夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノスまとめ(2019/07/12) #fmarinos

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夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノス(まとめ)

(´-`).o0(2019/7/12(金)明日の浦和戦、30,000枚突破)
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
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4.Webニュースログ 
 
 

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今日の練見(れんみ)

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Webニュースログ

2019/07/12 “ハイライトに登場しない”横浜・喜田がトリコロールの進化を象徴する

 横浜F・マリノスは6日、昇格組ながら上位争いを続ける大分トリニータをニッパツ三ツ沢球技場に迎えた。リーグ前半戦で大分に0-2で敗れている横浜FMだったが、うまく主導権を握りながら押し込み、大分の武器であるロングカウンターからもビッグチャンスを与えないまま後半29分にエジガル・ジュニオが挙げたゴールで1-0の勝利を収めた。

 攻撃的なイメージの強いF・マリノスだが、これでリーグ戦5試合目の無失点勝利となった。良い攻撃をすることにより良い守備も付いてくるという”アタッキングフットボール”の理念を貫き続けるアンジェ・ポステコグルー監督のもとにあって、選手間のバランスワークや状況判断はチームの生命線となる。そのオーガナイズを中盤で担うのがキャプテンの喜田拓也だ。

 ■ハイライトに登場しない喜田のプレー

 喜田は試合のハイライトに登場することはほとんどない選手だ。この大分戦でもティーラトンのボール奪取を起点に、エジガル・ジュニオのゴールシーンに至る1つ前の組み立てで起点にはなったが、直接的に得点に絡んだわけではない。しかし、喜田の存在が無ければこの得点も生まれなかった可能性が高い。

 このシーンではティーラトンのボール奪取、三好康児のサイドチェンジ、仲川輝人、広瀬陸斗、そしてエジガル・ジュニオと周囲の選手たちが積極的にアタッキングサードに絡んでゴールを狙うことで、厚みのあるフィニッシュから得点に繋がったが、喜田のバランスワーク無しにそうした攻撃は成り立たないだろう。

 また、前半4分には左サイドでティーラトンからパスを受けた遠藤渓太がカットインからループシュートを放ったシーンがあった。ここでは味方のつなぎと同サイドにプレッシャーをかけてくる大分の守備に応じ、中央から左サイドにスライドすることで、バックパスの選択肢になることと、ボールを奪われた場合のリスク管理の両方に効果的なポジションを取っていた。

 前半26分には大分のディフェンスがワイドになった状況で、シンプルな縦パスをマルコス・ジュニオールに通し、遠藤の惜しいシュートシーンにつなげた。そうした攻撃を影で支えながら、小塚和季や前田凌佑が高い位置で起点になるプレーを封じるなど、ディフェンスラインと良い距離を維持しながら相手の狙い所を消し続けた。

 90分のボール支配率は横浜FMが56%、大分が44%と大きな差は無かったが、これは横浜FMがリードしてから大分の攻める時間が長くなったことが要因だろう。前半に限れば横浜FMが62%のボール支配率を記録した。そうした状況はチームとして良い距離感で連動してパスをつなぎ、ボールを失えば素早い切り替えで守備できていたことを表す。

 もちろん後半のリード後もただ守っていたわけではなく、マイボールになれば効率よくボールを運んでチャンスに繋げるなど、喜田を中心にゲームコントロールしていた。興味深いことに前半と後半でこれだけボール支配率の差がありながら、シュート数は前半が8本、後半は9本を記録している。一方で大分には前半と後半で1本ずつしかシュートチャンスを与えなかった。喜田は必要ならば自陣のゴール前で体を張ることも厭わない選手だが、大分戦では中盤で相手の起点を封じる役割にほぼ徹することができていた。

 ■横浜FMの進化に欠かせない存在

 ポゼッションにおける喜田のプレーを見ていると、ボールを持っていない時に身振り手振りをまじえて周囲の選手にコーチングしていることが分かる。また攻撃時も単にバランスを取りながらシンプルにパスを繋げるのではなく、わざと相手のマークを引きつけて味方のパスコースを作り、そこからすぐ動き直して今度は自分がスペースでもらうなど、「味方のスペースを作る」「味方にスペースを使わせる」「味方が作ったスペースを使う」という地道な作業をこなしながら、かつバランスを取っているのだ。

