【試合結果まとめ(1△1)】2017/3/18(土)14:00 J1リーグ 第4節 横浜F・マリノスvs.アルビレックス新潟@日産スタジアム


アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2017 明治安田J1 第4節 vs アルビレックス新潟 試合レポート | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

エリク モンバエルツ 監督
「新潟が守備を固めてくるだろうということは、予想していました。
新潟が守備を固めてきた展開の中で、我々がミスから得点を相手にプレゼントしてしまいました。そして自分たちはチャンスをたくさんつくったのですけれども、そして2点目を絶対に取らないといけないという展開だったのですけれども、それを取り切れずに、このような結果になってしまいました。
ただ後半のパフォーマンスに関しては、選手がいいクオリティーを出してくれたと思っていますので、後半の選手たちが出してくれた攻めに対しては何も後悔するところはありません。
やはり守備を固めた相手から得点を取るというのは、サッカーで最も難しいことですので、そこにチャレンジしてくれた選手の姿勢は称えたいと思います。
しかし、このような内容で結果的に勝利をおさめることができなかったというところは、フラストレーションがたまりました」

質問:後半、何度もチャンスをつくりましたが、どういう指示を与えたのでしょうか?
「自分たちの攻撃において、サイドのスピードアップというところが非常に重要になります。
ゲームを通して、左サイドの方が右サイドより機能していました。たとえば左の方であれば天野が裏に抜け出して、折り返すシチュエーションを何回もつくっていました。右の方が、そういう状況をつくれなかったという部分はありました。
やはり自分たちのプレーというのは、相手を引きつけて展開して、その展開したサイドでコンビネーションを使ってスピードアップしていくというものです。そういうところを出していかなければなりません。
そして今回、学がケガから戻ったのですけれども、まだ復帰してから十分な時間はありませんでしたので、コンディションという面でも、いつものように個人で突破するという力を発揮するのは難しかったと思います。
また、交代で前田と遠藤を投入して入れて自分たちの強みであるサイドのスピードあるコンビネーションを出そうと試みました。
ハーフタイムに強調したのは、もっとアグレッシブさを出すことです。そして、もっと早くボールを奪い返すこと。さらに奪い返した後、前に出て行く。奪うことと前に出て行くこと、そんなアグレッシブさを選手たちは良く出してくれました。そこは称えたいと思います」

質問:バブンスキ―にもっとボールが渡れば、もっと多くチャンスがつくれたのではないでしょうか?
「前半、確かにバブンスキ―がボールを受けられなかったという点はあると思います。というのは、新潟も中を固めていたということがありました。
その中で、天野は相手の守備ラインの背後にうまく走り込んでいいプレーをしていました。ただ天野とバブンスキ―はプレーの特長が違います。バブンスキ―には天野と同じプレーは要求していません。もっと足元でボールを受けて、そこから何かするということが彼の良いところです。そのためにも、もっと彼は動いてボールを受けること、引き出すことが必要だったと思います。
後半に関しては、その点もだいぶ前半より良かったと思います」

質問:バブンスキ―のポジショニングについては、たとえばもっとヴィエイラの近くなどの方が良いと思われるのですが、監督はどの位置がベストだと考えていますか?
「彼にとって大事なポイントは、モビリティ(移動性)です。もちろん下がりすぎるのは良くないのですが、ビルドアップにも関わってほしいと思っていますので、ビスドアップに関わりながらでも、その後にラストパスも出せるようなポジションにも動けるそういうバランスも必要だと思います。でも、比較的良かったのではないかと考えています」

選手コメント

天野 純
「後半の相手のシュートは、1本。前半も圧倒していた中での、今日の引き分けは、非常にもったいない。あれだけ押し込んだら決め切らなければいけないし、決めるチャンスも何回もありましたし、そういうところを突き詰めていかないと、こういうもったいない引き分けにつながる」

マルティノス
「(ゴールについて?)全体練習が終わってから、自主的にああいう形からのシュートを練習していた。それが上手くいったと思います。右、左、真ん中の位置から自分も含めて、バブンスキー、ウーゴも一緒に5球ずつ蹴りながら練習しています。
(シュートは意識的に曲げた?)それも練習の中でやっていた。ファーのポストを狙ってました」

