【試合結果まとめ(3○2)】2014/04/02 AFC CHAMPIONS LEAGUE グループG 第4節 横浜F・マリノスvs.メルボルン・ビクトリーFC@横浜国際総合競技場


アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.J’s GOAL/Jリーグ
3.Twitter
4.YouTube
5.ブログ
6.Webニュースログ
7.今週の他会場など


横浜F・マリノス オフィシャルサイト

選手コメント

ファビオ
「今日はホント、すごく大事な試合でした。1点先に取られても、集中力を保って、その流れで絶対にゴールを決められると信じて戦いました。
ACLは今日の試合を含めて、1試合1試合が決勝戦のつもりで戦うことが必要。残り2つも決勝があるという気持ちで戦いたいと思います」

小椋 祥平
「勝てて良かったです。最後の失点はもったいなかったですけど、ホームでとりあえず勝てて良かったです。
最近、ベンチから試合を見る機会が多くて、少し遅攻が多いなと感じていた。それで試合が始まる前に、翔とそういう話をしていた。それが点につながって良かったです」

三門 雄大
「最後のフリーキックは、佑二さんが“蹴っていいよ”と言ってくれました。最後のチャンスだったので、シュートで終われれば良かった。欲を言えばもうちょっとゴールに近いところで取れたら良かったし、決めたかった。
とりあえず、3-2で試合を終わらせるのが僕の仕事でした。それができたのは良かったです。次につながったので、またしっかり準備していきたいと思います」

J’s GOAL/Jリーグ ゲームサマリー

[J’s GOAL]AFCチャンピオンズリーグ 横浜FM vs MVB(横浜国)

[Jリーグ]ACL 横浜F・マリノス vs メルボルン・ビクトリー:ゲームサマリー – Jリーグ

選手コメント

●中澤 佑二選手(横浜FM)
「2点目の取られ方がひどかった。鹿島戦の時もそうだけど、急に中盤がスカスカになる。どうしてあの状況でバイタルエリアがあそこまで空いてしまったのか…。そこが失点が続いてしまっている原因なのかなと思います」

●小林 祐三選手(横浜FM)
「1点先に取られたが、そこから3点取り返したのはチームにとって成長のきっかけになるんじゃないかと思います。今日は自分のところからやられることはなかったです」

●中町 公祐選手(横浜FM)
「横に相手を揺さぶりながら、今日は結構ゴール前に人数を掛けられていたのが、ああいうところ(2点目のシーン)にボールがこぼれてきた要因かなと思います」

●兵藤 慎剛選手(横浜FM)
「PKを自分が取られたので、取り返さなければいけないかなというのはありました。ゴールして取り返せたのはよかった。ただ、あれで終わらせられれば一番よかったですが、最後に失点した。ここ最近ああいうふうにあっさり決められるシーンが多い。もう一度、気を引き締めてやらなければいけないです」

●中村 俊輔選手(横浜FM)
「まだ僕も含めてミスが多いし、もっと点差を広げることのできる相手の出来だった。前の推進力といっても、うちには(齋藤)学しかない。ちょっと自分が引いて少しずつゆっくりビルドアップする、前半のような戦い方がベストだと思う」

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2014 4.02 ACL Group G Yokohama F Marinos vs Melbourne Victory All Highlights
 
 

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[ひろあき放浪記]ACLホーム メルボルン戦
(´-`).o0(ドンマイ!)

[屋根下あだちメモ]シンプルに残り2連勝で突破@ACL。
(´-`).o0(ACL予選リーグのレギュレーションは、このエントリーで再確認。)

[横浜戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く]【らしくない割り切ったフィードの多用は同点ゴールと、ゲーム支配に多分に貢献。伊藤翔もよく走り、競ってくれた by 蒼井真理】 about [2014-ACL-予選4] 横浜 3 v 2 メルボルン
(´-`).o0(今回は真理ちゃん。)

[トリコロール純愛ブログ]ACL メルボルン・ビクトリー戦記
(´-`).o0(iPhoneでこの文量!?)