 また、確かにチャンスに直結するような場所に顔を出すことは少ないが、喜田なりにチャンスの起点として機能するための工夫も見られる。自陣ではシンプルにワンタッチ、ツータッチで繋げることを心がけるが、例えば相手陣内でボールを持った時に、プレスに来たディフェンスの背後にタイミングよく通す縦パスは三好やマルコス・ジュニオールが高い位置で前を向いて仕掛ける起点になっている。

 1年目の昨シーズンが”アタッキングフットボール”の「ベース」を作り上げる段階とするならば、今シーズンはそのベースを身に付けた選手たちが自分たちで考えながら状況に応じて効果的なプレーを繰り出す「応用」の段階だ。時に厳しい批判に晒されながらも辛抱強く築き上げてきたポステコグルー監督の理念は少しずつ、しかし着実に積み上がってきている。その進化に欠かすことのできない選手の一人が喜田拓也だ。

 ”キー坊”の愛称で親しまれるこのミッドフィルダーは試合のハイライトにほとんど登場しない。しかし、90分を観れば、文字通り彼こそが横浜FMのキーマンであることが分かる。喜田が自分の役割において良いパフォーマンスを見せているのは大分戦に限った話ではないが、この1-0の勝利が喜田の攻守にわたる効果的なプレーを象徴する試合となったのは間違いなく、そうした彼の働きが注目されるきっかけになれば素晴らしいことだ。 文=河治良幸(Goal.com)

2019/07/12 限界を超えていけポステコグルー流、魅了するサッカーとは | footballista

ポステコグルー監督が就任2年目を迎える今シーズン、決して高くなかった下馬評を覆して横浜F・マリノスは第18節終了時点で2位と好位置につけている。結果だけではなく、攻撃的なサッカーは多くのJリーグファンを魅了し、5月には月間優秀監督賞を受賞。現在、最も注目されている指揮官の1人である同監督に対し、単独インタビューを実施した。好調の要因、魅力的なサッカーの背景には揺るがない信念があった。

インタビュー・文 MCタツ

–結果がついてこなくても私は変えない

 今どこのサッカーがJリーグで面白いかと聞かれたら横浜F・マリノス(以下マリノス)を挙げる人は多いのではないだろうか。マリノスは90分間攻め続ける非常にアグレッシブなサッカーを見せてくれる。17節終了時点でリーグ最多の29得点を誇るが、失点も5番目に多い24失点。つまり、とにかく点が入るわけだ。マリノスのサポーターは日本代表戦でJリーグが中断に入るとSNSで「ポステコ病」だと投稿する。ポステコ病とは、もうマリノス以外のサッカーでは満足を得られない状態のことを言う。

 「サポーターにそう言っていただけるのはすごく嬉しいです。勝ち負けや順位も大事ですが、まずはワクワクするようなエキサイティングなゲームを展開したい。今シーズンが始まる初日に選手たちへ『サポーターを90分間座らせたくない』という言葉を送りました。それくらい魅了するプレーを見せ続ける。もちろん勝つことは重要ですが、サポーターのためにどれだけ楽しく、そしてワクワクするようなプレーをみんなに見せられるのか。そこに重点を置いています。サッカーにおいて全部勝つというのは中々難しいことですが、負けた時でも何か一つ、二つでもワッと盛り上がれるようなプレーを見せたい。それが自分の哲学だと選手・スタッフにも伝えています」

 今のマリノスのサッカーが面白いのは単に点が入るだけでなく、ポステコグルー監督の独特なサッカー観がピッチ上に現れていて新鮮味があるからだろう。時には「頑固」と評されることもあるが、ピッチ上で表現されているサッカーから強い哲学を感じることができる。

 「私が目指したいのは『皆がやっていないことをしたい』ということです。多くの人が攻撃的なサッカーを目指してやっていると思います。しかし、結果がついてこないとみんなやり方を変えてしまう。それが人間というものだと思います。けれど私はやり続けます。信念を持ってやり続けることが大事だと思いますし、それはスポーツだけでなく人生においても大事なことだと思います。また、皆がやっていることをそのままやるのではなく、ユニークさや、オリジナリティとはまた違うかもしれませんが、自分らしくこうありたい、こうやっていきたいという信念を持って伝え続ける、やり続けることがすごく大事です。それは私だけでなく選手たちもそうですし、スタッフたちも含めてクラブ全体でそれを身につけてもらいたいです。

