【試合結果まとめ(2○1)】2019/4/28(日)13:00KO J1第9節 横浜F・マリノスvs.鹿島アントラーズ@日産スタジアム #横浜FM対鹿島



 

アンカー(目次)

1.横浜F・マリノスオフィシャルサイト
2.Jリーグ.jp
3.Twitter / Istagram
4.YouTube
5.Webニュースログ
6.今週の他会場など

横浜F・マリノス オフィシャルサイト

2019 明治安田J1 第9節 vs鹿島アントラーズ | 2019 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

監督コメント

アンジェ ポステコグルー

「試合全体を通して、勝利に値するサッカーができたと思っています。アグレッシブに戦い、そして数多くチャンスをつくれました。
さらに非常に大事だったのが、落ち着いてプレーしたという部分だと思います。非常に素晴らしい自分たちのサッカーができた試合でした」

質問:早い時間帯に失点して、なかなか決定的な場面がつくれない中、どういう形からゴールに結びつけるだろうと考えていましたか?
「もちろん相手が先制したので、自分たちが追わなければならない展開になってしまいました。自分たちが、速くボールを動かすことが大事だと思っていました。
また、彼らの守備は深い位置まで下がっていました。このように相手の守備が下がると、自分たちの前にスペースができます。そういうときは、スローテンポのサッカーになりやすいのですけれど、自分たちはスローにせず、より速くボールを回し、ボールを持っていない選手がしっかりと動き、前に走るとか、ボールが出たらすぐに反応して動くとかいうプレーを心掛けていました。それをしっかりできた部分も多かったと思います。
もちろん鹿島のやり方というのはあると思いますが、それによって自分たちはよりボールを保持することができましたし、スペースを上手く使って攻撃し、チャンスに結びつけることができました。全体的にいい形でサッカーができたと思います」

質問:鹿島の堅守に、前半はパスミスなど細かなミスが目についた印象もありますが、いかがでしたか?
「速いテンポでプレーすれば、やはりミスが起きる可能性は生じてしまいます。
ああいうふうに深い位置で守備をされてしまうと、通常はテンポがゆっくりで眠たくなるような試合展開になりやすいものです。ワンタッチ、ツータッチ、スリータッチ、フォータッチぐらいまでは、相手は奪いに来ないというシーンが多くなります。
そんな中、自分たちが心掛けたのは、速いテンポでボールをまわすこと。そして、前にあるスペースへどんどん入っていくことでした。
速くプレーをすることでミスは目立ってしまうかもしれないのですが、ミスを起こした時にあきらめるのではなく、すぐにリアクションを起こして、ボールを奪いにいく。そういう姿勢を選手たちが見せ続けてくれました。このように続けてプレーしようというのが、チームづくりをする上で自分たちが意識していることです。よくやってくれたと思っています」

質問:鹿島の堅守に、パスで打開するのか、ドリブルで打開するのか、またはクロスやミドルシュートなど、これからF・マリノスが勝ち続けるためには、もっと変化のある攻撃も大事だと思うのですが、その点はいかがですか?
「そうですね。今は成長の過程であります。
家を作る段階にたとえれば、内部の格好良さだけを求めた家具等が、個々のシュートやドリブルだと思います。いくら内部が格好良くても、強い構造の家でなければ、すぐに壊れてしまうでしょう。
自分たちは、強い家を作りたいのです。そのために、まずやらなくてはいけないところを今、やり続けているのです。そこで選手たち自身が、自信を持った時に良い判断ができて、個々のシュートやドリブルがポイントになってくるのだと思います。
自分たちは今、まだ成長の過程でありますので、強い家を作るために、今しっかりとやらなければならないところを集中して、そこの成果を求めていきたいと思います。
前節の札幌戦はミスが目立ってしまって、ああいう結果になってしまいましたけれども、選手たちは下を向くことなく上を向いてやることが大事だと思っています。引き続き、自分たちは強い家を作るために、しっかりした土台を作らなければならないと思いますから、続けていきたいと思っています」

選手コメント

遠藤 渓太

「相手は前半から、あまりプレスに来なかったけれど、失点してしまったことで、より難しくなると思った。失点は痛かったけど、その時間帯から、ほぼ自分たちのサッカーができたと思います。
後半も攻め続けた結果、あの2得点、逆転勝利につながりました。
最近は、自分が、自分がという気持ちを出しすぎず、自分の結果より、チームの結果を大事に考えています。そうすれば、おのずと自分自身の結果につながると思うし、試合中の一つひとつのプレーを振り返ることなく、後悔のないプレーをしていきたいと思います」

和田 拓也

「相手は思ったより引いてきて、先制されて難しくなると思いましたが、後半は(運動量が)結構落ちてきたので、うまく点が取れました。
純のところにボールが集まるので、うまくサポートしようと思いました。お互いの距離感を見ながら、自由にやらせてもらっているが、渓太の特徴を生かすために、もうちょっと工夫が必要かなと思います」

畠中 槙之輔

「相手が鹿島だからというわけでなく、チームとして負けられない試合でした。先制されたけど、前半から相手陣地に奥深く入り込めたので、ハーフタイムにもこれを続けていこうと思った。怖がらず、相手のイヤなところを突いて、1点取れたら勢いもつくと思いました。
課題となっている立ち上がり15分以内の失点を喫したけれど、そこから立て直して自分たちのサッカーができたことにチームとしての成長を感じました」

Jリーグ.jp

横浜FMvs鹿島の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2019年4月28日):Jリーグ.jp
 ├ 入場者数 38,561人
 └ フォトギャラリー

選手コメント

マルコス ジュニオール

--得点シーンについて。
GKが出てくると思ったので、最初はループを狙おうと思ったけど出てこなかった。GKはファーに打つと思っていたと思うので、駆け引きしてニアが空いていたのでそこを狙った。しっかりと狙えた。

--ゴールパフォーマンスはいろいろ考えていて大変そうだが?
ちょっと考えていなくてバリエーションを考えないといけないけど、逆にサポーターにメッセージやSNSで「こんなパフォーマンスをしてくれ」とかリクエストがあったらもっとやりやすいと思う。僕はゴールパフォーマンスを考えるより、試合のことを考えないといけない(笑)。なのでリクエストがあったほうが良い。

仲川 輝人

--得点シーンについて。
ショートカウンター気味の攻撃になって、(三好)康児に渡って、自分に渡るまでがスムーズだった。それまでカットインするシーンがなかったので、1回ぐらいはカットインしてからシュートしようかなと思っていた。その流れで冷静に左スミに流し込めた。落ち着いて力が抜けていた感じだったので、練習していることが実になったと思う。

--目の前にDFがいたが冷静に切り返せた?
前半もそうだけど、後半も相手は縦を切ってきた。縦が警戒されていると感じたので、縦に行くと見せかけて中にカットインしながらという形をイメージしながらプレーしていた。

--前半は得点シーンのようなキレイなショートカウンターはなく、攻め手を欠いていたように見えたが?
前半も奪われたときに切り替えが遅かったり、切り替えのときのみんなの距離感が遠かったりしたけど、得点のときは奪われたときのみんなの切り替えが速くて寄せていっていたし、そこでボールを取れた。ちょっとの差だけど、それが点につながったと思う。

 
 

Twitter / Istagram


 
 

