【Weblog】2014/1/1 天皇杯決勝 横浜F・マリノスvs.サンフレッチェ広島@国立競技場

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【俺メモ】2014/1/1 天皇杯決勝 横浜F・マリノスvs.サンフレッチェ広島@国立競技場
 

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2013 天皇杯 決勝 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 | 試合レポート
選手コメント

小林 祐三
「最後に優勝して、みんなで喜べて良かったですね。準決勝は出られませんでしたけれど、チームが勝ってくれたので、頑張っていれば良いことがあるなと。
先制点のシーンは、何かやれればいいなと思っていたし、強引に行き過ぎたところもあったんですけれど、あれで相手のバランスを崩したというか、穴をあけることはできたと思うので、あのくらい行って良かったかなと思います。先に点が取れたので、後はプランどおりにしっかりと守れました。
3点目が取れればベストでしたけれど、カウンターでチャンスもつくれたし、いい試合展開だったと思います。
自分にとっては優勝は初めての経験だったので、すごくいいものだなと思いました。こういうチャンスはなかなか回ってくるものではありませんが、頑張っていれば、こういう結果が出るということは、ここまで10年間やってきた自分にとっての励みになったので、来シーズンも、また1から頑張りたいという気持ちになりました」

榎本 哲也
「あれだけ前の選手が守備を頑張ってくれるので、僕は最後に集中するだけだった。ピンチもたいしたものじゃなかったです。
決勝の空気を自分なりに楽しんでやれたので、おのずと集中力は高まった。さらに、みんなのパフォーマンスも僕の集中力を高めてくれたので、ホント感謝したいです。
何より、サポーターに優勝をプレゼントできたのが、嬉しい。俊さんが『サポーターのために頑張る』と言っていたけど、ホントそのとおりだなと思いました。リーグ戦の最後にあれだけ悔しい思いをさせたから。選手と一緒に戦ってくれたので、良かったと思う。
この天皇杯の優勝で、ウチに足りなかったものを得られたと思う。こういう経験の積み重ねが大事。来シーズンに向けてのモチベーションも高まりましたね」

中村 俊輔
「前半、相手はゆっくりとやってきたので、ウチはテンポを合わせずにやれたかな。リスクを負って攻めるとカウンターを食らうので、リスクを最小限に抑えながら攻めた。3人目の動きで崩せたのが良かったと思う。
でも、リーグ優勝できなかったのは事実だし、天皇杯もリーグを意識しながらベスト8までは戦ってきた。準々決勝で初めてJ1とやることができた。
最近のJリーグでは相性だなんだと言われるけど、ウチは来年そういうのをなくしたい。今日の仁は、広島の守り方にフィットしていた。他にも優平だったり、フジ君だったり、監督やコーチだけでなく、自分たちも彼らの生かし方を考えて、来年はやっていきたい。
リーグの悔しさから切り替えて、やってきたつもりはない。今日も普通にやった。
終わり良ければすべて良しじゃないけれど、現実に優勝できたので、それはサポーターに捧げたい。僕らは足元を見て、来シーズンに備えるだけ」

J’s GOAL ゲームサマリー

第93回天皇杯 決勝 横浜FM vs 広島(国立)
選手コメント

●中村俊輔選手(横浜FM):
「前半相手はゆっくりとやってきたので、ウチはテンポを合わせずにやれたかな。リスクを負って攻めるとカウンターを食らうので、リスクを最小限に抑えながら攻めた。3人目の動きで崩せたのが良かったと思う。でも、リーグ優勝できなかったのは事実だし、天皇杯もリーグを意識しながらベスト8までは戦ってきた。準々決勝で初めてJ1とやることができた。終わりよければ、すべて良しじゃないけれど、現実に優勝できたので、それはサポーターに捧げたい。

自分があと何年プレーできるかわからないので、今日ここで優勝できたことはよかった。それでも、リーグ戦のタイトルも取りたかったから、その反省はある。コーナーキックやビルドアップ、カウンターなど、来シーズンはもっと追い求めて、磨いていきたい。今シーズンは対戦相手によって自分たちのサッカーをできないことがあったので、どんな相手でもしっかりと跳ね返せるチームにしたい。それらにチームとして取り組んで、ゼロックス、ACLに臨みたい。

(先発出場の端戸仁選手について)広島のディフェンスが引いて守っていたので、キープはしやすいし、できたと思う。相手が違うタイプだったらどうだったかはわからないが、今日のチャンスであれだけのプレーをできたのは、色々と思うところはあったと思うが、1年間粘って頑張ってきたからこそだと思う。来シーズンはACLもあってハードなので、もっと活躍してほしいと思う」

●齋藤学選手(横浜FM):
「リーグ戦のタイトルを獲れなくて、悔しい思いで過ごす時間があったけど、天皇杯は切り替えた。それでも大分戦、鳥栖戦はなかなか難しい試合でした。そこで勝てたのがすごく自信になった。
(先制点の場面については?)あんまり覚えていないけど、(端戸)仁と兵藤君からうまく繋がって、こぼれて来たボールをしっかり足元を見て蹴ったら入った。あまりああいう形で決めたことがなかったので、入ってよかったです」

●ドゥトラ選手(横浜FM):
「本当に全員がしっかり守り切った試合でした。(いつもに比べると攻撃参加が少なかった?)広島は中盤の選手が前に攻め残ったり、ミキッチ選手が上がるカウンターが速かったりする部分があったので、自分は守りの方に比重を置いてやらなければいけなかった。そこはしっかりできたかなと思う。
(決勝の舞台で緊張感は?)特になかった(笑)。リーグ戦の新潟戦、川崎F戦は精神的な部分で、少しピリピリしたところがあったと思う。今日は全体的にリラックスしていた。

天皇杯はチームとして長く獲れていないタイトルだし、国立競技場の改修があることは知っていたので、大きな価値のあるタイトルだと思っていた。そのタイトルを獲れて非常に嬉しい。昨年はあと一歩でタイトルを逃していたので、その分だけこのタイトルに意味があると思う」

●小林祐三選手(横浜FM):
「最初のワンプレーでの相手チームの様子を見て、こちらからどんどん仕掛けていこうと思っていました。
ゴールにも絡めたし、ゴールの前のプレーでも相手の裏に抜け出すことができていた。今日は自分たちのディフェンスラインが崩されることもほとんどなかったと思います。

準決勝出られませんでしたけれど、チームが勝ってくれたので、頑張っていればいいことがあるなと。先制点のシーンは、何かやれればいいなと思っていたし、強引に行き過ぎたところもあったんですけれど、あれで相手のバランスを崩したというか、穴をあけることはできたと思うので、あのくらい行って良かったかなと思います。先に点が取れたので後はプラン通りにしっかりと守れました。3点目が取れればベストでしたけれど、カウンターでチャンスも作れたし、いい試合展開だったと思います。自分にとっては優勝は初めての経験だったので、すごくいいものだなと思いました」