 そして、常に何事からも学び続けることです。私の場合サッカーでも他のジャンルでも、人と違うことをやっている人に注目しています。それは私の好奇心から来るものですが、アートだったり、科学だったり分野はさまざまです。全てを取り入れることは難しいですが、何かしらヒントになるものは必ずあります。やはり人間の90%は同じ方向性、同じレールに乗っていくと思うのですが、10%はちょっと変わった考えやぶっ飛んだ感覚を持っている人たちがいます。どちらが正解というのはありませんが、私は10%の人間のほうが面白いと思います。彼らの言葉や功績、そしてそのプロセスの経緯にはすごく興味があります。聞いたりもしますし、読んだりもします。日々色々なところから拾ってくるような感じですね」

 ポステコグルー監督が本、アート、映画などでどんな作品に興味があるのか非常に知りたかったので、結構しつこく聞いてみたのだが具体例はあげてくれなかった。だがそれは作品に固執するのではなく、森羅万象すべてから学び続けるという監督の生き様の現れでもあった。

 「一つ作品をあげて、これだ、あれだというのは特にないですね。本当に何に対してでも興味があるので、例えば映画を見ていても、ワンシーンの言葉に惹かれる時もありますし、ただ人と喋っていて『あ、面白い考え方をするな』と感じることもあります。自分の考えに固執することなく、常にオープンマインドでいたいと思っていますから、色んなところからヒントを探しています。だから、本も絵も映画も『これが好き』というふうに対象を狭めないで、なんでも見るようにしています」

 ポステコグル―監督は「フォーカスするのは、作品自体ではなく新しい事象だ」と続ける。

 「例えば1マイルを4分で走るというのは不可能だと言われていたとします。それが長年達成されなかったにも関わらず、ある時期に1人の選手がその記録を破った。なぜそれができたのか、そういうことに興味があります。絶対に不可能だと言われたことを可能にしてしまう。それができるのが我々人間だと思います。だから常にチャレンジしていくことが大事です。絶対に誰かができるはずだ、成功するはずだ。そう思っています。

 サッカーに例えると、点を入れられてはダメなスポーツだから守備を固めなければいけない。攻撃的に戦うのはリスクがある。そういう風に言われてしまいますが、自分はそうは考えていません。限界を置かないというのが自分のコーチングだと思いますし、選手にそういう風に言い続けています。やはり縛られないプレーをすることが1番大事です。どうしたら楽しくできるのか。『ヨーイ、スタート!』と言ってドリブルしてどんどんゴールを決める。それが楽しいに繋がるわけじゃないですか。そういう精神を忘れてはいけないと思います。もちろんああだ、こうだとみんな言いますが、私はすぐに諦めることはしません。さきほど挙げた1マイルを4分で走る例の通り、人間はそういう可能性を常に秘めています。記録を破った人が、どうして破れたのか。それはちょっとみんなとは違う感性を持った人だからだと自分は思います。私はやっぱりそういう人に興味を持ちます。ブレない気持ちでやり抜くというのが大事だと考えています」

–なぜマリノスは崩しきって点が取れるのか

 現在マリノスがピッチ上で見せているサッカーは、いわゆるパスを細かくつなぐサッカーだが、日本が陥りやすい「パスをつなぐことが目的のサッカー」にはなっていない。前述したようにリーグ最多得点を誇っており、日本でよく言われる「決定力不足」という言葉があてはまらない。相手を崩しきって点を取る秘訣はどこにあるのか。

 「まず前提として強度の高いサッカーを目指しています。ベースとしてそれを実行するフィジカルの部分など様々な要素が必要です。しかし、1番大事なのは『頭』で、しっかりと我々のサッカーを理解できるかどうかです」

 ポステコグル―監督のサッカーを頭で理解する中で、一番大事なのは「いつどこにどんなパスを出すのか」だと続ける。

 「どこに出すか、いつ出すか、そしてどんなパスのスピードで出すのか、それを理解することが大事です。サッカーはチェスととても良く似ていると思います。だから私は常に3手先まで見ています。だいたいの相手は1手目をどう止めるかしか考えていません。そこを止められたとしても、2手目、3手目で自分たちが優位を取ればいい。だから相手よりも先に動くことを意識しています」

 常に相手より優位にゲームを進めたい。そのためには常に11人が関わり続け、11人が相手よりも先に動くことが大事だという。

 「ボールの動く早さも重要と言いましたが、基本的に“ボールに全員が関わること”が大事です。ボールを持っていない時でも、持っている時でも、選手11人が相手よりも早くポジショニングを取ること。どこにいつ動くべきかは、私とコーチングスタッフが、相手の映像を分析して考えています」