YouTube


2019明治安田生命J1リーグ第9節vs鹿島アントラーズハイライト動画 – YouTube
 
 

【平畠会議】J1第9節 GKパク イルギュ選手(横浜FM)について※試合後インタビューあり – YouTube
 
 

ネットニュース・Weblog

スポーツニッポン

横浜2発逆転!鹿島撃破 平成最後“伝統の一戦”制す― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 「オリジナル10」同士がぶつかった平成最後の伝統の一戦は、横浜に軍配が上がった。まずは0―1の後半24分にFW仲川がゴール。MF三好からパスを受けると「中にカットインをするのがなかったので、1回やってみようと」と、鋭く中に切れ込んだ。対峙(たいじ)したDF安西をいなし、左足でゴール左隅に突き刺した。

 前節の札幌戦は0―3で完敗。ミスから失点を重ねた内容にも危機感が募った。「連敗するチームは優勝できないと思っている」。自らのゴールで悪い流れを断ち切り、同37分のFWマルコス・ジュニオールのゴールを呼び込んだ。リーグ3戦ぶりの白星をもたらし「チームとしても鹿島に勝てたのは大きい」。開幕節のG大阪戦以来の逆転勝利に自信を深め、広島との「令和初戦」に向かう。

ニッカンスポーツ

横浜マルコス絶妙V弾 ネタ尽きサポに新パフォ募集 – J1 : 日刊スポーツ

ドラゴンボールのゴールパフォーマンスで知られる横浜F・マリノスFWマルコス・ジュニオール(26)が、新たなゴールパフォーマンスのアイデアをファンに募った。

1-1の後半37分、DF広瀬の浮き球スルーパスに抜け出し、今季5点目となる逆転弾を決めた。DFに体を寄せつつ、相手GKの動きをよく見て逆を突いた絶妙なゴール。これまで得点時には「かめはめ波」や「気円斬」など、ドラゴンボールにまつわるゴールパフォーマンスを披露してきたが、この日は仁王立ちしながら低い位置でガッツポーズという、ユベントスFWクリスティアノ・ロナルドをほうふつとさせる? 姿で喜びを表した。

試合後、パフォーマンスについて問われると「点を決められてよっしゃ、という気持ちを表した。インターネットで探せばクリリンはああいうポーズをしていると思う」と説明。ドラゴンボール関連のパフォーマンスはネタが尽きてきたようで、「僕はゴールパフォーマンスよりも試合のことを考えないといけない。サポーターからSNSなどで『こんなパフォーマンスをしてほしい』とリクエストがあったらやりやすい」と呼びかけた。

横浜、攻撃的スタイル貫き降格未経験対決を制す – J1 : 日刊スポーツ

93年のJリーグ開幕時から参戦する10クラブで、J2降格経験がないのは横浜F・マリノスと鹿島アントラーズだけ。横浜が平成を通して対戦し続けてきた一戦を、攻撃的なスタイルでものにした。

終わってみればシュート数は16対5。就任2季目のポステコグルー監督は「(相手が引くと)テンポが遅くなることが多いが、速いテンポで回すことを心掛けた」。主将のMF天野は「自分たちのサッカーを貫き通せば勝てる、という成功体験を得られた」と胸を張った。

サンケイスポーツ

平成最後の“オリジナル10”対決は横浜Mに軍配!仲川&マルコスJ弾で鹿島撃破 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田生命J1リーグは28日に第9節が行われ、日産スタジアムでは横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦した。

 横浜FMは前節、北海道コンサドーレ札幌に3失点完敗。今季2敗目を喫した。Jリーグ創設から数々の名勝負を繰り広げてきた鹿島とのオリジナル10対決では、その札幌戦からスタメンを3人変更。松原健に代わって和田拓也、遠藤渓太が2試合ぶりの先発入りを果たした。

 鹿島は現在リーグ戦で4勝2分2敗の5位に位置。連覇を目指すAFCチャンピオンズリーグ(ACL)と並行した戦いに臨んでいる。前節のベガルタ仙台戦で初スタメンに入った白崎凌兵が今節もメンバー入り。安部裕葵、土居聖真、伊藤翔とのコンビネーションが期待される。

 試合は序盤、アウェイの鹿島が先手を取る。11分、白崎凌兵が絶妙なスルーパスを送ると、抜け出した安西幸輝がワンタッチでPA左に進入。そのまま右足シュートを放つと、これがGK朴一圭の股の間を抜いてゴールに突き刺さる。鹿島が幸先よく先制点を奪った。

 その後は1点を追う横浜FMの時間が続く。仲川輝人とマルコス・ジュニオールの連携からゴールへ前進するが、決定的なシーンは作れず。42分にFKから天野純が得意の左足で狙ったが、シュートは落ちきらず、枠を外れてしまう。結局、前半は鹿島リードで終了した。

 1点が欲しい横浜FMは、後半に入っても攻撃的な姿勢を崩さない。47分、左CKを得るとキッカーは、M・ジュニオール。蹴り込んだボールは一旦クリアされたが、こぼれ球に広瀬陸斗がシュート。しかし、これは一旦GKクォン・スンテがセーブする。そのこぼれ球に仲川が詰めたが、再びクォン・スンテが立ちはだかり、横浜FMは絶好機をモノにすることはできなかった。

 61分には天野の左CKからチアゴ・マルチンスがヘディングシュートで鹿島ゴールを襲ったが、枠を捉えきれず。

 それでも69分、ついに横浜FMが鹿島の強固なブロックを粉砕する。三好康児から仲川にパスを送ると、仲川は細かいリズムから左足を一閃。これがゴール左隅に吸い込まれ、同点に追いついた。

 これで勢いに乗った横浜FMは82分、広瀬がディフェンスラインの裏に浮き球のスルーパスを供給。受けたM・ジュニオールがPA右から右足を振り抜くと、ニアに突き刺さり横浜FMが逆転に成功した。

 試合はそのまま終了。横浜FMが後半の2発で鹿島を2-1と撃破。通算59回目で平成最後の“オリジナル10”対決はトリコロールに軍配が上がった。(Goal.com)

横浜M、平成最後の鹿島戦をマルコ弾で逆転勝利 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)

 明治安田J1第9節最終日(28日、横浜M2-1鹿島、日産ス)横浜M・FW仲川が反撃ののろしとなる同点弾。0-1の後半24分、ペナルティーエリア右でパスを受けると、寄せてきたDFをかわすように、素早く中央へと切り込み左足を一閃。ゴール左隅に突き刺し、今季2点目を挙げた。チームは同37分にもFWマルコスジュニオールが追加点を奪い、逆転勝利。仲川は「縦にいこうと見せかけてカットインした。冷静に流し込めた」と胸を張った。

スポーツ報知

【横浜M】採点&寸評 鮮やか逆転勝ちで鹿島から大きな勝ち点3 快足3トップらに高評価! : スポーツ報知

 横浜Mは鮮やかな逆転勝ちで、J創設の1993年から唯一続く“伝統の一戦”を制した。後半24分にFW仲川の左足で同点に追いつくと、同37分にはFWマルコスジュニオールが巧みな抜け出しから勝ち越し点。仲川は「冷静に流し込めた」とうなずき、マルコスジュニオールも「駆け引きに勝てたね」と納得顔を浮かべた。

 採点と寸評は以下の通り。

アンジェ・ポステコグルー監督【6・5】チーム状況然り、相手然り、大きすぎる勝ち点3。ヒヤリ連発の試合の締め方には課題

GK朴一圭【6・5】ロスタイムの決定機でわずかに触り犬飼にミートさせず。実はビルドアップより至近距離反応に最大の長所?

