【試合結果まとめ(1○2)】2019/5/31(金)19:00KO J1第14節 湘南ベルマーレvs.横浜F・マリノス@ Shonan BMWスタジアム平塚 #湘南対横浜FM



 
 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2019 明治安田J1 第14節 vs湘南ベルマーレ | 2019 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「本当に良い勝利だと思います。
湘南というチームは本当にタフなチームですし、難しい試合になると考えていました。予測していたとおりの試合になりました。
しかし、自分たちがやろうとしていたサッカーが出たと思います。選手たちがハードワークして、最後まであきらめず一生懸命にやったと思います。選手たちを誇りに思いますし、本当に勝って嬉しいです」

質問:前半に比べて後半の方が、より安定した戦いができて、走る量も増えていたと思います。どのような指示によって変わったのでしょうか
「湘南さんは本当にプレスが強いですし、前から素早いプレスが来ると予測していました。実際にそうでしたので、前半はなかなかリズムをつかむことが難しかったと思います。特に扇原が交代になった時間も早かったので、その影響もあったと思います。
ただし90分を通してあきらめることなく、自分たちがやろうとしているサッカーを忘れずにできました。ボールをどんどん回すことで、相手を動かすことが大事になってくると考えていました。自分たちを止めるには20分・25分だけでは足りません。90分を通して自分たち以上にハードワークしなければ、絶対に自分たちを止めることはできないと選手たちに言っていました。
今日の試合は、本当にみんながハードワークをした結果だと思います」

質問:交代で天野選手、三好選手が入っても、それまでのシステムを変えなかった点について教えてください。
「個人のところを見ることは、私は一切ありません。大事なのはチーム全体で戦うことなので、自分たちがやろうとしているサッカーをやり続け、よりパワーを持ってやるということだけを考えています。
そのために構成を変えることはあります。それぐらいの理由だけであって、特に個人がどうこうという問題はありません。
もちろん、あの時間帯で扇原がケガをして天野を入れたり、後半に三好を入れたりという変化はありましたが、それは勝つために行ったことです。自分にとって一番重要なのは、後半になればハードワークがしにくくなってきたなかでもパワーを持って、より前に行くということです。その部分、選手たちは非常に良くやってくれたと思います」

質問:中盤の形に関しては、これからもダブルボランチを続けていくのでしょうか?
「ツーボランチとワンボランチ、どちらがというのではなく、見ていただければわかると思うのですが、自分たちが止まってしまうと難しいゲームになります。誰かがボールを奪いに動いたら、みんなが連動していくということが大事です。そういう部分で、自分たちがまず何をしなければいけないかというのが大事です。ツーボランチか、ワンボランチか、システムはなど、重視していません」

質問:今日、決勝点を挙げた仲川選手についての評価を教えてください。
「一人の選手だけを評価するということは、自分はしません。チームとしてどうか、が重要です。
彼が良くやっているのはわかっています。ですが、それは彼個人ではなく、周りがハードワークをして連動している。チームとしてプレーすることによって彼が活かされる、そしてみんなも活きる。どの試合でも、全体で、みんなでどうだったのかが大事だと考えています。
もちろん仲川選手も、他の選手たちも非常に頑張ってくれていると思っています」

質問:個人的な評価は重視しないとのお話ですが、好守のハードワーク、前からボールを奪い返そう、プレッシングなど、どのチームもコンセプトは同じではないかと思います。そうなると、やはりを最後は個人の部分が大事になってくるのではないでしょうか?
「同じようなスタイルになるのではないか、という意味合いをおっしゃっているのかもしれませんが、全く違います。
今日の我々のボールポゼッションは、おそらく6割をこえていると思います。プレスは自分たちも、相手も掛けていますが、どちらがよりボールを持っていたのでしょうか? 我々です。
スプリント回数、走行距離、そしてチャンスの数など、Jリーグでも上位に位置しています。一つ・二つの部門が良くて、三つ目以降が良くないというのではおかしいと思います。
一人でプレスに行ったところで、周りのサポートがなければ意味がありません。そういう部分で、自分たちがボールを持って個の力を借りてロングボールを蹴ったとして、ウチの前線にいるマルコス ジュニオールや仲川、彼らの背丈を見てください。たぶんテーブルの下ぐらいではないでしょうか。そういうロングボールを高さで競ることはできません。
ですので、自分たちが違いを出すため、どうやったらボールを奪われずに前に行くことができるか。そういうところを見ています。ですからチーム全体で総括して、勝つことが大事ですので、今日の湘南さんとは違ったプレースタイルだと思います。他のチームとスタイルが同じということはありません。Jリーグの他チームと比べても、同じではなく、我々のスタイルは我々だけだと思います」

選手コメント

エジガル ジュニオ

「(1点目のシーンは)マルコスがボールを持って、いい状態でした。次にテルにいいスルーパスが出て、テルなら絶対に間に合って、いい状態でセンタリングを上げられると思った。
そして、しっかり中で準備をして、フリーになれるように動きました。結果的にフリーでシュートすることができました」

遠藤 渓太

「(両サイドからのクロスが多かった?)そうですね、僕もテルくんもどっちかというとそういうサイドプレーヤーだし、チームとして求められていることは、そういうところだと思う。でも、テルくんのほうが結果を出しているので、次は負けないようにしたいです。
(2点目のゴールにつながったクロスについては?)ダイレクトで上げようかなと思っていたのですが、切り返したあとに相手が滑っていた。自分も足を滑らせましたけど、なんとか耐えて、あとは中が見えたのでパスを入れて結果的にゴールにつながりました。自分は点に絡む機会がまだまだ少ないので、アシストはつきませんでしたが、ゴールに繋がるプレーができて良かったと思います」

