横浜F・マリノスサポーターによる差別的挑発行為について(まとめ) | 2014/8/23 vs.川崎フロンターレ@ニッパツ三ツ沢球技場


アンカー(目次)

1.横浜F・マリノス/Jリーグオフィシャルサイト
2.Webニュースログ
3.Webログ
 
 

横浜F・マリノス/Jリーグオフィシャルサイト

▼横浜F・マリノス
2014/08/24 川崎フロンターレ戦における差別的挑発行為と処分について(8/26 一部訂正)

8月23日に行われましたJ1リーグ第21節川崎フロンターレ戦におきまして、弊クラブサポーターによる川崎フロンターレ選手への 差別的挑発行為がありました。

川崎フロンターレの選手・関係者の皆さま、ファン・サポーターの皆さまをはじめ、大変多くの方々に対しご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。

弊クラブとしましては、このような差別的挑発行為は決して許されるものではないと考えております。

本件に関する行為者に事情を確認した上で、上記判断に基づき、当該行為者に対して無期限入場禁止処分を下すことと致しました。

再発防止策を含む今後の対応に関しましては、Jリーグと協議のうえ進めて参ります。

  ※Jリーグ村井チェアマンへの報告を終え、諸案件を確認した結果、文章を一部訂正致しました。(8月26日 18時30分)

2014/08/248/24(日)川崎フロンターレとの練習試合観戦自粛のお願い

いつも横浜F・マリノスへの応援ありがとうございます。

昨日、J1リーグ第21節川崎フロンターレ戦において、弊クラブサポーターによる挑発行為が行われました。これを踏まえ、川崎フロンターレ、ファン・サポーターの皆さまへの配慮及び混乱防止のため、横浜F・マリノスのサポーター皆さまにおかれましては、本日の川崎フロンターレとの練習試合のご観戦を自粛頂けますようお願い申し上げます。

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

2014/08/268/24掲載の『川崎フロンターレ戦における差別的挑発行為と処分について』ニュースに関して

8月24日に弊クラブオフィシャルサイトにて掲載致しました 『川崎フロンターレ戦における差別的挑発行為と処分について』、Jリーグ村井チェアマンへの報告を終え諸案件を確認した結果、一部文章に訂正を行いましたのでお知らせいたします。

2014/08/29Jリーグの裁定内容及び再発防止策等に関して

8月23日(土)19時より、ニッパツ三ツ沢球技場で開催されましたJリーグ第21節 横浜F・マリノス 対 川崎フロンターレ戦において、横浜F・マリノスサポーター 1名による川崎フロンターレの選手に向けた差別的挑発行為が発生しました。

Jリーグの1クラブとして、スポーツを通して、国際社会における交流及び親善に貢献すべき立場の横浜F・マリノスの主催試合で、このような差別的挑発行為が発生したことにつきまして、その責任の重さを痛感しますとともに、この行為により深く傷つき、不快な思いをされた川崎フロンターレの選手の皆さま、ご家族の皆さまをはじめ関係されるすべての皆さまに深くお詫び申し上げます。

まず、本日13時に下されたJリーグの裁定内容についてご報告申し上げます。
裁定内容
 1)けん責 (始末書をとり、将来を戒める)
 2)制裁金 500万円

また、この裁定を受け、弊クラブ代表取締役社長 嘉悦 朗が報酬を20%、2ヶ月間にわたって返上する旨、補足させて頂きます。

次に、改めて差別的挑発行為の事実関係及び当該行為者の処分について報告させて頂きます。

ー事実関係

8月23日(土)19:45頃、横浜F・マリノスサポーター1名が川崎フロンターレの選手にバナナを振る挑発行為が発生しました。

20:30頃、弊クラブスタッフがツイッター上の動画を確認。速やかに該当者の特定作業を開始し、試合終了後に実行者と思われる人物に対して、当該行為の事実確認を実施。
結果、バナナを振って挑発した行為が確認できたため、速やかに実行委員をはじめ、クラブ関係者に報告。併せてマッチコミッショナー、川崎フロンターレ運営担当に報告。