伊藤 翔
「後半、相手の運動量も落ちてきたので、うまくスキを突ければと思ったんですが…。
浦和戦のように劣勢を盛り返せる試合も、そうそう毎回できるわけじゃないけど、せっかく開幕から連勝していただけに、いい流れを切るのはもったいない。
次の試合が大事です。開幕から5試合でどれだけ勝点を稼げるか。次まで少し間隔が空くので、そこでいい準備をしたいと思います」

Jリーグ.jp

横浜FMvs新潟の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2017年3月18日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 20,191人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

[ 齋藤 学 ]
サッカーでは今日のような失点もある。僕らの方がチャンスは多かったし、今日は全体的にボールを持って支配できたことをポジティブに捉えたい。引かれた相手にチャンスを作ることはできた。あとは取るか取らないかの、ちょっとのところだった。僕らにはチャンスがあったので悔しいけど、一喜一憂しないことも大事になる。

[ 天野 純 ]
あれだけ押し込んでいたら決め切らないといけない。そういうところを突き詰めないと上位にはいけない。ウーゴ(ヴィエイラ)が中にいるのは分かっていたので、自分がサイドに流れてクロスを送る形が有効だと思っていた。ボールが左サイドに回ってきたときはしっかり崩せていた。自分と(齋藤)学くん、(金井)貢史くんの関係はできている。

[ ウーゴ ヴィエイラ ]
難しい試合だった。チャンスをたくさん作れていたけど、決め切れずに引き分けに終わった。(天野 純からのクロスは)完璧なボールだった。FWとしては決めないといけなかった。でも終わってしまったことなので、切り替えて次の試合でゴールを決められるようにしたい。

 
 

Twitter / Istagram

(´-`).o0(梅井大輝選手はSC相模原所属。2008-2010年横浜F・マリノスに在籍)
 
 

YouTube


【公式】ゴール動画:マルティノス(横浜FM)33分 横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟 明治安田生命J1リーグ 第4節 2017/3/18 – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜・学、2試合ぶり復帰もドロー「チャンス決めきれなかった」― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 横浜は前半33分、ドリブルで持ち上がったMFマルティノスがそのまま左足でネットを揺らして先制したが、直後の40分にMF中町のバックパスを相手FWにさらわれて失点。ホームでドローに終わり、モンバエルツ監督は「勝ち点2を取りこぼした」と悔やんだ。

 リーグ戦2試合ぶりの先発だったMF斎藤は「チャンスを決めきれなかったのが問題」とゴール前での精度を課題に挙げた。

ニッカンスポーツ

横浜FW斎藤学、先発復帰もドロー/横-新4節 – J1 : 日刊スポーツ

 横浜F・マリノスはアルビレックス新潟に1-1で引き分けた。右ふくらはぎを痛め前節鹿島戦を欠場したFW斎藤学(26)が先発に復帰した。

 横浜は序盤から新潟ゴールに襲いかかる。前半4分にMFマルティノス(26)のパスにFWヴィエイラ(28)が飛び込むがネットを揺らせない。新潟は横浜の最終ラインの裏を徹底して狙い反撃に出る。

 先制したのは横浜。前半33分、マルティノスがペナルティーアーク付近から左足の強烈なミドルシュートを決めた。その後も斎藤、ヴィエイラがともに決定機を迎えたが決めきれない。新潟は前半40分、横浜の最終ラインとGKの連係ミスを突き、FWホニ(21)のシュートで同点に追いつき1-1で前半を折り返した。

 後半も一進一退の攻防が続き、後半43分には斎藤がエリア内をドリブルで仕掛けチャンスをつくるもシュートまでつながらず。後半44分には途中出場のMF遠藤渓太(19)がシュートを打つもGKの正面だった。どちらも勝ち越し弾を奪えずドローに終わった。

