盤2戦で連続ゴールを挙げたものの、マテウスが加入した夏以降は先発落ちすることが多くなり、不完全燃焼感を抱えていただけに、A代表初招集となった今大会で自分の力をいかんなく発揮しようと彼は意欲を燃やしていたに違いない。
迎えた10日の初戦・中国戦。予想通り、[3-4-2-1]の左ウイングバックで先発した彼は積極的な仕掛けからチャンスを作ろうと奮闘した。序盤こそ急造チームのギクシャク感が出て相手に主導権を握られたが、徐々に推進力を発揮し始める。そのけん引役となった遠藤は森島司(サンフレッチェ広島)や上田綺世(鹿島アントラーズ)らとのいい連携から再三の仕掛けを披露。思い切きりのいいドリブル突破からシュートも放った。その意欲がゴールという形で結実することはなかったが、横浜の先輩・畠中槙之輔から「あいつはもっとできますよ」と太鼓判を押されるほどのポテンシャルを示したのは確か。今回のメンバーには菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)や相馬勇紀(鹿島アントラーズ)ら同じポジションを争う選手がいるが、現段階で遠藤が一歩リードした格好と言っていい。
しかしながら、本人の自己評価は意外なほど低いものだった。
「もうちょっとアグレッシブに行けたと思いますし、まずはしっかり守備のことを考えて試合には入ろうと思ってたので、もっともっと自分自身、見えてるパスコースとかし、ドリブルでも行けたと思うんですけど、度胸がなかったのかな……。もっとチャレンジがもっとできたのかなと感じます」
物足りなさを口にするのも、彼がより高いものを目指している証拠。確かにA代表デビュー戦であらゆるプレーを完ぺきにこなせたわけではなかった。背後の佐々木翔(サンフレッチェ広島)ら守備陣や橋本拳人(FC東京)らボランチ陣との連携向上、守備力のレベルアップなど取り組むべき課題は数多く見つかった。フィニッシュに関しても、「遠藤はいいけど点が取れない」と言われていた昨季までに比べれば正確性が増したのは確かだが、国際舞台で確実にゴールを奪える領域には至っていない。本人が言うようにアグレッシブさやタフなメンタリティも必要になるだろう。
そんな中、遠藤渓太が最も難しさを覚えているのが、ウイングバックというポジションの特殊性。普段、横浜FMで担っている左MFとは攻守のバランスが微妙に異なるからだ。クラブではグイグイと前へ前へと突き進み、一目散にゴールを狙う仕事に重きを置いていればいいが、ウイングバックとなれば守備負担も非常に大きいし、タッチライン際のアップダウンの回数も多くなる。「自分は攻撃が持ち味」と言い切る本人にとってはストレスもかかるだろうが、それをやり切らなければ、3バックをファーストチョイスにしている森保一監督体制のU-22日本代表では生き残れない。
A代表の方はここまで4バックをベースにしてきたが、今後は今大会のように3バックで戦う回数も増えそうだ。それだけに、A代表定着を視野に入れても、今の役割を完全習得し、そのうえでオリジナリティを出せるようにしておくことが非常に重要なのだ。
「自分は3-6-1をやるに当たって『守備が足りない』と言われてきた。そこを意識して少しでもよくしよう、粘り強くやろうと心掛けました。『自分が攻撃の選手』とは言いましたし、違いを出せればいいと思うけど、守備もできるに越したことはない。5バックで守るときは守備ができないと話にならないんで、そこをまず上達して、プラス攻撃もできるようにしたいです」と彼自身も目先の課題克服に燃えている。
つねに真面目でひたむきな遠藤は、その性格ゆえに慎重になりすぎる傾向がある。中国戦でもそういう部分が出てしまった印象が強い。しかし、本当の勝負はここから。14日の次戦・香港戦はメンバーがガラリと入れ替わる可能性が高いため、出番があるとしたら最近の横浜同様、ジョーカー的な役割になりそうだ。その分、より攻撃に力を注げる。初戦で感じた不完全燃焼感を払拭する大きなチャンスになるかもしれないのだ。そのうえで、18日の韓国との最終決戦に挑めれば、遠藤は自信を持って自分らしさを出せるだろう。そこで目に見える結果を残せれば、東京五輪出場はもちろんのこと、近未来のA代表定着も見えてくるはずだ。