21:40頃、Jリーグ事務局に第一報を報告し、対応を協議。

22:00頃、当該行為者に対して改めて事実確認を実施し説諭。クラブとして最も重い処分となる「無期限入場禁止」を科す方針を通告。

ー処分に関して

当該行為は、サッカー界で起きた海外における人種差別事件が遍く世間に知れ渡っている事実を踏まえると、限りなく差別的行為であると判断せざるを得ないと考えました。

従って、クラブとしては最も重い量刑となる「無期限入場禁止」処分を科すことを23日(土)に内定し、その日のうちに当該行為者にその旨を通告。
25日(月)のチェアマン報告の際に、Jリーグとしての判断とすりあわせた結果、本行為は「差別的挑発行為」であることを確認した上で、改めて上記処分を確定し、弊クラブホームページ上の表現も「挑発行為」から「差別的挑発行為」に修正いたしました。

続いて、再発防止策について述べさせて頂きます。

ー再発防止策に関して

今回の事件の根底にある問題は2つあると考えます。
1つは、差別に対する認識・意識の低さです。日本で、そして世界で、何が問題になっているのか、また、本人にその意図があったかどうかではなく、その言動が相手にどう受け取られ、傷つくのか。こういった根本的かつ本質的な問題を自らが考え、是正しない限り、問題は再発する恐れがあると考えます。

もう1つは、日常的に見られる挑発行為の横行です。サッカーを純粋に楽しみ、感動を共有するための応援が、いつの間にか相手を挑発することで自己満足を得る行動にすり替わってはいないか、このもう1つの本質的な問題に踏み込む必要があると考えます。

禁止事項を数多く設け、物理的なチェックを強化する選択肢もございますが、重要なことはそのような悪質な行動の背景・根底にある価値観や意識、行動様式を変えていくことこそが最も優先順位の高い対策であると判断し、啓発活動を主たる柱とした方策を実行いたします。

その際、核となる考え方は弊クラブが2010年からクラブとして実行してきたホスピタリティに関するポリシー=TRICOLORE BIBLEです。これは「感動というGOALをすべての人に。」を合言葉に、スタジアムに集うすべての方々がサッカーはもちろん、試合以外のシーンでも、安全で快適な時間をお過ごし頂くためのクラブ内バイブルで、クラブスタッフはもちろん、F・マリノスにご協力頂く多くの方々にも共有して頂いております。

今後は同じ考え方を、より多くのファン・サポーターの皆さまにも共有して頂くために、クラブ外にも発信し続け、差別や挑発、迷惑行為を根絶する活動の輪を広げて行きたいと考えます。
キーメッセージは 「FAIR PLAY, FAIR SUPPORT」 とし、これを鑑にクラブは継続的に活動して参ります。
具体的な活動は以下の通りです。

1)弊クラブホームページ上での情報発信
 9月2日(火)より、弊クラブホームページ上で、このキーメッセージとその趣旨の説明、ならびに弊クラブ選手等によるメッセージ動画を公開し、広くこの活動の重要性を訴求して参ります。

2)スタジアムでの情報発信
 9月3日(水)、ニッパツ三ツ沢球技場で開催される「ヤマザキナビスコカップ」準々決勝 第1戦以降に実施される全てのホームゲームにおいて、スタジアムの大型スクリーンを使い、啓発活動のための情報発信を実施するとともに、スタジアム内の入口、コンコース等に啓発ポスターを掲出し、理解を得る一助とさせて頂きます。
 また弊クラブスタッフならびに、ご協力頂くクラブ外の皆さまにも、スタジアムに来場された方々へのご理解とご協力を呼びかけさせて頂きます。