サンケイスポーツ

横浜Mはチャンス生かせずドロー…新潟は未勝利続く – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

明治安田生命J1リーグ第4節が18日に行われ、日産スタジアムでは横浜F・マリノスとアルビレックス新潟が対戦した。試合は1-1のドローに終わった。横浜FMは2試合連続で白星を逃した。一方、新潟も開幕から未勝利が続いている。

 横浜FMは、前節の鹿島アントラーズ戦で今季初黒星を喫した。しかし、今節は負傷離脱していたMF齋藤学が先発復帰。ホームゲーム3連勝を狙う。一方、新潟は前節の清水エスパルス戦で敗れて2連敗。今節は敵地でなんとか初白星を奪いたい。

 試合は序盤から横浜FMが押し気味に試合を進める。4分、右サイドのマルティノスがクロスを入れると、ウーゴ・ヴィエイラがシュートまで持ち込んだが、GK大谷幸輝の好セーブに阻まれた。

 試合が動いたのは33分。右サイドでボールを持ったマルティノスがクロスを入れると見せかけて、ドリブルでカットイン。相手DFをかわして左足を振り抜くと、カーブがかかった強烈なシュートがゴール左に決まり、横浜FMが先制に成功した。

 しかし、横浜FMに痛恨のミスが生まれる。40分、中町公祐のバックパスが中途半端な位置に転がってしまう。これに反応したホニがGK飯倉大樹をかわしてゴール左に流し込み、新潟が同点に追いついた。このまま1-1でハーフタイムを迎える。

 後半に入っても横浜FMが攻勢にでる。51分にはマルティノス、53分にはウーゴ・ヴィエイラがチャンスを作ったが、勝ち越しゴールにはつながらない。67分にもダビド・バブンスキーからスルーパスを受けたウーゴ・ヴィエイラがシュートチャンスを迎えたが、DFに阻まれて打つことができない。最後まで両チームともにゴールを奪うことはできず、1-1のドローでタイムアップ。勝ち点1を分け合う形となった。(Goal.com)

スポーツ報知

【横浜M】キュラソー代表MFマルティノス、豪快先制弾! : スポーツ報知

 横浜Mは新潟と1―1で引き分けた。前半33分に加入2年目のキュラソー代表MFマルティノスの華麗なゴールで先制したが、同40分にバックパスを相手に拾われ同点に追いつかれた。横浜Mは今季2勝1敗1分けとした。

 右MFで先発したマルティノスが、カットインから左足で逆サイドに巻き込むゴラッソを決めた。ゴール後はスタンドに向かって右の拳を突き上げ、喜びを爆発させた。マルティノスは「自主トレーニングの成果が出た。最高のフィーリングで蹴ることができた」と満足げに語った。

 プロ野球のバレンティン(ヤクルト)やA・ジョーンズ(元楽天)などを生んだカリブ海に浮かぶオランダの構成国・キュラソー島出身。今季は英語を話すことができる3選手(FWウーゴ、MFバブンスキー、DFデゲネク)が加入したことで、これまで以上に笑顔が増えた。

 昨季までは全体練習後すぐにグラウンドを後にしていたが、今シーズンからは居残り練習を行う日が多い。ウーゴ、バブンスキーと3人でシュート練習を繰り返す。新加入の助っ人陣が国際運転免許を取得するまでは、ドライバー役も買って出たという。ウーゴは「この店はおいしくない、ここはおいしいとか教えてくれるよ」と話す。

 パスミスから失点し、勝ち越し点を奪えないまま今季未勝利の新潟とドロー。試合後は一部のサポーターからブーイングも飛んだ。「2、3点目を取るチャンスは十分にあった。チームとして、決定力に磨きをかけないと上にはいけない」。マルティノスは次戦・4月1日のC大阪戦(金鳥スタ)に向け、さらなる飛躍を誓った。