「もっとチャレンジするプレーが必要。無難なプレーで終わってしまったら得られるものも少なくなる。チャレンジすることによって失うものも得られるものもある。しっかり自分のプレーを出し切りたいと思います」
そう語気を強めた日本の若き快足ウイングのブレイクが待ち遠しい。
2019/12/13 J1優勝をもたらしたCFGの横浜FM変革はJリーグにも変革をもたらすか(1/1)|【SPAIA】スパイア
–横浜F・マリノスとシティ・フットボール・グループ
J1最終節の前日、マンチェスター・シティの日本語公式ツイッターアカウントがある動画を投稿した。その動画とは横浜FMに向けてのもの。
横浜FMのプレー映像に加え、マンチェスター・シティ所属のイルカイ・ギュンドアン、バンジャマン・メンディ、リヤド・マフレズ、さらにニューヨーク・シティFC(アメリカ)、メルボルン・シティFC(オーストラリア)、CAトルケ(ウルグアイ)、ジローナFC(スペイン)、四川九牛(中国)に所属する選手などからFC東京との最終決戦に向けての応援メッセージが加えられていた。
これらのクラブは全てシティ・フットボール・グループ(CFG)が所有するクラブである。
横浜FMとCFG。両者の関係は2014年5月、日産自動車が保有する横浜FMの株式のうち19.95%をマンチェスター・シティの持株会社であるCFGが取得したことに始まる。Jリーグ史上初となる資本提携を伴う海外企業との提携である。(その後日本法人シティ・フットボール・ジャパンを設立)
これにより横浜FMはマンチェスター・シティを筆頭に世界中にフットボールクラブを保有するCFGの一員に。CFGのトレーニング方式、メディカルケア、スポーツサイエンス、チームマネジメント、コーチングのノウハウが横浜FMに持ち込まれることになったのである。
–CFGが行ったクラブ改革
CFGと提携することになった横浜FMだが、2015年7位、2016年10位、2017年5位、昨年12位とすぐにチームの成績が上向いたわけではなかった。
それでもチーム内では着実にチーム改革が行われていた。
まずCFGが呼び寄せたのはこれまで主にフランスサッカー協会で仕事をしてきたエリク・モンバエルツ監督。彼が行ったのはヨーロッパで主流となっている戦術のスタンダードをチームに浸透させること。
司令塔を中心とした局面で行うサッカーから、グループで優位性を作ろうとする盤面で行うサッカーへ変化させようとしたのだ。現在のアンジェ・ポステコグルー監督によるアタッキングフットボールのベースになっているのは間違いなくモンバエルツ監督が持ち込んだこの欧州のスタンダードである。
とはいえ改革には当然痛みが伴う。素晴らしい選手ではあるが、新しい戦い方に適合できない選手も横浜FMにはいたからだ。かつての中心選手がチームを去ることでサポーターの反発も受けることもあったが、クラブは進むべき方向を明確にし決して折れることはなかった。ブレずに進むことで今季ついにサポーターを納得させる結果を残したのだ。
–大きく変化した補強戦略
CFGと提携したことによる最もわかりやすい変化は選手補強面だろう。
日本サッカー界はまだ決して広く開かれた世界ではない。そのため補強戦略でもクラブや強化を担当する人間などの個人の人脈に依存している。
例えば浦和の外国人選手の多くはクラブOBであるロブソン・ポンテがテクニカルディレクターを務めるポルティモネンセから加入しており、C大阪の外国人選手はGMを務めた大熊清がFC東京の強化部だったときに獲得したジャーンが代理人を務める選手がほとんどである。
しかしCFGでは世界中に所有するクラブを使ったネットワークを使い、選手個々人の情報をグループで共有。最終的に交渉するのは代理人だが、クラブの戦い方に適合する選手をクラブが直接見極め交渉へと進捗するのである。