DF広瀬陸斗【6・5】何もないところから涼しい顔でとんでもないフワリパス。決勝点アシスト
DFチアゴマルチンス【6・0】コンディション不良で運動量は少なかったが、鹿島は威圧感を感じたか彼を避けて攻撃を展開
DF畠中槙之輔【5・5】起点として警戒されている分、緩いパスを出せば簡単に奪われる。先制点献上はもったいなかった
DF和田拓也【6・5】スタイルに不慣れを承知の上、背伸びをせず最低限の徹底で流れを渡さず

MF喜田拓也【6・0】失点関与も動じず、後半の45分は攻めも守りも牛耳る堂々たる「ザ・アンカー」
MF天野純【5・5】バランサーに徹する中で左足の精度を見せられれば、攻撃はさらにもう一段階厚みを増す
MF三好康児【6・0】恐らく調子はそこまで良くなかったが、悪いなりにうまくまとめて周囲も使う

FW仲川輝人【7・0】自陣に引かれスピードは殺されたが存在感は随所に。小刻みカットインで貴重な同点弾。17年の担当時はこんな選手になるなんて思いもよらなかった。MOM
FW遠藤渓太【6・5】抜くためではなく勝つためのドリブルを徹底。相手を引きつけサポーターを惹きつける献身的動きの数々
FWマルコスジュニオール【6・5】もう一工夫が足りないと思いきや、抜け出し・フェイント・コースと工夫凝縮の決勝点

DFドゥシャン【―】後半34分IN。出場時間短く採点なし
MF扇原貴宏【―】後半39分IN。出場時間短く採点なし
FW李忠成【―】後半45分IN。出場時間短く採点なし

福島孝一郎主審【6・0】永木ハンドは至近距離かつ手の延長線に体がありノーPKが妥当。仲川PK疑惑も足は触れたが掛かったとは言えず妥当。町田ハンド疑惑はリプレーカメラが追いついておらず判断不可で採点対象外。CK蹴らせず試合終了はAT5分、乱闘中断58秒、笛がAT6分16秒で妥当

※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ

サッカーダイジェスト

【J1採点&寸評】横浜2-1鹿島|鮮やかな逆転劇に導いたふたりのFWのうち、最高評価は… | サッカーダイジェストWeb※一部抜粋

【チーム採点・寸評】
横浜 6.5
ボールは動かせているが、なかなか鹿島の堅牢な守備を崩せず。だが後半に鮮やかに逆転。辛抱強く攻め込みながら、チャンスを確実にモノにして勝点3を掴み取った。

鹿島 5
先にリードを奪う理想的な展開も、後半の2失点で逆転負け。組織的かつ強度の高い守備は悪くなかったが、あまりにもラインが低すぎて、横浜に自由を与えてしまった。
 
 
GK
1 朴 一圭 5.5
安西のシュートは股を抜かれて失点も、77分の三竿の強シュートは危なげなくストップ。

DF
18 広瀬陸斗 6
安西の突破を止められずゴールを許した一方、M・ジュニオールの逆転弾をアシスト。

13 チアゴ・マルチンス 5.5(79分OUT)
高さで強さを見せる。セットプレーから惜しいヘディングシュートも決められなかった。

44 畠中槙之輔 6
カウンターを受けた時はしっかりとスペースを埋める。パス出しも工夫を凝らしていた。

33 和田拓也 6.5
移籍後、リーグ初先発。堅実なディフェンスとシンプルなプレーでポゼッションに貢献。

MF
8 喜田拓也 5.5
失点につながる中盤でのボール逸は減点材料。だが狙いを定めたボール奪取は効いていた。

10 天野 純 6
攻守で献身的に振る舞い、チームを活性化。41分の好位置からのFKは決められず。

41 三好康児 5.5(84分OUT)
敵陣深くまでは侵入できている。あとは自らが課題と認めるフィニッシュをどう高めるか。

FW
23 仲川輝人 6.5
鋭い切り替えしから左足で同点弾を突き刺す。自慢のスピードで攻撃を勢いづけた。

MAN OF THE MATCH
9 マルコス・ジュニオール 6.5
鹿島のCB町田の対応に手を焼いたが、一瞬の隙を突いて勝利をもたらす逆転弾! キレの良い動きで鹿島守備陣をおおいに手こずらせた。

11 遠藤渓太 5.5
序盤からアグレッシブな仕掛け。ただし、対峙する永木には苦戦を強いられた印象。

途中出場
DF
2 ドゥシャン ―(79分IN)
難しい時間帯での投入となったが、ソツなくこなす。出場時間15分未満のため採点なし。

MF
6 扇原貴宏 ―(84分IN)
機敏な動きで即座に相手の攻撃を食い止める。出場時間15分未満のため採点なし。

FW
20 李 忠成 ―(90分IN)
短いプレータイムのなか、良さを出すまでには至らず。出場時間15分未満のため採点なし。

監督
アンジェ・ポステコグルー 6
先制を許す苦しい展開だったが、攻撃サッカーを貫いて、鮮やかな逆転勝利を収める。

横浜が会心の逆転劇!鹿島を下して暫定5位に浮上、仲川&M・ジュニオールが後半に躍動 | サッカーダイジェストWeb

–先制許すも、後半に仲川とM・ジュニオールがゴール

 J1リーグ9節の横浜F・マリノス対鹿島アントラーズが28日、日産スタジアムで行なわれ、横浜が2-1で逆転勝利を収めた。

 横浜は0-3で敗れた前節の札幌戦から、スタメン3人を変更。和田拓也が右サイドバックで移籍後初スタメンを飾った。対する鹿島は、古巣対決となる伊藤翔を先発させ、ボランチの三竿健斗が今季リーグ戦初スタメン。また、前節に移籍後初スタメンを果たした白崎凌兵も2試合連続でスターターに名を連ねた。

 試合は動いたのは11分、白崎がボールをキープし、左サイドを駆け上がった安西幸輝にスルーパスを供給。これを受けた安西がペナルティエリア内に侵入し、右足で相手GKの股間を抜くシュートを沈めた。その後、鹿島は相手の攻撃を上手くいなしつつ、カウンターで追加点のチャンスを狙った。

 一方、ホームの横浜は丁寧にボールをつないで鹿島守備陣の穴を探る。そうして迎えた69分、三好康児のパスをエリア内で受けた仲川輝人が内側に切り返してDFをかわし、左足シュートをファーサイドに沈めた。

 さらに横浜は82分、広瀬のスルーパスにマルコス・ジュニオールが抜け出してエリア内に侵入し、寄せてくるDF犬飼智也を身体でブロックしながら、強烈なシュートでGKクォン・スンテのニアサイドを抜いた。87分には再び仲川が左足でポスト直撃のシュートを放つなど、貪欲に3点目を狙いに行った。