3)人権研修の実施と行動の変革促進

 9月1日(月)、同2日(火)に各サポーターグループの中心メンバーの皆さまを対象とした人権研修を実施いたします。
 この研修では、「人権の擁護」に関する様々な情報、知識を提供し、共有して頂きながら、参加した皆さまに、グループディスカッションを通じて、今後何が必要か考えて頂きます。
 その後、今シーズンはもちろん来シーズン以降も、弊クラブの日産スタジアムにおける全てのホームゲームにおいて、試合開始4時間前を目処に、ご希望されるファン・サポーターの方を対象に同様の研修を継続実施し、理解と変革の輪を広げて参ります。

当面の活動として以上の内容を実行し、PDCAサイクルを回しながら、必要な改善をタイムリーに実行して参りたいと考えております。皆さまのご理解、ご協力を改めてお願い申し上げます。

この度は本当に申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。

▼Jリーグ
2014/08/29 サポーターによる差別的行為に対し 横浜F・マリノスに制裁を決定

 Jリーグ 村井 満チェアマンは、8月23日(土)に開催されたJリーグディビジョン1第21節「横浜F・マリノス (横浜FM)vs川崎フロンターレ(川崎F)」において発生した横浜FMサポーターによる差別的行為について、裁定委員会に諮問し、横浜F・マリノスに対し以下のとおり制裁を決定いたしました。

【制裁内容】
1.対象事案
2014年8月23日(土)19:00キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場 にて行われた、Jリーグディビジョン1 第21節「横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ」の試合において、横浜FMのゴール裏サポーター1名が、川崎Fの選手に対し、バナナを掲げ、振る挑発行為があった。

2.制裁内容
(1)けん責 (始末書をとり、将来を戒める)
(2)制裁金500万円

3.制裁の理由
横浜FMサポーターが試合中に相手チームの選手に対しバナナを掲げ、振った挑発行為は、国際社会では人種差別を象徴する許されがたい行為であり、実行者はそのことを認識していた。本行為は人種差別的行為といえる。

横浜FMは当該試合が神奈川ダービーであることから事前にサポータートラブルの発生を想定し、ソーシャルメディアを中心とする監視体制を強化しており、本件を素早く把握するとともに、発生後は速やかに実行者を特定し、事実関係を確認した上で無期限入場禁止処分を科し発表した。
また川崎Fに対しても速やかに謝罪を行った。これらにより、横浜FMの当該試合に対する監視体制や本件発生後の対応は適切であったといえる。しかしながら、クラブは人種差別的行為の発生を予防する高度な責務を負うところ、クラブのファン・サポーターへの啓発活動が十分であったとは言えず、たとえ本件が当該サポーターの単独行為であり、クラブとして予見することが困難であったとしても、啓発をつくして本件の発生を予防すべき義務をつくさなかった責任はクラブにある。

国際サッカー連盟(FIFA)は、2013年5月の総会で「反人種差別・差別に関する戦い」に関して決議し、同年7月にFIFA加盟各国協会に対して規定を整備する等の適切な対処を求めた。日本サッカー協会(JFA)は同年11月に規定を整備し、JFA加盟団体に対して周知徹底した。これを受け、Jリーグにおいても、クラブに対する啓発活動やトラブル発生時の諸手続きを定めるなどの対策を実施してきた。

また、本年3月には埼玉スタジアムにて浦和レッズの一部サポーターが人種差別的な横断幕を掲出し、当該クラブは無観客試合というJリーグ史上最も重い制裁を受けた。その後Jリーグと全クラブは二度と同様のことを繰り返さないことを宣言し、差別撲滅に向けた啓発活動強化に取り組んできたが、短期間で同種の本件行為が発生したことは看過できない。 上記より、本件制裁を決定するものとする。

4.適用条項
『Jリーグ規約』
 第3条〔遵守義務〕第1項、第4項、第5項
 第51条〔Jクラブの責任〕第2項、第3項
 第141条〔チェアマンによる制裁および調査〕第1項
 第142条〔制裁の種類〕第1項第1号、第2号