 第14節湘南ベルマーレ戦の先制点はまさにそんな形から生まれた得点だった。

 「あのゴールは中央でボールを受けたマルコス(・ジュニオール)、そして仲川(輝人)、エジガル(・ジュニオ)の3人だけが関わったのではなく、崩しの段階でGKからFWまで全員が関わっていたからこそのゴールです。加えて、仲川はラストパスをワンタッチで中に折り返しています。ボールが来てから考えていたらあのパスはエジガルに通っていなかったでしょう。それは『こういう状況だったら、こういうボールが来るから自分はそこへ信じて動く。そこでボールが来たら次はこうしよう』というのが、自然と身体が反応するからできることで、そうなるように私はずっとコーチングしていますし、他のコーチングスタッフも日々の練習からずっと植え付けている部分です。我々のゴールは、全てアクシデントではなくゴールから逆算しているからこそ生まれたものです。サッカーは自分たちが組み立ててこそ、ゴールまで繋がっていくと信じています。それを実現させるには『自分たちがこうやれば、こうなる』と選手全員が信じて動くことが大事だと思っています」

–CFGとサポーターの支え

 ポステコグルー監督のサッカーをバックヤードで支えるのがシティ・フットボール・グループ(以下CFG)のテクノロジーだ。特にフィジカルコンディションと映像分析においては、ヨーロッパスタンダードを取り入れており、他のJクラブとは一線を画している。

 「オンザピッチとオフザピッチの両面で選手の体調にどんな変化があるのか、それをしっかりと全選手管理することがとても大事です。今はCFGグループの協力により全選手の体調管理が非常にスムーズです。どの選手が復帰までどれくらいかかるのかなど、わかりやすくなっています。また映像分析も本当に重要です。今は練習している時間よりも多くの時間をそれらのデータ収集だったり分析だったりに費やしています。現代はアプリケーションやテクノロジーが進化して、多くの選択肢がありますが、CFGは全てのツールを持っているので本当に助けになっています」

 驚いたのは、マリノスはハーフタイムで前半の試合映像を編集して選手全員に見せるという。

 「私は日本語が使えないので直接伝えられない。だから言葉だけでハーフタイム中に全てを伝えきるのは難しいことです。しかし、今マリノスでは前半に撮った映像を編集してすぐ見せることができます。『この時の場面、ここは良かった』、『後半はこうしていこう』というのを映像でハーフタイムに伝えることができます。最新のテクノロジーでやらせていただいていることに本当に感謝しています。だからこそ自分たちはもっともっと成長できると思っています」

 さらに監督が頼もしく感じているのがマリノスのサポーターの存在だ。

 「本当に我々のサポーターは最高です。私がマリノスで監督をして感じたのは、ホームでも遠くアウェイの地でも足を運んでくださり、90分間その情熱を持って常に応援してくれる皆様が、本当にかけがえのない存在だということです。試合に負けた際は本当に悔しい感情で溢れていますが、サポーターの皆様は90分間応援という自分達の仕事をやり遂げた。だから、小さなことかもしれませんが、感謝の気持ちとして負けた試合でも挨拶に向かっています。私は、どの世界でも、どのクラブでも、サポーターが一番大事だと思っています。攻撃的でどれだけいいサッカーをしても全然見てくれる人がいなければ、やりがいは全くありません。やはり見てくれる人たちがいること、共感して喜んでくれること、一緒に悔しがったり、そういうことができる人がサポーターの皆様です。本当に感謝していますし、選手もそう思っていると思います」

 そして7月27日には、今や世界最強チームと評されるマンチェスター・シティをホーム日産スタジアムに迎えて一戦を交える。ポステコグル―監督は「マリノスのサッカーを見せつけたい」とやる気でみなぎっていた。

 「世界一の力があるチームにマリノスのサッカーを見せつけたい。それだけはこだわります。0-0では絶対に終わらない試合になると断言します。お互い攻撃的なチームですし、サポーターも両チームの普段のサッカーを見たいと思っているでしょう。萎縮して守備的にプレーするなどはなく、3-6という結果になろうとも攻撃的に戦うことをサポーターは望んでいると思います。もちろん勝てれば嬉しいですよ。けれど、負けたとしても世界で有数な選手たちが集まるチームに3点取れたという自信にも繋がります。とにかく怖がってしまったら終わりです。自分たちの『マリノスサッカー』を見せて、どんな試合になるのか。私も楽しみたいと思っています」