三好 康児

「リーグ戦の中断前に勝てたこと、3連勝できたことはすごく大きいですけど、最後にチームがどの位置にいるかが大事なので、今の順位はそんなに気にしていません。
一回ここで体も気持ちもリセットする意味で、(中断期間は)準備するために必要なことだと思います。
コパアメリカに行く前に結果を残したかったですけど、ここから切り替えて代表戦に準備していきたいと思います」

Jリーグ.jp

湘南vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2019年5月31日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 14,031人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

仲川 輝人

--アシストした先制点のシーンについて。
中央でマルコス(ジュニオール)が良い形で受けたので、湘南相手にチームとしてあそこのスペースは狙っていたし、良いボールを出してくれたのであとは中にいたエジガル(ジュニオ)が良い動きをして合わせてくれた。良い攻撃ができていると思う。

--自身の得点シーンについて。
(遠藤)渓太が良い切り返しで余裕をもって中を見ていた。自分には来ないと思いながらもこぼれ球の反応はいち早く準備していた。あそこにボールが上がったときは、早くボールに触ることだけを考えていた。

--6試合4得点だが、ゴールから遠ざかっているときといまとの違いは?
コンディションも上がってきているし、チームとしてやるべきことができているので、それが良い形で得点やアシストにつながっていると思う。チームの勝利のためにプレーできていると思う。

--暫定2位になったが。
目指すのは優勝だし、まだまだ積み上げていかないといけない課題はある。浮かれないように、一試合一試合、自分たちのサッカーをして勝ちにつなげる試合を積み重ねていきたい。それが優勝に近づいていくと思う。そのためにチーム一丸となって戦っていきたい。

 
 

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2019明治安田生命J1リーグ第14節vs湘南ベルマーレハイライト動画 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜・仲川2戦連発 今季初3連勝 目標は「できれば23得点」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜のFW仲川が全2得点に絡み、チームを今季初の3連勝に導いた。前半12分に中盤からのロングボールに抜け出し、左クロスでFWエジガル・ジュニオの先制点をアシスト。1―1の後半18分にはゴール前の浮き球を右足ボレーで合わせ、試合を決めた。

 自身は2戦連発で5点目。目標に掲げる「2桁得点。できれば23得点」へ順調にゴールを重ねている。チームは暫定ながら2位に浮上。「目指すのは優勝。まだまだ積み上げていかないと」と満足感に浸ることはなかった。

ニッカンスポーツ

横浜快勝で暫定2位、湘南反撃及ばず/湘-横14節 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスが敵地で湘南ベルマーレに快勝し、勝ち点を27として暫定2位に浮上した。

先制点は前半12分。右サイドを抜け出したFW仲川輝人がグラウンダーのクロスをゴール前に送り、フリーで走り込んだFWエジガル・ジュニオが左足で冷静に合わせた。

幸先よくリードを奪ったが、23分にMF扇原貴宏がプレー中の接触で右膝を痛め、担架でピッチの外へ運び出された。スタッフが両手で×を作り、そのまま途中交代。MF天野純が途中出場した。

直後の26分には湘南が反撃。FW武富孝介が浮き球のパスに反応してDFラインの裏を突く。ペナルティーエリア内で後ろから倒されるも、反則なしと判定された。30分にはMFレレウの左クロスからこぼれ球をMF古林将太が右足で狙うも、惜しくも右サイドネットをかすめた。

44分、湘南が同点弾。左からのコーナーキックは1度クリアされたものの、拾って切り込んだ古林のクロスに武富が左足ダイレクトで合わせた。

一進一退の攻防となった後半、勝ち越したのは横浜だった。18分、FW遠藤渓太の左クロスがゴール前でルーズボールとなって浮いたところに仲川がいち早く反応。高い位置にあるボールに体勢を崩しながら右足で合わせ、ゴールへねじ込んだ。

終盤の湘南の攻勢を最後までしのいだ横浜が勝ち点3を手にした。

横浜仲川の抜け目ない嗅覚「こぼれ球への準備は」 – J1 : 日刊スポーツ

横浜F・マリノスが敵地で湘南ベルマーレに快勝し、勝ち点を27として暫定2位に浮上した。

FW仲川輝人が1ゴール1アシストの活躍で勝利を呼び込んだ。まずは前半12分、FWエジガル・ジュニオの先制点を演出した。右サイドから抜け出して浮き球のパスを受け、絶妙なタイミングでゴール前へ折り返した。

追いつかれて迎えた後半18分、今度は自ら勝ち越し点を奪った。FW遠藤渓太からの左クロスがゴール前でルーズボールとなって浮いたところにいち早く反応。「早く触ることだけを考えた」と高い位置にあるボールに体勢を崩しながら右足で合わせた。「渓太が余裕を持って中を見ていたので、自分には(クロスは)こないだろうと。こぼれ球への準備はしていた」と、抜け目ない嗅覚が生きた。

終盤の湘南の攻勢を最後までしのいだ横浜が勝ち点3を手にした。

サンケイスポーツ

横浜M3連勝!日本代表・畠中、1失点勝利に貢献 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第14節第1日目(31日、湘南1-2横浜M、BMWス)横浜Mが2-1で湘南を下し、3連勝で勝ち点27とした。1-1の後半、FW仲川輝人(26)のゴールで勝ち越した。湘南は勝ち点17のまま。FC東京-大分など残り8試合は、1日に行われる。

 6月のキリンチャレンジ杯日本代表に選ばれた横浜M・DF畠中が、センターバックでフル出場。前半44分に失点したが最後まで集中を切らさず、勝利に貢献した。3連勝で暫定2位に浮上し、「こういう難しいゲームを勝ち切るチームが上位へいける」とニコリ。2日からは代表合宿が始まる。「勝って合流できるのはいい。弾みになる」と前を向いた。