サッカーキング

横浜FMのマルティノス、新潟戦で魅せた芸術弾は自主練の賜物だった | サッカーキング

 まさに“自主”練習どおりのゴールだった。

「全体練習が終わったあとに、自主的にああいう形からのシュート練習をしていて、右、左、真ん中から5球ぐらいずつ蹴っていた。それがうまくいったのかな」

 スコアレスで迎えた33分、中町公祐が拾ったボールをダビド バブンスキーが右へはたく。受けたマルティノスには相手DFがマークに付くも、左へドリブル。一旦、フェイントを入れて、もう一人DFが寄せてきた瞬間、さらに左へスピードアップした。そして左足で豪快に放たれた「ファーのポストを狙った」シュートは、キレイな弧を描いてゴールに吸い込まれた。

 横浜FMの攻撃は、どうしても齋藤学のいる左サイドに注目が集まりがちだ。左サイドバックの金井貢史、左ボランチの天野純、そこに今季新たに加わったトップ下のダビド・バブンスキーが絡む攻撃は、最大の強みと言っていい。

 しかし、この日の前半、左サイドからの攻撃は数えるほどだった。中町が言う。「ちょっとつなぎの部分で相手がケアしてきていたのと、(右サイドバックの)矢野貴章さんが足が速いのと、ピッチも滑らなくなっていたので、速いパス回しだと(学に)ボールが届かなかった」。

 そこで気を吐いたのが右サイドのマルティノスだった。今季、アルビレックス新潟から加入した右サイドバックの松原健ととともに、何度も何度も仕掛けては糸口を探っっていた。そして生まれた、今季初ゴールだった。

サッカーダイジェスト

【J1速報】新潟がホニの初ゴールでドローに持ち込む!齋藤がフル出場の横浜は勝ちきれず | サッカーダイジェストWeb

 公式戦2連敗中(リーグ3節、ルヴァンカップ1節)の横浜は、キャプテンの齋藤学が怪我から復帰。一方、今シーズン公式戦未勝利の新潟は、4戦・4得点と好調をキープする田中達也がベンチスタートとなった。

 横浜は4分、マルティノスの右からのクロスにウーゴ・ヴィエイラが反応するも、ボールは新潟のGK大谷幸輝に阻まれる。19分には、新潟DFの裏にH・ヴィエイラが抜け出したが、これも大谷に外へクリアされた。

 新潟は22分、CKのこぼれ球を矢野貴章が落とし、山崎亮平がミドルシュートを放つ。しかし、ボールはゴール左へ外れる。

 試合が動いたのは33分。右サイドでボールを受けたマルティノスがカットイン、左足シュートがゴール右に突き刺さり、横浜が先制する。

 35分には中盤でボールを奪った横浜がカウンター、齋藤が中央に切れ込んでシュートを放つも大谷に弾き出される。39分には天野の左からの決定的なクロスにH・ヴィエイラが合わせるがボールは枠の外へ外れた。

 40分に新潟が同点に追いつく。横浜の中途半端なバックパスをカットしたホニがGK飯倉大樹を振り切り無人のゴールへ流し込んだ。横浜はリードを守り切れず前半は1-1で終了した。

 後半に入り横浜は、左サイドの齋藤、右サイドのマルティノスを中心に攻勢を仕掛けていく。58分、右サイドからのFKにデゲネクが合わせるがゴールの枠を捉えきれない。

 横浜は66分、バブンスキーのスルーパスにH・ヴィエイラが抜け出したが、新潟DFが防ぎ切りゴールを割らせない。対する新潟は82分、同点ゴールを決めたホニを下げ、田中をピッチに送り込んだ。

 勝ち越したい横浜は87分、齋藤がペナルティエリア内に抜け出すが、折り返しは新潟DFがなんとか防ぐ。88分にも途中出場の遠藤渓太が左足で狙うも、ボールはGK正面、ゴールを決められない。

 試合はそのまま1-1で終了。横浜はチャンスを作りながら決めきれず、勝点3を逃した。一方、新潟は初勝利こそ逃したが、横浜の猛攻を防ぎ切り、アウェーで勝点1を獲得した。