 監督の言うようにこの試合がスコアレスになることはないだろう。むしろポステコグル―監督から溢れる自信と意欲を目の前にすると、ひょっとしたらという気持ちになる。

2019/07/11 マリノスのアイドル天野純の旅立ち。ベルギー2部で英雄になり殻を破れ! – Jリーグ – Number Web – ナンバー

text by 井川洋一

「正直、今日の後半みたいなプレーって、もっと歳をとってからでもできると思うんです」

 ベルギーのロケレンへ1年間の期限付きで移籍した天野純は、旅立つ2週間前の松本山雅戦のあと、筆者にそんな風に打ち明けた。

 そのホームゲームでは、後半に彼が低い位置からボールを動かすことによって、横浜F・マリノスはリズムを掴み、終盤に決勝点をもぎ取って勝利を収めた。

 それでも27歳のレフティは、勝利を喜びつつも、どこかふっきれない表情を浮かべていたように思う。いま振り返れば、その印象はさらに濃くなる。

「いまはもっともっと相手にとって危険なプレーヤーになりたいですし、もっと得点に絡みたい。そういう思いは強い。でも試合に出させてもらっている以上、監督に求められていることを全うしないといけないですよね」

–10番としての責任と自身の理想。

 マリノス伝統の背番号10をまとう主将は、自身の理想とチームへの責任の狭間で揺れていた。ただ実際のピッチ上では、アンジェ・ポステコグルー監督の期待に応えるべく、彼の動きは“責任”の方に振れていた。

 けれど天野の内奥にあるフットボーラーとしての“理想”は、20代後半の自分にやってきた国外からのオファーを拒むことを良しとしなかった。

 外に出ただけで、殻を破れるわけではない。しかし環境の変化が何かのきっかけになることはある。「腹をくだして長いこと考えた」結果、天野は好調のチームと「最高の仲間とファン」のもとを離れ、ベルギーで「ひと旗上げ」ることを決意した。

「数年前に感じていたような成長速度(が感じられなくなっていた)。もうひと皮むけるべきなのに、それができていない。停滞感をすごく感じていて、何かを変えなければいけないと、今季はずっと思っていました」

 天野の壮行試合となった七夕前日の大分トリニータ戦のあと、多くの記者に囲まれた彼はそう言った。

–安パイではなく、楽しいプレーを。

「まだ27歳。いまは一番あぶらが乗っている時期だと思う。そんなときに、安パイなプレーではなく、もっともっと相手にとって危険な選手に、もっと見ていて楽しい選手になりたい」

 この大分戦で、彼が2週間前にも口にした「危険な選手に」なれていたかと問われれば、大きく頷くことはできない。ポジションは喜田拓也と並ぶ低めの中盤。監督の指示ではあるはずだが、バランスを取りながら配球役を担い、開始早々に惜しいボレーを放ったものの、高い位置での仕事はそれほど多くなかった。

 セントラルMFとしての全体的なパフォーマンスでも、相棒の喜田拓也に劣った。5月度のJ1最優秀選手に輝いた背番号8はこの試合でも、出色の出来を披露。知的な位置取りと鋭い出足でピンチの芽を摘み取り続け、今季の台風の目と目される大分をシュート2本と沈黙させ、1-0の勝利に大きく貢献している(GK朴一圭の好守やチーム全体のプレスも見事)。

–“アマジュン”は愛されるアイドル。

 天野は良くも悪くも、多くの人に愛されるアイドルのような選手だと思う。

 ニックネームは、その界隈にありそうな“アマジュン”。下部組織から大学を経てマリノスに入団した彼は、ファンの「時に温かく、時に厳しい声援に」育てられてきたと自負している。人当たりの良い対応と頻繁にこぼれる笑みから、メディアの受けもいい。

 今季から10番を着け、同じく左利きの偉大なレジェンド、中村俊輔の後継者と目されるようになったが、率直に言って、残してきたインパクトは比較にならない。

 中村は27歳の時、スコットランド随一の名門セルティックで、熱狂で知られる本拠地パークヘッドのサポーターを沸かせていた──磨き抜かれた左足から決定的な仕事をたびたび見せながら。彼もまた当地で多くの人のアイドルと崇められていたが、欧州で言う“アイドル”とは、“英雄”の意味に近い。

 おそらく、もうすぐ28歳になる天野は、日本で言うところのアイドルから、ユニバーサルな意味における英雄になる挑戦へ踏み出したのだろう。

–「もっと前で得点に絡む」意欲。

 個人的には、中盤の低い位置でかつてのアンドレア・ピルロのようにピッチ全体を支配するような“英雄”を目指すのも面白いと考える(そのためには、大分戦で見せたような精度にムラのあるフィードを改めなければならない)。