2014/08/29 横浜F・マリノスに対する制裁 村井 満チェアマンのコメント

 このたびの横浜F・マリノス(横浜FM)のサポーターによる差別的行為について、極めて遺憾でなりません。
 挑発行為を受けた選手、川崎フロンターレの関係者やファン・サポーターの皆さま、また不快な思いをされた多くの皆さまに深くお詫び申し上げます。

 Jリーグでは、昨今の差別断絶への世界の動きと同様に、また特に今年3月の浦和レッズサポーターによる差別的横断幕掲出の事件以降、全クラブとともに危機感を高め、情報共有および監視策、啓発活動を通じた防止策を講じてきました。
 今回私は、差別的事象が発生した際のクラブの責任をどのような観点から検証するかについて、(1)啓発活動、(2)監視体制、(3)発生後の対応、の3点から検討いたしました。横浜FMの当該試合での監視体制や発生後の対処については適切であったと思いますが、結果的にファン・サポーターの皆さまへの十分な啓発活動がなされていたとは言えず、クラブの責任を問うこととなりました。横浜FMは3月に起きた浦和の差別事件以降、速やかにクラブ内の人権研修を実施するなど、強い意志を持って率先して差別問題に向き合ってきたクラブの一つでしたが、啓発という点においては、Jリーグ、横浜FMをはじめ、他の多くのJクラブにおいてもまだまだ十分な活動が行われているとはいえません。本件は、一クラブの問題にとどまらず、サッカー界全体の、ひいては社会全体の問題として、一人ひとりが主体的に向き合わなくてはいけないものであることを示唆していると考えます。

 Jリーグは引き続き、日本サッカー協会およびJリーグ全クラブと協働し、断固として差別を許さないという強い態度で繰り返し啓発の機会を創出していきます。
同時に、ファン・サポーターの皆さまとも、「差別」という世界中全ての場所で起こり得るこの根深い問題について、共に考え、向き合い、サッカー界だけではなく社会全体の問題として、一緒に世の中に提言し啓発に取り組んでいきたいと考えております。

 多くのファン・サポーターの皆さまにおかれましては、日頃よりスタジアムの内外でJクラブや選手たちの応援・サポートを通じてJリーグを盛り上げていただき心より感謝しております。
4月に発表したJリーグ・フェアプレー宣言でも申し上げましたが、私たちは、安心かつ安全で快適、そして年齢、性別、国籍などの区別なく誰もが夢を見て、楽しめるJリーグでありたいと考えています。
 こうした考えに基づき、Jリーグのスタジアム内外におけるメッセージや言動は、それに触れる方々が共感し、感動を共有できるものになるようご協力をお願いいたします。

 Jリーグを、「世界で一番フェアでオープンなリーグ」にしていくために、皆さんとともに考え続けていきたいと思います。

公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
チェアマン  村井 満

 

Webニュースログ


2014/08/23[ニッカン]横浜-川崎F戦で観客が差別的行為、出禁へ

 横浜・ニッパツ三ツ沢球技場で23日に行われたJ1リーグ戦の横浜-川崎F戦で横浜サポーターが川崎F選手を挑発する「事件」があった。

 前半42分、川崎FのFWレナト(25)の後方でバナナのようなものを振るサポーターの姿がテレビ画面に映った。クラブは人種差別ともとれる行為を重く見て、このサポーターを特定。試合終了後に事情聴取し、本人が「バナナを振って川崎F選手を挑発した」ことを認めたために、無期限入場禁止処分を決めた。

 聴取では挑発した個人名や人種差別かどうかなどは明らかにならなかったが、横浜の嘉悦朗社長(59)は「限りなく人種差別が疑わしい」と説明。サポーターは10代後半の男性で、挑発行為はこの時だけ。バナナはハーフタイムに食べたという。