スポーツ報知

【横浜M】今季初の3連勝で暫定2位に浮上 : スポーツ報知

 1試合が行われ、横浜Mは敵地で湘南に2―1で競り勝ち、今季初の3連勝。首位・F東京と3差に迫る暫定2位に浮上した。

 横浜Mが神奈川ダービーを制し、暫定2位に浮上した。1―1で迎えた後半18分。FW仲川は「狙っていた形」とクロスのこぼれ球を押し込み、勝ち越し。リード後は、日本代表DF畠中を中心とした粘り強い守備で相手の攻撃を封じ、今季初の3連勝。日本代表合流前ラストゲームを飾った畠中は「疲労がたまっていたり、難しい部分はあったが、こういう試合を勝ち切れたことは大きい」とうなずき、南米選手権に臨む日本代表MF三好も「代表前に結果を出したかったが、チームの勝利が一番」と笑みを浮かべた。

 直近3試合で10得点。リーグトップの24得点と超攻撃的スタイルを貫くアンジェ・ポステコグルー監督(53)は「ボールをどんどん回して、相手を動かすことができた。中断期間で、より自分たちと向き合いたい」と満足げに語った。

サッカーダイジェスト

横浜、3連勝で暫定2位浮上!! 仲川輝人の決勝弾で湘南との神奈川ダービーを制す! | サッカーダイジェストWeb

–仲川は1得点・1アシストの大活躍!

 J1リーグは5月31日、14節の1試合を開催。Shonan BMW スタジアム平塚で湘南ベルマーレ対横浜F・マリノスの一戦が行なわれた。

 試合は序盤から横浜がボール支配率を高め、湘南がカウンターから活路を見出す展開となった。そして開始12分に均衡が破れる。横浜がマルコス・ジュニオールの一本のスルーパスからチャンスを広げ、背後に抜け出した仲川輝人からの丁寧な折り返しをエジガル・ジュニオが押し込みネットを揺らした。横浜が幸先よく先制する。

 湘南は22分、GK秋元陽太からのロングフィードに抜け出した武富孝介がドリブルで持ち上がるが、追走した畠中槙之輔がこれを阻止。畠中のタックルはボールに入っておらず、ファウルにも見えたが笛はならず。微妙な判定に湘南側が主審に詰め寄るもジャッジは覆らなかった。

 しかし湘南は前半終了間際にCKからチャンスを掴む。こぼれ球を拾った古林将太が右サイドから仕掛けてグラウンダーのクロスを入れると、飛び込んだ武富がスライディングで押し込んだ。湘南が同点に追いつく。前半は1-1で折り返した。

 後半も横浜がボールを支配し、湘南が堅守速攻を狙う展開。均衡が崩れたのは63分。左サイドを駆け上がった遠藤渓太が中央へ折り返すと、E・ジュニオのシュートのこぼれ球に反応した仲川が右足で押し込み、ネットを揺らした。横浜が2対1と勝ち越しに成功する。

 その後は反撃に出た湘南を横浜が堅守で凌ぎ切り、2対1のままタイムアップ。横浜が勝利を収め、3連勝を飾った。横浜は勝点を27として、31日時点で暫定2位に浮上している。一方の湘南は勝点17にとどまっている。

【横浜|採点&寸評】GK朴は好守連発、仲川は1G・1Aの活躍を見せ、湘南に競り勝つ | サッカーダイジェストWeb

–畠中は随所に“代表レベル”のプレーを披露

【チーム採点・寸評】
横浜 6.5
前半は相手のインテンシティの高いプレーを前に、ポゼッションも今ひとつだった。それでもチャンスを確実にモノにする決定力を見せ、今季初の3連勝を達成した。

【横浜|採点・寸評】
GK
1 朴 一圭 7 MAN OF THE MATCH
30分、54分の指宿の決定機をビッグセーブ。1失点を喫したが、この男の活躍がなければ勝点3は掴めなかっただろう。

DF
33 和田拓也 6
機を見たオーバーラップで攻撃に厚みをもたらす。攻守の切り替えもスピーディだった。

13 チアゴ・マルチンス 6
エアバトルの強靭さで何度も撥ね返す。的確なカバーリングでもピンチを未然に阻止。

44 畠中槙之輔 6.5
“門”を通す縦パス、不利な状況での1対1の対応など、文字通り「代表レベル」だ。

5 ティーラトン 5
古林に振り切られて失点を招く。確実性と安定感と冷静さを欠くプレーを減点材料に。

MF
6 扇原貴宏 6(28分OUT)
いつも通りのリズミカルなパスワーク。だが前半途中に右膝を痛めて無念の負傷交代。

8 喜田拓也 5.5
一歩早い守備。一方で、チャレンジングなプレーから不用意なボール逸も散見した。

9 マルコス・ジュニオール 5.5(88分OUT)
ボールをもらう位置も出す場所もハイセンス。だが相手の執拗なプレスに苦しんだか。

FW
23 仲川輝人 7
E・ジュニオの先制点をアシスト。それ以外でも好クロスを供給。そして決勝点をマーク。

30 エジガル・ジュニオ 6.5(78分OUT)
チームに勢いをもたらす先制点をゲット。サイドに流れてのプレーもまずまずだった。

11 遠藤渓太 5.5
自慢のスピードで攻撃を加速させる。ただ、フィニッシュに関しては物足りなかったか。

途中出場
MF
10 天野 純 6.5(28分IN)
扇原の負傷交代を受け、緊急投入。ボランチの位置から丁寧な配給。守備も手を抜かず。

MF
41 三好康児 ―(78分IN)
トップ下に入る。要所でプレーに絡み前線を活性化。出場時間が15分未満のため採点なし。

MF
7 大津祐樹 ―(88分IN)
限られた時間のなか、与えられたタスクを全う。出場時間が15分未満のため採点なし。

監督
アンジェ・ポステコグルー 6
扇原の負傷というアクシデントにも慌てず、攻撃の手も緩めず、相手を突き放した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜】「自分たちは変わったぞと」今季初の3連勝に喜田拓也が感じた変化 | サッカーダイジェストWeb