【横浜】たとえ齋藤が封じられても…左サイドのトライアングルが道を切り開く | サッカーダイジェストWeb

 日本代表の選からは漏れたものの、齋藤がリーグトップクラスの打開力を持つことは疑いようのない事実だ。持っている能力を余すことなく発揮すれば、国内ではほぼ無双のアタッカーとなる。

 しかしながら新潟戦は右ふくらはぎ痛からの負傷明けだった。試合前日の時点でエリク・モンバエルツ監督は「トレーニングを一定期間抜けていたので、フィジカル面で90分プレーするのは難しいかもしれない。どのように試合に使うか」と起用法を濁していた。

 結果的にフル出場したものの、警戒してサイドに人数を集めてきた新潟守備陣を攻略できず。引き分けに終わった試合を振り返り、重鎮の中澤は「(齋藤)学は怪我明けで100パーセントの状態ではないので、そこで手詰まり感が出てしまう。そうなるとマリノスは苦しくなる」と課題を指摘している。

 では横浜が上位進出するためにはなにが必要か。そのヒントが新潟戦のピッチにあった。

 39分、横浜は自陣からビルドアップをスタートし、ミロシュ・デゲネクが左サイドのタッチライン際に開いた金井へ。金井はダイレクトで前方のスペースへパスを送ると、このボールに反応した天野が間髪入れずゴール前へ送った。フリーで待ち受けたウーゴ・ヴィエイラが絶好機を逃してゴールならなかったが、齋藤は直接的に攻撃に関与していない。

 その時、背番号10は中央寄りにポジションを構え、金井と天野にスペースを提供した。ボールに触れずとも相手の注意を引きつけ、チームとしての決定機を導いたと言えるだろう。

 前半アディショナルタイムにはクリアボールを拾った金井が左サイドの齋藤へ。齋藤はボールキープで相手を引きつけ、39分の場面と同じようにスペースへ飛び出した天野へラストパスを送る。天野のシュートは惜しくも相手GKに阻まれたが、左サイドのトライアングルが創出した2度目の決定機だった。

 いずれの場面も齋藤はフィニッシャーになっていないが、ボールタッチの有無に関係なく重要な仕事を果たした。

 ふたつの場面について天野は「ボールが左サイドに回ってきた時はしっかり崩せていた。自分と(齋藤)学くん、(金井)貢史くんの関係はできている」と自信をのぞかせた。

 齋藤が自らフィニッシュに持ち込むことができれば、それだけでリーグ屈指の破壊力を誇る。しかし、新潟戦のようにコンディションが万全でなく、さらに相手に警戒された場合は周囲との連係が鍵を握る。同じユース出身の金井や天野とのコンビネーションは大きな武器になりつつある。

 引き分けに終わった新潟戦で足りなかったのは、好連係をゴールに結びつける決定力だけ。横浜の新たな攻撃の形は徐々にできつつある。

取材・文:藤井雅彦(ジャーナリスト)

【J1採点&寸評】横浜×新潟|怪我明けの齋藤は不発…新潟の新守護神が好セーブ連発で勝点1獲得に貢献 | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
マルティノスのミドルシュートで先制に成功したが、試合全体を通して攻撃のギアが上がらず。負傷明けで先発出場した齋藤も精彩を欠いた。それでも新潟と比較してチャンスの数は多かっただけに、勝点2を取りこぼしたと言えるだろう。

新潟 5.5
移籍加入後、リーグ戦初先発となった大谷が好セーブを連発。1失点したとはいえ、この守護神の活躍なくして勝点1獲得はありえなかった。その一方で、新加入のブラジル人選手が2トップを組んだ攻撃陣が嚙み合っていたとは言えない。

【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 5.5
不意に訪れたピンチに対応するのは難しかった。スリッピーなピッチであることも災いした、あまりにも不運な失点。

