夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノスまとめ(2019/07/08) #fmarinos


夕刊こけまり:今日の横浜F・マリノス(まとめ)

(´-`).o0(2019/7/8(月)関東地方の梅雨明けは遅めだそうです。)
 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.今日の練見(れんみ)
3.Twitter / Instagram
4.Webニュースログ 
 
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

岩手県下閉伊郡山田町にて「ふれあいサッカーin山田町」を実施 | ニュース一覧 | 横浜F・マリノス 公式サイト
(´-`).o0(スポンサーさんも協力)
 
 

今日の練見(れんみ)


 
 

Twitter / Instagram


 
 

Webニュースログ

2019/07/07 [MIXゾーン]ベルギー行き決断の天野純 数ヵ月に及んだ“苦しみ”明かす|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

–「腹を下しながら考えていた時も」

ベルギーのスポルティング・ロケレンに期限付き移籍することになったMF天野純(横浜F・マリノス)が、今回の決断に至った経緯を語った。

天野は6日に行われた明治安田生命J1リーグ第18節(大分トリニータ戦)にフル出場。前半1分に惜しいミドルシュートを放ったほか、その後も鋭い縦パスで自軍の攻撃を牽引。F・マリノスの1-0での勝利に貢献した。

同選手はミックスゾーンで報道陣の囲み取材に応じ、大分戦を総括。そのうえで今回移籍を決断するにあたり、体調が崩れるほど悩み抜いたことを明かした。

「(今季の)リーグ前半戦では大分に負けていたので、今日は借りを返そうという思いでプレイしました。今日が(移籍前)最後の試合でしたし、全て出し切ろうという思いで試合に入ったので、最後までその思いが体を動かしてくれて良かったです。みんなも出足が速かったし、体も動いていたので、こういう試合を毎回やれば間違いなくタイトルに近づけると思うんで、僕はベルギーに行ってしまいますけど、(みんなには)監督のサッカーを信じて続けてやってほしいなと思います」

「(移籍するかどうかについて)何ヶ月も悩みました。めちゃめちゃ腹を下しながら考えていた時もありましたし、昨日も緊張しすぎて腹を下して、ご飯を食べれなくて今日の試合を迎えたので不安もあったんですけど、勝てて良かったです。そのくらい悩み抜いて下した決断なので、そこは(みんなに)分かってほしいなと思います」

「(昨年9月に)代表に初選出された時に、海外組が放つ余裕だったり、自信がみなぎっている様子を見て、これは一味違うなと思いました。これはJリーグのレベルがどうこうという事じゃなくて、(自分が)海外に行かないと分からないことだなと痛感しましたし、この時の思いというのが今回の移籍を加速させたという部分は大きいですね」

「自分が海外移籍するまでの選手になれるとは(プロキャリアがスタートした)6年前は想像がつかなかったですし、これは一歩一歩積み上げてきたものだと思うので、海外でも一つひとつ積み上げて、活躍して、いつかまたマリノスに帰ってきた時にその経験を還元していきたいです。(今季はプレイするにあたり)色々と考えすぎていた部分もありましたし、自分のなかで停滞感を感じていた部分もあるので、『何かを変えないといけない』とずっと思っていました。このタイミングでベルギーからオファーが来て、この話に乗らない手はなかったですし、行かないで後悔したくはなかったので。そんな思いで移籍を決断しました」

また、天野はこの囲み取材のなかで『theWORLD』の質問にも答え、今後の抱負などを語ってくれた。

─ご自身のどのような所に“停滞感”を感じていたのでしょうか。

天野 「数年前まで感じていたような成長(が最近感じられなくなった)と言うか、『もう一皮剥けるべきだけどそれができていない』と言うか、成長速度が遅くなったというのを凄く感じていて、何かを変えないといけないなと今シーズンずっと考えていました」