–「より魅力的なチームになりつつある」

 5月11日の11節・C大阪戦、横浜は今季3つ目の黒星となる0-3の完敗を喫した。

 編集部のC大阪担当が、ニヤニヤしながら聞いてくる。「横浜、どうしたんスか?」。疑問形の体裁をとっているが、語尾に「(笑)」がつきそうな上から目線。内心、ムカッときたが、しょうがない。結果は結果なのだから、甘んじて受け入れるしかない。

 そんな横浜が、C大阪戦以降は一気に勝点を積み上げている。12節・神戸戦は4-1、13節・磐田戦は4-0と、2試合で計8得点を奪い、今季3度目の2連勝を達成。見事に盛り返してみせた。

 そうして迎えた今節の湘南戦だった。国際Aマッチウィークによる中断期間前のゲームで、ここまでの良い流れに水を差さないためにも、しっかりと勝っておきたい。

 試合は12分にエジガル・ジュニオのゴールで先制に成功。前半終了間際に湘南の武富孝介に同点弾を許すも、63分に仲川輝人が決勝弾を仕留める。「勝って(中断期間に)入るにこしたことはないので。結果としては素晴らしい」と喜田拓也は喜びを噛み締めた。

 湘南戦は、今季初の3連勝がかかるゲームでもあった。相手は累積警告による出場停止など何人かの主力を欠く状況で、下馬評では横浜有利と見られていた。

「みんな、重要な試合だと分かっていた」(喜田)

 だからこそ、今の好調ぶりにあぐらをかかず、勝利を貪欲に求めた。「自分たちは変わったぞというところを見せたかった。こういう難しい試合で勝ち切れる強さを見せられる良い機会だと思った」と、喜田は強い決意でピッチに立っていたという。

 そして、先述のとおり湘南戦は、一時同点に追いつかれながらも、突き放し、粘り強く勝ち切った。

「(C大阪戦で)悔しい負け方をして、それをただの一敗にしないという、そういう姿勢はみんなから感じているし、より魅力的なチームになりつつあると思う」(喜田)

 正しい方向に進んでいる感覚はある。それをいかに確信に変えられるか。喜田は改めて気持ちを引き締める。

「まだまだ満足できる段階でもないし、隙を作ってはいけない」

 中断明けの15節・清水戦が、今から楽しみでならない。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【湘南 1-2 横浜 PHOTO】E・ジュニオと仲川の2試合連続弾で横浜が神奈川ダービーを制す!仲川はあのポーズを披露!! | サッカーダイジェストWeb

サッカーキング

【写真ギャラリー】2019.5.31 明治安田生命J1リーグ第14節 湘南ベルマーレ 1-2 横浜F・マリノス | サッカーキング

フットボールチャンネル

好調横浜FM、3連勝で暫定2位浮上。湘南との神奈川ダービーに2-1勝利 | フットボールチャンネル

 明治安田生命J1リーグ第14節の湘南ベルマーレ対横浜F・マリノス戦が31日に行われ、アウェイの横浜FMが2-1で勝利を収めた。

 2試合連続4得点を奪っての快勝と調子を上げてきている横浜FMは、この試合でも序盤から好調ぶりを感じさせるプレーを展開。前半12分には先制点を奪うことに成功する。

 マルコス・ジュニオールが敵陣右サイドのディフェンスライン裏へと浮き球のパスを通すと、反応した仲川輝人が抜け出し、ダイレクトでゴール前に低いクロス。飛び込んだエジガル・ジュニオが左足で合わせ、今季6点目となるゴールを押し込んだ。

 だが扇原貴宏が負傷交代を強いられるアクシデントに見舞われた横浜FMに対し、湘南も反撃。武富孝介がフリーで抜け出して倒されたかに見えたプレーでは笛が吹かれなかったが、直後にも古林将太の強烈なシュートがわずかにポスト右に外れるなどゴールを脅かす。

 前半終了間際の44分には湘南が追いついて折り返すことに成功。左CKからレレウの上げたボールがファーサイドに流れたあと、こぼれ球を拾った古林が縦に突破し、折り返したボールに武富が合わせて同点ゴールを押し込んだ。

 後半立ち上がりにも指宿洋史のヘディング弾などで逆転を狙った湘南だが、63分に勝ち越したのは横浜FM。左サイドで鋭く切り返した遠藤渓太からのクロスに中央でE・ジュニオが飛び込み、最後はエリア内に浮いたボールを仲川がボレーで蹴り込んだ。

 そのまま1点差で逃げ切った横浜FMは今季初の3連勝。暫定で首位FC東京と3ポイント差の2位にまで浮上している。

ゲキサカ

エジガル&仲川また決めた!! 攻撃好調の横浜FM、神奈川ダービー制して暫定2位浮上 | ゲキサカ

 J1リーグは31日、第14節を各地で行い、横浜F・マリノスが湘南ベルマーレを2-1で下した。ここ3試合で合計10得点の横浜FMは3連勝で暫定2位に浮上。U-20日本代表招集と出場停止で主力を欠いた湘南は今季2度目の連敗となった。