 結局、試合は2-1で終了。横浜が今季4勝目を挙げ、暫定5位に浮上した。

【横浜】ループ? ファー? いやニアだ! 勝利の立役者M・ジュニオールの駆け引きの妙 | サッカーダイジェストWeb

–最初はGKが出てくると思ったが…

 勝負を決する一発を豪快に叩き込んだ。

 先制を許す展開も、仲川輝人のゴールで追いつき、1-1で迎えた82分だった。広瀬陸斗のフィードに抜け出したマルコス・ジュニオールは、対応に来たDF犬飼智也を寄せつけず、右足を一閃。GKクォン・スンテのニアをぶち抜き、ネットを揺らした。

「最初はGKが出てくると思って、ループを狙おうか、と。でも、間接視野で出てこないことが分かったし、そうするとGKからすれば僕がファーに打つだろうと考えると思った。それでニアがちょっと空いていたので、しっかりとニアを狙いました」

 ボールが出てきて、走り出し、シュートに至るまで、わずか数秒だったはず。その間、横浜の背番号9はいくつもの選択肢を頭に浮かべ、最適解を導き出す。GKとの駆け引きを制したブラジリアンが鮮やかな逆転勝利の立役者となった。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

横浜のキーマンが語る“平成最後のオリジナル10対決”「鹿島もプライドを持って――」 | サッカーダイジェストWeb

–「誇るべき一戦。当たり前にあることではない」

 Jリーグ誕生から加盟する「オリジナル10」のうち、J2に一度も降格していないのは横浜と鹿島だけ。1993年のJ元年から、実に27年間にわたり、トップリーグで対峙してきた2チームである。

 そんな両者が相まみえた“平成最後のオリジナル10対決”は、横浜が2-1で鮮やかな逆転勝利を収めた。

 長きに渡り、Jリーグで名勝負を繰り広げてきた伝統の一戦について、横浜のキーマン、喜田拓也は次のように語る。

「なかなかあることではない。鹿島もプライドを持って、鹿島の選手たち、スタッフたちが人生を賭けてつないできた歴史、伝統でもあるので。

 そこはうちもそう。それぞれが努力をして、積み重ねてきての対戦なので、誇るべき一戦だと思う。当たり前にあることではない。

 もちろん、自分たちだけで作ってきたものだけではない。先輩たちが、覚悟を持って、人生を賭けてつないできた歴史と伝統のある一戦ではあるのは間違い。その重みだったり、覚悟みたいなものを感じながら臨みました」

 連綿と受け継がれてきた伝統と歴史が詰まった一戦で、横浜は先制を許す苦しい展開だったが、仲川輝人とマルコス・ジュニオールのゴールで勝点3を掴み取った。

「サポーターもそうだし、みんなの姿勢が勝利につながったと思うと、これ以上の喜びはない。サポーターのみんなの笑顔も素晴らしいものだし、見ているこっちが嬉しくもなる」

 チームのキーマンであり、攻守にフル回転の働きを見せていた不動のアンカーは、ライバル相手に力強く勝ち切った喜びを噛み締めていた。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜FM2-1鹿島 PHOTO】平成最後”オリ10”対決は横浜FMに軍配!!マルコス・ジュニオールの豪快弾で逆転勝利 | サッカーダイジェストWeb

サッカーキング

【写真ギャラリー】2019.4.28 明治安田生命J1リーグ第9節 横浜F・マリノス 2-1 鹿島アントラーズ | サッカーキング

フットボールチャンネル

横浜FMが平成最後の“オリジナル10”対決に逆転勝利。仙台はG大阪を下す | フットボールチャンネル※一部抜粋

 明治安田生命J1リーグ第9節の試合が28日に各地で開催されている。13時キックオフの試合では横浜F・マリノスと鹿島アントラーズ、ベガルタ仙台とガンバ大阪がそれぞれ対戦した。

 横浜FMと鹿島はJリーグ創設以来トップリーグ在籍を続けてきた“オリジナル10”のクラブ。平成のJリーグを通して最多の試合数を重ねてきた両チームの対戦が平成ラストマッチを飾ることになった。

 試合は11分、アウェイの鹿島が先制。初先発の前節に続いて起用された白崎凌兵がスルーパスを通すと、左サイドで受けた安西幸輝がエリア内で受けて中へ切り込み、右足でGKの股間を抜くグラウンダーのシュートを流し込んだ。

 横浜FMはボール保持率で上回りながらも決定機に繋げられず、1点ビハインドで前半を折り返す。だが69分、三好康児からのパスを右サイドで受けた仲川輝人が安西をかわして左足でゴール左隅への同点ゴールを突き刺した。

 さらに82分、広瀬陸斗からの浮き球パスでエリア内右側に抜け出したマルコス・ジュニオールがDFを振り切り、右足でGKのニアを射抜いて2-1の逆転ゴール。伝統の一戦は横浜FMの逆転勝利に終わった。

平成から令和へ、マリノス対鹿島は時代の転換点。27年目の激闘、それぞれが思い描く「家」の形 | フットボールチャンネル

平成が終わり、時代は令和へと移り変わる。その間、Jリーグ開幕から27年にわたって途切れることなく刃を交えてきた横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが、平成最後の試合となった4月28日の明治安田生命J1リーグ第9節で激突。その90分間は両者の変化を象徴する展開となった。(取材・文:舩木渉)

–「バッチリ」だった鹿島の前半

 Jリーグ開幕から途切れることなく続いている唯一の対戦カードがある。「オリジナル10」と呼ばれるクラブのうち、一度も昇降格を経験していない横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが、平成から令和への変わり目で相見えた。

 4月28日に行われた伝統の一戦は、互いの現在のチームスタイルを色濃く反映した内容となった。序盤の11分に鹿島がマリノスのビルドアップのミスを突いてカウンターを仕掛け、最後は左を駆け上がったサイドバックの安西幸輝が先制点を奪う。

 その後は自陣に強固な守備ブロックを敷く鹿島を前に、圧倒的なボールポゼッションで迫るマリノスはフィニッシュの局面を作り出せず攻めあぐねた。ペナルティエリア付近まで侵入しながらシュートを打てない。

 この展開に今季マリノスから鹿島へ移籍したFW伊藤翔は「前半は結構バッチリで、『これこれ!』と思っていた」という。だが、後半に決壊してしまった。「同点にされた後も、もう1点取るためにパワーをかけなければいけないけど、そこまでのパワーもそんなに出し切れていないという感じの印象はすごくありましたね」と伊藤は語る。マリノスは終盤まで攻め続け、2つのゴールを奪って2-1の逆転勝ちを収めた。

 なぜ前半に完璧なまでの守りを披露しながら、最後まで耐えきれなかったのか。他の選手の一言がそれを物語っていた。鹿島の10番を背負う安部裕葵に話を聞こうと歩み寄ると、第一声で「守備ばっかりで疲れました」と漏らした。

 それに「相当押し込まれることも、ある程度想定していたのでは?」と問いかけると、「いや、あそこまで追いかけさせられるとは思わなかったですけどね…」と苦虫を噛み潰した表情で語って、足を止めた。

 実際のところ、データを眺めると鹿島よりもマリノスの方が「走っている」ことがわかる。Jリーグが公式サイトで公開しているデータを参照すると、鹿島のチーム総走行距離(交代選手含む)が111.357kmだったのに対し、マリノスは116.416kmを記録しているのだ。