●奈良輪雄太選手(横浜FM):
「個人的には1年前からは考えられないことなので、何か現実味を帯びていないというか、本当に優勝したのかなという感じです。帰ってTVを見たら、こんな感じだったのかなと多分思うと思います。まだいまいち良く分からないですね(笑)。最後の元日決勝ということですけれど、これで新年が始まるというよりも、今日でシーズンが終わるという感覚なので、最後、こういう形で2013シーズンが終われて良かったなって思います」

●中町公祐選手(横浜FM):
「トーナメントとは言え、リーグ戦1位、2位の対決で、リーグ戦の最後まで首位にいたうちとしては、力の証明というか、自分たちに力があるところを見せたかった試合でした。リーグを取りたかったというのが本音ですけれども、そういう意味では、今日、勝ててよかったですね。2点取れたのは出来すぎのところもありましたけれど、自分たちのストロングを出して、相手のやりたいことをやらせないというのは、今シーズン、貫いてきたところでもあるので、この舞台でも、それが出せたんじゃないかと思っています」

●中澤佑二選手(横浜FM):
「(広島の方が後半、運動量が落ちた?)向こうは延長戦をやっているから。試合が終盤になればなるほど、その差は増えるかなと思いましたけど。相手はエースを代えて、元気な選手が出てきたのは、こちらとしてはやりづらかったですね。
(最後は前線に上がった?)チームの運動量が落ちているから上がりました。ああいうところで時間が稼げればいい流れになると思った。そういうところでF・マリノスはまだまだ甘い。最終的には『中村さんキープしてください』という雰囲気が出ちゃっている(苦笑)。来シーズンはACLでは厳しくなる」

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[カナロコ]

[スポニチ]
斎藤先制!ボンバーヘッドで2点目!横浜21年ぶり天皇杯制覇

 第93回天皇杯全日本サッカー選手権は1日、国立競技場で決勝戦が行われ、J1リーグ戦で2位に終わった横浜が、J1連覇の広島を2―0で下し、前身の日産自動車時代以来21年ぶり7回目の優勝を果たした。

 従来通りの4―2―3―1システムで臨んだ横浜は、累積警告で出場停止のFW藤田祥史(30)に代わって1トップにFW端戸仁(23)を配置。準決勝で出場停止だったDF小林祐三(28)が右サイドバックに復帰し、トップ下にはいつも通りキャプテンのMF中村俊輔(35)が入る布陣でスタートした。

 試合はいきなり動いた。前半17分、小林がドリブルで右サイドを突破。そのこぼれ球を端戸、MF兵藤慎剛(28)とつなぎ、最後はMF斎藤学(23)が右足でゴール左に決めて先制点を奪った。そして、同21分には、中村の左CKをニアでMF中町公祐(28)がヘディングシュート。これが相手GK西川周作(27)に右手で弾き返されると、そこに走り込んだDF中沢佑二(35)が“ボンバーヘッド”で押し込んで2点をリードした。

 横浜は後半に入っても攻撃の手を緩めない一方で、中沢らが体を張り、広島にゴールを割らせない。

 そして、90分の戦いを2―0で終えると、J1最終節で優勝を逃した際ピッチに伏して泣き崩れた中村は、両手を天に突き上げ、「ヨッシャ!」と口が動いた。

 広島は、Jリーグ発足後、今回が5度目の天皇杯決勝だったが、すべて零封されての準優勝。「負の歴史を断ち切りたい」と話していたキャプテンのFW佐藤寿人(31)は後半33分に交代し、またも零封での敗戦を見届けると、ベンチで唇を真一文字に結んだ。

広島に雪辱も…俊輔「うれしかったけど、リーグ戦のが良かった」

 前身の日産自動車時代以来21年ぶりの天皇杯制覇にも、横浜の大黒柱・中村俊輔の顔に笑みはなかった。

 優勝が決まった瞬間、両手で大きくガッツポーズ。だが、表彰式では笑顔はなく、試合後のインタビューでも胸中を聞かれると、「うーん…。まぁ…」と一瞬口ごもった後で、「優勝してうれしかったですけど、リーグ戦のが良かったです」と正直に口にした。

 中村がキャプテンとして迎えた2013年シーズン。横浜はJ1リーグ戦で快進撃を続け、ラスト2戦で1勝すれば自力で優勝を決められるところにいた。だが、最終節で逆転を許し、広島に優勝をさらわれた。ピッチに突っ伏し、「これまでで一番悔しい」と涙で語った中村の姿には悲壮感しかなかった。

 あれから1カ月。「悔しい思いは、来季じゃなく、すぐ目の前に挑戦するものがあったので良かったです」と天皇杯の戦いを振り返ったが、天皇杯制覇の喜びの中にもリーグ戦を逃した無念さがにじんだ。

斎藤 自身初タイトルにホッ「リーグの終わりは苦しいものあった」

 チームに勢いをつける先制点を決めた横浜の日本代表MF斎藤は「リーグの終わりはすごい苦しいものがあったし、(気持ちを)切り替えるのはすごく難しかったけど、チームでこうして喜べてすごくうれしいです」と安どの表情を見せた。

 横浜ユースから2009年にトップチーム昇格。3年間でJ1ノーゴールのまま11年にはJ2愛媛に期限付き移籍し、14ゴールの活躍でブレーク。“エヒメッシ”と呼ばれた。翌12年には横浜に復帰し、ロンドン五輪にも出場。今季は日本代表にも選出されるなど順調に階段を上っている。だが、ずっと気にかかっていたことがあった。

 「僕がトップチームに上がってから、1度も優勝できず、強いマリノスを見せられなかった。タイトルを強く意識して試合に臨んだ」。

 シーズン中には横浜が発売したランドセルの専属モデルとなり、ランドセルを背負った違和感ない姿に誰もがなごんだ童顔の23歳。W杯イヤーが最高の形で幕を開けた。

DF中沢も複雑な表情「年間を通しての力は広島が一番」

 35歳のDF中沢は前半21分に得意の“ボンバーヘッド”でチームの2点目を決めるなど攻守に活躍した。

 だが、中村と同様に笑顔満開とはいかず、「(リーグ優勝を逃したことから)気持ちを切り替えるのは大変だし、自分の中でもまだ整理がついていない」と正直な心境を吐露。決勝という大舞台でリーグ覇者を完封したことについても、「リーグは広島の方が上だし、年間を通しての力は広島が一番だと思う。天皇杯は一発勝負だったので…」と複雑な表情を浮かべた。

 後半はゴール前で体を張って相手の決定機を何度も防いだだけでなく、自らクロスを上げるなど35歳の体にムチ打って90分間走り続けた。「おじさんだから走れないと言われるけど、それを破るためにやってるんで」。この時だけは白い歯がこぼれた。

広島にリベンジ!横浜21年ぶり天皇杯Vも 俊輔「リーグ戦のが…」

 第93回天皇杯全日本サッカー選手権は1日、東京・国立競技場で決勝戦が行われ、横浜がJ1連覇の広島を2―0で下し、前身の日産自動車時代以来21年ぶり7回目の優勝を果たした。