 ホームの湘南は全試合フルタイム出場中だったDF山根視来、エースFW山崎凌吾が累積警告で出場停止。前節の神戸戦(●1-4)から先発5人を入れ替え、DF小野田将人、MFレレウ、MF古林将太、FW指宿洋史、FW山口和樹が入った。対する横浜FMは前節の磐田戦(○4-0)と同じスターティングイレブンを並べた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前節で鮮烈なゴールショーを披露した横浜FMがこの日も先手を取った。前半12分、中盤でマークを振り切ったMFマルコス・ジュニオールが右サイド裏にふわりとスルーパスを送ると、立ち上がりから再三切れ味のあるドリブルを見せていたFW仲川輝人が突破。中央への折り返しにFWエジガル・ジュニオがワンタッチで合わせた。

 ところが前半22分、横浜FMをアクシデントが襲う。中盤でMF菊地俊介と競り合ったMF扇原貴宏が右ひざを痛めて担架でピッチを後に。一時10人で戦う横浜FMは同26分、FW武富孝介にフリーで抜け出され、ペナルティエリア際でDF畠中槙之輔が倒したが、直前にオフサイドがあったとしてファウルは認められなかった。

 横浜FMは前半28分、扇原に代わってMF天野純を投入。その後は湘南がペースを握り、同30分にはレレウのクロスから決定機を迎え、指宿と古林が決定的なシュートを放った。すると同44分、ついに試合が振り出しに戻される。セットプレーの流れから古林が高速クロスを送ると、ニアサイドに飛び込んだ武富がダイレクトで押し込んだ。

 目まぐるしい攻守の切り替えが続いた前半同様、ハーフタイムが開けても一進一退の攻防。後半9分、湘南はレレウのクロスに指宿が頭で合わせたが、GK朴一圭がビッグセーブを見せた。横浜FMは同15分、FW遠藤渓太の突破によるこぼれ球をE・ジュニオがエリア内で拾ったが、シュートは湘南守備陣に阻まれた。

 それでも後半18分、横浜FMは遠藤が左サイドで切れ味鋭いターンを見せると、クロスにE・ジュニオが反応。これは相手に当たり五分五分のボールになったが、こぼれ球を仲川がボレーで叩き込み、再び勝ち越しに成功した。対する湘南は直後、古林に代わってJリーグ未出場のDFデュマスをリベロの位置に投入。小野田が右ウイングバックに回った。

 湘南はさらに後半21分、山口に代わって今季ここまで出場のなかったMF金子大毅を入れ、菊地をシャドーの位置に1列上げた。同27分、最終ラインをフリーで突破したレレウのクロスに指宿が合わせるもシュートはミートせず。横浜FMは同34分、E・ジュニオに代わってこの試合を最後にコパ・アメリカに参戦する日本代表MF三好康児を入れた。

 湘南も後半34分、レレウに代わってFW野田隆之介を入れ、システムを3-4-2-1から4-3-3に変更。同44分には野田が受けたファウルからMF松田天馬がFKを蹴り込むも、ゴール方向に流れたボールは朴が難なくキャッチ。そのまま試合はタイムアップを迎え、E・ジュニオ、仲川が2試合連続ゴールを記録した横浜FMが神奈川ダービーを制した。

(取材・文 竹内達也)

“1G1A”の横浜FM仲川輝人、3連勝でリーグ中断も「つなげていく」 | ゲキサカ

 苦しい展開を勝利に繋げる1ゴール1アシストだった。横浜F・マリノスFW仲川輝人は試合後、「コンディションも上がってきているし、チームとしてやるべきことを徹底できている。チームの勝利のためにプレーできている」と手応えを語った。

 まずは前半12分、MFマルコス・ジュニオールの浮き球スルーパスを受けると、自慢の突破からFWエジガル・ジュニオの先制弾を導いた。

「中央でマルコスが良い形で受けたが、湘南相手にはあそこのスペースを狙っていた。良いボールを出してくれたし、エジガルが良い形で動いてくれて、そこに合わせるだけだった」。前節の磐田戦で4ゴールを導いたトリオの連携が実った攻撃だった。

 さらに同点に追いつかれて迎えた後半18分、今度は自身のゴールで試合を決めた。起点となったのは左サイドで鋭い切り返しを見せたMF遠藤渓太。折り返しに反応したE・ジュニオのシュートは不発に終わったが、仲川がこぼれ球を豪快に蹴り込んだ形だった。

「渓太が良い切り返しをして、余裕を持って中を見てくれていた。自分のところには来ないと思っていたけど、こぼれ球に反応していち早く準備していた。ボールが上がった時に早くボールに触ることだけを考えてシュートした」と胸を張った。

 今季2度目の2試合連続ゴールにより、通算得点は5点目。チームは国際Aマッチウィークを前に3連勝を果たした。「1回ちょっと空いちゃうけど、自分たちのやるべきことをピッチで表現して、それをこの結果につなげていくだけ」(仲川)。見据える先は15日の次節清水戦。まずは疲れた身体を休め、夏場の戦いでも好調を続けていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)

畠中槙之輔、三好康児、そして遠藤渓太…横浜FM3選手が語った“日の丸”への決意 | ゲキサカ

 日本代表に招集された選手にとっては合流前ラストゲームとなったJ1リーグ第14節。横浜F・マリノスからはDF畠中槙之輔がキリンチャレンジ杯へ、MF三好康児がコパ・アメリカへと参戦するが、湘南ベルマーレ戦の試合後にはそれぞれの立場から決意が語られた。

 日本代表は今夏、キリンチャレンジ杯とコパ・アメリカに2パターンのA代表チームを送り込む予定。国際Aマッチウィークに行われるキリンチャレンジ杯は招集に拘束力があるため通常のA代表メンバーが参加し、招待枠のため拘束力のないコパ・アメリカには東京五輪世代にあたる22歳以下の選手を中心に挑む。