DF
27 松原 健 5.5
新潟は執拗に彼のサイドを狙ってきた。山崎や途中出場の鈴木だけでなく、コンビネーションを駆使したアタックに四苦八苦。

22 中澤佑二 6
安定したラインコントロールでピンチらしいピンチはなかった。ゴール前に入ってきたボールに対しても防壁となる。

34 ミロシュ・デゲネク 6
Jリーグのスピード感に慣れてきたのか、準備段階の動きに進捗が見られる。対人プレーとカバーリングの両方に安定感。

13 金井貢史 6
齋藤や天野と絡んでの左サイドの崩しに一役買った。守備でも大きな穴を開けることなく堅実なプレーを披露した。

MF
8 中町公祐 5.5
喜田の負傷欠場によって今季リーグ戦初先発。中盤でのボール奪取で存在感を発揮したが、失点に絡むバックパスが悔やまれる。

13 天野 純 6
引いた相手に対して左サイドのスペースに進出してチャンスメイク。ただしセットプレーの質は向上の余地あり。

20 マルティノス 6.5
序盤から右サイドで積極的なドリブル突破を仕掛け、得意のカットインからファーサイドへ鋭く曲がるシュートを決めた。

33 ダビド・バブンスキー 5.5
試合経過とともにボールタッチの回数を増やし、前を向いた場面ではテクニックを見せた。しかし決定打となるプレーはなし。

10 齋藤 学 5.5
負傷明けの影響か、コンディションは良化途上。対面した相手を抜き切れず、抜け出しかけた場面でもボールが足にフィットせず。

FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 5.5
前半のチャンスを決めなければいけない。サイドからのボールに滅法強いはずが、ダイレクトシュートは枠を捉えきれなかった。

交代出場
FW
16 伊藤 翔 5.5
後半途中から1トップに入ったが、これといった見せ場はないまま試合終了のホイッスルを聴くことに。

MF
18 遠藤渓太 -
サイドハーフではなく右SBで途中出場。ボールを奪ってから攻め上がり、決定的なシュートを放つも、GKに阻まれる。

25 前田直輝 -
遠藤の決定機を演出するクロスをファーサイドの中町へ。得意とするカットイン&シュートは見せられなかった。

監督
エリク・モンバエルツ 5.5
自陣で守備を固める新潟相手にサイドを攻略してチャンスを作ったが、ゴール前でのチャンスを決め切れずドローに。

ゲキサカ

齋藤学復帰の横浜FMはチャンス生かせず痛恨ドロー…新潟は開幕4戦未勝利に | ゲキサカ

 J1リーグは18日、第4節を行い、横浜F・マリノスはホームでアルビレックス新潟と対戦し、1-1で引き分けた。横浜FMは開幕2連勝後、2試合勝ちなし(1分1敗)。新潟は敵地で勝ち点1を獲得し、連敗を2で止めたが、開幕から4戦未勝利(2分2敗)となった。

 横浜FMは前節の鹿島戦(0-1)から先発3人を変更。故障明けのMF齋藤学が2試合ぶりに先発したほか、FWウーゴ・ヴィエイラ、MF中町公祐が今季リーグ戦初先発となった。
 今季公式戦未勝利の新潟は前節・清水戦(0-2)から先発2人を変更。GK大谷幸輝、FWチアゴ・ガリャルドが今季リーグ戦初先発となり、15日のルヴァン杯・鳥栖戦(2-2)に続いて先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 横浜FMは前半4分、中盤でボールを受けたMFダビド・バブンスキーが素早く前を向いて右サイドに展開。MFマルティノスが左足で上げたクロスにウーゴ・ヴィエイラが飛び込み、右足ボレーで合わせたが、大谷のファインセーブに阻まれる。その後もボールポゼッションを高め、試合の主導権を握るが、決定機には至らなかった。

 徐々に押し返す新潟は前半22分、MF加藤大の左FKをニアサイドのFWホニが頭でそらすが、DFにクリアされる。このプレーで獲得した左CK。チアゴ・ガリャルドのキックから中央のDF矢野貴章が落とし、MF山崎亮平がPA手前から右足を振り抜いたが、ゴール左に外れた。

 均衡が破れたのは前半33分だった。横浜FMは右サイドでパスを受けたマルティノスがドリブルで中に切れ込み、左足を一閃。弾丸ミドルをゴール左隅に突き刺し、今季初ゴールとなる先制点を奪った。