─具体的にどのようなプレイができるようになりたいとお思いになられたのですか。

天野 「もっともっと相手にとって危険な選手になることと、もっと前(敵陣ゴール前)で違いを作れるようになりたいです。そういったプレイが本来の自分の持ち味だと思っているので、まだ27歳という表現が合っているのかは分からないですけど、今が一番脂が乗っている時期だと思いますし、その時に安全牌な(無難な)プレイをしているんじゃなくて、もっともっと危険な選手、(周りの人にとって)見ていて楽しい選手になりたいので、ベルギーではそういった自分を見せていきたいなと思います。海外では(目に見える)結果が求められると思うので、自分にはそこが足りていませんし、個の力をもっともっと伸ばさないといけないとも思っているので、(とにかく)結果にフォーカスしてやっていきたいです」

─ベルギーリーグの各クラブのプレイスタイルについてはどのような印象をお持ちですか。

天野 「僕が行くロケレンというチームはしっかり後ろからボールを繋ぐスタイルをとっていますし、(ボールが常に)自分の頭を越えるようなサッカーではないという印象も受けたので、自分(のプレイスタイル)が活きるかなと思って移籍を決断しました」

─ご自身としてはトップ下でプレイしたいですか。

天野 「そうですね。本音を言えばトップ下でプレイしたいです」

昨年は[4-3-3]の布陣のインサイドハーフで起用されることが多く、思い切りの良いミドルシュートや敵陣ペナルティエリアへの果敢な侵入でF・マリノスの攻撃にアクセントを加えていた天野だが、今季はボランチに入ることが増え、自陣後方でパスを捌きながら相手MFを引き出すという役割を主に担っていた。今季前半戦ではアンジェ・ポステコグルー監督によるボランチ起用に応え、中盤の底で丁寧かつ正確にパスを散らしていたものの、天野としては本来の持ち味であるドリブル突破やミドルシュートなどのフィニッシュワークにより磨きをかけたいという思いや、よりフィニッシュに絡めるポジションでプレイしたいという願望が強まっていたのだろう。不退転の覚悟で海外移籍を決断した同選手だが、異国の地でどれほど成長できるだろうか。

2019/07/08 葛藤明かした横浜FM天野「成長速度が遅くなった」“信頼”背負いベルギーへ | ゲキサカ

 プロデビュー戦から約5年、初陣と同じニッパツ三ツ沢球技場のピッチに立ったMF天野純が愛する横浜F・マリノスにしばしの別れを告げた。28歳を目前に控えて「ラストチャンス」と決断した初の海外移籍。最終戦を勝利で飾った背番号10は「めちゃめちゃ腹を下しながら考えた時もあった」と冗談混じりに胸中を明かした。

 小学時代から横浜FMの育成組織で育った天野は2010年、トップチームへの昇格を逃して順天堂大に進学。4年間でユニバーシアードの全日本大学選抜にまで上り詰め、卒業後に念願の古巣復帰を果たした。プロデビュー戦は14年7月12日の天皇杯2回戦・ホンダロック戦。それもこの場所『聖地三ツ沢』だった。

「よりファン・サポーターの方々との一体感が生まれるスタジアムなので、ラストゲームが三ツ沢というのは感慨深いものがあったし、三ツ沢でやれて良かった」。5年後の7月6日、思い出のピッチに立った天野は立ち上がりから気迫全開のプレーを披露。開始直後の前半1分、まずはゴール真上を突く力強いミドルシュートで圧倒ムードを牽引した。

「今日で最後だったし、全て出し切ろうという思いで試合に入ったので、最後までその思いが体を動かしてくれた」。

 主将の一撃に鼓舞されたチームは終始激しい球際バトルを展開。なかなか先制点を奪えない中でも集中力を絶やさず、終盤に混戦状態から先制点を奪い切り、今季4度目となる1-0での勝利をおさめた。フル出場を果たした天野は試合後、雨の中集まったサポーターに向けて「ベルギーへ行ってきます!」と爽やかに別れを告げた。