 畠中は3月に続いて2度目のキリンチャレンジ杯。湘南戦に勝利したことで「気持ち的には勝って合流できるので良いのかなと思う」と良好な流れを前向きに受け止め、「出られるか分からないが、チャンスをもらえたら良いプレーをして、マリノスの名に恥じないプレーができるよう頑張りたい」と意気込む。

 もっとも、この日は「個人的には消化不良」と表情は硬かった。湘南のプレッシングに苦しんだことで、持ち味の縦パスやビルドアップが機能せず。「いつもどおりのプレーができなかったので、自分としては悔しい試合」というフラストレーションを、2日に始まる代表合宿で晴らしていくことになる。

 一方の三好はこの日、後半33分からの途中出場。チームは3連勝を続けている中、自身は3試合連続のベンチスタートとなっている。それでも現状の立場については「自分にとっては逆に良かった」と前向き。「得点に飢える気持ちもあるし、アピールしないといけない気持ちを代表に活かせれば」と切り替えて挑んでいくつもりだ。

 コパ・アメリカ代表は実質的な五輪代表という声もあるが、「別に五輪のための大会じゃない。A代表に絡んでいくためのチャンスになるので、もっと上を意識していきたい。A代表として出るので全員が意識しないといけない」と三好。世界最高峰の大会に「アンダー世代の人が多くても、そういうふうに考えてはいけない」と誇りを持って挑む構えだ。

 また、五輪世代でありながらコパ・アメリカ代表には引っかからず、U-22日本代表として参戦中のトゥーロン国際大会にも不参加となったMF遠藤渓太もテレビインタビューで“日の丸”への思いを問われ、以下のように語っていた。

「トゥーロンにもコパアメリカにも選ばれていないし、自分にとっては悔しい。しかし、マリノスでやるしかない。マリノスで結果を残すこと。そうすれば東京オリンピックにも繋がると思う。やるべきことをやるだけ」。得点こそないが、ここ3試合は決定機を連発。与えられた舞台で飛躍を遂げていく意気を見せた。

(取材・文 竹内達也)

随所で体張ってブロックも…横浜FM畠中槙之輔「自分としては悔しい試合」(8枚) | ゲキサカ
勢いもたらす先制点!横浜FMエジガル・ジュニオが2戦連発「テルなら絶対に…」(8枚) | ゲキサカ
チャンスを確実にモノに…横浜FMが今季初の3連勝達成(20枚) | ゲキサカ
“神奈川ダービー”を盛り上げた湘南&横浜FMサポーター(20枚) | ゲキサカ
横浜FM遠藤渓太が語る“日の丸”への思い(8枚) | ゲキサカ
コパ・アメリカ参戦のMF三好康児とDF杉岡大暉「A代表に絡んでいくためのチャンス」(12枚) | ゲキサカ
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決勝点の仲川「無我夢中だった」マリノス今季初3連勝で暫定2位浮上 | サカノワ

–金曜日唯一のカード。湘南は連敗で勝率5割復帰ならず。

 横浜F・マリノスがエジガル・ジュニオと仲川輝人のゴールで湘南ベルマーレに2-1の勝利を収めた。横浜FMはリーグ3連勝で、この唯一のカードであったこともあるが暫定2位に浮上。一方、湘南は2連敗を喫した。

「フライデーナイトJリーグ」として組まれた「神奈川ダービー」はチケットがソールドアウトに。熱気に包まれるなか、立ち上がりから両チームともに主導権を握ろうとアグレッシブな展開になる。

 すると12分、均衡が破られる。先制したのは横浜FMだ。サイドを攻略した仲川輝人のクロスにエジガル・ジュニオが合わせ、ゴールネットを揺らす。

 しかし湘南も負けていない。44分、コーナーキックの流れから古林将太の鋭く縦に突き抜けるサイドアタックからのクロスを、武富孝介がスライディングで突き刺し、前半終了間際、同点に追いつく。

 後半も一進一退の攻防が続く。すると63分、ティーラトンの攻撃参加から遠藤渓太を経由。混戦から仲川が合わせて、アウェーチームが再び勝ち越しに成功。この仲川の今季5ゴール目が決勝点となった。

 1得点1アシストの活躍を見せた仲川は試合後のフラッシュインタビューで、次のように語った。

「(1点目のアシストは)湘南さん相手にあのスペースを狙っていて、マルコスが良いボールをくれて、中にいたエジガルに合わせるだけでした。(ゴールは)無我夢中にボールを捉えて、それが点につながって嬉しかったです。マリノスのウイングはあそこで合わせることが求められている。そこに走り込んでいたからこそ決められました」

 そのように戦術のなかで、自然と流れのなかから決められたことを強調した。

 金曜日唯一のゲームということもあるが、勝点27に伸ばした横浜FMが首位のFC東京と勝点3差の暫定2位に浮上。今季の強さは本物だ!

2019/06/05 湘南対横浜FMは審判の無線が故障!「オフサイド→スローイン」の謎が明らかに | サカノワ

–なぜ、選手たちは最終的に納得したのか?