 ではなぜ、試合を終えた鹿島の選手たちはマリノスの選手たちに比べて疲れ切った様子だったのか。それは端的に、「追いかけさせられる」時間が長かったからだ。ボール支配率はマリノスの69%に対し、鹿島は31%。自陣に押し込まれ続け、パスが出るたびにポジションを修正して動かなければならない。

 守備はどうしても相手の動きありきになるため、「受け身」になってしまう。受動的に動かされるのは、自分たちがやりたいように動くよりもはるかにエネルギーを消耗する。その影響がモロにチーム全体のプレーに影響を及ぼしてしまったのだ。

–ボールを追いかけ、削られたHP

 鹿島の大岩剛監督は試合後の記者会見で「先制をして、自分たちのやることを非常によくできていたんですけど、先制したことで意識が少し後ろになってしまったのかなと。後半、ギアを入れてもう1つ(追加点を)取るんだという意識でいたんですけど、ピッチの中で前に出ていく意識がなかなか持てなかった」と悔やんだ。早い時間帯での先制点が、有利になると思いきや逆に足かせになってしまっていたのだった。

 前半から意識が後ろ向きになり、ボールを追い続けた結果、今度はボールを奪っても攻撃に出ていくエネルギーが残っておらず、あっさりと失って再び守る。その繰り返しがジャブのようにダメージとして蓄積され、鹿島のHPが削られていった。

「こっちもそうだし、相手もそうなんですけど、1人出ていけば空くし、埋めれば手前のスペースが空くし、入れ替わり立ち替わりというのはあるんですけど、そういう意味でうちらは守備に関してはズレというか、ちょっとずつ遅くなっていったんで。なんとなく寄せている風にはしているけど、全然相手にはプレッシャーがかかっていないという。前半はガッツリいけていたから向こうもバックパスをしてみたりとか、ゆっくり攻めてみたりということもしていたけど、だからそこは自分たちの強度が落ちたということでしょうね」

 伊藤は極めて冷静に試合展開の移り変わりを分析していた。ビルドアップの拙さもあって、前線で待っていても自分のところにはほとんどボールがこない。半ば偶発的にカウンターでチャンスは作れるものの、それが再現性のある攻撃につながっていかないことにもどかしさを感じながらの90分間だった。

–「強くなっていく、大人なチームになっていくところ」(天野)

 視点をマリノスに移そう。

「最初に失点して難しい展開になってしまいましたけど、ずっと敵陣に押し込んでサッカーできていたので、これを続けたらいつか点は入ると思っていて、自分たちのサッカーを貫き通したのが良かった一番の大きな要因だと思います」

 今季からマリノス伝統の10番を背負う天野純は、逆転勝利の要因をそう分析していた。そして「みんながこのサッカーを信じてやっている証拠だと思いますし、ここで貫き通せばこうやって勝てるという成功体験を今日得られたと思うので、さらに信じる気持ちだったり、貫く気持ちはより固くなったかな」と続ける。

 最近は連敗こそないものの、勝利が続かずブレイクスルーのきっかけをつかめていない。直近の北海道コンサドーレ札幌戦も序盤に失点し、その後もミスが続いて30分までに3失点。焦りもあったか効果的にゴールに迫る回数も少なく、あまりに悔しい完敗を喫していた。だからこそマリノスが立ち返ったのは「原点」ともいえる場所だった。

「我々のやることは変わらない」

 アンジェ・ポステコグルー監督は取材のたびにそう繰り返す。こちらが「基本的に戦い方は変えないと思いますが…」という前提をつけて、次の試合に向けた分析などを引き出そうとしても絶対にブレず、必ずどこかに「我々のやることは変わらない」といった意味のフレーズが入ってくる。

 だが最近は負傷者などの影響もあって、意図せず「やること」が変わってしまった試合もあった。だからこそ鹿島戦は本来の「やること」を思い出すための重要なチャンスでもあった。札幌戦と同様、序盤にミスから失点してしまったものの、この日のマリノスは一切焦らずにじっくりと攻め続けた。

「前節(札幌戦)は幼稚な部分、自分たちの若さというのが出てしまったと思っていますし、でも今日の試合は1失点で抑えつつ、最少失点で抑えていればいつかこうやってチャンスは巡ってくるので、そこは自分たちが強くなっていく、大人なチームになっていくところだと思う。学んでいきたいですね、攻撃しながら」

 天野は「相手を見ながらできるようになってきているので、そこは大きな進歩なのかなと思います」とも語る。その象徴であり、逆転の流れを決定づけたのが69分の同点ゴールだった。トリコロールの10番は「あそこはテル(仲川輝人)の個の質も高かったというのもある、その一言だと思う」と称えたが、フィニッシュに至るまでの過程も「相手を見る」という観点で素晴らしいものがあった。

–同点ゴールにつながったプレッシング

 鹿島のGKクォン・スンテがゴールキックから素早く展開しようと、右センターバックの犬飼智也にショートパスを預ける。ところが他の選手たちはかなり高いポジションを取っていて、その先のパスコースがなく犬飼が孤立していた。

 そこにマリノスは左ウィングの遠藤渓太が猛然とプレスをかけると、犬飼は縦パスの選択肢を消されて、ポジションを下げた右サイドの安部にボールを預けた。だが安部にも当然マークがついており、マリノスの左サイドバックの和田拓也が後ろから体を当てにくる。

 ボールを持ったまま前を向けなくなった安部はパスコースを探すものの、その間に天野やマルコス・ジュニオールも寄せてきて3人に囲まれてしまい孤立無援に。遠藤のプレッシングをスイッチに和田、天野、マルコス・ジュニオールと連動した守備は見事の一言。鹿島の10番は最終的には苦し紛れの横パスに逃げて、それを喜田拓也にカットされてしまった。

 この時、安部に対してパスコースとなれる選手は1人もいなかった。サポートに入った永木亮太の前にはマルコス・ジュニオールがおり、それまで中盤のフィルター役として絶大な存在感を放っていたレオ・シルバも前がかりになっていて戻りきれず、三竿健斗も三好康児のマークを受けて逆サイドに。時間もスペースも奪われた中でなんとか導き出した答えだった横パスがカットされ、三好、仲川と渡ってゴールを奪われるショートカウンターにつながったのは必然だった。前半から最終ラインの前に立ちはだかっていた三竿とレオ・シルバの壁がついに割れ、カウンターの局面における守備のバランスは失われていた。

 一見すればミスで片付けられがちなこの場面を、安部は次のように振り返る。

「僕もあそこは受ける気がなくて、裏のスペースを空けようかなと思って下りて、でもボールが来て、敵が来ているのはわかっていたので、最初はフリックしてワンタッチで外すことを狙っていたんですけど、まあ無理かなと思って、とりあえずキープして、囲まれて、相手のボランチがプレスにきていたので、じゃあボランチが空いているだろうという、感覚ですよ、正直。

もっと顔を上げられればいいんですけど、技術がないんでボールを見ないと、ああいう場面はボールタッチが難しいので、敵に詰められていますし。そういった中で三好くんとかが来ていたのかな、だから三好くんのポジションは空いているだろうと。でも前には蹴れない。で、後ろもいない。最悪(相手に)当てて出すみたいな、それでマイボールのスローインでもいいかなというイメージで内側に蹴ったら誰もいなかったです」