 横浜は前半17分、小林がドリブルで右サイドを突破。そのこぼれ球を端戸、MF兵藤とつなぎ、最後はMF斎藤が右足でゴール左に決めて先制点を挙げた。同21分には、中村の左CKをニアでMF中町がヘディングシュート。これが相手GK西川に右手で弾き返されると、そこに走り込んだDF中沢が“ボンバーヘッド”で押し込んで2点をリードした。その後は中沢らが体を張って広島を無得点に封じ、リーグ戦で2位に終わった“リベンジ”を果たした。

 横浜の樋口監督は「本当にいい試合をしてくれた。元日にこのように喜べるのはうれしい」と完勝に喜び。中村は試合後のインタビューでは「優勝してうれしかったですけど、リーグ戦のが良かったです」と笑顔を見せず。しかし表彰式後の記念撮影では大喜びのチームメートに囲まれ、笑顔でトロフィーを掲げた。

[ニッカン]
横浜V樋口監督「悔しさバネに」/天皇杯

<天皇杯:横浜2-0広島>◇決勝◇1日◇国立

 21大会ぶりの天皇杯優勝に樋口靖洋監督(52)も万感の思いだった。リーグ戦では優勝を目前にしながら、まさかのV逸。しかも、この日の相手は逆転Vで横浜に苦杯をなめさせた広島だった。

 「(リーグ戦の)悔しさを胸に刻んでバネにできた」。試合後の樋口監督の口からは屈辱の思いが真っ先にこぼれた。

 指揮官だけじゃない。悔しい思いを選手もプレーで体現した。前半17分、日本代表FW斎藤学(23)のゴールで先制すると同21分には、MF中村の左CKから、最後はDF中沢佑二(35)がジャンピングヘッドで押し込んで追加点。試合の主導権を握り、DF陣も完封で相手の反撃をしのいだ。

 リーグ優勝を譲った広島へのリベンジに成功した横浜は、前身の日産時代を含めて天皇杯7度目の栄冠だ。「日産自動車のOBにも、優勝の報告ができてうれしい。すばらしい選手たちです」(樋口監督)と2014年飛躍へ、幸先良いスタートに満面の笑顔を浮かべていた。

日産/横浜の天皇杯成績一覧

※横浜の前身である日産は72年創部。77年JSL2部昇格。79年同1部昇格。81年2部に降格も翌年1部に再昇格し、その後は降格せず。成績は初出場した77年以降。◆が優勝。決勝は翌年1月1日

77年 1回戦で本田に敗れる
78年 出場せず
79年 2回戦でヤンマーに敗れる
80年 1回戦で駒大に敗れる
81年 2回戦で本田に敗れる
82年 2回戦で日立に敗れる
83年 ◆決勝でヤンマーを2-0で下し初優勝
84年 準決勝で古河にPK戦で敗れる
85年 ◆決勝でフジタを2-0で下し2度目の優勝
86年 準決勝で読売クラブにPK戦で敗れる
87年 準々決勝で古河にPK戦で敗れる
88年 ◆決勝でフジタを延長の末3-1で下し3度目の優勝
89年 ◆決勝でヤマハを3-2で下し2連覇
90年 決勝で松下にPKで敗れ準優勝
91年 ◆決勝で読売クラブを延長の末4-1で下し5度目の優勝
92年 ◆日産横浜で出場。決勝で読売クラブを延長の末2-1で下し、横浜として初優勝

【Jリーグ開幕】 
93年 準々決勝で広島に敗れる
94年 準決勝でC大阪に敗れる
95年 2回戦で地区代表の福岡ブルックスに敗れる
96年 3回戦でJFLの大塚FCに敗れる
97年 4回戦でJFLの東京ガスに敗れる
98年 3回戦でJFLのブランメル仙台に敗れる
99年 準々決勝でV川崎に敗れる
00年 準々決勝で鹿島にPK戦で敗れる
01年 3回戦でJ2の京都に敗れる
02年 4回戦で広島に敗れる
03年 準々決勝で鹿島に敗れる
04年 5回戦でJFLのザスパ草津に延長で敗れる
05年 5回戦で川崎Fに延長の末、敗れる
06年 準々決勝でG大阪に敗れる
07年 5回戦で清水に敗れる
08年 準決勝でG大阪に延長の末、敗れる
09年 4回戦で川崎Fに敗れる
10年 4回戦で清水に敗れる
11年 準決勝でJ2の京都に敗れる
12年 準決勝で柏に敗れる
13年 ◆決勝で広島を2-0で下し、21大会ぶりの優勝

[スポーツ報知]
【天皇杯】横浜M、21年ぶりV!リーグ戦の悔しさ晴らした

 ◆第93回天皇杯全日本選手権 ▽決勝 横浜M2―0広島(1日・国立競技場) 横浜Mが、前半に奪った2点を守りきり、最後の国立競技場で天皇杯を制した。横浜MはJリーグ発足直前、「日産FC横浜マリノス」だった時代の1992年度(1993年元日)以来、21年ぶり7回目の優勝。広島は前身の東洋工業が1969年に優勝して以来、44年ぶりのVはならず。Jリーグ発足以降では5回目の決勝進出だったが、またも準優勝に終わった。

 次回の天皇杯は、国立競技場が改修工事に入るため、決勝会場は日産スタジアムとなり、2015年アジア杯の日程との兼ね合いで開催日も12月13日に前倒しされる。

 立ち上がりから、攻める横浜Mを広島が分厚い守備で自陣に引き込んで受け止める展開だったが、試合が動いたのは前半17分。右サイドから横浜M・小林がドリブルで仕掛け、広島DF陣に囲まれつぶされたものの、ボールは端戸から中央の斎藤にわたり、右足でゴール左へ鮮やかに蹴りこんだ。

 さらに同21分、横浜M・中村がCKで中町の頭にピンポイントで合わせるも、GK西川が好セーブ。しかし、こぼれ球に中沢が詰めて頭で押し込み加点した。

 後半は広島も再三、ゴール前で好機をつかんだが、横浜Mの守りを崩しきれず、FW佐藤寿人も途中交代。決め手を欠き、前半のビハインドをはね返すことができなかった。

 横浜M・樋口監督「練習の中で積み上げたものを全部出して、今季のベストゲームにしようと言って選手を送り出した。本当にいい試合をしてくれた。元日にこのように喜べるのはうれしい」

 広島・森保監督「勝てなかったのは残念だが、年間を通して選手はできることを百パーセントやり、一丸となって戦ってくれた。選手に感謝し、たたえたい」

 ◆横浜F・マリノス 前身は1972年創部の日産自動車サッカー部。「横浜マリノス」として創設時からJリーグに加盟し、横浜フリューゲルスと合併した99年から現在のチーム名になった。95年にJ1、2001年にヤマザキナビスコ・カップを初制覇し03、04年はJ1で2連覇。93年のJリーグ開幕後は初めての天皇杯制覇となった。マリノスとはスペイン語で「船乗り」の意味。本拠地は日産スタジアムとニッパツ三ツ沢球技場。