 けれども彼は、「もっと前で得点に絡む」姿を追い求めたいと言う。

 ならば、技術やキックだけでなく、攻撃性、積極性、落ち着き、相手との駆け引き、そして何より心身の強さなど、改善すべき点はさらに多くなる。同じくレフティのダビド・シルバやベルナルド・シウバあたりが目標となるだろうか。いずれにせよ、彼が挑む地平はとても高い。

 移籍に際し、ポステコグルー監督からは「特に何も」言われなかったそうだが、ヘッドコーチのピーター・クラモフスキーは「片道切符のつもりで挑戦してきてほしい」と声をかけた。

「最初は特にメンタルが問われることになるはず。でもそこを乗り越えて、成功を掴んでほしい。ただただ欧州を経験し、1年後に戻ってきて仲間にそれを伝えるだけでは、彼自身にとってあまり意味はないと思う」とマリノスの練習を取り仕切るコーチは言う。「技術面は問題ないはず。それをどう生かすかだ」と期待を込めながら。

–見たことのない世界に飛び込みたい。

 昨季の国内リーグで最下位に終わったロケレンは新シーズン、2部を戦う可能性が高い(2部を制したメヘレンに八百長や詐欺容疑があり、1部残留が検討されているという)。そんなクラブで成長できるのかと疑う向きもあるだろう。まして横浜は今季、15年ぶりのリーグ優勝を狙える好位置につけている。

 それでも、「ここで行かなければ、一生後悔すると思い、移籍を決断した」。天野は壮行セレモニーで、雨の降る三ツ沢球技場に残ったたくさんのファンにそう伝えた。あえて厳しい道を選択したアイドルに、サポーターは「アマジュン、頑張れ!」とエールを送っていた。

 この決断の裏には、昨年9月に初めて代表に選出された時に感じた「海外組の余裕や自信にみなぎる姿」があるという。

「Jリーグのレベルがどうこうではなく、やっぱり海外に行かないとわからないことなんだろうなと痛感しました。それにまだ見たことのない世界に、飛び込んでみたい」

–喜田「背中を押すだけだった」

 同僚の喜田は「あの人の夢はずっと聞いてきた」と話す。「逆に、チームに対してどんな想いでやってきたのかも、一番近くで見てきたからわかっている。(天野の移籍は)チームにとってはもちろん痛いけど、そういうのを見てきた自分としては、背中を押すだけだった」

 優勝争いをするチームから、2部リーグへの移籍──。それでも挑戦には変わりない。かつての本田圭佑のように、2部でも絶大な存在感を放つことができれば、道は開けるはずだ。

 その時には、たくましさを身につけた英雄の風格が漂っているかもしれない。

「人間としてもひとまわり成長できるように。英語が喋れるようになったらかっこいいし」とおどけた天野は七夕の日に日本を発った。今頃、ベルギーの街で様々な刺激を受けていることだろう。

「ベルギー、行ってきまーす」とアイドルのようにファンに別れを告げた彼の、殻を破るための挑戦の日々が始まった。

2019/07/11 サポーターと共創する未来へ沸騰プロジェクトがマリノスを変える | footballista

シティ・フットボール・グループ(以下、CFG)が横浜F・マリノス(以下、マリノス)との提携を通じて、最もポジティブな驚きの一つとして捉えたことはサポーターのロイヤルティだった。クラブに対してはもちろん、スポンサー企業の商品を感謝の気持ちと共にSNSに投稿する文化はJリーグが持つ魅力として認識され、CFGのパートナーシップ事業においても武器になっている。

マリノスではそうした高いロイヤルティを持つファンを「スーパーファン」と呼び、彼らの声を顕在化させることでファン起点の新しい商品やサービスを生み出す活動に取り組んでいる。その名も「沸騰プロジェクト」。情報過多の時代において従来のプロモーション方法が通用しなくなりつつある中、コンテンツの主体をファン側に設定したCtoCプロジェクトがもたらすものとは。

同プロジェクトを主幹する横浜マリノスのFRM事業部部長の永井紘氏、メディアブランディ部部長の大多和亮介氏の両名に話を伺った。

インタビュー・文 玉利剛一(フットボリスタ編集部)

–一緒に創っていく存在

――まずは「沸騰プロジェクト」を発足させた経緯を教えてください。

永井「お金を払って実施する宣伝広告の効果を感じにくい現状をふまえて、口コミを増やそうというところから始まっています」

大多和「マリノスに関心がない人まで広告が届かない現状がある。あと、SNSの世界で考えるとマリノスのサポーターは多くのフォロワーを抱えている方が多いのもきっかけの一つです」

――マリノスサポーターが多くのフォロワーを抱えている理由をどのように分析されていますか?