 クラブ側は25日にJリーグに報告、川崎F側とも今後の対応について協議するという。

2014/08/24[ニッカン]横浜中沢、差別的行為に心痛「情けない」

 横浜サポーターが前日23日の川崎F戦で、バナナを振って差別的行為ともとれる挑発行為をした問題を受け、横浜の選手たちも反応した。

 24日のリカバリー練習を終え、DF中沢佑二(36)は「世界でも問題になって、こういった行為は世界共通でいいことではないと、誰もが認識していたはず。残念だし、情けない」と吐露した。

 サッカースクールでは「良いことと悪いことを判断できるように」と小学生たちにも言い聞かせているだけに心を痛めている様子だった。今後、Jリーグから処分が下されることになるが「不服とか言えるレベルじゃない」と話した

2014/08/24[スポニチ]横浜サポが“人種差別”選手にバナナ振る、無期限入場禁止へ

 横浜―川崎F戦が行われたニッパツ三ツ沢球技場で23日、人種差別と疑われる行為があった。前半40分すぎに横浜側ゴール裏スタンドで10代後半男性の横浜サポーターが、川崎Fの選手に対してバナナを振った。バナナをかざす行為は欧州などでは黒人選手に対して、差別的な意味を表すこととして過去にも問題となっている。

 試合運営側である横浜関係者は、後半開始後にSNS上にアップされた動画からその行為を確認し、サポーターを特定。試合後に1時間弱の事情聴取を行った。その結果、バナナを振って、ハーフタイムに食べたと認めた。本人はあくまで「挑発行為」としているが、横浜の嘉悦朗社長(59)は「(人種差別と)限りなく疑わしい。客観的に(人種差別と)見える可能性が高い」とし、クラブ内処分として当該サポーターに無期限の入場禁止処分を科した。

 すでに横浜はJリーグ事務局に報告し、村井満チェアマン(55)にも一報が入っている。嘉悦社長は25日、Jリーグを訪れあらためて報告と、今後の対応について話し合う予定。Jリーグでは3月8日の浦和―鳥栖戦で、スタジアム内に差別的横断幕が張られ、主催の浦和に対しけん責、同23日の浦和―清水戦を無観客試合とするという重い処分が下された。Jリーグが人種差別と判断した場合、横浜にも同等以上の処分が科される可能性もある。

 ▽最近のバナナによる人種差別 スペインで4月にビジャレアルの観客がバルセロナのブラジル代表DFダニエウ・アウベスにバナナを投げ込んだ。観客の男はビジャレアルの下部組織コーチだったが、解雇されて永久入場禁止処分。警察に逮捕され、人種差別行為で有罪なら禁錮3年の可能性があると報じられた。5月にはイタリアのアタランタ―ACミラン戦で観客席からバナナが投げ込まれ、ホームのアタランタは4万ユーロ(約552万円)の罰金処分を受けた。

2014/08/24[サンスポ]横浜M-川崎でバナナ振りかざす差別行為 観客を無期限入場禁止処分に

 23日に横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で行われたサッカーJ1の横浜M-川崎で、10代後半の横浜Mの男性サポーターが観客席から選手に向けてバナナを振りかざす人種差別的な行為をしたとして、横浜Mが当該男性を無期限入場禁止とする処分を科したことが分かった。

 欧州のリーグでも黒人選手に対してサルの好物のバナナを投げ入れる差別的な行為が再三発生している。23日の試合には川崎のレナト選手ら黒人のブラジル人選手が複数出場していた。横浜Mの嘉悦朗社長(59)は「許し難い。差別が疑われるような行為は断固として許さない」として謝罪した。

 4月にはスペインでバルセロナの黒人選手が投げ込まれたバナナを食べてプレーを続けたのを機に、世界的な差別撲滅キャンペーンに発展した。

 嘉悦社長によると、試合中に短文投稿サイトのツイッターなどで行為を知り、この男性を特定して試合後に事情聴取した。本人は意図や対象を明確にしなかったが、クラブは差別的な行為と判断した。既にJリーグに報告し、25日にも詳しく経緯を説明する。