 勢い付く横浜FMは直後の前半36分にもカウンターから齋藤がドリブルで切れ込み、右足ミドル。しかし、これは大谷の好セーブに阻まれ、同39分、MF天野純の左クロスにフリーで合わせたウーゴ・ヴィエイラの右足ボレーも枠を捉えられなかった。

 相次ぐ決定機を逃した横浜FM。すると、一つのミスから同点に追いつかれてしまう。前半40分、中町がGKに向かってバックパスすると、DF中澤佑二とGK飯倉大樹が“お見合い”。すかさずホニがボールをカットして飯倉をかわし、無人のゴールに流し込んだ。今季、クルゼイロ(ブラジル)から加入した21歳に待望のJリーグ初ゴールが生まれ、新潟が1-1の同点に追いついて前半を折り返した。

 後半立ち上がりは再び横浜FMが新潟陣内に攻め込む時間が続くが、2点目が遠い。劣勢の新潟は後半19分、チアゴ・ガリャルドに代えてFW鈴木武蔵を投入。鈴木は中盤の左サイドに入り、山崎が2トップの一角にポジションを上げた。一方の横浜FMは同27分にウーゴ・ヴィエイラを下げ、FW伊藤翔が1トップに入った。

 互いに決め手を欠く展開が続き、新潟は後半32分、MF原輝綺に代えてMF本間勲、横浜FMは同34分にDF松原健に代えてMF遠藤渓太を投入。両チームが次々と選手を入れ替えると、新潟は後半38分、最後の交代カードでホニに代えてFW田中達也をピッチに送り込んだ。

 いずれも途中出場で今季すでに公式戦4ゴールを決めているスーパーサプを投入した新潟に対し、横浜FMは後半41分、マルティノスに代わってMF前田直輝が入る。1分後の42分にはその前田の右クロスを中町が頭で折り返し、遠藤が左足ボレーで狙うが、大谷がビッグセーブ。試合はそのまま1-1でタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合った。

(取材・文 西山紘平)

復帰戦飾れず沈黙の齋藤学、開幕連勝後2戦勝ちなしも「負けたわけではない」 | ゲキサカ

 淡々と引き分けという結果を受け止めた。右ふくらはぎ痛から2試合ぶりに復帰した横浜F・マリノスのMF齋藤学は「自分にもチャンスがあったし、悔しいけど、一喜一憂せず、続けていくことが大事。負けたわけではないので、次に切り替えたい」と、自分に言い聞かせるように話した。

 前半33分にMFマルティノスのミドルシュートで先制すると、その後も立て続けにチャンスをつくった。同36分にはカウンターから齋藤がドリブルで持ち上がり、そのままフィニッシュ。しかし、右足ミドルはGKの好セーブに阻まれ、同39分の決定機もMF天野純の左クロスに合わせたFWウーゴ・ヴィエイラの右足ボレーは枠を捉えられなかった。

 すると直後の前半40分に守備陣の連係ミスから失点。MF中町公祐のバックパスが乱れたところでGK飯倉大樹とDF中澤佑二がお見合いし、FWホニにボールを奪われ、同点ゴールを献上した。「サッカーではこういうこともある」と、チームメイトをかばうキャプテンは、攻撃陣として2点目を取り切れなかったことを悔やんだ。

 左サイドでは新潟DF矢野貴章とマッチアップした。「足元だけを狙いに行くと、背後を狙ってくるような上手さもある」と、90分間を通して続いた駆け引きを振り返る矢野。「彼は本当に上手くて、嫌だなというシーンもあった。でも、決定的なプレーはさせなかったかなと思う」と、横浜FMの今季6得点のうち5得点に絡んでいる背番号10を抑え込んだことに胸を張った。

 開幕2連勝後、前節・鹿島戦(0-1)に続いて2試合勝ちなし(1分1敗)となった横浜FM。それでもシュート数では13本対5本と押し込む展開に齋藤は「ボールを持って支配できたことはポジティブに捉えていい」と前を向き、「引かれた相手にチャンスをつくれた。点を取る、取らないはちょっとした部分。ポジティブに捉えたい」と繰り返した。