 昨季までの14番から10番に着替え、“主将3人制”の一角も任されて臨んだ今シーズン。タイトルへの道半ばでクラブを離れることに「苦渋の決断」と葛藤は隠さない。試合後の囲み取材では「楽しみ?」という記者の質問に「楽しみですけど、マリノスを離れるのは寂しい。ちょっとホームシックになっちゃうかもしれない」と本音を明かす一幕もあった。

 それでも海外移籍の夢は捨てきれず、それもロケレンというベルギー2部クラブからのオファーを飲んだ。「腹を下すこともあった」と苦悩もあったようだが、「行かないで後悔したくなかった」との決断。かねてより心に留めていた海外挑戦への憧れだけでなく、「何かを変えないといけない」という焦燥感が背中を押した。

 横浜FMで主力を担いながらも、初招集となった昨年9月のA代表では満足な結果を残せず、「もう一皮剥けるべきだけど剥けてないとか、数年前に感じていた成長速度がすごく遅くなったのを感じていて、何かを変えないといけないと今シーズンずっと思っていた」と複雑な胸中も明かした。

 天野は今月19日に28歳の誕生日を控えた現在を「いまが一番脂が乗っている時期」と捉えている。「その時に“アンパイ”なプレーをするのではなく、もっと危険な選手とか、見ていて楽しい選手になりたい」。そうした純粋な欲求が、頭をよぎるすべてのハードルを乗り越えていった。

 また、そうした葛藤を断ち切るかのごとく、三ツ沢の観衆も後押しムードにあふれていた。思い出されるのは不調が続いた昨季、独特のスタイルを構築中にあったアンジェ・ポステコグルー監督に向けての『We trust our BOSS(我々はボスを信じている)』という横断幕。信念を貫く決断をした者への、サポーターの確かな信頼がここでも見られた。

 28歳を目前にしての初の海外移籍。“青田買い”がメインストリームの海外市場において、困難なチャレンジであることは間違いないだろう。また「海外は結果が求められるけど、自分はそこが足りてないと思うし、力を伸ばさないといけない」との言葉どおり、ピッチ上の苦難も待ち受けているはずだ。

 ただ、そうした天野を支えていくのは、大学生活を経て横浜FMというビッグクラブに再び加入したにもかかわらず、なかなか出番を得られない時期が続いたプロ1〜2年目からここまでの立場を築き上げた経験だ。

「まさかこうして海外移籍できる選手になれるとは想像がつかなかった。それは一歩一歩積み上げてきたものだと思う。海外でも一つ一つ積み上げていって、活躍して、またいつかマリノスに帰ってきて、その経験を還元して、マリノスのために戦いたい」。愛するクラブでつかんだ手応えと、あふれるほどの成長欲を携えて、天野純は未来を変える旅に出る。

(取材・文 竹内達也)

2019/07/08 コパ・アメリカをきっかけに…三好康児は日本代表の2列目争いに挑む – All About NEWS

コパ・アメリカを終えて、日本代表の選手たちは日常に戻った。欧州のクラブに所属する選手は、シーズン開幕前のキャンプに合流している。日本国内でプレーする選手たちは、毎週末のリーグ戦を消化している。横浜F・マリノスの三好康児もそのひとりだ。

–ウルグアイ戦で2得点をあげた三好康児に注目!

日本代表と五輪代表の森保一監督に対して、国内でアピールを続ける選手のひとりが三好康児だ。横浜F・マリノスに在籍する22歳である。

コパ・アメリカのウルグアイ戦で2得点をあげたことにより、彼の名前はサッカーファンに広く知られることとなった。もっとも、プロ入り前から期待を集めてきた選手である。

–川崎フロンターレの育成組織からプロへ

小学5年生から在籍した川崎フロンターレの育成組織では、将来性を高く評価されてきた。身体は小さいものの攻撃センスに溢れるレフティーは、高校卒業と同時にトップチームに昇格する。