[ドメサカ板まとめブログ]【ACL】横浜FMが逆転でメルボルンを下し今大会初勝利!グループリーグ突破へ望み

こけまりログ

2013/04/01 【スタジアム観戦情報まとめ】2014/04/02 AFC CHAMPIONS LEAGUE グループG 第4節 横浜F・マリノスvs.メルボルン・ビクトリーFC@横浜国際総合競技場
 
 

ネットニュース・Weblog

カナロコ

薄氷の勝利/ACL1次リーグから

◆望みつなぐ3得点

 1次リーグ突破に向けて首の皮一枚でつながった。横浜MがACL4戦目にしてようやく初白星を手にした。

 リーグ戦2連敗中の嫌な雰囲気を払(ふっ)拭(しょく)しようとしていた。PKで先制を許す苦しい展開も、「力量は分かっていた。90分間で仕留めたらいい」とMF中町。敵地とは異なり、落ち着いていた。

 前半21分にFW伊藤が同点にすると、同27分には中町が今季公式戦初得点で逆転。後半44分にはMF兵藤にも今季初ゴールが飛び出し、日本代表のMF斎藤が不在の中、価値ある3点を奪った。

 過密日程の影響で全体の運動量が落ちているという。それでも「何が今の自分たちにできるかを見極めないと」と主将のMF中村。出番をもらったDF奈良輪、MF小椋らがそれぞれの特徴を発揮した。

 終了間際に失点し、目下のライバルであるメルボルン・ビクトリーに得失点差を付けられず、確かに後味は悪い。「もっと点差を広げられた」とMF中村も表情はどこか晴れない。ただ、チームの総合力を示したこの勝利は、リーグ戦にもきっとつながるはずだ。

 残り2戦となったACL。次戦は0-3と圧倒された全北(韓国)が待ち構える。1次リーグ突破へ、中町はこう言い放った。「2連勝すればいいんでしょ。分かりやすい」

伊藤がアジア初得点/ACL1次リーグから

 横浜MのFW伊藤が貴重な同点弾を鮮やかに奪った。今大会初得点で流れを引き寄せたストライカーは「PKで先制を許したなかで、良い時間帯に決めることができた」と胸を張った。

 0-1の前半21分。相手DFの背後を突き、MF小椋からの長いボールに反応。相手選手の背中に当たって目の前に転がったボールを左足で浮かせ、ループシュートを決めた。公式戦4試合ぶりの得点に「キーパーの位置を見て、頭を抜けば入ると思った」と振り返った。

 敵地での前回対戦では体調を考慮され、豪州遠征に帯同せず。自宅で敗戦を見守った。「他の国とプレーするのは楽しいし、次は必ず試合に出て得点する」と話していたが、まさに有言実行の一撃となった。 (日産ス)

スポーツニッポン

横浜 ACL9年ぶり白星!決勝T進出へ望みつなぐ

 ACL1次リーグG組の横浜は2日、ホームでメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦し、3―2で今大会初勝利を挙げた。前半7分にPKで失点したが、FW伊藤翔(25)らが得点して逆転。1勝1分け2敗で勝ち点を4とし、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 9年ぶりにアジアの舞台で勝利を挙げた。開始7分にPKを決められたが、前半21分、小椋のロングフィードに抜け出した伊藤が、前に出た相手GKをあざ笑うかのような左足ループシュートで同点。その6分後には相手GKが捕り損ねたこぼれ球を中町が左足で決めて勝ち越した。公式戦3連敗中だったこともあり、中村は「単純に良かった」と振り返った。

 背水の陣だった。この試合に負ければ敗退が決まる可能性があった。日本代表MF斎藤を左ふくらはぎ痛で欠き、3月29日の鹿島戦から中3日の過密日程だったことから、栗原や富沢ら主力を温存せざるを得なかった。マイナス材料は多かったが、自力で上回り決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。

 それでも選手の足取りは重かった。3―1の後半ロスタイムに失点。中村は「最初のPKもそうだけど、無駄な失点」と振り返った。4試合を終えて上位2チームとは勝ち点3差のまま。1次リーグ突破を目指す上では、勝ち点に加えて得失点差も関わってくるだけに後味は悪かった。

ニッカンスポーツ

横浜中沢○も「2点目の取られ方ひどい」

 ホームの横浜が逆転で初勝利を挙げた。ただ3-1の後半ロスタイムに失点。あとは2点リードのまま試合を終わらせるだけだったが、もったいない失点を食らった。

 試合後、入念に体のケアを行い全選手の中で最も遅く帰路についたDF中沢佑二(36)は「2点目の取られ方がひどかった。(ここ数試合)失点が続いているからかな? ポジショニングに隙があるのかな?」と課題をあげ、立て直しに向け、思いを巡らせていた。