–「強固な『家』を作る」ということ

 体力を消耗したギリギリの状態で難しい判断を迫られ、複数の相手に囲まれれば寄せてきた選手が誰かを間違えてしまっても不思議ではない。「取られたのは僕なので、僕が悪いんですけど」と安部は悔やむが、「攻撃のバランスもしっかりしておけば、ああやってワンくん(犬飼)がボールを持った時もそれぞれのポジションに立っていると思う」とビルドアップの計画性や約束事の拙さも感じているようだった。

 まさに伊藤の指摘していた部分、ポジショニングや自信、ビルドアップの問題点があらわになった象徴的な失点だった。「自分たちがやっていて楽なことだけじゃなくて、しんどいけど相手の嫌なことを、嫌なことをとやっていかなければいけないとなかなか厳しい。裏に抜ける人が少ないし、みんな足元で受けたがってしまったり」と、そして「1人ひとりの位置取りだったりとか、このチーム(鹿島)は別に技術が低いわけじゃないので、それさえやれば全然簡単にボールは回るんですけど、それはやっぱりマリノスの方がうまかったですね。立ち位置の問題ですね」とも語る。

 マリノスも鹿島も知るベテランストライカーは、「ここはちょっとね、ターニングポイントじゃないけど、いい方にも悪い方にもいく今危ない時期だから。ここは本当にみんなで、今こそチーム一体に、まとまってやっていかないと一気にバーンってバラバラになる可能性があるので、首の皮一枚でどっちに転ぶかという。それを自分たちでいい方向に持っていかなければいけないし、できるのは自分たちだけなんだから、やるしかないですね」と言葉に力を込めた。直近の公式戦4試合で3敗、唯一の勝利だったベガルタ仙台戦も薄氷と、まさにチームとしての正念場だ。

 一方のマリノスは彼らのスタイルに自信を深める勝利を収めた。天野は「ブロックを敷かれていますけど、そんなに崩せないなという感じではなかった。いつか割れるんだろうなと思いながら、うまく動かしながらやれていたので、そういったのは本当にみんな今日で手応えを掴んだと思います」と引き締まった表情で語る。

 ポステコグルー監督も、これまで通り戦い方を変えず、ブレない姿勢こそが重要だと再認識しているかもしれない。鹿島戦を終えての記者会見のコメントからもそれはハッキリとうかがえた。

「シュートやドリブルは『家具』だと思わなければならない。それらは最後にくるものだ。現時点でやらなければいけないのは強固な『家』を作ること。マリノスは今取り組んでいるプレースタイルで強い『家』、堅い基盤を築いていこうとしている。自信を持って決断を下せば、自分たちのその決断にさらなる自信を感じることができる。先週末の札幌戦は良くなかったし、ミスも多かった。我々はまだ『家』を建てている途中なんだ。『家具』はまだこれからだよ」

 時代は平成から令和へと移り変わる。そのタイミングでの両チームの戦いぶりは対照的だった。鹿島は27年間で20個のタイトルを獲得し、すでに「らしさ」の備わった「家」ができているが、それはある意味「建て替え」の時期に来ているのかもしれない。マリノスは指揮官が言うように、新しく強い「家」を建てている最中だ。

 Jリーグの「オリジナル10」として共に時を刻んできたマリノスと鹿島は、刃を交えながら新しい時代にどんな歴史を築いていくだろうか。今から次の対戦が楽しみで仕方ない。

ゲキサカ

大舞台男マルコスまた決めた!! 平成最後の名門対決、横浜FMが鹿島に逆転勝ち | ゲキサカ

 J1リーグは28日、第9節を各地で行い、日産スタジアムでは横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦した。Jリーグ初年度から1部在籍を守り続けてきたのはこの2チームのみ。平成の名門同士が激突した平成最後の公式戦は、2-1で横浜FMに軍配が上がった。

 ホームの横浜FMは前節の札幌戦(●0-3)から先発3人を入れ替えた。4月13日のJ1第7節名古屋戦(△1-1)で全治3週間の顔面骨折を負ったGK朴一圭がわずか2週間で先発に復帰。札幌戦で途中出場したDF和田拓也が広島からの加入後初先発を飾り、東京五輪世代FW遠藤渓太も今季2試合目のスタメン入りを果たした。

 対する鹿島は前節の仙台戦(○1-0)から1人を変更。DF小田逸稀がメンバーを外れ、グロインペイン症候群を抱えるMF三竿健斗が今季のリーグ戦初先発を果たした。4日前に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の慶南FC戦(●0-1)からは5人が連続先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりは鹿島が優勢。前半8分、MF永木亮太の右CKからDF犬飼智也がクロスバー直撃のヘッドを放つと、同11分にスコアが動いた。中盤でMF土居聖真と共にボールを奪ったMFレオ・シルバが白崎につけ、相手のギャップを突いて縦に送るとDF安西幸輝が鋭く突破。そのままエリア内までえぐって朴の股を抜くシュートを流し込んだ。

 その後は横浜FMが盛り返した。前半15分、遠藤のクロスに大外でFW仲川輝人が反応したが、急いで戻った安西がカバーリング。同24分にもFW安部裕葵から奪ったMF喜田拓也が縦に入れると、仲川のスルーパスを受けたFWマルコス・ジュニオールが抜け出そうとするも、ここでも安西がしっかり戻った。

 さらに横浜FMは前半29分、仲川とのワンツーに抜け出したMF三好康司のシュートも安西がブロック。一方リードしてからは受けに回った鹿島だったが、初先発の三竿がアグレッシブなボール奪取からカウンターの起点にもなり、横浜FMの守備陣を苦しめるシーンも作った。

 1点ビハインドでハーフタイムを迎えた横浜FMは後半2分、M・ジュニオールの左CKがクリアされると、ファーサイドで待っていたDF広瀬陸斗がボレーシュート。これをGKクォン・スンテがファンブルしたが、こぼれ球に反応した仲川のシュートはクォンに阻まれ、立ち上がりの決定機は活かせなかった。

 その後も一方的にボールを握る横浜FMは、細かいパス回しで何度もエリア内に侵入し、鹿島守備陣のクリアで得たセットプレーから脅威となる。すると後半24分、中盤で安部のパスをカットした喜田を起点にカウンターをスタートさせると、三好を経由したボールが仲川へ。冷静に相手DFをかわした仲川がカットインから左足でネットに突き刺した。

 鹿島は後半28分、両チーム通じて最初の交代カードを使い、安部に代わってFWレアンドロを投入。すると同32分、右サイドをえぐったレアンドロのパスから三竿がダイレクトで狙ったが朴がビッグセーブを見せる。横浜FMは同36分、カウンターから遠藤が抜け出したがシュートは犬飼にブロックされた。

 それでも横浜FMは後半37分、ついにスコアを動かす。広瀬のロングボールが最終ライン裏に送られると、M・ジュニオールがスプリントでエリア内へ。犬飼を背負いながら右ポスト際に走り込み、ハーフバウンドに合わせたボレーシュートでニアを射抜いた。

 1点ビハインドの鹿島はここから猛攻を披露し、後半アディショナルタイムには乱闘気味のシーンも見られたが、試合はこのままタイムアップ。ここまで川崎F、浦和、名古屋を相手にゴールを決めており、ビッグマッチに強い背番号9の活躍で、横浜FMが名門対決を制した。

(取材・文 竹内達也)