年代別の日本代表には、プロ入り前から選出されていった。2013年にU-17(17歳以下)ワールドカップ、17年にはU-20ワールドカップに出場した。

18年に東京五輪を目ざすU-21日本代表が立ち上げられると(※1)、三好は森保監督の構想で中心を担っていく。同年のアジア大会ではエースナンバーの10を背負ってキャプテンも任され、決勝まで勝ち上がったチームを引っ張った。19年3月のAFC(アジアサッカー連盟)U-23選手権予選でも、背番号10を託された。

–期限付き移籍でプレーに磨きが

国際舞台への歩みを力強いものとしたのが、クラブでのプレーである。プロ4年目の18年に北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍すると、J1 リーグ戦で前年の13試合から2倍となる26試合に出場する。プレータイムが飛躍的に伸びたことで、持ち前のサッカーセンスに磨きをかけることができたのだった。

19年は横浜F・マリノスへ期限付き移籍中だ。ここでもコンスタントに出場機会をつかみ、上位に食い込むチームで存在感を放っている。

–「2列目」は日本代表で最激戦区

三好が持ち味を存分に発揮するのは、2列目と呼ばれる攻撃的なポジションだ。

森保監督の日本代表では堂安律(フローニンゲン/オランダ※2)、南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)、中島翔哉(ポルト/ポルトガル)が起用されてきたが、コパ・アメリカで久保建英(レアル・マドリード/スペイン)が定位置争いに名乗りをあげた。18年ロシアW杯日本代表の香川真司(ドルトムント/ドイツ)や原口元気(ハノーファー/ドイツ)も、2列目の候補者だ。

日本代表でも最激戦区といっていいポジションである。三好でなくとも先発をつかむのは難しいが、コパ・アメリカでは中島や久保との連携に好印象を残した。ウルグアイ戦で得点という結果も残した。

あとは、他でもない彼自身がどこまで本気になるか。横浜F・マリノスで得点やアシストといった分かりやすい結果を残すことから、日本代表定着と東京五輪のメンバー入りが見えてくるだろう。

(※1)五輪のサッカー男子競技は、2020年の開催時に23歳以下の選手に出場資格がある。このため、18年は21歳以下、19年は22歳以下の選手によってチームが構成される。なお、五輪本大会では、年齢制限に関係のないオーバーエイジを3人まで出場させることができる。

(※2)選手の所属はすべて7月10日現在。

2019/07/06 データで振り返るJ1リーグ前半戦 際立つのは横浜FMの攻撃スタッツ【Jリーグ】:Jリーグ.jp

明治安田生命J1リーグは17節までを消化し、シーズンの折り返し地点を迎えた。ACL参戦の4チーム(鹿島、浦和、川崎F、広島)は一つ消化試合が少ないものの、その他の14チームは一回りの対戦を終えたことになる。

果たして、各チームはここまでどのようなパフォーマンスを見せているのか。各種スタッツで今季の前半戦を振り返っていく。

各項目で高い数値をはじき出したのは横浜FMだ。「得点」「シュート数」「ボール支配率」「クロス数」「スルーパス数」と攻撃部門の6つのうち、5部門でトップに立った。また「走行距離」「スプリント回数」もトップを記録。リーグ最多得点を記録する攻撃スタイルは、底知れぬ走力によって成り立っていることが分かる。

「得点」で2位の神戸、3位の名古屋も、攻撃のデータでは軒並み高い数値を記録。5位タイの川崎Fも含め、いずれのチームも高いボール支配率を誇っているのが特徴的と言えるだろう。

一方でここまで首位を独走するFC東京は、「ボール支配率」の15位をはじめ、攻撃データは総じて低いものの、「得点」は5位タイ。その得点力を支えているのが「スルーパス」で、ボール支配では譲りながらも、相手の裏を取る縦パスをゴールに結びつけていると考えられる。