 J1では3月に浦和サポーターが会場内に「日本人以外お断り」を意味する差別的な横断幕を掲げ、浦和が国内初の無観客試合の処分を受けた。(共同)

2014/08/24[デイリースポーツ]横浜Mサポーターが人種差別的行為

 J1横浜Mは23日、同日行われた川崎戦(ニッパ球)で横浜Mの男性サポーターが人種差別的を行為を行ったとして、この男性に無期限入場禁止の処分を下すことを決めた。

 横浜Mによると、当該サポーターは10代後半の男性。前半40分過ぎに、ピッチに向かってバナナを振り回す差別的行為を行った。横浜Mでは試合中に交流サイトのツイッター上に動画がアップされていることに気づき、当該サポーターを特定。試合終了後、約1時間にわたって事情聴取を行った。

 本人は「特定の選手に向けたものではなく、挑発行為だ」と主張。バナナはハーフタイムに食べたという。だが、横浜Mの嘉悦朗社長(59)は「心情としては限りなく(人種差別行為という)疑いが強い」と語り、厳罰の方針を説明した。

 Jリーグ事務局には報告済みで、25日に村井チェアマンの元へ出向き、直接報告する意向を示した。

2014/08/25[時事ドットコム]横浜M社長、差別行為問題でJリーグに報告=村井チェアマン、制裁を明言

 23日に横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ1の横浜M-川崎戦で、横浜Mのサポーター1人がバナナを振りかざして人種差別とも取れる行為をした件について、横浜Mの嘉悦朗社長が25日に東京都文京区のJリーグ事務局を訪れて村井満チェアマンに報告した。

 取材に応じた村井チェアマンは「差別の範囲に入る。マリノスへの制裁は検討していく」と話し、横浜Mへの制裁を明言した。今後は裁定委員会に諮り、処分を決める。該当の観客を直ちに特定して事情を聴取し、無期限入場禁止処分とした横浜Mの対応については「妥当だと考えている」と述べた。
 3月に浦和のサポーターが人種差別的な横断幕を掲げた際には、過去最高の無観客試合とけん責の処分が科された。村井チェアマンは「マリノスとしては最初のケース。2010年5月の仙台-浦和戦での浦和の一度目の差別的な行為(外国籍選手への侮辱的やじ、制裁金500万円とけん責)が基準になるのではないか」と述べ、無観客試合などの重い制裁にはならないことを示唆した。 (2014/08/25-12:07)

2014/08/25[ニッカン]横浜社長、川崎F社長に挑発行為を謝罪

 横浜の嘉悦朗社長(59)は24日、前日23日の川崎F戦で男性サポーターが人種差別的ともとれる行為をした問題の対応について説明した。朝に川崎F武田社長に電話で陳謝。男性には川崎Fの選手と関係者に向け謝罪文を書かせ、スタッフが川崎F事務所に届けた。

 クラブは問題発生後、ホームページ上で男性の無期限入場禁止の処分などについて説明。嘉悦社長は今日25日にJリーグへ出向き、村井チェアマンに今後の対応を説明する予定で「恥ずかしい。起きないような啓発活動を多角的にやる必要がある」と話した。

2014/08/25[ニッカン]俊輔ら“バナナ挑発”再発防止訴える

 横浜の主力は24日、前日23日の川崎F戦でサポーターがバナナを振って選手を挑発した問題について、再発防止策を訴えた。MF中村俊輔(36)は「起きてから言うのでなくもっと発信する必要がある」と、入場の際にチラシ配布などの案を挙げた。DF中沢佑二(36)は「選手を挑発する行為が日常的になっている延長線上。サポーターにも分かってもらってスタジアムに来てもらいたい」と訴えた。

 

Webログ

2014/08/24[フットボールチャンネル]またもJで人種差別。横浜FMサポーターが川崎Fをバナナで挑発。浦和“無観客試合”の犠牲は無意味だったのか

2014/08/25[フットボールチャンネル]選手への挑発的行為は日常? 神奈川ダービーだから起きた差別的行為

2014/08/28[フットボールチャンネル]【特別対談】マリノスサポ、“バナナ”事件から考える。差別問題とどう向き合っていくべきか?