「バリエーションを考えないと…」今季5点目の横浜FMマルコスがゴールパフォ急募 | ゲキサカ

 自分の感情を素直に爆発させた。横浜F・マリノスは1-1で迎えた後半37分、ハーフウェーライン付近からDF広瀬陸斗がロングフィード。最終ラインの背後に飛び出したFWマルコス・ジュニオールがDF犬飼智也と競り合いながら右足を振り抜いた。

 PA内右深い位置から角度はなかったが、GKクォン・スンテのニアを破る技ありのシュート。「角度のないシュートで、難しいゴールだった。ボールをもらったとき、DFが来ていたので体を入れて、(相手が)ボールに触れない体の使い方をした。GKは(ああいう場面で)普通、ファーに打ってくると考えると思うので、GKとの駆け引きで逆を取ってニアを選択した。狭いスペースだったけど、うまく入れることができて良かった」。バウンドしたボールをハーフボレーで捉え、GKの肩口を抜くワールドクラスの一撃だった。

 看板を飛び越えてサポーターのもとへ向かうと、両腕を体の横に下げた状態で力強く拳を握り締め、咆哮。熱烈な『ドラゴンボール』ファンで知られ、スキンヘッドの風貌もあって「クリリン」の愛称で親しまれるマルコスはこれまでも「かめはめ波」「気円斬」「元気玉」というドラゴンボールの必殺技を真似するゴールパフォーマンスを見せてきたが、この日はシンプルなガッツポーズだった。

 試合後、ゴールパフォーマンスの真意を問われたマルコスは「インターネットを探してもらえば、ああいうポーズをしていると思う」と苦笑い。確かにドラゴンボールのキャラクターが気をためるポーズや「界王拳」にも見えなくはないが、「僕の気持ちをサポーターに表そうと思った。点を取って『よっしゃー!』という気持ちもあったし、闘志を見せたいなと思って、いろんな要素が合わさった」というのが真相のようだ。

 この日の決勝点で2試合ぶり5得点目となったマルコス。今後のゴールパフォーマンスについては「ちょっと考えていなくて。バリエーションを考えないと」と思案顔だった。「ゴールパフォーマンスを考えるより、試合のことを考えないといけない」と話す優等生FWは「サポーターからメッセージやSNSで『こんなパフォーマンスをしてほしい』というリクエストがあったほうがやりやすい」と懇願。メディアを通じてサポーターに呼びかけ、ゴールパフォーマンスを急募した。

(取材・文 西山紘平)

カットインで勝負あり…同点弾の横浜FM仲川「縦は警戒されている」 | ゲキサカ

 意表を突いたカットインで鹿島守備陣を切り裂いた。横浜F・マリノスFW仲川輝人は後半24分、ペナルティエリア右寄りで味方のパスを受けると「縦は警戒されていると感じていた」と中央へのドリブルを選択。対面のディフェンダー2人を一気にかわし、強烈な左足シュートで逆転への口火を切る同点ゴールを叩き込んだ。

 勝負を分けたのはシュート前の駆け引きだった。「自分たちのサッカーはウイングは縦に行ったりスペースで受けて、そこからダイレクトだったり早いクロスを上げる。ただそういうのを考えながらも、相手が縦を切ったら中に行ける」。この日は前半から縦突破への警戒を感じていたといい、得点シーンではあえて変化をつけた。

「カウンター気味で康児(MF三好康児)に渡って、自分に渡って来るまでがスムーズだった。そこから1対1でしかけて、中にカットインする動きが今日はなかったので、1回くらいカットインしようと思った。その中で冷静に左隅に流し込めて良かった。練習していたことが実になった」。

 アシストはすでに3つを数えるが、得点はJ1開幕節のG大阪戦以来2つ目。「アシストも増やしたいし、得点に絡むことも大事だけど、最後は点(を取ること)」。そんな意気込みでシュートのパターン練習に取り組んできたという仲川にとって「徐々に試合でも出せているし、次もああいう形で点を取りたい」と手応えの一発だった。

 この日は前半開始早々に失点を喫し、エリア内に固いブロックを敷いてくる相手に苦しむ場面もあった。それでも「前半は守れていても、後半に落ちてくるという狙いは持っているし、空いたところでシャドーが良いところでボールを受けられる」と動じず。勝負どころの意思疎通ができていたことで同点弾につなげてみせた。

 仲川のゴールで攻勢ムードを高めた横浜FMは後半37分、FWマルコス・ジュニオールが勝ち越しゴールを決めて逆転勝利。「前節は負けていたし、連敗するチームは優勝できないと思っているので勝てて良かった」。横浜FMの逆転勝ちは、同じく仲川が同点弾を記録した開幕節以来今季2回目。チームの浮上は、苦しい時に点が取れる男の活躍にかかっている。

(取材・文 竹内達也)

「後悔はなかった」「全然気にすることない」ミス引きずらない横浜FM喜田を仲間も信頼 | ゲキサカ

 失点につながるミスも引きずらず、前を向いてプレーを続けた。横浜F・マリノスは前半11分、自陣中央でパスを受けたMF喜田拓也がドリブルで前に運ぼうとしたところでコントロールミスからボールをロスト。ショートカウンターから失点し、先制点を奪われた。

 前節の札幌戦(●0-3)も前半4分という早い時間帯で先制を許し、前半9分、29分と連続失点。0-3の完封負けを喫していただけに「チームとして入り方に気をつけようと話していた」(喜田)中での失点だった。「自分のところからだったし、責任も感じた」という喜田だが、「あそこで前に行くという判断に後悔はなかった。シンプルに自分のタッチの問題だった。相手どうこうとか、味方がどうこうという問題じゃない。自分の責任」と、判断ミスではなく、あくまで技術的なミスだったことを強調した。

 だからこそ、ミスから気持ちを切り替え、顔を上げた。「自分だけの問題だし、みんなには前向きにやってほしかった。自分が後ろ向きになったらみんなも付いてこない。そこは自分の姿勢で見せていこうと思った」。その結果、後半24分には敵陣でルーズボールを拾った喜田からMF三好康児を経由してFW仲川輝人が同点ゴール。同37分にはFWマルコス・ジュニオールの逆転弾が決まり、試合をひっくり返した。

「ひたむきに前向きにやって、仲間のおかげもあり、勝ち切れた。頼もしい仲間を持ったなと思う」とチームメイトに感謝した24歳をチームメイトも信頼している。4-3-3のアンカーという攻守においてチームの要となるポジションを任されている喜田に対し、MF天野純は「あそこのプレーでキー坊(喜田)がビビり始めたら自分たちのサッカーができない。そこのクオリティーも、メンタルでビビらない強さも持っている。続けてほしいし、(ミスは)全然気にすることない」と擁護。攻撃的なスタイルを貫くうえで、その存在は欠かすことができない。

 前半29分までの3失点で敗れた前節・札幌戦を「少し幼稚なところ、自分たちの若さが出た」と振り返った天野。この日は前節同様、立ち上がりに失点しながらも最少失点で踏みとどまり、後半の逆転劇につなげた。「最初に失点して難しい展開になったけど、その後はずっと押し込んで、敵陣でサッカーができていた。これを続ければ点は入ると思っていたし、自分たちのサッカーを貫いたことが勝因。みんながこのサッカーを信じてやっていたし、貫き通せば勝てるという成功体験を得られた。信じる気持ち、貫く気持ちがより固くなった」。アジア王者相手の逆転勝ちにはただの1勝以上の価値がある。