守備の項目を見ていくと、「失点」「被シュート数」で川崎Fがトップに。昨季もリーグ最少失点を記録した王者が、今季も安定した守備を実現している。

面白いのは敵陣での「ボール奪取数」だ。1位の名古屋、2位の横浜FM、3位の川崎Fは「ボール支配率」でも上位に名を連ねるチームである。つまり敵陣でボールを奪い、相手陣内でボールを回す、いわばハーフコートマッチに持ち込みたいという狙いの表われだろう。

もっともリスクを負ったこのスタイルは、ピンチと表裏一体でもある。名古屋と横浜FMがある程度失点が多いのは、致し方ない面でもあるのだろう。

しかしこの2チームとは対照的に、川崎Fは「失点」が最も少ない。これは「オフサイド奪取数」に起因するかもしれない。

横浜FMと名古屋は高いラインを保ち多くのオフサイドを取っているのと比べ、川崎Fのその数は多くない。敵陣でボールを回しながらも、守備時にはしっかりとラインを下げ、裏を取らせない守備を徹底していることが窺える。このリスクマネジメントの意識が高さが、川崎Fの強さの秘訣なのかもしれない。

2019/07/06 久保建 衝撃移籍の裏にマンチェスター・シティーあり | 東スポの海外サッカーに関するニュースを掲載

“白い巨人”入りは偶然の産物だった?J1FC東京からスペイン1部レアル・マドリードに加入した日本代表MF久保建英(18)は、かねて下部組織に所属した同1部バルセロナへの復帰が既定路線とされてきた。そんな中、最終的に「永遠のライバル」に移籍することになった裏に、いったい何があったのか。実はイングランドの名門マンチェスター・シティーの動向が伏線になったという。

バルセロナの下部組織で育った久保が、宿敵のRマドリードに“禁断の移籍”を果たしたことは、日本やスペイン国内のみならず世界中から大きな注目を集めた。

 そんな衝撃的なビッグクラブへの移籍実現にはあるキッカケがあったという。久保をよく知るJ1クラブ関係者は「建英は伸び悩んでいた時期があって、海外クラブからの評価も決して高くなかった。それを変えるキッカケになったのが(J1横浜)マリノスへの(レンタル)移籍。環境が変わって意識も変わった」。

 久保の潜在能力は誰もが認めるところだが、FC東京のトップチーム定着が期待された昨季はJ1開幕から途中出場ばかりでJ3のFC東京U―23チームが主戦場となっていた。攻撃のパフォーマンスだけでなく、守備のハードワークも掲げる長谷川健太監督(53)の要求に応えきれなかったことが一因だった。

 そこで久保は出場機会を求め、昨年8月に横浜Mに期限付き移籍。新天地ではアンジェ・ポステコグルー監督(53)の攻撃的サッカーのもと、前線でボールを奪ってすぐに攻撃へ切り替える意識を徹底的にたたき込まれ、ディフェンスの重要性を再認識。ひと皮むけてFC東京に戻り今季の大活躍へとつながった。

 そして、横浜Mで成長を遂げる日々のなかで大きな転機となる出来事があった。「マンチェスター・シティーのスカウトが(横浜Mの)視察に来たときに、建英も高く評価していた。その評価を聞きつけてレアル・マドリードも(久保の調査に)力を入れ始めたようだ」(同関係者)

 横浜MはマンチェスターCやニューヨーク・シティー(米国)などを運営する「シティ・フットボール・グループ」が経営に参画しており、同グループのマンC関係者が定期的に試合や練習の視察に訪れている。久保の名前はすでに欧州クラブの間でも知られていたが、横浜Mで急成長するプレーを目の当たりにして評価が急上昇。欧州で覇権を争うライバルの動きを察知したRマドリードも“ノーマーク”だった久保の調査に本腰を入れ、獲得候補としてリストアップするに至ったというのだ。

 久保は6月29日の壮行セレモニーで「今、自分がここにいるのは、マリノスに半年間レンタルできたことが非常に大きいと思っている」と語ったが、まさに横浜Mでの日々が自身のサッカー人生を大きく左右することになったようだ。