[サンスポ]
横浜M、斎藤&中沢のゴールで21年ぶり優勝決めた!/天皇杯

 天皇杯全日本選手権決勝(1日、横浜M2-0広島、国立)J1で2位に終わった横浜Mが、J1との2冠を目指した広島に2-0で勝利。前半17分にMF斎藤が先制ゴールを決めると、21分にはDF中沢が頭で押し込み2点目を奪った。改築前の東京・国立競技場で最後となる天皇杯でJ1での雪辱を晴らした横浜Mは、第72回以来、21年ぶり7度目の頂点に立った。

 試合は、広島のキックオフで始まった。序盤は、守備の意識が高い広島に対し、横浜Mが中盤でパスを回し、前線をうかがう展開。7分には中村がゴール左から右足ミドルシュートを放ったが、バーを越えた。

 攻め続ける横浜Mは17分、右サイドからDF小林がドリブルで切れ込むと、エリア右でのせめぎあいから、最後はMF兵藤からパスを受けたMF斎藤が右足シュートを決め、先制。21分には左CKから中村のセンタリングにMF中町がヘディングシュート。これをGK西川が弾き返したところをゴール正面に詰めた中沢が頭で押し込み、2点目を奪った。前半はこのまま2-0で終了。

 横浜M・樋口監督は「攻守ともにウチらしいゲームができている」と満足そうに前半を振り返った。

 後半は横浜Mのキックオフ。横浜Mは12分、ハーフライン付近でMF富沢がボールを奪うと、FW端戸にパス。ワンツーでパスを再び受けると、ゴール右からフリーでシュートを放ったが、GKに阻まれた。13分には、中村の右CKが直接ゴールに入ったかに思われたが、GKにかき出されて得点ならず。

 広島は33分、MF高萩、FW佐藤に代えて浅野と野津田を投入。流れを変えようとしたが実らず結局ノーゴール。横浜Mが2-0で逃げ切った。

俊輔「うれしかったですけど、リーグ戦の方がいいな…」/天皇杯

 天皇杯全日本選手権決勝(1日、横浜M2-0広島、国立)J1で“逆転優勝”を許した広島を下しての21年ぶり天皇杯優勝に、横浜Mイレブンは歓喜に沸いた。MF中村は「優勝はうれしかったですけど、リーグ戦のほうがいいなと思いました」とJ1で2位に終わったことを引きずっているようにも見えたが、「高校のとき(全国選手権で)準優勝、(天皇杯では)2年前も去年もベスト4で負けている」と難関だった国立の壁を越えての優勝に表情を緩めた。

 先制ゴールのMF斎藤は「調子は良くなかったけど、あの1点は大きかった。チームメートに助けられた」と目を緩ませ、樋口監督も「今シーズン、ひたむきに自分たちのサッカーを貫いてきた」と感慨深げに話した。

代役FWの横浜M・端戸が貢献「試合に出られて幸せ」/天皇杯

 天皇杯全日本選手権決勝(1日、横浜M2-0広島、国立)横浜Mはワントップに入った端戸が先制点に絡むなど、後半43分に交代するまで奮闘した。退団したマルキーニョス、出場停止の藤田の穴を埋めた23歳のFWは「タイトルを取った試合に自分も出られて幸せ」と、充実感に浸った。

 シュートは一本も打てなかったが、シンプルに周りを生かすプレーが光った。今季は主にサイドで起用されたアタッカーは「来季はトップ下とか、真ん中でやりたいとあらためて思った」と意欲を口にした。(共同)

[中日スポーツ]

[デイリー]
横浜M、天皇杯21大会ぶり制覇

 サッカー日本一を決める天皇杯全日本選手権最終日は1日、東京・国立競技場で決勝が行われ、横浜MがJ1王者の広島に2-0で快勝し、最終節で優勝をさらわれたリーグ戦の雪辱を果たした。前身の日産自動車時代を含め21大会ぶり7度目の制覇で、1993年のJリーグ開幕後では初めての優勝となった。

 リーグ戦の1、2位が初めて顔を合わせた決勝で、横浜Mは前半17分に斎藤が右足で先制すると、同21分にCKから中沢が頭で加点した。広島はJリーグ開幕後5度目の決勝だったが、全敗となった。

横浜M21年ぶり天皇杯制覇!広島撃破

 「サッカー天皇杯・決勝、横浜M2-0広島」(1日、国立)

 横浜Mが1992年度以来21年ぶり7回目の天皇杯優勝を飾った。

 今季J1・2位で終えた横浜Mと、その横浜を最終節でかわしてJ1連覇を果たした広島の激突。リーグ戦の雪辱に燃える横浜Mが立ち上がりから気迫の攻めを見せた。17分にDF小林が右サイドを突破してエリア内に進入。相手DFに阻まれたこぼれ球をMF兵藤がつなぎ、ペナルティーアークからMF斎藤が右足で決めて先制した。21分にはMF中村の左CKからMF中町がヘッド。広島GK西川が弾いたところを詰めたDF中沢が頭で押し込み2点目を決めた。

 今回、改修前の国立競技場では最後の天皇杯決勝だった。

【コメント集】横浜M天皇杯優勝

 「サッカー天皇杯・決勝、横浜M2-0広島」(1日、国立)

 ◆樋口靖洋監督「選手は悔しさを胸に刻んで、バネにできた。日産自動車OBにも優勝の報告ができてうれしい。本当に素晴らしい選手たちです」

 ◆FW斎藤学(先制ゴール)「僕自身あまり調子はよくなかったのでチームメートに助けられた。リーグ戦が終わり悔しいものがあった。切り替えは難しかったけれど、このチームに獲れたことがすごくうれしい。僕がトップチームに上がってからタイトルが1度もなく、強いマリノスを見せられなかった。こうやって獲れてうれしい」

 ◆DF中沢佑二(2点目のゴール)「(この試合に)勝ちにきていますし、リーグ戦の悔しい思いをこの試合にぶつけるつもりだったので本当に勝てて良かった。(リーグ戦優勝を逃し)切り替えには時間がかかるし整理もついていないが、これでやっと休めるのでゆっくり切り替えたい。リーグ戦では広島がの力が上で、年間を通しての力では広島が1番だと思うけど、一発勝負だったのでこちらに分があった。いい戦いができた。おじさんだから走れないというのは普通の考えで、僕らはそれを破るつもりでやっている。ずっと走り続けたい」

 ◆MF中村俊輔「優勝してうれしかったけど、リーグ戦の方が良かったかな…悔しさを晴らすことが来シーズンじゃなくて目の前にチャレンジするtころがあって、こういうかたちで終わることができて良かった。(国立競技場では)高校生の時は準優勝、天皇杯も2年前、去年とベスト4。ようやく勝てたなと思います。若い選手が機能していたので負けないように頑張ります」

[ゲキサカ]
横浜FMvs広島 試合記録

横浜FMが“最後の国立”で21大会ぶり天皇杯制覇!!