大多和「デジタル上の感度の高さとかノリの良さもいい。今年の3月22日に日産スタジアムで日本代表vs.コロンビア代表が行われたのですが、マリノスから代表に選ばれていた畠中選手はベンチスタートだった。すると(マリノス)サポーターが次々と“#畠中出せ”とか“#日産やぞ”というハッシュタグを投稿してツイッターのトレンド9位に入った(笑)」

――そうしたマリノスサポーターの特徴を活かそうと考えた訳ですね。プロモーションの主体を顧客側に捉え、CtoCを重視する“ファンベース”の発想は近年のビジネストレンドではありますが、Jリーグでは珍しい取り組みです。

永井「ここ数年でクラブは大きく変化して、離れていってしまった方々もいました。一方で、信じてくれる方、応援してくれる方のツイートにはすごく勇気付けられました。そうした経緯や沸騰プロジェクトでの(サポーターとの)交流を通じて気が付きました。これまでのクラブとファン・サポーターの関係性を超えられる可能性があると」

大多和「これまでの発想ではサポーターの方は享受する側だったのですが、発信者としてのサポーターがいる。一緒に(クラブを)創っていく存在だと今は考えています」

永井「だから、よりサポーターのみなさんを理解するためにオフラインミーティングも開催しています。テーマを決めて1回20名くらいの方に集まっていただきヒアリングしたり、ディスカッションしたり。直接意見を聞ける場はクラブにとって貴重です」

――現在、何人くらいの方が沸騰プロジェクトに参加されているのですか?

大多和「今(※取材日:5月下旬)、登録数で1800名程度。オフラインのミーティングは12回開催しています。過去にはこのミーティングがきっかけで進んだ企画で『昔のユニホームを着て来場したらプレゼント』というものがあったのですが、当日の運営まで全部やって頂きました。バイトを雇うのではなく、サポーターの方々が運営することで会話が発生し、笑顔が生まれます」

――沸騰プロジェクトが社員さんの手を離れて自走し始めている。

大多和「自走……いいですね。勝手に沸騰していくというイメージでしょうか。まだそこまでには至っていないですが、ひとつの理想形かもしれないですね」

永井「今までは自分達だけで何とかしようとしていましたが、今はそうではありません。かなり力をお借りできているのは間違いないです」

――マリノスにとってサポーターはお客様ではなく仲間ですね。

永井「一元的には捉えられませんが、沸騰プロジェクトに参加頂いている方に対しては仰る通り“仲間”“身内”“支持者”という言い方が出来ると思います。共にこのクラブを創っていきたいですね」

–サポーターにも主人公でいて欲しい

――沸騰プロジェクトに参加されている方は何を動機とされていますか?

永井「純粋にマリノスを良くしたいと思って下さっている方が多いです。より多くの方にスタジアムに来場して欲しい、より愛されるクラブにしていきたいという想いで参加頂いています」

大多和「偏愛ですね。『トリパラ』という応援におけるマストアイテムである傘があるのですが、試合が平日開催の時は(サポーターが)晴れの日であっても職場にそれを持っていくんです。結構目立つので周りからは『あれ、何?』みたいに思われていると思うのですが(笑)。けど、それを持って出勤することで悦に浸るみたいな。そういう気持ちを分かりあえるコミュニティが沸騰プロジェクトにあることも大きいと思います」

――サポーターとコミュニケーションを取る中で社員にはない発想のアイデアが出ることはありますか?都会のクラブですし、多様なバックボーンを持ったサポーターが集まっていると想像します。

永井「あります。例えば、日産スタジアムにはお子さんと一緒にご飯を食べる場所がないという指摘。スタジアムの席は横並びなので、(子供に)食べさせにくい。だから、子供用の机や椅子があると便利ですよと言われて。当たり前のことなのかもしれませんが、自分達が子供を連れてスタジアムに行ったことがないから意外と出てこない発想です。あとはトイレの評価が高い。クラブがトイレをアピールすることは無いですが、お客さんの立場になるとそこはポイントが高い。新しいことを作るのも大切ですが、今あるものの良さを再確認できる部分もあります」

大多和「あとは、スペシャルな能力を持ったサポーターが結構いらっしゃいます。ARの技術者、著名なウェブデザイナー、雑誌の編集者、俳優まで。上手く力を集結できたら凄いアウトプットが出来ると毎回思います。今後の課題ですね」

――直近で沸騰プロジェクト発の企画で実施される予定のイベントはありますか?