2019/07/06 横浜FMの”スタグル”がすごい! 「人を誘いたくなるスタジアム」への挑戦 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

–試合開催日に30台以上のキッチンカーが出店、SNSでも話題に
「マリノスのスタジアムグルメ(スタグル)がすごい」「うらやましい」――。SNSを見ていると、そんな声をよく目にするようになった。

 横浜F・マリノスは今年1月、キッチンカー事業を手がける「Catering&Delivery Service Association(以下、CDA)」社とオフィシャルスポンサー契約を結び、その分野のプロフェッショナルと協力を始めた。

 そして、今や試合日の日産スタジアムでは、30台以上ものキッチンカーが並び、多種多彩なグルメを楽しむことができる。そんな子どもから大人まで楽しめる横浜FMの食文化にスポットライトを当ててみたいと思い、横浜FMのマーケティング本部FRM事業部Jリーグ運営担当、矢野隼平氏に話を聞いた。

  ◇   ◇   ◇

――このところ、「マリノスのスタグルがすごいぞ」という声をよく耳にするようになり気になっていました。クラブとしてスタグル展開に力を入れ始めたきっかけはなんだったのでしょう?

「きっかけは二つあります。一つはホームゲームでの満足度調査で、ファンの方々からグルメを充実させてほしいという声が非常に多かったこと。もう一つは私自身、入社3年目ですが、学生時代からグルメを目的にイベントへ行くことが好きだったので。担当者として、そこに力を入れることを決めました」

――今年1月にはCDA社と提携しました。この経緯についても教えていただけますか?

「昨年と一昨年までは、私がすべてのオペレーションを担っていました。キッチンカー業者を呼んで、出店するお店の選定から日程調整まで。ただ、どうしても他の業務と重なって片手間になってしまっていたので、アウトソーシングするべきだと感じました。昨年までの経験で、イベントの充実にはキッチンカーは欠かせないとも感じていたので、そこに焦点を当てた施策をしようと考えていました」

――出店するお店はすべてCDA社に一任しているんですね。

「そうですね。スポンサーをしていただいている松屋さんとHUBさんを除けば、すべてCDAさんにお任せしています。代表の須谷真央さんとは初めてお会いした時から、人としてもビジネスパートナーとしても息が合うところがあったんですが、実は偶然大学の学部の先輩でもあったんです。そういった縁も感じました」

――CDA社のツイッターを見ていても、ユーザーからの「出店してほしい」という声に即座に対応し、実際に出店が決まるという流れがあって、その柔軟さとスピーディーさに驚きました。

「本当に心強いです。CDAさんは出店しているキッチンカー業者の方々からも信頼がある企業だということも実感しています」

–売上は倍増 他クラブにはない強みで差別化も
――「スタグルの充実」に取り組み始めて、ここまでの感触はいかがでしょう?

「当初から考えていた『スタグルを充実させる』という点で言えば、売上ベースで昨年までの倍以上の成果が出ています。もちろん、売上がすべてではないですけど、はっきりと数字に表れているところです。狙いが間違っていなかったなという喜びがありつつ、安堵感もあります」

――実際に利用しているファンやサポーターからの反響も多いのではないでしょうか。他クラブのサポーターが「羨ましい」と言っている声も目にします。

「本当にありがたいことで、嬉しい限りです。SNSなどを通して、喜んでいただけている様子を目にしています。一昨年や昨年にはそこまで感じることができなかったんですけど、今年に入ってからアウェーのお客さんが増えたとも感じています。それが一つのカルチャーを作れているということなら、なおさら嬉しいですね」

――「マリノスといえばスタグル」というブランディングができつつあると?