横浜、中東の笛に耐えホームで逆転初勝利

 G組の横浜がメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)を下し、今季4試合目で初勝利を挙げた。序盤にPKで失点したが、FW伊藤翔(25)のゴールなどで逆転勝ちした。3戦を終え1分け2敗と結果が出ていなかったがアウェーで0-1で敗れた相手にお返し。ホームで踏ん張った。

 “中東の笛”にも負けなかった。前半6分にMF兵藤の腕が相手と絡まりPKを取られた。腕で引っ張ったようにもみえたが相手が倒れるタイミング微妙。それでもUAE(アラブ首長国連邦)から来たアルジネイビ主審の笛が鳴った。前日1日には同じACLの舞台で広島がFCソウル(韓国)戦で終盤に2度もPKを取られ、うち1本を決められ引き分けていた。

 しかし、ここからがたくましかった。同21分にFW伊藤が技ありループで同点弾。6分後にMF中町がこぼれ球を落ち着き払って蹴り込んだ。終了間際には兵藤も決めた。ACLはメンバーを積極的に入れ替えたこともあり結果が出ず、リーグも含め公式戦3連敗中だった。MF中村主将は「最近勝っていなかったから」とひと息つき、伊藤は「もう僕らには勝利しかない。(残り2試合)連勝しかない。ひたすら目の前の試合を戦っていくだけ」と1次リーグ突破への執念を口にした。

サンケイスポーツ

横浜M、3発で4戦目初勝利!俊輔「勝ったのは大きい」/ACL ※抜粋

 横浜Mが1次リーグ突破に望みをつなぐ今大会初勝利。元日本代表MF中村俊は「勝ったのは大きい」としながらも、反省の言葉を口にした。

 「最初に与えたPKも最後の失点もムダ。自分もミスが多かった…」

 前半6分、PKで先制された。苦しい展開も同21分にFW伊藤が左足ループシュート弾で同点とし、26分にはMF中町が左足で勝ち越し弾。後半44分にはMF兵藤が右足で決めたが、ロスタイムに失点。薄氷を踏む思いの初勝利になった。

 だが突破は厳しい状況だ。勝ち点7の全北、広州恒大を同4の横浜Mとメルボルン・ビクトリーが追う展開。次戦は15日にホームで、アウェーで0-3で敗れた全北戦。敗れれば敗退が決まる可能性もあり「きっちり、やらないとね」と俊輔。すべては残り2戦で決まる。(宇賀神隆)

スポーツ報知

【ACL】横浜M、3234日ぶり勝った!決勝T進出へ望み

 G組の横浜MはホームでメルボルンVを3―2で下し、勝ち点を4に伸ばした。0―1の前半21分にFW伊藤翔(25)のゴールで追いつくと、同26分にMF中町公祐(28)のゴールで逆転。後半にも1得点を加え、05年大会以来9年ぶり白星で決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 横浜Mが逆転勝ちで決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。MF中村は「最近勝ててなかったし、勝てたのは良かった」と先月15日の徳島戦以来、公式戦4試合ぶりの白星に胸をなで下ろした。

 試合は前半6分にPKで先取点を奪われる厳しいスタートとなった。だが、前半21分に伊藤の技ありループシュートで追いつくと、同26分に中町が逆転弾。「相手の力量は分かっていたから、あせりはなかった」とクリアボールをトラップし、左足でゴール右隅に決めた。

 ゼロックス杯、リーグ戦と合わせ、この日の試合で今季すでに10試合目。中2日や中3日での試合も多く、選手には疲労がたまっている。だが、3度目のACL出場で初の1次リーグ突破を目指し、全員が懸命に得点を奪いにいった。後半44分にはPKを献上していたMF兵藤の汚名返上弾で計3得点を挙げた。

 後半ロスタイムに失点し、得失点差でグループ最下位を脱出できなかった。中村は「ミスも多かったし、もっと得点差を広げられた」と先を見据え、厳しい表情で会場を後にした。この日、首位の広州恒大(中国)が敗れ、G組は勝ち点3差に4チームがひしめく大混戦となった。ACLでは2005年5月25日のマカッサル(インドネシア)戦以来3234日ぶりの白星を挙げた横浜Mが残り2試合も必勝態勢で臨む。(戸田 幸治)