[J1 14節] 湘南 1-2 横浜FM/2019年5月31日/Shonan BMWスタジアム平塚

 J1リーグ14節の湘南ベルマーレ対横浜F・マリノス戦の27分、GK秋元陽太のフィードから、いくつかの「?(疑問符)」がつく判定が連続した。

 まず指宿洋史とチアゴ・マルチンスがヘディングで競り合い、チアゴ・マルチンスはファウルを主張したもののノーファウルでプレーが続行された。

 その時、武富孝介がオフサイドポジションにいたものの、オフサイドフラッグは上がらず「プレーオン」に。

 武富が抜け出すと、畠中槙之輔に後方から足をかけられて倒される。が、これもプレー続行に。武富が倒れたため、GK朴一圭がボールを外へ蹴り出し、プレーが一旦止まった。

 そこで西村雄一主審が先ほどのシーンについて、副審と協議をする。すると副審が旗を上げてオフサイドだと示した。しかし西村主審は湘南ボールのスローインを再開させて、横浜FMにボールを返すように伝えた。

 観ている人からすると、疑問が疑問を生む展開に。そんななか、最終的に選手たちは納得をしてプレーが再開されたのだ。

 この一連のシーンが、『DAZN』のコンテンツ「Jリーグジャッジリプレイ」で取り上げられ、そのなかで日本サッカー協会(JFA)審判委員会副委員長のレイモンド・オリバー氏が詳しく解説をした。

 まず騒動の発端の要因として、なんと審判団の無線(インカム)の調子が悪く、試合中、連絡を取り合うことができなくなっていたということだ。そのため、アウト・オブ・プレーになったあと、審判と副審の確認作業を行ったのだという。オリバー氏は「5つのシチュエーションを考慮しないといけません」として、次のように説明をした。

 オリバー氏「まずGKからのキックです。その時、湘南の選手はオフサイドポジションにいました」

 まず前提として、武富がオフサイドポジションにいたこと。これは副審も確認していた。

 オリバー氏「そのあとのヘディングの競り合いは、私はフィフティ・フィフティだったと思います」

 指宿とチアゴ・マルチンスの競り合いについて、最も近くで見ていた主審の判断が優先されるべきであった。なので「ノーファウル」で問題はなかったということだ。

 オリバー氏「そしてマリノスの選手(チアゴ・マルチンス)がヘディングをしたかどうかです。もしも触っていた場合、オフサイドにはなりません」 

 ただ、誰がボールに触れたかで、オフサイドかどうか判定が変わってくる。現状のルールだと、球際へ競り合いに行っているチアゴ・マルチンスがボールに触れていれば、武富のオフサイドが「無効」になるのだ。

 そのため副審は旗を上げていなかった(上げてしまうと、その時点で基本的にはプレーが止まるため)。 

 ただ西村主審は、どちらもボールに触れていないことも確認していた。

 オリバー氏「最後は、ドグソ(決定機阻止)かどうかです」

 オフサイドではなく「プレーオン」の状況であれば、畠中にレッドカードが出ていてもおかしくなかった。

 そして無線が壊れているため、主審は副審と協議。副審は武富がオフサイドポジションにいたことを伝える。ただし、指宿とチアゴ・マルチンスのヘディングの競り合いで、どちらがボールに触れたかまでは分からないと伝える。

 西村主審はその説明を聞いて、「武富のオフサイド」の判定を下した。

 しかし、ここで無線問題が再び絡む。

 そこで副審が旗を上げると、ちょうど振り向いて歩き出した西村主審はそれに気付かなかった。

 そのあと、西村主審が選手たちに、オフサイドについて説明をする。

 オリバー氏は次のように解説をした。

「(西村)主審から選手に『オフサイドだった』と説明しています。(副審が)誰がボールに触れたか分からなかったのでプレーオンになった、と。そこで混乱が起きたが、リスタートすることがより良いと伝えています。選手全員が落ち着いていますし、オフサイドの説明に納得しています。そして湘南のスローインのあと、ボールをマリノスに返したのです(湘南のオフサイドで、横浜FMボールでの再開になるため)」

 つまり、「オフサイド」の判定自体には問題がなかったという。

「ドグソによるレッドカードもなくなりました。あとは、きっちりと間接フリーキックから再開していれば、完璧でした」

 そこも無線が通じていれば、おそらく問題なかったのだろう。

 それにしても疑問が疑問を生んだシーンだったが、無線が故障していた、という背景を知ることで、説得力も増す。選手たちをすぐプレーに集中させることができた、西村主審らの裁量が光ったとも言える一幕だった。

GOAL

2019/05/31 明治安田生命J1リーグ 湘南ベルマーレ 対 横浜F・マリノス のマッチレポート | Goal.com

–首位が見えた!横浜FMが暫定2位浮上、エジガル&仲川2戦連発で3連勝…湘南は2連敗

明治安田生命J1リーグ第14節が31日に行われ、湘南ベルマーレと横浜F・マリノスが対戦した。

湘南は前節、ヴィッセル神戸に1-4と大敗。前半はスコアレスで終えたものの、後半に守備が崩壊し、一挙4ゴールを奪われた。ホームに戻って臨む横浜FM戦には、神戸戦でベンチスタートだった指宿洋史と山口和樹がメンバー入り。コパ・アメリカの日本代表メンバーに入った杉岡大暉も先発に名を連ねた。

一方の横浜FMは現在2連勝中。前々節の神戸戦(4-1)、前節のジュビロ磐田戦(4-0)ともに圧巻のゴールショーを飾った。とりわけマルコス・ジュニオールとエジガル・ジュニオのブラジルコンビが2試合連続ゴールを記録しており、今節もその二人が先発入り。3連勝を目指して湘南のホームに乗り込んだ。

試合は前半から共にハイラインを敷いてアグレッシブな守備を展開。そのため、互いに裏を狙う姿勢を強めていく。湘南は4分、左サイドでボールを受けた山口がカットインしてシュートを放つが、これはGK朴一圭に正面で防がれてしまう。その直後にも山口のスルーパスからレレウがフィニッシュに持ち込んだが、これも朴一圭がストップした。