「Jリーグの中では鹿島アントラーズさんのスタグルは有名ですよね。そういったクラブに少しでも近づけたら嬉しいなと思っています。キッチンカーを使ったスタグルの展開は他のクラブでもやっていることですが、マリノスではその内容をプロフェッショナルに任せています。それによってメニューが他とはかぶらなかったり、東京都内でも有名な店舗を集めてもらっている強みで差別化できていると自負しています」

–“スタグルは入り口” 勘違いしてはいけないことは…
――SNSの影響もあって、今やスタグルも口コミで評判が広まります。グルメというジャンルは、なかなかスタジアムに行く習慣のないライト層のお客さんに向けても訴求しやすい部分でもありますよね。

「そうですね。サッカークラブの名前でSNS検索をかけると、今の時代はグルメに関するものがたくさん出てきます。ピッチの写真か、イベントの写真か、スタグルの写真かというくらいに。インスタグラムなどの波及効果の大きさは感じていて、今注力すべきポイントだと考えています。オクトーバーフェストや肉フェスなど、グルメ系のイベントには人がたくさん集まりますからね」

――お腹を満たすことは当然だと思いますが、それだけではないスタグルが提供できる価値はどんなものがあると考えていますか?

「特に、初めて来たお客さまに提供できるものは二つあると思っています。一つ目は楽しいという感情を味わっていただくための“ワイワイ感”。ワイワイしている場所は、それ自体が演出になっています。『サッカースタジアムってこんなにいろいろなイベントをしてるんだ』ということが、パッと目で見て分かるようにすることで、大きなインパクトを与えられます。

 もう一つは、やっぱり美味しくないとスタグルの意味がないということです。楽しいだけではなく、やっぱり食べた時に感動と喜びを与えられたらと思っています。ただ提供するだけなら、私一人でもできたかもしれないことですからね」

――既存のファンやサポーターが、人を誘ううえでの“口実”としても、スタグルには大きな意味があるように感じます。

「そうですね。初めて来る人にピッチ上での90分間の魅力は伝わりにくい部分もあります。スタグルは既存のファンやサポーターの方々が、初めての人を連れてくる口実になったらいいなと思います。

 ただし、クラブとして勘違いしちゃいけないのは、『スタグルを目当てにお客さんは増えない』ということです。90分間の試合の応援体験が、サポーターになるうえでのマストな条件になることは間違いない。なので、スタジアムに1回来た人が、2回、3回と来てもらうための“入り口を作る”感覚でやっています」

–人を誘いたくなるスタジアムへ、改善に取り組む二つの課題とは?
――イベントの開催を重ねているなかで、今、感じている課題はありますか。

「一つはお客さまが増えたことによる行列です。店舗によっては1時間待つところもあるので、その問題解消のために予約専門のキッチンカー導入を進めています。事前に予約をして、時間になったらキッチンカーに受け取りに行く形です。トイレの問題もそうですけど、スタグルで1時間も待ち時間が生まれてしまうのはお客さんも受け入れ難い部分がありますから。

 もう一つは出店エリアの拡大。日産スタジアムはあれだけの大型スタジアムですけど、場外イベントができるスペースは限られています。今は東西に約30店舗のキッチンカーを出していますが、それでもまかないきれないほどの需要になっています。単に拡大できたとしても、目立たないところに出店しても意味はないですし、上手くお客さまの動線を作っていきたいです。CDAさんも、需要に対しての絶対数は足りてないと言っています」

――最後に、さらなるスタグルの充実に向けて目指すところを教えてください。

「今年から注力し始めた部分なので、まだまだ他クラブに追い付けていないのが現状だと思っています。マリノスのスタグルといえば『賑わっていて、おいしい』というところまではきている。でも、例えば『鹿島といえばもつ煮』というほどのメニューはまだできていない。今後は、横浜の街にも関連させた代表的なメニューを出していきたいです。そして、“人を誘いたくなるようなスタジアムづくり”を目指していきます」

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)

 
 

 
 

今日のこけまり


【ロコさぬレポート】2019/7/6(土)19:00KO J1第18節 横浜F・マリノスvs.大分トリニータ@ニッパツ三ツ沢球技場 #横浜FM対大分
 
 

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