[1.1 天皇杯決勝 横浜FM2-0広島 国立]

 第93回天皇杯全日本サッカー選手権は1日、東京・国立競技場で決勝を行い、21大会ぶりの決勝進出を果たした横浜F・マリノスと6大会ぶり決勝進出のサンフレッチェ広島が対戦した。改修工事前最後の国立競技場での元日決戦は、横浜FMが前半17分にMF齋藤学のゴールで先制すると、同21分にはDF中澤佑二が追加点。そのままリードを守り抜き、2-0の完封勝利を飾った。横浜FMは前身の日産自動車時代を含め、21大会ぶり7度目の天皇杯制覇。04年のJ1リーグ以来、9シーズンぶりのタイトル獲得となった。

 最終節で優勝を逃したリーグ戦のリベンジを狙う横浜FMはDF小林祐三が出場停止明けで先発復帰。FW藤田祥史は累積警告により出場停止で、神戸移籍が発表されたFWマルキーニョスも不在のため、FW端戸仁が1トップで先発した。一方、最終節の逆転劇でリーグ連覇を達成し、2冠を目指す広島は準決勝のF東京戦と同じ先発メンバーで臨んだ。
[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりから横浜FMがボール支配率を高め、試合の主導権を握った。前半7分にはMF中村俊輔が右足でミドルシュートを狙うが、ゴール上へ。その後も優勢に試合を運びながら、広島の堅い守りの前にフィニッシュまで持ち込めず、拮抗した時間が続いた。

 広島の人数をかけた守りを小林がオーバーラップでこじ開ける。前半17分、右サイドから攻撃参加し、そのままドリブルでPA内へ切れ込むと、こぼれ球を端戸、兵藤がつないでマイナスに戻し、齋藤が右足ダイレクトで振り抜いた。PAライン上からのミドルシュートをゴール左隅に流し込み、先制点。直後の19分には広島MF石原直樹の右足ボレーがGK榎本哲也の手を弾いてポストに当たる場面もあったが、同21分、中村の左CKにMF中町公祐が頭で合わせると、GK西川周作が前に弾いたボールを中澤がヘディングで押し込み、追加点を奪った。

 5分間の2ゴールで2-0とリードを広げた横浜FMに対し、広島は目が覚めたかのように猛反撃に出る。前半30分、MF青山敏弘の右足ミドルは中澤が足を伸ばしてブロック。同32分にはMFミキッチが角度のない位置からシュートを狙い、GKが弾いたボールにFW佐藤寿人が詰めたが、榎本の連続セーブに阻まれた。横浜FMも前半40分、中盤でのボール奪取から中町の絶妙なスルーパスにMF兵藤慎剛が抜け出したが、左足のシュートはわずかにゴール右へ。前半アディショナルタイムには中村のスルーパスから小林が右クロス。ファーサイドの齋藤がヘディングで合わせたが、枠を捉えることはできず、前半は横浜FMの2点リードで折り返した。

 広島は後半開始から左サイドの対応で後手を踏んでいたMFファン・ソッコに代えてMF清水航平を投入。後半6分にはMF高萩洋次郎の浮き球のパスを石原が頭でつなぎ、佐藤が落としたボールを石原が左足で狙ったが、惜しくもゴール右に外れた。同18分にも速攻からチャンスをつくり、高萩からラストパスを受けた石原が右足でシュート。しかし、これはDF栗原勇蔵の体を張ったブロックに弾かれた。

 広島に押し込まれる時間帯もありながら中澤、栗原を中心にゴール前で跳ね返す横浜FM守備陣。高い集中力を保ち、2点のリードを守り続けた。広島は後半32分、佐藤と高萩を下げ、FW浅野拓磨、MF野津田岳人を投入。交代枠を使い切り、最後の勝負に出た。しかし、同35分、右サイドから中に切れ込んだミキッチの左足ミドルも榎本がキャッチ。最後までゴールを割ることができず、0-2の零封負けを喫した。

 後半39分、齋藤に代えてDF奈良輪雄太、同43分に端戸に代えてMF佐藤優平、後半アディショナルタイムには小林に代えてMF小椋祥平を投入し、2-0のまま逃げ切った横浜FMは21大会ぶりの天皇杯制覇。リーグとの2冠を逃した広島はJ開幕以降、5度目の決勝進出で5度目の準優勝となった。これで今季はリーグ戦を含め、対横浜FM戦は3戦3敗。J1最終節で逆転Vを許した相手に“リベンジ”を果たした横浜FMが“最後の国立”で日本一の栄冠に輝いた。

(取材・文 西山紘平)

12季ぶり国内タイトルも未来を見る俊輔「終わりよければすべて良しではない」

 高円宮妃久子さまから授与された天皇杯を高々と掲げた。改修工事前最後の国立競技場での元日決戦。21大会ぶりの優勝を飾った横浜F・マリノスのMF中村俊輔は、しかし笑顔を見せることはなかった。

「うまくいくときはうまくいくし、いかないときはいかない。右サイドで3人目が絡んで崩せたのがよかった。リスクのある攻めをすると速攻を受ける。リスクを最小限にして攻めて、その時間帯に決めることができたのがよかった」。優勝を決めた試合も、いつもどおり淡々と、冷静に振り返った。

 リーグ戦で最後まで優勝を争い、最終節で逆転Vを許した広島に完勝しての日本一。チームとしても04年のJ1リーグ以来、9シーズンぶりのタイトルで、中村にとっても、国内では01年のナビスコ杯以来、12シーズンぶりのタイトル獲得だった。しかし、「リーグ戦で優勝できなかったことは事実」と、タイトルの重みの違いを感じていた。

「天皇杯ではJFLだったり、そういう相手と戦って、ベスト8で初めて大分。ベスト4で鳥栖。厳しい戦いじゃないし、リーグ戦のほうが頭にあった」。決して大会や相手を軽視しているわけではなく、事実としてのリーグ戦と天皇杯の違い。「天皇杯は楽しくやって終われればと。(リーグ戦の分を)取り返してやるぞとか、そういう気張っている感じはなかった」と、気負うことなく、普段どおりの精神状態で臨んだ。

 優勝を逃したJ1最終節後、「情けないし、不甲斐ないし、ファン・サポーターに申し訳ない」と自責の念に駆られたキャプテンは「終わりよければすべて良しではない」と言う。「優勝したことはサポーターに捧げて、僕らは来季を見て、足元を支えないといけない」。あくまでサポーターに贈るタイトル。中村自身は、すでに来シーズンを見据えている。