そのため今季加入した選手の顔ぶれも、エジガル・ジュニオ、エリキ、マルコス・ジュニオール、マテウス、ティーラトン、朴一圭、広瀬陸斗と国内外問わず幅広い。加入した選手がすぐに活躍することも多かった。CFGのネットワークをもとに選手の有名・無名に関わらず必要なポジションに必要な能力を持つ選手を直接ピックアップするため、補強の精度が大きく上がったのだ。
CFGが持つ情報網の広さと精度については2018年の板倉滉、2019年の食野亮太郎がマンチェスター・シティに移籍したことで日本でも知られるようになった。移籍した時点では2人とも日本代表に選ばれたこともなく、さらに食野にいたってはシーズン開幕時点ではJ3でプレーしていた選手だったのだ。
–Jリーグに世界基準を持ち込む横浜FM
横浜FMが優勝を決めた直後にエティハド・スタジアムで行われたマンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドの試合で、横浜FMの優勝を祝うメッセージがピッチを囲むLED看板に掲出されていた。
圧倒的な情報とノウハウを持った多国籍グループの一員として変革を遂げた横浜FMに、他のJリーグクラブはどのように対抗していくのか。今回の優勝はJリーグにとって大きな分岐点となるかもしれない。
2019/12/13 昨季以上に勢力図が変貌したJ1。「戦術進化」と「マネジメント力」に長けた横浜FMが頂点に【J1総括2019】 | Goal.com
2019シーズンの明治安田生命J1リーグは熾烈な優勝争いの末に、横浜F・マリノスが15年ぶりに頂点に上り詰めた。一方で残留争いも終盤戦まで半数のクラブが絡む大混戦に。昨年以上にトピックの多いシーズンとなった。昨年以上に勢力図が目まぐるしく変わった今シーズンのJ1を総括する。【文=原山裕平】
■トリコロールが昨年の失敗を糧に頂点へ
終わってみれば、横浜F・マリノスの強さが際立つシーズンとなった。
優勝争いは最終節の直接対決にまでもつれ込んだとはいえ、その大一番でFC東京を圧倒。勝点70を積み上げ、2位に6ポイント差をつけた文句なしの戴冠である。
2年目を迎えたアンジェ・ポステコグルー監督のもと、今季の横浜FMは開幕2連勝と好スタートを切った。しかしその後は勝ち負けを繰り返す不安定な時期を過ごし、21節からは3連敗も喫している。しかし24節からの残り11試合を無敗で乗り切り、最後は7連勝フィニッシュで頂点へと駆け上がった。
ハイプレス・ハイラインよる革新的な攻撃スタイルは、ポゼッションを高め、つねに相手陣内で試合を運ぶことを目的とする。当然ボールを失えばカウンターの餌食となり、昨季は同じような形から失点を重ねて、残留争いを強いられた。
ところが今季はポゼッションの精度が高まり不用意なボール逸が減少したことに加え、リスク管理の意識も向上。大きかったのはチアゴ・マルチンスの存在だ。大柄ながらスピードに優れるこのブラジル人CBが背後のスペースをカバーし、カウンターの芽をことごとくつぶした。新守護神の朴一圭も広大なスペースをケアする守備範囲の広さが際立ち、失点減に大きく貢献している。
またチームとして即時奪回の意識も高く、失った瞬間に怒涛の如くプレスを仕掛けてボールを奪い返し、逆にカウンターへとつなげていく。あるいは攻守の切り替えの速さも今季の横浜FMの特長であり、前線の選手が相手よりも素早く気陣して、スペースを埋める動きも光った。
MVPに輝いた仲川輝人とマルコス・ジュニオールが軸を担った前線カルテットが奏でる攻撃力が横浜FMの最大の売りではあるものの、むしろ優勝の要因は昨季の56から38へと失点の大幅減を実現した守備力にあったのだ。
そのサッカーを実現できたのは「走力」というベースがあったからに他ならない。今季の横浜FMは1試合当たりの走行距離とスプリント回数でともにリーグトップを記録。ハードワークの意識がもたらした15年ぶりの戴冠だった。
■久保移籍が痛手となったFC東京