すると12分、試合が動く。先制したのはアウェイの横浜FMだった。M・ジュニオールのパスに抜け出した仲川輝人が右から折り返すと、中で待っていたE・ジュニオが左足で押し込んで、横浜FMが先制に成功した。

先制した横浜FMだったが22分、扇原貴宏が接触によりプレー続行不可能に。早い時間帯で天野純を投入することとなった。

湘南は27分にチアゴ・マルチンスのクリアミスを拾った武富孝介が裏に抜け出し、切り込んだが、PA内で畠中槙之輔に倒されてしまう。しかし、西村雄一主審はノーファウルの判定。湘南の選手は抗議したものの、結局プレーは流された。

その後はポゼッションとカウンターを織り交ぜながら攻勢に出る横浜FMと、有効な裏への飛び出しで好機を見出す湘南の攻防に。互いに右サイドから攻め込むシーンが多く見られた。

湘南は44分、左CKを得るとキッカーはレレウ。ボールはクリアされてしまうも、流れたボールを拾った古林将太が右サイドで深く切り込んで速いクロスを供給。これに武富が合わせて湘南が前半終了直前に追いついた。

後半にまず決定機を迎えたのは湘南。後方からのロングフィードに抜け出したレレウが左から折り返す。これに指宿がヘディングシュートで狙ったが、朴一圭のビッグセーブに遭ってしまった。一方の横浜FMは直後に、遠藤渓太がカットインしてシュートを放つ。しかし、これは相手にブロックされてしまった。

しかし横浜FMは63分、その遠藤がまたもドリブルでPAに進入すると、中に低いクロスを送る。これにゴール前のE・ジュニオが反応すると、最後は仲川が右足で決めて、勝ち越しに成功した。

再びリードを許した湘南は直後に古林と山口を下げてデュマスと金子大毅を投入する。湘南はレレウが左サイドから果敢に突破を図るも、決定機には繋げられず。曹貴裁監督は3枚目のカードでレレウに代えて野田隆之介を送り出す。

湘南は前からのプレスで奪取を試みるも、横浜FMがポゼッションを高めて応酬。湘南は逆に横浜FMに鋭いカウンターを許してピンチを招いた。結局、最後までスコアは動かず。横浜FMが2-1で湘南を下し、今季初の3連勝をマーク。暫定で2位に浮上した。一方の湘南はこれで2連敗。ホームでは3月17日の第4節・ベガルタ仙台戦以来勝利がない状況となった。

[MIXゾーン]バランサーに徹し勝利に貢献 天野純が湘南戦で心がけたこと|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

–扇原に代わりボランチでプレイ

明治安田生命J1リーグの第14節が5月31日に行われ、横浜F・マリノスが湘南ベルマーレに2-1で勝利した。

前半21分すぎにF・マリノスのMF扇原貴宏が膝を痛め、およそ6分後にMF天野純と交代。中盤でのパス捌きに定評がある扇原がピッチを去り、F・マリノスに暗雲が漂ったが、[4-2-1-3]の布陣のボランチに入った天野が攻守両面でチームを支えた。天野はミックスゾーンで報道陣の取材に応じ、チームの勝利に貢献できたことへの安堵感を口にしている。

「キーボー(喜田拓也)と2ボランチで並んで、ゲームをコントロールしてくれという指示を受けてピッチに入りました。(投入されたのが)相手に押し込まれている時間帯だったので難しかったですけど、何とかバランスを崩さずにプレイできたと思います」

「相手はカウンターを狙っていたので、俺とキーボーでリスクマネジメントしながらプレイしていました。(自分としては)センターバックやキーパーからボールを受けた時に、もっと自分で前にボールを運べたら、より楽に試合を展開できたかなと思います。後半はそういったことを意識しましたし、うまくいった場面もありました。ああいうプレッシャー(ハイプレス)を外せるようになればどのチームとも渡り合えると思うので、もっと頑張りたいですね。もっと前で攻撃に絡んでいきたいですし、たとえボランチで出たとしてもその意識は持ち続けたいです。トップ下のように振る舞って、もっと貪欲にゴールを狙ってもいい場面は今日もあったと思うので。バランスを考えながらという難しい試合でしたけど、(今節はうまくいって)良かったです」

また、同選手は後半33分に三好康児が投入されて以降の自身のポジションについて言及。試合終盤も前がかりになりすぎず、攻守のバランスを整えることに力を注いでいたことを明かした。

「(布陣を[4-1-2-3]にして三好とインサイドハーフで)並ぶのかなと思ったんですけど、監督としてはバランスを崩したくなかったみたいで。本当はトップ下をやりたいですけど(笑) 今日はボランチで試合に出させてもらったんで、自分の役割を理解したうえでバランスを崩さないようにプレイしました。タカ(扇原)のためにも今日はしっかり勝てて良かったです」

今季のJ1リーグで未だ得点がなく、直近のリーグ戦3試合連続でベンチスタートとなった天野だが、今節はバランサーとして存在感を発揮。湘南のハイプレスに手を焼く最終ラインの面々を助けるべく、適宜2センターバックの間に入って効果的にパスを散らしたほか、味方のボールロスト時には素早い帰陣や相手への寄せでピンチの芽を摘むなど、攻守両面で貢献度は高かった。今後も状況判断やポジショニングに磨きをかけ、主将としてF・マリノスを更なる高みへと導けるかに注目が集まる。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2019マッチレポート | 5月31日 vs 湘南 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

こけまりログ

2019/05/30 【スタジアム観戦情報まとめ】2019/5/31(金)19:00KO J1第14節 湘南ベルマーレvs.横浜F・マリノス@ Shonan BMWスタジアム平塚 #湘南対横浜FM
 
 

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