デイリースポーツ

サッカーACL、横浜Mが初勝利

【ブリラム(タイ)共同】サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は2日、各地で1次リーグ第4戦が行われ、G組の横浜Mは日産スタジアムでメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)を3-2で下し、初勝利を挙げた。通算1勝1分け2敗、勝ち点4で同組4位。E組のC大阪は敵地でブリラム(タイ)と2-2で引き分け、同5とした。

 横浜Mは先制を許したが、前半に伊藤と中町のゴールで逆転。試合終了間際にも加点した。C大阪は後半に山下が2得点し、追い付いた。

 G組で全北(韓国)は広州恒大(中国)を1-0で下し、ともに勝ち点7となった。

ゲキサカ

横浜FMvsメルボルン 試合記録

崖っぷちの横浜FM、望みをつなぐ逆転勝利

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は2日、グループリーグ第4節を行い、G組の横浜F・マリノスはホームでメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦し、3-2の勝利を収めた。前半開始直後にPKで先制された横浜FMだが前半21分のFW伊藤翔、同27分のMF中町公祐の得点で逆転に成功する。後半は完全に主導権を握ってメルボルンゴールを脅かし続けると後半44分にMF兵藤慎剛が相手を突き放すゴールを奪う。その後1点を返されたもののACL初白星を収め、グループリーグ突破へ望みをつないだ。

 ここまで1分2敗で最下位に沈む横浜FMは、負ければ他会場の結果次第でグループリーグ敗退が決まる可能性がある崖っぷちに立たされていた。引き分けでも状況は好転しないため、是が非でも勝ち点3が必要な試合となっており、直前に行われたJ1第5節鹿島戦から先発3人を入れ替えて絶対に勝たなければいけない一戦に臨んだ。

 試合開始直後にいきなりスコアが動く。しかもホームチームではなく、アウェーチームのスコアが動いてしまう。前半5分、DFジェイソン・ゲリアに左サイドを突破されると、MF兵藤慎剛がPA内でファウルを取られてPKを与える。すると、そのPKをMFジェームズ・トロイージに決められて、横浜FMは先制を許してしまった。

 出鼻をくじかれる格好となった横浜FMは、直後からメルボルンゴールを脅かす。前半9分にMF藤本淳吾がミドルレンジからファーストシュートを放つと、直後の10分にはMF中村俊輔のCKをDF中澤佑二がドンピシャのタイミングで合わせる。さらに同11分には再び中村のCKをDFファビオが、同12分には中村が直接FKでゴールを狙った。得点を奪うには至らなかったものの、徐々に攻勢を強めていく。

 相手の速攻に冷や汗をかく場面もあったが、前半21分に同点に追い付く。MF小椋祥平が後方から送ったボールが相手DFの背中に当たると、すぐさま反応した伊藤が相手GKの動きを見切った鮮やかなループシュートでネットを揺らして試合を振り出しに戻す。さらに同27分には左SBのDF奈良輪雄太の送ったクロスを相手GKがファンブルしたこぼれ球を、最後は中町が左足で豪快に蹴り込んで、逆転に成功した。その後は一進一退の攻防が続き、2-1のまま前半終了を迎えた。

 後半序盤はともにボールを回しながらも、相手守備を崩し切ることができずになかなかシュートまで持ち込めない。そんな中、最初にチャンスを作ったのは横浜FMだった。後半7分、カウンターから抜け出した藤本が右サイドでフリーになっている中村へ。中村のリターンパスを受けた藤本が合わせるもDFに当たって追加点にはならなかった。しかし、その後も素早い攻守の切り替えで高い位置でのボール奪取を成功させるだけでなく、中村を中心に幾度となくシュートまで持ち込んだように完全に試合の主導権を握った。

 後半29分にはMF熊谷アンドリュー、さらに同32分にはMF佐藤優平を投入して、追加点を奪いに行く。その後も細かいパスワークでメルボルンを押し込み続けると、同44分に兵藤がPK献上の汚名を返上するダメ押しゴールを叩き込む。後半ロスタイムにMFジェームズ・ジェゴに1点を返されるも何とか逃げ切り、なかなか手が届かなかった初白星をようやく獲得した。

(取材・文 折戸岳彦)