2位に終わったFC東京は、開幕から12試合負けなしと序盤戦は圧倒的な強さを示していたが、夏場以降に勢いを失い、悲願の初優勝には届かなかった。永井謙佑とディエゴ・オリヴェイラの2トップを生かす堅守速攻スタイルを確立し前半戦の快進撃を実現したが、相手の警戒が強まると、一気に停滞感が漂った。
大ブレイクを遂げた久保建英のスペイン移籍も大きな痛手となり、攻撃のバリエーションの少なさを露呈。システム変更などで巻き返しを実現した時期もあり、最後まで優勝の可能性を残したが、得点力不足の課題を解消できなかったことがV逸の最大の原因となった。
鹿島アントラーズは、一時は首位に立つなど優勝を射程に捉えながら、終盤に失速し3位でフィニッシュ。シーズン終了後に大岩剛監督の退任も発表されている。川崎フロンターレは、レアンドロ・ダミアンなど目玉補強を行ったものの、序盤の躓きが響き、一度も首位に立つことなく3連覇を逃している。
一方で今季よりロティーナ監督を迎えたセレッソ大阪は、強固な守備組織を手にし、リーグ最少失点を実現。ポゼッションスタイルに舵を切り若手の台頭を促したサンフレッチェ広島、昇格1年目にして上位争いを演じた大分トリニータにとっても、ポジティブなシーズンとなったはずだ。
■遅きに失した磐田、得点力不足に悩み続けた松本
残留争いに目を向けると、度重なる監督交代を敢行したジュビロ磐田は終盤に粘りを見せたものの最下位に沈み、二度目のJ2降格の憂き目にあっている。前年は16位に終わり、プレーオフに回ったものの、シーズン前の補強も上手くいかず、チーム力を上積みできなかったことが降格の原因のひとつだろう。
前半戦の17試合でわずか3勝と結果を出せず、名波浩監督から鈴木秀人監督に代わっても悪い流れを断ち切れかった。3人目の指揮官となったフェルナンド・フベロ監督の戦術が徐々に浸透したシーズン終盤に復調の気配を漂わせたが遅きに失した感は否めず、結果的に最下位のままシーズンを終えた。
昇格1年目の松本山雅FCは17位に終わり、1年でJ2に戻ることになった。粘り強い守備を実現したものの、シーズンを通して得点力不足の課題を解消できなかった。34試合で21得点しか奪えず、複数得点を記録したのは3試合のみだった。
16位でプレーオフに回った湘南ベルマーレは、お家騒動が響いた。曹貴裁監督がパワハラ問題によって指揮を執れなくなると、以降の12試合でわずか1勝のみ。ハードワークをベースとした“湘南スタイル”で、昨年はルヴァンカップを制したが、カリスマ指揮官を失ったことで一気にチームは瓦解。徳島ヴォルティスとのプレーオフに、生き残りをかけることとなった。
■横浜FMに見るクラブのマネジメント力
横浜FMの復権で幕を閉じた今季のJ1だったが、来季もこの王者を中心に優勝争いは展開されていくはずだ。リベンジを狙うFC東京、鹿島、川崎Fの上位陣に加え、今季終盤に一つの形を見出したヴィッセル神戸やガンバ大阪も虎視眈々と優勝を目指し、準備を進めていくだろう。
来季は東京五輪が開催されるため、五輪代表に選手を送り出すチームは、その影響が避けられない。あるいは、大会後に海外に飛び立つ選手も出てくるはずだ。すでに今季も、シーズン途中での海外移籍が相次いだ。欧州市場における若き日本人タレントに対する注目度が高まるなか、その流れはますます加速していくだろう。
そのなかで求められるのは、クラブの対応力となる。主力流出の事態を予測し、ダメージを最小限に食い止めることが、結果を出すチームに不可欠な要素となる。
そういった意味で、今季の横浜FMはマネジメント力も秀でていたと言える。得点源のエジガル・ジュニオが負傷離脱すれば、すぐさまエリキを期限付き移籍で補強し、天野純、三好康児が海外移籍しても、マテウスや渡辺皓太らを補って、チーム力を保ち続けた。その迅速なクラブの対応力も、今季の横浜FMの戴冠の大きな要因だった。
2019/12/13 横浜F・マリノスと同組に…“Kリーグ王者”全北現代、2020年最大の目標は「ACL制覇」だ|スポーツソウル日本版