(取材・文 西山紘平)

「基本は下からつなぐけど…」横浜FM広瀬、スタイル“逆手”にロングアシスト | ゲキサカ

 普段は華麗なパスワークを持ち味とする横浜F・マリノスだが、この日の勝負を決めたのは一本のロングフィードだった。FWマルコス・ジュニオールの得点をアシストしたDF広瀬陸斗は「基本は下からつなぐけど、それだけじゃ取りやすい。ギャップができたところをうまく突けて良かった」と、してやったりの表情を浮かべた。

 1-1で迎えた後半37分、広瀬は攻めに出てきた鹿島に対し、最終ラインの背後へのロングパスを選択した。「町田選手(DF町田浩樹)が下に引いたのが見えたので、GKと1対1になればいいかなと思ってゴールに直結するパスを狙った」。これが一発でM・ジュニオールにピタリ。逆転のハーフボレーシュートがニアポスト脇に突き刺さった。

「たぶん相手もずっと下から繋いでくると思っていたかもしれないけど、時には裏とか飛ばしたパスが有効になる。マルコスの動きが見えたので、うまく通って点につながって良かった」(広瀬)。

 受け手との意思疎通も万全だった。「あのボールは練習からコミュニケーションを取っていた。DFが対応しにくいし、あの位置だとビルドアップで短いパスをつなぐと敵は考えると思う。その逆を突いてスペースを狙って、陸斗が僕の動きを見てくれていた」(M・ジュニオール)。

 勝負強さを持ち味とする鹿島に対する大きな逆転勝ち。しかし、大事なのは次だ。「いい試合をした次の試合に悪い試合というか、自分たちの試合ができないことが多かった。今日の試合は勝てて良かったけど次が大事。勝った負けたの波をなくせるように頑張りたい」。リーグ最少失点の広島を崩し切り、今季の横浜FMの真価を見せる。

(取材・文 竹内達也)

リーグ初先発の横浜FM和田「感覚から変えていかないと」 | ゲキサカ

 今季開幕直後にサンフレッチェ広島から横浜F・マリノスに加入したDF和田拓也が移籍後初先発を果たした。前節途中から務めた左サイドバックに入ったが、新天地の特殊な戦術にも徐々に適応している様子。鹿島という強敵相手の逆転勝利に大きく貢献した。

 ここまで先発出場したルヴァン杯はいずれも右サイドバックを務めたが、リーグ戦の持ち場は左サイドバック。それでも「左右に関してはそこまで差はないと思っている」と大きな混乱はないという。むしろ「ラインを自分だけ下げていたりするので、感覚から変えていかないといけない」と述べ、新天地の戦術への適応が最大の焦点となっているようだ。

 もっとも、この日は通常の左サイドバックのように大きく開いて相手のプレッシングをいなすシーンもあれば、横浜FM特有の戦術とも言える中央に絞ってボールに関わるビルドアップも披露。同サイドにあたるMF天野純、FW遠藤渓太のポジションを見ながら微調整を加える余裕も見せていた。

 試合後には「シーズン中の移籍なので、移籍してきたばかりとは言ってられないと思っていた。早く入っていかなきゃと思っていたが、こうして出してもらって個人的には結果を出せて良かった」と述べた和田。ベンチにはDF松原健、DFティーラトンも控えており、サイドバックの主力争いはさらに激しいものとなりそうだ。

(取材・文 竹内達也)

GOAL

【動画】ラストワンプレーはどこで区切るべき?後半AT、蹴らせてもらえなかった鹿島のCK | Goal.com

気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第9回が1日、DAZNで先行配信された。

今回は、Jリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんに、おなじみのJFAトップレフェリーグループの上川徹シニアマネージャーを迎えてSNSでつぶやきが多かったシーンを解説した。

『Goal』では同コンテンツの中から、注目のジャッジをピックアップ。第9回は、4月28日に日産スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第9節の横浜F・マリノスと鹿島アントラーズの一戦から、試合終了のタイミングについて取り上げる。

■蹴らせてもらえなかったCK、続行させるべきだった?

平成最後の“オリジナル10”対決となったこの一戦。初年度の1993年からJリーグで戦い、降格経験が一度もない両クラブの激突は白熱したものとなり、90分の時点で横浜FMが2-1でリード、アディショナルタイムは5分が表示されていた。

そして、94分35秒ごろに起きたファウルをきっかけに小競り合いが発生し、落ち着いた後にプレーが再開されると、時間はさらに追加され、結局は96分12秒ごろに試合が終了。鹿島がラストプレーで左CKを獲得していたが、蹴らせてもらえずに終了の笛が鳴らされており、選手たちが主審への抗議に殺到した。この「ラストワンプレーでCKを蹴らせるべきだったか」について、SNS上で議論が沸騰した。

平畠さんは、「エンターテインメントというか、盛り上がりということだけを考えたら、あとワンプレーあったほうが良いと正直思います」としつつも、「攻撃が続いているから終わりの笛を吹かないような感じを見るのであれば、5分なら『5分です、パチン』と終わってくれたほうが、僕は気持ちが良い」と、個人的な見解を示す。

ルール上の取り扱いに関して、競技規則第7条に「ペナルティーキックを行う、または、再び行う場合、ペナルティーキックが完了するまで、前半、後半は延長される」と記載されている通り、「時間が過ぎていても、PKの場合はちゃんとやらなければならない」と語る原副理事長は、「CKだからそこで終わってもルール上は問題ない」とする。一方で、「この展開でこれになったら、最後に(CKを)やらせた方が良かった」とも。

とはいえ、上川氏は「94分35秒に反則の笛を吹いて、大体1分ぐらい中断する。レフェリーは、その瞬間に『あとワンプレーぐらいで95分になるから終わろう』という風に思っていたと思う」とレフェリー側の視点を提示。さらに、「例えば5分と追加時間を与えておけば、95分から95分59秒までは続けられる」と続け、今回のケースについては「競技規則的には間違いではないし、CKをやらせてあげてもまだ59秒には達してはいない。やらせてあげても良かった」と、主審の裁量に委ねられる部分があったと説明している。

その上で改めて、原副理事長は「あそこまで行くのであればワンプレーはやらせて欲しかった」と主張し、もし時間を過ぎていたとしたら反対に横浜FMが不利を被っていたのではないかという指摘については、「やらせて、防いで、クリアで『ワーッ!』となる。もし仮にやられたとしても、『あ〜あ』となる。それが一番面白いところ」と、そこにサッカーの醍醐味があると語った。

今回のジャッジリプレイでは、4月27日のセレッソ大阪vs大分トリニータで52分に大分FW藤本憲明が倒されたがノーカードとなった場面、4月28日のベガルタ仙台vsガンバ大阪において32分のG大阪得点時にMF今野泰幸とGKシュミット・ダニエルが接触していたがノーファウルとなった場面も取り上げている。

Football LAB 〜サッカーをデータで楽しむ〜

横浜F・マリノス 2019マッチレポート | 4月28日 vs 鹿島 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

こけまりログ

2019/04/23 【スタジアム観戦情報まとめ】2019/4/28(日)13:00KO J1第9節 横浜F・マリノスvs.鹿島アントラーズ@日産スタジアム #横浜FM対鹿島
 
 

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