PK献上の汚名を返上した横浜FM兵藤「取り返せて良かった」

 汚名返上となるゴールを豪快に叩き込んだ。試合開始わずか5分、DFジェイソン・ゲリアに自サイドを突破された横浜F・マリノスのMF兵藤慎剛は遅れながらの対応となり、PA内でファウルを犯してしまう。そこで相手に与えたPKから先制点を許してしまった。

 兵藤自身はPKの場面をこう振り返っている。「自分は分からない部分もありますが、ちょっと手がかかったというか、当たったは当たったと思いますけど、そんなに倒れるようなプレーではないと思った。けど審判が吹いたらPKはPKだし、自分がもう少し良いポジションを取れていれば防げていたかもしれないし、そこは見直して反省しないといけないと思います」。

 グループリーグ突破のためには絶対に勝ち点3が必要な試合だった。そんな状況で迎えた試合で自らのミスから先制点を献上してしまったからこそ、兵藤は「自分たちは勝つしか残っていなかった。自分がPKを取られたので取り返さないと、という気持ちでいた」とすぐさま気持ちを切り替えていた。そして2-1とリードして迎えた試合終了間際の後半44分に、兵藤にチャンスが巡ってくる。左サイドからのボールが右サイドに位置していた兵藤の下へと渡る。迷わずに右足を振り抜くと、ボールはゴールネットに突き刺さった。

 3-1となる貴重なダメ押しゴールとなったが、このまま試合が終わったわけではない。「最後に取り返せて良かったとは思う。あれで終われれば一番良かったけど」と話したように、チームはその後2失点目を喫して1点差に詰め寄られてしまう。何とか逃げ切ったものの、「あっさり決められるシーンが多いので、もう一度気を引き締めてやらないといけない」と気を引き締めた。

 グループステージ突破の可能性を残す貴重な勝利となったが、苦しい状況であることに変わりはない。だからこそ「残り試合も勝ちにこだわっていきたい」と次戦の必勝を誓った。さらに「今日見えた課題もあるけど、勝って反省した方が素直に受け入れられると思う。勝ちながら自分たちの課題を1個1個クリアしていくのが大事だと思います」とチームとして向上してきたいと前を向いた。

(取材・文 折戸岳彦)

同点弾演出の横浜FM小椋「空いているのが見えた」

 ボールを受けた瞬間、視線は前へと向けられた。前半21分、1点を先行された横浜F・マリノスのMF小椋祥平はDFファビオからボールを呼び込むと、自陣から相手最終ラインの裏を狙ったロングボールを蹴り出す。ボールは相手DFの背中に当たる幸運に恵まれてFW伊藤翔へと届き、貴重な同点ゴールへとつながった。

 前節対戦した相手だからこそ、狙うべきポイントがあったと小椋は振り返っている。「自陣でボールを受けましたが、あそこの位置まで相手があまり厳しくこないことは分かっていた。そこで前を向いて裏が空いてるのが見えた」と状況をしっかり判断して、プレーを選択する。さらにここまで出場機会が少ない中でも、外からチームを分析していたことがプラスの効果を生んでいた。「最近は遅攻が多いと外から見ていて感じていたので、点につながらなくても裏を狙えば逆に足下が空くかなと思った。それが得点につながって良かったです」。

 ACLでこそ3試合連続での先発となったが、ここまではベンチを温める機会が多くリーグ戦での出場はわずかに1分。しかし、ボランチを組んだMF中町公祐との関係も良好だった。「僕たちは勝たないといけなかった。ただ、リスクを冒して攻めなければいけないけど、その中で2人でしっかりリスクマネジメントしようと話していました。2人とも上がり過ぎたり、2人とも下がり過ぎたりしないように。そういうバランスでできたと思います」。その結果、小椋が1点目を演出するだけでなく中町が2点目を奪うなど、ボランチコンビは逆転勝利に大きく貢献した。

 しかし反省すべき点もあった。試合終了間際、中盤で相手に簡単に振り切られると、その流れから2失点目を許してしまう。「僕が簡単に交わされて失点につながってしまった。あそこで相手のプレーを遅らせて冷静に対応できないといけない」と唇を噛んだが、この1勝がチームにもたらすものは大きいと語った。「ACLで勝てていない事実があったので、チームとしても逆転勝ちできて、これから勢いに乗って行けると思う。可能性はまだあるので少しでも上を目指してやっていきたい」と話したように、視線はすでに次戦以降を見据えていた。