全北現代の2020シーズンの目標は明確だ。Kリーグの頂点を極めた全北現代は今、アジア制覇に照準を合わせている。
全北現代は2019シーズン最終節で劇的な逆転優勝を果たし、Kリーグ3連覇を達成した。 “Kリーグの1 強”という修飾語が惜しくないほど、韓国内で強い姿を証明した。
しかしアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(ACL)に視線を移すと、なかなか実力を発揮できていない。
全北現代は2006年と2016年にACLの頂点に立った。初優勝は全北現代というクラブを海外に知らせるきっかけになった。2度目の優勝は、全北現代がアジアの名門クラブになったことを示す機会だった。
ただ以降は停滞が続いているのが現実だ。
–遠のいたACL制覇
2018年は8強で敗れ、2019年は中国の上海上港との16強戦でPKの末に敗退。プライドを大きく傷つけられた。その間、多額の投資を行う中国クラブをはじめ、日本と中東のクラブの戦力まで上昇した。
日本では浦和レッズが2017年に、鹿島アントラーズが2018年にアジア最高のクラブとなった。そして今年はサウジアラビアのアル・ヒラルが、決勝で浦和を下して優勝した。
すっかり遠のいてしまったアジアの頂点を目指して、全北現代は新たなスタートを切る。
ホ・ビョンギル代表理事とペク・スンクォン団長は、「来年の一番の目標はACLに置く。アジア制覇のために多くの努力をしたい」と口をそろえた。そのためスター選手などの少なくない補強も行われると見られる。
去る12月10日の組み合わせ抽選の結果、全北現代は難しいグループに入った。
–J王者の横浜F・マリノスと同グループに
Jリーグ王者の横浜F・マリノスをはじめ、長距離遠征が必要となるオーストラリアのシドニーFCと同じグループHに入った。残る1チームはプレーオフを通じて決まるが、昨年、広州恒大の“1強”を崩して中国スーパーリーグを制覇した上海上港がグループHに入ると見られている。
2019年に上海上港に敗れて涙を飲んだ全北現代にとっては、グループリーグ6試合がいずれも容易ではない。さらに16強に進出すれば、広州恒大と対戦する可能性もある。
それでも全北現代は2020シーズンの最も重要な目標として、ACLを掲げており、それが大きな動機になるはずだ。韓国選手の団結力を向上させ、外国人選手の改編を通じて来年にはジョゼ・モライス監督が望むチームにアップグレードする計画だという。
全北現代は来年初め、スペインでの合宿を通じてACL 3度目の優勝に向けて始動する。
2019/12/13 Jリーグ、獲得が「大当たり」だった5名の外国人選手
横浜F・マリノスの優勝で幕を閉じた今年のJリーグ。
昨年からの大きな変化として、外国籍枠の拡大が挙げられる。この規制緩和によって、リーグ全体の外国籍選手の数は増え、外国籍枠を巡ったチーム内競争など、新しいJリーグの楽しみ方もあった。
また、DAZNマネーの流入も相まって、助っ人外国人の質も年々確実に高まっている。そこで今回は、今年のJリーグにおいて、獲得が大成功だったといえる外国籍選手を紹介する。
–イサック・クエンカ(サガン鳥栖)
今シーズンの成績:32試合6ゴール
序盤は少し出遅れるも、4月にはスタメンに定着。その後は年間を通してフル稼働を見せた。
FCバルセロナの下部組織で育ち、トップチームでもそれなりの出場歴のある経歴を思い出させる一瞬のキレがある反面、バルサ退団後は欧州クラブを転々としているのが頷けるようなプレイの淡泊さもあり、実力通りの活躍だったと評価するべきだろう。
同胞のルイス・カレーラス前監督が早々に解任され、決して環境には恵まれていなかったはずだが、サイドで崩して中で仕留める金明輝監督のサッカーでは重要なタスクを担い、左サイドから何度も決定機を演出した。
終わってみればチームで2番目のゴール数を記録。移籍の噂もあるが、来シーズン以降も必要な駒である。