(取材・文 西山紘平)

連係ミスから同点ゴール献上…横浜FM飯倉「事故的な失点」 | ゲキサカ

 痛恨の失点だった。横浜F・マリノスは1-0の前半40分にミスから同点に追いつかれた。MF中町公祐が浮き球でバックパスすると、GK飯倉大樹とDF中澤佑二がまさかの“お見合い”。2人の間でボールがイレギュラーにバウンドしたこともあり、すかさず詰めてきたFWホニにボールを奪われた。

「ピッチコンディションもあってボールが止まった」。失点シーンを振り返る飯倉は「あのプレーは必要なかったと思うし、もったいない」と唇をかみながらも、「こういう事故的な失点はシーズンを通してある。引きずる必要はない」と、努めて前を向いた。

 被シュートはわずか5本。そのうち唯一、許した枠内シュート1本が失点につながった。アンラッキーもあって追いつかれたが、チームとして追加点を取るチャンスはあっただけに、「2点目を取れなかったことが一番。勝ち点2を落とした試合」と、引き分けという結果に悔しさをにじませた。

(取材・文 西山紘平)

朝日新聞サッカー情報 – タイムライン

横浜マの方程式

【デジモがゆく(168)2017年3月18日 J1第4節 横浜マ1―1新潟@日産ス】

チームは生き物だ。だから、チームは繊細だ。

開幕2連勝を果たした横浜マと新潟戦の横浜マは似て非なるチームだった。

理由は1トップ。先頭を切って守りに奔走する富樫から、運動量は少なくても決定力で周囲を黙らせるウーゴビエイラに先発が代わった。調整が遅れていたポルトガル人の状態が上がってきたということだろう。

一つの駒が全体に影響を及ぼした。

押し込んでいるように見えて、前半はむしろ相手のペース。前線からプレスがかからず、新潟に最終ラインから滑らかな組み立てを許した。攻め手も変化を強いられる。守備時と同様に走ってパスを引き出す富樫と異なり、ウーゴビエイラは中央に居座ってパスを欲しがるタイプ。ボランチの天野が前へ左へ孤軍奮闘で動かない限り、流動性は生まれなかった。唯一の得点がマルティノスの個人技から導かれたのは象徴的だった。

彼我に地力の差はあった。後半。天野の飛び出しに拍車がかかり、攻勢は強まった。彼から始まった6分の決定機、途中出場の遠藤がもたらした43分のそれをものにしていれば、計算通りに勝ち点3を手にしていた。2勝1敗1分けと勢いは小休止。「チャンスはたくさんつくったが、つくったら決めきれなければならない」とモンバエルツ監督は総括した。

しかし、もっと深いところに事の本質はある気もする。

富樫とウーゴビエイラ。どちらが良くてどちらが悪いという話ではない。個性の違いだ。現状、上位に食らいついていくためには、富樫の献身で主導権を握り、終盤の勝負どころでウーゴビエイラにつなぐ方が相手も怖いのではないかと思う。そんな勝利の方程式を確認するための勝ち点1だとしたら、この90分間に意味はある。

相変わらずの走力を誇った新潟からは、確かな意図が伝わってきた。サイドから中へ。原と小泉の両ボランチが飛び出し、攻撃に厚みを加えた。強いチアゴガリャルド、速いホニの新加入2トップが何より可能性を感じさせる。新潟、本当に外国籍選手の補強がうまい。

こちらは2敗2分け。再び残留争いに巻き込まれないためには、早い段階で勝利という自信をつかみたい。(如)

Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~

横浜F・マリノス 2017マッチレポート | 3月18日 vs 新潟

こけまりログ

2017/3/17 【スタジアム観戦情報まとめ】2017/3/18(土)14:00 J1リーグ 第4節 横浜F・マリノスvs.アルビレックス新潟@日産スタジアム
 
 

今週の他会場など

清水エスパルスDF角田誠が試合中に不適切行為か DAZN中継カメラにばっちり映る : ドメサカブログ
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