対戦カード別の観客動員の比較をやってみた
前回、2016/07/06 「SNS」「One to Oneマーケティング」…横浜F・マリノスの観客増はフロックか否か？（前編）にて、横浜F・マリノスのマーケティング施策について書いてみました。
今回は、今年のここまでのホームゲームの観客動員を、対戦チームごとに昨年の数字と比べてみました。
2ndステージ第2節までの10試合の比較表
【マークについて】
黄色：平日のゲーム、ニッパツ三ツ沢のゲーム
青地＋白文字：30,000人以上の動員
チーム名が緑地：Ｊ２降格／Ｊ２から昇格チーム
増減：2016年の動員数－2015年の動員数
FC東京……
前回も紹介した記事。
2016/06/26[サッカーダイジェストweb]【１試合平均入場者・増減ランク】鹿島は２位、浦和はワースト２位。最下位はFC東京※一部抜粋
■15位／FC東京
１試合平均入場者の増減：－6412人
（15年の１試合平均：28,784人／16年の１試合平均：22,372人）
当然、アウェイゲームへの影響も出るわけですが、横浜F・マリノス戦に関しては、なんと「－9,759人」となりました。
FC東京が悪い！…とは言い切れず、1stステージ最終節のゲームでどちらも上位にいってなかったですからね。
[横浜F・マリノス]2016 明治安田Ｊ１ １ｓｔステージ 第17節 vs FC東京 試合データ
2016/06/25 19:05キックオフ
天気：曇、弱風、気温 25.9℃、湿度 63％
—
FC東京サポーターによる考察。
2016/07/09[やってみるさ]FC東京の人気低下を、観客動員数6,000人減よりも「FC東京魂の盛り上がらなさ」に実感した話※一部抜粋
「FC東京、人気やべえな」
表層的な部分だけでなく、芯喰ってやべぇを実感した瞬間だった。今年に入って、FC東京のホーム”味の素スタジアム”の観客動員数6,000人減は、J1全チームを比較してワーストの下げっぷりだ。その理由として語られる項目はどれも正しいものだろう。
・武藤嘉紀、太田宏介らのスター選手放出
・成績不振
・ACLとの並行運用のための平日開催の増加
2/27、夜の開幕戦。実は意外と善戦（観客動員に限る。試合結果は……）
今年のJ1リーグ開幕戦は、2/27にまさかの18:30キックオフ。
「冬のナイトゲームなんて、本当に好きなヤツか、アホしか来ないよな」と言われた、ベガルタ仙台戦ですが24,898人。
昨年の開幕戦の数字、38,123人（vs川崎）と比較すると見劣りはしますが、昨年のホームベガルタ仙台戦は20,207人。
逆に、川崎戦は「ユニフォーム付きチケット」が功を奏し46,413人。
狙ったかどうかは置いておいて、比較する軸をズラして見てみると、うまくカバーできたと評価できますね。
松本山雅の動員分をどうカバーするか？
さて、2ndステージ。
動員面では、ニッパツ三ツ沢でのゲームが2試合（内、1試合は平日のゲーム）があることと、昨年、44,226人だった松本山雅がいないのがマイナス面でしょうか。
机上で電卓をたたくと、1stステージでの「貯金」がそこで相殺しつつ、昇格チームの福岡、磐田で20,000。三ツ沢での開催の大宮で12,000入れば……
編集後記
今日(7/13)の神戸戦。
「平日、三ツ沢のゲーム」で抽出される、去年の柏戦の8,038人＋2,044人（2015神戸戦－2016柏戦）＝10,082人以上だといいですね！
こけまりログ
2015/10/22 「横浜F･マリノス(City Football Group)」と「SAP」との提携まとめ
2016/07/06 「SNS」「One to Oneマーケティング」…横浜F・マリノスの観客増はフロックか否か？（前編）
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