–エジガル・ジュニオ(横浜F・マリノス)
今シーズンの成績:16試合11ゴール
歓喜の瞬間はピッチで味わえなかったが、横浜F・マリノスの優勝はこのストライカー抜きでは語れない。
キャリア初の国外でのプレーになったが、開幕戦からゴールを記録。順調なシーズンに思われたが、第20節のヴィッセル神戸戦で負傷し、無念の長期離脱。その時点で得点ランキング単独トップ、直近の8試合で8ゴールを決めていたことを考えると、自身にとってもチームにとっても悲劇的な出来事だった。
見た目からはあまり想像できないが、足元が器用でテクニックに優れ、周りの選手を活かすことができる。しかし、最大の長所は決定力で、後ろからしっかりとパスを繋いでゴールを目指すマリノスのサッカーでは仕上げ役として機能した。
気は早いが、来シーズンの得点王候補の一人だ。
–ダンクレー(ヴィッセル神戸)
今シーズンの成績:29試合0ゴール
マルティン・カセレスとの契約交渉が合意直前で破綻し、その代役としてリーグ戦開幕後に獲得されたセンターバック。
加入後即デビューとなった第2節のサガン鳥栖戦では攻守に最高のパフォーマンスを見せ、リーグ全体に衝撃を与えた。強さ・高さ・速さの全てを高水準に兼ね備え、加えて中盤を省略する鋭い縦パスを通すこともできる。
集中力の欠如からピンチを招くこともあるが、その高い守備力をもって自作自演で済ませられる。今シーズンはチアゴ・マルチンスがよりクローズアップされたが、個人能力にそこまで大差はなく、むしろ両者の移籍金を考慮すればコスパは上といえる。
ただ、今後はチームにおける外国人枠の制度の次の犠牲者になる可能性も。
–シマオ・マテ(ベガルタ仙台)
今シーズンの成績:29試合3ゴール
序盤から黒星を重ねていたベガルタ仙台が調子を取り戻したのは、この男をセンターバックに据えてから。
ボランチから最終ラインにポジションを下げてからはチームの失点数が大幅に減少し、また、終盤戦はゲームキャプテンも担い、クラブのJ1残留に大貢献した。
対人バトルに滅法強く、敗れはしたが第22節のFC東京戦のディエゴ・オリヴェイラとの激しいマッチアップは印象的だった。また、攻守において空中戦も武器となっており、今シーズンのJ1のアシストキングに輝いた永戸勝也の10アシストのうち、3つはマテがコーナーキックをゴールに沈めたものである。
リーグ初のモザンビーク人がこれだけ活躍したことで、Jの新しい補強ルートが開拓されるかもしれない。
–マルコス・ジュニオール(横浜F・マリノス)
今シーズンの成績:33試合15ゴール
2度目のラブコールが実って横浜F・マリノスに加入した、ブラジルの世代別代表に選ばれた経歴を持つ実力者。
出場停止の1試合を除いて全ての試合でスタメン出場を果たし、豊富な運動量でピッチを縦横無尽に走り回った。周りと連動したプレイが得意で、リーグ最多得点を記録したマリノスのゴールの多くに絡んでいる。
PKで稼いだものも多いが15ゴールを奪って得点王を獲得し、ベストイレブンも納得の選出だった。終盤戦は疲労が蓄積したのか、仲川輝人に主役の座を奪われた感もあるが、序盤戦から中盤戦にかけて見せたハイパフォーマンスを考えればMVPに推したくもなる。
相手のマークが厳しくなるであろう来シーズンは、何回かめはめ波が披露されるだろうか。
ロコさぬが運営するWebページ
ブログの感想・コメントは、TwitterかFacebookページで。
お問い合わせは、メールでお願いします。
[Twitter]
ろこ@横浜F・マリノス系ブログ・こけまり
orerano_yuzo(@orerano_yuzo)さん ※中の人
hamatra_瀬谷区 @hamatra_sey_yam ※中の人
[Facebookページ]
横浜F・マリノスサポーターBlog 「こけまり」
[ブログ]
旧こけまり(Seesaaブログ)
横浜F・マリノスのタオルマフラーをブログで並べてみた。
[Pinterest]
ろこ (kokemari) on Pinterest