永井「8月3日(土)の清水エスパルス戦でユニホーム付チケットを発売します。この企画自体は4年前から実施しているものです。これまでは大人用ユニホームのワンサイズのみでしたが、沸騰プロジェクト内での声を受けて今年は初めて子供サイズも準備します」

――サポーターの声が実際に反映されると沸騰プロジェトはさらに盛り上がると思います。

永井「沸騰プロジェクトでの企画が実現するまでのスパンは色んな事情も絡むのでケースバイケースですが、伝えたいのはクラブスタッフも相当ツイッターやインスタグラムを見ているということです。多分、皆さんが想像しているより見ています(笑)。クラブが抱える課題や、それに対する改善案が(ツイッターに)投稿されていることが結構ありますが、そういうものはスクショを撮って社内で共有しています。それをきっかけに社内で議論が起きることもよくあります。

 先日も階段を手すりを使わなければ登れない方がいたのに、手すり付近で多くの人が座ってご飯を食べていて困ったという投稿がありました。最終的にはそれに気が付いたサポーターが登るのを手伝ってくれたという話なのですが、それに気が付けなかった自分達はダメだなと反省して。それからは『手すり付近には座らないでください』という案内を作りました。そういう日常の改善も意識しています」

――今後、沸騰プロジェクトはどのような共創関係を目指していきますか?

大多和「共に創ることを目的化するのではなく、その過程でサポーター同士がつながることも大切にしたいですね。最近はCtoBのつながりも出てきています。沸騰プロジェクトでマリノスのパートナーであるオウルテック社さん、三省製薬さんの商品を一緒に考えようというミーティングを実施しています。こうした関係性を築けるとパートナーさんにとっての広告価値の発想も変わってくる」

永井「マリノスは株式会社なので形としては一般的な企業と同じなのですが、公共性が高い団体という側面もある。だから、収益を上げてさえいればいいという話ではなく、文化を一緒に創っていく。それは自分達だけで実現できるものではない。共感してもらえる人がいてこそ成立する。そういう意味ではクラブの存在そのものが既に共創関係であると言っても過言ではないと思います」

大多和「一般的にはピッチで戦う選手が主人公で、それを応援するのがサポーターという関係性だと思いますが、サポーターにも主人公でいて欲しい。マリノスに関わる一人の主人公として、自分の楽しみ方を周りに共有してもらいつつ、クラブと共に歩んで欲しいです」
 
 
沸騰プロジェクトに参加したあるサポーターは「(クラブから)求められることが嬉しい」と語る。希薄な人間関係が当たり前である現代において、“つながり”はもはや資本だ。マリノスは同プロジェクトを通じてサポーターが持つ知識や愛を活用すればするほど、彼らの帰属意識は高まる。そして、それは更なる共創関係を促進するだろう。宣伝広告施策としてスタートした同プロジェクトはサポーターをお客様ではなく“仲間”と捉えることで口コミ以上の価値をもたらしはじめた。

2019/07/12 久保建英の弟・瑛史もレアル入り!?地元紙報道も横浜Mは否定 : スポーツ報知

 スペインの名門Rマドリードに加入した日本代表MF久保建英(18)が10日、カナダ・モントリオールで移籍後初練習を行った。冒頭20分のみの公開だったが、スター軍団の一員としてランニングなどで体を動かした。

 スペイン紙「マルカ」は10日、久保建英の弟・瑛史(えいじ、12)も同クラブの下部組織に加入する見込みだと報じた。

 同紙によると、レアルは久保が新しい環境にいち早く適応することを望んでおり、母親と弟・瑛史がスペインに移住するとも伝え、「レアルのアカデミーの一員になるだろう」とした。建英の6歳下の瑛史は現在、横浜Mの下部組織に所属しており、レアルの下部組織に入団となれば、U―16日本代表MF中井卓大(15)が所属するカデーテAより下のインファンティルのAかB(13―14歳)でプレーするとみられる。

 横浜Mの下部組織関係者は現地の報道に「現時点では、全くない話です」と全面否定した。

 
 

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