「今日の(端戸)仁は広島の守りにフィットしていた。そういうのを監督、スタッフだけでなく、自分たちも見つけて、生かしてあげないといけない。来季はACLもある。今年は(負傷による)長期離脱の選手もいなかったけど、今シーズンの仙台や柏を見ても、ACLに出たチームがリーグ戦で上位に食い込んで来れなかった。自分たちもチームとしてパワーダウンしないように準備しないといけない」

 10シーズンぶりのリーグ制覇を目指す来季はACLとの過密日程になる。今季以上にチームとしての総合力が求められる。「柏とか新潟とか、4-4-2で前からプレスをかけてくるチームに対して、うちは蹴らされると前がいない。ビルドアップの練習をどうしていくべきか、コーチとも話していきたい。中国のチームにはすごいFWが3人いたりする。アウェーは5バックでやるべきかもしれないし、そういうオプションを増やしていってもいい」。優勝直後とは思えない受け答えが続いたミックスゾーン。今季の悔しさは天皇杯のタイトルだけで晴らせるものではない。悲願のリーグ制覇、そしてアジア制覇。俊輔の眼には未来しか見えていない。

(取材・文 西山紘平)

来季リーグ戦で真のリベンジ誓う栗原「心の底から喜べなかった

 横浜F・マリノスらしい堅守で完封した。DF栗原勇蔵は後半18分、MF石原直樹のシュートに体を張ってブロックするなどゴール前で壁となり、無失点に貢献。これで対広島戦はリーグ戦を含めて3戦3勝となり、「若干、広島との相性もあった。やりやすかったし、向こうもやりづらそうだった。リーグ戦で2連勝していたことが、ここで生きたと思う」と胸を張った。

 J1最終節で逆転優勝を許した広島への“リベンジ”。「ちょっとはリーグの借りを返せたかな」と言う栗原だが、「優勝したけど、リーグ戦は取れなかったことがあって、心の底から喜べなかった」と率直な思いも口にする。とはいえ、横浜FMにとって04年のJ1リーグ以来、9シーズンぶりのタイトル獲得は、下部組織から02年にトップチームに昇格した栗原にとっても待ちに待った瞬間だった。

「やっぱり日産スタジアムで優勝したかった」。リーグ戦の悔しさは拭えないながらも「天皇杯は天皇杯でうれしいし、タイトルは久々なので。このチームのだれよりも待っていたと思うし、それに関してはうれしいけど」と、うれしい気持ちは当然ある。ただ、それ以上に渇望するのがリーグ戦のタイトル。「来季はリーグも取りたい。ACLもあるけど、リーグで優勝できるように、まず休んで、来年に向けてやっていきたい」と誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

先制点のFW齋藤学「優勝するマリノスを見せられたことが嬉しい」

 クラブにとって9年ぶりのタイトル。2009年に横浜F・マリノスの下部組織からトップチームに昇格していたFW齋藤学にとっては、トップチーム昇格後、初めてとなるタイトルだ。

 自身の右足で、大きくタイトルを引き寄せたのは前半17分だった。右サイドからDF小林祐三がドリブルで仕掛けると、DFに潰されてボールがこぼれる。これがFW端戸仁、MF兵藤慎剛とつながり、齋藤に届いた。齋藤が右足を振り抜くと、日本代表GK西川周作の手の先を抜けてゴールに決まり、横浜FMが先制した。

「先制されるのは、すごく嫌だったので。こういうトーナメントで先制点はすごく大きかったですし、(端戸)仁が入って何本か良い攻撃が何本かできていたので、その流れと言うか、すこしこぼれ球みたいですが、良い形になりました。『得意な形』というわけではありませんが、こういうゴールが今シーズンはあまりなかったので。点を取れたのは良かったです」と、齋藤は喜ぶ。

 その4分後にはDF中澤佑二のゴールで追加点を挙げると、その後、猛反撃に出て来たサンフレッチェ広島を完封した。「2点が危ないのは、みんな分かっていたので。2-1になると一番危険なのはわかっていたし、HTにカンペーさん(富澤清太郎)も『0-0だぞ!』と言っていたので」と、最後まで集中が切れなかった要因を語った。

 キャリア初のタイトルについては、「リーグ逃した悔しさもあるので、満足することなくまだまだやらないといけないと思う」と前置きしつつも、静かに喜んだ。

「それでも、あそこに上がれることは、そうそうないから気持ちよかったです。まだ僕は(横浜FMのトップチームで)5年目ですが、もっと(栗原)勇藏くんとか、長い間戦っている選手もいます。それに、自分がうれしいというより、会社の人とか、育成の人に優勝するマリノスを見せられたことの方が僕としては大きい。僕もそういう(横浜FMの)姿を見て、ジュニアユースからユースに成長できたので、育成の人たちに優勝を見せられたことが良かったと思います」

 欧州クラブからも注目を集めている齋藤は、「来年については何も決まっていない」とのみコメントした齋藤だが、自分が成長しなければいけないことは強く感じている。リーグ戦終了後に、祖母が亡くなっていたことを明かし、さらなる飛躍を誓った。

「もう言ってもいいかな。リーグ戦終了後に祖母が亡くなっていたんです。リーグ優勝を獲れなかった悲しさとは、また全然違いましたが、ずっと支えてくれていたので。今日、こうしてタイトルを取るところを見せられたのは良かったと思いますが、これじゃまだまだ満足してくれないと思うので、まだまだ頑張ります」

(取材・文 河合拓)

[サッカーキング]
横浜FMが21年ぶり7度目の天皇杯制覇…広島にリーグ戦の雪辱果たす

 第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝が1日に行われ、横浜F・マリノスとサンフレッチェ広島が対戦した。

 今季のリーグ戦で最終節に逆転優勝を果たした広島と、2位に終わった横浜FMの対戦は、序盤から高い位置でのプレッシングで横浜FMが支配。すると迎えた17分、小林祐三が右サイドからドリブルで仕掛けると、ペナルティエリア内でDFに止められるが、ワントップで先発となった端戸仁がこぼれ球を拾い、兵藤慎剛を経由して、ゴール正面でボールを受けた齋藤学がミドルシュートを左隅へ決め、横浜FMが先制する。

 横浜FMは21分にも左CKを得ると、中村俊輔のクロスボールに中町公祐がヘディングで合わせる。シュートはGK西川周作が弾くが、跳ね返りを中澤佑二が頭で押し込み、追加点を獲得する。前半は横浜FMの2点リードで折り返す。

 後半に入ると、巻き返しを図る広島が押し込むようになり、石原直樹らにチャンスが訪れるが、ものにすることはできず。横浜FMの守備陣が広島をシャットアウトし、2-0で勝利した。

 横浜FMは第72回大会以来、21年ぶりの大会制覇。Jリーグ発足以降では初の戴冠となり、前身の日産自動車時代を含め、7度目の優勝を改修前最後の国立競技場で果たした。敗れた広島は、Jリーグ発足の93年以降、5度目の決勝進出だったが、全て無得点で準優勝に終わっている。