(取材・文 折戸岳彦)

鮮やかループを沈めた横浜FM伊藤「僕らには勝利しかない」

 嫌なムードを断ち切る技ありの一発だった。前半7分にPKで先制を許した横浜F・マリノスだったが、同21分に同点に追い付くことに成功した。貴重なゴールを奪ったFW伊藤翔は狙いどおりの得点だったと振り返っている。

「早い時間帯にPKで決められて、何とか流れを戻そうと思っていた。あのパスに関しては試合前からオグくん(MF小椋祥平)と試合前から狙っていこうと話していました」と語ったように、自陣でボールを受けた小椋から前線へロングパスが送られる。すぐさまそのパスに反応した伊藤の前に相手DFが入り込むが、そのDFの背中に当たったボールが背番号16の前に転がり込んでくる。すると、左足から放たれたボールは鮮やかな放物線を描いてゴールに吸い込まれた。

 技ありのループシュートに本人も「イメージどおりでした。GKの位置を見て、とりあえず頭を越せば入ると思った。落ち着いて入れられて良かったし、良い時間帯で決められて良かった」と振り返った。早い時間帯で同点に追い付いたチームは勢いに乗り、後半27分にはMF中町公祐が追加点を決めて一気に逆転に成功した。

 シュートはゴールを記録した1本に終わったものの、この試合で伊藤が魅せたのは攻撃の場面だけではなかった。前線から相手に激しくプレッシャーをかけ続けると、幾度となくボールを強奪して守備陣の負担を和らげていた。負ければグループリーグ敗退の可能性もあった危機的状況だったこともあり、「後がない状況で勝てたことは良かった」と安堵の表情を見せている。

 次節はアウェー戦で0-3の完敗を喫した全北現代とホームで対戦する。ACL開幕戦となったその試合に伊藤はフル出場していたがノーゴールに終わっており、「最初に負けているのでリベンジしたい気持ちはあるし、僕らには勝利しかない。連勝しかないと思っているので目の前の1試合をしっかり戦っていきたい」と意気込みを語った。

サッカーキング

横浜FM、グループ突破へ望みつなぐACL初白星…ホームで逆転勝利

 AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節が2日に行われ、グループGでは横浜F・マリノスとメルボルン・ビクトリーが対戦した。

 大会3試合を終え、1分2敗と突破のためには勝ち点を1つも落とせない状況の横浜FMはホームゲームに臨んだが開始5分、兵藤慎剛がペナルティエリア内右でジェイソン・ジェリアを倒したとして、PKを献上。ジェームス・トロイージに決められ、メルボルンに先制点を許す。

 リードを許した横浜FMは、11分藤本淳吾のミドルシュートからCKを得ると、中村俊輔の送ったボールに中澤佑二がヘディングで合わせたが、GKの正面で得点ならず。しかし迎えた22分、自陣からのロングボールを伊藤翔が相手DFと競り合いながらキープ。GKが飛び出すと、頭上を越えるループシュートでネットを揺らし、同点とする。

 さらに26分、横浜FMは左サイドからクロスを上げるとGKがファンブル。慌てた相手DFのクリアボールが小さくなったところを、中町公祐がペナルティエリア内右で拾い、豪快に蹴りこんで、逆転に成功する。

 後半に入ってからもボールを支配する横浜FMは63分にCKから中澤の落としたボールに兵藤がボレーシュートを放つが、GKがパンチング。67分にはゴール正面やや右で得たFKを中村が直接狙うが、わずかに枠の右に外れた。

 迎えた89分、横浜FMは佐藤優平からのパスを受けた兵藤が試合を決める3点目を獲得したが、アディショナルタイムに1点を奪われ、3-2と1点差での勝利となった。

 大会初勝利を挙げた横浜FMは、15日に行われる第5節で、韓国の全北現代とホームで対戦する。

2014/04/07[NO FOOTY NO LIFE]【豪州の反応】横浜Fマリノス対MVを見た現地サポ「中村俊輔は今もなお一流だ」

今週の他会場など

全北現代 1-0 広州恒大

[ドメサカ板まとめブログ]【ACL】広島不可解判定に泣く…FCソウルとドローで首位浮上逃す

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