2014/08/29[ひろあき放浪記]今後の対応についてのお知らせ

 既報の通り、8月23日に行われましたJリーグ第21節川崎フロンターレ戦において、私達の仲間の一人によって人種差別的挑発行為が試合中に行われました。
  本人の意図に関わらず今回の行為は決して許される行為ではなく、皆様へ多大なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。

 本来であれば行為者に対し私達が応援における善悪を指導する立場にありましたが、私達の意思が行き届いていなかった為に今回のような事態を招いたと猛省しております。また、普段の応援においても過度な煽動やそれに対する抑止という意識が欠けており、煽動に同調するような雰囲気を作ってしまっていた事もその一因と考えております。この点についても意識を見直し、改善が必要と認識しております。

既にクラブを通して行為者への処分は発表されておりますが、組織的な関与は無かったにせよ、メンバーへの監督責任という観点から、行為者が所属していたグループに関してはメンバーより処分の申し出がありましたので合わせてご報告させて頂きます。

•メンバー及び共に行動していた計9名の今シーズン残り試合への入場禁止
•クラブ及び地域への奉仕活動及び人種差別撲滅のための啓発活動(ただし、クラブが行っている活動への参加を除く)
•今シーズン終了時点でグループの解散
 即解散ではなく、グループとして奉仕活動等を行った上での解散が責任と考えております。
 また、解散後も奉仕活動等については継続して行います。
 もちろん、解散後の新グループの結成等は考えておりません。

行為者がクラブからの処分を受けるのはもちろんの事ですが、上記のように対戦相手等を過度に煽る風潮があった事や、クラブに対して多大なる損害を与えてしまったためクラブ側へ我々も処分を申し入れましたが、クラブ側からは所属グループ以外のグループについては処分するのではなくこれを機に日頃の応援についてゼロからのスタートの気持ちで言動等を改めて「応援とはなにか」についてを考えて欲しいとの回答を頂きました。そこで私達としてはクラブ側の恩情を授かる形にはなりますが、以下のように今後の対応、活動を実施します。

※人種差別等も含む「人権擁護研修」への参加
 (クラブ側へ要請の結果、オフシャルホームページに記載の通りホームゲームでの開催内容と同様の講習会を週明けに開催頂く予定となっております。)

※ホームゲーム(初回/9月13日名古屋戦)での上記講習会内容に基づいた人種差別問題に限らないスタジアムでの応援についての啓発活動
 例:スタジアムDJによる対戦相手ファンへの歓迎の挨拶へのブーイングは必要なのか。

※上記啓発活動終了までの応援統率活動の自粛
(横断幕掲出/楽器及び拡声器の使用/バンデーラの使用/その他応援統率目的の行為)

ホーム名古屋戦までの試合についてもスタジアムには入場いたしますので、ご意見等ございましたら是非お声掛けください。また、こちらからお声掛けさせて頂く事もあるかと思いますがその際には率直なご意見を頂ければと存じます。

これまでのゴール裏(特に中心グループ周辺)にはお互いに注意しあうような文化や周りの意見に耳を傾けるような姿勢が足りていなかった事にも今回気付かされました。
そういった悪しき文化や体質を変える為にもこの機会を無駄にせず、先に進めるよう様々な方と意見を交換させて頂ければと考えています。

この度の対応についても様々な意見があると思いますが、全て真摯に受け止めて応援に対する姿勢を改めたいと思います。
皆様のご理解、ご協力をどうぞ宜しくお願い致します。

 加藤拓明  五十嵐亘

 
 

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