広島破っての天皇杯制覇に中村俊輔「リーグのほうがいいと思った」

 試合後、横浜FMの中村俊輔は、以下のようにコメントしている。

―試合終了直後の気持ちは?
「優勝して嬉しかったですけど、リーグ戦のほうがいいなと思いました」

―リーグ戦の悔しさから再度エンジンをかけ、タイトルまで来られたが?
「悔しさを晴らすというのが、来シーズンではなく、すぐ目の前に挑戦するものがあったので、こういった形で終われて良かったです」

―元日の国立は聖地と言っていたが、そこでのタイトルは?
「高校生の時も準優勝でしたし、2年前も去年もベスト4でここで負けて、ようやく勝てたなという感じで。最後締めくくれて良かったです」

―今後に向けては?
「今日は(端戸)仁がワントップだったり、若い選手が機能していましたし、力をつけてきているので、負けないように頑張りたいです」

天皇杯制覇の横浜FM、35歳中澤「走り続けられる限り、走り続けたい」

 試合後、2点目を挙げた横浜FMの中澤は、以下のようにコメントしている。

「勝ちに来ていますし、今年悔しい思いをリーグ戦でしたので、その悔しい思いを何とかこの大会にぶつけて、という感じだったので、とにかく勝てて良かったです」

―リーグ戦からの切り替えは大変だったと思うが?
「切り替えるには時間がかかると思いますし、まだ僕の中でも整理がついていない部分がありますので。やっとこれで休めますので、ゆっくり休んで、リーグ戦のことはその時に考えようかなと思います」

―リーグチャンピオンを完封しての天皇杯制覇だが?
「リーグは広島が上だし、年間を通しての力は広島が一番上だと思いますので。今回は一発勝負だったので、ちょっとこっちに分があったかなという感じだったので。とにかくいい戦いができて良かったです」

―ベテランとしてシーズンも、この試合でもよく走り続けたが?
「おじさんだから走れないというのは、普通の考え方であって、僕らはそれを破るためにやっていますので、とにかく走り続けられる限り、走り続けたいと思います」

自身初タイトルに横浜FM育成出身の齋藤学「獲ることを意識して臨んだ」

 試合後、先制点を挙げた横浜FMの齋藤は、以下のようにコメントしている。

―先制点については?
「今日の試合、僕自身はあまり調子が良くなかったので、あの1点はすごく大きかったなとは思いますけど、チームメートに助けられたと思います」

―今季の思いを込めて、振り抜いたようにも見えたが?
「リーグの終わりは、すごい苦しいものがあったし、切り替えるのもなかなか難しかったですけど、こうやってこのチームで喜べたというのは、僕にとってすごく嬉しいです」

―そこからどんな思いで臨んだ?
「切り替えるしかないので。あと、僕がトップチームに上がってから、まだ一度もタイトルを獲得したことがなくて、育成の選手や会社の人たちにも、なかなか強いマリノスを見せられたことがなかったので、その中でタイトルを獲るということを意識して臨みましたし、こうやって獲れたというのはすごい嬉しいです」

広島に完封での天皇杯制覇に横浜FM栗原「リーグ戦の連勝が活きた」

 試合後、完封勝利に貢献した横浜FMの栗原勇蔵は、以下のようにコメントしている。

「うちのペースで進められた。広島との相性もあるのか若干やりやすかった。リーグ戦では広島に連勝していたのもあって、それが活きていたと思う」

「来年というか、今年はACLもあるのでまずは休んでからやりたいと思う。今日はいつも通りやれた。ゼロで押さえられたし、うれしかった。日産スタジアムでやりたかったというのはあるけど、タイトルを取ることができたし、自分としても久々のタイトルだったのでうれしかった」

「もちろん勝つのが一番だけど、守備陣としてはゼロで押さえて勝てたのはデカい。広島は攻撃力があるチームだけどゼロで押さえたので、次への自信につながると思う」

天皇杯制覇の樋口監督「今季ベストゲームをしようと送り出した」

 横浜FMの樋口靖洋監督は試合後、以下のように勝利を振り返った。

「マリノスとして、Jリーグが始まって初めての天皇杯の優勝。久しぶりに決勝に進んでタイトルを取ったということを、応援頂いたファン、サポーターのみなさん、そして選手、スタッフ、またクラブ職員と喜びたいと思う。また、日頃から支えて頂いているスポンサーのみなさま、行政のみなさまにもこの場をお借りして、タイトルをみんなで喜ぶという風にしたい」

「試合の方はサンフレッチェの戦い方に対して、自分たちのスタイルを貫くと。リーグ戦でやってきたことをより精度を上げてやることで、結果が出ると信じていた。今日が今シーズンの50試合目になるが、1試合1試合、あるいはトレーニングの中で積み上げてきたものを全部出して、今シーズンのベストゲームをしようということでピッチに送り出した。本当に選手達はゲームの入りから集中したプレーを続けてくれて、まだまだ成長の余地は多く残っているが、本当にいい試合をしてくれたと思っている。繰り返しになるが、本当に選手とともにこの優勝という結果を心から喜びたいと思う」

―今日も最後まで熱く応援してくれたサポーターに対しての言葉と、国立競技場で優勝するということは? 監督は四中工(四日市中央工業高等学校)のときに高校選手権で準優勝、(中村)俊輔君も(桐光学園で)準優勝。準優勝コンビだったが、そこを踏まえてお願いします。
「今日、最初にベンチに座って満員の国立を見た時に、36年前になりますか、私が高校1年生でこの国立の舞台の決勝に立ったときの光景が蘇ってきました。改めて指導者としてこういう場に戻って来られたことを本当に幸せに感じてキックオフの時間を迎えました。2位というジンクスに関して言えば、四日市中央工業が高校選手権に出ているが、(四日市中央工業高等学校の監督を務める)兄貴とちょっと話す時間があったので話をして、何としてもその樋口家のDNAを打ち破ろうという誓いを立てて、それが結果として出て本当に良かったと思う。本当にリーグ戦ではあと一歩のところで悔しい思いをさせたサポーターのみなさんに、リーグ戦が終わってから3週間ですね、本当に選手達も切り替えることが大変だったと思うが、本当にこのタイトルに向かって準備して努力してくれた。そして、元日をこうした形でみんなと喜べるということを本当に感謝したいと思うし、2013年のシーズンを応援頂いたことを改めて感謝申し上げます。ありがとうございました」

―広島の森保監督が先ほど、20分までの立ち上がりが全てだったということをおっしゃっていたが、準決勝では立ち上がりは非常に相手の激しいプレーに押されて厳しい状況だったと思うが、今日は最初からかなりアグレッシブにどんどん前に出ていくような形で試合を進めたが、何か特別な指示があったのか?
「これは対戦相手との関係ですね。鳥栖戦に関して言えば、向こうがロングボールを入れて圧力をかけてくることはわかっていたので、まずそこの部分はしっかり弾き返してセカンドボールに集中すると。今日は逆に、広島はリトリートした守備をするということがわかっていたので、逆にウチがそれに付き合って守備的にやるのではなく、前から奪いに行くと。前で奪って前でプレーしようということがひとつ、今日のゲームをコントロールする上でのキーワードということで、ミーティングで伝えていた。本当に立ち上がりにいい形で押し込んでボールを前で奪えて、さらにゴールも奪えたという部分は、本当に選手達がいい入りをしてくれたと思う」

―ワントップに端戸(仁)選手が入っていたと思うが、1点目も含めてシンプルなプレーで2列目を生かそうとしていると感じたが、実際にはどのような指示を与えていたのか?
「端戸に関して言えば、天皇杯に向かうための3週間、一応FWという形でトレーニングを積んでいた。彼の特長はラインとラインの間で受けることができると。今日は正直、広島と東京だったら、広島の方がいいなと思っていた。それは、彼が前を向ける状態をライン間で作れるという風に見ていた。実際、広島がそれほどガツガツ、プレッシャーをかけてこない分、彼が間に顔を出すことで、所謂前で軸になってくれたということは高く評価したいと思う。交代するまでは守備の部分でも、彼はあんまり守備が得意ではないが、しっかり集中してボランチ(へのパスコース)を切りながら出るという部分でもチームに貢献してくれたと思う」

―リーグタイトルを逃した後の時間の過ごし方の中での難しさとか、あるいはもう1回モチベーションを上げたりとか、そういう部分での苦労や仕掛けをしたとかはあるのか?
「リーグの最終戦から準々決勝の大分戦まで2週間の間があったが、まず1つは思い切って4日間完全休養を取った。正直、これは賭けというか、4日間休んでしまうと次に立ち上げるのにちょっと時間がかかってしまうかなという怖さはあったが、メンタル的な部分や肉体的な疲労。両方の疲労を取るということを目的で、思い切って4日間休んだ。練習を再開したときの選手達の表情を見た時に、『あっ、これはこの4日間休んでよかったかな』と。コンディション的には、大分戦は正直ちょっとキツイかなという状態だったが、ただいい意味で切り替えてこのタイトルに向かう準備をする時間が取れたと思う。そこが1つ。それとトレーニングのところも、どうしてもリーグ戦で1週間に1回のサイクルでトレーニングをしていると、ちょっとマンネリがちになっているところあったので。最後のこの3週間は、少しトレーニングの内容的なところも含めて、若干変えたところもあって、選手達が新鮮な気持ちでまたトレーニングをするというようなところは工夫しました」

リーグ戦の雪辱果たした横浜FM中町「広島に力を見せたかった」

 試合後、フル出場した横浜FMの中町公祐は、以下のようにコメントしている。

「いろんな意味合いのある試合だった。リーグ戦もああいう形で広島が優勝して、天皇杯でも相手として広島が勝ち上がってきた。トーナメントとはいえリーグ戦の1位と2位の対決で、最後までリーグ戦で首位にいたうちとしては、広島に力を見せたかったので勝てて良かった」

「2点取れたのは出来過ぎなところもあるけど、自分たちのストロングを出して広島の良さを出させなかった。もちろんリーグ戦で優勝できなかった反動もあったし、この決勝の前のメンタルと比べると、リーグ戦の残り2試合はストレスが掛かっていたと思う。今日はリラックスして決勝に臨めた。相手の2シャドーが脅威なのでどっちが制圧するかで(富澤清太郎と)2人でうまくやった」

先制点で優勝に貢献の齋藤学「自分はもっとやれる、やらないといけない」

 試合後、フル出場した横浜FMの中町公祐は、以下のようにコメントしている。

「先制されるのはすごい嫌だったし、こういうトーナメントで先制点を取れたのは大きかった。(端戸)仁が入って何本かいい攻撃ができていたので、その流れというか、少しこぼれ球みたいになりましたけど、いいシュートを打てたと思う」

―ゴールは得意の形?
「得意かどうかと言われると、そういうわけじゃないですけど、こういう点は今シーズンはあまりなかったので良かったです。広島が疲れていたのかは分かりませんが、リーグ戦のホームでやった時のようにガツガツくるというよりは少しやらせてくれているような感じだったので、そういうのも見ながらやりました」

「仁とのコンビネーションで何本か良いシーンが作れそうなところもあったし、右サイドで数的優位も作れていたので、そこでもっと何かできればと思っていたところでああいう点が生まれました」

―リードを広げてからは精神的にも余裕ができたか?
「いや、2-0は危ないというのはみんな分かっていたと思うし、2-1になるのが一番危険だというのはみんな分かっていたと思います。カンペーさん(富澤清太郎)もハーフタイムの時に『0-0の気持ちで』と言っていたし、締まった気持ちで戦えたことが大事だったのかなと」

―優勝してロイヤルボックスへの階段を登っていた時の気持ちは?
「うれしかったですけど、リーグ戦の悔しさもあるので。これで満足せずにもっとやっていかないといけないと思いますが、あそこに上がれるのはそうないことなので気持ち良かったです」

―自身初タイトルについては?
「僕はまだ5年目ですし、(栗原)勇蔵君とかもっと長く戦ってきた選手がいて。長かったですけど、自分がうれしいというよりもF・マリノスの優勝を会社の人や育成の選手たちに見せられたことが、今後大きくなっていくと思います。僕もそういうのを見てジュニアユース、ユースで成長してきたので。優勝を育成組織の選手たちに見せられたということが僕としてはうれしい」

―厳しい中で戦ってきたことが最後に報われた?
「リーグ戦の最後は個人どうこうではなく、すごく難しかった。今日もたいしたプレーはしていないし、1点を取れたことはすごくうれしかったですけど、その他のプレーはあまり良くなかったです。交代もしましたし、自分はもっとやれる、もっとやらないといけないと思えた試合でした。ただ、決勝で点が取れたことは自分にとって大きな自信になるし、これからの糧にしないといけないと思います」

―今シーズンを振り返ると、代表などもあったが最後にタイトルを取れて良い1年だったのでは?
「シーズン初めからけがが多くて、けがを持ちながら出場したり、途中から入ったりという経験ができたことはすごく大きかったですが、やはりけがをしてしまうということは強い身体ではないということなので、自分としてはけがをしない身体を作っていかないといけないと感じたシーズンでした」

「代表に行って、すごく良い経験はできても、結局けがで行けなくなったのはすごい悔しい経験でした。もちろん代表入りはうれしいですけど、けがで辞退、けがでF・マリノスの試合に出られないというのが続いたので。その中で天皇杯では最後まで監督が使ってくれて、タイトルがやっと取れました。ここ数年は惜しいところで終わっていたし、リーグでは一番近くにいて逃してしまったので、取れたのはすごくうれしかった」

[ドメサカ板まとめブログ]
【天皇杯】横浜FMが広島を下し21年ぶり優勝!リーグ戦の悔しさ晴らす
 
 

 
 

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